(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6825772
(24)【登録日】2021年1月18日
(45)【発行日】2021年2月3日
(54)【発明の名称】記録用テープ巻取りリールおよびそれを搭載する記録用テープ装置
(51)【国際特許分類】
G11B 23/087 20060101AFI20210121BHJP
G11B 23/107 20060101ALI20210121BHJP
【FI】
G11B23/087 508C
G11B23/107
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-45092(P2017-45092)
(22)【出願日】2017年3月9日
(65)【公開番号】特開2018-147547(P2018-147547A)
(43)【公開日】2018年9月20日
【審査請求日】2020年2月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080816
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 朝道
(74)【代理人】
【識別番号】100098648
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 潔人
(74)【代理人】
【識別番号】100119415
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 充
(74)【代理人】
【識別番号】100168310
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 幹夫
(72)【発明者】
【氏名】浦濱 英広
【審査官】
中野 和彦
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭59−005074(JP,U)
【文献】
特開2006−155685(JP,A)
【文献】
特開2005−346862(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/014575(WO,A1)
【文献】
米国特許第06786445(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11B 23/087
G11B 23/107
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録用テープが巻き回されるよう構成されるハブと、
前記ハブを軸方向に挟むように配置され、前記ハブから分離可能である上下フランジと、を有し、
前記ハブは、
前記記録用テープが巻き回されるよう構成される外周部と、
前記上下フランジと締結可能に前記外周部の内周側に配置された少なくとも1つの支柱部と、
前記少なくとも1つの支柱部から前記外周部が片持ちされるよう前記少なくとも1つの支柱部と前記外周部との間に配置された少なくとも1つの梁部と、を備え、
さらに、前記少なくとも1つの梁部と前記上下フランジの少なくとも一方との間に配置された少なくとも1つの防振材を有することを特徴とする記録用テープ巻取りリール。
【請求項2】
前記記録用テープは磁気テープであることを特徴とする請求項1記載の記録用テープ巻取りリール。
【請求項3】
前記上下フランジを前記支柱部に締結可能な少なくとも1つの締結部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載の記録用テープ巻取りリール。
【請求項4】
前記少なくとも1つの梁部の厚さは、前記少なくとも1つの支柱部の軸長よりも薄いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載の記録用テープ巻取りリール。
【請求項5】
前記少なくとも1つの梁部において、半径方向の剛性が軸方向の剛性に比べて高いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載の記録用テープ巻取りリール。
【請求項6】
前記少なくとも1つの梁部と前記上下フランジの両方との間に複数の前記防振材が配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一記載の記録用テープ巻取りリール。
【請求項7】
前記下フランジは、前記記録用テープ巻取りリールの回転駆動軸に接続されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一記載の記録用テープ巻取りリール。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一記載の前記記録用テープ巻取りリールを搭載することを特徴とする記録用テープ装置。
【請求項9】
前記記録用テープは磁気テープであることを特徴とする請求項8記載の記録用テープ装置。
【請求項10】
前記記録用テープ巻取りリールの回転駆動軸を駆動するモーターを有することを特徴とする請求項9記載の記録用テープ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録用テープ巻取りリールおよびそれを搭載する記録用テープ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された磁気テープ装置では、磁気テープ巻取り方向と垂直な方向に磁気ヘッドを動かし、精密な位置決めをすることでデータの読み書きを行っている。
【0003】
磁気テープ装置に搭載される記録用テープ巻取りリールは、磁気テープを正常に巻取りできるようハブと上下フランジを有する。
【0004】
記録用テープ巻取りリールとして、ハブと下側フランジを一体成型したものと、独立した上側フランジを組み合わせるもの、あるいはそれぞれ独立したハブと上下フランジを組み合わせるものが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭59−005074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
なお、上記文献の開示を本書に引用をもって繰り込む。以下に上述した関連技術の分析を与える。
【0007】
例えば、記録用テープが磁気テープである場合、データ読み書きのため、磁気テープ巻取り動作を行う際には回転駆動源から振動が生じる。磁気テープの巻き取り方向と垂直な方向、すなわち回転軸方向への振動は、磁気テープ巻取りリールへと伝搬し、更にリールを介して磁気テープへと伝搬する。これによって、データ読み書き性能に悪影響を及ぶことが課題となっている。
【0008】
上述したようなテープ巻取りリールにおいては、ハブ部分の剛性が高すぎる場合、回転駆動軸とハブとの間の接続構成にかかわらず、回転駆動軸からの振動はあまり減衰されることなく、ハブを介して磁気テープへ伝搬してしまうおそれがある。特許文献1のカセットテープのハブ構造においては、ハブの外周部と内周部の隙間に弾性連結材を挟んでいる。しかしながら、このような防振構造によれば、かえってハブの軸中心がずれるため、アンバランスによる振動悪化が懸念される。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであって、その目的の一つは、データ読み書き性能に影響を与える振動が記録用テープに伝搬されることを可及的に防止することである。その他の目的および効果等は、本開示から当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一つの視点によれば、記録用テープが巻き回されるよう構成されるハブと、前記ハブを軸方向に挟むように配置され、前記ハブから分離可能である上下フランジと、を有し、前記ハブは、前記記録用テープが巻き回されるよう構成される外周部と、前記上下フランジと締結可能に前記外周部の内周側に配置された少なくとも1つの支柱部と、前記少なくとも1つの支柱部から前記外周部が片持ちされるよう前記少なくとも1つの支柱部と前記外周部との間に配置された少なくとも1つの梁部と、を備え、さらに、前記少なくとも1つの梁部と前記上下フランジの少なくとも一方との間に配置された少なくとも1つの防振材を有することを特徴とする記録用テープ巻取りリールが提供される。
【0011】
本発明の一つの視点によれば、上記記録用テープ巻取りリールを搭載する記録用テープ装置が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明の1つの視点によれば、データ読み書き性能に影響を与える振動が記録用テープに伝搬されることを可及的に防止することができる記録用テープ巻取りリールおよびそれを搭載する記録用テープ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】一実施形態の記録用テープ巻取りリールの外観図である。
【
図2】
図1の記録用テープ巻取りリールの分解図である。
【
図4】
図3のハブを軸方向に切断した断面図である。
【
図5】
図1の記録用テープ巻取りリールを搭載する磁気テープ装置の外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
添付図面を参照して、一実施形態の記録用テープ巻取りリール100の概要を説明する。一実施形態の記録用テープ巻取りリール100は、記録用テープ(例えば
図5の磁気テープ602参照)が巻き回されるよう構成されるハブ400と、ハブ400を軸方向に挟むように配置され、ハブ400から分離可能である上下フランジ(以下「上側フランジ」200および「下側フランジ」500と称する)を有する。
【0015】
ハブ400は、記録用テープが巻き回されるよう構成される外周部(以下「ハブ外壁」と称する)401と、上側および下側フランジ200,500と締結可能にハブ外壁401の内周側に配置された少なくとも1つの支柱部(以下「ハブ支柱」と称する)402と、少なくとも1つのハブ支柱402からハブ外壁401が片持ちされるよう少なくとも1つのハブ支柱402とハブ外壁401との間に配置された少なくとも1つの梁部(以下「ハブ支持梁」と称する)403を備える。
【0016】
記録用テープ巻取りリール100は、さらに、少なくとも1つのハブ支持梁403と上側および下側フランジ200,500の少なくとも一方との間に配置された少なくとも1つの防振材300を有する。
【0017】
関連技術に係る磁気テープ装置においては、テープ巻取りリールを介して回転駆動軸から磁気テープへと伝搬する軸方向の振動が、磁気テープへのデータ読み書き性能に悪影響を及ぼす場合がある。
【0018】
一実施形態に係る記録用テープ巻取りリール100、例えば磁気テープ装置の磁気テープ巻取りリールにおいては、ハブ400とフランジ200,500を分離することによりそれらの間に防振材300を挟むことが可能となる。さらに、ハブ400を剛性の低い形状にすることにより、回転駆動軸からハブ400を介して磁気テープのような記録用テープへ伝搬する振動を低減することができる。
【0019】
すなわち、記録用テープ巻取りリール100によれば、上側および下側フランジ200,500とハブ400を分離する。ハブ400は、ハブ400を上側および下側フランジ200,500に固定するハブ支柱402と、記録用テープが巻きつくハブ外壁401とを片持ち梁構造で接続した構造を有する。さらに、ハブ支持梁403と上側および下側フランジ200,500の間に防振材300を設ける。これによって、ハブ外壁401の回転軸方向に対する振動伝達率が抑制されて振動減衰効果が高められる。この結果、回転駆動軸からハブ外壁401を介して磁気テープへと伝搬する振動が低減される。
【0020】
一実施形態の記録用テープ巻取りリール100は、磁気テープ用に好適に使用され、例えば磁気テープカートリッジ内のリールに適用される。一実施形態の記録用テープ巻取りリールは、他の形式の記録用テープ、例えば、光学式、機械式等のテープにも適用可能である。
【0021】
<実施形態>
例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、記録用テープ巻取りリール100の完成状態を示す。
図2は、記録用テープ巻取りリール100の分解図を示す。
図1および
図2を参照して、記録用テープ巻取りリール100は、上側フランジ200、防振材300、ハブ400、下側フランジ500を有する。
【0023】
上側フランジ200とハブ400の間、および下側フランジ500とハブ400の間には、それぞれ防振材300が挟まれている。防振材300には、発泡ウレタンフォームのように弾性部材を用いることができるが、これに限定されるものではない。防振材300は、上側フランジ200または下側フランジ500とハブ400との間の隙間よりも、大きい厚さを有することが好ましい。防振材300が弾性変形することにより、振動が吸収される。
【0024】
図3はハブ400の上面図を示す。
図3を参照すると、ハブ400は、ハブ400の外周に例えば磁気テープが巻き回されるハブ外壁401と、ハブ400に上側フランジ20および下側フランジ500を締結するためのハブ支柱402と、ハブ外壁401とハブ支柱402を接続するハブ支持梁403を有する。ハブ支持梁403は、剛性が低くなるように薄く形成されている。
図3中、平面視において、ハブ支持梁403は放射状に形成され、複数のハブ支柱402は周方向に120度間隔で配置されている。上側および下側フランジ200,500は、締結部材であるネジ201,501によって、ハブ支柱402に締結されている。これによって、上側および下側フランジ200,500とハブ400が一体化されている。
【0025】
図4は、記録用テープ巻取りリール100をハブ支柱402およびハブ支持梁403が含まれるように切断した断面図を示す。
図4を参照すると、ハブ支持梁403と上側フランジ200の間、およびハブ支持梁403と下側フランジ500の間にそれぞれ防振材300が挟まれている。
【0026】
図3および
図4を参照して、ハブ支持梁403の厚さは、ハブ支柱402の軸長よりも薄い。このため、ハブ支持梁403において、半径方向の剛性は軸方向の剛性に比べて高い。ハブ外壁401は、このように軸方向に薄いハブ支持梁403によって支持されている。したがって、ハブ外壁401は、軸方向(
図4中の上下方向)については、外力とハブ支持梁403の弾性の対応関係に応じた変位が生じ易い。しかし、ハブ外壁401は、半径方向についてはハブ支持梁403の剛性が相対的に高いため、外力に対してほとんど変位を生じず、中心位置を保持することが可能である。
【0027】
図5および
図6を参照して、以上説明した記録用テープ巻取りリール100を搭載する磁気テープ装置600の一例を説明する。本例の場合、記録用テープは磁気テープ602であるが、これに限定されるものではない。
【0028】
図5は、記録用テープ巻取りリール100が磁気テープ装置600に搭載され、磁気テープ602がテープカートリッジ601から引出された状態を示す。磁気テープ602は、不図示のアームによって駆動されるテープ引出しブロック605によってテープカートリッジ601から引出され、ガイドローラー604と磁気ヘッド603を経由して記録用テープ巻取りリール100へと巻き取られる。
【0029】
図6は、磁気テープ装置600に搭載された状態の記録用テープ巻取りリール100の断面図を示す。
図6を参照すると、磁気テープ装置600は、記録用テープ巻取りリール100の回転駆動軸として、モーター700によって駆動されるモーターシャフト701を有する。モーターシャフト701は、記録用テープ巻取りリール100の下側フランジ500にネジ留めされている。なお、モーターシャフト701を記録用テープ巻取りリール100の所定部材に固定する構成(固定部)はこれに限定されるものではない。
【0030】
磁気テープ装置600の動作を説明する。
図6を参照して、ハブ外壁401は低剛性のハブ支持梁403によって支持されている。したがって、ハブ外壁401の固有振動数は高剛性を有する関連技術のハブに比べて低くなり、回転周波数に対する振動伝達率が低減される。
【0031】
モーター700が駆動すると、モーターシャフト701が回転し、それに伴う振動が下側フランジ500へ伝搬する。振動は、さらに、下側フランジ500からは、下側フランジ500に固定されたハブ支柱402を介してハブ支持梁403へ伝搬する。
【0032】
しかしながら、振動がハブ外壁401へと伝搬する前に、上下の防振材300,300によって振動は減衰される。このため、磁気テープ装置600においては、関連技術のハブを用いる場合に比べて、振幅倍率が低減される。また、ハブ400は半径方向には剛性が相対的に高く、外力に対してほぼ変位を実質的に生じない。このため、テープ巻取りによって回転重心位置がずれてアンバランスが生じ、振動が悪化するという現象を防止することが可能である。
【0033】
磁気テープ装置600は、ハブ外壁401を片持ち梁部(形状)で支える構造を有する。片持ち梁部(ハブ支持梁403)からは、リール回転軸方向の低剛性および低弾性が得られる。これによって、振動伝達率を低減しながら、半径方向には高い剛性を提供することができる。したがって、ハブ400の中心位置の安定的な保持を可能としながら、重心のアンバランスによる振動悪化を防止することができる。さらに、上側および下側フランジ200,500とハブ支持梁403の間に設けられた防振材300,300からは減衰効果が得られる。これによって、振幅倍率を低減することができる。以上より、回転駆動軸(モーターシャフト701)から記録用テープ巻取りリール100を介して磁気テープ602へと伝搬する振動が抑制されるため、磁気データ読み書き性能への影響を低減することが可能となる。
【0034】
なお、上記の特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0035】
特に制限されないが、実施形態及び変形例等は以下のように付記される。
(付記1)
下記の記録用テープ巻取りリールを搭載する記録用テープ装置:
記録用テープが巻き回されるよう構成されるハブと、
前記ハブを軸方向に挟むように配置され、前記ハブから分離可能である上下フランジと、を有し、
前記ハブは、
前記記録用テープが巻き回されるよう構成される外周部と、
前記上下フランジと締結可能に前記外周部の内周側に配置された少なくとも1つの支柱部と、
前記少なくとも1つの支柱部から前記外周部が片持ちされるよう前記少なくとも1つの支柱部と前記外周部との間に配置された少なくとも1つの梁部と、を備え
さらに、前記少なくとも1つの梁部と、前記上下フランジの少なくとも一方との間に配置された少なくとも1つの防振材を有することを特徴とする記録用テープ巻取りリール。
記録用テープは例えば磁気テープである。
(付記2)
前記上下フランジを前記支柱部に締結可能な少なくとも1つの締結部材を有する記録用テープ巻取りリールを搭載することを特徴とする付記1の記録用テープ装置。
(付記3)
前記少なくとも1つの梁部の厚さは、前記少なくとも1つの支柱部の軸長よりも薄い記録用テープ巻取りリールを搭載する付記1等の記録用テープ装置。
(付記4)
前記少なくとも1つの梁部において、半径方向の剛性が軸方向の剛性に比べて高い記録用テープ巻取りリールを搭載する付記1等の記録用テープ装置。
(付記5)
前記少なくとも1つの梁部と前記上下フランジの間に複数の前記防振材が配置される記録用テープ巻取りリールを搭載する付記1等の記録用テープ装置
(付記6)
前記下フランジは、記録用テープ巻取りリールの回転駆動軸に接続される記録用テープ巻取りリールを搭載する付記1等の記録用テープ装置。
【符号の説明】
【0036】
100 記録用テープ巻取りリール
200 上側フランジ(上フランジ)
201 ネジ(締結部材)
300 防振材
400 ハブ
401 ハブ外壁(外周部)
402 ハブ支柱(支柱部)
403 ハブ支持梁(梁部)
400 ハブ
500 下側フランジ(下フランジ)
501 ネジ(締結部材)
600 磁気テープ装置
601 テープカートリッジ
602 磁気テープ
603 磁気ヘッド
604 ガイドローラー
605 テープ引出しブロック
700 モーター
701 モーターシャフト