(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の光源と前記側面発光光ファイバの基端との間に動作可能に配置され、かつ前記第1の導波光を形成するように第1の導波光を前記側面発光光ファイバ内へと結合させるように構成された、結合光学系をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
前記側面発光光ファイバの前記外表面に対して動作可能に配置された、少なくとも1つの非発光ジャケット部材をさらに備えていることを特徴とする請求項6から8いずれか1項記載のアセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここで本開示の種々の実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。可能な限り、図面を通じて、同じまたは同様の部分の参照に、同じまたは同様の参照番号および符号を使用する。図面は必ずしも原寸に比例したものではなく、開示される実施形態の特定の特徴を示すために図面が簡略化されている場合、当業者はそれを認識するであろう。
【0014】
以下に明記される請求項は、詳細な説明に組み込まれ、かつその一部を構成する。
【0015】
デカルト座標が参照のためにいくつかの図に示されているが、方向または向きに関して限定することを意図したものではない。
【0016】
以下の議論において「側面発光光ファイバ」は、光がファイバ内に導波光として導入されると光をその外表面を通じて放射するように設計された、任意の光ファイバである。側面発光光ファイバは、光拡散光ファイバ、光を散乱する光ファイバ、設計された(最適)波長とは異なる波長で使用されると損失が多くなる光ファイバなどを含む。
【0017】
以下の議論においては、異なる波長を有する光を、「波長」という用語と「色」という用語が同義になるように、異なる色のものであると理解する。
【0018】
図1は、本書で開示される側面発光光ファイバシステム(「システム」)10の一例の部分分解図である。システム10は、光源20、側面発光光ファイバ(「SEファイバ」)30、および少なくとも1つの発光ジャケット部材50を含む。SEファイバ30と、SEファイバに対して動作可能に配置された少なくとも1つの発光ジャケット部材50との組合せが、以下で説明するように側面発光ファイバアセンブリ12を画成する。
【0019】
図2は、2つの発光ジャケット部材50とSEファイバ30とを示した、
図1のシステム10の一部の拡大部分分解図である。
図3は一例の発光ジャケット部材50の正面図であり、一方
図4は
図1に類似し、側面発光ファイバアセンブリ12を含む分解されていない(組立済みの)システム10の図を示したものである。発光ジャケット部材50は、以下で論じるように、異なるタイプのジャケット部材を区別するために50−1、50−2、50−3、…、50−Nのように表示する。一例においてシステム10は、わずかに1つの発光ジャケット部材50を含むものでもよいし、あるいは同じタイプの、すなわち以下で説明するように放射光が同じ色すなわち波長の、複数の発光ジャケット部材を含むものでもよい。システム10の他の例は、少なくとも2つの異なるタイプのジャケット部材を用いて複数の発光ジャケット部材50を含んだものでもよく、すなわちこのとき異なるジャケット部材は異なる波長すなわち色の光を放射する。
【0020】
光源20は波長λ
0を有する光22を放射し、以下で紹介および議論する他の波長と区別するために、この波長を以下「入力波長」と称する。光源20は、例えば、レーザ、レーザダイオード、発光ダイオードなどを備え得る。
【0021】
SEファイバ30は、基端すなわち入力端32、先端34、外表面38、中心軸AC、および直径d0を備えた、本体31を有する。本体31は、
図5Aおよび5Bに最もよく示されているようにコア33およびクラッド35を有し、これを以下で紹介および議論する。コア33およびクラッド35は、光22を導くだけでなく、導波光がSEファイバ30を伝搬するとこの導波光を側面発光光として外表面38を通じて放射するよう、導波光の一部の方向を変えるように構成されている。様々な構成のコア33およびクラッド35を、SEファイバ30の側面発光特性を画成するために使用することができる。SEファイバ30の例は、付与前の米国特許出願公開第2014/0092623号明細書および米国特許第8,620,125号明細書に記載されている。
【0022】
一例において、発光ジャケット部材50は管の形を成しており、この管は、前端52、後端54、その中を通る軸方向チャネル55、および外表面58を備えた、本体51を有している。一例において、異なる発光ジャケット部材50(すなわちジャケット部材50−1、50−2、…、50−N)は、異なる軸長L1、L2、…、LNを有し得る。他の例において、いくつかまたは全ての発光ジャケット部材50は、同じ長さを有していてもよい。
【0023】
一例において、発光ジャケット部材50の本体51は円筒状である。一般論として、本体51は、実例として
図3に示したような最も簡単な例の環状の断面形状など、本質的にいかなる断面形状を有するものでもよい。軸方向チャネル55は直径d1を有し、一方で本体51は外径d2を有する。本体51の環の厚さTHは、TH=d2−d1として定義される。本体51が円状の外形を有していない場合、直径d2は最大の断面寸法を表し得る。一例において軸方向チャネル55は、本体51の中心軸(図示なし)に中心が置かれる。
【0024】
一例において、発光ジャケット部材50の軸方向チャネル55の直径d1は、発光ジャケット部材がSEファイバを覆って摺動することができ、かつSEファイバの外表面38の一部を覆うことができるよう、SEファイバ30の直径d0よりもわずかに大きいサイズである。一例において、発光ジャケット部材50を、接着剤などの少量の固定材料でSEファイバ30上の所定位置に保持することができる。別の例では、発光ジャケット部材が、SEファイバに沿った所望の位置に配置されると所定位置に実質的に留まるように、発光ジャケット部材50とSEファイバ30との間の嵌合は十分にぴったり合ったものである。別の例において発光ジャケット部材50は、SEファイバ30の外表面38に近接して緩く配置され、あるいはそれ以外でもSEファイバに対して恒久的に固定されたものではなく、従って取外し可能であり、すなわちジャケット部材はSEファイバ30の外表面38の一部を取外し可能な状態で覆う。一例では、1以上の発光ジャケット部材50をSEファイバ30から取り外して、SEファイバ30の異なる位置に置き換えることができ、それにより側面発光ファイバアセンブリ12は再構成可能になる。
【0025】
図4に示すように、光源20からの光22は、SEファイバ30の基端(入力端)32へと光結合される。一例においてこれは、光源20とSEファイバ30との間に動作可能に配置された、結合光学系40を用いて達成される。光22はその後、図を簡単にするために矢印で光線として表した導波光として、SEファイバ30を伝搬する。
【0026】
図5Aおよび5Bは、
図4において矢印a2(
図5A)およびa5(
図5B)で示した方向に沿って見た、SEファイバ30と、発光ジャケット部材50−2および50−5の夫々断面図である。
図4と
図5Aおよび5Bは、SEファイバ30を伝搬している導波光22の一部がどのように本体31内で方向を変えて側面発光光22Sを形成するかを示している。側面発光光22SはSEファイバ30の外表面38を通って、例として
図5Aおよび5Bに夫々示されている具体的には発光ジャケット部材50−2および50−5などの、近接する発光ジャケット部材50の本体51内へと伝搬する。
【0027】
各発光ジャケット部材50は光変換素子60を含んでおり、この光変換素子60は波長λ
0の側面発光光22Sに対して、側面発光光を波長λ
0とは異なる波長λ’を有する変換光62へと変換するという反応を示す。発光ジャケット部材50(またはより正確には、発光ジャケット部材50に関連する各光変換素子60)は、この変換光62を放射する。例えば発光ジャケット部材50−2は、波長λ’
2の変換光62−2を放射する光変換素子60−2を含み、一方で発光ジャケット部材50−5は、波長λ’
5の変換光62−5を放射する光変換素子60−5を含む。従って、異なる発光ジャケット部材50は、光変換素子60の材料により画成される異なる光変換特性のために、異なる色を有する。一例において発光ジャケット部材50の色(放射波長λ’)は、可視スペクトル内である。
【0028】
一例において光変換素子60は、異なる発光ジャケット部材50が異なるリン光体(phosphor)組成物を含む状態で、選定された放射波長λ’を生成するように選択されたリン光体を含んでいる。一例において光変換素子60は、発光ジャケット部材を形成するために用いられる工程の際に、発光ジャケット部材50の本体51へと組み込まれる。例えば発光ジャケット部材50は、押出ポリマー材料と、押出工程中にポリマー材料内に取り込まれたリン光体の光変換素子60とから形成され得る。
【0029】
上述したように、システム10は概して、1以上の発光ジャケット部材50を含み得る。システム10の種々の例では、これらの発光ジャケット部材50を用いて、SEファイバ30に沿ったいくつかの様々な配置の任意の1つにおいて、1以上の色を生成することができる。
図6は
図4に類似し、3つの異なる発光ジャケット部材50−1、50−2、および50−3を採用しているシステム10の1つの特定の例を示したものであり、発光ジャケット部材50−1、50−2、および50−3は、全てが入力光22の色(波長λ
0)とは違う3つの異なる色を表す波長λ’
1、λ’
2、およびλ’
3の、変換光62−1、62−2、および62−3を夫々放射する。ここで、入力波長λ
0は可視スペクトル内である必要はないことに留意されたい。
図7は
図6に類似し、5つの異なった色の変換光62を表す波長λ’
1からλ’
5の光を夫々放射する、5つの異なる発光ジャケット部材50−1から50−5を用いたシステム10の例を示している。
【0030】
システム10は、
図7に2つ示されているものなど1以上の非発光ジャケット部材70を含むことができる。非発光ジャケット部材70は、不透明なものとすることができ、SEファイバ30の長さの一部に沿って暗領域を形成するために使用することができる。非発光ジャケット部材70は、
図7に示すように、入力波長λ
0の光22SがSEファイバ30のその長さの一部に沿って可視となり得るように、少なくとも部分的に透明にすることもできる。
【0031】
図8は
図6に類似し、第1の光源20からの第1の入力波長λ
0とは異なる第2の入力波長λ’
0を有する第2の入力光22’を放射する、第2の光源20’を備えたシステム10の例を示したものである。第1の光源20および第2の光源20’は、異なる発光ジャケット部材50から異なる色(波長)の変換光62の放射を誘発するために使用され得る。さらに、異なる発光ジャケット部材50を異なる時間に作動させて、SEファイバ30の長さの少なくとも一部に沿って空間的な色の変化だけではなく時間的な色の変化ももたらすことができるように、第1の光源20および第2の光源20’を異なる時間に作動させてもよい。
【0032】
一般論として、発光ジャケット部材50の光変換素子60は、リン光体とさらにフルオロフォア(fluorophore)とを含む、発光団(luminophore)を含み得る。一例においてシステム10は、リン光体を含む1以上の発光ジャケット部材50と、フルオロフォアを含む1以上の発光ジャケット部材とを採用し得る。別の例において、所定の発光ジャケット部材50は、複数のタイプの光変換素子60を含み得る。これらの光変換素子60は、組み合わせても、または混合してもよく、あるいは発光ジャケット部材50の異なる領域または部分内などに、分離させてもよい。
【0033】
図9は、SEファイバ30の外表面38の一部の周りに動作可能に配置された、一例の発光ジャケット部材50の断面図である。この例の発光ジャケット部材50の本体51は、2つの別個の領域(半分部分)51Aおよび51Bを有するように図示されている。2つの別個の本体の領域51Aおよび51Bは、異なる光変換素子60、すなわち60Aおよび60Bを有しており、これらの光変換素子60Aおよび60Bは、発光ジャケット部材50がシステム10に組み込まれて光源20からの入力波長λ
0によって、または第1の光源20および第2の光源20’(
図8参照)からの夫々の入力波長λ
0およびλ’
0によって照射されると、夫々の波長λ’
Aおよびλ’
Bに関連する異なる色の変換光62Aおよび62Bを放射する。発光ジャケット部材50が本体51の3以上の領域から3以上の色(波長)を放射することができるように、本体51を2つの領域51Aおよび51Bよりも多い領域に分割してもよい。
【0034】
図10は
図9に類似し、実質的に透明な本体51と、光変換素子60を含む外側発光コーティング59とを備えた、発光ジャケット部材50の例を示している。SEファイバ30からの側面発光光22Sは、本体51を通って外側発光コーティング59へと伝搬し、これに応えて外側発光コーティング59は、側面発光光22Sとは異なる色の変換光62を放射する。一例において外側発光コーティング59は、本体51の外表面58の全周囲の周りに部分的にのみ延在する。さらに2以上のタイプの外側発光コーティング59を、異なる発光コーティングが異なる波長すなわち色の変換光62を放射することができる状態で採用してもよい。
【0035】
システム10の用途としては、光源、ディスプレイ、サイネージ、照明器具、布地、室内装飾、表示器などが挙げられる。
【0036】
添付の請求項において画成される本開示の精神または範囲から逸脱することなく、本書で説明した本開示の好適な実施形態の種々の改変が作製可能であることは当業者には明らかであろう。従って、その改変および変形が添付の請求項およびその同等物の範囲内であるならば、本開示はこの改変および変形を含む。
【0037】
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
【0038】
実施形態1
側面発光光ファイバシステムにおいて、
外表面を有する側面発光光ファイバと、
前記側面発光光ファイバに光結合された第1の光源であって、第1の入力波長λ
0を有する側面発光光を生成するよう前記第1の入力波長λ
0の第1の導波光を前記側面発光光ファイバ内へと入力するように構成された、第1の光源と、
前記側面発光光ファイバの前記外表面に近接して動作可能に配置された、少なくとも1つの発光ジャケット部材であって、前記側面発光光を受光し、かつこれに応えて前記第1の入力波長λ
0とは異なる放射波長λ’を有する光を放射するように構成された、少なくとも1つの発光ジャケット部材と、
を備えていることを特徴とする側面発光光ファイバシステム。
【0039】
実施形態2
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が、発光団の光変換素子を含んでいることを特徴とする実施形態1記載のシステム。
【0040】
実施形態3
前記発光団の光変換素子が、リン光体を含むことを特徴とする実施形態2記載のシステム。
【0041】
実施形態4
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が複数の発光ジャケット部材を備え、かつ前記複数の発光ジャケット部材のうちの2以上が、異なる放射波長λ’を有していることを特徴とする実施形態1から3いずれか1項記載のシステム。
【0042】
実施形態5
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が、前記側面発光光ファイバの前記外表面の一部を覆って摺動するように、さらに該外表面の一部を取外し可能に覆うように、構成された、管を備えていることを特徴とする実施形態1から4いずれか1項記載のシステム。
【0043】
実施形態6
前記管が円筒状であることを特徴とする実施形態5記載のシステム。
【0044】
実施形態7
円筒状の前記管が、環状の断面形状を有していることを特徴とする実施形態6記載のシステム。
【0045】
実施形態8
前記第1の光源と前記側面発光光ファイバの基端との間に動作可能に配置され、かつ前記第1の入力導波光を形成するように第1の入力光を前記側面発光光ファイバ内へと結合させるように構成された、結合光学系をさらに備えていることを特徴とする実施形態1記載のシステム。
【0046】
実施形態9
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が複数の発光ジャケット部材を備え、前記システムが、
前記側面発光光ファイバに光結合された第2の光源であって、前記第1の光源の前記第1の入力波長λ
0とは異なる第2の入力波長λ’
0を有する第2の入力光を放射する、第2の光源、
をさらに備え、前記複数の発光ジャケット部材の少なくとも1つが前記第1の入力波長λ
0に反応し、かつ前記複数の発光ジャケット部材の少なくとも別の1つが前記第2の光源からの前記第2の入力波長λ’
0に反応することを特徴とする実施形態1記載のシステム。
【0047】
実施形態10
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が、リン光体の光変換素子と共にポリマーを含み、前記リン光体の光変換素子が、前記ポリマー内に取り込まれたものであることを特徴とする実施形態1記載のシステム。
【0048】
実施形態11
第1の入力波長λ
0を有する第1の入力光を放射する第1の光源と共に使用される、側面発光ファイバアセンブリにおいて、
基端、先端、および外表面、を有する、側面発光光ファイバと、
前記外表面に対して動作可能に配置された少なくとも1つの発光ジャケット部材であって、前記第1の入力光により照射されると前記第1の入力波長λ
0とは異なる放射波長λ’の光を放射する光変換素子を含んでいる、少なくとも1つの発光ジャケット部材と、
を備えていることを特徴とする側面発光ファイバアセンブリ。
【0049】
実施形態12
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が複数の発光ジャケット部材を備え、かつ前記複数の発光ジャケット部材のうちの2以上が、異なる放射波長λ’を有していることを特徴とする実施形態11記載のアセンブリ。
【0050】
実施形態13
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が、前記側面発光光ファイバの前記外表面の一部を覆って摺動するように、さらに該外表面の一部を取外し可能に覆うように、構成された、管を備えていることを特徴とする実施形態11または12記載のアセンブリ。
【0051】
実施形態14
前記光変換素子がリン光体を含むことを特徴とする実施形態11から13いずれか1項記載のアセンブリ。
【0052】
実施形態15
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材がポリマーを含んでいることを特徴とする実施形態11から14いずれか1項記載のアセンブリ。
【0053】
実施形態16
前記側面発光光ファイバの前記外表面に対して動作可能に配置された、少なくとも1つの非発光ジャケット部材をさらに備えていることを特徴とする実施形態11から14いずれか1項記載のアセンブリ。
【0054】
実施形態17
外表面を有する側面発光光ファイバから、異なる色の光を放射する方法において、
前記側面発光光ファイバ内で、入力波長を有しかつ前記側面発光光ファイバの前記外表面から出ていく、側面発光光を生成するステップと、
前記外表面に対して動作可能に配置された少なくとも第1および第2の発光ジャケット部材で、前記側面発光光を受光するステップと、
前記側面発光光の受光に応えて、前記少なくとも第1および第2の発光ジャケット部材が夫々、互いに異なりかつ前記入力波長とも異なる、少なくとも第1および第2の波長の光を放射するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【0055】
実施形態18
前記側面発光光を生成するステップが、前記入力波長の入力光を光源から前記側面発光光ファイバ内へと光結合させるステップを含むことを特徴とする実施形態17記載の方法。
【0056】
実施形態19
前記少なくとも第1および第2の発光ジャケット部材が、夫々、互いに異なる少なくとも第1および第2の光変換素子を含んでいることを特徴とする実施形態17または18記載の方法。
【0057】
実施形態20
前記少なくとも第1および第2の光変換素子が、異なるリン光体を含むことを特徴とする実施形態19記載の方法。
【0058】
実施形態21
外表面を有する側面発光光ファイバから、異なる色の光を放射する方法において、
前記側面発光光ファイバ内で、入力波長を有しかつ前記側面発光光ファイバの前記外表面から出ていく、側面発光光を生成するステップと、
前記外表面に対して動作可能に配置された少なくとも1つの発光ジャケット部材で、前記側面発光光を受光するステップと、
前記側面発光光の受光に応えて、前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が、前記第1の入力波長λ
0とは異なる放射波長λ’を有する少なくとも1つの波長の光を放射するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【0059】
実施形態22
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が少なくとも第1および第2の領域を備え、前記少なくとも1つの発光ジャケット部材の前記少なくとも第1および第2の領域が夫々、互いに異なりかつ前記入力波長とも異なる、少なくとも第1および第2の波長の光を放射することを特徴とする実施形態21記載の方法。
【0060】
実施形態23
前記少なくとも1つの発光ジャケット部材が、少なくとも第1および第2の光放射領域を含むように構成されたものであり、前記少なくとも1つの発光ジャケット部材の前記少なくとも第1および第2の光放射領域が夫々、互いに異なりかつ前記第1の入力波長λ
0とも異なる、少なくとも第1および第2の波長の光を放射するものであることを特徴とする実施形態1記載のシステム。