特許第6831255号(P6831255)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヒロセコリア カンパニー リミテッドの特許一覧

特許6831255プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体
<>
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000002
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000003
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000004
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000005
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000006
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000007
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000008
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000009
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000010
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000011
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000012
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000013
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000014
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000015
  • 特許6831255-プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体 図000016
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6831255
(24)【登録日】2021年2月1日
(45)【発行日】2021年2月17日
(54)【発明の名称】プラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20210208BHJP
【FI】
   H01R12/71
【請求項の数】20
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-17488(P2017-17488)
(22)【出願日】2017年2月2日
(65)【公開番号】特開2017-139226(P2017-139226A)
(43)【公開日】2017年8月10日
【審査請求日】2019年11月7日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0014944
(32)【優先日】2016年2月5日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517036127
【氏名又は名称】ヒロセコリア カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100084180
【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100138140
【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 努
(72)【発明者】
【氏名】イ・チャン ホ
【審査官】 藤島 孝太郎
(56)【参考文献】
【文献】 韓国公開特許第10−2016−0009491(KR,A)
【文献】 特開2016−006783(JP,A)
【文献】 特開2015−106529(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/00 −12/91
24/00 −24/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソケットコネクタに挿入されるプラグコネクタにおいて、
第1方向に沿って延びる第1側部、第1方向と違う第2方向に沿って延びる第2側部、前記第1側部と対向する第3側部、前記第2側部と対向する第4側部及び前記第1ないし第4側部を含む第1モールド部と、
前記第1側部に配された第1サブ端子、前記第4側部に配された第2サブ端子及び前記第1サブ端子と前記第2サブ端子との間に配され、前記第1サブ端子と前記第2サブ端子を電気的に接続する第1連結部を含む第1端子と、
前記第2側部のみに配され、前記第2サブ端子と対向し、前記第1端子と電気的に絶縁された第2端子を含むプラグコネクタ。
【請求項2】
前記第3側部に配される第3サブ端子、前記第2側部に配される第4サブ端子及び前記第3サブ端子と前記第4サブ端子との間に配され、前記第3サブ端子と前記第4サブ端子を電気的に接続する第2連結部を含む第3端子と、
前記第2サブ端子と離隔して前記第4側部のみに配され、前記第4サブ端子と対向し、前記第3端子と電気的に絶縁された第4端子をさらに含む請求項1に記載のプラグコネクタ。
【請求項3】
前記第1モールド部は前記ソケットコネクタと締結される方向から見る時四角形状であり、前記第1端子と前記第3端子は前記四角形状を二つに分ける対角線を対称軸として線対称となる請求項2に記載のプラグコネクタ。
【請求項4】
前記第3端子と前記第4端子は、互いに異なる種類の電気信号が入出力される請求項2に記載のプラグコネクタ。
【請求項5】
前記第1端子と前記第3端子は電源電気信号が入出力され、前記第2端子と前記第4端子はデータ電気信号が入出力される請求項4に記載のプラグコネクタ。
【請求項6】
前記第2端子と前記第4端子は、互いに対面しない請求項2に記載のプラグコネクタ。
【請求項7】
前記第1サブ端子の一部は、前記第1側部の上面を囲み、前記第3サブ端子の一部は前記第3側部の上面を囲む請求項2に記載のプラグコネクタ。
【請求項8】
前記第2端子と前記第4サブ端子との間に配される複数の第1信号端子と、前記第2サブ端子と前記第4端子との間に配される複数の第2信号端子をさらに含む請求項2に記載のプラグコネクタ。
【請求項9】
プラグコネクタを収容するソケットコネクタにおいて、
第1方向に沿って延びる第5側部、第1方向と違う第2方向に沿って延びる第6側部、前記第5側部と対向する第7側部、前記第6側部と対向する第8側部及び前記第5ないし第8側部で形成され、前記プラグコネクタを収容するプラグコネクタ収容部を含む第2モールド部と、
前記第5側部に配された第5サブ端子、前記第6側部に配された第6サブ端子及び前記第5サブ端子と前記第6サブ端子との間に配され、前記第5サブ端子と前記第6サブ端子を電気的に接続する第3連結部を含む第5端子と、
前記第8側部のみに配され、前記第6サブ端子と対向し、前記第5端子と電気的に絶縁された第8端子を含むソケットコネクタ。
【請求項10】
前記第7側部に配される第7サブ端子、前記第8側部に配される第8サブ端子及び前記第7サブ端子と前記第8サブ端子との間に配され、前記第7サブ端子と前記第8サブ端子を電気的に接続する第4連結部を含む第7端子と、
前記第6サブ端子と離隔して前記第6側部のみに配され、前記第8サブ端子と対向し、前記第7端子と電気的に絶縁された第6端子をさらに含む請求項9に記載のソケットコネクタ。
【請求項11】
前記第2モールド部は、前記プラグコネクタが収容される方向から見る時四角形状であり、前記第5端子と前記第7端子は、前記四角形状を二つに分ける対角線を対称軸として線対称となる請求項10に記載のソケットコネクタ。
【請求項12】
前記第7端子と前記第6端子は、互いに異なる種類の電気信号が入出力される請求項10に記載のソケットコネクタ。
【請求項13】
前記第5端子と前記第7端子は電源電気信号が入出力され、前記第6端子と前記第8端子はデータ電気信号が入出力される請求項12に記載のソケットコネクタ。
【請求項14】
前記第6端子と前記第8端子は、互いに対面しない請求項10に記載のソケットコネクタ。
【請求項15】
前記第6サブ端子と前記第6端子との間に配される複数の第3信号端子と、前記第8端子と前記第8サブ端子との間に配される複数の第4信号端子をさらに含む請求項10に記載のソケットコネクタ。
【請求項16】
互いに締結されたプラグコネクタとソケットコネクタを含む電気コネクタ組立体において、
前記プラグコネクタは、
第1方向に沿って配される第1サブ端子、前記第1方向と違う第2方向に沿って配される第2サブ端子及び前記第1サブ端子と前記第2サブ端子を電気的に接続する第1連結部を含む第1端子と、
前記第2側部のみに配され、前記第2サブ端子と対向し、前記第1端子と電気的に絶縁された第2端子を含み、
前記ソケットコネクタは、
前記第1方向に沿って配される第5サブ端子、前記第2方向に沿って配される第6サブ端子及び前記第5サブ端子と前記第6サブ端子を電気的に接続する第3連結部を含む第5端子と、
前記第8側部のみに配され、前記第6サブ端子と対向し、前記第5端子と電気的に絶縁された第8端子を含み、
前記第1端子と前記第5端子は互いに接触して電気的に接続され、
前記第2端子と第8端子は互いに接触して電気的に接続される電気コネクタ組立体。
【請求項17】
前記プラグコネクタは、
前記第2端子と離隔して前記第2方向に沿って配された第4サブ端子、前記第1サブ端子と対向して配された第3サブ端子及び前記第4サブ端子と前記第3サブ端子を電気的に接続する第2連結部を含む第3端子と、
前記4側部のみに配され、前記第4サブ端子と対向して前記第3端子と電気的に絶縁された第4端子をさらに含み、
前記ソケットコネクタは、
前記第5サブ端子と対向する第7サブ端子、前記第8端子と離隔して前記第2方向に沿って配される第8サブ端子及び前記第7サブ端子と、前記第8サブ端子を電気的に接続する第4連結部を含む第7端子と、
前記第6側部のみに配され、前記第8サブ端子と対向して前記第端子と電気的に絶縁された第6端子をさらに含み、
前記第3端子と前記第7端子は互いに接触して電気的に接続され、
前記第4端子は前記第6端子と互いに接触して電気的に接続され、
前記第3端子を介して入出力される電気信号は、前記第4端子を介して入出力される電気信号と異なる種類の電気信号である請求項16に記載の電気コネクタ組立体。
【請求項18】
前記第1サブ端子は前記第5サブ端子と対面接触し、前記第2サブ端子は第6サブ端子と対面接触し、
前記第3サブ端子は前記前記第7サブ端子と対面接触し、前記第4サブ端子は前記第8サブ端子と対面接触する前記請求項16に記載の電気コネクタ組立体。
【請求項19】
前記第6サブ端子は前記第2サブ端子の一部を囲んで前記第2サブ端子の二つの側壁と接触し、前記第8サブ端子は前記第4サブ端子の一部を囲んで前記第4サブ端子の二つの側壁と接触する請求項18に記載の電気コネクタ組立体。
【請求項20】
前記第1端子と前記第端子を介して入出力される電気信号は電源電気信号であり、
前記第2端子と前記第4端子を介して入出力される電気信号はデータ電気信号である請求項17に記載の電気コネクタ組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体に関する。より詳細には本発明は小型化されたプラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、基板が相互連結される場合、半田リングのような方法によりそれぞれの基板と連結される二つのコネクタが使用され、前記二つのコネクタは互いに連結され得る。ここで、二つのコネクタのうち一つはプラグコネクタであり、残りの一つはソケットプラグである。プラグコネクタとソケットプラグは互いに締結されて電気コネクタ組立体を形成し得る。
【0003】
特許文献1はコネクタ本体に取り付けられる補強器具を含むコネクタを開示している。需要者は端子のピッチをより狭く形成し、コネクタの全体的な高さを減少させ、小型化への要求がますます高まっている。さらに、コネクタは基板上の他の領域に配された電気素子のために十分なサイズの電源を供給することと共に小型化が求められている。
【0004】
したがって、小型化が可能なプラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体の開発が要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国特許公開第2015−0068919号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、小型化が可能なプラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体を提供することにある。
【0007】
本発明が解決しようとする他の課題は、プラグコネクタとソケットコネクタが強い締結力を有する電気コネクタ組立体を提供することにある。
【0008】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、次の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
<プラグコネクタ>
前述した技術的課題を解決するために、プラグコネクタに関し、本発明の一形態によるソケットコネクタに挿入されるプラグコネクタは、第1方向に沿って延びる第1側部、第1方向と違う第2方向に沿って延びる第2側部、前記第1側部と対向する第3側部、前記第2側部と対向する第4側部及び前記第1ないし第4側部を含む第1モールド部と、前記第1側部に配された第1サブ端子、前記第4側部に配された第2サブ端子及び前記第1サブ端子と前記第2サブ端子との間に配され、前記第1サブ端子と前記第2サブ端子を電気的に接続する第1連結部を含む第1端子と、前記第2側部に配され、前記第2サブ端子と対向し、前記第1端子と電気的に絶縁された第2端子を含む。
【0010】
本発明の他の形態において、前記第3側部に配される第3サブ端子、前記第2側部に配される第4サブ端子及び前記第3サブ端子と前記第4サブ端子との間に配され、前記第3サブ端子と前記第4サブ端子を電気的に接続する第2連結部を含む第3端子と、前記第2サブ端子と離隔して前記第4側部に配され、前記第4サブ端子と対向し、前記第3端子と電気的に絶縁された第4端子をさらに含み得る。
【0011】
本発明のさらに他の形態において、前記第1モールド部は前記ソケットコネクタと締結される方向から見るとき四角形状であり、前記第1端子と前記第3端子は前記四角形状を二つに分ける対角線を対称軸として線対称となる。
【0012】
本発明のさらに他の形態において、前記第3端子と前記第4端子は互いに異なる種類の電気信号が入出力され得る。
【0013】
本発明のさらに他の形態において、前記第1端子と前記第3端子は電源電気信号が入出力され、前記第2端子と前記第4端子はデータ電気信号が入出力され得る。
【0014】
本発明のさらに他の形態において、前記第2端子と前記第4端子は互いに対面しなくてもよい。
【0015】
本発明のさらに他の形態において、前記第1サブ端子の一部は前記第1側部の上面を囲み前記第3サブ端子の一部は前記第3側部の上面を囲み得る。
【0016】
<ソケットコネクタ>
前述した技術的課題を解決するため、ソケットコネクタに関し、本発明の一形態によるプラグコネクタを収容するソケットコネクタは、第1方向に沿って延びる第5側部、第1方向と違う第2方向に沿って延びる第6側部、前記第5側部と対向する第7側部、前記第6側部と対向する第8側部及び前記第5ないし第8側部で形成され、前記プラグコネクタを収容するプラグコネクタ収容部を含む第2モールド部と、前記第5側部に配された第5サブ端子、前記第6側部に配された第6サブ端子及び前記第5サブ端子と前記第6サブ端子との間に配され、前記第5サブ端子と前記第6サブ端子を電気的に接続する第3連結部を含む第5端子と、前記第8側部に配されて前記第6サブ端子と対向し、前記第5端子と電気的に絶縁された第8端子を含む。
【0017】
本発明の他の形態において、前記第7側部に配される第7サブ端子、前記第8側部に配される第8サブ端子及び前記第7サブ端子と前記第8サブ端子との間に配され、前記第7サブ端子と前記第8サブ端子を電気的に接続する第4連結部を含む第7端子と、前記第6サブ端子と離隔して前記第6側部に配され、前記第8サブ端子と対向し、前記第7端子と 電気的に絶縁された第6端子をさらに含み得る。
【0018】
本発明のさらに他の形態において、前記第2モールド部は前記プラグコネクタが収容される方向から見るとき四角形状であり、前記第5端子と前記第7端子は前記四角形状を二つに分ける対角線を対称軸として線対称となる。
【0019】
本発明のさらに他の形態において、前記第7端子と前記第6端子は互いに異なる種類の電気信号が入出力され得る。
【0020】
本発明のさらに他の形態において、前記第5端子と前記第7端子は電源電気信号が入出力され、前記第6端子と前記第8端子はデータ電気信号が入出力され得る。
【0021】
本発明のさらに他の形態において、前記第6端子と前記第8端子は互いに対面しなくてもよい。
【0022】
<電気コネクタ組立体>
前述した技術的課題を解決するため、電気コネクタ組立体に関し、本発明の一形態による互い締結されたプラグコネクタとソケットコネクタを含む電気コネクタ組立体において、前記プラグコネクタは、第1方向に沿って配される第1サブ端子、前記第1方向と違う第2方向に沿って配される第2サブ端子及び前記第1サブ端子と前記第2サブ端子を電気的に接続する第1連結部を含む第1端子と、前記第2サブ端子と対向し、前記第1端子と電気的に絶縁された第2端子を含み、前記ソケットコネクタは、前記第1方向に沿って配される第5サブ端子、前記第2方向に沿って配される第6サブ端子及び前記第5サブ端子と前記第6サブ端子を電気的に接続する第3連結部を含む第5端子と、前記第6サブ端子と対向し、前記第5端子と電気的に絶縁された第8端子を含み、前記第1端子と前記第5端子は互いに接触して電気的に接続され、前記第2端子と第8端子は互いに接触して電気的に接続される。
【0023】
本発明の他の形態において、前記プラグコネクタは、前記第2端子と離隔して前記第2方向に沿って配された第4サブ端子、前記第1サブ端子と対向して配された第3サブ端子及び前記第4サブ端子と前記第3サブ端子を電気的に接続する第2連結部を含む第3端子と、前記第4サブ端子と対向して前記第3端子と電気的に絶縁された第4端子をさらに含み、前記ソケットコネクタは、前記第5サブ端子と対向する第7サブ端子、前記第8端子と離隔して前記第2方向に沿って配される第8サブ端子及び前記第7サブ端子と、前記第8サブ端子を電気的に接続する第4連結部を含む第7端子と、前記第8サブ端子と対向して前記第6端子と電気的に絶縁された第6端子をさらに含み、前記第3端子と前記第7端子は互いに接触して電気的に接続され、前記第4端子は前記第6端子と互いに接触して電気的に接続され、前記第3端子を介して入出力される電気信号は、前記第4端子を介して入出力される電気信号と異なる種類の電気信号であり得る。
【0024】
本発明のさらに他の形態において、前記第1サブ端子は前記第5サブ端子と対面接触し、前記第2サブ端子は第6サブ端子と対面接触し、前記第3サブ端子は前記前記第7サブ端子と対面接触し、前記第4サブ端子は前記第8サブ端子と対面接触し得る。
【0025】
本発明のさらに他の形態において、前記第6サブ端子は、前記第2サブ端子の一部を囲んで前記第2サブ端子の二つの側壁と接触し、前記第8サブ端子は前記第4サブ端子の一部を囲んで前記第4サブ端子の二つの側壁と接触し得る。
【0026】
本発明のさらに他の形態において、前記第1端子と前記第2端子を介して入出力される電気信号は電源電気信号であり、前記第2端子と前記第4端子を介して入出力される電気信号はデータ電気信号であり得る。
【0027】
本発明のその他具体的な内容は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0028】
本発明によるプラグコネクタ及びソケットコネクタは、モールド部の二つの側部にかけて形成される端子を含むため、小型化が可能である。
【0029】
さらに、本発明による電気コネクタ組立体は前記プラグコネクタとソケットコネクタを含むため、小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタを示す斜視図である。
図2】本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタが含む端子を示す斜視図である。
図3】本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタを示す平面図である。
図4】本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタを示す斜視図である。
図5】本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタが含む端子を示す斜視図である。
図6】本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタを示す平面図である。
図7】本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体を示す斜視図である。
図8】本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合過程を説明するためにA−A線に沿って切断した断面図である。
図9】本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合状態を説明するためにA−A線に沿って切断した断面図である。
図10】本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合過程を説明するためにB−B線に沿って切断した断面図である。
図11】本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合状態を説明するためにB−B線に沿って切断した断面図である。
図12】本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタを示す斜視図である。
図13】本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタが含む端子を示す斜視図である。
図14】本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタを示す斜視図である。
図15】本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタが含む端子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の利点及び特徴、これらを達成する方法は添付する図面と共に詳細に後述する実施形態において明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現されるものであり、本実施形態は、単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によってのみ定義される。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指称する。
【0032】
一つの構成要素が他の構成要素と「接続された」と指称されるものは、他の構成要素と直接連結または中間に他の構成要素を介在する場合をすべて含む。反面、一つの素子が他の素子と「直接接続された」と指称されるものは中間に他の素子を介在しないことを示す。「及び/または」は、言及されたアイテムの各々及び一つ以上のすべての組合せを含む。
【0033】
構成要素が他の構成要素の「上」と指称された場合、他の構成要素の真上にだけでなく中間に他の構成要素を介在する場合のすべてを含む。反面、構成要素が「直接の上」または「真上」と指称される場合は、中間に他の素子または層を介在しないことを示す。
【0034】
空間的に相対的な用語である「下」、「下部」、「上」、「上部」などは図面に示すように一つの構成要素と他の構成要素との相関関係を容易に記述するために使用され得る。空間的に相対的な用語は、図面に示す方向に加え、使用時または動作時の素子の互いに異なる方向を含む用語として理解しなければならない。例えば、図面に示す素子をひっくり返す場合、他の素子の「下」と記述された素子は他の素子の「上」に置かれる。したがって、例示的な用語である「下」は下と上の方向をすべて含み得る。素子は他の方向にも配向し得、これにより空間的に相対的な用語は配向によって解釈される。
【0035】
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文句で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使用される「含む」は言及された構成要素、段階、動作及び/または素子は一つ以上の他の構成要素、段階、動作及び/または素子の存在または追加を排除しない。
【0036】
第1、第2などが多様な素子、構成要素を叙述するために使用されるが、これら素子、構成要素はこれらの用語によって制限されないことはいうまでもない。これらの用語は、単に一つ構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要素であり得ることは勿論である。
【0037】
他に定義されなければ、本明細書で使用されるすべての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通に理解できる意味で使用される。また一般的に使用される辞書に定義されている用語は特別に定義して明らかにしない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
【0038】
以下で、図1ないし図3を参照して本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタについて説明する。
【0039】
図1は本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタを示す斜視図である。図2は本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタが含む端子を示す斜視図である。図3は本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタを示す平面図である。
【0040】
図1ないし図3を参照すれば、プラグコネクタ100は第1モールド部110、第1端子120、第2端子140、第3端子130及び第4端子150を含む。また、図1を参照すれば、第1モールド部110は第1側部111、第2側部112、第3側部113及び第4側部114を含み得る。第1側部111、第2側部112、第3側部113及び第4側部114は互いに連結され得る。すなわち、第1側部111と第3側部113の各々は第2側部112と第4側部114の一側と他側に連結されて第1モールド部110を形成し得る。
【0041】
第1側部111と第3側部113は第1方向Y1に沿って延びる。第2側部112及び第4側部114は第2方向X1に沿って延びる。第1側部111は第3側部113と互いに対向し、第2側部112と第4側部114は互いに対向する。
【0042】
第1モールド部110は樹脂及びエポキシなどを含む絶縁体で形成され得るが、これに制限されない。
【0043】
再び図1を参照すれば、第1側部111には第1端子120の一部が配され、第2側部112には第2端子140と第3端子130の一部が配され得る。また、第3側部113には第3端子130の一部が配され、第4側部150には第4端子150と第1端子120の一部が配され得る。
【0044】
図2を参照して第1ないし第4端子(120、140、130、150)の配置及び形態についてより詳細に説明する。図2図1に比べ、第1ないし第4端子(120、140、130、150)を説明するために第1モールド部110を省略した。
【0045】
図1図2を参照すれば、第1端子120は第1サブ端子121、第2サブ端子123及び第1連結部122を含む。第1サブ端子121は第1側部111に配され、第2サブ端子123は第4側部114に配され得る。第2端子140は第2側部112に配され、第2サブ端子123と互いに対向する。第3サブ端子131は第3側部113に配され、第1サブ端子121と互いに対向し、第4サブ端子133は第2側部112に配され、第4端子150と互いに対向し得る。第4端子150は第4側部114に配され、第4サブ端子133と互いに対向し得る。
【0046】
また、第1サブ端子121は第1側部111の側面及び上面を覆い、第2サブ端子123は第4側部114の上面及び側面を覆い、第4側部114の少なくとも一部を囲み得る。したがって、第1サブ端子121は第1側部111の上面及び外側面を介して露出され、第2サブ端子123は第4側部114の内側壁、外側壁及び上面上で露出され得る。
【0047】
第2端子140は第2側部112の上面及び側面を覆い、第2側部112の少なくとも一部を囲み、第2側部112の内側壁、外側壁及び上面上で露出され得る。
【0048】
第3サブ端子131は第3側部113の側面及び上面を覆い、第3側部の上面及び外側壁を介して露出され得る。第4サブ端子133は第2側部112の上面及び側面を覆い、第2側部112の少なくとも一部を囲み、第2側部112の内側壁、外側壁及び上面上で露出され得る。
【0049】
第4端子150は第4側部114の上面及び側面を覆い、第4側部114の少なくとも一部を囲み、第4側部114の内側壁、外側壁及び上面上で露出され得る。
【0050】
第2サブ端子123、第2端子140、第4サブ端子133及び第4端子150は各々が配された側部の内側壁及び外側壁を介して外部に露出されるため、プラグコネクタ100と締結されるソケットコネクタが含む端子と接触して電気的信号を送受信することができる。また、第1サブ端子121と第3サブ端子131の各々は第1側部111と第3側部113の上面を介して露出されるので、プラグコネクタ100がソケットコネクタに挿入時に第1モールド部110、より具体的には第1側部111と第3側部113の潰れることを防止することができる。
【0051】
第1サブ端子121と第3サブ端子131は、各々が配された側部の外側壁を介して外部に露出され、プラグコネクタ100と締結されるソケットコネクタが含む端子と接触して電気的信号を送受信し得る。
【0052】
第2サブ端子123は第4側部114の上面及び側面を覆い、第4側部114の少なくとも一部を囲み得る。したがって、第2サブ端子123は第4側部114の内側壁と外側壁上で露出され得る。
【0053】
第2端子140は第2側部112の上面及び側面を覆い、第2側部112の少なくとも一部を囲み、第2側部112の内側壁と外側壁上で露出され得る。
【0054】
一方、第1サブ端子121が第1方向Y1に沿って配されると、第2サブ端子123と第4端子150は第2方向X1に沿って配される。また、第3サブ端子131が第1方向Y1に沿って配されると、第4サブ端子133と第2端子140は第2方向X1を沿って配され得る。
【0055】
また、本発明において、第1モールド部110はプラグコネクタ100の上面から見るとき四角形状であり得る。したがって、第1端子120と第3端子130は、第1側部111と第2側部112が連結される地点から第3側部113と第4側部114が連結される地点に連結される対角線を対称軸として線対称となる。
【0056】
また、第2端子140と第4端子150は互いに対面しなくてもよい。
【0057】
第1サブ端子121と第2サブ端子123は第1連結部122を介して物理的に連結され、第1連結部122を介して同じ電気的信号を入出力し得る。第3サブ端子131と第4サブ端子133は第2連結部132を介して物理的に連結され、第2連結部132を介して同じ電気的信号を入出力し得る。
【0058】
本発明において、第1端子120は第2端子140と異なる種類の電気的信号を送受信し得る。また、第3端子130は第4端子150と異なる種類の電気的信号を送受信し得る。
【0059】
本発明において、第1端子120と第3端子130はプラグコネクタ100が配されるボードなどに電源を供給する。すなわち、第1端子120と第3端子130は電源電気信号を入出力し得る。第1端子120と第3端子130は互いに異なる極性を有する電源電気信号を入出力し得る。したがって、第1端子120がプラス電源端子である場合、第3端子130はマイナス電源端子であり得る。
【0060】
これとは異なり、第2端子140と第4端子150は前記ボード上の他の領域上に配される電気素子などにデータを伝達するデータ電気信号を入出力する。ただし、第2端子140と第4端子150が同一のデータ電気信号を入出力するのではなく、必要に応じて互いに異なる種類のデータ電気信号を入出力し得る。
【0061】
第1ないし第4端子(120、130、140、150)の各々は銅などを含む金属物質で形成されるが、これに制限されない。
【0062】
本発明において、第1端子120と第3端子130の各々は二つの側部にかけて形成される。したがって、三つの側部にかけて形成される場合に比べて相対的にプラグコネクタの小型化が可能である。また、第1端子120と第3端子130の各々は二つの側部にかけて形成されるため、プラグコネクタ100と連結されたボード及び電子素子に十分なサイズの電源を供給し得る。
【0063】
再び図2及び図3を参照すれば、第1ないし第4端子(120、140、130、150)の各々はプラグコネクタ100が配されるボードなどとの結合のため第1ないし第4半田領域(123b、140b、133b、150b)を含み得る。第1ないし第4半田領域(123b、140b、133b、150b)に半田が配され、プラグコネクタ100とボード間の結合力を維持し得る。
【0064】
また、第1端子120は第1留め金121aを含み、第3端子130は第2留め金131aを含み得、第1留め金121aと第2留め金131aを介してプラグコネクタ100とソケットプラグと間の結合力を向上させることができる。詳細な内容については後述する。
【0065】
また、第2サブ端子123は第1締結溝123aを含み、第4端子150は第4締結溝150aを含む。図面に示していないが、第2端子140と第3サブ端子131も第1締結溝123aと同じ形態の締結溝を含み得る。このような締結溝を介してプラグコネクタ100とソケットプラグとの間の結合力を向上させることができる。詳細な内容については後述する。
【0066】
次いで、図4ないし図6を参照して本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタについて説明する。
【0067】
図4は本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタを示す斜視図である。図5は本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタが含む端子を示す斜視図である。図6は本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタを示す平面図である。
【0068】
図4ないし図6を参照すれば、ソケットコネクタ200は第2モールド部210、第5端子220、第6端子250、第7端子230及び第8端子240を含む。また、再び図4を参照すれば、第2モールド部210は第5側部211、第6側部212、第7側部213及び第8側部214を含み得る。第5側部211、第6側部212、第7側部213及び第8側部214は互いに連結され得る。すなわち、第5側部211と第7側部213の各々は第6側部212と第8側部214の一側と他側に連結されて第2モールド部210を形成し得る。
【0069】
第5側部211と第7側部213は第1方向Y1に沿って延びる。第6側部212及び第8側部214は第2方向X1に沿って延びる。第5側部211は第7側部213と互いに対向し、第6側部212と第8側部214は互いに対向する。
【0070】
第2モールド部210は樹脂及びエポキシなどを含む絶縁体で形成されるが、これに制限されない。
【0071】
再び図4を参照すれば、第5側部211には第5端子220の一部が配され、第6側部212には第5端子220の残りの一部と第6端子250が配される。また、第7側部213には第7端子230の一部が配され、第8側部214には第8端子240と第7端子230の一部が配される。
【0072】
図5を参照して第5ないし第8端子(220、230、240、250)の配置及び形態についてより詳細に説明する。図4に比べて図5は第5ないし第8端子(220、230、240、250)を説明するために第2モールド部210を省略した。
【0073】
第5端子220は第5サブ端子221、第6サブ端子223及び第3連結部222を含む。第5サブ端子121は第5側部211に配され、第6サブ端子223は第6側部212に配され得る。第3連結部222を介して第5サブ端子221と第6サブ端子223は物理的に連結されて同じ電気的信号を入出力し得る。第6サブ端子223は互いに対向する第5ベンディング部223bと第5突出部223aを含み得る。第5ベンディング部223bと第5突出部223aを介してソケットコネクタ200に挿入されるプラグコネクタ100の端子と少なくとも二つの地点で接触し得る。
【0074】
第6端子250は第6側部212に配される。第6端子250は第6ベンディング部250bと第6突出部250aを含み得る。
【0075】
第7端子230は第7サブ端子231、第8サブ端子233及び第4連結部232を含む。第7サブ端子231は第7側部213に配され、第8サブ端子233は第8側部214に配される。第4連結部232を介して第7サブ端子231は第8サブ端子233と物理的に連結されて同じ電気的信号を入出力し得る。第8サブ端子233は互いに対向する第7ベンディング部233bと第7突出部233aを含み得る。
【0076】
第8端子240は第8側部214に配され、第6サブ端子223と互いに対向する。第8端子240は互いに対向する第8ベンディング部240aと第8突出部240bを含み得る。
【0077】
一方、第5サブ端子221が第1方向Y1に沿って配されると、第6サブ端子223と第6端子250は第2方向X1に沿って配される。また、第7サブ端子231が第1方向Y1に沿って配されると、第8サブ端子233と第8端子240は第2方向X1に沿って配される。
【0078】
また、本発明において、第2モールド部210はソケットコネクタ200の上面から見るとき四角形状であり得る。したがって、第5端子220と第7端子230は、第5側部211と第8側部214が連結される地点から第6側部212と第7側部213が連結される地点に連結される対角線を対称軸として線対称となる。
【0079】
また、第6端子250と第8端子240は互いに対面しなくてもよい。
【0080】
本発明において、第5端子220は第8端子240と異なる種類の電気的信号を送受信し得る。また、第7端子230は第6端子250と異なる種類の電気的信号を送受信し得る。
【0081】
本発明において、第5端子220と第7端子230はソケットコネクタ200が配されるボードなどに電源を供給する。すなわち、第5端子220と第7端子230は電源電気信号を入出力し得る。第5端子220と第7端子230は互いに異なる極性を有する電源電気信号を入出力し得る。したがって、第5端子220がプラス電源端子である場合、第7端子230はマイナス電源端子であり得、これと反対であり得る。
【0082】
これとは異なり、第6端子250と第8端子240は前記ボード上の他の領域上に配される電気素子などにデータを伝達するデータ電気信号を入出力し得る。ただし、第6端子250と第8端子240が同じデータ電気信号を入出力するのではなく、必要に応じて互いに異なる種類のデータ電気信号を入出力し得る。
【0083】
第5ないし第8端子(220、230、240、250)の各々は銅などを含む金属物質で形成されるが、これに制限されない。
【0084】
本発明において、第5端子220と第7端子230の各々は二つの側部にかけて形成される。したがって、三つの側部にかけて形成される場合に比べて相対的にソケットコネクタ200の小型化が可能である。また、第5端子220と第7端子230の各々は二つの側部にかけて形成されるため、ソケットコネクタ200と連結されたボード及び電子素子に十分なサイズの電源を供給し得る。
【0085】
また、第5端子220は第5留め突起221aを含み、図1のプラグコネクタ100の挿入時、第1留め金121aと第5留め突起221aは互いに接して締結力を強化させる。第7端子230は第7留め突起231aを含み、図1のプラグコネクタ100の挿入時第2留め金131aと第7留め突起231aは互いに接して締結力を強化させることができる。詳細な内容については後述する。
【0086】
次いで、図7ないし図11を参照して本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体について説明する。
【0087】
図7は本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体を示す斜視図である。図8は本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合過程を説明するためにA−A線に沿って切断した断面図である。図9は本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合状態を説明するためにA−A線に沿って切断した断面図である。図10は本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合過程を説明するためにB−B線に沿って切断した断面図である。図11は本発明のいくつかの実施形態による電気コネクタ組立体において、プラグコネクタとソケットコネクタの結合状態を説明するためにB−B線に沿って切断した断面図である。
【0088】
本実施形態による電気コネクタ組立体は、図1ないし図3を参照して説明したプラグコネクタ100と図4ないし図6を参照して説明したソケットコネクタ200が結合したものである。したがって、同一の参照番号は同一の構成要素を指称し、同一の構成要素に関する重複する説明は省略する。
【0089】
先ず、図7を参照すれば、第1モールド部110は図1の第1モールド部110とは異なり第2モールド部210内への挿入のためにひっくり返した形状である。
【0090】
図8及び図9を参照すれば、第2サブ端子123と第2端子140は点線方向に第2モールド210内に挿入され、各々第6サブ端子223と第8端子240と接触する。具体的には、第2締結溝140a内に第8突出部240bが配され、第2端子140は第8突出部240bと第8ベンディング部240aの少なくとも二つの地点で接触する。また、第1締結溝123a内に第5突出部223aが配され、第2サブ端子123は第5突出部223aと第5ベンディング部223bの少なくとも二つの地点で接触し得る。
【0091】
図10及び図11を参照すれば、第1サブ端子121と第3サブ端子131は点線方向に第2モールド210内に挿入され、各々第5サブ端子221と第7サブ端子231と接触する。また、第7留め突起231aと第2留め金131aは互いに対向する。図面には第7留め突起231aと第2留め金131aが互いに離隔している場合を示されているが、第7留め突起231aと第2留め金131aは互いに接触し得る。第5留め突起221aと第1留め金121aは互いに対向する。図面上には第5留め突起221aと第1留め金121aが互いに離隔している場合を示しているが、第5留め突起221aと第1留め金121aは互いに接触し得る。
【0092】
次いで、図12及び図13を参照して本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタについて説明する。
【0093】
本実施形態によるプラグコネクタは、図1ないし図3を参照して説明したプラグコネクタに比べて第2端子と第3サブ端子との間に複数の第1信号端子を含み、第2サブ端子と第4端子との間に、複数の第2信号端子を含むことを除いては実質的に同様である。したがって、同一の参照番号は同一の構成要素を指称し、同一の構成要素に関する重複する説明は省略する。
【0094】
図12は本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタを示す斜視図である。図13は本発明のいくつかの実施形態によるプラグコネクタが含む端子を示す斜視図である。
【0095】
図12ないし図13を参照すれば、本実施形態によるプラグコネクタは第1モールド部110、第1端子120、第2端子140、第3端子130及び第4端子150を含む。第1端子120は第1サブ端子121、第2サブ端子123及び第1連結部122を含み、第3端子130は第3サブ端子131、第4サブ端子133及び第2連結部132を含む。
【0096】
さらに、第2端子140と第4サブ端子133との間に複数の第1信号端子170を含み、第4端子150と第2サブ端子123との間に複数の第2信号端子160を含む。複数の第2信号端子160の各々は信号端子締結溝160aを含み得、図面に示していないが、複数の第1信号端子170も信号端子締結溝160aと類似の信号端子締結溝を含み得る。
【0097】
複数の第1信号端子170と複数の第2信号端子160の各々は同一または互いに異なる電気的信号を入出力し得る。一方、複数の第1信号端子170の各々と複数の第2信号端子160の各々が互いに対向する場合を示しているが、これに制限されない。また、第1信号端子170と第2信号端子160の各々が五個ずつである場合を図面に示しているが、本発明の技術的思想はこれに制限されない。すなわち、発明の必要と目的に応じて第1信号端子170と第2信号端子160の個数は多様に調節することができる。
【0098】
次いで、図14及び図15を参照して本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタについて説明する。
【0099】
本実施形態によるソケットコネクタは図4ないし図6を参照して説明したソケットコネクタに比べて第2端子と第3サブ端子との間に複数の第1信号端子を含み、第2サブ端子と第4端子との間に複数の第2信号端子を含むことを除いては実質的に同様である。したがって、同一の参照番号は同一の構成要素を指称し、同一の構成要素に関する重複する説明は省略する。
【0100】
図14は本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタを示す斜視図である。図15は本発明のいくつかの実施形態によるソケットコネクタが含む端子を示す斜視図である。
【0101】
図14及び図15を参照すれば、本実施形態によるソケットコネクタは、第2モールド部210、第5端子220、第6端子250、第7端子230及び第8端子240を含む。第5端子220は第5サブ端子221、第6サブ端子223及び第3連結部222を含む。第7端子230は第7サブ端子231、第8サブ端子233及び第4連結部232を含む。
【0102】
さらに、第6端子250と第6サブ端子223との間に複数の第3信号端子270を含み、第8端子240と第8サブ端子233との間に複数の第4信号端子260を含む。複数の第3信号端子270の各々は第3信号端子突出部270aと第3信号端子ベンディング部270bを含み、複数の第4信号端子260も第3信号端子突出部270aと類似の第4信号端子突出部と第3信号端子ベンディング部270bと類似の第4信号端子ベンディング部260bを含み得る。
【0103】
複数の第3信号端子270と複数の第4信号端子260の各々は同一または互いに異なる電気的信号を入出力し得る。一方、複数の第3信号端子270の各々と複数の第4信号端子260の各々が互いに対向する場合を示しているが、これに制限されない。また、第3信号端子270と第4信号端子260の各々が五個ずつの場合を図面に示しているが、本発明の技術的思想がこれに制限されない。すなわち、発明の必要と目的に応じて第3信号端子270と第4信号端子260の個数は多様に調節することができる。
【0104】
以上、本発明の多様な実施形態によるプラグコネクタ、ソケットコネクタ及び電気コネクタ組立体について説明した。前述した説明においてプラグコネクタ及びソケットコネクタがボードまたは基板上に配されているものと仮定して説明したが、本発明はこれに制限されない。すなわち、本発明によるプラグコネクタ及びソケットコネクタはプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル、フレキシブル回路基板などを含む多様な種類の基板及びケーブル上に配され得る。
【0105】
以上添付する図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しない範囲で他の具体的な形態で実施できることを理解できるであろう。したがって、上記実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0106】
110 第1モールド
120 第1端子
140 第2端子
130 第3端子
150 第4端子
210 第1モールド
220 第5端子
250 第6端子
230 第7端子
240 第8端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15