特許第6816985号(P6816985)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6816985
(24)【登録日】2020年12月28日
(45)【発行日】2021年1月20日
(54)【発明の名称】バックドア開閉装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 83/16 20140101AFI20210107BHJP
   E05B 85/24 20140101ALI20210107BHJP
   E05B 79/08 20140101ALI20210107BHJP
   E05B 79/20 20140101ALI20210107BHJP
【FI】
   E05B83/16 F
   E05B85/24
   E05B79/08
   E05B79/20
【請求項の数】12
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-134904(P2016-134904)
(22)【出願日】2016年7月7日
(65)【公開番号】特開2018-3532(P2018-3532A)
(43)【公開日】2018年1月11日
【審査請求日】2019年5月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000138462
【氏名又は名称】株式会社ユーシン
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100084146
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】吉本 宗弘
【審査官】 鈴木 智之
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭55−097050(JP,U)
【文献】 特開昭52−126825(JP,A)
【文献】 実開昭52−031120(JP,U)
【文献】 実開平02−101975(JP,U)
【文献】 特開昭63−261078(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0078724(US,A1)
【文献】 独国特許出願公開第102013214365(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00−85/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の後部開口部を開閉するバックドアの開閉装置であって
前記バックドアに設けられたドアハンドルと、
前記バックドア又は前記車体のいずれか一方に設けられたストライカと、
前記バックドア又は前記車体の残る他方に設けられ、前記ストライカと係合し、前記バックドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、
を備え、
前記ドアラッチ装置は、
前記ストライカとの当接によりオープン位置からフルラッチ位置に回転可能なフォークと、
前記フォークと係合することにより前記フォークが前記フルラッチ位置から前記オープン位置に戻ることを阻止するクローレバーと、
前記ドアハンドルに連結され、前記クローレバーを操作可能なアンロック位置と、前記クローレバーを操作不可能なロック位置とに移動可能なオープンレバーと、
前記オープンレバーを前記アンロック位置及び前記ロック位置に作動させるロックレバーを有し、前記ドアハンドルの操作力を前記オープンレバーを介して前記クローレバーに伝達可能なアンロック状態、又は、伝達不能なロック状態に切替え可能なロック機構と、
車室内に設けられ、前記ロックレバーを操作可能なロック操作部材と、
記ロック機構と前記ロック操作部材とを連結するケーブルと、
前記オープンレバー及び前記ロックレバーを回動可能に取り付けるベースプレートと、
前記ベースプレートに取り付けられ、前記フォークと前記クローレバーを回動可能に取り付けるラッチベースと
を備えたことを特徴とするバックドア開閉装置。
【請求項2】
前記ドアラッチ装置は前記バックドアに設けられており
記ロック機構は、前記車体に設けられて、前記ケーブルに連結された中継レバーを備えることを特徴とする請求項1に記載のバックドア開閉装置。
【請求項3】
前記中継レバーは、前記ストライカを前記車体に固定する基体部、又は、前記基体部に固定されるブラケットに、回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のバックドア開閉装置。
【請求項4】
車体の後部開口部を開閉するバックドアの開閉装置であって、
前記バックドアに設けられたドアハンドルと、
前記車体に設けられたストライカと、
前記バックドアに設けられ、前記ストライカと係合し、前記バックドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、
を備え、
前記ドアラッチ装置は、
前記ストライカとの当接によりオープン位置からフルラッチ位置に回転可能なフォークと、
前記フォークと係合することにより前記フォークが前記フルラッチ位置から前記オープン位置に戻ることを阻止するクローレバーと、
前記ドアハンドルに連結されるオープンレバーと、
前記ドアハンドルの操作力を前記オープンレバーを介して前記クローレバーに伝達可能なアンロック状態、又は、伝達不能なロック状態に切替え可能なロック機構と、
車室内に設けられ、前記ロック機構を操作可能なロック操作部材と、
前記ロック機構と前記ロック操作部材とを連結するケーブルと、
を備え、
前記ロック機構は、前記車体に設けられて、前記ケーブルに連結された中継レバーを備え、
前記中継レバーは、前記ストライカを前記車体に固定する基体部、又は、前記基体部に固定されるブラケットに、回転可能に取り付けられていることを特徴とするバックドア開閉装置。
【請求項5】
前記ケーブルは、筒状のアウターケーブルと、前記アウターケーブル内に、その長手方向に沿って移動可能に設けたインナーケーブルとを備え、
前記ブラケットに、前記アウターケーブルの端部を保持するケーブル固定部を一体的に設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載のバックドア開閉装置。
【請求項6】
記ロック機構、前記中継レバーと連動する操作レバーを備え
前記操作レバーは、前記バックドアに設けた第1開口部を介して操作可能に外部に露出する第1ロック機構操作部を備えることを特徴とする請求項2からのいずれか1項に記載のバックドア開閉装置。
【請求項7】
前記中継レバーは、前記操作レバーの前記第1ロック機構操作部に係合可能であることを特徴とする請求項に記載のバックドア開閉装置。
【請求項8】
車体の後部開口部を開閉するバックドアの開閉装置であって、
前記バックドアに設けられたドアハンドルと、
前記車体に設けられたストライカと、
前記バックドアに設けられ、前記ストライカと係合し、前記バックドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、
を備え、
前記ドアラッチ装置は、
前記ストライカとの当接によりオープン位置からフルラッチ位置に回転可能なフォークと、
前記フォークと係合することにより前記フォークが前記フルラッチ位置から前記オープン位置に戻ることを阻止するクローレバーと、
前記ドアハンドルに連結されるオープンレバーと、
前記ドアハンドルの操作力を前記オープンレバーを介して前記クローレバーに伝達可能なアンロック状態、又は、伝達不能なロック状態に切替え可能なロック機構と、
車室内に設けられ、前記ロック機構を操作可能なロック操作部材と、
前記ロック機構と前記ロック操作部材とを連結するケーブルと、
を備え、
前記ロック機構は、前記車体に設けられて前記ケーブルに連結された中継レバーと、前記中継レバーと連動する操作レバーとを備え、
前記ドアラッチ装置は、ベースプレートを備え、
前記オープンレバーは、
前記ベースプレートに回動可能に取り付けられる第1レバーと、
前記第1レバーと一体的に回動可能で、かつ、第1レバーに対して前記クローレバーと係合可能なアンロック位置、及び、係合不能なロック位置に相対的に移動可能に設けた第2レバーとを備え、
前記ロック機構は更に、前記操作レバーと連動し、前記第2レバーに係合して前記第2レバーをロック位置、及び、アンロック位置に作動させるロックレバーを備え、
前記ロックレバーは、前記バックドアに設けられた第2開口部を介して操作可能に車室内に露出する第2ロック機構操作部を備えることを特徴とするバックドア開閉装置。
【請求項9】
前記ストライカは前記バックドアに設けられており
前記ドアラッチ装置は前記車体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバックドア開閉装置。
【請求項10】
前記中継レバーは、前記ロック機構を、前記アンロック状態から前記ロック状態に切り替える第1中継レバーと、前記ロック状態から前記アンロック状態に切り替える第2中継レバーとからなることを特徴とする請求項2からのいずれか1項に記載のバックドア開閉装置。
【請求項11】
車体の後部開口部を開閉するバックドアの開閉装置であって、
前記バックドアに設けられたドアハンドルと、
前記バックドアに設けられたストライカと、
前記車体に設けられ、前記ストライカと係合し、前記バックドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、
を備え、
前記ドアラッチ装置は、
前記ストライカとの当接によりオープン位置からフルラッチ位置に回転可能なフォークと、
前記フォークと係合することにより前記フォークが前記フルラッチ位置から前記オープン位置に戻ることを阻止するクローレバーと、
前記ドアハンドルに連結されるオープンレバーと、
前記ドアハンドルの操作力を前記オープンレバーを介して前記クローレバーに伝達可能なアンロック状態、又は、伝達不能なロック状態に切替え可能なロック機構と、
車室内に設けられ、前記ロック機構を操作可能なロック操作部材と、
前記ロック機構と前記ロック操作部材とを連結するケーブルと、
を備えたことを特徴とするバックドア開閉装置。
【請求項12】
前記ロック機構は、
前記車体に設けられて、前記ケーブルに連結された中継レバーと、
前記中継レバーと連動する操作レバーと、
前記クローレバーを操作可能なアンロック位置と、前記クローレバーを操作不可能なロック位置とに、前記オープンレバーを移動させるロックレバーと、
を備えたことを特徴とする請求項11に記載のバックドア開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のバックドア開閉装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のドア開閉装置として、ラゲージドアを車内の運転席近傍に設けたオープナーにより開放できるようにしたものが公知である。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このドア開閉装置において、オープナーは、ラゲージドアを車体に開閉可能に保持するドアラッチ装置とケーブルを介して連結されている。そして、運転者等がオープナーを操作すると、ケーブルを介してドアラッチ装置が操作され、ラゲージドアが開放可能となる。
【0004】
ところで、このように車内にあるオープナーを操作することでラゲージドアを開放できる装置には、その車両を使用する国の法規によって、オープナーの操作を無効とすることができる安全装置(ロック機構)を車内に設ける必要がある。
【0005】
しかし、車内から操作可能な安全装置(ロック機構)をドア開閉装置に設ける場合、高価なアクチュエータを使用せざるを得ないという問題があった。
【0006】
したがって、ドア開閉装置を安価に製造したい場合には、アクチュエータを使用せず、オープナーを廃止して車内からのドアの開放自体を諦め、車外からラゲージドアを開放可能とするドアハンドルと、ラゲージドアに設けられたキーシリンダに対するキー操作によって、ドアハンドルの操作を無効としてドアの開放を不能とするロック状態と、ドアハンドルの操作を有効としてドアの開放を可能とするアンロック状態とに切替え可能なロック機構とを設けてドア開閉装置を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開昭59−92172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記構成では、例えば、ショッピングモールでのセキュリティーチェック時(インドなどで行われる)にラゲージドアを開けて荷物などが見えるようにする必要がある場合に、運転者が車外に降りてキーによってキーシリンダを操作してロック機構をアンロック状態とし、ドアハンドルを操作してラゲージドアを開放しなければならない。また、ラゲージドアを閉めた後も、キーを使ってロック機構をロック状態としなければならず、わずらわしいものであった。
【0009】
そこで、本発明は、安価であるにも拘わらず、ロック機構を車内側から操作することのできる利便性に優れたバックドア開閉装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、車体の後部開口部を開閉するバックドアの開閉装置であって、前記バックドアに設けられたドアハンドルと、前記バックドア又は前記車体のいずれか一方に設けられたストライカと、前記バックドア又は前記車体の残る他方に設けられ、前記ストライカと係合し、前記バックドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、を備え、前記ドアラッチ装置は、前記ストライカとの当接によりオープン位置からフルラッチ位置に回転可能なフォークと、前記フォークと係合することにより前記フォークが前記フルラッチ位置から前記オープン位置に戻ることを阻止するクローレバーと、前記ドアハンドルに連結されるオープンレバーと、前記ドアハンドルの操作力を前記オープンレバーを介して前記クローレバーに伝達可能なアンロック状態、又は、伝達不能なロック状態に切替え可能なロック機構と、車室内に設けられ、前記ロックレバーを操作可能なロック操作部材と、前記ロック機構と前記ロック操作部材とを連結するケーブルと、を備えたことを特徴とするバックドア開閉装置を提供する。
【0011】
この構成により、車内側からロック操作部材を操作するだけで、ロック機構をアンロック状態又はロック状態のいずれか一方に切り替えることができる。
【0012】
前記ドアラッチ装置は前記バックドアに設けられており、前記ロック機構は、前記車体に設けられて、前記ケーブルに連結された中継レバーを備えることが好ましい。
【0013】
この構成により、ケーブルをバックドア内に配索する必要がなくなる。すなわち、従来は、車体に対して回動可能に取り付けられるバックドアのヒンジ部分を介して、車体側からバックドア内にケーブルを配索する必要があったが、そのような難しい配索作業は不要となる。また、ケーブルをバックドア内へと延ばす必要がないので、短いケーブルを使用できる。さらに、ケーブルがバックドア内に配索されないので、外部から不正操作しにくくして盗難防止性を向上できる。
【0014】
前記中継レバーは、前記ストライカを前記車体に固定する基体部、又は、前記基体部に固定されるブラケットに、回転可能に取り付けられているのが好ましい。
【0015】
この構成により、ストライカの基体部を車体に固定するだけで、中継レバーも車体に固定できるので、車体への組付作業が容易となる。
【0016】
前記ケーブルは、筒状のアウターケーブルと、前記アウターケーブル内に、その長手方向に沿って移動可能に設けたインナーケーブルとを備え、前記ブラケットに、前記アウターケーブルの端部を保持するケーブル固定部を一体的に設けるのが好ましい。
【0017】
これによれば、構成を簡素化できる。
【0018】
記ロック機構、前記中継レバーと連動する操作レバーを備え、前記操作レバーは、前記バックドアに設けた第1開口部を介して操作可能に外部に露出する第1ロック機構操作部を備えるのが好ましい。
【0019】
この構成により、車外から第1ロック機構操作部を操作してロック機構をロック状態に切り替え、バックドアを閉位置まで操作すると、ドアラッチ装置のフォークをフルラッチ位置でストライカと噛み合わせて、バックドアをロック状態のまま、閉位置に保持できる。すなわち、運転者が車外に出ることなく、車外にいる人が第1ロック機構操作部を操作してロック機構を切り換え、バックドアを閉鎖することで、バックドアをロック状態で閉めることができ、さらに利便性が向上する。
【0020】
前記中継レバーは、前記操作レバーの前記第1ロック機構操作部に係合可能であるのが好ましい。
【0021】
この構成により、第1ロック機構操作部に2つの機能を持たせることができ、バックドアから外部に露出する操作レバーのサイズを抑えることができる。このため、第1開口部を小さくして見栄えを向上することが可能となる。
【0022】
前記ドアラッチ装置は、ベースプレートを備え、前記オープンレバーは、前記ベースプレートに回動可能に取り付けられる第1レバーと、前記第1レバーと一体的に回動可能で、かつ、第1レバーに対して前記クローレバーと係合可能なアンロック位置、及び、係合不能なロック位置に相対的に移動可能に設けた第2レバーとを備え、前記ロック機構は、前記操作レバーと連動し、前記第2レバーに係合して前記第2レバーをロック位置、及び、アンロック位置に作動させるロックレバーを備え、前記ロックレバーは、前記バックドアに設けられた第2開口部を介して操作可能に車室内に露出する第2ロック機構操作部を備えるのが好ましい。
【0023】
この構成により、例えば、車室内の後部座席に座っている乗員が、ロック機構を直接操作することができ、さらに利便性が向上する。
【0024】
前記ストライカは前記バックドアに設けられており、前記ドアラッチ装置は前記車体に設けられているようにしてもよい。
【0025】
前記中継レバーは、前記ロック機構を、前記アンロック状態から前記ロック状態に切り替える第1中継レバーと、前記ロック状態から前記アンロック状態に切り替える第2中継レバーとから構成してもよい。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、運転席近傍にあるロック操作部材を操作することで、ドアラッチ装置のロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えることができる。ロック機構がアンロック状態になると、運転者以外の車外にいる人が、バックドアのドアハンドルを操作するとドアを開放することができる。すなわち、車室内からロック機構を操作できるため、例えば、セキュリティーチェック時などのときに、運転者が車外に出ることなく、ロック機構の状態を切り替えることでバックドアを開放できるため、利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】第1実施形態に係るバックドア開閉装置の概略図である。
図2図1のドアラッチ装置のロック状態における斜視図である。
図3図2のドアラッチ装置の正面図である。
図4A図3のドアラッチ装置に使用されるオープンレバーのロック状態を示す正面図である。
図4B図3のドアラッチ装置に使用されるオープンレバーのアンロック状態を示す正面図である。
図5図3に示す状態からロック操作部材を操作したアンロック状態への移行を示す正面図である。
図6図5に示す状態からロック操作部材の操作を解除してアンロック状態になったことを示す正面図である。
図7図1に示すバックドアを車室内側から見た正面図である。
図8図1に示すバックドアを開放した状態で車両の後方から見た斜視図である。
図9図1に示すバックドアを開放した状態(オープン位置)でのラッチ機構の平面図である。
図10図1に示すバックドアを閉鎖する途中の状態(ハーフラッチ位置)でのラッチ機構の平面図である。
図11図1に示すバックドアを閉鎖した状態(フルラッチ位置)でのラッチ機構の平面図である。
図12】第2実施形態の第1ケーブル及び中継レバーを2組としたタイプのドアラッチ装置で、ロック状態で第1中継レバーの回動を開始した直後の正面図である。
図13図12からドアラッチ装置をアンロック状態とした正面図である。
図14図13からロック操作部材の操作を解除した状態の正面図である。
図15図14からドアラッチ装置をロック状態とした正面図である。
図16】第3実施形態の車体側に設けたドアラッチ装置のロック状態での正面図である。
図17図16に示すドアラッチ装置のアンロック状態での正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るバックドア開閉装置1を示す。このバックドア開閉装置1は、車体2の後部開口部を開閉するバックドア3と、バックドア3に設けたドアハンドル(図示せず)と、車体2に設けたストライカ4と、バックドア3に設けられ、ストライカ4と係合し、バックドア3を閉位置に保持するドアラッチ装置5とを備える。ドアラッチ装置5は、バックドア3を構成するアウターパネル6から延びるドアの端面3bに設けられたラッチ取付部7にベース8を介してネジ止め固定されている。
【0029】
図2に示すように、ストライカ4は、略U字形で、その両端部を車体2にネジ止め固定した基体部9に一体化されている。基体部9の一部にはブラケット10の一端部が溶接により固定されている。ブラケット10は、中間部分が片側に屈曲して突出し、そこには中継レバー11が鉛直方向に延びる支軸11cを中心として回動可能に取り付けられている。中継レバー11は、スプリング11dによって一方の回転方向に付勢されて初期位置に位置している。中継レバー11の一端部は、後述する操作レバー19を押圧して回動させる作動部11aである。図3に示すように、中継レバー11の他端部には、第1ケーブル12が連結される連結部11bが形成されている。第1ケーブル12は、筒状のアウターケーブル12aと、このアウターケーブル12a内に、その長手方向に沿って往復移動可能に配置されるインナーケーブル12bとからなる。中継レバー11の連結部11bに接続されるのはインナーケーブル12bの一端部である。また、インナーケーブル12bの他端部は、車室内、詳しくは運転席に設けたロック操作部材13に接続されている。アウターケーブル12aの一端部は、ブラケット10の他端側のケーブル固定部10aに固定されている。中継レバー11は、ロック操作部材13を操作することにより、スプリング11dの付勢力に抗して初期位置から作動位置へと回動する。
【0030】
図2に示すように、ドアラッチ装置5はベースプレート14を備える。ベースプレート14は第1面部(図示せず)と第2面部16とからなり、両者で略L字形をなしている。
【0031】
第1面部には、ラッチベース17が取り付けられている。ラッチベース17の一部には支持片18が設けられ、そこには操作レバー19が第1軸部20を中心として回動可能に支持されている。図9に示すように、ラッチベース17には、第1ストッパ21と第2ストッパ22とが形成されている。
【0032】
図2に示すように、操作レバー19は略L字形で、一端側には中継レバー11の作動部11aによって押圧可能な第1ロック機構操作部23が形成されている。第1ロック機構操作部23は、バックドア3の端面3bに向けて突出し、バックドア3の端面3bに形成した第1開口部24を介してバックドア3から突出する(図7及び図8参照))。操作レバー19の他端側には溝状部25が形成されている。溝状部25には後述するロックレバー41の第1突起54が位置する。これにより、中継レバー11が回動し、その作動部11aによって第1ロック機構操作部23が押圧されると、操作レバー19が初期位置から作動位置へと回動する。
【0033】
図9に示すように、ラッチベース17には、下縁中央部から上方に向かうU字状溝26が形成されている。またラッチベース17にはラッチ機構27が設けられている。
【0034】
ラッチ機構27は、ベースプレート14の第1面部(図示せず)と、その下面側に配置されるラッチベース17(図2参照)との間に、フォーク28及びクローレバー29を回動可能に支持したものである。図2に示すように、ラッチベース17の周縁は第1面部を越えて上側に向けて突出し、その内部にはラッチブロック30が配置され、さらにラッチカバー31によって覆われている。
【0035】
図9に戻って、フォーク28は、ラッチベース17に第1回転軸32を中心として回動可能に取り付けられている。フォーク28には、外縁から第1回転軸32に向かう係合溝33が形成されている。係合溝33にはストライカ4が係脱する。また、フォーク28には、係合溝33によって2分された一方の突出片34の外縁にフルラッチ段部35とハーフラッチ段部36とが形成されている。これら段部には、クローレバー29の係止部39が係止可能である。フォーク28は、各係止状態により、フルラッチ位置とハーフラッチ位置とにそれぞれ位置決めされる。また、フォーク28は、第1回転軸32の周囲に配置した図示しないスプリングによって、図9中、反時計回り方向に付勢されている。したがって、フォーク28は、クローレバー29によって位置決めされていなければ、その外縁が前記第1ストッパ21に当接するオープン位置に回動する。
【0036】
クローレバー29は、ラッチベース17に第2回転軸37を中心として回動可能に取り付けられている。クローレバー29は、一端側に被操作部38と、それに続く係止部39とを備える。クローレバー29は、図示しないスプリングによって、第2回転軸37を中心として時計回り方向に付勢され、その外縁が前記第2ストッパ22に当接することにより回動範囲が規制されている。クローレバー29は、被操作部38を後述するオープンレバー40に押圧されることにより、図9中、第2回転軸37を中心として反時計回り方向に回動する。
【0037】
図3図4A及び図4Bに示すように、第2面部16には、オープンレバー40、及び、ロックレバー41が取り付けられている。
【0038】
オープンレバー40は、第1レバー42と第2レバー43とで構成されている。
【0039】
第1レバー42は、ベースプレート14の第2面部16に第2軸部44を中心として、初期位置と動作位置との間を回動可能に取り付けられている。第1レバー42の一端部(上端部)には、ドアハンドルから延びる第2ケーブル45が連結されている。第1レバー42の他端部(下端側側部)には、ベースプレート14の第2面部16との間にスプリング42aが係止され、第1レバー42は、図3中、反時計回り方向に付勢されて初期位置に位置している。また、第1レバー42は、第2軸部44よりも上方部分が階段状に屈曲し、そこには挿通孔46が形成されている。なお、図3はロック状態を示す。
【0040】
第2レバー43は、中央にスライド孔47が形成され、そこには前記第2軸部44がスライド可能に挿通している。これにより、第2レバー43は、クローレバー29を操作可能なアンロック位置と、操作不能なロック位置とにスライド移動する。第2レバー43の上端部には係合部48が設けられている。係合部48は、第1レバー42の挿通孔46を挿通した状態で、幅方向に広がった先端部分によって挿通孔46からは脱落不能となっている。第2レバー43は、第2軸部44、及び、挿通孔46に挿通した係合部48により、第1レバー42とはスライド可能であり、又両者は一体的に回動可能となっている。第2レバー43には、スライド孔47の近傍部分の側縁から連結部49が延びている。連結部49には長孔50が形成され、そこには後述するロックレバー41の第2突起55が配置され。両部材は連動可能となっている。また、第2レバー43の下端部は階段状に屈曲し、その先端部分が前記クローレバー29の被操作部38を押圧操作可能な操作部51となっている。
【0041】
ロックレバー41は、ベースプレート14の第2面部16に第3軸部52を中心として、ロック位置とアンロック位置の間を回動可能に取り付けられている。ロックレバー41は、第2面部16との間に設けたアクションスプリング41aによって付勢されている。アクションスプリング41aによる付勢方向は、ロックレバー41の回動位置によって変化する。具体的に、ロックレバー41が第3軸部52を中心として時計回り方向に回動した状態では、アクションスプリング41aはロックレバー41をアンロック位置に維持するように付勢し、逆に反時計回り方向に回動した状態ではロック位置に維持するように付勢する。ロックレバー41の一端部には、車内側に突出する棒状の第2ロック機構操作部53が形成されている。第2ロック機構操作部53は、バックドア3のインナーパネルに形成した第2開口部3aから突出し、車室内から操作できるようになっている。図2に示すように、ロックレバー41の中間部には、第3軸部52の近傍に第1突起54が形成されている。この第1突起54は、前記操作レバー19の溝状部25に配置され、操作レバー19の回動動作がロックレバー41に伝達される。さらに、ロックレバー41の他端部には、第2突起55が形成されている。この第2突起55は、第2レバー43の連通部に形成した長孔50に挿通され、ロックレバー41とオープンレバー40の第2レバー43とが連動して作動する。上述したようにドアラッチ装置5のロック、アンロック状態を切り替えるロック機構は、中継レバー11、操作レバー19、ロックレバー41、および、オープンレバー40の第2レバー43によって構成されている。
【0042】
次に、前記構成からなるバックドア開閉装置1の動作について説明する。
【0043】
バックドア3を開放した状態では、図9に示すように、フォーク28は第1回転軸32を中心として反時計回り方向に付勢されてオープン位置に回動し、係合溝33をラッチベース17のU字状溝26の入口付近に開口させている。クローレバー29は、第2回転軸37を中心として時計回り方向に付勢されて第2ストッパ22に当接している。
【0044】
バックドア3を閉鎖すると、図10に示すように、車体側のストライカ4がラッチベース17のU字状溝26に進入してフォーク28を押圧し、このフォーク28を第1回転軸32を中心として時計回り方向に回動させる。これにより、フォーク28のハーフラッチ段部36にクローレバー29の係止部39が係止され、フォーク28はハーフラッチ位置に至る。さらにストライカ4がU字状溝26に進入して行くと、図11に示すように、フォーク28がさらに回動し、そのフルラッチ段部35にクローレバー29の係止部39が係止される。これにより、ストライカ4がフォーク28によって係止され、バックドアが閉鎖状態に保持される。
【0045】
バックドア3(ドアラッチ装置5のロック機構)がアンロック状態であれば、ドアハンドルを操作し、第2ケーブル45を介してオープンレバー40を回動させれば、バックドア3を開放することができる。すなわち、アンロック状態では、ロックレバー41がアンロック位置に回動しており、第2レバー43がアンロック位置にスライド移動している。この状態では、クローレバー29の被操作部38が第2レバー43の操作部51によって押圧操作可能となっている。したがって、ドアハンドルを操作して第2ケーブル45を介して第1レバー42を回動させれば、クローレバー29を回動させてフォーク28との係合状態を解除してバックドア3を開放することができる。
【0046】
一方、バックドア3がロック状態であれば、ドアハンドルを操作し、第2ケーブル45を介してオープンレバー40を回動させたとしても、バックドア3を開放することができない。すなわち、ロックレバー41がロック位置に回動しており、第2レバー43がロック位置にスライド移動している。これにより、クローレバー29の被操作部38が第2レバー43の操作部51から離れ、押圧操作不能となっている。したがって、第1レバー42を回動させたとしても、クローレバー29を連動させることができず、フォーク28との係合状態が維持されるので、バックドア3は開放不能である。
【0047】
また、バックドア開閉装置1では、車室内からロックレバー41を操作してバックドア3をアンロック状態又はロック状態に切り替えることができる。
【0048】
すなわち、図7及び図8に示すように、ロックレバー41の第2ロック機構操作部53は、バックドア3のインナーパネルに形成した第2開口部3aから車内に露出しているので、この第2ロック機構操作部53を操作することにより、ロックレバー41をアンロック位置又はロック位置に簡単に切り替えることができる。第2ロック機構操作部53を操作してロックレバー41をロック位置に回動させると、第2レバー43が上方へスライド移動し、クローレバー29を操作不能なロック状態となる。一方、第2ロック機構操作部53を操作してロックレバー41をアンロック位置に回動させると、第2レバー43が下方へスライド移動し、クローレバー29を操作可能なアンロック状態となる。
【0049】
また、バックドア開閉装置1では、ロック操作部材13を操作することにより、バックドア3をロック状態からアンロック状態に切り替えることができる。
【0050】
すなわち、ロック操作部材13を操作すると、図3に示すように、第1ケーブル12を介して中継レバー11が回動する。ロック状態では、第1レバー42に対して第2レバー43が上方にスライド移動しており、ロックレバー41が第3軸部52を中心として時計回り方向のロック位置に回動している。また、操作レバー19は第1軸部20を中心として時計回り方向に回動しており、その第1ロック機構操作部23が中継レバー11の作動部11aによって押圧可能な状態となっている。したがって、中継レバー11を回動させると、図5に示すように、操作レバー19が第1軸部20を中心として反時計回り方向に回動し、ロックレバー41が第3軸部52を中心として時計回り方向のアンロック位置に回動する。これにより、第2レバー43が下方にスライド移動し、その操作部51でクローレバー29の被操作部38を操作可能となる。
【0051】
ここで、ロック操作部材13の操作を終了すれば、図6に示すように、中継レバー11はスプリング11dの付勢力によって元の位置に復帰し、インナーケーブル12bもアウターケーブル12a内に進入する。一方、アンロック位置に回動したロックレバー41は、アクションスプリングの働きによりその位置に維持される。これにより、操作レバー19も初期位置から移動した作動位置に留まり、第2レバー43もロック位置から移動したアンロック位置に留まる。
【0052】
このようにしてバックドア3がアンロック状態となれば、ドアハンドルを操作することにより、第2ケーブル45を介して第1レバー42と共に第2レバー43が回動し、クローレバー29を回動させてフォーク28との係合状態を解除し、バックドア3が開放される。
【0053】
また、バックドア3が開放している状態で、第1ロック機構操作部23を操作すると、操作レバー19が第1軸部20を中心として時計回り方向に回動し、ロックレバー41をロック位置に回動する。これにより、第2レバー43が上方のロック位置にスライド移動する。そして、バックドア3を閉鎖すると、ストライカ4によってフォーク28が回動し、そのフルラッチ段部35にクローレバー29の係止部39が係止する。この状態では、第2レバー43がロック位置に移動しているので、バックドア3はロック状態となり、ドアハンドルの操作によっては開放することができなくなる。
【0054】
このように、車室内の運転席でロック操作部材13を操作することにより、バックドア3をロック状態からアンロック状態に切り替えることができる。したがって、車外からドアハンドルを操作すれば、運転者が降車することなくバックドア3を開放することができる。例えば、ショッピングモールでのセキュリティーチェック時(インドなどで行われる)に運転者が降車することなくバックドア3を開放でき、又ロック状態となるようにバックドア3を閉鎖できるので便利である。
【0055】
(第2実施形態)
図12から図15は、第2実施形態に係るバックドア開閉装置1´を示す。このバックドア開閉装置1´では、中継レバー11が、第1中継レバー11Aと第2中継レバー11Bとで構成されている点で、前記第1実施形態と相違し、他の部分は同一である。ここでは、同一部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
第1中継レバー11Aは第1中継ケーブル12Aを介して、第2中継レバー11Bは第2中継ケーブル12Bを介して、それぞれ車室内の運転席に設けた第1ロック操作部材及び第2ロック操作部材(いずれも図示せず)によって動作可能となっている。第1中継レバー11A及び第2中継レバー11Bは、支軸11cにそれぞれ同軸上に軸支され、各作動部が操作レバー19の第1ロック機構操作部23の作動方向両側にそれぞれ係合可能に位置している。第1中継レバー11Aと第2中継レバー11Bとはスプリング11dによって操作レバー19を押圧する前の初期位置に復帰するように付勢されている。第1ロック操作部材を操作することにより、図12に示すように、第1中継レバー11Aが時計回り方向に回動して操作レバー19の第1ロック機構操作部23を押圧し、操作レバー19を図12に示す初期位置から図13に示す作動位置へと回動させる。また第2ロック操作部材を操作することにより、図14に示すように、第2中継レバー11Bが反時計回り方向に回動して操作レバー19の第1ロック機構操作部23を押圧し、操作レバー19を図14に示す作動位置から図15に示す初期位置へと回動させる。
【0057】
(第3実施形態)
前記第1及び第2実施形態では、ストライカ4を車体2に、ドアラッチ装置5をバックドア3にそれぞれ設けるようにしたが、第3実施形態では、ストライカ4をバックドア3に、ドアラッチ装置5を車体2に設けるようにしている。
【0058】
図16及び図17は、車体2に設けたドアラッチ装置5´を示す。このドアラッチ装置5´では、操作レバー19を不要として、第1ケーブル12を直接、ロックレバー41に連結している。すなわち、第1ケーブル12のインナーケーブル12bがロックレバー41の第3軸部52の近傍に設けられた連結部56に接続されている。他の構成については、前記第1実施形態と同様であるので、同一部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0059】
図16に示すロック状態から車室内の運転席に設けたロック操作部材13を操作すると、図17に示すように、第1ケーブル12のインナーケーブル12bによりロックレバー41の連結部56が引っ張られる。これにより、ロックレバー41が第3軸部52を中心として時計回り方向に回動し、第1レバー42に対して第2レバー43を下方側に移動させる。これにより、第2レバー43によりクローレバー29(図17には不図示)を操作可能となる。したがって、ドアハンドルを操作して、第2ケーブル45を介して第1レバー42と共に第2レバー43を回動させることにより、前記同様にしてバックドア3を開放可能となる。
【0060】
なお、本発明のドアラッチ装置5は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
【0061】
前記実施形態では、中継レバー11を、ストライカ4を固定する基体部9に溶接したブラケット10に取り付けるようにしたが、基体部9に直接取り付けるようにしてもよい。
【0062】
前記実施形態では、中継レバー11と操作レバー19を、中継レバー11に形成した溝状部25に操作レバー19に形成した第1突起54を係合することにより連動するようにしたが、操作レバー19の第1ロック機構操作部23に直接係合するようにすることもできる。これによれば、操作レバー19の第1ロック機構操作部23に車室内からの操作と、ロック操作部材13を利用した中継レバー11による操作の2つの機能を持たせることができ、第1突起54のないシンプルな構成とすることが可能となる。
【符号の説明】
【0063】
1…バックドア開閉装置
2…車体
3…バックドア
4…ストライカ
5…ドアラッチ装置
6…アウターパネル
7…ラッチ取付部
8…ベース
9…基体部
10…ブラケット
11…中継レバー
12…第1ケーブル
13…ロック操作部材
14…ベースプレート
16…第2面部
17…ラッチベース
18…支持片
19…操作レバー
20…第1軸部
21…第1ストッパ
22…第2ストッパ
23…第1ロック機構操作部
24…第1開口部
25…溝状部
26…U字状溝
27…ラッチ機構
28…フォーク
29…クローレバー
30…ラッチブロック
31…ラッチカバー
32…第1回転軸
33…係合溝
34…突出片
35…フルラッチ段部
36…ハーフラッチ段部
37…第2回転軸
38…被操作部
39…係止部
40…オープンレバー
41…ロックレバー
42…第1レバー
43…第2レバー
44…第2軸部
45…第2ケーブル
46…挿通孔
47…スライド孔
48…係合部
49…連結部
50…長孔
51…操作部
52…第3軸部
53…第2ロック機構操作部
54…第1突起
55…第2突起
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17