特許第6814251号(P6814251)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6814251
(24)【登録日】2020年12月22日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】振り子式下肢マッサージ機構
(51)【国際特許分類】
   A61H 15/00 20060101AFI20201228BHJP
【FI】
   A61H15/00 380A
   A61H15/00 340C
   A61H15/00 400
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-110658(P2019-110658)
(22)【出願日】2019年6月13日
(65)【公開番号】特開2020-108726(P2020-108726A)
(43)【公開日】2020年7月16日
【審査請求日】2019年6月13日
(31)【優先権主張番号】107147801
(32)【優先日】2018年12月28日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】596087199
【氏名又は名称】巫 東和
(73)【特許権者】
【識別番号】518034241
【氏名又は名称】艾力斯特健康科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】巫東和
【審査官】 小原 一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−531090(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3217271(JP,U)
【文献】 実開昭58−131824(JP,U)
【文献】 巫東和,中華民国専利公報M566576号,2018年 9月11日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
台座と揺動アームとを含む振り子式下肢マッサージ機構であって、
台座は、上端面の偏心位置に互いに対称な組み合わせ柱が設けられ、また二つの組み合わせ柱の後方にさらに位置制限ストップ板が設けられ、
揺動アームは、マッサージ端と揺動端とを有し、前記マッサージ端の両側に対称のマッサージローラーがそれぞれ設けられ、さらに前記マッサージ端の内部に設けられるマッサージローラーモーターにより、二つのマッサージローラーが回転動作し、前記揺動アーム端は前記台座の二つの組み合わせ柱の間に設けられ、また前記揺動端と二つの組み合わせ柱の間に設けられる揺動モーターにより、前記揺動アームを動作させ、前記台座において振り子動作状態及び定点状態があるようにさせることで、前記マッサージ端の振り子循環マッサージと定点マッサージを行うことを特徴とする振り子式下肢マッサージ機構。
【請求項2】
前記台座の両側に二つの脚フレームがそれぞれ設けられ、二つの組み合わせ柱の前方に第一極限スイッチが設けられ、前記揺動アームの外側は前記揺動端に近い所に第二極限スイッチが設けられ、前記第一、二極限スイッチは前記揺動モーターとそれぞれ連接することで、前記揺動モーターが正転、反転する起動時期を制御することを特徴とする請求項1の振り子式下肢マッサージ機構。
【請求項3】
前記位置制限ストップ板の断面がn字型を呈し、また前記位置制限ストップ板の最高点は二つの組み合わせ柱の頂点より低いため、前記揺動アームが前記台座における振り子角度が90度より大きくなることを特徴とする請求項1の振り子式下肢マッサージ機構。
【請求項4】
前記二つのマッサージローラーは、それぞれ二つの円盤を軸柱に連接し、また二つの円盤内に複数のマッサージユニットが設けられることを特徴とする請求項1の振り子式下肢マッサージ機構。
【請求項5】
前記二つのマッサージローラーの外にはそれぞれ布カバーで覆われることを特徴とする請求項1の振り子式下肢マッサージ機構。
【請求項6】
前記揺動モーターは前記揺動アームの揺動端内に設けられ、また前記揺動モーターの両側にそれぞれ軸棒が設けられ、前記軸棒が前記揺動端を貫通して二つの組み合わせ柱と結合固定され、二本の軸棒が結合固定される状況によって、前記揺動アームは前記揺動モーターによって連動され作動することを特徴とする請求項1の振り子式下肢マッサージ機構。
【請求項7】
前記揺動アームの揺動端の底側に開放収容槽が設けられ、前記開放収容槽の両側壁にそれぞれ前記揺動端を貫通する結合孔が設けられ、前記揺動モーターは前記開放収容槽内に設けられ、また前記揺動モーターの両側にそれぞれ軸棒が設けられ、二本の軸棒は前記揺動端の二つの結合孔に貫通することにより連結され、さらに二本の軸棒を二つの組み合わせ柱の間に跨いで設けると同時に、前記揺動モーターを二つの組み合わせ柱の間に固定することで、二本の軸棒によって前記揺動アームが連動され作動することを特徴とする請求項1の振り子式下肢マッサージ機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマッサージ構造に関し、特に振り子式下肢マッサージ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
現代人は仕事におけるストレスが大きく、体が凝りやすいため、マッサージ器具を好んで購入して体の異なる部位をマッサージし、体をほぐしたり、ストレスを解消したりする。一般のマッサージ機は全身マッサージ機と局部マッサージ機に分けられ、全身マッサージ機はマッサージチェア、マッサージベッドなどがあり、局部マッサージ機は首肩マッサージベルト、腰マッサージベルトとふくらはぎ及び足部のマッサージ機などがある。ローラー、エアバッグまたは振動などの機械式の揉み解しによって対応する部位を揉み解して、筋肉の緊張状態を和らげる。
【0003】
特に今はサービス業で勤務する人が多くなっており、長時間の立ち仕事は下肢の筋肉痛、緊張と浮腫みなどの不具合になりやすいため、業者が下肢マッサージ機構を発売し、下肢、足部のマッサージに提供される。しかし、今よく見られる下肢マッサージ装置の多くはマッサージチェアに合わせて使用されるが、単独でも使用できる。市販でよく見られる下肢マッサージ機構はすべて複雑なマッサージ機構があるため、該下肢マッサージ機構の体積が大きく、家の中の空間が足りないため収納しにくく、使用上において不便であるため、たくさんの消費者の購買意欲が萎えてしまう。
【0004】
一方、マッサージチェアに合わせて使用する下肢マッサージ機はマッサージチェアの昇降によって作動できるため、該下肢マッサージチェアのマッサージ状態と効果が豊かになる一方、実際において該下肢マッサージ機構の使用状態が限られてしまう。また、マッサージチェアを購入する費用を増やさなければならず、購入予算の増加によって、消費者の購入意欲を下げてしまう。
【0005】
単独使用の下肢マッサージ機構は、地面に置くことしかできず、また使用者が椅子に座ってから使用するしかできない。使用者が座る時に両足が自然に下ろして該下肢マッサージ機構の中に収容されて下肢のマッサージを行うことは、マッサージ使用の変化性を欠ける上、実際に下肢に対してマッサージできる部位はふくらはぎ、くるぶしまたは足裏に限るだけ、該下肢マッサージ機構の実用性を大幅に下げてしまう。
【0006】
従って、本発明者は長年にわたって関係商品の製造開発と設計をした経験により、上述の目標について、詳しく設計をして慎重に評価した結果、実用性に満ちた本発明を得た。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
現在技術における上述の欠点を解決し、振り子式下肢マッサージ機構を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のマッサージ機構は、台座揺動アームとを含む。そして、該台座の上端面の偏心位置に互いに対称な組み合わせ柱が設けられ、また該二つの組み合わせ柱の後方にさらに位置限定ストップ板が設けられる。該揺動アームはマッサージ端と揺動端とを有し、該マッサージ端の両側に対称なマッサージローラーがそれぞれ設けられ、さらに該マッサージ端の内部を経由してマッサージローラーモーターが設けられ、二つのマッサージローラーが連動され回転動作をする。該揺動アーム端は該台座の二つの組み合わせ柱の間に設けられ、また該揺動端と二つの組み合わせ柱の間に揺動モーターが設けられ、さらに該揺動モーターを経由して該揺動アームに連動して該台座に振り子動作の定点状態があることで、該マッサージ端の振り子循環マッサージと定点マッサージの目的が果たされる。
【0009】
該台座の両側に二つの脚フレームがそれぞれ設けられ、二つの組み合わせ柱の前方に第一極限スイッチが設けられ、該揺動アームの外側は該揺動端に近い所に第二極限スイッチが設けられ、該第一、第二極限スイッチは該揺動モーターとそれぞれ連接することで、該揺動モーターが正転、反転するときの起動時期が制御される。
【0010】
該位置制限ストップ板の断面がn字型を呈し、また該位置制限ストップ板の最高点は二つの組み合わせ柱の頂点より低いため、該揺動アームが該台座における振り子角度が90度より大きくなる。
【0011】
二つのマッサージローラーは二つの円盤によってそれぞれ軸柱に連接し、また二つの円盤内に複数のマッサージユニットが設けられる。
【0012】
二つのマッサージローラーの外にそれぞれ布カバーで覆われる。
【0013】
該揺動モーターは該揺動アームの揺動端内に設けられ、また該揺動モーターの両側はそれぞれ軸棒が設けられ、そして該揺動端を貫通して二つの組み合わせ柱と結合固定される。二本の軸棒が結合固定される状況によって、該揺動モーターによって該揺動アームが連動され作動する。
【0014】
該揺動アームの揺動端の底側に開放収容槽が設けられ、該開放収容槽の両側壁にそれぞれ該揺動端を貫通する結合孔が設けられる。該揺動モーターは該開放収容槽内に設けられ、また該揺動モーターの両側にそれぞれ軸棒が設けられ、該揺動端の二つの結合孔に穿設連結され、さらに二本の軸棒を二つの組み合わせ柱の間に跨いで設けると同時に、該揺動モーターを二つの組み合わせ柱の間に制限固定することで、二本の軸棒によって該揺動アームが連動され作動する。
【0015】
(一)本考案のマッサージ機構は台座と、該台座において振り子動作できる揺動アームとを含む。該揺動アームのマッサージ端に二つのマッサージローラーが設けられることで、該構造を使用する時、該マッサージモーターと揺動モーターを同時に起動することによって、振り子動作を繰り返して下肢をマッサージする効果を果たすため、下肢のマッサージ範囲が広げられる。さらに揺動アームが上昇する時、該下肢を支えながら持ち上げ、筋肉をほぐすことで、下肢筋肉のマッサージ効果が向上される。
【0016】
(二)該揺動アームは切り替えられて定点マッサージを行えるため、下肢の筋肉の不具合、筋肉痛の部位に対して強調でき、構造の実用性が増加される。
【0017】
(三)該マッサージ機構は該揺動アームによって使用者が座ってまたは横になったままでも使用できるため、該マッサージ機構使用の利便性が向上される。使用者が横になったまま使用する時、揺動アームの上昇を利用して、下肢を支えながら心臓より高い位置に持ち上げられ、足を上げる効果を果たす。さらにマッサージローラーのマッサージ動作に合わせると、下肢マッサージ効果を大幅に向上し、足部の血液循環を促進できるため、筋肉痛、疲労などの不具合を解消でき、該マッサージ機構の実用性が向上される。
【0018】
(四)該揺動アームは最底部に回されて該台座と水平設置にでき、該マッサージ構造の体積を大幅に低減し、空間を占めることが避けられるため、使用後の収納に有利で、収納の利便性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明に係る振り子式下肢マッサージ機構の立体図である。
図2図2は、本発明に係る振り子式下肢マッサージ機構の分解図である。
図3図3は、本発明に係る振り子式下肢マッサージ機構の俯瞰図である。
図4図4は、本発明に係る振り子式下肢マッサージ機構の前視図である。
図5図5は、本発明に係る振り子式下肢マッサージ機構の側視図である。
図6図6は、本発明の振り子の状態を示す図である。
図7図7は、本発明を使用者が座って使用する状態を示す図(一)である。
図8図8は、本発明を使用者が座って使用する状態を示す図(二)である。
図9図9は、本発明を使用者が座って使用する状態を示す図(三)である。
図10図10は、本発明を使用者が横になって使用する状態を示す図(一)である。
図11図11は、本発明を使用者が横になって使用する状態を示す図(二)である。
図12図12は、本発明を使用者が横になって使用する状態を示す図(三)である。
図13図13は、本発明の別の実施例の分解図である。
図14図14は、本発明の別の実施例の側視図である。
図15図15は、本発明の別の実施例の振り子の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
まず、図1から図4を参照されたい。本発明の振り子式下肢マッサージ機構は、台座10と揺動アーム20とを含む。該台座10の両側に二つの脚フレーム11がそれぞれ設けられ、該台座10の上端面の偏心位置に互いに対称な組み合わせ柱12が設けられ、また二つの組み合わせ柱12の後方にさらに位置制限ストップ板13が設けられる。該位置制限ストップ板13の断面がn字型を呈し、また該位置制限ストップ板13の最高点は二つの組み合わせ柱12の頂点より低い。該揺動アーム20はマッサージ端21と揺動端22が形成され、該マッサージ端21の両側に対称のマッサージローラー23がそれぞれ設けられ、二つのマッサージローラー23は二つの円盤231によってそれぞれ軸柱232に連接し、また二つの円盤231の間に複数のマッサージユニット233が設けられる。二つのマッサージローラー23の外にそれぞれ布カバー234で覆われる。該マッサージ端21の内部にマッサージローラーモーター24が設けられ、該マッサージローラーモーター24が心軸241を連動して二つのマッサージローラー23の軸柱232と連動することで、二つのマッサージローラー23の回転動作が果たされる。該揺動アーム端22は該台座10の二つの組み合わせ柱12の間に設けられ、また該揺動端22と二つの組み合わせ柱12の間に揺動モーター25が設けられる。そして、該揺動モーター25は該揺動アーム20の揺動端22内に設けられ、該揺動モーター25の両側にそれぞれ軸棒251が設けられ、また該揺動端22を貫通して二つの組み合わせ柱12と結合固定される。該揺動モーター25によって該揺動アーム20を連動して、該台座10に振り子動作と定点状態があることで、該マッサージ端21の振り子循環マッサージと定点マッサージの目的が果たされる。
【0021】
上述台座10の二つの組み合わせ柱12の前方に第一極限スイッチ14が設けられ、該揺動アーム20の外側は該揺動端22に近い所に第二極限スイッチ26が設けられ、該第一、二極限スイッチ14、26は該揺動モーター25とそれぞれ連接することで、該揺動モーター25が正転、反転の起動時期が制御される。
【0022】
構造の組み合わせと運転状態は図1から図4に合わせて図5図6を参照されたい。該揺動アーム20のマッサージ端21は該マッサージローラーモーター24によって二つのマッサージローラー23を連動して回転する。該揺動アーム20の揺動端22の内部に揺動モーター25が設けられ、該揺動端22を台座10の二つの組み合わせ柱12と該位置制限ストップ板13の間に設けられる。該揺動モーター25は該揺動端22の内部に固設されるため、二本の軸棒251を該揺動端22の両側より突き出した後、二つの組み合わせ柱12に固定することで、二本の軸棒251が結合固定される状態において、揺動モーター25が起動する時は該軸棒251を軸心にして作動することで、該揺動アーム20が連動され二つの組み合わせ柱12の間に振る。また該台座10の二つの組み合わせ柱12の前方に第一極限スイッチ14が設けられ、該揺動アーム20の外側にさらに第二極限スイッチ26が設けられる。該揺動アーム20が揺動モーター25の運転振りを受けると、前方に振って該台座10の第一極限スイッチ14に接触する時、該揺動モーター25を切り替えて反転作動が形成され、該揺動アーム20が伸びて反対方向へ振る。反対に、揺動アーム20が反対方向に振って、そして第二極限スイッチ26によって該位置制限ストップ板13に接触する時、再び該揺動モーター25を切り替えて正転作動することで、該揺動アーム20が台座10の前方へ正方向振り状態が形成され、該揺動アーム20の往復振り子状態を果たし、マッサージ端21の二つのマッサージローラー23を利用して下肢のマッサージ効果を果たす。また該位置制限ストップ板13の高さが二つの組み合わせ柱12より低く、該揺動アーム20が該台座10における振り子角度が90度より大きくなることで、下肢がマッサージできる範囲を大幅に向上する。
【0023】
このほか、上述のように極限スイッチを利用して揺動モーター25の正反転作動を切り替える実施方法は、本発明のよりいい実施例の一つであるため、これに限られるものではない。また揺動モーター25の作動回転数の設定によって正反転の切り替えを果たし、またはほかのセンサースイッチ、回転儀などを合わせて揺動モーター25の正反転の切り替え効果を果たす。
【0024】
上述の構造は実際に使用する時、引き続き図7から図9を参照されたい。使用者が椅子に座り、該マッサージ機構を椅子の前側に置き、そして両足を揺動アーム20の二つのマッサージローラー23に置き、マッサージローラーモーター24と揺動モーター25を同時に起動する時、二つのマッサージローラー23はマッサージローラーモーター24に連動されて回転し、マッサージユニット233によって下肢の筋肉をマッサージする。同じ時間に、該揺動アーム20は揺動モーター25の連動につれて振り子動作することで、該マッサージ端21の二つのマッサージローラー23を両足の足の甲、くるぶし、ふくらはぎ、膝の後ろ側と大腿に沿って順番にマッサージするため、下肢循環マッサージの効果を果たす。またふくらはぎのマッサージを行う時、両足が持ち上げられて足部筋肉をほぐせ、マッサージの効果を大幅に向上する。
【0025】
その次、該マッサージローラーモーター24と揺動モーター25はそれぞれ制御器(図に未表示)を連接し、制御器によってマッサージローラーモーター24の効率を切り替えられ、二つのマッサージローラー23の回転速度とマッサージの力加減の調整制御を果たす。また制御器によって該揺動モーター25の開閉を切り替えられることで、該揺動アーム20の角度を固定し、定点マッサージの効果を果たし、例えば足底、ふくらはぎの筋肉、膝の後ろ側の筋肉または大腿の筋肉に対してマッサージを強める。
【0026】
さらに、該マッサージ機構を使用する時、該揺動アーム20の角度は随意に調整できるため、使用者が寝たままに使用できることで、横になって休憩する時または睡眠時に下肢のマッサージが行える。同時に図10から図12を参照されたい。特別なのは、揺動アーム20は揺動モーター25の連動によって上昇状態に形成される時、足部を上へ支え持ち心臓より高くなることで、血液が心臓と肺に回流でき、血液の中の酸素が十分に利用され、長時間緊張する足部の筋肉が休憩、ほぐし、さらにマッサージローラー23のマッサージ動作に合わせると、筋肉痛、疲労などの不具合を解消できる上、足部の血液循環が促進でき、足のダイエットとむくみを解消などの効果を兼ねる。
【0027】
構造の別の実施例は、図13から図15を参照されたい。該揺動アーム20の揺動端22の底側に開放収容槽221が設けられ、該開放収容槽221の両側壁にそれぞれ該振り脚22を貫通する結合孔222が設けられる。該揺動モーター25は該開放収容槽221内に設けられ、また該揺動モーター25の両側の軸棒251は該揺動端22の二つの結合孔222に穿設連結され、さらに二本の軸棒251を二つの組み合わせ柱12の間に跨いで設けると同時に、該揺動モーター25を二つの組み合わせ柱12の間に制限固定することで、該揺動モーター25が制限されて位置制限される。また二本の軸棒251は揺動端22の結合孔222に連結する状況において、揺動モーター25は起動時に二本の軸棒251を連動して回転動作し、二本の軸棒251によって該揺動アーム20を連動して二つの組み合わせ柱12の間に振り、また該台座10の二つの組み合わせ柱12の前方にも第一極限スイッチ14が設けられ、該揺動アーム20の外側にさらに第二極限スイッチ26が設けられることで、該揺動アーム20の往復振り子状態を制御し、マッサージ21の二つのマッサージローラー23を利用して下肢のマッサージ効果を果たす。
【0028】
上述具体的な実施例の構造によると、以下の効果が得られる。(一)本考案のマッサージ機構は台座10と、該台座10において振り子動作できる揺動アーム20とを含む。該揺動アーム20のマッサージ端21に二つのマッサージローラー23が設けられることで、該構造を使用する時、該マッサージモーター24と揺動モーター25を同時に起動することによって、振り子が循環して下肢をマッサージする効果を果たすため、下肢のマッサージ範囲が広げられる。さらに揺動アーム20が上昇する時、該下肢を支えながら持ち上げ、筋肉のほぐしを果たすことで、下肢筋肉のマッサージ効果が向上される。
【0029】
(二)該揺動アーム20は切り替えられて定点マッサージを行えるため、下肢の筋肉の不具合、筋肉痛の部位に対して強調でき、構造の実用性が増加される。
【0030】
(三)該マッサージ機構は該揺動アーム20によって使用者が座ったまたは横になったままでも使用できるため、該マッサージ機構使用の利便性を向上する。使用者が横になったまま使用する時、揺動アーム20の上昇を利用して、下肢を支えながら心臓より高い位置に持ち上げられ、足を上げる効果を果たす。またマッサージローラー23のマッサージ動作に合わせると、下肢マッサージ効果を大幅に向上し、足部の血液循環を促進できるため、筋肉痛、疲労などの不具合を解消でき、該マッサージ機構の実用性が向上される。
【0031】
(四)該揺動アーム20は最底部に回されて該台座10と水平設置にでき、該マッサージ構造の体積を大幅に低減し、空間を占めることが避けられるため、使用後の収納に有利で、収納の利便性が向上される。
【0032】
以上は、本発明に係る実施例の一部に過ぎないため、本発明の実施範囲を制限するものではない。即ち、本発明の特許請求の範囲内で行われる変化、修飾なども本発明の範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0033】
10 台座
11 脚フレーム
12 組み合わせ柱
13 位置制限ストップ板
14 第一極限スイッチ
20 揺動アーム
21 マッサージ端
22 揺動端
221 開放収容槽
222 結合孔
23 マッサージローラー
231 円盤
232 軸柱
233 マッサージユニット
234 布カバー
24 マッサージローラーモーター
241 心軸
25 揺動モーター
251 軸棒
26 第二極限スイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15