特許第6817059号(P6817059)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6817059
(24)【登録日】2020年12月28日
(45)【発行日】2021年1月20日
(54)【発明の名称】フレキシブル有機発光表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/3233 20160101AFI20210107BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20210107BHJP
【FI】
   G09G3/3233
   G09G3/20 611Z
   G09G3/20 612T
   G09G3/20 621A
   G09G3/20 621Z
   G09G3/20 622D
   G09G3/20 624B
   G09G3/20 642A
   G09G3/20 642P
   G09G3/20 680H
【請求項の数】7
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2016-255508(P2016-255508)
(22)【出願日】2016年12月28日
(65)【公開番号】特開2017-198967(P2017-198967A)
(43)【公開日】2017年11月2日
【審査請求日】2016年12月28日
【審判番号】不服2019-10121(P2019-10121/J1)
【審判請求日】2019年8月1日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0053378
(32)【優先日】2016年4月29日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(72)【発明者】
【氏名】孫 敏 鎬
【合議体】
【審判長】 中塚 直樹
【審判官】 濱野 隆
【審判官】 岡田 吉美
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−109778(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0154913(US,A1)
【文献】 特表2007−537476(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0354617(US,A1)
【文献】 特開2007−25620(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/093097(WO,A1)
【文献】 特開2008−165159(JP,A)
【文献】 特開2012−173141(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/3233
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデータライン、複数のゲートライン、及び、ピクセル駆動回路とセンシングパルスラインとセンシングラインとを含む複数のピクセルを含むパネルと、
前記複数のデータラインに、センシングのためのデータ電圧を供給できるデータドライバと、
前記複数のゲートライン及び前記センシングパルスラインに、それぞれゲートパルス及びセンシングパルスを供給できるゲートドライバと、
前記複数のピクセルの各々に備えられたピクセル駆動回路を用いて、1フレーム期間を構成するディスプレイ期間及びブランク期間のうちの前記ブランク期間に、前記パネルの各ピクセルに備えられた有機発光ダイオードを駆動する駆動トランジスタの特性変化を感知し、且つ前記パネルの曲げの有無をセンシングするセンシング部と、
前記センシング部から伝送されたセンシングデータを用いて前記駆動トランジスタの特性変化を判断し、且つ前記センシングデータを用いて前記パネルの曲げの有無を分析する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記ブランク期間を時分割して、第1イネーブル信号及び第2イネーブル信号を生成し、
前記センシング部は、
前記ブランク期間におけるメインセンシング期間に、前記第1イネーブル信号に従って、前記複数のゲートラインのいずれかのゲートラインに接続されたピクセルに備えられたピクセル駆動回路を駆動して、当該ピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタの特性変化の感知のためのセンシングを行い、
前記ブランク期間における補助センシング期間に、前記第2イネーブル信号に従って、所定のベンディング領域にある少なくとも1つのゲートラインに接続されたピクセルに備えられたピクセル駆動回路を駆動して、当該ピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタに対する引張又は収縮によって前記センシング部に印加される電圧または電流の変化センシングを行い
前記制御部は、
前記第1イネーブル信号及び前記第2イネーブル信号に従って行われるセンシングの内容に対応した前記ゲートパルス及び前記センシングパルスを、前記ゲートドライバを介して、当該センシングに係るピクセル駆動回路に供給し、且つ、
第1スイッチング信号及び第2スイッチング信号を前記センシング部に供給し、且つ、
前記センシングの内容に対応したブラックデータ及び前記センシングのためのデータ電圧を、前記データドライバを介して、当該センシングに係るデータラインに供給し、
前記センシング部は、前記第1イネーブル信号及び前記第2イネーブル信号に従って行われるセンシングの内容に対応して
前記制御部から受信した前記第2スイッチング信号に応じて、当該センシングに係るピクセル駆動回路に基準電圧を、当該センシングに係るセンシングラインを介して供給し、且つ、
前記制御部から受信した前記第1スイッチング信号に応じて、当該センシングに係るピクセル駆動回路から当該センシングに係るセンシングラインを介して伝送されたアナログ信号を、デジタル信号である前記センシングデータに変更して前記制御部に伝送する、
フレキシブル有機発光表示装置。
【請求項2】
前記パネルの曲げの有無の分析に用いられる前記センシングデータは、当該センシングに係るピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタの引張又は収縮の程度に応じて変更される
請求項1に記載のフレキシブル有機発光表示装置。
【請求項3】
前記ゲートドライバは、前記補助センシング期間に、前記所定のベンディング領域にある2つ以上のゲートラインを順次駆動し、
前記センシング部は、前記2つ以上のゲートラインに接続されたピクセルに備えられたピクセル駆動回路を順次駆動して、前記所定のベンディング領域の曲げの有無をセンシングする
請求項1に記載のフレキシブル有機発光表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記ディスプレイ期間には、一般のゲート制御信号を生成して前記ゲートドライバに伝送し、前記補助センシング期間には、センシング用ゲート制御信号を生成して前記ゲートドライバに伝送し、
前記ゲートドライバは、前記センシング用ゲート制御信号を用いて、前記ディスプレイ期間に前記所定のベンディング領域にある2つ以上のゲートラインに出力されるゲートパルスの周波数よりも速い周波数を有するゲートパルスを前記所定のベンディング領域にある2つ以上のゲートラインに出力する
請求項3に記載のフレキシブル有機発光表示装置。
【請求項5】
前記駆動トランジスタが引張又は収縮する程度は、当該センシングに係るピクセル駆動回路に備えられた前記駆動トランジスタの前記特性変化によって示される
請求項2に記載のフレキシブル有機発光表示装置。
【請求項6】
複数のデータライン、複数のゲートライン、及び、ピクセル駆動回路とセンシングパルスラインとセンシングラインを含む複数のピクセルを含むパネルと、
前記複数のゲートライン及び前記センシングパルスラインに、それぞれゲートパルス及びセンシングパルスを供給できるゲートドライバと、
前記複数のデータラインに、センシングのためのデータ電圧を供給できるデータドライバと、
前記複数のゲートラインのいずれか1つのゲートラインに接続されたピクセル駆動回路に備えられる駆動トランジスタと、
所定のベンディング領域にあるセンシングラインを介して、ピクセル駆動回路からセンシング部がセンシングした感知信号を分析して、当該センシングに係るピクセル駆動回路に備えられる駆動トランジスタの幅又は長さの変化率を判断し、前記変化率に基づいて、前記所定のベンディング領域の曲げの有無又は前記所定のベンディング領域の曲げの程度を判断する制御部と、
を含み、
前記所定のベンディング領域にある全てのデータライン及びセンシングラインよりも少ない個数のデータライン及びセンシングラインが、1フレーム期間を構成するディスプレイ期間及びブランク期間のうち該ブランク期間の一部である補助センシング期間の間に駆動され、
前記制御部は、前記ブランク期間を時分割して、第1イネーブル信号及び第2イネーブル信号を生成し、
前記センシング部は、
前記ブランク期間におけるメインセンシング期間に、前記第1イネーブル信号に従って、前記複数のゲートラインのいずれかのゲートラインに接続されたピクセルに備えられたピクセル駆動回路を駆動して、当該ピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタの特性変化の感知のためのセンシングを行い、
前記ブランク期間における補助センシング期間に、前記第2イネーブル信号に従って、前記所定のベンディング領域にある少なくとも1つのゲートラインに接続されたピクセルに備えられたピクセル駆動回路を駆動して、当該ピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタに対する引張又は収縮によって前記センシング部に印加される電圧または電流の変化センシングを行い
前記制御部は、
前記第1イネーブル信号及び前記第2イネーブル信号に従って行われるセンシングの内容に対応した前記ゲートパルス及び前記センシングパルスを、前記ゲートドライバを介して、当該センシングに係るピクセル駆動回路に供給し、且つ、
第1スイッチング信号及び第2スイッチング信号を前記センシング部に供給し、且つ、
前記センシングの内容に対応したブラックデータ及び前記センシングのためのデータ電圧を、前記データドライバを介して、当該センシングに係るデータラインに供給し、
前記センシング部は、前記第1イネーブル信号及び前記第2イネーブル信号に従って行われるセンシングの内容に対応して
前記制御部から受信した前記第2スイッチング信号に応じて、当該センシングに係るピクセル駆動回路に基準電圧を、当該センシングに係るセンシングラインを介して供給し、且つ、
前記制御部から受信した前記第1スイッチング信号に応じて、当該センシングに係るピクセル駆動回路から当該センシングに係るセンシングラインを介して伝送されたアナログ信号を、デジタル信号である前記センシングデータに変更して前記制御部に伝送する、
フレキシブル有機発光表示装置。
【請求項7】
前記センシング部は、センシングした前記感知信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換してセンシングデータとし、前記センシングデータを前記制御部に伝送する
請求項6に記載のフレキシブル有機発光表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機発光表示装置に関し、特に、フレキシブル有機発光表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置の種類には、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display Apparatus)、有機発光表示装置(OLED:Organic Light Emitting Display Apparatus)、及び電気泳動表示装置(EPD:Electrophoretic Display Apparatus)などがある。
【0003】
従来の有機発光表示装置では、有機発光表示装置の製造工程中に発生する高い熱に耐えられるように、ガラス基板が用いられている。したがって、従来の有機発光表示装置を軽くしたり、薄くしたり、または柔軟性を有するようにするのに限界がある。
【0004】
最近は、柔軟性のないガラス基板の代わりに、プラスチックフィルムなどのように折り畳んだり広げたりすることができる柔軟性のある材料を使用して、紙のように曲げられても表示性能をそのまま維持できるフレキシブル(flexible)有機発光表示装置が製造されている。
【0005】
フレキシブル有機発光表示装置は、半分に折り曲げたり、巻いたりすることができ、フレキシブル有機発光表示装置の角の一部を折り曲げることができる。
【0006】
上述したようなフレキシブル有機発光表示装置が曲げられたか否かを把握することによって、フレキシブル有機発光表示装置では、様々なインターフェースが具現され得る。
【0007】
そのために、フレキシブル有機発光表示装置の非表示領域には、フレキシブル有機発光表示装置の曲げの程度を把握するために、ベンディングセンサが装着されてもよい。
【0008】
図1は、ベンディングセンサが装着されている従来のフレキシブル有機発光表示装置を示した例示図である。
【0009】
従来のフレキシブル有機発光表示装置10は、図1に示したように、映像が表示される表示領域1、及び前記表示領域1の外郭に配置され、映像が出力されない非表示領域2を含む。
【0010】
フレキシブル有機発光表示装置10が曲げられたか否かを把握するためのベンディングセンサ3は、前記非表示領域2に配置される。
【0011】
前記ベンディングセンサ3をさらに備えなければならないため、従来のフレキシブル有機発光表示装置のコストが増加し、また、製造工程が複雑になることがある。
【0012】
特に、フレキシブル有機発光表示装置10の全面積の変形を正確にセンシングするためには、多数のベンディングセンサ3を備えなければならない。
【0013】
また、多数のベンディングセンサ3が前記非表示領域2に備えられなければならないため、非表示領域の幅が小さい狭ベゼルの表示装置を製造しにくい。
【0014】
また、前記表示領域1の曲げを感知するためには、前記表示領域1にも別途のベンディングセンサ3をさらに備えなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2013−0066449号公報
【非特許文献】
【0016】
【非特許文献1】「Electrical characteristics and mechanical limitation of polycrystalline silicon thin film transistor on steel foil under strain」, International Semiconductor Device Research Symposium 2009, December 9-11, College Park, MD, USA.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
上述した問題点を解決するための本発明の目的は、有機発光ダイオードを駆動する駆動トランジスタの特性変化を感知する機能が備えられたピクセル駆動回路を用いて、パネルが曲げられたか否かを把握する、フレキシブル有機発光表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置は、パネル、前記パネルに備えられたデータラインを駆動するデータドライバ、前記パネルに備えられたゲートラインを駆動するゲートドライバ、センシング部、及び制御部を含む。前記センシング部は、前記パネルの各ピクセルに備えられた有機発光ダイオードを駆動する駆動トランジスタの特性変化を感知するために、前記ピクセルに備えられたピクセル駆動回路を用いて、1フレーム期間を構成するディスプレイ期間及びブランク期間のうち前記ブランク期間に、前記パネルの曲げの有無をセンシングする。前記制御部は、前記センシング部から伝送されたセンシングデータを用いて前記駆動トランジスタの特性変化を感知するか、または前記センシングデータを用いて前記パネルの曲げの有無を分析する。
【0019】
本発明に係る他のフレキシブル有機発光表示装置は、複数のデータライン、複数のゲートライン、ピクセル駆動回路とセンシングパルスラインとセンシングラインを含む複数のピクセル、及びベンディング領域を含む、パネル;前記ベンディング領域にそれぞれ備えられる、前記複数のゲートライン及び前記センシングパルスラインにゲートパルス及びセンシングパルスを供給するゲートドライバ;前記ベンディング領域に備えられた複数のデータラインにセンシングデータ電圧を供給するデータドライバ;前記複数のゲートラインのいずれか1つのゲートラインに接続されたピクセル駆動回路に備えられる駆動トランジスタ;及びセンシング部によって駆動され、前記ベンディング領域と関連するセンシングラインにある感知信号を獲得する前記ピクセル駆動回路から受信された前記感知信号を分析して、前記駆動トランジスタの幅又は長さの変化率を判断し、前記ベンディング領域の曲げの有無又は前記ベンディング領域の曲げの程度を判断する制御部を含む。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、別途のベンディングセンサを備えなくても、パネルが曲げられたか否かを正確に把握することができる。したがって、フレキシブル有機発光表示装置の製造コストを低減することができ、製造工程を簡便にすることができる。
【0021】
また、本発明によれば、フレキシブル有機発光表示装置の変形の程度をリアルタイムで感知できるので、曲げと関連する様々なアプリケーションが簡単に実行され得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】ベンディングセンサが装着されている従来のフレキシブル有機発光表示装置を示した例示図である。
図2】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置の構成を概略的に示した例示図である。
図3】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルに形成されているピクセルの構造を示した例示図である。
図4】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用される制御部の構成を示した例示図である。
図5】本発明に係る有機発光表示装置に適用されるドライバの構成を示した例示図である。
図6】本発明に係る有機発光表示装置に適用されるゲートドライバの構成を示した例示図である。
図7】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用される駆動トランジスタの構成を示した例示図である。
図8】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルの平面を概略的に示した例示図である。
図9】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルの平面を概略的に示した第1の例示図である。
図10】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルの平面を概略的に示した第2の例示図である。
図11】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルの平面を概略的に示した第3の例示図である。
図12】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルの平面を概略的に示した第4の例示図である。
図13】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置の駆動に適用される信号の波形を示した例示図である。
図14】本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置の駆動に適用される信号の波形を示した他の例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明らかになる。しかし、本発明は、以下に開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現され、単に本実施例は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。
【0024】
本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付加するにおいて、同一の構成要素に限っては、たとえ他の図面上に表示されても、可能な限り同一の番号を有するようにしていることに留意しなければならない。
【0025】
本発明の実施例を説明するための図面に開示された形状、大きさ、比率、角度、個数などは例示的なものであるため、本発明が図示の事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一の参照符号は同一の構成要素を指す。また、本発明を説明するにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。本明細書上で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用される場合、「〜のみ」が使用されない限り、他の部分が追加されてもよい。構成要素を単数で表現した場合に、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
【0026】
構成要素を解釈するにおいて、別途の明示的な記載がなくても、誤差範囲を含むものと解釈する。
【0027】
位置関係に対する説明の場合、例えば、「〜上に」、「〜上部に」、「〜下部に」、「〜側に」などで二つの部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」又は「直接」が使用されない限り、二つの部分の間に1つ以上の他の部分が位置することもできる。
【0028】
時間関係に対する説明の場合、例えば、「〜後に」、「〜に次いで」、「〜次に」、「〜前に」などで時間的前後関係が説明される場合、「すぐ」又は「直接」が使用されない限り、連続的ではない場合も含むことができる。
【0029】
「少なくとも1つ」の用語は、1つ以上の関連項目から提示可能な全ての組み合わせを含むものと理解しなければならない。例えば、「第1項目、第2項目、及び第3項目のうち少なくとも1つ」の意味は、第1項目、第2項目、または第3項目のそれぞれだけでなく、第1項目、第2項目、及び第3項目のうち2つ以上から提示できる全ての項目の組み合わせを意味する。
【0030】
第2などが様々な構成要素を述べるために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であってもよい。
【0031】
本発明の様々な実施例のそれぞれの特徴が、部分的又は全体的に互いに結合又は組み合わせ可能であり、技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに独立して実施されてもよく、関連関係で共に実施されてもよい。
【0032】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説明する。
【0033】
図2は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置の構成を概略的に示した例示図であり、図3は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルに形成されているピクセルの構造を示した例示図である。
【0034】
本発明に係る有機発光表示装置は、図2に示したように、パネル100、前記パネル100に備えられたデータライン(DL1 to DLd)を駆動するデータドライバ310、前記パネル100に備えられたゲートライン(GL1 to GLg)を駆動するゲートドライバ200、前記パネル100の各ピクセル110に備えられた有機発光ダイオードを駆動する駆動トランジスタの特性変化を感知するために前記ピクセル110に備えられたピクセル駆動回路を用いて、1フレーム期間を構成するディスプレイ期間及びブランク期間のうち、前記ブランク期間に、前記パネル100が曲げられたか否かをセンシングするセンシング部320、及び前記センシング部320から伝送されたセンシングデータを用いて前記駆動トランジスタの特性変化を感知するか、または前記センシングデータを用いて前記パネル100が曲げられたか否かを分析する制御部400を含む。
【0035】
前記センシング部320は、前記データドライバ310と共にドライバ300に構成されてもよく、前記データドライバ310とは独立して構成されてもよい。以下では、前記センシング部320が、図2に示したように、前記データドライバ310と共に前記ドライバ300に備えられているフレキシブル有機発光表示装置が、本発明の一例として説明される。
【0036】
前記パネル100には、図3に示したように、前記ピクセル110、及び前記ピクセル110が形成されるピクセル領域を定義し、前記ピクセル110に備えられたピクセル駆動回路PDCに駆動信号を供給する信号ライン(GL,DL,PLA,PLB,SL,SPL)が形成されている。前記ピクセル110のそれぞれは、有機発光ダイオードOLED及び前記ピクセル駆動回路PDCを含む。前記ピクセル駆動回路PDCは、前記有機発光ダイオードOLEDに流れる電流を制御する駆動トランジスタTdrを含む。
【0037】
前記ピクセル駆動回路PDCは、第1スイッチングトランジスタTsw1、第2スイッチングトランジスタTsw2、駆動トランジスタTdr及びキャパシタCstを含む。ここで、前記トランジスタTsw1,Tsw2,Tdrは、薄膜トランジスタ(TFT)であり、a−Si TFT、poly−Si TFT、Oxide TFT、Organic TFTなどであってもよい。
【0038】
前記第1スイッチングトランジスタTsw1は、ゲートパルスGPによってスイッチングされ、データラインDLに供給されるデータ電圧(Vdata)を第1ノードn1を介して前記駆動トランジスタTdrに供給する。
【0039】
前記第2スイッチングトランジスタTsw2は、センシングパルスSPによってスイッチングされ、センシングラインSLに供給される基準電圧Vrefを、前記駆動トランジスタTdrと接続された第2ノードn2に供給する。前記第2スイッチングトランジスタTsw2は、前記駆動トランジスタTdrの特性、例えば、移動度または閾値電圧をセンシングするために、前記ピクセル駆動回路PDCに備えられる。前記センシング部320は、前記第2スイッチングトランジスタTsw2を介してセンシングされた感知信号を、デジタル信号であるセンシングデータSdataに変換して前記制御部400に伝送する。前記制御部400は、前記センシングデータを用いて前記移動度または閾値電圧をセンシングする。前記制御部400は、前記移動度または閾値電圧を分析して、前記ピクセルに供給されるデータ電圧の大きさを変更させることができる。このような動作を外部補償という。
【0040】
前記駆動トランジスタTdrは、前記キャパシタCstの電圧によってターンオンされることによって、第1駆動電源ラインPLAから有機発光ダイオードOLEDに流れる電流量を制御する。前記第1駆動電源ラインPLAを介して、第1電源EVDDが前記駆動トランジスタTdrに供給される。
【0041】
前記有機発光ダイオードOLEDは、前記駆動トランジスタTdrから供給されるデータ電流Idataによって発光して、データ電流Idataに対応する輝度を有する光を放出する。第2駆動電源ラインPLBを介して、第2電源EVSSが前記有機発光ダイオードOLEDに接続されている。
【0042】
前記説明では、外部補償を行うためのピクセル110の構造が、図3を参照して説明されたが、前記ピクセル110は、図3に示された構造以外にも、様々な構造で形成されてもよい。
【0043】
上述したように、外部補償とは、前記ピクセル110に形成されている前記駆動トランジスタTdrの閾値電圧又は移動度の変化量を算出し、前記変化量に応じて、前記単位ピクセルに供給されるデータ電圧の大きさを可変させることを意味する。したがって、前記駆動トランジスタTdrの閾値電圧又は移動度の変化量を算出できるように、前記ピクセル110の構造は、様々な形態に変更可能である。
【0044】
また、外部補償のために、前記ピクセル110を用いて前記駆動トランジスタTdrの閾値電圧又は移動度の変化量を算出する方法も、前記ピクセル110の構造に応じて様々に変更可能である。
【0045】
本発明は、外部補償を行う有機発光表示装置において、外部補償のために前記パネル100に備えられた前記ピクセル駆動回路PDCを用いて、前記パネル100が曲げられたか否かを把握するためのものである。したがって、外部補償のためのピクセルの構造及び外部補償を行う方法は、現在、外部補償のために提案されている様々なピクセルの構造及び様々な外部補償方法から選択することができる。例えば、前記外部補償のための前記ピクセルの構造及び外部補償を行う方法は、特許文献1を含め、多数の公開特許に開示されている構造及び方法が適用されてもよく、また、本出願人によって出願された韓国出願番号10−2013−0150057号及び韓国出願番号10−2013−0149213号などに開示されている発明が適用されてもよい。すなわち、外部補償を行うためのピクセルの具体的な構造及び外部補償の具体的な方法は、本発明の範囲を外れるものである。したがって、外部補償のためのピクセルの一例が、図3を参照して簡単に説明されており、外部補償方法もまた、以下で簡単に説明される。また、本発明によれば、前記外部補償方法において前記ピクセル駆動回路PDCを用いて行われる動作は、前記パネル100が曲げられたか否か、または前記パネル100の曲げの程度を判断するのに用いることができる。
【0046】
図4は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用される制御部の構成を示した例示図である。
【0047】
以下の説明において、1フレーム期間は、映像が表示されるディスプレイ期間、及び映像が表示されないブランク期間を含む。前記センシング部320は、前記ブランク期間に、前記パネル100が曲げられたか否かをセンシングする。
【0048】
前記制御部400は、前記パネル100をセンシングモードまたは表示モードで動作させる。
【0049】
前記センシングモードは、前記ブランクタイム(blank time)に実行される。前記センシングモードは、センシングが行われる期間の駆動モードを意味する。前記センシングモードでは、前記駆動トランジスタTdrの特性変化を補正するためのセンシングが行われ、前記パネル駆動部、特に前記制御部400は、前記センシングによって抽出されたセンシングデータを用いて外部補償値を算出する。前記駆動トランジスタTdrの特性変化は、移動度または閾値電圧での変化を含むことができる。また、前記センシングモードで、前記パネル駆動部、特に前記制御部400は、前記パネル100が曲げられたか否か又は曲げの程度を把握する。
【0050】
敷衍して説明すると、前記センシング部320は、前記ブランク期間におけるメインセンシング期間に、第1ゲートラインに接続されたピクセルに備えられた第1ピクセル駆動回路を駆動して、前記第1ピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタの特性変化の感知のためのセンシングを行う。前記センシング部320は、前記ブランク期間における補助センシング期間に、ベンディング領域に備えられた第2ゲートラインに接続されたピクセルに備えられた少なくとも1つの第2ピクセル駆動回路を駆動して、前記ベンディング領域が曲げられたか否かをセンシングする。
【0051】
前記表示モードは、前記センシングが行われない期間の駆動モードを意味する。前記表示モードでは、前記パネル100に映像が出力される。前記表示モードでは、前記外部補償値を用いて、入力映像データが外部補償映像データに変換され、前記外部補償映像データに対応する外部補償データ電圧がデータラインを介して前記パネルに供給される。
【0052】
前記のような機能を行うことができるように、前記制御部400は、図4に示したように、前記メインセンシング期間に前記センシング部320から伝送された前記センシングデータSdataを用いて、各ピクセルの特性変化を判断して外部補償値を算出し、前記補助センシング期間に前記センシング部320から伝送された前記センシングデータを用いて、前記パネル100の曲げの有無を判断する算出部410、外部システムから前記算出部410を介して受信された入力映像データIDを、前記外部補償値を用いて前記パネルの構造に応じて整列させるデータ整列部430、前記外部システムから伝送されたタイミング同期信号TSSを用いて前記データドライバ310を制御するためのデータ制御信号DCS,DCS_Sと前記ゲートドライバ200を制御するためのゲート制御信号GCS,GCS_Sを生成する制御信号生成部420、及び前記データ整列部430から伝送された映像データData、前記データ制御信号DCS,DCS_S、前記ゲート制御信号GCS,GCS_Sを、前記データドライバ310と前記ゲートドライバ200に伝送する出力部440を含む。
【0053】
前記算出部410で算出された前記曲げの有無と関連するベンディング情報は、前記外部システムに伝送される。前記外部システムは、前記ベンディング情報を用いて様々なアプリケーションを行うことができる。
【0054】
前記様々なアプリケーションには、前記フレキシブル有機発光表示装置の電源をオフさせる機能、及び前記パネル100に出力された映像を制御する機能などが含まれてもよい。
【0055】
前記外部補償と関連する各種情報を格納するために、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置は格納部450をさらに含むことができる。前記格納部450は、前記制御部400に含まれてもよく、前記制御部400とは独立して備えられてもよい。
【0056】
前記格納部450には、前記パネル100の曲げの有無又は曲げの程度の判断に用いられる各種情報が格納されてもよい。
【0057】
図5は、本発明に係る有機発光表示装置に適用されるドライバの構成を示した例示図である。
【0058】
上述したように、前記ドライバ300は、前記データドライバ310及び前記センシング部320を含む。
【0059】
第一に、前記データドライバ310は前記データラインDL1〜DLdに接続される。
【0060】
前記データドライバ310は、前記ディスプレイ期間には、前記外部補償値が反映された前記映像データDataをデータ電圧に変更した後、前記データラインに出力する。
【0061】
前記データドライバ310は、前記ディスプレイ期間には、前記データ制御信号のうち、特に、一般のデータ制御信号DCSに応じて、前記データライン(DL1 to DLd)に一つの水平ラインに対応するデータ電圧を同時に出力する。
【0062】
前記データドライバ310は、前記メインセンシング期間には、前記一般のデータ制御信号DCSに応じて、前記データライン(DL1 to DLd)に移動度または閾値電圧のセンシングに用いられるデータ電圧を出力する。
【0063】
前記データドライバ310は、前記補助センシング期間には、前記データ制御信号のうち、特にセンシング用データ制御信号DCS_Sに応じて、前記データライン(DL1 to DLd)に曲げの有無の判断に用いられるデータ電圧を出力する。
【0064】
第二に、前記センシング部320は、前記メインセンシング期間及び前記補助センシング期間に、前記ピクセル駆動回路PDCから受信されたアナログ信号をデジタル信号であるセンシングデータSdataに変換し、前記センシングデータを前記制御部400に伝送する。
【0065】
前記センシング部320は、前記メインセンシング期間には、前記一般のデータ制御信号DCSによって駆動され、センシングライン(SL1 to SLk)から収集されたセンシングデータを前記制御部400に伝送する。
【0066】
前記センシング部320は、前記補助センシング期間には、前記センシング用データ制御信号DCS_Sによって駆動され、前記センシングライン(SL1 to SLk)から収集されたセンシングデータを前記制御部400に伝送する。
【0067】
前記一般のデータ制御信号DCSと前記センシング用データ制御信号DCS_Sは同一であってもよく、異なってもよい。
【0068】
図6は、本発明に係る有機発光表示装置に適用されるゲートドライバの構成を示した例示図である。
【0069】
前記ゲートドライバ200は、前記ディスプレイ期間には、前記制御部400から供給されるゲート制御信号GCS,GCS_Sのうち一般のゲート制御信号GCSに応じてゲートパルスGPを順次生成し、前記ゲートライン(GL1 to GLg)に順次供給する。前記ゲートパルスGPが前記ゲートラインに出力されない間、前記ゲートラインには、前記ゲートラインに接続された前記第1スイッチングトランジスタTsw1をターンオフさせるターンオフ信号が出力される。前記ゲートパルス及び前記ターンオフ信号を総称してゲート信号GSと呼ぶ。
【0070】
前記ゲートドライバ200は、前記メインセンシング期間には、前記制御部400から供給される前記一般のゲート制御信号GCSに応じてゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを生成し、移動度または閾値電圧がセンシングされるゲートラインに前記ゲートパルスGP及び前記センシングパルスSPを供給する。
【0071】
前記ゲートドライバ200は、前記補助センシング期間には、前記制御部400から供給される前記ゲート制御信号GCS,GCS_Sのうちセンシング用ゲート制御信号GCS_Sに応じて、ゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを生成し、ベンディング領域に備えられたゲートラインに前記ゲートパルスGP及び前記センシングパルスSPを供給する。
【0072】
前記ゲートドライバ200は、前記補助センシング期間に、前記ベンディング領域に備えられた2つ以上のゲートラインを順次駆動することができる。この場合、前記センシング部320は、順次駆動される2つ以上の前記ゲートラインに接続された前記ピクセル駆動回路を順次駆動し、前記ベンディング領域のベンディング情報をセンシングすることができる。
【0073】
そのために、前記制御部400は、前記ディスプレイ期間には、前記一般のゲート制御信号GCSを生成して前記ゲートドライバ200に伝送し、前記補助センシング期間には、前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sを生成して前記ゲートドライバ200に伝送する。この場合、前記ゲートドライバ200は、前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sを用いて、前記ディスプレイ期間に前記ゲートラインに出力されるゲートパルスの周波数よりも速い周波数を有するゲートパルスを、前記ゲートラインに出力することができる。
【0074】
前記一般のゲート制御信号GCSと前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sは同一であってもよく、異なってもよい。前記一般のゲート制御信号GCSと前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sのそれぞれは、ゲートシフトクロック、ゲートスタート信号、ゲートクロック、ゲート出力イネーブル信号などを含むことができる。
【0075】
前記ゲートドライバ200は、各ピクセル110の薄膜トランジスタ形成工程と共に前記パネル100上に直接形成されてもよく、または、集積回路(IC)の形態で形成されて前記パネルに装着されてもよい。
【0076】
前記ゲートドライバ200が前記パネル100上に直接形成されたタイプは、ゲートインパネル(GIP:Gate In Panel)タイプという。前記GIPタイプのゲートドライバ200は、複数のステージ(Satage1 to Stage g)で構成されてもよい。前記ステージでは前記ゲートパルス(GP1 to GPg)が順次出力される。また、前記ステージでは前記センシングパルス(SP1 to SPg)が出力され得る。
【0077】
前段のステージから出力されたゲートパルスは、後段のステージを駆動させる機能を行うことができる。この場合、前段のステージと後段のステージとの間には、少なくとも1つの他のステージが備えられてもよい。
【0078】
図7は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用される駆動トランジスタの構成を示した例示図である。図7の(a)は、前記駆動トランジスタTdrの断面を示し、図7の(b)は、前記駆動トランジスタTdrの平面を示す。
【0079】
外力や内部要因によりフレキシブル有機発光表示装置が物理的に変形する場合、各ピクセルに備えられた前記駆動トランジスタTdrもまた引張または収縮し得る。
【0080】
これにより、前記有機発光ダイオードOLEDに流れるデータ電流Idataの値が変わるようになる。
【0081】
前記のような結果は、各種論文(例えば、非特許文献1)を通じて確認することができる。
【0082】
本発明は、前記駆動トランジスタTdrを通過する前記データ電流Idataの大きさを分析し、前記駆動トランジスタTdrが備えられたベンディング領域の引張または収縮を判断することができる。
【0083】
例えば、図7の(a)及び(b)に示したように、前記駆動トランジスタTdrがゲートG、ソースS及びドレインDを含むとき、前記駆動トランジスタがX方向に引っ張られたり、Y方向に収縮したり、またはチルト(Tilting)されると、前記駆動トランジスタTdrのアクティブ領域(チャネル)Aの幅W及び長さLが変更される。
【0084】
前記制御部400は、前記センシング部320から伝送された前記センシングデータを分析して、前記幅Wまたは長さLの変化量を判断し、前記判断結果によって、前記駆動トランジスタTdrが位置しているベンディング領域の曲げの有無又は曲げの程度を把握することができる。
【0085】
より具体的に説明すると、前記駆動トランジスタTdrを介して前記有機発光ダイオードOLEDに流れるデータ電流Idataは、次式(1)のように表すことができる。
Idata=(μCi/2)(W/L)(VGS−V (1)
【0086】
ここで、μは、前記駆動トランジスタTdrの移動度であり、Ciは、前記駆動トランジスタTdrのゲートオキシドキャパシタンスであり、W及びLは、前記駆動トランジスタTdrの幅及び長さであり、VGSは、前記駆動トランジスタのゲートとソースとの差電圧(Gate−Source Voltage)であり、Vは、前記駆動トランジスタTdrの閾値電圧である。
【0087】
この場合、前記駆動トランジスタTdrが引っ張られると、前記データ電流Idataが増加し、これによって、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタのキャパシタンスCinが増加し、したがって、前記センシング部320に印加される電圧又は電流が増加する。前記センシング部320は、センシングされた前記電圧又は電流をデジタル値である前記センシングデータに変換して前記制御部400に伝送する。
【0088】
反対に、前記駆動トランジスタTdrが収縮すると、前記データ電流Idataが減少し、これによって、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタのキャパシタンスCinが減少し、したがって、前記センシング部320に印加される電圧又は電流が減少する。前記センシング部320は、センシングされた前記電圧又は電流をデジタル値である前記センシングデータに変換して前記制御部400に伝送する。
【0089】
前記のような過程は、毎フレーム、または予め設定されたフレーム毎に反復的に行われる。
【0090】
前記制御部400は、毎フレームまたは予め設定されたフレーム毎に受信される前記センシングデータを分析し、前記電圧又は電流の減少または増加を判断することができ、これによって、前記駆動トランジスタTdrが位置した領域が引っ張られたか、収縮したか、またはチルトされたかを判断することができる。
【0091】
したがって、前記制御部400は、前記駆動トランジスタTdrが位置しているベンディング領域の曲げの有無又は曲げの程度を把握することができる。
【0092】
図8乃至図12は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置に適用されるパネルの平面を概略的に示した例示図である。
【0093】
特に、図8乃至図12において、ベンディング領域101は、曲げの有無が判断される領域を意味する。また、図12において、図面符号102は、曲げの有無に対するセンシングが行われるデータラインを意味する。
【0094】
第一に、図8では、前記ベンディング領域101が、前記パネル100の中間部分に位置している。この場合、前記制御部400は、前記センシングデータを用いて、前記パネル100が前記パネル100の横ライン、例えば、水平ラインの方向に曲げられたか否かを判断することができる。
【0095】
前記ベンディング領域101には、少なくとも1つのゲートラインGL及び少なくとも1つのデータラインDLが含まれてもよい。例えば、図8に示されたベンディング領域101には、4個のゲートライン及び18個のデータラインが含まれる。
【0096】
前記ゲートドライバ200は、前記補助センシング期間に、前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sに応じて、前記ベンディング領域101に含まれた4個のゲートラインGL及びセンシングパルスラインSPLに順次に、ゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを供給することができる。この場合、前記ドライバ300は、前記ベンディング領域101に含まれた18個のデータラインにセンシング用データ電圧を供給し、18個のセンシングラインSLを介して感知信号を受信することができる。
【0097】
第二に、図9では、前記ベンディング領域101が、前記パネル100の4つの角部にそれぞれ位置している。この場合、前記制御部400は、前記パネル100の4つの角部のそれぞれが曲げられたか否かを判断し、また、前記パネル100の立体的な形状を判断することができる。図9に示されたベンディング領域101のそれぞれには、4個のゲートライン及び4個のデータラインが含まれる。
【0098】
前記補助センシング期間に、前記ゲートドライバ200は、前記パネル100の上端部に備えられた4個のゲートラインGL及びセンシングパルスラインSPLに順次に、ゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを供給することができる。この場合、前記ドライバ300は、前記上端部に備えられた前記ベンディング領域101に備えられたデータラインにセンシング用データ電圧を供給し、前記ベンディング領域101に備えられたセンシングラインSLを介して感知信号を受信することができる。
【0099】
前記補助センシング期間に、前記上端部に備えられた前記ベンディング領域101に対するセンシングが行われた後、前記ゲートドライバ200は、前記パネル100の下端部に備えられた4個のゲートラインGL及びセンシングパルスラインSPLに順次に、ゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを供給することができる。この場合、前記ドライバ300は、前記下端部に備えられた前記ベンディング領域101に備えられたデータラインにセンシング用データ電圧を供給し、前記ベンディング領域101に備えられたセンシングラインSLを介して感知信号を受信することができる。
【0100】
第三に、図10では、前記ベンディング領域101が前記パネル100の上端部の中間、下端部の中間、左側部の中間及び右側部の中間にそれぞれ位置している。この場合、前記制御部400は、前記パネル100が前記パネル100の横ライン、例えば、水平ラインの方向に曲げられたか否かを判断することができ、前記パネル100が前記パネル100の縦ライン、例えば、垂直ラインの方向に曲げられたか否かを判断することができ、前記パネル100の立体的な形状を判断することができる。図10に示されたベンディング領域101のそれぞれには、4個のゲートライン及び4個のデータラインが含まれる。
【0101】
前記ゲートドライバ200は、図9を参照して説明したように、前記パネル100の上端部、中間及び下端部に備えられたゲートラインGL及びセンシングパルスラインSPLに順次にゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを供給する。この場合、前記ドライバ300は、前記ベンディング領域101に含まれたゲートラインにゲートパルス又はセンシングパルスが供給されるとき、前記ベンディング領域101に含まれたセンシングラインSLを介して感知信号を受信することができる。
【0102】
第四に、図11では、前記ベンディング領域101が前記パネル100の上端部の中間、下端部の中間、左側部の中間、右側部の中間、及び4つの角部にそれぞれ位置している。この場合、前記制御部400は、前記パネル100が前記パネル100の横ライン、例えば、水平ラインの方向に曲げられたか否かを判断することができ、前記パネル100が前記パネル100の縦ライン、例えば、垂直ラインの方向に曲げられたか否かを判断することができ、前記パネル100の立体的な形状を判断することができ、前記パネル100の4つの角部のそれぞれが曲げられたか否かを判断することができる。図11に示されたベンディング領域101のそれぞれには、4個のゲートライン及び4個のデータラインが含まれる。
【0103】
前記ゲートドライバ200は、図9及び図10を参照して説明したように、前記パネル100の上端部、中間及び下端部に備えられたゲートラインGL及びセンシングパルスラインSPLに順次にゲートパルスGP及びセンシングパルスSPを供給する。この場合、前記ドライバ300は、前記ベンディング領域101に含まれたゲートラインにゲートパルス又はセンシングパルスが供給されるとき、前記ベンディング領域101に含まれたセンシングラインSLを介して感知信号を受信することができる。
【0104】
第五に、図12に示されたパネル100には、図8に示されたパネルと同様に、前記ベンディング領域101が前記パネル100の中間部分に位置している。この場合、図8に示されたパネルでは、前記ベンディング領域101に含まれた全てのデータラインDL及びセンシングラインSLが駆動されたが、図12に示されたパネルでは、前記ベンディング領域101に含まれた全てのデータライン及びセンシングラインのうち一部のデータライン及びセンシングラインが駆動される。
【0105】
敷衍して説明すると、前記ベンディング領域101に含まれた全てのデータライン及びセンシングラインが駆動されてセンシングデータが生成される場合、センシングのための期間が増加し、センシングデータを格納する格納部450の容量が増加しなければならない。これを防止するために、本発明では、図12に示したように、前記ベンディング領域101に含まれた一部のデータライン及びセンシングラインのみを駆動することができる。図12に示したような方法でセンシングが行われると、図8に示したような方法でセンシングが行われるときよりも、演算量を減少させることができ、センシングタイムを短縮することができ、さらに広いベンディング領域に対する感知を行うことができる。
【0106】
この場合、前記補助センシング期間に前記ドライバ300によって駆動される前記データライン及びセンシングラインは、毎補助センシング期間ごとに一定の間隔を置いて配置されるように設定されてもよい。
【0107】
他の例として、前記補助センシング期間に前記ドライバ300によって駆動される前記データライン及びセンシングラインは、前記補助センシング期間ごとにランダムに変更されてもよい。この場合、ベンディング領域でのセンシングデータがランダムに選択されたセンシングラインを介して収集されるので、特定のピクセルが劣化するか、または特定のピクセルで不良が発生しても、安定に曲げの有無又は曲げの程度を判断することができる。
【0108】
また、前記ベンディング領域101に備えられた全てのゲートラインのうち一部のゲートラインのみが駆動されてもよい。
【0109】
上述したような過程を通じて前記制御部400で生成された、前記ベンディング領域101に対する曲げの有無又は曲げの程度と関連する情報は、前記外部システムに伝送され、前記外部システムは、前記曲げの有無又は曲げの程度を用いて様々なアプリケーションを行うことができる。
【0110】
前記説明を簡単に整理すると、次の通りである。
【0111】
前記制御部400、特に前記算出部410は、現在のフレームKで前記ベンディング領域101内の全ピクセルから伝送された前記センシングデータの合算又は平均を算出するか、または全ピクセルをいくつかのベンディング領域101に分けた後、前記ベンディング領域から伝送されたセンシングデータの合算又は平均を算出するか、またはサンプリングして選択された一部のピクセルから伝送されたセンシングデータの合算又は平均を算出した後、算出された値を、以前のフレームK−1で算出された値と比較して、変化があるか否か又はどれくらいの変化があるかを判断する。前記算出部410は、前記判断結果によって、前記ベンディング領域での曲げの有無又は曲げの程度を判断することができる。
【0112】
また、以前のフレームデータのみを持って演算する場合、小さな変化にも前記制御部400が誤動作することがある。したがって、前記制御部400は、フレームデータのFIR、IIR Filterを用いて、安定した出力値を得ることができる。
【0113】
図13は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置の駆動に適用される信号の波形を示した例示図であり、図14は、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置の駆動に適用される信号の波形を示した他の例示図である。
【0114】
上述したように、1フレーム期間は、映像が表示されるディスプレイ期間DP及びブランク期間BPを含む。前記ディスプレイ期間DP及び前記ブランク期間BPは、前記制御部400で生成される垂直同期信号VSYNCによって区分される。
【0115】
本発明は、ブランク期間(垂直ブランク期間)を時分割して、駆動トランジスタの特性補償のためのセンシング、及び曲げの有無の把握のためのセンシングを行う。
【0116】
例えば、本発明は、第1イネーブル信号EN1がオン(On)されるメインセンシング期間MSPに駆動トランジスタの特性補償のためのセンシングを行う。
【0117】
本発明は、第2イネーブル信号EN2がオンされる補助センシング期間BSPに、図2乃至図12を参照して説明したような方法を用いて、曲げの有無の把握のためのセンシングを行う。本発明は、センシングを通じて収集されたセンシングデータを前記格納部450に格納する。本発明は、格納された値をカラム(Column)単位で演算し、以前のフレームの値と現在のフレームの値を比較し、前記駆動トランジスタTdrの引張又は収縮の有無、又は、引張又は収縮の程度を把握する。
【0118】
そのために、本発明に係るフレキシブル有機発光表示装置は、上述したように、前記パネル100、前記データドライバ310、前記ゲートドライバ200、前記センシング部320及び前記制御部400を含む。
【0119】
前記センシング部320は、前記パネル100の各ピクセルに備えられた有機発光ダイオードを駆動する前記駆動トランジスタTdrの特性変化を感知するために、前記ピクセルに備えられたピクセル駆動回路PDCを用いて、1フレーム期間を構成するディスプレイ期間DP及びブランク期間BPのうち前記ブランク期間BPに、前記パネルが曲げられたか否かをセンシングする。
【0120】
前記制御部400は、前記センシング部320から伝送されたセンシングデータを用いて前記駆動トランジスタTdrの特性変化を感知するか、または前記センシングデータを用いて前記パネル100の曲げの有無を分析する。
【0121】
この場合、前記曲げの有無の分析に用いられる前記センシングデータSdataは、前記ピクセル駆動回路PDCに備えられた駆動トランジスタTdrの引張または収縮の程度に応じて変更され、本発明は、前記特性を用いて、前記パネルが曲げられたか否か又は曲げの程度を把握することができる。
【0122】
そのために、前記センシング部320は、前記ブランク期間BPにおけるメインセンシング期間(MSP)に、第1ゲートラインに接続されたピクセルに備えられた第1ピクセル駆動回路を駆動して、前記第1ピクセル駆動回路に備えられた駆動トランジスタの特性変化の感知のためのセンシングを行う。ここで、前記第1ゲートラインは、前記パネル100に備えられたゲートラインのうち、前記特性変化の感知のためのセンシングが行われるゲートラインを意味する。前記第1ピクセル駆動回路は、前記パネル100に備えられたピクセル駆動回路のうち、前記第1ゲートラインに接続されて前記特性変化の感知のためのセンシングが行われるピクセル駆動回路を意味する。
【0123】
前記メインセンシング期間MSPには、一つの前記第1ゲートラインが選択され、前記第1ゲートラインに接続されているピクセルに備えられた駆動トランジスタの特性変化がセンシングされる。
【0124】
まず、図14に示したように、前記メインセンシング期間MSPにおける第1期間T1に、ゲートパルスGPはローであり、センシングパルスSPはハイであり、図3に示された前記センシング部320に備えられた第2スイッチ323を制御する第2スイッチング信号SPREはハイであり、図3に示された前記センシング部320に備えられた第1スイッチ322を制御する第1スイッチング信号SAMはローであり、前記データラインにはブラックデータBLKが供給される。ここで、前記第1スイッチ322は、アナログデジタルコンバータ321と前記センシングラインSLをスイッチングし、前記第2スイッチ323は、前記センシングラインSLに供給される基準電圧Vrefをスイッチングする。前記アナログデジタルコンバータ321でデジタル値に変換されたセンシングデータSdataは前記制御部に伝送される。前記第1期間T1に、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタに印加される電圧Vinは前記基準電圧Vrefである。
【0125】
次に、前記メインセンシング期間MSPにおける第2期間T2に、ゲートパルスGPはハイであり、センシングパルスSPはハイであり、前記第2スイッチング信号SPREはハイであり、前記第1スイッチング信号SAMはローであり、前記データラインにはセンシングのための特定のデータ電圧が供給される。前記第2期間T2に、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタCinに印加される電圧Vinは前記基準電圧Vrefである。
【0126】
次に、前記メインセンシング期間MSPにおける第3期間T3に、ゲートパルスGPはローであり、センシングパルスSPはハイであり、前記第2スイッチング信号SPREはローであり、前記第1スイッチング信号SAMはローであり、前記データラインにはセンシングのための特定のデータ電圧が供給される。前記第3期間T3に、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタCinに印加される電圧Vinは漸増する。
【0127】
次に、前記メインセンシング期間MSPにおける第4期間T4に、ゲートパルスGPはローであり、センシングパルスSPはハイであり、前記第2スイッチング信号SPREはローであり、前記第1スイッチング信号SAMはハイであり、前記データラインにはセンシングのための特定のデータ電圧が供給される。前記第4期間T4に、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタCinに印加される電圧Vinは、前記駆動トランジスタTdrの特性に応じて特定の値を有する。
【0128】
最後に、前記メインセンシング期間MSPにおける第5期間T5に、ゲートパルスGPはローであり、センシングパルスSPはローであり、前記第2スイッチング信号SPREはローであり、前記第1スイッチング信号SAMはローである。前記第5期間T5に、図3に示されたセンシングラインSLに接続されたキャパシタCinに印加される電圧Vinは、前記駆動トランジスタTdrの特性に応じて特定の値を有する。
【0129】
前記制御部は、前記特定の値が反映された前記センシングデータを分析して、前記駆動トランジスタTdrの特性変化を感知する。前記駆動トランジスタTdrの特性変化は、移動度での変化又は閾値電圧での変化を含むことができる。
【0130】
例えば、図3で前記データ電流Idataは、上式(1)で表すことができ、前記センシングラインSLに接続されたキャパシタに印加される電圧Vinは、Vin=IdataxT3/Cinで表すことができる。
【0131】
この場合、前記ピクセル駆動回路PDCによって前記センシングラインSLに印加される前記電圧Vinには、移動度(u)及び閾値電圧(Vth)による変動が含まれる。すなわち、前記駆動トランジスタTdrの移動度(u)又は閾値電圧(Vth)が変更されると、前記データ電流Idata又は前記センシングラインSLに印加される電圧Vinが変更される。前記制御部は、前記データ電流Idata又は前記電圧Vinの変化量を測定し、前記駆動トランジスタの移動度(u)又は閾値電圧(Vth)の変化量を判断することができる。
【0132】
前記センシング部320は、前記ブランク期間BPにおける補助センシング期間BSPに、前記ベンディング領域101に備えられた第2ゲートラインに接続されたピクセルに備えられた少なくとも1つの第2ピクセル駆動回路を駆動して、前記ベンディング領域の曲げの有無をセンシングする。ここで、前記第2ゲートラインは、前記パネル100に備えられたゲートラインのうち、前記ベンディング領域101に備えられて前記曲げの有無の感知のためのセンシングが行われるゲートラインを意味する。前記第2ピクセル駆動回路は、前記パネル100に備えられたピクセル駆動回路のうち、前記第2ゲートラインに接続されて前記曲げの有無の感知のためのセンシングが行われるピクセル駆動回路を意味する。
【0133】
前記補助センシング期間BSPを構成する期間T1〜T5での駆動方法は、前記メインセンシング期間MSPを構成する期間T1〜T5での駆動方法と同一である。
【0134】
したがって、前記制御部400は、前記データ電流Idata又は前記電圧Vinの変化量を測定して、前記ベンディング領域101での曲げの有無又は曲げの程度を把握することができる。
【0135】
この場合、図13は、前記補助センシング期間BSPに一つのゲートラインに接続されたピクセルに対するセンシングデータが得られる場合の波形図を示し、図14は、前記補助センシング期間BSPにu個のゲートラインに接続されたピクセルに対するセンシングデータが得られる場合の波形図を示す。
【0136】
前記ベンディング領域101に備えられたゲートラインが少ない場合、例えば、前記ベンディング領域101に2つのゲートラインが備えられた場合、本発明は、前記補助センシング期間BSP毎に一つのゲートラインに接続されたピクセルからセンシングデータを収集する。2つのゲートラインに対するセンシングデータを収集しなければならないため、前記ベンディング領域101に対する1次センシング過程が行われるためには、2つのフレーム期間が経過しなければならない。その後、2つのフレーム期間の間、前記2つのゲートラインに対するセンシングデータが再び収集されることで、前記ベンディング領域101に対する2次センシング過程が行われる。前記制御部400は、前記1次センシング過程で収集されたセンシングデータと、前記2次センシング過程で収集されたセンシングデータとを比較し、前記ベンディング領域101での曲げの有無又は曲げの程度を把握することができる。
【0137】
前記ベンディング領域101に備えられたゲートラインが多い場合、前記補助センシング期間BSPに一つのゲートラインに対するセンシングが行われると、1次センシング過程及び2次センシング過程が行われるためには、数十フレームまたは数百フレームが経過しなければならない。この場合、曲げの有無又は曲げの程度を把握するためのセンシング期間が過度に長くなる。
【0138】
これを防止するために、本発明は、図14に示したように、前記補助センシング期間BSPを少なくとも2つのサブ補助センシング期間(K1 to Ku)に区分することができる。
【0139】
それぞれの前記サブ補助センシング期間(K)では、図13を参照して説明された前記補助センシング期間BSPでの駆動方法が同一に行われる。
【0140】
敷衍して説明すると、本発明は、一つの前記補助センシング期間BSPに、前記ベンディング領域101に備えられた全てのゲートラインに対して、曲げの有無を判断するためのセンシングを行うことができる。
【0141】
そのために、前記ゲートドライバ200は、前記補助センシング期間BSPに、前記ベンディング領域101に備えられた2つ以上の前記第2ゲートラインを順次駆動することができる。この場合、前記センシング部320は、順次駆動される2つ以上の前記第2ゲートラインに接続された前記第2ピクセル駆動回路を順次駆動して、前記ベンディング領域101の曲げの有無をセンシングする。
【0142】
また、上述したような機能を行うために、前記制御部400は、前記ディスプレイ期間DPには、前記一般のゲート制御信号GCSを生成して前記ゲートドライバ200に伝送し、前記補助センシング期間BSPには、前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sを生成して前記ゲートドライバ200に伝送する。前記ゲートドライバ200は、前記センシング用ゲート制御信号GCS_Sを用いて、前記ディスプレイ期間DPに前記第2ゲートラインに出力されるゲートパルスの周波数よりも速い周波数を有するゲートパルスを前記第2ゲートラインに出力することができる。
【0143】
前記センシング部320は、前記補助センシング期間BSPに、前記第2スイッチング信号SPREに応じて前記第2ピクセル駆動回路に基準電圧を供給し、前記第1スイッチング信号SAMに応じて、前記第2ピクセル駆動回路から伝送されたアナログ信号をデジタル信号である前記センシングデータに変更して前記制御部400に伝送する。
【0144】
前記のような本発明によれば、前記パネル100に備えられた駆動トランジスタの特性変化のために備えられた前記ピクセル駆動回路PDCを用いて、前記パネル100の曲げの有無又は曲げの程度を把握することができる。
【0145】
したがって、本発明によれば、前記パネル100の曲げの有無又は曲げの程度を把握するためのベンディングセンサを備える必要がない。したがって、フレキシブル有機発光表示装置の製造コストを低減することができ、製造工程を単純化することができる。
【0146】
本発明の属する技術分野における当業者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施できることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施例は、すべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導かれる全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に属するものと解さねばならない。
【符号の説明】
【0147】
100 パネル
200 ゲートドライバ
300 データドライバ
400 制御部
図1
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