特許第6818610号(P6818610)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士通株式会社の特許一覧 ▶ 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6818610
(24)【登録日】2021年1月5日
(45)【発行日】2021年1月20日
(54)【発明の名称】情報処理方法、装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/338 20190101AFI20210107BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20210107BHJP
   G06F 16/332 20190101ALI20210107BHJP
【FI】
   G06F16/338
   G06F3/0481
   G06F16/332
【請求項の数】9
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2017-64550(P2017-64550)
(22)【出願日】2017年3月29日
(65)【公開番号】特開2018-169661(P2018-169661A)
(43)【公開日】2018年11月1日
【審査請求日】2019年12月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】591128763
【氏名又は名称】株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】西山 聡一
(72)【発明者】
【氏名】小田切 太郎
(72)【発明者】
【氏名】山本 祐真
(72)【発明者】
【氏名】広住 元
(72)【発明者】
【氏名】松橋 巧
(72)【発明者】
【氏名】藤木 健
【審査官】 吉田 誠
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−086952(JP,A)
【文献】 特開2010−117859(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00−16/958
G06F 3/0481
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に表示された表示画面上の背景上に配置されている第1のカードの選択を受け付け、
前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施されている作業の種類として予め入力された作業の種類、及び前記第1のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定し、
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する
ことを含む処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項2】
前記結果キーワード群の中から1以上のキーワードの選択を受け付け、
選択を受け付けた前記1以上のキーワードを、前記表示装置を用いて実施されている作業の種類として予め入力された作業の種類、及び前記第1のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類のキーワードとして、選択を受け付けた前記第1のカードに対応付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記第1のカードの選択を受け付ける処理は、前記表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから1のカードの選択操作を受け付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記表示装置に表示された表示画面上の背景上に前記第1のカードと共に配置されている第2のカードの選択を受け付け、
前記第2のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施されている作業の種類として予め入力された作業の種類、及び前記第2のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第2のキーワード群を特定し、
前記第1のキーワード群及び前記第2のキーワード群を用いて前記結果キーワード群を抽出する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第1の結果と、前記第2のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第2の結果とのいずれか又は両方から抽出された前記結果キーワード群を、該結果キーワード群が前記第1の結果及び前記第2の結果のいずれに含まれるかの区別を示す情報と共に、前記第1のカード及び前記第2のカードとの対応を視認可能な状態で表示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記第1のキーワード群及び前記第2のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第3の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカード及び前記第2のカードとの対応を視認可能な状態で表示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記第1のカードに対応付けられた、前記作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の複数のキーワードの各々と、前記第2のカードに対応付けられた、前記作業の種類及び前記第2のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類の複数のキーワードの各々との組合せを、総当り又は設定された優先度に基づいて生成し、生成した組合せの各々を用いて、前記ネットワークを介した検索を行う請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
表示装置に表示された表示画面上の背景上に配置されている第1のカードの選択を受け付け受付部と、
前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施されている作業の種類として予め入力された作業の種類、及び前記第1のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定する特定部と、
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する表示制御部と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
表示装置に表示された表示画面上の背景上に配置されている第1のカードの選択を受け付け、
前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施されている作業の種類として予め入力された作業の種類、及び前記第1のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定し、
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する
ことを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ワークショップ形式のように複数のユーザが集まる場で、各ユーザの考えを十分に引き出して検討を深めさせながら行われる作業がある。このような作業では、様々な事項を検討するために、ユーザから引き出された考えをさらに発散させることが有効である。
【0003】
このような作業を支援する技術として、会議などの目標に対して、どの部分を話していたかをメンバー間で共有させる方法が提案されている。この方法では、テキスト変換したテキストを品詞レベルの単語に分解し、分解された単語に基づいて二次元図式で表される着想支援図を生成し、着想支援図への操作に基づいて、該操作に応じた処理を実行する。また、この方法では、ある単語の関連語が辞書サイトから検索され、着想支援図に追加される。
【0004】
また、会議で議論されていない関連トピック等、議論が発展するようなトピックをユーザに提示する会議支援装置が提案されている。この装置は、一つ以上の端末装置から受信した音声データ又はテキストデータに基づいて会議の議事データを取得し、複数の議事録情報を記憶する議事録データベースに取得した議事データを記録する。また、この装置は、議事録データベースと、議事録データベースとは異なる外部データベースとに基づいて複数のトピックを抽出する。そして、この装置は、取得した議事データに基づいて会議に係るキーワードを抽出し、抽出された複数のトピックのうち、抽出されたキーワードに係るトピックの情報を表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014−174465号公報
【特許文献2】特開2015−156099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
キーワードなどの何らかの検討材料を提示して、ワークショップなどの作業におけるユーザの考えの発散を支援することを考える。例えば、ワークショップの目的など、その作業において何を検討するかが異なれば、同じ検討材料を提示した場合でも、ユーザは、その検討材料を異なる意味で利用し、ユーザの考えはそれぞれ違った発散の仕方をする可能性がある。従って、作業の種類を踏まえてユーザの考えを発散させることができるように作業を支援することが重要である。
【0007】
開示の技術は、一つの側面として、作業の種類を踏まえてユーザの考えを発散させることができるように支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示の技術は、一つの態様として、表示装置に表示された表示画面上の背景上に配置されている第1のカードの選択を受け付ける。また、開示の技術は、前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施されている作業の種類として予め入力された作業の種類、及び前記第1のカードが配置されてい前記背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定する。そして、開示の技術は、前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する。
【発明の効果】
【0009】
一つの側面として、作業の種類を踏まえてユーザの考えを発散させることができるように支援することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。
図2】選択肢カードの一例を示す図である。
図3】選択肢カード及びビジョンを説明するための図である。
図4】分析画面の一例を示す図である。
図5】管理サーバの概略構成を示す機能ブロック図である。
図6】カードデータベース(DB)の一例を示す図である。
図7】キーワードDBの一例を示す図である。
図8】背景DBの一例を示す図である。
図9】ビジョンDBの一例を示す図である。
図10】発話DBの一例を示す図である。
図11】検索結果DBの一例を示す図である。
図12】第1制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
図13】第2制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
図14】第3制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
図15】管理サーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
図16】第1制御装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
図17】第2制御装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
図18】第3制御装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
図19】第1管理処理の一例を示すフローチャートである。
図20】第2管理処理の一例を示すフローチャートである。
図21】第3管理処理の一例を示すフローチャートである。
図22】第1制御処理の一例を示すフローチャートである。
図23】第2制御処理の一例を示すフローチャートである。
図24】検討フェーズ処理の一例を示すフローチャートである。
図25】検討対象の選択肢カードの選択及び拡大表示を説明するための図である。
図26】検討対象の選択肢カードを複数選択する場合を説明するための図である。
図27】検討対象の選択肢カードを複数選択する場合を説明するための図である。
図28】検討対象の選択肢カードを複数選択する場合を説明するための図である。
図29】検索処理の一例を示すフローチャートである。
図30】第3制御処理の一例を示すフローチャートである。
図31】第1更新処理の一例を示すフローチャートである。
図32】第2更新処理の一例を示すフローチャートである。
図33】受付画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。以下の実施形態では、例えば、ICT(Information and Communication Technology)を活用し、社内外の問題解決を目指すワークショップにおいて、開示の技術が利用される場合を例に説明する。
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム100は、管理サーバ110と、第1制御装置120と、第1表示装置130と、第2制御装置140と、第2表示装置150と、第3制御装置160と、第3表示装置170とを含む。図1に示すように、少なくとも、第1表示装置130、第2表示装置150、及び第3表示装置170の各々は、情報処理システム100により提供されるサービスを使用したワークショップが行われる室内101に配置される。また、ワークショップに参加するユーザ105の各々には、マイク180が装着される。
【0013】
管理サーバ110、第1制御装置120、第2制御装置140、及び第3制御装置160の各々は、ハブ190に接続されている。各装置とハブとの接続は、有線であっても無線であってもよい。また、第1制御装置120と第1表示装置130、第2制御装置140と第2表示装置150、及び第3制御装置160と第3表示装置170とはそれぞれ有線又は無線で接続される。
【0014】
管理サーバ110は、一般的なサーバ装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。管理サーバ110は、情報処理システム100で用いられる各種情報を管理すると共に、第1制御装置120、第2制御装置140、及び第3制御装置160の各々に対し、各種処理の実行を指示する。
【0015】
第1表示装置130は、複数の選択肢カード(詳細は後述)が表示される表示部と、表示された選択肢カードに対するユーザ105の操作を受け付ける操作部とを含む。第1表示装置130は、例えば、タッチパネルディスプレイで実現することができる。
【0016】
第1制御装置120は、第1表示装置130の表示制御、第1表示装置130を介して受け付けた情報の処理、及び管理サーバ110との通信制御を行う。
【0017】
第2表示装置150は、選択肢カードを用いてユーザ105の要望を表したビジョン(詳細は後述)が表示される表示部と、表示された選択肢カードに対するユーザ105の操作を受け付ける操作部とを含む。第2表示装置150は、例えば、タッチパネルディスプレイで実現することができる。
【0018】
第2制御装置140は、第2表示装置150の表示制御、第2表示装置150を介して受け付けた情報の処理、及び管理サーバ110との通信制御を行う。
【0019】
第3表示装置170は、ビジョンにおいて着目されているカードに関連する情報の分析画面(詳細は後述)が表示される表示部と、ユーザ105の操作を受け付ける操作部とを含む。第3表示装置170は、例えば、タッチパネルディスプレイで実現することができる。
【0020】
第3制御装置160は、第3表示装置170の表示制御、第3表示装置170を介して受け付けた情報の処理、及び管理サーバ110との通信制御を行う。
【0021】
マイク180は、各ユーザ105に装着され、各ユーザ105の発話を示す音声データを検出する。
【0022】
ここで、選択肢カード、ビジョン、及び分析画面について説明する。
【0023】
選択肢カードは、ユーザ105がワークショップの目的など、作業の種類に応じた検討の材料となる様々な選択肢の各々を、文字情報と、写真やイラストなどの画像とを用いて、電子的な1枚のカードで表したものである。図2に、選択肢カード10の一例を示す。図2の例では、選択肢カード10には、その選択肢カード10が表す内容を端的に表現したカードタイトル10Pと、イラスト10Qとが含まれる。選択肢カード10として表す選択肢には、様々な内容を採用することができ、例えば、施設に関するもの、働き方に関するもの、ICTを利用できそうなもの、ICTとは関係ないもの等を含むことができる。選択肢カード10は、カードタイトル10Pのみ、又はイラスト10Qのみを含むものであってもよい。
【0024】
選択肢カード10は、選択肢の数だけ用意され、図3の上図に示すように、複数の選択肢カード10が、ユーザ105による選択操作を含む操作を受付可能な状態で、第1表示装置130に表示される。ユーザ105は、第1表示装置130に表示された複数の選択肢カード10を見て、興味を惹いた選択肢カード10や、自身の意見に関連する選択肢カード10などを選択する。
【0025】
ビジョンは、各ユーザ105に選択された選択肢カード10を集約したものであり、ワークショップの目的などに応じて選択された背景上に、第1表示装置130上から選択された選択肢カード10が配置されたものである。図3の下図に示すように、背景12は、タイトルが入力される領域12A、及び時間経過等を表す軸12Bを含む。図3の下図の例では、軸12Bの一例として、現在から将来へ向かう時間軸が用いられている。軸12Bは、図3の下図の例に示すように、長期の時間軸を示すものに限定されず、「朝」、「昼」、「夜」のような1日の時間軸を示すものであってもよい。また、軸12Bは、時間経過を表すものに限定されず、「自社」、「関係会社」、「社会」のような役割の異なりを表すものであってもよい。また、軸12Bは、「研究」、「開発」、「製造」、「販売」のような業務の異なりを表すものであってもよい。その他にも、「オフィス内」、「別オフィス」、「社外」のように、場所の異なりを表す軸12Bを用いてもよい。
【0026】
このように、第2表示装置150に表示された背景12上に、図3の下図に示すように、第1表示装置130上で選択された選択肢カード10が表示される。ユーザ105は、軸12Bを考慮して、表示された選択肢カード10を、適切な位置に配置する。このように、軸12Bを含む背景12上に選択肢カード10が配置されることにより、ワークショップの目的に応じたビジョンが描かれる。また、ビジョンへは、手書きツールを使用して描画を行うことも可能である。
【0027】
分析画面は、ビジョンに配置された選択肢カード10のうち、ワークショップにおいて検討の対象となっている選択肢カード10が示す内容に基づいて、さらにアイディアを発散させる材料となる情報を提供するものである。例えば、検討対象の選択肢カード10が示す内容がSocial Networking Service(SNS)などでどのようなトピックとして扱われているかなどを分析した情報が表示される。図4に、分析画面の一例を示す。図4の例は、検討対象の選択肢カード10に関連するキーワードを用いた検索の結果に含まれるキーワードを一覧で示す結果キーワード一覧領域13Aと、結果キーワード一覧領域13Aに含まれるキーワード間の共起関係を示す共起語マップ13Cとを含む。分析画面の詳細については後述する。
【0028】
以下、情報処理システム100の各装置について詳述する。
【0029】
まず、管理サーバ110について説明する。図5に示すように、管理サーバ110は、機能部として、管理部111と、検索部112と、更新部113とを含む。また、管理サーバ110の所定の記憶領域には、カードデータベース(DB)114と、キーワードDB115と、背景DB116と、ビジョンDB117と、発話DB118と、検索結果DB119とが記憶される。
【0030】
ここで、管理サーバ110の所定の記憶領域に記憶される各種データベースについて説明する。
【0031】
カードDB114には、選択肢カード10毎のカード情報が記憶される。図6に、カードDB114の一例を示す。図6の例では、各行が1枚の選択肢カード10についてのカード情報に相当する。各カード情報は、選択肢カード10の識別情報である「カードID」、選択肢カード10に表示される「カードタイトル」、選択肢カード10に表示される写真やイラストなどの「画像データ」等の情報を含む。また、各カード情報は、選択肢カード10を第1表示装置130に表示する際の「表示位置」の情報を含む。例えば、第1表示装置130の表示領域の左上角を原点とし、右方向がx軸プラスの方向、下方向がy軸プラスの方向となるxy座標系を設定する。そして、選択肢カード10の所定箇所(例えば、左上角)の表示位置を、第1表示装置130の表示領域に設定したxy座標系の座標値を用いて表すことができる。
【0032】
キーワードDB115には、各選択肢カード10に関連するキーワードが記憶される。図7に、キーワードDB115の一例を示す。図7の例では、各選択肢カード10の「カードID」に、本サービスを利用して実施される「作業の種類」に応じた1以上の「キーワード」が対応付けて記憶されている。作業の種類とは、例えば、ワークショップの目的等である。また、キーワードは、上述の分析画面に表示する情報を、ネットワークを介して検索する際の検索条件となる単語又は単語列である。なお、本実施形態では、「キーワード」欄には、各キーワードを、and、or、not等で繋げた検索条件の形式でキーワードが記憶されている。図7の例においては、「作業の種類」に応じてキーワードを格納する例を示しているが、他の項目に応じてキーワードを格納することも考えられる。例えば、「作業の種類」に替えて、もしくは加えて、選択肢カード10が配置される背景の別である「背景ID」に応じてキーワードを格納してもよい。
【0033】
ここで、各選択肢カード10に、作業の種類に応じたキーワードを対応付けておく理由について説明する。例えば、図2に示す「バランスボール」の選択肢カード10の場合を考える。この場合、ワークスタイルをどのように変革するかを議論の目的とするワークショップにおいては、オフィスへのバランスボールの取り入れ方や、社員の健康等に関連して、この選択肢カード10が選択されると想定される。また、Internet of Things(IoT)を業務にどのように活用するかを議論の目的とするワークショップにおいては、センシングの方法や、センシングにより得られるデータ等に関連して、この選択肢カード10が選択されると想定される。また、それが時間軸を示す背景を利用して配置される場合は、トレーニングや健康のような時間的な変化が現れる事項に関連してこの選択肢カード10が選択されると想定される。また、場所の異なりを表す軸の背景を利用して配置される場合は、リフレッシュのような用途に関連してこの選択肢カード10が選択されると想定される。このように、同じ選択肢カード10でも、作業の種類及びその選択肢カード10が配置される背景の少なくとも一方によって、その意味合いが変わってくる。そこで、ある選択肢カード10に基づいてユーザの考えを発散させる際に、ワークショップの目的などの作業の種類及びワークショップで利用されている背景の少なくとも一方を踏まえて適切に発散させるよう支援するために、各選択肢カード10に、作業の種類に応じたキーワードを対応付けておくものである。
【0034】
背景DB116には、第2表示装置150に表示する背景12の各々の情報が記憶される。図8に、背景DB116の一例を示す。図8の例では、各行が1つの背景12についての背景情報に相当する。各背景情報は、背景12の識別情報である「背景ID」、軸12Bを含む背景12の「画像データ」等の情報を含む。また、図8では図示していないが、背景情報のタイトルや、それがどのような内容であるかを示す情報も対応付けて記憶されていてもよい。例えば、背景IDが「B0001」の背景が、図3の下図に示す背景である場合、タイトルとして「ワークスタイルの未来」が、どのような内容であるかを示す情報として「時間軸」を記憶することが考えられる。
【0035】
ビジョンDB117には、第2表示装置150において、ユーザ105により作成されたビジョンの情報が記憶される。図9に、ビジョンDB117の一例を示す。図9の例では、各行が1つのビジョンを示すビジョン情報に相当する。各ビジョン情報は、ビジョンの識別情報である「ビジョンID」、ビジョンを作成したユーザグループの識別情報である「ユーザグループID」、及び第2表示装置150に表示されている背景12の「背景ID」の情報を含む。また、ビジョン情報は、ビジョンに含まれる選択肢カード10の「カードID」、選択肢カード10が背景12上のどの位置に表示されたかを示す「表示位置」等の情報を含む。「表示位置」は、上述した第1表示装置130上に表示される選択肢カード10の表示位置と同様に、第2表示装置150に表示された背景12領域に設定されたxy座標系の座標値を用いて表すことができる。ビジョン情報は、さらに、テキストデータとして入力された「タイトル」、手書きツールを使用して描画された画像を示す「手書きデータ」等の情報を含む。なお、タイトルについても、手書きデータとして入力することも可能である。
【0036】
1つのユーザグループが、複数種類のビジョンを作成した場合には、そのユーザグループのユーザグループIDと対応づけて、異なる複数のビジョンIDの各々に対応付けられた複数のビジョン情報が記憶されることになる。なお、異なるビジョンとは、背景12、選択された選択肢カード10、背景12に対する選択肢カード10の配置、手書き描画等のいずれかが異なる場合である。
【0037】
ビジョンDB117には、図9に例示した以外のデータ項目をビジョンIDと対応づけて記憶してもよい。例えば、ビジョンが記憶された日時を示す情報を記憶してもよい。
【0038】
発話DB118には、管理部111がキーワードDB115の情報を更新(詳細は後述)する際に利用される情報の一例として、ユーザ毎の発話の内容が記憶される。図10に、発話DB118の一例を示す。図10の例では、発話DB118は、発話内容テーブル118Aと、選択期間テーブル118Bとを含む。
【0039】
発話内容テーブル118Aは、マイク180で集音された音声データを音声認識した発話内容を表すテキストデータが、その発話の発話者(ユーザ)のユーザID及び音声データが検出された時間情報と対応付けて記憶されるテーブルである。発話者は、各ユーザ105に装着されるマイク180とユーザとの対応関係を予め登録しておき、どのマイク180から取得した音声データであるかに基づいて識別することができる。
【0040】
選択期間テーブル118Bには、第2表示装置150上で検討対象として選択肢カード10が選択された際に、その選択状態が継続している選択期間を示す選択期間情報が記憶される。図10の例では、各行が1つの選択期間情報に相当する。各選択期間情報は、検討対象の選択肢カード10として選択された選択肢カード10の「カードID」、その選択肢カード10が第2表示装置150上で選択された時間情報を示す「選択開始」、選択が解除された時間情報を示す「選択終了」の情報を含む。すなわち、「選択開始」から「選択終了」までの期間が、「カードID」で示される選択肢カード10の選択期間である。さらに、各選択期間情報は、管理部111がキーワードDB115の情報を更新する際に参照するための「作業の種類」の情報を含む。
【0041】
検索結果DB119には、管理部111がキーワードDB115の情報を更新する際に利用される情報の一例として、各選択肢カード10に対応付けられたキーワードを用いた検索結果から抽出された1以上のキーワードを示す結果キーワード群が記憶される。図11の例では、選択肢カード10の「カードID」、「結果キーワード群」、及び管理部111がキーワードDB115の情報を更新する際に参照するための「作業の種類」、「背景ID」の情報が対応付けて記憶されている。この例に示されるように、同じカードIDの選択肢カード10であっても、作業の種類や背景IDに応じて、異なる結果キーワード群が対応付けられ得る。なお、「作業の種類」及び「背景ID」の項目は、いずれか一方のみが検索結果DB119内で管理されてもよい。
【0042】
次に、管理サーバ110の各機能部について説明する。
【0043】
管理部111は、情報処理システム100により提供されるサービスの開始が指示されると、カードDB114から各選択肢カード10のカード情報を取得し、取得したカード情報を第1制御装置120へ送信する。
【0044】
また、管理部111は、背景DB116からいずれかの背景情報を取得し、第2制御装置140へ送信する。第2制御装置140へ送信する背景情報は、予め定めた背景情報であってもよいし、ランダムに選択した背景情報であってもよいし、ユーザ105により選択された背景情報であってもよい。
【0045】
また、管理部111は、マイク180で検出された音声データを取得し、音声認識処理により、発話内容を示すテキストデータに変換し、発話者のユーザID、及び発話された時間情報と共に発話内容テーブル118Aに記憶する。
【0046】
また、管理部111は、第2制御装置140から送信された選択期間情報(詳細は後述)を受信すると、受信した選択期間情報を選択期間テーブル118Bに記憶する。選択期間テーブル118Bに記憶される時間情報(「選択開始」及び「選択終了」)は、上述の発話内容テーブル118Aに記憶される時間情報と同一の基準で表される時間情報とする。例えば、現在時刻や、ワークショップ開始時からの経過時間等を時間情報として用いることができる。これにより、時間情報を介して、第2表示装置150上から検討対象として選択された選択肢カード10及びその選択期間と、その選択期間に発話された内容とが対応付けて記憶されることになる。
【0047】
また、管理部111は、第2制御装置140から送信されたビジョン情報を受信すると、受信したビジョン情報にビジョンIDを付与して、ビジョンDB117に記憶する。
【0048】
検索部112は、第2制御装置140から送信された検索要求(詳細は後述)を受信すると、キーワードDB115を参照して、検索要求に含まれるカードID、及び予め入力された作業の種類に対応するキーワードを特定する。検索部112は、特定したキーワードを検索条件として、ネットワークを介してSNS等を検索し、検索結果を得る。検索部112は、検索結果から所定の単語又は単語列を結果キーワード群として抽出する。所定の単語又は単語列は、例えば、品詞が名詞、形容詞、動詞である単語又は単語列であって、予め定めた除外ワードに該当しない単語又は単語列等とすることができる。検索部112は、各結果キーワードについて、出現頻度、他の結果キーワードとの共起確率等の統計情報を検索結果から取得する。そして、検索部112は、結果キーワード群、統計情報、及び検討対象の選択肢カード10(検索の元となった選択肢カード10)のカード情報を含む検索情報を第3制御装置160へ送信する。また、検索部112は、抽出した結果キーワード群を、カードID、並びに作業の種類及び背景IDの少なくとも一方と対応付けて、検索結果DB119に記憶する。
【0049】
更新部113は、第3制御装置160から送信された検索結果修正情報(詳細は後述)を受信すると、受信した検索結果修正情報に基づいて、検索結果DB119を更新する。具体的には、更新部113は、検索結果DB119に対して、検索結果修正情報で指定されたキーワードを追加又は削除する。
【0050】
また、更新部113は、ワークショップ終了後などの所定のタイミングで、キーワードDB115の更新指示を受け付けると、検索結果DB119及び発話DB118を参照して、キーワードDB115を更新する。
【0051】
具体的には、更新部113は、キーワードの追加対象の選択肢カード10、並びに作業の種類及び背景IDの少なくとも一方の指定を受け付ける。更新部113は、指定された選択肢カード10のカードID、並びに作業の種類及び背景IDの少なくとも一方に対応付けて検索結果DB119に記憶されている結果キーワード群を、候補キーワードとして取得する。また、更新部113は、指定された種類の作業が行われた際に、指定された選択肢カード10が第2表示装置150上で検討対象として選択されていた選択期間を発話DB118の選択期間テーブル118Bから特定する。そして、更新部113は、特定した選択期間の発話内容を発話内容テーブル118Aから取得し、発話内容から所定の単語又は単語列を、候補キーワードとして抽出する。所定の単語又は単語列は、上記の検索結果から結果キーワードを抽出する場合と同様である。
【0052】
さらに、更新部113は、検索結果DB119から取得した候補キーワード群、及び発話内容から抽出した候補キーワード群をユーザに提示し、選択肢カード10に追加で対応付けるキーワードの選択を受け付ける。更新部113は、受け付けたキーワードを、指定された選択肢カード10のカードID及び作業の種類に対応付けて、キーワードDB115に追加する。
【0053】
次に、第1制御装置120について説明する。図12に示すように、第1制御装置120は、機能部として、表示制御部121と、検出部122とを含む。
【0054】
表示制御部121は、管理サーバ110から送信されたカード情報を受信し、カード情報が示す選択肢カード10の各々が、第1表示装置130に表示されるように制御する。各選択肢カード10の表示サイズは、予め定めたサイズとしてもよいし、第1表示装置130に所定枚数の選択肢カード10が表示されるように計算されたサイズとしてもよい。
【0055】
検出部122は、第1表示装置130に表示された選択肢カード10に対するユーザ105の選択操作を検出する。具体的には、検出部122は、ユーザ105による選択肢カード10へのタッチの継続時間が所定時間(例えば、3秒)を経過したか否かを検出する。検出部122は、タッチの継続時間が所定時間を経過したことを検出すると、タッチされた選択肢カード10のカード情報を、第2制御装置140へ転送する。
【0056】
次に、第2制御装置140について説明する。図13に示すように、第2制御装置140は、機能部として、表示制御部141と、受付部142と、作成部143とを含む。
【0057】
表示制御部141は、管理サーバ110から送信された背景情報を受信すると、受信した背景情報が示す背景12を第2表示装置150に表示する。また、表示制御部141は、第1制御装置120からカード情報を受信すると、受信したカード情報が示す選択肢カード10を、背景12上に表示する。選択肢カード10を表示する位置はランダムに決定してもよいし、予め定めた位置に表示してもよい。
【0058】
また、表示制御部141は、受付部142から、受付情報(詳細は後述)を通知されると、受付情報に基づいて、選択肢カード10の表示位置、表示サイズ、及び角度の変更、入力されたテキストデータの表示、描画された画像の表示等を行う。
【0059】
また、表示制御部141は、受付部142から、検討対象の選択肢カード10の選択情報(詳細は後述)を通知されると、選択情報が示す選択肢カード10を、第2表示装置150上に表示されている他の選択肢カード10よりも表示サイズを大きくし、画面中央に配置する。これにより、ワークショップに参加しているユーザ105に対して、現在検討対象となっている選択肢カード10の視認性が向上し、検討対象の選択肢カード10を把握し易くなる。
【0060】
また、表示制御部141は、受付部142から、検討対象の選択肢カード10の選択解除情報(詳細は後述)を通知されると、選択解除情報が示す選択肢カード10を、検討対象として選択される前の表示サイズ及び配置に戻す。
【0061】
受付部142は、第2表示装置150に表示された選択肢カード10の表示位置の変更、表示サイズの変更、角度の変更、テキストデータの入力、手書きツールを利用した描画等のユーザ105の操作を受け付ける。受付部142は、受け付けたユーザ105の操作の内容を示す受付情報を表示制御部141に通知する。
【0062】
また、受付部142は、第2表示装置150に表示された選択肢カード10に対して、検討対象として選択するための予め定められた第1の操作を受け付けた場合には、選択された選択肢カード10のカードIDを含む選択情報を表示制御部141に通知する。同様に、受付部142は、検討対象としての選択を解除するための予め定められた第2の操作を受け付けた場合には、選択された選択肢カード10のカードIDを含む選択解除情報を表示制御部141に通知する。第1の操作及び第2の操作としては、選択肢カード10に対するタッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、長押しのいずれかを予め定めておくことができる。また、選択肢カード10をタッチしてメニューを表示させ、検討対象として選択すること又は選択を解除することを示す項目をメニューから選択する操作を、第1の操作及び第2の操作として予め定めておいてもよい。また、選択を解除するための第2の操作としては、第2表示装置150上で、選択肢カード10が表示されている領域以外の領域に対する、タッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、長押しなどのいずれかの定められた操作としてもよい。
【0063】
また、受付部142は、第1の操作を受け付けた場合、検討対象として選択された選択肢カード10のカードIDと、選択された時間情報とを含む選択開始を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。また、受付部142は、第2の操作を受け付けた場合、検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDと、選択が解除された時間情報とを含む選択終了を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。
【0064】
また、受付部142は、選択期間中の選択肢カード10に関連する検索の指示を受け付けると、対象の選択肢カード10のカードIDを含む検索要求を管理サーバ110へ送信する。
【0065】
作成部143は、ユーザ105によりビジョンの確定が指示されると、第2表示装置150に表示された背景12上での各選択肢カード10の表示位置を取得する。そして、作成部143は、第2表示装置150に表示されている背景12の背景ID、選択肢カード10のカードID、求めた各選択肢カード10の表示位置、入力されたテキストデータ、及び描画された手書きデータを含むビジョン情報を作成する。作成部143は、本システム利用時の登録情報などから、ビジョンを作成したユーザグループのユーザグループIDを取得し、作成したビジョン情報にユーザグループIDを付加して、管理サーバ110へ送信する。
【0066】
次に、第3制御装置160について説明する。図14に示すように、第3制御装置160は、機能部として、表示制御部161と、送信部162とを含む。
【0067】
表示制御部161は、管理サーバ110から送信された検索情報を受信すると、受信した検索情報に含まれる結果キーワード群を、検討対象の選択肢カード10との対応を視認可能な状態の分析画面として、第3表示装置170に表示する。図4に示すように、分析画面には、上述した結果キーワード一覧領域13A、及び共起語マップ13Cが含まれる。
【0068】
具体的には、表示制御部161は、検索情報に含まれる統計情報に基づいて、結果キーワードの各々を出現頻度のランキング順に並べて結果キーワード一覧領域13Aに表示する。また、表示制御部161は、結果キーワード一覧領域13Aに表示した各結果キーワードに対応付けて、各結果キーワードの選択又は非選択を指定可能なチェックボックス13Bを表示する。
【0069】
また、表示制御部161は、結果キーワード一覧領域13Aのチェックボックス13Bにより選択された結果キーワードを用いて共起語マップ13Cを表示する。共起語マップ13Cは、結果キーワードの各々をノード13Dで表し、結果キーワード間の共起確率に応じた太さ又は長さのエッジ13Eで対応する各ノード間を接続した関係図である。共起語マップ13Cの中心には、検討対象の選択肢カード10を表示する。これにより、検討対象となっている選択肢カード10に基づいて、ユーザの考えを発散させる支援を行うことができる。
【0070】
また、表示制御部161は、各ノード13Dに対応付けて削除ボタン13Fを表示し、この削除ボタン13Fが選択された場合には、対応するノード13Dを共起語マップ13Cから削除する。これに伴い、表示制御部161は、結果キーワード一覧領域13Aにおいて、対応する結果キーワードのチェックボックス13Bを非選択状態に変更する。また、表示制御部161は、結果キーワード一覧領域13Aにおいて、いずれかのチェックボックス13Bが選択された場合には、対応する結果キーワードを共起語マップ13Cに追加する。また、表示制御部161は、いずれかのチェックボックス13Bの選択状態が解除された場合には、対応する結果キーワードを共起語マップ13Cから削除する。このように、共起語マップ13Cに含める結果キーワードを柔軟に選択可能とすることにより、不適切な結果キーワードを排除したり、出現頻度のランキングは低くても、ユーザの考えの発散に寄与し得る結果キーワードを追加したりすることができる。また、選択された結果キーワードだけを共起語マップ13Cに含めることで、共起語マップ13Cに含まれる結果キーワードが多過ぎて共起語マップ13Cが煩雑になることを避けることができる。
【0071】
なお、表示制御部161は、結果キーワードの品詞に応じてノード13Dの形状を異ならせたり、結果キーワードの出現頻度に応じてノード13Dの色を異ならせたりしてもよい。
【0072】
送信部162は、分析画面において、チェックボックス13B及び削除ボタン13Fに対する操作情報を記憶しておく。そして、送信部162は、この操作情報に基づいて、管理サーバ110に記憶されている検索結果DB119に記憶されている結果キーワードを修正するための検索結果修正情報を作成する。例えば、送信部162は、分析画面の表示を終了する時点でチェックボックス13Bが非選択の結果キーワードを削除するための検索結果修正情報を作成することができる。また、過去のワークショップを含め、削除ボタン13Fが選択された履歴が所定回数を超えた結果キーワードを、not条件と共に追加するための検索結果修正情報を作成することができる。送信部162は、作成した検索結果修正情報に対象の選択肢カード10のカードIDを付加して、管理サーバ110へ送信する。
【0073】
管理サーバ110は、例えば図15に示すコンピュータ20で実現することができる。コンピュータ20は、Central Processing Unit(CPU)21と、一時記憶領域としてのメモリ22と、不揮発性の記憶部23とを備える。また、コンピュータ20は、入出力装置24と、記憶媒体29に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部25と、インターネット等のネットワークに接続されるネットワークインターフェース(I/F)26とを備える。CPU21、メモリ22、記憶部23、入出力装置24、R/W部25、及びネットワークI/F26は、バス27を介して互いに接続される。
【0074】
記憶部23は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部23には、コンピュータ20を管理サーバ110として機能させるための管理プログラム30が記憶される。管理プログラム30は、管理プロセス31と、検索プロセス32と、更新プロセス33とを有する。また、記憶部23は、カードDB114、キーワードDB115、背景DB116、ビジョンDB117、発話DB118、及び検索結果DB119の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域34を有する。
【0075】
CPU21は、管理プログラム30を記憶部23から読み出してメモリ22に展開し、管理プログラム30が有するプロセスを順次実行する。CPU21は、管理プロセス31を実行することで、図5に示す管理部111として動作する。また、CPU21は、検索プロセス32を実行することで、図5に示す検索部112として動作する。また、CPU21は、更新プロセス33を実行することで、図5に示す更新部113として動作する。また、CPU21は、情報記憶領域34から情報を読み出して、カードDB114、キーワードDB115、背景DB116、ビジョンDB117、発話DB118、及び検索結果DB119の各々をメモリ22に展開する。これにより、管理プログラム30を実行したコンピュータ20が、管理サーバ110として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU21はハードウェアである。
【0076】
第1制御装置120は、例えば図16に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、CPU41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、記憶媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部45と、ネットワークI/F46とを備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、R/W部45、及びネットワークI/F46は、バス47を介して互いに接続される。また、コンピュータ40は、ネットワークI/F46を介して、第1表示装置130と接続される。
【0077】
記憶部43は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を第1制御装置120として機能させるための第1制御プログラム50が記憶される。第1制御プログラム50は、表示制御プロセス51と、検出プロセス52とを有する。
【0078】
CPU41は、第1制御プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、第1制御プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、表示制御プロセス51を実行することで、図12に示す表示制御部121として動作する。また、CPU41は、検出プロセス52を実行することで、図12に示す検出部122として動作する。これにより、第1制御プログラム50を実行したコンピュータ40が、第1制御装置120として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
【0079】
第2制御装置140は、例えば図17に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60は、CPU61と、一時記憶領域としてのメモリ62と、不揮発性の記憶部63とを備える。また、コンピュータ60は、記憶媒体69に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部65と、ネットワークI/F66とを備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、R/W部65、及びネットワークI/F66は、バス67を介して互いに接続される。また、コンピュータ60は、ネットワークI/F66を介して、第2表示装置150と接続される。
【0080】
記憶部63は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を第2制御装置140として機能させるための第2制御プログラム70が記憶される。第2制御プログラム70は、表示制御プロセス71と、受付プロセス72と、作成プロセス73とを有する。
【0081】
CPU61は、第2制御プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、第2制御プログラム70が有するプロセスを順次実行する。CPU61は、表示制御プロセス71を実行することで、図13に示す表示制御部141として動作する。また、CPU61は、受付プロセス72を実行することで、図13に示す受付部142として動作する。また、CPU61は、作成プロセス73を実行することで、図16に示す作成部143として動作する。これにより、第2制御プログラム70を実行したコンピュータ60が、第2制御装置140として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU61はハードウェアである。
【0082】
第3制御装置160は、例えば図18に示すコンピュータ80で実現することができる。コンピュータ80は、CPU81と、一時記憶領域としてのメモリ82と、不揮発性の記憶部83とを備える。また、コンピュータ80は、記憶媒体89に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部85と、ネットワークI/F86とを備える。CPU81、メモリ82、記憶部83、R/W部85、及びネットワークI/F86は、バス87を介して互いに接続される。また、コンピュータ80は、ネットワークI/F86を介して、第3表示装置170と接続される。
【0083】
記憶部83は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部83には、コンピュータ80を第3制御装置160として機能させるための第3制御プログラム90が記憶される。第3制御プログラム90は、表示制御プロセス91と、送信プロセス92とを有する。
【0084】
CPU81は、第3制御プログラム90を記憶部83から読み出してメモリ82に展開し、第3制御プログラム90が有するプロセスを実行する。CPU81は、表示制御プロセス91を実行することで、図14に示す表示制御部161として動作する。また、CPU81は、送信プロセス92を実行することで、図14に示す送信部162として動作する。これにより、第3制御プログラム90を実行したコンピュータ80が、第3制御装置160として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU81はハードウェアである。
【0085】
なお、管理プログラム30、第1制御プログラム50、第2制御プログラム70、及び第3制御プログラム90の各々により実現される機能は、例えば半導体集積回路で実現することも可能である。より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することができる。
【0086】
次に、本実施形態に係る情報処理システム100の作用について説明する。情報処理システム100により提供されるサービスを用いて実施される作業の種類が入力されると共に、サービスの開始が指示される。そして、管理サーバ110において、図19に示す第1管理処理が実行される。また、管理サーバ110では、図20に示す第2管理処理、図21に示す第3管理処理、図29に示す検索処理、図31に示す第1更新処理、及び図32に示す第2更新処理も実行される。また、第1制御装置120において、図22に示す第1制御処理が実行される。また、第2制御装置140において、図23に示す第2制御処理が実行される。さらに、第3制御装置160において、図30に示す第3制御処理が実行される。以下、各処理について詳述する。なお、第1管理処理、第2管理処理、第3管理処理、検索処理、第1更新処理、第2更新処理、第1制御処理、第2制御処理、及び第3制御処理は、開示の技術の情報処理方法の一例である。
【0087】
まず、図19に示す第1管理処理について説明する。ステップS11で、管理部111が、カードDB114から各選択肢カード10のカード情報を取得する。そして、管理部111は、取得したカード情報を第1制御装置120へ送信する。
【0088】
次に、ステップS12で、管理部111が、背景DB116からいずれかの背景情報を取得し、第2制御装置140へ送信する。
【0089】
次に、ステップS13で、管理部111が、マイク180で検出された音声データを取得し、音声認識処理により、発話内容を示すテキストデータに変換し、発話者のユーザID、及び発話された時間情報と共に発話内容テーブル118Aに記憶する。
【0090】
次に、ステップS14で、管理部111が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていない場合には、処理はステップS13に戻り、終了が指示された場合には、第1管理処理は終了する。
【0091】
次に、図20に示す第2管理処理について説明する。第2管理処理は、第2制御装置140から送信された選択期間情報を管理サーバ110が受信すると開始する。
【0092】
ステップS21で、管理部111が、受信した選択期間情報が選択開始を示す選択期間情報の場合には、選択期間情報に含まれるカードID及び時間情報を、新たな行(レコード)として選択期間テーブル118Bに記憶する。この際、時間情報は「選択開始」欄に記憶される。受信した選択期間情報が選択終了を示す選択期間情報の場合には、管理部111は、選択期間情報に含まれるカードIDに対応する選択期間テーブル118Bの行の「選択終了」欄に、受信した時間情報を記憶する。また、管理部111は、予め入力された作業の種類を「作業の種類」欄に対応付けて記憶する。そして、第2管理処理は終了する。
【0093】
次に、図21に示す第3管理処理について説明する。第3管理処理は、第2制御装置140から送信されたビジョン情報を管理サーバ110が受信すると開始する。
【0094】
ステップS31で、管理部111が、受信したビジョン情報にビジョンIDを付与して、ビジョンDB117に記憶する。そして、第3管理処理は終了する。
【0095】
次に、図22に示す第1制御処理について説明する。第1制御処理は、管理サーバ110から送信されたカード情報を第1制御装置120が受信すると開始する。
【0096】
ステップS41で、表示制御部121が、受信したカード情報が示す選択肢カード10の各々が、第1表示装置130に表示されるように制御する。
【0097】
次に、ステップS42で、検出部122が、第1表示装置130に表示された選択肢カード10が、ユーザ105によりタッチされたか否かを判定する。いずれかの選択肢カード10がユーザ105によりタッチされたことが検出されると、処理はステップS43へ移行し、タッチが検出されない場合には、処理はステップS46へ移行する。
【0098】
ステップS43では、検出部122が、選択肢カード10に対するタッチが継続しているか否かを判定する。タッチが継続している場合には、処理はステップS44へ移行し、継続していない場合には、処理はステップS46へ移行する。
【0099】
ステップS44では、検出部122が、選択肢カード10へのタッチの継続時間が所定時間(例えば、3秒)を経過したか否かを判定する。タッチの継続時間が所定時間を経過していない場合には、処理はステップS43に戻り、タッチの継続時間が所定時間を経過した場合には、処理はステップS45へ移行する。
【0100】
ステップS45では、検出部122が、タッチされた選択肢カード10のカード情報を、第2制御装置140へ転送する。
【0101】
次に、ステップS46で、表示制御部121が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていない場合には、処理はステップS42に戻る。終了が指示されている場合には、第1制御処理は終了する。
【0102】
次に、図23に示す第2制御処理について説明する。第2制御処理は、管理サーバ110から送信された背景情報を第2制御装置140が受信すると開始する。
【0103】
ステップS51で、表示制御部141が、受信した背景情報が示す背景12を第2表示装置150に表示する。ここで表示された背景12は、ユーザ105の指示により変更可能としてもよい。例えば、背景12の変更が指示された場合、第2制御装置140が管理サーバ110へ背景情報を要求する。そして、管理サーバ110が、背景DB116から前回送信した背景情報とは異なる背景情報を、第2制御装置140に送信する。
【0104】
次に、ステップS52で、表示制御部141が、第1制御装置120からカード情報を受信したか否かを判定する。カード情報を受信している場合には、処理はステップS53へ移行する。ここで受信するカード情報は、上述の第1制御処理において、第1表示装置130において選択された選択肢カード10のカード情報が第1制御装置120により転送されたものである。ステップS53では、表示制御部141が、受信したカード情報が示す選択肢カード10を、背景12上に表示し、処理はステップS54へ移行する。一方、カード情報を受信していない場合には、ステップS53の処理はスキップされ、ステップS54へ移行する。
【0105】
ステップS54では、受付部142が、第2表示装置150に表示された選択肢カード10の表示位置、表示サイズ、及び角度の変更、テキストデータの入力、手書きツールを利用した描画等のユーザ105の操作、又は第1の操作を受け付けたか否かを判定する。操作を受け付けた場合には、処理はステップS55へ移行し、受け付けていない場合には、処理はステップS57へ移行する。
【0106】
ステップS55では、受付部142が、上記ステップS54で受け付けた操作が第1の操作か否かを判定することにより、第2表示装置150上で、検討対象の選択肢カード10が選択されたか否かを判定する。受け付けた操作が第1の操作の場合には、処理はステップS60へ移行し、その他の操作の場合には、処理はステップS56へ移行する。
【0107】
ステップS56では、受付部142が、受け付けたユーザ105の操作の内容を示す受付情報を表示制御部141に通知する。そして、表示制御部141が、受付情報に基づいて、選択肢カード10の表示位置、表示サイズの変更、角度の変更、入力されたテキストデータの表示、描画された画像の表示等を行う。
【0108】
次に、ステップS57で、作成部143が、ユーザ105によりビジョンの確定が指示されたか否かを判定する。ビジョンの確定が指示されると、処理はステップS58へ移行する。ステップS58では、作成部143が、第2表示装置150に表示された背景12上での各選択肢カード10の表示位置を求める。そして、作成部143は、第2表示装置150に表示されている背景12の背景ID、選択肢カード10のカードID、求めた各選択肢カード10の表示位置、入力されたテキストデータ、及び描画された手書きデータを含むビジョン情報を作成する。さらに、作成部143は、本システム利用時の登録情報などから、ビジョンを作成したユーザグループのユーザグループIDを取得する。そして、取得したユーザグループIDを、作成したビジョン情報に付加して、管理サーバ110へ送信し、処理はステップS59へ移行する。一方、ビジョンの確定が指示されていない場合には、ステップS58の処理はスキップされ、ステップS59へ移行する。
【0109】
ステップS59では、受付部142が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定する。終了が指示されていない場合には、処理はステップS52に戻り、終了が指示されている場合には、第2制御処理は終了する。
【0110】
ステップS60では、図24に示す検討フェーズ処理が実行される。
【0111】
ステップS61で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10を選択するための第1の操作により選択された選択肢カード10のカードIDと、選択された時間情報とを含む選択開始を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。これにより、管理サーバ110において、選択期間情報が選択期間テーブル118Bに記憶される。
【0112】
次に、ステップS62で、受付部142が、第1の操作により選択された選択肢カード10のカードIDを含む選択情報を表示制御部141に通知する。表示制御部141は、例えば、図25に示すように、通知された選択情報が示す選択肢カード10を、第2表示装置150上に表示されている他の選択肢カード10よりも表示サイズを大きくし、画面中央に配置する。図25の例では、第2表示装置150に表示された選択肢カード10A、10B、10C、10Dのうち、選択肢カード10Aに対して第1の操作が行われ、選択肢カード10Aが検討対象として選択されたことを表す。また、図25の例では、下段の図に示すように、検討対象の選択肢カード10が選択されると、検討対象の選択肢カード10を他の選択肢カード10に重畳して表示すると共に、他の選択肢カード10に対する操作を受け付けない状態にしている。
【0113】
次に、ステップS63で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10に関連する検索が指示されたか否かを判定する。例えば、図25の下段の図に示すように、第2表示装置150上で検討対象の選択肢カード10を拡大表示している際に、検索を指示するための検索アイコン14を表示する。そして、受付部142が、この検索アイコン14の選択を受け付けると、処理はステップS64へ移行し、検索アイコン14の選択を受け付けない場合には、処理はステップS65へ移行する。
【0114】
ステップS64では、受付部142が、検討対象の選択肢カード10のカードIDを含む検索要求を管理サーバ110へ送信する。
【0115】
次に、ステップS65で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10に対する第2の操作を受け付けたか否かを判定することにより、検討対象の選択肢カード10の選択が解除された否かを判定する。選択が解除された場合には、処理はステップS66へ移行し、選択が解除されていない場合には、処理はステップS68へ移行する。
【0116】
ステップS66では、受付部142が、第2の操作により検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDと、選択が解除された時間情報とを含む選択終了を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。これにより、管理サーバ110において、選択期間情報が選択期間テーブル118Bに記憶される。
【0117】
次に、ステップS67で、受付部142が、第2の操作により検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDを含む選択解除情報を表示制御部141に通知する。表示制御部141は、通知された選択解除情報が示す選択肢カード10を、検討対象として選択される前の表示サイズ及び配置に戻す。
【0118】
次に、ステップS68で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10を選択するための第1の操作を受け付けたか否かを判定する。第1の操作を受け付けた場合には、処理はステップS61に戻り、受け付けていない場合には、処理はステップS69へ移行する。
【0119】
ここで、本実施形態では、1枚目の検討対象の選択肢カード10が選択された際に、図25の下段に示すように、他の選択肢カード10に対する操作を受け付けできないようにしている。また、検討対象の選択肢カード10の表示サイズを大きくして中央に配置しているため、他の選択肢カード10に対する操作を受け付け可能にしても、他の選択肢カード10への操作が困難な場合がある。そこで、例えば、1枚の検討対象の選択肢カード10が選択されると、表示制御部141が、図26の上段に示すように、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10を選択する際に選択する選択追加アイコン15を表示する。選択追加アイコン15が選択されると、表示制御部141は、図26の下段に示すように、他の選択肢カード10への操作を受け付け可能に変更する。また、表示制御部141は、既に選択されている検討対象の選択肢カード10を、例えば、他の選択肢カード10との重複が最も少なくなる位置に移動させる。
【0120】
また、表示制御部141は、選択追加アイコン15が選択されると、図27に示すように、他の選択肢カード10を一覧表示するカード一覧領域16を画面の所定位置(図27の例では、画面下部)に設け、カード一覧領域16に他の選択肢カード10のサムネイル画像を表示する。そして、カード一覧領域16のいずれかのサムネイル画像へのタッチや、背景12上へのドラックにより、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10が選択されるようにしてもよい。
【0121】
また、表示制御部141は、選択追加アイコン15が選択されると、図28の上段に示すように、カード一覧領域16に、検討対象として選択されている選択肢カード10のサムネイル画像を表示する。そして、表示制御部141は、背景12上の他の選択肢カード10に対する操作を受け付け可能にすると共に、検討対象として選択されている選択肢カード10を一旦消去してもよい。この場合、背景12上に配置された選択肢カード10から、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10の選択を受け付ける。
【0122】
図26の下段、図27、又は図28の上段の状態から、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10が選択されると、図28の下段に示すように、表示制御部141は、上記ステップS62で、拡大表示した複数の検討対象の選択肢カード10を並べて配置する。なお、複数の検討対象の選択肢カード10が選択された場合、選択された選択肢カード10の枚数に応じて、選択肢カード10を拡大するサイズを決定する。また、例えば、後から選択された検討対象の選択肢カード10の表示サイズを、先に選択されていた検討対象の選択肢カード10よりも大きくするなど、それぞれ異なるサイズに拡大してもよい。
【0123】
検討対象として複数の選択肢カード10が選択されている場合、上記ステップS63において、表示制御部141は、検索の指示を選択肢カード10毎に受け付けることができる。この場合、図28の下段に示すように、拡大表示されている選択肢カード10毎に対応する検索アイコン14を表示し、選択された検索アイコン14に対応する選択肢カード10のカードIDを含む検索要求を管理サーバ110へ送信する。また、表示制御部141は、拡大表示している全ての選択肢カード10に対する検索指示をまとめて受け付けてもよい。例えば、図28の下段に示すように、表示制御部141は、全ての選択肢カード10に対する検索を指示するための複数検索アイコン17を表示する。そして、表示制御部141は、この複数検索アイコン17が選択された場合には、拡大表示されている全ての選択肢カード10のカードIDを含む検索要求を管理サーバ110へ送信する。
【0124】
ステップS69では、受付部142が、現在検討対象として選択されている選択肢カード10が存在するか否かを判定する。検討対象の選択肢カード10が存在する場合には、処理はステップS63に戻り、存在しない場合には、処理は第2制御処理に戻る。
【0125】
次に、図29に示す検索処理について説明する。検索処理は、第2制御装置140から送信された検索要求を管理サーバ110が受信すると開始する。
【0126】
ステップS71で、検索部112が、キーワードDB115を参照して、第2制御装置140から受信した検索要求に含まれるカードID、及び予め入力された作業の種類に対応するキーワードを特定する。なお、上述の通り、カードIDに対応するキーワードは、作業の種類に替えて、もしくは加えて、背景ID別に記憶されていてもよい。従って、作業の種類に対応するキーワードを特定する処理は、背景IDに対応するキーワードを特定する処理に替えてもよい。また、作業の種類と背景IDとの組合せに対応するキーワードを特定する処理に替えてもよい。
【0127】
次に、ステップS72で、検索部112が、特定したキーワードを検索条件として、ネットワークを介してSNS等を検索し、検索結果を得る。
【0128】
ここで、検索要求に複数のカードIDが含まれる場合、すなわち、複数の検討対象の選択肢カード10について、まとめて検索要求がなされている場合がある。この場合、検索部112は、各選択肢カード10に対応するキーワードを用いた検索をそれぞれ実行してもよいし、各選択肢カード10に対応するキーワードをまとめた検索条件を用いて検索を実行してもよい。複数の選択肢カード10の各々に対応するキーワードをまとめた検索条件は、例えば、全てのキーワードを含む検索条件、各選択肢カード10に対応するキーワードの各々を組み合わせた検索条件とすることができる。組み合わせの検索条件は、例えば、各キーワードを総当りで組み合わせてもよいし、キーワードに予め設定された優先度に基づいて組み合わせてもよい。優先度は、例えば、ワークショップを行うユーザグループの業種等の属性との関連の強さに応じて、各選択肢カード10に対応付けるキーワードに予め設定しておく。そして、検索部112が、ユーザグループの属性の入力を受け付け、受け付けた属性に応じて、優先度の高いキーワードから順に、各選択肢カード10に対応するキーワードを組み合わせて検索条件を生成する。
【0129】
また、検索部112は、ネットワークを介した検索を実行する際、検索する範囲を、作業の種類及び指定された地域の少なくとも一方に応じて限定してもよい。例えば、公式な見解を得たい場合には、検索の対象をニュースサイト等に限定したり、個人的な見解を得たい場合には、ツイッター(登録商標)等のSNSに限定したりすることができる。また、ユーザの考えを、国内に閉じて発散させるか、外国も対象に発散させるか等に応じて、URLのドメインを利用して、検索範囲を日本に限定したり、外国のいずれかの国に限定したりしてもよい。
【0130】
次に、ステップS73で、検索部112が、検索結果から所定の単語又は単語列を結果キーワード群として抽出する。また、検索部112は、各結果キーワードについて、出現頻度、他の結果キーワードとの共起確率等の統計情報を検索結果から取得する。そして、検索部112は、結果キーワード群、統計情報、及び検討対象の選択肢カード10のカード情報を含む検索情報を第3制御装置160へ送信する。なお、複数の検討対象の選択肢カード10に対応するキーワードを用いた検索をそれぞれ実行した場合、複数の検索情報が送信されることになる。また、検索部112は、抽出した結果キーワード群を、カードID、並びに作業の種類及び背景IDの少なくとも一方と対応付けて、検索結果DB119に記憶し、検索処理は終了する。
【0131】
次に、図30に示す第3制御処理について説明する。第3制御処理は、管理サーバ110から送信された検索情報を第3制御装置160が受信すると開始する。
【0132】
ステップS81で、表示制御部161が、第3表示装置170に分析画面のフレームを表示する。そして、表示制御部161は、検索情報に含まれる統計情報に基づいて、検索情報に含まれる結果キーワードを出現頻度のランキング順に並べて結果キーワード一覧領域13Aに表示する。
【0133】
次に、ステップS82で、表示制御部161が、結果キーワード群から、出現頻度のランキング上位N個(Nは予め定めた所定数、例えば20個)を選択する。そして、表示制御部161は、結果キーワード一覧領域13Aにおいて、選択した結果キーワードに対応するチェックボックス13Bを選択状態にする。
【0134】
次に、ステップS83で、表示制御部161が、選択された結果キーワードについての共起語マップ13Cを表示する。また、表示制御部161は、検索情報に含まれるカード情報に基づいて、共起語マップ13Cの中心に検討対象の選択肢カード10を表示する。また、表示制御部161は、共起語マップ13Cの各ノード13Dに対応付けて削除ボタン13Fを表示する。
【0135】
ここで、複数の選択肢カード10の各々に対応するキーワードを用いて検索がそれぞれ実行された場合には、管理サーバ110から複数の検索情報を受信することになる。この場合、表示制御部161は、いずれかの選択肢カード10に対応する検索情報に基づく分析画面を表示し、ユーザによる切り替え操作により、他の選択しカード10に対応する検索情報に基づく分析画面に表示を切り替えればよい。
【0136】
また、表示制御部161は、複数の検索情報をまとめて用いた分析画面を表示してもよい。例えば、表示制御部161は、複数の検索情報に含まれる結果キーワード群を混在させて、出現頻度のランキング順で結果キーワード一覧領域13Aや共起語マップ13Cを表示することができる。また、表示制御部161は、複数の検索情報の各々に含まれる結果キーワード群のうち、重複する結果キーワードのみを用いる分析画面を表示したり、重複しない結果キーワードのみを用いた分析画面を表示したりしてもよい。また、表示制御部161は、これらの分析画面のパターンを、ユーザの切り替え操作により切り替え可能としてもよい。これらの分析画面のいずれかを表示する際、共起語マップ13Cの中心には、共起語マップ13Cの元となった検索情報に対応する選択肢カード10が表示される。これにより、複数の検索情報を受信し、いずれかの検索情報に基づく分析画面を表示している場合でも、いずれの選択肢カード10について検索された検索情報に基づく分析画面かの識別が容易になる。
【0137】
なお、複数の選択肢カード10に対応するキーワードをまとめた検索条件を用いて検索が実行された場合には、管理サーバ110から受信する検索情報は1つであるため、1つの選択肢カード10についての検索情報を受信した場合と同様に処理することができる。
【0138】
次に、ステップS84で、表示制御部161が、チェックボックス13Bの選択状態の変更、又は削除ボタン13Fの選択を受け付けたか否かを判定することにより、共起語マップ13Cに含める結果キーワードの選択を受け付けたか否かを判定する。結果キーワードの選択を受け付けた場合には、送信部162が、チェックボックス13B及び削除ボタン13Fに対する操作情報を記憶し、処理はステップS83に戻る。結果キーワードの選択を受け付けていない場合には、処理はステップS85へ移行する。
【0139】
ステップS85では、表示制御部161が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定する。終了が指示されていない場合には、処理はステップS84に戻り、終了が指示されている場合には、処理はステップS86へ移行する。
【0140】
ステップS86では、送信部162が、上記ステップS84で記憶した操作情報に基づいて、管理サーバ110に記憶されている検索結果DB119に記憶されている結果キーワードを修正するための検索結果修正情報を作成する。そして、送信部162は、作成した検索結果修正情報に、検討対象の選択肢カード10のカードIDを付加して、管理サーバ110へ送信し、第3制御処理は終了する。
【0141】
次に、図31に示す第1更新処理について説明する。第1更新処理は、第3制御装置160から送信された検索結果修正情報を管理サーバ110が受信すると開始する。
【0142】
ステップS90で、更新部113が、検索結果DB119に対して、受信した検索結果修正情報で指定されたキーワードを追加又は削除し、第1更新処理は終了する。
【0143】
次に、図32に示す第2更新処理について説明する。第2更新処理は、ワークショップ終了後などの所定のタイミングで、システム管理者などから、キーワードDB115の更新指示を受け付けた場合に開始する。
【0144】
ステップS91で、更新部113が、キーワードDB115の更新内容を受け付けるための受付画面のフレームを、例えば管理サーバ110が備える表示装置に表示する。図33に受付画面の一例を示す。図33の例では、受付画面は、キーワードの追加対象の選択肢カード10及び作業の種類の指定を受け付けるための指定領域18Aと、追加候補のキーワードが表示される候補キーワード領域18Bと、追加ボタン18Cと、終了ボタン18Dとを含む。指定領域18Aは、例えば、選択肢カード10及び作業の種類の各々をプルダウンメニュー等から指定可能なボックスを含む。上述の通り、キーワードは、作業の種類のみではなく背景IDと対応づけられてもよいので、作業の種類の指定を受け付ける指定領域に替えて、もしくは加えて、背景IDの指定を受け付ける指定領域を設けてもよい。また、カードID順やカードタイトルの50音順で選択肢カード10の指定を切り替えるためのボタンを含んでもよい。また、受付画面は、指定領域18Aで指定された選択肢カード10を含んでもよい。
【0145】
次に、ステップS92で、更新部113が、受付画面の指定領域18Aにおいて、選択肢カード10、並びに作業の種類及び背景IDの少なくとも一方の指定を受け付けたか否かを判定する。指定を受け付けた場合には、処理はステップS93へ移行し、指定を受け付けていない場合には、処理はステップS98へ移行する。
【0146】
ステップS93では、更新部113が、指定された選択肢カード10のカードID、並びに作業の種類及び背景IDの少なくとも一方に対応付けて検索結果DB119に記憶されている結果キーワード群を、候補キーワードとして取得する。
【0147】
次に、ステップS94で、更新部113が、指定された種類の作業が行われていた際に、指定された選択肢カード10が第2表示装置150上で選択されていた選択期間を発話DB118の選択期間テーブル118Bから特定する。そして、更新部113は、特定した選択期間の発話内容を発話内容テーブル118Aから取得し、発話内容から所定の単語又は単語列を、候補キーワードとして抽出する。
【0148】
次に、ステップS95で、更新部113が、検索結果DB119から取得した候補キーワード群、及び発話内容から抽出した候補キーワード群を、受付画面の候補キーワード領域18Bに表示する。この際、更新部113は、各候補キーワードに、チェックボックスを対応付けるなどして、各候補キーワードを選択可能な状態で表示する。
【0149】
次に、ステップS96で、更新部113が、受付画面の追加ボタン18Cが選択されたか否かを判定することにより、キーワードの追加が指示されたか否かを判定する。追加が指示された場合には、処理はステップS97へ移行し、指示されていない場合には、処理はステップS98へ移行する。
【0150】
ステップS97では、更新部113が、候補キーワード領域18Bで選択されている候補キーワードを、指定領域18Aで指定されている選択肢カード10のカードID及び作業の種類に対応付けて、キーワードDB115に追加する。この際、キーワードを検索条件として用いる際のand、or、not等の指定を受け付けて、キーワードとあわせて追加するようにしてもよい。
【0151】
次に、ステップS98で、更新部113が、受付画面の終了ボタン18Dが選択されたか否かを判定する。終了ボタン18Dが選択されていない場合には、処理はステップS92に戻り、終了ボタン18Dが選択された場合には、第2更新処理は終了する。
【0152】
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、検討対象となっている選択肢カードに対応付けられたキーワードを用いて、インターネットを介した検索を行い、考えの発散に有効な情報をユーザに提示する。この検索の際、選択肢カードに対応付けられたキーワードのうち、作業の種類及び背景IDの少なくとも一方に応じたキーワードを用いることで、作業の種類や選択肢カードが配置される背景を踏まえてユーザの考えを発散させるように支援することができる。
【0153】
また、検索結果から抽出されたキーワードから選択されたキーワードを、選択肢カードに対応付けるキーワードとして追加する。これにより、ユーザの考えを発散させためのより有効な検索結果を得ることができる。
【0154】
なお、上記実施形態において、検討対象の選択肢カードに対応付けられたキーワードを用いて検索する際、キーワードDBに、作業の種類及び背景IDの少なくとも一方に応じて対応付けられたキーワードの全てを用いてもよいし、一部を用いてもよい。キーワードの一部を用いる場合、例えば、ユーザグループの属性に応じた優先度をキーワードに付与しておき、作業を行うユーザグループの属性に応じて、優先度順に所定個のキーワードを選択して、検索に用いるようにすればよい。
【0155】
また、上記実施形態では、ワークショップに参加しているユーザの発話を検出する場合について説明したが、発話以外にも、会場やユーザの状態を示す検出情報を検出し、これらの検出情報を画像化して表示するようにしてもよい。例えば、検出情報として、ワークショップ会場の音圧、ユーザの心拍数、ユーザの会場内での位置等を検出することができる。そして、これらの検出情報をグラフ化したり、マップ化したりすることにより表示することができる。また、これらの検出情報についても、第2表示装置上での選択肢カードの選択期間と対応付けて記憶しておくことで、どの選択肢カードについて議論しているときに、会場やユーザがどのような状態であったかを把握することができる。
【0156】
また、上記実施形態では、選択肢カードに対して、ダブルタッチ等の予め定めた操作が行われたか否かで、検討対象の選択肢カードが選択されたことを判定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザの視線を検出する視線センサや、ユーザの動きを認識するためのカメラ等を設ける。そして、ユーザの視線が所定時間以上滞留している選択肢カードや、所定数以上のユーザの視線が向けられている選択肢カードを、検討対象の選択肢カードとして判定してもよい。また、ユーザが選択肢カードに触れようとしている動作や、選択肢カードを指差している動作などが検出された場合に、その動作の対象となっている選択肢カードを、検討対象の選択肢カードとして判定してもよい。
【0157】
また、上記実施形態において、第2表示装置を複数設けてもよい。この場合、第2表示装置の各々に異なる背景を表示する。そして、第1表示装置から選択された選択肢カードを第2表示装置に転送する際に、いずれの第2表示装置に転送するかを選択したうえで転送する。これにより、例えば、現在の状況用のビジョンと将来の希望用のビジョン等のように、それぞれ異なるビジョンを異なる第2表示装置に表示させることができる。この場合、検討対象の選択肢カードの選択は、それぞれのビジョンに対して行えばよい。
【0158】
また、上記実施形態において、第1表示装置を複数設けて、複数の第1表示装置を連携して、1つの大型ディスプレイとして機能させてもよい。この場合、より多くの選択肢カードを表示することができる。また、各表示装置は、タッチパネルディスプレイを用いる場合に限定されず、例えば、プロジェクタを用いてもよい。この場合、レーザレーダで投影面に対するユーザの操作を検出したり、投影面に対する接触時に赤外線を発する赤外線ペンを利用して、投影面に対する書き込みや操作を検出したりしてもよい。
【0159】
また、上記実施形態において、手書きのメモなどをスキャナで読み取り、選択肢カードと同様の電子的なカード形式として、第2表示装置に表示してもよい。これにより、選択肢カードで表された選択肢にはない情報をビジョンに反映させることができる。また、スキャナで読み取ったキーワードも、キーワードDBの更新の際に候補キーワードとして含めるようにしてもよい。
【0160】
また、上記実施形態では、第1表示装置130の表示制御を第1制御装置120が行い、第2表示装置150の表示制御を第2制御装置140が行い、第3表示装置170の表示制御を第3制御装置120が行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、管理サーバ110が、第1表示装置130、第2表示装置150、及び第3表示装置170の表示制御を行ってもよい。この場合、第1制御装置120の各機能部、第2制御装置140の各機能部、及び第3制御装置160の各機能部を、管理サーバ110に持たせればよい。
【0161】
なお、上記実施形態における第2制御装置140の受付部142は、開示の技術の受付部の一例であり、管理サーバ110の管理部111の検索部112は、開示の技術の特定部及び表示制御部の一例であり、更新部113は、開示の技術の記憶制御部の一例である。また、第3制御装置160の表示制御部は、開示の技術の表示制御部の一例である。
【0162】
また、上記実施形態では、管理プログラム30、第1制御プログラム50、第2制御プログラム70、及び第3制御プログラム90が記憶部23、43、63、83に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
【0163】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0164】
(付記1)
表示装置に表示された第1のカードの選択を受け付け、
前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定し、
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する
ことを含む処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【0165】
(付記2)
前記結果キーワード群の中から1以上のキーワードの選択を受け付け、
選択を受け付けた前記1以上のキーワードを、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類のキーワードとして、選択を受け付けた前記第1のカードに対応付けて記憶する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理方法。
【0166】
(付記3)
前記第1のカードの選択を受け付ける処理は、前記表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから1のカードの選択操作を受け付けることを特徴とする付記1又は付記2に記載の情報処理方法。
【0167】
(付記4)
前記表示装置に表示された第2のカードの選択を受け付け、
前記第2のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第2のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第2のキーワード群を特定し、
前記第1のキーワード群及び前記第2のキーワード群を用いて前記結果キーワード群を抽出する
ことを特徴とする付記1〜付記3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【0168】
(付記5)
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第1の結果と、前記第2のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第2の結果とのいずれか又は両方から抽出された前記結果キーワード群を、該結果キーワード群が前記第1の結果及び前記第2の結果のいずれに含まれるかの区別を示す情報と共に、前記第1のカード及び前記第2のカードとの対応を視認可能な状態で表示することを特徴とする付記4に記載の情報処理方法。
【0169】
(付記6)
前記第1のキーワード群及び前記第2のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第3の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカード及び前記第2のカードとの対応を視認可能な状態で表示することを特徴とする付記4に記載の情報処理方法。
【0170】
(付記7)
前記第1のカードに対応付けられた、前記作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の複数のキーワードの各々と、前記第2のカードに対応付けられた、前記作業の種類及び前記第2のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の複数のキーワードの各々との組合せを、総当り又は設定された優先度に基づいて生成し、生成した組合せの各々を用いて、前記ネットワークを介した検索を行う付記6に記載の情報処理方法。
【0171】
(付記8)
前記結果キーワード群を、該結果キーワード群に含まれるキーワードの各々をノードで表し、キーワード間の共起確率に応じた太さ又は長さのエッジで対応するノード間を接続した関係図として表示することを特徴とする付記1〜付記7のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【0172】
(付記9)
前記ネットワークを介した検索の対象となるサイトの種類、及び地域の少なくとも一方を、前記作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に応じて特定することを特徴とする付記1〜付記8のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【0173】
(付記10)
表示装置に表示された第1のカードの選択を受け付け受付部と、
前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定する特定部と、
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する表示制御部と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。
【0174】
(付記11)
前記結果キーワード群の中から1以上のキーワードの選択を受け付け、選択を受け付けた前記1以上のキーワードを、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類のキーワードとして、選択を受け付けた前記第1のカードに対応付けて記憶する記憶制御部をさらに含むことを特徴とする付記10に記載の情報処理装置。
【0175】
(付記12)
前記受付部は、前記第1のカードの選択を受け付ける処理として、前記表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから1のカードの選択操作を受け付けることを特徴とする付記10又は付記11に記載の情報処理装置。
【0176】
(付記13)
前記受付部は、前記表示装置に表示された第2のカードの選択を受け付け、
前記特定部は、前記第2のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第2のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第2のキーワード群を特定し、
前記表示制御部は、前記第1のキーワード群及び前記第2のキーワード群を用いて前記結果キーワード群を抽出する
ことを特徴とする付記10〜付記12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0177】
(付記14)
前記表示制御部は、前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第1の結果と、前記第2のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第2の結果とのいずれか又は両方から抽出された前記結果キーワード群を、該結果キーワード群が前記第1の結果及び前記第2の結果のいずれに含まれるかの区別を示す情報と共に、前記第1のカード及び前記第2のカードとの対応を視認可能な状態で表示することを特徴とする付記13に記載の情報処理装置。
【0178】
(付記15)
前記表示制御部は、前記第1のキーワード群及び前記第2のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の第3の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカード及び前記第2のカードとの対応を視認可能な状態で表示することを特徴とする付記13に記載の情報処理装置。
【0179】
(付記16)
前記表示制御部は、前記第1のカードに対応付けられた、前記作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の複数のキーワードの各々と、前記第2のカードに対応付けられた、前記作業の種類及び前記第2のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の複数のキーワードの各々との組合せを、総当り又は設定された優先度に基づいて生成し、生成した組合せの各々を用いて、前記ネットワークを介した検索を行う付記15に記載の情報処理装置。
【0180】
(付記17)
前記表示制御部は、前記結果キーワード群を、該結果キーワード群に含まれるキーワードの各々をノードで表し、ノード間に対応するキーワード間の共起確率に応じた太さ又は長さのエッジで各ノード間を接続した関係図として表示することを特徴とする付記10〜付記16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0181】
(付記18)
前記表示制御部は、前記ネットワークを介した検索の対象となるサイトの種類、及び地域の少なくとも一方を、前記作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に応じて特定することを特徴とする付記10〜付記17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0182】
(付記19)
表示装置に表示された第1のカードの選択を受け付け、
前記第1のカードと対応付けて記憶されている複数種類のキーワードのうち、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類の1以上のキーワードを含む第1のキーワード群を特定し、
前記第1のキーワード群を用いてネットワークを介して行った検索の結果から抽出された1以上のキーワードを含む結果キーワード群を、前記第1のカードとの対応を視認可能な状態で表示する
ことを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【0183】
(付記20)
前記結果キーワード群の中から1以上のキーワードの選択を受け付け、
選択を受け付けた前記1以上のキーワードを、前記表示装置を用いて実施される作業の種類及び前記第1のカードが配置される表示画面上の背景の少なくとも一方に対応する種類のキーワードとして、選択を受け付けた前記第1のカードに対応付けて記憶する
ことを特徴とする付記19に記載の情報処理プログラム。
【符号の説明】
【0184】
10 選択肢カード
13A 結果キーワード一覧領域
13B チェックボックス
13C 共起語マップ
13D ノード
13E エッジ
13F 削除ボタン
14 検索アイコン
15 選択追加アイコン
16 カード一覧領域
17 複数検索アイコン
18A 指定領域
18B 候補キーワード領域
18C 追加ボタン
20、40、60、80 コンピュータ
21、41、61、81 CPU
22、42、62、82 メモリ
23、43、63、83 記憶部
29、49、69、89 記憶媒体
30 管理プログラム
50 第1制御プログラム
70 第2制御プログラム
90 第3制御プログラム
100 情報処理システム
110 管理サーバ
111 管理部
112 検索部
113 更新部
114 カードデータベース(DB)
115 キーワードDB
116 背景DB
117 ビジョンDB
118 選択期間DB
118 発話DB
118A 発話内容テーブル
118B 選択期間テーブル
119 検索結果DB
120 第1制御装置
121 表示制御部
122 検出部
130 第1表示装置
140 第2制御装置
141 表示制御部
142 受付部
143 作成部
150 第2表示装置
160 第3制御装置
161 表示制御部
162 送信部
170 第3表示装置
180 マイク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33