特許第6823786号(P6823786)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6823786
(24)【登録日】2021年1月14日
(45)【発行日】2021年2月3日
(54)【発明の名称】物品収容装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 5/06 20060101AFI20210121BHJP
   B65B 43/60 20060101ALI20210121BHJP
   B65B 35/54 20060101ALI20210121BHJP
   B65B 35/38 20060101ALI20210121BHJP
【FI】
   B65B5/06
   B65B43/60 H
   B65B35/54
   B65B35/38
【請求項の数】4
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-150195(P2016-150195)
(22)【出願日】2016年7月29日
(65)【公開番号】特開2018-16387(P2018-16387A)
(43)【公開日】2018年2月1日
【審査請求日】2019年6月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】508134337
【氏名又は名称】シブヤ精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082108
【弁理士】
【氏名又は名称】神崎 真一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100156199
【弁理士】
【氏名又は名称】神崎 真
(72)【発明者】
【氏名】岡崎 剛政
(72)【発明者】
【氏名】田原 直行
(72)【発明者】
【氏名】松澤 宏志
(72)【発明者】
【氏名】庄田 普三
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−016101(JP,U)
【文献】 特開2016−049977(JP,A)
【文献】 特開昭55−079112(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 5/00 − 5/12
B65B 35/00 − 35/58
B65B 43/00 − 43/62
B65G 47/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有する有底筒状の容器に物品を収容する物品収容装置であって、
上記容器を開口部が上方を向いた起立状態から側方を向いた横転状態に横転させる横転手段と、上記横転状態にされた容器の開口部近傍に位置するとともに上記物品の載置される保持面が形成されたガイド部材と、上記ガイド部材の保持面上の物品を押圧して上記横転状態の容器に収容するプッシャとを備え、
上記ガイド部材の保持面は、上記横転状態にされた容器の開口部における少なくとも下側部分の開口縁と略同形もしくはそれよりも小さな断面形状を有し、
さらに上記物品は、可撓性を有するとともに幅が上記ガイド部材の保持面における最大幅よりも広く、当該物品が上記保持面に載置されると、当該物品は上記保持面に倣って変形されて、幅が容器の開口部の幅より狭くなり、
上記横転手段は上記プッシャが容器に物品を収容すると、横転状態の容器を再び起立状態とすることを特徴とする物品収容装置。
【請求項2】
上記ガイド部材の保持面には複数の物品が載置され、
上記プッシャは上記複数の物品を押圧して上記容器に収納することを特徴とする請求項1に記載の物品収容装置。
【請求項3】
上記ガイド部材は上記保持面の上部に開口して上記物品の上方からの通過を許容する投入口を備え、
さらに、当該ガイド部材の投入口を介して上記保持面に物品を載置する物品供給手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の物品収容装置。
【請求項4】
上記容器を搬送するとともに上記横転手段を有する容器搬送手段を備え、上記容器は容器搬送手段によって搬送されながら、上記横転手段によって上記起立状態となる起立区間と、上記横転状態となる横転区間と、これら起立区間と横転区間との間に設けられた姿勢変更区間とを移動し、
さらに上記ガイド部材を移動させるガイド部材移動手段と、上記プッシャを移動させるプッシャ移動手段とを備え、
上記ガイド部材移動手段およびプッシャ移動手段は、上記容器搬送手段における横転区間において、それぞれ上記容器の移動に同期して上記ガイド部材およびプッシャを移動させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の物品収容装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物品収容装置に関し、詳しくは開口部を有する有底筒状の容器に物品を収容する物品収容装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、容器に物品を収容する物品収容装置として、開口部を有する有底筒状の容器に物品を収容するものが知られている。
このような物品収容装置を用いて、容器の開口部よりも大きい袋などの物品を収容する際、収容された物品が容器の開口部からはみ出さないように、当該物品を容器の開口部よりも小さくなるように変形させ、当該変形させた物品を開口部が上方を向いた起立状態の容器に上方から収容するものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4131462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1に記載された装置では、物品を変形させるため一旦センタリング装置に載置した後、変形を維持したまま物品を把持して上方から収容しているため、変形させる機構や物品を把持して移送する機構が複雑になるとともに、処理能力に限界があった。
このような問題に鑑み、本発明は容器の開口部よりも大きな物品であっても、容器から物品をはみ出させることなく、しかも高能力に対応した物品収容装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち請求項1の発明にかかる物品収容装置は、開口部を有する有底筒状の容器に物品を収容する物品収容装置であって、
上記容器を開口部が上方を向いた起立状態から側方を向いた横転状態に横転させる横転手段と、上記横転状態にされた容器の開口部近傍に位置するとともに上記物品の載置される保持面が形成されたガイド部材と、上記ガイド部材の保持面上の物品を押圧して上記横転状態の容器に収容するプッシャとを備え、
上記ガイド部材の保持面は、上記横転状態にされた容器の開口部における少なくとも下側部分の開口縁と略同形もしくはそれよりも小さな断面形状を有し、
さらに上記物品は、可撓性を有するとともに幅が上記ガイド部材の保持面における最大幅よりも広く、当該物品が上記保持面に載置されると、当該物品は上記保持面に倣って変形されて、幅が容器の開口部の幅より狭くなり、
上記横転手段は上記プッシャが容器に物品を収容すると、横転状態の容器を再び起立状態とすることを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記発明によれば、容器を上記横転手段によって横転させ、さらにガイド部材の保持面に載置された物品をプッシャにより押圧して容器に収容する構成としたことで、従来に比較して高能力に対応することができる。
また、物品をガイド部材の保持面に載置することによって、簡単な構成で当該物品を容器の開口部に合わせることが可能となり、はみ出すことなく物品の収容を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施例にかかる物品収容装置の構成図
図2】容器および物品を説明する図
図3】ガイド部材の斜視図
図4】ガイド部材への物品の収容手順を説明する図
図5】ガイド部材移動手段を説明する図
図6】容器搬送手段を説明する図
図7】プッシャを説明する図
図8】第2実施例にかかる物品収容装置の構成図
図9】ガイド部材移動手段を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図示実施例について説明すると、図1は容器1に物品2を収容する物品収容装置3を示し、具体的には、図2に示す有底円筒状の容器1に、袋状の第1物品2Aおよび袋状の第2物品2Bを収容する装置となっている。
上記容器1は、側面1aが底部1bに向けて縮径するテーパ状を有し、上部に形成された開口部1cは円形を有している。上記第1、第2物品2A、2Bは可撓性を有する袋状の物品であって、例えば具材入りの袋や、ペースト状のスープが収容されている。
ここで、第1物品2Aの幅は上記容器1の開口部1cの直径よりも広くなっており、このため上記第1物品2Aを容器1に収容する際、当該第1物品2Aが上記容器1の開口部1cに干渉するおそれがある。
そこで本実施例の物品収容装置3では、上記可撓性を有する第1物品2Aを上記開口部1cの形状に合わせて変形させることにより、干渉することなく第1物品2Aを容器1内へと収容するものとなっている。
【0009】
上記物品収容装置3は、上記第1物品2Aを供給する第1物品供給手段4と、上記第2物品2Bを供給する第2物品供給手段5と、上記第1、第2物品2A、2Bを一時的に保持するガイド部材6を移動させるガイド部材移動手段7と、上記容器1を搬送する容器搬送手段8と、上記ガイド部材6上の物品2を上記容器1へと押圧するプッシャ9と、当該プッシャ9を移動させるプッシャ移動手段10とから構成され、これらは図示しない制御手段によって制御されている。
上記構成を有する物品収容装置3によれば、まず上記第1、第2物品供給手段4、5が第1、第2物品2A、2Bを上記ガイド部材移動手段7によって移動するガイド部材6に載置する。
一方、容器搬送手段8は上記容器1を搬送しながら起立状態から横転状態とし、当該横転した容器1の移動に同期して上記ガイド部材移動手段7およびプッシャ移動手段10がそれぞれ上記ガイド部材6およびプッシャ9を移動させる。
そして、上記プッシャ9が上記ガイド部材6に載置された第1、第2物品2A、2Bを側方から押圧することで、上記横転状態とされた容器1に上記第1、第2物品2A、2Bが収容されるようになっている。
その後、上記第1、第2物品2A、2Bの収容された容器1は上記容器搬送手段8によって横転状態から再び起立状態にされ、物品収容装置3の下流側に設けられた図示しない蓋部装着装置等へと搬送されるようになっている。
【0010】
上記第1物品供給手段4は、第1物品2Aを搬送する第1ベルトコンベヤ4aと、第1ベルトコンベヤ4a上の第1物品2Aを撮影する第1カメラ4bと、第1ベルトコンベヤ4a上の第1物品2Aを保持する第1ロボット4cとを備えている。
上記第1ベルトコンベヤ4aには上記第1物品2Aがランダムな向きで搬送され、上記第1カメラ4bはこれらの第1物品2Aを撮影することでその位置および向きを認識する。
上記第1ロボット4cは負圧により第1物品2Aを吸着保持する吸着ヘッド4d(図4参照)を有し、上記第1カメラ4bの認識結果に基づいて、第1ベルトコンベヤ4a上の第1物品2Aを吸着保持する。
続いて第1ロボット4cは、第1物品2Aの向きを上記ガイド部材6に載置するのに適した向きに回転させ、その後当該第1物品2Aを上記ガイド部材移動手段7を搬送されるガイド部材6に載置する。
上記第2物品供給手段5は、第1物品供給手段4に対して上記ガイド部材移動手段7における搬送方向下流側に設けられており、第1物品供給手段4と同様、第2物品2Bを搬送する第2ベルトコンベヤ5aと、第2ベルトコンベヤ5a上の第2物品2Bを撮影する第2カメラ5bと、第2ベルトコンベヤ5a上の第2物品2Bを保持する第2ロボット5cとを備えている。
上記第2ロボット5cも第1ロボット4cと同様の吸着ヘッド5dを有しており、第2ロボット5cは第2コンベヤ5a上の第2物品2Bを吸着保持すると、図4(c)に示すように上記第1ロボット4cがガイド部材6に載置した第1物品2Aの上部に第2物品2Bを載置するようになっている。
【0011】
上記ガイド部材6は、図3に示すように、直方体形状を有した樹脂製の部材によって構成され、上記第1、第2物品2A、2Bを載置する保持面6aが形成されている。
上記保持面6aは、横転状態となった上記容器1の開口部1cにおける少なくとも下側部分の開口縁よりも小さな断面形状を有し、かつ当該断面形状が上記容器1の開口部1cに隣接する前面からプッシャ9に隣接する後面に向けて貫通して形成されている。
具体的には、上記横転状態となった容器1の開口部1cは円形を有しており、当該容器1を横転状態とした際には、当該開口部1cの下端部に対して隣接する部分が上方へ向かって拡開する形状を有しており、上記保持面6aは、上記容器1の開口部1cにおける下から3/4程度の範囲の形状と略同形状の円弧状の断面形状を有している。
これにより上記保持面6aの上部には当該保持面6aの端部と端部との間に投入口6bが形成され、上記第1、第2ロボット4c、5cによる上記第1、第2物品2A、2Bの上方からの通過を許容し、上記湾曲した形状を有する保持面6aに容易に第1、第2物品2A、2Bを載置することを可能としている。
さらに上記投入口6bに隣接した位置、すなわち保持面6aの上部の両端部には、当該保持面6aに対して内側に突出するストッパ6cが形成され、上記保持面6aに載置された第1、第2物品2A、2Bが投入口6bより飛び出すのを防止するようになっている。
なお、上記保持面6aの断面形状は上記容器1の開口部1cと同じ直径としてもよいが、その場合には物品2がガイド部材6から容器1へ乗り移る際に、容器1の開口部1cに干渉する恐れがあるため、上述した様に開口部1cの開口縁よりも小さくすることが望ましい。
【0012】
そして、本実施例における上記第1物品2Aの幅は、上記容器1の開口部1cの直径よりも幅広となっていることから、第1物品2Aを変形させずに容器1に収容しようとすると、当該第1物品2Aの端部が開口部1cに干渉して収容不良が発生する恐れがある。
そこで本実施例では、上記第1物品2Aを上記ガイド部材6に載置する際に、当該第1物品2Aを容器1の開口部1cの形状に合わせて変形させることで、プッシャ9により押圧された第1物品2Aが開口部1cに干渉しないようにしている。
以下具体的に説明すると、まず図4(a)に示すように、上記第1物品供給手段4の第1ロボット4cが第1物品2Aを上記ガイド部材6の投入口6bの上方に位置させる。
このとき、第1物品2Aの幅は上記ガイド部材6の保持面6aにおける最大幅よりも広く、また上記投入口6bの開口幅よりも広くなっている。
しかしながら、図4(b)のように上記第1ロボット4cは第1物品2Aをそのまま降下させ、第1物品2Aを変形させながら上記投入口6bを通過させ、さらには当該第1物品2Aを上記保持面6aに当接させる。
すると、上記第1物品2Aは上記保持面6aに沿って変形し、このとき上記保持面6aの断面形状は上記容器1の開口部1cよりも小さく設定されていることから、変形した第1物品2Aの幅は上記容器1の開口部1cの幅よりも狭くなる。
従って、上記保持面6aに載置された第1物品2Aを容器1に向けて押圧すれば、第1物品2Aを上記容器1の開口部1cに干渉させずに当該容器1に収容することが可能となる。
ここで、上記ガイド部材6に載置された第1物品2Aは、上記保持面6aに沿って移動可能となっているが、第1物品2Aの端部が上記ストッパ6cに当接することでそれ以上の移動が規制され、第1物品2Aのガイド部材6からの飛び出しを防止することができる。
【0013】
また本実施例では、上記ガイド部材6に第1、第2物品2A,2Bを積層させて保持することにより、一度に複数の物品2を容器に収容することを可能としている。
具体的には、図4(c)に示すように、第2物品供給手段5の第2ロボット5cが、第2物品2Bを上記投入口6bを通過させてから、第1物品2Aの上面に載置するようになっている。
このように、複数の物品2を上記ガイド部材6に積層させてから、その後上記プッシャ9により第1、第2物品2A、2Bを側方から押圧することで、これら複数の物品2を一度に容器1に収容することができる。
これに対し、第1、第2物品2A、2Bを別々に容器1に収容しようとすると、収容に要する場所や装置が2カ所必要になるとともに、最初に収容された第1物品2Aに後から収容される第2物品2Bが干渉して、収容不良が発生するおそれがある。
【0014】
上記ガイド部材移動手段7は図1に示すように、複数のガイド部材6を図示時計回りに周回させるように構成され、その際各ガイド部材6における上記保持面6aの断面形状の貫通する向きが、ガイド部材移動手段7の搬送方向に直交するようになっている。
上記ガイド部材移動手段7は、上記ガイド部材6を個々にランダムな間隔で搬送する搬送コンベヤ11と、各ガイド部材6を所定の間隔で搬送する同期コンベヤ12とから構成されている。
上記搬送コンベヤ11は、上記第1物品供給手段4および上記第2物品供給手段5の近傍を通過するように設けられ、上記第1、第2ロボット4c、5cに隣接する位置にはそれぞれ第1、第2スクリュー13、14が設けられている。
上記第1、第2スクリュー13、14は搬送コンベヤ11上のガイド部材6を等間隔に整列させ、また制御手段は当該第1、第2スクリュー13、14における各ガイド部材6の位置を認識するようになっている。
これにより、上記第1ロボット4cは吸着保持した第1物品2Aを上記ガイド部材6に載置することができ、その下流側に位置する第2ロボット5cも第2物品2Bをガイド部材6にすでに載置された第1物品2Aの上面に載置可能となっている。
【0015】
上記同期コンベヤ12の上流端および下流端はそれぞれ上記搬送コンベヤ11の下流端および上流端に接続され、搬送コンベヤ11の下流端と同期コンベヤ12の上流端との接続部分には第3スクリュー15が設けられている。
図5は搬送コンベヤ11の下流端と同期コンベヤ12の上流端との接続部分を示し、上記搬送コンベヤ11においてランダムな間隔で搬送された上記ガイド部材6は上記第3スクリュー15によって所定の間隔に整列される。
上記同期コンベヤ12は平行に設けられた2つのベルトコンベヤ12aと、これらの間に設けられた位置決めコンベヤ12bとによって構成され、上記位置決めコンベヤ12bには所定の間隔で突起12cが形成されている。
これに対し、上記ガイド部材6の底面には当該突起12cに係合する凹部6dが形成されており、上記第3スクリュー15によって等間隔に整列されたガイド部材6が上記位置決めコンベヤ12bに差し掛かると、上記突起12cが凹部6dに係合するようになっている。
その結果、上記ガイド部材6は上記同期コンベヤ12において等間隔に整列した状態で搬送されることとなり、その後ガイド部材6が上記同期コンベヤ12の下流端に達すると、上記凹部6dから上記突起12cが離脱し、ガイド部材6は再度搬送コンベヤ11によってランダムな間隔で搬送されることとなる。
【0016】
上記容器搬送手段8は、上記容器1を上記開口部1cが上方を向いた起立状態で供給する供給コンベヤ21と、上記起立状態の容器1を横転させる横転手段22と、再度起立状態とされた容器1を排出する排出コンベヤ23とを有している。
また上記供給コンベヤ21と上記横転手段22との間には容器1を受け渡す第1、第2スターホイール24、25が、上記横転手段22と上記排出コンベヤ23との間には容器1を受け渡す第3、第4スターホイール26、27が設けられており、これら第1〜第4スターホイール24〜27の外周には起立状態の容器1を収容する図示しないポケットが設けられている。
上記供給コンベヤ21は起立状態の容器1をランダムな間隔で搬送するとともに、その下流端にはスクリュー21aが設けられ、当該スクリュー21aが供給コンベヤ21上の容器1の間隔を上記第1スターホイール24のポケットの間隔に整列させてから、当該第1スターホイール24に受け渡すようになっている。
上記横転手段22は、上記第2スターホイール25から起立状態の容器1を受け取ると、当該容器1を搬送しながら上記開口部1cが側方を向いた横転状態に横転させ、その後再び容器1を上記起立状態とする。
そして横転手段22が容器1を起立状態としたら、当該起立状態の容器1は上記第3、第4スターホイール26、27を介して上記排出コンベヤ23へと受け渡されるようになっている。
【0017】
上記横転手段22において、上記第2スターホイール25および上記第3スターホイール26に隣接した位置は上記起立状態の容器1を搬送する起立区間Aに設定され、上記ガイド部材移動手段7の同期コンベヤ12に隣接した位置は上記横転状態の容器1を搬送する横転区間Bに設定され、これら起立区間Aと横転区間Bとの間は姿勢変更区間Cに設定されている。
上記横転手段22は、図6に示すように、水平方向に設けられた一対のチェーン28と、当該チェーン28に等間隔に固定されて上記容器1を保持する容器保持部29と、上記容器保持部29に保持された容器1の傾きを規定する傾きガイド30と、上記容器1の移動軌跡に沿って設けられた容器ガイド31とから構成されている。
上記チェーン28は無端状に設けられているとともに図示しない駆動手段によって駆動され、上記容器保持部29は上記ガイド部材移動手段7の同期コンベヤ12を移動するガイド部材6と同じ間隔で固定されている。
上記容器保持部29は、裏面に上記チェーン28が固定されたベースプレート29aと、当該ベースプレート29aの上面に揺動可能に設けられて上記容器1の背面側を支持する背面プレート29bと、背面プレート29bに設けられて上記容器1を両側から挟持する側面プレート29cと、背面プレート29に設けられて上記容器1の底部1bを支持する底面プレート29dと、上記底面プレート29dの裏面に設けられて上記傾きガイド30に係合する案内ガイド29eが設けられている。
【0018】
上記背面プレート29bはピン32によって上記ベースプレート29aに対して揺動可能に設けられており、これにより上記背面プレート29bに支持された容器1が起立状態もしくは横転状態となるようにされている。
上記側面プレート29cは相対する面が上記容器1の側面1aに合わせてテーパ状に形成され、容器1を保持した状態を維持することが可能となっており、上記容器保持部29が上記第2スターホイール25に差し掛かると、当該第2スターホイール25のポケットに収容された容器1が上記側面プレート29cの間に挿入されて容器1の受渡しが行われるようになっている。
一方、上記容器保持部29が上記第3スターホイール26に差し掛かると、当該第3スターホイール26のポケットに容器1が受け渡され、これにより容器1が容器保持部29より取り出されるようになっている。
上記底面プレート29dは、上記第2スターホイール25より供給された容器1を下方から支持し、横転状態となった容器1に上記プッシャ9が物品2を収容する際には、容器1の底部1bに当接して容器1のずれを防止するようになっている。
【0019】
そして上記案内ガイド29eは、上記底面プレート29dの裏面に設けられるとともに上記ピン32とは反対側に設けられており、上記傾きガイド30の位置に応じて上記ピン31を中心に背面プレート29bを揺動させるようになっている。
図6(a)は起立区間Aの状態を示しており、傾きガイド30が下方に位置して上記底面プレート29dが略水平となり、これにより背面プレート29bが起立して容器1が起立状態となる。
これに対し図6(b)は横転区間Bの状態を示しており、傾きガイド30が上方に位置して上記底面プレート29dが上記ピン32を中心に略垂直に揺動し、これにより背面プレート29bが傾斜して容器1が横転状態となる。
そして上記姿勢変更区間Cでは、背面プレート19aが徐々に傾斜してゆくように傾きガイド30の配置が徐々に変更され、これにより容器1の姿勢が変化するようになっている。
本実施例では、上記横転区間Bにおいて容器1が横転状態となると、当該容器1における下方に位置した側面1aが略水平となるようにされている。換言すると、上記容器1の開口部1cが若干上方を向くようになっている。
その結果、横転状態となった容器1の側面1aの下端部と、上記ガイド部材6の保持面6aの下端部とが水平方向に整列し、上記プッシャ9によって第1、第2物品2A、2Bをスムースに容器1内に押圧することが可能となる。
上記容器ガイド31は上記横転手段22を搬送される容器1の移動軌跡に沿って設けられ、上記起立区間Aから横転区間Bを通過し、さらに横転区間から起立区間Aにかけて姿勢を変更しながら移動する上記容器1が上記容器保持部29から脱落しないよう、容器1における側面1aの上方側に当接するように設けられている。
【0020】
上記プッシャ9は、図7に示すように、水平方向に設けられたロッド41と、当該ロッド41の先端に設けられて上記物品2を押圧する押圧部材42と、上記ロッド41を水平方向に進退動させるレール43とを備えている。
上記ロッド41の進退動する方向は、上記ガイド部材移動手段7の搬送方向に対して直交する方向となっており、すなわち上記ガイド部材6における保持面6aの断面形状の形成された方向と同じ方向となっている。
そして上記ロッド41は上記レール43に対して摺動可能に設けられたスライダ41aを備え、図7(a)に示す後退位置と、図7(b)に示す前進位置との間で進退動するようになっている。
また上記ロッド41の上部にはカムフォロア44が設けられており、移動するプッシャ9の移動軌跡に沿って上記カムフォロア44が係合するカム45が設けられている。
上記後退位置において、上記押圧部材42は上記容器1を挟んでガイド部材6の反対側に位置しており、上記同期コンベヤ12上のガイド部材6に干渉しない位置に位置している。
これに対し上記前進位置では、上記押圧部材42は上記ロッド41が前進することにより上記ガイド部材6を通過し、上記横転手段22によって搬送される横転状態となった容器1の開口部1c近傍に位置するようになっている。
上記押圧部材42は、図7(c)に示すように上記ガイド部材6に形成された保持面6aの形状に沿った形状を有し、後退位置から前進位置に移動する際には、ガイド部材6の保持面6aに干渉しないようになっている。
そして上記プッシャ移動手段10は、無端状に設けられたチェーン46と、当該チェーン46に等間隔に設けられて上記プッシャ9が固定される保持部材47とによって構成され、上記チェーン46は図示しない駆動手段によって駆動される。
上記保持部材47は上記ガイド部材移動手段7の同期コンベヤ12を搬送されるガイド部材6と同じ間隔に固定されている。
【0021】
そして、上記ガイド部材移動手段7の同期コンベヤ12によって搬送されるガイド部材6と、上記容器搬送手段8の横転手段22によって搬送される横転状態の容器1と、上記プッシャ移動手段10によって移動するプッシャ9とは、それぞれ同じ間隔で移動するとともに、これらが整列するように同期して移動するようになっている。
このため、図7(a)(b)に示すように、上記プッシャ9が押圧部材42を前進位置と後退位置との間で移動させる間、当該押圧部材42がガイド部材6の保持面6aに干渉することはない。
また上記容器1については、上記横転手段22によってその開口部1cが上記ガイド部材6の保持面6aの開口縁に隣接した位置を維持した状態で移動するため、上記保持面6aに載置された第1、第2物品2A、2Bは、上記プッシャ9によって押圧されることで上記開口部1cに干渉することなく容器1内に収容されることとなる。
【0022】
上記構成を有する物品収容装置3の動作を説明する。
まず第1物品供給手段4において、第1ベルトコンベヤ4aが第1物品2Aを搬送し、その下流端において第1ロボット4cが吸着ヘッド4dを用いて第1物品2Aを吸着保持する。
一方、上記ガイド部材移動手段7において、上記搬送コンベヤ11ではガイド部材6がランダムな間隔で搬送されているが、上記第1ロボット4cの近傍に設けられた第1スクリュー13によって所定の間隔に整列される。
そして第1ロボット4cは、図4(a)に示すように、吸着ヘッド4dを第1スクリュー13によって移動が規制されたガイド部材6の上方に第1物品2Aを移動させる。
続いて第1ロボット4cは、図4(b)に示すように、吸着ヘッド4dを下降させて、第1物品2Aを上記ガイド部材6の上部に形成された投入口6bを通過させてから上記保持面6aに載置する。
上記第1物品2Aの幅は上記保持面6aの幅よりも広いが、可撓性を有していることから、第1物品2Aは上記保持面6aの形状に沿って変形した状態で保持面6aに載置される。
なお、第1物品2Aが元の形状に戻ろうとしても、図4(b)において想像線で示すように、当該第1物品2Aの端部が保持面6aの内側に突出するストッパ6cに係合するため、当該第1物品2Aは投入口6bから飛び出さないようになっている。
【0023】
そして上記第1物品2Aを収容したガイド部材6が、ガイド部材移動手段7によって上記第2物品供給手段5まで移動すると、上記第2ロボット5cが第2物品2Bをガイド部材6に載置する(図4(c))。
このとき、ガイド部材6にはすでに第1物品2Aが載置されているため、第2ロボット5cは第2物品2Bを第1物品2Aの上面に載置する。このとき第2物品2Bを介して第1物品2Aを再度保持面6aに押圧してもよい。
このようにしてガイド部材6に第1、第2物品2A、2Bが載置されると、当該ガイド部材6は同期コンベヤ12まで移動し、その後ガイド部材6は上記プッシャ移動手段10によって移動するプッシャ9と、上記容器搬送手段8の横転手段22によって搬送される横転状態になった容器1と同期して移動することとなる。
【0024】
一方容器搬送手段8では、容器1は供給コンベヤ21によって起立状態で搬送され、その後容器1は第1、第2スターホイール24、25を介して上記横転手段22へと受け渡される。
上記横転手段22は起立状態で受け取った容器1を上記横転区間Bまで移動させ、上記姿勢変更区間Cを通過させる間に当該容器1を上記開口部1cが側方を向けて位置した横転状態へと横転させる。
【0025】
他方、上記プッシャ9は上記プッシャ移動手段10によって上記ガイド部材6および横転状態となった容器1と同期して移動しており、上記容器1の横転区間Bの上流位置において、上記プッシャ9の押圧部材42は後退位置に位置している。
その後、プッシャ9が下流側に移動するに従って、上記カム45に係合したカムフォロア44が移動し、押圧部材42が前進して上記ガイド部材6の保持面6aに載置された上記第1、第2物品2A、2Bを押圧する。
このとき、上記ガイド部材6の保持面6aは上記容器1の開口部1cと略同形に形成されているため、上記ガイド部材6から押し出された第1、第2物品2A、2Bは上記保持面6aに沿った形状のまま容器1の開口部1cより当該容器1内へと進入する。
特に、上記保持面6aは上記容器1の開口部1cの形状よりも小さく形成されていることから、上記保持面6aの形状に沿って変形した第1、第2物品2A、2Bが元の形状に復元しようとしても、容器1の開口部1cに干渉せずに進入させることができる。
このようにして、第1、第2物品2A、2Bが収容された容器1は、その後横転手段22によって上記姿勢変更区間Cを通過しながら起立区間Aへと移動し、これにより容器1が再度起立状態となる。
その後、容器1は第3、第4スターホイール26、27を介して排出コンベヤ23によって排出され、図示しない蓋部装着装置において上記容器1に蓋部が装着されるようになっている。
【0026】
図8は第2実施例にかかる物品収容装置3の構成図を示しており、以下に説明するガイド部材移動手段7以外の構成については上記第1実施例と同様であるため、詳細な説明については省略する。
本実施例におけるガイド部材移動手段7は、図9に示すように無端状のベルト51の表面に上記ガイド部材6を等間隔に固定した構成となっており、第1実施例と同様、上記ガイド部材6は上記プッシャ移動手段10によって移動するプッシャ9および容器搬送手段8によって移動する容器1と同期して移動するようになっている。
そして上記ガイド部材移動手段7における上流側には、その両側にそれぞれ上記第1、第2物品供給手段4、5が設けられており、上流側には第1ロボット4cが、その下流側には第2ロボット5cが位置している。
本実施例の構成において、上記ガイド部材6は等間隔で搬送されるため、第1実施例における第1、第2スクリュー13、14を用いずとも、上記第1、第2ロボット4c、5cはガイド部材6の移動に同期して第1、第2物品2A、2Bを当該ガイド部材6に載置することが可能となっている。
またガイド部材6はガイド部材移動手段7のベルト51に固定されているため、ガイド部材6の底面の凹部6dや、突起12cを備えた位置決めコンベヤ12bといった構成が不要となる。
また基本的な動作については上記第1実施例と同様であるため、詳細な説明については省略する。
【0027】
なお、上記実施例では容器1に第1、第2物品2A、2Bを収容するようになっているが、これに限定されるものではなく、1個の物品2を収容する構成としてもよいし、例えば第3の物品供給手段を設けて3個以上の物品2を収容することも可能である。
また物品2としては、可撓性を有するものであれば、例えば紙片などであっても上記保持面6aに沿って変形させることができるため、上記容器1に収容することができる。
さらに上記実施例における第1物品2Aは可撓性を有するとともにその幅が上記容器1の開口部1cの幅よりも広いものとなっているが、開口部1cの幅よりも狭い場合には必ずしも当該物品2が可撓性を有する必要はない。
その場合であっても、当該物品2は開口部1cの形状に合わせて形成されたガイド部材6の保持面6aに載置されるため、当該保持面6aから容器1に移動する際に、当該物品2が容器1の開口部1cに干渉することはない。
また容器1の開口部1cは円形に限らず、横転状態とした際に底部となる下端部に対して隣接する部分が上方へ向かって拡開する形状を有するような多角形形状を有する場合であっても、上記ガイド部材6の保持面6aを当該容器1の開口部1cの形状に合わせて形成することができる。
特に開口部1cが5角形などの多角形を有した容器1の場合、横転させた際に不安定となるが、本実施例のように横転手段22によって容器1を横転させて保持し、プッシャ9によって側方から物品2を押圧する際には、上記ガイド部材6の保持面6aが当該容器1の開口部1cの形状に合わせて形成されていることから、当該保持面6aに沿って物品2を押圧すれば、これを容器1に収容することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 容器 1c 開口部
2A、2B 第1、第2物品 3 物品収容装置
4 第1物品供給手段 5 第2物品供給手段
6 ガイド部材 6a 保持面
6b 投入口 6c ストッパ
7 ガイド部材移動手段 8 容器搬送手段
9 プッシャ 10 プッシャ移動手段
22 横転手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9