【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、第1の態様において、各ボアが0.8mm以上の直径(すなわち、0.8mmに等しいか、あるいは0.8mmを超える直径)を有する、複数の長手方向延在ボアを含む長手方向延在(例えば、円筒形)コアを備える、冷却要素(例えば、加熱式たばこ(a tobacco heated productおよび/またはHNB product)の冷却要素)を提供する。
【0006】
本出願人らは、複数のボアをHNBマウスピースの他のコンポーネント(例えば、他の別個のセグメント)とともに備える冷却要素は、適切なレベルで蒸気を冷却できることを知見した。本出願人らは、ボアのサイズ、形状および配置を様々にすることによってHNBたばこ内の気流をより良く制御することができ、したがって冷却効果を調整して必要な温度低下を提供できることを知見した。
【0007】
好ましくは、各ボアは、0.8mm〜2.5mmの直径を有する。好ましくは、各ボアは、1.5mm〜2.5mmの直径を有する。本出願人らは、これらの直径を有するボアが最適な冷却特性を提供できることを知見した。冷却要素が異なる直径の複数のボアを備え得ることが理解されよう。冷却要素は、2〜12個のボアを含むことができる。好ましくは、冷却要素は、2〜6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、2,3,4,5または6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、4〜6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、3,4または5個のボアを含む。本出願人らは、3,4または5個のボアを含む冷却要素が蒸気を最適に冷却し得ることを知見した。
【0008】
本明細書での使用において、「ボア」という用語は、コアに囲まれた(しかしながらコアの一方端または両端で開口し得る)、コアを長手方向に延びるトンネルまたはチャネルをいう。各ボアの断面は、任意の形状とすることができる(すなわち、ボアは円形でなくてもよい)。
【0009】
円形ボアについて、「直径」という用語はその通常の意味を有する。非円形ボアについては、「直径」という用語は、ボアの最も広い点で、ボアの一方側から他方側までボアの中心を通過する線の長さを意味するものとする。好ましくは、上記の(または各)ボアの軸方向断面は均一である。
【0010】
本発明によれば、一態様において、各ボアが0.8mm以上の直径(すなわち、0.8mmに等しいか、あるいは0.8mmを超える直径)を有する、3個の長手方向延在ボアを含む長手方向延在(例えば、円筒形)コアを備える、冷却要素(例えば、加熱式たばこの冷却要素)を提供する。好ましくは、各ボアは、0.8mm〜2.5mmの直径を有する。好ましくは、各ボアは、1.5mm〜2.5mmの直径を有する。
【0011】
本発明によれば、一態様において、各ボアが0.8mm以上の直径(すなわち、0.8mmに等しいか、あるいは0.8mmを超える直径)を有する、4個の長手方向延在ボアを含む長手方向延在(例えば、円筒形)コアを備える、冷却要素(例えば、加熱式たばこの冷却要素)を提供する。好ましくは、各ボアは、0.8mm〜2.5mmの直径を有する。好ましくは、各ボアは、1.5mm〜2.5mmの直径を有する。
【0012】
本発明によれば、一態様において、各ボアが0.8mm以上の直径(すなわち、0.8mmに等しいか、あるいは0.8mmを超える直径)を有する、5個の長手方向延在ボアを含む長手方向延在(例えば、円筒形)コアを備える、冷却要素(例えば、加熱式たばこの冷却要素)を提供する。好ましくは、各ボアは、0.8mm〜2.5mmの直径を有する。好ましくは、各ボアは、1.5mm〜2.5mmの直径を有する。
【0013】
冷却要素は、例えば、綿またはポリエチレンもしくはポリプロピレン等のプラスチックからなる天然若しくは合成のフィラメントトウ、またはセルロースアセテートのフィラメントトウから作ることができる。フィルタ材料は、熱可塑性ポリマーまたは紡糸可能なポリマーとすることができ、例えば、ポロプロピレン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリラクチドとすることができる。
【0014】
好ましくは、冷却要素は、セルロースアセテートから作られる。好ましくは、冷却要素は、セルロースアセテートから熱成形される。セルロースアセテートは、可塑剤(例えば、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート(TEGDA)、ポリエチレングリコール(PEG)もしくは他の可塑剤、または可塑剤の混合物)をさらに含んでいてもよい。可塑剤(例えば、トリアセチン)は、存在する場合、セルロースアセテート材料の総重量の15%〜21.5%、好ましくは15%〜19%の量でセルロースアセテート材料に適用することができる。本出願人らは、セルロースアセテートの冷却要素は、マウスピースの他のコンポーネント(例えば、他の別個のセグメント)とともに、消費者に満足できる外観および感覚(例えば、口当たりを含む)を提供する一方で、適切に冷却できることを知見した。これは、セルロースアセテートセグメントでは効果的な冷却を行えない、という従来の知恵を考えると驚くべきことである。本出願人らは、熱成形したセルロースアセテート等の従来のたばこフィルタ材料を使用して本発明の冷却要素を製造することにより、冷却要素が従来の冷却要素と比較して改善された感覚特性(味および感触など)を提供でき、また、製造コストを削減できることを知見した。
【0015】
好ましくは、冷却要素の長さは、5〜50mm、例えば10〜30mm、例えば8〜24mm、例えば15〜20mm、例えば18mmである。
【0016】
好ましくは、冷却要素の外周は、12〜30mm、例えば15〜28mmであり、より好ましくは17〜25mm、例えば18〜25mm、例えば20〜24mm、例えば22〜24mm、例えば23mm、例えば22mmである。
【0017】
好ましくは、(例えば、セルロースアセテート材料の)長手方向延在コアの軸断面は均一である。
【0018】
好ましくは、各ボアは、略円形断面を有する。あるいは、各ボアの断面は、異なる形状(円形、半円形(D字形)、四角形、三角形、中空星形、三葉形、五角形もしくは歯(cog)形の断面、またはロゴもしくは他のパターンの形状の断面)であってもよい。本発明による冷却要素は、異なる形状の断面を有する複数のボアを含んでいてもよく、例えば、冷却要素は、円形断面のボアと四角形断面のボアとを含む。これは、
図3に見ることができる。
【0019】
好ましくは、冷却要素は、略円形断面を有する。これは、冷却要素が略円筒形であることを意味する。しかしながら、本発明の冷却要素は、任意の形状とすることができる。例えば、冷却要素は、楕円形断面または正方形断面または長方形断面を有していてもよい。
【0020】
好ましくは、各ボアは、コアの全長にわたって長手方向に延びる。
【0021】
冷却要素は、長手方向延在コアの周りに巻き付けられた外包装をさらに備えることができる。外包装は、紙(例えばプラグラップ)とすることができ、好ましくは坪量が20〜160gsmの紙(例えばプラグラップ)、例えば坪量が24〜150gsmの紙(例えばプラグラップ)、例えば坪量が70〜150gsmの紙(例えばプラグラップ)、例えば坪量が70〜140gsmの紙(例えばプラグラップ)とすることができる。
【0022】
本発明によれば、冷却要素(例えば、加熱式たばこの冷却要素)の製造方法が提供される。当該方法は、可塑剤が既に適用された(例えば、セルロースアセテート)材料を成形手段(例えば、固定ダイ)に通しながら(例えば、成形手段を通して引っ張りながら)当該材料を熱処理し、それによって、各ボアが0.8mm以上の直径(すなわち、0.8mmに等しいか、あるいは0.8mmを超える直径)を有する、複数の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを形成するステップを含む。好ましくは、成形手段は、少なくとも1つの突出インナーロッド(マンドレル)を含み、該突出インナーロッドは、各々が長手方向延在ボアの断面と等しい断面プロファイルを有する複数のピンを備える。
【0023】
冷却要素(例えば、加熱式たばこの冷却要素)は、製造する冷却要素の所望の外径とほぼ等しい外径を有する固定ダイを通して、場合によっては可塑剤(例えば、トリアセチン)が既に適用された、セルロースアセテートの連続束を引っ張ることにより製造することができる。可塑剤(例えば、トリアセチン)は、セルロースアセテート材料の総重量の15%〜21.5%、好ましくは15%〜19%の量で該セルロースアセテート材料に適用することができる。固定ダイは、固定ダイを通って延びる多数の突出インナーロッド(例えば、マンドレル)を含む。マンドレルのサイズ(例えば、直径)は、0.8mm〜4.2mmとすることができる。マンドレルは、(ボアに必要なサイズ(直径)に応じて)0.8〜4.2mmの直径を有する多数のピンで構成される円形断面を有することになる。ダイを通してセルロースアセテートを引っ張ると、それはマンドレルの周り(したがってピンの周り)を通過するため、冷却要素は、マンドレルで使用されるピンの数およびサイズと同等の断面プロファイルを有する複数のボアを有するように形成される。セルロースアセテートをダイに入れたまま、それに加熱蒸気(当技術分野で知られているように、これは過熱流である)を適用することができる。加熱蒸気は、ダイ内のダクトを介して適用してもよい。加熱蒸気は、セルロースアセテートに適用された可塑剤を硬化させ、冷却要素がダイを出た後に形状を維持できるようにする。好ましくは、本方法は、各ボアが0.8mm以上の直径(すなわち、0.8mmに等しいか、あるいは0.8mmを超える直径)を有する、複数の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを形成した後に、セルロースアセテートを冷却空気にさらすステップを含む。好ましくは、冷却空気は、20℃〜26℃の温度であり、より好ましくは、冷却空気は、22℃〜25℃であり、例えば22℃〜24.5℃である。好ましくは、本方法は、冷却空気の滞留時間を延長する(例えば、冷却要素が通過する4つ以上のエアボックスを提供する)ステップを含む。冷却空気の滞留時間は、0.12〜0.14秒、例えば、0.13秒とすることができる。
【0024】
本発明では、2〜12個の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを備える、加熱式たばこの冷却要素を提供する。
【0025】
本発明では、各ボアが0.8mm以上の直径を有する、複数の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを備える、加熱式たばこの冷却要素を提供する。
【0026】
本発明では、本明細書で説明し、以下に特許請求する冷却要素を備える喫煙用品(例えば、加熱式たばこ(a tobacco heating product,HNB product))を提供する。喫煙用品(例えば、加熱式たばこ)が、1つまたは複数の別個のさらなるセグメントを備え得ることが理解されよう。別個のさらなるセグメントは、たばこ煙フィルタ材料の(例えば、円筒形の)プラグであってもよい。好ましくは、別個のさらなるセグメントは、セルロースアセテートトウから作られる。
【0027】
冷却要素は、任意のマルチセグメントフィルタで使用することができ、消耗品であってもよいことが理解されよう。フィルタ構造は、2、3または4個以上の別個のセグメントになり得る。フィルタは、たばこロッド(あらゆる形態のたばこ(再構成たばこを含む)から作ることができる)に取り付けることができる。フィルタは、カプセル、カーボン、CPS、チューブ、アセテート、紙、メントール等を含む別のセグメントを含んでいてもよい。
【0028】
本発明では、各ボアが0.8mm以上の直径を有する、複数の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを備えた冷却要素を備える、加熱式たばこを提供する。
【0029】
本発明では、2〜12個の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを備えた冷却要素を備える、加熱式たばこを提供する。
【0030】
好ましくは、本発明による加熱式たばこは、1つ以上の別個のさらなるセグメントをさらに備える。別個のさらなるセグメントは、たばこ煙フィルタ材料の(例えば、円筒形の)プラグであってもよい。好ましくは、別個のさらなるセグメントは、セルロースアセテートトウからできている。
【0031】
本出願人らは、複数のボアをHNBマウスピースの他のコンポーネント(例えば、他の別個のセグメント)とともに備える冷却要素は、加熱式たばこにおける蒸気を適切なレベルに冷却できることを知見した。出願人らは、ボアのサイズ、形状および配置を様々にすることによって加熱式たばこにおける気流をより良く制御することができ、したがって冷却効果を調整して必要な温度低下を提供できることを知見した。
【0032】
好ましくは、冷却要素の各ボアは、0.8mm〜2.5mmの直径を有する。好ましくは、各ボアは、1.5mm〜2.5mmの直径を有する。出願人らは、これらの直径を有するボアは、最適な冷却特性を提供できることを知見した。冷却要素が異なる直径の複数のボアを備え得ることが理解されよう。冷却要素は、2〜12個のボアを含むことができる。好ましくは、冷却要素は、2〜6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、2,3,4,5または6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、4〜6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、3,4または5個のボアを含む。出願人らは、3,4または5個のボアを含む冷却要素が、加熱式たばこにおいて蒸気を最適に冷却できることを知見した。
【0033】
好ましくは、冷却要素は、セルロースアセテートから作られる。好ましくは、冷却要素は、セルロースアセテートから熱成形される。セルロースアセテートは、可塑剤(例えば、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート(TEGDA)、ポリエチレングリコール(PEG)もしくは他の可塑剤、または可塑剤の混合物)をさらに含んでいてもよい。可塑剤(例えば、トリアセチン)は、存在する場合、セルロースアセテート材料の総重量の15%〜21.5%、好ましくは15%〜19%の量でセルロースアセテート材料に適用することができる。本出願人らは、セルロースアセテートの冷却要素は、マウスピースの他のコンポーネントとともに、消費者に満足できる外観および感覚(例えば、口当たりを含む)を提供する一方で、過熱たばこにおける蒸気を適切に冷却できることを知見した。これは、セルロースアセテートセグメントでは効果的な冷却を行えない、という従来の知恵を考えると驚くべきことである。
【0034】
好ましくは、冷却要素の長さは、5〜50mm、例えば10〜30mm、例えば8〜24mm、例えば15〜20mm、例えば18mmである。
【0035】
好ましくは、冷却要素の外周は、12〜30mm、例えば15〜28mmであり、より好ましくは17〜25mm、例えば18〜25mm、例えば20〜24mm、例えば22〜24mm、例えば23mm、例えば22mmである。
【0036】
冷却要素の各ボアの断面は、任意の形状とすることができる。好ましくは、各ボアは、略円形断面を有する。あるいは、各ボアの断面は、異なる形状(円形、半円形(D字形)、四角形、三角形、中空星形、三葉形、五角形もしくは歯(cog)形の断面、またはロゴもしくは他のパターンの形状の断面)であってもよい。本発明による冷却要素は、異なる形状の断面を有する複数のボアを含んでいてもよく、例えば、冷却要素は、円形断面のボアと四角形断面のボアとを含む。これは、
図3に見ることができる。
【0037】
好ましくは、冷却要素は、略円形断面を有する。これは、冷却要素が略円筒形であることを意味する。しかしながら、本発明の冷却要素は、任意の形状とすることができる。例えば、冷却要素は、楕円形断面または正方形断面または長方形断面を有していてもよい。
【0038】
好ましくは、冷却要素の各ボアは、コアの全長にわたって長手方向に延びる。
【0039】
本発明によれば、さらなる態様において、各ボアが0.8mm以上の直径を有する、複数の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを備える冷却要素の、加熱式たばこにおける、使用を提供する。
【0040】
本発明によれば、さらなる様態において、2〜12個の長手方向延在ボアを含む長手方向延在コアを備える冷却要素の、加熱式たばこにおける、使用を提供する。
【0041】
好ましくは、本発明による加熱式たばこは、1つまたは複数の別個のさらなるセグメントをさらに備える。別個のさらなるセグメントは、たばこ喫煙フィルタ材料の(例えば、円筒形の)プラグであってもよい。好ましくは、別個のさらなるセグメントは、セルロースアセテートトウから作られる。
【0042】
本出願人らは、複数のボアをHNBマウスピースの他のコンポーネント(例えば、他の別個のセグメント)とともに備える冷却要素は、加熱式たばこにおける蒸気を適切なレベルに冷却することができることを知見した。本出願は、ボアのサイズ、形状および配置を様々にすることによって加熱式たばこ内の気流をより良く制御することができ、したがって冷却効果を調整して必要な温度低下を提供できることを知見した。
【0043】
好ましくは、冷却要素の各ボアは、0.8mm〜2.5mmの直径を有する。好ましくは、各ボアは、1.5mm〜2.5mmの直径を有する。本出願人らは、これらの直径を有するボアが最適な冷却特性を提供できることを知見した。冷却要素が異なる直径の複数のボアを備え得ることが理解されよう。冷却要素は、2〜12個のボアを含むことができる。好ましくは、冷却要素は、2〜6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、2,3,4,5または6個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、3,4または5個のボアを含む。好ましくは、冷却要素は、4〜6個のボアを含む。本出願人らは、3,4または5個のボアを含む冷却要素が、加熱式たばこにおいて蒸気を最適に冷却できることを知見した。
【0044】
好ましくは、冷却要素はセルロースアセテートから作られる。好ましくは、冷却要素は、セルロースアセテートから熱成形される。セルロースアセテートは、可塑剤(例えば、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート(TEGDA)、ポリエチレングリコール(PEG)もしくは他の可塑剤、または可塑剤の混合物)をさらに含んでいてもよい。可塑剤(例えば、トリアセチン)は、存在する場合、セルロースアセテート材料の総重量の15%〜21.5%、好ましくは15%〜19%の量でセルロースアセテート材料に適用することができる。本出願人らは、セルロースアセテートの冷却要素は、マウスピースの他のコンポーネントとともに、消費者に満足できる外観および感覚(例えば、口当たりを含む)を提供する一方で、加熱式たばこにおける蒸気を適切に冷却できることを知見した。これは、セルロースアセテートセグメントでは効果的な冷却を行えない、という従来の知恵を考えると驚くべきことである。
【0045】
好ましくは、冷却要素の長さは、5〜50mm、例えば10〜30mm、例えば8〜24mm、例えば15〜20mm、例えば18mmである。
【0046】
好ましくは、冷却要素の外周は、12〜30mm、例えば15〜28mmであり、より好ましくは17〜25mm、例えば18〜25mm、例えば20〜24mm、例えば22〜24mm、例えば23mm、例えば22mmである。
【0047】
冷却要素の各ボアの断面は、任意の形状とすることができる。好ましくは、各ボアは、略円形断面を有する。あるいは、各ボアの断面は、異なる形状(円形、半円形(D字形)、四角形、三角形、中空星形、三葉形、五角形もしくは歯(cog)形の断面、またはロゴもしくは他のパターンの形状の断面)であってもよい。本発明による冷却要素は、異なる形状の断面を有する複数のボアを含んでいてもよく、例えば、冷却要素は、円形断面のボアと四角形断面のボアとを含む。これは、
図3に見ることができる。
【0048】
好ましくは、冷却要素は、略円形断面を有する。これは、冷却要素が略円筒形であることを意味する。しかしながら、本発明の冷却要素は、任意の形状とすることができる。例えば、冷却要素は、楕円形断面または正方形断面または長方形断面を有していてもよい。
【0049】
好ましくは、冷却要素の各ボアは、コアの全長にわたって長手方向に延びる。
【0050】
ここで、添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。