特許第6813737号(P6813737)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6813737変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6813737
(24)【登録日】2020年12月22日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
(51)【国際特許分類】
   G01D 11/24 20060101AFI20201228BHJP
   G01R 31/00 20060101ALI20201228BHJP
   G01R 1/04 20060101ALI20201228BHJP
【FI】
   G01D11/24 Z
   G01R31/00
   G01R1/04 C
【請求項の数】9
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-210937(P2019-210937)
(22)【出願日】2019年11月22日
【審査請求日】2020年8月6日
(31)【優先権主張番号】201910733431.1
(32)【優先日】2019年8月9日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520437010
【氏名又は名称】義烏市知新科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】汪賢栄
【審査官】 清水 靖記
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−073984(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第109932549(CN,A)
【文献】 韓国公開実用新案第20−2013−0006562(KR,U)
【文献】 国際公開第2013/118609(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 11/00 − 13/28
G01R 1/00 − 9/08
G01R 31/00 − 31/74
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定箱を含み、前記測定箱の左端面の中にはディスプレーが設置され、前記測定箱の中には前記測定箱の移動を制御できる移動機構が設置され、前記測定箱の中には回転空間が設置され、前記回転空間の中には駆動機構が設置され、前記駆動機構は本願装置に動力を提供でき、前記回転空間の右端壁の中には上方に開口した昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には昇降機構が設置され、前記昇降機構は昇降ブロック及び前記昇降ブロックを支持できる昇降ばねを含み、前記昇降ブロックの上端には前記昇降ブロックの左右端面を貫通した従動空間が三つ設置され、前記従動空間の中にはセンサーが設置され、前記センサーの左端面には収納ロッドが固定され、前記従動空間の下端壁には上方に開口した位置制限空間が設置され、前記位置制限空間の中には位置制限ブロックが設置され、前記位置制限ブロックは上端が前記センサーと固定的に連結され、前記位置制限空間の下端壁には移動溝が形成され、前記移動溝は上端壁が前記位置制限空間に連通し、且つ左端壁が前記昇降空間に連通し、前記移動溝の下端壁には上方に開口した収納空間が設置され、前記収納空間は左端壁が右下方へ傾斜しており、前記移動溝の中には制限ロッドが設置され、前記制限ロッドは上端が前記位置制限空間の中に位置し、且つ前記位置制限ブロックを制限でき、前記昇降ブロックの中には巻き付き空間が設置され、前記巻き付き空間の左右端壁の間には六本の従動軸が回転可能に連結され、前記従動軸にはローラが固定され、上側にある三つの前記ローラには第一導電線が巻かれ、下側にある三つの前記ローラには第二導電線が巻かれ、前記従動軸と前記巻き付き空間の右端壁とは捻りばねにより連結され、前記巻き付き空間の左端壁には接電柱が固定され、前記測定箱の中には前記センサーを押し出す巻き付き機構が設置され、前記測定箱の中には前記制限ロッドを押して移動させることができる押し機構が設置され、前記駆動機構の動力の出力を制御することで、前記昇降機構と、前記押し機構と、前記移動機構との運動をそれぞれ制御でき、前記押し機構は三本の前記制限ロッドのうちの一本を制御して移動させたあと、前記巻き付き機構が作動して前記センサーを押し出し、測定を始めることを特徴とする変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項2】
前記移動機構は伝動空間を含み、前記伝動空間の左右端壁の間には第一伝動軸及び第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には第一プーリ及びウォームホイールが固定され、前記第一伝動軸には第二プーリ及び第一スプロケットが固定され、前記第二プーリと前記第一プーリとは第一ベルトにより連結され、前記測定箱の中には下方に開口した転び空間が二つ設置され、前記転び空間の左右端壁の間には転び軸が回転可能に連結され、前記転び軸には下端が外部空間に位置するトロリーホィールが二つ固定され、前記転び軸にはさらに第二スプロケットが固定され、二つの前記第二スプロケットと前記第一スプロケットとはチェーンにより連結され、前記ウォームホイールは上端が前記回転空間の中に位置していることを特徴とする請求項1に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項3】
前記駆動機構は前方に開口した水平移動空間を含み、前記水平移動空間の下端壁には下押し空間が設置され、前記下押し空間は上端壁が前記水平移動空間に連通し、且つ前端壁が前記回転空間に連通し、前記下押し空間の中には固定板が設置され、前記固定板の後端面には磁石ブロックが設置され、且つ前記固定板の前端面にはモータが固定され、前記下押し空間の下端壁には圧縮ばねが固定され、前記圧縮ばねは上端が前記磁石ブロックと接触し、前記水平移動空間の上端壁には電磁板が固定され、前記水平移動空間の中には電磁石ブロックが左右対称的に固定され、前記モータの前端にはウォームが伝動可能に連結され、前記ウォームは前端が前記回転空間の中に位置し、前記ウォームホイールの上端と前記ウォームとは噛み合い、且つ前記ウォームの前端には駆動歯車が固定され、前記回転空間の前後端壁の間には回転軸及び昇降軸が回転可能に連結され、前記回転軸には回転歯車及び第三プーリが固定され、前記昇降軸には昇降歯車が固定され、前記昇降歯車は右端が前記昇降空間の中に位置し、且つ前記昇降ブロックの左端面と噛み合っていることを特徴とする請求項2に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項4】
前記第二導電線の一端と前記第一導電線の一端とがいずれも前記接電柱に固定され、前記第二導電線の他端が前記巻き付き空間の右端壁及び前記位置制限空間の左端壁を貫通したあとに前記位置制限ブロックを貫通し、且つ前記センサーと連結され、前記第一導電線の他端が前記巻き付き空間の左端壁及び前記昇降空間の左端壁を貫通し、且つ前記ディスプレーと連結され、前記第二導電線の中間点と前記第一導電線の中間点とはいずれも前記ローラに固定され、そして前記第二導電線と前記第一導電線とが前記ローラに巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項5】
前記巻き付き機構は前記回転空間の上端壁の中に位置する旋転空間を含み、前記旋転空間の後端壁の中には前方へ開口したスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には滑走ブロック及び前記滑走ブロックを復帰させる復帰ばねが設置され、前記滑走ブロックの中には伝動モータが設置され、前記伝動モータの前端には前端が前記旋転空間の中に位置する旋転軸が伝動可能に連結され、前記旋転軸には旋転歯車が固定され、前記旋転軸の左側には巻き付き軸が設置され、前記巻き付き軸は前後両端が前記旋転空間の前後端壁と回転可能に連結され、前記巻き付き軸には前記旋転歯車と噛み合うことができる連結歯車が固定され、前記巻き付き軸にはさらに三つのリールが固定され、前記リールには鎖が巻かれ、前記旋転空間の右端壁の中には左方に開口した押し空間が三つ設置され、前記押し空間の中には左端が前記旋転空間の中に位置する押しロッド及び前記押しロッドを復帰させられる押しばねが設置され、前記押しロッドの左端には左端面が前記旋転軸と接触した旋転軸が固定され、前記押しロッドの右端面にはロープが固定され、前記測定箱の中には上方に開口した持ち上げ空間が設置され、前記測定箱の中には上方に開口し、且つ前記持ち上げ空間の上端壁に貫通された移動空間が設置され、前記昇降空間の上端壁が前記移動空間を貫通し、且つ前記昇降ブロックの上端が前記移動空間の中に位置し、前記持ち上げ空間の中には上端が前記移動空間の中に位置する持ち上げロッドが設置され、前記持ち上げロッドの上端には右方に開口したばね溝が三つ形成され、前記ばね溝の中には移動ロッドが設置され、前記移動ロッドの右端が前記従動空間の左端壁を貫通し、且つ前記従動空間の中に位置し、前記移動ロッドの右端には右方に開口した収納溝が形成され、前記収納ロッドの左端が前記収納溝の中に位置し、前記ばね溝の中にはさらに前記ばね溝の左端壁と前記移動ロッドとを連結させる伸縮ばねが設置され、前記移動ロッドの中には下方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の中にはスライドブロック及び前記スライドブロックを復帰させられるスライドばねが設置され、前記鎖の上端が前記移動空間の下端壁を貫通し、且つ前記昇降ブロックの左端面を二回貫通したあとに前記スライド空間の下端壁を貫通し、そして前記スライドブロックと連結されていることを特徴とする請求項3に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項6】
前記押し機構は前記旋転空間の上端壁の中に位置する押圧空間を含み、前記押圧空間の前後端壁の間には押圧軸が回転可能に連結され、前記押圧軸にはセクタ歯車が三つ固定され、前記押圧軸にはさらに前記第三プーリと第二ベルトで連結された第四プーリが固定され、前記押圧空間の中にはさらに押圧板が三枚設置され、前記押圧板の右端面には押圧ばねが二本固定され、二本の前記押圧ばねは右端が前記押圧空間の右端壁と連結され、前記ロープの右端が前記押し空間の右端壁及び前記押圧空間の右端壁を貫通し、且つ前記押圧板と連結され、前記押圧板の右端面にはさらに押圧ロッドが固定され、前記押圧ロッドは右端が前記押圧空間の右端壁及び前記移動溝の左端壁を貫通し、且つ前記移動溝の中に位置し、前記制限ロッドの上端が前記押圧ロッドの右端を貫通することを特徴とする請求項5に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項7】
前記昇降ブロックが最も上に上昇した時、前記昇降機構は前記昇降歯車を回転させることができないことを特徴とする請求項3に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項8】
前記持ち上げロッドと前記持ち上げ空間との間の摩擦力は前記持ち上げロッドの重力より大きいことを特徴とする請求項5に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【請求項9】
始めに、前記ウォームと前記ウォームホイールとは噛み合い、前記電磁板は作動状態にあり、且つ前記磁石ブロックと反発し合い、六本の前記押圧ばねが自然状態にあり、前記スライドばねの弾力は前記伸縮ばねの弾力より大きく、前記スライドばねの弾力は二本の前記押圧ばねの弾力の和より小さいことを特徴とする請求項6に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は測定分野を取り上げて、具体的には変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置である。
【背景技術】
【0002】
変圧器が作動する時、散発的に変圧器の作業環境を測定してデータを得る必要があり、そうすることで変圧器の正常作業を保証できる。現段階において変圧器の作業状況に対する測定は一般的に人力で行われ、人身安全に危険性をもたらし、また、異なる作業状況に対して、異なるセンサーを使用して測定を行う必要があるため、タイムリーにセンサーを取り替えらなくてはならなく、作業量が増えるだけではなく、測定効率も下がってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107102180号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置を提供し、作業の危険性が高いや人力による測定の効率が低いなどの問題を解決して作業の危険性を下げることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランを通じて実現する。
【0006】
本願発明に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置は、測定箱を含み、前記測定箱の左端面の中にはディスプレーが設置され、前記測定箱の中には前記測定箱の移動を制御できる移動機構が設置され、前記測定箱の中には回転空間が設置され、前記回転空間の中には駆動機構が設置され、前記駆動機構は本願装置に動力を提供でき、前記回転空間の右端壁の中には上方に開口した昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には昇降機構が設置され、前記昇降機構は昇降ブロック及び前記昇降ブロックを支持できる昇降ばねを含み、前記昇降ブロックの上端には前記昇降ブロックの左右端面を貫通した従動空間が三つ設置され、前記従動空間の中にはセンサーが設置され、前記センサーの左端面には収納ロッドが固定され、前記従動空間の下端壁には上方に開口した位置制限空間が設置され、前記位置制限空間の中には位置制限ブロックが設置され、前記位置制限ブロックは上端が前記センサーと固定的に連結され、前記位置制限空間の下端壁には移動溝が形成され、前記移動溝は上端壁が前記位置制限空間に連通し、且つ左端壁が前記昇降空間に連通し、前記移動溝の下端壁には上方に開口した収納空間が設置され、前記収納空間は左端壁が右下方へ傾斜しており、前記移動溝の中には制限ロッドが設置され、前記制限ロッドは上端が前記位置制限空間の中に位置し、且つ前記位置制限ブロックを制限でき、前記昇降ブロックの中には巻き付き空間が設置され、前記巻き付き空間の左右端壁の間には六本の従動軸が回転可能に連結され、前記従動軸にはローラが固定され、上側にある三つの前記ローラには第一導電線が巻かれ、下側にある三つの前記ローラには第二導電線が巻かれ、前記従動軸と前記巻き付き空間の右端壁とは捻りばねにより連結され、前記巻き付き空間の左端壁には接電柱が固定され、前記測定箱の中には前記センサーを押し出す巻き付き機構が設置され、前記測定箱の中には前記制限ロッドを押して移動させることができる押し機構が設置され、前記駆動機構の動力の出力を制御することで、前記昇降機構と、前記押し機構と、前記移動機構との運動をそれぞれ制御でき、前記押し機構は三本の前記制限ロッドのうちの一本を制御して移動させたあと、前記巻き付き機構が作動して前記センサーを押し出し、測定を始める。
【0007】
さらに、前記移動機構は伝動空間を含み、前記伝動空間の左右端壁の間には第一伝動軸及び第二伝動軸が回転可能に連結され、前記第二伝動軸には第一プーリ及びウォームホイールが固定され、前記第一伝動軸には第二プーリ及び第一スプロケットが固定され、前記第二プーリと前記第一プーリとは第一ベルトにより連結され、前記測定箱の中には下方に開口した転び空間が二つ設置され、前記転び空間の左右端壁の間には転び軸が回転可能に連結され、前記転び軸には下端が外部空間に位置するトロリーホィールが二つ固定され、前記転び軸にはさらに第二スプロケットが固定され、二つの前記第二スプロケットと前記第一スプロケットとはチェーンにより連結され、前記ウォームホイールは上端が前記回転空間の中に位置している。
【0008】
さらに、前記駆動機構は前方に開口した水平移動空間を含み、前記水平移動空間の下端壁には下押し空間が設置され、前記下押し空間は上端壁が前記水平移動空間に連通し、且つ前端壁が前記回転空間に連通し、前記下押し空間の中には固定板が設置され、前記固定板の後端面には磁石ブロックが設置され、且つ前記固定板の前端面にはモータが固定され、前記下押し空間の下端壁には圧縮ばねが固定され、前記圧縮ばねは上端が前記磁石ブロックと接触し、前記水平移動空間の上端壁には電磁板が固定され、前記水平移動空間の中には電磁石ブロックが左右対称的に固定され、前記モータの前端にはウォームが伝動可能に連結され、前記ウォームは前端が前記回転空間の中に位置し、前記ウォームホイールの上端と前記ウォームとは噛み合い、且つ前記ウォームの前端には駆動歯車が固定され、前記回転空間の前後端壁の間には回転軸及び昇降軸が回転可能に連結され、前記回転軸には回転歯車及び第三プーリが固定され、前記昇降軸には昇降歯車が固定され、前記昇降歯車は右端が前記昇降空間の中に位置し、且つ前記昇降ブロックの左端面と噛み合っている。
【0009】
さらに、前記第二導電線の一端と前記第一導電線の一端とがいずれも前記接電柱に固定され、前記第二導電線の他端が前記巻き付き空間の右端壁及び前記位置制限空間の左端壁を貫通したあとに前記位置制限ブロックを貫通し、且つ前記センサーと連結され、前記第一導電線の他端が前記巻き付き空間の左端壁及び前記昇降空間の左端壁を貫通し、且つ前記ディスプレーと連結され、前記第二導電線の中間点と前記第一導電線の中間点とはいずれも前記ローラに固定され、そして前記第二導電線と前記第一導電線とが前記ローラに巻かれている。
【0010】
さらに、前記巻き付き機構は前記回転空間の上端壁の中に位置する旋転空間を含み、前記旋転空間の後端壁の中には前方へ開口したスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には滑走ブロック及び前記滑走ブロックを復帰させる復帰ばねが設置され、前記滑走ブロックの中には伝動モータが設置され、前記伝動モータの前端には前端が前記旋転空間の中に位置する旋転軸が伝動可能に連結され、前記旋転軸には旋転歯車が固定され、前記旋転軸の左側には巻き付き軸が設置され、前記巻き付き軸は前後両端が前記旋転空間の前後端壁と回転可能に連結され、前記巻き付き軸には前記旋転歯車と噛み合うことができる連結歯車が固定され、前記巻き付き軸にはさらに三つのリールが固定され、前記リールには鎖が巻かれ、前記旋転空間の右端壁の中には左方に開口した押し空間が三つ設置され、前記押し空間の中には左端が前記旋転空間の中に位置する押しロッド及び前記押しロッドを復帰させられる押しばねが設置され、前記押しロッドの左端には左端面が前記旋転軸と接触した旋転軸が固定され、前記押しロッドの右端面にはロープが固定され、前記測定箱の中には上方に開口した持ち上げ空間が設置され、前記測定箱の中には上方に開口し、且つ前記持ち上げ空間の上端壁に貫通された移動空間が設置され、前記昇降空間の上端壁が前記移動空間を貫通し、且つ前記昇降ブロックの上端が前記移動空間の中に位置し、前記持ち上げ空間の中には上端が前記移動空間の中に位置する持ち上げロッドが設置され、前記持ち上げロッドの上端には右方に開口したばね溝が三つ形成され、前記ばね溝の中には移動ロッドが設置され、前記移動ロッドの右端が前記従動空間の左端壁を貫通し、且つ前記従動空間の中に位置し、前記移動ロッドの右端には右方に開口した収納溝が形成され、前記収納ロッドの左端が前記収納溝の中に位置し、前記ばね溝の中にはさらに前記ばね溝の左端壁と前記移動ロッドとを連結させる伸縮ばねが設置され、前記移動ロッドの中には下方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の中にはスライドブロック及び前記スライドブロックを復帰させられるスライドばねが設置され、前記鎖の上端が前記移動空間の下端壁を貫通し、且つ前記昇降ブロックの左端面を二回貫通したあとに前記スライド空間の下端壁を貫通し、そして前記スライドブロックと連結されている。
【0011】
さらに、前記押し機構は前記旋転空間の上端壁の中に位置する押圧空間を含み、前記押圧空間の前後端壁の間には押圧軸が回転可能に連結され、前記押圧軸にはセクタ歯車が三つ固定され、前記押圧軸にはさらに前記第三プーリと第二ベルトで連結された第四プーリが固定され、前記押圧空間の中にはさらに押圧板が三枚設置され、前記押圧板の右端面には押圧ばねが二本固定され、二本の前記押圧ばねは右端が前記押圧空間の右端壁と連結され、前記ロープの右端が前記押し空間の右端壁及び前記押圧空間の右端壁を貫通し、且つ前記押圧板と連結され、前記押圧板の右端面にはさらに押圧ロッドが固定され、前記押圧ロッドは右端が前記押圧空間の右端壁及び前記移動溝の左端壁を貫通し、且つ前記移動溝の中に位置し、前記制限ロッドの上端が前記押圧ロッドの右端を貫通する。
【0012】
さらに、前記昇降ブロックが最も上に上昇した時、前記昇降機構は前記昇降歯車を回転させることができない。
【0013】
さらに、前記持ち上げロッドと前記持ち上げ空間との間の摩擦力は前記持ち上げロッドの重力より大きい。
【0014】
さらに、始めに、前記ウォームと前記ウォームホイールとは噛み合い、前記電磁板は作動状態にあり、且つ前記磁石ブロックと反発し合い、六本の前記押圧ばねが自然状態にあり、前記スライドばねの弾力は前記伸縮ばねの弾力より大きく、前記スライドばねの弾力は二本の前記押圧ばねの弾力の和より小さい。
【発明の効果】
【0015】
本願発明の有益効果は:本願装置は構造が簡単で、操作が便利で、自動的に作動でき、変圧器の作業環境のデータを測定する時、人が遠隔操作でデータを得られるため、人の変圧器に近づくことによる安全問題を避け、その他、機械の伝動により測定項目を自動的に変えられ、測定効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
下記に図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0017】
図1図1は本願発明の実施例の構成模式図
図2図2は本願発明の実施例におけるA―Aの構成模式図
図3図3は本願発明の実施例におけるB―Bの構成模式図
図4図4は本願発明の実施例における昇降ブロック上端の全断面の左面拡大構成模式図
図5図5は本願発明の実施例における巻き付き機構の部分断面の正面拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1〜5を参照し、本願発明に記載の変圧器の総合性能を測定する際の作業環境に対する知能測定装置は、測定箱10を含み、前記測定箱10の左端面の中にはディスプレー16が設置され、前記測定箱10の中には前記測定箱10の移動を制御できる移動機構96が設置され、前記測定箱10の中には回転空間61が設置され、前記回転空間61の中には駆動機構95が設置され、前記駆動機構95は本願装置に動力を提供でき、前記回転空間61の右端壁の中には上方に開口した昇降空間47が設置され、前記昇降空間47の中には昇降機構97が設置され、前記昇降機構97は昇降ブロック46及び前記昇降ブロック46を支持できる昇降ばね48を含み、前記昇降ブロック46の上端には前記昇降ブロック46の左右端面を貫通した従動空間35が三つ設置され、前記従動空間35の中にはセンサー34が設置され、前記センサー34の左端面には収納ロッド33が固定され、前記従動空間35の下端壁には上方に開口した位置制限空間37が設置され、前記位置制限空間37の中には位置制限ブロック36が設置され、前記位置制限ブロック36は上端が前記センサー34と固定的に連結され、前記位置制限空間37の下端壁には移動溝39が形成され、前記移動溝39は上端壁が前記位置制限空間37に連通し、且つ左端壁が前記昇降空間47に連通し、前記移動溝39の下端壁には上方に開口した収納空間40が設置され、前記収納空間40は左端壁が右下方へ傾斜しており、前記移動溝39の中には制限ロッド38が設置され、前記制限ロッド38は上端が前記位置制限空間37の中に位置し、且つ前記位置制限ブロック36を制限でき、前記昇降ブロック46の中には巻き付き空間98が設置され、前記巻き付き空間98の左右端壁の間には六本の従動軸42が回転可能に連結され、前記従動軸42にはローラ43が固定され、上側にある三つの前記ローラ43には第一導電線44が巻かれ、下側にある三つの前記ローラ43には第二導電線13が巻かれ、前記従動軸42と前記巻き付き空間98の右端壁とは捻りばね41により連結され、前記巻き付き空間98の左端壁には接電柱45が固定され、前記測定箱10の中には前記センサー34を押し出す巻き付き機構94が設置され、前記測定箱10の中には前記制限ロッド38を押して移動させることができる押し機構93が設置され、前記駆動機構95の動力の出力を制御することで、前記昇降機構97と、前記押し機構93と、前記移動機構96との運動をそれぞれ制御でき、前記押し機構93は三本の前記制限ロッド38のうちの一本を制御して移動させたあと、前記巻き付き機構94が作動して前記センサー34を押し出し、測定を始める。
【0019】
有益的には、前記移動機構96は伝動空間52を含み、前記伝動空間52の左右端壁の間には第一伝動軸51及び第二伝動軸63が回転可能に連結され、前記第二伝動軸63には第一プーリ11及びウォームホイール79が固定され、前記第一伝動軸51には第二プーリ53及び第一スプロケット54が固定され、前記第二プーリ53と前記第一プーリ11とは第一ベルト50により連結され、前記測定箱10の中には下方に開口した転び空間62が二つ設置され、前記転び空間62の左右端壁の間には転び軸64が回転可能に連結され、前記転び軸64には下端が外部空間に位置するトロリーホィール55が二つ固定され、前記転び軸64にはさらに第二スプロケット65が固定され、二つの前記第二スプロケット65と前記第一スプロケット54とはチェーン66により連結され、前記ウォームホイール79は上端が前記回転空間61の中に位置している。
【0020】
有益的には、前記駆動機構95は前方に開口した水平移動空間85を含み、前記水平移動空間85の下端壁には下押し空間81が設置され、前記下押し空間81は上端壁が前記水平移動空間85に連通し、且つ前端壁が前記回転空間61に連通し、前記下押し空間81の中には固定板84が設置され、前記固定板84の後端面には磁石ブロック83が設置され、且つ前記固定板84の前端面にはモータ82が固定され、前記下押し空間81の下端壁には圧縮ばね80が固定され、前記圧縮ばね80は上端が前記磁石ブロック83と接触し、前記水平移動空間85の上端壁には電磁板86が固定され、前記水平移動空間85の中には電磁石ブロック49が左右対称的に固定され、前記モータ82の前端にはウォーム77が伝動可能に連結され、前記ウォーム77は前端が前記回転空間61の中に位置し、前記ウォームホイール79の上端と前記ウォーム77とは噛み合い、且つ前記ウォーム77の前端には駆動歯車78が固定され、前記回転空間61の前後端壁の間には回転軸60及び昇降軸76が回転可能に連結され、前記回転軸60には回転歯車67及び第三プーリ68が固定され、前記昇降軸76には昇降歯車75が固定され、前記昇降歯車75は右端が前記昇降空間47の中に位置し、且つ前記昇降ブロック46の左端面と噛み合っている。
【0021】
有益的には、前記第二導電線13の一端と前記第一導電線44の一端とがいずれも前記接電柱45に固定され、前記第二導電線13の他端が前記巻き付き空間98の右端壁及び前記位置制限空間37の左端壁を貫通したあとに前記位置制限ブロック36を貫通し、且つ前記センサー34と連結され、前記第一導電線44の他端が前記巻き付き空間98の左端壁及び前記昇降空間47の左端壁を貫通し、且つ前記ディスプレー16と連結され、前記第二導電線13の中間点と前記第一導電線44の中間点とはいずれも前記ローラ43に固定され、そして前記第二導電線13と前記第一導電線44とが前記ローラ43に巻かれている。
【0022】
有益的には、前記巻き付き機構94は前記回転空間61の上端壁の中に位置する旋転空間69を含み、前記旋転空間69の後端壁の中には前方へ開口したスライド溝58が形成され、前記スライド溝58の中には滑走ブロック59及び前記滑走ブロック59を復帰させる復帰ばね89が設置され、前記滑走ブロック59の中には伝動モータ57が設置され、前記伝動モータ57の前端には前端が前記旋転空間69の中に位置する旋転軸70が伝動可能に連結され、前記旋転軸70には旋転歯車71が固定され、前記旋転軸70の左側には巻き付き軸87が設置され、前記巻き付き軸87は前後両端が前記旋転空間69の前後端壁と回転可能に連結され、前記巻き付き軸87には前記旋転歯車71と噛み合うことができる連結歯車72が固定され、前記巻き付き軸87にはさらに三つのリール56が固定され、前記リール56には鎖26が巻かれ、前記旋転空間69の右端壁の中には左方に開口した押し空間91が三つ設置され、前記押し空間91の中には左端が前記旋転空間69の中に位置する押しロッド90及び前記押しロッド90を復帰させられる押しばね92が設置され、前記押しロッド90の左端には左端面が前記旋転軸70と接触した旋転軸70が固定され、前記押しロッド90の右端面にはロープ17が固定され、前記測定箱10の中には上方に開口した持ち上げ空間14が設置され、前記測定箱10の中には上方に開口し、且つ前記持ち上げ空間14の上端壁に貫通された移動空間19が設置され、前記昇降空間47の上端壁が前記移動空間19を貫通し、且つ前記昇降ブロック46の上端が前記移動空間19の中に位置し、前記持ち上げ空間14の中には上端が前記移動空間19の中に位置する持ち上げロッド15が設置され、前記持ち上げロッド15の上端には右方に開口したばね溝20が三つ形成され、前記ばね溝20の中には移動ロッド24が設置され、前記移動ロッド24の右端が前記従動空間35の左端壁を貫通し、且つ前記従動空間35の中に位置し、前記移動ロッド24の右端には右方に開口した収納溝32が形成され、前記収納ロッド33の左端が前記収納溝32の中に位置し、前記ばね溝20の中にはさらに前記ばね溝20の左端壁と前記移動ロッド24とを連結させる伸縮ばね21が設置され、前記移動ロッド24の中には下方に開口したスライド空間25が設置され、前記スライド空間25の中にはスライドブロック23及び前記スライドブロック23を復帰させられるスライドばね22が設置され、前記鎖26の上端が前記移動空間19の下端壁を貫通し、且つ前記昇降ブロック46の左端面を二回貫通したあとに前記スライド空間25の下端壁を貫通し、そして前記スライドブロック23と連結されている。
【0023】
有益的には、前記押し機構93は前記旋転空間69の上端壁の中に位置する押圧空間18を含み、前記押圧空間18の前後端壁の間には押圧軸27が回転可能に連結され、前記押圧軸27にはセクタ歯車28が三つ固定され、前記押圧軸27にはさらに前記第三プーリ68と第二ベルト73で連結された第四プーリ74が固定され、前記押圧空間18の中にはさらに押圧板29が三枚設置され、前記押圧板29の右端面には押圧ばね30が二本固定され、二本の前記押圧ばね30は右端が前記押圧空間18の右端壁と連結され、前記ロープ17の右端が前記押し空間91の右端壁及び前記押圧空間18の右端壁を貫通し、且つ前記押圧板29と連結され、前記押圧板29の右端面にはさらに押圧ロッド31が固定され、前記押圧ロッド31は右端が前記押圧空間18の右端壁及び前記移動溝39の左端壁を貫通し、且つ前記移動溝39の中に位置し、前記制限ロッド38の上端が前記押圧ロッド31の右端を貫通する。
【0024】
有益的には、前記昇降ブロック46が最も上に上昇した時、前記昇降機構97は前記昇降歯車75を回転させることができない。
【0025】
有益的には、前記持ち上げロッド15と前記持ち上げ空間14との間の摩擦力は前記持ち上げロッド15の重力より大きい。
【0026】
有益的には、始めに、前記ウォーム77と前記ウォームホイール79とは噛み合い、前記電磁板86は作動状態にあり、且つ前記磁石ブロック83と反発し合い、六本の前記押圧ばね30が自然状態にあり、前記スライドばね22の弾力は前記伸縮ばね21の弾力より大きく、前記スライドばね22の弾力は二本の前記押圧ばね30の弾力の和より小さい。
【0027】
装置全体の作動手順は以下の通りである。
【0028】
1、三つのセンサー34はそれぞれ変圧器の中の温度、湿度及びエアマスを測定できる。
【0029】
2、モータ82が作動してウォーム77を駆動して回転させ、さらに駆動歯車78とウォームホイール79とを駆動して回転させ、ウォームホイール79の回転で第二伝動軸63は駆動されて回転し、第一プーリ11を駆動して回転させ、第一ベルト50の伝動により第二プーリ53を駆動して回転させ、さらに第一伝動軸51を駆動して回転させ、さらに第一スプロケット54を駆動して回転させ、チェーン66の伝動で二つの第二スプロケット65は駆動されて回転し、転び軸64を駆動して回転させ、さらにトロリーホィール55を駆動して回転させ、測定箱10は駆動されて移動する。
【0030】
3、測定箱10は測定位置に運動した時、電磁板86は作動していなく、圧縮ばね80が復帰して磁石ブロック83を制御して上方へ運動させ、そして固定板84とモータ82とを駆動して上方へ運動させ、ウォーム77と駆動歯車78とは駆動されて上方へ運動し、ウォーム77とウォームホイール79とを分離させ、そして右側にある電磁石ブロック49は作動し、磁石ブロック83と、固定板84と、モータ82とは駆動されて右方へ運動し、駆動歯車78と昇降歯車75とは噛み合うようになり、この時にモータ82が作動してウォーム77を駆動して回転させ、さらに駆動歯車78を駆動して回転させ、さらに昇降歯車75を駆動して回転させ、さらに昇降ブロック46を駆動して上方へ運動させ、移動ロッド24と持ち上げロッド15とが駆動されて上方へ運動し、センサー34は上方へ運動して測定高度まで辿り、昇降ブロック46が上方へ運動する時に第二導電線13が伸び、下側にある従動軸42と下側にあるローラ43とが回転し、下側にある捻りばね41が捻られる。
【0031】
4、この時に左側にある電磁石ブロック49が作動して磁石ブロック83と吸引し合い、右側にある電磁石ブロック49が作動して磁石ブロック83と反発し合い、磁石ブロック83が左方へ運動し、固定板84とモータ82とは制御されて左方へ運動し、駆動歯車78と回転歯車67とは噛み合うようになり、この時にモータ82が作動してウォーム77を駆動して回転させ、さらに駆動歯車78を駆動して回転させ、さらに回転歯車67を駆動して回転させ、さらに回転軸60と第三プーリ68とを駆動して回転させ、第二ベルト73の伝動で第四プーリ74は駆動されて回転し、押圧軸27を駆動して回転させ、三つのセクタ歯車28を駆動して回転させ、需要に応じていずれかのセクタ歯車28に押圧板29を駆動して右方へ運動させ、一本のロープ17が緩み、押圧ロッド31が右方へ運動し、制限ロッド38を制御して右方へ運動させ、制限ロッド38が右方へ運動して収納空間40の上側に辿る時、制限ロッド38が下降し、位置制限ブロック36の右方への運動を制限しなくなり、この時に二つの電磁石ブロック49が作動して磁石ブロック83と反発し合い、磁石ブロック83が二つの電磁石ブロック49の間に位置している。
【0032】
5、ロープ17が緩めになるため、押しロッド90は押しばね92により緩速に左方へ運動し、旋転軸70を駆動して左方へ運動させ、旋転歯車71と連結歯車72とを噛み合わせ、この時に伝動モータ57が作動して旋転軸70を駆動して回転させ、さらに旋転歯車71を駆動して回転させ、さらに連結歯車72を駆動して回転させ、さらに巻き付き軸87を駆動して回転させ、さらにリール56を駆動して回転させ、そして鎖26を締め、移動ロッド24を駆動して右方へ運動させ、三つの位置制限ブロック36のうちの二つが制限されているため、二本の移動ロッド24が右方へ運動できなく、スライドばね22は引っ張られ、一つの位置制限ブロック36が制限されていないため、一本の移動ロッド24が右方へ運動し、伸縮ばね21が引っ張られ、一つのセンサー34が駆動されて右方へ運動し、センサー34が従動空間35から離れて測定区域に入り、移動ロッド24の右方への運動距離を制御し、センサー34の変圧器に入る位置を制御し、この時にセンサー34が作動して変圧器を測定し、データが第一導電線44と、接電柱45と、第二導電線13とによりディスプレー16に送られて表示され、センサー34が右方へ運動する時、第一導電線44が伸び、上側にある従動軸42と上側にあるローラ43とが回転し、上側にある捻りばね41が捻られる。
【0033】
6、本願装置を復帰させる時、伝動モータ57が作動して旋転軸70を駆動して逆方向へ回転させ、旋転歯車71と、連結歯車72と、巻き付き軸87とを駆動して逆方向へ回転させ、さらにリール56を駆動して逆方向へ回転させ、さらに鎖26を緩め、さらに二つの引っ張られたスライドばね22と一つの引っ張られた伸縮ばね21とを復帰させ、さらに二つのスライドブロック23と一本の移動ロッド24とを復帰させ、さらに一つのセンサー34を復帰させ、この時に伝動モータ57が作動を止め、左側にある電磁石ブロック49が作動して磁石ブロック83と引き合い、駆動歯車78と回転歯車67とが再び噛み合うようになり、この時にモータ82が作動してウォーム77を駆動して逆方向へ回転させ、駆動歯車78と、回転歯車67と、第三プーリ68と、回転軸60とを逆方向へ回転させ、第四プーリ74は前記押圧空間18の中にある押圧板29が復帰するまで逆方向へ回転し、制限ロッド38が復帰し、制限ロッド38が改めて位置制限ブロック36を制限し、そして右側にある電磁石ブロック49が作動して磁石ブロック83と引き合い、駆動歯車78と昇降歯車75とが噛み合い、この時にモータ82が作動してウォーム77を駆動して逆方向へ回転させ、駆動歯車78と昇降歯車75とを駆動して逆方向へ回転させ、昇降ブロック46が復帰し、移動ロッド24と持ち上げロッド15とが復帰し、二つの電磁石ブロック49が作動して磁石ブロック83と反発し合い、磁石ブロック83が二つの電磁石ブロック49の間に戻り、この時に電磁板86が作動して磁石ブロック83と反発し合い、磁石ブロック83が復帰し、ウォーム77とウォームホイール79とを改めて噛み合わせ、本願装置が復帰する。
【0034】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的原理と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【要約】
【課題】本願発明は変圧器の総合性能に対する知能測定装置を開示した。
【解決手段】
測定箱を含み、前記測定箱の左端面の中にはディスプレーが設置され、前記測定箱の中には前記測定箱の移動を制御できる移動機構が設置され、前記測定箱の中には回転空間が設置され、前記回転空間の中には駆動機構が設置され、前記駆動機構は本願装置に動力を提供でき、前記回転空間の右端壁の中には上方に開口した昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には昇降機構が設置され、前記昇降機構は昇降ブロック及び前記昇降ブロックを支持できる昇降ばねを含み、本願装置は構造が簡単で、操作が便利で、自動的に作動でき、変圧器の作業環境のデータを測定する時、人が遠隔操作でデータを得られるため、人の変圧器に近づくことによる安全問題を避け、その他、機械の伝動により測定項目を自動的に変えられ、測定効率を向上させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5