(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数のMCSテーブルが、少なくとも、最高1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルと、最高2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルとを備え、前記2次が前記1次よりも高い、請求項1に記載の方法。
前記DCIが、前記DCIが通信される制御チャネルのタイプ、前記DCIをマスキングするために使用されるマスキングコード、または前記DCIが通信される前記PDCCHのサブフレームのうちの1つに少なくとも基づいて、前記MCSテーブルリファレンスを搬送する、請求項1に記載の方法。
前記識別されたMCSテーブルに関連する電力オフセットパラメータを決定すること、ここにおいて、第1の電力オフセットパラメータが第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2の電力オフセットパラメータが第2のMCSテーブルに関連付けられる、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記電力オフセットパラメータに基づいて前記1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つのための送信電力を決定することをさらに備える、請求項10に記載の方法。
前記識別されたMCSテーブルに関連するアップリンク制御情報(UCI)オフセットパラメータを決定すること、ここにおいて、第1のUCIオフセットパラメータが、関連する第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2のUCIオフセットパラメータが、第2のMCSテーブルに関連付けられる、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記UCIオフセットパラメータに基づいて前記1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つと前記UCIを多重化するためのある数のリソース要素を決定することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
前記UCIが、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ−ACK)、ランクインジケータ(RI)、およびチャネル品質インジケータ(CQI)のうちの1つまたは複数を備える、請求項13に記載の方法。
前記複数のMCSテーブルが、少なくとも、最高1次までの直交振幅変調に関連付けられたレガシーMCSテーブルと、最高2次までの直交振幅変調に関連付けられた非レガシーMCSテーブルとを備え、前記2次が前記1次よりも大きい、請求項16に記載の装置。
前記DCIが、前記DCIが通信される制御チャネルのタイプ、前記DCIをマスキングするために使用されるマスキングコード、または前記DCIが通信される前記PDCCHのどのサブフレームかのうちの1つに基づいて前記MCSテーブルリファレンスを搬送する、請求項16に記載の装置。
前記識別されたMCSテーブルに関連する電力オフセットパラメータを決定するように実行可能な命令をさらに備え、第1の電力オフセットパラメータが第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2の電力オフセットパラメータが第2のMCSテーブルに関連付けられる、請求項16に記載の装置。
前記電力オフセットパラメータに基づいて前記1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つのための送信電力を決定するように実行可能な命令をさらに備える、請求項25に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0035】
[0050]ワイヤレス通信規格は、ダウンリンクおよびアップリンク送信のための様々な変調コーディング方式(MCS)をサポートし得る。一構成では、4位相シフトキーイング(QPSK)、16直交振幅変調(16QAM)、および64QAMが、ワイヤレス通信規格によってサポートされるレガシー変調コーディング方式の例であり得る。さらに、ワイヤレス通信規格は、たとえば、少なくとも256QAMまでの非レガシーMCSをサポートし得る。一例として、ワイヤレス通信規格は、ダウンリンク送信のための複数のMCSの使用を提供し得、256QAMのためのサポートされる構成がカバーされることを保証するためにフォールバック動作をも含み得る。そうするために、ワイヤレス通信システム中の発展型ノードB(eNB)は、ワイヤレスチャネル上でのダウンリンク送信のために使用すべき適切なMCSテーブルを選択し得る。しかしながら、アップリンク送信のために、別個のMCSが使用され得る。したがって、どのMCSテーブルを参照すべきかを示すユーザ機器(UE)への別個の指示が有益であり得る。したがって、ワイヤレス通信システムでは、アップリンク送信のためのロングタームエボリューション(LTE)におけるMCS指示方法が可能になり得る。この例または他の例では、より高次の変調またはより複雑な変調に関連するMCSが使用され得る(たとえば、1024QAM)。
【0036】
[0051]説明する技法および装置は、UEがアップリンク送信を変調しコーディングするために使用すべきMCSテーブルをUEに示す。UEは、UEが複数のMCSテーブルのうちのどれをアップリンクグラントにおいて与えられるリソースのために利用すべきかを搬送し、示すように構成されたダウンリンク制御情報(DCI)を受信し得る。UEは、使用すべき適切なMCSテーブルを識別し、識別されたMCSテーブルに基づいて変調およびコーディングされたアップリンク送信を送るためにDCIの構成を決定し得る。適切なMCSテーブルへのリファレンスを搬送するDCIの構成は様々な形態(たとえば、DCIフォーマット、どのサーチスペース中でDCIが通信されるのか、DCI中の1つまたは複数のビット、どのサブフレームにDCIが位置するのか、DCIを搬送する制御チャネルのタイプ、UEが2つ以上のEPDCCHリソースセットで構成される場合、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)に関連するリソースセットインデックス、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に関連する仮想セルIDなど)をとり得る。いくつかの例では、DCIは、最高64QAMまでのMCS方式をサポートするレガシーMCSテーブルを参照するように構成され得る。他の例では、DCIは、最高で少なくとも256QAMまでのMCS方式をサポートする非レガシーMCSテーブルを参照するように構成され得る。したがって、eNBは、制御オーバーヘッドリソースを節約しながら256QAMがサポートされるかどうかを示すために適切に構成されたDCIをUEに送り得る。
【0037】
[0052]したがって、以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明されるのとは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わされ得る。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
【0038】
[0053]最初に
図1を参照すると、図に、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局(あるいはセルまたはノード)105と、ユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。本開示では、「セル」、「基地局」、および「eNB」という用語は互換的に使用される。本開示では、「UE」および「モバイルデバイス」という用語は互換的に使用される。
【0039】
[0054]基地局105は、様々な例ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105は、バックホール132を通してコアネットワーク130と制御情報またはユーザデータを通信し得る。いくつかの例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して互いと直接または間接的に通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリアで同時に被変調信号を送信し得る。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られることがあり、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
【0040】
[0055]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。基地局105のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、またはフェムト/ピコ基地局)を含み得る。異なる技術のための重複するカバレージエリアがあり得る。
【0041】
[0056]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局105のうちの1つまたは複数を記述するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、概して、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザ用のUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBはピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBはフェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
【0042】
[0057]一例では、eNB105は、UE115への送信のために使用すべき様々なMCS間で選択する。選択されたMCSは、UE115から報告されたチャネル品質インジケータ(CQI)値に少なくとも部分的に基づき得る。eNB105は、UE115から受信されたCQI値に対応するテーブルを識別するために様々なCQIテーブル間で選択し得る。eNB105はまた、ダウンリンク上での送信またはアップリンク上での送信のためにMCSがそれから識別され得るテーブルを識別するために様々なMCSテーブル間で選択し得る。選択されたMCSテーブルは、UE115から受信されたCQI値に少なくとも部分的に基づき得る。eNBは、いくつかの例では、アップリンク送信のために利用されるべき選択されたMCSテーブルへのリファレンスをUE115に示し得る。
【0043】
[0058]別の例では、モード依存DCIは、RRC構成に基づいてレガシーMCSテーブルまたは新しいMCSテーブルに関連付けられ得る。さらに、PDSCHをスケジュールするDCIフォーマット1Aは、DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、レガシーMCSテーブルに関連付けられ、またはDCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、新しいMCSテーブルに関連付けられ得る。
【0044】
[0059]EPDCCHリソースセット依存のMCSテーブル決定は、DL送信およびUL送信について共同でまたは別個に管理され得る。共同管理の一例として、DCIフォーマット0とDCIフォーマット1Aとの両方は、レガシーMCSテーブルに関連付けられ得、DLスケジューリングとULスケジューリングとの両方のためのモード依存のDCI(たとえば、DCIフォーマット2DおよびDCIフォーマット4)は、DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、DLスケジューリングとULスケジューリングとの両方のためのモード依存のDCI(たとえば、DCIフォーマット2DおよびDCIフォーマット4)は、新しいMCSテーブルに関連付けられ得る。別個の管理の一例として、DCIが、第1のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、DCIフォーマット1Aは、レガシーMCSに関連付けられ得、DCIフォーマット0は、レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、DCIフォーマット1Aは、新しいMCSに関連付けられ得る。
【0045】
[0060]コアネットワーク130は、バックホール132(たとえば、S1など)を介して基地局105と通信し得る。基地局105はまた、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介してまたはバックホール132を介して(たとえば、コアネットワーク130を通して)直接または間接的に、互いと通信し得る。ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は近似的に時間的にアライメントされ得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的にアライメントされないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれにも使用され得る。
【0046】
[0061]ワイヤレス通信システム100において示された通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0047】
[0062]UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。さらに、UE115は、UE115がアップリンク送信のために使用し得るMCSを識別するために様々なMCSテーブル間で選択することが可能であり得る。
【0048】
[0063]UE115は、サービングeNB105からDCIを受信し、DCIのためのフォーマットとDCIの構成とを決定するように構成され得る。DCIの決定されたフォーマットと構成とに基づいて、UE115は、MCSテーブルのセットの中からアップリンク送信のためのMCSテーブルを識別し得る。DCIは、UE115のためのアップリンクリソースのグラント(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の時間周波数リソースのグラント)を含み得る。DCIの構成またはDCIのためのフォーマットは、UE115がアップリンク送信のために利用すべきMCSテーブルへのリファレンスを搬送するために選択され得る。たとえば、DCIは、どのMCSテーブルを選択すべきかをUE115に少なくともある程度示すDCIフォーマット0またはDCIフォーマット4を有し得る。DCIの態様はまた、UE115がアップリンク送信のために選択すべきMCSテーブルをさらに示すように構成され得る。したがって、DCIフォーマットおよび構成は、様々なMCS方式をサポートするLTE環境におけるアップリンク送信のためにUE115が使用すべきMCSテーブルを示し得る。
【0049】
[0064]
図2は、基地局105−aとUE115−aとを含むワイヤレス通信システム200の設計を概念的に示すブロック図である。このワイヤレス通信システム200は、
図1のワイヤレス通信システム100の態様を示し得る。たとえば、基地局105−aは、
図1の1つまたは複数の基地局105の一例であり得る。UE115−aは、
図1の1つまたは複数のUE115の一例であり得る。基地局105−aは、アンテナ234−a〜234−xを備え得、ここで、xは正の整数であり、UE115−aは、アンテナ252−a〜252−nを備え得、ここで、nは正の整数である。ワイヤレス通信システム200では、基地局105−aは、複数の通信リンクを介して同時にデータを送ることが可能であり得る。各通信リンクは「レイヤ」と呼ばれることがあり、通信リンクの「ランク」は、通信に使用されるレイヤの数を示し得る。たとえば、基地局105−aが2つの「レイヤ」を送信する2×2多入力/多出力(MIMO)システムでは、基地局105−aとUE115−aとの間の通信リンクのランクは2である。
【0050】
[0065]基地局105−aにおいて、送信プロセッサ220は、データソースからデータを受信し、コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信し得る。制御情報は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH:physical hybrid-ARQ indicator channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)などのためのものであり得る。送信プロセッサ220は、データシンボルおよび制御シンボルを取得するために、それぞれデータを処理し(たとえば、符号化およびシンボルマッピングし)、制御情報を処理し得る。送信プロセッサ220はまた、基準シンボルとセル固有基準信号とを生成し得る。送信(TX)MIMOプロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを変調器/復調器232−a〜232−xに与え得る。各変調器/復調器232は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器/復調器232はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク(DL)信号を取得し得る。一例では、変調器/復調器232−a〜232−xからのDL信号は、それぞれ、アンテナ234−a〜234−xを介して送信されることがある。
【0051】
[0066]UE115−aにおいて、UEアンテナ252−a〜252−nは、基地局105−aからDL信号を受信し得、受信された信号をそれぞれ変調器/復調器254−a〜254−nに与え得る。各変調器/復調器254は、それぞれの受信信号を調節(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各変調器/復調器254はさらに、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルを処理して、受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべての変調器/復調器254−a〜254−nから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ258が、検出されたシンボルを処理し(たとえば、復調し、デインターリーブし、および復号し)、UE115−aのための復号されたデータをデータ出力に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280、またはメモリ282に与え得る。
【0052】
[0067]アップリンク(UL)上で、UE115−aにおいて、送信プロセッサ264は、データソースからデータを受信し、処理し得る。送信プロセッサ264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、送信MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、変調器/復調器254−a〜254−nによって(たとえば、シングルキャリア(SC)−FDMAなどのために)さらに処理され、基地局105−aから受信された送信パラメータに従って基地局105−aに送信され得る。基地局105−aにおいて、UE115−aからのUL信号がアンテナ234によって受信され、変調器/復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータ出力およびコントローラ/プロセッサ240に与え得る。UE115−aの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。言及されたモジュールの各々は、ワイヤレス通信システム200の動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。同様に、基地局105−aの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように構成された1つまたは複数のASICを用いて実行され得る。言及された構成要素の各々は、ワイヤレス通信システム200の動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。
【0053】
[0068]一構成では、UE115−aは、アップリンク送信のための使用されるべきMCSテーブルへのリファレンスを受信し、選択されたMCSテーブルに基づいて変調され、コーディングされたアップリンク送信を送るための手段を含む。UE115−aはまた、リソースのアップリンクグラントを含むDCIを受信するための手段を含み得る。UE115−aは、たとえば、DCIの構成ならびにDCIのためのフォーマットを決定するための手段を含み得る。UE115−aは、たとえば、DCIのための構成およびフォーマットに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別するための手段を含み得る。UE115−aは、別の例では、識別されたMCSテーブルに従って変調およびコーディングされたアップリンク送信を送るための手段を含み得る。一態様では、上述の手段は、上記で具陳し、以下でさらに詳細に説明する機能を実行するように構成されたUE115−aのコントローラ/プロセッサ280、メモリ282、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、変調器/復調器254、およびアンテナ252であり得る。
【0054】
[0069]一構成では、eNB105−aは、DCIフォーマットを有し、MCSテーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成するための手段を含む。場合によっては、DCIフォーマットは、あらかじめ定義され得る。eNB105−aはまた、UE115−aに、DCIを送るための手段を含み得、DCIは、UE115−aのためのリソースのアップリンクグラントを備える。eNB105−aは、たとえば、UE115−aから、複数のMCSテーブルからのMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のアップリンク送信を受信するための手段を含み得、MCSテーブルは、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて識別される。一態様では、上述の手段は、上記で具陳し、以下でさらに詳細に説明する機能を実行するように構成されたeNB105−aのコントローラ/プロセッサ240、メモリ242、送信プロセッサ224、受信プロセッサ238、変調器/復調器232、およびアンテナ234であり得る。
【0055】
[0070]
図3に、本開示の様々な態様による、例示的なダウンリンクMCSテーブル305の
図300を示す。ダウンリンクMCSテーブル305は、
図1または
図2のUE115とeNB105との間のダウンリンク送信のために使用されるダウンリンクMCSテーブルの一例であり得る。ダウンリンクMCSテーブル305は、ダウンリンク送信のためのその中から選定すべき最大32個のMCSを表すために5ビットを利用し得る。MCSテーブル305は、トランスポートブロックサイズルックアップインデックスならびに対応するMCSのために使用されるべき変調次数を含み得る。MCSテーブル305は、5ビットのMCSに基づき得、0〜31のMCSインデックスのリストを含み得る。各インデックスは、送信のために使用されるべき少なくとも1つの変調方式に対応し得る。いくつかの例では、MCSインデックス0〜28は、新しい送信または再送信のためのMCS方式を示し得るが、インデックス29〜31は、再送信のためのMCS方式を与え得る。さらに、各MCSインデックスは少なくとも1つのトランスポートブロックサイズ(TBS)ルックアップインデックスにマッピングされ得る。TBSルックアップインデックスは、対応するMCSを使用して送信されるべきトランスポートブロックのサイズを示し得る。MCSインデックスとTBSインデックスとの間のマッピングは、1対1で対応するマッピングでないことがある(たとえば、MCSインデックス9および10がどちらもTBSインデックス9にマッピングする)。MCSテーブル305では、変調次数は、最高で64QAM(すなわち、変調次数6)までの変調をサポートし得る。様々なワイヤレス通信規格によれば、最高で256QAMまでをサポートするダウンリンクMCSテーブルも与えられ得る。
【0056】
[0071]
図4に、本開示の様々な態様による、例示的なCQI報告テーブル405の
図400を示す。CQI報告テーブル405は、(
図1または
図2の)UE115からeNB105によって受信され、ワイヤレスチャネルのCQI値を識別するために使用され得る。CQI値は、次いで、ワイヤレスチャネル上での送信のために使用すべき特定のMCSを選択するために使用され得る。CQI報告テーブル405は、4ビットを使用してCQI値を表し得る。CQIテーブルは、(CQI値を表すために4ビットが使用される場合)16個の可能なCQI値に対応するCQIインデックスのリスティングを含み得る。各CQIインデックス値は、MCSを選択するために使用され得る追加のデータにマッピングされ得る。
【0057】
[0072]LTEリリース12では、ダウンリンク動作のために256QAMがサポートされる。したがって、リリース12は、256QAMエントリをもつチャネル状態情報(CSI)フィードバックをサポートするために新しいCQIテーブルを定義する。リリース12はまた、256QAMでのPDSCHのスケジュールをサポートするために新しいMCSテーブルを定義する。さらに、新しいTBSテーブルはまた、より大きいTBS(したがって、より高いピークレート)がサポートされ得るように定義される。ダウンリンク動作のための256QAMのサポートは、スモールセル展開によって動機付けられ得、ここで、UEは、良好なチャネル状態を経験し得る。
【0058】
[0073]しかしながら、UEが経験するダウンリンクチャネル/干渉条件は、UEのためのアップリンクチャネル/干渉条件とはまったく異なるものであり得る。ダウンリンク256QAMのサポートでは、レガシーMCSテーブルにコンパクトなDCIフォーマット1Aを関連付け、ダウンリンク256QAM動作を示すために、ダウンリンク送信モード依存のDCIに依拠することが妥当である。これは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)が256QAMをサポートする場合、ダウンリンクチャネル条件が十分に良好なので、DCIオーバーヘッドが重大な問題にならないと仮定することが妥当であるからである。したがって、DCIフォーマット1Aを256QAMに関連付けないことが妥当であり得る。代わりに、DCIフォーマット1Aは、(すなわち、256QAMの再構成中の潜在的なあいまいさを考慮するために)フォールバック動作のために使用されるべきレガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。しかしながら、256QAMがアップリンクのために使用可能である場合、制御チャネルオーバーヘッドが依然として問題でない限りダウンリンクチャネル/干渉条件が良好であるという保証はない。
【0059】
[0074]
図5Aおよび
図5bに、それぞれ、例示的なアップリンクMCSテーブル505および510の
図500−aおよび500−bを示す。アップリンクMCSテーブル505および510は、本開示の様々な態様に従って説明する複数のMCSテーブルの例であり得る。(
図1または
図2の)UE115は、様々な態様による、アップリンク送信のための変調およびコーディングを決定するためにMCSテーブルのうちの1つを識別し得る。UE115によるMCSテーブルの識別は、(
図1または
図2の)eNB105から受信されたインジケータによって容易になり得る。
【0060】
[0075]いくつかの例では、アップリンクMCSテーブル505は、アップリンク送信のための選定すべき最大32個のMCSを表すために5ビットを利用するレガシーMCSテーブルの一例であり得る。アップリンクMCSテーブル505は、トランスポートブロックサイズルックアップインデックスならびに対応するMCSのために使用されるべき変調次数を含み得る。MCSインデックスとTBSインデックスとの間のマッピングは、1対1で対応するマッピングでないことがある(たとえば、MCSインデックス9および10がどちらもTBSインデックス9にマッピングする)。アップリンクMCSテーブル505では、変調次数は、最高で64QAM(すなわち、変調次数6)までの変調をサポートし得る。いくつかの例では、変調次数は、64QAMよりも大きくなり得る。
【0061】
[0076]アップリンクMCSテーブル510は、より高次の変調(たとえば、256QAMをサポートする変調次数8)をサポートする非レガシーMCSテーブルの一例であり得る。アップリンクMCSテーブル510はまた、アップリンク送信のための選定すべき最大32個のMCSを表すために5ビットを利用し得る。アップリンクMCSテーブル510の少なくとも一部分は、より低次の変調またはTBSインデックスについてアップリンクMCSテーブル505の少なくとも一部分と重複し得る。アップリンクMCSテーブル510は、より高次の変調(たとえば、変調次数8)を通して256QAMをサポートするために使用され得る。MCSテーブル505および510は、再送信に関連する冗長バージョンをさらに含み得、ここで、後続の再送信はそれぞれ、インクリメンタル冗長(incremental redundancy)を通して有効コードレートを低減する。
【0062】
[0077]
図6に、本開示の態様による、UE115−bとeNB105−bとの間の通信の一例を概念的に示す
図600を示す。UE115−bは、
図1または
図2に関して説明したUE115の一例であり得る。eNB105−bは、
図1または
図2に関して説明した基地局105の一例であり得る。概して、
図6に、UE115−bにアップリンクMCSを示すためのプロセスを示す。
【0063】
[0078]605において、eNB105−bは、UE115−bにDCIを送り得る。eNB105−bは、DCIのためのフォーマットを選択し、アップリンク送信のためのMCSテーブルへのリファレンスを搬送するようにDCIを構成し得る。場合によっては、DCIフォーマットは、あらかじめ定義され得る。DCIは、アップリンク送信のために使用すべきUE115−bのためのリソースのアップリンクグラントを含み得る。DCIは、PDCCHチャネル上のフレームの1つまたは複数のサブフレームを介してUE115−bに通信され得る。いくつかの例では、eNB105−bは、DCIが、少なくともいくつかの態様では、より高次の変調をサポートするように構成されることを示すために、DCIのためにDCIフォーマット0またはDCIフォーマット4を選択し得る。他の態様では、eNB105−bは、DCIのためにDCIフォーマット0を選択し得る(すなわち、DCIフォーマット0が、レガシーアップリンクMCSテーブルと非レガシーアップリンクMCSテーブルとに関連付けられ得る)。追加または代替として、eNB105−bは、UE115−bのためのMCSテーブルへのリファレンスを搬送するようにDCIを構成し得る。たとえば、eNB105−bは、リファレンスを搬送するためにPDCCHのフレームのサーチスペースを選択すること、リファレンスを搬送するためにDCI中の1つまたは複数のビットを選択すること、リファレンスを搬送するためにPDCCHのフレームのサブフレームを選択すること、リファレンスを搬送するために制御チャネルのタイプ(たとえば、拡張(E)−PDCCHか、PDCCHか)を選択すること、UEが2つ以上のEPDCCHリソースセットで構成される場合、EPDCCHに関連するリソースセットインデックスを選択すること、PUSCHに関連する仮想セルIDを選択すること、リファレンスを搬送するためにDCIをマスキングするために特定のマスキングコードを選択すること、またはそれらの組合せを行うことによってDCIを構成し得る。したがって、DCIは、UE115−bのためのアップリンクMCSテーブルへのリファレンスを搬送するためにあらかじめ定義されたフォーマットおよび構成を有し得る。
【0064】
[0079]610において、UE115−bは、DCIに基づいてアップリンクMCSテーブルを識別し得る。いくつかの例では、UE115−bは、DCIのためのフォーマットならびにDCIの構成(たとえば、DCIフォーマット0または4、共通サーチスペースまたはUE固有サーチスペースなど)を決定し得る。DCIのフォーマットまたは構成に基づいて、UE115−bは、アップリンク送信のための複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別し、選択し得る。たとえば、DCIが第1のあらかじめ定義されたフォーマットであり、第1の構成に従って構成される場合、UE115−bは、最高64QAMまでの変調およびコーディングに関連するMCSテーブルを選択し得る。別の例では、DCIが第2のあらかじめ定義されたフォーマットであり、第2の構成に従って構成される場合、UE115−bは、最高少なくとも256QAMまでに関連付けられたMCSテーブルを選択し得る。
【0065】
[0080]615において、UE115−bは、eNB105−bに1つまたは複数のアップリンク送信620を送り得る。アップリンク送信は、識別されたアップリンクMCSテーブルに従って変調され、コーディングされ得る。アップリンク送信は、識別されたアップリンクMCSテーブルに応じて、最高少なくとも256QAMまでを利用して変調され、コーディングされ得る。
【0066】
[0081]
図7に、本開示の一態様による、UE115−cとeNB105−cとの間の通信の一例を概念的に示す
図700を示す。UE115−cは、
図1、
図2、または
図6に関して説明したUE115の一例であり得る。eNB105−cは、
図1または
図2に関して説明した基地局105あるいは
図6に関して説明したeNB105の一例であり得る。概して、
図7に、アップリンク送信のためのアップリンクMCSリファレンステーブルを示すためのプロセスを示す。
【0067】
[0082]705において、eNB105−cは、UE115−cにDCIを送り得る。eNB105−bは、DCIのためのフォーマットを選択し、アップリンク送信のためのMCSテーブルへのリファレンスを搬送するようにDCIを構成し得る。場合によっては、DCIフォーマットは、あらかじめ定義され得る。DCIは、アップリンク送信のために使用すべきUE115−bのためのリソースのアップリンクグラントを含み得る。
【0068】
[0083]710において、UE115−cは、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIの構成を決定し得る。いくつかの例では、UE115−cは、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIの構成を決定するために、DCIのフォーマットがDCIフォーマット0であるのか、またはDCIフォーマット4であるのかを決定し得る。追加または代替として、UE115−cは、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIの構成を決定するために、DCIが共通サーチスペース中で通信されるのか、またはUE固有サーチスペース中で通信されるのかを決定し得る。他の態様によれば、UE115−cは、PDCCHのフレームのどのサブフレームがDCIを搬送するのか、DCI中の1つまたは複数のビット、どのタイプの制御チャネル(たとえば、E−PDCCHかPDCCHか)がDCIを搬送するのか、UEが2つ以上のEPDCCHリソースセットで構成される場合、EPDCCHに関連するリソースセットインデックス、PUSCHに関連する仮想セルID、DCIをマスキングするためにどのマスキングコードが使用されるか、またはそれらの組合せを決定することによってMCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIの構成を決定し得る。したがって、UE115−cは、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIの構成を決定し得る。715において、UE115−cは、MCSテーブルリファレンスに基づいてアップリンクMCSテーブルを識別し得る。いくつかの例では、UE115−cは、アップリンク送信のための複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別し、選択し得る。UE115−cは、DCI構成に基づいて決定されるリファレンスに基づいてアップリンクMCSテーブルを識別し得る。第1のMCSテーブルリファレンスがDCIを介して識別される場合、UE115−cは、最高64QAMまでの変調およびコーディングに関連するMCSテーブルを選択し得る。別の例では、第2のMCSテーブルリファレンスがDCIを介して識別される場合、UE115−cは、最高少なくとも256QAMまでの変調およびコーディングに関連するMCSテーブルを選択し得る。
【0069】
[0084]720において、UE115−cは、eNB105−cに1つまたは複数のアップリンク送信725を送り得る。アップリンク送信は、識別されたアップリンクMCSテーブルに従って変調され、コーディングされ得る。アップリンク送信は、識別されたアップリンクMCSテーブルに応じて、最高少なくとも256QAMまでを利用して変調され、コーディングされ得る。
【0070】
[0085]
図8に、様々な例による、デバイス805のブロック
図800を示す。いくつかの例では、デバイス805は、
図1、
図2、
図6、または
図7のUE115のうちの1つの態様を示し得る。デバイス805は、受信機810と、MCSテーブル識別モジュール815と、送信機820とを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに、直接または間接的に通信し得る。
【0071】
[0086]受信機810は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。受信機810は、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する受信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。受信機810は、1次セルに関連する1次キャリア(たとえば、サービングeNB105)および2次セルに関連する1つまたは複数の2次キャリアを介して様々な情報チャネルを受信し得る。情報は、MCSテーブル識別モジュール815、送信機820との間でパスされ、デバイス805の他の構成要素にパスされ得る。
【0072】
[0087]送信機820は、デバイス805の他の構成要素から受信される1つまたは複数の信号を送信し得る。送信機820は、1次セルに関連する1次キャリアおよび2次セルに関連する1つまたは複数の2次キャリアを介して情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機820は、トランシーバにおいて受信機810とコロケートされ得る。送信機820は、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。
【0073】
[0088]MCSテーブル識別モジュール815は、複数のMCSテーブルの中から、アップリンク送信のためのMCSテーブルの識別を管理し得る。いくつかの例では、デバイス805は、受信機810を介してサービングeNB105からDCIを受信し得、MCSテーブル識別モジュール815は、MCSテーブルリファレンスを推定するためにDCIを分析するように構成され得る。MCSテーブルリファレンスは、アップリンク送信のために利用されるべきMCSテーブルのうちの1つを指し得る。MCSテーブル識別モジュール815は、DCIのためのフォーマットとDCIの構成とを決定することによってMCSテーブルリファレンスを決定するためにDCIを分析し得る。DCIフォーマットとDCIの構成とは、より低次の変調(たとえば、64QAMのための変調次数6)を使用してアップリンク送信のためのレガシーMCSテーブルを指し得るか、またはより高次の変調(たとえば、256QAMのための変調次数8)を使用してアップリンク送信のための非レガシーMCSテーブルを指し得る。MCSテーブル識別モジュール815は、単独で、または送信機820と組み合わせて、サービングeNB105または他のeNBに送られるべきアップリンク送信についての情報を変調し、コーディングし得る。
【0074】
[0089]代替または追加として、非レガシーMCSテーブルは、それがレガシーMCSテーブルとエントリの共通のセットを共有するように設計され得る。一例として、非レガシーMCSテーブル中のMCSインデックスのセット{k1,k2,...,kn}が、レガシーMCSテーブル中のMCSインデックスのセット{k1,k2,...,kn}と同じ定義を有する。MCSインデックスのセットは、連続するインデックスでないことがある。一例として、MCSインデックスのセットは、{2,4,6,8,10,12,14,15,16,17,...,31}であり得、ここで、MCSインデックスの各々は、レガシーMCSテーブルと非レガシーMCSテーブルとにおいて同じ定義を有する。たとえば、レガシーMCSテーブルと非レガシーMCSテーブルとの両方中のMCSインデックス2は、QPSK(変調次数2)、TBSインデックス2、および冗長バージョン0にマッピングするように定義される。この構成では、フォールバック動作がサポートされ得る。すなわち、eNBは、無線リソース制御(RRC)再構成中にいかなるあいまいさもなしにUEと通信するためにMCSインデックスのセット中のMCSインデックスを使用することができる。
【0075】
[0090]
図9に、様々な例による、デバイス805−aのブロック
図900を示す。いくつかの例では、デバイス805−aは、
図1、
図2、
図6、または
図7のUE115あるいは
図8のデバイス805のうちの1つの態様を示し得る。デバイス805−aは、受信機810−aと、MCSテーブル識別モジュール815−aと、送信機820−aとを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに、直接または間接的に通信し得る。
【0076】
[0091]受信機810−aは、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連する制御情報などの情報を受信し得る。受信機810−aは、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する受信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。受信機810−aは、1次セルに関連する1次キャリア(たとえば、サービングeNB105)および2次セルに関連する1つまたは複数の2次キャリアを介して様々な情報チャネルを受信し得る。情報は、MCSテーブル識別モジュール815−a、送信機820−aとの間でパスされ、デバイス805−aの他の構成要素にパスされ得る。
【0077】
[0092]送信機820−aは、デバイス805−aの他の構成要素から受信される1つまたは複数の信号を送信し得る。送信機820−aは、1次セルに関連する1次キャリアおよび2次セルに関連する1つまたは複数の2次キャリアを介して情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機820−aは、トランシーバにおいて受信機810−aとコロケートされ得る。送信機820−aは、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。
【0078】
[0093]MCSテーブル識別モジュール815−aは、複数のMCSテーブルの中から、アップリンク送信のためのMCSテーブルの識別を管理し、DCI構成モジュール910と、MCSテーブルモジュール915と、アップリンク送信モジュール920とを備え得る。いくつかの例では、デバイス805−aは、受信機810−aを介してサービングeNB105からDCIを受信し得、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを抽出するためにDCIを分析するように構成され得る。MCSテーブルリファレンスは、アップリンク送信のために利用されるべきMCSテーブルのうちの1つを指し得る。DCI構成モジュール910は、DCIのためのフォーマットとDCIの構成とを決定することによってMCSテーブルリファレンスを決定するためにDCIを分析し得る。
【0079】
[0094]いくつかの例では、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIの構成を決定するために、DCIのフォーマットがDCIフォーマット0であるのか、またはDCIフォーマット4であるのかを決定し得る。いくつかの例では、DCIフォーマット0は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して少なくとも256QAMのアップリンク送信をサポートするMCSテーブルに関連付けられ得る。したがって、DCI構成モジュール910は、DCIが、DCIフォーマット0のフォーマットを有する場合、MCSテーブルリファレンスが、高次変調をサポートする非レガシーMCSテーブルを指すと決定し得る。他の態様では、DCIフォーマット0はまた、レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを決定するためにDCIの構成の他の態様を分析するように構成され得る。
【0080】
[0095]一例では、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIがどのサーチスペース(または復号候補)中で通信されるかを決定し得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、共通サーチスペース中で通信される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、UE固有サーチスペース中で通信される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、アップリンク送信が256QAMをサポートし得ると決定し得る。
【0081】
[0096]一例では、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCI中の1つまたは複数のビットから決定し得る。一例として、MCSテーブルリファレンスを識別するためのDCI中に1ビットがあると仮定する。DCI中のビットが0である場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。DCI中のビットが1である場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、アップリンク送信が256QAMをサポートし得ると決定し得る。
【0082】
[0097]別の例では、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIがどのサブフレーム中で通信されるかを決定し得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、第1のサブフレーム中で通信される場合、MCSテーブルリファレンスは、レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、第2のサブフレーム中で通信される場合、MCSテーブルリファレンスは、少なくとも256QAMのアップリンク送信のサポートを与え得る非レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。
【0083】
[0098]別の例では、DCI構成モジュール910は、どの電力制御ループがPUSCH送信に関連付けられるかを決定し得る。2つのアップリンク電力制御ループが利用される場合、DCI構成モジュール910は、スケジュールされたPUSCH送信が第1のアップリンク電力制御ループを使用するかどうかを決定し、使用する場合、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。スケジュールされたPUSCH送信が第2の電力制御ループを使用する場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすると決定し得る。
【0084】
[0099]別の例では、DCI構成モジュール910は、DCIを搬送するために使用される制御チャネルのタイプを決定し得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、PDCCH中で通信される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、EPDCCH中で通信される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすると決定し得る。
【0085】
[0100]別の例では、UEが、2つ以上のEPDCCHリソースセットで構成される場合、DCI構成モジュール910は、DCIを搬送するために使用されるEPDCCHのためのリソースインデックスセットを決定し得る。一例として、UEは、2つのEPDCCHリソースセットで構成され得る。DCIが、第1のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。DCIが、第2のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすると決定し得る。EPDCCHリソースセット依存のMCSテーブル決定がすべてのDCIフォーマットに適用可能であり得ることに留意されたい。代替的に、EPDCCHリソースセット依存のMCSテーブル決定が、すべてではないが一部のDCIフォーマットに適用可能であり得る。一例として、それは、DCIフォーマット0には適用可能でないが、DCIフォーマット4に適用可能であり得る。2つ以上のEPDCCHリソースセットが重複し得るので、DCIがどのEPDCCHリソースセットからのものであるのかUEが不確かである場合があり得ることに留意されたい。そのような場合における潜在的なあいまいさを解決するために、所定のルールが定義され得る。たとえば、そのような場合、MCSテーブルリファレンスは、第1のEPDCCHリソースセットに基づき得る。EPDCCHリソースセット依存のMCSテーブル決定がダウンリンク送信とアップリンク送信との両方に適用可能であり得ることにも留意されたい。一例として、DCIフォーマット1AがレガシーMCSテーブルに関連付けられ得、PDSCHをスケジュールするモード依存のDCIフォーマットは、DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、レガシーMCSテーブルに関連付けられ、一方、DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信される場合、それは新しいMCSテーブルに関連付けられ得る。
【0086】
[0101]別の例では、UEが2つ以上の仮想セルIDで構成される場合、DCI構成モジュール910は、PUSCHに関連する仮想セルIDを決定し得る。一例として、UEは、2つの仮想セルIDで構成され得る。DCIが、PUSCHのための第1の仮想セルIDを示す場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。DCIが、PUSCHのための第2の仮想セルIDを示す場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすると決定し得る。仮想セルID依存のMCSテーブル決定がダウンリンク送信とアップリンク送信との両方に適用可能であり得ることにも留意されたい。一例として、DCIフォーマット1AがレガシーMCSテーブルに関連付けられ得、DCIがPDSCHのための第1の仮想セルIDを示す場合、PDSCHをスケジュールするモード依存のDCIフォーマットは、レガシーMCSテーブルに関連付けられ、一方、DCIがPDSCHのための第2の仮想セルIDを示す場合、それは、新しいMCSテーブルに関連付けられ得る。
【0087】
[0102]別の例では、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIをマスキングするために使用されるマスキングコードを決定し得る。DCIをマスキングするために第1のマスキングコードが使用される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられると決定し得る。DCIをマスキングするために第2のマスキングコードが使用される場合、DCI構成モジュール910は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすると決定し得る。
【0088】
[0103]MCSテーブルリファレンスを搬送するために上記で説明した他の構成パラメータに加えて他のDCIフォーマットタイプが使用され得ることを理解されたい。一例として、少なくとも部分的に、MCSテーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成するためにDCIフォーマットとしてDCIフォーマット4も使用され得る。したがって、少なくとも256QAMのサポートを示すことが可能になるとともに、フォールバック動作のためにDCIフォーマット0が依然として使用され得る。たとえば、そのようなフォールバック動作は、少なくとも256QAMがサポートされるかどうかをメッセージングする無線リソース制御(RRC)構成(または再構成)中に何らかのあいまいさがある場合、eNBが、RRC(再)構成の前後に保持された方法でデバイス805−aと依然として通信し得る動作において使用され得る。一例として、共通サーチスペース中で通信されているDCIフォーマット0がレガシーMCSテーブルに関連付けられ、RRC構成中の少なくとも256QAMのサポートに関するあいまいさがある場合、eNBは、フォールバックし、デバイス805−aと通信するために共通サーチスペース中で通信されたDCIフォーマット0を使用することができる。
【0089】
[0104]MCSテーブルモジュール915は、複数のMCSテーブルから、アップリンク送信のためにどのMCSテーブルが使用されるべきであるかを識別するために、DCI構成モジュール910と情報を交換し得る。MCSテーブルモジュール915は、MCSテーブルリファレンスを受信し、たとえば、アップリンク送信のためにレガシーMCSテーブルが使用されるべきであるのか、または非レガシーテーブルが使用されるべきであるのかを識別し得る。
【0090】
[0105]アップリンク送信モジュール920は、MCSテーブルに従ってアップリンク送信を変調し、コーディングするために、DCI構成モジュール910、MCSテーブルモジュール915、または送信機820−aと通信し得る。MCSテーブルがレガシーMCSテーブルである場合、アップリンク送信モジュール920は、最高で6の変調次数までアップリンク送信を変調し、コーディングし得る。MCSテーブルが非レガシーMCSテーブルである場合、アップリンク送信モジュール920は、最高で少なくとも8の変調次数までアップリンク送信を変調し、コーディングし得る。
【0091】
[0106]さらなる態様によれば、DCI構成モジュール910、MCSテーブルモジュール915、またはアップリンク送信モジュール920は、個別にまたは集合的に、PUSCH上でのアップリンク送信のための電力制御に関連するパラメータを識別または決定するように構成され得る。たとえば、レガシーMCSテーブルの場合、PUSCH上でのアップリンク送信のための電力制御は、MCSベースであり得、ここで、UEのための電力オフセット調整は、MCS固有のものであり得る。たとえば、電力オフセットは、リソース要素当たりのビット数(BPRE:bit-per-resource element)に基づいて決定され得る。BPREは、概して、データがPUSCH上で通信されるときのアップリンクスペクトル効率、固定パラメータK
sを反映する。そのような電力オフセットを定義する式は、以下の通りであり得る:
【数1】
ここで、Δ
TF,c(i)は電力オフセットであり、K
sは固定パラメータである。上述のモジュールは、アップリンク送信のために識別されたMCSテーブルがレガシーMCSテーブルであるとき、固定パラメータが1.25であり得ることを識別するように構成され得る。しかしながら、アップリンク送信のために識別されたMCSテーブルが、非レガシーMCSテーブルであり、少なくとも256QAMをサポートする場合、そのようなより高次の変調に関連付けられる(すなわち、少なくとも256QAMによって提供されるスペクトル効率を考慮する)異なる固定パラメータが選択または識別され得る。
【0092】
[0107]さらなる一態様によれば、DCI構成モジュール910、MCSテーブルモジュール915、またはアップリンク送信モジュール920は、個別にまたは集合的に、PUSCHを介して通信されるアップリンク制御情報(UCI)に関連するオフセットを識別または決定するように構成され得る。概して、UCIがPUSCHを介して通信されるときには、UCIのために割り振られたリソースの量は、PUSCHパラメータ、ならびに、それぞれ、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ−ACK)、ランクインジケータ(RI)、CQIから独立してUEのために構成された半静的オフセットに関連付けられ得る。一般に、半静的オフセットは、MCSインデックスとは無関係である。MCSテーブルが、非レガシーMCSテーブルであり、少なくとも256QAMをサポートするときには、上述のモジュールは、UCIの少なくともいくつかのタイプのための別個のセットのオフセットを決定または識別し得る。そのような新しいオフセットは、非レガシーMCSテーブルに関して定義されるか、または少なくとも256QAMにマッピングされるMCSエントリに関して定義され得る。
【0093】
[0108]さらなる一態様によれば、CQIテーブルリファレンスは、DCI構成モジュール910に関連付けられ得る。概して、非周期的なチャネル状態情報(CSI)フィードバックの場合、DCIの構成は、適切なCQIテーブルへのリファレンスを搬送し得、それは様々な形態(たとえば、DCIフォーマット、どのサーチスペース中でDCIが通信されるのか、DCI中の1つまたは複数のビット、どのサブフレームにDCIが位置するのか、DCIを搬送する制御チャネルのタイプ、UEが2つ以上のEPDCCHリソースセットで構成される場合、EPDCCHに関連するリソースセットインデックスなど)をとり得る。いくつかの例では、DCIは、最高64QAMまでのCQI方式をサポートするレガシーCQIテーブルを参照するように構成され得る。他の例では、DCIは、最高少なくとも256QAMまでのCQI方式をサポートする非レガシーCQIテーブルを参照するように構成され得る。したがって、eNBは、制御オーバーヘッドリソースを節約しながら256QAMがサポートされるかどうかを示すために、適切に構成されたDCIをUEに送り得る。
【0094】
[0109]
図10に、様々な例による、装置1005のブロック
図1000を示す。装置1005は、コンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、スマートフォン、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネットアプライアンス、ゲーミングコンソール、電子リーダーなどの構成など、様々な構成のいずれかを有し得る。装置1005は、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内蔵電源(図示せず)を有し得る。いくつかの例では、装置1005は、
図1、
図2、
図6、または
図7のUE115あるいは
図8または
図9のデバイス805のうちの1つの一例であり得る。
【0095】
[0110]装置1005は、概して、双方向音声またはデータ通信のための構成要素を含み得、また、プロセッサ1010と、メモリ1015と、トランシーバ1020と、少なくとも1つのアンテナ1025と、MCSテーブル識別モジュール815−bとを含み得る。MCSテーブル識別モジュール815−bは、
図8または
図9のMCSテーブル識別モジュール815の1つまたは複数の態様の一例であり得る。これらの構成要素の一部または全部は、1つまたは複数のバス1045を介して構成要素の他のものと直接または間接的に通信し得る。
【0096】
[0111]トランシーバ1020はアンテナ1025に結合(たとえば、接続)され得る。トランシーバ1020は、アンテナ1025を介して1つまたは複数の他のデバイスと双方向に通信するように構成され得、アンテナ1025を介して送信/受信されるパケットを変調/復調するように構成されたモデムを含み得る。トランシーバ1020が通信するデバイスは、アクセスポイント(たとえば、LTE eNB、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)など)、デバイス805、またはUE115を含み得る。
【0097】
[0112]MCSテーブル識別モジュール815−bは、アップリンク送信のために使用すべきMCSテーブルを識別するように構成され得る。概して、MCSテーブル識別モジュール815−bは、DCIを受信し、MCSテーブルリファレンスを識別するためにDCIのためのフォーマットとDCIの構成とを決定するように構成され得る。MCSテーブルリファレンスに基づいて、MCSテーブル識別モジュール815−bは、複数のMCSテーブルの中からMCSテーブルを選択または識別し得る。識別されたMCSテーブルは、最高6までのレガシー変調次数をサポートする第1のMCSテーブルであるか、または最高少なくとも8までの変調次数をサポートする第2のMCSテーブルであり得る。
【0098】
[0113]メモリ1015は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1015は、実行されたとき、プロセッサ1010またはMCSテーブル識別モジュール815−bに、LTEにおけるアップリンク送信のために使用されるべきMCSテーブルを識別するための本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行することを行わせるように構成された命令を含んでいる、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1035を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード1035は、プロセッサ1010によって直接実行可能でなく、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)装置1005に、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行することを行わせるように構成され得る。
【0099】
[0114]プロセッサ1010は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。プロセッサ1010は、アンテナ1025からトランシーバ1020を介して受信された情報を処理し得、また、トランシーバ1020を介してアンテナ1025から送信されるべき情報を処理し得る。プロセッサ1010は、単独で、またはソフトウェアコード1035とMCSテーブル識別モジュール815−bとのうちの1つまたはすべてとともに、上記で説明したように装置1005中でのMCSテーブル識別を管理する様々な態様を扱い得る。
【0100】
[0115]装置1005の構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェアで適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中で具現化される命令によって実装され得る。
【0101】
[0116]
図11に、様々な例による、デバイス1105のブロック
図1100を示す。いくつかの例では、デバイス1105は、
図1、
図2、
図6、または
図7のeNB105のうちの1つの態様を示し得る。デバイス1105は、受信機1110と、MCS指示モジュール1115と、送信機1120とを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに、直接または間接的に通信し得る。
【0102】
[0117]デバイス1105の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中で具現化される命令によって実装され得る。
【0103】
[0118]受信機1110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。受信機1110は、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する受信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。いくつかの例では、無線周波数スペクトルは、たとえば、
図1または
図2のいずれかを参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信に使用され得る。受信機1110は、それぞれ
図1または
図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンク125など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。受信機1110によって受信されるデータまたは制御信号のタイプの例としては、PUCCHおよびPUSCHのいずれかを介したアップリンク送信がある。情報は、MCS指示モジュール1115、送信機1120との間でパスされ、デバイス1105の他の構成要素にパスされ得る。
【0104】
[0119]送信機1120は、デバイス1105の他の構成要素から受信される1つまたは複数の信号を送信し得る。送信機1120は、1次セルに関連する1次キャリアおよび2次セルに関連する1つまたは複数の2次キャリアを介して情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120は、トランシーバにおいて受信機1110とコロケートされ得る。送信機1120は、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。送信機1120は、それぞれ
図1または
図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンク125など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
【0105】
[0120]MCS指示モジュール1115は、アップリンク送信のためのMCSテーブルを示すことを管理し得る。いくつかの例では、デバイス1105は、送信機1120を介してDCIを送り得、MCS指示モジュール1115は、DCIのためのフォーマットと構成とを決定することによってMCSテーブルリファレンスを示すように構成され得る。MCSテーブルリファレンスは、アップリンク送信のために利用されるべきMCSテーブルのうちの1つを指し得る。MCS指示モジュール1115は、少なくとも256QAMがアップリンク通信のためにサポートされるかどうかを決定し、そうであれば、少なくとも256QAMがサポートされることを示すようにDCIを構成し得る。DCIフォーマットとDCIの構成とは、より低次の変調(たとえば、64QAMのための変調次数6)を使用してアップリンク送信のためのレガシーMCSテーブルを指すか、またはより高次の変調(たとえば、256QAMのための変調次数8)を使用してアップリンク送信のための非レガシーMCSテーブルを指し得るMCSテーブルリファレンスを提供し得る。MCS指示モジュール1115は、単独で、または送信機1120と組み合わせて、PUSCH上でのアップリンク送信のためのアップリンクリソースのグラントとともにUEにDCIを送り得る。
【0106】
[0121]
図12に、様々な例による、デバイス1105−aのブロック
図1200を示す。いくつかの例では、デバイス1105−aは、
図1、
図2、
図6、または
図7のeNB105あるいは
図11のデバイス1105のうちの1つの態様を示し得る。デバイス1105−aは、受信機1110−aと、MCS指示モジュール1115−aと、送信機1120−aとを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに、直接または間接的に通信し得る。
【0107】
[0122]受信機1110−aは、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連する制御情報などの情報を受信し得る。受信機1110−aは、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する受信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。いくつかの例では、無線周波数スペクトルは、たとえば、
図1または
図2のいずれかを参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信に使用され得る。受信機1110−aは、それぞれ
図1または
図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンク125など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。受信機1110−aによって受信されるデータまたは制御信号のタイプの例としては、PUCCHおよびPUSCHのいずれかを介したアップリンク送信がある。情報は、MCS指示モジュール1115−a、送信機1120−aとの間でパスされ、デバイス1105−aの他の構成要素にパスされ得る。
【0108】
[0123]送信機1120−aは、デバイス1105−aの他の構成要素から受信される1つまたは複数の信号を送信し得る。送信機1120−aは、1次セルに関連する1次キャリアおよび2次セルに関連する1つまたは複数の2次キャリアを介して情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120−aは、トランシーバにおいて受信機1110−aとコロケートされ得る。送信機1120−aは、単一のアンテナを使用して動作するように構成され得るか、または複数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するように構成され得る(図示せず)。送信機1120−aは、それぞれ
図1または
図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンク125など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
【0109】
[0124]MCS指示モジュール1115−aは、複数のMCSテーブルの中から、アップリンク送信のためのMCSテーブルを示すことを管理し得、アップリンクMCS決定モジュール1210と、DCI選択モジュール1215と、MCS指示構成モジュール(MCS indication configuration module)1220とを備え得る。いくつかの例では、デバイス1105−aは、送信機1120−aを介してUE115にDCIを送り得る。アップリンクMCS決定モジュール1210は、アップリンク送信のためにどのMCSがサポートされ得るかを決定するように構成され得る。いくつかの例では、アップリンクMCS決定モジュール1210は、UEからのCQI報告中で1つまたは複数のCQI値を受信し、CQI値に基づいて、アップリンク通信チャネルがサポートし得るMCSを選択し得る。アップリンク通信チャネルは、PUSCHであり得、チャネル状態に応じて、レガシーMCSまたは非レガシーMCSをサポートし得る。アップリンクMCS決定モジュールは、相応してアップリンク送信のためのMCSを選択し、DCI選択モジュール1215、MCS指示構成モジュール1220、または送信機1120−aに情報を出力し得る。
【0110】
[0125]DCI選択モジュールは、UEについての構成、チャネル状態などに少なくとも部分的に基づいて、DCIを選択するように構成され得る。DCI選択モジュール1215は、アップリンクMCS決定モジュール1210によって決定されるMCSテーブルに基づいてDCIのためのフォーマットを選択するように構成され得る。場合によっては、DCIフォーマットは、あらかじめ定義され得る。いくつかの例では、DCIのためのフォーマットは、少なくともいくつかの態様では、UEがアップリンク送信のためにどのMCSテーブルを使用し得るかのリファレンスを与え得る。以下で説明する他の例では、DCIフォーマットは、MCSテーブルへのリファレンスの指示を与え、ならびにRRC構成誤りからの保護を提供するためにフォールバック動作をサポートし得る。
【0111】
[0126]MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルへのリファレンスを搬送するように構成されたDCIを送るように構成され得る。MCSテーブルリファレンスは、アップリンク送信のために利用されるべきMCSテーブルのうちの1つを指し得る。
【0112】
[0127]いくつかの例では、MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスを指示するようにDCIを構成するためにDCIのフォーマットがDCIフォーマット0であるのか、またはDCIフォーマット4であるのかを決定し得る。いくつかの例では、DCIフォーマット0は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して少なくとも256QAMのアップリンク送信をサポートするMCSテーブルに関連付けられ得る。したがって、MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスが、より高次の変調をサポートする非レガシーMCSテーブルを指すように、DCIが、DCIフォーマット0のあらかじめ定義されたフォーマットを有すべきと決定し得る。他の態様では、DCIフォーマット0はまた、レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスを指示するためにDCIの構成の他の態様を管理するように構成され得る。
【0113】
[0128]一例では、MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスを示すためにDCIが通信されるべきサーチスペース(または復号候補)を選択し得る。MCS指示構成モジュール1220は、DCIフォーマット0を選択し、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられることを示すためにDCIが共通サーチスペース中で通信されるべきであることを選択し得る。MCS指示構成モジュール1220は、DCIフォーマット0を選択し、MCSテーブルリファレンスが、非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすることを示すためにDCIがUE固有サーチスペース中で通信されるべきであることを選択し得る。
【0114】
[0129]別の例では、MCS指示構成モジュール1220は、どのサブフレーム中でDCIが通信されるかを管理することによってMCSテーブルリファレンスを示し得る。MCS指示構成モジュール1220は、DCIフォーマット0を選択し、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられることを示すために、DCIが第1のサブフレーム中で通信されるべきであることを選択し得る。MCS指示構成モジュール1220は、DCIフォーマット0を選択し、MCSテーブルリファレンスが、非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすることを示すために、DCIが第2のサブフレーム中で通信されるべきであることを選択し得る。
【0115】
[0130]別の例では、MCS指示構成モジュール1220は、どの電力制御ループがPUSCH送信に関連付けられるかを管理することによってMCSテーブルリファレンスを示し得る。2つのアップリンク電力制御ループが利用される場合、MCS指示構成モジュール1220は、スケジュールされたPUSCH送信が第1のアップリンク電力制御ループを使用する場合、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられることを管理することによってMCSテーブルリファレンスを示し得る。スケジュールされたPUSCH送信が第2の電力制御ループを使用する場合、MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすることを示し得る。
【0116】
[0131]別の例では、MCS指示構成モジュール1220は、DCIを搬送するために使用される制御チャネルのタイプを管理することによってMCSテーブルリファレンスを示し得る。MCS指示構成モジュール1220は、DCIがDCIフォーマット0を有し、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられることを示すために、PDCCH中で通信されることを制御し得る。DCIが、DCIフォーマット0を有し、EPDCCH中で通信される場合、MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすることを示し得る。
【0117】
[0132]別の例では、MCS指示構成モジュール1220は、DCIをマスキングするためにどのマスキングコードが使用されるかを制御することによってMCSテーブルリファレンスを示し得る。MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスがレガシーMCSテーブルに関連付けられることを示すために、DCIをマスキングするために第1のマスキングコードを使用し得る。MCS指示構成モジュール1220は、MCSテーブルリファレンスが非レガシーMCSテーブルに関連付けられ、少なくとも256QAMをサポートすることを示すためにDCIをマスキングするために第2のマスキングコードを使用し得る。
【0118】
[0133]MCSテーブルリファレンスを搬送するために上記で説明した他の構成パラメータに加えて他のDCIフォーマットタイプが使用され得ることを理解されたい。一例として、少なくとも部分的に、DCI中でMCSテーブルリファレンスを搬送するためにDCIフォーマットとしてDCIフォーマット4も使用され得る。
【0119】
[0134]
図13に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1305のブロック
図1300を示す。いくつかの例では、装置1305は、
図1または
図2のいずれかを参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様、あるいは
図6または
図7を参照しながら説明したeNB105のうちの1つまたは複数の態様、あるいは
図11または
図12を参照しながら説明したデバイス1105のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1305は、本明細書で説明する基地局または装置の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装または容易にするように構成され得る。
【0120】
[0135]装置1305は、プロセッサモジュール1310、メモリモジュール1320、(トランシーバモジュール1350によって表される)少なくとも1つのトランシーバモジュール、(アンテナ1355によって表される)少なくとも1つのアンテナ、またはMCS指示モジュール1115−bを含み得る。装置1305はまた、通信モジュール1330またはネットワーク通信モジュール1340のうちの1つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1335を介して直接または間接的に互いと通信していることがある。
【0121】
[0136]メモリモジュール1320はRAMまたはROMを含み得る。メモリモジュール1320は、実行されたとき、プロセッサモジュール1310に、ワイヤレス通信またはMCS指示に関する本明細書で説明する様々な機能を実行することを行わせるように構成された命令を含んでいる、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェアコード1325を記憶し得る。代替的に、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1325は、プロセッサモジュール1310によって直接実行可能ではないが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)装置1305に本明細書で説明する様々な機能を実行することを行わせるように構成され得る。
【0122】
[0137]プロセッサモジュール1310は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール1310は、トランシーバモジュール1350、通信モジュール1330、またはネットワーク通信モジュール1340を通して受信された情報を処理し得る。プロセッサモジュール1310はまた、アンテナ1355を通じた送信のためにトランシーバモジュール1350へ、1つまたは複数の他の基地局105−gおよび105−hへの送信のために通信モジュール1330へ、または、
図1に関して説明されたコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の例であり得るコアネットワーク130−aへの送信のためにネットワーク通信モジュール1340へ送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール1310は、単独で、またはMCS指示モジュール1115−bとともに、無線周波数スペクトルを介して通信する様々な態様を扱い得る。
【0123】
[0138]トランシーバモジュール1350は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1355に与え、アンテナ1355から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。トランシーバモジュール1350は、いくつかの例では、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。トランシーバモジュール1350は、1つまたは複数の無線アクセス技術を使用して通信をサポートし得る。トランシーバモジュール1350は、アンテナ1355を介して、
図1、
図2、
図6、または
図7を参照しながら説明したUE115のうちの1つまたは複数あるいは
図8または
図9を参照しながら説明したようにUEとして構成されたデバイス805のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEまたは装置と双方向に通信するように構成され得る。装置1305はたとえば、複数のアンテナ1355(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。装置1305は、ネットワーク通信モジュール1340を通してコアネットワーク130−aと通信し得る。装置1305はまた、通信モジュール1330を使用して、基地局105−gおよび105−hなどの基地局と通信し得る。
【0124】
[0139]MCS指示モジュール1115−bは、MCS指示に関する
図1、
図2、
図6、
図7、
図11、または
図12を参照しながら説明した特徴または機能の一部または全部を実行または管理するように構成され得る。MCS指示モジュール1115−bまたはそれの部分は、プロセッサを含み得、あるいはMCS指示モジュール1115−bの機能の一部または全部は、プロセッサモジュール1310によってまたはプロセッサモジュール1310とともに実行され得る。いくつかの例では、MCS指示モジュール1115−bは、
図11または
図12を参照しながら説明したMCS指示モジュール1115の一例であり得る。
【0125】
[0140]
図14に、様々な例による、MCSを示すための例示的な方法1400を示す。方法1400は、たとえば、
図1、
図2、
図6、または
図7のUE115、
図8または
図9のデバイス805、あるいは
図10の装置1005のうちの1つを使用して実行され得る。
【0126】
[0141]ブロック1405において、UEは、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、DCIは、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される。いくつかの例では、DCIフォーマットは、あらかじめ定義され得る。UEは、サービング基地局からDCIを受信し得る。DCIは、MCSテーブルへのリファレンスを搬送するように様々な方法で構成され得る。いくつかの例では、DCIは、DCIのフォーマットがリファレンスを搬送するように構成され得る。他の例では、DCIのフォーマットは、他の構成パラメータとともに、MCSテーブルへのリファレンスを搬送し得る。ブロック1410において、UEは、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別し、ここにおいて、MCSテーブルは、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する。UEは、MCSテーブルリファレンスに基づいてレガシーMCSテーブルまたは非レガシーMCSテーブルを識別し得る。レガシーテーブルは、より低次の変調(たとえば、変調次数6)に関連付けられ得る。非レガシーテーブルは、より高次の変調(たとえば、変調次数8)に関連付けられ得る。
【0127】
[0142]ブロック1415において、識別されたMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のアップリンク送信が送られる。アップリンク送信は、DCI中に含まれるリソースのアップリンクグラントを使用して送られ得、PUSCH上で送られ得る。いくつかの例では、アップリンク送信は、少なくともいくつかの態様では、識別されたMCSテーブルに従って構成されたUCIを含み得る。いくつかの例では、アップリンク送信の送信電力オフセットは、少なくともいくつかの態様では、識別されたMCSテーブルに従って決定され得る。
【0128】
[0143]
図15に、様々な例による、MCSを示すための例示的な方法1500を示す。方法1500は、たとえば、
図1、
図2、
図6、または
図7のUE115、
図8または
図9のデバイス805、あるいは
図10の装置1005のうちの1つを使用して実行され得る。
【0129】
[0144]ブロック1505において、UEは、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、DCIは、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される。DCIは、サービング基地局からDCIを受信し得る。DCIは、MCSテーブルへのリファレンスを搬送するように様々な方法で構成され得る。
【0130】
[0145]ブロック1510において、UEは、DCI構成とフォーマットDCIフォーマットとを決定する。いくつかの例では、DCIは、DCIのフォーマットがリファレンスを搬送するように構成され得る。たとえば、DCIフォーマット0(または4)のあらかじめ定義されたフォーマットを有するDCIは、非レガシーMCSテーブルに関連付けられ得る。他の例では、DCIフォーマットは、レガシーおよび非レガシーMCSテーブルに関連付けられ得、DCIのフォーマットは、他の構成パラメータと併せて、MCSテーブルへのリファレンスを搬送し得る。たとえば、UEは、DCI構成およびDCIフォーマットを決定するために、DCIが通信されるサーチスペース、DCI中の1つまたは複数のビット、DCIが通信される制御チャネルのタイプ、UEが2つ以上のEPDCCHリソースセットで構成される場合、EPDCCHに関連するリソースセットインデックス、DCIがマスキングされるマスキングコードなどを識別し得る。
【0131】
[0146]ブロック1515において、UEは、MCSテーブルを識別する。識別されたMCSテーブルは、複数のMCSテーブルからのものであり得、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて識別され得る。MCSテーブルは、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義し得る。UEは、MCSテーブルリファレンスに基づいてレガシーMCSテーブルまたは非レガシーMCSテーブルを識別し得る。ブロック1520において、レガシーMCSテーブルが識別されたのか、または非レガシーMCSテーブルが識別されたのかの決定が行われる。レガシーテーブルが識別された場合、方法1500は、ブロック1525に移動し得、ここで、アップリンク送信についての情報が、最高64QAMまでで変調され、コーディングされ得る。非レガシーMCSテーブルが識別された場合、方法1500は、ブロック1530に移動し得、ここで、アップリンク送信についての情報が、最高少なくとも256QAMまでで変調され、コーディングされ得る。ブロック1535において、変調され、コーディングされた情報がアップリンク送信中で送られる。アップリンク送信は、DCI中に含まれるリソースのアップリンクグラントを使用して送られ得、PUSCH上で送られ得る。
【0132】
[0147]
図16に、様々な例による、MCSを示すための例示的な方法1600を示す。方法1600は、たとえば、
図1、
図2、
図6、または
図7のeNB105、
図11または
図12のデバイス1105、あるいは
図13の装置1305のうちの1つを使用して実行され得る。
【0133】
[0148]ブロック1605において、DCIは、DCIフォーマットを有し、MCSテーブルリファレンスを搬送するように構成される。場合によっては、DCIフォーマットは、あらかじめ定義され得る。DCIは、MCSテーブルへのリファレンスを搬送するように様々な方法で構成され得る。いくつかの例では、DCIは、DCIのフォーマットがリファレンスを搬送するように構成され得る。他の例では、DCIのフォーマットは、他の構成パラメータと併せて、MCSテーブルへのリファレンスを搬送する。ブロック1610において、DCIは、UEに送られ、DCIは、UEのためのリソースのアップリンクグラントを備える。UEは、DCI中で搬送されるMCSテーブルへのリファレンスを決定し、リファレンスに基づいてMCSテーブルを識別し得る。MCSテーブルは、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義し得る。UEは、MCSテーブルリファレンスに基づいてレガシーMCSテーブルまたは非レガシーMCSテーブルを識別し得る。レガシーテーブルは、より低次の変調(たとえば、変調次数6)に関連付けられ得る。非レガシーテーブルは、より高次の変調(たとえば、変調次数8)に関連付けられ得る。UEは、識別されたMCSテーブルに基づいてアップリンク送信中で送られるべき情報を変調し、コーディングし得る。
【0134】
[0149]ブロック1615において、1つまたは複数のアップリンク送信がUEから受信され、アップリンク送信は、MCSテーブルリファレンスに基づいて識別された複数のMCSテーブルから識別されたMCSテーブルに従って変調され、コーディングされる。アップリンク送信は、DCI中に含まれるアップリンクグラントにおいて与えられるリソース上で受信され得る。
【0135】
[0150]上記の原理および方法のさらなる例について、次のように説明する。たとえば、ワイヤレス通信のための方法は、ユーザ機器(UE)によって、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、受信することと、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別することであって、MCSテーブルが、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、識別することと、MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送ることと、を含み得る。
【0136】
[0151]いくつかの態様では、DCIは、DCIが通信される制御チャネルのタイプに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。本方法は、DCIがPDCCHフレーム上で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがEPDCCHフレーム上で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することを含み得る。DCIは、DCIをマスキングするために使用されるマスキングコードに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。本方法は、第1のマスキングコードでマスキングされるDCIが、第1のMCSテーブルに関連付けられることと、第2のマスキングコードでマスキングされるDCIが、第2のMCSテーブルに関連付けられることとを含み得る。
【0137】
[0152]いくつかの態様では、本方法は、識別されたMCSテーブルに関連するアップリンク制御情報(UCI)オフセットパラメータを決定することを含み得、ここにおいて、第1のUCIオフセットパラメータが、関連する第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2のUCIオフセットパラメータが、第2のMCSテーブルに関連付けられる。本方法は、UCIオフセットパラメータに基づいて1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つとUCIを多重化するためのある数のリソース要素を決定することを含み得る。UCIは、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ−ACK)と、ランクインジケータ(RI)と、チャネル品質インジケータ(CQI)とのうちの1つまたは複数を含み得る。識別されたMCSテーブルは、最高で256直交振幅変調までに関連する非レガシーMCSテーブルであり得、本方法は、ダウンリンク(DL)送信のための最高で256直交振幅変調までの指示を受信することを含み得、DL送信指示は、DCIとは別個のものである。
【0138】
[0153]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、プロセッサによって実行可能な命令とを含み得る。本命令は、ユーザ機器(UE)によって、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、受信することと、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別することであって、MCSテーブルが、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、識別することと、MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送ることと、を行うように実行可能であり得る。
【0139】
[0154]いくつかの例では、本命令は、DCIがPDCCHフレームの第1のサブフレーム中に含まれていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがPDCCHフレームの第2のサブフレーム中に含まれていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することを行うように実行可能であり得る。いくつかの態様では、本命令は、2つ以上のEPDCCHリソースセットの構成を受信することと、DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することとを行うように実行可能であり得る。
【0140】
[0155]いくつかの態様では、DCIは、DCIが通信される制御チャネルのタイプに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。本命令は、DCIがPDCCHフレーム上で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがEPDCCHフレーム上で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することを行うように実行可能であり得る。DCIは、DCIをマスキングするために使用されるマスキングコードに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。第1のマスキングコードでマスキングされ得るDCIは、第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2のマスキングコードでマスキングされ得るDCIは、第2のMCSテーブルに関連付けられる。
【0141】
[0156]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、ユーザ機器(UE)によって、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための手段であって、DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、受信するための手段と、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別するための手段であって、MCSテーブルが、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、識別するための手段と、MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送るための手段と、を含み得る。
【0142】
[0157]いくつかの態様では、DCIは、DCIが物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のどのサブフレームで通信されるのかに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。本装置は、DCIがPDCCHフレームの第1のサブフレーム中に含まれていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがPDCCHの第2のサブフレーム中に含まれていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択するための手段を含み得る。DCIは、DCIをマスキングするために使用されるマスキングコードに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。第1のマスキングコードでマスキングされるDCIは、第1のMCSテーブルに関連付けられ得、第2のマスキングコードでマスキングされるDCIは、第2のMCSテーブルに関連付けられ得る。
【0143】
[0158]本装置は、識別されたMCSテーブルに関連するアップリンク制御情報(UCI)オフセットパラメータを決定するための手段を含み得、ここにおいて、第1のUCIオフセットパラメータが、関連する第1のMCSテーブルに関連付けられ得、第2のUCIオフセットパラメータが、第2のMCSテーブルに関連付けられ得る。
【0144】
[0159]いくつかの態様では、本装置は、UCIオフセットパラメータに基づいて1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つとUCIを多重化するためのある数のリソース要素を決定するための手段を含み得る。UCIは、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ−ACK)、ランクインジケータ(RI)、またはチャネル品質インジケータ(CQI)のうちの少なくとも1つを含み得る。識別されたMCSテーブルは、最高256直交振幅変調までに関連する非レガシーMCSテーブルであり得、本装置は、ダウンリンク(DL)送信のための最高256直交振幅変調までの指示を受信するための手段を含み得、DL送信指示は、DCIとは別個のものである。
【0145】
[0160]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体は、ユーザ機器(UE)によって、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、受信することと、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別することであって、MCSテーブルが、ULグラントにおいて許可されるリソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、識別することと、MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送ることと、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
【0146】
[0161]いくつかの態様では、複数のMCSテーブルは、少なくとも、最高で1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルと、最高で2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルとを含み得、ここにおいて、2次は1次よりも高い。DCIは、DCIが通信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。本命令は、DCIが、PDCCHフレームの共通サーチスペース中に含まれるのか、またはPDCCHフレームのUE固有サーチスペース中に含まれるのかを決定することを行うように実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、DCIがPDCCHフレームの共通サーチスペース中に含まれていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがPDCCHフレームのUE固有サーチスペース中に含まれていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することを行うように実行可能な命令を含み得る。
【0147】
[0162]いくつかの態様では、DCIは、DCIが物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のどのサブフレームで通信されるのかに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、DCIがPDCCHフレームの第1のサブフレーム中に含まれていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがPDCCHフレームの第2のサブフレーム中に含まれていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することを行うように実行可能な命令を含み得る。DCIフォーマットは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数であり得る。
【0148】
[0163]いくつかの態様では、DCIは、DCIが通信される制御チャネルのタイプに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、DCIがPDCCHフレーム上で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIがEPDCCHフレーム上で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することを行うように実行可能な命令を含み得る。DCIは、DCIをマスキングするために使用されるマスキングコードに基づいてMCSテーブルリファレンスを搬送し得る。第1のマスキングコードでマスキングされるDCIは、第1のMCSテーブルに関連付けられ得、第2のマスキングコードでマスキングされるDCIは、第2のMCSテーブルに関連付けられ得る。MCSテーブルを識別することを行うように実行可能な命令は、MCSテーブルインデックスを識別することと、MCSテーブルインデックスに基づいて第1のMCSテーブルまたは第2のMCSテーブルのエントリを決定することと、を行うように実行可能であり得、ここにおいて、第1のMCSテーブルと第2のMCSテーブルとは1つまたは複数の共通のエントリを共有する。
【0149】
[0164]いくつかの態様では、MCSテーブルを識別するための命令は、DCI中の1つまたは複数のビットを識別することと、識別された1つまたは複数のビットに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを選択することとを行うように実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、識別されたMCSテーブルに関連する電力オフセットパラメータを決定することを行うように実行可能な命令を含み得、ここにおいて、第1の電力オフセットパラメータが、第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2の電力オフセットパラメータが、第2のMCSテーブルに関連付けられる。非一時的コンピュータ可読媒体は、電力オフセットパラメータに基づいて1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つのための送信電力を決定することを行うように実行可能な命令を含み得る。
【0150】
[0165]いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、2つ以上のEPDCCHリソースセットの構成を受信することと、DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することとを行うように実行可能な命令を含み得る。
【0151】
[0166]いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、識別されたMCSテーブルに関連するアップリンク制御情報(UCI)オフセットパラメータを決定することを行うように実行可能な命令を含み得、ここにおいて、第1のUCIオフセットパラメータが、関連する第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2のUCIオフセットパラメータが、第2のMCSテーブルに関連付けられる。非一時的コンピュータ可読媒体は、UCIオフセットパラメータに基づいて1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つとUCIを多重化するためのある数のリソース要素を決定することを行うように実行可能な命令を含み得る。UCIは、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ−ACK)、ランクインジケータ(RI)、またはチャネル品質インジケータ(CQI)のうちの少なくとも1つを含み得る。識別されたMCSテーブルは、最高256直交振幅変調までに関連する非レガシーMCSテーブルであり得、本命令は、ダウンリンク(DL)送信のための最高256直交振幅変調までの指示を受信することを行うように実行可能であり得、DL送信指示は、DCIとは別個のものである。
【0152】
[0167]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための方法について説明する。本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成することと、ユーザ機器(UE)にDCIを送ることであって、DCIが、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備える、送ることと、UEから、複数のMCSテーブルからのMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を受信することであって、MCSテーブルが、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて識別される、受信することと、を含み得る。
【0153】
[0168]いくつかの態様では、MCSを搬送するようにDCIを構成することは、DCIを通信すべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースを識別すること、PDCCHのどのサブフレームがDCIを通信すべきかを識別すること、またはDCIをマスキングするために使用すべきマスキングコードを識別することのうちの1つまたは複数を含み得る。DCIフォーマットは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数であり得る。MCSテーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成することは、UEに、最高で1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルまたは最高で2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルのうちの1つまたは複数を識別することを示し、ここにおいて、2次は1次よりも高い。
【0154】
[0169]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、プロセッサによって実行可能な命令とを含み得る。本命令は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成することと、ユーザ機器(UE)にDCIを送ることであって、DCIが、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備える、送ることと、UEから、複数のMCSテーブルからのMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を受信することであって、MCSテーブルが、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて識別される、受信することと、を行うように実行可能であり得る。
【0155】
[0170]いくつかの態様では、MCSを搬送するようにDCIを構成するように実行可能な命令は、DCIを通信すべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースを識別すること、PDCCHのどのサブフレームがDCIを通信すべきかを識別すること、またはDCIをマスキングするために使用すべきマスキングコードを識別することを行うように実行可能な命令のうちの1つまたは複数を含み得る。DCIフォーマットは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数であり得る。MCSテーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成することを行うように実行可能な命令は、UEに、最高で1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルまたは最高で2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルのうちの1つまたは複数を識別することを示し、ここにおいて、2次は1次よりも高い。
【0156】
[0171]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成するための手段と、ユーザ機器(UE)にDCIを送るための手段であって、DCIが、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備える、送るための手段と、UEから、複数のMCSテーブルからのMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を受信するための手段であって、MCSテーブルが、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて識別される、受信するための手段と、を含み得る。
【0157】
[0172]いくつかの態様では、MCSを搬送するようにDCIを構成するための手段は、DCIを通信すべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースを識別するための手段、PDCCHのどのサブフレームがDCIを通信すべきかを識別するための手段、またはDCIをマスキングするために使用すべきマスキングコードを識別するための手段のうちの1つまたは複数を含み得る。DCIフォーマットは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数であり得る。MCSテーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成するための手段は、UEに、最高で1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルまたは最高で2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルのうちの1つまたは複数を識別することを示し、ここにおいて、2次は1次よりも高い。
【0158】
[0173]例示的な実施例の別のセットでは、ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。本命令は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成することと、ユーザ機器(UE)にDCIを送ることであって、DCIが、UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備える、送ることと、UEから、複数のMCSテーブルからのMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を受信することであって、MCSテーブルが、DCI中で搬送されるMCSテーブルリファレンスに基づいて識別される、受信することと、を行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0159】
[0174]いくつかの態様では、MCSを搬送するようにDCIを構成するように実行可能な命令は、DCIを通信すべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースを識別するように実行可能な命令、PDCCHのどのサブフレームがDCIを通信すべきかを識別するように実行可能な命令、またはDCIをマスキングするために使用すべきマスキングコードを識別するように実行可能な命令のうちの1つまたは複数を含み得る。DCIフォーマットは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数であり得る。MCSテーブルリファレンスを搬送するようにDCIを構成することを行うように実行可能な命令は、UEに、最高で1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルまたは最高で2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルのうちの1つまたは複数を識別することを示し、ここにおいて、2次は1次よりも高い。
【0160】
[0175]本明細書で説明する記載される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書において記載される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。明快のために、上記の説明は、例として、LTEシステム、WLANシステム、およびBTシステムについて説明し、上記の説明の大部分において対応する用語が使用されるが、本技法はこれらの適用例以外に適用可能である。
【0161】
[0176]添付の図面に関して上記に記載した詳細な説明は、例示的な実施例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。この説明全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明される技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスをブロック図の形式で示す。
【0162】
[0177]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0163】
[0178]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装され得る。
【0164】
[0179]本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能はコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して1つまたは複数の命令もしくはコードとして送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含んでいるものとして表される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることができる。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
【0165】
[0180]コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を円滑にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0166】
[0181]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及された例についての選好を暗示せず、または必要としない。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、前記UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここで、前記DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、
前記DCI中で搬送される前記MCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別することと、ここにおいて、前記MCSテーブルが、前記ULグラントにおいて許可される前記リソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、
前記MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送ることと
を備える、方法。
[C2]
前記複数のMCSテーブルが、少なくとも、最高1次までの直交振幅変調に関連するレガシーMCSテーブルと、最高2次までの直交振幅変調に関連する非レガシーMCSテーブルとを備え、前記2次が前記1次よりも高い、上記C1に記載の方法。
[C3]
前記DCIは、前記DCIが通信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースに基づいて前記MCSテーブルリファレンスを搬送する、上記C1に記載の方法。
[C4]
前記DCIが、共通サーチスペース中に含まれるのか、またはUE固有サーチスペース中に含まれるのかを決定することと、
前記DCIが前記共通サーチスペース中に含まれていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、前記DCIが前記UE固有サーチスペース中に含まれていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することと
をさらに備える、上記C3に記載の方法。
[C5]
前記DCIが、前記DCIが通信される制御チャネルのタイプ、前記DCIをマスキングするために使用されるマスキングコード、または前記DCIが通信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブフレームのうちの少なくとも1つに基づいて前記MCSテーブルリファレンスを搬送する、上記C1に記載の方法。
[C6]
前記DCIフォーマットが、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数である、上記C1に記載の方法。
[C7]
2つ以上の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)リソースセットの構成を受信することと、
前記DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、前記DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択することと
をさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C8]
前記MCSテーブルを識別することが、
MCSテーブルインデックスを識別することと、
前記MCSテーブルインデックスに基づいて第1のMCSテーブルまたは第2のMCSテーブルのエントリを決定することと、ここにおいて、前記第1のMCSテーブルと前記第2のMCSテーブルとが1つまたは複数の共通のエントリを共有する、
を備える、上記C1に記載の方法。
[C9]
前記MCSテーブルを識別することが、
前記DCI中の1つまたは複数のビットを識別することと、
前記識別された1つまたは複数のビットに基づいて前記複数のMCSテーブルからMCSテーブルを選択することと
を備える、上記C1に記載の方法。
[C10]
前記識別されたMCSテーブルに関連する電力オフセットパラメータを決定すること、ここにおいて、第1の電力オフセットパラメータが第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2の電力オフセットパラメータが第2のMCSテーブルに関連付けられる、
をさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C11]
前記電力オフセットパラメータに基づいて前記1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つのための送信電力を決定することをさらに備える、上記C10に記載の方法。 [C12]
前記識別されたMCSテーブルに関連するアップリンク制御情報(UCI)オフセットパラメータを決定すること、ここにおいて、第1のUCIオフセットパラメータが、関連する第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2のUCIオフセットパラメータが、第2のMCSテーブルに関連付けられる、
をさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C13]
前記UCIオフセットパラメータに基づいて前記1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つと前記UCIを多重化するためのある数のリソース要素を決定することをさらに備える、上記C12に記載の方法。
[C14]
前記UCIが、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ−ACK)、ランクインジケータ(RI)、およびチャネル品質インジケータ(CQI)のうちの1つまたは複数を備える、上記C13に記載の方法。
[C15]
前記識別されたMCSテーブルが、最高256直交振幅変調までに関連する非レガシーMCSテーブルであり、
ダウンリンク(DL)送信について最高256直交振幅変調までの指示を受信すること、ここで、前記指示が前記DCIとは別個のものである、をさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C16]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)によって、前記UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための手段と、前記DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、
前記DCI中で搬送される前記MCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別するための手段と、ここにおいて、前記MCSテーブルが、前記ULグラントにおいて許可される前記リソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、
前記MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送るための手段と
を備える、装置。
[C17]
前記複数のMCSテーブルが、少なくとも、最高1次までの直交振幅変調に関連付けられたレガシーMCSテーブルと、最高2次までの直交振幅変調に関連付けられた非レガシーMCSテーブルとを備え、前記2次が前記1次よりも大きい、上記C16に記載の装置。
[C18]
前記DCIは、前記DCIが通信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースに基づいて前記MCSテーブルリファレンスを搬送する、上記C16に記載の装置。
[C19]
前記DCIが、共通サーチスペース中に含まれるのか、またはUE固有サーチスペース中に含まれるのかを決定するための手段と、
前記DCIが前記共通サーチスペース中に含まれていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、前記DCIが前記UE固有サーチスペース中に含まれていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択するための手段と
をさらに備える、上記C18に記載の装置。
[C20]
前記DCIが、前記DCIが通信される制御チャネルのタイプ、前記DCIをマスキングするために使用されるマスキングコード、または前記DCIが通信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のどのサブフレームかのうちの1つに基づいて前記MCSテーブルリファレンスを搬送する、上記C16に記載の装置。
[C21]
前記DCIフォーマットが、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数である、上記C16に記載の装置。
[C22]
2つ以上の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)リソースセットの構成を受信するための手段と、
前記DCIが第1のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第1のMCSテーブルを選択し、前記DCIが第2のEPDCCHリソースセット中で通信されていることに基づいて第2のMCSテーブルを選択するための手段と
をさらに備える、上記C16に記載の装置。
[C23]
前記MCSテーブルを識別するための前記手段が、
MCSテーブルインデックスを識別するための手段と、
前記MCSテーブルインデックスに基づいて第1のMCSテーブルまたは第2のMCSテーブルのエントリを決定するための手段と、ここにおいて、前記第1のMCSテーブルと前記第2のMCSテーブルとが1つまたは複数の共通のエントリを共有する、
をさらに備える、上記C16に記載の装置。
[C24]
前記MCSテーブルを識別するための前記手段が、
前記DCI中の1つまたは複数のビットを識別するための手段と、
前記識別された1つまたは複数のビットに基づいて前記複数のMCSテーブルからMCSテーブルを選択するための手段と
をさらに備える、上記C16に記載の装置。
[C25]
前記識別されたMCSテーブルに関連する電力オフセットパラメータを決定するための手段、ここにおいて、第1の電力オフセットパラメータが第1のMCSテーブルに関連付けられ、第2の電力オフセットパラメータが第2のMCSテーブルに関連付けられる、 をさらに備える、上記C16に記載の装置。
[C26]
前記電力オフセットパラメータに基づいて前記1つまたは複数のUL送信のうちの少なくとも1つのための送信電力を決定するための手段
をさらに備える、上記C25に記載の装置。
[C27]
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、
ユーザ機器(UE)によって、前記UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備えるダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここで、前記DCIが、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように構成される、
前記DCI中で搬送される前記MCSテーブルリファレンスに基づいて複数のMCSテーブルからMCSテーブルを識別することと、ここにおいて、前記MCSテーブルが、前記ULグラントにおいて許可される前記リソース上でのUL送信のために利用されるべき変調およびコーディングを定義する、
前記MCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を送ることと
を行うためのものである、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C28]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)を、DCIフォーマットを有し、変調コーディング方式(MCS)テーブルリファレンスを搬送するように、構成することと、
ユーザ機器(UE)に前記DCIを送ることと、ここで、前記DCIが、前記UEのためのリソースのアップリンク(UL)グラントを備える、
前記UEから、複数のMCSテーブルからのMCSテーブルに従って変調およびコーディングされた1つまたは複数のUL送信を受信することと、前記MCSテーブルが、前記DCI中で搬送される前記MCSテーブルリファレンスに基づいて識別される、
を備える、方法。
[C29]
前記MCSテーブルリファレンスを搬送するように前記DCIを構成することが、前記DCIを通信すべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースを識別すること、前記DCIを通信すべき前記PDCCHのサブフレームを識別すること、または前記DCIをマスキングするために使用すべきマスキングコードを識別することのうちの1つまたは複数を備える、上記C28に記載の方法。
[C30]
前記DCIフォーマットが、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のうちの1つまたは複数である、上記C28に記載の方法。