特許第6826255号(P6826255)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6826255
(24)【登録日】2021年1月19日
(45)【発行日】2021年2月3日
(54)【発明の名称】廃ガラス表面の汚れ除去装置
(51)【国際特許分類】
   B08B 9/24 20060101AFI20210121BHJP
   B08B 9/36 20060101ALI20210121BHJP
   B08B 9/44 20060101ALI20210121BHJP
   A47L 17/00 20060101ALI20210121BHJP
【FI】
   B08B9/24
   B08B9/36
   B08B9/44
   A47L17/00 Z
【請求項の数】1
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-206514(P2019-206514)
(22)【出願日】2019年11月14日
【審査請求日】2019年12月12日
(31)【優先権主張番号】201910708873.0
(32)【優先日】2019年8月1日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520206597
【氏名又は名称】温州唯亭電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王恵苗
【審査官】 鈴木 貴雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−246322(JP,A)
【文献】 特公平03−028945(JP,B2)
【文献】 特公昭60−050676(JP,B2)
【文献】 特開2001−276767(JP,A)
【文献】 中国実用新案第200948463(CN,Y)
【文献】 米国特許第06453534(US,B1)
【文献】 特開平10−254362(JP,A)
【文献】 中国特許第110369423(CN,B)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B08B 9/08 − 9/46
A47L 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
主体の正面から見ると右上にトグル溝を形成する廃ガラス表面の汚れ除去装置であって、主体を含み、
前記主体の中には操作空間が設置され、前記操作空間の右側には送り込み装置が設置され、前記送り込み装置は廃ガラス瓶を前記操作空間の中に送り込み、前記操作空間の中には輸送装置が設置され、前記輸送装置は輸送ベルトを含み、前記輸送ベルトには十枚の取り付けブロックが設置され、前記取り付けブロックにはクランプ装置が装着され、前記廃ガラス瓶が前記クランプ装置によって挟まれて前記輸送ベルトに取り付けられることができ、
前記操作空間の下端壁の中には前記操作空間と連通する浸漬空間が設置され、前記浸漬空間の左側には汚れ除去装置が設置され、前記汚れ除去装置の左側には洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の左側には乾燥装置が設置され、前記乾燥装置が前記汚れ除去装置と伝動できるように連結され、前記操作空間の左側には送り出し装置が設置され、前記送り出し装置が前記送り込み装置と伝動できるように連結され、
前記廃ガラス瓶が前記浸漬空間で洗浄液に漬けられた後、前記廃ガラス瓶表面の汚れを柔らかくし、または落とし、その後、前記汚れ除去装置により前記廃ガラス瓶に柔らかくなる汚れやラベルを拭き取り、それから、前記廃ガラス瓶が前記洗浄空間に入って洗浄された後に前記乾燥装置の中で乾かされ、きれいになった前記廃ガラス瓶が前記送り出し装置を介して外部空間に送り出され、
前記浸漬空間の中には汚れ除去機能を有する洗浄液が貯蔵され、前記洗浄空間の中には浄水が貯蔵されており、
前記送り込み装置は送り込み空間を含み、
前記送り込み空間が前記操作空間と外部空間とを連通させ、前記送り込み空間の中には延長回転板が回転できるように設置され、前記延長回転板の右端を中心として、前記延長回転板の左端側が上下に揺動し、前記延長回転板の左端が前記操作空間の中に伸びており、前記延長回転板の下端面と前記送り込み空間の下端壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、
前記送り込み空間の中には送り込み回転軸が回転できるように設置され、前記送り込み回転軸が前記延長回転板の右側に位置し、前記送り込み回転軸が前記輸送装置と伝動できるように連結され、前記送り込み回転軸には送り込み回転車が固定的に設置され、前記送り込み回転車には送り込みベルトが伝動できるように連結され、前記送り込みベルトの上端面が水平状態になった前記延長回転板の上端面と同一平面に位置し、前記送り込みベルトの右端が外部空間に延在し、
前記送り込み空間の上側にはトグル溝が連通するように形成され、前記トグル溝の中にはトグル軸が回転できるように設置され、前記トグル軸の後端が前記送り出し装置と伝動できるように連結され、前記トグル軸にはトグルロッドが固定的に設置され、
前記廃ガラス瓶が前記送り込みベルトを介して前記操作空間の中に送り込まれ、前記トグルロッドが時計回り方向に回転して前記廃ガラス瓶を左方に移動させることで、前記廃ガラス瓶の口が前記クランプ装置に挟まれ、
前記輸送装置は前記操作空間の中心軸を対称軸として左右対称に配置された二本の輸送回転軸を含み、
左側の前記輸送回転軸の後端には輸送モーターが伝動できるように連結され、前記輸送モーターが前記操作空間の後端壁の中に固定的に設置され、二本の前記輸送回転軸には輸送回転車が固定的に設置され、
前記輸送回転車の間には三つの輸送部品が設置され、前記輸送部品は前記操作空間の内部で前後対称に位置する二本の輸送ロッドを含み、前記輸送ロッドにおいて対称中心から離れた一端が前記操作空間の内端壁に回転できるように連結され、前記輸送ロッドには輸送ローラーが固定的に設置され、右側二つの前記輸送部品が左側の前記輸送部品の上側に位置し、かつ右側二つの前記輸送部品が前記操作空間の内部で左右対称に配置され、
前記輸送ローラーの下側には四つの牽引回転車が回転できるように設置され、前記牽引回転車、前記輸送ローラー及び前記輸送回転車が前記輸送ベルトにより伝動できるように連結されており、
前記クランプ装置は連結ブロックを含み、
前記連結ブロックが前記取り付けブロックと固定的に連結され、前記連結ブロックの中には挟み回転空間が設置され、前記挟み回転空間内部の前後端壁の間には挟み回転軸が設置され、前記挟み回転軸が前記挟み回転空間に対して回転でき、前記挟み回転軸には一対の挟みロッドが交差するように設置され、前記挟み回転空間の中の前記挟みロッドの両端のうち、前記挟み回転軸に近い方の一端にはトーションばねが固定的に設置され、前記トーションばねの他端が前記挟み回転空間の内端壁と固定的に連結され、
前記挟みロッドの下端が前記操作空間の中に延在し、かつ前記挟みロッドの下端には挟みブロックが固定的に設置され、前記挟みブロックにおいて対称中心に近接した一端には滑り止めパッドが固定的に設置され、前記挟みブロックの下端面及び前記滑り止めパッドの下端面はいずれも斜面構成であり、
前記汚れ除去装置は環状止め板を含み、
前記環状止め板の下方の前記主体の中にはネジ山空間が設置され、前記ネジ山空間の中には昇降回転軸がネジ山を介して連結され、前記昇降回転軸の上端が前記環状止め板により規定される内部空間延在し、かつ前記昇降回転軸の上端には取り付けロッドが固定的に設置され、前記取り付けロッドには環状の洗浄ブロックが固定的に設置され、前記洗浄ブロックの内端壁には洗浄用ブラシが固定的に設置され、
前記昇降回転軸の底端の中にはスプライン軸がスプラインにより連結され、前記ネジ山空間の下側にはベルト空間が連通するように設置され、前記ベルト空間の下端壁には回転モーターが固定的に設置され、前記スプライン軸の下端が前記ベルト空間の中に延在しかつ前記回転モーターと伝動できるように連結されており、
前記乾燥装置は二つの乾燥部品を含み、
前記乾燥部品が前記操作空間の中に位置し、前記乾燥部品は前後対称に配置された二本の拭き回転軸を含み、前記拭き回転軸には拭き車輪が固定的に設置され、前記操作空間の下端壁には噛合空間が設置され、前記拭き回転軸の下端が前記噛合空間の下端壁と回転できるように連結され、前記噛合空間の中の前記拭き回転軸にはベルトプーリが固定的に設置され、前記ベルトプーリが連結ベルトにより伝動できるように連結され、前記拭き回転軸にはタイミング歯車が固定的に設置され、前記タイミング歯車が前記ベルトプーリの下側に位置し、
前記タイミング歯車の前端には回転歯車が噛み合うように連結され、前記回転歯車の軸心には歯車回転軸が固定的に設置され、前記歯車回転軸の下端が前記ベルト空間の下端壁と回転できるように連結され、前記ベルト空間の中の前記歯車回転軸と前記スプライン軸とが伝動ベルトにより伝動できるように連結され、
前後の前記拭き車輪の間には隙間があり、前記廃ガラス瓶がこの隙間を通ることができ、前記拭き車輪の外表面が軟質の吸水性のある綿によって作られるものであり、
前記送り出し装置は前後対称の伸縮溝を含み、
前記伸縮溝が前記操作空間と連通し、二つの前記伸縮溝の中にはいずれも前記廃ガラス瓶を載置するための伸縮板がスライドできるように設置され、前記伸縮板において対称中心から離れた一端と前記伸縮溝との間には伸縮ばねが固定的に設置され、前記操作空間の左側と外部空間とが送り出し空間により連通するように設置され、
前記送り出し空間の中には送り出し回転軸が回転できるように設置され、前記送り出し回転軸には送り出し回転車が固定的に設置され、前記送り出し回転車には送り出しベルトが伝動できるように連結され、前記送り出しベルトの左端が外部空間に延在し、前記操作空間の前端壁の中にはタイミングベルト空間が連通するように設置され、前記送り出し回転軸、前記輸送回転軸及び前記送り込み回転軸の前端がいずれも前記タイミングベルト空間の前端壁と回転できるように連結され、前記タイミングベルト空間の中に設けられた前記送り出し回転軸、前記輸送回転軸及び前記送り込み回転軸がタイミングベルトにより伝動できるように連結され、
前記操作空間の後側には連結空間が連通するように設置され、前記連結空間の下端壁にはプッシュ溝が連通するように形成され、前記プッシュ溝の中には前記挟みロッドを押して回転させるためのプッシュロッドがスライドできるように設置され、前記連結空間の左側には回転空間が連通するように設置され、前記回転空間内部の上下端壁の間には固定軸が回転できるように設置され、前記固定軸には回転ロッドが回転できるように設置され、前記回転ロッドの右端が前記連結空間の中に延在し、前記回転ロッドの中には連通溝が形成され、前記連通溝が前記プッシュロッドの後端とスライドできるように連結され、
前記回転空間の中には回転軸が回転できるように設置され、前記回転軸には回転盤が固定的に設置され、前記回転盤の後端面には半環状ブロックが固定的に設置され、前記回転盤の前端面の中にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中にはスライドロッドがスライドできるように設置され、前記スライドロッドの下端と前記スライド溝との間には圧力ばねが固定的に設置され、
前記回転空間の前側と前記送り出し空間との間にはスライドガイド溝が連通するように形成され、前記スライドロッドの前端が前記スライドガイド溝を貫通して前記送り出し空間の中に延在し、かつ前記スライドロッドの前端にはトグル板が固定的に設置され、前記トグル板の下端面には半円状の滑り止めリングが固定的に設置され、
前記回転空間の後側には伝動空間が連通するように設置され、前記伝動空間の後端壁には動力モーターが固定的に設置され、前記回転軸の後端が前記動力モーターに伝動できるように連結され、前記伝動空間が前記トグル溝と連通し、前記トグル軸の後端が前記伝動空間の中に延在し、前記伝動空間の中の前記トグル軸と前記回転軸とが動力ベルトにより伝動できるように連結され、前記送り出し装置が作動することにより、前記廃ガラス瓶が前記挟みロッドから離脱し、前記トグル板が前記廃ガラス瓶を押し動かして左方に移動させ、前記廃ガラス瓶が前記送り出しベルトを介して送り出されることを特徴とする廃ガラス表面の汚れ除去装置。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は廃ガラス瓶の汚れ除去技術分野に関し、具体的には廃ガラス表面の汚れ除去装置である。
【背景技術】
【0002】
既存のガラス瓶回収と洗浄装置は構成が複雑で、生産コストが高く、主に大量のガラス瓶の洗浄作業に適するが、少量のガラス瓶を洗浄する場合に、装置の働きに必要な電力消費が大きく、洗浄費用が高く、装置の利用率が低い。また、大量の廃ガラス瓶に洗浄作業を行う場合に、一部のガラス瓶が徹底的に洗浄されることができなく、洗浄効率も低い。従って、本願発明は上記の問題を解決できる装置を設計する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109497885号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
既存のガラス瓶回収と洗浄装置は構成が複雑で、生産コストが高く、主に大量のガラス瓶の洗浄作業に適し、装置の利用率と洗浄効率が低い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するため、本願発明は廃ガラス表面の汚れ除去装置を設計する。本願発明に記載の廃ガラス表面の汚れ除去装置は、主体を含み、前記主体の中には操作空間が設置され、前記操作空間の右側には送り込み装置が設置され、前記送り込み装置は廃ガラス瓶を前記操作空間の中に送り込み、前記操作空間の中には輸送装置が設置され、前記輸送装置は輸送ベルトを含み、前記輸送ベルトには十枚の取り付けブロックが設置され、前記取り付けブロックにはクランプ装置が装着され、前記廃ガラス瓶が前記クランプ装置によって挟まれて前記輸送ベルトに取り付けられることができ前記操作空間の下端壁の中には前記操作空間と連通する浸漬空間が設置され、前記浸漬空間の左側には汚れ除去装置が設置され、前記汚れ除去装置の左側には洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の左側には乾燥装置が設置され、前記乾燥装置が前記汚れ除去装置と伝動できるように連結され、前記操作空間の左側には送り出し装置が設置され、前記送り出し装置が前記送り込み装置と伝動できるように連結され、前記廃ガラス瓶が前記浸漬空間で洗浄液に漬けられた後、前記廃ガラス瓶表面の汚れを柔らかくし、または落とし、その後、前記汚れ除去装置により前記廃ガラス瓶に柔らかくなる汚れやラベルを拭き取り、それから、前記廃ガラス瓶が前記洗浄空間に入って洗浄された後に前記乾燥装置の中で乾かされ、きれいになった前記廃ガラス瓶が前記送り出し装置を介して外部空間に送り出される。
【0006】
好ましくは、前記浸漬空間の中には汚れ除去機能を有する洗浄液が貯蔵され、洗浄液が前記廃ガラス瓶表面の汚れやラベルを柔らかくしかつ落としやすくすることができ、前記洗浄空間の中には浄水が貯蔵され、浄水が前記廃ガラス瓶に付いた落としやすい汚れを除去できる。
【0007】
好ましくは、前記送り込み装置は送り込み空間を含み、前記送り込み空間が前記操作空間と外部空間とを連通させ、前記送り込み空間の中には延長回転板が回転できるように設置され、前記延長回転板の右端を中心として、前記延長回転板の左端側が上下に揺動し、前記延長回転板の左端が前記操作空間の中に伸びており、前記延長回転板の下端面と前記送り込み空間の下端壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記送り込み空間の中には送り込み回転軸が回転できるように設置され、前記送り込み回転軸が前記延長回転板の右側に位置し、前記送り込み回転軸が前記輸送装置と伝動できるように連結され、前記送り込み回転軸には送り込み回転車が固定的に設置され、前記送り込み回転車には送り込みベルトが伝動できるように連結され、前記送り込みベルトの上端面が水平状態になった前記延長回転板の上端面と同一平面に位置し、前記送り込みベルトの右端が外部空間に延在し、前記送り込み空間の上側にはトグル溝が連通するように形成され、前記トグル溝の中にはトグル軸が回転できるように設置され、前記トグル軸の後端が前記送り出し装置と伝動できるように連結され、前記トグル軸にはトグルロッドが固定的に設置され、以上により、前記廃ガラス瓶が前記送り込みベルトを介して前記操作空間の中に送り込まれ、前記トグルロッドが時計回り方向に回転して前記廃ガラス瓶を左方に移動させることで、前記廃ガラス瓶の口が前記クランプ装置に挟まれる。
【0008】
好ましくは、前記輸送装置は前記操作空間の中心軸を対称軸として左右対称に配置された二本の輸送回転軸を含み、左側の前記輸送回転軸の後端には輸送モーターが伝動できるように連結され、前記輸送モーターが前記操作空間の後端壁の中に固定的に設置され、二本の前記輸送回転軸には輸送回転車が固定的に設置され、前記輸送回転車の間には三つの輸送部品が設置され、前記輸送部品は前記操作空間の内部で前後対称に位置する二本の輸送ロッドを含み、前記輸送ロッドにおいて対称中心から離れた一端が前記操作空間の内端壁に回転できるように連結され、前記輸送ロッドには輸送ローラーが固定的に設置され、右側二つの前記輸送部品が左側の前記輸送部品の上側に位置し、かつ右側二つの前記輸送部品が前記操作空間の内部で左右対称に配置され、前記輸送ローラーの下側には四つの牽引回転車が回転できるように設置され、前記牽引回転車、前記輸送ローラー及び前記輸送回転車が前記輸送ベルトにより伝動できるように連結され、以上により、前記輸送モーターが作動して前記輸送ベルトを駆動して回転させ、そして前記クランプ装置により前記廃ガラス瓶を駆動して移動させる。
【0009】
好ましくは、前記クランプ装置は連結ブロックを含み、前記連結ブロックが前記取り付けブロックと固定的に連結され、前記連結ブロックの中には挟み回転空間が設置され、前記挟み回転空間内部の前後端壁の間には挟み回転軸が設置され、前記挟み回転軸が前記挟み回転空間に対して回転でき、前記挟み回転軸には一対の挟みロッドが交差するように設置され前記挟み回転空間の中の前記挟みロッドの両端のうち、前記挟み回転軸に近い方の一端にはトーションばねが固定的に設置され、前記トーションばねの他端が前記挟み回転空間の内端壁と固定的に連結され、前記挟みロッドの下端が前記操作空間の中に延在し、かつ前記挟みロッドの下端には挟みブロックが固定的に設置され、前記挟みブロックにおいて対称中心に近接した一端には滑り止めパッドが固定的に設置され、前記挟みブロックの下端面及び前記滑り止めパッドの下端面はいずれも斜面構成であり、以上により、前記廃ガラス瓶を上方に押し動かし、前記廃ガラス瓶の口が前記挟みブロックを押し動かして背を向けて移動させ、そして前記トーションばねの作用で、前記廃ガラス瓶を前記クランプ装置にきつく挟む。
【0010】
好ましくは、前記汚れ除去装置は環状止め板を含み、前記環状止め板の下方の前記主体の中にはネジ山空間が設置され前記ネジ山空間の中には昇降回転軸がネジ山を介して連結され前記昇降回転軸の上端が前記環状止め板により規定される内部空間延在し、かつ前記昇降回転軸の上端には取り付けロッドが固定的に設置され、前記取り付けロッドには環状の洗浄ブロックが固定的に設置され、前記洗浄ブロックの内端壁には洗浄用ブラシが固定的に設置され、前記昇降回転軸の底端の中にはスプライン軸がスプラインにより連結され、前記ネジ山空間の下側にはベルト空間が連通するように設置され、前記ベルト空間の下端壁には回転モーターが固定的に設置され、前記スプライン軸の下端が前記ベルト空間の中に延在しかつ前記回転モーターと伝動できるように連結され、以上により、前記回転モーターが作動することで、前記昇降回転軸を駆動して回転上昇させ、前記洗浄用ブラシを介して前記廃ガラス瓶表面の汚れやラベルを除去する。
【0011】
好ましくは、前記乾燥装置は二つの乾燥部品を含み、前記乾燥部品が前記操作空間の中に位置し、前記乾燥部品は前後対称に配置された二本の拭き回転軸を含み、前記拭き回転軸には拭き車輪が固定的に設置され、前記操作空間の下端壁には噛合空間が設置され前記拭き回転軸の下端が前記噛合空間の下端壁と回転できるように連結され、前記噛合空間の中の前記拭き回転軸にはベルトプーリが固定的に設置され、前記ベルトプーリが連結ベルトにより伝動できるように連結され、前記拭き回転軸にはタイミング歯車が固定的に設置され、前記タイミング歯車が前記ベルトプーリの下側に位置し、前記タイミング歯車の前端には回転歯車が噛み合うように連結され、前記回転歯車の軸心には歯車回転軸が固定的に設置され、前記歯車回転軸の下端が前記ベルト空間の下端壁と回転できるように連結され、前記ベルト空間の中の前記歯車回転軸と前記スプライン軸とが伝動ベルトにより伝動できるように連結され、前後の前記拭き車輪の間には隙間があり、前記廃ガラス瓶がこの隙間を通ることができ、前記拭き車輪の外表面が軟質の吸水性のある綿によって作られるもので、前記廃ガラス瓶が前記乾燥部品を通過する時、前後の相対して回転する前記拭き車輪を介して前記廃ガラス瓶表面の水分を拭き取ることができる。
【0012】
好ましくは、前記送り出し装置は前後対称の伸縮溝を含み、前記伸縮溝が前記操作空間と連通し、二つの前記伸縮溝の中にはいずれも前記廃ガラス瓶を載置するための伸縮板がスライドできるように設置され、前記伸縮板において対称中心から離れた一端と前記伸縮溝との間には伸縮ばねが固定的に設置され、前記操作空間の左側と外部空間とが送り出し空間により連通するように設置され、前記送り出し空間の中には送り出し回転軸が回転できるように設置され、前記送り出し回転軸には送り出し回転車が固定的に設置され、前記送り出し回転車には送り出しベルトが伝動できるように連結され、前記送り出しベルトの左端が外部空間に延在し、前記操作空間の前端壁の中にはタイミングベルト空間が連通するように設置され、前記送り出し回転軸、前記輸送回転軸及び前記送り込み回転軸の前端がいずれも前記タイミングベルト空間の前端壁と回転できるように連結され、前記タイミングベルト空間の中に設けられた前記送り出し回転軸、前記輸送回転軸及び前記送り込み回転軸がタイミングベルトにより伝動できるように連結され、前記操作空間の後側には連結空間が連通するように設置され、前記連結空間の下端壁にはプッシュ溝が連通するように形成され、前記プッシュ溝の中には前記挟みロッドを押して回転させるためのプッシュロッドがスライドできるように設置され、前記連結空間の左側には回転空間が連通するように設置され、前記回転空間内部の上下端壁の間には固定軸が回転できるように設置され、前記固定軸には回転ロッドが回転できるように設置され、前記回転ロッドの右端が前記連結空間の中に延在し、前記回転ロッドの中には連通溝が形成され、前記連通溝が前記プッシュロッドの後端とスライドできるように連結され、前記回転空間の中には回転軸が回転できるように設置され、前記回転軸には回転盤が固定的に設置され、前記回転盤の後端面には半環状ブロックが固定的に設置され、前記回転盤の前端面の中にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中にはスライドロッドがスライドできるように設置され、前記スライドロッドの下端と前記スライド溝との間には圧力ばねが固定的に設置され、前記回転空間の前側と前記送り出し空間との間にはスライドガイド溝が連通するように形成され、前記スライドロッドの前端が前記スライドガイド溝を貫通して前記送り出し空間の中に延在し、かつ前記スライドロッドの前端にはトグル板が固定的に設置され、前記トグル板の下端面には半円状の滑り止めリングが固定的に設置され、前記回転空間の後側には伝動空間が連通するように設置され、前記伝動空間の後端壁には動力モーターが固定的に設置され、前記回転軸の後端が前記動力モーターに伝動できるように連結され、前記伝動空間が前記トグル溝と連通し、前記トグル軸の後端が前記伝動空間の中に延在し、前記伝動空間の中の前記トグル軸と前記回転軸とが動力ベルトにより伝動できるように連結され、前記送り出し装置が作動することにより、前記廃ガラス瓶が前記挟みロッドから離脱し、前記トグル板が前記廃ガラス瓶を押し動かして左方に移動させ、前記廃ガラス瓶が前記送り出しベルトを介して送り出される。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の有益な効果は:本願発明は輸送装置により廃ガラス瓶に浸漬、汚れ除去、洗浄、乾燥という処理を受けさせ後に廃ガラス瓶を送り出し、廃ガラス瓶を一つずつ次々と輸送装置に装着でき、順に各作業を行い、廃ガラス瓶を洗浄する速度と効率を向上させる。また、本願発明は構成が簡単で、廃ガラス瓶を一つずつ輸送装置に装着した後に洗浄を行い、本願発明の占用空間が小さく、少量の廃ガラス瓶表面の汚れを除去する作業に適し、エネルギーを省き、効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜10をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の廃ガラス表面の汚れ除去装置の全体構成概略図
図2図2図1におけるA―A方向の構成概略図
図3図3図1におけるBの拡大構成概略図
図4図4図3におけるCの拡大構成概略図
図5図5図1におけるDの拡大構成概略図
図6図6図5におけるE―E方向の構成概略図
図7図7図1におけるF―F方向の構成概略図
図8図8図1におけるG―G方向の構成概略図
図9図9図7におけるH―H方向の構成概略図
図10図10図7におけるI―I方向の構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明は廃ガラス表面の汚れ除去装置に関し、主に廃ガラス瓶表面の汚れを除去する作業に使用され、以下、本願発明図面を参照してさらなる説明をする。
【0017】
本願発明に記載の廃ガラス表面の汚れ除去装置は、主体10を含み、前記主体10の中には操作空間11が設置され、前記操作空間11の右側には送り込み装置601が設置され、前記送り込み装置601は廃ガラス瓶27を前記操作空間11の中に送り込み、前記操作空間11の中には輸送装置602が設置され、前記輸送装置602は輸送ベルト21を含み、前記輸送ベルト21には十枚の取り付けブロック22が設置され、前記取り付けブロック22にはクランプ装置603が装着され、前記廃ガラス瓶27が前記クランプ装置603によって挟まれて前記輸送ベルト21に取り付けられることができ前記操作空間11の下端壁の中には前記操作空間11と連通する浸漬空間28が設置され、前記浸漬空間28の左側には汚れ除去装置604が設置され、前記汚れ除去装置604の左側には洗浄空間29が設置され、前記洗浄空間29の左側には乾燥装置605が設置され、前記乾燥装置605が前記汚れ除去装置604と伝動できるように連結され、前記操作空間11の左側には送り出し装置606が設置され、前記送り出し装置606が前記送り込み装置601と伝動できるように連結され、前記廃ガラス瓶27が前記浸漬空間28で洗浄液に漬けられた後、前記廃ガラス瓶27表面の汚れを柔らかくし、または落とし、その後、前記汚れ除去装置604により前記廃ガラス瓶27に柔らかくなる汚れやラベルを拭き取り、それから、前記廃ガラス瓶27が前記洗浄空間29に入って洗浄された後に前記乾燥装置605の中で乾かされ、きれいになった前記廃ガラス瓶27が前記送り出し装置606を介して外部空間に送り出される。
【0018】
有益なように、前記浸漬空間28の中には汚れ除去機能を有する洗浄液が貯蔵され、洗浄液が前記廃ガラス瓶27表面の汚れやラベルを柔らかくしかつ落としやすくすることができ、前記洗浄空間29の中には浄水が貯蔵され、浄水が前記廃ガラス瓶27に付いた落としやすい汚れを除去できる。
【0019】
有益なように、前記送り込み装置601は送り込み空間12を含み、前記送り込み空間12が前記操作空間11と外部空間とを連通させ、前記送り込み空間12の中には延長回転板90が回転できるように設置され、前記延長回転板90の右端を中心として、前記延長回転板90の左端側が上下に揺動し、前記延長回転板90の左端が前記操作空間11の中に伸びており、前記延長回転板90の下端面と前記送り込み空間12の下端壁との間には復帰ばね91が固定的に設置され、前記送り込み空間12の中には送り込み回転軸13が回転できるように設置され、前記送り込み回転軸13が前記延長回転板90の右側に位置し、前記送り込み回転軸13が前記輸送装置602と伝動できるように連結され、前記送り込み回転軸13には送り込み回転車14が固定的に設置され、前記送り込み回転車14には送り込みベルト15が伝動できるように連結され、前記送り込みベルト15の上端面が水平状態になった前記延長回転板90の上端面と同一平面に位置し、前記送り込みベルト15の右端が外部空間に延在し、前記送り込み空間12の上側にはトグル溝16が連通するように形成され、前記トグル溝16の中にはトグル軸18が回転できるように設置され、前記トグル軸18の後端が前記送り出し装置606と伝動できるように連結され、前記トグル軸18にはトグルロッド17が固定的に設置され、以上により、前記廃ガラス瓶27が前記送り込みベルト15を介して前記操作空間11の中に送り込まれ、前記トグルロッド17が時計回り方向に回転して前記廃ガラス瓶27を左方に移動させることで、前記廃ガラス瓶27の口が前記クランプ装置603に挟まれる。
【0020】
有益なように、前記輸送装置602は前記操作空間11の中心軸を対称軸として左右対称に配置された二本の輸送回転軸20を含み、左側の前記輸送回転軸20の後端には輸送モーター55が伝動できるように連結され、前記輸送モーター55が前記操作空間11の後端壁の中に固定的に設置され、二本の前記輸送回転軸20には輸送回転車19が固定的に設置され、前記輸送回転車19の間には三つの輸送部品607が設置され、前記輸送部品607は前記操作空間11の内部で前後対称に位置する二本の輸送ロッド24を含み、前記輸送ロッド24において対称中心から離れた一端が前記操作空間11の内端壁に回転できるように連結され、前記輸送ロッド24には輸送ローラー23が固定的に設置され、右側二つの前記輸送部品607が左側の前記輸送部品607の上側に位置し、かつ右側二つの前記輸送部品607が前記操作空間11の内部で左右対称に配置され、前記輸送ローラー23の下側には四つの牽引回転車25が回転できるように設置され、前記牽引回転車25、前記輸送ローラー23及び前記輸送回転車19が前記輸送ベルト21により伝動できるように連結され、以上により、前記輸送モーター55が作動して前記輸送ベルト21を駆動して回転させ、そして前記クランプ装置603により前記廃ガラス瓶27を駆動して移動させる。
【0021】
有益なように、前記クランプ装置603は連結ブロック30を含み、前記連結ブロック30が前記取り付けブロック22と固定的に連結され、前記連結ブロック30の中には挟み回転空間31が設置され、前記挟み回転空間31内部の前後端壁の間には挟み回転軸34が設置され、前記挟み回転軸が前記挟み回転空間に対して回転でき、前記挟み回転軸34には一対の挟みロッド33が交差するように設置され前記挟み回転空間31の中の前記挟みロッド33の両端のうち、前記挟み回転軸34に近い方の一端にはトーションばね32が固定的に設置され、前記トーションばね32の他端が前記挟み回転空間31の内端壁と固定的に連結され、前記挟みロッド33の下端が
前記操作空間11の中に延在し、かつ前記挟みロッド33の下端には挟みブロック35が固定的に設置され、前記挟みブロック35において対称中心に近接した一端には滑り止めパッド36が固定的に設置され、前記挟みブロック35の下端面及び前記滑り止めパッド36の下端面はいずれも斜面構成であり、以上により、前記廃ガラス瓶27を上方に押し動かし、前記廃ガラス瓶27の口が前記挟みブロック35を押し動かして背を向けて移動させ、そして前記トーションばね32の作用で、前記廃ガラス瓶27を前記クランプ装置603にきつく挟む。
【0022】
有益なように、前記汚れ除去装置604は環状止め板40を含み、前記環状止め板40の下方の前記主体10の中にはネジ山空間42が設置され、前記ネジ山空間42の中には昇降回転軸43がネジ山を介して連結され前記昇降回転軸43の上端が前記環状止め板40により規定される内部空間延在し、かつ前記昇降回転軸43の上端には取り付けロッド37が固定的に設置され、前記取り付けロッド37には環状の洗浄ブロック38が固定的に設置され、前記洗浄ブロック38の内端壁には洗浄用ブラシ39が固定的に設置され、前記昇降回転軸43の底端の中にはスプライン軸41がスプラインにより連結され、前記ネジ山空間42の下側にはベルト空間45が連通するように設置され、前記ベルト空間45の下端壁には回転モーター44が固定的に設置され、前記スプライン軸41の下端が前記ベルト空間45の中に延在しかつ前記回転モーター44と伝動できるように連結され、以上により、前記回転モーター44が作動することで、前記昇降回転軸43を駆動して回転上昇させ、前記洗浄用ブラシ39を介して前記廃ガラス瓶27表面の汚れやラベルを除去する。
【0023】
有益なように、前記乾燥装置605は二つの乾燥部品608を含み、前記乾燥部品608が前記操作空間11の中に位置し、前記乾燥部品608は前後対称に配置された二本の拭き回転軸48を含み、前記拭き回転軸48には拭き車輪47が固定的に設置され、前記操作空間11の下端壁には噛合空間49が設置され前記拭き回転軸48の下端が前記噛合空間49の下端壁と回転できるように連結され、前記噛合空間49の中の前記拭き回転軸48にはベルトプーリ50が固定的に設置され、前記ベルトプーリ50が連結ベルト51により伝動できるように連結され、前記拭き回転軸48にはタイミング歯車52が固定的に設置され、前記タイミング歯車52が前記ベルトプーリ50の下側に位置し、前記タイミング歯車52の前端には回転歯車54が噛み合うように連結され、前記回転歯車54の軸心には歯車回転軸53が固定的に設置され、前記歯車回転軸53の下端が前記ベルト空間45の下端壁と回転できるように連結され、前記ベルト空間45の中の前記歯車回転軸53と前記スプライン軸41とが伝動ベルト46により伝動できるように連結され、前後の前記拭き車輪47の間には隙間があり、前記廃ガラス瓶27がこの隙間を通ることができ、前記拭き車輪47の外表面が軟質の吸水性のある綿によって作られるもので、前記廃ガラス瓶27が前記乾燥部品608を通過する時、前後の相対して回転する前記拭き車輪47を介して前記廃ガラス瓶27表面の水分を拭き取ることができる。
【0024】
有益なように、前記送り出し装置606は前後対称の伸縮溝92を含み、前記伸縮溝92が前記操作空間11と連通し、二つの前記伸縮溝92の中にはいずれも前記廃ガラス瓶27を載置するための伸縮板93がスライドできるように設置され、前記伸縮板93において対称中心から離れた一端と前記伸縮溝92との間には伸縮ばね94が固定的に設置され、前記操作空間11の左側と外部空間とが送り出し空間58により連通するように設置され、前記送り出し空間58の中には送り出し回転軸59が回転できるように設置され、前記送り出し回転軸59には送り出し回転車61が固定的に設置され、前記送り出し回転車61には送り出しベルト60が伝動できるように連結され、前記送り出しベルト60の左端が外部空間に延在し、前記操作空間11の前端壁の中にはタイミングベルト空間56が連通するように設置され、前記送り出し回転軸59、前記輸送回転軸20及び前記送り込み回転軸13の前端がいずれも前記タイミングベルト空間56の前端壁と回転できるように連結され、前記タイミングベルト空間56の中に設けられた前記送り出し回転軸59、前記輸送回転軸20及び前記送り込み回転軸13がタイミングベルト57により伝動できるように連結され、前記操作空間11の後側には連結空間62が連通するように設置され、前記連結空間62の下端壁にはプッシュ溝63が連通するように形成され、前記プッシュ溝63の中には前記挟みロッド33を押して回転させるためのプッシュロッド64がスライドできるように設置され、前記連結空間62の左側には回転空間68が連通するように設置され、前記回転空間68内部の上下端壁の間には固定軸66が回転できるように設置され、前記固定軸66には回転ロッド65が回転できるように設置され、前記回転ロッド65の右端が前記連結空間62の中に延在し、前記回転ロッド65の中には連通溝67が形成され、前記連通溝67が前記プッシュロッド64の後端とスライドできるように連結され、前記回転空間68の中には回転軸77が回転できるように設置され、前記回転軸77には回転盤69が固定的に設置され、前記回転盤69の後端面には半環状ブロック71が固定的に設置され、前記回転盤69の前端面の中にはスライド溝72が形成され、前記スライド溝72の中にはスライドロッド74がスライドできるように設置され、前記スライドロッド74の下端と前記スライド溝72との間には圧力ばね73が固定的に設置され、前記回転空間68の前側と前記送り出し空間58との間にはスライドガイド溝70が連通するように形成され、前記スライドロッド74の前端が前記スライドガイド溝70を貫通して前記送り出し空間58の中に延在し、かつ前記スライドロッド74の前端にはトグル板75が固定的に設置され、前記トグル板75の下端面には半円状の滑り止めリング76が固定的に設置され、前記回転空間68の後側には伝動空間78が連通するように設置され、前記伝動空間78の後端壁には動力モーター80が固定的に設置され、前記回転軸77の後端が前記動力モーター80に伝動できるように連結され、前記伝動空間78が前記トグル溝16と連通し、前記トグル軸18の後端が前記伝動空間78の中に延在し、前記伝動空間78の中の前記トグル軸18と前記回転軸77とが動力ベルト79により伝動できるように連結され、前記送り出し装置606が作動することにより、前記廃ガラス瓶27が前記挟みロッド33から離脱し、前記トグル板75が前記廃ガラス瓶27を押し動かして左方に移動させ、前記廃ガラス瓶27が前記送り出しベルト60を介して送り出される。
【0025】
以下、図1〜10を参照して本願発明の廃ガラス表面の汚れ除去装置の使用手順について詳しく説明する。
【0026】
使用時、動力モーター80が作動することにより、回転軸77を駆動して回転させ、動力ベルト79によりトグル軸18を回転させることで、トグルロッド17が時計回り方向に回転して廃ガラス瓶27を左方に移動させ、廃ガラス瓶27の左端が挟みブロック35を押して背を向けて移動させ、トーションばね32の作用で、挟みブロック35が廃ガラス瓶27の口をきつく挟み、その後、輸送モーター55が作動することにより、輸送ベルト21を回転させ、輸送ベルト21が廃ガラス瓶27を下方へ浸漬空間28の中に移動し、廃ガラス瓶27が浸漬空間28の中で洗浄液に漬けられることにより廃ガラス瓶27表面の汚れを柔らかくし、または落とし、その後、廃ガラス瓶27が漬けられる過程に、輸送ベルト21が回転を止め、動力モーター80が作動して次の廃ガラス瓶27を次のクランプ装置603に挟み、そして漬けられた廃ガラス瓶27が汚れ除去装置604の上側に移動し、回転モーター44が作動することにより、昇降回転軸43が回転上昇して洗浄用ブラシ39を駆動して回転上昇させ、廃ガラス瓶27表面の汚れを除去し或いは柔らかくなるラベルを除去し、この時、次の二番目の廃ガラス瓶27が浸漬空間28の中に移動して洗浄液に漬けられ、三番目の廃ガラス瓶27が輸送ベルト21に装着され、輸送ベルト21が回転して一番目の廃ガラス瓶27を駆動して洗浄空間29の中に移動させ、輸送モーター55が作動を止め、廃ガラス瓶27が洗浄空間29の中で洗浄され、後の廃ガラス瓶27が順に各作業の処理を受け、その後、四番目の廃ガラス瓶27が輸送ベルト21に装着され、輸送モーター55が作動して一番目の廃ガラス瓶27を駆動して乾燥装置605の中に輸送し、輸送し終えた後、輸送モーター55が作動を止め、この時、五番目の廃ガラス瓶27が輸送ベルト21に装着され、回転モーター44が作動してスプライン軸41を駆動して回転させ、伝動ベルト46により回転歯車54を回転させることで、前後の拭き車輪47が相対して移動して廃ガラス瓶27のボディーを拭き、輸送ベルト21が廃ガラス瓶27を駆動して左方に移動させ、廃ガラス瓶27が伸縮板93を押して背を向けて移動させた後に、廃ガラス瓶27が伸縮板93の上側に位置し、輸送モーター55が作動を止め、この時、動力モーター80が作動し、六番目の廃ガラス瓶27が輸送ベルト21に装着され、動力モーター80の作動は回転軸77を駆動して回転させることで、回転盤69が時計回り方向に回転し、半環状ブロック71が回転ロッド65を押し動かして回転させ、そしてプッシュロッド64が前方へ挟み回転空間31の中に伸び、プッシュロッド64が挟みロッド33を押し動かして背を向けて回転させ、挟みブロック35が廃ガラス瓶27から離脱し、回転盤69が引き続き回転してスライドロッド74を駆動してスライドガイド溝70の軌跡に沿って移動させ、スライドロッド74がスライドガイド溝70内部の滑らかな部分まで移動した時、回転盤69が回転することにより、スライドロッド74が水平方向で左方に移動し、トグル板75により廃ガラス瓶27を押し動かして左方へ送り出しベルト60に移動させ、最後に廃ガラス瓶27が送り出しベルト60を介して送り出される。
【0027】
本願発明の有益な効果は:本願発明は輸送装置により廃ガラス瓶に浸漬、汚れ除去、洗浄、乾燥という処理を受けさせ後に廃ガラス瓶を送り出し、廃ガラス瓶を一つずつ次々と輸送装置に装着でき、順に各作業を行い、廃ガラス瓶を洗浄する速度と効率を向上させる。また、本願発明は構成が簡単で、廃ガラス瓶を一つずつ輸送装置に装着した後に洗浄を行い、本願発明の占用空間が小さく、少量の廃ガラス瓶表面の汚れを除去する作業に適し、エネルギーを省き、効率が高い。
【0028】
上記の方式によって、当業者は本発明の範囲内で作動モードに基づいて様々な変わりを行える。


【要約】
【課題】本願発明は廃ガラス表面の汚れ除去装置を開示した。
【解決手段】
主体を含み、前記主体の中には操作空間が設置され、前記操作空間の右側には送り込み装置が設置され、前記送り込み装置は廃ガラス瓶を前記操作空間の中に送り込み、前記操作空間の中には輸送装置が設置され、前記輸送装置は輸送ベルトを含み、前記輸送ベルトには十枚の取り付けブロックが設置され、前記取り付けブロックにはクランプ装置が装着され、前記廃ガラス瓶が前記クランプ装置によって前記輸送ベルトに挟まれることができ、本願発明は輸送装置により廃ガラス瓶に浸漬、汚れ除去、洗浄、乾燥という処理を受けさせ後に廃ガラス瓶を送り出し、廃ガラス瓶を一つずつ次々と輸送装置に装着でき、順に各作業を行い、廃ガラス瓶を洗浄する速度と効率を向上させる。
【選択図】図1
図1
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図10