【実施例1】
【0009】
以下に、
図1ないし
図5を用いて本実施例のLEDヘッドおよびプリンタについて説明する。
【0010】
本実施例の画像形成装置としてのプリンタ1は、電子写真方式のプリンタであって、入力された印刷データに基づく画像を、媒体としての印刷用の用紙に印刷する機能等を有しており、
図1に示す構成を備えている。
【0011】
プリンタ1には、その装置筐体の上面と下部とを略S字状に接続する用紙搬送路2が配置され、用紙搬送路2の下部側の一端には用紙を収容する、媒体収容部としての給紙カセット3が設けられ、他端には印刷済みの用紙を集積するスタッカ4が設けられている。
用紙搬送路2と給紙カセット3との接続部には、給紙カセット3から用紙搬送路2へ用紙を1枚毎に繰出すホッピングローラ5が設けられ、用紙搬送路2の用紙搬送方向(
図1に示す矢印参照)の下流側には、搬送された用紙のスキュー等を修正するためのレジストローラ6が配置されている。
【0012】
レジストローラ6の下流側には、搬送ベルト7、定着器8、排出ローラ9が用紙搬送方向に沿って順に配置されている。
定着器8は、加熱ローラ8a、バックアップローラ8b等を備えており、現像剤像としてのトナー像を圧力と熱により用紙上に定着させる。
【0013】
本実施例のプリンタ1には、4つの独立した画像形成ユニット11k、11y、11m、11cが用紙搬送方向に沿ってトナー像を現像する順に配置され、これら4つの画像形成ユニット11は、それぞれに設定された設定色、つまりK色(ブラック)、Y色(イエロー)、M色(マゼンダ)、C色(シアン)以外は、同一の構成であるため、以下に一つの画像形成ユニット11について説明する。
【0014】
画像形成ユニット11は、静電潜像が形成される、像担持体としての感光体ドラム12、感光体ドラム12を一様かつ均一に帯電させる、帯電手段としての帯電ローラ13、感光体ドラム12の外周面に形成された静電潜像に、現像剤としてのトナーを付着させて可視像であるトナー像を形成する、現像剤担持体としての現像ローラ14、供給ローラ15、設定色のトナーを収容した、現像剤収容器としてのトナーカートリッジ16等で構成される。
【0015】
現像剤供給部材としての供給ローラ15は、現像ローラ14の外周面を押圧しており、トナーカートリッジ16から供給されたトナーを現像ローラ14に供給する。
現像剤層規制部材としての現像ブレード17は、現像ローラ14の外周面を押圧しており、供給ローラ15から現像ローラ14上に供給されたトナーを薄層化する。
【0016】
クリーニング部材としてのクリーニングブレード18は、感光体ドラム12の外周面を押圧しており、転写後に感光体ドラム12上に残留したトナーを掻き取って除去する。
転写装置としての転写ローラ19は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12の搬送ベルト7を挟んだ反対側に対向配置され、用紙をトナーと逆極性に帯電させて感光体ドラム12の表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する。
【0017】
露光装置としてのLEDヘッド20は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12の上方に対向配置され、各設定色の画像データに従って感光体ドラム12を露光し、感光体ドラム12上に静電潜像を形成する。
【0018】
以下に、本実施例のプリンタ1による印刷動作について説明する。
【0019】
図示しないパーソナルコンピュータ等の上位装置から印刷データを受信すると、プリンタ1は、印刷動作を開始し、用紙カセット3内の用紙をホッピングローラ5によって用紙搬送路2に繰出し、繰出した用紙をレジストローラ6へ搬送する。
【0020】
レジストローラ6に搬送された用紙はレジストローラ6から搬送ベルト7へ搬送され、搬送ベルト7の用紙搬送方向への回転に伴って、画像形成ユニット11k、11y、11m、11cを順に通過する。
このとき、各画像形成ユニット11では、感光体ドラム12の表面が帯電ローラ13により一様に帯電され、帯電した表面が画像データに応じて発光するLEDヘッド20によって露光され、静電潜像が形成される。
【0021】
この静電潜像には、現像ローラ14上で現像ブレード17により薄層化されたトナーが静電的に付着し、各設定色のトナー像が形成される。
形成された各設定色のトナー像は、転写ローラ19によって用紙に転写され、用紙上にカラーのトナー像が形成される。
転写後に感光体ドラム12上に残留したトナーは、クリーニングブレード18によって除去される。
【0022】
一方、カラーのトナー像が転写された用紙は定着器8へ搬送され、定着器8によってトナー像が用紙に定着され、用紙上にカラー画像が印刷される。
カラー画像が印刷された印刷済みの用紙は排出ローラ9に挟持されてスタッカ4上に排出される。
【0023】
このようにして、本実施例のプリンタ1による印刷動作が行われる。
【0024】
上記したプリンタ1の各画像形成ユニット11に搭載されるLEDヘッド20は、
図2に示すように、LEDチップを複数並べて構成された、発光素子としてのLEDアレイチップ21やこれを駆動するドライブIC等を搭載した基板22、LEDアレイチップ21からの光を集光するセルフォックレンズアレイ(セルフォックは日本板硝子株式会社の登録商標)等のレンズ23、取付板24、これらを支持するホルダ25等から構成される。
なお、
図2は、
図4(b)に示すZ−Z断面線に沿った断面を有する斜視図である。
【0025】
LEDアレイチップ21は、基板22の中央部に用紙搬送方向の直交方向(配列方向という。)に沿って搭載され(
図3参照)、LEDアレイチップ21を構成する各LEDチップは、画像データを基に形成された画像データ信号に応じて発光する。
【0026】
基板22の配列方向の直交方向(幅方向)の一方の側方には、複数のボンディングパッド26が配置され、このボンディングパッド26には、図示しないフレキシブルフラットケーブルを装着するコネクタ26a(
図5参照)からLEDアレイチップ21に画像データ信号等を伝達するワイヤ26bが接続される。
【0027】
レンズ23は、シリコーン樹脂、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤等からなる接着部27により、ホルダ25の下部の中央部のLEDアレイチップ21の下方に、配列方向に沿って取付けられる。
取付板24は、シリコーン樹脂、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤等の接合剤からなる接合部28により、ホルダ25の両側の側板に取付けられる。
また、取付板24には、基板22上のコネクタ26aにフレキシブルフラットケーブルを接続するための、図示しないケーブル挿入穴が設けられている。
【0028】
本実施例のホルダ25には、その両側の側板の一部を内側に曲折して形成された支持部29が複数設けられ、その支持部29上には、紫外線硬化型樹脂、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤等で形成された円柱状の当接部31が設けられている。
この当接部31の基板22との当接面の高さは、レンズ23とLEDアレイチップ21との間の距離が、レンズ23固有の最適焦点値となるように決定される。
【0029】
図3は、LEDアレイチップ21等を実装したLEDヘッド搭載用の基板22のワークボードからの切出し時の状態を示した図であり、(a)は従来の2枚の基板22の切出し状態を示し、(b)は本実施例の2枚の基板22の切出し状態を示す。
従来の基板22は、
図3(a)に示すように、幅方向の両側の側端から距離Aの位置にある中心線上に、LEDアレイチップ21が配列方向に沿って複数配置され、その一方の側方に複数のボンディングパッド26が配列方向に沿って配置されている。
【0030】
また、基板22の両側の側端部には、ホルダ25の当接部31に当接させるための当接エリア22a(
図3に2点鎖線で示した幅Bのエリアをいう。)がそれぞれ確保されている。
これは、基板22のボンディングパッド26にはワイヤ26bが接続されるため(
図2参照)、基板22を直接ホルダ25の当接部31に当接させるためには、専用のエリアを設けることが必要になるからである。
【0031】
また、LEDアレイチップ21を、基板22の幅方向の中央部に配置するのは、LEDチップの発光時における発熱による幅方向の曲りを抑制するためである。
このため、従来の基板22には、ボンディングパッド26の反対側の側方に、電気的には必要のない領域が存在することになる。
なお、本実施例の従来の基板22の幅方向の長さは、7〜8mm程度である。
【0032】
このような従来のLEDヘッド搭載用の基板22は、所定の直径のルータを配列方向に移動させ、切断幅Cで切断して形成される。
この切断幅Cは、同じルータを幅方向の位置を変更しながら同じ経路で複数回移動させた結果として形成される。
【0033】
一方、本実施例の基板22は、
図3(b)に示すように、LEDアレイチップ21およびボンディングパッド26が従来と同様に配置され、基板22の一方の側端には、幅Bの当接エリア22aを確保するために、基板22の一端から幅方向に突出させた凸部33が設けられている。
【0034】
また、基板22の他方の側端の凸部33に対応する位置には、基板22を他端から幅方向に切欠いた凹部34形成され、凹部34を除く他端部は、幅Bの当接エリア22aとして用いられる。
【0035】
なお、
図3(b)では、凸部33と凹部34をそれぞれ1箇所ずつ図示したが、実際には配列方向に沿ってそれぞれ複数設けられており、凹部34間の当接エリア22aの配列方向の長さは、凸部33の配列方向の長さより長くなっている。
【0036】
本実施例のLEDアレイチップ21は、幅方向の曲りを抑制するために、一方の側端からの距離D
1と他方の側端からの距離D
2とを同一に設定した中心線上に配置される。
この距離D
1の設定は、基板22の切断時にルータがボンディングパッド26に干渉しないように、一方の側端からボンディングパッド26端までの距離をEとして設定される(本実施例ではEは100μm以上)。
【0037】
このような本実施例のLEDヘッド搭載用の基板22は、従来と同じ直径のルータを配列方向に移動させた後に、凸部33の部分で一旦幅方向に幅B分移動させ、配列方向に移動させた後に幅方向に幅B分戻し再び配列方向に移動させて、従来と同じ切断幅Cで切断して形成される。
【0038】
これにより、本実施例の基板の幅方向の一端に凸部33が形成され、他端の凸部33と対応する位置に凹部34が同時に形成される。
また、凹部34の開口の配列方向の長さは、凸部33の先端の長さより2C分長くなり、凸部33の先端と凹部34の底の間隔は、切断幅と同じCになる。
【0039】
なお、本実施例で、従来と同じルータを用いて同じ切断幅Cで切断するのは、2枚の基板22間の間隔が広くなれば、ルータで切断する距離、時間が長くなり、また基板22間の距離が狭くなれば、従来より直径の小さいルータを用いることになってルータの交換頻度が増える、または切断時のワークボードの重ね合わせ枚数が少なくなる等、基板制作時のコストが増加するからである。
【0040】
このように、本実施例の基板22は、凸部33の先端からLEDアレイチップ21の中心線までの距離がAになり、中心線から基板22の幅方向の両端までの距離が同一のD
1とD
2となるので、他端に幅Bの当接エリア22aを確保したとしても、凸部33の先端から他端までの距離が、当接エリア22aの幅Bに相当する長さ分短くなり、1枚の基板制作に要する基板22の幅を小さくすることが可能になる。
【0041】
上記のような本実施例の基板22は、基板22の幅の縮小に伴って製作された、
図4(a)に示すホルダ25内に搭載される。
なお、
図4(a)は、ホルダ25にレンズ23を接着部27により接着した状態を示す上面図である。
【0042】
このホルダ25には、両側の側板に設けられた支持部29およびその上の当接部31が配列方向に沿って千鳥に、つまり、当接部31同士が幅方向で対向せず、かつ凹部34の形成位置と重ならない位置に配置されている。
【0043】
このようなホルダ25内に基板22を配置するときは、
図4(b)に示すように、基板22の幅方向の一端に設けた凸部33を、それに対向する位置に設けられた当接部31の当接面上に載置し、他端の凹部34を避ける位置に設けられた当接部31に他端部の当接エリア22aを載置し、この基板22を取付板24で押え、取付板24とホルダ25の側板との両側の隅部に接合剤により接合部28を形成して固定する。
なお、基板22のコネクタ26aの搭載領域の近傍の当接部31の配置は、
図5(a)(b)に示す態様にするとよい。
【0044】
すなわち、コネクタ26aにはフレキシブルフラットケーブルの挿抜に伴う荷重がかかるため、基板22のコネクタ26aの搭載領域の配列方向の中央部に、少なくとも一つの凸部33とそれに当接させる当接部31を設け、その幅方向の反対側の当接エリア22aには、当該当接エリア22aに当接させる当接部31を2箇所設けるようにする。
この場合に、当接部31の配置は、凸部33を当接させる当接部31を頂点とした2等辺三角形が形成される位置に反対側の2つの当接部31を設けるようにするとよい。
【0045】
以上説明したように、本実施例では、ホルダ25の当接部31に当接させるための当接エリア22aを、基板22の一端から突出させた凸部33とし、LEDアレイチップ21を基板22の幅方向の中央部に配置したので、LEDアレイチップ21の発熱に伴う基板22の曲りを抑制しながら基板22の幅を狭くすることができ、1枚のワークボードから切出せる基板22の取れ数を増加させることができる。
【0046】
これにより、基板1枚当たりの単価を低減することができると共に、LEDヘッド20の小型化を図ることができる他、LEDヘッドを構成する取付板24等の構成部材のコスト低減を図ることができる。
【実施例2】
【0047】
以下に、
図6ないし
図7を用いて本実施例のLEDヘッドについて説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0048】
図6は、LEDアレイチップ21等を実装したLEDヘッド搭載用の基板22のワークボードからの切出し時の状態を示した図であり、(a)は従来の2枚の基板22の切出し状態を示し、(b)は本実施例の2枚の基板22の切出し状態を示す。
図6(a)に示す従来の基板22の構成は、上記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
【0049】
本実施例の基板22は、
図6(b)に示すように、LEDアレイチップ21およびボンディングパッド26が従来と同様に配置され、基板22の一方の側端には、上記実施例1と同様に、幅Bの当接エリア22aを確保するための凸部33(以下、第1の凸部33という。)が設けられている。
【0050】
基板22の他方の側端の第1の凸部33の位置を避ける位置には、当該他端部の幅Bの当接エリア22aを確保するために、基板22の他端から幅方向に突出させた第2の凸部41が設けられ、第1の凸部33と第2の凸部41が互いに幅方向で対向しないようになっている。
【0051】
本実施例のLEDアレイチップ21は、上記実施例1と同様に、幅方向の曲りを抑制するために、両側の側端からの距離D
1とD
2とを同一にした中心線上に配置される。
この距離D
1を設定するための距離Eは、上記実施例1と同様である。
【0052】
このような本実施例のLEDヘッド搭載用の基板22は、従来と同じ直径のルータを配列方向に移動させた後に、第1の凸部33の部分で一旦幅方向に幅B分移動させ、配列方向に移動させた後に幅方向に幅B分戻して再び配列方向に移動させ、ルータを戻すときに、第2の凸部41の部分で一旦幅方向に幅B分移動させ、配列方向に移動させた後に幅方向に幅B分戻し再び配列方向に移動させて、従来と同じ切断幅Cで切断して形成される。
【0053】
これにより、本実施例の基板の幅方向の一端に第1の凸部33が形成され、他端の第1の凸部33を避ける位置に、入れ子状態の第2の凸部41が同時に形成される。
【0054】
このように、本実施例の基板22は、第1の凸部33および第2の凸部41のそれぞれの先端からLEDアレイチップ21の中心線までの距離がそれぞれAになり、中心線から基板22の幅方向の両端までの距離が同一のD
1とD
2となる。つまり、基板22の両側の側端と、それに対向するホルダ25の側板の内面との距離が略同一になる。
【0055】
このため、第1の凸部33および第2の凸部41のそれぞれの先端間の距離は、従来と同様に2Aになるが、第1の凸部33と第2の凸部41は、入れ子状態で形成するので、1枚目の基板22の一方の側端と、2枚目の基板22の他方の側端との間の距離Fが、当接エリア22aの幅Bと切断幅Cとの差の分短くなり、1枚のワークボードから切出せる基板22の取れ数を増加させることができる。
【0056】
上記のような本実施例の基板22は、
図7(a)に示す従来のホルダ25内に搭載される。
【0057】
このホルダ25には、上記実施例1と同様に、両側の側板に設けられた支持部29およびその上の当接部31が配列方向に沿って千鳥に、つまり、当接部31同士が幅方向で対向せず、かつ第1の凸部33と第2の凸部41の形成位置と重なる位置に配置されている。
【0058】
このようなホルダ25内に基板22を配置するときは、
図7(b)に示すように、基板22の幅方向の一端に設けた第1の凸部33を、それに対向する位置に設けられた当接部31の当接面上に載置し、他端の第2の凸部41をそれに対向する位置に設けられた当接部31に載置し、この基板22を取付板24で押える。
【0059】
そして、取付板24の両側の側面と、ホルダ25の側板の内面との間の両側の隙間から接合部28を形成するための接合剤をノズル等を用いて流し込んで、基板22の両側の側端とホルダ25の側板の内面との間を接合剤により封止すると共に、取付板24とホルダ25の側板との両側の隅部に接合部28を形成して固定する。
【0060】
以上説明したように、本実施例では、第1の凸部33と第2の凸部41とを入れ子状態にして基板22をワークボードから切出すようにしたので、1枚目の基板22の一方の側端と、2枚目の基板22の他方の側端との間の距離Fを、当接エリア22aの幅Bと、切断幅Cとの差の分短くすることができ、1枚のワークボードから切出せる基板22の取れ数を増加させることができると共に、従来の基板22との間の互換性を確保することができる。
【0061】
また、ホルダ25内に基板22を搭載すると、基板22の両側の側端と、それに対向するホルダ25の側板の内面との距離が略同一であるため、封止に用いる接合剤の量は一端側、他端側で等しくなり、かつ、LEDアレイチップ21と基板22の両側端までの距離D
1とD
2が同一であるので、LEDアレイチップ21の発光に伴う熱量は、基板22の一端側、他端側から均等にホルダ25に放出され、基板22の温度分布の均一性を高めて、LEDアレイチップ21の発光時における曲りを更に抑制することができ、カラー印刷時の色ズレを抑制して、印刷品質の低下を防止することができる。
【0062】
なお、上記各実施例においては、LEDアレイチップ21を設ける位置は、両側の側端からの距離D
1、D
2を同一にした基板22の中心線上であるとして説明したが、距離D
1、D
2は略同一であればよい。具体的には、距離D
1は、距離D
2の±10%以内であれば、基板22の曲りを抑制する効果が得られる。
【0063】
また、上記各実施例においては、基板22が当接する当接部31は、ホルダ25の側板の一部を内側に曲折して形成された支持部29上に紫外線硬化型樹脂等を用いて形成するとして説明したが、ホルダ25をモールド樹脂等を用いて形成するときに、当接部31を一体成型してもよく、アルミダイキャストの削り出し加工で形成するようにしてもよい。
【0064】
更に、上記各実施例においては、媒体は、印刷用の用紙として説明したが、媒体は前記に限らず、OHP用紙、封筒、複写紙、特殊紙等であってもよい。