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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6816091
(24)【登録日】2020年12月25日
(45)【発行日】2021年1月20日
(54)【発明の名称】分析システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20210107BHJP
【FI】
   G06Q30/02 382
【請求項の数】9
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-236101(P2018-236101)
(22)【出願日】2018年12月18日
(65)【公開番号】特開2020-98456(P2020-98456A)
(43)【公開日】2020年6月25日
【審査請求日】2018年12月18日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 株式会社ホープが、平成30年4月5日 下記アドレスのウェブサイトに掲載 http://v4.eir−parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1570408 News Releaseにて、「福岡発 地方創生ベンチャー、株式会社ホープ、指定管理者向け広告事業を開始、〜NTT東日本との連携によるICT導入モデル〜」について公開した。
(73)【特許権者】
【識別番号】399040405
【氏名又は名称】東日本電信電話株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】512202543
【氏名又は名称】株式会社ホープ
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】北川 智之
(72)【発明者】
【氏名】石井 英明
(72)【発明者】
【氏名】高橋 幸一
(72)【発明者】
【氏名】田中 悠太
(72)【発明者】
【氏名】白石 峻一
(72)【発明者】
【氏名】森 新平
【審査官】 渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−286965(JP,A)
【文献】 特開2009−276948(JP,A)
【文献】 特開2006−72649(JP,A)
【文献】 特開2018−142120(JP,A)
【文献】 特開2009−237828(JP,A)
【文献】 特開2016−53785(JP,A)
【文献】 特開2016−31591(JP,A)
【文献】 特開2012−234554(JP,A)
【文献】 特開2003−22346(JP,A)
【文献】 特開2009−037484(JP,A)
【文献】 特開2011−78014(JP,A)
【文献】 特開2018−195099(JP,A)
【文献】 特開2016−76125(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0339132(US,A1)
【文献】 特開2011−197802(JP,A)
【文献】 特開2004−46715(JP,A)
【文献】 特開2016−76176(JP,A)
【文献】 特開2012−123679(JP,A)
【文献】 特開2015−049621(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G16H 10/00 − 80/00
G06F 16/00
H04M 3/42
G06F 3/488
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設に設置された無線アクセス装置と、前記無線アクセス装置と連動して広告効果の分析を行う分析装置と、を備えた分析システムにおいて、
前記無線アクセス装置は、
無線接続エリアの内側で無線端末を検知する検知部と、
前記無線端末に対して、施設内の広告媒体と前記広告媒体の広告内容とのうち1つ以上に係る広告に関するアンケートであって、前記広告の広告枠を提供する広告事業者が管理する特定の所在からの前記アンケートを出力する出力部と、を備え、
前記分析装置は、
前記無線アクセス装置を通じて入力された前記アンケートに対する前記無線端末からのアンケート結果と、前記無線アクセス装置又は前記特定の所在に対する前記無線端末のアクセス履歴と、を受信する受信部と、
前記アンケート結果及び前記アクセス履歴を用いて、前記アンケートの内容を数値化して判定を行うことにより、前記広告の効果を分析する分析部と、を備え
前記無線アクセス装置は、
広告主毎にSSID(Service Set Identifier)とリダイレクト先のURLとを関連付けて記憶する管理部を更に備え、
前記出力部は、
前記無線端末に対して、無線接続を開始するための無線接続画面であって、広告主毎の前記SSIDが選択可能に表示された前記無線接続画面を出力し、前記無線端末のユーザにより選択された広告主のSSIDに対応するリダイレクト先から遷移した特定の所在からの前記アンケートを出力する
ことを特徴とする分析システム。
【請求項2】
施設に設置された無線アクセス装置と、前記無線アクセス装置と連動して広告効果の分析を行う分析装置と、を備えた分析システムにおいて、
前記無線アクセス装置は、
無線接続エリアの内側で無線端末を検知する検知部と、
前記無線端末に対して、施設内の広告媒体と前記広告媒体の広告内容とのうち1つ以上に係る広告に関するアンケートであって、前記広告の広告枠を提供する広告事業者が管理する特定の所在からの前記アンケートを出力する出力部と、を備え、
前記分析装置は、
前記無線アクセス装置を通じて入力された前記アンケートに対する前記無線端末からのアンケート結果と、前記無線アクセス装置又は前記特定の所在に対する前記無線端末のアクセス履歴と、を受信する受信部と、
前記アンケート結果及び前記アクセス履歴を用いて、前記アンケートの内容を数値化して判定を行うことにより、前記広告の効果を分析する分析部と、を備え、
前記分析部は、
前記アクセス履歴に含まれる前記特定の所在への接続開始時刻と接続終了時刻との時刻差から求めた前記アンケートの回答所要時間が閾値以上であり、かつ、前記アクセス履歴に前記アンケートのデータを拡大した操作が含まれる場合、前記無線端末のユーザを高齢者のユーザと判定し、前記広告に係る前記高齢者のユーザの割合を算出するとともに、前記高齢者のユーザの回答時間帯を算出して、前記広告に対して、高齢者の有無、高齢者の割合、高齢者の回答時間帯のうちいずれか1つ以上のユーザ特性を関連付ける
ことを特徴とする分析システム。
【請求項3】
施設に設置された無線アクセス装置と、前記無線アクセス装置と連動して広告効果の分析を行う分析装置と、を備えた分析システムにおいて、
前記無線アクセス装置は、
無線接続エリアの内側で無線端末を検知する検知部と、
前記無線端末に対して、施設内の広告媒体と前記広告媒体の広告内容とのうち1つ以上に係る広告に関するアンケートであって、前記広告の広告枠を提供する広告事業者が管理する特定の所在からの前記アンケートを出力する出力部と、を備え、
前記分析装置は、
前記無線アクセス装置を通じて入力された前記アンケートに対する前記無線端末からのアンケート結果と、前記無線アクセス装置又は前記特定の所在に対する前記無線端末のアクセス履歴と、を受信する受信部と、
前記アンケート結果及び前記アクセス履歴を用いて、前記アンケートの内容を数値化して判定を行うことにより、前記広告の効果を分析する分析部と、を備え、
前記アクセス履歴は、
前記アンケートのデータを拡大又は縮小した操作である
ことを特徴とする分析システム。
【請求項4】
前記分析部は、
前記広告の広告主毎に、前記施設内に設けられた広告媒体、前記広告媒体に表示された広告内容、無線接続を開始するための無線接続画面に表示された広告主の名称、前記無線接続画面に表示された広告内容、前記アンケートのページに表示された広告内容、に関する広告効果を分析することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の分析システム。
【請求項5】
前記分析装置は、
前記広告の広告枠を提供する広告事業者が管理する特定の所在からの前記アンケートに係る前記広告の効果を、前記広告枠に前記広告を掲載した広告主が用いる広告主端末へ送信する分析結果出力部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の分析システム。
【請求項6】
前記アンケートは、
無線接続開始後に最初に前記無線端末に表示され前記施設に関する情報が掲載されたトップ画面に設けられたアンケートボタンから遷移する、又は、前記トップ画面に含まれていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の分析システム。
【請求項7】
前記施設は、自治体の施設であって、
前記アンケートは、
前記自治体の施設内の遊休スペースに設けられた表示媒体と前記表示媒体の表示内容とのうち1つ以上に係る広告に関するアンケートであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の分析システム。
【請求項8】
前記アンケートは、
前記施設の壁面に設けられた壁面ポスターの数及び広告内容の適正に関する質問項目を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の分析システム。
【請求項9】
前記アクセス履歴は、
前記無線アクセス装置又は前記特定の所在との接続を開始した前記無線端末の接続開始時刻又は終了した接続終了時刻、前記アンケートのデータを拡大又は縮小した操作又は時刻、前記アンケートに含まれる項目に回答を入力した時刻、のうちいずれか1つ以上であることを特徴とする請求項1,2,4乃至8のいずれかに記載の分析システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを分析する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
自治体では、遊休施設の活用により、収益を強化することが重要である。収益強化の一つの方法として、施設管理を指定管理者に委託し、指定管理者が施設を有効に活用する方法が考えられる。この場合、指定管理者は、対象施設の維持管理を行うとともに、収益確保の観点から利用者向けのサービスを提供する。例えば、指定管理者は、スポーツ、コンサート、絵画展等の行事を計画し、チケット料や参加費を得ることにより、収益を上げる。
【0003】
行事内容に著名性があれば、当該行事の情報は自然に拡散して自ずと人が集まるので収益強化は容易い。一方、そのような行事は稀であり、特に地方自治体の施設で実施される頻度は極めて少ない。そこで、指定管理者は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)設備を設置し、ICT(Information and Communication Technology)環境を導入することで、施設に対する魅力向上を図り、人が集まり易い環境を整える取り組みを実施している(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】“地方公共団体によるWi-Fi環境整備について”、総務省、[online]、[2018年11月15日検索]、インターネット<URL:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/local_support/kyouzinkasinsei.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、自治体施設は、運動公園、野球場、体育館、学校等、物理的規模が大きく、かつ、施設数も膨大であるため、施設内のあらゆる場所でインターネット通信を不断なく確保し得る通信設備を導入するには、指定管理者にとってコスト負担が重く、通信設備の導入が進まないケースが多かった。それゆえ、施設利用者の利用満足度は低く、人の集まりを確保・維持することは容易ではなく、その結果、収益を強化することは難しいという課題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の分析装置は、無線接続エリアの内側で検知した無線端末に対して施設内の表示媒体と前記表示媒体の表示内容とのうち1つ以上に係る特定情報に関する特定の所在からの情報収集ページを出力する無線アクセス装置を通じて、前記情報収集ページに対する前記無線端末からのアクセス情報を受信する受信部と、前記アクセス情報を用いて前記特定情報の効果を分析する分析部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の分析装置は、特定情報を取り扱う特定事業者が管理する分析装置において、無線接続エリアの内側で検知した無線端末に対して自治体施設内の表示媒体と前記表示媒体の表示内容とのうち1つ以上に係る特定情報に関する前記特定事業者の管理する特定の所在からの情報収集ページを出力する無線アクセス装置を通じて、前記情報収集ページに対する前記無線端末からのアクセス情報を受信する受信部と、前記アクセス情報を用いて前記特定情報の効果を分析する分析部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記分析装置において、前記分析部は、同一施設内において前記無線接続エリアの内側に位置する表示媒体に係る特定情報と外側に位置する表示媒体に係る特定情報とを共に分析対象とすることを特徴とする。
【0010】
上記分析装置において、前記分析部は、前記特定情報に対して特定情報の特定情報主毎に異なるアクセスポイント識別子を対応させ、アクセスポイント識別子毎に前記特定情報の効果を分析することを特徴とする。
【0011】
上記分析装置において、前記分析部は、前記情報収集ページに対するアクセス履歴及び操作履歴を用いて、前記情報収集ページに対するユーザの操作特性を分析することを特徴とする。
【0012】
上記分析装置において、前記分析部は、異なる複数の期間での各アクセス情報を対比した結果に基づき、又は同一期間での異なる複数の特定情報に係る各情報収集ページに対するアクセス情報の有無又は情報量に基づき、前記特定情報の改善方法を決定することを特徴とする。
【0013】
上記分析装置において、前記特定情報は、前記無線アクセス装置が前記無線端末に出力するアクセスポイント選択画面に表示されるアクセスポイント識別子の代わりに表示されることを特徴とする。
【0014】
本発明の分析装置は、広告を取り扱う広告事業者が管理する分析装置において、無線接続エリアの内側で検知した無線端末に対して自治体施設内の広告媒体と前記広告媒体の表示内容とのうち1つ以上に係る広告に関する前記広告事業者の管理する特定の所在からのアンケートを出力する無線アクセス装置を通じて、前記アンケートに対する前記無線端末からのアンケート結果を受信する受信部と、前記アンケート結果を用いて前記広告の効果を分析する分析部と、を備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の分析方法は、分析装置で行う分析方法において、前記分析装置は、特定情報を取り扱う特定事業者により管理され、無線接続エリアの内側で検知した無線端末に対して自治体施設内の表示媒体と前記表示媒体の表示内容とのうち1つ以上に係る特定情報に関する前記特定事業者の管理する特定の所在からの情報収集ページを出力する無線アクセス装置を通じて、前記情報収集ページに対する前記無線端末からのアクセス情報を受信するステップと、前記アクセス情報を用いて前記特定情報の効果を分析するステップと、を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、表示媒体や表示内容に係る特定情報の効果(例えば、広告主が施設内に表示した広告の効果)を向上可能となり、施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】ビジネスモデルの全体構造を示す図である。
図2】ビジネスモデルの実現イメージを示す図である。
図3】分析システムの構成を示す図である。
図4】無線アクセス装置の機能ブロック構成を示す図である。
図5】Webサーバの機能ブロック構成を示す図である。
図6】アンケートサーバの機能ブロック構成を示す図である。
図7】分析装置の機能ブロック構成を示す図である。
図8】分析方法の処理シーケンスを示す図である。
図9】Wi−Fi接続画面の例を示す図である。
図10】Webページの例を示す図である。
図11】アンケートページの例を示す図である。
図12】アンケートページの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
【0019】
<発明の概要>
本発明では、自治体施設の遊休スペースを活用した広告事業を展開し、当該広告事業による収益を通信設備の導入コストに充当するビジネスモデルを開示する。以下、当該ビジネスモデルの概要について説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るビジネスモデルの全体構造を示す図である。自治体Aは、自治体施設Zの管理を指定管理者Bに委託し、指定管理者Bは、当該自治体施設Zの維持管理を行う。このとき、指定管理者Bは、収益確保の観点から、自治体施設Zにおける壁面等の遊休スペースSPの使用を広告事業者Cに提供し、当該遊休スペースSPの提供料を得る。そして、指定管理者Bは、当該遊休スペースSPの提供料で通信事業者DからWi−Fi設備等を購入(レンタル等を含む)して自治体施設Zに設置する。広告事業者Cは、自治体施設Zの遊休スペースSPを広告枠として広告主Eに提供し、当該広告枠の提供料を広告主Eから得る。広告主Eは、自治体施設Zの遊休スペースSPに広告を掲示し、当該広告による広告効果を期待する。
【0021】
これにより、指定管理者Bは、Wi−Fi設備やICT環境等の通信設備を自治体施設Zへ導入可能となる。一方、広告主Eにとっては、広告効果を期待するのみのため、当該広告効果を定量的に判断できないことから、場合によっては、広告掲示を中止する、広告枠を継続購入しない、等の行動を選択する可能性がある。
【0022】
そこで、図2に示すように、広告事業者Cは、自治体施設Zに設置されたWi−Fi設備等の無線アクセス装置2と連動して広告効果の分析を行う分析装置5を備える。分析装置5は、当該無線アクセス装置2を介して、施設利用者の無線端末1から、自治体施設Zの遊休スペースSPに掲示・設置された壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100Bの広告に対する評価に関するアンケート結果を収集し、広告の仕様(広告内容、広告媒体の数量、広告の設置場所等)の見直し等を分析して、広告及び広告主に対する施設利用者の印象等を含めて広告効果の分析結果として広告主Eへフィードバックする。
【0023】
これにより、広告効果を高めることが可能となる。そして、広告主Eは、自治体施設Zの遊休スペースSPに掲示・設置した広告の広告効果を把握でき、広告枠の継続契約等を適切に判断可能となる。その結果、より魅力的な広告展開が可能となり、広告枠の継続的利用に繋がり、広告枠の追加契約や広告主Eの増加が期待できる。併せて、自治体施設Zの遊休スペースSPの拡大も期待されることとなり、指定管理者Bにとっては、遊休スペースSPの追加契約に繋がる。
【0024】
つまり、広告効果の分析結果に基づく広告収入の増加に起因して、指定管理者Bは、より多くの遊休スペースSPの提供料を得ることができる。その結果、Wi−Fi設備等の通信設備を更に充実でき、更なる利用者サービスの向上に繋がり、施設利用者の利用満足度をより向上可能となる。
【0025】
<分析システムの構成>
次に、上記ビジネスモデルを実施するコンピュータシステムについて説明する。本実施形態では、当該システムを分析システムと称する。図3は、分析システム100の構成を示す図である。当該分析システム100は、主として、自治体施設Zを利用中の施設利用者の無線端末1と、自治体施設Zに設置された無線アクセス装置2と、広告事業者C(特定事業者)が管理するWebサーバ3と、当該広告事業者Cが管理するアンケートサーバ4と、当該広告事業者Cが管理する分析装置5と、当該広告事業者Cが管理する管理端末6と、広告主Eが管理する広告主端末7と、指定管理者Bが管理する指定管理者端末8と、通信事業者Dが管理する通信事業者端末9と、を備えて構成される。
【0026】
なお、無線端末1は、施設利用者の保持するスマートフォン等の携帯端末であり、広告事業者Cの管理対象外なので、広告効果の分析を目的とする分析システム100の構成要素から除外してもよい。また、広告主Eが広告効果の分析結果を電話での音声や紙媒体等で受け取る場合、広告主端末7も除外してもよい。
【0027】
また、無線アクセス装置2と、Webサーバ3と、アンケートサーバ4と、分析装置5と、管理端末6と、広告主端末7と、指定管理者端末8と、通信事業者端末9とは、それぞれ、インターネット等の通信ネットワークNを介して相互通信可能に物理的及び電気的に接続されている。
【0028】
<無線アクセス装置>
次に、無線アクセス装置2について説明する。
【0029】
無線アクセス装置2は、例えば、Wi−Fi通信の親機として機能するWi−Fi基地局等である。無線通信規格については、Wi−Fi通信以外の既存通信規格でもよいし、将来開発可能性のある無線通信規格を含む。以降、Wi−Fi通信を例に用いる。
【0030】
無線アクセス装置2は、自治体施設Zにおいて少なくとも1つ以上あり、自治体施設Zにおける任意の場所に設置される。例えば、運動公園や野球場の入退場口、体育館の天井、学校教室内、各階の各廊下等に設置される。無線アクセス装置2は、壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100Bのある遊休スペースSPと同じ位置空間に設置してもよいし、異なる位置空間に設置してもよい。同じ位置空間とは、無線アクセス装置2の電波が到達する無線接続エリアARが遊休スペースSPの全部又は一部を含む場合をいう。施設利用者が広告を見ながらアンケートに回答し得る状況を形成する場合には、前者の「同じ位置空間」に設置することが望ましいが、必ずしも「同じ位置空間」に設置する必要はない。後者の「異なる位置空間」に設置する場合、利用者は、先ず遊休スペースSPで壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100Bの広告を閲覧し、無線アクセス装置2の無線接続エリアARに侵入したときにアンケートに回答することとなる。
【0031】
図4は、無線アクセス装置2の機能ブロック構成を示す図である。当該無線アクセス装置2は、主として、端末検知部21と、データ出力部22と、通信制御部23と、履歴情報収集部24と、SSID管理部25と、を備えて構成される。
【0032】
端末検知部21は、無線アクセス装置2の無線接続エリアAR内に位置する無線端末1を検知する機能を備える。例えば、無線アクセス装置2は、継続的又は断続的に発信する報知信号に対して応答した無線端末1を検知する。
【0033】
データ出力部22は、無線接続エリアAR内で検知した無線端末1に対して、無線接続を開始するための無線接続画面(アクセスポイント選択画面)を出力し、当該無線接続画面を無線端末1のモニタ画面に表示させる機能を備える。例えば、Wi−Fi通信の場合、データ出力部22は、Wi−Fi接続画面を出力する。Wi−Fi接続画面には、複数のアクセスポイントをそれぞれ識別するための複数のSSID(Service Set Identifier;アクセスポイント識別子)が選択可能に表示され、施設利用者が無線端末1の画面上で指定することで、通信制御部23が、指定したSSIDに対応するURLのWebサーバ3へ無線端末1の通信をリダイレクトさせる。各SSIDは、複数の広告主Eをそれぞれ識別するための識別子でもあり、データ出力部22は、文字や数字等の記号からなるSSIDに代えて、広告主の名称や広告内容等(特定情報)を選択可能に表示してもよい。
【0034】
また、データ出力部22は、無線接続エリアAR内で検知した無線端末1に対して、リダイレクト先のWebサーバ3からのWebページを出力し、当該Webページを無線接続後の無線端末1のトップ画面(無線接続後における最初の表示画面)に表示させる機能を備える。当該Webページには、自治体施設Zの施設情報、施設利用者が指定したSSIDに対応する広告主Eの広告、アンケートサーバ4のURLへ画面遷移するためのアンケートボタン等が含まれる。
【0035】
また、データ出力部22は、無線接続エリアAR内で検知した無線端末1に対して、画面遷移先のアンケートサーバ4からのアンケートページを出力し、当該アンケートページを無線端末1の画面に表示させ、施設利用者が入力したアンケート結果をアンケートサーバ4へ出力する機能を備える。アンケートページとは、(1)自治体施設Zに掲示・設置された壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100B(表示媒体・広告媒体)、(2)当該表示媒体・広告媒体に表示された広告の内容(表示内容)、(3)無線接続画面に表示されたSSIDに代わる広告主の名称等(表示内容)、(4)Webページに含まれる広告の内容(表示内容)、(5)アンケートページに含まれる広告の内容(表示内容)、について、壁面ポスターの枚数や広告内容等(特定情報)の適正等を回答するための情報収集ページである。アンケート対象は、上記(1)〜(5)のうち全てでもよいし、任意のものでもよく、少なくとも1つ以上あればよい。また、アンケートページは、広告事業者Cの管理する特定の所在(ドメイン)に位置するアンケートサーバ4に格納されている。
【0036】
通信制御部23は、通信ネットワークNに接続され、無線アクセス装置2の通信処理を制御する機能を備える。例えば、通信制御部23は、無線接続画面で施設利用者が指定したSSIDに対応するURLのWebサーバ3へ無線端末1の通信をリダイレクトする。例えば、通信制御部23は、Webページ画面で施設利用者が押し下げたアンケートボタンに紐付けられたURLのアンケートサーバ4へ無線端末1の通信を転送する。例えば、通信制御部23は、アンケートページに対する施設利用者のアンケート結果を分析装置5へ転送する。
【0037】
履歴情報収集部24は、無線アクセス装置2に対する無線端末1のアクセス履歴を収集して記憶管理する機能を備える。例えば、履歴情報収集部24は、無線端末1が無線アクセス装置2に接続した接続開始時刻や接続終了時刻等を収集する。なお、当該無線端末1のアクセス履歴は、Wi−Fi通信サービスの契約者である指定管理者B以外は参照不可である。
【0038】
SSID管理部25は、SSIDを記憶管理する機能を備える。例えば、SSID管理部25は、所定のSSIDと、当該所定のSSIDに係る広告主の名称等と、リダイレクト先のURLと、を関連付けて、SSID管理テーブルとして記憶管理する。当該SSID管理テーブルは、無線端末1のアクセス履歴と同様に、Wi−Fi通信サービスの契約者である指定管理者B以外は変更不可である。そのため、指定管理者Bが指定管理者端末8を用いて自らウェブブラウザで無線アクセス装置2にアクセスすることで、当該SSID管理テーブルを変更(修正、追加、削除)する。又は、指定管理者Bからの変更の申し込みに基づき、通信事業者Dが通信事業者端末9を用いてウェブブラウザでアクセスすることで変更可能である。
【0039】
<Webサーバ>
次に、Webサーバ3について説明する。Webサーバ3は、広告事業者Cが管理するサーバ装置であり、Webページを出力するサーバ装置である。当該Webサーバ3は、通信ネットワークNにおいて、無線アクセス装置2のSSID管理テーブルに格納されたリダイレクト先のURLの場所に位置する。当該URLは、広告事業者Cが管理するURL(ドメイン)である。
【0040】
図5は、Webサーバ3の機能ブロック構成を示す図である。当該Webサーバ3は、主として、通信制御部31と、Webページ生成部32と、データ管理部33と、を備えて構成される。
【0041】
通信制御部31は、通信ネットワークNに接続され、Webサーバ3の通信処理を制御する機能を備える。例えば、通信制御部31は、Webサーバ3で生成したWebページを無線アクセス装置2を介して無線端末1へ送信する。
【0042】
Webページ生成部32は、自治体施設Zの施設情報等を含むWebページを生成する機能を備える。例えば、Webページ生成部32は、自治体施設Zの画像、電話番号、住所、所在地等の施設情報、施設利用者が選択したSSIDに対応する広告主Eの広告、アンケートサーバ4のURLへ画面遷移するためのアンケートボタン等を含むWebページを生成する。
【0043】
データ管理部33は、Webページを生成するために必要な情報を記憶管理する機能を備える。例えば、データ管理部33は、自治体施設Zの施設情報、SSIDと広告主EのIDとを関連付けた広告主管理テーブル、各広告主Eの広告情報等を記憶する。これらの情報は、広告事業者Cにより、管理端末6を用いてWebサーバ3へアクセスすることで変更(修正、追加、削除)可能である。
【0044】
<アンケートサーバ>
次に、アンケートサーバ4について説明する。アンケートサーバ4は、広告事業者Cが管理するサーバ装置であり、アンケートページを出力するサーバ装置である。当該アンケートサーバ4は、通信ネットワークNにおいて、Webページのアンケートボタンに紐付けられたURLの場所に位置する。当該URLは、広告事業者Cが管理するURL(ドメイン)である。
【0045】
図6は、アンケートサーバ4の機能ブロック構成を示す図である。当該アンケートサーバ4は、主として、通信制御部41と、アンケートページ制御部42と、履歴情報収集部43と、データ管理部44と、アンケート結果記憶部45と、を備えて構成される。
【0046】
通信制御部41は、通信ネットワークNに接続され、アンケートサーバ4の通信処理を制御する機能を備える。例えば、通信制御部41は、アンケートサーバ4で生成したアンケートページを無線アクセス装置2を介して無線端末1へ送信する。
【0047】
アンケートページ制御部42は、上記(1)〜(5)に示した広告及び広告媒体について、壁面ポスターの枚数や広告内容の適正等を回答するためのアンケートページを生成し、当該アンケートページに対して入力された施設利用者のアンケート結果を広告主E毎にアンケート結果記憶部45に記憶する機能を備える。
【0048】
例えば、アンケートページ制御部42は、自治体施設Zに掲示・設置された壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100B(上記(1))、当該表示媒体・広告媒体に表示された広告の内容(上記(2))、について、壁面ポスターの枚数や広告内容等の適正等を伺うアンケート文を含むアンケートページを生成する。
【0049】
また、アンケートページ制御部42は、自治体施設Zに掲示・設置されていない広告に関するアンケート文を含めることも可能であり、無線接続画面に表示されたSSIDに代わる広告主の名称等(上記(3))、Webページに含まれる広告の内容(上記(4))、についてのアンケート文をアンケートページに含めてもよい。
【0050】
さらに、アンケートページ制御部42は、アンケートページ自体にも広告を含めることも可能であり、当該広告の内容(上記(5))、についてのアンケート文をアンケートページに含めてもよい。
【0051】
なお、アンケートページ制御部42は、広告主毎に別々のアンケートページを生成してもよいし、全部又は一部の広告主に共通のアンケートページを生成してもよい。
【0052】
履歴情報収集部43は、アンケートサーバ4に対する無線端末1のアクセス履歴、アンケートページ上で行われた施設利用者の操作履歴を収集して記憶管理する機能を備える。例えば、履歴情報収集部43は、無線端末1がアンケートサーバ4に接続した接続開始時刻や接続終了時刻、アンケートページの拡大・縮小等の処理内容と当該処理の実行時刻、アンケート各項目への入力時刻等を収集する。なお、当該無線端末1のアクセス履歴や施設利用者の操作履歴は、広告事業者C以外は参照不可である。
【0053】
データ管理部44は、アンケートページを生成するために必要な情報を記憶管理する機能を備える。例えば、データ管理部44は、アンケート文、広告主Eの広告情報等を記憶する。これらの情報は、広告事業者Cにより、管理端末6を用いてアンケートサーバ4へアクセスすることで変更(修正、追加、削除)可能である。
【0054】
アンケート結果記憶部45は、広告及び広告媒体に対する広告主E毎の施設利用者のアンケート結果を読み出し可能に記憶する機能を備える。
【0055】
<分析装置>
次に、分析装置5について説明する。分析装置5は、広告事業者Cが管理するサーバ装置であり、自治体施設Zに掲示・設置された壁面ポスター等の広告及び広告媒体に対する評価に関するアンケート結果を収集し、広告仕様の見直し等を分析して、広告主Eへフィードバックするサーバ装置である。
【0056】
図7は、分析装置5の機能ブロック構成を示す図である。当該分析装置5は、主として、通信制御部51と、アンケート結果取得部52と、履歴情報取得部53と、広告効果分析部54と、分析結果出力部55と、分析結果記憶部56と、を備えて構成される。
【0057】
通信制御部51は、通信ネットワークNに接続され、分析装置5の通信処理を制御する機能を備える。
【0058】
アンケート結果取得部(受信部)52は、アンケートサーバ4へ要求し、又はアンケートサーバ4から自動的に、広告及び広告媒体に対する広告主E毎の施設利用者のアンケート結果(アクセス情報)を取得(受信)する機能を備える。
【0059】
履歴情報取得部53は、Wi−Fi通信サービスの契約者である指定管理者Bの許諾のもと、無線アクセス装置2から、無線アクセス装置2に対する無線端末1のアクセス履歴を取得する機能を備える。また、履歴情報取得部53は、アンケートサーバ4から、アンケートサーバ4に対する無線端末1のアクセス履歴、アンケートページ上で行われた施設利用者の操作履歴を取得する機能を備える。なお、無線アクセス装置2から無線端末1のアクセス履歴を取得する際に指定管理者Bの許諾を受ける理由は、広告事業者Cにとって指定管理者Bは他人に該当するからである。
【0060】
広告効果分析部(分析部)54は、広告主E毎のアンケート結果(アクセス情報)と、無線アクセス装置2に対する無線端末1のアクセス履歴(アクセス情報)と、アンケートサーバ4に対する無線端末1のアクセス履歴(アクセス情報)及びアンケートページ上で行われた施設利用者の操作履歴(アクセス情報)と、を用いて、広告主E毎に、上記(1)〜(5)に係る広告及び広告媒体について、壁面ポスターの枚数や広告内容等(特定情報)の効果を算出(分析)して分析結果記憶部56に記憶する機能を備える。例えば、広告効果分析部54は、広告の仕様(広告内容、広告媒体の数量、広告の設置場所等)の見直し等を分析する。これにより、広告主Eは、提示した広告の広告効果を把握でき、広告枠の継続契約等を適切に判断できる。
【0061】
分析結果出力部55は、広告効果の分析結果を広告主E毎に又は複数の広告主Eの広告効果を対比等して分析装置5のモニタ画面に表示する機能を備える。また、分析結果出力部55は、各広告主Eの広告による広告効果の分析結果を当該各広告主Eの広告主端末7へそれぞれ送信する機能を備える。
【0062】
分析結果記憶部56は、広告効果の分析結果を読み出し可能に記憶する機能を備える。
【0063】
<Webサーバ、アンケートサーバ、分析装置の共通事項>
Webサーバ3と、アンケートサーバ4と、分析装置5とは、それぞれ広告事業者Cが管理するので、それら全て又は任意の2つを物理的に1つのサーバ装置で実現してもよい。1つのサーバ装置に実装することにより、サーバ装置間の通信が通信速度の高いバス通信になるので、データ受け渡しが高速になるメリットがある。特に、Webサーバ3とアンケートサーバ4を同じ1つのサーバ装置で実現すると、共通する1つのURL(ドメイン)を使用可能となり、広告事業者Cによるアドレス管理が容易になる。
【0064】
一方、本実施形態のように、Webページ提供、アンケートページ提供、広告効果分析の各機能処理を複数のサーバ装置でそれぞれ実施する場合、機能処理間でCPUやメモリを共有しないので、自治体施設や広告が増加した場合でも速度低下を招くことなく対応できるメリットがある。
【0065】
また、Webサーバ3と、アンケートサーバ4と、分析装置5とは、それぞれ、CPU、メモリ、マウス、キーボード、通信インタフェース、モニタを備えたコンピュータで実現可能である。また、当該コンピュータを機能させるためのプログラム、当該プログラムの記憶媒体を作成することも可能である。
【0066】
<管理端末、広告主端末、指定管理者端末、通信事業者端末>
次に、管理端末6と、広告主端末7と、指定管理者端末8と、通信事業者端末9とについて説明する。
【0067】
管理端末6は、広告事業者Cが、Webサーバ3と、アンケートサーバ4と、分析装置5と、にそれぞれ格納されたデータを変更(修正、追加、削除)、参照等するために用いる一般的なパソコン等のクライアント端末である。例えば、広告事業者Cによる変更操作に基づき、管理端末6は、Webサーバ3に格納された自治体施設Zの施設情報や広告主Eの広告情報、アンケートサーバ4に記憶されたアンケート文や広告主Eの広告情報等を変更する。
【0068】
広告主端末7は、分析装置5から、広告主Eの広告及び広告媒体に対する広告効果の分析結果を受信してモニタ画面に表示するクライアント端末である。当該広告主端末7としては、一般的なパソコン、タブレット端末、スマートフォン端末等が考えられるが、電話端末、FAX端末でもよい。
【0069】
指定管理者端末8は、指定管理者Bが無線アクセス装置2に格納されたデータを変更(修正、追加、削除)、参照等するために用いる一般的なパソコン等のクライアント端末である。例えば、指定管理者Bによる操作に基づき、指定管理者端末8は、無線アクセス装置2に格納されたSSID管理テーブルを変更し、無線アクセス装置2に格納された無線端末1のアクセス履歴をモニタ画面に表示する。
【0070】
通信事業者端末9は、通信事業者Dが無線アクセス装置2等に格納されたデータを変更(修正、追加、削除)、管理等するために用いる一般的なパソコン等のクライアント端末である。例えば、指定管理者Bからの変更の申し込みに応じ通信事業者Dによる操作に基づき、通信事業者端末9は、無線アクセス装置2に格納されたSSID管理テーブルを変更する。
【0071】
<分析システムの動作>
次に、上記分析システム100の動作の例について説明する。図8は、当該分析システム100で行う分析方法の処理シーケンスを示す図である。
【0072】
ステップS1;
まず、近隣住民が行事参加のために自治体施設Zに来訪すると、当該近隣住民である自治体施設Zの施設利用者は、自治体施設Zの遊休スペースSP(例えば、1階入口、1階下駄箱、1階ロビー等)に掲示・設置された広告媒体である壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100Bの広告を閲覧する。そして、施設利用者が移動し、又は当該遊休スペースSPにおいて、当該遊休スペースSPと異なる位置空間又は同じ位置空間に設置された無線アクセス装置2の無線接続エリアARに侵入すると、無線アクセス装置2は、当該施設利用者の無線端末1を検知する。
【0073】
ステップS2;
次に、無線アクセス装置2は、検知した無線端末1にWi−Fi接続画面を出力して当該無線端末1のモニタ画面に表示させる。Wi−Fi接続画面には、図9(a)に示すように、施設利用者の周囲にアクセスポイントがあることを示すSSIDが選択可能に表示される。このとき、表示されたSSIDが意味のない文字列や数字列の場合、表示中のSSIDが自治体施設Zのアクセスポイントであることを判断できないので、例えば、自治体施設Zの名称(例えば、「××運動公園」)を示す文字列を表示する。その他、SSIDは広告主Eの識別機能も持つので、SSID管理テーブルを参照して、図9(b)に示すように、SSIDの代わりに広告主Eの名称や広告内容(特定情報)を表示してもよい。この場合、Wi−Fi接続画面やSSIDが広告媒体となり、Wi−Fi接続画面やSSIDに代わる広告主Eの名称が広告価値を持つ。
【0074】
ステップS3,S4;
次に、施設利用者が、無線端末1のモニタ画面をタッチすることでWi−Fi接続画面内の複数のSSIDの中から任意のSSIDを指定すると、無線アクセス装置2は、SSID管理テーブルから指定SSIDに対応するURLを取得し、当該URLにSSIDを含めて、当該URLのWebサーバ3へ無線端末1の通信をリダイレクトする。無線アクセス装置2は、URLをSSID毎に別々に設定してもよいが、その場合、SSID毎にWebサーバ3をそれぞれ構築する必要があるので、複数のSSIDに対して共通する1つのURL(ドメイン)を用いることが望ましい。無線アクセス装置2は、URLにSSIDを関連付けてリダイレクトするので、当該1つのURLに対応する1つのWebサーバ3は、当該SSIDから広告主Eを特定できる。
【0075】
ステップS5,S6;
次に、Webサーバ3は、無線アクセス装置2から無線端末1の通信を受信すると、自治体施設Zの施設情報等を含むWebページを生成して返信し、無線アクセス装置2は、当該Webページを無線端末1に出力してトップ画面(無線接続後における最初の表示画面)に表示させる。無線端末1のトップ画面に表示させる理由は、施設利用者が訪問中の自治体施設Zに関する施設情報を先ずは提供し、広告及び広告媒体についてアンケートを行うことを優先するためである。
【0076】
図10は、Webページの例を示す図である。Webページには、例えば、自治体施設Zの施設情報(例えば、自治体施設Zの画像、電話番号、住所、所在地等)、アンケートページに画面遷移するためのアンケートボタン(「wifi運営に関するアンケート」のボタン)、施設スケジュールに画面遷移するための施設スケジュールボタン等が表示される。また、Webサーバ3は、広告主管理テーブルからURLに関連付けられたSSIDに対応する広告主EのIDを取得し、“当該広告主Eの広告”や、「当該広告主Eの協賛で自治体施設ZのWi−Fi運営が成り立っている」旨の広告文を併せてWebページ内に表示する。この場合、Webページ自体が広告媒体となる。
【0077】
なお、本実施例では、Webページとアンケートページとが異なるページで形成されている場合、つまり、アンケートページが無線端末1のトップ画面に表示されない場合を説明するが、アンケートページはWebページと同じページでもよい。例えば、Webサーバ3とアンケートサーバ4とを物理的に1つのサーバ装置で構築し、Webページの中にアンケートページのアンケート文を含め、当該アンケートページを無線端末1のトップ画面に表示してもよい。
【0078】
ステップS7,S8;
次に、施設利用者が、無線端末1に表示中のWebページ内のアンケートボタンを押し下げる(タッチする)と、無線アクセス装置2は、当該アンケートボタンに紐付けられたURL(ドメイン)のアンケートサーバ4へ無線端末1の通信を転送する。なお、当該転送処理は、Webページからアンケートページへの画面遷移に基づき行われるので、無線アクセス装置2が当該転送処理を自発的・積極的に行うものではない。また、当該画面遷移では、施設利用者が指定した指定SSIDもWebサーバ3からアンケートサーバ4へ引き渡される。
【0079】
ステップS9,S10;
次に、アンケートサーバ4は、無線アクセス装置2から無線端末1の通信を受信すると(Webサーバ3のWebページから画面遷移されると)、広告及び広告媒体について評価するためのアンケートページを生成して出力する。アンケートサーバ4は、広告主E毎に共通する1つのアンケートページを生成してもよいし、広告主E毎に異なる別々のアンケートページをそれぞれ生成してもよい。
【0080】
アンケートページでは、自治体施設Zに掲示・設置された広告等のみならず、自治体施設Zに掲示・設置されていない広告等もアンケート対象とする。例えば、自治体施設Zに掲示・設置された広告等については、(1)自治体施設Zの壁面ポスター100Aやデジタルサイネージ100B(表示媒体・広告媒体)、(2)当該表示媒体・広告媒体に表示された広告の内容(表示内容)、をアンケート対象とする。自治体施設Zに掲示・設置されていない広告等については、(3)Wi−Fi接続画面に表示されていたSSIDに代わる広告主の名称等(表示内容)、(4)Webページに含まれていた広告の内容、をアンケート対象とする。具体的には、図11に示すように、年代や住まい等の基本情報、施設の利用頻度や利用目的等の施設利用状況、上記(1)〜(4)の広告及び広告媒体について、例えば、「広告の内容を見て問い合わせをした」、「広告の枚数が多いと感じる」、「広告の掲載箇所が不適切と感じる」、「Wi−Fi運営を継続して欲しい」等、施設利用者の意見や印象等を伺うアンケート文が含まれる。
【0081】
また、アンケートサーバ4は、アンケートページ自体に広告を含めて生成してもよい。具体的には、図12の[PR]枠内に示すように、アンケートページに広告枠を挿入し、上記(1)〜(4)に加えて、(5)当該広告枠内の広告内容についてもアンケート対象とする。例えば、自治体施設Zへの広告掲載後に開発している新製品の商品や当該商品の機能等を広告するような場合に活用する。この場合、アンケートページが広告媒体となる。
【0082】
そして、無線アクセス装置2は、アンケートサーバ4からのアンケートページを無線端末1に出力して当該無線端末1のモニタ画面に表示させる。当該アンケートページには、上記(1)〜(5)に係る広告及び広告媒体について、壁面ポスターの枚数や広告内容等(特定情報)の適正等のアンケート文が含まれ、かつ、アンケートサーバ4は、広告事業者Cが管理するURLの場所に位置する。それゆえ、無線アクセス装置2は、「無線接続エリアの内側で検知した無線端末に対して施設内の表示媒体と前記表示媒体の表示内容とのうち1つ以上に係る特定情報に関する特定の所在からの情報収集ページを出力する無線アクセス装置」となる。
【0083】
ステップS11〜S13;
その後、施設利用者が、無線端末1に表示されたアンケートページに入力して送信ボタンを押し下げる(タッチする)と、アンケートサーバ4は、無線アクセス装置2を通じて、アンケートページに対して入力した施設利用者のアンケート結果を受信し、広告主Eに関連付けて記憶する。これにより、広告主E毎のアンケート結果が収集することとなる。
【0084】
なお、本実施例では、アンケートサーバ4と分析装置5とを物理的に異なるサーバ装置で構築した場合を説明しているが、分析装置5がアンケート結果を用いて分析することを考慮すると、アンケートサーバ4と分析装置5とを同じサーバ装置で構築してもよい。その場合、分析装置5は、無線アクセス装置2からアンケート結果を直接受信することとなる。本実施例の場合、無線アクセス装置2はアンケートサーバから間接的に取得するが、無線アクセス装置2を経由する点については同じなので、分析装置5は、無線アクセス装置2を通じてアンケート結果を受信すると言える。
【0085】
ステップS14,S15;
次に、分析装置5は、アンケートサーバ4から、広告及び広告媒体に対する施設利用者の広告主E毎のアンケート結果(アクセス情報)を取得する。また、分析装置5は、指定管理者Bの許諾のもと、無線アクセス装置2から、無線アクセス装置2に対する無線端末1のアクセス履歴(アクセス情報)を取得するとともに、アンケートサーバ4から、アンケートサーバ4に対する無線端末1のアクセス履歴(アクセス情報)とアンケートページ上で行われた施設利用者の操作履歴(アクセス情報)を取得する。アクセス履歴とは、例えば、無線端末1が無線アクセス装置2やアンケートサーバ4に接続した接続開始時刻や接続終了時刻である。操作履歴とは、アンケートページ上で行われた拡大・縮小等の処理内容と当該処理の実行時刻、アンケート各項目への入力時刻等である。なお、指定管理者Bから許諾を得ていない場合、分析装置5は、無線アクセス装置2から、無線アクセス装置2に対する無線端末1のアクセス履歴(アクセス情報)をあえて取得しないようにしてもよい。
【0086】
ステップS16;
その後、分析装置5は、取得した上記全てのアクセス情報(アンケート結果、アクセス履歴、操作履歴)を用いて、広告主E毎に、上記(1)〜(5)について広告及び広告媒体の広告効果を算出する。具体的には、広告及び広告媒体の仕様(広告内容、広告媒体の数量、広告の設置場所等)の見直し、広告継続の実効性等について評価・分析を行う。以下、広告効果の分析方法例について説明する。
【0087】
(分析方法の具体例1)
例えば、分析装置5は、所定の広告に対して「広告の内容を見て問い合わせをした」の回答数(チェック数)が閾値以上である場合、「現在の広告内容は適正である」という分析結果を算出する。その他、「広告の枚数が多いと感じる」の回答数が閾値以上である場合、「広告を少なくした方がよい」という分析結果を算出する。また、「掲載箇所が不適切と感じる」の回答数が閾値以上の場合、「広告の掲載場所を変更した方がよい」という分析結果を算出する。これら以外にも、アンケート結果の内容に応じて、例えば、「広告の内容を家族向けのものに変更した方がよい」などの分析結果を算出してもよい。その後、当該分析結果を広告主Eに関連付けて記憶管理する。
【0088】
これにより、広告主Eは、提示した広告の広告効果を把握でき、広告枠の継続契約等を適切に判断可能となる。なお、分析結果の算出方法については、上記のような閾値との比較に基づいて行ってもよいし、項目間で回答数を比較した結果に基づいて行ってもよいし、ディープラーニング等の学習モデルを用いてもよい。
【0089】
(分析方法の具体例2)
例えば、分析装置5は、同一の自治体施設Z内において、無線接続エリアAR1の内側に位置する広告及び広告媒体・表示媒体に係るアンケート結果と、当該無線接続エリアAR1の外側に位置する広告及び広告媒体・表示媒体に係るアンケート結果とを共に分析対象とする。ここでは、同一の自治体施設Z内において、広告内容(広告主)が階毎に異なることとし、各階に各無線アクセス装置2がそれぞれ設置され、当該各無線アクセス装置2は、専用のSSID(広告主)にのみアクセス可能であり、互いの無線接続エリアARは重複しない場合を想定する。
【0090】
例えば、1階の遊休スペースSPには、広告主E1の広告のみが掲示され、施設利用者は、当該1階で広告主E1の広告を見て、当該1階における無線アクセス装置1Aの無線接続エリアAR1に侵入すると、当該広告主E1のSSIDのみを含むWi−Fi接続画面が無線端末1の画面に表示される。当該施設利用者が当該SSIDをタッチすると、当該SSIDに係る広告主E1の広告を含むWebページが無線端末1の画面が表示される。その後、当該施設利用者が当該Webページ内のアンケートボタンをタッチすると、アンケートページに画面遷移し、当該施設利用者がアンケートに回答すると、分析装置5は、当該アンケート結果を用いて当該広告主E1が掲示した広告の広告効果を算出する。
【0091】
その後、当該施設利用者が広告主E2の広告のみが掲示された2階へ上がると、当該施設利用者は、当該2階で広告主E2の広告を見る。そして、当該2階における別の無線アクセス装置1Bの無線接続エリアAR2に侵入すると、当該広告主E2のSSIDのみを含むWi−Fi接続画面が無線端末1の画面に表示される。当該施設利用者が当該SSIDをタッチすると、当該SSIDに係る広告主E2の広告を含むWebページが無線端末1の画面が表示される。その後、当該施設利用者が当該Webページ内のアンケートボタンをタッチすると、アンケートページに画面遷移し、当該施設利用者がアンケートに回答すると、分析装置5は、アンケート結果を用いて当該広告主E2が掲示した広告の広告効果を算出する。
【0092】
具体例2によれば、分析装置5は、同一の自治体施設Z内において、1階の無線接続エリアAR1の内側に位置する広告及び広告媒体・表示媒体に係るアンケート結果と、当該1階の無線接続エリアAR1の外側に位置する広告及び広告媒体・表示媒体に係るアンケート結果とを共に分析対象とするので、自治体施設Zにおける広告事業を支援・強化でき、更なる施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供できる。
【0093】
(分析方法の具体例3)
例えば、分析装置5は、アンケートサーバ4から全てのアンケート結果を一度又は部分的に繰り返し取得した後、それらのアンケート結果を広告主E毎に各広告主Eをそれぞれ識別するSSIDに対応付けて記憶管理し、SSID毎に広告及び広告媒体の広告効果を分析する。
【0094】
具体例3によれば、SSID毎に広告及び広告媒体の広告効果を分析するので、広告主E毎に広告効果の分析結果を算出でき、広告主E毎に広告効果の分析結果を提供可能となり、更なる施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供できる。
【0095】
(分析方法の具体例4)
例えば、分析装置5は、単なるアンケート分析以外に、無線アクセス装置2やアンケートサーバ4のアンケートページに対する施設利用者のアクセス履歴及び操作履歴を用いて、当該アンケートページに対するユーザの操作特性を分析する。例えば、アンケートサーバ4への接続開始時刻と接続終了時刻との差からアンケート回答所要時間を求め、アンケートページ上での操作履歴より文字拡大操作の有無を特定して、アンケート回答所要時間が閾値以上、かつ、文字拡大操作が行われている場合、小さな文字が苦手なユーザ又はITへの不慣れなユーザがアンケート回答を行ったと判定し、当該ユーザの割合、当該ユーザの操作時間帯等を算出する。そして、該当する広告及び広告媒体に対して、広告閲覧者には高齢者等が含まれること、高齢者等の割合、高齢者等の操作時間帯等といったユーザ特性を関連付ける。
【0096】
具体例4によれば、無線アクセス装置2やアンケートサーバ4のアンケートページに対する施設利用者のアクセス履歴及び操作履歴を用いて、当該アンケートページに対するユーザの操作特性を分析するので、広告に対してユーザ特性を関連付けることが可能となる。これにより、広告主Eは、掲示・設置中の広告の利用者層等を把握可能となることから、更なる施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供できる。
【0097】
なお、本実施形態では、アンケート回答に直接関連するアンケートサーバ4や無線アクセス装置2のアクセス情報を例に説明したが、Webサーバ3に対するアクセス履歴やWebページ上の操作履歴を更に用いてもよい。また、操作履歴については、Webページやアンケートページをそれぞれ提供するWebサーバ3やアンケートサーバ4で取得可能である。
【0098】
(分析方法の具体例5)
例えば、分析装置5は、異なる複数の期間での各アクセス情報(アクセス履歴、操作履歴)を対比した結果に基づき、又は同一期間での異なる複数の特定情報(壁面ポスターの枚数や広告内容等)に係る各アンケートページに対するアクセス情報の有無又は情報量に基づき、当該特定情報の改善方法を決定する。
【0099】
例えば、自治体施設Zでは、毎週水曜日をバスケットボールの練習日に充てる等、1週間単位で定期的な行事が一巡することが多い。そこで、1週間毎にアクセスの有無等を分析し、1週間毎に比較・対比したアンケート回答傾向・広告の閲覧傾向(多い・少ない)を算出する。これにより、例えば、毎月第1週目は施設利用者数が多く、第4週目は施設利用者が少ない等の分析結果を算出可能となり、広告主Eにとっては、週に応じて広告内容を変更する等、より魅力的な広告展開が可能となる。なお、1週間は一定期間の例であり、その他、1箇月単位、1年単位、日の所定時間(例えば、午前中)を対比期間としてもよい。
【0100】
また、同じ1週間内や同日内であっても、Wi−Fi接続画面上で特定の広告主E1が多く指定され、当該特定の広告主E1の広告に対するアンケート回答量が多く、その一方で、他の広告主E2については指定がなくアンケート回答量が少ないという場合もある。この場合、当該広告主E2の広告内容に魅力がない、広告内容の表現が適切でない、広告の設置場所が不適切であること等が考えられる。そこで、同一期間内における複数の広告主Eの各広告に係るアンケートページに対するアクセス情報の有無や当該アクセス情報の情報量を比較し、相対的に当該情報量が少ない広告主Eに対して、「広告の枚数を増やした方がよい」、「広告の掲載場所を変更した方がよい」等の改善方法を改善策として決定する。
【0101】
具体例5によれば、異なる複数の期間での各アクセス情報を対比した結果に基づき、又は同一期間での異なる複数の特定情報に係る各アンケートページに対するアクセス情報の有無又は情報量に基づき、当該特定情報の改善方法を決定するので、広告主Eにとっては、より魅力的な広告展開が可能となり、更なる施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供できる。
【0102】
(分析方法の具体例6)
その他、分析装置5は、アンケート回答を自動的に規定フォームに整理して集計し、リアルタイムの回答状況やグラフを表示してもよい。また、分析装置5は、分析を容易にするため、アンケート回答や履歴等の全てのデータをスプレッドシート等に入力・表示してもよい。
【0103】
ステップS17;
最後に、分析装置5は、ステップS16で算出した各広告主Eの広告による広告効果の分析結果を、当該各広告主Eの広告主端末7へそれぞれ送信する。
【0104】
以上、分析システム100の動作の例について説明した。当該分析システム100の動作の例は、あくまでも一例である。ステップS16で説明した分析方法の具体例1〜6については、1つの分析方法を用いてもよいし、複数の分析方法を組み合わせて用いてもよい。
【0105】
以上より、本実施形態によれば、分析装置5が、自治体施設Zの無線接続エリアARの内側で検知した無線端末1に対して当該自治体施設Z内の壁面ポスター100A等と当該壁面ポスター100A等の表示内容とのうち1つ以上に係る壁面ポスターの枚数や広告内容等に関するアンケートサーバ4からのアンケートページを出力する無線アクセス装置2を通じて、当該アンケートページに対する無線端末1からのアンケート結果を受信するアンケート結果取得部52と、当該アンケート結果を用いて壁面ポスターの枚数や広告内容等の効果を分析する広告効果分析部54と、を備えるので、施設利用者の利用満足度の向上に繋がる分析装置を提供できる。
【符号の説明】
【0106】
1…無線端末
2…無線アクセス装置
21…端末検知部
22…データ出力部
23…通信制御部
24…履歴情報収集部
25…SSID管理部
3…Webサーバ
31…通信制御部
32…Webページ生成部
33…データ管理部
4…アンケートサーバ
41…通信制御部
42…アンケートページ制御部
43…履歴情報収集部
44…データ管理部
45…アンケート結果記憶部
5…分析装置
51…通信制御部
52…アンケート結果取得部
53…履歴情報取得部
54…広告効果分析部
55…分析結果出力部
56…分析結果記憶部
6…管理端末
7…広告主端末
8…指定管理者端末
9…通信事業者端末
100…分析システム
100A…壁面ポスター
100B…デジタルサイネージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12