特許第6826274号(P6826274)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6826274
(24)【登録日】2021年1月19日
(45)【発行日】2021年2月3日
(54)【発明の名称】パッティングアドレス矯正器
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/36 20060101AFI20210121BHJP
   A63B 71/06 20060101ALI20210121BHJP
【FI】
   A63B69/36 531D
   A63B69/36 533A
   A63B71/06 U
【請求項の数】2
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2018-114070(P2018-114070)
(22)【出願日】2018年6月14日
(65)【公開番号】特開2019-216780(P2019-216780A)
(43)【公開日】2019年12月26日
【審査請求日】2019年9月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】512192820
【氏名又は名称】▲高▼須 裕治
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼須 裕治
【審査官】 田中 洋行
(56)【参考文献】
【文献】 実開平06−054732(JP,U)
【文献】 実開平06−019769(JP,U)
【文献】 特開平09−154995(JP,A)
【文献】 実開平7−37247(JP,U)
【文献】 特開2006−223443(JP,A)
【文献】 特開2006−305292(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0142119(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00−69/40
A63B 71/00−71/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッティングアドレス姿勢におけるプレーヤーの両眼瞳孔を通る仮想線の側方直近に位置するラインレーザー発振器が振り子装置に取り付けられ、前記振り子装置は練習マットまたは練習グリーンに対して自由回転により鉛直に保たれ、鉛直下方に想定するパッティングラインを投影するパッティングアドレス矯正器。
【請求項2】
ラインレーザー発振器は、投影範囲調整ねじによって固定されライン投影範囲が調整される請求項1記載のパッティングアドレス矯正器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ゴルフのパッティングにおけるボールの打ち出し方向のラインとプレーヤーの両眼を結ぶ線が合致していることと、ボールを打ち出すパッティングラインの鉛直上方に両眼があることが確認できるようラインレーザー発振器を利用したパッティングアドレス矯正器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゴルフパッティングにおいて想定するパッティングラインおよびボールの鉛直上方に両眼を位置することを可能にするため振り子装置を利用したラインレーザー発振器を側頭部にヘッドバンドで取り付け練習マットや練習グリーン上に想定するパッティングラインをレーザー光で投影する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−154995
【特許文献2】特開2006−255390
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゴルフパターの練習器具にはレーザーを使用しパッティングラインを表示する器具が考案されている。 しかし、パッティングでアドレスする場合基本的に両眼は想定するパッティングラインやボールの真上に位置することが望ましいといわれているが、視覚や感覚によるものでありアドレスで両眼を正確に想定するパッティングラインやボールの真上に位置することが出来ない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本考案は、バネ状のヘッドバンド(1)にラインレーザー発振器(4)を取り付けた振り子装置(2)を両眼瞳孔を結ぶ仮想線(5)と一致する側頭部付近に取り付け、ラインレーザー発振器(4)を振り子(3)の振り子軸(x)によって鉛直に吊り下げる。 ラインレーザー発振器(4)より扇状に投影されるレーザーのライン(a−b)を両眼の鉛直下方のゴルフボール(7)の中心と想定するパッティングライン(8)に合致させることでアドレスの姿勢が完成する。 ラインレーザー投光点(e)は両眼瞳孔を結ぶ仮想線(5)と鉛直で一致する位置に位置調整ねじ(11)で調整する。 さらに、投影されるレーザーのライン(a−b)が両眼瞳孔を結ぶ仮想線(5)と平行になるように捩れ調整ねじ(12)で捩れ調整軸(y)を中心に回転させて調整する。 両眼をやや目標方向に向けたときの顔の傾きの調整は位置調整ねじ(11)の顔傾き安定化軸(z)で振り子中駒(10)が自由回転し鉛直に保たれる。(図5) ラインレーザー発振器(4)は振り子(3)にラインレーザー保持器(14)とラインレーザー固定ねじ(15)で取り付ける。 鉛直下方に投影するラインレーザーの投影範囲はライン投影範囲調整ねじ(16)でラインレーザー発振器(4)の固定角度を調整してライン(a−b)の投影位置を調整する。 また、ヘッドバンド(1)と振り子装置(2)は固定ピン(13)で取り付けその固定圧力によってラインレーザー発振器(4)が真下に向くよう回転摺動させて調整する。 なお、本パッティングアドレス矯正器は右利き左利きどちらのプレーヤーでも左右反転して使用可能である。
【発明の効果】
【0006】
パター練習においてアドレス時の両眼の中心を結ぶ仮想線(5)を正確に想定するパッティングライン(8)の鉛直上方に位置させることができ、通常のパッティング練習で従来の感覚的なアドレス姿勢を正確に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施例斜視図
図2】実施例側面図
図3】部分拡大正面図
図4】部分拡大側面図
図5】顔を約15度傾けたときの説明図
【符号の説明】
【0008】
1 ヘッドバンド
2 振り子装置
3 振り子
4 ラインレーザー発振器
5 両眼瞳孔を結ぶ仮想線
6 パタークラブ
7 ゴルフボール
8 想定するパッティングライン
9 カップ
10 振り子中駒
11 位置調整ねじ
12 捩れ調整ねじ
13 固定ピン
14 ラインレーザー保持器
15 ラインレーザー固定ねじ
16 ライン投影範囲調整ねじ
a ラインレーザー投影端点
b ラインレーザー投影端点
c 右目鉛直下方点
d 左目鉛直下方点
e ラインレーザー投光点
f ラインレーザー鉛直下方点
R 右目鉛直仮想線
L 左目鉛直仮想線
x 振り子軸
y 捩れ調整軸
z 顔傾き安定化軸
図1
図2
図3
図4
図5