特許第6818304号(P6818304)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6818304情報配信方法、情報配信装置、及び情報配信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6818304
(24)【登録日】2021年1月5日
(45)【発行日】2021年1月20日
(54)【発明の名称】情報配信方法、情報配信装置、及び情報配信プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/30 20120101AFI20210107BHJP
   G08G 1/123 20060101ALI20210107BHJP
【FI】
   G06Q50/30
   G08G1/123 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-205050(P2018-205050)
(22)【出願日】2018年10月31日
(65)【公開番号】特開2020-71660(P2020-71660A)
(43)【公開日】2020年5月7日
【審査請求日】2020年2月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】512200217
【氏名又は名称】株式会社Mobility Technologies
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】兼市 大輝
(72)【発明者】
【氏名】小松 裕一
(72)【発明者】
【氏名】植田 黄知
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−075981(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/118288(WO,A1)
【文献】 特開2001−188996(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/094313(WO,A2)
【文献】 特開2009−075858(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G08G 1/123
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報配信装置が実行する情報配信方法であって、
自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシーの位置情報及び状態情報を収集し、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシーが備える撮像部によって撮影された周辺画像のデータを取得することにより、タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報を取得すると共に、該タクシー乗り場における任意時間先のタクシーの配車の需要を予測し、該タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信する情報配信方法。
【請求項2】
前記情報配信装置は、前記実績情報から前記タクシー乗り場における実車待ちのタクシーの台数を算出し、算出された台数に関する情報を配信する請求項1に記載の情報配信方法。
【請求項3】
前記情報配信装置は、各タクシーのタクシー乗り場への到着時刻と実車時刻との差分から該タクシー乗り場の回転率を算出し、算出され回転率に関する情報を配信する請求項1又は2に記載の情報配信方法。
【請求項4】
メモリと、
ハードウェアを有するプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシーの位置情報及び状態情報を収集し、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシーが備える撮像部によって撮影された周辺画像のデータを取得することにより、タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報を取得すると共に、該タクシー乗り場における任意時間先のタクシーの配車の需要を予測し、該タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信する情報配信装置。
【請求項5】
情報配信装置に実行させる情報配信プログラムであって、
自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシーの位置情報及び状態情報を収集させ、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシーが備える撮像部によって撮影された周辺画像のデータを取得させることにより、タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報を取得させると共に、該タクシー乗り場における任意時間先のタクシーの配車の需要を予測させ、該タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信させる情報配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報配信方法、情報配信装置、及び情報配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
自社車両から取得したタクシー乗り場に関する情報に基づいてタクシー乗り場における配車の需要を予測する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−9282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまでタクシー乗り場における配車に関する情報は自社車両から取得した情報に基づいて生成されていた。このため、情報の内容に偏りがあると共に情報の更新にタイムラグが発生しており、利便性に難があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、タクシー乗り場における配車に関する情報をリアルタイムで提供可能な情報配信方法、情報配信装置、及び情報配信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報配信方法は、情報配信装置が実行する情報配信方法であって、自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシーの位置情報及び状態情報を収集し、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシーが備える撮像部によって撮影された周辺画像のデータを取得することにより、タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報を取得すると共に、該タクシー乗り場における任意時間先のタクシーの配車の需要を予測し、該タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信する。
【0007】
本発明に係る情報配信装置は、メモリと、ハードウェアを有するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシーの位置情報及び状態情報を収集し、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシーが備える撮像部によって撮影された周辺画像のデータを取得することにより、タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報を取得すると共に、該タクシー乗り場における任意時間先のタクシーの配車の需要を予測し、該タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信する。
【0008】
本発明に係る情報配信プログラムは、情報配信装置に実行させる情報配信プログラムであって、自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシーの位置情報及び状態情報を収集させ、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシーが備える撮像部によって撮影された周辺画像のデータを取得させることにより、タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報を取得させると共に、該タクシー乗り場における任意時間先のタクシーの配車の需要を予測させ、該タクシー乗り場におけるタクシーの配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る情報配信方法、情報配信装置、及び情報配信プログラムによれば、タクシー乗り場における配車に関する情報をリアルタイムで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態の配車システムの構成を示す模式図である。
図2図2は、図1に示すサーバの構成を示すブロック図である。
図3図3は、図1に示すタクシーの構成を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態の情報配信処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、実施形態の配車システムについて説明する。
【0012】
〔構成〕
まず、図1図3を参照して、実施形態の配車システムの構成について説明する。図1は、実施形態の配車システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すサーバ2の構成を示すブロック図である。図3は、図1に示すタクシー4の構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示すように、実施形態の配車システム1は、タクシーの配車の需要予測に関する情報(以下、需要予測情報と表記)をタクシーの運転者に提供することによってタクシーを効率的に配車可能にする情報処理システムであり、サーバ2と、インターネット回線網や携帯電話回線網等の通信ネットワーク3を介してサーバ2と接続される複数のタクシー4と、を主な構成要素として備えている。
【0014】
図2に示すように、サーバ2は、配車履歴情報データベース(配車履歴情報DB)21、需要予測情報データベース(需要予測情報DB)22、配車実績情報データベース(配車実績情報DB)23、通信処理部24、記憶部25、及び制御部26を備えている。なお、サーバ2は、複数のコンピュータによって構成されていてもよいし、クラウドサーバであってもよい。
【0015】
配車履歴情報DB21は、タクシー4の配車要請があった場所(緯度経度情報、メッシュ情報、町名や番地等の行政区画(街区)に関する情報等を含む)及び時間等の情報を含む配車履歴情報を格納している。
【0016】
需要予測情報DB22は、通信ネットワーク3を介して読み出し可能な形式で制御部26が生成した需要予測情報を格納している。
【0017】
配車実績情報DB23は、タクシー乗り場におけるタクシー4の配車実績情報を格納している。配車実績情報としては、タクシー乗り場の画像、タクシー乗り場に停車している実車待ちのタクシー4の台数、タクシー乗り場の回転率等の情報を例示できる。配車実績情報DB23内に格納されている配車実績情報は、サーバ2がタクシー4と定期的に通信して情報を取得することによって定期的に更新されている。
【0018】
通信処理部24は、LAN(Local Area Network)インターフェースボードや無線通信のための無線通信回路等によって構成されている。通信処理部24は、通信ネットワーク3を介したタクシー4との間の情報通信処理を制御する。
【0019】
記憶部25は、コンピュータ等に固定された記録媒体やコンピュータ等から取り外し可能な記録媒体から構成されている。コンピュータ等に固定された記録媒体としては、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を例示できる。コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としては、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−RW(Compact Disc-Rewritable)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、DAT(Digital Audio Tape)、8mmテープ、メモリカード等を例示できる。SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としてもコンピュータ等に固定された記録媒体としても利用できる。
【0020】
記憶部25には、オペレーティングシステム、各種コンピュータプログラム、各種テーブル、各種データベース等が格納されている。本実施形態では、記憶部25は、需要予測情報を生成するためのルーチンが記述されたコンピュータプログラムである需要予測プログラム25aや需要予測情報を生成するための図示しない各種設定情報等のデータを格納している。需要予測プログラム25aは、通信ネットワーク3経由でダウンロードさせることによって提供するように構成してもよい。
【0021】
制御部26は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等からなるプロセッサと、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等からなるメモリ(主記憶部)と、を備えている(いずれも図示省略)。制御部26は、記憶部25に格納されているコンピュータプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、コンピュータプログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。本実施形態では、制御部26は、需要予測プログラム25aを実行することにより、配車履歴情報DB21内に格納されている配車履歴情報に基づいて任意時間先までの需要予測情報を生成する。なお、制御部26は、配車履歴情報以外の天気情報、イベント情報、タクシー乗り場のテナント情報等の情報も用いて任意時間先までの需要予測情報を生成してもよい。
【0022】
図3に示すように、タクシー4は、地図情報データベース(地図情報DB)41、表示部42、操作入力部43、ジャイロセンサ44、位置情報取得部45、撮像部46、通信処理部47、記憶部48、及び制御部49を備えている。
【0023】
地図情報DB41は、地図情報を格納している。地図情報には、道路の位置及び形状(例えば道路の車線数、追越車線や走行車線等の車線の種類等)に関する情報、交差点及び分岐点の位置情報、河川、水路、線路等に関する情報、町名や番地等の行政区画に関する情報が含まれている。なお、タクシー4は、通信ネットワーク3を介して必要な地図情報を取得して利用するように構成してもよい。
【0024】
表示部42は、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の表示装置により構成され、制御部49からの表示制御信号に従って各種情報を可視表示する。なお、本実施形態では、各種情報を可視表示することとしたが、各種情報を音声出力するようにしてもよい。
【0025】
操作入力部43は、キーボード、タッチパネル、スイッチ、マイクロフォン等の操作入力装置により構成され、タクシー4の運転者の操作に応じて運転者の操作内容を示す操作入力信号を制御部49に出力する。
【0026】
ジャイロセンサ44は、タクシー4の向きに関する情報を取得し、取得したタクシー4の向きを示す信号を制御部49に出力する。
【0027】
位置情報取得部45は、地球軌道上を周回する3つ以上のGPS(Global Positioning System)衛星から配信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいてタクシー4の位置情報を測位する。位置情報取得部45は、測位したタクシー4の位置情報を示す電気信号を制御部49に出力する。
【0028】
撮像部46は、CMOS(Complementary MOS)センサやCCD(Charged Coupled Device)センサ等の撮像装置によって構成されている。撮像部46は、自車両の周辺画像を撮影し、撮影された周辺画像のデータを記憶部48に記憶する。なお、撮像部46は、通信ネットワーク3を介して撮影された周辺画像のデータをサーバ2に直接送信してもよい。
【0029】
通信処理部47は、無線通信のための無線通信回路等によって構成されている。通信処理部47は、通信ネットワーク3を介したサーバ2との間の情報通信処理を制御する。
【0030】
記憶部48は、サーバ2側の記憶部25と同様に構成されている。記憶部48は、オペレーティングシステム、各種コンピュータプログラム、各種テーブル、各種データベース等を格納している。
【0031】
制御部49は、サーバ2側の制御部26と同様に構成されている。制御部49は、記憶部48に格納されているコンピュータプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、コンピュータプログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。
【0032】
このような構成を有する配車システム1は、以下に示す情報配信処理を実行することにより、タクシー乗り場におけるタクシー4の配車に関する情報をタクシー4の運転者にリアルタイムで提供することを可能にする。以下、図4を参照して、情報配信処理を実行する際の配車システム1の動作について説明する。
【0033】
〔情報配信処理〕
図4は、実施形態の情報配信処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、サーバ2が起動されたタイミングで開始となり、情報配信処理はステップS1の処理に進む。なお、情報配信処理は、サーバ2が起動されている間、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
【0034】
ステップS1の処理では、サーバ2の制御部26が、通信ネットワーク3を介してタクシー乗り場におけるタクシー4の配車実績情報を取得し、取得した配車実績情報を配車実績情報DB23内に格納する。具体的には、制御部26は、自社専用のタクシー乗り場については、通信ネットワーク3を介して自社のタクシー4の位置情報及び状態情報(空車、迎車、賃走等)を取得し、取得した情報に基づいて実車待ちの自社のタクシー4の台数を配車実績情報として算出する。また、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、制御部26は、通信ネットワーク3を介して自社のタクシー4の撮像部46によって撮影された周辺画像のデータを取得し、取得した周辺画像のデータを解析することにより他社のタクシー4を含む実車待ちのタクシー4の台数を配車実績情報として算出する。自社のタクシー4が自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場にいるか否かは、自社のタクシー4の位置情報から判断することができる。また、制御部26は、各タクシー乗り場において、通信ネットワーク3を介してタクシー4がタクシー乗り場に到着した到着時刻と実車時刻の情報を配車実績情報として取得する。到着時刻及び実車時刻の情報は例えばタクシー乗り場に配置された撮像装置によって撮影されたタクシー4の画像を解析することによって算出できる。これにより、ステップS1の処理は完了し、情報配信処理はステップS2の処理に進む。
【0035】
ステップS2の処理では、制御部26が、ステップS1の処理において取得された各タクシー乗り場におけるタクシー4の到着時刻及び実車時刻の情報を用いて、各タクシー乗り場の回転率を算出する。なお、制御部26は、各タクシー乗り場における自社以外のタクシー4の数を各タクシー乗り場における自社のタクシー4の回転率から算出してもよい。また、制御部26は、回転率や単価実績等に基づいて各タクシー乗り場をランク付けしてもよい。これにより、ステップS2の処理は完了し、情報配信処理はステップS3の処理に進む。
【0036】
ステップS3の処理では、制御部26が、任意の時間帯における各タクシー乗り場の需要を予測する。具体的には、制御部26は、任意の時間帯における各タクシー乗り場における需要予測情報を需要予測情報DB22から読み出す。これにより、ステップS3の処理は完了し、情報配信処理はステップS4の処理に進む。
【0037】
ステップS4の処理では、制御部26が、ステップS2の処理において算出された各タクシー乗り場における回転率の情報や自社以外のタクシー4の数の情報やランクの情報を含む各タクシー乗り場の配車実績情報とステップS3の処理において得られた任意の時間帯における各タクシー乗り場における需要予測情報とを通信ネットワーク3を介してタクシー4に配信する。これにより、ステップS4の処理は完了し、一連の情報配信処理は終了する。
【0038】
以上の説明から明らかなように、実施形態の情報配信処理では、サーバ2が、自社専用のタクシー乗り場については、自社のタクシー4の位置情報及び状態情報を収集し、自社専用のタクシー乗り場以外のタクシー乗り場については、自社のタクシー4が備える撮像部46によって撮影された周辺画像のデータを取得することにより、タクシー乗り場におけるタクシー4の配車の実績情報を取得すると共に、タクシー乗り場における任意時間先のタクシー4の配車の需要を予測し、タクシー乗り場におけるタクシー4の配車の実績情報及び予測需要に関する情報を配信するので、タクシー乗り場における配車に関する情報をリアルタイムで提供することができる。
【0039】
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本発明のより広範な態様は、以上のように表し、且つ、記述した特定の詳細及び代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 配車システム
2 サーバ
3 通信ネットワーク
4 タクシー
21 配車履歴情報データベース(配車履歴情報DB)
22 需要予測情報データベース(需要予測情報DB)
23 配車実績情報データベース(配車実績情報DB)
24 通信処理部
25 記憶部
25a 需要予測プログラム
26 制御部
41 地図情報データベース(地図情報DB)
42 表示部
43 操作入力部
44 ジャイロセンサ
45 位置情報取得部
46 撮像部
47 通信処理部
48 記憶部
49 制御部
図1
図2
図3
図4