(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載のバンド取付装置において、前記連結部材は、前記規制部材によって前記連結部材の軸方向の位置が規制される係合部を備えていることを特徴とするバンド取付装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、
図1〜
図3を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、
図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の3時側には、竜頭などのスイッチ装置2が設けられており、この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側および10時側には、押釦スイッチ3がそれぞれ設けられている。
【0012】
また、この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、
図1に示すように、時計バンド4がバンド取付装置5によってそれぞれ取り付けられている。この場合、腕時計ケース1は、
図3に示すように、ケース本体6と、このケース本体6の外周に装着される外装部材7と、を備えている。ケース本体6は、ガラス繊維が混入された硬質の合成樹脂で形成されている。
【0013】
このケース本体6は、
図3に示すように、その上部開口部に時計ガラス8がガラスパッキン8aを介して取り付けられ、この時計ガラス8の下側に位置するケース本体6内に見切り部材9が配置されるように構成されている。また、このケース本体6は、その内部に時計モジュール10が中枠11を介して配置され、ケース本体6の下部に裏蓋12が防水リング12aを介してビス13によって取り付けられるように構成されている。
【0014】
この場合、時計モジュール10は、
図3に示すように、指針10aを運針させて時刻を指示する時計ムーブメント、時刻などの情報を電気光学的に表示する表示部、これらを電気的に駆動する回路部などの時計機能に必要な各種の部品(いずれも図示せず)を備えている。また、ケース本体6には、スイッチ装置2の操作軸が取り付けられるスイッチ取付孔6a、および複数の押釦スイッチ3の各軸部がそれぞれ取り付けられる複数の釦挿入孔6bが設けられている。
【0015】
一方、外装部材7は、
図3に示すように、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂製によってほぼリング状に形成され、ケース本体6の上部外周に装着されてねじ止めされるように構成されている。この外装部材7は、その上部外周にリング状のベゼル14が連結リング15を介して装着されるように構成されている。また、この外装部材7は、その内部下側に世界の各都市名が表示された都市コードリング17が両面接着テープ17aによって貼り付けられるように構成されている。
【0016】
この外装部材7の外周部には、
図3に示すように、スイッチ装置2の操作頭部が外部に露出した状態で配置されるスイッチ露出孔7aがケース本体6のスイッチ取付孔6aに対応して設けられている。また、この外装部材7の外周部には、複数の押釦スイッチ3の各釦頭部がそれぞれ外部に露出した状態で配置される複数の釦露出孔7bがケース本体6の複数の釦挿入孔6bに対応して設けられている。この場合、外装部材7は、そのスイッチ露出孔7aの周囲にスイッチ装置2の操作頭部を保護する保護部材18が保護連結片18aを介してビス18bによって取り付けられるように構成されている。
【0017】
ところで、バンド取付装置5は、
図2および
図3に示すように、ケース本体6の12時側と6時側とに設けられたバンド取付部20と、時計バンド4の端部4aに設けられてバンド取付部20が配置されるバンド装着部21と、このバンド装着部21をバンド取付部20に連結するほぼ軸状の連結部材22と、バンド取付部20に対する連結部材22の軸方向の位置を規制する規制部材23と、ケース本体6に対して固定されて規制部材23を連結部材22に押し付ける押え部材24と、を備えている。
【0018】
バンド取付部20は、
図2および
図3に示すように、ケース本体6の外周面から突出して設けられ、この突出した先端部に取付孔20aが時計バンド4の長手方向と直交する方向(幅方向)に貫通して設けられている。このバンド取付部20は、時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さが、時計バンド4の端部4aにおける時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さよりも短く形成されている。
【0019】
時計バンド4は、
図2および
図3に示すように、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂によって形成され、その端部4aにケース本体6のバンド取付部20が配置されるバンド装着部21が設けられた構成になっている。このバンド装着部21は、時計バンド4の端部4aに設けられた切欠き凹部であり、ケース本体6側に位置する先端側と上面側とに開放されている。
【0020】
この場合、バンド装着部21は、
図2および
図3に示すように、その内部における時計バンド4の長手方向の長さが、ケース本体6の外周面から突出したバンド取付部20の突出長さとほぼ同じで長さで形成されている。また、このバンド装着部21は、その内部における時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さが、バンド取付部20における時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さよりも長く、かつ時計バンド4の端部4aにおける時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さよりも短い長さで形成されている。
【0021】
また、このバンド装着部21は、
図2および
図3に示すように、その内部における上下方向の長さ(深さ)が、ケース本体6のバンド取付部20の上下方向の長さ(厚み)とほぼ同じか、それよりも少し長く(深く)形成されている。さらに、このバンド装着部21の両側部には、連結孔21aがバンド取付部20の取付孔20aと同一軸上に対応してそれぞれ設けられている。これら連結孔21aの各内面には、補強用のカーボン樹脂層21bが設けられている。また、これら連結孔21aそれぞれは、その内径がバンド取付部20の取付孔20aの内径よりも大きく形成されている。
【0022】
連結部材22は、
図2および
図3に示すように、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとに挿入するピン部材25と、バンド装着部21の両側部の各連結孔21aに挿入してピン部材25の両端部にこれらを覆って取り付けられる一対の飾り部材26と、を備えている。ピン部材25は、両端部が先細の丸棒状に形成されている。このピン部材25は、その外径がケース本体6のバンド取付部20に設けられた取付孔20aの内径とほぼ同じ大きさで形成されている。
【0023】
また、このピン部材25は、
図2に示すように、その軸方向の長さが時計バンド4の端部4aにおける時計バンド4の長手方向と直交する方向(幅方向)の長さと同じか、それよりも少し短い長さで形成されている。これにより、ピン部材25は、時計バンド4のバンド装着部21における両側部に設けられた連結孔21aの一方側からケース本体6のバンド取付部20の取付孔20aに挿入され、この挿入された端部がバンド装着部21の両側部に設けられた他方の連結孔21aに挿入するように構成されている。
【0024】
一対の飾り部材26は、
図2および
図3に示すように、ポリアミド樹脂などの合成樹脂によってほぼ筒状に形成されている。すなわち、これら一対の飾り部材26それぞれは、筒部26aと蓋部26bとを備えている。筒部26aは、その内部に金属製の補強パイプ26cが配置されている。この補強パイプ26cは、その内径がピン部材25の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。
【0025】
筒部26aは、
図2に示すように、その内径が補強パイプ26cの外径と同じ大きさで、外径が時計バンド4のバンド装着部21における両側部に設けられた各連結孔21aの内径とほぼ同じ大きさに形成されている。この筒部26aは、その軸方向の長さが、時計バンド4のバンド装着部21における両側部に亘る長さ、つまりバンド装着部21の両側部における時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さよりも少し長い長さで形成されている。
【0026】
蓋部26bは、
図2に示すように、筒部26aの外端部にこれを塞いで設けられ、その外径が筒部26aの外径およびバンド装着部21の両側部に設けられた各連結孔21aの内径よりも大きく形成されている。これにより、一対の飾り部材26は、各筒部26aの補強パイプ26cにピン部材25の両端部が挿入されて各蓋部26bの内面に当接または接近した際に、各蓋部26bの外周部がバンド装着部21の両側部の各外面に当接し、各筒部26aの内端部がバンド取付部20の両端部に当接または接近するように構成されている。
【0027】
規制部材23は、
図2および
図3に示すように、ケース本体6のバンド取付部20の上面に配置される板状部27と、この板状部27の両側部に設けられてバンド取付部20の両側部に対応する箇所の連結部材22をその軸方向と直交する方向に押え付ける一対の側壁部28と、を備えている。この規制部材23は、板状部27と一対の側壁部28とがポリアミド樹脂などの透明な合成樹脂で一体に形成されていると共に、その内面に補強用のカーボン樹脂層23aが設けられた構成になっている。
【0028】
この場合、板状部27には、
図3に示すように、ピンセットなどの工具(図示せず)が挿入して規制部材23を摘まむための複数の孔部27aが設けられている。すなわち、これら複数の孔部27aは、ピンセットなどの工具が挿入されて規制部材23を摘まむことにより、規制部材23をケース本体6のバンド取付部20の上面に配置させたり、バンド取付部20から規制部材23を取り外したりするためのものである。
【0029】
一対の側壁部28には、
図2および
図3に示すように、連結部材22の一対の飾り部材26の外周面にそれぞれ設けられた各係合溝26dに連結部材22の軸方向と直交する方向からそれぞれ係合することにより、一対の飾り部材26の軸方向の位置を規制する規制部28aがそれぞれ設けられている。
【0030】
すなわち、一対の飾り部材26における各筒部26aの外周面には、
図2および
図3に示すように、各係合溝26dが一対の側壁部28に対してそれぞれ環状に設けられている。規制部28aは、筒部26aの係合溝26dに連結部材22の軸方向と直交する方向に係合する円弧状の切欠き凹部であり、一対の側壁部28の下端部にそれぞれ設けられている。
【0031】
これにより、規制部材23は、
図2に示すように、板状部27がケース本体6のバンド取付部20の上面に配置された際に、一対の側壁部28の各規制部28aが連結部材22の一対の飾り部材26における各筒部26aにそれぞれ設けられた各係合溝26dに係合して、各筒部26aをその軸方向と直交する方向(径方向)に押え付け、この状態で一対の飾り部材26の軸方向の位置を規制して、連結部材22の軸方向の位置を規制するように構成されている。
【0032】
一方、押え部材24は、
図2および
図3に示すように、規制部材23の上面に配置される押え部30と、この押え部30の下面に設けられて連結部材22に回転可能に取り付けられる一対の回転取付部31と、押え部30の両側部に設けられて外装部材7に固定される一対の固定部32と、を備え、これらがウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂によって一体に形成されている。
【0033】
この場合、この押え部30は、
図2および
図3に示すように、時計バンド4の長手方向の長さが、規制部材23における時計バンド4の長手方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。また、この押え部30は、時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さが、規制部材23における時計バンド4の長手方向と直交する方向の長さよりも長く、かつ時計バンド4のバンド装着部21内における長手方向と直交する方向の長さとほぼ同じ長さで形成されている。この押え部30には、規制部材23の板状部27の上面の一部を露出させるための装飾用の開口部30aが設けられている。
【0034】
一対の回転取付部31それぞれは、
図2および
図3に示すように、バンド取付部20の両側部とこれに対応するバンド装着部21の両側部との間に配置され、この状態で連結部材22の一対の飾り部26における各筒部26aがそれぞれ挿入する筒取付孔31aが設けられた構成になっている。すなわち、一対の回転取付部31は、連結部材22の軸方向と直交する方向の長さが、規制部材23の一対の側壁部28における連結部材22の軸方向と直交する方向の長さよりも長く、かつバンド装着部21の上下方向の長さ(深さ)とほぼ同じ長さで形成されている。
【0035】
このため、これら一対の回転取付部31は、
図2および
図3に示すように、押え部30が規制部材23の板状部27の上面に配置された際に、規制部材23の一対の側壁部28の各外側面と時計バンド4のバンド装着部21における両側部の各内面との間を通して、バンド装着部21の内部に挿入され、この状態で一対の回転取付部31の各筒取付孔31aがバンド装着部21の両側部の各連結孔21aと同一軸上に対応するように構成されている。
【0036】
これにより、押え部材24は、
図2および
図3に示すように、押え部30が規制部材23の板状部27の上面に配置されて、一対の回転取付部31がバンド装着部21の内部に挿入された状態で、連結部材22の一対の飾り部材26の各筒部26aが一対の回転取付部31の各筒取付孔31aに挿入されることにより、連結部材22に回転可能な状態で取り付けられるように構成されている。
【0037】
一対の固定部32は、
図2および
図3に示すように、押え部30の両側部から外装部材7の外周に沿って突出して形成され、この突出した箇所にビス33がワッシャ33aを介して挿入するビス挿入孔32aがそれぞれ設けられた構成になっている。この場合、外装部材7の外周部には、一対の固定部32がそれぞれ対応する一対の突起部34が形成されている。これら一対の突起部34には、ビス33が螺着するねじ孔34aが一対の固定部32の各ビス挿入孔32aにそれぞれ対応して設けられている。
【0038】
これにより、押え部材24は、
図2および
図3に示すように、押え部30が規制部材23の板状部27の上面に配置されて、一対の回転取付部31が連結部材22の一対の飾り部材26に回転可能に取り付けられ、この状態で押え部30を外装部材7に接近する方向に回転させた際に、一対の固定部32が外装部材7の一対の突起部34に対応して、一対の固定部32の各ビス挿入孔32aが一対の突起部34の各ねじ孔34aに対応するように構成されている。
【0039】
また、この押え部材24は、
図2および
図3に示すように、一対の固定部32の各ビス挿入孔32aが一対の突起部34の各ねじ孔34aに対応した状態で、一対の固定部32の各ビス挿入孔32aに各ビス33をワッシャ33aと共に挿入させて一対の突起部34の各ねじ孔34aに螺着させることにより、押え部30が規制部材23を連結部材22の一対の飾り部26に押え付けた状態で、外装部材7に固定され、これによりケース本体6に対して固定されるように構成されている。
【0040】
次に、この腕時計の作用について説明する。
この腕時計を組み立てる場合には、まず、腕時計ケース1を組み立てる。この場合には、ケース本体6の上部開口部に見切り部材9を上方から装着させ、この状態でケース本体6の上部開口部に時計ガラス8をガラスパッキン8aと共に上方から取り付ける。そして、ケース本体6の上部外周に外装部材7を装着させる。
【0041】
このときには、外装部材7のスイッチ露出孔7aをケース本体6のスイッチ取付孔6aに対応させると共に、外装部材7の複数の釦露出孔7bをケース本体6の複数の釦挿入孔6bにそれぞれ対応させる。この状態で、ケース本体6の上部外周に外装部材7をねじ止めする。そして、外装部材7におけるスイッチ露出孔7aの周囲にスイッチ装置2の操作頭部を保護する保護部材18を保護連結片18aと共に配置して、この保護部材18を保護連結片18aと共にビス18bによって外装部材7に取り付ける。
【0042】
この後、外装部材7の上部外周にベゼル14を連結リング15によって取り付ける。これにより、腕時計ケース1が組み立てられる。この状態で、複数の押釦スイッチ3を腕時計ケース1に取り付ける。このときには、複数の押釦スイッチ3の各軸部を外装部材7の複数の釦露出孔7bからケース本体6の複数の釦挿入孔6bにそれぞれ挿入させ、この状態で複数の押釦スイッチ3の各釦頭部を外装部材7の複数の釦露出孔7bからそれぞれ外部に露出させて、複数の押釦スイッチ3をケース本体6に取り付ける。
【0043】
そして、ケース本体6内に時計モジュール10を中枠11と共に下側から挿入させて組み付ける。この状態で、スイッチ装置2の操作軸を外装部材7のスイッチ露出孔7aからケース本体6のスイッチ取付孔6aに挿入させて時計モジュール10内に差し込む。これにより、スイッチ装置2の操作頭部が外装部材7のスイッチ露出孔7aから外部に露出した状態で、スイッチ装置2の操作軸部が時計モジュール10に連結される。このときには、複数の押釦スイッチ3の各軸部が時計モジュール10の各スイッチ部(図示せず)にそれぞれ対応する。
【0044】
この状態で、腕時計ケース1に時計バンド4をバンド取付装置5によって取り付ける。このときには、まず、時計バンド4のバンド装着部21に押え部材24を配置する。この場合には、押え部材24の一対の回転取付部31をバンド装着部21内に配置して、一対の回転取付部31の各筒取付孔31aをバンド装着部21の両側部の各連結孔21aに同一軸上に対応させる。これにより、押え部材24の押え部30がバンド装着部21の上部側に配置されると共に、一対の固定部32がバンド装着部21の両側部から突出して配置される。
【0045】
この状態で、時計バンド4のバンド装着部21にケース本体6のバンド取付部20を挿入させて配置する。このときには、ケース本体6のバンド取付部20を押え部材24の押え部30とバンド装着部21との間に挿入させてバンド装着部21内に配置させる。すると、バンド取付部20の取付孔20aに押え部材24の各筒取付孔31aとバンド装着部21の連結孔21aとが同一軸上に対応する。
【0046】
そして、時計バンド4のバンド装着部21と押え部材24とを連結部材22によってケース本体6のバンド取付部20に連結させる。このときには、連結部材22のピン部材25をバンド装着部21の両側部に設けられた連結孔21aの一方側から押え部材24の一方の筒取付孔31aとバンド取付部20の取付孔20aとに挿入させ、この挿入されたピン部材25の端部を押え部材24の他方の筒取付孔31aとバンド装着部21の両側部に設けられた他方の連結孔21aに挿入させる。
【0047】
この状態で、連結部材22の一対の飾り部材26をバンド装着部21の両側部の各連結孔21aと押え部材24の一対の回転取付部31の各筒取付孔31aとに挿入させて、ピン部材25の両側部に装着する。このときには、一対の飾り部材26における各筒部26aをバンド装着部21の両側部の各連結孔21aと押え部材24の各筒取付孔31aとにそれぞれ挿入させると、各筒部26a内の各補強パイプ26cにピン部材25の両端部が挿入される。
【0048】
すると、ピン部材25の両端部が一対の飾り部材26の各蓋部26bの内面にそれぞれ当接または接近し、各蓋部26bの外周部がバンド装着部21の両側部の外面にそれぞれ当接し、各筒部26aの内端部がバンド取付部20の両端部にそれぞれ当接または接近する。これにより、時計バンド4のバンド装着部21と押え部材24とが連結部材22によってケース本体6のバンド取付部20に回転可能に連結される。
【0049】
そして、バンド取付部20上に規制部材23を配置して一対の飾り部材26の軸方向の位置を規制する。このときには、連結部材22の一対の飾り部材26を中心に押え部材24をその押え部30が外装部材7から離れる方向に回転させる。すると、押え部材24の押え部30と外装部材7との間が開いてケース本体6のバンド取付部20が露出する。この状態で、規制部材23を押え部材24の押え部30と外装部材7との間からバンド取付部20上に配置する。
【0050】
このときには、規制部材23の板状部27に設けられた複数の孔部27aにピンセットなどの工具を挿入させて規制部材23を摘まみ、この摘まれた規制部材23をバンド取付部20の上面に配置させる。すると、規制部材23の一対の側壁部28に設けられた各規制部28aが一対の飾り部材26の各筒部26aの外周に設けられた各係合溝26dに連結部材22の軸方向と直交する方向にそれぞれ係合して、規制部材23の板状部27がバンド取付部20の上面に配置される。
【0051】
これにより、一対の飾り部材26は、ピン部材25の両端部から抜け出すことがなく、規制部材23によって軸方向の位置が規制される。このため、連結部材22は、バンド装着部21の両側部に設けられた各連結孔21a、押え部材24の各筒取付孔31a、およびバンド取付部20の取付孔20aから抜け出すことがなく、規制部材23によって軸方向の位置が確実に規制される。
【0052】
そして、連結部材22の一対の飾り部材26を中心に押え部材24をその押え部30が外装部材7に接近する方向に回転させて、押え部材24の押え部30を規制部材23上に押し当てる。すると、規制部材23の一対の側壁部28の各規制部28aが一対の飾り部材26の各筒部26aの外周にそれぞれ設けられた各係合溝26dに確実に食込んで係合される。
【0053】
このときには、押え部材24の一対の固定部32が外装部材7の外周部に設けられた一対の突起部34にそれぞれ対応して配置される。この状態では、一対の固定部32の各ビス挿入孔32aが一対の突起部34の各ねじ孔34aに対応する。このため、一対の固定部32の各ビス挿入孔32aに各ビス33を各ワッシャ33aと共に挿入させて一対の突起部34の各ねじ孔34aにそれぞれ螺着させて締め付ける。
【0054】
これにより、押え部材24が規制部材23を連結部材22の一対の飾り部26に押え付けた状態で、外装部材7に固定されることにより、押え部材24がケース本体6に対して固定されて腕時計ケース1に固定される。この結果、時計バンド4がケース本体6にバンド取付装置5によって取り付けられる。そして、ケース本体6の下面に裏蓋12を防水リング12aと共にビス13によって取り付ける。これにより、腕時計が組み立てられる。
【0055】
このように組み立てられた腕時計は、時計バンド4によって腕に取り付けて使用することができる。この場合には、腕時計が、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態が緩むことがなく、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態を確実に維持することができる。
【0056】
すなわち、この腕時計のバンド取付装置5は、腕時計ケース1のケース本体6に設けられたバンド取付部20が、時計バンド4の端部4aに設けられたバンド装着部21に配置され、この状態でバンド取付部20に設けられた取付孔20aとこれに同一軸上に対応するバンド装着部21の両側に設けられた各連結孔21aとに連結部材22が挿入されているので、バンド取付部20とバンド装着部21とが連結部材22によって確実に連結され、この連結部材22が規制部材23によってバンド取付部20に対する連結部材22の軸方向の位置が確実に規制される。
【0057】
このため、このバンド取付装置5では、ねじ部材を用いずに、バンド取付部20とバンド装着部21とが連結部材22によって連結され、この状態で連結部材22の軸方向の位置が規制部材23によって規制されているので、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、連結部材22がバンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとから緩んで抜け出すことがなく、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態が確実に維持される。
【0058】
この場合、連結部材22は、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとに挿入するピン部材25と、バンド装着部21の両側部の各連結孔21aに挿入してピン部材25の両端部にこれらを覆って取り付けられる一対の飾り部材26と、を備えていることにより、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとにピン部材25を挿入し、このピン部材25の両端部に一対の飾り部材26を取り付けるだけで、簡単にかつ確実にバンド取付部20とバンド装着部21とが連結部材22によって連結される。
【0059】
すなわち、一対の飾り部材26それぞれは、ピン部材25の両端部が挿入する筒部26aと、この筒部26aの外端部にこれを塞いで設けられた蓋部26bと、を備え、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとに挿入されたピン部材25の両端部に各筒部26aを装着させて各蓋部26bの内面に当接または接近させるだけで、各蓋部26bの外周部がバンド装着部21の両側部の外面に当接し、各筒部26aの内端部がバンド取付部20の両端部に当接または接近し、この状態でバンド取付部20とバンド装着部21とが確実に連結される。
【0060】
この場合、一対の飾り部材26は、その各筒部26aの外周面にそれぞれ係合溝26dが環状に設けられ、規制部材23は、バンド取付部20上に配置される板状部27と、この板状部27の下面に設けられて各筒部26aの各係合溝26dに対応する一対の側壁部28と、を備え、これら一対の側壁部28にそれぞれ設けられた各規制部28aが各筒部26aの各係合溝26dにそれぞれ連結部材22の軸方向と直交する方向から挿入して係合することにより、規制部材23によって一対の飾り部材26の軸方向の位置が確実に規制される。
【0061】
このため、このバンド取付装置5では、規制部材23によって連結部材22の軸方向の位置が確実に規制されていることにより、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによる連結部材22の緩みを確実に防ぎ、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとから連結部材22が抜け出すのを確実にかつ良好に防ぐことができる。
【0062】
この場合、規制部材23は押え部材24によって上方から押え付けられているので、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、規制部材23の一対の側壁部28の各規制部28aが一対の飾り部材26の各筒部26aの各係合溝26dから離脱することがなく、各係合溝26dに対する各規制部28aの係合を確実に維持することができる。
【0063】
すなわち、押え部材24は、規制部材23の上面に配置される押え部30と、この押え部30の下面に設けられて連結部材22に回転可能に取り付けられる一対の回転取付部31と、押え部30の両側部に設けられて外装部材7に固定される一対の固定部32と、を備え、一対の回転取付部31が連結部材22に回転可能に取り付けられた状態で、一対の固定部32がビス33によって外装部材7の一対の突起部34に固定されていることにより、押え部30が規制部材23をバンド取付部20に確実に押え付ける。
【0064】
このため、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、一対の固定部32を外装部材7の一対の突起部34に固定する各ビス33が緩んでも、規制部材23が押え部30と外装部材7との間を通して不用意に抜け出すことがない。これにより、規制部材23の各規制部28aを一対の飾り部材26における各筒部26aの各係合溝26dに確実に係合させることができるので、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態を確実に維持する。
【0065】
また、押え部材24は、一対の回転取付部31が連結部材22に回転可能に取り付けられていることにより、連結部材22を中心に押え部材24を回転させて押え部30と外装部材7との間を開放させることができる。このため、押え部30と外装部材7との間を通して規制部材23がバンド装着部21内に挿脱可能に配置されることにより、バンド装着部21に押え部材24とバンド取付部20とを連結部材22で連結させた状態で、規制部材23を着脱可能に配置することができる。
【0066】
このときには、規制部材23の板状部27に設けられた複数の孔部27aにピンセットなどの工具を挿入させて規制部材23を摘まむことができる。このため、押え部30と外装部材7との間を通して、摘まんだ規制部材23をバンド取付部20の上面に容易に配置させたり、バンド取付部20の上面から簡単に取り外したりすることができるので、規制部材23の着脱作業が容易にできる。
【0067】
このように、この腕時計のバンド取付装置5によれば、バンド取付部20が設けられた腕時計ケース1と、このバンド取付部20が配置されるバンド装着部21が設けられた時計バンド4と、この時計バンド4のバンド装着部21をバンド取付部20に連結する連結部材22と、バンド取付部20に対する連結部材22の軸方向の位置を規制する規制部材23と、を備えていることにより、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態を確実に維持することができる。
【0068】
すなわち、このバンド取付装置5では、腕時計ケース1のケース本体6に設けられたバンド取付部20を、時計バンド4の端部4aに設けられたバンド装着部21に配置し、この状態でバンド取付部20と時計バンド4のバンド装着部21とを連結部材22で確実に連結させることができ、この連結部材22の軸方向の位置を規制部材23によって確実に規制することができる。
【0069】
このため、このバンド取付装置5では、ねじ部材を用いずに、バンド取付部20とバンド装着部21とを連結することができるので、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、連結部材22がバンド取付部20とバンド装着部21とから緩んで脱落することがなく、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態を確実に維持することができる。
【0070】
この場合、連結部材22は、規制部材23によって連結部材22の軸方向の位置が規制される係合溝26dを備えていることにより、この係合溝26dに規制部材23を係合させることができ、これにより連結部材22の軸方向の位置を規制部材23によって確実に規制することができるので、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態を確実に維持することができる。
【0071】
また、連結部材22は、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとの挿入するピン部材25と、バンド装着部21の両側部の各連結孔21aに挿入してピン部材25の両端部にこれらを覆って取り付けられる一対の飾り部材26と、を備えているので、連結部材22によって確実にバンド取付部20とバンド装着部21とを連結することができる。
【0072】
すなわち、この連結部材22は、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとにピン部材25を挿入させるだけで、簡単にかつ確実にバンド取付部20とバンド装着部21とを連結することができると共に、このピン部材25の両端部に一対の飾り部材26を取り付けることにより、ピン部材25の両端部が外部に露出しないため、一対の飾り部材26によって装飾性を高めることができる。
【0073】
この場合、一対の飾り部材26それぞれは、ピン部材25の両端部が挿入する筒部26aと、この筒部26aの外端部にこれを塞いで設けられた蓋部26bと、を備えているので、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとに挿入されたピン部材25の両端部に各筒部26aをそれぞれ装着させて各蓋部26bの内面に当接または接近させるだけで、ピン部材25の両端部に一対の飾り部材26を簡単に取り付けることができる。
【0074】
このため、一対の飾り部材26は、ピン部材25の両端部に各筒部26aをそれぞれ取り付けた際に、ピン部材25の両端部が外部に露出せずに、一対の飾り部材26によって覆われることにより、装飾性を高めることができるので、外観的にもデザイン的に好ましいものを得ることができるほか、各蓋部26bの外周部をバンド装着部21の両側部の外面に当接させ、各筒部26aの内端部をバンド取付部20の両端部に当接または接近させた状態で、ピン部材25の両端部に一対の飾り部材26を確実にかつ良好に取り付けることができる。
【0075】
この場合、一対の飾り部材26は、その各筒部26aの外周面に係合溝26dがそれぞれ環状に設けられ、規制部材23は、一対の飾り部材26の各係合溝26dに連結部材22の軸方向と直交する方向から係合する規制部28aがそれぞれ設けられていることにより、規制部材23の各規制部28aを一対の飾り部材26の各係合溝26dに確実にかつ良好に係合させることができる。
【0076】
このため、このバンド取付装置5では、規制部材23の各規制部28aによって一対の飾り部材26における連結部材22の軸方向の位置を確実にかつ良好に規制することができるので、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによる連結部材22の緩みを確実に防ぐことができる。
【0077】
すなわち、規制部材23は、バンド取付部20上に配置される板状部27と、この板状部27の下面に設けられて各筒部26aの各係合溝26dに対応する一対の側壁部28と、を備え、これら一対の側壁部28に規制部28aがそれぞれ設けられ、こられ規制部28aが各筒部26aの各係合溝26dにそれぞれ連結部材22の軸方向と直交する方向から係合することにより、規制部材23によって一対の飾り部材26をピン部材25に押し付けてバンド取付部20に押し付けることができると共に、一対の飾り部材26の軸方向の位置を確実に規制することができる。
【0078】
これにより、このバンド取付装置5では、規制部材23によって連結部材22の軸方向の位置を確実に規制することができるので、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによる連結部材22の緩みを確実に防ぐことができ、これによりバンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとの連結状態を確実にかつ良好に維持することができる。
【0079】
また、このバンド取付装置5では、ケース本体6に対して固定されて規制部材23を連結部材22に押え付ける押え部材24を備えているので、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、規制部材23の一対の側壁部28の各規制部28aが一対の飾り部材26の各筒部26aの各係合溝26dから離脱することがなく、各係合溝26dに対する各規制部28aの係合を確実に維持することができる。
【0080】
すなわち、押え部材24は、規制部材23の上面に配置される押え部30と、押え部30の両側部に設けられてケース本体6の外周部に設けられた外装部材7に固定される一対の固定部32と、を備えているので、一対の固定部32をビス33によって外装部材7に設けられた一対の突起部34に固定することができ、これにより押え部30が規制部材23をバンド取付部20に確実に押え付けることができる。
【0081】
このため、このバンド取付装置5では、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、一対の固定部32を外装部材7の一対の突起部34に固定するビス33が緩んでも、規制部材23が押え部30と外装部材7との間を通して不用意に抜け出すことがない。これにより、バンド取付部20の取付孔20aとバンド装着部21の両側部の各連結孔21aとから連結部材22が抜け出すことがなく、腕時計ケース1に対する時計バンド4の連結状態を確実に維持することができる。
【0082】
また、押え部材24は、連結部材22に回転可能に取り付けられる一対の回転取付部31を備えていることにより、連続する細かい振動や、腕に対する時計バンド4の着脱操作による時計バンド4の回転動作などによって、一対の固定部32を外装部材7の一対の突起部34に固定するビス33が緩んでも、押え部材24の一対の回転取付部31が連結部材22に回転可能に取り付けられているため、規制部材23が押え部30と外装部材7との間を通して不用意に抜け出ないようにすることができる。
【0083】
また、押え部材24は、一対の回転取付部31が連結部材22に回転可能に取り付けられるので、連結部材22を中心に押え部材24を回転させて押え部30と外装部材7との間を開放させることができる。このため、押え部30と外装部材7との間を通して規制部材23をバンド装着部21内に挿脱可能に配置させることができるので、バンド装着部21に押え部材24とバンド取付部20とを連結部材22で連結させた状態で、規制部材23を簡単にかつ容易に配置することができる。
【0084】
このときには、規制部材23の板状部27に複数の孔部27aが設けられているので、これら複数の孔部27aにピンセットなどの工具を挿入させて規制部材23を摘まむことができる。このため、押え部30と外装部材7との間を通して、摘まんだ規制部材23をバンド取付部20の上面に容易に配置させたり、バンド取付部20の上面から簡単に取り外したりすることができるので、規制部材23の着脱作業を容易に行うことができる。
【0085】
なお、上述した実施形態では、連結部材22をピン部材25と一対の飾り部材26とで構成し、一対の飾り部材26に係合溝26dをそれぞれ設け、これら係合溝26dに規制部材23の各規制部28aを係合させるように構成した場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば連結部材22をピン部材のみで構成し、このピン部材に係合溝を直接形成し、この係合溝に規制部材23の規制部28aを係合させるように構成しても良い。
【0086】
この場合、一対の飾り部材26は無くても良いし、ピン部材にねじ止めされる構成でも良い。また、上述した実施形態では、一対の飾り部材26の筒部26aの内部に補強パイプ26cを配置するようにしたが、補強パイプ26cは無くても良い。
【0087】
また、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも腕時計である必要はなく、例えば腕に取り付けて使用する腕装着装置や、バッグ、鞄などにも適用することができる。
【0088】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0089】
(付記)
請求項1に記載の発明は、バンド取付部が設けられたケースと、前記バンド取付部が配置される装着部が設けられたバンドと、前記バンドの前記装着部を前記バンド取付部に連結する連結部材と、前記バンド取付部に対する前記連結部材の軸方向の位置を規制する規制部材と、を備えていることを特徴とするバンド取付装置である。
【0090】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバンド取付装置において、前記連結部材は、前記規制部材によって前記連結部材の軸方向の位置が規制される係合部を備えていることを特徴とするバンド取付装置である。
【0091】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のバンド取付装置において、前記連結部材は、前記バンド取付部に設けられた取付孔と前記装着部に前記取付孔と同一軸上に対応して設けられた連結孔とに挿入するピン部材と、前記装着部の前記連結孔に挿入されて前記ピン部材の両端部にこれらを覆ってそれぞれ取り付けられる飾り部材と、を備えていることを特徴とするバンド取付装置である。
【0092】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のバンド取付装置において、前記飾り部材には、前記規制部材が係合する前記係合部が設けられ、前記規制部材には、前記飾り部材の前記係合部に前記連結部材の軸方向と直交する方向から係合する規制部が設けられていることを特徴とするバンド取付装置である。
【0093】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバンド取付装置において、前記ケースに固定されて前記規制部材を前記連結部材に押し付ける押え部材を備えていることを特徴とするバンド取付装置である。
【0094】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のバンド取付装置において、前記押え部材は、前記連結部材に回転可能に取り付けられていることを特徴とするバンド取付装置である。
【0095】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたバンド取付装置を備えていることを特徴とする時計である。