(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6813734
(24)【登録日】2020年12月22日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】環状ブロックの半径測量装置
(51)【国際特許分類】
G01B 5/08 20060101AFI20201228BHJP
G01B 5/00 20060101ALI20201228BHJP
【FI】
G01B5/08
G01B5/00 L
【請求項の数】8
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-149190(P2019-149190)
(22)【出願日】2019年8月15日
【審査請求日】2020年5月6日
(31)【優先権主張番号】201910580544.2
(32)【優先日】2019年6月28日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519312337
【氏名又は名称】广州鐘穎眼鏡有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】銭▲てい▼
【審査官】
續山 浩二
(56)【参考文献】
【文献】
特開2017−146188(JP,A)
【文献】
特開2015−190769(JP,A)
【文献】
特開2010−185836(JP,A)
【文献】
特開平10−307017(JP,A)
【文献】
特開平07−270104(JP,A)
【文献】
特開昭60−006818(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 5/08
G01B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状ブロックの半径測量装置であって、本体と前記本体の頂壁の中に設置された伝動空間とを含み、前記伝動空間の四周には四つのスライド溝が環状に配列され、前記スライド溝の中には環状ブロックを固定できる内径測量装置が設置され、前記内径測量装置は環状ブロックをロックすると同時に前記本体の底壁の中に設置された第一計数器を連動させて計数させ、前記第一計数器の計数数値を処理した後に前記環状ブロックの内径を得ることができ、
前記伝動空間の底壁の中には動力空間が設置され、前記動力空間の頂壁の中には環状溝が設置され、前記動力空間の底壁の中にはスライド空間が設置され、前記環状溝の中には回転ブロックが回転可能に設置され、前記回転ブロックの中には上下に貫通した回転空間が設置され、前記回転空間の中には回転盤が回転可能に設置され、前記動力空間の中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記回転ブロックの回転により内径測量装置を作動させることができ、
前記内径測量装置が安定的にロックされた後、前記動力装置は前記スライド空間の中にスライド可能に設置されたスライドブロックを下に移動させ、且つ前記スライドブロックが前記スライド空間の右側の端壁の中に設置されたロック装置によりロックされることで、前記内径測量装置のロック動力源が前記本体の右側端壁の中に設置された外径測量装置に移動され、前記外径測量装置に動力を供給し、前記外径測量装置は前記本体の頂壁の右側に設置された突起台の左側にスライド可能に設置されたセンタのスライドにより測量された環状ブロックの外壁と当接することにより前記動力装置の回転を制限し、この時前記本体の底壁の中に設置された第二計数器の計数数値を処理することにより前記環状ブロックの外径を得ることができることを特徴とする環状ブロックの半径測量装置。
【請求項2】
前記内径測量装置は前記スライド溝の中にスライド可能に設置された挟持ブロックを含み、前記挟持ブロックの中には左右貫通のねじ山穴が設置され、前記ねじ山穴の中にはねじ山棒がねじ山により連結され、前記ねじ山棒の右側末端が前記伝動空間の中に伸びており且つ前記ねじ山棒の右側末端には第一傘歯車が固定的に設置され、前記伝動空間と前記環状溝との間には第一回転軸が回転可能に設置され、前記伝動空間の中の前記第一回転軸の末端には前記第一傘歯車と噛み合った第二傘歯車が固定的に設置され、前記環状溝の中の前記第一回転軸の末端には前記回転ブロックの外表面に固定的に設置された外リングギヤと噛み合った第一歯車が固定的に設置され、前記挟持ブロックのうち前記伝動空間から離れた側には開口溝が設置され、前記開口溝の中には転輪が回転可能に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【請求項3】
前記動力装置は前記回転空間の端壁の中に環状に配列された第一スライド穴を含み、前記第一スライド穴の中には第一スライド棒がスライド可能に設置され、前記第一スライド穴の端壁には前記第一スライド棒の移動後に前記第一スライド棒を復帰させる弾性装置が固定的に設置され、前記第一スライド棒の末端が前記回転盤の円周壁の中に設置された斜め溝の中に伸びており、前記スライドブロックの中にはスプラインスリーブが回転可能に設置され、前記スプラインスリーブの底部末端には第二歯車が固定的に設置され、前記スプラインスリーブの頂壁の中には上方に開口したスプライン穴が設置され、前記スプライン穴の中には上方に伸びたスプライン軸がスプラインにより連結され、前記スプライン軸の頂部末端が前記動力空間の頂壁の中に固定的に設置された駆動モータと伝動可能に連結され、前記回転盤が前記スプライン軸の外表面に固定的に設置され、前記スライド空間の頂壁の中には第二スライド穴が左右対称に設置され、前記第二スライド穴の中には第二スライド棒がスライド可能に設置され、前記第二スライド棒と前記第二スライド穴の端壁との間には第一復帰装置が設置され、前記動力空間の両側端壁の中には前記第二スライド穴を貫通した第三スライド穴が設置され、前記第三スライド穴の中には第三スライド棒がスライド可能に設置され、前記第三スライド棒と前記第三スライド穴の端壁との間には第二復帰装置が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【請求項4】
前記ロック装置は前記スライド空間の右側端壁の中に設置された第四スライド穴を含み、前記第四スライド穴の中には第四スライド棒がスライド可能に設置され、前記第四スライド棒の中には楔形穴が設置され、前記第四スライド棒と前記第四スライド穴の端壁との間には第三復帰装置が設置され、前記第四スライド穴の頂壁の中にはカム空間が設置され、前記カム空間の底壁の中には前記第四スライド穴を貫通した第五スライド穴が設置され、前記第五スライド穴の中には第五スライド棒がスライド可能に設置され、前記第五スライド棒と前記第五スライド穴の端壁との間には第四復帰装置が設置され、前記カム空間の中にはカムが回転できるように設置され、前記カム空間の右側端壁の中に設置された噛合空間の中には第三傘歯車が回転可能に設置され、前記第三傘歯車と前記カムとがラチェット装置により連結され、前記スライドブロックの右側端壁の中には前記スライドブロックをロックできる溝が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【請求項5】
前記外径測量装置は前記突起台の中に設置された歯車空間を含み、前記突起台の中には前記歯車空間を貫通したガイドスライド溝が設置され、前記ガイドスライド溝の中には前記センタと固定的に連結されたラックがスライド可能に設置され、前記センタと前記突起台の右側端壁との間には押圧ばねが設置され、前記歯車空間の中には前後に伸びた第二回転軸が回転可能に設置され、前記第二回転軸の外表面には前記ラックと噛み合った第三歯車と前記第三歯車の後ろ側に位置した第四傘歯車とが固定的に設置され、前記歯車空間と前記本体の底壁の中に設置されたベルト空間の間には前記噛合空間を貫通した第三回転軸が回転可能に設置され、前記歯車空間の中の前記第三回転軸の末端には前記第四傘歯車と噛み合った第五傘歯車が固定的に設置され、前記噛合空間の中の前記第三回転軸の外表面には前記第三傘歯車と噛み合った第六傘歯車が固定的に設置され、前記ベルト空間の中の前記第三回転軸の末端には第一プーリが固定的に設置されていることを特徴とする請求項4に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【請求項6】
前記ベルト空間の中には上下に伸びた第四回転軸が回転可能に設置され、前記第四回転軸の頂部末端には第四歯車が固定的に設置され、前記第四回転軸の頂部末端が前記第二計数器の入力軸と固定的に連結され、前記ベルト空間の中の前記第四回転軸の外表面には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとがベルトにより伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【請求項7】
前記スライド空間の底壁の中には前記第一計数器の入力軸と固定的に連結された第五回転軸が回転可能に設置され、前記スライド空間の中の前記第五回転軸の末端には前記第二歯車と噛み合った第五歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【請求項8】
前記第一計数器と前記第二計数器とは物体の回転回数を記録するレギュラー計器であることを特徴とする請求項1に記載の環状ブロックの半径測量装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメータ分野に関し、具体的には環状ブロックの半径測量装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人々は円環を測量する時、精確に円環の円心を探せず半径の測量が不便となるケースがよくあり、伝統的な環状ブロックの半径測量中には常にノギスを使って測量を行うが、二つのジョウしかないノギスにより精確に円環の内径を定位できず、測量に偏差ができ、しかも伝統的な測量方法の自動化程度が低く、局限性があるため、管状ブロックの半径測量装置をデザインして上記問題を解決することが必要となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102818501号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は解決する必要な技術問題が環状ブロックの半径測量装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを提供する:本願発明の環状ブロックの半径測量装置は、本体と前記本体の頂壁の中に設置された伝動空間とを含み、前記伝動空間の四周には四つのスライド溝が環状に配列され、前記スライド溝の中には環状ブロックを固定できる内径測量装置が設置され、前記内径測量装置は環状ブロックをロックすると同時に前記本体の底壁の中に設置された第一計数器を連動させて計数させ、前記第一計数器の計数数値を処理した後に前記環状ブロックの内径を得ることができ、
前記伝動空間の底壁の中には動力空間が設置され、前記動力空間の頂壁の中には環状溝が設置され、前記動力空間の底壁の中にはスライド空間が設置され、前記環状溝の中には回転ブロックが回転可能に設置され、前記回転ブロックの中には上下に貫通した回転空間が設置され、前記回転空間の中には回転盤が回転可能に設置され、前記動力空間の中には動力装置が設置され、前記動力装置は前記回転ブロックの回転により内径測量装置を作動させることができ、
前記内径測量装置が安定的にロックされた後、前記動力装置は前記スライド空間の中にスライド可能に設置されたスライドブロックを下に移動させ、且つ前記スライドブロックが前記スライド空間の右側の端壁の中に設置されたロック装置によりロックされることで、
前記内径測量装置のロック動力源が前記本体の右側端壁の中に設置された外径測量装置に移動され、前記外径測量装置に動力を供給し、前記外径測量装置は前記本体の頂壁の右側に設置された突起台の左側にスライド可能に設置されたセンタのスライドにより測量された環状ブロックの外壁と当接することにより前記動力装置の回転を制限し、この時前記本体の底壁の中に設置された第二計数器の計数数値を処理することにより前記環状ブロックの外径を得ることができる。
【0006】
前述した技術プランの上で、前記内径測量装置は前記スライド溝の中にスライド可能に設置された挟持ブロックを含み、前記挟持ブロックの中には左右貫通のねじ山穴が設置され、前記ねじ山穴の中にはねじ山棒がねじ山により連結され、前記ねじ山棒の右側末端が前記伝動空間の中に伸びており且つ前記ねじ山棒の右側末端には第一傘歯車が固定的に設置され、前記伝動空間と前記環状溝との間には第一回転軸が回転可能に設置され、前記伝動空間の中の前記第一回転軸の末端には前記第一傘歯車と噛み合った第二傘歯車が固定的に設置され、前記環状溝の中の前記第一回転軸の末端には前記回転ブロックの外表面に固定的に設置された外リングギヤと噛み合った第一歯車が固定的に設置され、前記挟持ブロックのうち前記伝動空間から離れた側には開口溝が設置され、前記開口溝の中には転輪が回転可能に設置されている。
【0007】
前述した技術プランの上で、前記動力装置は前記回転空間の端壁の中に環状に配列された第一スライド穴を含み、前記第一スライド穴の中には第一スライド棒がスライド可能に設置され、前記第一スライド穴の端壁には前記第一スライド棒の移動後に前記第一スライド棒を復帰させる弾性装置が固定的に設置され、前記第一スライド棒の末端が前記回転盤の円周壁の中に設置された斜め溝の中に伸びており、前記スライドブロックの中にはスプラインスリーブが回転可能に設置され、前記スプラインスリーブの底部末端には第二歯車が固定的に設置され、前記スプラインスリーブの頂壁の中には上方に開口したスプライン穴が設置され、前記スプライン穴の中には上方に伸びたスプライン軸がスプラインにより連結され、前記スプライン軸の頂部末端が前記動力空間の頂壁の中に固定的に設置された駆動モータと伝動可能に連結され、前記回転盤が前記スプライン軸の外表面に固定的に設置され、前記スライド空間の頂壁の中には第二スライド穴が左右対称に設置され、前記第二スライド穴の中には第二スライド棒がスライド可能に設置され、前記第二スライド棒と前記第二スライド穴の端壁との間には第一復帰装置が設置され、前記動力空間の両側端壁の中には前記第二スライド穴を貫通した第三スライド穴が設置され、前記第三スライド穴の中には第三スライド棒がスライド可能に設置され、前記第三スライド棒と前記第三スライド穴の端壁との間には第二復帰装置が設置されている。
【0008】
前述した技術プランの上で、前記ロック装置は前記スライド空間の右側端壁の中に設置された第四スライド穴を含み、前記第四スライド穴の中には第四スライド棒がスライド可能に設置され、前記第四スライド棒の中には楔形穴が設置され、前記第四スライド棒と前記第四スライド穴の端壁との間には第三復帰装置が設置され、前記第四スライド穴の頂壁の中にはカム空間が設置され、前記カム空間の底壁の中には前記第四スライド穴を貫通した第五スライド穴が設置され、前記第五スライド穴の中には第五スライド棒がスライド可能に設置され、前記第五スライド棒と前記第五スライド穴の端壁との間には第四復帰装置が設置され、前記カム空間の中にはカムが回転できるように設置され、前記カム空間の右側端壁の中に設置された噛合空間の中には第三傘歯車が回転可能に設置され、前記第三傘歯車と前記カムとがラチェット装置により連結され、前記スライドブロックの右側端壁の中には前記スライドブロックをロックできる溝が設置されている。
【0009】
前述した技術プランの上で、前記外径測量装置は前記突起台の中に設置された歯車空間を含み、前記突起台の中には前記歯車空間を貫通したガイドスライド溝が設置され、前記ガイドスライド溝の中には前記センタと固定的に連結されたラックがスライド可能に設置され、前記センタと前記突起台の右側端壁との間には押圧ばねが設置され、前記歯車空間の中には前後に伸びた第二回転軸が回転可能に設置され、前記第二回転軸の外表面には前記ラックと噛み合った第三歯車と前記第三歯車の後ろ側に位置した第四傘歯車とが固定的に設置され、前記歯車空間と前記本体の底壁の中に設置されたベルト空間の間には前記噛合空間を貫通した第三回転軸が回転可能に設置され、前記歯車空間の中の前記第三回転軸の末端には前記第四傘歯車と噛み合った第五傘歯車が固定的に設置され、前記噛合空間の中の前記第三回転軸の外表面には前記第三傘歯車と噛み合った第六傘歯車が固定的に設置され、前記ベルト空間の中の前記第三回転軸の末端には第一プーリが固定的に設置されている。
【0010】
前述した技術プランの上で、前記ベルト空間の中には上下に伸びた第四回転軸が回転可能に設置され、前記第四回転軸の頂部末端には第四歯車が固定的に設置され、前記第四回転軸の頂部末端が前記第二計数器の入力軸と固定的に連結され、前記ベルト空間の中の前記第四回転軸の外表面には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとがベルトにより伝動可能に連結されている。
【0011】
前述した技術プランの上で、前記スライド空間の底壁の中には前記第一計数器の入力軸と固定的に連結された第五回転軸が回転可能に設置され、前記スライド空間の中の前記第五回転軸の末端には前記第二歯車と噛み合った第五歯車が固定的に設置されている。
【0012】
前述した技術プランの上で、前記第一計数器と前記第二計数器とは物体の回転回数を記録するレギュラー計器である。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の有益効果は:本願発明の環状ブロックの半径測量装置は、動力源を利用して自動的に環状ブロックを固定し中心にすると同時に、前記環状ブロックの内径の測量を実現し、また本願発明は同一の動力源の引き続きの回転を利用して外径を測量し、本願発明は円環を精確に中心にして測量精度を上げると同時に自動化測量方式を採用してもっと安定的で、生産や宣伝や使用に便利を与える。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図1】
図1は本発明の環状ブロックの半径測量装置の全体機械構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜5の示したように、環状ブロックの半径測量装置であって、本体10と前記本体10の頂壁の中に設置された伝動空間41とを含み、前記伝動空間41の四周には四つのスライド溝47が環状に配列され、前記スライド溝47の中には環状ブロックを固定できる内径測量装置200が設置され、前記内径測量装置200は環状ブロックをロックすると同時に前記本体10の底壁の中に設置された第一計数器14を連動させて計数させ、前記第一計数器14の計数数値を処理した後に前記環状ブロックの内径を得ることができ、前記伝動空間41の底壁の中には動力空間56が設置され、前記動力空間66の頂壁の中には環状溝67が設置され、前記動力空間66の底壁の中にはスライド空間11が設置され、前記環状溝67の中には回転ブロック50が回転可能に設置され、前記回転ブロック50の中には上下に貫通した回転空間75が設置され、前記回転空間75の中には回転盤76が回転可能に設置され、前記動力空間66の中には動力装置300が設置され、前記動力装置300は前記回転ブロック50の回転により内径測量装置200を作動させることができ、
前記内径測量装置200が安定的にロックされた後、前記動力装置300は前記スライド空間11の中にスライド可能に設置されたスライドブロック59を下に移動させ、且つ前記スライドブロック59が前記スライド空間11の右側の端壁の中に設置されたロック装置400によりロックされることで、
前記内径測量装置200のロック動力源が前記本体10の右側端壁の中に設置された外径測量装置500に移動され、前記外径測量装置500に動力を供給し、前記外径測量装置500は前記本体10の頂壁の右側に設置された突起台77の左側にスライド可能に設置されたセンタ35のスライドにより測量された環状ブロックの外壁と当接することにより前記動力装置300の回転を制限し、この時前記本体10の底壁の中に設置された第二計数器15の計数数値を処理することにより前記環状ブロックの外径を得ることができる。
【0017】
有益的に、前記内径測量装置200は前記スライド溝47の中にスライド可能に設置された挟持ブロック44を含み、前記挟持ブロック44の中には左右貫通のねじ山穴45が設置され、前記ねじ山穴45の中にはねじ山棒46がねじ山により連結され、前記ねじ山棒46の右側末端が前記伝動空間41の中に伸びており且つ前記ねじ山棒46の右側末端には第一傘歯車40が固定的に設置され、前記伝動空間41と前記環状溝67との間には第一回転軸48が回転可能に設置され、前記伝動空間41の中の前記第一回転軸48の末端には前記第一傘歯車40と噛み合った第二傘歯車39が固定的に設置され、前記環状溝67の中の前記第一回転軸48の末端には前記回転ブロック50の外表面に固定的に設置された外リングギヤ78と噛み合った第一歯車49が固定的に設置され、前記挟持ブロック44のうち前記伝動空間41から離れた側には開口溝42が設置され、前記開口溝42の中には転輪43が回転可能に設置されている。
【0018】
有益的に、前記動力装置300は前記回転空間75の端壁の中に環状に配列された第一スライド穴53を含み、前記第一スライド穴53の中には第一スライド棒54がスライド可能に設置され、前記第一スライド穴53の端壁には前記第一スライド棒54の移動後に前記第一スライド棒54を復帰させる弾性装置52が固定的に設置され、前記第一スライド棒54の末端が前記回転盤76の円周壁の中に設置された斜め溝74の中に伸びており、前記スライドブロック59の中にはスプラインスリーブ57が回転可能に設置され、前記スプラインスリーブ57の底部末端には第二歯車58が固定的に設置され、前記スプラインスリーブ57の頂壁の中には上方に開口したスプライン穴56が設置され、前記スプライン穴56の中には上方に伸びたスプライン軸55がスプラインにより連結され、前記スプライン軸55の頂部末端が前記動力空間66の頂壁の中に固定的に設置された駆動モータ79と伝動可能に連結され、前記回転盤76が前記スプライン軸55の外表面に固定的に設置され、前記スライド空間11の頂壁の中には第二スライド穴61が左右対称に設置され、前記第二スライド穴61の中には第二スライド棒62がスライド可能に設置され、前記第二スライド棒62と前記第二スライド穴61の端壁との間には第一復帰装置63が設置され、前記動力空間66の両側端壁の中には前記第二スライド穴61を貫通した第三スライド穴64が設置され、前記第三スライド穴64の中には第三スライド棒51がスライド可能に設置され、前記第三スライド棒51と前記第三スライド穴64の端壁との間には第二復帰装置65が設置されている。
【0019】
有益的に、前記ロック装置400は前記スライド空間11の右側端壁の中に設置された第四スライド穴25を含み、前記第四スライド穴25の中には第四スライド棒24がスライド可能に設置され、前記第四スライド棒24の中には楔形穴23が設置され、前記第四スライド棒24と前記第四スライド穴25の端壁との間には第三復帰装置22が設置され、前記第四スライド穴25の頂壁の中にはカム空間36が設置され、前記カム空間36の底壁の中には前記第四スライド穴25を貫通した第五スライド穴26が設置され、前記第五スライド穴26の中には第五スライド棒38がスライド可能に設置され、前記第五スライド棒38と前記第五スライド穴26の端壁との間には第四復帰装置27が設置され、前記カム空間36の中にはカム37が回転できるように設置され、前記カム空間36の右側端壁の中に設置された噛合空間29の中には第三傘歯車30が回転可能に設置され、前記第三傘歯車30と前記カム37とがラチェット装置31により連結され、前記スライドブロック59の右側端壁の中には前記スライドブロック59をロックできる溝60が設置されている。
【0020】
有益的に、前記外径測量装置500は前記突起台77の中に設置された歯車空間72を含み、前記突起台77の中には前記歯車空間72を貫通したガイドスライド溝33が設置され、前記ガイドスライド溝33の中には前記センタ35と固定的に連結されたラック32がスライド可能に設置され、前記センタ35と前記突起台77の右側端壁との間には押圧ばね34が設置され、前記歯車空間72の中には前後に伸びた第二回転軸71が回転可能に設置され、前記第二回転軸71の外表面には前記ラック32と噛み合った第三歯車70と前記第三歯車70の後ろ側に位置した第四傘歯車68とが固定的に設置され、前記歯車空間72と前記本体10の底壁の中に設置されたベルト空間19の間には前記噛合空間29を貫通した第三回転軸21が回転可能に設置され、前記歯車空間72の中の前記第三回転軸21の末端には前記第四傘歯車68と噛み合った第五傘歯車69が固定的に設置され、前記噛合空間29の中の前記第三回転軸21の外表面には前記第三傘歯車30と噛み合った第六傘歯車28が固定的に設置され、前記ベルト空間19の中の前記第三回転軸21の末端には第一プーリ20が固定的に設置されている。
【0021】
有益的に、前記ベルト空間19の中には上下に伸びた第四回転軸17が回転可能に設置され、前記第四回転軸17の頂部末端には第四歯車80が固定的に設置され、前記第四回転軸17の頂部末端が前記第二計数器15の入力軸と固定的に連結され、前記ベルト空間19の中の前記第四回転軸17の外表面には第二プーリ16が固定的に設置され、前記第二プーリ16と前記第一プーリ20とがベルト18により伝動可能に連結されている。
【0022】
有益的に、前記スライド空間11の底壁の中には前記第一計数器14の入力軸と固定的に連結された第五回転軸13が回転可能に設置され、前記スライド空間11の中の前記第五回転軸13の末端には前記第二歯車58と噛み合った第五歯車12が固定的に設置されている。
【0023】
有益的に、前記第一計数器14と前記第二計数器15とは物体の回転回数を記録するレギュラー計器である。
【0024】
本実施例の説明した固定連結方法はボルト固定、溶接等の方法を含むが、ボルト固定、溶接等の方法に限られていない。
【0025】
前記環状ブロックの半径測量装置の全体の機械動作の順序:
1.測量される前記環状ブロックを四つの前記挟持ブロック44の外側に嵌め、この時前記駆動モータ79を起動して前記スプライン軸55を回転連動させ、それにより前記スプラインスリーブ57を回転連動させ、それにより前記第二歯車58を回転連動させ、それにより前記第五歯車12を回転連動させ、それにより第一計数器14を回転連動させて計数させ、前記スプライン軸55が回転して前記回転盤76を回転連動させ、前記回転盤76の回転により前記回転ブロック50が回転し、それにより前記外リングギヤ78を回転連動させ、それにより前記第一歯車49を回転連動させ、それにより前記第二傘歯車39を回転連動させ、それにより前記第一傘歯車40を回転連動させ、それにより前記ねじ山棒46を回転連動させ、それにより前記挟持ブロック44を移動連動させ、それにより前記転輪43を移動連動させ、前記転輪43と前記環状ブロックの内壁とが当接すると、前記挟持ブロック44が移動できず、この時前記ねじ山棒46が引き続き回転できず、ぞれにより前記回転ブロック50が回転できない。
2.この時前記駆動モータ79が引き続き回転し、それにより前記回転盤76を回転連動させ、前記回転盤76が回転して外に前記第一スライド棒54を押圧し、前記第一スライド棒54が外に移動して第三スライド棒51を押し、第三スライド棒51が移動して前記第二スライド棒62を下に移動させ、それにより前記スライドブロック59を下に移動させ、前記スライドブロック59が下に移動して右に前記第四スライド棒24を推し動かし、前記第四スライド棒24がスライドして前記溝60に挿入されると同時に、前記スライドブロック59が下に移動して前記第二歯車58を下に移動させて前記第四歯車89と噛み合わせる。
3.この時前記駆動モータ79が回転して前記第四歯車80を回転連動させ、それにより前記第二プーリ16を回転連動させ、それにより前記第一プーリ20を回転連動させ、それにより前記第六傘歯車28と前記第三傘歯車30を回転連動させ、この時ラチェット装置31の作用により、前記第三傘歯車30が前記カム37を回転させることができず、同時に前記第一プーリ20が回転して前記第五傘歯車69を回転連動させ、それにより前記第四傘歯車68を回転連動させ、それにより前記第三歯車70を回転連動させ、それにより前記ラック32を左にスライド連動させ、それにより前記センタ35を左に移動連動させ、前記センタ35が前記環状ブロックの外壁と当接すると、前記第一計数器14と前記第二計数器15との示度を読み取って簡単な処理を経た後に前記環状ブロックの内径と外径がわかる。
4.前記駆動モータ79を反転させ、それにより前記第四歯車80を反方向に回転連動させ、それにより前記第二プーリ16を反方向に回転連動させ、それにより前記第一プーリ20を反方向に回転連動させ、それにより前記第六傘歯車28と前記第三傘歯車30とを反方向に回転連動させ、この時にラチェット装置31の作用により、前記第三歯車30が反方向に回転して前記カム37を回転連動させることができ、それにより前記第五スライド棒38が下に移動し、それにより前記第四スライド棒24を連動させて前記溝60から出し、前記スライドブロック59が前記第一復帰装置63の作用により上に移動し、この時前記駆動モータ79が反方向に回転して前記回転盤76を回転連動させ、それにより前記回転ブロック50を簡単に反方向に回転連動させることができ、この時前記回転ブロック50が反方向に回転して前記挟持ブロック44を反方向に移動させて復帰させると同時に前記第一計数器14を復帰させ、同時に前記センタ35が前記押圧ばね34の作用により右に移動し、それにより反方向に前記第二計数器15を駆動して復帰させ、前記環状ブロックの半径測量装置が初期状態に戻る。
【0026】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】 (修正有)
【課題】環状ブロックの半径測量装置を提供する。
【解決手段】本体10と本体の頂壁の中に設置された伝動空間41とを含み、伝動空間の四周には四つのスライド溝47が環状に配列され、スライド溝の中には環状ブロックを固定できる内径測量装置200が設置され、内径測量装置は環状ブロックをロックすると同時に本体の底壁の中に設置された第一計数器14を連動させて計数させ、第一計数器の計数数値を処理した後に環状ブロックの内径を得ることができ、伝動空間の底壁の中には動力空間が設置され、動力空間の頂壁の中には環状溝が設置され、動力空間の底壁の中にはスライド空間11が設置され、環状溝の中には回転ブロックが回転可能に設置され、回転ブロックの中には上下に貫通した回転空間が設置される。
【選択図】
図1