(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記内側ハウジング(50、51)は、第1のハウジング部分(145)と、第2のハウジング部分(150)と、第1のウエブ(155)と、第2のウエブ(156)と、を有し、
前記第1のハウジング部分(145)は、長手方向において前記第2のハウジング部分(150)と境界を接しており、
前記第1のウエブ(155)および前記第2のウエブ(156)は、前記第1のハウジング部分(145)から長手方向にずらされて配置されており、
前記第1のハウジング部分(145)は横断方向において前記第2のハウジング部分(150)よりも幅広く形成されており、
前記第1のウエブ(155)および前記第2のウエブ(156)は前記第2のハウジング部分(150)に配置されており、
前記第1のウエブ(155)の長手方向の第1の側にある第1の側面(165)、および前記第2のウエブ(156)の長手方向の第2の側にある第2の側面(170)が、前記第1の封止レセプタクル(140)を画定している、
請求項5に記載のコンタクトデバイス(35、40)。
前記第2の封止レセプタクル(175)は、長手方向に関して、長手方向の第1の側で前記内側ハウジング(50、51)の第1の肩部(160)によって、および長手方向の第2の側で前記外側ハウジング(55、56)の第3の側面(200)によって、画定されており、
前記第2の封止レセプタクル(175)は、前記内側ハウジング(50,51)の第1の内周面(180)によって横断方向に画定されている、
請求項7に記載のコンタクトデバイス(35、40)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、改善されたコンタクトデバイスおよび改善されたコンタクトシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題は、請求項1に記載のコンタクトデバイスによっておよび請求項14に記載のコンタクトシステムによって解決される。従属請求項には、好ましい実施形態が記載されている。
【0005】
コンタクト素子と、内側ハウジングと、外側ハウジングと、第1の封止要素と、第2の封止要素と、を少なくとも備えるコンタクトデバイスによって、改善されたコンタクトデバイスを提供できると理解されている。外側ハウジングは、第1の内部空間を画定している。内側ハウジングは、第2の内部空間を画定している。内側ハウジングは、少なくとも部分的に第1の内部空間内に配置される。コンタクト素子は、少なくとも部分的に第2の内部空間内に配置される。第1の封止要素は、内側ハウジングと外側ハウジングとの間に配置され、第1の内部空間をコンタクトデバイスの環境から封止する。第2の封止要素は、コンタクト素子と内側ハウジングとの間に配置される。第2の封止要素は、第2の内部空間をコンタクトデバイスの環境から封止する。
【0006】
この構成は、コンタクトデバイスによって、内部空間が環境から特に確実に封止される、という利点を有する。更に、このコンタクトデバイスはその構成要素の数が特に少なく、組み付けが特に容易である。更に、単純な構成の機械工具を用いた自動化された組み付けが可能である。
【0007】
更なる実施形態では、内側ハウジングは、外周面に第1の封止レセプタクルを有する。第1の封止要素は、第1の封止レセプタクル内に配置される。第1の封止レセプタクルは、外側ハウジングに面する側が開口している。外側ハウジングは第1の封止レセプタクルの外側に配置される。
【0008】
更なる実施形態では、内側ハウジングは、第1のハウジング部分と、第2のハウジング部分と、第1のウエブおよび第2のウエブと、を有する。第1のハウジング部分は、長手方向において第2のハウジング部分と境界を接している。第1のウエブおよび第2のウエブは、第1のハウジング部分から長手方向にずらされて配置される。第1のハウジング部分は、横断方向において第2のハウジング部分よりも幅広く形成される。第1のウエブおよび第2のウエブは、第2のハウジング部分に配置される。第1の封止レセプタクルは、長手方向の第1の側にある第1の側面を有する第1のウエブによって、および、長手方向の第2の側にある第2の側面を有する第2のウエブによって、画定される。
【0009】
更なる実施形態では、第2の封止レセプタクルが提供され、第2の封止要素は第2の封止レセプタクル内に配置され、第2の封止要素は通し孔を有し、コンタクト素子はこの通し孔を通って係合する。第2の封止レセプタクルは、外側ハウジングから離れる方に面する側が開口している。
【0010】
更なる実施形態では、第2の封止レセプタクルは、長手方向に関して、長手方向の第1の側で内側ハウジングの第1の肩部によって、および長手方向の第2の側で外側ハウジングの第3の側面によって、画定されている。第2の封止レセプタクルは、内側ハウジングの第1の内周面によって横断方向に画定される。
【0011】
更なる実施形態では、第3の側面は、外側ハウジングの突出部に配置される。外側ハウジングは、突出部と外側ハウジングの第2の内周面との間にレセプタクルを備える。内側ハウジングはレセプタクル内に係合する。
【0012】
更なる実施形態では、外側ハウジングは第3の肩部を有する。第3の肩部は長手方向において第1の封止要素と第2の封止要素との間に配置され、第3の肩部は停止表面を有し、停止表面は、長手方向において第1の封止要素に面する側に配置される。停止表面は、コンタクトデバイスに対する更なるコンタクトデバイスの端部位置を定めるように形成される。
【0013】
更なる実施形態では、コンタクト固定手段が提供され、コンタクト固定手段はピンと第1の凹部および第2の凹部とを有し、第1の凹部は内側ハウジング内に配置される。コンタクト素子は外側に固定部を有し、固定部は第2の凹部を有する。コンタクト素子の第2の凹部は、第1の凹部と長手方向において重なるように配置される。ピンは第1の凹部および第2の凹部内に係合し、内側ハウジングをコンタクト素子に形状嵌めで接続する。
【0014】
更なる実施形態では、コンタクトデバイスはコンタクト固定手段を有し、コンタクト固定手段は第1の内部空間内に配置され、上記コンタクト固定手段の端面は内側ハウジング上に載置され、コンタクト素子は外側に固定部を備え、固定部は第2の凹部とカラーとを有し、カラーは長手側に第2の凹部を画定しており、コンタクト固定手段は、第3の凹部および第4の凹部と係合部を有するピンとを有し、第3の凹部および係合部は互いに境界を接して配置され、内側ハウジングは第4の凹部を部分的に画定しており、係合部は第2の凹部内および第4の凹部内に係合し、カラーは第3の凹部内に係合する。
【0015】
更なる実施形態では、外側ハウジングは第1の担持表面を有し、内側ハウジングは第2の担持表面を有する。更に、コンタクトデバイスは緊張付与手段を備える。緊張付与手段は、第1の担持表面と第2の担持表面とを互いに対して押し付けるように形成される。好ましくは、緊張付与手段は内側ハウジングの外側に配置され、第2の担持表面を第1の担持表面に対して押し付ける。有利には、第1の担持表面および第2の担持表面は、長手方向において第1の封止要素と第2の封止要素との間に配置される。緊張付与手段は好ましくは、肉厚部として形成される。
【0016】
更なる実施形態では、ガイド手段が提供され、上記ガイド手段は、長手方向に延在する少なくとも1つのガイドレールと長手方向に延在する1つのガイドレセプタクルとを有し、これらのガイドレールおよびガイドレセプタクルは互いに係合する。ガイドレセプタクルは外側ハウジングの内側に配置され、ガイドレールは内側ハウジングの外側に配置される。加えてまたは別法として、ガイドレセプタクルを内側ハウジングの外側に配置することもでき、ガイドレールを外側ハウジングの内側に配置することができる。
【0017】
更なる実施形態では、コンタクトデバイスはコード化手段を有し、コード化手段は長手方向に延在するコード化レールを有し、コード化レールは外側ハウジングの外側に配置され、コード化レールは更なるコンタクトデバイスのコード化レセプタクル内に係合するように、および更なるコンタクトデバイスを長手方向に導くように、およびコンタクトデバイスの極性が反対になるのを防止するように、形成される。
【0018】
更なる実施形態では、コンタクトデバイスは少なくとも1つの封止プラグを有し、上記封止プラグは部分的にコンタクト素子と同一の外形を有し、上記封止プラグは第2の内部空間を環境から遮断する。
【0019】
更なる実施形態では、コンタクトシステムは、コンタクトデバイスと更なるコンタクトデバイスとを有し、コンタクトデバイスは上述したように形成され、更なるコンタクトデバイスは外側ハウジングを有し、更なるコンタクトデバイスの外側ハウジングは第1の内部空間を部分的に画定しており、更なるコンタクトデバイスの外側ハウジングはハウジング係合部を備え、ハウジング係合部はコンタクトデバイスの外側ハウジング内に係合し、ハウジング係合部は第1の封止要素とコンタクトデバイスの外側ハウジングとの間に配置される。更なるコンタクトデバイスは、好ましくは上述したのと全く同じように形成される。
【0020】
更なる実施形態では、コンタクト固定手段は、コンタクトデバイスの内側ハウジングと更なるコンタクトデバイスの内側ハウジングとの間に配置され、上記コンタクト固定手段は、コンタクトデバイスの内側ハウジングと更なるコンタクトデバイスの内側ハウジングとの間に所定の距離を定めるように形成される。
【0021】
本発明について、図を参照して以下でより詳細に説明する。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下の図では、座標系5が参照される。座標系5は、例として右手系(right−handed trihedron)として形成され、x軸、y軸、およびz軸を有する。x軸は長手方向に延びている。y軸は横断方向に、z軸は垂直方向に延びている。当然ながら、座標系5を別様に形成することもできる。
【0024】
図1はコンタクトシステム10の斜視図である。
【0025】
コンタクトシステム10は、第1の導電体15と第2の導電体20の間に電気接続を提供するように形成される。
【0026】
第1の導電体15および第2の導電体20は、この実施形態では例として複数の導体ストランド25、30を有し、この場合、この実施形態では、導体ストランド25、30の各々は、たとえば、第1の導電体と第1の導電体と同軸に配置される第2の導電体とを有する、同軸導体として形成される。この実施形態では、導電体15、20はそれぞれ、例として4つの導体ストランド25、30を有する。当然ながら、コンタクトシステム10によって互いに電気接続される、異なる数の導体ストランド25、30を提供することもできる。導体ストランド25、30はまた、別様に形成すること、およびたとえばただ1つの導電体を備えることもできる。
【0027】
コンタクトシステム10は、第1のコンタクトデバイス35と第2のコンタクトデバイス40とを有する。第1のコンタクトデバイス35は、第1の導電体15に接続される。第2のコンタクトデバイス40は、第2の導電体20に接続される。
【0028】
図2は、
図1に示すコンタクトシステム10の分解図を示す。
【0029】
第1のコンタクトデバイス35は少なくとも、第1のコンタクト素子45と、内側ハウジング50と、外側ハウジング55と、第1の封止要素60と、第2の封止要素65と、を有する。更に、第1のコンタクトデバイス35は、例として、第1のコンタクト固定手段285を有する。
【0030】
第2のコンタクトデバイス40は、
図7および
図8で言及されている小さな違いを別として、その構造上の特徴が第1のコンタクトデバイス35と実質的に同一に形成され、第2のコンタクト素子345と、内側ハウジング51と、外側ハウジング56と、第1の封止要素60と、第2の封止要素65と、を有する。更に、第2のコンタクトデバイス40は、例として、第2のコンタクト固定手段315を有する。第2のコンタクトデバイス40および第1のコンタクトデバイス35の幾何学的構成は互いに調和している。
【0031】
図3は、
図1に示すコンタクトシステム10を通る、長手方向透視断面図を示す。
【0032】
第1のコンタクト素子45は第1の同軸コンタクト素子として形成され、例として、第1のプラグコンタクト70と第1のブッシングコンタクト75とを有する。この場合、第1のプラグコンタクト70は、第1のブッシングコンタクト75と同軸に配置される。当然ながら、第1のコンタクト素子を別様に形成することも考えられる。
【0033】
この実施形態では、例として各第1の導体ストランド25のそれぞれに対して第1のコンタクト素子45が提供され、第1のコンタクト素子45は第1の導体ストランド25に電気接続される。これに対応して、この実施形態では例として、4つの第1のコンタクト素子45が提供され、これらは同じ間隔で、例として互いに対して横断方向にずらされ、かつ垂直方向に互いから間隔を空けて配置される。この場合、例として、2つの第1のコンタクト素子45が、共通のxy平面内にそれぞれ配置される。当然ながら、これらの第1のコンタクト素子45が、ある共通の平面内に配置されることも考えられる。
【0034】
更に、第2のコンタクトデバイス40は、全ての第2の導体ストランド30に対して、第1のコンタクト素子45の代わりに第2のコンタクト素子345を有する。第2のコンタクト素子345は、第1のコンタクト素子45と同様に形成される。第2のコンタクト素子345は、第2のブッシングコンタクト350と第2のプラグコンタクト355とを有する。第2のブッシングコンタクト350は、第2のプラグコンタクト355と同軸に配置される。第2のブッシングコンタクト350および第1のプラグコンタクト70は、互いに係合する。第2のプラグコンタクト355は、第1のブッシングコンタクト75内に係合する。結果として、第1のコンタクト素子45と第2のコンタクト素子345との間の確実な電気接続が保証される。
【0035】
組み付けられた状態では、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56は、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55内に係合する。この場合、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56は、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55と第1の封止要素60との間の外側に配置される。
【0036】
第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56は、ハウジング係合部76を有する。ハウジング係合部76は、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55内に係合する。外側ハウジング55、56は、第1の内部空間80を画定している。内側ハウジング50、51は、第1の内部空間80内に配置される。内側ハウジング50、51は、第2の内部空間105を画定している。
【0037】
第1のコンタクトデバイス35の第1の封止要素60は、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50と第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56との間に配置され、第1の内部空間80を環境245から封止する。第2のコンタクトデバイス40の第1の封止要素60は、第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51と第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56との間に配置され、および第1の内部空間80を環境245から封止する。2つのコンタクトデバイス35、40の第2の封止要素65は、それぞれのコンタクト素子45、345および内側ハウジング50、51における第2の内部空間105を、環境245から確実に封止する。
【0038】
図4は、第1のコンタクトデバイス35を、コンタクトシステム10を通る
図3に示す長手断面の第1の切断図で示す。分かりやすくするために、続く図ではコンタクト素子45、345の代わりに、封止プラグ46、346が部分的に示されている。封止プラグ46、346およびコンタクト素子45、345は、外側の幾何形状が実質的に同一である。以下に記載するコンタクト素子45、345に関する特徴は、封止プラグ46、346にも当てはまるが、封止プラグ46、346は、電気接続を提供せず、かつ互いに係合しない。封止プラグ46、346は、コンタクトデバイス35、40を環境245から遮断し、第2の内部空間105を環境245から封止する。封止プラグ46、346は、その材料としてプラスチックを有する。
【0039】
第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55は、例として、矩形の断面を実質的に有する。更に、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55は、第1の長手方向端部に第1の開口部90を、および第2の長手方向端部に第2の開口部95を有する。第1の開口部90は、コンタクト素子45、345の接続部100の外側の幾何学的構成に対応して形成される。接続部100は、一方側では関連付けられた導電体15、20に接続され、他方側ではコンタクト素子45、345の固定部120に接続される。固定部120は、コンタクト素子45、345の外側に配置される。更に、接続部100は、第1の開口部90を通って係合する。第2の開口部95は、長手方向において第1の開口部90と反対側に配置される。第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55の第2の開口部95内で、外側ハウジング56は、第2のコンタクトデバイス40内で係合する。
【0040】
第2の内部空間105は、第1の内部空間部110と少なくとも1つの第2の内部空間部115とを有する。
【0041】
第2の内部空間部115は、部屋のように形成される。コンタクト素子45、345の固定部120は、第2の内部空間部115内に配置される。例として、第2の内部空間部115は円筒状に形成される。第2の内部空間部115は、第1の開口部90に面する側で、第1の内部空間部110内の内側ハウジング50の第3の開口部125において開口している。第1のコンタクト素子45は、第3の開口部125を通って係合する。
【0042】
第1の内部空間部110は、横断方向において第2の内部空間部115よりも幅広く形成され、この結果、第1の内部空間部110において、第1の内部空間部110の長手側で複数の第2の内部空間部115が開口できるようになっている。第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50は、長手方向において第1の内部空間部110と反対の側に第4の開口部130を有し、この第4の開口部において、第2の内部空間部115が同様に開口している。第2のコンタクト素子345は、第4の開口部130を通って係合する。
【0043】
第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50は、第1の外周面135に第1の封止レセプタクル140を有する。第1の封止レセプタクル140は、コンタクトデバイス35、40の外側ハウジング55、56に向かって外向きに開口しており、好ましくは長手断面において矩形の断面を有する。第1の封止レセプタクル140は、内側ハウジング50の周囲に円周方向に配置される。第1の封止要素60は、第1の封止レセプタクル140内に配置される。第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56は、長手方向において第1の封止要素60のレベルで外側に配置され、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55は、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56の外側に配置される。
【0044】
第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50は、第1のハウジング部分145と、第2のハウジング部分150と、第1のウエブ155と、第2のウエブ156と、を有する。
【0045】
第1のハウジング部分145および第2のハウジング部分150は、長手方向に延在する。第1のハウジング部分145は、長手方向において第2のハウジング部分150と境界を接している。第1のハウジング部分145は、横断方向において第2のハウジング部分150よりも幅広く形成される。この場合、肩部表面161を有する第1の肩部160は、第1のハウジング部分145と第2のハウジング部分150との間の移行部に配置される。肩部表面161は例として、yz平面内に延在する。
【0046】
第1のウエブ155および第2のウエブ156は、第1の肩部160に対しておよび第1のハウジング部分145に対して、長手方向にずらされて配置される。この場合、第2のウエブ156は、第1の肩部160と第1のウエブ155との間の第2のハウジング部分150の外側に配置される。更に、第1のウエブ155は、第2のハウジング部分150の外側に配置される。
【0047】
この実施形態では、第1のウエブ155および第2のウエブ156は、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の第1の外周面135に円周方向に配置される。当然ながら、第1のウエブ155および/または第2のウエブ156は、断続的なものとすることもできる。
【0048】
例として、第1のウエブ155は、横断方向において第2のウエブ156よりも短く形成される。当然ながら、第1のウエブ155はまた、第2のウエブ156よりも幅広く形成するかまたはこれと同じ幅とすることもできる。
【0049】
第1のウエブ155は、第1の側面165を有する第1の長手方向端部に第1の封止レセプタクル140を画定しており、第2のウエブ156は、第2の側面170を有する第2の長手方向端部に第1の封止レセプタクル140を画定している。第1の側面165および第2の側面170は、例としてこの実施形態では互いと平行に配置され、かつ例として、第1の封止レセプタクル140において第1の外周面135に対して垂直である。更に、第1のおよび第2の側面165、170は各々、yz平面内に延在している。更に、第1の封止レセプタクル140は、第2のハウジング部分150の第1の外周面135によって、横断方向および垂直方向に画定されている。第1の封止レセプタクル140の外側は、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56によって画定されている。
【0050】
コンタクトデバイス35、40は更に、第2の封止レセプタクル175を有する。第2の封止要素65は、第2の封止レセプタクル175内に配置される。第2の封止レセプタクル175の外側は、第1のハウジング部分145の第1の内周面180によって画定されている。第1の肩部160によって、第2の封止レセプタクル175の第1の長手方向端部が画定される。
【0051】
第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55は階段状に形成され、第2の肩部185と第3の肩部190とを有する。更に、外側ハウジング55は、第1の外側ハウジング部分205と、第2の外側ハウジング部分210と、第3の外側ハウジング部分215と、を有する。第2の肩部185は、第1の外側ハウジング部分205と第2の外側ハウジング部分210との間に配置される。第3の肩部190は、第2の外側ハウジング部分210と第3の外側ハウジング部分215との間に配置される。
【0052】
第1の外側ハウジング部分205は、第2の外側ハウジング部分210よりも横断方向の広がりが小さい。第2の外側ハウジング部分210は、第3の外側ハウジング部分215よりも横断方向の広がりが短い。
【0053】
第3の肩部190は、第2の肩部185に対して長手方向にずらされて配置される。この場合、第2の肩部185は、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55の第1の開口部90と境界を接している。第2の肩部185の、長手方向において第2の封止レセプタクル175に面する側に、突出部195が設けられている。突出部195には第3の側面200が配置される。突出部195は、横断方向において、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の第1の肩部160と同じレベルに配置される。第3の側面200は好ましくは、肩部表面161と平行に整列される。第3の側面200は、第2の封止レセプタクル175の第2の長手方向端部を画定している。
【0054】
第2の肩部185において、突出部195と第2の外側ハウジング部分210との間に、レセプタクル220が設けられる。レセプタクル220は、外側を第2の外側ハウジング部分210の第2の内周面206によって、および内側を突出部195によって、画定されている。レセプタクル220は、長手方向において第2の肩部185によって画定されている。第1のコンタクトデバイス35の組み付けられた状態では、第1の外側ハウジング部分205から離れる方に面する側にある、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の第1のハウジング部分145の端面は、レセプタクル220内に係合する。
【0055】
第3の肩部190は、長手方向において第1の封止要素60と第2の封止要素65との間に配置される。第3の肩部190は例として、実質的に長手方向において第2のウエブ156のレベルに配置される。この場合、第3の肩部190は停止表面225を有する。停止表面225は、第3の肩部190の、長手方向において第1の封止要素60に面する側に配置される。第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56の端面226は、第1のコンタクトデバイス35の停止表面225に境界を接して載置される。
【0056】
挿入された状態での第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55に対する第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の軸方向位置を保証するために、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55は、更に第1の担持表面265を備えることができ、内側ハウジング50は、第2の担持表面270と緊張付与手段275とを備えることができる。第1の担持表面265および第2の担持表面270は、この場合、円錐状に並べられ、および/またはx軸に向かって斜めに延びる。この場合、x軸に対する担持表面265、270の傾きは、数度という小ささで十分である。この実施形態では担持表面265、270は、例として、長手方向において第1の封止要素60と第2の封止要素65との間に配置される。緊張付与手段275を形成するために、内側ハウジング50は、第2のハウジング部分150の外側に肉厚部280を有する。
肉厚部280は、この場合、長手方向において第2のウエブ156と第1の肩部160との間に配置される。肉厚部280は例として、第2のウエブ156を第1の肩部160に接続する。第2の担持表面270は、緊張付与手段275の外側に配置される。
【0057】
第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50を第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55に挿入すると、緊張付与手段275は、担持表面265、270が斜めに整列されていることにより、弾性的に横断方向に緊張付与される。端部位置において、緊張付与手段275は、第2の担持表面270を、横断方向外向きに第1の担持表面265上へと予張力F
Sで押し、これにより、望ましくない引き出し、たとえばコンタクトシステム10の場合、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50が第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55から外れることが、保証される。更に、緊張付与手段275によって、第1のコンタクトデバイス35の迅速な組み付けという選択肢が保証される。
更に、緊張付与手段275および担持表面265、270が、長手方向において第1の封止要素60と第2の封止要素65との間に配置されることによって、環境245から、第2の封止要素65が第2の内部空間105を確実に封止できること、および、第1の封止要素60が第1の内部空間80を確実に封止できることが、保証される。
【0058】
図5は、
図4に示す切断面A−Aに沿った、コンタクトシステム10を通る断面図である。
【0059】
この実施形態では、封止要素60、65は好ましくはエラストマー製である。第2の封止要素65は、各コンタクト素子45、345のそれぞれに対する通し孔230を有する。通し孔230は、通し孔230を通して案内される接続部100の幾何学的構成に対応するように選択される。
【0060】
更に、第2の封止要素65は、第2の内部空間105のコンタクト素子45、345において確実な封止を達成するために、通し孔230に少なくとも1つの第1の封止リップ235を有し得る。少なくとも1つの第2の封止リップ240は、第2の封止要素65の第2の外周面236に設けられる。この場合、第2の封止リップ240は、第2の封止レセプタクル175の第1の内周面180上に載置される。結果として、第2の内部空間105は、コンタクトシステム10の環境245から確実に封止される。
【0061】
例として、第1のコンタクトデバイス35は更に、ガイド手段250を有する。ガイド手段250は、長手方向に延在するガイドレール255と、長手方向に延在するガイドレセプタクル260と、を有する。ガイドレール255とガイドレセプタクル260は互いに係合する。ガイドレセプタクル260は、たとえば第2のハウジング部分150の外側に配置される。ガイドレール255は、第2の外側ハウジング部分210の内側に配置される。ガイド手段250により、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50を第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55に挿入したときに、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50が斜めにならず、第1のハウジング部分145をレセプタクル220内に係合することによって定められる、その端部位置まで挿入可能となることが、保証される。
当然ながら、ガイドレセプタクル260を、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55の内側に、および、ガイドレール255を、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の外側に、配置することもできる。
【0062】
図6は、
図4に示す切断面B−Bに沿った、
図4に示すコンタクトシステム10を通る断面図である。
【0063】
第1のコンタクト固定手段285は、第1のピン290と第1の凹部295とを備える。更に、第1のコンタクト素子45の固定部120の外側に、円周方向周縁の溝形状の第2の凹部310が配置される。
【0064】
第1の凹部295は、内側ハウジング50内に配置される。この実施形態では、第1のコンタクト素子45のある各xy平面のそれぞれに対して、第1のコンタクト固定手段285が提供される。z方向においてずらされて配置される、第1のコンタクト素子45を有する2つのxy平面のそれぞれを通って、第1のコンタクトデバイス35はそれぞれ、z方向において互いに反対側に配置される2つの第1のコンタクト固定手段285を有する。
【0065】
第1のピン290は、第1の保持部300と第1の係合部305とを有する。第1の保持部300は、横断方向において、第1の凹部295および第1の係合部305よりも幅広く形成される。第1の係合部305は、第1の凹部295および第2の凹部310に少なくとも部分的に対応して形成される。第2の係合部330はこの場合、第1の係合部305が第1の保持部300から第1の係合部305の自由端までテーパするように形成される。好ましくは、第1の係合部305の外形の一部は、この場合、円形の経路上に延びるように形成される。第1の係合部305は、第1の凹部295および第2の凹部310の両方を通って係合し、これにより第1のコンタクト素子45を内側ハウジング50内に固定する。
【0066】
ここで、第1のピン290がたとえばT字形状の構成を有し、これにより、第1の係合部305が、2つの異なる第2の内部空間部115内に横に並んで隣接して配置された2つのコンタクト素子45、345内に係合でき、第1の凹部295内で傾斜しないように確実に同時に取り付けられれば、特に有利である。
【0067】
更に、第1の保持部300が横断方向において第1の凹部295よりも幅広く形成されており、これにより第1のピン290が第1の凹部295内へと摺動するのを防止するようになっていれば、有利である。
【0068】
更に、コード化手段311を設けることができ、コード化手段311は長手方向に延在するコード化レール312とコード化レセプタクル313とを有し、コード化レール312は例として、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56の外側に配置される。コード化レセプタクル313は例として、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55の内側に配置される。コード化レール312は、コード化レセプタクル313内に係合するように、および第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56を導くように、形成される。コード化レール312およびコード化レセプタクル313は、第2のコンタクトデバイス40を単一の位置においてしか第1のコンタクトデバイス35内に組み込むことができないように配置される。このことは、たとえば、コード化レール312およびコード化レセプタクル313の形状によって、または、コード化手段311が外側ハウジング55、56において中心を外して配置されることよって、保証される。
【0069】
図7は、
図1から
図3に示すコンタクトシステム10の第2の切断図を示す。
【0070】
第2のコンタクトデバイス40は実質的に、
図1から
図6に記載する第1のコンタクトデバイス35の変形として形成される。異なる点として(by derogation)、第2のコンタクトデバイス40では、第1のコンタクト固定手段285の代わりに、第2のコンタクト固定手段315が提供される。同様に、第2のコンタクト素子345を固定するために、例として、z方向において互いに反対側に配置される、2つの第2のコンタクト固定手段315が各々設けられる。
【0071】
第2のコンタクト固定手段315は、長手方向において、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50と第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51との間に配置される。
【0072】
第2のコンタクトデバイス40が第1のコンタクトデバイス35から意図せず外れることを回避するために、コンタクトシステム10は更に、ラッチングデバイス365を有する。ラッチングデバイス365は例として、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55に設けられるラッチングクランプ370と、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56に設けられる掛止ラグ375と、を有し、掛止ラグ375は、組み付けられた状態においてラッチングクランプ370のラッチングレセプタクル380内に係合し、第1のコンタクトデバイス35から第2のコンタクトデバイス40が意図せず外れるのを防止する。
【0073】
図8は、
図7に示す切断面C−Cに沿った、第2のコンタクトデバイス40を通る断面を示す。
【0074】
第2のコンタクト固定手段315は第1のコンタクト固定手段285と同様に形成され、第2の保持部326と、第2の係合部330と、第3の凹部335と、第4の凹部320と、を有する、第2のピン327を有する。第4の凹部320は、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50および第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51の両方によって画定されている。
【0075】
第2の係合部330は第2の保持部326に接続される。第2の保持部326は、第2の係合部330の外側に配置される。第2の係合部330は、長手方向において第3の凹部335に境界を接して配置される。
【0076】
更に、固定部120において、第2のコンタクト素子345は、第2のコンタクト素子345に第2の凹部310を画定している、カラー340を有する。カラー340は、第2のコンタクト素子345の固定部120の自由端に配置され、第2のコンタクト素子345の円周に沿って周縁方向に形成される。
【0077】
固定部120のカラー340は、第2のピン327の第3の凹部335内に係合する。第2の係合部330は、第2のコンタクト素子345の第2の凹部310内および第4の凹部320内に係合する。
【0078】
第2のコンタクト固定手段315は、ラッチング接続部385によって、第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51に接続される。ラッチング接続部385は、定められた端部において第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51の内側に取り付けられる、ばね部390を有する。ばね部390はyz平面内に延在する。互いに反対側に配置される2つのばね部390が共通のyz平面内に設けられるのが好ましく、この場合、第2のピン327はばね部390同士の間に配置される。
【0079】
ばね部390は好ましくは、第2のピン327に面する側に、複数の第5の凹部395を有する。第2のコンタクト固定手段315は、第2の保持部326の第4の側面400に、更なる掛止ラグ405を有する。更なる掛止ラグ405は、第5の凹部395に対応して形成される。組み付けについては、第2のコンタクト固定手段315が外側から横方向にばね部390同士の間に横断方向に押し込まれ、この結果、第2の係合部330が第2の凹部310および第4の凹部320内に係合するようになっている。更に、第1の係合部305は第3の凹部335内に係合する。更に、更なる掛止ラグ405は、第5の凹部395内にラッチングし、第2のピン327を第4の凹部320内に固定する。
【0080】
第2のコンタクト固定手段315により、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50と第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51との間に所定の距離を定めることもでき、第2のコンタクトデバイス40の内側ハウジング51内での第2のコンタクト素子345の位置を同時に定めることができる。
【0081】
上述したコンタクトシステム10の構成は、第1の内部空間80および第2の内部空間105をコンタクトシステム10の環境245から確実に封止する、特にコンパクトなコンタクトシステム10を形成できるという利点を有する。このようにして、電気コンタクトの領域内でのコンタクト素子45、345の腐食の、確実な防止が保証される。更に、この結果として、コンタクトシステム10の信頼性および長い耐久性が保証される。
【0082】
封止要素60、65をずらして配置することとガイド手段250とを組み合わせることにより、第2のコンタクトデバイス40を第1のコンタクトデバイス35に挿入したときに、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56が第1のコンタクトデバイス35に対して傾斜するのが回避される。この結果、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56による封止要素60、65の損傷または封止要素60、65の破壊が、適宜、確実に回避され、したがって、内部空間80、105からのあり得るどのような漏れも回避される。封止要素60、65のずらされた配置により、コンタクトシステム10の複数回の確実な挿入および取り外し、ならびに確実な非浸透性もまた、保証される。
【0083】
第1のコンタクトデバイス35および第2のコンタクトデバイス40は、特に容易に組み付けることができる。このことはたとえば、第1の方法ステップにおいて、第1のコンタクトデバイス35を、外側ハウジング55を第1の導電体15に沿って摺動させることによって組み付ける、という形で実行できる。
【0084】
第2の組み付けステップでは、封止要素60、65は、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の、それぞれに関連付けられた封止レセプタクル140、175に挿入される。
【0085】
この結果、第3の組み付けステップでは、第1のコンタクト素子45がそれぞれに関連付けられた第2の内部空間部115に挿入される。
【0086】
第4の組み付けステップでは、第1の保持部300が第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の外面上に載置され、第1の係合部305が第1のコンタクト素子45の第2の凹部310内に係合するまで、第1のピン290が第1の凹部295内に導入される、という形で、第1のコンタクト固定手段285が組み付けられる。結果として、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50に対する第1のコンタクト素子45の長手方向の位置を、確実に確定できる。ここで、第1のピン290を第1の凹部295に挿入したときに、第1のピン290が第1の凹部295内で挟持されれば、特に有利である。
【0087】
第5の組み付けステップでは、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50の第1のハウジング部分145が第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55のレセプタクル220内に係合し、担持表面265、270が緊張付与手段275によって緊張付与されるまで、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55が、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50に沿って摺動される。
【0088】
更に、第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55を第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50上に重ねることによって、第1のピン290が第1の凹部295から望まずに外れることを、確実に回避することができる。この場合、第1の保持部300の垂直方向の幅aが、内側ハウジング50と第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56との間の距離a1に実質的に一致していれば、特に有利である。
【0089】
第2のコンタクトデバイス40の組み付けは、第1のコンタクトデバイス35の組み付けと実質的に同一に行われる。異なる点として、第4の組み付けステップでは、組み付けられラッチングされるのは、第1のコンタクト固定手段285ではなく、
図8に記載するような第2のコンタクト固定手段315である。
【0090】
コンタクトシステム10の全体的な組み付けの間に、第2のコンタクトデバイス40の外側ハウジング56のハウジング係合部76が、第1のコンタクトデバイス35の内側ハウジング50と第1のコンタクトデバイス35の外側ハウジング55との間に挿入され、この結果、第1の封止要素60がハウジング係合部76の内面上に載置され、第1の内部空間80を封止するようになっている。更に、コンタクト素子45、345は互いに係合し、電気コンタクトを形成する。
【0091】
図1から
図8に記載したコンタクトシステム10の構成は例示的なものであることが留意される。当然ながら、コンタクトシステム10が上述したものと異なって形成されることも考えられる。個々の特徴を省略できることまたは追加の特徴を付与できることも考えられるが、上記の特徴によってコンタクトシステム10の働きが何ら変わることはない。