(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記従来の清掃具にあっては、シャワートイレのノズル周辺の汚れをブラシで掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落としきれず残存する汚れ等をブラシから離間した位置にあるスポンジで拭き取るため、離間した分、使用勝手が悪く、特に、清掃する場所が小さい隙間の場合、前記隙間にブラシを入れることができても、前記隙間にスポンジが入らず、使用勝手が悪く、簡易且つ迅速に清掃することができないという問題点が生じた。
【0004】
本発明は、上記の点を考慮したなされた清掃具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の
隙間清掃具は、本体と、この本体の先端部を覆うように前記本体に取
り付けられた払拭体と、前記本体の先端部の縁部に取り付けられ、外方に露出したブラシ
と、を備え、前記本体は、先端部から後端部に至るまで全体に亘って薄板状であり、
前記
薄板状は、幅W、肉厚tの帯状であり、前記払拭体は、偏平状であり、側面視、前記ブラ
シは、前記本体の
前記肉厚
t(W>t)の寸法内に位置していると共に、前記払拭体の一
方の表面とこの一方の表面と反対側の表面との間の寸法内に位置しているものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の
隙間清掃具によれば、シャワートイレのノズル周辺の汚れをブラシで
掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落としきれず残存する汚れ等は、ブラシの近傍にあ
る払拭体で払拭することができ、特に、清掃する場所が小さい隙間の場合、前記隙間にブ
ラシを入れることができれば、ブラシで汚れを掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落と
しきれず残存する汚れ等は、ブラシの近傍にある払拭体で払拭することができ、使用勝手
を良好にして、簡易且つ迅速に清掃することができる。また、本体は、先端部から後端部
に至るまで全体に亘って薄板状であるため、清掃する場所が小さい隙間の場合、前記隙間
にブラシを入れ易くして、前記隙間周辺を清掃することができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の一実施例の
隙間清掃具を図面(
図1乃至
図3)を参照して説明する。
図1乃至
図3に示すSは
隙間清掃具で、
隙間清掃具Sは、例えば、シャワートイレの
ノズル周辺の汚れを清掃するために使用されるものである。
【0019】
隙間清掃具Sは、
図3に示すように、本体1と、本体1の先端部1Xを覆うように本
体1に取り付けられた払拭体2とから、概略的に構成されている。
本体1は、例えば、薄板状をなし、合成樹脂で形成され、払拭体2は、例えば、布地
、不織布や合成樹脂シート等で形成されている。
払拭体2は、
図3に示すように、略四角形状で、
図1及び
図2に示すように、本体1
の先端の前縁部1Aを介して折り返され、本体1の先端部1Xを覆うように本体1に取り
付けられている。本体1への取り付けは、例えば、払拭体2の裏面に粘着材が塗布され、
払拭体2を本体1の先端部1Xの表裏を覆うようにして、本体1に取り付けられている。
払拭体2が本体1に粘着材により取り付けられているため、場合により、使用後、払
拭体2のみを外し、未使用の払拭体2を本体1に取り付けることもできる。
なお、本体1の先端の前縁部1Aを介して折り返される払拭体2は、本体1の先端の
前縁部1Aを覆って、本体1の先端の両側縁部1B、1Cに達する位置までの大きさであ
ればよいが、望ましくは、
図1乃至
図3に示すように、本体1の先端の前縁部1A及び本
体1の先端の側縁部1Bよりも一回り大きくして、本体1の先端の前縁部1A及び本体1
の先端の側縁部1Bを覆うようにして、本体1に取り付けられるようにした方が良い。
図3に示す2A は、本体1の先端の前縁部1Aに取り付ける際の折り返し部位であ
る。
【0020】
また、
図1乃至
図3に示す3はブラシで、ブラシ3は、本体1の先端部1Xの縁部(例えば、本体1の長手方向に沿う縁部1C)に取り付けられ、外方に露出している。
取り付けは、例えば、本体1と一体成形で取り付けられている。なお、接着剤によりブラシ3を本体1に取り付けるようにしても良い。
また、本体1は薄板状であるため、清掃する場所が小さい隙間の場合、前記隙間にブラシ3を入れ易くして清掃することができ、しかも、本体1は本体1の先端部1Xが拡大した拡大部(1X)を有し、払拭体2は、拡大部(1X)を覆うように本体1に取り付けられているため、払拭体2の払拭面積の拡大を図って、汚れを多く払拭することができる。
【0021】
従って、上述した
隙間清掃具Sによれば、図示しないシャワートイレのノズル周辺の
汚れをブラシ3で掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落としきれず残存する汚れ等は、
ブラシ3の近傍にある払拭体2で払拭することができ、特に、清掃する場所が小さい隙間
の場合、前記隙間にブラシ3を入れることができれば、ブラシ3で汚れを掻き落とし、掻
き落とした汚れ、掻き落としきれず残存する汚れ等は、ブラシ3の近傍にある払拭体2で
払拭することができ、使用勝手を良好にして、簡易且つ迅速に清掃することができる。
【0022】
上述の実施例では、ブラシ3を本体1の長手方向に沿う縁部1C、より詳しくは、先端部1Xが拡大した拡大部1Xの側縁部1Cに取り付けたが、
本願発明は、これに限らず、例えば、
図4乃至
図6に示すように、ブラシ3を本体1の先端の前縁部1A、より詳しくは、先端部1Xが拡大した拡大部1Xの前縁部1Aに取り付けられるようにしても良い。
【0023】
即ち、
隙間清掃具Sは、
図6に示すように、薄板状をなす本体1と、払拭体2とから
、概略的に構成されている。
本体1は、例えば、合成樹脂で形成され、払拭体2は、例えば、布地、不織布や合成
樹脂シート等で形成されている。
本体1の先端の前縁部1Aには、ブラシ3が取り付けられている。取り付けは、上述
の実施例と同様、本体1と一体成形で取り付けられている。
なお、接着剤によりブラシ3を本体1に取り付けるようにしても良い。
払拭体2は、
図6に示すように、略四角形状で、
図4及び
図5に示すように、本体1
の先端の両側縁部1B、1Cの内、何れか一の側縁部1Bを介して折り返され、ブラシ3
を除いて、本体1の先端部1Xを覆うように本体1に取り付けられている。
なお、本体1の先端の側縁部1Bを介して折り返される払拭体2は、本体1の先端の
両側縁部1B、1Cに達する位置までの大きさであればよいが、望ましくは、
図4乃至図
6に示すように、本体1の先端の側縁部1B、1Cよりも一回り大きくして、本体1の先
端部1Xを覆うようにして、本体1に取り付けられるようにした方が良い。
図3に示す2B は、本体1の先端の側縁部1Bに取り付ける際の折り返し部位であ
る。
【0024】
従って、上述した
隙間清掃具Sによれば、上述した実施例と同様に、図示しないシャ
ワートイレのノズル周辺の汚れをブラシ3で掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落とし
きれず残存する汚れ等は、ブラシ3の近傍にある払拭体2で払拭することができ、特に、
清掃する場所が小さい隙間の場合、前記隙間にブラシ3を入れることができれば、ブラシ
3で汚れを掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落としきれず残存する汚れ等は、ブラシ
3の近傍にある払拭体2で払拭することができ、使用勝手を良好にして、簡易且つ迅速に
清掃することができる。
【0025】
上述の実施例では、ブラシ3を本体1の先端の前縁部1A、より詳しくは、先端部1Xが拡大した拡大部1Xの前縁部1Aに取り付けられるようにしたが、
本願発明は、これに限らず、例えば、
図7乃至
図9に示すように、ブラシ3を本体1の先端角部がカットされた形状の部位1D、より詳しくは、先端部1Xが拡大した拡大部1Xであって、略四角形状の先端角部がカットされた形状の部位1Dに取り付けられるようにしても良い。
【0026】
即ち、
隙間清掃具Sは、
図9に示すように、薄板状をなす本体1と、払拭体2とから
、概略的に構成されている。
本体1は、薄板状の先端角部がカットされた形状で、例えば、合成樹脂で形成され、
払拭体2は、例えば、布地、不織布や合成樹脂シート等で形成されている。
本体1の先端のカットされた形状の部位1Dにブラシ3が取り付けられている。取り
付けは、上述の実施例と同様、本体1と一体成形で取り付けられている。なお、接着剤に
よりブラシ3を本体1に取り付けるようにしても良い。
払拭体2は、
図7及び
図8に示すように、本体1の前縁部1Aを介して折り返され、
ブラシ3を除いて、本体1の先端部1Xを覆うように本体1に取り付けられている。
なお、本体1の前縁部1Aを介して折り返される払拭体2は、本体1の先端の両側縁
部1B、1Cに達する位置までの大きさであればよいが、望ましくは、
図7乃至
図8に示
すように、本体1の前縁部1A,先端の側縁部1B、1Cよりも一回り大きくして、本体
1の先端部1Xを覆うようにして、本体1に取り付けられるようにした方が良い。
図9に示す2C は、本体1の前縁部1Aに取り付ける際の折り返し部位である。
【0027】
従って、上述した
隙間清掃具Sによれば、上述した実施例と同様に、図示しないシャ
ワートイレのノズル周辺の汚れをブラシ3で掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落とし
きれず残存する汚れ等は、ブラシ3の近傍にある払拭体2で払拭することができ、特に、
清掃する場所が小さい隙間の場合、前記隙間にブラシ3を入れることができれば、ブラシ
3で汚れを掻き落とし、掻き落とした汚れ、掻き落としきれず残存する汚れ等は、ブラシ
3の近傍にある払拭体2で払拭することができ、使用勝手を良好にして、簡易且つ迅速に
清掃することができる。
【0028】
上述の実施例では、本体1は分割できない一体もので成形されているが、本願発明は、これに限らず、例えば、
図10に示すように、手で把持する把持部分の本体1に、払拭体2及びブラシ3が設けられた先端部1Xが着脱自在に取り付けられているようにしても良い。
このように、払拭体2及びブラシ3が設けられた先端部1Xが手で把持する把持部分の本体1に対して、着脱自在に取り付ければ、使用後、「使用済みの払拭体2及びブラシ3が設けられた先端部1X」を「未使用の払拭体2及びブラシ3が設けられた先端部1X」に取り替えて、使用することができる。
なお、
図10に示す1Mは係止部であり、1Nは係止部1Mに係止される被係止部である。