(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
被処理物を熱処理する処理室として、少なくとも、被処理物を加熱処理させる加熱室と、加熱室内で加熱処理された高温の被処理物と加熱処理されていない低温の被処理物とを垂直方向に並べて一緒に収容させて高温の被処理物と低温の被処理物との間で熱交換を行う熱交換室と、加熱処理されて熱交換された後の被処理物を冷却させる冷却室とを設けると共に、前記の被処理物を各処理室に対して搬入・搬出させる搬送ユニットを設け、前記の搬送ユニットと、少なくとも前記の加熱室及び熱交換室との間を密封させた状態で、被処理物を搬入・搬出させるようにし、前記の熱交換室内に昇降装置によって昇降される昇降部材を設けると共に、前記の搬送ユニットと連結させる側と反対側における熱交換室の壁部に熱交換室内で回転させるファンを回転させる回転装置を設け、前記の昇降部材を昇降させて、熱交換室内に高温の被処理物と低温の被処理物とを垂直方向に並べて収容させ、この状態で、前記の回転装置によりファンを回転させることを特徴する熱処理設備。
請求項1に記載した熱処理設備において、前記の熱交換室内に、加熱処理された高温の被処理物と加熱処理されていない低温の被処理物とを垂直方向に並べて収容させるにあたり、加熱処理された高温の被処理物を、加熱処理されていない低温の被処理物の下側に収容させることを特徴する熱処理設備。
被処理物を熱処理する処理室として、少なくとも、被処理物を加熱処理させる加熱室と、加熱処理された被処理物を冷却させる冷却室とを設けると共に、前記の被処理物を各処理室に対して搬入・搬出させる搬送ユニットを設け、前記の搬送ユニット内に、加熱室において加熱処理された高温の被処理物と、加熱処理されていない低温の被処理物とを垂直方向に並べて一緒に収容させて、高温の被処理物と低温の被処理物との間で熱交換を行うにあたり、前記の搬送ユニット内に昇降装置によって昇降される昇降部材を設けると共に、前記の処理室と連結させる側と反対側における搬送ユニットの壁部に搬送ユニット内で回転させるファンを回転させる回転装置を設け、前記の昇降部材を昇降させて、搬送ユニット内に高温の被処理物と低温の被処理物とを垂直方向に並べて収容させ、この状態で、前記の回転装置によりファンを回転させるようにすると共に、前記の搬送ユニットと、少なくとも前記の加熱室との間を密封させた状態で、被処理物を搬入・搬出させることを特徴する熱処理設備。
請求項3に記載の熱処理設備において、前記の搬送ユニット内に、加熱処理された高温の被処理物と加熱処理されていない低温の被処理物とを垂直方向に並べて収容させるにあたり、加熱処理された高温の被処理物を、加熱処理されていない低温の被処理物の下側に収容させることを特徴する熱処理設備。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、被処理物を搬送ユニットに搬入させる搬入部と、被処理物を加熱処理させる加熱室と、加熱室内で加熱処理された高温の被処理物と加熱処理されていない低温の被処理物とを一緒に収容させて高温の被処理物と低温の被処理物との間で熱交換を行う熱交換室と、加熱処理された被処理物を冷却させる冷却室と、冷却室で冷却された被処理物搬出させる搬出部とを、走行レールに沿って走行する搬送ユニットと対向するようにして、搬送ユニットの走行方向に順々に配置させた状態を示した概略平面図である。
【
図2】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、搬入部から加熱処理前の被処理物を搬送ユニット内に搬入させる状態を示した概略平面図である。
【
図3】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、被処理物が搬入された搬送ユニットを加熱室の位置に導き、この搬送ユニットの連結部と加熱室の連結部とを密封させた状態で連結させ、搬送ユニット内に搬入された被処理物を加熱室内に搬入させる一方、新たな被処理物を搬入部に導く状態を示した概略平面図である。
【
図4】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、被処理物が搬入された搬送ユニットを加熱室と対向する位置に導いた状態を示した概略断面説明図である。
【
図5】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、被処理物が搬入された搬送ユニットを加熱室と対向する位置に導いた状態で、搬送ユニットの連結部と加熱室の連結部とを密封させた状態で連結させ、搬送ユニットと加熱室とにおける開閉扉を開けて、搬送ユニット内における前記の被処理物を加熱室内に搬入させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図6】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、搬送ユニット内における被処理物を加熱室内に搬入させた後、搬送ユニットと加熱室とにおける開閉扉を閉じ、搬送ユニットを加熱室から離間させると共に、加熱室内に搬入された被処理物を加熱処理させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図7】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、搬入部に導かれた新たな被処理物を搬送ユニット内に搬入させ、この搬送ユニットを熱交換室と対向する位置に移動させ、この搬送ユニット内に搬入された被処理物を、熱交換室の一方の連結部を通して熱交換室内に搬入させた状態を示した概略平面図である。
【
図8】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、被処理物が収容された搬送ユニットを熱交換室と対向する位置に導いた状態を示した概略断面説明図である。
【
図9】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、搬送ユニットを熱交換室と対向する位置に導いた状態で、搬送ユニットの連結部と熱交換室の連結部とを密封させた状態で連結させ、搬送ユニットと熱交換室とにおける開閉扉を開けて、搬送ユニット内における被処理物を熱交換室内に搬入させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図10】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、搬送ユニット内における被処理物を熱交換室内に搬入させ、搬送ユニットと加熱室とにおける開閉扉を閉じた後、搬送ユニットを加熱室から離間させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図11】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、加熱室内において加熱処理された高温の被処理物を搬送ユニット内に搬入させた後、この搬送ユニットを前記の熱交換室における他方の連結部と対向する位置に移動させ、前記の搬送ユニット内に搬入された加熱処理された被処理物を、この他方の連結部を通して熱交換室内に搬入させた状態を示した概略平面図である。
【
図12】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、前記の熱交換室内に加熱処理されていない被処理物と加熱処理された高温の被処理物とを搬入させた状態で、熱交換室内におけるファンを回転させて、加熱処理されていない被処理物と加熱処理された高温の被処理物との間で熱交換させて、加熱処理された被処理物を適当な温度まで冷却させる一方、先に搬入されていた加熱処理前の被処理物を適当な温度まで加熱させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図13】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、熱交換室内において適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物を一方の連結部を通して搬送ユニット内に搬入させ、この搬送ユニットを加熱室の位置に導き、この搬送ユニット内から前記の加熱処理前の被処理物を加熱室内に搬入させて、適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物を、加熱室内においてさらに加熱処理する状態を示した概略平面図である。
【
図14】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、熱交換室内において適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物を他方の連結部を通して搬送ユニット内に搬入させ、この搬送ユニットを冷却室の位置に導き、この搬送ユニット内から前記の加熱処理後の被処理物を冷却室内に搬入させて、加熱処理後の適当な温度まで冷却された被処理物を冷却室内においてさらに冷却させる一方、新たな被処理物を搬入部に導く状態を示した概略平面図である。
【
図15】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物が搬入された搬送ユニットを冷却室と対向する位置に導いた状態を示した概略断面説明図である。
【
図16】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物を搬入させた搬送ユニットを冷却室と対向する位置に導いた状態で、搬送ユニットの連結部と冷却室の連結部とを密封させた状態で連結させ、搬送ユニットと冷却室とにおける開閉扉を開けて、搬送ユニット内における前記の被処理物を冷却室内に搬入させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図17】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
の参考形態において、搬送ユニット内から適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物を冷却室内に搬入させた後、搬送ユニットと冷却室とにおける開閉扉を閉じ、搬送ユニットを冷却室から離間させると共に、冷却室内に搬入された被処理物をさらに冷却させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図18】
本発明の第1の実施形態に係る熱処理設備
において、熱処理設備において、加熱処理される前の低温の被処理物と加熱処理された後の高温の被処理物とを熱交換室内に上下方向に配置させるようにし、加熱処理される前の被処理物を収容させた搬送ユニットを熱交換室に密封状態で連結させると共に、搬送ユニットと熱交換室との開閉扉を開けて搬送ユニットと熱交換室とを連通させ、この状態で、搬送ユニット内における前記の被処理物を、熱交換室内に搬入させて保持台に保持させた状態を示した概略断面説明図である。
【
図19】前記の第1の実施形態に係る熱処理設備
において、搬送ユニットと熱交換室とにおける開閉扉とを閉じ、搬送ユニットを熱交換室から離間させると共に、熱交換室の保持台に保持され加熱処理される前の被処理物を、熱交換室の上に設けた昇降装置により昇降される昇降部材に保持させて上昇させ、前記の保持台の上方に保持させた状態を示した概略断面説明図である。
【
図20】前記の
第1の実施形態に係る熱処理設備において、加熱室において加熱処理された高温の被処理物が搬入された搬送ユニットを熱交換室に密封状態で連結させると共に、搬送ユニットと熱交換室との開閉扉を開けて搬送ユニットと熱交換室とを連通させ、この状態で、搬送ユニット内における前記の加熱処理された高温の被処理物を、熱交換室内に搬入させて保持台に保持させた状態を示した概略断面説明図である。
【
図21】前記の
第1の実施形態に係る熱処理設備において、搬送ユニットと熱交換室とにおける開閉扉とを閉じ、搬送ユニットを熱交換室から離間させ後、熱交換室内におけるファンを回転させて、熱交換室内の保持台に保持された加熱処理された高温の被処理物と、昇降部材によって保持台の上方に保持させた加熱処理される前の被処理物との間で熱交換させて、加熱処理後における被処理物を適当な温度まで冷却させる一方、加熱処理前の被処理物を適当な温度まで加熱させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図22】本発明の第2の実施形態に係る熱処理設備において、被処理物を搬送ユニットに搬入させる搬入部と、被処理物を加熱処理させる加熱室と、加熱処理された被処理物を冷却させる冷却室と、冷却室で冷却された被処理物を搬出させる搬出部とを、走行レールに沿って走行する搬送ユニットと対向するようにして、搬送ユニットの走行方向に順々に配置させ、前記の搬送ユニット内に加熱処理される前の低温の被処理物と加熱処理された後の高温の被処理物とを上下方向に配置させて搬入させるにあたり、前記の搬入部から加熱処理前の被処理物を前記の搬送ユニット内に搬入させる状態を示した概略平面図である。
【
図23】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、加熱処理前の被処理物が搬入された搬送ユニットを加熱室の位置に導き、この搬送ユニットと加熱室とを密封させた状態で連結させ、搬送ユニット内に搬入された加熱処理前の被処理物を加熱室内に搬入させる一方、新たな被処理物を搬入部に導く状態を示した概略平面図である。
【
図24】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、加熱室と対向する位置に導かれた搬送ユニット内における加熱処理前の被処理物を加熱室内に搬入させて、前記の被処理物を加熱処理する状態を示した概略断面説明図である。
【
図25】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、搬入部に導かれた新たな被処理物を搬送ユニット内に搬入させると共に、この搬送ユニット内に搬入された加熱処理前の被処理物を、搬送ユニットの上に設けた昇降装置によって昇降される昇降部材に保持させて上昇させ、搬送ユニット内における搬入・搬出用部材の上方に保持させると共に、この搬送ユニットを、前記のように被処理物を加熱処理させた加熱室と対向する位置に導いた状態を示した概略断面説明図である。
【
図26】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、前記の搬送ユニットを加熱室に連通させ、前記の加熱室内において加熱処理された被処理物を、前記の搬送ユニット内における搬入・搬出用部材により搬送ユニット内に搬入させた状態を示した概略断面説明図である。
【
図27】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、前記の搬送ユニットと加熱室とにおける開閉扉を閉じて、搬送ユニットを加熱室から離間させた状態で、搬送ユニット内におけるファンを回転させて、搬送ユニット内の搬入・搬出用部材に保持された加熱処理された高温の被処理物と、昇降部材によって搬入・搬出用部材の上方に保持された加熱処理される前の被処理物との間で熱交換させ、加熱処理後における被処理物を適当な温度まで冷却させる一方、加熱処理前の被処理物を適当な温度まで加熱させる状態を示した概略断面説明図である。
【
図28】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、前記の搬送ユニットを冷却室と対向する位置に導いて、この搬送ユニットと冷却室とを連通させ、搬送ユニット内において適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物を、搬入・搬出用部材により冷却室内に搬入させた状態を示した概略断面説明図である。
【
図29】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、前記の搬送ユニットと冷却室とにおける開閉扉を閉じて、搬送ユニットを冷却室から離間させた状態で、前記の加熱処理後の被処理物を冷却室内においてさらに冷却させる一方、前記の搬送ユニット内において適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物を前記の昇降部材によって下降させて、搬入・搬出用部材の上に保持させた状態を示した概略断面説明図である。
【
図30】前記の第2の実施形態に係る熱処理設備において、前記の搬送ユニットを前記の加熱室と対向する位置に導いて、搬送ユニットを加熱室に連通させた状態で、前記の搬入・搬出用部材の上に保持させた適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物を、搬送ユニット内から加熱室内に搬入させた状態を示した概略断面説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態に係る熱処理設備を、添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る熱処理設備は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
【0028】
(第1の実施形態)
第1の実施形態
の参考形態に係る熱処理設備においては、
図1等に示すように、被処理物Wを搬入させる搬入部1と、被処理物Wを非酸化雰囲気中で所定の温度に加熱させて加熱処理する加熱室10と、加熱室10内において加熱処理された高温の被処理物Wと加熱処理されていない低温の被処理物Wとを一緒に収容させて、高温の被処理物Wと低温の被処理物Wとの間で熱交換を行う熱交換室20と、加熱処理されて熱交換された後の被処理物Wを冷却させる冷却室30と、冷却室30において冷却された被処理物Wを搬出させる搬出部2とを、走行レールLに沿って走行する搬送ユニット40と対向するようにして、搬送ユニット40の走行方向に順々に配置させている。
【0029】
ここで、この
参考形態における搬送ユニット40においては、
図1等に示すように、前記の加熱室10や熱交換室20や冷却室30と対向する部分に、この搬送ユニット40を加熱室10や熱交換室20や冷却室30に密封状態で連結させる連結部41を設けると共に、この連結部41を通して被処理物Wを搬入・搬出させる開口部分を開閉させる開閉扉42を設けている。また、この搬送ユニット40内には、
図4等に示すように、被処理物Wを搬送ユニット40内に搬入・搬出させる伸縮可能な搬入・搬出用部材43を設けている。
【0030】
ここで、この
参考形態においては、前記の被処理物Wが加熱室10で加熱処理される前であるか、加熱処理された後であるかを明確にするため、加熱処理前の被処理物Wを被処理物W1と、加熱処理後の被処理物Wを被処理物W2として示した。
【0031】
そして、この
参考形態においては、
図2に示すように、前記の搬送ユニット40を前記の搬入部1の位置に導き、図示していないが、搬送ユニット40における前記の開閉扉42を開閉させて、搬送ユニット40内に設けた前記の搬入・搬出用部材43により、前記の加熱処理する前の被処理物W1を搬入部1から搬送ユニット40内に搬入させるようにする。
【0032】
次いで、このように被処理物W1が搬入された搬送ユニット40を、
図3に示すように、走行レールLに沿って加熱室10と対向する位置に移動させ、この搬送ユニット40内に搬入された前記の被処理物W1を、搬送ユニット40内から搬出させて加熱室10内に搬入させるようにしている。また、前記の搬入部1に適当なタイミングで次の被処理物W1を導くようにしている。
【0033】
ここで、前記の加熱室10においては、
図3〜
図6に示すように、前記の搬送ユニット40における前記の連結部41と対応するようにして、搬送ユニット40の連結部41と密封状態で連結させる連結部11を設け、この連結部11を通して被処理物W(W1,W2)を搬入・搬出させる開口部分を開閉させる開閉扉12を設けると共に、この加熱室10内において被処理物W(W1,W2)を保持する保持台13を設け、またこの加熱室10内において加熱処理前の被処理物被処理物W1を加熱させる電熱ヒーター等の加熱装置(図示せず)を設けている。
【0034】
そして、前記のように加熱処理する前の被処理物W1を搬送ユニット40内から搬出させて加熱室10内に搬入させるにあたっては、
図4に示すように、搬送ユニット40を加熱室10と対向する位置に移動させた後、
図5に示すように、前記の搬送ユニット40における連結部41を加熱室10における連結部11に密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを開けて、搬送ユニット40と加熱室10とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における加熱処理する前の被処理物W1を、前記の搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて加熱室10内に搬入させ、加熱室10内に設けた前記の保持台13の上に前記の被処理物W1を保持させるようにする。
【0035】
また、このようにして被処理物W1を加熱室10内の保持台13の上に保持させた後は、
図6に示すように、搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを閉じた後、加熱室10に密封状態で連結された搬送ユニット40を加熱室10から離間させると共に、加熱室10に設けた前記の加熱装置(図示せず)により、前記の保持台13に保持された前記の加熱処理させる前の被処理物W1を、加熱室10内において所定温度に加熱させ所定時間かけて加熱処理し、加熱処理された被処理物W2を得るようにする。
【0036】
次いで、
図7に示すように、前記の搬入部1に導かれた次の加熱処理する前の被処理物W1を、前記のようにして搬入部1から搬送ユニット40内に搬入させた後、この搬送ユニット40を走行レールLに沿って熱交換室20と対向する位置に移動させ、この搬送ユニット40内に搬入された前記の被処理物W1を、搬送ユニット40内から搬出させて熱交換室20内に搬入させるようにする。
【0037】
ここで、この
参考形態における熱交換室20においては、
図8〜
図10等に示すように、前記の搬送ユニット40における連結部41と密封状態で連結させる連結部21として、前記の搬送ユニット40の移動方向に沿った水平方向に2つの連結部21a,21bを並列して設け、前記の搬送ユニット40から被処理物W(W1,W2)を前記の連結部21を通して熱交換室20内に搬入・搬出させる開口部分を開閉させる開閉扉22として、前記の各連結部21a,21bに対応して水平方向に2つの開閉扉22a,22bを並列して設けると共に、この熱交換室20内において被処理物Wを保持する保持台23として、熱交換させる2つの被処理物W(W1,W2)を保持する2つの保持台23a,23bを設け、さらにこの熱交換室20の上に設けられた回転装置24によって回転されるファン25を熱交換室20内に設けている。
【0038】
そして、前記のように搬入部1から搬送ユニット40内に搬入された加熱処理する前の被処理物W1を熱交換室20内に搬入させるにあたり、この実施形態においては、
図7に示すように、前記の搬送ユニット40における連結部41が熱交換室20における一方の連結部21aと対向するように搬送ユニット40を移動させ、
図8に示すように、搬送ユニット40における連結部41を熱交換室20における一方の連結部21aに密封状態で連結させた後、
図9に示すように、搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20における一方の開閉扉22aとを開けて搬送ユニット40と熱交換室20とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における前記の被処理物W1を、前記の搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて熱交換室20内に搬入させ、熱交換室20内に設けた一方の保持台23aの上に保持させるようにする。
【0039】
また、このようにして加熱処理する前の被処理物W1を熱交換室20内に設けた一方の保持台23aの上に保持させた後は、
図10に示すように、搬送ユニット40における開閉扉42と熱交換室20における前記の開閉扉22aとを閉じた後、熱交換室20に連結された搬送ユニット40を熱交換室20から離間させるようにする。
【0040】
次いで、
図11に示すように、前記のように加熱室10に設けた加熱装置によって被処理物W2が加熱処理された加熱室10の位置に前記の搬送ユニット40を導き、前記のように搬送ユニット40における連結部41を加熱室10における連結部11に密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを開けて搬送ユニット40と加熱室10とを連通させ、この状態で、加熱室10において加熱処理された高温の被処理物W2を、搬送ユニット40内における前記の搬入・搬出用部材43によって加熱室10内から搬送ユニット40内に搬入させた後、搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを閉じて、加熱処理された高温の被処理物W2が搬入された搬送ユニット40を前記のように加熱室10から離間させる。
【0041】
そして、このように加熱処理された高温の被処理物W2が搬入された搬送ユニット40を、前記の
図11に示すように、搬送ユニット40における連結部41が前記の熱交換室20における他方の連結部21bと対向するように移動させ、前記のように搬送ユニット40における連結部41を熱交換室20における他方の連結部21bに密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20における他方の開閉扉22bとを開けて搬送ユニット40と熱交換室20とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における加熱処理された高温の被処理物W2を、前記の搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて熱交換室20内に搬入させ、熱交換室20内に設けた他方の保持台23bの上に保持させるようにする。
【0042】
次いで、このように加熱処理された高温の被処理物W2を熱交換室20内に設けた他方の保持台23bの上に保持させた後は、搬送ユニット40における開閉扉42と熱交換室20における前記の開閉扉22bとを閉じた後、熱交換室20に連結された搬送ユニット40を熱交換室20から離間させる。
【0043】
そして、このように熱交換室20内に、加熱処理する前の被処理物W1と加熱処理された高温の被処理物W2とを収容させた状態で、
図12に示すように、熱交換室20内に設けたファン25を回転装置24によって回転させて、熱交換室20内に気流を生じさせ、熱交換室20内に搬入された加熱処理された高温の被処理物W2と先に搬入されていた前記の被処理物W1との間で熱交換させて、加熱処理された被処理物W2を適当な温度まで冷却させる一方、先に搬入されていた加熱処理前の被処理物W1を適当な温度まで加熱させるようにする。
【0044】
そして、このように加熱処理された高温の被処理物W2と先に搬入されていた前記の被処理物W1との間で熱交換を行った後は、
図13に示すように、加熱処理する前の被処理物W1を搬入させた熱交換室20における一方の連結部21aと前記の搬送ユニット40における連結部41とが対向するように搬送ユニット40を移動させ、前記のように搬送ユニット40における連結部41を熱交換室20における一方の連結部21aに密封状態で連結させた後、搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20における一方の開閉扉22aとを開けて搬送ユニット40と熱交換室20とを連通させ、この熱交換室20内において熱交換されて適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を熱交換室20内から搬出させて搬送ユニット40内に搬入させる。
【0045】
次いで、前記の
図13に示すように、この搬送ユニット40を前記の加熱室10の位置に導き、前記のように搬送ユニット40における連結部41を加熱室10における連結部11に密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを開けて搬送ユニット40と加熱室10とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を加熱室10内に搬入させる。
【0046】
その後、前記のように搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを閉じて、この搬送ユニット40を前記のように加熱室10から離間させると共に、前記のように適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を、加熱室10内において所定温度に加熱させて加熱処理させる。
【0047】
また、
図14に示すように、加熱処理された被処理物W2を搬入させた熱交換室20における一方の連結部21bと前記の搬送ユニット40における連結部41とが対向するように搬送ユニット40を移動させ、前記のように搬送ユニット40における連結部41を熱交換室20における一方の連結部21bに密封状態で連結させた後、搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20における一方の開閉扉22bとを開けて搬送ユニット40と熱交換室20とを連通させ、この熱交換室20内において熱交換されて適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を熱交換室20内から搬出させて搬送ユニット40内に搬入させる。
【0048】
その後、前記の
図14に示すように、この搬送ユニット40を前記の冷却室30の位置に導き、適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を前記の搬送ユニット40内から冷却室30内に搬入させ、この冷却室30内において、適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2をさらに冷却させる。
【0049】
ここで、前記の冷却室30においては、
図15〜
図17に示すように、前記の搬送ユニット40における前記の連結部41と対応するようにして、搬送ユニット40の連結部41と密封状態で連結させる連結部31を設け、この連結部31を通して適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を搬入・搬出させる開口部分を開閉させる開閉扉32を設けると共に、この冷却室30内において前記の被処理物W2を保持する保持台33を設けている。
【0050】
そして、前記のように適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を搬送ユニット40内から搬出させて冷却室30内に搬入させるにあたっては、
図15に示すように、搬送ユニット40を冷却室30と対向する位置に移動させた後、
図16に示すように、前記の搬送ユニット40における連結部41を冷却室30における連結部31に密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と冷却室30の開閉扉32とを開けて搬送ユニット40と冷却室30とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における前記の被処理物W2を、前記の搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて冷却室30内に搬入させ、冷却室30内に設けた前記の保持台33の上に前記の被処理物W2を保持させるようにする。
【0051】
また、このようにして被処理物W2を冷却室30内の保持台33の上に保持させた後は、
図17に示すように、搬送ユニット40の開閉扉42と冷却室30の開閉扉32とを閉じ、その後、冷却室30に密封状態で連結された搬送ユニット40を冷却室30から離間させ、この冷却室30内において、適当な温度まで冷却された被処理物W2をさらに冷却させる。
【0052】
次いで、このように加熱処理された後の被処理物W2を冷却室30内において冷却させた後は、図示していないが、前記の搬送ユニット40を前記の冷却室30の位置に導き、冷却室30内においてさらに冷却された前記の加熱処理後の被処理物W2を冷却室30内から搬送ユニット40内に搬入し、その後、この搬送ユニット40を搬出部2の位置に導き、この搬送ユニット40内から冷却室30でさらに冷却された加熱処理後の被処理物W2を搬出部2に搬出させる。
【0053】
ここで、この
参考形態においては、加熱室10や熱交換室20を1つ設けるようにしただけであるが、加熱室10において、被処理物W1を所定温度に加熱させて加熱処理させる時間が長い一方、熱交換室20において、加熱処理された後の高温の被処理物W2と加熱処理される前の低温の被処理物W1との間で熱交換を行う時間が短い場合には、1つの熱交換室20に対して複数の加熱室10を設けるようにすることができる。このようにすると、熱交換室20内において熱交換されて適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を、別の加熱室10に搬入させて、前記の被処理物W1を所定温度に加熱させて加熱処理させるようにしたり、別の加熱室10において所定温度に加熱処理された高温の被処理物W2を、加熱処理される前の低温の被処理物W1を収容させた熱交換室20内に搬入させて熱交換させたりすることができる。
【0054】
また、この
参考形態においては、熱交換室20内に、加熱処理される前の低温の被処理物W1と加熱処理された後の高温の被処理物W2とを水平方向に配置させるようにした
。
【0055】
また、本発明の第1の実施形態に係る熱処理設備においては、図18〜
図21に示すように、加熱処理される前の低温の被処理物W1と加熱処理された後の高温の被処理物W2とを、熱交換室20内に上下方向に配置させるように
した。
【0056】
ここで、このように加熱処理される前の低温の被処理物W1と加熱処理された後の高温の被処理物W2とを熱交換室20内に上下方向に配置させる場合、前記の
参考形態とは異なり、搬送ユニット40の連結部41と連結される熱交換室20における連結部21と、熱交換室20における開口部分を開閉させる開閉扉22とを夫々一つ設けるようにすると共に、前記の熱交換室20内に1つの保持台23を設けるようにしている。また、この
実施形態においては、前記の
参考形態とは異なり、熱交換室20内においてファン25を回転させる回転装置24を前記の連結部21と反対側における壁部に設けると共に、この熱交換室20の上に昇降装置26を設け、この昇降装置26により昇降部材27を熱交換室20内において昇降させて、前記の保持台23の上に保持された被処理物Wを昇降させるようにしている。
【0057】
そして、このように熱交換室20内において、加熱処理される前の低温の被処理物W1と加熱処理された後の高温の被処理物W2とを熱交換室20内に上下方向に配置させるにあたっては、
図18に示すように、加熱処理される前の被処理物W1を収容させた搬送ユニット40の連結部41を前記の熱交換室20の連結部21に密封状態で連結させると共に、搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20の開閉扉22とを開けて搬送ユニット40と熱交換室20とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における加熱処理される前の低温の被処理物W1を、前記の搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて熱交換室20における保持台23の上に保持させる。
【0058】
その後、
図19に示すように、搬送ユニット40における開閉扉42と熱交換室20における開閉扉22とを閉じ、搬送ユニット40を熱交換室20から離間させると共に、熱交換室20の保持台23の上に保持された加熱処理される前の被処理物W1を、熱交換室20の上に設けた前記の昇降装置26により昇降される昇降部材27に保持させて上昇させ、加熱処理される前の被処理物W1を前記の保持台23の上方に保持させた状態にする。
【0059】
次いで、
前記の搬送ユニット40を被処理物W2が加熱処理された加熱室10の位置に導き、前記のようにして加熱室10において加熱処理された高温の被処理物W2を、搬送ユニット40内における前記の搬入・搬出用部材43によって加熱室10内から搬送ユニット40内に搬入させた後、加熱処理された高温の被処理物W2が搬入された搬送ユニット40を前記の熱交換室20の位置に導くようにする。
【0060】
そして、
図20に示すように、前記のように加熱処理された被処理物W2を収容させた搬送ユニット40の連結部41を、前記のように加熱処理される前の被処理物W1を保持台23の上方に保持させた熱交換室20の連結部21に密封状態で連結させると共に、搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20の開閉扉22とを開けて搬送ユニット40と熱交換室20とを連通させ、この状態で、搬送ユニット40内における加熱処理された高温の被処理物W2を、前記の搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて熱交換室20における保持台23の上に保持させる。
【0061】
その後、
図21に示すように、前記の搬送ユニット40の開閉扉42と熱交換室20における開閉扉22とを閉じて、搬送ユニット40を熱交換室20から離間させ、この状態で、熱交換室20内に設けられた前記のファン25を回転装置24によって回転させて熱交換室20内に気流を生じさせ、熱交換室20内における保持台23の上に保持された加熱処理後の高温の被処理物W2と、昇降部材27によって保持台23の上方に保持された加熱処理前の被処理物W1との間で熱交換させて、加熱処理後における被処理物W2を適当な温度まで冷却させる一方、加熱処理前の被処理物W1を適当な温度まで加熱させる。
【0062】
そして、このように熱交換室20内において、加熱処理後における被処理物W2を適当な温度まで冷却させる一方、加熱処理前の被処理物W1を適当な温度まで加熱させた後は、図示していないが、前記の搬送ユニット40を熱交換室20の位置に導き、前記のように適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を前記の熱交換室20内から搬出させて搬送ユニット40内に搬入させ、その後、この搬送ユニット40を前記の冷却室30の位置に導き、前記のように適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を、この搬送ユニット40内から冷却室30内に搬入させる。また、前記のように冷却室30内において前記の加熱処理後の被処理物W2をさらに冷却させた後は、この被処理物W2を前記のように冷却室30内から搬送ユニット40内に搬入し、この搬送ユニット40から前記の被処理物W2を搬出部2に搬出させる。
【0063】
また、前記のように適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を熱交換室20内から搬出させて搬送ユニット40内に搬入させた後は、この熱交換室20内における前記の昇降部材27により保持台23の上方に保持されて、適当な温度まで加熱された状態にある加熱処理前の被処理物W1を、前記の昇降装置26により昇降部材27を下降させ、この被処理物W1を前記の保持台23の上に保持させると共に、前記の搬送ユニット40を熱交換室20の位置に導き、前記のように適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を、前記の熱交換室20内から搬出させて搬送ユニット40内に搬入させる。その後、この搬送ユニット40を前記の加熱室10の位置に導き、前記のように適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を、この搬送ユニット40内から加熱室10内に搬入させ、この加熱室10内において、前記の被処理物W1を所定温度に加熱させて加熱処理させる。
【0064】
なお、この第1の実施形態においては便宜上、加熱室10や熱交換室20や冷却室30をそれぞれ1つ設けたものについて説明したが、これらを複数にして搬送ユニット40の走行方向に順々に配置してもよい。そのようにすれば、被処理物Wを大量に処理できるようになる。
【0065】
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る熱処理設備においては、
図22等に示すように、被処理物Wを搬入させる搬入部1と、被処理物Wを非酸化雰囲気中で所定の温度に加熱させて加熱処理する加熱室10と、加熱処理されて熱交換された後の被処理物Wを冷却させる冷却室30と、冷却室30において冷却された被処理物Wを搬出させる搬出部2とを、走行レールLに沿って走行される搬送ユニット40と対向するようにして搬送ユニット40の走行方向に順々に配置させるようにし、前記の第1の実施形態における熱交換室20をなくし、前記の搬送ユニット40内に加熱処理されていない低温の被処理物W1と加熱処理されて高温になった被処理物W2とを一緒に収容させ、搬送ユニット40内において、高温になった加熱処理後の被処理物W2と加熱処理されていない低温の被処理物W1との間で熱交換させるようにしている。なお、この実施形態の説明においては、前記の第1の実施形態のものと同様の構成や動作等に関しては簡略して説明する。
【0066】
ここで、この実施形態における搬送ユニット40においては、前記の実施形態と同様に、加熱室10や冷却室30と対向する部分に、この搬送ユニット40を加熱室10の連結部11や冷却室30の連結部31に密封状態で連結させる連結部41を設けると共に、この連結部41を通して被処理物W(W1,W2)を搬入・搬出させる開口部分を開閉させる開閉扉42を設け、また搬送ユニット40内には、
図4等に示すように、被処理物W(W1,W2)を搬送ユニット40内に搬入・搬出させる伸縮可能な搬入・搬出用部材43を設けている。
【0067】
さらに、この実施形態における搬送ユニット40においては、加熱処理される前の低温の被処理物W1と加熱処理された後の高温の被処理物W2とを、搬送ユニット40内に上下方向に配置させて熱交換させるようにしており、前記の搬送ユニット40において、加熱室10の連結部11や冷却室30の連結部31に連結させる連結部41と反対側における壁部に、回転装置44によって搬送ユニット40内で回転されるファン45を設けると共に、この搬送ユニット40の上に昇降装置46を設け、この昇降装置46により昇降部材47を搬送ユニット40内において昇降させて、前記の搬入・搬出用部材43に保持された被処理物W(W1,W2)を昇降させるようにしている。
【0068】
そして、この実施形態においては、
図22に示すように、前記の搬送ユニット40を前記の搬入部1の位置に導き、図示していないが、搬送ユニット40における前記の開閉扉42を開閉させて、搬送ユニット40内に設けた前記の搬入・搬出用部材43により、前記の加熱処理する前の被処理物W1を搬入部1から搬送ユニット40内に搬入させるようにする。
【0069】
次いで、このように被処理物W1が搬入された搬送ユニット40を、
図23に示すように、走行レールLに沿って加熱室10と対向する位置に移動させて、この搬送ユニット40と加熱室10とを密封状態で連結させ、搬送ユニット40内に搬入された加熱処理する前の被処理物W1を、前記の搬入・搬出用部材43により搬送ユニット40内から搬出させて加熱室10内に搬入させ、加熱室10内における保持台13の上に保持させる一方、前記の搬入部1に適当なタイミングで次の被処理物W1を導くようにしている。
【0070】
そして、前記のように加熱処理する前の被処理物W1を加熱室10内に搬入させた後、
図24に示すように、加熱室10の開閉扉12と搬送ユニット40の開閉扉42とを閉じ、搬送ユニット40を加熱室10から離間させ、この状態で、加熱室10内に搬入された加熱処理する前の被処理物W1を加熱処理させるようにする。
【0071】
次に、前記の搬送ユニット40を前記の搬入部1の位置に導き、この搬入部1に導かれた次の被処理物W1を、前記のように搬入・搬出用部材43によって搬入部1から搬送ユニット40内に搬入させた後、
図25に示すように、この搬送ユニット40を前記のように加熱処理させた被処理物W2が収容された加熱室10の位置に導くと共に、搬送ユニット40内における搬入・搬出用部材43に保持された前記の被処理物W1を、搬送ユニット40の上に設けた前記の昇降装置46により昇降される昇降部材47に保持させて上昇させ、加熱処理される前の被処理物W1を前記の搬入・搬出用部材43の上方に保持させた状態にする。
【0072】
そして、
図26に示すように、搬送ユニット40と加熱室10とを密封状態で連結させ、加熱室10における開閉扉12と搬送ユニット40における開閉扉42とを開けて、加熱室10と搬送ユニット40とを連通させ、加熱室10において加熱処理された高温の被処理物W2を、搬送ユニット40内における前記の搬入・搬出用部材43により加熱室10内における保持台13の上から搬送ユニット40内に搬入させて、前記の昇降部材47によって保持された加熱処理される前の被処理物W1の下において、加熱処理された高温の被処理物W2を前記の搬入・搬出用部材43に保持させる。
【0073】
その後、
図27に示すように、前記の搬送ユニット40における開閉扉42と加熱室10における開閉扉12とを閉じて、搬送ユニット40を加熱室10から離間させ、この状態で、搬送ユニット40内に設けられた前記のファン45を回転装置44により回転させて、搬送ユニット40内に気流を生じさせ、搬送ユニット40内における搬入・搬出用部材43に保持された加熱処理された高温の被処理物W2と、昇降部材47によって搬入・搬出用部材43の上方に保持された加熱処理される前の被処理物W1との間で熱交換させて、加熱処理後における被処理物W2を適当な温度まで冷却させる一方、加熱処理前の被処理物W1を適当な温度まで加熱させる。
【0074】
そして、このように搬送ユニット40内において、加熱処理後における被処理物W2を適当な温度まで冷却させる一方、加熱処理前の被処理物W1を適当な温度まで加熱させた後は、
図28に示すように、前記の搬送ユニット40を冷却室30の位置に導き、前記の搬送ユニット40における連結部41を冷却室30における連結部31に密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と冷却室30の開閉扉32とを開けて、搬送ユニット40と冷却室30とを連通させた状態で、前記の搬入・搬出用部材43に保持されて適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を、搬入・搬出用部材43によって搬送ユニット40内から搬出させて冷却室30内に搬入させ、冷却室30内における保持台33の上に保持させるようにする。
【0075】
その後、
図29に示すように、搬送ユニット40の開閉扉42と冷却室30の開閉扉32とを閉じて、冷却室30に連結された前記の搬送ユニット40を冷却室30から離間させ、この冷却室30内において、適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2をさらに冷却させる。また、このように加熱処理後の被処理物W2をさらに冷却させた後は、図示していないが、前記の実施形態と同様に、冷却された加熱処理後の被処理物W2を冷却室30内から搬送ユニット40内に搬入し、この搬送ユニット40から前記の被処理物W2を搬出部2に搬出させる。
【0076】
また、前記のように適当な温度まで冷却された加熱処理後の被処理物W2を、搬入・搬出用部材43により搬送ユニット40内から冷却室30内に搬入させた後は、
図29に示すように、搬送ユニット40内において、前記のように昇降部材47により搬入・搬出用部材43の上方に保持されて、適当な温度まで加熱された状態にある加熱処理前の被処理物W1を、前記の昇降装置46により昇降部材47を下降させ、この被処理物W1を前記の搬入・搬出用部材43の上に保持させる。
【0077】
次いで、この搬送ユニット40を前記の加熱室10の位置に導き、
図30に示すように、この搬送ユニット40と加熱室10とを密封状態で連結させ、搬送ユニット40の開閉扉42と加熱室10の開閉扉12とを開けて搬送ユニット40と加熱室10とを連通させた状態で、搬送ユニット40内において適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を、前記の搬入・搬出用部材43によりこの搬送ユニット40内から加熱室10内に搬入させて、加熱室10内における保持台13の上に保持させる。
【0078】
その後は、適当な温度まで加熱された加熱処理前の被処理物W1を、この加熱室10内において所定温度に加熱させて加熱処理させ、前記のような操作を繰り返して行うようにする。
【0079】
なお、この第2の実施形態においては便宜上、加熱室10と冷却室30をそれぞれ1つ設けたものについて説明したが、これらを複数にして搬送ユニット40の走行方向に順々に配置してもよい。そのようにすれば、被処理物Wを大量に処理できるようになる。