特許第6828733号(P6828733)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6828733インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6828733
(24)【登録日】2021年1月25日
(45)【発行日】2021年2月10日
(54)【発明の名称】インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20210128BHJP
   H01L 23/15 20060101ALI20210128BHJP
   H05K 3/46 20060101ALI20210128BHJP
   H05K 3/42 20060101ALI20210128BHJP
   H05K 1/11 20060101ALI20210128BHJP
   H05K 3/40 20060101ALI20210128BHJP
【FI】
   H01L23/12 N
   H01L23/12 Q
   H01L23/14 C
   H05K3/46 N
   H05K3/46 Q
   H05K3/42 650B
   H05K1/11 N
   H05K3/40 K
【請求項の数】11
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-241479(P2018-241479)
(22)【出願日】2018年12月25日
(62)【分割の表示】特願2014-73444(P2014-73444)の分割
【原出願日】2014年3月31日
(65)【公開番号】特開2019-54290(P2019-54290A)
(43)【公開日】2019年4月4日
【審査請求日】2019年1月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100116012
【弁理士】
【氏名又は名称】宮坂 徹
(72)【発明者】
【氏名】今吉 孝二
【審査官】 庄司 一隆
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−521663(JP,A)
【文献】 特開2013−197993(JP,A)
【文献】 特開2006−060119(JP,A)
【文献】 特開2004−111915(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/109648(WO,A1)
【文献】 特開2012−114400(JP,A)
【文献】 特開2002−261204(JP,A)
【文献】 国際公開第03/007370(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0217455(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/12
H01L 23/15
H05K 1/11
H05K 3/40
H05K 3/42
H05K 3/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内径が均一な貫通孔を有し、且つガラスからなる基材と、前記基材上に積層され、且つ導通ビアを形成した絶縁性樹脂層と、前記絶縁性樹脂層に積層された配線群と、からなるインターポーザーであって、
無機密着層が前記貫通孔の内径側壁面のみに形成され、
前記無機密着層の上に導電層を形成し、
前記無機密着層の膜厚は、0.1μm以上1μm以下の範囲内であり、
前記導電層は、前記導通ビアを介して前記配線群と電気的に接続され、
前記導電層と前記導通ビアとの間に形成された導電性のランドを備え、
前記無機密着層の熱膨張率は、前記基材の熱膨張率よりも大きく、且つ前記導電層の熱膨張率よりも小さく、
前記ランドの外径は、前記貫通孔の内径よりも大きく、且つ上限値が前記貫通孔の内径に20μmを加算した値であり、
前記絶縁性樹脂層の材料として、熱膨張率が30〜100ppm/℃であるとともに、エポキシ/フェノール系樹脂、ポリイミド樹脂、シクロオレフィン、PBO樹脂のうちいずれか一つの材料、または、少なくとも二つの材料を組み合わせた複合材料を用いることを特徴とするインターポーザー。
【請求項2】
前記ランドは、前記貫通孔に充填した前記導電層の上下端の前記導通ビアを受ける部分から形成され、且つ前記基材の表面の前記貫通孔の周囲には形成されていないことを特徴とする請求項1に記載したインターポーザー。
【請求項3】
前記導電層は、前記導電性のランドを介して前記導通ビアと電気的に接続され、
前記無機密着層は、前記ランドと前記基材との間に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載したインターポーザー。
【請求項4】
前記無機密着層は、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、ニッケル、ニッケルリン、クロム、酸化クロム、チッ化アルミ、酸化アルミ、タンタル、チタン、銅のうち、単体の材料の単層の膜、または、2種類以上の材料を複合させた2層以上の単層または積層の膜であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載したインターポーザー。
【請求項5】
前記導電層を形成する導電性材料が、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス、錫鉛のうちいずれかの単体金属、または二つ以上の化合物、または、少なくとも一つの金属粉と樹脂材料との混合物、のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載したインターポーザー。
【請求項6】
前記導通ビアの前記基材側の径は、前記貫通孔の内径よりも小さいこと特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載したインターポーザー。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載したインターポーザーと、前記インターポーザーに積層された半導体素子と、を備えることを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
ガラスからなる基材に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記基材の両表面と前記貫通孔の内径側壁面に、膜厚が0.1μm以上1μm以下の範囲内であり、且つ無機材料からなる無機密着層を形成する無機密着層形成工程と、
前記無機密着層の上に導電性材料からなる導電層を形成するとともに、前記貫通孔内に導電性材料で貫通電極を形成する導電層・貫通電極形成工程と、
前記貫通孔内の前記貫通電極を残して、前記基材に積層した前記無機密着層及び前記導電層を除去する不要層除去工程と、
前記基材及び前記貫通電極上に絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂層工程と、
前記絶縁性樹脂層のうち前記貫通電極上に形成した部分にビア孔を形成するビア形成工程と、
前記絶縁性樹脂層上に導電性物質で配線群及び導通ビアを形成する配線群・導通ビア形成工程と、を含み、
前記絶縁性樹脂層の材料として、熱膨張率が30〜100ppm/℃であるとともに、エポキシ/フェノール系樹脂、ポリイミド樹脂、シクロオレフィン、PBO樹脂のうちいずれか一つの材料、または、少なくとも二つの材料を組み合わせた複合材料を用いることを特徴とするインターポーザーの製造方法。
【請求項9】
ガラスからなる基材に内径が均一な貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記基材の両表面と前記貫通孔の内径側壁面に、膜厚が0.1μm以上1μm以下の範囲内であり、且つ無機材料からなる無機密着層を形成する無機密着層形成工程と、
前記無機密着層の上に導電性材料からなる導電層を形成するとともに前記貫通孔の内壁側面に導電性材料で貫通電極を形成し、さらに、前記貫通孔の内壁側面の前記貫通電極の内壁側を導電性の樹脂材料にて充填する導電層・貫通電極形成工程と、
前記基材の最表面まで前記導電層と前記無機密着層を除去し、さらに、前記貫通電極の上下端に前記導電性材料からなるランドを形成するランド形成工程と、
前記基材及び前記ランド上に絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂層工程と、
前記絶縁性樹脂層のうち前記ランド上に形成した部分にビア孔を形成するビア形成工程と、
前記絶縁性樹脂層上及び前記ビア孔に、導電性物質で配線群及び導通ビアを形成する配線群・導通ビア形成工程と、を含み、
前記ランド形成工程では、前記ランドの外径を、前記貫通孔の内径よりも大きく、且つ上限値が前記貫通孔の内径に20μmを加算した値として前記ランドを形成し、
前記絶縁性樹脂層の材料として、熱膨張率が30〜100ppm/℃であるとともに、エポキシ/フェノール系樹脂、ポリイミド樹脂、シクロオレフィン、PBO樹脂のうちいずれか一つの材料、または、少なくとも二つの材料を組み合わせた複合材料を用いることを特徴とするインターポーザーの製造方法。
【請求項10】
ガラスからなる基材に内径が均一な貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記基材の両表面と前記貫通孔の内径側壁面に、膜厚が0.1μm以上1μm以下の範囲内であり、且つ無機材料からなる無機密着層を形成する無機密着層形成工程と、
前記無機密着層の上に導電性材料からなる導電層を形成するとともに前記貫通孔の内壁側面に導電性材料で貫通電極を形成し、さらに、前記貫通孔の内壁側面の前記貫通電極の内側を樹脂材料にて充填する導電層・貫通電極形成工程と、
前記貫通電極の上下端に無電解めっきと電解銅めっきを順に行って導電層を形成した後、前記導電層と前記無機密着層をパターニングして前記貫通電極にランドを形成するランド形成工程と、
前記基材及び前記ランド上に絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂層工程と、
前記絶縁性樹脂層のうち前記ランド上に形成した部分にビア孔を形成するビア形成工程と、
前記絶縁性樹脂層上及び前記ビア孔に、導電性物質で配線群及び導通ビアを形成する配線群・導通ビア形成工程と、を含み、
前記ランド形成工程では、前記ランドの外径を、前記貫通孔の内径よりも大きく、且つ上限値が前記貫通孔の内径に20μmを加算した値として前記ランドを形成し、
前記絶縁性樹脂層の材料として、熱膨張率が30〜100ppm/℃であるとともに、エポキシ/フェノール系樹脂、ポリイミド樹脂、シクロオレフィン、PBO樹脂のうちいずれか一つの材料、または、少なくとも二つの材料を組み合わせた複合材料を用いることを特徴とするインターポーザーの製造方法。
【請求項11】
請求項8から請求項10のうちいずれか1項に記載したインターポーザーの製造方法で製造されたインターポーザーに導通パッドを形成する導通パッド形成工程と、
前記導通パッド上に半導体素子を固定する半導体素子固定工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターポーザーや半導体装置、特に、パッケージ基板とICチップとの間に介在するインターポーザーや、ICチップを接続するためのインターポーザーを備える半導体装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ファインピッチのICチップをドータボード等の外部基板と接続するために、パッケージ基板が用いられている。
パッケージ基板の材料としては、セラミックまたは樹脂が用いられている。
ここで、セラミックパッケージ基板は、焼成したメタライズを用いるため、抵抗値が高くなる。さらに、セラミックの誘電率は高く、高周波、高性能のICを搭載することが難しい。
一方、樹脂製パッケージ基板は、めっきによる銅配線を用いるため、配線抵抗を下げることが可能であり、樹脂の誘電率は低く、高周波、高性能のICを搭載することが相対的に容易である。
【0003】
ここで、パッケージ基板とICチップとの間にインターポーザーを介在させる技術として、例えば、特許文献1〜特許文献4の技術がある。
また、近年では、ハイエンド向けのインターポーザーとして、基板の材質にシリコンやガラスを用いたインターポーザーの研究が活発に行われるようになり、大きな注目が集まっている。
基材としてシリコンやガラスを用いたインターポーザーでは、内部に貫通穴を形成し、その貫通穴を導電性物質で充填するTSV(Through−Silicon Via)や、TGV(Through−Glass Via)と呼ばれる技術が用いられることが大きな特徴である。この技術により形成された貫通電極は、表裏を最短距離で接続することで配線長が短縮され、信号伝送速度の高速化等、優れた電気特性が期待されている。
【0004】
また、線膨張係数がICチップと同等、もしくは、ICチップに近い値となるため、加熱時の基板寸法変化が小さくなり、より高密度な実装・高密度配線を実現する可能性がある。さらに、貫通電極を採用することで、多ピン並列接続が可能となり、LSI自体を高速化させるが必要無く、優れた電気特性が得られるため、低消費電力化の実現が期待されている。
特に、近年では、ガラスを基板の材質として用いたガラスインターポーザーに大きな注目が集まっている。また、ガラスインターポーザーへの大きな関心の一つとして、低コスト化の実現が挙げられる。それは、シリコンインターポーザーが、ウエハサイズでしか製造できないのに対し、ガラスインターポーザーは、大型パネルでの大量処理が可能であると考えられており、これまでハイエンド向けのインターポーザーで大きな課題とされていた、コストの問題を解決できる可能性があるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−102479号公報
【特許文献2】特開2002−373962号公報
【特許文献3】特開2002−261204号公報
【特許文献4】特開2000−332168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ガラスインターポーザーを製造するにあたり、いくつかの克服すべき課題も多い。
その課題の一つに、ガラスと銅の熱膨張率の差が大きく、また、弾性率も大きいことに対して、銅とガラスの密着強度が充分ではないため、実装時の高温プロセスや信頼性試験の温度サイクル等により、銅等からなる導電層パターンが、ガラス面から剥離してしまうという現象が挙げられる。
本発明は、このような問題点を解決しようとするものであり、熱膨張、熱収縮による導電層パターンの剥離を防止することで充分な信頼性を有することが可能な、インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、貫通孔を有する基材と、前記基材上に積層され、且つ導通ビアを形成した絶縁性樹脂層と、前記絶縁性樹脂層に積層された配線群と、からなるインターポーザーであって、
無機密着層が前記貫通孔内のみに形成され、
前記無機密着層の上に導電層を形成し、
前記導電層は、前記導通ビアを介して前記配線群と電気的に接続され、
前記無機密着層の熱膨張率は、前記基材の熱膨張率よりも大きく、且つ前記導電層の熱膨張率よりも小さいことを特徴とするインターポーザーである。
【0008】
また、本発明の一態様は、前記導電層と前記導通ビアとの間に形成された導電性のランドを備え、
前記導電層は、前記導電性のランドを介して前記導通ビアと電気的に接続され、
前記無機密着層は、前記ランドと前記基材との間に配置されていることを特徴とするインターポーザーである。
また、本発明の一態様は、前記ランドの外径は、前記貫通孔の内径と同じであることを特徴とするインターポーザーである。
また、本発明の一態様は、前記無機密着層は、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、ニッケル、ニッケルリン、クロム、酸化クロム、チッ化アルミ、酸化アルミ、タンタル、チタン、銅のうち、単体の材料の単層の膜、または、2種類以上の材料を複合させた2層以上の単層または積層の膜であることを特徴とするインターポーザーである。
【0009】
また、本発明の一態様は、前記導電層を形成する導電性材料が、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス、錫鉛のうちいずれかの単体金属、または二つ以上の化合物、または、少なくとも一つの金属粉と樹脂材料との混合物、のいずれかであることを特徴とするインターポーザーである。
また、本発明の一態様は、前記絶縁性樹脂層の材料として、エポキシ/フェノール系樹脂、ポリイミド樹脂、シクロオレフィン、PBO樹脂のうちいずれか一つの材料、または、少なくとも二つの材料を組み合わせた複合材料を用いることを特徴とするインターポーザーである。
また、本発明の一態様は、前記導通ビアの前記基材側の径は、前記貫通孔の内径よりも小さいこと特徴とするインターポーザーである。
また、本発明の一態様は、前記基材がガラスからなることを特徴とするインターポーザーである。
【0010】
また、本発明の一態様は、上述したインターポーザーと、前記インターポーザーに積層された半導体素子と、を備えることを特徴とする半導体装置である。
また、本発明の一態様は、基材に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記基材の両表面と前記貫通孔の内径面に無機材料からなる無機密着層を形成する無機密着層形成工程と、
前記無機密着層の上に導電性材料からなる導電層を形成するとともに前記貫通孔内に充填した導電性材料で貫通電極を形成する導電層・貫通電極形成工程と、
前記貫通電極を残して、前記基材に積層した前記無機密着層及び前記導電層を除去する不要層除去工程と、
前記基材及び前記貫通電極上に絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂層工程と、
前記絶縁性樹脂層のうち前記貫通電極上に形成した部分にビア孔を形成するビア形成工程と、
前記絶縁性樹脂層上に導電性物質で配線群及び導通ビアを形成する配線群・導通ビア形成工程と、を含むことを特徴とするインターポーザーの製造方法である。
【0011】
また、本発明の一態様は、基材に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記基材の両表面と前記貫通孔の内径面に無機材料からなる無機密着層を形成する無機密着層形成工程と、
前記無機密着層の上に導電性材料からなる導電層を形成するとともに前記貫通孔内に充填した導電性材料で貫通電極を形成し、さらに、前記貫通孔内に充填した導電性材料の皮膜の内側を導電性の樹脂材料にて充填する導電層・貫通電極形成工程と、
前記基材の最表面まで前記導電層と前記無機密着層を除去し、さらに、前記貫通電極の上下端に前記導電性材料及び前記樹脂材料からなるランドを形成するランド形成工程と、
前記基材及び前記ランド上に絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂層工程と、
前記絶縁性樹脂層のうち前記ランド上に形成した部分にビア孔を形成するビア形成工程と、
前記絶縁性樹脂層上及び前記ビア孔に、導電性物質で配線群及び導通ビアを形成する配線群・導通ビア形成工程と、を含むことを特徴とするインターポーザーの製造方法である。
【0012】
また、本発明の一態様は、基材に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記基材の両表面と前記貫通孔の内径面に無機材料からなる無機密着層を形成する無機密着層形成工程と、
前記無機密着層の上に導電性材料からなる導電層を形成するとともに前記貫通孔内に充填した導電性材料で貫通電極を形成し、さらに、前記貫通孔内を樹脂材料にて充填する導電層・貫通電極形成工程と、
前記貫通電極の上下端に無電解めっきと電解銅めっきを順に行って導電層を形成した後、前記導電層と前記無機密着層をパターニングして前記貫通電極にランドを形成するランド形成工程と、
前記基材及び前記ランド上に絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂層工程と、
前記絶縁性樹脂層のうち前記ランド上に形成した部分にビア孔を形成するビア形成工程と、
前記絶縁性樹脂層上及び前記ビア孔に、導電性物質で配線群及び導通ビアを形成する配線群・導通ビア形成工程と、を含むことを特徴とするインターポーザーの製造方法である。
【0013】
また、本発明の一態様は、前記基材がガラスからなること特徴とするインターポーザーの製造方法である。
また、本発明の一態様は、上述したインターポーザーの製造方法で製造されたインターポーザーに導通パッドを形成する導通パッド形成工程と、
前記導通パッド上に半導体素子を固定する半導体素子固定工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0014】
また、本発明の一態様は、貫通電極を有したガラス基材を用いたインターポーザー、もしくは、このインターポーザー上に固定された半導体素子とからなる半導体装置であって、前記貫通電極はガラス基材に設けた貫通孔に、熱膨張率が前記ガラス基材より大きく導電性材料よりも小さい無機導電性材料からなる密着層を介し、導電性材料からなる導電層を積層し、さらに、貫通孔内に導電性材料が充填されているか、あるいは、貫通孔内の導電性材料皮膜に非導電性材料が充填されて孔口部が導電化されることで、前記貫通電極のガラス基材表面にランドが形成されており、ガラス基材表面上に絶縁性樹脂層とその上に配線群が形成され、この配線群は前記絶縁性樹脂層に設けられた導通ビアによって前記ランドと電気的に接続しており、ランドの径が貫通孔の径と同じであり、かつ、ガラス基材表面では前記無機導電性材料、前記導伝層が除去されて、前記ランド部のみが導電化されていることを特徴とする。これにより、ガラス基材の両表面と貫通孔内に、熱膨張率がガラス基材と導電性材料との間に位置する無機密着層を介し、導電性材料からなる貫通電極とその上下端にランドを形成する。更に、その上に積層した絶縁性樹脂層の導通ビアを介して貫通電極と両面の配線群との導通を確保し、ガラスインターポーザーならびにガラスインターポーザー上に半導体素子を固定して半導体装置を製造することにより、熱膨張、熱収縮による導電層パターンとガラス基材との剥離を防止し、充分な信頼性を有するインターポーザー及び半導体装置を提供することが可能となる。
【0015】
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置において、前記ガラス基材に形成された無機密着層が酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、ニッケル、ニッケルリン、クロム、酸化クロム、チッ化アルミ、酸化アルミ、タンタル、チタン、銅など単体ないし2種類以上の複合材料からなる、単層ないし2層以上の積層膜からなることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置において、前記導電層及び貫通電極を形成する導電性材料が、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス、錫鉛の単体金属ないし積層または化合物、あるいはこれらの金属粉と樹脂材料との混合物のいずれかであることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置において、前記絶縁性樹脂層として、エポキシ/フェノール、ポリイミド、シクロオレフィン、PBOのいずれかもしくはそれらの複合材料を用いることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置において、前記絶縁性樹脂層に形成した導通ビアのボトムの径が前記貫通電極の径より小さいことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置おいて、ガラス基材に貫通電極を有したインターポーザーもしくは、このインターポーザー上に固定された半導体素子とからなる半導体装置の製造方法であって、
ガラス基材に貫通孔を形成する工程と、
前記基材の貫通孔の内壁と両表面に前記無機材料からなる無機密着層を形成する工程と、
前記基材の貫通孔の内壁と両表面の前記無機密着層の上に、導電性材料からなる導電層と貫通電極を形成し、貫通孔内を導電性材料にて充填する工程と、
前記貫通電極を残し表面の導電層を除去する工程と、
前記ガラス基材上に絶縁性樹脂層を形成する工程と、
前記絶縁性樹脂層の前記貫通電極上にビア孔を形成する工程と、
前記絶縁性樹脂層上に導電性物質で配線群と導通ビアを形成する工程とを、有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置において、ガラス基材に貫通電極を有したインターポーザーもしくは、このインターポーザー上に固定された半導体素子とからなる半導体装置の製造方法であって、
ガラス基材に貫通孔を形成する工程と、
前記基材の貫通孔の内壁と両表面に前記無機材料からなる無機密着層を形成する工程と、
前記基材の貫通孔の内壁と両表面の前記無機密着層の上に、導電性材料からなる導電層と貫通電極を形成し、更に貫通孔内の導電性材料皮膜の内側を導電性の樹脂材料にて充填する工程と、
前記ガラス基材の最表面まで導電層と無機密着層を除去し、貫通電極の上下端に導電性材料と前記導電性の樹脂材料とからなるランド部を形成する工程と、
前記ガラス基材上に絶縁性樹脂層を形成する工程と、
前記絶縁性樹脂層の前記貫通電極のランド上にビア孔を形成する工程と、
前記絶縁性樹脂層上に導電性物質で配線群と導通ビアを形成する工程とを、有することを特徴とする。
【0019】
また、本発明の一態様は、インターポーザーもしくは半導体装置において、ガラス基材に貫通電極を有したインターポーザーもしくは、このインターポーザー上に固定された半導体素子とからなる半導体装置の製造方法であって、
ガラス基材に貫通孔を形成する工程と、
前記基材の貫通孔の内壁と両表面に前記無機材料からなる無機密着層を形成する工程と、
前記基材の貫通孔の内壁と両表面の前記無機密着層の上に、導電性材料からなる導電層と貫通電極を形成し、更に貫通孔内の導電性材料皮膜の内側を絶縁性ないし導電性の樹脂にて充填する工程と、
前記貫通電極の上下端に無電解めっきと電解銅めっきにて導電層を形成した後、導電層と無機密着層をパターニングし前記貫通電極にランド部を形成する工程と、
前記ガラス基材上に絶縁性樹脂層を形成する工程と、
前記絶縁性樹脂層の前記貫通電極のランド上にビア孔を形成する工程と、
前記絶縁性樹脂層上に導電性物質で配線群と導通ビアを形成する工程とを、有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一態様であれば、熱膨張、熱収縮による導電層パターンの剥離を防止することで充分な信頼性を有することが可能な、インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第一実施形態のインターポーザーの構成を示す断面図である。
図2】本発明の第一実施形態の半導体装置の構成を示す断面図である。
図3】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図4】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図5】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図6】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図7】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図8】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図9】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図10】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図11】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図12】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図13】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図14】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図15】本発明の第一実施形態のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図16】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図17】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図18】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図19】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図20】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図21】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
図22】比較例のインターポーザーの製造方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、本実施形態と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(インターポーザー100の構成)
図1中に示すように、インターポーザー100は、基材1と、貫通電極3と、無機密着層4と、導電層5(導電層パターン)と、ランド6と、絶縁性樹脂層7と、配線群8と、導通ビア9を備えている。
基材1は、SiO2を主成分とする、ガラスからなる基板(ガラス基板)であり、貫通孔13を有している。
また、基材1の熱膨張率は、低膨張ガラスで3〜4ppm/℃、ソーダガラスで8〜9ppm/℃であり、製造方法や、Na等の金属成分の添加により、3〜9ppm/℃の制御が可能である。なお、熱膨張率は、JIS:R3102やJIS:K7197に従い、TMA(熱機械分析)にて測定した。
また、基材1に貫通孔13を形成する方法としては、例えば、CO2レーザーやUVレーザー、ピコ秒レーザーやフェムト秒レーザー、エキシマレーザーや放電加工、感光性ガラスやブラスト加工等を使用可能であり、基材1の厚さや貫通孔13の孔径で選択すれば良い。
【0023】
貫通電極3は、導電性材料で形成されており、貫通孔13内に配置されている。
貫通電極3を形成する導電性材料としては、例えば、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス、錫鉛のうちいずれかの単体金属、または、いずれかの単体金属の積層や化合物が使用可能であり、無機密着層4との密着性や、電気的に接続安定性の高い材料を選定すれば良い。
また、貫通電極3を形成する導電性材料としては、例えば、上述した材料のうち少なくとも一つの金属粉と樹脂材料との混合物である導電性ペーストも使用可能である。
また、貫通電極3を形成する方法としては、特に規定しないが、無電解めっき法や電解めっき法を用いることが可能である。
【0024】
なお、めっき法で形成する貫通電極3の形態としては、コンフォーマルめっき形態やフィルドめっき形態がある。コンフォーマルめっき形態では、貫通孔13の中央にスルーホール状の孔が残っており、絶縁性樹脂や導電性ペーストをスクリーン印刷法で充填すれば良い。ここで、導電性ペーストで充填する場合は、コンフォーマルめっき皮膜とともにランド6とし、導通ビア9と導通を確保することが可能である。また、導電性ペーストの表面に無電解めっき層や電解めっき層を導電層5として形成し、さらに、コンフォーマルめっき皮膜との導通性を向上してランド6とし、導通ビア9と導通を確保することも可能である。一方、絶縁性樹脂で充填する場合は、絶縁性樹脂の表面に無電解めっき層や電解めっき層を形成して、コンフォーマルめっき皮膜との導通性を確保してランド6とし、導通ビア9と導通を確保すれば良い。
【0025】
また、貫通電極3を形成する方法としては、例えば、無機密着層4を形成した後に、導電性ペーストをスクリーン印刷法で充填して、貫通電極3とする方法を用いることも可能である。
なお、導電性材料として多く使用される銅の熱膨張率は、16ppm/℃程度である。
無機密着層4は、基材1の両面と貫通孔13内に形成されている。また、無機密着層4のうち、貫通孔13内に形成されている部分は、貫通電極3と貫通孔13の内径側壁面(内径面)との間に配置されている。
【0026】
また、無機密着層4の材料としては、基材1と導電性材料との密着性が高く、且つ熱膨張率が基材1より高い材料である、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、ニッケル(熱膨張率:15ppm/℃)、ニッケルリン、クロム(熱膨張率:8ppm/℃)、酸化クロム、チッ化アルミ、酸化アルミ、タンタル(熱膨張率:6ppm/℃)、チタン(熱膨張率:9ppm/℃)、銅(熱膨張率:16ppm/℃)等の材料が使用可能である。これにより、基材1と、貫通電極3及び導電層5との間の密着力を向上させることが可能となる。これに加え、無機密着層4が基材1に比べて熱膨張率が高い事で、貫通電極3及び導電層5と基材1の線膨張係数の差によって発生する、層間にかかる応力を低減することが可能となる。
【0027】
また、無機密着層4の熱膨張率の上限は、導電性材料の熱膨張率の上限よりも低いことが望ましい。
また、無機密着層4の材料として、上述した密着力の高い材料を使用することにより、導電性材料と基材1の熱膨張率の差によって発生する、層間にかかる応力を低減して、導電性材料の剥離を回避することが可能となる。
また、無機密着層4は、上記の材料を、単体、または、ITO膜(熱膨張率:9ppm/℃)のように、二種類以上の複合材料を単層にて使用する事が可能である。また、無機密着層4は、クロム/銅、チタン/銅のように、二種類以上の複合材料を2層以上の積層膜にて使用することが可能である。
【0028】
また、無機密着層4の膜厚は特に規定しないが、0.1μm以上1μm以下の範囲内であれば、基材1との密着性と、熱膨張率の差を緩和する効果を得ることが可能である。
また、無機密着層4の形成方法は特に規定しないが、スパッタ成膜法、無電解めっき法等を用いることが可能である。
導電層5は、導電性材料で形成されており、無機密着層4を介して、基材1の両面に配置されている。
導電層5を形成する導電性材料としては、例えば、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス、錫鉛のうちいずれかの単体金属、または、いずれかの単体金属の積層や化合物が使用可能であり、無機密着層4との密着性や、電気的に接続安定性の高い材料を選定すれば良い。
【0029】
また、導電層5を形成する導電性材料としては、例えば、上述した材料のうち少なくとも一つの金属粉と樹脂材料との混合物である導電性ペーストも使用可能である。
また、導電層5を形成する方法としては、特に規定しないが、無電解めっき法や電解めっき法を用いることが可能である。
ランド6は、導電層5を挟んで貫通電極3の上下端に形成されている。
ランド6の形状は、例えば、基材1の表面と同じ高さで形成する形状や、基材1の表面よりも数ミクロン高く形成する形状とすることが可能である。
また、ランド6を形成する方法としては、特に規定しないが、貫通孔13の内部を導電性材料や絶縁性樹脂で充填した後、導電層5や、貫通孔13内に充填した樹脂を基材1の表面まで研磨除去して貫通電極3の上下端を露出させてランド6とする工法や、貫通電極3の上下端に位置する導電層5をパターニングしてランド6とする工法を用いることが可能である。
【0030】
また、ランド6を形成する方法としては、例えば、貫通孔13の両端をランド6の形状に削り、導電性材料を充填する工法を用いることが可能である。この場合、ランド6以外の無機密着層4は、研磨、または、パターニングの際のエッチング処理により除去するものとする。
なお、貫通電極3をフィルドめっき形態で形成した場合、貫通電極3上にそのままスタック形成して、ランド6を形成することが可能である。
ランド6の外径は、貫通孔13の内径と同じとする。なお、ランド6の外径は、導通ビア9の形成の加工精度を加味して、貫通孔13の内径よりも大きくしてもよい。この場合、加工精度の変動要因として、基材1の伸縮、ビア孔の加工方式の位置精度バラツキなどが挙げられ、ランド6の外径の上限として、貫通孔13の内径よりも20μmまで大きくすれば、ランド6より導通ビア9が脱落することなく、良好な導通性を得ることが可能となる。
【0031】
絶縁性樹脂層7は、導電層5上に形成されている。
また、絶縁性樹脂層7は、必要な層数が積層されている。なお、絶縁性樹脂層7の層数は、例えば、製品の設計により設定すれば良い。
また、絶縁性樹脂層7の材料としては、エポキシ/フェノール系樹脂、ポリイミド樹脂、シクロオレフィン、PBO樹脂のうちいずれか一つの材料、または、少なくとも二つの材料を組み合わせた複合材料を用いることが可能である。
この場合、例えば、絶縁性樹脂層7の材料を、熱膨張率が30〜100ppm/℃と導電性材料よりも高く、かつ弾性率が高い材料とすることにより、導電層5を覆うことで導電層5と基材1との層間にかかる応力を減少させて、導電層5の剥離を抑制する効果を付与することが可能となる。
【0032】
また、絶縁性樹脂層7の材料としては、例えば、ドライフィルムや液レジが使用可能であり、特に規定するものではない。
配線群8は、絶縁性樹脂層7上に形成されている。
また、配線群8は、必要な層数が積層されている。なお、配線群8の層数は、例えば、製品の設計により設定すれば良い。
また、配線群8の形成方法は特に規定しないが、無電解めっき、または、スパッタ膜をシード層として、電解めっきにて厚付けし、セミアディティブ法やサブトラクティブ法によりパターン形成する方法を用いてもよい。
【0033】
導通ビア9は、絶縁性樹脂層7に形成されており、導電層5と配線群8を、電気的に接続させている。
また、導通ビア9の基材1側の径(ボトムの径)は、貫通孔13及び貫通電極3の径よりも小さくする。これにより、スタックド構造で導通ビア9を積層する事が可能になり、絶縁性樹脂層7上の配線群8とランド6を形成する上で、ランド6間に配置可能な配線本数を増やすことが可能になると共に、基材1に形成する貫通孔13の孔ピッチを狭く形成することが可能になる。
また、導通ビア9は、絶縁性樹脂層7に形成したビア孔内に、コンフォーマルめっき等、導電性物質を充填する加工を行って形成する。
【0034】
絶縁性樹脂層7にビア孔を形成する方法は、例えば、絶縁性樹脂層7の材料により選択すれば良く、絶縁性樹脂層7の材料が熱硬化性樹脂であれば、CO2レーザーやUVレーザー等が用いた加工により形成可能であり、レーザー加工の後は、レーザー加工で発生したスミアを除去する為にデスミア処理を行えば良い。また、絶縁性樹脂層7の材料が感光性レジストの場合は、フォトリソ法にて形成すれば良い。
以上により、本実施形態のインターポーザー100は、多層構造の貫通電極付きインターポーザーである。また、本実施形態のインターポーザー100であれば、基材1の両面に形成した配線群8の間で、高い導通信頼性を実現することが可能となる。
なお、図1中に示す絶縁性樹脂層7及び配線群8の必要層数や、導通パッド部の金属層の形状や高さは、一例であり、特に規定するものではない。
【0035】
(半導体装置200の構成)
図2中に示すように、半導体装置200は、インターポーザー100と、半導体素子11を備えている。
インターポーザー100は、ハンダボール14を用いて、図示しないプリント基板に搭載する。
半導体素子11は、図示しないハンダボールを用いて、インターポーザー100の片面(図2中では、上側の面)に搭載する。
なお、図2中に示す半導体素子11の形状や、半導体素子11とインターポーザー100との接続方式は、一例であり、特に規定するものではない。
以上により、本実施形態の半導体装置200であれば、接続対象である半導体素子11やインターポーザー100との間で導通パッドの材料を最適化することで、高い接続強度を得るとともに、実装時の熱変形の最適化により、高い接続信頼性を実現することが可能となる。
【実施例】
【0036】
本発明の実施例について、インターポーザーの製造方法と、半導体装置の製造方法を含めて説明する。
(本発明例1)
以下、本発明例1について、図1及び図2を参照しつつ、図3から図8を用いて説明する。
基板1は、厚さが0.3mm、大きさが200mm×200mm、熱膨張率が4ppm/℃の低膨張ガラスで形成した。
無機密着層4は、スパッタにて、0.1μm厚のCr膜(熱膨張率:8ppm/℃)と、0.2μm厚のCu膜を積層して形成した。
また、電解銅めっき2(熱膨張率:16ppm/℃)の層を、導電性材料を用いて形成し、貫通電極3をフィルド銅めっき構成で形成し、導電層5は、他の構成に応じた膜厚で形成した。
【0037】
絶縁性樹脂層7の材料には、エポキシ系樹脂からなるABFを使用した。
配線群8の材料には、シード層に無電解銅めっきを使用し、電解銅めっきの厚さを8μmとし、配線群のLS値を10μmとし、セミアディティブ法により形成した。
導通ビア9は、コンフォーマルめっきにて形成した。絶縁性樹脂層7への導通ビア9の形成には、UV−YAGレーザーを使用した。
基材1への貫通孔13の形成には、ピコ秒レーザーを使用した。貫通孔13と導通ビア9の内径は、50μmφとした。
本発明例1のインターポーザー100の製造方法としては、貫通孔形成工程と、無機密着層形成工程と、導電層・貫通電極形成工程と、不要層除去工程と、絶縁性樹脂層工程と、ビア形成工程と、配線群・導通ビア形成工程を含む方法を用いた。
貫通孔形成工程では、図3中に示すように、基板1に対し、ピコ秒レーザーにて貫通孔13を形成した。
【0038】
無機密着層形成工程では、図4中に示すように、基材1の両面に対し、スパッタCr膜とスパッタCu膜を連続して成膜し、基材1の表面と貫通孔13内に、無機密着層4を形成した。
導電層・貫通電極形成工程では、図5中に示すように、基材1の両面に対し、無機密着層4の上に、導電性材料を用いて電解銅めっき2を形成した。これに加え、貫通孔13内に銅めっきを充填したフィルドめっき構成により、貫通孔13内に貫通電極3を形成した。
不要層除去工程では、図6中に示すように、基材1の両面に形成した電解銅めっき2を、ケミカルポリッシュで除去し、さらに、無機密着層4のCrスパッタ膜を硝酸セリウムアンモニウム水溶液にてエッチング除去して、基材1に貫通電極3を配置したコア基板10を形成した。
【0039】
絶縁性樹脂層工程及びビア形成工程では、図7中に示すように、コア基板10の両面に絶縁性樹脂層7をラミネートし、貫通電極3上の絶縁性樹脂層7にUV−YAGレーザーにてビア孔を形成した。ここで、ビア孔の径は、貫通電極3の径よりも小径とした。また、UV−YAGレーザー加工にて生じたビア孔内の塵を、アルカリ水溶液系の処理液でデスミアしてクリーニングした。
配線群・導通ビア形成工程では、絶縁性樹脂層7の上に、シード層として無電解銅めっきを形成した。さらに、シード層の上へ、図8中に示すように、ネガ形レジストにて配線群8と導通ビア9が開口したレジストパターンを形成し、セミアディティブ法により、導電性材料として電解銅めっきを8μm厚で形成した後、レジスト及び不要部分のシード層を除去して、配線群8と導通ビア9を形成した。
【0040】
また、本発明例1の半導体装置200の製造方法としては、上述したインターポーザーの製造方法で製造されたインターポーザー100に導通パッドを形成する導通パッド形成工程と、導通パッド上に半導体素子11を固定する半導体素子固定工程を含む方法を用いた。
導通パッド形成工程では、基板1へ感光性のソルダーレジスト12を積層して露光及び現像を行い、Ni/Auめっきにて導通パッド部を形成した。
半導体素子固定工程では、ハンダにより、導通パッド上に半導体素子11を固定した。
なお、本発明例1では、片面の配線群8の層数を2層とし、表面の被覆層をソルダーレジスト12とし、導通パッド表面の表面処理をNi/Auとしたが、これらの構成は、特に限定するものではない。
【0041】
(本発明例2)
以下、本発明例2について、図1から図8を参照しつつ、図9から図15を用いて説明する。
基板1は、厚さが0.3mm、大きさが200mm×200mm、熱膨張率が4ppm/℃の低膨張ガラスで形成した。
無機密着層4は、スパッタにて、0.1μm厚のCr膜(熱膨張率:8ppm/℃)と、0.2μm厚のCu膜を積層して形成した。
また、電解銅めっき2(熱膨張率:16ppm/℃)の層を、導電性材料を用いて形成し、貫通電極3をコンフォーマル銅めっき構成で形成し、導電層5を8μmの膜厚で形成した。
また、貫通電極3のスルーホールの内部には、銅粉と有機樹脂の混合材料からなる導電性ペーストを充填した。
【0042】
絶縁性樹脂層7の材料には、エポキシ系樹脂からなるABFを使用した。
配線群8の材料には、シード層に無電解銅めっきを使用し、電解銅めっきの厚さを8μmとし、配線群のLS値を10μmとし、セミアディティブ法により形成した。
導通ビア9は、コンフォーマルめっきにて形成した。絶縁性樹脂層7への導通ビア9の形成には、UV−YAGレーザーを使用した。
基材1への貫通孔13の形成には、ピコ秒レーザーを使用した。貫通孔13と導通ビア9の内径は、50μmφとした。
導通パッド部は、Ni/Auめっきにて形成し、半導体素子11とは、ハンダによる接続を想定した。
【0043】
本発明例2のインターポーザー100の製造方法としては、貫通孔形成工程と、無機密着層形成工程と、導電層・貫通電極形成工程と、ランド形成工程と、絶縁性樹脂層工程と、ビア形成工程と、配線群・導通ビア形成工程を含む方法を用いた。
貫通孔形成工程では、図9中に示すように、基板1に対し、ピコ秒レーザーにて貫通孔13を形成した。
無機密着層形成工程では、図10中に示すように、基材1の両面に対し、スパッタCr膜とスパッタCu膜を連続して成膜し、基材1の表面と貫通孔13内に、無機密着層4を形成した。
導電層・貫通電極形成工程では、図11中に示すように、基材1の両面に対し、無機密着層4の上に、導電性材料を用いて電解銅めっき2を形成した。これに加え、貫通孔13内に銅めっきを充填したコンフォーマルめっき構成により、貫通孔13内に貫通電極3を形成した。また、貫通電極3のスルーホール内部は、導電性ペーストを真空印刷にて充填させた後に硬化させた。
【0044】
ランド形成工程では、図12中に示すように、基材1の両面に形成した電解銅めっき2と、貫通電極3のうち、貫通孔13から突出した導電性ペーストを、ケミカルポリッシュにて基材1上の厚さが3μmになるまで研磨し、スルーホール部の導電性ペーストの蓋として機能するめっきとして、基材1の表面に電解銅めっきを厚さ5μmで形成した。さらに、ランド形成工程では、図13中に示すように、貫通電極3の両端に、貫通電極3と同じ大きさのランド6を形成するために、感光性レジストでランド6を被覆したレジストパターンを形成し、基材1の表面のランド6以外の部分の銅めっきと、無機密着層4のCrスパッタ膜とをウエットエッチングして、基材1に貫通電極3を配置したコア基板10を形成した。
【0045】
絶縁性樹脂層工程及びビア形成工程では、図14中に示すように、コア基板10の両面に絶縁性樹脂層7をラミネートし、貫通電極3上の絶縁性樹脂層7にUV−YAGレーザーにてビア孔を形成した。ここで、ビア孔の径は、貫通電極3の径よりも小径とした。また、UV−YAGレーザー加工にて生じたビア孔内の塵を、アルカリ水溶液系の処理液でデスミアしてクリーニングした。
配線群・導通ビア形成工程では、絶縁性樹脂層7の上に、シード層として無電解銅めっきを形成した。さらに、シード層の上へ、図15中に示すように、ネガ形レジストにて配線群8と導通ビア9が開口したレジストパターンを形成し、セミアディティブ法により、導電性材料として電解銅めっきを8μm厚で形成した後、レジスト及び不要部分のシード層を除去して、配線群8と導通ビア9を形成した。
【0046】
また、本発明例2の半導体装置200の製造方法としては、上述したインターポーザーの製造方法で製造されたインターポーザー100に導通パッドを形成する導通パッド形成工程と、導通パッド上に半導体素子11を固定する半導体素子固定工程を含む方法を用いた。
導通パッド形成工程では、基板1へ感光性のソルダーレジスト12を積層して露光及び現像を行い、Ni/Auめっきにて導通パッド部を形成した。
半導体素子固定工程では、ハンダにより、導通パッド上に半導体素子11を固定した。
なお、本発明例2では、片面の配線群8の層数を2層とし、表面の被覆層をソルダーレジスト12とし、導通パッド表面の表面処理をNi/Auとしたが、これらの構成は、特に限定するものではない。
【0047】
(本発明例1及び2の評価)
本発明例1の実施により、基材1と電解銅めっき2の間に位置し、熱膨張率を有する無機密着層4を形成する事で、基材1と貫通電極3の密着性が向上し、且つ熱膨張熱収縮の条件下での信頼性試験にて、貫通電極3の剥離を回避することが可能なインターポーザー100を得ることが可能であることを確認した。
また、本発明例2の実施により、基材1と電解銅めっき2の間に位置し、熱膨張率を有する無機密着層4を形成する事で、基材1と貫通電極3の密着性が向上し、且つ熱膨張熱収縮の条件下での信頼性試験にて、貫通電極3の剥離を回避することが可能なインターポーザー100を得ることが可能であることを確認した。
【0048】
(比較例)
以下、比較例について、図1から図15を参照しつつ、図16から図22を用いて説明する。
基板1は、厚さが0.3mm、大きさが200mm×200mm、熱膨張率が4ppm/℃の低膨張ガラスで形成した。
無機密着層4は、スパッタにて、0.2μm厚のCu膜で形成した。
また、電解銅めっき2(熱膨張率:16ppm/℃)の層を、導電性材料を用いて形成し、貫通電極3をコンフォーマル銅めっき構成で形成し、導電層5を8μmの膜厚で形成した。
また、貫通電極3のスルーホールの内部には、銅粉と有機樹脂の混合材料からなる導電性ペーストを充填した。
【0049】
絶縁性樹脂層7の材料には、エポキシ系樹脂からなるABFを使用した。
配線群8の材料には、シード層に無電解銅めっきを使用し、電解銅めっきの厚さを8μmとし、配線群のLS値を10μmとし、セミアディティブ法により形成した。
導通ビア9は、コンフォーマルめっきにて形成した。絶縁性樹脂層7への導通ビア9の形成には、UV−YAGレーザーを使用した。
基材1への貫通孔13の形成には、ピコ秒レーザーを使用した。貫通孔13と導通ビア9の内径は、50μmφとした。
比較例のインターポーザー100を製造する方法では、まず、図16中に示すように、基板1に対し、ピコ秒レーザーにて貫通孔13を形成した。
【0050】
次に、図17中に示すように、基材1の両面に対し、スパッタCu膜を成膜し、基材1の表面と貫通孔13内に、無機密着層4を形成した。
そして、図18中に示すように、無機密着層4の上に、導電性材料を用いて電解銅めっき2を形成した。これに加え、貫通孔13内に銅めっきを充填したコンフォーマルめっき構成により、貫通孔13内に貫通電極3を形成した。また、貫通電極3のスルーホール内部は、導電性ペーストを真空印刷にて充填させた後に硬化させた。
次に、図19中に示すように、基材1の両面に形成した電解銅めっき2と、貫通電極3のうち、貫通孔13から突出した導電性ペーストを、ケミカルポリッシュにて基材1上の厚さが3μmになるまで研磨し、スルーホール部の導電性ペーストの蓋として機能するめっきとして、基材1の表面に電解銅めっきを厚さ5μmで形成した。
【0051】
そして、図20中に示すように、貫通電極3と電気的に導通のとれた配線群8を形成するために、感光性レジストで配線群8を被覆したレジストパターンを形成し、基材1の表面の、配線群8以外の銅めっきと無機密着層4のCrスパッタ膜をウエットエッチングして、基材1に導電層5と貫通電極3を配置したコア基板10を形成した。
さらに、図21中に示すように、コア基板10の両面に絶縁性樹脂層7をラミネートし、貫通電極3上の絶縁性樹脂層7にUV−YAGレーザーにてビア孔を形成した。ここで、ビア孔の径は、貫通電極3の径よりも小径とした。また、UV−YAGレーザー加工にて生じたビア孔内の塵を、アルカリ水溶液系の処理液でデスミアしてクリーニングした。
【0052】
そして、絶縁性樹脂層7の上に、シード層として無電解銅めっきを形成した。さらに、シード層の上へ、図22中に示すように、ネガ形レジストにて配線群8と導通ビア9が開口したレジストパターンを形成し、セミアディティブ法により、導電性材料として電解銅めっきを8μm厚で形成した後、レジスト及び不要部分のシード層を除去して、配線群8と導通ビア9を形成した。
また、比較例の半導体装置200を製造する方法では、上述したインターポーザーの製造方法で製造されたインターポーザー100に対し、基板1へ感光性のソルダーレジスト12を積層して露光及び現像を行い、Ni/Auめっきにて導通パッド部を形成した。
そして、ハンダにより、導通パッド上に半導体素子11を固定した。
【0053】
(比較例の評価)
比較例の実施により、基材1の両面の配線群8間で導通の取れた両面配線群を得ることは可能であったものの、熱膨張熱収縮の条件下での信頼性試験にて、銅配線と基材1の熱膨張率の差により、貫通電極3と導電層5が基材1から剥離する不具合を生じたことを確認した。
(本発明例と比較例との対比)
以上説明したように、本発明によれば、熱膨張や熱収縮による、基材1からの貫通電極3及び導電層5の剥離を防止することが可能であるとともに、充分な信頼性を有するインターポーザー100及び半導体装置200を提供することが可能であることを確認した。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、インターポーザー及び半導体装置に係り、特に、パッケージ基板とICチップとの間に介在するインターポーザーや、ICチップを接続するためのインターポーザーを備える半導体装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0055】
1…基材、2…電解銅めっき、3…貫通電極、4…無機密着層、5…導電層、6…ランド、7…絶縁性樹脂層、8…配線群、9…導通ビア、10…コア基板、11…半導体素子、12…ソルダーレジスト、13…貫通孔、100…インターポーザー、200…半導体装置
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