(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
本明細書及び請求の範囲に使用された用語又は単語は、通常的且つ辞典的な意味に限定解釈されてはならず、発明者は、そのユーザの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に立脚して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0021】
明細書全般にわたり、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対する記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…機」、「…段」、「…モジュール」、「…装置」などの用語は少なくとも一つの機能又は動作を処理する単位を意味し、これはハードウェア及び/又はソフトウェアの組み合わせで実現可能である。
本発明の実施形態で使用される用語について簡略に説明し、本実施形態について具体的に説明する。
【0022】
本発明の実施形態で使われる用語は、本発明での機能を考慮に入れ、できる限り現在広く使用される一般な用語を選択したが、これは、当業者の意図又は判例、新技術の出現などによって異なりうる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該する実施形態の説明部分で詳細にその意味を記載する。よって、本実施形態で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が持つ意味と本実施形態の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0023】
本発明の実施形態において、「第1」、「第2」などの序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用できるが、これらの構成要素はこれらの用語により限定されるものではない。これらの用語は、ある構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。「及び/又は」という用語は、複数の関連した記載項目の組み合わせ、又は複数の関連した記載項目のいずれかを含む。
また、本発明の実施形態において、単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味を表さない限り、複数の表現を含む。
【0024】
また、本発明の実施形態において、「含む」又は「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせが存在することを示すものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせの存在又は付加の可能性を予め排除するものではないと理解すべきである。
【0025】
また、本発明の実施形態において、「モジュール」或いは「部」は、少なくとも1つの機能又は動作を行い、ハードウェア又はソフトウェアで実現されるか、或いはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現され得る。また、複数の「モジュール」或いは複数の「部」は、特定のハードウェアで実現される必要のある「モジュール」或いは「部」を除いては少なくとも1つのモジュールに一体化されて少なくとも1つのプロセッサで実現できる。
【0026】
また、本発明の実施形態において、ある部分が他の部分に「連結」されているとするとき、これは「直接連結」されている場合だけでなく、それらの間に別の素子を介在して「電気的に連結」されている場合も含む。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施形態に係る店舗用セルフ計算システムの概略的な構成を示す図、
図2は本発明の一構成であるセルフ計算装置の概略的な構成を示す図、
図3は本発明の一構成である決済処理部の概略的な構成を示す図、
図4は本発明の一構成である管理サーバの概略的な構成を示す図である。
図1乃至
図4を参照すると、 本発明の店舗用セルフ計算システム10は、セルフ計算装置100、管理サーバ200及びユーザ端末20を含むことができる。
ここで、ユーザ端末20は、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス、タブレットPC、ノートPCなどの様々な電子装置で実現できる。
【0028】
セルフ計算装置100は、商品収納部110、RFIDタグ認識部120、第1ディスプレイ部130、決済処理部140、第1制御部150、及び第1通信部160を含むことができる。
また、決済処理部140は、生体情報認識モジュール141及び決済処理モジュール142を含むことができる。
管理サーバ200は、第2通信部210、格納部220、商品購入性向判断部230及び第2制御部240を含むことができる。
【0029】
より具体的には、商品収納部110は商品を収納することができる。このような商品収納部110は、一つ以上の収納空間で実現でき、商品収納部110の大きさは、商品を入れるショッピングカート(買い物かご)が収納される程度の大きさに実現できる。
商品にはRFIDタグが付着することができる。このようなRFIDタグは、商品のどこに付着してもよく、商品のタグに付着してもよい。
このようなRFIDタグは、商品についてのさまざまな情報を格納しており、商品のサイズ情報や商品の価格などを格納することができる。
また、商品に付着しているRFIDタグは、RFIDタグ認識部120が認識することができる。
また、第1ディスプレイ部130は、RFIDタグ認識部120で認識したRFIDタグに含まれている商品情報及び該当商品の価格を表示することができる。
また、決済処理部140は、商品に対する決済処理を行うことができる。
【0030】
また、第1制御部150は、決済処理部140によって商品に対する決済処理が完了した場合、商品収納部110がオープンされるように商品収納部110を制御することができる。
【0031】
すなわち、第1制御部150は、決済処理部140によって商品に対する決済処理が完了していない場合、商品収納部110のロック装置が解除されないようにロック装置を制御することができ、第1制御部150は、決済処理部140によって商品に対する決済処理が完了した場合、商品収納部110のロック装置が解除されるようにロック装置を制御することができる。
このようなロック装置は多様に実現できる。
【0032】
第1通信部160は、管理サーバ200及びユーザ端末20とデータを送受信することができ、データ送受信方法としては、様々な有無線通信方法が利用できる。
【0033】
また、生体情報認識モジュール141は、ユーザの生体情報を認識することができる。ここで、ユーザの生体情報は、ユーザの指紋、ユーザの顔を撮影して生成された写真などを含むことができる。
【0034】
また、決済処理モジュール142は、商品に対する決済処理を行うことができ、決済処理モジュール142は、現金、クレジットカード、デビットカードなどの様々な方法を用いて、商品に対する決済処理を行うことができる。
【0035】
より具体的には、第1通信部160は、生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報を管理サーバ200へ送信することができる。第1通信部160は、予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とが同一である場合、生体情報同一判断結果を管理サーバ200から受信することができる。
【0036】
また、第1通信部160は、予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とが同一でない場合、生体情報相違判断結果を管理サーバ200から受信することができる。
【0037】
つまり、予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とが同一であるかは管理サーバ200で判断し、管理サーバ200がその判断結果を第1通信部160へ送信することができる。
【0038】
より具体的には、予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とが同一であるかは、第2制御部240が判断することができ、第2制御部240で判断した結果を第2通信部210が第1通信部160へ送信することができる。
【0039】
第1制御部150は、生体情報同一判断結果及び生体情報相違判断結果のうちのいずれかを表示するように、第1ディスプレイ部130を制御することができる。
【0040】
また、決済処理モジュール142は、第1通信部160が管理サーバ200から生体情報同一判断結果を受信した場合にのみ、商品に対する決済処理を行うことができる。
【0041】
第2通信部210は、ユーザの購入商品履歴を第1通信部160から受信することができる。すなわち、第2通信部210は、セルフ計算装置100が計算して、ユーザが購入したユーザの購入商品履歴を第1通信部160から受信することができる。
また、第2通信部210は、販売者端末(図示せず)から商品割引内容及び商品入庫情報のうちの少なくとも一つを受信することができる。
ここで、販売者端末(図示せず)は、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス、タブレットPC、ノートPCなどの様々な電子装置で実現できる。
格納部220は、第2通信部210が受信したユーザの購入商品履歴を格納することができる。
また、商品購入性向判断部230は、格納部220で格納したユーザの購入商品履歴を分析して、ユーザの商品購入性向を把握することができる。
【0042】
より具体的には、商品購入性向判断部230は、ユーザの購入商品履歴を分析して、ユーザの特定商品購入回数が予め設定された基準回数以上である場合、基準回数以上購入した特定商品は、ユーザの第1選好商品として判断することができる。
【0043】
また、商品購入性向判断部230は、ユーザの特定商品購入周期が予め設定された基準周期以下である場合、ユーザが購入した特定商品はユーザの第2選好商品として判断することができる。
ここで、第1選好商品及び第2選好商品は、説明の便宜のためのもので、ユーザが第1選好商品を第2選好商品よりも好むと表現したのではない。
【0044】
商品購入性向判断部230は、ユーザの特定商品購入周期が基準周期以下であり、特定商品購入回数が基準回数以上である場合、当該特定商品はユーザの最優先選好商品として判断することができる。
【0045】
また、第2制御部240は、第2通信部210が商品割引内容を販売者端末(図示せず)から受信した場合、商品割引内容に含まれている商品情報と商品購入性向判断部230で把握したユーザの商品購入性向に含まれている選好商品情報とが予め設定された第1類似範囲に含まれるかを判断することができる。
ここで、選好商品情報は、第1選好商品、第2選好商品及び最優先選好商品のうちの少なくとも一つを意味することができる。
【0046】
第1類似範囲は、ユーザが任意に設定することができるもので、ユーザ端末20が特定商品と類似の商品としてみなすことができる商品群を第2通信部210へ送信することにより、ユーザが第1類似範囲を任意に設定することができる。
ここで、特定商品は、第1選好商品、第2選好商品及び最優先選好商品のうちの少なくとも一つと同一の商品を意味することができる。
【0047】
すなわち、商品割引内容に含まれている商品情報の商品が選好商品情報として第1選好商品、第2選好商品及び最優先選好商品のうちの少なくとも一つと同一の商品であるか或いは類似商品としてみなすことができる商品群に該当する場合、第1類似範囲に含まれると第2制御部240は判断することができる。
【0048】
また、第2制御部240が、商品割引内容に含まれている商品情報と商品購入性向判断部230で把握したユーザの商品購入性向に含まれている選好商品情報とが、予め設定された第1類似範囲に含まれると判断した場合、第2制御部240は、商品割引内容をユーザ端末20へ第2通信部210が第1周期ごとに送信するように第2通信部210を制御することができる。
【0049】
ここで、第1周期は、ユーザが任意に設定することができる。これは、ユーザ端末20が第1周期を設定して設定内容を第2通信部210へ送信することにより、ユーザが任意に設定することができるのである。
【0050】
第2制御部240は、第2通信部210が商品入庫情報を販売者端末(図示せず)から受信した場合、商品入庫情報に含まれている商品情報と商品購入性向判断部230で把握したユーザの商品購入性向に含まれている選好商品情報とが、予め設定された第2類似範囲に含まれるかを判断することができる。
ここで、選好商品情報は、第1選好商品、第2選好商品及び最優先選好商品のうちの少なくとも一つを意味することができる。
【0051】
また、第2類似範囲は、ユーザが任意に設定することができるもので、ユーザ端末20が入庫情報を所望する商品群を第2通信部210へ送信することにより、ユーザが第2類似範囲を任意に設定することができる。
【0052】
つまり、商品入庫情報に含まれている商品情報の商品が、選好商品情報として第1選好商品、第2選好商品及び最優先選好商品のうちの少なくとも一つと同じ商品であって、ユーザが入庫情報を所望する商品群に該当する場合、第2類似範囲に含まれると第2制御部240は判断することができる。
【0053】
第2制御部240は、商品入庫情報に含まれている商品情報と商品購入性向判断部230で把握したユーザの商品購入性向に含まれている選好商品情報とが予め設定された第2類似範囲に含まれると判断した場合、第2制御部240は、商品入庫情報をユーザ端末20へ第2通信部210が第2周期ごとに送信するように第2通信部210を制御することができる。
【0054】
ここで、第2周期は、ユーザが任意に設定することができる。これは、ユーザ端末20が第2周期を設定して設定内容を第2通信部210へ送信することにより、ユーザが任意に設定することができるのである。
【0055】
商品割引締切日が経過したにも拘らず、商品割引内容をユーザ端末20へ送信するのは、ユーザに間違った商品割引内容を提供することなので、これを防止することが必要である。
【0056】
したがって、第2通信部210が第1周期ごとに商品割引内容をユーザ端末20へ送信する場合、第2制御部240は、商品割引内容に含まれている商品割引締切日までのみ第2通信部210が商品割引内容をユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を制御することができる。
これにより、ユーザに間違った商品割引内容を提供することを防止することができるという効果がある。
【0057】
また、第2通信部210が第2周期ごとに商品入庫情報をユーザ端末20へ送信する場合、第2制御部240は、販売者端末(図示せず)から第2通信部210が当該商品在庫なしという内容を受信するまで第2通信部210が商品入庫情報をユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を制御することができる。
これは、販売者が当該商品に対して在庫がないとしたにも拘らず、当該商品が入庫されたという誤った情報をユーザに提供することを防止するためである。
【0058】
第2制御部240は、特定日と商品割引締切日との差が小さくなるほど、特定日と商品割引締切日との差に対応して第1周期も短くなるように、第2通信部210を制御することができる。
【0059】
つまり、時間が経過するほど商品割引締切日が近づくので、時間が経過するほど商品割引情報を頻繁に提供することが、ユーザが商品割引について継続的に認知することができるようにするという利点がある。
【0060】
また、第2通信部210が販売者端末(図示せず)から商品在庫数量を第3周期ごとに受信する場合、第2制御部240は、商品在庫数量が減少するほど第2周期が短くなるように、第2通信部210を制御することができる。
【0061】
ここで、第3周期は、販売者が任意に設定することができる。これは、販売者端末(図示せず)が第3周期を設定して設定内容を第2通信部210へ送信することにより、販売者が任意に設定することができるのである。
第2通信部210は、RFIDタグ認識部120で認識したRFIDタグに含まれている商品サイズ情報を第1通信部160から受信することができる。
また、格納部220は、ユーザの身体寸法情報とブランド及び商品別サイズ情報を格納することができる。
【0062】
第2制御部240は、商品サイズ情報及びユーザの身体寸法情報を比較して、比較結果が第3類似範囲内に存在するか否かを用いて、商品がユーザに適したサイズであるかを判断することができる。
【0063】
ここで、第3類似範囲は、ユーザが予め設定した特定の数値であって、ユーザが任意に設定することができ、これは、ユーザ端末20が特定の数値を設定して設定内容を第2通信部210へ送信することにより、ユーザが任意に設定することができるのである。
比較結果は、下記数式1によって導き出された結果を利用することができる。
[数式1]
数式1中、aは商品サイズ情報であり、bはユーザの身体寸法情報である。nは商品サイズ情報の個数を意味する。
【0064】
すなわち、例えば、商品が半袖Tシャツであり、サイズ情報が総長、肩、胸及び袖について開示されている場合、nは4であり、サイズ情報に対応するユーザの身体寸法情報を比較して、比較結果に対応する結果数値を第2制御部240が導出することができる。
【0065】
すなわち、第2制御部240が導出した結果数値が比較結果であって、第3類似範囲以下であるか否かを用いて、第2制御部240は、商品がユーザに適したサイズであるかを判断することができる。
【0066】
より具体的には、第2制御部240が導出した結果数値である比較結果が第3類似範囲内に存在して、商品がユーザに適したサイズであると判断された場合、すなわち、第2制御部240が導出した結果数値である比較結果が第3類似範囲以下であって、商品がユーザに適したサイズであると判断された場合、商品がユーザに適したサイズであるという内容のサイズ適否判断結果を第2通信部210がユーザ端末20へ送信するように第2制御部240が第2通信部210を制御することができる。
【0067】
また、第2制御部240が導出した結果数値である比較結果が第3類似範囲の外に存在して商品がユーザに適していないサイズであると判断された場合、すなわち、第2制御部240が導出した結果数値である比較結果が第3類似範囲を超えて、商品がユーザに適していないサイズであると判断された場合には、商品がユーザに適していないサイズという内容のサイズ適否判断結果を第2通信部210がユーザ端末20へ送信するように、第2制御部240が第2通信部210を制御することができる。
【0068】
また、第2制御部240が導出した結果数値である比較結果が第3類似範囲の外に存在して、商品がユーザに適していないサイズであると判断された場合、すなわち、第2制御部240が導出した結果数値である比較結果が第3類似範囲を超えて、商品がユーザに適していないサイズであると判断された場合には、ブランド及び商品別サイズ情報を用いて、ユーザに適した商品サイズを第2通信部210がユーザ端末20へ送信するように第2制御部240が第2通信部210を制御することができる。
図5は本発明の一実施形態に係る店舗用セルフ計算方法の概略的な流れを示す図である。
図5を参照すると、商品収納部110が商品を収納することができる(S530)。
RFIDタグ認識部120が、商品に付着しているRFIDタグを認識することができる(S531)。
【0069】
より具体的には、第2通信部210が、RFIDタグ認識部120で認識したRFIDタグに含まれている商品サイズ情報を第1通信部160から受信することができる。
そして、格納部220が、ユーザの身体寸法情報とブランド及び商品別サイズ情報を格納することができる。
【0070】
また、第2制御部240が商品サイズ情報及びユーザの身体寸法情報を比較して、比較結果が第3類似範囲内に存在するか否かを用いて、商品がユーザに適したサイズであるかを判断することができる。
【0071】
第2制御部240が、比較結果が第3類似範囲内に存在して、商品がユーザに適したサイズであると判断した場合、商品がユーザに適したサイズであるという内容のサイズ適否判断結果を第2通信部210がユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0072】
また、第2制御部240が、比較結果が第3類似範囲の外に存在して、商品がユーザに適していないサイズであると判断した場合、商品がユーザに適していないサイズであるという内容のサイズ適否判断結果を第2通信部210がユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0073】
ブランド及び商品別サイズ情報を用いて、ユーザに適した商品サイズを第2通信部210がユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0074】
また、第1ディスプレイ部130が、RFIDタグ認識部120で認識したRFIDタグに含まれている商品情報及び当該商品の価格を表示することができる(S532)。
そして、決済処理部140が商品に対する決済処理を行うことができる(S533)。
【0075】
より具体的には、生体情報認識モジュール141がユーザの生体情報を認識することができる。第1通信部160が、生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報を管理サーバ200へ送信することができる。
そして。管理サーバ200が、予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とを比較することができる。
【0076】
また、管理サーバ200が、予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とが同一であると判断した場合、第1通信部160が管理サーバ200から生体情報同一判断結果を受信することができる。
【0077】
予め設定されたユーザの生体情報と生体情報認識モジュール141で認識したユーザの生体情報とが同一でない場合には、第1通信部160が生体情報相違判断結果を管理サーバ200から受信することができる。
【0078】
また、第1制御部150が、生体情報同一判断結果及び生体情報相違判断結果のうちのいずれかを表示するように、第1ディスプレイ部130を制御することができる。
第1通信部160が管理サーバ200から生体情報同一判断結果を受信した場合にのみ、決済処理部140が商品に対する決済処理を行うことができる。
ここで決済処理が完了した場合には、S535ステップを行い、決済処理が完了していない場合には、S531ステップを行うことができる(S534)。
【0079】
したがって、決済処理部140が商品に対する決済処理を完了した場合、第1制御部150が、決済処理部140によって商品に対する決済処理が完了した場合に商品収納部110がオープンされるように商品収納部110を制御することができる(S535)。
【0080】
より具体的には、第2通信部210が、ユーザの購入商品履歴を第1通信部160から受信し、販売者端末(図示せず)から商品割引内容及び商品入庫情報のうちの少なくとも一つを受信することができる。
格納部220が、第2通信部210で受信したユーザの購入商品履歴を格納することができる。
また、商品購入性向判断部230が、格納部220で格納したユーザの購入商品履歴を分析して、ユーザの商品購入性向を把握することができる。
【0081】
第2通信部210が商品割引内容を販売者端末(図示せず)から受信した場合、第2制御部240が、商品割引内容に含まれている商品情報と商品購入性向判断部230で把握したユーザの商品購入性向に含まれている選好商品情報とが予め設定された第1類似範囲に含まれるかを判断することができる。
【0082】
また、第2制御部240が第1類似範囲に含まれると判断した場合、商品割引内容をユーザ端末20へ第2通信部210が第1周期ごとに送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0083】
第2通信部210が第1周期ごとに商品割引内容をユーザ端末20へ送信する場合、商品割引内容に含まれている商品割引締切日までのみ第2通信部210が商品割引内容をユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0084】
また、特定日と商品割引締切日との差が小さくなるほど特定日と商品割引締切日との差に対応して第1周期も短くなるように、第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0085】
第2通信部210が商品入庫情報を販売者端末(図示せず)から受信した場合、第2制御部240が、商品入庫情報に含まれている商品情報と商品購入性向判断部230で把握したユーザの商品購入性向に含まれている選好商品情報とが予め設定された第2類似範囲に含まれるかを判断することができる。
【0086】
また、第2制御部240が第2類似範囲に含まれていると判断した場合、商品入庫情報をユーザ端末20へ第2通信部210が第2周期ごとに送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0087】
第2通信部210が第2周期ごとに商品入庫情報をユーザ端末20へ送信する場合、販売者端末(図示せず)から第2通信部210が当該商品在庫なしという内容を受信するときまで第2通信部210が商品入庫情報をユーザ端末20へ送信するように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0088】
また、第2通信部210が販売者端末(図示せず)から商品在庫数量を第3周期ごとに受信する場合、商品在庫数量が減少するほど第2周期が短くなるように第2通信部210を第2制御部240が制御することができる。
【0089】
図6は本発明の一構成であるセルフ計算装置の一実施形態を示す斜視図、
図7は本発明の一構成であるセルフ計算装置の一実施形態を示す正面図、
図8は本発明の一構成であるセルフ計算装置の一実施形態を示す使用状態図、
図9は本発明の一構成であるセルフ計算装置の他の実施形態を示す斜視図である。
【0090】
図6乃至
図9を参照すると、セルフ計算装置100は、一面に第1ディスプレイ部130が設置でき、一面の下端にRFIDタグ認識部収納箱121が設置でき、RFIDタグ認識部収納箱121にRFIDタグ認識部120が収納できる。
セルフ計算装置100の一面に商品収納部110が設置できる。
【0091】
また、セルフ計算装置100の一面にバーコードリーダー102が設置できる。バーコードリードリーダー102は、ユーザ端末20が表示するバーコードを読み取ることにより、ユーザ端末20の所有者が当該店舗の会員であるか否かを確認することができる。
セルフ計算装置100の一面にカードリーダー142が設置でき、このように決済処理モジュール142はカードリーダー142などで実現できる。
また、セルフ計算装置100の一面に決済処理完了に応じて領収証を出力する領収証出力部143が設置できる。
【0092】
セルフ計算装置100の他面にハウジング101が設置でき、ハウジング101の内部空間に第1制御部150、第1通信部160などの構成が配置できる。もちろん、第1制御部150、第1通信部160などの構成がハウジング101の内部空間に配置されると限定されるものではない。
図8を参照すると、商品収納部110のロック装置が解除されて商品収納部110がオープンされた形態を確認することができる。
図9を参照すると、生体情報認識モジュール141は、指紋認識モジュール141b及び撮影部141aのうちの少なくとも一つで実現できる。
【0093】
すなわち、指紋認識モジュール141bが、ユーザの指紋を検出し、予め設定されたユーザの指紋と比較することにより、指紋認識モジュール141bで認識したユーザの生体情報(指紋)と予め設定されたユーザの生体情報(指紋)とが同一であるかを第2制御部240が確認することができる。
【0094】
また、撮影部141aがユーザの顔を撮影して生成した写真と予め格納されたユーザの写真とを比較することにより、撮影部141aが認識したユーザの生体情報(ユーザの外観)と予め設定されたユーザの生体情報(ユーザの外観)とが同一であるかを第2制御部240が確認することができる。
【0095】
上述したように本発明の実施形態に係る店舗用セルフ計算システム並びにその方法の構成及び動作が行われ得るが、一方、上述した本発明の説明では具体的な実施形態について説明したが、さまざまな変形が本発明の範囲を逸脱することなく実施できる。
【0096】
以上、本発明は、たとえ限定された実施形態と図面によって説明されたが、本発明はこれによって限定されず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって多様な修正及び変形が可能であるのはもちろんである。
【0097】
本実施形態に関連する技術分野における通常の知識を有する者は、上述した記載の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形形態で実現できることを理解することができるだろう。よって、開示方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点から考慮されるべきである。本発明の範囲は前述した説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にある全ての差異点は本発明に含まれるものと解釈されるべきである。