(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態は、アプリケーションインターフェースを表示する方法、装置および電子機器を提供し、電子機器のアプリケーション間のインタラクションの柔軟性を改善し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0005】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、アプリケーションインターフェースを表示する方法を提供する。本方法は、
電子機器が、第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するとき、ユーザーの第1の入力操作を取得するステップと、
第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップであって、相関情報は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションと相関するアプリケーションであることを示すのに用いられる、ステップと、
を有する。
【0006】
第1の態様に関して、第1の態様の第1の可能な実施方式では、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、本方法は更に、
第2のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第2の入力操作を受信するステップと、
第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを、第1のアプリケーションに伝達するステップ、または、
第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第3の入力操作を受信するステップと、
第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを、第2のアプリケーションに伝達するステップと、
を有する。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実施方式に関して、第1の態様の第2の可能な実施方式では、第2の入力操作に従って第2のアプリケーションによって決定された第1のデータを第1のアプリケーションに伝達するステップの後、本方法は更に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに第1の情報を表示するステップであって、第1の情報は第1のデータまたは第1のデータに関連する情報であるステップを有するか、または、
第3の入力操作に従って第1のアプリケーションによって決定された第2のデータを第2のアプリケーションに伝達するステップの後、本方法は更に、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに第2の情報を表示するステップであって、第2の情報は第2のデータまたは第2のデータに関連する情報である、ステップを有する。
【0008】
第1の態様または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実施方式に関して、第1の態様の第3の可能な実施方式では、本方法は更に、
第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるステップ、
を有する。
【0009】
第1の態様および第1の態様の第1〜第3の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第1の態様の第4の可能な実施方式では、第1の入力操作は、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力、音声入力および重力感知操作のうちいずれか1以上である。
【0010】
第1の態様の第4可能な実施方式に関して、第1の態様の第5の可能な実施方式では、第1の入力操作は第1のスライド操作であり、第1の入力操作が第1の所定操作である場合に予め設定された相関情報に従って第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップは、
第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値未満である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップ、
を有する。
【0011】
第1の態様の第4の可能な実施方式に関して、第1の態様の第6の可能な実施方式では、第1の入力操作はマルチタッチ操作であり、第1の入力操作が第1の所定操作である場合に予め設定された相関情報に従って第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップは、
複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸減し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の減少値が第1の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するか、または、
複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸増し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の増加値が第2の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示する、ステップ、
を有する。
【0012】
第1の態様および第1の態様の第1〜第6の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第1の態様の第7の可能な実施方式では、第2のアプリケーションが複数あり、第1の入力操作が第1の所定操作である場合に予め設定された相関情報に従って第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップは、特に、
第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェース上に、複数の第2のアプリケーションの各第2のアプリケーションに対応する識別子別々に表示するステップと、
複数の第2のアプリケーションに対応する識別子から1以上の識別子を選択するユーザーの操作を受信するステップと、
第1のアプリケーションに対応するインターフェースと1以上の識別子によって識別されるアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップと、
を有する。
【0013】
第1の態様および第1の態様の第1〜第7の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第1の態様の第8の可能な実施方式では、第1のアプリケーションと相関するアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定される。
【0014】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、アプリケーションインターフェースを表示する装置を提供する。本装置は、
第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するように構成される表示モジュールと、
表示モジュールが第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するとき、ユーザーの第1の入力操作を受信するように構成される取得モジュールと、
第1の処理ユニットを有する処理モジュールであって、第1の処理ユニットは、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成され、相関情報は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションと相関するアプリケーションであることを示すのに用いられる、処理モジュールと、
を有する。
【0015】
第2の態様に関して、第2の態様の第1の可能な実施方式では、取得モジュールは更に、表示モジュールが第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第2の入力操作を受信するように構成され、
第1の処理ユニットは更に、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを、第1のアプリケーションに伝達するように構成される。
【0016】
第2の態様に関して、第2の態様の第2の可能な実施方式では、取得モジュールは更に、表示モジュールが第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第3の入力操作を受信するように構成され、
第1の処理ユニットは更に、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを、第2のアプリケーションに伝達するように構成される。
【0017】
第2の態様の第1の可能な実施方式に関して、第2の態様の第3の可能な実施方式では、処理モジュールは更に、
第1の処理ユニットが第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを第1のアプリケーションに伝達した後、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに第1の情報を表示するように命令するように構成されるであって、第1の情報は第1のデータまたは第1のデータに関連する情報である、第2の処理ユニット、
を有する。
【0018】
第2の態様の第2の可能な実施方式に関して、第2の態様の第4の可能な実施方式では、処理モジュールは更に、
第1の処理ユニットが第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを第2のアプリケーションに伝達した後、表示モジュールに、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに第2の情報を表示するように命令するように構成される第3の処理ユニットであって、第2の情報は第2のデータまたは第2のデータに関連する情報である、第3の処理ユニット、
を有する。
【0019】
第2の態様および第2の態様の第1〜第4の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第2の態様の第5の可能な実施方式では、処理モジュールは更に、
第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュールに、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令するように構成される第4の処理ユニット、
を有する。
【0020】
第2の態様および第2の態様の第1〜第5の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第2の態様の第6の可能な実施方式では、第1の入力操作は、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力、音声入力および重力感知操作のうちいずれか1以上である。
【0021】
第2の態様の第6の可能な実施方式に関して、第2の態様の第7の可能な実施方式では、第1の入力操作は第1のスライド操作であり、第1の処理ユニットは、特に、
第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値未満である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成される。
【0022】
第2の態様の第6の可能な実施方式に関して、第2の態様の第8の可能な実施方式では、第1の入力操作はマルチタッチ操作であり、第1の処理ユニットは、特に、
複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸減し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の減少値が第1の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するか、または、
複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸増し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の増加値が第2の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成される。
【0023】
第2の態様および第2の態様の第1〜第8の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第2の態様の第9の可能な実施方式では、第2のアプリケーションが複数あり、第1の処理ユニットは更に、
第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェース上に、複数の第2のアプリケーションの各第2のアプリケーションに対応する識別子を別々に表示するように命令し、
複数の第2のアプリケーションに対応する識別子から1以上の識別子を選択するユーザーの操作を取得モジュールが受信した後、表示モジュールに、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと1以上の識別子によって識別されるアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成される。
【0024】
第2の態様および第2の態様の第1〜第9の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第2の態様の第10の可能な実施方式では、第1のアプリケーションと相関するアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定される。
【0025】
第3の態様によれば、本発明の実施形態は電子機器を提供する。本電子機器は、
第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するように構成される出力装置と、
出力装置が第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するとき、ユーザーの第1の入力操作を受信するように構成される入力装置と、
第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成されるプロセッサであって、相関情報は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションと相関するアプリケーションであることを示すのに用いられる、プロセッサと、
を有する。
【0026】
第3の態様に関して、第3の態様の第1の可能な実施方式では、入力装置は更に、出力装置が第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第2の入力操作を受信するように構成され、
プロセッサは更に、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを、第1のアプリケーションに伝達するように構成される。
【0027】
第3の態様に関して、第3の態様の第2の可能な実施方式では、入力装置は更に、出力装置が第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第3の入力操作を受信するように構成され、
プロセッサは更に、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを、第2のアプリケーションに伝達するように構成される。
【0028】
第3の態様の第1の可能な実施方式に関して、第3の態様の第3の可能な実施方式では、プロセッサは更に、
第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを第1のアプリケーションに伝達した後、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに第1の情報を表示するように命令するように構成され、第1の情報は第1のデータまたは第1のデータに関連する情報である。
【0029】
第3の態様の第2の可能な実施方式に関して、第3の態様の第4の可能な実施方式では、プロセッサは更に、
第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを第2のアプリケーションに伝達した後、出力装置に、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに第2の情報を表示するように命令するように構成され、第2の情報は第2のデータまたは第2のデータに関連する情報である。
【0030】
第3の態様および第3の態様の第1〜第4の可能な実施方式の何れか1つに関して、第3の態様の第5の可能な実施方式では、プロセッサは更に、
第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令するように構成される。
【0031】
第3の態様および第3の態様の第1〜第5の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第3の態様の第6の可能な実施方式では、第1の入力操作は、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力、音声入力および重力感知操作のうちいずれか1以上である。
【0032】
第3の態様の第6の可能な実施方式に関して、第3の態様の第7の可能な実施方式では、第1の入力操作は第1のスライド操作であり、プロセッサが、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することは、特に、
第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値未満である場合、プロセッサが、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することである。
【0033】
第3の態様の第6の可能な実施方式に関して、第3の態様の第8の可能な実施方式では、第1の入力操作はマルチタッチ操作であり、プロセッサが、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することは、特に、
複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸減し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の減少値が第1の所定距離値以上である場合、プロセッサが、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するか、または、
複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸増し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の増加値が第2の所定距離値以上である場合、プロセッサが、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することである。
【0034】
第3の態様および第3の態様の第1〜第8の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第3の態様の第9の可能な実施方式では、プロセッサが、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することは、特に、
プロセッサが、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェース上に、複数の第2のアプリケーションの各第2のアプリケーションに対応する識別子を別々に表示するように命令し、
複数の第2のアプリケーションに対応する識別子から1以上の識別子を選択するユーザーの操作を入力装置が受信した後、プロセッサが、出力装置に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、アプリケーションによって特定された1以上の識別子に対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することである。
【0035】
第3の態様および第3の態様の第1〜第9の可能な実施方式のうちいずれか1つに関して、第3の態様の第10の可能な実施方式では、第1のアプリケーションと相関するアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定される。
【0036】
本発明の実施形態によれば、現在開かれているアプリケーションインターフェース上に、ユーザーの第1の入力操作と予め設定された相関情報とに従って、画面上に提示されるアプリケーションが決定され、アプリケーションに対応するインターフェースが表示される。よって、アプリケーション間の滑らかな接続が実現され、電子機器にインストールされたアプリケーション間のインタラクションの柔軟性が改善される。加えて、複数のアプリケーション(第1のアプリケーションおよび/または第2のアプリケーション)にそれぞれ対応するインターフェースは表示装置に同時に表示され、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下、本発明の実施形態において添付の図面を参照して、本発明の実施形態の技術的構成を明確且つ完全に説明する。当然ながら、説明される実施形態は本発明の実施形態の一部であって全部ではない。当業者が本発明の実施形態に基づいて創意工夫なく得た他の実施形態は全て、本発明の保護範囲に包含されるものとする。
【0053】
本発明の実施形態によれば、デバイスにインストールされたアプリケーション間のインタラクションの柔軟性を改善し、したがってユーザーエクスペリエンスを向上させるために、現在開かれているアプリケーションインターフェース上に別のアプリケーションインターフェースが同時に提示され、よって、複数のアプリケーションインターフェースの分割画面表示が実現される。例えば、デバイスの2つのアプリケーションすなわちフォトギャラリーとカメラのインターフェースを表示し、これら2つのアプリケーションにおいて随時他方のモジュールにアクセスすることができる。加えて、カメラおよびフォトギャラリーのインターフェースの分割画面表示機能、すなわち、撮影と写真確認の操作を同時に実行する機能が設けられる。加えて、本発明の任意の実施形態において、「第1」や「第2」は、説明を簡単にするために異なるアプリケーションを区別するために用いられるに過ぎない。
【0054】
具体的な実施形態を参照して、本発明の技術的構成を詳述する。以下のいくつかの具体的な実施形態は相互に組み合わされてよい。同じであるか類似する概念またはプロセスについては、いくつかの実施形態では詳細の説明を省略する場合がある。
【0055】
図1は、本発明に係るアプリケーションインターフェースを表示する方法の実施形態1の概略フローチャートである。本発明の本実施形態は、アプリケーションインターフェースを表示する方法を提供する。本方法は、アプリケーションインターフェースを表示する装置を用いて実行されてよい。装置は電子機器に組み込まれ、電子機器は、パーソナルコンピューター(Personal Computer、略称PC)、ノートパソコン、タブレットコンピューター、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、略称PDA)、スマートフォン等の、任意の電子機器であってよい。
図1に示されるように、アプリケーションインターフェースを表示する本方法は、以下のステップを有する。
【0056】
S101.第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するとき、電子機器がユーザーの第1の入力操作を取得する。
【0057】
第1のアプリケーションに対応するインターフェースは、デバイスに表示される第1のアプリケーションのインターフェースを意味する。第1の入力操作は、ユーザーによって直接的に入力されてよく、例えば、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力または音声入力であってよく、ユーザーのアクションに従ってなされる応答であってもよく、例えばシェイクのような重力感知操作等であってよい。
【0058】
例えば、ユーザーのジェスチャートリガ(例えば、リストの上から下にスライドする)を用いて、フォトギャラリーに対応するインターフェースにカメラのフレーミングインターフェースが導入される。このシナリオでは、フォトギャラリーが第1のアプリケーションであり、カメラが第2のアプリケーションであり、ユーザーのジェスチャートリガが、取得される第1の入力操作である。
【0059】
S102.上述の第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示する。相関情報は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションと相関するアプリケーションであることを示すのに用いられる。
【0060】
第2のアプリケーションは1以上ある。具体的には、S101においてユーザーによって入力された第1の入力操作が取得された後、S102において、第1の入力操作と予め設定された相関情報とに従って、アプリケーションに対応するインターフェースが表示される。これは、3つの具体的なシナリオに対応する。
【0061】
第1のシナリオ:第1のアプリケーションに対応するインターフェースの提示が継続される。
【0062】
第2のシナリオ:第2のアプリケーションに対応するインターフェースが提示される。
【0063】
第3のシナリオ:第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、第2のアプリケーションに対応するインターフェースとが、同時に提示される。
【0064】
加えて、本実施形態では、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションの間に一定の関連が存在する。すなわち、ユーザーは、第1のアプリケーションを使用するとき、第2のアプリケーションの機能を連想するかもしれない。例えば、連絡先と通話、通話と通話履歴、撮影とフォトギャラリー、ショートメッセージサービスメッセージと入力方法、フォトギャラリーとプロンプト通信ソフトウェア、フォトギャラリーとソーシャルネットワーキングアプリケーションソフトウェアでは、ユーザーがそれらのアプリケーションを一緒に使用する可能性が非常に高い。したがって、それらのアプリケーションは相関するとみなされる。
【0065】
加えて、第1のアプリケーションと相関するアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定される。例えば、電子機器は、ユーザーが第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対して操作を実行し、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替え、その後に再び第1のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えた回数を記録する。回数が所定値(例えば5回)よりも多い場合、第2のアプリケーションは自動的に、第1のアプリケーションに関連するアプリケーションとして設定される。或いは、第2のアプリケーションを第1のアプリケーションと相関するアプリケーションとして設定する必要があるか否かについてユーザーに入力を促し、ユーザーの許可が得られた後、第2のアプリケーションを第1のアプリケーションと相関するアプリケーションとして設定する。
【0066】
本発明の実施形態によれば、現在開かれているアプリケーションインターフェース上に、ユーザーの第1の入力操作と予め設定された相関情報とに従って、画面上に提示されるアプリケーションが決定され、アプリケーションに対応するインターフェースが表示される。よって、アプリケーション間の滑らかな接続が実現され、電子機器にインストールされたアプリケーション間のインタラクションの柔軟性が改善される。加えて、複数のアプリケーション(第1のアプリケーションおよび/または第2のアプリケーション)にそれぞれ対応するインターフェースが表示装置に同時に表示され、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0067】
図1に示される実施形態では、電子機器が予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示する場合、アプリケーションインターフェースを表示する本方法は更に、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第2の入力操作を受信し、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを、第1のアプリケーションに伝達するステップか、または、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第3の入力操作を受信し、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを、第2のアプリケーションに伝達するステップ、を有してよい。本実施形態が示すこととして、複数のアプリケーションに対応するインターフェースが同時に表示されるとき、Androidオペレーティングシステム(Android)とiPhoneオペレーティングシステム(iphone Operating System、略称iOS)のマルチタスク表示を区別するために、アプリケーションに対して更なる操作が実行されてよい。加えて、フローティングインターフェースを用いて電子機器に複数のアプリケーションが同時に表示される場合を区別するために、同時に表示される複数のアプリケーション間でデータが伝達されてよく、また、同時に表示される複数のアプリケーション間に予め設定される相関関係があってよい。
【0068】
任意に、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って第1のデータを第1のアプリケーションに伝達するステップの後、アプリケーションインターフェースを表示する本方法は更に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに第1の情報を表示するステップであって、第1の情報は第1のデータまたは第1のデータに関連する情報である、ステップを有してよい。または、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って第2のデータを第2のアプリケーションに伝達するステップの後、アプリケーションインターフェースを表示する本方法は更に、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに第2の情報を表示するステップであって、第2の情報は第2のデータまたは第2のデータに関連する情報である、ステップを有してよい。
【0069】
上述の実施形態に基づき、アプリケーションインターフェースを表示する本方法は更に、第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるステップ、を有してよい。本実施形態が示すこととして、第1の入力操作が第1の所定操作でないとき、第1の入力操作が第2の所定操作であると決定される。また、表示中のインターフェースは、第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えられる。よって、表示装置に表示されるアプリケーションインターフェースの切替え、すなわち、第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースへの切替えが実現される。
【0070】
更に、上述の実施形態において、第1の入力操作は、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力、音声入力、重力感知操作等のうちいずれか1以上であってよい。以下、第1の入力操作がスライド操作であり、インターフェース内の複数の接触点間の面積のスケーリング操作である場合を例にとって、どのように第1の入力操作に従ってインターフェース表示を決定し実行するのかを詳述する。
【0071】
一実施方式において、スライド操作は第1のスライド操作を含んでよく、第1の入力操作は第1のスライド操作であってよい。そして、第1の入力操作が第1の所定操作である場合に予め設定された相関情報に従って第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップは、第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値未満であるとき、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップ、を有してよい。任意に、第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値以上であるとき、予め設定された相関情報に従って、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるステップ、を有してよい。
【0072】
別の実施方式では、スライド操作は第2のスライド操作を含んでよく、第2の所定操作は第2のスライド操作であってよい。そして、第1の入力操作が第2の所定操作であるとき、表示中のインターフェースは、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えられる。
【0073】
更に別の実施方式において、第1の入力操作はマルチタッチ操作であり、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップは、複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸減し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の減少値が第1の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するか、または、複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸増し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の増加値が第2の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップ、を有してよい。
【0074】
本発明の上述の実施形態において、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示することについて、当業者であれば、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを、表示装置に分割画面方式で表示することとして理解できるであろう。表示装置(例えば画面)上での第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとの分割画面比は任意である。例えば、
図2および
図3に示されるように、第1のアプリケーションとしてフォトギャラリーが用いられ、第2のアプリケーションとしてカメラが用いられる。2つのアプリケーションに対応するインターフェースの画面上での分割画面比は可変であり、ユーザーは個人の好みに応じてリアルタイムで比率を設定することができる。
【0075】
より具体的には、
図4に示されるフォトギャラリー(第1のアプリケーション)に対応するインターフェースでは、スライドダウン操作(第1のスライド操作)が検出される。スライドダウン操作に対応するスライドダウン速度が第1の所定値未満である場合、予め設定された相関情報に従って、フォトギャラリーに対応するインターフェースとカメラ(第2のアプリケーション)に対応するインターフェースとが同時に表示される。また、
図2または
図3に示されるように、フォトギャラリーに対応するインターフェースとカメラに対応するインターフェースとが、分割画面方式で提示される。加えて、ユーザーがカメラのフレーミングインターフェースで撮影するとき、写真は下部のフォトギャラリープレビュー領域にリアルタイムでフィードバックされてよく、ユーザーはフォトギャラリーの写真をタップして、大きい写真を確認することができる。スライドダウン操作に対応するスライドダウン速度が第1の所定値以上である場合、第1の入力操作が第2の所定操作であると決定され、予め設定された相関情報に従って、表示中のインターフェースがフォトギャラリーに対応するインターフェースからカメラに対応するインターフェースに切り替えられ、
図5に示されるように、カメラに対応するインターフェースが提示される。画面上でのカメラに対応するインターフェースのサイズにより、撮影された写真のサイズが決定されてよい。本実施形態では、ユーザーは、フォトギャラリーインターフェースでの上下のスライド操作により、カメラインターフェースにアクセスし、対応する撮影機能を実行することができる。同様に、ユーザーは、カメラインターフェースでの上下のスライド操作により、フォトギャラリーインターフェースにアクセスし、対応する写真表示機能を実行することができる。2つのアプリケーションすなわちカメラとフォトギャラリーを完全に統合すると、ユーザーにとって全体的に滑らかな接続体験を実現することができる。フォトギャラリーインターフェースと局所的撮影インターフェースとを同時に表示することにより、ユーザーは素早く写真撮影または動画撮影を行うことができ、フォトギャラリーにおいて、見た通りのものが結果に反映される効果を体験することができる。フォトギャラリーで写真を見る機能と局所的撮影の機能は、カメラインターフェース上でスライドを行うことによって実現される。カメラインターフェースで異なるスライド操作を実行することにより、異なるフォトギャラリーインターフェースへのアクセスがトリガされてよい。例えば、フル画面写真モードのフォトギャラリーインターフェースへのアクセスは、カメラインターフェース上で左にスライドする操作を実行することによってトリガされてよい。局所的撮影インターフェースまたはフォトギャラリーインターフェースへのアクセスは、カメラインターフェース上でスライドアップ操作を実行することによってトリガされてよい。
【0076】
別の例として、
図4に示されるフォトギャラリーに対応するインターフェースでは、プルダウン操作(第1のスライド操作)が検出される。プルダウン操作に対応するスライド距離が第1の所定値未満である場合、予め設定された相関情報に従って、フォトギャラリーに対応するインターフェースとカメラに対応するインターフェースとが同時に表示され、
図2または
図3に示されるように、フォトギャラリーに対応するインターフェースとカメラに対応するインターフェースとが分割画面方式で提示される。スライドダウン操作に対応するスライドダウン速度が第1の所定値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、表示中のインターフェースがフォトギャラリーに対応するインターフェースアプリケーションからカメラに対応するインターフェースに切り替えられ、
図5に示されるように、カメラに対応するインターフェースが提示される。同様に、ユーザーは、スライドアップして、フル画面のカメラのフレーミングインターフェースから、撮影とフォトギャラリーが共存するインターフェースに戻ることができる。これは説明用の例に過ぎず、これに従って別のシナリオを類推することができる。
【0077】
上述の実施形態に基づき、例えばショートメッセージサービスメッセージと連絡先、ブラウザとお気に入り、ダイヤルと連絡先、通話履歴と連絡先等、別のアプリケーションのシナリオに同じ操作方式を拡張することができる。ショートメッセージサービスメッセージと連絡先のアプリケーションシナリオでは、ユーザーは、ショートメッセージサービスメッセージ(
図6に示す)作成のインターフェースに、インターフェースをプルダウンすることにより、連絡先(
図7に示す)を埋め込むことができる。選択された連絡先は受容領域(
図8に示す)等に直接追加されてよく、その他の説明はここでは省略する。
【0078】
任意に、第2のアプリケーションが複数あり、S102すなわち第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するステップは、特に、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、第1のアプリケーションに対応するインターフェース上に、複数の第2のアプリケーションの各第2のアプリケーションに対応する識別子を別々に表示するステップと、複数の第2のアプリケーションから1以上の識別子を選択するユーザーの操作を受信するステップと、操作によって選択された1以上のアプリケーションを、第1のアプリケーションと分割画面方式で表示されるアプリケーションとして、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、上述の1以上の識別子によって識別されるアプリケーションに対応するインターフェースとを、同時に表示するステップと、を有してよい。第1のアプリケーションに相関する第2のアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定される。
【0079】
本実施形態では、第1のアプリケーションは複数の第2のアプリケーションと相関する。例えば、第1のアプリケーションに対応するインターフェースにおけるプルダウンにより、相関する必要のある第2のアプリケーションが選択されてよい。選択された後、第2のアプリケーションは、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと同時に表示される。具体的には、
図9〜
図12に示される。
図9は、連絡先(すなわち第1のアプリケーション)に対応するインターフェースを示す。
図10は、連絡先と相関する他の任意のアプリケーション(すなわち第2のアプリケーション)を示し、ここでの例は、ショートメッセージサービスメッセージ、電子メール、通話履歴である。
図10に示されるように、
図9に示される連絡先インターフェースを表示するデバイスが第1の入力操作を受信すると、連絡先アプリケーションと相関する第2のアプリケーションが表示される。
【0080】
図11は、連絡先インターフェースとショートメッセージサービスメッセージインターフェースを同時に表示する場合の例示図である。
図12は、連絡先インターフェースの連絡先名が選択されて、
図11に示される受容領域に追加されることを示す。これにより、連絡先インターフェースとショートメッセージサービスメッセージのインターフェースの統合が実現される。
【0081】
図13は、本発明に係るアプリケーションインターフェースを表示する装置100の実施形態1の概略構造図である。本発明の本実施形態はアプリケーションインターフェースを表示する装置を提供し、装置は電子機器に組み込まれる。電子機器は、PC、ノートパソコン、タブレットコンピューター、PDA、スマートフォン等の電子機器であってよい。
図13に示されるように、アプリケーションインターフェースを表示する装置100は、取得モジュール10、処理モジュール20および表示モジュール30を有する。
【0082】
表示モジュール30は、第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するように構成される。取得モジュール10は、表示モジュール30が第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するとき、ユーザーの第1の入力操作を取得するように構成される。処理モジュール20は第1の処理ユニット21を有する。第1の処理ユニット21は、取得モジュール10によって取得された第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成される。相関情報は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションと相関するアプリケーションであることを示すのに用いられる。
【0083】
例えば、本発明の本実施形態では、取得モジュール10は電子機器のタッチ画面であってよい。タッチ画面は、加えられたスライド操作やタップ操作を検出することができる。処理モジュール20は、上述のスライド操作やタップ操作を対応するデジタル信号に変換し、アプリケーションが対応する機能を実行できるように、デジタル信号をアプリケーション(例えば第1のアプリケーションおよび/または第2のアプリケーション)に供給することができる。加えて、処理モジュールは更に、スライド操作の方向および速度を検出し、アプリケーションが異なるインターフェース処理を実行できるように、その方向および速度に対応する特定の値をアプリケーションに返してよい。
【0084】
加えて、アプリケーションインターフェースを表示する装置100を統合する電子機器は、記憶モジュールを有してよい。記憶モジュールは、アプリケーションインターフェースの表示が中断された場合に現在の状態を回復できるように、カメラやフォトギャラリー等の現在のアプリケーションと、現在のアプリケーションのインターフェースの表示状態とを記憶するように構成される。
【0085】
本発明の本実施形態におけるアプリケーションインターフェースを表示する装置は、
図1に示される方法実施形態の技術的構成を実施してよい。本装置の実施原理および技術的効果は同様であるので、説明は省略する。
【0086】
上述の実施形態では、取得モジュール10は更に、表示モジュール30が第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第2の入力操作を受信するように構成されてよい。この場合、第1の処理ユニット21は更に、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを、第1のアプリケーションに伝達するように構成されてよい。
【0087】
任意に、取得モジュール10は更に、表示モジュール30が第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するとき、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第3の入力操作を受信するように構成されてよい。このシナリオでは、第1の処理ユニット21は更に、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを、第2のアプリケーションに伝達するように構成されてよい。
【0088】
更に、処理モジュール20は更に第2の処理ユニットを有してよい。第2の処理ユニットは、第1の処理ユニット21が第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを第1のアプリケーションに伝達した後、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに第1の情報を表示するように命令するように構成されてよい。第1の情報は、第1のデータまたは第1のデータに関連する情報である。
【0089】
処理モジュール20は更に第3の処理ユニットを有してよい。第3の処理ユニットは、第1の処理ユニット21が第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを第2のアプリケーションに伝達した後、表示モジュール30に、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに第2の情報を表示するように命令するように構成される。第2の情報は第2のデータまたは第2のデータに関連する情報である。
【0090】
上記に基づき、処理モジュール20は更に第4の処理ユニットを有してよい。第4の処理ユニットは、予め設定された相関情報に従って第1の入力操作が第2の所定操作である場合、表示モジュール30に、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令するように構成される。
【0091】
本発明の任意の実施形態では、第1の入力操作は、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力、音声入力、重力感知操作等の操作のうちいずれか1以上であってよい。
【0092】
一実施方式において、第1の入力操作は第1のスライド操作であり、第1の処理ユニット21は、特に、第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値未満である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成されてよい。
【0093】
別の実施方式では、スライド操作は第2のスライド操作を含んでよく、第2の所定操作は第2のスライド操作であってよい。そして、第1の処理ユニット21は、特に、第1の入力操作が第2の所定操作であるとき、予め設定された相関情報に従って、表示モジュール30に、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令するように構成されてよい。
【0094】
更に別の実施方式では、第1の入力操作はマルチタッチ操作であり、第1の処理ユニット21は、特に、複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸減し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の減少値が第1の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するか、または、複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸増し、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の増加値が第2の所定距離値以上である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成されてよい。
【0095】
更に、第2のアプリケーションが複数あり、第1の処理ユニット21は更に、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェース上に、複数の第2のアプリケーションの各第2のアプリケーションに対応する識別子を別々に表示するように命令し、取得モジュール10が複数の第2のアプリケーションから1以上の識別子を選択するユーザーの操作を受信した後、表示モジュール30に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、1以上の識別子によって特定されたアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成されてよい。第1のアプリケーションと相関する第2のアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定され、或いは別の方式で決定されてもよいが、ここでは説明を省略する。
【0096】
図14は、本発明に係る電子機器実施形態1の概略構造図である。
図14に示されるように、電子機器200は、出力装置40、入力装置50、プロセッサ60、記憶装置70、電源80等のコンポーネントを有する。これらのコンポーネントは、1以上のバスを用いて通信を行う。当業者であれば、図面に示される電子機器200の構造が本発明の限定を構成しないことが理解できるであろう。構造はバス構造だけでなくスター構造であってもよく、或いは、更に、含まれるコンポーネントの数は図面のものより少なくても多くてもよく、或いは、いくつかの部品を組み合わせてもよく、或いは、異なる部品配置であってもよい。本発明の本実施形態では、電子機器200は任意のモバイルまたはポータブルの電子機器であってよく、例として(ただし限定ではない)、携帯電話、モバイルコンピューター、タブレットコンピューター、PDA、メディアプレーヤー、スマートテレビ、上述の2以上の組合わせ等が挙げられる。
【0097】
ユーザーが電子機器200を使用するとき、入力装置50は、情報またはユーザー入力を受信する。記憶装置70は、処理プロセスに関する対応するコード、構成データまたはユーザーデータを保存する。プロセッサ60は、該対応するコードを実行し、受信された情報を処理して、対応するインターフェースおよびデータを生成し出力し、それらは最終的に出力装置40によってユーザーに提示される。
【0098】
具体的には、出力装置40は、第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するように構成される。入力装置50は、出力装置40が第1のアプリケーションに対応するインターフェースを表示するとき、ユーザーの第1の入力操作を受信するように構成される。プロセッサ60は、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するように構成される。相関情報は、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションと相関するアプリケーションであることを示すのに用いられる。
【0099】
なお、入力装置50は、ユーザーと電子機器200とのインタラクションおよび/または電子機器200への情報入力を実施するように構成される。例えば、入力装置50は、ユーザーによって入力された数字または文字の情報を受信して、ユーザー設定または機能制御に関する信号入力を生成してよい。本発明の具体的な実施形態では、入力装置50はタッチパネルであってよく、或いは、例えば実体的入力キーやマイク等の別の人間‐マシンインタラクションインターフェースであってよく、或いは、例えばカメラ等の外部情報を取得する別の装置であってよい。タッチパネル(タッチスクリーンまたはタッチ画面とも呼ばれる)は、タッチや接近の操作動作を収集することができ、例えば、ユーザーが指やスタイラス等の任意の適切な物体またはアクセサリを用いて、タッチパネルに対して行うかタッチパネル付近の位置で行う操作動作を収集することができ、予め設定されたプログラムに従って、対応する接続装置が駆動される。任意に、タッチパネルは2つの要素、タッチ検出装置およびタッチコントローラを有してよい。タッチ検出装置は、ユーザーのタッチ操作を検出し、検出されたタッチ操作を電気信号に変換し、電気信号をタッチコントローラに送信する。タッチコントローラはタッチ検出装置から電気信号を受信し、電気信号を接触点座標に変換してから、接触点座標をプロセッサ60に送信する。タッチコントローラは更に、プロセッサ60から送信されるコマンドを受信し実行してよい。加えて、タッチパネルは、抵抗型、容量型、赤外線(Infrared)、表面弾性波等の複数の種類で実現されてよい。本発明の別の実施形態では、入力装置50が採用する実体的入力キーは、物理的キーボード、機能的キー(例えば音量制御キーや電源キー)、トラックボール、マウス、ジョイスティック等のうち1以上を含んでよい(ただしこれらに限定されない)。マイクの形をとる入力装置50は、ユーザーや環境によって入力された音声を収集し、音声を電気信号の形のコマンドに変換してよく、また、プロセッサ60によって実行されてよい。
【0100】
本発明の他の実施形態では、入力装置50は様々な種類の検出コンポーネント(例えばホールコンポーネント)であってもよく、力、トルク、圧力、応力、位置、変位、速度、加速度、角度、角速度、回転数、回転速度、作動状態が変化した時間等の、電子機器の物理量を検出し、物理量を電気量に変換して検出および制御を行うように構成される。その他の検出コンポーネントとして、更に、重力センサー、3軸加速度計、ジャイロスコープ等が挙げられる。
【0101】
プロセッサ60は電子機器200の制御中心であり、様々なインターフェースおよび配線を用いて電子機器200全体の様々な部品と接続され、記憶装置70に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを作動または実行し、記憶装置70に記憶されたデータを呼び出すことにより、電子機器200の様々な機能を実施し、かつ/またはデータを処理する。プロセッサ60は集積回路(Integrated Circuit、略称IC)から構成されてよく、例えば単一のパッケージICから構成されてよく、同じ機能または異なる機能をもつ接続された複数のパッケージICから構成されてもよい。例えば、プロセッサ60は中央演算処理装置(Central Processing Unit、略称CPU)のみを有してよく、或いは、GPUと、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、略称DSP)と、通信ユニットの制御チップ(例えばベースバンドチップ)との組合わせであってよい。本発明の本実施形態では、CPUは単一のコンピューティングコアであってよく、或いは複数のコンピューティングコアを有してよい。
【0102】
出力装置40は、画像出力装置および音声出力装置を有する(ただし限定ではない)。画像出力装置は、文字、写真、および/またはビデオを出力するように構成される。画像出力装置の例として、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、略称LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、略称OLED)、電界放出ディスプレイ(field emission display、略称FED)等の形で構成される表示パネルが挙げられる。或いは、画像出力装置は反射型ディスプレイ(例えば電気泳動(electrophoretic)ディスプレイや、光の干渉変調(Interferometric Modulation of Light)技術を利用するディスプレイを含んでよい。画像出力装置は単一のディスプレイを含んでよく、サイズの異なる複数のディスプレイを含んでもよい。本発明の具体的な実施形態では、上述の入力装置50に採用されるタッチパネルは、出力装置40の表示パネルとして採用されてもよい。例えば、タッチパネルは、タッチパネルへのタッチまたは接近のジェスチャー操作を検出した後、プロセッサ60にジェスチャー操作を送信して、タッチイベントの種類を決定する。それから、プロセッサ60は、タッチイベントの種類に基づいて、対応する視覚的出力を表示パネル上に提供する。
図14では、入力装置50および出力装置40は2つの独立した部品として用いられて、電子機器200の入出力機能を実現するが、いくつかの実施形態では、タッチパネルと表示パネルとが一体化されて、電子機器の入出力機能を実現してよい。例えば、画像出力装置は、様々なグラフィカル・ユーザー・インターフェース(Graphical User Interface、略称GUI)を表示して仮想制御コンポーネントとして用いてよい。グラフィカル・ユーザー・インターフェースは、ユーザーがタッチ方式で操作できるように、ウィンドウ、スクロールバー、アイコンおよびクリップボードを含む(ただしこれらに限定されない)。
【0103】
本発明の具体的な実施形態では、画像出力装置は、プロセッサ60によって出力されるビデオにフィルタリングおよび増幅を行うように構成されるフィルタおよび増幅器を有する。音声出力装置は、プロセッサ60によって出力される音声信号をデジタルフォーマットからアナログフォーマットに変換するように構成されるデジタルアナログコンバータを有する。
【0104】
記憶装置70は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを保存するように構成されてよい。プロセッサ60は、記憶装置70に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することにより、電子機器200の様々な機能的アプリケーションを実行し、データ処理を実現する。記憶装置70は主にプログラム記憶領域およびデータ記憶領域を有する。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムと、音声再生プログラムや画像再生プログラム等の、少なくとも1つの機能によって必要とされるアプリケーションプログラムとを記憶してよい。データ記憶領域は、電子機器200の使用に従って作成されるデータ(オーディオデータや電話帳等)等を記憶してよい。本発明の具体的な実施形態では、記憶装置70は揮発性メモリを含んでよく、例えば、不揮発性ダイナミックランダムアクセスメモリ(Nonvolatile Random Access Memory、略称NVRAM)、相変化ランダムアクセスメモリ(Phase Change RAM、略称PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(Magnetoresistive RAM、略称MRAM)等を含んでよく、更に、例えば少なくとも1つのディスク記憶コンポーネント、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、略称EEPROM)等の不揮発性メモリを含んでよく、或いは、NORフラッシュメモリ(NOR flash memory)やNANDフラッシュメモリ(NAND flash memory)等のフラッシュメモリコンポーネントを含んでよい。不揮発性メモリは、オペレーティングシステムと、プロセッサ60によって実行されるアプリケーションプログラムとを記憶する。プロセッサ60は、不揮発性メモリからメモリに実行プログラムおよびデータをロードし、デジタルコンテンツを多くの記憶装置に記憶する。オペレーティングシステムは、メモリ管理、記憶装置70の制御、電源管理等の通常のシステムタスクを制御および管理し、各種ソフトウェアとハードウェア間の通信を促進するように構成される各種コンポーネントおよび/またはドライバを有する。本発明の本実施形態では、オペレーティングシステムは、Google社のAndroidオペレーティングシステム、Apple社が開発したiOSオペレーティングシステム、Microsoft社が開発したWindowsオペレーティングシステム等であってよく、或いは、Vxworks等の埋め込み型オペレーティングシステムであってよい。
【0105】
アプリケーションプログラムは電子機器200にインストールされる任意のアプリケーションを含み、ブラウザ、電子メール、インスタントメッセージサービス、文書処理、バーチャルキーボード、ウィンドウウィジェット(Widget)、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、音声複製、測位(全地球測位システムによって提供される機能等)、音楽再生等を含む(ただし限定ではない)。
【0106】
電源80は、動作状態を維持するために、電子機器200の様々な部品に電力を供給するように構成される。一般に、電源80は内蔵電池(例えば一般のリチウムイオン電池やニッケル水素化物電池)であってよく、或いは、電子機器に直接電力を供給する外部電源(例えばACアダプタ)を含んでもよい。本発明のいくつかの実施形態では、電源80は更に広範に定義されてよく、例えば、電源管理システム、充電システム、電源故障検知回路、電力コンバータまたはインバータ、電源状態インジケータ(例えば発光ダイオード)その他の、電子機器200電力の生成、管理および供給に関するコンポーネントを含んでよい。
【0107】
本発明の本実施形態における電子機器は、
図1に示される方法実施形態の技術的構成を実行してよい。実施原理および技術的効果は同様であるので、説明は省略する。
【0108】
なお、少なくとも1つの第2のアプリケーションが存在する。加えて、第1の入力操作は、スライド操作、タップ操作、マルチタッチ操作、ボタン入力、セットポジション入力、タッチアンドホールド入力、音声入力および重力感知操作のうちいずれか1以上であってよい。
【0109】
上述の実施形態において、入力装置50は更に、出力装置40が第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示したとき、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第2の入力操作を受信するように構成されてよい。任意に、プロセッサ60は更に、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを、第1のアプリケーションに伝達するように構成されてよい。
【0110】
上述の実施形態において、入力装置50は更に、出力装置40が第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示したとき、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに対するユーザーの第3の入力操作を受信するように構成されてよい。任意に、プロセッサ60は更に、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを、第2のアプリケーションに伝達するように構成されてよい。
【0111】
上述の実施形態に基づき、具体的な実施方式では、プロセッサ60は更に、第2のアプリケーションが第2の入力操作に従って決定した第1のデータを第1のアプリケーションに伝達した後、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースに第1の情報を表示するように命令するように構成されてよい。第1の情報は、第1のデータまたは第1のデータに関連する情報である。
【0112】
別の具体的な実施方式では、プロセッサ60は更に、第1のアプリケーションが第3の入力操作に従って決定した第2のデータを第2のアプリケーションに伝達した後、出力装置40に、第2のアプリケーションに対応するインターフェースに第2の情報を表示するように命令するように構成されてよい。第2の情報は第2のデータまたは第2のデータに関連する情報である。
【0113】
更に、プロセッサ60は更に、第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令するように構成されてよい。
【0114】
具体的な実施方式において、第1の入力操作は第1のスライド操作であり、プロセッサ60が、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することは、特に、第1のスライド操作に対応するスライド速度またはスライド距離が第1の所定値未満であるとき、プロセッサ60が、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとをように命令することである。
【0115】
別の具体的な実施方式では、スライド操作は第2のスライド操作を含んでよく、第2の所定操作は第2のスライド操作であってよい。プロセッサ60が、第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、表示中のインターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令することは、特に、プロセッサ60が、第1の入力操作が第2の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、インターフェースを第1のアプリケーションに対応するインターフェースから第2のアプリケーションに対応するインターフェースに切り替えるように命令することである。
【0116】
更に別の具体的な実施方式では、第1の入力操作はマルチタッチ操作であり、プロセッサ60が、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することは、特に、複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸減し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の減少値が第1の所定距離値以上である場合、プロセッサ60が、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令するか、または、複数の接触点のうちの接触点間の距離が漸増し、且つ、複数の接触点のうち2つの接触点の距離の増加値が第2の所定距離値以上である場合、プロセッサ60が、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することである。
【0117】
上述の実施形態において、第2のアプリケーションは複数あってよい。プロセッサ60が、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと第2のアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することは、特に、プロセッサ60が、第1の入力操作が第1の所定操作である場合、予め設定された相関情報に従って、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェース上に、複数の第2のアプリケーションの各第2のアプリケーションに対応する識別子を別々に表示するように命令し、入力装置50が複数の第2のアプリケーションから1以上の識別子を選択するユーザーの操作を受信した後、プロセッサ60が、出力装置40に、第1のアプリケーションに対応するインターフェースと、1以上の識別子によって特定されたアプリケーションに対応するインターフェースとを同時に表示するように命令することである。
【0118】
第1のアプリケーションに相関する第2のアプリケーションは、予め設定されるか、または、ユーザーによる第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの使用履歴に従って決定されてよく、或いは、別の方式で決定されてよい。
【0119】
当業者であれば、方法実施形態のステップの一部または全部は、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実践されてよいことが理解できるであろう。プログラムは、コンピューター可読記憶媒体に保存されてよい。プログラムが実行されると、方法実施形態のステップが実行される。上述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、光学ディスク等の、プログラムコードを保存することのできる任意の媒体であってよい。
【0120】
最後に留意すべきこととして、上述の実施形態は本発明の技術的構成を説明することを意図するものに過ぎず、本発明を限定する意図はない。上述の実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的構成の範囲から逸脱することなく上述の実施形態に記載の技術的構成に変更を行えること、或いは、それらの技術的特徴の一部または全部に対して均等置換を行えることが理解できるであろう。