特許第6826265号(P6826265)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6826265シリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法およびその適用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6826265
(24)【登録日】2021年1月19日
(45)【発行日】2021年2月3日
(54)【発明の名称】シリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法およびその適用
(51)【国際特許分類】
   C07C 249/02 20060101AFI20210121BHJP
   C07C 251/24 20060101ALI20210121BHJP
   C07F 7/10 20060101ALI20210121BHJP
   C08G 73/02 20060101ALI20210121BHJP
   B01D 61/10 20060101ALI20210121BHJP
   B01D 65/08 20060101ALI20210121BHJP
【FI】
   C07C249/02
   C07C251/24
   C07F7/10 H
   C08G73/02
   B01D61/10
   B01D65/08
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-35(P2020-35)
(22)【出願日】2020年1月4日
(65)【公開番号】特開2021-1303(P2021-1303A)
(43)【公開日】2021年1月7日
【審査請求日】2020年1月4日
(31)【優先権主張番号】201910549154.9
(32)【優先日】2019年6月24日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515190906
【氏名又は名称】南京大学
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】呂路
(72)【発明者】
【氏名】黄前霖
(72)【発明者】
【氏名】張▲うぇい▼銘
(72)【発明者】
【氏名】潘丙才
【審査官】 山本 昌広
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0256032(US,A1)
【文献】 特開平6−228071(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C 249/00−251/88
C07F 7/00−7/30
C08G 73/00−73/26
B01D 61/00−61/58
B01D 65/00−65/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法であって、
(1)第0世代のSiO−G0の調製:物質の量に基づいて、10〜30部の活性化シ
リカゲルと10〜30部の(3−アミノプロピル)トリエトキシシランを混合し、50〜
90部のメタノールを溶媒として添加し、そして0.1〜0.5部の有機酸を触媒として
添加し、65℃の加熱加熱下で7〜8時間撹拌して反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に
入れ、超臨界状態で、混合した超臨界流体を用いて3〜4時間抽出し、50°Cで真空乾
燥させ、第0世代のSiO−G0を得るステップ(1)と、
(2)第1世代のSiO−G1の調製:物質の量に基づいて、7部の前記第0世代Si
O2−G0と20〜30部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液を得て、12部のアクリル
酸メチルを200〜400部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得て、蠕動ポンプを使
用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を2〜3時間以内に制御し、
同時に、窒素保護下で、温度を50〜55°Cに制御して磁気撹拌して24〜36時間反
応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で3〜4時間抽
出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第0.5世代のSiO−G0.5を得て

窒素保護下で、4部の第0.5世代のSiO−G0.5と18部のHN(CH
NH(n=2〜5である)を取り、溶媒として250〜350部のメタノールを加え、
同時に、40〜45°Cで磁気撹拌して36〜48時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装
置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で3〜4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ
、それにより、第1世代のSiO−G1を得るステップ(2)と、
(3)第m+1世代のSiO−Gm+1の調製:ステップ(2)の合成条件に従って第
m+1世代のSiO−Gm+1の合成を続け、物質の量がSiO−Gmにおけるアミ
ノ基の量の2.1〜3倍のアクリル酸メチルを加えてSiO−Gm+0.5を得て、次
に、物質の量がSiO−Gm+0.5におけるエステル基の量の1.1〜1.5倍のH
N(CHNHを追加して、第m+1世代のSiO−Gm+1を得る、ここで
m=1,2,3,4,5である、ステップ(3)と、
(4)ステップ(3)で得られる第m+1世代のSiO−Gm+1を原料とする第N世
代の変性SiO−GNの調製:物質の量に基づいて、1部のSiO−GNを10〜2
0部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−GNにおけるエステル系の量の1.1
〜1.5倍のベンズアルデヒド化合物を加え、窒素保護下で14〜96時間撹拌および還
流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で3〜4時間抽出
し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第N世代のシリカゲル担持ほうき状リンフリ
ーポリマーを得る、ここで、第N世代及びSiO−GNのN=2,3,4,5,6であ
る、ステップ(4)と、
を含む、ことを特徴とする、シリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法。
【請求項2】
ステップ(1)における前記有機酸は、酢酸、シュウ酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、
安息香酸、およびサリチル酸のいずれか1つ以上である、ことを特徴とする、
請求項1に記載のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法。
【請求項3】
ステップ(4)におけるベンズアルデヒド化合物は、ベンズアルデヒド、サリチルアルデ
ヒドまたは0-カルボキシベンズアルデヒドである、ことを特徴とする、
請求項1に記載のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法。
【請求項4】
ステップ(1)、ステップ(2)、およびステップ(4)における混合超臨界流体は、8
〜10wt%の超臨界COを含むメタノール溶液である、ことを特徴とする、
請求項1に記載のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法。
【請求項5】
ステップ(1)における前記活性化シリカゲルの調製方法は、
S1:適量のシリカゲル粒子を濃度が5〜10%の塩酸溶液に1〜2時間浸し、中性にな
るまで脱イオン水で洗浄し、凍結乾燥させる、
S2:凍結乾燥したシリカゲル粒子の表面にヒドロキシシリコーンオイルを均一にスプレ
ーし、電子レンジで3〜5分間加熱し、室温まで冷却させ、凍結乾燥させる、
S3:S2のプロセスを3〜8回繰り返し、ヒドロキシシリコーンオイルの総使用量はシ
リカゲル粒子の質量割合の15〜30%であり、マイクロ波出力は200〜240Wであ
る、
ステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載のシリカゲル担持ほうき状リンフリー
ポリマーの調製方法。
【請求項6】
ステップ(4)における前記第N世代のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーを逆
浸透膜スケール防止剤に適用する、ことを特徴とする、
請求項1に記載のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、逆浸透膜分離の技術分野に属し、より具体的には、シリカゲル担持ほうき状リ
ンフリーポリマーの調製方法およびその適用に関する。
【背景技術】
【0002】
逆浸透膜の分離技術には、プロセスに相変化がなく、化学物質を生成および消費しなく、
そしてコストが低く、エネルギー消費が低く、設置面積が小さく、効率が高く、環境に優
しいなどという利点があり、化学、環境、製薬などの他の産業で広く適用されている。ス
ケーリングスケーリングは、逆浸透膜の開発中にその通常動作に影響を与える主な問題の
1つである。該問題を解決する最も一般的で最も簡単な方法は、動作中にスケール防止剤
を追加することである。一般的な無機ポリリン酸塩、有機ポリリン酸塩、ホモポリマー分
散剤、共重合分散剤およびそれらの複合製品などのスケール防止剤は、通常、その官能基
を使用してキレート化(錯化)または結晶修飾を行うことにより、無機塩の溶解度が増加
し、結晶の成長が妨げられ、または微結晶の懸濁状態で分散および制御され、それによっ
てスケール防止の目的が達成される。しかし、これらのスケール防止剤を逆浸透膜に適用
するプロセス中に、低用量(過量による膜閉塞)などの問題があり、かつ、含リンスケー
ル防止剤は水域の富栄養化などの二次汚染問題を引き起こしやすい。したがって、高用量
と優れたスケール防止性能を備えた新しいスケール防止剤の開発は、逆浸透膜の適用を広
げることには非常に重要である。
【0003】
近年、デンドリマーは、その高度分岐構造と独自の分散性により、この種の化合物が特別
な特性と機能を持ち、逆浸透膜分離の技術分野で広く適用されている。これは、主に2つ
の化学環境、すなわち、外部の末端官能基で構成される表面化学層と、内部分岐構造でサ
ポートされる空間で構成される。このような特別な内部空間は、末端官能基と内部分岐空
間で構成される化学環境で原水に溶解した無機塩イオンまたはリグニン、セルロース、フ
ルボ酸などの有機物分子を誘引および制御し、その後、逆浸透膜の濃縮水側に懸濁および
分散され、最終的に濃縮水とともに膜システムから排出されることに役立ち、これにより
、これらの物質が逆浸透膜に堆積することによって引き起こされる汚染を回避し、良好な
スケール防止性能を発揮し、国内外の学術および産業界の注目を徐々に集めている。中国
特許における逆浸透膜スケール防止剤と適用(CN102397755A)およびデンド
リマーポリアミド−アミンオクタメチレンホスホン酸の調製とその適用(CN10324
2365A)には、優れたスケール防止性能を持つデンドリマー逆浸透膜スケール防止剤
が開示されるが、それらはすべてリン元素を含むため、水域の富栄養化などの二次汚染と
いう問題を引き起こしやすく、そしてその末端官能基は親水性が高く、かつほとんどの逆
浸透膜は親水性材料であるため、スケール防止剤が膜表面に付着して浸透圧を高めるとい
う問題を引き起こしやすい。さらに、デンドリマーに固有の不十分な熱安定性も、それら
の工業適用範囲をある程度制限する。したがって、末端が疎水基で、優れたスケール防止
特性を持つリンフリーデンドリマーを合理的に設計および開発し、そしてその熱安定性を
改善することは重要な適用価値がある。
【発明の概要】
【0004】
上記技術的問題に対処して、本発明は、シリカゲルの良好な物理的、化学的、熱的安定性
および表面変性しやすいという特性を利用し、そしてデンドリマーの良好なスケール防止
性能を組み合わせて、良好な物理的、化学的、および熱的安定性を備えたシリカゲル担持
ほうき状リンフリーポリマーの調製方法、および逆浸透膜のスケール防止剤としての適用
を提供する。
【0005】
本発明の技術的解決手段:
シリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの調製方法であって、以下のステップを含み

(1)第0世代のSiO−G0の調製:物質の量に基づいて、10〜30部の活性化シ
リカゲルと10〜30部の(3−アミノプロピル)トリエトキシシランを混合し、50〜
90部のメタノールを溶媒として添加し、そして0.1〜0.5部の有機酸を触媒として
添加し、65℃の加熱加熱下で7〜8時間撹拌して反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に
入れ、超臨界状態で、混合した超臨界流体を用いて3〜4時間抽出し、50°Cで真空乾
燥させ、第0世代のSiO−G0を得る、
(2)第1世代のSiO−G1の調製:物質の量に基づいて、6〜8部の第0世代Si
O2−G0と20〜30部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液を得て、12部のアクリル
酸メチルを200〜400部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得て、蠕動ポンプを使
用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を2〜3時間以内に制御し、
同時に、窒素保護下で、温度を50〜55°Cに制御して磁気撹拌して24〜36時間反
応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で3〜4時間抽
出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第0.5世代のSiO−G0.5を得る

窒素保護下で、4部の第0.5世代のSiO−G0.5と18部のHN(CH
NHを取り、溶媒として250〜350部のメタノールを加え、同時に、40〜45°
Cで磁気撹拌して36〜48時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態
で、混合超臨界流体で3〜4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第1世
代のSiO−G1を得る、
(3)第m+1世代のSiO−Gm+1の調製:ステップ(2)の合成条件に従って第
m+1世代のSiO−Gm+1の合成を続け、違いについて、物質の量がSiO−G
mにおけるアミノ基の量の2.1〜3倍のアクリル酸メチルを加えてSiO−Gm+0
.5を得て、次に、物質の量がSiO−Gm+0.5におけるエステル基の量の1.1
〜1.5倍のHN(CHNHを追加して、第m+1世代のSiO−Gm+1
を得て、ここで、m=1,2,3,4,5である、
(4)第n世代の変性SiO−Gnの調製:物質の量に基づいて、1部のSiO−G
nを10〜20部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−Gnにおけるエステル系
の量の1.1〜1.5倍のベンゾアルデヒド化合物を加え、窒素保護下で14〜96時間
撹拌および還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で3
〜4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第n世代のシリカゲル担持ほう
き状リンフリーポリマーを得て、ここで、n=0,1 2,3,4,5,6である。
さらに、ステップ(1)における有機酸は、酢酸、シュウ酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン
酸、安息香酸、およびサリチル酸のいずれか1つ以上である。
【0006】
さらに、ステップ(2)におけるHN(CHNHについて、n=2〜5である
【0007】
さらに、ステップ(4)におけるベンズアルデヒド化合物は、ベンズアルデヒド、サリチ
ルアルデヒドまたはo-カルボキシベンズアルデヒドである。 ベンゾアルデヒド化合物は
、末端基でベンゼン環に入ることができ、末端基は、ベンゼン環を含み、良好な疎水性と
立体障害を持ち、スケール防止剤が逆浸透膜の表面に付着して浸透圧を高めるという問題
の防止に役立つ。
【0008】
さらに、ステップ(1)、ステップ(2)、およびステップ(4)で混合超臨界流体で抽
出する方法:第一ステップで、20〜30MPaに加圧し、温度を75〜80℃に上げ、
30〜40分間静的に抽出し、第二ステップで、10〜15MPaに減圧し、温度を60
〜65℃に下げ、150〜200分間動的に抽出し、このうち、動的抽出中の混合超臨界
流体の流量は30L/minである。超臨界抽出は、抽出効率が高いだけでなく、製品の
純度もより高い。
【0009】
さらに、ステップ(1)、ステップ(2)、およびステップ(4)における混合超臨界流
体は、8〜10wt%の超臨界COを含むメタノール溶液である。抽出対象物中のメタ
ノール溶媒の溶解性と拡散性を改善し、メタノール溶媒の使用量を低減することができる

さらに、ステップ(1)における活性化シリカゲルの調製方法は、以下のステップを含む

S1:適量のシリカゲル粒子を濃度が8%の塩酸溶液に2時間浸し、中性になるまで脱イ
オン水で洗浄し、凍結乾燥させ、塩酸を使用してシリカゲル粒子の不純物を取り除き、そ
してシリカゲル粒子の表面を活性化する、
S2:凍結乾燥したシリカゲル粒子の表面にヒドロキシシリコーンオイルを均一にスプレ
ーし、電子レンジで4分間加熱し、室温まで冷却させ、凍結乾燥させる、
S3:S2のプロセスを5回繰り返し、ヒドロキシシリコーンオイルの総使用量はシリカ
ゲル粒子の質量割合の20%であり、マイクロ波出力は220Wである。ヒドロキシルシ
リコーンオイルは、シリカゲル粒子に浸透するだけでなく、界面活性剤として機能できる
ため、シリカゲル粒子の表面の活性シラノール基を増加させることができ、非極性の疎水
性有機基をシリカゲルの表面に結合して、シリカゲルの表面変性を達成することができ、
マイクロ波加熱は、ヒドロキシシリコーンオイルの浸透に役立ち、凍結とマイクロ波加熱
を交互に繰り返すと、シリカゲルの耐圧縮性および耐摩耗性が向上し、合成および使用中
に良好な機械的特性を維持することができる。
【0010】
さらに、ステップ(4)における第n世代のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマー
を逆浸透膜スケール防止剤に適用する。
【0011】
従来技術と比較して、本発明の有益な効果は以下のとおりである:
(1)本発明により調製されたシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの外部末端官
能基はベンゼン環であり、それにより形成された表面化学層は、良好な疎水性と立体障害
を持ち、スケール防止剤が逆浸透膜の表面に付着して浸透圧を高めるという問題を効果的
に防止することができ、そしてスケール防止剤の使用量の増加に役立ち、さらに、スケー
ル防止性能と膜洗浄のサイクルの改善に役立ち、同時に、ベンゼン環には複数の官能基を
含み、スケール防止性能をさらに向上させるのに役立ち、内部分岐構造は、親水性官能基
アミドによってサポートされる極性空間であり、それにより、スケーリングイオンの引力
を助長し、分岐ユニットの官能基と末端の官能基からなる化学環境で制御され、逆浸透膜
の濃縮水側で一緒に懸濁および分散され、そして最終的に濃縮水とともに膜システムから
排出されることに役立ち、これにより、これらの物質が逆浸透膜に堆積することによって
引き起こされる汚染を回避するため、優れたスケール防止性能を備える。
(2)本発明により調製されたシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーは、シリカゲ
ルを導入することによりポリマーの機械的特性、耐圧縮性、耐摩耗性、熱安定性、および
スケール防止性能を効果的に向上することができ、その適用範囲を大幅に拡大させる。
(3)本発明によって調製されたシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーはリンを含
まず、逆浸透膜スケール防止剤として使用して、リン元素によって引き起こされる水域の
富栄養化などの二次汚染という問題を効果的に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は本発明の実施例13によって調製されたシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマーの構造概略式である。
図2図2は本発明における実施例13のスケール防止剤と市販のリンフリースケール防止剤AG582との比較による膜システムの性能変化図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下は、具体的な実施形態を参照して本発明をさらに説明される。
実施例1
クロマトグラフィーシリカゲル粒径は200メッシュであり、従来の方法に従って酸洗活
性化を行って、活性化シリカゲルを得た。
(1)第0世代のSiO−G0の調製:物質の量に基づいて、20部の活性化シリカゲ
ルと20部のアミノプロピルトリエトキシシランを混合し、60部のメタノールを溶媒と
して添加し、そして0.3部の酢酸を触媒として添加し、65℃の加熱加熱下で8時間撹
拌して反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合した超臨界流体を
用いて4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、第0世代のSiO−G0を得た。
(2)第0世代の変性SiO−G0の調製:物質の量に基づいて、1部の第0世代のS
iO−G0を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G0におけるエステ
ル系の量の1.3倍の0−カルボキシベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で14時間撹
拌および還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第0世代のシリカゲル担持ほうき状リ
ンフリーポリマー(SiO−G0−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0014】
実施例2
(1)第1世代のSiO−G1の調製:物質の量に基づいて、実施例1の方法に従って
調製された7部の第0世代SiO2−G0と20部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液を
得て、18部のアクリル酸メチルを200部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得て、
蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間以内
に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を50°Cに制御して磁気撹拌して30時間反応
させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出し、
50°Cで真空乾燥させ、それにより、第0.5世代のSiO−G0.5を得て、窒素
保護下で、4部の第0.5世代のSiO−G0.5と6部のHN(CHNH
を取り、溶媒として250部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌して40
時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間
抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第1世代のSiO−G1を得た。
(2)第1世代の変性SiO−G1の調製:物質の量に基づいて、1部の第1世代のS
iO−G1を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G1におけるエステ
ル系の量の1.3倍の0−カルボキシベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で28時間撹
拌および還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第1世代のシリカゲル担持ほうき状リ
ンフリーポリマー(SiO−G1−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0015】
実施例3
(1)第2世代のSiO−G2の調製:物質の量に基づいて、実施例2の方法に従って
調製された7部の第1世代SiO2−G1と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液を
得て、35部のアクリル酸メチルを300部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得て、
蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間以内
に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を52°Cに制御して磁気撹拌して30時間反応
させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出し、
50°Cで真空乾燥させ、それにより、第1.5世代のSiO−G1.5を得て、窒素
保護下で、4部の第1.5世代のSiO−G1.5と12部のHN(CHNH
を取り、溶媒として300部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌して4
0時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第2世代のSiO−G2を得た。
(2)第2世代の変性SiO−G2の調製:物質の量に基づいて、1部の第2世代のS
iO−G2を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G2におけるエステ
ル系の量の1.3倍の0−カルボキシベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で36時間撹
拌および還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第2世代のシリカゲル担持ほうき状リ
ンフリーポリマー(SiO−G2−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0016】
実施例4
(1)第3世代のSiO−G3の調製:物質の量に基づいて、実施例3の方法に従って
調製された7部の第2世代SiO2−G2と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液を
得て、70部のアクリル酸メチルを350部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得て、
蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間以内
に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を55°Cに制御して磁気撹拌して36時間反応
させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出し、
50°Cで真空乾燥させ、それにより、第2.5世代のSiO−G2.5を得て、窒素
保護下で、4部の第2.5世代のSiO−G2.5と24部のHN(CHNH
を取り、溶媒として300部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌して4
0時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第3世代のSiO−G3を得た。
(2)第3世代の変性SiO−G3の調製:物質の量に基づいて、1部の第3世代のS
iO−G3を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G3におけるエステ
ル系の量の1.3倍の0−カルボキシベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で48時間撹
拌および還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第3世代のシリカゲル担持ほうき状リ
ンフリーポリマー(SiO−G3−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0017】
実施例5
(1)第4世代のSiO−G4の調製:物質の量に基づいて、実施例4の方法に従って
調製された7部の第3世代のSiO2−G3と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液
を得て、140部のアクリル酸メチルを400部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得
て、蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間
以内に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を55°Cに制御して磁気撹拌して36時間
反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出
し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第3.5世代のSiO−G3.5を得て、
窒素保護下で、4部の第3.5世代のSiO−G3.5と48部のHN(CH
NHを取り、溶媒として400部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌し
て40時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で
4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第4世代のSiO−G4を得た

(2)第4世代の変性SiO−G4の調製:物質の量に基づいて、1部の第4世代のS
iO−G4を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G4におけるエステ
ル系の量の1.3倍のカルボキシベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で56時間撹拌お
よび還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽
出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第4世代のシリカゲル担持ほうき状リンフ
リーポリマー(SiO−G4−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0018】
実施例6
(1)第5世代のSiO−G5の調製:物質の量に基づいて、実施例5の方法に従って
調製された7部の第4世代のSiO−G4と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液
を得て、280部のアクリル酸メチルを600部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得
て、蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間
以内に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を55°Cに制御して磁気撹拌して36時間
反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出
し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第4.5世代のSiO−G4.5を得て、
窒素保護下で、4部の第4.5世代のSiO−G4.5と48部のHN(CH
NHを取り、溶媒として400部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌し
て40時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で
4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第5世代のSiO−G5を得た

(2)第5世代の変性SiO−G5の調製:物質の量に基づいて、1部の第5世代のS
iO−G5を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G5におけるエステ
ル系の量の1.3倍のベンゾアルデヒド化合物を加え、窒素保護下で72時間撹拌および
還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出し
、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第5世代のシリカゲル担持ほうき状リンフリー
ポリマー(SiO−G5−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0019】
実施例7
(1)第6世代のSiO−G6の調製:物質の量に基づいて、実施例6の方法に従って
調製された7部の第5世代のSiO2−G5と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液
を得て、560部のアクリル酸メチルを1200部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを
得て、蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時
間以内に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を55°Cに制御して磁気撹拌して36時
間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽
出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第5.5世代のSiO−G5.5を得て
、窒素保護下で、4部の第5.5世代のSiO−G5.5と96部のHN(CH
NHを取り、溶媒として400部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌
して40時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体
で4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第6世代のSiO−G6を得
た。
(2)第6世代の変性SiO−G6の調製:物質の量に基づいて、1部の第6世代のS
iO−G6を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G6におけるエステ
ル系の量の1.3倍の0−カルボキシベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で96時間撹
拌および還流し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時
間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第6世代のシリカゲル担持ほうき状リ
ンフリーポリマー(SiO−G6−0−カルボキシベンズアルデヒド)を得た。
【0020】
実施例1〜7において、混合超臨界流体は、10wt%の超臨界COを含むメタノール
溶液である。抽出対象物中のメタノール溶媒の溶解性と拡散性を改善し、メタノール溶媒
の使用量を低減することができる。混合超臨界流体で抽出する方法:第一ステップで、3
0MPaに加圧し、温度を75℃に上げ、40分間静的に抽出し、第二ステップで、15
MPaに減圧し、温度を60℃に下げ、200分間動的に抽出し、このうち、動的抽出中
の混合超臨界流体の流量は30L/minである。超臨界抽出は、抽出効率が高いだけで
なく、製品の純度もより高い。
【0021】
実施例8
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:
(1)第5世代のSiO−G5の調製:物質の量に基づいて、実施例5の方法に従って
調製された7部の第4世代のSiO2−G4と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液
を得て、280部のアクリル酸メチルを600部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得
て、蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間
以内に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を55°Cに制御して磁気撹拌して36時間
反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出
し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第4.5世代のSiO−G4.5を得て、
窒素保護下で、4部の第4.5世代のSiO−G4.5と48部のHN(CH
NHを取り、溶媒として400部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌し
て40時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で
4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第5世代のSiO−G5を得た

(2)第5世代の変性SiO−G5の調製:物質の量に基づいて、1部の第5世代のS
iO−G5を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G5におけるエステ
ル系の量の1.3倍のベンズアルデヒドを加え、窒素保護下で72時間撹拌および還流し
、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出し、50
°Cで真空乾燥させ、それにより、第5世代のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリマ
ー(SiO−G5−0−ベンズアルデヒド)を得た。
【0022】
実施例9
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:
(1)第5世代のSiO−G5の調製:物質の量に基づいて、実施例5の方法に従って
調製された7部の第4世代のSiO2−G4と25部のメタノール溶媒を混合し、懸濁液
を得て、280部のアクリル酸メチルを600部のメタノール溶媒に溶かして溶液Aを得
て、蠕動ポンプを使用して前記溶液Aを前記懸濁液に送り込み、そして供給時間を3時間
以内に制御し、同時に、窒素保護下で、温度を55°Cに制御して磁気撹拌して36時間
反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出
し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第4.5世代のSiO−G4.5を得て、
窒素保護下で、4部の第4.5世代のSiO−G4.5と48部のHN(CH
NHを取り、溶媒として400部のメタノールを加え、同時に、45°Cで磁気撹拌し
て40時間反応させ、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で
4時間抽出し、50°Cで真空乾燥させ、それにより、第5世代のSiO−G5を得た

(2)第5世代の変性SiO−G5の調製:物質の量に基づいて、1部の第5世代のS
iO−G5を15部のエタノールに懸濁し、物質の量がSiO−G5におけるエステ
ル系の量の1.3倍のサリチルアルデヒドを加え、窒素保護下で72時間撹拌および還流
し、濾過し、超臨界抽出装置に入れ、超臨界状態で、混合超臨界流体で4時間抽出し、5
0°Cで真空乾燥させ、それにより、第5世代のシリカゲル担持ほうき状リンフリーポリ
マー(SiO−G5−0−サリチルアルデヒド)を得た。
【0023】
実施例10
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:HN(CHNH
N(CHNHに置き換える。
【0024】
実施例11
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:HN(CHNH
N(CHNHに置き換える。
【0025】
実施例12
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:HN(CHNH
N(CHNHに置き換える。
【0026】
実施例13
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:
活性化シリカゲルの調製方法は、以下のステップを含む:
S1:適量のシリカゲル粒子を濃度が8%の塩酸溶液に1.5時間浸し、中性になるまで
脱イオン水で洗浄し、凍結乾燥させ、塩酸を使用してシリカゲル粒子の不純物を取り除き
、そしてシリカゲル粒子の表面を活性化した、
S2:凍結乾燥したシリカゲル粒子の表面にヒドロキシシリコーンオイルを均一にスプレ
ーし、電子レンジで4分間加熱し、室温まで冷却させ、凍結乾燥させた、
S3:S2のプロセスを6回繰り返し、ヒドロキシシリコーンオイルの総使用量はシリカ
ゲル粒子の質量割合の20%であり、マイクロ波出力は240Wであった。ヒドロキシル
シリコーンオイルは、シリカゲル粒子に浸透するだけでなく、界面活性剤として機能でき
るため、シリカゲル粒子の表面の活性シラノール基を増加させることができ、非極性の疎
水性有機基をシリカゲルの表面に結合して、シリカゲルの表面変性を達成することができ
、マイクロ波加熱は、ヒドロキシシリコーンオイルの浸透に役立ち、凍結とマイクロ波加
熱を交互に繰り返すと、シリカゲルの耐圧縮性および耐摩耗性が向上し、合成および使用
中に良好な機械的特性を維持することができる。
【0027】
実施例14
本実施例は実施例6と基本的に同じであり、違いについて:
(1)混合超臨界流体は、体積比が1:1のメタノールとエタノールの混合溶液である。
試験例:
上記の逆浸透膜スケール防止剤の性能を証明するために、スケール防止実験を実施し、実
験結果を表1に示す。
表1 実施例1〜14の生成物を含む逆浸透膜スケール防止剤のスケール防止性能の試験
結果

【0028】
結論:上記図の比較から、本発明の実施例1〜14におけるスケール防止炭酸カルシウム
のスケーリング率は基本的に90%以上であり、実施例13の効果が最も高いことがわか
る。
エンジニアリングケース(市販のリンフリースケール防止剤AG582と比較)
図2に示すとおり、江蘇省のある化学工場の540m/日廃水処理逆浸透システムで実
施例13のスケール防止剤を使用することによって引き起こされる膜システムの性能変化
を、市販のリンフリースケール防止剤AG582と比較したグラフである。図2から、最
初の一ヶ月に市販のリンフリースケール防止剤AG582を使用し、この期間中、膜を6
回洗浄する必要があり、その後、実施例13におけるスケール防止剤を3ヶ月使用して6
回洗浄し、洗浄頻度は大幅に減少し、スケール防止剤を交換した後の最初の洗浄後の水流
量は29.8%増加し、圧力差は21.2%減少した。
【0029】
その具体的な実施形態を参照して本発明を説明および図示したが、当業者にとって、本発
明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更、修正、および置換を行うことが
できることを認識されたい。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲のみによって
限定されることを意図し、そしてこれらの特許請求の範囲は、合理的な程度まで可能な限
り広く解釈されるべきである。
図1
図2