(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6813742
(24)【登録日】2020年12月22日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】バイオセラミック入れ歯のクリーニング装置
(51)【国際特許分類】
A61C 17/00 20060101AFI20201228BHJP
B08B 1/04 20060101ALI20201228BHJP
【FI】
A61C17/00 U
B08B1/04
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-29858(P2020-29858)
(22)【出願日】2020年2月25日
【審査請求日】2020年8月6日
(31)【優先権主張番号】201911114650.8
(32)【優先日】2019年11月14日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520436998
【氏名又は名称】温嶺市企浩電子有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】呉瓊
【審査官】
胡谷 佳津志
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−017230(JP,A)
【文献】
特開2009−066294(JP,A)
【文献】
特表2010−530289(JP,A)
【文献】
特開2019−202100(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2016/0317266(US,A1)
【文献】
中国特許出願公開第108697494(CN,A)
【文献】
中国特許出願公開第106725953(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 17/00
B08B 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオセラミック入れ歯のクリーニング装置であり、本体を含み、前記本体の中にはクリーニング空間が設置され、前記クリーニング空間の上側にはプーリ空間が設置され、前記クリーニング空間の下側には底部空間が設置され、前記プーリ空間と前記底部空間とが側辺空間により連通され、前記底部空間と前記プーリ空間との間にはバイオセラミック入れ歯をクリーニングできる除去装置が設置され、
前記除去装置は前記底部空間の底壁に固定的に取り付けられたクリーニングモーターを含み、前記クリーニングモーターには前記底部空間の頂壁と回転できるように連結された動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸の上側には第一歯車が固定的に設置され、前記底部空間の上側側壁と下側側壁には前記第一歯車と噛み合った回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸が上方に伸びて前記底部空間の頂壁を貫通して前記クリーニング空間の中に入り、さらに前記クリーニング空間の底壁と回転可能に連結され、前記回転軸の中にはスライドキーがスライド可能に連結され、前記スライドキーには前記回転軸の内壁とスライド可能に連結されたクリーニング軸がスライド可能に連結され、前記側辺空間の底壁と前記プーリ空間の頂壁との間には縦軸が回転可能に連結され、前記縦軸の底部には前記第一歯車と噛み合った第二歯車が固定的に設置され、前記プーリ空間の上側側壁と下側側壁にはプーリ軸が回転可能に連結され、前記プーリ軸が下方に伸びて前記クリーニング空間の中に入り、さらに前記クリーニング空間の頂壁と回転可能に連結され、前記プーリ軸には第一プーリが固定的に設置され、前記縦軸にも第一プーリが固定的に設置され、前記プーリ軸にある前記第一プーリと前記縦軸にある前記第一プーリとが左右対称となり、二つの前記第一プーリは第一ベルトにより連結され、前記プーリ軸の下側にはクリーニング盤が固定的に設置され、前記クリーニング軸の上側にもクリーニング盤が固定的に設置され、前記プーリ軸の下側にある前記クリーニング盤と前記クリーニング軸の上側にある前記クリーニング盤とが上下対称となり、下側の前記クリーニング盤の中には環状空間が設置され、各前記クリーニング盤において互いに近接する側面にはバイオセラミック入れ歯を洗浄するための軟質ブラシが固定的に設置され、前記クリーニング空間の底壁には液圧機械が固定的に取り付けられ、前記液圧機械には前記環状空間と回転可能に連結されたT型ロッドが固定的に設置され、
前記クリーニング空間の左側壁には円形空間が前記クリーニング空間と連通するように設置され、前記円形空間の左側壁には浸し空間が設置され、前記浸し空間の後側には後側空間が設置され、前記円形空間の右側には洗浄液空間が設置され、前記洗浄液空間の頂壁と前記浸し空間の右側側壁とが水排出溝により連通され、前記洗浄液空間の上側には傘歯車空間が設置され、前記傘歯車空間の左側には方形空間が設置され、前記方形空間の頂壁には回転空間が設置され、前記浸し空間と前記回転空間との間には制御装置が設置され、前記制御装置は開口を制御して前記浸し空間にバイオセラミックス専用の洗浄液を添加でき、前記浸し空間の左側側壁には開口空間が設置され、前記浸し空間の左側側壁と前記本体の左側面とが洗浄液を排出できる左側排水口により連通され、前記浸し空間の下側には歯車空間が設置され、前記歯車空間と前記後側空間とが連通空間により連通され、前記歯車空間の左側側壁には前記左側排水口と連通する昇降空間が設置され、前記歯車空間と前記後側空間との間には輸送装置が設置され、前記輸送装置はバイオセラミック入れ歯を前記浸し空間から前記クリーニング空間の中に輸送できることを特徴とするバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置。
【請求項2】
前記制御装置は前記傘歯車空間の頂壁に固定的に取り付けられた伝動モーターを含み、前記伝動モーターの下側には前記傘歯車空間の底壁と回転可能に連結されたモーター軸が伝動可能に連結され、前記モーター軸が下方に伸びて前記洗浄液空間の中に入り、さらに前記洗浄液空間の上側側壁及び下側側壁と回転可能に連結され、前記モーター軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記モーター軸の下側には前記洗浄液空間の左側側壁及び右側側壁とスライド可能に連結されたネジ板がネジ山により連結され、前記ネジ板の中にはばね空間が設置され、前記ばね空間の中にはスライドロッドがスライド可能に連結され、前記スライドロッドの右側面と前記ばね空間の右側側壁との間には圧着ばねが連結され、前記スライドロッドの左側には前記洗浄液空間の左側側壁とスライド可能に連結された弾性ゴムスリーブが設置され、前記方形空間の右側側壁と前記傘歯車空間の左側側壁との間には傘歯車軸が回転可能に連結され、前記傘歯車軸の右側には前記第一傘歯車と噛み合った第二傘歯車が固定的に設置され、前記傘歯車軸の左側には第三傘歯車が固定的に設置され、前記方形空間の前側側壁にはウォームホイール軸が回転可能に連結され、前記方形空間の後側側壁にもウォームホイール軸が回転可能に連結され、前記ウォームホイール軸の後側にはウォームホイールが固定的に設置され、前記ウォームホイール軸の前側には前記第三傘歯車と噛み合った第四傘歯車が固定的に設置され、前記回転空間の中には前記ウォームホイールと噛み合ったウォームが回転可能に連結され、前記ウォームの中には前記浸し空間を閉鎖できる閉鎖板がネジ山により連結されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置。
【請求項3】
前記輸送装置は前記開口空間の左側側壁に固定的に取り付けられたタイマーを含み、前記歯車空間の左側側壁には定時モーターが固定的に取り付けられ、前記タイマーと前記定時モーターとが前記定時モーターを始動できる電線により連結され、前記定時モーターの前側には前記歯車空間の前側側壁と回転可能に連結された歯車軸が伝動可能に連結され、前記歯車軸の後側には第一鎖歯車が固定的に設置され、前記歯車軸の前側には第三歯車が固定的に設置され、前記昇降空間と前記左側排水口の中には前記第三歯車と噛み合った昇降ロッドがスライド可能に連結され、前記昇降ロッドの底面と前記昇降空間の底壁とが昇降ばねにより連結され、前記浸し空間の前側側壁と後側側壁には貫通軸が回転可能に連結され、前記貫通軸が後ろに伸びて前記浸し空間の後側側壁を貫通して前記後側空間の中に入り、さらに前記後側空間の前側側壁及び後側側壁と回転可能に連結され、前記貫通軸の後側には前記第一鎖歯車に対応する第二鎖歯車が固定的に設置され、前記第二鎖歯車と前記第一鎖歯車とが鎖により連結され、前記貫通軸の前側には前記円形空間と前記浸し空間との間を閉鎖できるL型ロッドが固定的に設置され、前記L型ロッドの下側には排水用の抜き穴が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置。
【請求項4】
前記底部空間の上側には貯水空間が設置され、前記底部空間の上側側壁と下側側壁には押し軸が回転可能に連結され、前記押し軸が上方に伸びて前記貯水空間の中に入り、さらに前記貯水空間の上側側壁及び下側側壁と回転可能に連結され、前記押し軸の上側には前記貯水空間の左側側壁及び右側側壁とスライド可能に連結された押し板がネジ山により連結され、前記押し軸には第二プーリが固定的に設置され、前記動力軸にも第二プーリが固定的に設置され、前記押し軸にある前記第二プーリと前記動力軸にある前記第二プーリとが左右対称となり、二つの前記第二プーリが第二ベルトにより連結され、前記貯水空間と前記クリーニング空間との間には前記貯水空間の中の浄水を入れ歯に吹付けられるノズルが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置。
【請求項5】
前記クリーニング空間の前側にはドア板が設置され、前記クリーニング空間の後側には後側排水口が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置。
【請求項6】
上側の前記クリーニング盤と下側の前記クリーニング盤が逆方向に回転することを特徴とする請求項1に記載のバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は生物医用材料分野に関わり、具体的にはバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置である。
【背景技術】
【0002】
目下、社会の発展と生活水準が高くなることに伴い、人々は休みの間でたくさんの甘いものを食べて口腔の衛生に注意しなく、歯をひどく傷つけ、歯が抜けた人の年齢も低くなり、医療レベルが高いことで中国の人口高齢化が深刻となり、従い、中国では多くの高齢者は入れ歯をつけ、入れ歯の製造材料として最適なのは生物バイオセラミックスであり、でも、多くの人は入れ歯のクリーニングに注意しなく、特に高齢者では、知識レベルが低く、いつも入れ歯をクリーニングしなくてつけることは普通であり、少量の高齢者は入れ歯を外して歯ブラシでクリーニングするが、入れ歯表面についた汚れを除去できても、歯の間に残った細菌を完全に除去できなく、従い、バイオセラミック入れ歯のクリーニング装置に関する発明が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106725953号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的はバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置を提供し、上記の背景技術に提出した問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するため、本願発明は以下の技術策を提供する。バイオセラミック入れ歯のクリーニング装置であり、本体を含み、前記本体の中にはクリーニング空間が設置され、前記クリーニング空間の上側にはプーリ空間が設置され、前記クリーニング空間の下側には底部空間が設置され、前記プーリ空間と前記底部空間とが側辺空間により連通され、前記底部空間と前記プーリ空間との間にはバイオセラミック入れ歯をクリーニングできる除去装置が設置され、
前記除去装置は前記底部空間の底壁に固定的に取り付けられたクリーニングモーターを含み、前記クリーニングモーターには前記底部空間の頂壁と回転できるように連結された動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸の上側には第一歯車が固定的に設置され、前記底部空間の上側側壁と下側側壁には前記第一歯車と噛み合った回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸が上方に伸びて前記底部空間の頂壁を貫通して前記クリーニング空間の中に入り、さらに前記クリーニング空間の底壁と回転可能に連結され、前記回転軸の中にはスライドキーがスライド可能に連結され、前記スライドキーには前記回転軸の内壁とスライド可能に連結されたクリーニング軸がスライド可能に連結され、前記側辺空間の底壁と前記プーリ空間の頂壁との間には縦軸が回転可能に連結され、前記縦軸の底部には前記第一歯車と噛み合った第二歯車が固定的に設置され、前記プーリ空間の上側側壁と下側側壁にはプーリ軸が回転可能に連結され、前記プーリ軸が下方に伸びて前記クリーニング空間の中に入り、さらに前記クリーニング空間の頂壁と回転可能に連結され、前記プーリ軸には第一プーリが固定的に設置され、前記縦軸にも第一プーリが固定的に設置され、前記プーリ軸にある前記第一プーリと前記縦軸にある前記第一プーリとが左右対称となり、二つの前記第一プーリは第一ベルトにより連結され、前記プーリ軸の下側にはクリーニング盤が固定的に設置され、前記クリーニング軸の上側にもクリーニング盤が固定的に設置され、前記プーリ軸の下側にある前記クリーニング盤と前記クリーニング軸の上側にある前記クリーニング盤とが上下対称となり、下側の前記クリーニング盤の中には環状空間が設置され、各前記クリーニング盤において互いに近接する側面にはバイオセラミック入れ歯を洗浄するための軟質ブラシが固定的に設置され、前記クリーニング空間の底壁には液圧機械が固定的に取り付けられ、前記液圧機械には前記環状空間と回転可能に連結されたT型ロッドが固定的に設置され、
前記クリーニング空間の左側壁には円形空間が前記クリーニング空間と連通するように設置され、前記円形空間の左側壁には浸し空間が設置され、前記浸し空間の後側には後側空間が設置され、前記円形空間の右側には洗浄液空間が設置され、前記洗浄液空間の頂壁と前記浸し空間の右側側壁とが水排出溝により連通され、前記洗浄液空間の上側には傘歯車空間が設置され、前記傘歯車空間の左側には方形空間が設置され、前記方形空間の頂壁には回転空間が設置され、前記浸し空間と前記回転空間との間には制御装置が設置され、前記制御装置は開口を制御して前記浸し空間にバイオセラミックス専用の洗浄液を添加でき、前記浸し空間の左側側壁には開口空間が設置され、前記浸し空間の左側側壁と前記本体の左側面とが洗浄液を排出できる左側排水口により連通され、前記浸し空間の下側には歯車空間が設置され、前記歯車空間と前記後側空間とが連通空間により連通され、前記歯車空間の左側側壁には前記左側排水口と連通する昇降空間が設置され、前記歯車空間と前記後側空間との間には輸送装置が設置され、前記輸送装置はバイオセラミック入れ歯を前記浸し空間から前記クリーニング空間の中に輸送できる。
【0006】
前記制御装置は前記傘歯車空間の頂壁に固定的に取り付けられた伝動モーターを含み、前記伝動モーターの下側には前記傘歯車空間の底壁と回転可能に連結されたモーター軸が伝動可能に連結され、前記モーター軸が下方に伸びて前記洗浄液空間の中に入り、さらに前記洗浄液空間の上側側壁及び下側側壁と回転可能に連結され、前記モーター軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記モーター軸の下側には前記洗浄液空間の左側側壁及び右側側壁とスライド可能に連結されたネジ板がネジ山により連結され、前記ネジ板の中にはばね空間が設置され、前記ばね空間の中にはスライドロッドがスライド可能に連結され、前記スライドロッドの右側面と前記ばね空間の右側側壁との間には圧着ばねが連結され、前記スライドロッドの左側には前記洗浄液空間の左側側壁とスライド可能に連結された弾性ゴムスリーブが設置され、前記方形空間の右側側壁と前記傘歯車空間の左側側壁との間には傘歯車軸が回転可能に連結され、前記傘歯車軸の右側には前記第一傘歯車と噛み合った第二傘歯車が固定的に設置され、前記傘歯車軸の左側には第三傘歯車が固定的に設置され、前記方形空間の前側側壁にはウォームホイール軸が回転可能に連結され、前記方形空間の後側側壁にもウォームホイール軸が回転可能に連結され、前記ウォームホイール軸の後側にはウォームホイールが固定的に設置され、前記ウォームホイール軸の前側には前記第三傘歯車と噛み合った第四傘歯車が固定的に設置され、前記回転空間の中には前記ウォームホイールと噛み合ったウォームが回転可能に連結され、前記ウォームの中には前記浸し空間を閉鎖できる閉鎖板がネジ山により連結されている。
【0007】
前記輸送装置は前記開口空間の左側側壁に固定的に取り付けられたタイマーを含み、前記歯車空間の左側側壁には定時モーターが固定的に取り付けられ、前記タイマーと前記定時モーターとが前記定時モーターを始動できる電線により連結され、前記定時モーターの前側には前記歯車空間の前側側壁と回転可能に連結された歯車軸が伝動可能に連結され、前記歯車軸の後側には第一鎖歯車が固定的に設置され、前記歯車軸の前側には第三歯車が固定的に設置され、前記昇降空間と前記左側排水口の中には前記第三歯車と噛み合った昇降ロッドがスライド可能に連結され、前記昇降ロッドの底面と前記昇降空間の底壁とが昇降ばねにより連結され、前記浸し空間の前側側壁と後側側壁には貫通軸が回転可能に連結され、前記貫通軸が後ろに伸びて前記浸し空間の後側側壁を貫通して前記後側空間の中に入り、さらに前記後側空間の前側側壁及び後側側壁と回転可能に連結され、前記貫通軸の後側には前記第一鎖歯車に対応する第二鎖歯車が固定的に設置され、前記第二鎖歯車と前記第一鎖歯車とが鎖により連結され、前記貫通軸の前側には前記円形空間と前記浸し空間との間を閉鎖できるL型ロッドが固定的に設置され、前記L型ロッドの下側には排水用の抜き穴が設置されている。
【0008】
前記底部空間の上側には貯水空間が設置され、前記底部空間の上側側壁と下側側壁には押し軸が回転可能に連結され、前記押し軸が上方に伸びて前記貯水空間の中に入り、さらに前記貯水空間の上側側壁及び下側側壁と回転可能に連結され、前記押し軸の上側には前記貯水空間の左側側壁及び右側側壁とスライド可能に連結された押し板がネジ山により連結され、前記押し軸には第二プーリが固定的に設置され、前記動力軸にも第二プーリが固定的に設置され、前記押し軸にある前記第二プーリと前記動力軸にある前記第二プーリとが左右対称となり、二つの前記第二プーリが第二ベルトにより連結され、前記貯水空間と前記クリーニング空間との間には前記貯水空間の中の浄水を入れ歯に吹付けられるノズルが設置されている。
【0009】
前記クリーニング空間の前側にはドア板が設置され、前記クリーニング空間の後側には後側排水口が設置されている
【0010】
上側の前記クリーニング盤と下側の前記クリーニング盤が逆方向に回転する。
【発明の効果】
【0011】
以上により、本願発明の効果は:生活水準が高くなることに伴い、人々は休みの間でたくさんの甘いものを食べて口腔の衛生に注意しなく、歯をひどく傷つけ、歯が抜けた人の年齢も低くなり、医療レベルが高いことで中国の人口高齢化が深刻となり、従い、中国では多くの高齢者は入れ歯をつけ、入れ歯の製造材料として最適なのは生物バイオセラミックスであり、でも、多くの人は入れ歯のクリーニングに注意しなく、特に高齢者では、知識レベルが低く、いつも入れ歯をクリーニングしなくてつけることは普通であり、少量の高齢者は入れ歯を外して歯ブラシでクリーニングするが、入れ歯表面についた汚れを除去できても、歯の間に残った細菌を完全に除去できなく、本願発明は洗浄液により、入れ歯を浸し、そしてバイオセラミック入れ歯にある細菌を完全に除去し、次に、クリーニング装置にある軟質ブラシにより、入れ歯に対するクリーニングを徹底し、軟質ブラシは最大限で入れ歯の表面を保護し、入れ歯に凸凹を生じさせることを防止し、細菌が隠される可能性を排除し、本願発明は普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0013】
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜5を参照し、本願発明はバイオセラミック入れ歯のクリーニング装置であり、本体20を含み、前記本体20の中にはクリーニング空間55が設置され、前記クリーニング空間55の上側にはプーリ空間49が設置され、前記クリーニング空間55の下側には底部空間69が設置され、前記プーリ空間49と前記底部空間69とが側辺空間57により連通され、前記底部空間69と前記プーリ空間49との間にはバイオセラミック入れ歯をクリーニングできる除去装置101が設置され、前記除去装置101は前記底部空間69の底壁に固定的に取り付けられたクリーニングモーター64を含み、前記クリーニングモーター64には前記底部空間69の頂壁と回転できるように連結された動力軸63が伝動可能に連結され、前記動力軸63の上側には第一歯車62が固定的に設置され、前記底部空間69の上側側壁と下側側壁には前記第一歯車62と噛み合った回転軸67が回転可能に連結され、前記回転軸67が上方に伸びて前記底部空間69の頂壁を貫通して前記クリーニング空間55の中に入り、さらに前記クリーニング空間55の底壁と回転可能に連結され、前記回転軸67の中にはスライドキー65がスライド可能に連結され、前記スライドキー65には前記回転軸67の内壁とスライド可能に連結されたクリーニング軸66がスライド可能に連結され、前記側辺空間57の底壁と前記プーリ空間49の頂壁との間には縦軸56が回転可能に連結され、前記縦軸56の底部には前記第一歯車62と噛み合った第二歯車61が固定的に設置され、前記プーリ空間49の上側側壁と下側側壁にはプーリ軸50が回転可能に連結され、前記プーリ軸50が下方に伸びて前記クリーニング空間55の中に入り、さらに前記クリーニング空間55の頂壁と回転可能に連結され、前記プーリ軸50には第一プーリ52が固定的に設置され、前記縦軸56にも第一プーリ52が固定的に設置され、前記プーリ軸50にある前記第一プーリ52と前記縦軸56にある前記第一プーリ52とが左右対称となり、二つの前記第一プーリ52は第一ベルト51により連結され、前記プーリ軸50の下側にはクリーニング盤53が固定的に設置され、前記クリーニング軸66の上側にもクリーニング盤53が固定的に設置され、前記プーリ軸50の下側にある前記クリーニング盤53と前記クリーニング軸66の上側にある前記クリーニング盤53とが上下対称となり、下側の前記クリーニング盤53の中には環状空間58が設置され、各前記クリーニング盤53において互いに近接する側面にはバイオセラミック入れ歯を洗浄するための軟質ブラシ54が固定的に設置され、前記クリーニング空間55の底壁には液圧機械60が固定的に取り付けられ、前記液圧機械60には前記環状空間58と回転可能に連結されたT型ロッド59が固定的に設置され、前記クリーニング空間55の左側壁には円形空間34が前記クリーニング空間55と連通するように設置され、前記円形空間34の左側壁には浸し空間30が設置され、前記浸し空間30の後側には後側空間79が設置され、前記円形空間34の右側には洗浄液空間37が設置され、前記洗浄液空間37の頂壁と前記浸し空間30の右側側壁とが水排出溝35により連通され、前記洗浄液空間37の上側には傘歯車空間88が設置され、前記傘歯車空間88の左側には方形空間74が設置され、前記方形空間74の頂壁には回転空間87が設置され、前記浸し空間30と前記回転空間87との間には制御装置102が設置され、前記制御装置102は開口を制御して前記浸し空間30にバイオセラミックス専用の洗浄液を添加でき、前記浸し空間30の左側側壁には開口空間89が設置され、前記浸し空間30の左側側壁と前記本体20の左側面とが洗浄液を排出できる左側排水口26により連通され、前記浸し空間30の下側には歯車空間21が設置され、前記歯車空間21と前記後側空間79とが連通空間85により連通され、前記歯車空間21の左側側壁には前記左側排水口26と連通する昇降空間22が設置され、前記歯車空間21と前記後側空間79との間には輸送装置103が設置され、前記輸送装置103はバイオセラミック入れ歯を前記浸し空間30から前記クリーニング空間55の中に輸送できる。
【0015】
前記制御装置102は前記傘歯車空間88の頂壁に固定的に取り付けられた伝動モーター42を含み、前記伝動モーター42の下側には前記傘歯車空間88の底壁と回転可能に連結されたモーター軸45が伝動可能に連結され、前記モーター軸45が下方に伸びて前記洗浄液空間37の中に入り、さらに前記洗浄液空間37の上側側壁及び下側側壁と回転可能に連結され、前記モーター軸45には第一傘歯車44が固定的に設置され、前記モーター軸45の下側には前記洗浄液空間37の左側側壁及び右側側壁とスライド可能に連結されたネジ板46がネジ山により連結され、前記ネジ板46の中にはばね空間47が設置され、前記ばね空間47の中にはスライドロッド39がスライド可能に連結され、前記スライドロッド39の右側面と前記ばね空間47の右側側壁との間には圧着ばね48が連結され、前記スライドロッド39の左側には前記洗浄液空間37の左側側壁とスライド可能に連結された弾性ゴムスリーブ38が設置され、前記方形空間74の右側側壁と前記傘歯車空間88の左側側壁との間には傘歯車軸41が回転可能に連結され、前記傘歯車軸41の右側には前記第一傘歯車44と噛み合った第二傘歯車43が固定的に設置され、前記傘歯車軸41の左側には第三傘歯車78が固定的に設置され、前記方形空間74の前側側壁にはウォームホイール軸77が回転可能に連結され、前記方形空間74の後側側壁にもウォームホイール軸77が回転可能に連結され、前記ウォームホイール軸77の後側にはウォームホイール75が固定的に設置され、前記ウォームホイール軸77の前側には前記第三傘歯車78と噛み合った第四傘歯車76が固定的に設置され、前記回転空間87の中には前記ウォームホイール75と噛み合ったウォーム36が回転可能に連結され、前記ウォーム36の中には前記浸し空間30を閉鎖できる閉鎖板33がネジ山により連結され、
バイオセラミック入れ歯をクリーニングする時、バイオセラミック入れ歯を前記浸し空間30の中に置き、そして前記伝動モーター42を始動し、前記伝動モーター42が前記モーター軸45を回転連動させ、前記ネジ板46を駆動して上方に移動させ、そして前記スライドロッド39が前記プーリ空間49の作用で始終に前記洗浄液空間37の左側側壁とスライドできるように連結され、前記洗浄液空間37の中にあるセラミック入れ歯に消毒と浸し処理をする用の洗浄液を前記水排出溝35を介して前記浸し空間30の中に輸送し、それと同時に前記モーター軸45が前記第一傘歯車44と、前記第二傘歯車43とを駆動して回転させ、前記傘歯車軸41と、前記第三傘歯車78とを回転連動させ、さらに前記第四傘歯車76と前記ウォームホイール軸77とを回転連動させ、前記ウォームホイール75とウォーム36とが駆動されて回転し、前記閉鎖板33が左方に移動して前記開口空間89の中に入って前記浸し空間30を閉鎖し、ここでバイオセラミック入れ歯に浸しと消毒処理を行う。
【0016】
前記輸送装置103は前記開口空間89の左側側壁に固定的に取り付けられたタイマー31を含み、前記歯車空間21の左側側壁には定時モーター83が固定的に取り付けられ、前記タイマー31と前記定時モーター83とが前記定時モーター83を始動できる電線29により連結され、前記定時モーター83の前側には前記歯車空間21の前側側壁と回転可能に連結された歯車軸25が伝動可能に連結され、前記歯車軸25の後側には第一鎖歯車82が固定的に設置され、前記歯車軸25の前側には第三歯車24が固定的に設置され、前記昇降空間22と前記左側排水口26の中には前記第三歯車24と噛み合った昇降ロッド27がスライド可能に連結され、前記昇降ロッド27の底面と前記昇降空間22の底壁とが昇降ばね23により連結され、前記浸し空間30の前側側壁と後側側壁には貫通軸80が回転可能に連結され、前記貫通軸80が後ろに伸びて前記浸し空間30の後側側壁を貫通して前記後側空間79の中に入り、さらに前記後側空間79の前側側壁及び後側側壁と回転可能に連結され、前記貫通軸80の後側には前記第一鎖歯車82に対応する第二鎖歯車81が固定的に設置され、前記第二鎖歯車81と前記第一鎖歯車82とが鎖84により連結され、前記貫通軸80の前側には前記円形空間34と前記浸し空間30との間を閉鎖できるL型ロッド32が固定的に設置され、前記L型ロッド32の下側には排水用の抜き穴28が設置され、
前記閉鎖板33が前記開口空間89に入ってから前記タイマー31に触れ、前記タイマー31の定時装置が開けられ、十分後、前記タイマー31が前記電線29により前記定時モーター83を始動し、そして前記歯車軸25が駆動されて回転し、前記第三歯車24が駆動されて回転し、前記昇降ロッド27が駆動されて下方にスライドし、前記左側排水口26が開けられ、前記浸し空間30内の洗浄液が排出され、それと同時に、前記歯車軸25が回転して前記第一鎖歯車82と、第二鎖歯車81とを回転連動させ、前記貫通軸80が駆動されて回転し、前記L型ロッド32が駆動されて右方に回転し、前記L型ロッド32にあるバイオセラミック入れ歯が前記クリーニング空間55の中に輸送され、また前記抜き穴28により前記L型ロッド32にある水が排出され、ここで洗浄液が前記クリーニング空間55の中に入らないように保証できる。
【0017】
前記底部空間69の上側には貯水空間73が設置され、前記底部空間69の上側側壁と下側側壁には押し軸71が回転可能に連結され、前記押し軸71が上方に伸びて前記貯水空間73の中に入り、さらに前記貯水空間73の上側側壁及び下側側壁と回転可能に連結され、前記押し軸71の上側には前記貯水空間73の左側側壁及び右側側壁とスライド可能に連結された押し板72がネジ山により連結され、前記押し軸71には第二プーリ70が固定的に設置され、前記動力軸63にも第二プーリ70が固定的に設置され、前記押し軸71にある前記第二プーリ70と前記動力軸63にある前記第二プーリ70とが左右対称となり、二つの前記第二プーリ70が第二ベルト68により連結され、前記貯水空間73と前記クリーニング空間55との間には前記貯水空間73の中の浄水を入れ歯に吹付けられるノズル91が設置され、
前記動力軸63が回転して前記第二プーリ70を回転連動させ、前記押し軸71を回転連動させ、前記押し板72を上方に移動させ、前記貯水空間73にある浄水を前記ノズル91を介して入れ歯に吹付け、ここで入れ歯をクリーニングできる。
【0018】
前記クリーニング空間55の前側にはドア板94が設置され、前記クリーニング空間55の後側には後側排水口90が設置され、前記回転空間87により入れ歯を取り出し、前記後側排水口90により前記クリーニング空間55の中にある水分が排出される。
【0019】
上側の前記クリーニング盤53と下側の前記クリーニング盤53が逆方向に回転し、こうして入れ歯のクリーニングを徹底できる。
【0020】
初期に、前記左側排水口26が前記昇降ロッド27に閉鎖され、前記閉鎖板33が一番右にあり、下側の前記クリーニング盤53が一番下にあり、前記ネジ板46が一番下にあり、バイオセラミック入れ歯をクリーニングする時、バイオセラミック入れ歯を前記浸し空間30の中に置き、そして前記伝動モーター42を始動し、前記伝動モーター42が前記モーター軸45を回転連動させ、前記ネジ板46を駆動して上方に移動させ、そして前記スライドロッド39が前記プーリ空間49の作用で始終に前記洗浄液空間37の左側側壁とスライドできるように連結され、前記洗浄液空間37の中にあるセラミック入れ歯に消毒と浸し処理をする用の洗浄液を前記水排出溝35を介して前記浸し空間30の中に輸送し、それと同時に前記モーター軸45が前記第一傘歯車44と、前記第二傘歯車43とを駆動して回転させ、前記傘歯車軸41と、前記第三傘歯車78とを回転連動させ、さらに前記第四傘歯車76と前記ウォームホイール軸77とを回転連動させ、前記ウォームホイール75とウォーム36とが駆動されて回転し、前記閉鎖板33が左方に移動して前記開口空間89の中に入って前記浸し空間30を閉鎖し、ここでバイオセラミック入れ歯に浸しと消毒処理を行い、前記閉鎖板33が前記開口空間89に入ってから前記タイマー31に触れ、前記タイマー31の定時装置が開けられ、十分後、前記タイマー31が前記電線29により前記定時モーター83を始動し、そして前記歯車軸25が駆動されて回転し、前記第三歯車24が駆動されて回転し、前記昇降ロッド27が駆動されて下方にスライドし、前記左側排水口26が開けられ、前記浸し空間30内の洗浄液が排出され、それと同時に、前記歯車軸25が回転して前記第一鎖歯車82と、第二鎖歯車81とを回転連動させ、前記貫通軸80が駆動されて回転し、前記L型ロッド32が駆動されて右方に回転し、前記L型ロッド32にあるバイオセラミック入れ歯が前記クリーニング空間55の中に輸送され、また前記抜き穴28により前記L型ロッド32にある水が排出され、ここで洗浄液が前記クリーニング空間55の中に入らないように保証でき、
入れ歯が前記クリーニング空間55の中に入った後、前記L型ロッド59を出し、そして下側の前記クリーニング盤53を上方へ適合な位置に移動させ、前記クリーニングモーター64を始動し、前記動力軸63と前記第一歯車62とを回転連動させ、前記第二歯車61と前記縦軸56が駆動されて回転し、前記第一プーリ52と前記プーリ軸50とが駆動されて回転し、上側の前記クリーニング盤53が駆動されて回転し、前記第一歯車62が回転して前記回転軸67を回転させ、前記クリーニング軸66と下側の前記クリーニング盤53とを駆動して回転させることにより入れ歯をクリーニングし、それと同時に、前記動力軸63が回転して前記第二プーリ70を回転連動させ、前記押し軸71を回転させ、前記押し板72を上方に移動させ、前記貯水空間73にある浄水を前記ノズル91を介して入れ歯に吹付け、こうして洗浄を徹底できる。
【0021】
本願発明の効果は:生活水準が高くなることに伴い、人々は休みの間でたくさんの甘いものを食べて口腔の衛生に注意しなく、歯をひどく傷つけ、歯が抜けた人の年齢も低くなり、医療レベルが高いことで中国の人口高齢化が深刻となり、従い、中国では多くの高齢者は入れ歯をつけ、入れ歯の製造材料として最適なのは生物バイオセラミックスであり、でも、多くの人は入れ歯のクリーニングに注意しなく、特に高齢者では、知識レベルが低く、いつも入れ歯をクリーニングしなくてつけることは普通であり、少量の高齢者は入れ歯を外して歯ブラシでクリーニングするが、入れ歯表面についた汚れを除去できても、歯の間に残った細菌を完全に除去できなく、本願発明は洗浄液により、入れ歯を浸し、そしてバイオセラミック入れ歯にある細菌を完全に除去し、次に、クリーニング装置にある軟質ブラシにより、入れ歯に対するクリーニングを徹底し、軟質ブラシは最大限で入れ歯の表面を保護し、入れ歯に凸凹を生じさせることを防止し、細菌が隠される可能性を排除し、本願発明は普及する価値がある。
【0022】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
【要約】 (修正有)
【課題】バイオセラミック入れ歯のクリーニング装置を提供する。
【解決手段】本体20を含み、前記本体の中にはクリーニング空間55が設置され、前記クリーニング空間の上側にはプーリ空間49が設置され、前記クリーニング空間の下側には底部空間69が設置され、前記プーリ空間と前記底部空間とが側辺空間57により連通され、前記底部空間と前記プーリ空間との間にはバイオセラミック入れ歯をクリーニングできる除去装置101が設置され、洗浄液により、入れ歯を浸し、そしてバイオセラミック入れ歯にある細菌を完全に除去し、次に、クリーニング装置にある軟質ブラシ54により、入れ歯に対するクリーニングを徹底し、軟質ブラシは最大限で入れ歯の表面を保護し、入れ歯に凸凹を生じさせることを防止し、細菌が隠される可能性を排除する。
【選択図】
図1