特許第6820797号(P6820797)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6820797
(24)【登録日】2021年1月7日
(45)【発行日】2021年1月27日
(54)【発明の名称】ドアレール下面清掃装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 13/30 20060101AFI20210114BHJP
【FI】
   B66B13/30 Q
   B66B13/30 E
   B66B13/30 P
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-95479(P2017-95479)
(22)【出願日】2017年5月12日
(65)【公開番号】特開2018-193144(P2018-193144A)
(43)【公開日】2018年12月6日
【審査請求日】2020年2月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルテクノサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(74)【代理人】
【識別番号】100090011
【弁理士】
【氏名又は名称】茂泉 修司
(74)【代理人】
【識別番号】100194939
【弁理士】
【氏名又は名称】別所 公博
(74)【代理人】
【識別番号】100206782
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 彰洋
(72)【発明者】
【氏名】津嶋 泰徳
【審査官】 八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−349121(JP,A)
【文献】 特開平07−252066(JP,A)
【文献】 特開平05−078057(JP,A)
【文献】 特開2011−140378(JP,A)
【文献】 米国特許第5540302(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 1/00−31/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアハンガーに設けられる支持部材と、
前記支持部材に支持され、前記ドアハンガーがドアレールに沿って移動することによって、前記ドアレールの下面を清掃する清掃装置と
を備え
前記清掃装置は、前記ドアハンガーに設けられたアップスラストローラを間口方向について挟む一対の清掃装置本体を有し、
一対の前記清掃装置本体の中で、移動方向前方側にある前記清掃装置本体を前記ドアレールの下面に接触させ、移動方向後方側にある前記清掃装置本体を前記ドアレールの下面から離す変位装置をさらに備えたドアレール下面清掃装置。
【請求項2】
ドアハンガーに設けられる支持部材と、
前記支持部材に支持され、前記ドアハンガーがドアレールに沿って移動することによって、前記ドアレールの下面を清掃する清掃装置と
前記清掃装置が前記ドアレールの下面に接触する接触位置と前記清掃装置が前記ドアレールの下面から離れる離間位置との間で前記清掃装置を変位させる変位装置と、
前記変位装置の駆動を制御する制御装置と、
前記ドアハンガーに設けられたアップスラストローラの回転を検出する回転検出装置と
を備え
前記制御装置は、前記回転検出装置の検出結果に基づいて、前記変位装置の駆動を制御するドアレール下面清掃装置。
【請求項3】
前記清掃装置によって前記ドアレールの下面から落下した異物が収容される異物収容装置をさらに備えた請求項1または請求項2に記載のドアレール下面清掃装置。
【請求項4】
前記清掃装置は、前記ドアハンガーに設けられたアップスラストローラよりも間口方向外側に配置されている前記ドアレールの部分の下面を清掃する請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のドアレール下面清掃装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ドアレールの下面を清掃するドアレール下面清掃装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ドアレールにおけるハンガーローラが転動する上面に当接可能な削ぎ取り部と、一端部が削ぎ取り部に接続された本体部と、本体部の他端部に接続され、作業者に把持される持ち手部とを備えたドアレール上面清掃装置が知られている。作業者は、ドアレール上面清掃装置を持ってエレベーターのかごの中に入り、ドアレールの上面に削ぎ取り部を当接させた状態で、削ぎ取り部を間口方向に移動させることによって、ドアレールの上面に付着している異物を除去する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−168558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドアレールにおけるアップスラストローラに対向する下面に異物が付着している場合には、アップスラストローラが異物に当たってしまい、エレベータードア装置の開閉動作不良が発生してしまうという問題点があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ドアレールにおける下面に付着した異物を除去することができるドアレール下面清掃装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るドアレール下面清掃装置は、ドアハンガーに設けられる支持部材と、支持部材に支持され、ドアハンガーがドアレールに沿って移動することによって、ドアレールの下面を清掃する清掃装置とを備え、清掃装置は、ドアハンガーに設けられたアップスラストローラを間口方向について挟む一対の清掃装置本体を有し、一対の清掃装置本体の中で、移動方向前方側にある清掃装置本体をドアレールの下面に接触させ、移動方向後方側にある清掃装置本体をドアレールの下面から離す変位装置をさらに備えている。
この発明に係るドアレール下面清掃装置は、ドアハンガーに設けられる支持部材と、支持部材に支持され、ドアハンガーがドアレールに沿って移動することによって、ドアレールの下面を清掃する清掃装置と、清掃装置がドアレールの下面に接触する接触位置と清掃装置がドアレールの下面から離れる離間位置との間で清掃装置を変位させる変位装置と、変位装置の駆動を制御する制御装置と、ドアハンガーに設けられたアップスラストローラの回転を検出する回転検出装置とを備え、制御装置は、回転検出装置の検出結果に基づいて、変位装置の駆動を制御する。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係るドアレール下面清掃装置によれば、ドアハンガーがドアレールに沿って移動することによって清掃装置がドアレールの下面を清掃するので、ドアレールにおける下面に付着した異物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1に係るドアレール下面清掃装置が取り付けられたエレベータードア装置を示す構成図である。
図2図1のドアレール下面清掃装置を示す拡大図である。
図3】この発明の実施の形態2に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。
図4】この発明の実施の形態3に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。
図5】この発明の実施の形態4に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。
図6図5のドアレール下面清掃装置を示すブロック図である。
図7】この発明の実施の形態5に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。
図8図7のドアレール下面清掃装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るドアレール下面清掃装置が取り付けられたエレベータードア装置を示す構成図である。エレベータードア装置1は、エレベーター出入口を開閉するドア本体11と、ドア本体11の上部に固定されたドアハンガー12と、ドアハンガー12に回転可能に支持された一対のハンガーローラ13とを備えている。また、エレベータードア装置1は、エレベーター出入口の間口方向Aに延びて設けられたドアレール14と、それぞれのハンガーローラ13に対応してドアハンガー12に回転可能に支持された一対のアップスラストローラ15とを備えている。エレベータードア装置1としては、図示しないかご出入口を開閉するかごドア装置、図示しない乗場出入口を開閉する乗場ドア装置が挙げられる。
【0010】
一対のハンガーローラ13は、ドアハンガー12における間口方向両端部に配置されている。また、一対のハンガーローラ13は、ドアレール14の上面に載せられている。また、一対のハンガーローラ13は、ドアハンガー12が間口方向Aに移動することによって、ドアレール14の上面を転動する。
【0011】
一対のアップスラストローラ15は、ドアハンガー12における間口方向両端部に配置されている。また、一対のアップスラストローラ15は、ハンガーローラ13とアップスラストローラ15との間にドアレール14が挟まれるように配置されている。言い換えれば、一対のアップスラストローラ15は、ドアレール14の下面に対向するように配置されている。また、一対のアップスラストローラ15は、アップスラストローラ15とドアレール14の下面との間の寸法が予め設定された値となるように配置されている。ハンガーローラ13の回転中心線およびアップスラストローラ15の回転中心線は、互いに平行に配置されており、かつ、エレベーター出入口の奥行方向に延びて配置されている。
【0012】
ドアレール下面清掃装置2Aは、ドアハンガー12に取り付けられる支持部材21と、支持部材21に支持され、ドアレール14の下面を清掃する清掃装置22と、支持部材21に支持された異物収容装置23とを備えている。この例では、1つのドアハンガー12における間口方向両端部のそれぞれにドアレール下面清掃装置2Aが取り付けられている。なお、ドアレール下面清掃装置2Aが取り付けられる数は、2個に限らず、その他の数であってもよい。
【0013】
図2図1のドアレール下面清掃装置2Aを示す拡大図である。支持部材21は、一端部がドアハンガー12に固定され、他端部に清掃装置22および異物収容装置23が載せられた棒形状の支持部材本体211と、支持部材本体211の一端部をドアハンガー12に固定するための締結部材212とを有している。締結部材212としては、ねじ、ボルトなどが挙げられる。締結部材212は、アップスラストローラ15の回転中心線と平行に延びて配置されている。支持部材本体211は、支持部材本体211の一端部が締結部材212によってドアハンガー12に固定されていない場合には、支持部材本体211の一端部を中心にドアハンガー12に対して回動可能となっている。
【0014】
清掃装置22は、Y字形状に形成されている。具体的には、清掃装置22は、支持部材21に立てられる基部221と、基部221に支持され、基部221の上端部から間口方向Aに分岐された一対の清掃装置本体222とを有している。清掃装置本体222は、スクレーパから構成されている。なお、清掃装置本体222は、スクレーパに限らず、ドアレール14の下面に付着した異物3を取り除くことができるその他の部材から構成されてもよい。
【0015】
この例では、一対の清掃装置本体222の中で、アップスラストローラ15に近い側の清掃装置本体222を第1清掃装置本体222aとし、アップスラストローラ15から遠い側の清掃装置本体222を第2清掃装置本体222bとする。第1清掃装置本体222aは、基部221からドアレール14に近づくにつれて間口方向内側に延びるように水平面に対して傾斜している。一方、第2清掃装置本体222bは、基部221からドアレール14に近づくにつれて間口方向外側に延びるように水平面に対して傾斜している。
【0016】
この例では、間口方向内側とは、間口方向についてドアハンガー12の中心に近い側であり、間口方向外側とは、間口方向についてドアハンガー12の中心から遠い側である。
【0017】
清掃装置22は、清掃装置本体222とドアレール14との間の寸法が、予め設定された値となるように配置されている。清掃装置本体222とドアレール14との間の寸法は、アップスラストローラ15とドアレール14の下面との間の寸法よりも小さくなっている。したがって、ドアレール14の下面に異物3が付着した場合に、アップスラストローラ15が異物3に当たる前に、清掃装置本体222がドアレール14の下面から異物3を削り取る。清掃装置本体222とドアレール14との間の寸法は、支持部材本体211の一端部を中心に支持部材本体211をドアハンガー12に対して回動させることによって、調整される。
【0018】
なお、清掃装置22は、清掃装置本体222とドアレール14とが接触するように配置されてもよい。この場合、清掃装置本体222の先端部は、ドアレール14との間の摩擦によって異音が発生しない材料から構成されるのが望ましい。
【0019】
異物収容装置23は、上部が開口された箱形状に形成されている。各図では、異物収容装置23の断面が示されている。異物収容装置23は、清掃装置本体222の先端部よりも下方に配置されている。異物収容装置23は、清掃装置22によってドアレール14の下面から落下した異物3が異物収容装置23の内側に収容されるように配置されている。また、異物収容装置23は、支持部材21に着脱可能となっている。異物収容装置23を支持部材21から取り外すことによって、作業者は、異物収容装置23に収容された異物3を異物収容装置23から容易に取り除くことができる。
【0020】
次に、ドアレール下面清掃装置2Aを用いたドアレール14の下面の清掃方法について説明する。図1に示すように、ドアレール14の下面に異物3が付着している状態で、ドアハンガー12が間口方向Aに移動すると、清掃装置本体222が異物3をドアレール14の下面から削り取り、ドアレール14の下面から削り取られた異物3は、ドアレール14から落下して、清掃装置本体222よりも下方に配置された異物収容装置23の内側に収容される。ドアハンガー12が間口方向Aに移動する度に、ドアレール下面清掃装置2Aによるドアレール14の下面の清掃が行われる。ドアレール14の下面に付着した異物3の厚さ方向の寸法が、清掃装置本体222とドアレール14との間の寸法よりも小さい場合には、清掃装置22によって異物3がドアレール14から削り取られない。この場合には、アップスラストローラ15が異物3に当たらないので、エレベータードア装置1の開閉動作不良が発生しない。
【0021】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るドアレール下面清掃装置2Aによれば、ドアハンガー12に設けられる支持部材21と、ドアハンガー12がドアレール14に沿って移動することによって、ドアレール14の下面を清掃する清掃装置22とを備えているので、ドアハンガー12がドアレール14に沿って移動することによって、ドアレール14における下面に付着した異物3を除去することができる。
【0022】
また、ドアレール下面清掃装置2Aは、清掃装置22によってドアレール14の下面から落下した異物3が収容される異物収容装置23を備えているので、ドアレール14から落下した異物3がエレベータードア装置1、ピットなどに付着することを防止することができる。
【0023】
また、清掃装置22は、アップスラストローラ15よりも間口方向外側に配置されているドアレール14の部分の下面を清掃するので、ドアハンガー12が間口方向に移動する場合に、ドアレール14の下面に付着した異物3が、アップスラストローラ15が異物3に接触する前に、清掃装置22によって除去される。これにより、アップスラストローラ15とドアレール14との間に異物3が挟まれることを抑制することができる。
【0024】
また、清掃装置22は、清掃装置22とドアレール14の下面との間の寸法が調整可能となっているので、ドアレール14の下面を清掃する場合にのみ清掃装置22をドアレール14の下面に近づけ、ドアレール14の下面を清掃しない場合には清掃装置22をドアレール14から遠ざけることによって、清掃装置22がドアレール14に接触することを抑制させることができる。
【0025】
なお、上記実施の形態1では、支持部材本体211の一端部を中心に支持部材本体211をドアハンガー12に対して回動させることによって、清掃装置本体222とドアレール14との間の寸法が調整される構成について説明したが、ドアハンガー12に対する支持部材本体211の高さ方向の位置を調整することによって、清掃装置本体222とドアレール14との間の寸法が調整される構成であってもよい。
【0026】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。ドアレール下面清掃装置2Bは、清掃装置22に設けられた異物飛散防止装置24をさらに備えている。異物飛散防止装置24は、清掃装置22の清掃装置本体222に取り付けられている。異物飛散防止装置24は、清掃装置本体222の上端部から下方に向かって延びている。異物飛散防止装置24の下端部は、異物収容装置23の内側に配置されている。また、異物飛散防止装置24の下端部は、異物収容装置23の上端部よりも下方に配置されている。異物飛散防止装置24は、ドアレール14の下面から取り除かれた異物3が飛散することを防止する。これにより、ドアレール14の下面から取り除かれた異物3がより確実に異物収容装置23に収容される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0027】
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るドアレール下面清掃装置2Bによれば、ドアレール14の下面から取り除かれた異物3が飛散することを防止する異物飛散防止装置24を備えているので、ドアレール14の下面から取り除かれた異物3をより確実に異物収容装置23に収容することができる。
【0028】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。ドアレール下面清掃装置2Cでは、清掃装置22が、清掃装置22の下端部を中心に支持部材21に対して回動可能となっている。清掃装置22の回動中心線は、エレベーター出入口の奥行方向に延びて配置されている。支持部材21は、実施の形態1と異なり、ドアハンガー12に対して回動しないようになっている。なお、支持部材21は、実施の形態1と同様に、ドアハンガー12に対して回動するようになってもよい。
【0029】
清掃装置22が支持部材21に対して回動することによって、清掃装置22とドアレール14との間の寸法が調整される。その他の構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
【0030】
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るドアレール下面清掃装置2Cによれば、清掃装置22が、清掃装置22における下端部を中心に支持部材21に対して回動可能となっているので、清掃装置22とドアレール14との間の寸法を容易に調整することができる。
【0031】
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。ドアレール下面清掃装置2Dでは、清掃装置22が、清掃装置22の下端部を中心に支持部材21に対して回動可能となっている。清掃装置22の回動中心線は、エレベーター出入口の奥行方向に延びて配置されている。
【0032】
清掃装置22は、一対の清掃装置本体222を有している。一対の清掃装置本体222は、アップスラストローラ15を間口方向Aに挟むように配置されている。清掃装置22は、清掃装置22が回動することによって、一対の清掃装置本体222の中の一方がドアレール14の下面に接触し他方がドアレール14の下面から離れるように配置されている。
【0033】
図6図5のドアレール下面清掃装置2Dを示すブロック図である。ドアレール下面清掃装置2Dは、清掃装置22を変位させる変位装置25と、変位装置25の駆動を制御する制御装置26とをさらに備えている。制御装置26には、エレベーター制御盤4からエレベータードア装置1の開閉動作の情報が入力されるようになっている。
【0034】
制御装置26は、エレベータードア装置1の開閉動作の情報に基づいて、一対の清掃装置本体222の中で、移動方向前方側にある清掃装置本体222がドアレール14の下面に接触し、移動方向後方側にある清掃装置本体222がドアレール14の下面から離れるように、変位装置25の駆動を制御する。言い換えれば、変位装置25は、一対の清掃装置本体222の中で、移動方向前方側にある清掃装置本体222をドアレール14の下面に接触させ、移動方向後方側にある清掃装置本体222をドアレール14の下面から離す。
【0035】
変位装置25としては、例えば、清掃装置22を回動させるモータが挙げられる。また、変位装置25としては、清掃装置本体222に設けられた電磁石が挙げられる。この場合、電磁石に電流が供給され、磁力を用いて清掃装置本体222がドアレール14の下面に接触し、電磁石への電流の供給が停止されることによって、清掃装置本体222がドアレール14の下面から離れる。なお、変位装置25は、エレベータードア装置1の開閉動作における動力を用いて清掃装置22を変位させる構成であってもよい。その他の構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
【0036】
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係るドアレール下面清掃装置2Dによれば、清掃装置22における一対の清掃装置本体222の中で、移動方向前方側にある清掃装置本体222がドアレール14の下面に接触し、移動方向後方側にある清掃装置本体222がドアレール14の下面から離れるので、アップスラストローラ15とドアレール14との間に異物3が挟まれることをより確実に抑制することができる。
【0037】
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5に係るドアレール下面清掃装置の要部を示す構成図である。ドアレール下面清掃装置2Eは、清掃装置22を変位させる変位装置25をさらに備えている。変位装置25は、清掃装置22がドアレール14の下面に接触する接触位置と、清掃装置22がドアレール14の下面から離れる離間位置との間で変位させる。
【0038】
図8図7のドアレール下面清掃装置2Eを示すブロック図である。ドアレール下面清掃装置2Eは、変位装置25の駆動を制御する制御装置26と、アップスラストローラ15の回転を検出する回転検出装置27とをさらに備えている。制御装置26には、回転検出装置27の検出結果が入力されるようになっている。
【0039】
制御装置26は、回転検出装置27の検出結果に基づいて、変位装置25の駆動を制御する。具体的には、制御装置26は、回転検出装置27がアップスラストローラ15の回転を検出した場合に、清掃装置22が離間位置から接触位置に変位するように変位装置25の駆動を制御する。また、制御装置26は、回転検出装置27がアップスラストローラ15の回転を検出していない場合に、清掃装置22の位置を離間位置のままとなるように変位装置25の駆動を制御する。また、制御装置26は、清掃装置22が離間位置から接触位置に変位してから予め設定された時間だけ回転検出装置27がアップスラストローラ15の回転を検出しなかった場合に、清掃装置22の位置を接触位置から離間位置に変位させる。その他の構成は、実施の形態1から実施の形態4と同様である。
【0040】
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係るドアレール下面清掃装置2Eによれば、清掃装置22がドアレール14の下面に接触する接触位置と清掃装置22がドアレール14の下面から離れる離間位置との間で清掃装置22を変位させる変位装置をさらに備えているので、ドアレール14の下面の清掃を行う場合にのみ清掃装置22をドアレール14の下面に接触させることができる。これにより、ドアレール14の下面の清掃を行わない場合に、清掃装置22がドアレール14に接触することが抑制される。その結果、ドアレール14の清掃を行わない場合に、清掃装置22とドアレール14とが接触することが抑制され、この接触による異音の発生を抑制することができる。
【0041】
また、ドアレール下面清掃装置2Eは、変位装置25の駆動を制御する制御装置26と、アップスラストローラ15の回転を検出する回転検出装置27とを備え、制御装置26は、回転検出装置27の検出結果に基づいて、変位装置25の駆動を制御するので、ドアレール14の下面に異物3が付着する場合にのみ、清掃装置22をドアレール14の下面に接触させることができる。これにより、ドアレール14の下面に異物3が付着していない場合に、ドアレール14の清掃を停止することができる。
【0042】
なお、上記実施の形態5では、回転検出装置27の検出結果に基づいて制御装置26が変位装置25の駆動を制御する構成について説明したが、これに限らず、例えば、エレベーターが清掃運転モードである場合に、エレベーター制御盤4から制御装置26に清掃信号が入力されて、制御装置26が変位装置25を駆動させて、清掃装置22を解除位置から接触位置に変位させる構成であってもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 エレベータードア装置、2A、2B、2C、2D、2E ドアレール下面清掃装置、3 異物、4 エレベーター制御盤、11 ドア本体、12 ドアハンガー、13 ハンガーローラ、14 ドアレール、15 アップスラストローラ、21 支持部材、22 清掃装置、23 異物収容装置、24 異物飛散防止装置、25 変位装置、26 制御装置、27 回転検出装置、211 支持部材本体、212 締結部材、221 基部、222 清掃装置本体、222a 第1清掃装置本体、222b 第2清掃装置本体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8