(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記取付空間は、前記取付材、前記リフレクタ材及び前記フサギ材の少なくとも1つを配置することで、第1空間と第2空間とに区切られることを特徴とする請求項1に記載のインテリア建材。
前記第1空間は、前記取付材、前記リフレクタ材及び前記フサギ材の少なくとも1つの薄板と、前記フレームの両側面とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載のインテリア建材。
【背景技術】
【0002】
出願人は、LEDプレートをアルミ押出し形材のケースに取り付けて構成されている照明器具を開発すると共に、その照明器具の建材への適用例についても、その研究、開発を進めている。
例えば、特許文献1では、LEDプレートを形材本体に配置し、そのLEDプレートの上からコーティング材を充填して照明器具を構成し、その照明器具を内ケースとして、外ケースに組み込んでいる建材を提案している。
かかる建材は、建物の方立、無目、巾木、下枠等に取り付け、室内においては壁面の巾木等に取り付けられるもので、建物の出入り口、通路等での足元灯、誘導灯の照明として、通行者等に安全、安心感を与え、また建物のライトアップを図ることとしている(同文献の段落0041)。
【0003】
かかる建材は建物の室内外に使われるものであるが、出願人は、建材と前記照明器具とのコラボレーションのみならず、広く、建材と照明とのコラボレーションを図ることができるインテリア建材の開発を進めることとした。
【0004】
室内で使用される建材として、特許文献2は「床面近傍から天井面近傍まで上下方向に延びた照明装置本体を有し、この照明装置本体には、内部に色温度の異なる複数の光源が上下方向に並んで設けられるとともに、この複数の光源を使用目的に応じて選択的に点灯させる切替選択手段を備えていることを特徴としている照明装置」を開示している(同文献段落0016)。
同文献の
図9(b)には、部屋Rの壁面Hに複数の照明装置10が設けられている構成が示されていて、この場合、壁面オブジェのようになり、室内の見栄えが向上する(同文献段落0098)とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、同文献2の照明装置10の光源20の光は、前面パネル16bを介して、室内側に照射されるため、光の変化に乏しく、光の演出効果が薄いものとなっている。
また、照明装置10の操作には、コントロール装置12等の機器が必要とされ(同文献段落0066)、コスト高となる恐れがあった。
【0007】
そこで、出願人は、建材と前記照明器具とのコラボレーションのみならず、広く、建材と照明とのコラボレーションを図ることができるインテリア建材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本願発明に係るインテリア建材は、
長尺状のコ字状のフレームを備えると共に、照明器具、この照明器具を前記フレームに取り付けたるための取付材、前記照明器具の照明光を反射させるために前記フレームに取付けられるリフレクタ材及び前記フレームの開口を塞ぐフサギ材を組合わせて配置できる取付空間を、前記フレームの開口に設け、
前記取付材、前記リフレクタ材及び前記フサギ材は、前記フレームに対して係脱自在に配置され、かつ、前記フレームの長手方向に対する取付位置を互いに交換可能であることを特徴とするインテリア建材とした(請求項1に記載の発明)。
本願発明の照明器具には、前記LEDプレートを光源とするものの他、各種の照明器具が含まれる。
【0009】
前記取付空間は、前記取付材、前記リフレクタ材及び前記フサギ材の少なくとも1つを配置することで、第1空間と第2空間とに区切られることを特徴とするインテリア建材とした(請求項2に記載の発明)。
【0010】
前記第1空間は、前記取付材、前記リフレクタ材及び前記フサギ材の少なくとも1つの薄板と、前記フレームの両側面とから構成されていることを特徴とするインテリア建材とした(請求項3に記載の発明)。
【0011】
前記リフレクタ材は、前記照明器具の照明光の進行方向に沿って配置されていることを特徴とするインテリア建材とした(請求項4に記載の発明)。
【0012】
前記フサギ材を用いて前記照明
器具を前記フレームに取り付けることを特徴とするインテリア建材とした(請求項5に記載の発明)。
【発明の効果】
【0013】
本願発明によれば、インテリア建材を構成する要素として、フレームと、照明器具と、この照明器具を前記フレームに取り付けたるための取付材と、この照明器具の照明光を反射させるために前記フレームに取付けられるリフレクタ材と、前記フレームが備える開口を塞ぐフサギ材を用いることができるので、建材と照明とのコラボレーションを多種多用に図ることができるインテリア建材を提供することができる。
また、本願発明によれば、これらの要素の組合わせを選択することで、変化に富んだ光の演出が可能となっている。
また、前記リフレクタ材は、前記照明器具の照明光の進行方向に沿って配置されているので、前記照明器具の照明光を反射させるリフレクタ材の機能を発揮させることができ、変化に富んだ光の演出が可能となっている。
また、前記フサギ材を用いて前記照明
器具を前記フレームに取り付けることとしたので、前記フサギ材に、フレームの開口を塞ぐことができる機能に加えて、取付材としての機能を付加することができ、各種の照明器具の取付手段として、柔軟に対応することができる。
さらに、前記取付材、前記リフレクタ材及び前記フサギ材は、前記フレームに対して係脱自在に配置されているので、インテリア建材のメンテナンスが容易になり、また、趣向の変化に柔軟に対応することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明に係るインテリア建材は、各図に図示されているように、長尺状のコ字状の形材であるフレーム1と、照明器具2と、この照明器具2を前記フレーム1に取付けるための取付材3と、この照明器具2の照明光を反射させるために前記フレーム1に取付けられるリフレクタ材4と、前記フレーム1が備える開口10を塞ぐフサギ材5から構成される。
前記フレーム1の開口10は、前記照明器具2、前記取付材3、前記リフレクタ材4及び前記フサギ材5を取付るための取付空間11となっている。
前記取付空間11に、照明器具2を取付けた前記取付材3、前記リフレクタ材4及び前記フサギ材5を組合わせて、インテリア建材とすることができる。
なお、以下に詳述する本願発明のインテリア建材に共通する構成は、共通する用語を用いると共に、各図において略同一に図示して詳細な説明は省略し、且つ、必要に応じて同一の符号で示すことがある。
【0016】
前記フレーム1は、
図1のように、形材の長尺方向に交差する面の断面形状が「コ」の字のように構成されて、開口10を備えている。
前記開口10は、取付空間11を構成し、照明器具2を収容することができる第一の空間12と、前記取付材3、リフレクタ材4及び前記フサギ材5を取付けることができる取付ヒレ13と、照明器具2の配線等を納めることができる第二の空間14とからなる。
前記取付空間11は、フレーム1の両側面15,16及び背面17の辺に囲まれて構成されている。
【0017】
前記第一の空間12は、照明器具2の全体を収容できるスペースに構成しても、その一部のみを収容するようにされていてもよい。
前記取付ヒレ13は、両側面15,16の内面18,18からそれぞれ起立する起立片130,130と、各起立片130,130の端部から略ハの字状に傾斜する傾斜部131,131を備えている。これらの傾斜部131,131は、前記取付材3の起立係止片32,32(後述)を係止する際に、その起立係止片32,32に加えられる押圧力により、起立係止片32,32と係止されるようになっている。
【0018】
以上のように構成されるフレーム1は、前記開口10が室内側に臨むように、前記背面17、側面15及び/又は側面16が壁面等に固定されている。
【0019】
前記照明器具2は、スポットライト、ブラケットライト、LEDプレートが内ケーシングにセットされて構成されている照明器具(以下、LEDライト)が本書で記載されているが、これらに限定されるものではない。
前記LEDプレートは、詳細な図示は省略するが、LEDチップを電極パターンが描かれた基板に直接配置したモジュールから構成される。具体的には、LEDプレートは、例えば配線パターン及びアンカー部が形成される基板と、前記配線パターン上に一方の電極が接続されると共に、前記配線パターン上に施される補助メッキ及び金メッキを介して他方の電極が接続されるLEDチップからなる。ここにLEDチップは、単一の発光色のもの、赤色、緑色及び青色に発光する各チップを並べたマルチタイプのもの等がある。前記LEDチップの周囲には、レンズ状(凸状)のコーティング層が形成されている。
さらに、内ケーシングにセットされているLEDプレートにコーティング層を充填して構成してもよい。
以上のように構成される前記LEDプレートは、12チップ、16チップ又は20チップ等で必要に応じて任意のチップ数を単位に構成され、基盤連結部(図示せず)を介して、長尺状に接続できるようになっている。
これらの照明器具2は、取付材3の他、フサギ材5を介して前記取付空間11に配置される。
【0020】
前記取付材3は、
図2Aのように、前記フレーム1の起立片130,130に当接しつつ、第一の空間12と第二の空間14の間において、前記開口10(この実施形態では第二の空間14)を塞ぐ薄板30と、その薄板30の裏面31から起立する起立係止片32,32と、前記薄板30の正面33に前記照明器具2を配置する配置片34を備えている。
前記起立係止片32,32の先端には、前記取付材3を押圧しつつ前記取付ヒレ13の傾斜部131,131に前記起立係止片32,32を係止する際に、その先端が傾斜部131,131に当接する滑面35,35が形成されている。また起立係止片32,32には、前記取付材3を前記フレーム1から取外す場合に、容易に取外すことができるように、前記滑面35,35に連続して、略半円状の係止部36,36が形成されている。
これによりインテリア建材のメンテナンスの容易性、趣向の変化に対応させる取付材3、後述のように同様に構成されているリフレクタ材4、フサギ材5等の交換の容易性が図られている。
なお、前記取付材3と前記フレーム1との係脱を更に自在に容易にするために、前記取付材3の薄板30の上下方向の端部に、治具を挿入できる切欠(図示せず)を設けてもよい。
【0021】
前記配置片34は、照明器具2の「カサ」部分等を安定的に載置できるようなカーブを備えており、そのような「カサ」を備えた照明器具2の専用材となっている。
なお、前記フサギ材5に、スポットライト等の照明器具2を固定して取付ることができるので、フサギ材5は取付材を兼用できるようになっている。
【0022】
以上のような構成の取付材3は、フレーム1と同様に長尺状に構成されていて、必要に応じて、その長さサイズを調整するため、切断して使用される。
【0023】
図2Bは、別例の取付材3Aの構成例を示すもので、前記取付材3の薄板30及び起立係止片32,32と同様の起立係止片32,32及び薄板30を備えると共に、前記薄板30の正面33に前記照明器具2のLEDライトを取付ける起立取付片37,37を備えている。この起立取付片37,37は、LEDライトの外側に拡散板6を取付けることができる取付枠38,38を備えてなる。その他の構成は、前記取付材3と同様である。
【0024】
前記リフレクタ材4は、
図3Aのように、前記取付材3の薄板30及び起立係止片32、32と同様の薄板40及び起立係止片42,42を備えると共に、前記薄板40の正面43に前記照明器具2からの照明光を反射させる反射片44を備えている。
この反射片44は、円筒をその直径に沿って左右に2つに分割した半円筒状のもので、円筒の内面が反射面45となっている。その他の構成は、前記取付材3と同様である。
【0025】
図3Bは、別例のリフレクタ材4Aの構成例を示すもので、前記取付材3の薄板30及び起立係止片32、32と同様の薄板40及び起立片42,42を備えると共に、前記薄板40の正面43に前記照明器具2からの照明光を反射させる波板状の反射面46を備えている。その他の構成は、前記取付材3と同様である。
【0026】
前記フサギ材5は、
図4に図示したように、前記取付材3の薄板30及び起立係止片32、32と同様の薄板50及び起立係止片52,52を備えると共に、前記薄板50の正面53は平面状に構成されている。
このような構成のフサギ材5は、前記フレーム1の開口10に前記取付材3、リフレクタ材4を取付けない箇所において、その開口10を塞ぐものであると共に、前記薄板50の正面53に照明器具2を固定できるようになっている。その他の構成は、前記取付材3と同様である。
【0027】
次に、前記フレーム1の取付空間11に、前記照明器具2、前記取付材3、前記リフレクタ材4及び前記フサギ材5を組合わせる場合の実施形態を説明する。
【0028】
図5Aは、前記取付空間11に、その下方から上方にかけて、順次、前記フサギ材5、前記照明器具2としてのスポットライト2Aを固定した前記フサギ材5、前記フサギ材5、前記スポットライト2Aを固定した前記フサギ材5及び前記フサギ材5を組合わせた実施形態を示している。
前記スポットライト2Aは、前記フサギ材5の薄板50の正裏面51,53間を貫通させた孔54を介して、スポットライト2Aのアーム21をネジ止めし、その配線22を第一の空間12から第二の空間14に向けて延在させている。
このスポットライト2Aのアーム21に取付られているカサ23は、アーム21の両端に回転軸が設けられており、その回転軸を中心に、回転自在に構成されている。
【0029】
図5Bは、
図5Aに示した組合わせの実施形態において、前記フサギ材5に複数個のスポットライト2Aを取付けたもので、かかるインテリア建材を例えば店舗の壁面等に施工することで、ディスプレイ用の商品に照明光を当て、その商品を浮かび上がらせることができる。
【0030】
図6Aは、前記取付空間11に、下方から上方にかけて、順次、照明器具2としてのブラケットライト2Bを固定した取付材3、前記リフレクタ材4A、前記ブラケットライト2Bを固定した取付材3を組合わせた実施形態である。
前記ブラケットライト2Bは、
図6A及び
図6Bのように、その照明光が前記リフレクタ材4Aに向けて放射される位置に固定されている。即ち、ブラケットライト2Bのカサ23の外周が前記取付材3の配置片34に密着して載置され、カサ23が薄板30の正裏面31,33間を貫通させた孔を介してネジ止めされていると共に、別の貫通孔を介して第二の空間14に配線を延在させている。
【0031】
図6Cは、
図6Aに示した組合わせの実施形態において、ブラケットライト2Bとリフレクタ材4Aの正面43に形成された波型の反射面46による光の作用効果を示したもので、リフレクタ材4Aの反射面46の山と谷の差が照射光で強調されて、縦線の模様が表現されて、独特のインテリア建材となっている。
【0032】
図7Aは、前記フレーム1の取付空間11に、下方から上方にかけて、順次、照明器具2としてのブラケットライト2Bを固定した取付材3、前記リフレクタ材4、前記ブラケットライト2Bを固定した取付材3を組合わせた実施形態を示したものである。
前記ブラケットライト2Bは、
図7Bのように、その照明光が前記リフレクタ材4に向けて放射される位置に固定されている。
【0033】
図7Cのように、前記フレーム1の上端から前記ブラケットライト2Bの照明光が前記リフレクタ材4の半円筒形の反射面45に反射されて生じる光の濃淡の段階的な変化、視線の方向による光の濃淡の段階的な変化を現したもので、独特のインテリア建材となっている。
【0034】
図8Aに示した組合わせ例は、
図7Aの組合わせ例を変形させたもので、前記取付空間11に、下方から上方にかけて、順次、前記リフレクタ材4、前記ブラケットライト2Bを固定した取付材3、前記リフレクタ材4を組合わせた実施形態である。
【0035】
かかる組合わせ例では、
図8Bのように、ブラケットライト2Bの照明光が上下方向に導かれて反射されるようになっている。さらに、
図8Bのように、前記フレーム1の上端に進行した前記ブラケットライト2Bの照明光は、天井面で反射されて、リフレクタ材4の形状を反映させることができる間接照明となっている。
【0036】
図9Aは、前記フレーム1の取付空間11に、下方から上方にかけて、順次、前記フサギ材5を2段にし、照明器具2のLEDライト2Cを固定した取付材3Aを組合わせた実施形態を示したものである。
前記フサギ材5には、電気製品に電力を供給するためのコンセント7が仕込まれている。
【0037】
図9Bに示した組合わせ例は、
図9Aの組合わせ例を変形させたもので、前記取付空間11に、下方から上方にかけて、順次、前記LEDライト2Cを固定した取付材3A、前記フサギ材5、前記LEDライト2Cを固定した取付材3Aを組合わせた実施形態である。
この実施形態では、壁面等に前記LEDライト2Cによる光の模様が形成されると共に、前記拡散板6により、光が拡散して、床及び天井にも光の模様が形成される。
なお、
図9Cのように、前記LEDライト2Cに対して供給されたる電力は、コネクターに接続される配線22が前記フレーム1の上端から第二の空間14に延在されている。
また、
図10のように、前記取付材3Aの上下端には、端部フサギ9が設けられている。
【0038】
上記インテリア建材の効果を纏めれば次の通りである。
(1) インテリア建材を構成する要素として、フレーム1と、スポットライト2A、ブラケットライト2B、LEDライト2C等の照明器具2と、これらの照明器具2を前記フレーム1に取り付けたるための取付材3,3Aと、これらの照明器具2の照明光を反射させるために前記フレーム1に取付けられるリフレクタ材4,4Aと、前記フレーム1が備える開口10を塞ぐフサギ材5を用いることで、インテリア建材のバリエーションを高めて建材と照明とのコラボレーションを図ることができる。
(2) また、フレーム1と、スポットライト2A、ブラケットライト2B、LEDライト2C等の照明器具2と、これらの照明器具2を前記フレーム1に取り付けたるための取付材3,3Aと、これらの照明器具2の照明光を反射させるために前記フレーム1に取付けられるリフレクタ材4,4Aと、前記フレーム1が備える開口10を塞ぐフサギ材5の組合わせを選択することで、変化に富んだ光の演出が可能となっている。
(3) 前記リフレクタ材4,4Aは、前記照明器具2の照明光の進行方向に沿って配置されているので、前記リフレクタ材4,4Aが備えている独自の反射面45,46の機能を発揮させることができ、変化に富んだ光の演出が可能となっている。
(4) 前記フサギ材5を用いて前記照明
器具2を前記フレーム1に取り付けることもできるので、前記フサギ材5に、フレーム1の開口10を塞ぐことができる機能に加えて、取付材としての機能を付加することができ、各種の照明器具2の取付手段として、柔軟に対応することができる。
(5) 前記取付材3,3A、前記リフレクタ材4,4A及び前記フサギ材5は、前記フレーム1に対して係脱自在に配置されているので、インテリア建材のメンテナンスが容易になり、また、趣向の変化に柔軟に対応することができる。
【0039】
上述のように、前記取付材3等の起立係止片32,32は、前記フレーム1の取付ヒレ13,13の傾斜部131,131に係止されて、前記フレーム1からハズレ難いようになっているが、両者の係止をより確実にするため、前記取付材3,3A、リフレクタ材4,4A、フサギ材5にハズレ止め8を取付けてもよい。
前記ハズレ止め8は、
図11のように、例えばフサギ材5を例示して説明すれば、その起立係止片52,52を支持する支持板80と、フサギ材5がフレーム1の室内側(
図11の横断面図において紙面の下側)に係脱することを防止するフック片81からなる。
また、前記フレーム1の上下端に、開口10を塞ぐための端部フサギ(図示なし)を設けているので、フレーム1を壁面等に固定する前に、フレーム1の長手方向から前記取付材3,3A、リフレクタ材4,4A、フサギ材5が抜け出すことを防止している。
【0040】
上記各実施形態では、インテリア建材は主としてたて建物のエントランス、廊下等のZの壁面等に配置されることが想定されているが、建物の開口部の窓枠等の方立に配置してもよいし、商業施設のショウウインドウに配置してもよい。
【0041】
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において、通常の知識を有する者により可能である。