特許第6831372号(P6831372)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6831372架橋ピペリジン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6831372
(24)【登録日】2021年2月1日
(45)【発行日】2021年2月17日
(54)【発明の名称】架橋ピペリジン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20210208BHJP
   A61K 31/439 20060101ALI20210208BHJP
   A61P 7/04 20060101ALI20210208BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20210208BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20210208BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20210208BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20210208BHJP
【FI】
   C07D471/04 101
   A61K31/439
   A61P7/04
   A61P9/10
   A61P25/00
   A61P25/28
   A61P43/00 111
【請求項の数】15
【全頁数】146
(21)【出願番号】特願2018-512604(P2018-512604)
(86)(22)【出願日】2016年9月5日
(65)【公表番号】特表2018-526410(P2018-526410A)
(43)【公表日】2018年9月13日
(86)【国際出願番号】EP2016070800
(87)【国際公開番号】WO2017042114
(87)【国際公開日】20170316
【審査請求日】2019年8月16日
(31)【優先権主張番号】15184480.0
(32)【優先日】2015年9月9日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591003013
【氏名又は名称】エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】バウマン,カールハインツ
(72)【発明者】
【氏名】ガレイ,グイド
(72)【発明者】
【氏名】ヤーコップ−ルートネ,ローラント
(72)【発明者】
【氏名】リンベルク,アンニャ
(72)【発明者】
【氏名】ナイトハルト,ヴェルナー
(72)【発明者】
【氏名】ロドリゲス・サルミエント,ロサ・マリア
(72)【発明者】
【氏名】バルテルス,ビョルン
(72)【発明者】
【氏名】ラトニ,アサヌ
【審査官】 神谷 昌克
(56)【参考文献】
【文献】 特表2014−506903(JP,A)
【文献】 特表2013−519701(JP,A)
【文献】 特表2013−518082(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/138901(WO,A1)
【文献】 MedChemComm,2013年,Vol.4, No.2,pp.422-431
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】
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(式中、
ヘタリールは、O、S、又はNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5員のヘテロアリール基であって、これらの基は
【化2】
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あり;
は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、ハロゲンにより置換されているS−1−7アルキル、もしくはハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであるか、
又は、隣接する2個の炭素原子が、フェニル上に、−O−CH−O−を含有する追加の環を形成しており
nは、1〜5であり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルである)
で示される化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体。
【請求項2】
式Ia:
【化3】
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(式中、
1’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−1−7アルキルであるか;
又は、R1’’とR1’’’は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1’’’’は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルである)
で示される請求項1記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体。
【請求項3】
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(エナンチオマーA)
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(エナンチオマーB)
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−(N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、及び
(+)−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
からなる群より選択される、請求項2記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体
【請求項4】
式Ib:
【化4】
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(式中、
1’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−1−7アルキルであるか;
又は、R1’’とR1’’’は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1’’’’は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルである)
で示される請求項1記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体。
【請求項5】
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、及び
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
からなる群より選択される、請求項4記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体
【請求項6】
式Ic:
【化5】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
1’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−1−7アルキルであるか;
又は、R1’’とR1’’’は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1’’’’は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルである)
で示される請求項1記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体。
【請求項7】
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーA)
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーB)
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、及び
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
からなる群より選択される、請求項6記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体
【請求項8】
式Id:
【化6】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
1’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、又はハロゲンにより置換されている1−7アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、1−7アルキル、ハロゲンにより置換されている1−7アルキル、1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されている1−7アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−1−7アルキルであるか;
又は、R1’’とR1’’’は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1’’’’は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている1−7アルキルである)
で示される請求項1記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体。
【請求項9】
(−)−N−((エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
である、請求項8記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体を調製するための方法であって、
a)式:
【化7】
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で示される化合物を、接触水素化によるか、又はヨウ素の存在下、メタノール中、Mgを用いて還元して、式
【化8】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物とし
(式中、置換基は、請求項1に記載されるとおりの意味を有する)、そして、
所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること;
又は
b)式:
【化9】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物を、式:
【化10】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物と反応させて、式
【化11】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物とすること
(式中、基は、請求項1に記載されるとおりの意味を有する)、又は
c)式:
【化12】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物を、式:
【化13】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物と反応させて、式
【化14】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物とし
(式中、基は、請求項1に記載されるとおりの意味を有する)、そして
所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること
を含む、方法。
【請求項11】
1つ以上の請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体と、薬学的に許容し得る賦形剤を含有する医薬。
【請求項12】
アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、拳闘家認知症、又はダウン症候群処置するための、請求項11記載の医薬。
【請求項13】
アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、拳闘家認知症、又はダウン症候群処置するための医薬製造するための、請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体の使用。
【請求項14】
治療活性物質として使するための、請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体
【請求項15】
アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、拳闘家認知症、又はダウン症候群処置するための、請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物、あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、式:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

(ヘタリール(hetaryl)は、O、S、又はNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5員のヘテロアリール基であり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されているS−低級アルキル、もしくはハロゲンにより置換されている低級アルコキシであるか、
又は、隣接する2個の炭素原子が、フェニル上に、−O−CH−O−を含有する追加の環を形成していてもよく;
nは、1〜5であり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルである)
で示される化合物に、
あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩に、ラセミ混合物に、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体に、関する。
【0002】
現在、式Iの本化合物は、γ−セクレターゼのモジュレーターであることが見出されており、それらは、脳におけるβ−アミロイドの沈着に関連する疾患、特に、アルツハイマー病、ならびに、脳アミロイド血管症、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、拳闘家認知症、及びダウン症候群のような他の疾患の治療又は予防に有用であり得る。
【0003】
アルツハイマー病(AD)は、晩年期における認知症の最も一般的な原因である。病理学的には、ADは、脳における、細胞外プラークにおけるアミロイドの沈着及び細胞内神経原線維変化(intracellular neurofibrillary tangle)により特徴付けられる。アミロイドプラークは、主として、一連のタンパク質分解的切断工程によりβ−アミロイド前駆体タンパク質(APP)から生じるアミロイドペプチド(Aβペプチド)からなる。APPのいくつかの形態が同定されているが、その最も豊富なものは、695、751、及び770アミノ酸長のタンパク質である。それらはすべて、選択的スプライシングによって単一の遺伝子から生じる。Aβペプチドは、APPの同じドメインに由来する。
【0004】
Aβペプチドは、β−及びγ−セクレターゼと称される2つのタンパク質分解酵素の連続作用によってAPPから産生される。β−セクレターゼは、先ず、膜貫通ドメイン(TM)のすぐ外側のAPPの細胞外ドメインで切断して、TM−及び細胞質ドメインを含有するAPPのC末端断片(CTFβ)を産生する。CTFβは、TM内のいくつかの隣接位置で切断してAβペプチド及び細胞質断片を産生する、γ−セクレターゼの基質である。γ−セクレターゼにより仲介される様々なタンパク質分解的切断は、異なる鎖長のAβペプチド、例えば、Aβ38、Aβ40、及びAβ42を生じる。後者は、神経毒性凝集体を形成するその強い傾向のために、より病原性の高いアミロイドペプチドであると見なされている。
【0005】
β−セクレターゼは、典型的なアスパルチルプロテアーゼである。γ−セクレターゼは、4つの必須サブユニット(プレセニリン(PS、PS1及びPS2を含む)、ニカストリン、咽頭前部欠損(anterior pharynx defective)1(APH−1)、及びプレセニリンエンハンサー2(PEN−2))からなる高分子量複合体である。3.4Åの分解能におけるヒトγ−セクレターゼの原子構造が発表されている(X. Bai, C. Yan, G. Yang, P. Lu, D. Ma, L. Sun, R. Zhou, S. H. W. Scheres, Y. Shi, Nature 2015, doi:10.1038/nature14892)。プレセニリンは、触媒部位を有しており、そして、TM内でそれらの基質を切断し、かつそれら自体がポリトピック型膜タンパク質である、非定型アスパルチルプロテアーゼの群を表す。γ−セクレターゼの他の必須構成要素であるニカストリンならびにaph1及びpen−2遺伝子の産物は、基質の認識及び動員に関与していると考えられている。γ−セクレターゼの証明されている基質は、APP、及びNotch受容体ファミリーのタンパク質であるが、γ−セクレターゼは、緩やかな基質特異性を有し、そしてAPP及びNotchとは無関係の多数の更なる膜タンパク質がインビトロでγ−セクレターゼにより切断されることが報告されている。
【0006】
γ−セクレターゼ活性は、Aβペプチドの産生に不可欠である。このことは、遺伝学的手段、すなわち、プレセニリン遺伝子の破壊と、低分子量阻害化合物との両方により示されている。ADに関するアミロイドカスケード仮説によれば、Aβの産生及び沈着は、該疾患の最大原因である。したがって、γ−セクレターゼの選択的及び効力の強い阻害が、ADの予防及び治療に有用であり得ると考えられていた。
【0007】
別の処置方法は、Aβ42産生の選択的減少をもたらすγ−セクレターゼ活性の調節である。これは、凝集及びプラーク形成の能力が無いか又は低く、かつ神経毒性が無いか又は低い、より短いAβアイソホーム(例えば、Aβ38、Aβ37、又はその他)の増加をもたらすこととなる。γ−セクレターゼ活性の調節に対するこの効果を示す化合物としては、特定の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)及び関連する類似体が挙げられる(Weggen et al. Nature, 414 (2001) 212-16)。
【0008】
したがって、本発明の化合物は、脳におけるβ−アミロイドの沈着に関連する疾患、特に、アルツハイマー病、ならびに脳アミロイド血管症、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、拳闘家認知症、及びダウン症候群のような他の疾患の治療又は予防に有用であろう。
【0009】
数多くの文献、例えば、以下の刊行物がγ−セクレターゼの調節に関する現在の知見を報告している:
Morihara et al, J. Neurochem., 83 (2002) 1009-12
Jantzen et al, J.Neuroscience, 22 (2002) 226-54
Takahashi et al, J. Biol. Chem., 278 (2003) 18644-70
Beher et al, J. Biol. Chem. 279 (2004) 43419-26
Lleo et al, Nature Med. 10 (2004) 1065-6
Kukar et al, Nature Med. 11 (2005) 545-50
Perretto et al, J. Med. Chem. 48 (2005) 5705-20
Clarke et al, J. Biol. Chem. 281 (2006) 31279-89
Stock et al, Bioorg. Med. Chem. Lett. 16 (2006) 2219-2223
Narlawar et al, J. Med. Chem. 49 (2006) 7588-91
Ebke et al, J. Biol. Chem., 286 (2011) 37181-86
Hall et al, Progress in Med. Chem., 53 (2014) 101-145
【0010】
式Iの化合物についての以下の定義が使用される:
【0011】
本明細書で使用される場合、用語「低級アルキル」は、1〜7個の炭素原子を含有する飽和の直鎖又は分岐鎖基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、2−ブチル、t−ブチルなどを示す。好ましいアルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する基である。
【0012】
本明細書で使用される場合、用語「ハロゲンにより置換されている低級アルキル」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲンにより置き換えられている、上に定義されるとおりのアルキル基、例えば、CF、CHF、CHF、CHCHF、CHCF、CHCHCFCHCFCFなどを示す。
【0013】
本明細書で使用される場合、用語「低級アルコキシ」は、O原子を介して結合している、上に定義されるとおりのアルキル基を示す。
【0014】
用語「ハロゲン」は、塩素、ヨウ素、フッ素、及び臭素を示す。
【0015】
本明細書で使用される場合、用語「ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ」は、酸素原子を介して接続されている、上に定義されるとおりのハロゲンにより置換されているアルキル基を示す。
【0016】
本明細書で使用される場合、用語「ハロゲンにより置換されているS−低級アルキル」は、硫黄原子を介して接続されている、上に定義されるとおりのハロゲンにより置換されているアルキル基を示す。
【0017】
用語「O、S、又はNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5員のヘテロアリール基」は、以下:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

からなる群から選択される。
【0018】
「又は、隣接する2個の炭素原子が、フェニル上に、−O−CH−O−を含有する追加の環を形成していてもよい」という用語は:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

を意味する。
【0019】
用語「薬学的に許容し得る酸付加塩」は、無機及び有機酸(例えば、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸など)との塩を包含する。
【0020】
本発明の目的は、式Iの化合物と、アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、拳闘家認知症、又はダウン症候群の処置のための医薬の調製のためのそのような化合物の使用と、それらの製造と、そして本発明に係る式Iの化合物に基づく医薬とである。
【0021】
本発明の更なる目的は、式Iの化合物についての、光学的に純粋なエナンチオマー、ラセミ体、又はジアステレオマー混合物のすべての形態である。
【0022】
本発明の1つの目的は、式I−1:
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
ヘタリールは、O、S、又はNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5員のヘテロアリール基であり;
1’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−低級アルキルであるか;
又は、RとRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1‘‘‘‘は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルである)
で示される化合物、
あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体である。
【0023】
本発明のある実施態様は、式Ia:
【化5】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
1’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−低級アルキルであるか;
又は、RとRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1‘‘‘‘は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルである)
で示される化合物、
あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体、例えば、以下の化合物:
【0024】
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(エナンチオマーA)
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(エナンチオマーB)
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−(N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
(+)−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンである。
【0025】
本発明の1つの更なる実施態様は、式Ib:
【化6】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
1’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−低級アルキルであるか;
又は、RとRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1‘‘‘‘は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルである)
で示される化合物、
あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体、例えば、以下の化合物:
【0026】
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンである。
【0027】
本発明の1つの更なる実施態様は、式Ic:
【化7】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
1’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−低級アルキルであるか;
又は、RとRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1‘‘‘‘は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルである)
で示される化合物、
あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体、例えば、以下の化合物:
【0028】
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーA)
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーB)
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(−)−8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンである。
【0029】
本発明の1つの更なる実施態様は、式Id:
【化8】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
1’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’は、水素、ハロゲン、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
1’’’は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されているS−低級アルキルであるか;
又は、RとRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、−O−CH−O−を含有する環を形成しており;
1‘‘‘‘は、水素又はハロゲンであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルである)
で示される化合物、
あるいは、その薬学的に活性な酸付加塩、ラセミ混合物、又はその対応するエナンチオマーもしくは光学異性体、もしくはその立体異性体、例えば、以下の化合物:
【0030】
(−)−N−((エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンである。
【0031】
式Iの本化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩は、当技術分野で公知の方法によって、例えば、以下に記載の方法によって調製することができ、ここで、該方法は:
a)式:
【化9】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物を、接触水素化によるか、又はヨウ素の存在下、メタノール中、Mgを用いて還元して、式:
【化10】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物とし
(式中、置換基は上記のとおりの意味を有する)、そして、
所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること;
又は
b)式:
【化11】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物を、式:
【化12】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物と反応させて、式:
【化13】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物とすること
(式中、基は上記のとおりの意味を有する)、又は
c)式:
【化14】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物を、式:
【化15】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物と反応させて、式:
【化16】
[この文献は図面を表示できません]

で示される化合物とし
(式中、基は上記のとおりの意味を有する)、そして
所望であれば、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること
を含む。
【0032】
本発明の式Iの化合物の調製は、連続型又は収束型の合成経路で実施され得る。本発明の化合物の合成を、以下のスキームに示す。反応及び得られる生成物の精製を実施するために必要とされる技能は、当業者に公知である。以下の方法の説明において使用される置換基及び指数は、そうでないことが指示されていない限り、本明細書において先に示した意味を有する。
【0033】
より詳細には、式Iの化合物は、下記に示す方法によるか、実施例に示す方法によるか、又は類似の方法によって製造することができる。個別の反応工程についての適切な反応条件は、当業者に公知である。反応順序はスキームに提示するものに限定されないが、出発物質及びそれらのそれぞれの反応性に依存して、反応工程の順序を自由に変更することができる。出発物質は、市販されているか、又は、下記に示す方法と類似の方法によるか、実施例に記載の方法によるか、もしくは当技術分野で公知の方法によって調製することができる。
【0034】
特に、式Iの化合物は、スキーム1〜9のいずれかに従い、標準的方法に従って調製することができる。
【0035】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0036】
式Iaで示される化合物は、構成要素(building block)BB1(これは、公知の4−メチル−6−チオキソ−3,6−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−オンの、N−保護(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンを用いた開環と、それに続く、例えばヨウ素を用いた酸化的閉環とによって調製される)から出発して得ることができる(スキーム1)。BB2への脱保護、そして、BB2の、一般式BB4で示される化合物との、例えばパラジウム触媒の存在下での標準的なブッフヴァルト(Buchwald)カップリングは、構成要素BB5をもたらす。中間体BB4は、公知の8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンから、アリールボロン酸又はエステルそれぞれとの、例えば、塩基及び水の存在下、溶媒(例えば、ジオキサン)中、パラジウムで触媒された標準的なスズキカップリングにより中間体BB3を生成し、そして続いて、臭化物BB4へのザントマイヤー変換を行うことによって、調製することができる。次いで式Iで示される化合物は、例えば接触水素化によるか、又はヨウ素の存在下、メタノール中、マグネシウムを用いた、標準的な方法による芳香族環の還元によって、得られる。式Iaで示される化合物のエナンチオマーの分離は、キラルカラムにて分取HPLCによって達成される。
【0037】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0038】
あるいは、式Iaで示される化合物は、一般式BB10で示される対応する2−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンの、アミン(例えば、BB2)とのブッフヴァルトカップリングによって、得ることができる(スキーム2)。塩基(例えば、水素化ナトリウム)を用いた脱プロトン化と、適当な溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)中の、1,3−ジハロプロパン(ハロゲン=Br、Cl、又はI)との反応とによるフェニル酢酸エステルのアルキル化は、中間体BB6をもたらす。次いでエステルBB6は、例えば塩基性条件下で酸へと加水分解され、そして、アミドBB7は、tert−ブチルヒドラジンカルボキシラートを用いて、標準的な条件下で調製される。酸性条件下の保護基の切断はヒドラジドBB8を生成し、これは、酸性条件下でシアナミドを用いて反応させて、BB9とすることができる。これに続く、溶媒(例えば、アセトニトリル)中の、亜硝酸tert−ブチル、臭化銅(II)を使用したBB9のザントマイヤー変換は、中間体BB10をもたらす。次いで式Iで示される化合物は、対応するアミンとのブッフヴァルトカップリングによって、得られる。
【0039】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0040】
式1bで示される化合物は、構成要素BB4から出発して得ることができる(スキーム3)。公知のBoc保護(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラートとの標準的なブッフヴァルトカップリングは、BB11を与え、これを、接触水素化によるか、又はヨウ素の存在下、メタノール中、マグネシウムを用いて、標準的な条件下で飽和させて、BB12を生成する。脱保護はアミンBB13を与え、次いでこれを使用して、例えば、臭化シアンとの反応によりヘテロアリール基を導入して中間体BB14を生成し、続いてヒドロキシアセトイミドアミドを用いて一般式Ibの1,2,4−オキサジアゾール誘導体へと閉環する。
【0041】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0042】
あるいは、工程の順序を変更することもできる(スキーム4)。次いでヘテロアリール基は、BB11を脱保護して中間体BB15を生成し、これを、例えば臭化シアンと反応させてBB16とし、続いてヒドロキシアセトイミドアミドを用いて1,2,4−オキサジアゾール中間体BB17へと閉環した後、導入される。縮環した環の上記条件下での還元は式Ibで示される化合物を生成する。
【0043】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0044】
式1bで示される化合物を調製する工程の別の順序は、臭化物BB18(これは、公知の8−ブロモ−2−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン及び(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラートから、溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド)中、フッ化セシウムの存在下での置換反応によって得ることができる)から出発する(スキーム5)。BB19への保護基の切断、そして、BB20への例えば臭化シアンとの反応と、それに続くヒドロキシアセトイミドアミドを用いた閉環とによるヘテロアリール基の導入は、1,2,4−オキサジアゾール中間体BB21をもたらす。対応するアリールボロン酸又はエステルを用いた標準的なスズキ反応によるアリール置換基の導入は、BB17をもたらし、これは、スキーム4に記載のように、式Ibの化合物へと還元される。
【0045】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0046】
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン部分構造の5位に(又は6位に)トリフルオロメチル置換基を有する式1bで示される化合物は、スキーム3及びスキーム4に記載の方法と同様の方法で、主要中間体BB25から得ることができる(スキーム6)。BB25は、公知の3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(これを、O−エチル−カルボンイソチオシアナチダート(O-ethyl-carbonisothiocyanatidate)と反応させて、チオ尿素BB22を生成し、これを、塩基の存在下、二酸化炭素の遊離下で、ヒドロキシルアミンを用いて処理すると、環化反応を起こして、縮環したトリアゾールBB23を生成する(例えば、M. Nettekoven et al., Synthesis 2003, 11, 1649-1652により記載されるとおり))から出発して調製される。標準的なスズキ反応による8−アリール置換基の導入は、BB24をもたらし、次いでこれは、ザントマイヤー反応によって臭化物BB25へと変換される。(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラートとの標準的なブッフヴァルト反応は、BB26を与える。BOC保護基は、BB27を生成するために標準的な酸性条件下で除去することができるが、次の工程の水素化条件下でも除去されることが見出された。BB28へのこの炭担持パラジウム触媒水素化は、約80℃の温度及び80バールの圧力において最もよく作用する。例えば、BB29への臭化シアンとの反応と、それに続くヒドロキシアセトイミドアミドを用いた閉環とによるヘテロアリール基の導入は、式Ibで示される化合物をもたらす。ジアステレオ異性体及びエナンチオマーは、分取HPLCによって分離することができる。
【0047】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0048】
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン部分構造の5位にトリフルオロメチル置換基を有する式Icで示される化合物はまた、先ず、炭担持パラジウムを用いて、約80℃の温度及び80バールの圧力で、BB24をBB30へと水素化し、続いてザントマイヤー反応を行ってBB31のブロモ置換基を導入することによって、得ることもできる(スキーム7)。(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラートとのブッフヴァルト反応は、BB32をもたらし、次いでこれは、酸性条件下でBB28へと脱保護される。例えば2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾールとの反応によるヘテロアリール基の導入は、式Icで示される化合物をもたらす。ジアステレオ異性体及びエナンチオマーは、分取HPLCによって分離することができる。
【0049】
がCFである化合物は、RがCFである場合について上述したのと同じ方法で調製することができる。
【0050】
【化24】
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【0051】
式Icで示される化合物はまた、BB10から、(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラートとのブッフヴァルト反応によりBB12を与え、そしてスキーム3に示すように、続いてBOC保護基を切断してBB13を与え、次いでこれを、例えば2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾールと反応させることによって、得ることもできる(スキーム8)。中間体BB10は、対応するフェニル酢酸エステルから出発して得ることができる。例えば、DMF中、低温での、水素化ナトリウムを用いた脱プロトン化、そして、2−(3−ブロモプロポキシ)テトラヒドロ−2H−ピランを用いたアルキル化は、中間体BB33をもたらす。メタノール中の、ヒドラジン水和物との反応はヒドラジドBB34をもたらし、これは、メチルカルバミミドチオアートヘミスルファートを用いてBB35へと環化される。ザントマイヤー変換及び酸処理は中間体BB36をもたらし、これは、ミツノブ条件下で2−(トリメチルホスホラニリデン)アセトニトリルを用いてBB10へと環化することができる。
【0052】
【化25】
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【0053】
式Idで示される化合物は、BB28から、例えば、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)中、ジエチルサリチルアミド及びリン酸三カリウムの存在下、5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール及び触媒としてのヨウ化銅(I)との反応によって、得ることができる(スキーム9)。エナンチオマーは、分取キラルHPLCによって分離することができる。
【0054】
以下に示す試験に従って化合物を調べた。
【0055】
γ−セクレターゼアッセイの説明
細胞のγ−セクレターゼアッセイ
スウェーデン型の二重変異(K595N/M596L)を有するヒトAPP695を過剰発現するヒト神経膠腫H4細胞を、10%FCS、0.2mg/lハイグロマイシンBを含有するIMDM培地中に、96ウェルプレート中、30,000細胞/ウェル/100μlでプレーティングし、そして、37℃、5%COでインキュベートした。
【0056】
プレーティングの3〜4時間後、化合物を培地中に希釈し、そして50μlを1.5倍濃縮物として添加して、最終濃度を達成する。化合物のインキュベーションを24時間行う。最終用量は、典型的には、半ログステップで4μMから0.0013μMまでの範囲であり、その結果8点の用量応答曲線となる。
【0057】
ビヒクルのみ及び参照化合物を使用した適切な対照をこのアッセイに適用した。MeSOの最終濃度は0.4%とした。
【0058】
37℃、5%COでインキュベートした後、上清を、AlphaLisaアッセイキット(Human Amyloid beta 1-42 Kit:カタログ番号 AL203C、Perkin Elmer)による、分泌Aβ42の定量化に供した。細胞培養上清 20μlをアッセイプレートに移した。次いで、AlphaLisa結合捕捉抗体とビオチン化検出抗体との混合物 10μlを添加し、そしてアッセイプレートを穏やかに振とうしながら室温で3時間インキュベートした。ドナービーズ 20μlを更に添加後、アッセイプレートを室温で、かつ直接光に曝露することなく常に振とうしながら、30分間インキュベートした。次いでアッセイプレートを、Paradigm AlphaLisa Readerにて、内蔵プログラムを使用して、励起680nm及び発光570nmで読み取った。
【0059】
次いで、測定したシグナルを使用して、XLfit 5.3ソフトウェア(IDBS)を使用して、非線形回帰フィット解析(nonlinear regression fit analysis)により、Aβ42分泌の阻害についてのIC50値を算出した。
【0060】
以下のリストに、Aβ42分泌の阻害(μM)について、すべての化合物についてのデータを記載する:
【0061】
【表1】
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【0062】
式Iの化合物及び式Iの化合物の薬学的に許容し得る塩は、医薬として、例えば、医薬製剤の形態で使用することができる。医薬製剤は、経口的に、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質及び軟質ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤、又は懸濁剤の剤形で投与することができる。しかしながら、投与はまた、経直腸的に、例えば坐剤の剤形で、非経口的に、例えば注射液の剤形で、行うこともできる。投与はまた、局所的に、例えば、経皮投与、又は点眼剤もしくは点耳剤の剤形で、行うこともできる。
【0063】
式Iの化合物は、医薬製剤の製造のために、薬学的に不活性な無機又は有機担体と共に加工することができる。ラクトース、トウモロコシデンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩などを、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、及び硬質ゼラチンカプセル剤のためのかかる担体として使用することができる。軟質ゼラチンカプセル剤のために好適な担体は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、半固体及び液体のポリオールなどである。しかしながら、活性物質の性質に応じて、軟質ゼラチンカプセル剤の場合は、通常担体は必要とされない。液剤及びシロップ剤の製造のために好適な担体は、例えば、水、ポリオール、グリセロール、植物油などである。坐剤のために好適な担体は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体のポリオールなどである。
【0064】
医薬製剤は、更に、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色剤、香味料、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤、又は酸化防止剤を含有することができる。それらはまた、更に他の治療上有益な物質を含有することもできる。
【0065】
式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩と治療上不活性な担体とを含有する医薬もまた、1以上の式Iの化合物及び/又は薬学的に許容し得る酸付加塩、ならびに、所望であれば、1以上の他の治療上有益な物質を、1以上の治療上不活性な担体と一緒に、ガレヌス投与剤形にすることを含む、それらの製造のための方法と同様に、本発明の目的である。
【0066】
本発明によれば、式Iの化合物、及びそれらの薬学的に許容し得る塩は、Aβ42分泌の阻害に基づく疾病(例えば、アルツハイマー病)の制御又は予防に有用である。
【0067】
投与量は広い範囲内で変化させることができ、そして、当然のことであるが、各特定の症例の個々の要件に合わせて調整すべきであろう。経口投与の場合、成人の投与量は、1日当たり約0.01mgから約1000mgの一般式Iの化合物、又は対応する量のその薬学的に許容し得る塩で変更することができる。一日投与量を、単回用量として又は分割用量で投与してもよく、加えて、それが必要であることが判明した場合にはその上限を超えてもよい。
【0068】
錠剤の処方(湿式造粒法)
項目 成分 mg/錠剤
1. 式Iの化合物 5 25 100 500
2. 無水ラクトースDTG 125 105 30 150
3. Sta−Rx 1500 6 6 6 30
4. 微晶質セルロース 30 30 30 150
5. ステアリン酸マグネシウム 1 1 1 1
合計 167 167 167 831
【0069】
製造手順
1.項目1、2、3、及び4を混合し、そして精製水で顆粒化する。
2.顆粒を50℃で乾燥させる。
3.顆粒を好適な製粉装置に通す。
4.項目5を添加し、そして3分間混合して;好適なプレス機にて圧縮する。
【0070】
カプセル剤の処方
項目 成分 mg/カプセル
1. 式Iの化合物 5 25 100 500
2. 水和ラクトース 159 123 148 −−−
3. トウモロコシデンプン 25 35 40 70
4. タルク 10 15 10 25
5. ステアリン酸マグネシウム 1 2 2 5
合計 200 200 300 600
【0071】
製造手順
1.項目1、2、及び3を好適な混合器において30分間混合する。
2.項目4及び5を添加し、そして3分間混合する。
3.好適なカプセル中に充填する。
【0072】
実施例1a
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化26】
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【0073】
a) tert−ブチル ((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート
【化27】
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250mlの丸底フラスコ中で、4−メチル−6−チオキソ−3,6−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−オン(CAS 97309−82−5、1.50g、9.42mmol)、tert−ブチル (8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(CAS 847862−26−4、2.13g、9.42mmol)、4−メチルモルホリン(2.86g、3.11ml、28.3mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(11.5mg、94.2μmol)を、ジオキサン(150ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃に加熱し、一晩撹拌した。ジイソプロピルエチルアミン(4.87g、6.58ml、37.7mmol)を加え、混合物を氷浴中で冷却した。ジオキサン(10ml)中のヨウ素(4.78g、18.8mmol)を加え、反応混合物を室温に温めながら、一晩撹拌した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)により精製して、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.09g、36%)。MS:m/z=324.2[M+H]
【0074】
b) (8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化28】
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250mlの丸底フラスコ中で、tert−ブチル ((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(2.99g、9.24mmol)を、ジクロロメタン(180ml)と合わせて、褐色の溶液を与えた。塩酸(25%、10ml)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を氷浴中で冷却し、水(50ml)を加え、混合物を水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化した。ジクロロメタンでの抽出及びクロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.64g、80%)。MS:m/z=224.2[M+H]
【0075】
c) 2−ブロモ−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化29】
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60℃で、アセトニトリル(38ml)中の亜硝酸tert−ブチル(1.67g、1.92ml、16.2mmol)及び臭化銅(II)(3.61g、16.2mmol)の暗褐色の溶液に、8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1257704−98−5、3.00g、10.8mmol)を数回に分けて加えた。添加後、混合物を75℃で2時間加熱した。反応混合物を塩酸(1M、50ml)でクエンチし、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)により精製した。画分を濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(3.15g、85%)。MS:m/z=342.0、344.0[M+H]
【0076】
d) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化30】
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ジオキサン(15ml)中の2−ブロモ−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(460mg、1.34mmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(300mg、1.34mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(271mg、2.82mmol)、キサントホス(127mg、215μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(115mg、107μmol)の懸濁液を、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)により精製して、標記化合物を暗褐色の固体として生成した(545mg、84%)。MS:m/z=485.2[M+H]
【0077】
e) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化31】
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メタノール(20ml)及びテトラヒドロフラン(10ml)中のN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(545mg、1.12mmol)、ヨウ素(2.85mg、11.2μmol)及びマグネシウム(219mg、9mmol)の溶液を、80℃で24時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過し、クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/メタノール=100:0〜70:30)により精製して、標記化合物を褐色の固体として生成した(320mg、58%)。MS:m/z=489.2[M+H]
【0078】
実施例1b
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化32】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例1a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(84mg、29%)。MS:m/z=489.3[M+H]
【0079】
実施例1c
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化33】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例1a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(108mg、38%)。MS:m/z=489.3[M+H]
【0080】
実施例2a
(−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化34】
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【0081】
a) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化35】
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ジオキサン(4ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(55mg、246μmol)、2−ブロモ−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(CAS 1329673−61−1、80.8mg、246μmol)、キサントホス(22.8mg、39.4μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(20.4mg、19.7μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(49.7mg、517μmol)の懸濁液を、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)により精製した。生成物画分を真空下で濃縮し、ジエチルエーテル(0.5ml)/ペンタン(1ml)でトリチュレートして、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(87mg、75%)。MS:m/z=471.3[M+H]
【0082】
b) (−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化36】
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10mlのマイクロ波バイアル中で、メタノール(4.44ml)及びテトラヒドロフラン(2.22ml)中、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(85.0mg、0.18mmol)、マグネシウム(35.1mg、1.45mmol)及びヨウ素(459μg、1.81μmol)を合わせた。バイアルにキャップをし、油浴中で、70℃で3時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/メタノール=100:0〜80:20)により精製して、N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンをラセミ体として与えた。Reprosil Chiral-AM(エタノール/ヘプタン=40:60)によりエナンチオマーを分離して、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(10.9mg、13%)。MS:m/z=475.3[M+H]
【0083】
実施例2b
(+)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化37】
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ラセミのN−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(前記実施例)のエナンチオマーを、Reprosil Chiral-AM(エタノール/ヘプタン=40:60)により分離して、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(9.6mg、11%)。MS:m/z=475.3[M+H]
【0084】
実施例3a
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化38】
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【0085】
a) 8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化39】
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500mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(300ml)及び水(30ml)中、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1124382−72−4、6.00g、28.2mmol)、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(11.6g、56.3mmol)及び炭酸セシウム(18.4g、56.3mmol)を合わせて、明褐色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(2.06g、2.82mmol)を加えた。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、330g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(7.64g、92%)。MS:m/z=295.2[M+H]
【0086】
b) 2−ブロモ−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化40】
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150mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(3.47g、4ml、33.6mmol)及び臭化銅(II)(7.52g、33.6mmol)を、アセトニトリル(120ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(6.60g、22.4mmol)を加えた。温度を80℃に上昇させ、撹拌を2時間続けた。混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、次いで酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、330g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜40:60)により精製して、標記化合物を白色の固体として生成した(7.25g、90%)。MS:m/z=358.1及び360.0[M+H]
【0087】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化41】
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マイクロ波バイアル中で、ジオキサン(16ml)中、2−ブロモ−8−(4−(トリフル2−ブロモ−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(497mg、1.39mmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(310mg、1.39mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(280mg、2.91mmol)、キサントホス(132mg、222μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(117mg、111μmol)を合わせた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜100:0)により精製して、標記化合物を明褐色の泡状物として生成した(460mg、66%)。MS:m/z=501.2[M+H]
【0088】
d) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化42】
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100mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(460mg、919μmol)、マグネシウム(179mg、7.35mmol)及びヨウ素(2.33mg、9.19μmol)を、メタノール(30ml)及びテトラヒドロフラン(15ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃に加熱し、4時間撹拌した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物を褐色の油状物として生成した(360mg、78%)。MS:m/z=505.3[M+H]
【0089】
実施例3b
(+)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化43】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例3a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(164mg、46%)。MS:m/z=503.3[M+H]
【0090】
実施例3c
(−)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化44】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例3a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(140mg、39%)。MS:m/z=503.5[M+H]
【0091】
実施例4
8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化45】
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【0092】
a) メチル−5−クロロ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタノアート
【化46】
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250mlの三口フラスコ中で、メチル 2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)アセタート(3.98g、19.6mmol)を、ジメチルホルムアミド(70ml)と合わせて、無色の溶液を与えた。0℃で、水素化ナトリウム(943mg、21.6mmol)を少量ずつゆっくりと加えた。撹拌を0℃で10分間、次に室温で30分間続けた。次に、反応混合物を再び0℃に冷却し、1−クロロ−3−ヨードプロパン(4.30g、2.26ml、21.0mmol)を撹拌(温度<5℃)しながら滴下した。撹拌を0℃で1時間、次に室温で一晩続けた。反応混合物を水100mlにゆっくりと注ぎ、酢酸エチル(4×150ml)で抽出した。有機層を合わせ、飽和ブライン(2×100ml)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)により精製して、標記化合物を無色の液体として生成した(4.63g、84%)。MS:m/z=279.2[M+H]
【0093】
b) tert−ブチル−2−(5−クロロ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタノイル)ヒドラジンカルボキシラート
【化47】
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10mlの丸底フラスコ中で、メチル 5−クロロ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタノアート(1.2g、4.3mmol)を、メタノール(3ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。水酸化ナトリウム水溶液(5M、4ml、20.0mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。粗反応混合物を真空下で濃縮し、水10mlに注ぎ、塩酸(5M)で酸性化して、酢酸エチル(5×50ml)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(20ml)に取り、tert−ブチル ヒドラジンカルボキシラート(739mg、5.59mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(1.17g、1.58ml、9.03mmol)を加えた。混合物を0℃に冷却し、次にビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(1.64g、6.45mmol)を加え、撹拌を0℃で1時間、次に室温で3時間続けた。粗反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液25mlに注いだ。酢酸エチル(3×75ml)の抽出及びクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10/90〜50:50)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(672mg、41%)。MS:m/z=377.3及び379.3[M−H]
【0094】
c) 5−クロロ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタンヒドラジド
【化48】
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25mlの丸底フラスコ中で、tert−ブチル 2−(5−クロロ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタノイル)ヒドラジンカルボキシラート(660mg、1.74mmol)を、酢酸エチル(5ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。塩化水素(酢酸エチル中4N、6.00g、5ml、20.0mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。混合物を氷浴中で冷却し、水酸化ナトリウム水溶液(4N)でアルカリ性にした。反応混合物を酢酸エチル(3×50ml)で抽出して、標記化合物を明黄色の油状物として生成した(486mg、定量)。MS:m/z=279.2及び281.1[M+H]
【0095】
d) 8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化49】
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50mlの丸底フラスコ中で、5−クロロ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタンヒドラジド(1.50g、5.37mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物(971mg、5.1mmol)及びシアナミド(1.22g、29.0mmol)を、エタノール(30ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。反応混合物を90℃で2時間加熱した。次に、反応混合物を室温に冷やし、トリエチルアミン(2.28g、3.15ml、22.6mmol)を加えた。混合物を90℃で一晩撹拌した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液25mlに注いで、酢酸エチル(5×50ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜10:90)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(0.98g、69%)。MS:m/z=267.1[M+H]
【0096】
e) 2−ブロモ−8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化50】
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60℃で、アセトニトリル(6ml)中の亜硝酸tert−ブチル(174mg、200μl、1.69mmol)及び臭化銅(II)(377mg、1.69mmol)の暗褐色の溶液に、8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(300mg、1.12mmol)を数回に分けて加えた。添加後、混合物を75℃で2時間加熱した。反応混合物を塩酸(1M)10mlでクエンチし、酢酸エチル(3×25ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)は、標記化合物を無色の粘性油状物として生成した(191mg、51%)。MS:m/z=330.0及び332.0[M+H]
【0097】
f) 8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化51】
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10mlのマイクロ波バイアル中で、ジオキサン(1.4ml)中、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20mg、89.6μmol)、2−ブロモ−8−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(29.6mg、89.6μmol)、キサントホス(8.29mg、14.3μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(7.42mg、7.16μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(18.1mg、188μmol)を合わせた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)により精製し、ジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/1ml)でトリチュレーションして、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(7.8mg、18%)。MS:m/z=472.1[M−H]
【0098】
実施例5a
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化52】
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【0099】
a) 8−(4−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化53】
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150mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.40g、6.58mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン(2.00g、6.58mmol)及び炭酸セシウム(4.29g、13.2mmol)を、ジオキサン(80ml)及び水(8.00ml)と合わせて、白色の懸濁液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(481mg、658μmol)を加えた。反応混合物を100℃に加熱し、一晩撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.77g、87%)。MS:m/z=311.0[M+H]
【0100】
b) 2−ブロモ−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化54】
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25mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(245mg、282μl、2.37mmol)及び臭化銅(II)(530mg、2.37mmol)を、アセトニトリル(10ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(491mg、1.58mmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間加熱した。次に、混合物を室温に冷やし、塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜70:30)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(472mg、80%)。MS:m/z=374.1及び376.1[M+H]
【0101】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化55】
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ジオキサン(16ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(269mg、1.2mmol)、2−ブロモ−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(450mg、1.2mmol)、キサントホス(111mg、192μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(99.6mg、96.2μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(243mg、2.53mmol)の懸濁液を、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物を明褐色の泡状物として生成した(389mg、63%)。MS:m/z=517.3[M+H]
【0102】
d) N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化56】
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50mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(310mg、600μmol)、マグネシウム(117mg、4.8mmol)及びヨウ素(1.52mg、6μmol)を、メタノール(16ml)及びテトラヒドロフラン(8ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(197mg、63%)。MS:m/z=519.5[M−H]
【0103】
実施例5b
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化57】
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ラセミのN−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例5a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を明褐色の固体として生成した(68mg、41%)。MS:m/z=519.4[M−H]
【0104】
実施例5c
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−((トリフルオロメチル)チオ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化58】
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ラセミのN−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例5a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(61mg、37%)。MS:m/z=519.4[M−H]
【0105】
実施例6a
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化59】
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【0106】
a) 4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン
【化60】
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100mlの丸底フラスコ中で、1−ブロモ−4−(ペルフルオロエチル)ベンゼン(2g、7.27mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.22g、8.73mmol)及び酢酸カリウム(2.14g、21.8mmol)を、ジオキサン(50ml)と合わせ、そしてアルゴンを反応混合物で10分間泡立てた。次に、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(266mg、364μmol)を加え、反応混合物を80℃に2時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜100:0)は、標記化合物を暗褐色の固体として生成した(2.05g、79%)。MS:m/z(%)=322.1(10)、307.1(100)、279.1(10)、253.1(10)、236.1(88)、223(88)、203.0(2)、153(23)。
【0107】
b) 8−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化61】
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250mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.5g、7.04mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン(2.27g、7.04mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を、ジオキサン(100ml)及び水(10ml)と合わせて、暗褐色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。粗反応混合物をクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)により精製して、標記化合物を明褐色の粘性油状物として生成した(1.53g、66%)。MS:m/z=329.2[M+H]
【0108】
c) 2−ブロモ−8−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化62】
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50mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(330mg、380μl、3.2mmol)及び臭化銅(II)(714mg、3.2mmol)を、アセトニトリル(30ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、アセトニトリル(2ml)中の8−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(700mg、2.13mmol)をゆっくりと加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、塩酸(1N、20ml)をゆっくりと加えた。反応混合物を水20mlに注ぎ、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=15:85〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(461mg、55%)。MS:m/z=392.1及び394.1[M+H]
【0109】
d) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化63】
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10mlのマイクロ波バイアルに、ジオキサン(5ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(60mg、269μmol)、2−ブロモ−8−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(105mg、269μmol)、キサントホス(24.9mg、43μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(22.2mg、21.5μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(54.2mg、564μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/1ml)でのトリチュレーションは、標記化合物を明褐色の固体として生成した(75mg、52%)。MS:m/z=535.3[M+H]
【0110】
e) (+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化64】
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メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)中のN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(ペルフルオロエチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(70mg、131μmol)の溶液に、マグネシウム(25.5mg、1.05mmol)及びヨウ素(332μg、1.31μmol)を加え、反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、メタノール(30ml)で希釈した。濾過及びクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、明黄色の固体35mgを与え、これを、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40/60)のキラルHPLCにより精製して、標記化合物をロウ状のオフホワイトの固体として生成した(11mg、17%)。MS:m/z=503.2[M+H]
【0111】
実施例6b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化65】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例6a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をロウ状のオフホワイトの固体として生成した(11mg、17%)。MS:m/z=503.2[M+H]
【0112】
実施例7a
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化66】
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【0113】
a) 2−ブロモ−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化67】
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100mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(556mg、640μl、5.39mmol)及び臭化銅(II)(1.2g、5.39mmol)を、アセトニトリル(25ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1262198−08−2、1.00g、3.59mmol)を加えた。混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜70:30)は、標記化合物を白色の固体として生成した(1.04g、84%)。MS:m/z=342.0及び344.0[M+H]
【0114】
b) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化68】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(10ml)中の2−ブロモ−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(306mg、896μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(200mg、896μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(181mg、1.88mmol)、キサントホス(84.6mg、143μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(76.4mg、71.6μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜70:30)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(370mg、85%)。MS:m/z=485.3[M+H]
【0115】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化69】
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50mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(330mg、681μmol)、マグネシウム(132mg、5.45mmol)及びヨウ素(1.73mg、6.81μmol)を、メタノール(16ml)及びテトラヒドロフラン(8ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜80:20)は、標記化合物を明黄色の固体として生成した(265mg、80%)。MS:m/z=489.4[M+H]
【0116】
実施例7b
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(エナンチオマーA)
【化70】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例7a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を無色の固体として生成した(99.4mg、42%)。MS:m/z=489.3[M+H]
【0117】
実施例7c
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(エナンチオマーB)
【化71】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例7a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を無色の固体として生成した(100mg、43%)。MS:m/z=489.3[M+H]
【0118】
実施例8a
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化72】
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【0119】
a) 2−ブロモ−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化73】
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25mLの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(500mg、576μl、4.85mmol)及び臭化銅(II)(1.08g、4.85mmol)を、アセトニトリル(15ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1202616−57−6、900mg、3.23mmol)を加えた。反応物を80℃で1時間加熱した。次に、混合物を室温に冷やし、塩酸(1N、30ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜60:40)は、標記化合物を白色の固体として生成した(974mg、88%)。MS:m/z=342.0及び344.0[M+H]
【0120】
b) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化74】
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10mLのマイクロ波バイアルに、ジオキサン(16ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(100mg、448μmol)、2−ブロモ−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(153mg、448μmol)、キサントホス(41.5mg、71.6μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(37.1mg、35.8μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(90.4mg、940μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、10g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物を褐色の固体として生成した(160mg、74%)。MS:m/z=485.3[M+H]
【0121】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化75】
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50mLの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(145mg、299μmol)、マグネシウム(58.2mg、2.39mmol)及びヨウ素(760μg、2.99μmol)を、メタノール(8ml)及びテトラヒドロフラン(8ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物を無色の固体として生成した(85mg、58%)。MS:m/z=489.4[M+H]
【0122】
d) (+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化76】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例8a−c)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(35.2mg、44%)。MS:m/z=489.4[M+H]
【0123】
実施例8b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化77】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例8a−c)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(23.8mg、30%)。MS:m/z=489.3[M+H]
【0124】
実施例9a
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化78】
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【0125】
a) 8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化79】
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150mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(60ml)及び水(6ml)中、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.5g、7.04mmol)、(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(2.17g、10.6mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加えた。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.8g、87%)。MS:m/z=295.2[M+H]
【0126】
b) 2−ブロモ−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化80】
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100mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(526mg、606μl、5.1mmol)及び臭化銅(II)(1.14g、5.1mmol)を、アセトニトリル(30ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.00g、3.4mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜40:60)は、標記化合物を白色の固体として生成した(1.10g、90%)。MS:m/z=358.0及び361.1[M+H]
【0127】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化81】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(3ml)中の2−ブロモ−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(104mg、291μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(65mg、291μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(58.7mg、611μmol)、キサントホス(27.8mg、46.6μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(24.6mg、23.3μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)により精製して、標記化合物を明褐色の固体として生成した(93mg、64%)。MS:m/z=501.3[M+H]
【0128】
d) N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化82】
[この文献は図面を表示できません]

50mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(85mg、170μmol)、マグネシウム(33mg、1.36mmol)及びヨウ素(431μg、1.7μmol)を、メタノール(8ml)及びテトラヒドロフラン(4ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、10g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物を明褐色の油状物として生成した(73mg、85%)。MS:m/z=505.4[M+H]
【0129】
e) (+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化83】
[この文献は図面を表示できません]

ラセミのN−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例9a−d)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(22mg、30%)。MS:m/z=505.3[M+H]
【0130】
実施例9b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化84】
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ラセミのN−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例9a−d)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(18mg、25%)。MS:m/z=505.3[M+H]
【0131】
実施例10a
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化85】
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【0132】
a) 8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化86】
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100mLの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.5g、7.04mmol)、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(1.45g、7.04mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を、ジオキサン(50ml)及び水(5ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。アルゴン下、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加えた。反応混合物を100℃で2時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜80:20)は、標記化合物を白色の固体として生成した(1.82g、88%)。MS:m/z=295.2[M+H]
【0133】
b) 2−ブロモ−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化87】
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25mLの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(526mg、606μl、5.1mmol)及び臭化銅(II)(1.14g、5.1mmol)を、アセトニトリル(16.7ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1g、3.4mmol)を加えた。混合物を80℃で1時間加熱した。次に、混合物を室温に冷やし、塩酸(1N、30ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜50:50)は、標記化合物を白色の固体として生成した(1.15g、95%)。MS:m/z=358.0及び360.0[M+H]
【0134】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化88】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(2.1ml)中の2−ブロモ−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(104mg、291μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(65mg、291μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(58.7mg、611μmol)、キサントホス(27.8mg、46.6μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(24.6mg、23.3μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明黄色の固体として生成した(72mg、49%)。MS:m/z=501.3[M+H]
【0135】
d) (+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化89】
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25mLの丸底フラスコ中で、マグネシウム(26mg、1.07mmol)及びN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(67mg、134μmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、灰色の懸濁液を与えた。ヨウ素(340μg、1.34μmol)を加え、反応混合物を80℃に加熱し、15時間撹拌した。反応混合物をメタノール(25ml)で希釈し、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)、クロマトグラフィー(Reprosil Chiral NR、エタノール/ヘプタン=40:60)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(7mg、10%)。MS:m/z=505.3[M+H]
【0136】
実施例10b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化90】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例10a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(11mg、16%)。MS:m/z=505.3[M+H]
【0137】
実施例11a
8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化91】
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【0138】
a) 2−ブロモ−8−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化92】
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100mLの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(1.8g、8.05mmol、当量:1.5)及び亜硝酸tert−ブチル(831mg、957μl、8.05mmol)を、アセトニトリル(60ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、8−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1202616−64−5、1.29g、5.37mmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、水25mlに注いだ。混合物を塩酸(2N)で酸性化し、酢酸エチル(5×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(555mg、34%)。MS:m/z=304.0及び306.0[M+H]
【0139】
b) 8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化93】
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10mLのマイクロ波バイアルに、ジオキサン(5ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(100mg、448μmol)、2−ブロモ−8−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(136mg、448μmol)、キサントホス(41.5mg、71.6μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(37.1mg、35.8μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(90.4mg、940μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/2ml)でのトリチュレーションは、標記化合物を固体として生成した(142mg、71%)。MS:m/z=447.3[M+H]
【0140】
c) 8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化94】
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25mLの丸底フラスコ中で、8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(130mg、291μmol)、マグネシウム(56.6mg、2.33mmol)及びヨウ素(739μg、2.91μmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、褐色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。ヨウ素(739μg、2.91μmol)を再び加え、撹拌を80℃で1時間続けた。反応混合物を室温に冷やし、メタノール(20ml)を加え、混合物を焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/2ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(68mg、52%)。MS:m/z=451.2[M+H]
【0141】
実施例11b
(+)−8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化95】
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ラセミの8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例11a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィー及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/1ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(27mg、46%)。MS:m/z=451.3[M+H]
【0142】
実施例11c
(−)−8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化96】
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ラセミの8−(4−メトキシフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例11a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィー及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/1ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(23mg、39%)。MS:m/z=451.3[M+H]
【0143】
実施例12a
(+)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化97】
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【0144】
a) 8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化98】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(16ml)中の2−ブロモ−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(CAS 1314787−75−1、677mg、1.88mmol)、tert−ブチル ((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(420mg、1.88mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(380mg、3.95mmol)、キサントホス(179mg、301μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(159mg、150μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(630mg、67%)。MS:m/z=503.2[M+H]
【0145】
b) 8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化99】
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100mlの丸底フラスコ中で、8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(545mg、1.08mmol)、ヨウ素(2.75mg、10.8μmol)及びマグネシウム(211mg、8.68mmol)を、メタノール(30ml)及びテトラヒドロフラン(15ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で24時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=60:40〜100:0)は、標記化合物を明黄色の油状物として生成した(310mg、51%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0146】
c) (+)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化100】
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ラセミの8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例12a−b)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(112mg、36%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0147】
実施例12b
(−)−8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化101】
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ラセミの8−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例12a−b)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(68mg、22%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0148】
実施例13a
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化102】
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【0149】
a) 8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化103】
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150mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.5g、7.04mmol)、(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボロン酸(1.24g、7.04mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を合わせた。混合物をジオキサン(60ml)及び水(6ml)に溶解した。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加え、混合物を100℃で2時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.2g、58%)。MS:m/z=265.2[M+H]
【0150】
b) 2−ブロモ−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化104】
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100mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(632mg、728μl、6.13mmol)及び臭化銅(II)(1.37g、6.13mmol)を、アセトニトリル(34ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.20g、4.09mmol)を加えた。混合物を80℃で2時間加熱し、次に室温に冷やした。反応混合物を真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)は、標記化合物を白色の固体として生成した(640mg、48%)。MS:m/z=328.0及び330.0[M+H]
【0151】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化105】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(4ml)中の2−ブロモ−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(118mg、358μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg、358μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(72.3mg、752μmol)、キサントホス(34.2mg、57.3μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(30.3mg、28.7μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(125mg、73%)。MS:m/z=471.3[M+H]
【0152】
d) (−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化106】
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50mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(115mg、244μmol)、ヨウ素(620μg、2.44μmol)及びマグネシウム(47.5mg、1.96mmol)を、メタノール(12ml)及びテトラヒドロフラン(6ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で14時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。粗物質をクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ジクロロメタン/メタノール=100:0〜85:0)により精製して、ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンを、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)により更に処理して、標記化合物を白色の固体として生成した(25.2mg、22%)。MS:m/z=475.3[M+H]
【0153】
実施例13b
(+)−(N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化107】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例13a)のエナンチオマーの、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)での分離は、標記化合物を白色の固体として生成した(22.2mg、19%)。MS:m/z=475.3[M+H]
【0154】
実施例14a
(+)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化108】
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【0155】
a) 8−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルアミン
【化109】
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150mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1g、4.69mmol)、(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(976mg、4.69mmol)及び炭酸セシウム(3.06g、9.39mmol)を、ジオキサン(50ml)及び水(5ml)と合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(343mg、469μmol)を加えた。反応混合物を、100℃で3時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.24g、89%)。MS:m/z=297.1[M+H]
【0156】
b) 2−ブロモ−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化110】
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100mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(647mg、746μl、6.28mmol)及び臭化銅(II)(1.4g、6.28mmol)を、アセトニトリル(30ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.24g、4.19mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜40:60)は、標記化合物を白色の固体として生成した(1.27g、84%)。MS:m/z=360.1及び362.1[M+H]
【0157】
c) 8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化111】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(3ml)中の2−ブロモ−8−(4−(トリフルオロ−2−ブロモ−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(88.7mg、246μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(55mg、246μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(49.7mg、517μmol)、キサントホス(23.5mg、39.4μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(20.8mg、19.7μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(88mg、71%)。MS:m/z=603.3[M+H]
【0158】
d) 8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化112】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(82mg、163μmol)、マグネシウム(31.7mg、1.31mmol)及びヨウ素(414μg、1.63μmol)を、メタノール(8ml)及びテトラヒドロフラン(4ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、10g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(82mg、99%)。MS:m/z=507.3[M+H]
【0159】
e) (+)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化113】
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ラセミの8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例14a−d)のエナンチオマーの、Reprosil Chiral-AM(エタノール/ヘプタン=30:70)での分離は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(16.3mg、20%)。MS:m/z=507.3[M+H]
【0160】
実施例14b
(−)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化114】
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ラセミの8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例14a−d)のエナンチオマーの、Reprosil Chiral-AM(エタノール/ヘプタン=30:70)での分離は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(16.4mg、20%)。MS:m/z=507.3[M+H]
【0161】
実施例15a
(+)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化115】
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【0162】
a) 8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化116】
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アセトニトリル(10ml)に溶解した臭化銅(II)(406mg、1.82mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(187mg、216μl、1.82mmol)の溶液を、60℃に加熱し、8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1369174−82−2、420mg、1.65mmol)を少量ずつ加えた。添加完了後、反応混合物を75℃で2時間加熱した。再び、臭化銅(II)(406mg、1.82mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(187mg、216μl、1.82mmol)を加え、撹拌を75℃で1時間続けた。ジクロロメタンでの抽出及びクロマトグラフィー(シリカゲル、70g、メタノール(10%アンモニア)/ジクロロメタン=0:100〜15/85)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(320mg、61%)。MS:m/z=318.0及び320.1[M+H]
【0163】
b) 8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化117】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(4ml)中の8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンa]ピリジン(114mg、358μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg、358μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(72.3mg、752μmol)、キサントホス(34.2mg、57.3μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(30.3mg、28.7μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(120mg、73%)。MS:m/z=461.3[M+H]
【0164】
c) 8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化118】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(113mg、245μmol)、ヨウ素(623μg、2.45μmol)及びマグネシウム(47.7mg、1.96mmol)を、メタノール(12ml)及びテトラヒドロフラン(6ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で14時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ジクロロメタン/メタノール=100:0〜85:15)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(110mg、97%)。MS:m/z=465.3[M+H]
【0165】
d) (+)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化119】
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ラセミの8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例15a−c)の、Chiralpak AD(イソプロパノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(30.9mg、28%)。MS:m/z=465.3[M+H]
【0166】
実施例15b
(−)−8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化120】
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ラセミの8−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例15a−c)の、Chiralpak AD(イソプロパノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(19.6mg、18%)。MS:m/z=465.3[M+H]
【0167】
実施例16a
8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化121】
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【0168】
a) 8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化122】
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150mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(70ml)及び水(7ml)中、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.50g、7.04mmol)、(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(1.46g、7.04mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加えた。反応混合物を100℃で3時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.69g、81%)。MS:m/z=297.1[M+H]
【0169】
b) 2−ブロモ−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化123】
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150mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(882mg、1.02ml、8.56mmol)及び臭化銅(II)(1.91g、8.56mmol)を、アセトニトリル(60ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.69g、5.71mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.84g、90%)。MS:m/z=362.1及び362.1[M+H]
【0170】
c) 8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化124】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(4ml)中の2−ブロモ−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(129mg、358μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg、358μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(72.3mg、752μmol)、キサントホス(34.2mg、57.3μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(30.3mg、28.7μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を褐色の固体として生成した(120mg、67%)。MS:m/z=503.3[M+H]
【0171】
d) 8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化125】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(120mg、239μmol)、ヨウ素(606μg、2.39μmol)及びマグネシウム(46.4mg、1.91mmol)を、メタノール(12ml)及びテトラヒドロフラン(6ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で14時間加熱した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=60:40〜100:0)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(80mg、66%)。MS:m/z=507.3[M+H]
【0172】
実施例16b
(+)−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化126】
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ラセミの8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例16a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=30:70)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(29.7mg、40%)。MS:m/z=507.3[M+H]
【0173】
実施例16c
(−)−8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化127】
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ラセミの8−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例16a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=30:70)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(28.2mg、38%)。MS:m/z=507.3[M+H]
【0174】
実施例17
N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化128】
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【0175】
a) 8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化129】
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100mLの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(775mg、3.64mmol)、炭酸セシウム(2.37g、7.27mmol)及び(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)ボロン酸(800mg、3.64mmol)を、ジオキサン(45ml)及び水(4.5ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(266mg、364μmol)を加え、反応混合物を80℃で3時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(690mg、62%)。MS:m/z=309.1[M+H]
【0176】
b) 2−ブロモ−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化130】
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100mLの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(739mg、3.31mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(341mg、393μl、3.31mmol)を、アセトニトリル(35ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(680mg、2.21mmol)を加えた。反応混合物を80℃で加熱し、2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷やし、水25mlに注ぎ、塩酸(2N)で酸性化して、酢酸エチル(5×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(533mg、65%)。MS:m/z=372.1及び374.1[M+H]
【0177】
c) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化131】
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10mLのマイクロ波バイアルに、ジオキサン(5ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(100mg、448μmol)、2−ブロモ−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(167mg、448μmol)、キサントホス(41.5mg、71.6μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(37.1mg、35.8μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(90.4mg、940μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(35mg、15%)。MS:m/z=515.3[M+H]
【0178】
d) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化132】
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10mLの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(30mg、58.3μmol)、マグネシウム(11.3mg、466μmol)及びヨウ素(148μg、0.583μmol)を、メタノール(5ml)及びテトラヒドロフラン(2.5ml)と合わせて、暗赤色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。ヨウ素(148μg、0.583μmol)を再び加え、撹拌を1時間続けた。マグネシウム(11.3mg、466μmol)及びヨウ素(148μg、0.583μmol)を再び加え、撹拌を80℃で一晩続けた。反応混合物を室温に冷やし、メタノール(10ml)を加え、混合物を焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)及び分取HPLC(Gemini NX 3u、50×4.6mm、アセトニトリル/ギ酸(水中0.05%)=90.9:9.1)は、標記化合物をオフホワイトの泡状物として生成した(3mg、10%)。MS:m/z=519.3(30%)[M+H]
【0179】
実施例18a
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化133】
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【0180】
a) 8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化134】
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100mLの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.02g、4.81mmol)、炭酸セシウム(3.13g、9.62mmol)及び(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(1.0g、4.81mmol)を、ジオキサン(50ml)及び水(5ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(352mg、481μmol)を加え、反応混合物を80℃で3時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(115mg、8.0%)。MS:m/z=297.1[M+H]
【0181】
b) 2−ブロモ−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化135】
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25mLの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(124mg、557μmol)及び亜硝酸tert−ブチル(57.4mg、66.2μl、557μmol)を、アセトニトリル(6ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(110mg、371μmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、水25mlに注ぎ、塩酸(2N)で酸性化し、酢酸エチル(5×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(114mg、85%)。MS:m/z=360.0及び362.0[M+H]
【0182】
c) 8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化136】
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10mLのマイクロ波バイアルに、ジオキサン(6ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(68.2mg、305μmol)、2−ブロモ−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(110mg、305μmol)、キサントホス(28.3mg、48.9μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(25.3mg、24.4μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(61.6mg、641μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(61mg、40%)。MS:m/z=503.2[M+H]
【0183】
d) 8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化137】
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25mLの丸底フラスコ中で、8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(56mg、111μmol)、マグネシウム(21.7mg、891μmol)及びヨウ素(283μg、1.11μmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、暗赤色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃に加熱し、2時間撹拌した。ヨウ素(283μg、1.11μmol)を再び加え、撹拌を80℃で一晩続けた。反応混合物を室温に冷やし、メタノール(10ml)を加え、混合物を焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を生成した(55mg、97%)。MS:m/z=505.3[M+H]
【0184】
実施例18b
(+)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化138】
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ラセミの8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例18a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィー及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/2ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(10mg、18%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0185】
実施例18c
(−)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化139】
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ラセミの8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例18a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィー及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/2ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(11mg、20%)。MS:m/z=505.3[M−H]
【0186】
実施例19a
(+)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化140】
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【0187】
a) 8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化141】
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150mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(70ml)及び水(7ml)中、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.5g、7.04mmol)、2−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.9g、7.04mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加えた。反応混合物を、100℃で10時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.77g、91%)。MS:m/z=277.2[M+H]
【0188】
b) 2−ブロモ−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化142】
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150mlの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(2.15g、9.61mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(991mg、1.14ml、9.61mmol)を、アセトニトリル(70ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.77g、6.41mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.70g、78%)。MS:m/z=340.0及び342.0[M+H]
【0189】
c) 8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化143】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(5ml)中の2−ブロモ−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(129mg、381μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(85mg、381μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(76.8mg、799μmol)、キサントホス(36.3mg、60.9μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(32.2mg、30.4μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で35分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(89mg、49%)。MS:m/z=483.2[M+H]
【0190】
d) 8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化144】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(84mg、174μmol)、ヨウ素(442μg、1.74μmol)及びマグネシウム(33.8mg、1.39mmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で14時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/メタノール=100:0〜80:20)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(63mg、67%)。MS:m/z=487.3[M+H]
【0191】
e) (+)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化145】
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ラセミの8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例19a−d)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=30:70)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(18.5mg、33%)。MS:m/z=487.3[M+H]
【0192】
実施例19b
(−)−8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化146】
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ラセミの8−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例19a−d)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=30:70)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(19.5mg、34%)。MS:m/z=487.3[M+H]
【0193】
実施例20a
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化147】
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【0194】
a) 8−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化148】
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150mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(50ml)及び水(5ml)中、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.12g、5.27mmol)、2−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.34g、5.27mmol)及び炭酸セシウム(3.44g、10.5mmol)を合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(386mg、527μmol)を加えた。反応混合物を、100℃で10時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(690mg、50%)。MS:m/z=261.2[M+H]
【0195】
b) 2−ブロモ−8−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化149】
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150mlの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(888mg、3.98mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(410mg、472μl、3.98mmol)を、アセトニトリル(50ml)と合わせた。反応混合物を60℃に加熱し、8−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(690mg、2.65mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(660mg、77%)。MS:m/z=324.0及び326.0[M+H]
【0196】
c) 8−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化150】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(5ml)中の2−ブロモ−8−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(123mg、381μmol)、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(85mg、381μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(76.8mg、799μmol)、キサントホス(36.3mg、60.9μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(32.2mg、30.4μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で35分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(125mg、70%)。MS:m/z=467.2[M+H]
【0197】
d) N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化151】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(120mg、257μmol)、ヨウ素(653μg、2.57μmol)及びマグネシウム(50mg、2.06mmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃で14時間加熱した。質量分光分析は、2つのフルオロ原子が反応の間で失われたことを示した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=60:40〜100:0)は、標記化合物を橙色の固体として生成した(85mg、68%)。MS:m/z=435.3[M+H]
【0198】
e) (−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化152】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例20a−d)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(26mg、31%)。MS:m/z=435.3[M+H]
【0199】
実施例20b
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化153】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(p−トリル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例20a−d)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(22mg、23%)。MS:m/z=435.3[M+H]
【0200】
実施例21a
(−)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化154】
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【0201】
a) 8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化155】
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100mLの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1g、4.69mmol)、炭酸セシウム(3.06g、9.39mmol)及び(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(1.14g、5.16mmol)を、ジオキサン(50ml)及び水(5ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(343mg、469μmol)を加え、反応混合物を80℃に加熱し、3時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.24g、86%)。MS:m/z=309.1[M+H]
【0202】
b) 2−ブロモ−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化156】
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100mLの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(1.09g、4.87mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(502mg、578μl、4.87mmol)を、アセトニトリル(50ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。溶液を60℃に加熱した。次に、8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.00g、3.24mmol)を加え、反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、水25mlに注ぎ、塩酸(2N)で酸性化して、酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.05g、87%)。MS:m/z=372.0及び374.0[M+H]
【0203】
c) 8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化157】
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マイクロ波バイアルに、ジオキサン(20ml)中の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(240mg、1.07mmol)、2−ブロモ−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(400mg、1.07mmol)、キサントホス(99.5mg、172μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(89mg、86μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(217mg、2.26mmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(348mg、63%)。MS:m/z=515.2[M+H]
【0204】
d) (−)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化158】
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100mLの丸底フラスコ中で、8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(310mg、602μmol)、マグネシウム(117mg、4.82mmol)及びヨウ素(1.53mg、6.02μmol)を、メタノール(50ml)及びテトラヒドロフラン(25ml)と合わせて、明褐色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。ヨウ素(1.53mg、6.02μmol)を再び加え、撹拌を1時間続けた。反応混合物を室温に冷やし、メタノール(20ml)を加えて、混合物を焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)及びラセミの8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンをクロマトグラフィー(ChiralPak AD、エタノール/ヘプタン=40:60)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(70mg、22%)。MS:m/z=519.2[M+H]
【0205】
実施例21b
(+)−8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化159】
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ラセミの8−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例21a、ChiralPak AD、エタノール/ヘプタン=40:60)のクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(64mg、21%)。MS:m/z=519.2[M+H]
【0206】
実施例22a
8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化160】
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【0207】
a) 8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化161】
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150mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(70ml)及び水(7ml)中、8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.5g、7.04mmol)、(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(2.2g、10.6mmol)及び炭酸セシウム(4.59g、14.1mmol)を合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(515mg、704μmol)を加えた。反応混合物を、100℃で12時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(600mg、29%)。MS:m/z=297.1[M+H]
【0208】
b) 2−ブロモ−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化162】
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100mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(313mg、361μl、3.04mmol)及び臭化銅(II)(679mg、3.04mmol)を、アセトニトリル(30ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(600mg、2.03mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、真空下で濃縮した。塩酸(1N、25ml)を加え、反応混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜100:0)は、標記化合物を白色の固体として生成した(0.66g、91%)。MS:m/z=360.0及び362.0[M+H]
【0209】
c) 8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化163】
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10mLのマイクロ波バイアルに、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(150mg、672μmol)、2−ブロモ−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(242mg、672μmol)、キサントホス(62.2mg、107μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(55.6mg、53.7μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(136mg、1.41mmol)を、ジオキサン(6ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物を褐色の油状物として生成した(170mg、50%)。MS:m/z=503.2[M+H]
【0210】
d) 8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化164】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(165mg、328μmol)、ヨウ素(833μg、3.28μmol)及びマグネシウム(63.8mg、2.63mmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。反応混合物を80℃に加熱し、14時間撹拌した。混合物を室温に冷やし、焼結ガラスで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(110mg、66%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0211】
実施例22b
(+)−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化165】
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ラセミの8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例22a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として生成した(39.2mg、38%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0212】
実施例22c
(−)−8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化166】
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ラセミの8−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例22a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として生成した(37.4mg、36%)。MS:m/z=507.2[M+H]
【0213】
実施例23a
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化167】
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【0214】
a) 2−ブロモ−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化168】
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50mLの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(549mg、633μl、5.33mmol)及び臭化銅(II)(1.19g、5.33mmol)を、アセトニトリル(25ml)と合わせて、暗褐色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1262197−62−5、860mg、3.55mmol)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱した。混合物を室温に冷やし、一晩撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(943mg、87%)。MS:m/z=306.0及び308.0[M+H]
【0215】
b) 8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化169】
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10mlのマイクロ波バイアル中で、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(200mg、896μmol)、2−ブロモ−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(274mg、896μmol)、キサントホス(82.9mg、143μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(74.2mg、71.6μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(181mg、1.88mmol)を、ジオキサン(20ml)と合わせた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(277mg、69%)。MS:m/z=449.2[M+H]
【0216】
c) 8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化170】
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50mLの丸底フラスコ中で、8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(240mg、535μmol)、マグネシウム(104mg、4.28mmol)及びヨウ素(13.6mg、53.5μmol)を、メタノール(20ml)及びテトラヒドロフラン(10ml)と合わせて、明褐色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。ヨウ素(13.6mg、53.5μmol)及びマグネシウム(104mg、4.28mmol)を再び加え、反応物を80℃で1日撹拌した。混合物を室温に冷やし、濾過した。マグネシウム(104mg、4.28mmol)及びヨウ素(13.6mg、53.5μmol)を再び加えた。反応物を80℃に加熱し、1日間撹拌した。反応物を室温に冷やし、濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=65:35〜100:0)は、標記化合物を橙色の固体として生成した(111mg、41%)。MS:m/z=453.2[M+H]
【0217】
実施例23b
(−)−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化171】
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ラセミの8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例23a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(21.3mg、43%)。MS:m/z=453.3[M+H]
【0218】
実施例23c
(+)−8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化172】
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ラセミの8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例23a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(21.3mg、43%)。MS:m/z=453.3[M+H]
【0219】
実施例24
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化173】
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【0220】
a) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化174】
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マイクロ波バイアル中で、(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(CAS 1310381−28−2、1.1g、4.88mmol)、2−ブロモ−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.6g、4.88mmol)、キサントホス(451mg、780μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(404mg、390μmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(984mg、10.2mmol)を、ジオキサン(40ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜70:30)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.48g、64%)。MS:m/z=474.2[M+H]
【0221】
b) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化175】
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500mLの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(1.47g、3.1mmol)、マグネシウム(604mg、24.8mmol)及びヨウ素(7.88mg、31μmol)を、メタノール(200ml)及びテトラヒドロフラン(100ml)と合わせて、褐色の懸濁液を与えた。反応混合物を60℃で2時間加熱した。クロマトグラフィー(Si−アミン(Silicycle FLH-R52030B)、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明黄色の泡状物として生成した(1.36g、92%)。MS:m/z=478.3[M+H]
【0222】
c) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化176】
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150mLの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(1.35g、2.83mmol)を、ジクロロメタン(100ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(4.64g、3.14ml、40.7mmol)を加え、撹拌を室温で2時間続けた。反応混合物を水15mlに注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化して、ジクロロメタン(5×100ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去して、標記化合物を明褐色の固体として生成した(915mg、86%)。MS:m/z=378.2[M+H]
【0223】
d) (8−エンド)−8−((8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化177】
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100mLの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(915mg、2.42mmol)及び重炭酸ナトリウム(224mg、2.67mmol)を、エタノール(35ml)と合わせて、明褐色の懸濁液を与えた。臭化シアン(282mg、2.67mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。反応混合物を焼結ガラスで濾過し、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物(MS:m/z=403.2[M+H])を明褐色の固体として生成し、これを更に精製することなく次の工程に用いた。
【0224】
e) (−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化178】
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100mLの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−8−((8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(976mg、2.43mmol)を、エタノール(47ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(216mg、2.91mmol)を、次いでエタノール(5ml)中の塩化亜鉛(397mg、2.91mmol、真空下で乾燥及び加熱)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次に塩酸(606μl、7.28mmol)を加えた。混合物を60℃で5時間加熱した。反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液50mlに注いだ。ジクロロメタン(5×100ml)での抽出及びクロマトグラフィー(Si−アミン、80g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンを生成した。HPLC(Chiralpeak AD。ヘプタン/イソプロパノール=60:40)及びジエチルエーテル/ペンタン(1ml/2ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として(272mg、24%)、MS:m/z=460.3[M+H]、及び対応するエナンチオマー(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(224mg、20%)をオフホワイトの固体として生成した(MS:m/z=460.3[M+H])。
【0225】
実施例25a
8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化179】
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【0226】
a) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化180】
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20mlのマイクロ波バイアルに、ジオキサン(12ml)中の(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(250mg、1.1mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(319mg、3.31mmol)及び2−ブロモ−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(438mg、1.22mmol)を加えた。キサントホス(102mg、177μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(91.5mg、88.4μmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜100:0)は、標記化合物を橙色の泡状物として生成した(454mg、81%)。MS:m/z=506.2[M+H]
【0227】
b) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化181】
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25mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(456mg、902μmol)を、ジクロロメタン(10ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(1.03g、695μl、9.02mmol)を加え、撹拌を室温で3時間続けた。反応混合物を水15mlに注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液(2N)で塩基性化して、ジクロロメタン(5×25ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明褐色の固体として生成した(365mg、定量)。MS:m/z=406.2[M+H]
【0228】
c) (8−エンド)−8−((8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化182】
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25mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(360mg、888μmol)及び重炭酸ナトリウム(82.1mg、977μmol)を、エタノール(10ml)と合わせて、明褐色の懸濁液を与えた。臭化シアン(103mg、977μmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。反応混合物を焼結ガラスで濾過し、有機相を濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明褐色の固体として生成した(379mg、定量)。MS:m/z=431.2[M+H]
【0229】
d) 8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化183】
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25mLの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−8−((8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(375mg、871μmol)を、エタノール(15ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(77.5mg、1.05mmol)、次いでエタノール(1ml)中の塩化亜鉛(142mg、1.05mmol、HV下で乾燥及び加熱)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次に塩酸(218μl、2.61mmol)を加えた。反応混合物を60℃で5時間加熱した。反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸水溶液10mlに注いで、ジクロロメタン(5×25ml)で抽出した。クロマトグラフィー(Si−アミン、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(276mg、65%)。MS:m/z=488.2[M+H]
【0230】
e) 8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化184】
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25mlの丸底フラスコ中で、8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(265mg、544μmol)、マグネシウム(106mg、4.35mmol)及びヨウ素(1.38mg、5.44μmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、暗赤色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。ヨウ素(1.38mg、5.44μmol)を再び加え、撹拌を80℃で一晩続けた。クロマトグラフィー(Si−アミン、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(124mg、46%)。MS:m/z=492.2[M+H]
【0231】
実施例25b
(−)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化185】
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ラセミの8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例25a)の、真空下でReprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィー及びジエチルエーテル/ペンタン(0.5ml/1ml)でのトリチュレーションは、標記化合物をオフホワイトの固体として(36mg、30%)、MS:m/z=492.2[M+H]、対応するエナンチオマー(+)−8−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(44mg、37%)と共にオフホワイトの固体として生成した(MS:m/z=492.3[M+H])。
【0232】
実施例26a
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化186】
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【0233】
a) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化187】
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ジメチルスルホキシド(20ml)中の8−ブロモ−2−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(CAS 1257705−04−6、800mg、3.44mmol)及び(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(857mg、3.79mmol)の溶液に、フッ化セシウム(4.18g、27.5mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中で、130℃で4日間撹拌した。ジエチルエーテル及び水を加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させて、蒸発させた。粗物質をクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)により精製して、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.73g、定量)。MS:m/z=422.1及び424.1[M+H]
【0234】
b) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化188】
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250mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(1.73g、3.69mmol)を、ジクロロメタン(100ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(4.2g、2.84ml、36.9mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。反応混合物を水100mlに注ぎ,水酸化ナトリウム水溶液(4N、30ml)で塩基性化し、ジクロロメタン(3×100ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.18g、99%)。MS:m/z=322.0及び324.0[M+H]
【0235】
c) (8−エンド)−8−((8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化189】
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50mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.17g、3.63mmol)及び重炭酸ナトリウム(336mg、3.99mmol)を、エタノール(27ml)と合わせて、白色の懸濁液を与えた。臭化シアン(423mg、3.99mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。クロマトグラフィー(Si−アミン、50g、酢酸エチル/ヘプタン=60:40〜100:0)は、標記化合物を白色の固体として生成した(1.12g、89%)。MS:m/z=347.0及び349.0[M+H]
【0236】
d) 8−ブロモ−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化190】
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50mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−8−((8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(1.124g、3.24mmol)を、エタノール(25ml)と合わせた。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(288mg、3.88mmol)、次いでエタノール(0.5ml)中の塩化亜鉛(529mg、3.88mmol、HV下で乾燥及び加熱)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。塩酸(809μl、9.71mmol)を加えた。反応混合物を60℃で5時間加熱し、次に真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル(100ml)及び20ml飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20ml)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、酢酸エチル/メタノール=90:10)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.25g、96%)。MS:m/z=404.1及び406.1[M+H]
【0237】
e) N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化191】
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100mlの丸底フラスコ中で、ジオキサン(40ml)及び水(4ml)中の8−ブロモ−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(150mg、371μmol)、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(84.6mg、445μmol)及び炭酸セシウム(242mg、742μmol)を合わせて、無色の溶液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(27.1mg、37.1μmol)を加えた。反応混合物を100℃で12時間撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=40:60〜100:0)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(125mg、72%)。MS:m/z=470.2[M+H]
【0238】
f) N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化192】
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25mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(145mg、309μmol)、マグネシウム(60.1mg、2.47mmol)及びヨウ素(784μg、3.09μmol)を、メタノール(10ml)及びテトラヒドロフラン(5ml)と合わせて、褐色の懸濁液を与えた。反応混合物を80℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(51mg、35%)。MS:m/z=474.2[M+H]
【0239】
実施例26b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化193】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例26a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として(12mg、26%)、MS:m/z=474.2[M+H]、及びエナンチオマー(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンをオフホワイトの固体として生成した(14mg、30%)、(MS:m/z=474.3[M+H])。
【0240】
実施例27a
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化194】
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【0241】
a) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化195】
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ジオキサン(8ml)中の(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(240mg、1.06mmol)の溶液に、2−ブロモ−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(382mg、1.06mmol)を加えた。ナトリウム tert−ブトキシド(306mg、3.18mmol)、キサントホス(98.2mg、170μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(87.8mg、84.8μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜50:50)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(374mg、70%)。MS:m/z=506.3[M+H]
【0242】
b) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化196】
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(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(371mg、734μmol)を、メタノール(6ml)及びテトラヒドロフラン(3ml)に溶解して、黄色の溶液を与えた。マグネシウム(143mg、5.87mmol)及びヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。マグネシウム(70mg、2.92mmol)及びヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で4時間撹拌した。再び、ヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。マグネシウム(30mg、1.25mmol)及びヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。そして、撹拌を80℃で20時間続けた。灰色の懸濁液を、dicaliteで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、100g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜0:100)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(177mg、47%)。MS:m/z=510.4[M+H]
【0243】
c) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化197】
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(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(177mg、347μmol)を、ジクロロメタン(4ml)に溶解した。トリフルオロ酢酸(396mg、268μl、3.47mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ジクロロメタン/メタノール=100:0〜90:10)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(140mg、98%)。MS:m/z=410.2[M+H]
【0244】
d) (8−エンド)−8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化198】
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エタノール(3ml)中のN−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(140mg、342μmol)の溶液に、重炭酸ナトリウム(31.6mg、376μmol)及び臭化シアン(41.1mg、376μmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜0:100)は、標記化合物を黄色の油状物として生成した(130mg、88%)。MS:m/z=435.3[M+H]
【0245】
e) 8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化199】
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(8−エンド)−8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(130mg、299μmol)を、エタノール(6ml)に溶解し、N−ヒドロキシアセトイミドアミド(27.1mg、359μmol)を加えた。次に、エタノール(1ml)中の塩化亜鉛(49.9mg、359μmol、真空下で乾燥及び加熱)の溶液を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。21.5時間後、塩酸(37%、74.8μl、898μmol)を加えた。反応混合物を65℃で撹拌した。粗反応混合物を真空下で濃縮した。残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液2mlに取り、酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。RP−HPLC(Gemini NX 3u、アセトニトリル/トリエチルアミン=98:2)は、標記化合物を明黄色のロウ状の固体として生成した(54mg、95%)。MS:m/z=492.2[M+H]
【0246】
実施例27b
(−)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化200】
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ラセミの8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例27a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=20:80)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として(23mg、43%)、MS:m/z=492.3[M+H]、及び対応するエナンチオマー(+)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンを白色の固体として生成した(23mg、43%)、(MS:m/z=492.3[M+H])。
【0247】
実施例28a
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化201】
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【0248】
a) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化202】
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マイクロ波バイアル中で、(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(350mg、1.55mmol)、2−ブロモ−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(609mg、1.7mmol)及びナトリウムtert−ブチラート(446mg、4.64mmol)を、ジオキサン(12ml)に溶解した。キサントホス(143mg、247μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(128mg、124μmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波中で145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜60:40)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(547mg、70%)。MS:m/z=504.3[M+H]
【0249】
b) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化203】
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ジクロロメタン(10ml)中の(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(543mg、1.08mmol)の黄色の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.23g、831μl、10.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。クロマトグラフィー(Si−アミン、50g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜40:60)は、標記化合物を明黄色の液体として生成した(365mg、84%)。MS:m/z=404.2[M+H]
【0250】
c) (8−エンド)−8−((8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化204】
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N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(362mg、897μmol)を、エタノール(4ml)に溶解した。重炭酸ナトリウム(82.9mg、987μmol1)及び臭化シアン(108mg、987μmol)を加えた。反応混合物をアルゴン下、室温で一晩撹拌した。イオン)。臭化シアン(29.5mg)及び重炭酸ナトリウム(22.6mg)を加え、撹拌を室温で2時間続けた。クロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜50:50)は、標記化合物を白色の泡状物として生成した(336mg、87%)。MS:m/z=429.1[M+H]
【0251】
d) N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化205】
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(8−エンド)−8−((8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(274mg、640μmol)を、エタノール(4ml)に溶解した。(Z)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(59.8mg、767μmol)を加えた。エタノール(1ml)に溶解した塩化亜鉛(107mg、767μmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。(Z)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(15mg、192μmol、当量:0.3)及び塩化亜鉛(26.7mg、192μmol)を加えた。塩酸(160μl、1.92mmol)を加えた。反応混合物を60℃で6時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル15ml及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液5mlで希釈した。酢酸エチルでの抽出及びクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜30:70)は、標記化合物を白色の固体として生成した(250mg、81%)。MS:m/z=486.3[M+H]
【0252】
e) N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化206】
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N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(285mg、587μmol)を、メタノール(8ml)及びテトラヒドロフラン(4ml)に溶解した。マグネシウム(114mg、4.7mmol)及びヨウ素(1.49mg、5.87μmol)を加えた。明褐色の反応混合物を80℃で4時間撹拌した。マグネシウム(57mg)及びヨウ素(2mg)を加えた。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。クロマトグラフィー(Si−アミン、50g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜60:40)は、標記化合物を白色の固体として生成した(220mg、77%)。MS:m/z=490.4[M+H]
【0253】
実施例28b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化207】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例29a)のChiralpak AD(エタノール/ヘプタン=40:60)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として(57mg、26%)、MS:m/z=490.3[M+H]、及び対応するエナンチオマー(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンを白色の固体として生成した(80mg、36%)、(MS:m/z=490.3[M+H])。
【0254】
実施例29a
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化208】
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【0255】
a) エチル−N−[[3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]カルバノチオイル(carbamothioyl)]カルバマート
【化209】
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100mlの丸底フラスコ中で、3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(CAS 1214361−39−3、5.00g、20.7mmol)及びO−エチル−カルボンイソチオシアナチダート(carbonisothiocyanatidate)(2.99g、22.8mmol)を、ジオキサン(55ml)と合わせて、黄色の溶液を与えた。反応混合物を室温で5分間撹拌した。次に、反応物を70℃で1時間加熱した。次に、反応物を100℃に加熱し、3時間撹拌した。反応物を、一晩撹拌しながら室温まで放冷した。粗反応混合物を濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明黄色の固体として生成した(5.89g、76%)。MS:m/z=372.0及び374.0[M+H]
【0256】
b) 8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化210】
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150mlの丸底フラスコ中で、ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.5g、79.1mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(6.14g、8.29ml、47.5mmol)を、メタノール(40ml)及びエタノール(40ml)と合わせて、白色の懸濁液を与えた。エチル N−[[3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバマート(5.89g、15.8mmol)を加え、反応物を室温で1.5時間撹拌した。次に、反応物を50℃に加熱し、一晩撹拌した。粗反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(150ml)に注ぎ、ジクロロメタン(3×250ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、210g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜50:50)は、標記化合物を白色の固体として生成した(3.27g、74%)。MS:m/z=281.0及び283.0[M+H]
【0257】
c) 5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化211】
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50mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.00g、3.56mmol)、(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボロン酸(626mg、3.56mmol)及び炭酸セシウム(2.32g、7.12mmol)を、ジオキサン(30ml)と合わせて、橙色の懸濁液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(260mg、356μmol)を加え、反応混合物を80℃で15時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(629mg、53%)。MS:m/z=333.1[M+H]
【0258】
d) 2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化212】
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100mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(291mg、335μl、2.82mmol)及び臭化銅(II)(629mg、2.82mmol)を、アセトニトリル(50ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(624mg、1.88mmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷やし、水25mlに注ぎ、塩酸(2N)で酸性化して、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(676mg、91%)。MS:m/z=396.0及び398.0[M+H]
【0259】
e) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化213】
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20mlのマイクロ波バイアルに、(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(383mg、1.69mmol)、キサントホス(157mg、271μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(140mg、135μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(341mg、3.55mmol)を、ジオキサン(15ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜70:30)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(765mg、85%)。MS:m/z=540.3[M−H]
【0260】
f) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化214】
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エタノール(20ml)中の(8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(758mg、1.4mmol)とPd/C(41.4mg、389μmol)の懸濁液を、水素雰囲気下、80℃及び80バールで18時間水素化した。MS及びLCMSは、BOCなしでSMのみを示した。粗反応混合物を濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明褐色の固体として生成した(618mg、定量)。MS:m/z=442.2[M+H]
【0261】
g) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化215】
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エタノール(10ml)中のN−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(486mg、1.1mmol)及びPd/C(117mg、1.1mmol)の懸濁液を、水素雰囲気下、80℃及び80バールで18時間水素化した。触媒を濾別し、反応を200mg Pd/C(200mg)を用いて100℃で繰り返した。触媒を濾別し、エタノールで洗浄した。クロマトグラフィー(Si−アミン、40g、酢酸エチル/メタノール=100:0〜80:20)。画分を濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(240mg、44%)。MS:m/z=446.2[M+H]
【0262】
h) (8−エンド)−8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化216】
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25mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(236mg、530μmol)及び重炭酸ナトリウム(49mg、583μmol)を、エタノール(9ml)と合わせて、明褐色の懸濁液を与えた。臭化シアン(61.7mg、583μmol)を加え、撹拌を室温で3時間続けた。反応混合物を焼結ガラスで濾過し、真空下で濃縮して、標記化合物をオフホワイトの固体(249mg、定量)として生成し、これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS:m/z=471.2[M+H]
【0263】
i) N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化217】
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25mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(249mg、529μmol)を、エタノール(12ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(39.2mg、529μmol)、次いでエタノール(2ml)中の塩化亜鉛(86.6mg、635μmol、HV下で乾燥及び加熱)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次に塩酸(132μl、1.59mmol)を加えた。反応混合物を60℃で5時間加熱した。反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液20mlに注いで、ジクロロメタン(5×50ml)で抽出した。クロマトグラフィー(Si−アミン、80g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトのガム状物として生成した(121mg、43%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0264】
実施例29b
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化218】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例29a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=20:80)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として生成した(19.3mg、17%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0265】
実施例29c
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化219】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例29a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=20:80)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として生成した(17.1mg、15%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0266】
実施例30
8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化220】
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【0267】
a) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化221】
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25mlのマイクロ波バイアル中、ジオキサン(8ml)中の(8−エンド)−tert−ブチル 8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(240mg、1.06mmol)の溶液に、2−ブロモ−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(382mg、1.06mmol)を加えた。ナトリウム tert−ブトキシド(306mg、3.18mmol)、キサントホス(98.2mg、170μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(87.8mg、84.8μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、70g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜50:30)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(374mg、70%)。MS:m/z=506.3[M+H]
【0268】
b) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化222】
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(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(371mg、734μmol)を、メタノール(6ml)及びテトラヒドロフラン(3ml)に溶解して、黄色の溶液を与えた。マグネシウム(143mg、5.87mmol)及びヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。マグネシウム(70mg)及びヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で4時間撹拌した。ヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。マグネシウム(30mg)及びヨウ素(3.73mg、14.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で20時間撹拌した。灰色の懸濁液を、dicaliteで濾過した。クロマトグラフィー(シリカゲル、100g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜0:100)は、標記化合物を黄色の固体として生成した(177mg、47%)。MS:m/z=510.4[M+H]
【0269】
c) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化223】
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(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(17mg、33.4μmol)を、ジクロロメタン(0.3ml)に溶解した。トリフルオロ酢酸(38mg、25.7μl、334μmol)を加えた。反応混合物を15時間撹拌し、次に真空下で濃縮して、標記化合物を無色の油状物として生成した(17mg、17%)、MS:m/z=410.3[M+H]。粗生成物を精製することなく次の工程で用いた。
【0270】
d) 8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化224】
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N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(13mg、31.8μmol)を、エタノール(0.7ml)に溶解した。トリエチルアミン(16.1mg、22.1μl、159μmol)及び2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(6.21mg、38.1μmol)を加えた。反応混合物を、密閉管中で、130℃で5時間撹拌した。クロマトグラフィー(Si−アミン、80g、ヘプタン/酢酸エチル=100:0〜40:60)は、標記化合物を白色の固体として生成した(11mg、71%)。MS:m/z=492.4[M+H]
【0271】
実施例31a
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーA)
【化225】
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【0272】
a) 5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化226】
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エタノール(30ml)中の5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(2.03g、6.11mmol)、塩酸(6.11ml、6.11mmol)及びPd/C(181mg、1.7mmol)の懸濁液を、水素雰囲気下、80℃及び80バールで18時間水素化した。触媒を濾別し、反応を同じ条件下、Pd/C(500mg)で繰り返した。触媒を濾別した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液25mlに注ぎ、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.02g、50%)。MS:m/z=337.1[M+H]
【0273】
b) 2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化227】
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60℃で、アセトニトリル(100ml)中の亜硝酸tert−ブチル(469mg、541μl、4.55mmol)及び臭化銅(II)(1.02g、4.55mmol)の黒色の溶液に、5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.02g、3.03mmol)を少量ずつ加えた。添加後、反応混合物を75℃で1時間加熱した。反応混合物を真空下で濃縮し、塩酸(1M、20ml)で希釈して、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、10g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜80:20)は、標記化合物を明黄色のロウ状の固体として生成した(900mg、74%)。MS:m/z=400.1及び398.1[M−H]
【0274】
c) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化228】
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ジオキサン(5ml)中の(8−エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(100mg、442μmol)の溶液に、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(177mg、442μmol)を加えた。ジブロモ−ビス−(トリtert−ブチル)−ホスフィン−パラジウム(34.3mg、44.2μmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(87.1mg、906μmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波中、150℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明黄色のガム状物として生成した(51mg、21%)。MS:m/z=546.2[M+H]
【0275】
d) N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーA)
【化229】
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25mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(51mg、93.5μmol)を、ジクロロメタン(5ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(107mg、72μl、935μmol)を加え、撹拌を1時間続けた。粗反応混合物を水5mlに注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化して、ジクロロメタン(4×20ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残留物をエタノール(5ml)に取り、2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(15.2mg、93.5μmol)及びトリエチルアミン(37.8mg、52.1μl、374μmol)を加えた。反応混合物を130℃に加熱し、一晩撹拌した。クロマトグラフィー(Si−アミン、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物、1つの単一のジアステレオ異性体(ピークA)を、オフホワイトの固体として生成した(9mg、18%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0276】
実施例31b
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(ジアステレオマーB)
【化230】
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実施例31aでのクロマトグラフィー(Si−アミン、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、同様に、標記化合物、1つの単一のジアステレオ異性体(ピークB)を、オフホワイトの固体として生成した(9mg、18%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0277】
実施例31c
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
a) N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化232】
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密閉管中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(206mg、463μmol)、2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(75.4mg、463μmol)及びトリエチルアミン(187mg、258μl、1.85mmol)を、エタノール(20ml)と合わせて、褐色の溶液を与えた。反応混合物を130℃に加熱し、一晩撹拌した。クロマトグラフィー(Si−アミン、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(198mg、81%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0279】
b) (+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化233】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例31c−a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=20:80)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(51mg、27%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0280】
実施例31d
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化234】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例31c−a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=20:80)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(55mg、29%)。MS:m/z=528.3[M+H]
【0281】
実施例32a
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化235】
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【0282】
a) 5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化236】
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100mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.00g、3.56mmol)、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(676mg、3.56mmol)及び炭酸セシウム(2.32g、7.12mmol)を、ジオキサン(30ml)及び水(3ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。アルゴン下、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(260mg、356μmol)を加えた。反応混合物を80℃で一晩加熱した。(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(676mg、3.56mmol)を再び加え、撹拌を1時間続けた。クロマトグラフィー(シリカゲル、1kg、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜80:20)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.18g、99%)。MS:m/z=347.2[M+H]
【0283】
b) 2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化237】
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25mlの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(1.17g、5.25mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(541mg、623μl、5.25mmol)を、アセトニトリル(15ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.275g、3.5mmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜50:50)は、標記化合物を明褐色の粘性油状物として生成した(1.30g、90%)。MS:m/z=410.1及び412.1[M+H]
【0284】
c) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化238】
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マイクロ波バイアル中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(712mg、3.15mmol)、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.29g、3.15mmol)、キサントホス(291mg、503μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(260mg、252μmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(635mg、6.61mmol)を、ジオキサン(25ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルをマイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜70:30)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.01g、58%)。MS:m/z=554.6[M+H]
【0285】
d) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化239】
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(8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(1.01g、1.82mmol)、Pd−C(193mg、1.82mmol)及び塩酸水溶液(1N、1.82ml、1.82mmol)の脱気した懸濁液を、水素雰囲気下、100℃及び80バールで18時間水素化した。反応混合物に、Pd−C(423mg、3.98mmol)を再び加え、水素化を100℃及び80バールで20時間続けた。触媒を濾別し、母液を真空下で濃縮した。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液(1N、25ml)に注ぎ、ジクロロメタン(4×100ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(759mg、91%)。MS:m/z=458.5[M−H]
【0286】
e) N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化240】
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密閉管中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(530mg、1.15mmol)、2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(188mg、1.15mmol)及びトリエチルアミン(467mg、643μl、4.61mmol)を、エタノール(25ml)と合わせて、褐色の溶液を与えた。反応混合物を130℃で一晩加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)は、標記化合物(ジアステレオマー1)を明黄色の固体として生成した(111mg、18%)、MS:m/z=542.4[M+H]。(更に、少量の第二のジアステレオマーを単離した、15mg、3%,MS:m/z=542.2[M+H])。
【0287】
実施例32b
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化241】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例32a)のChiralpak AD(ヘプタン/エタノール=60:40)でのクロマトグラフィーは、標記化合物を白色の固体として生成した(36.5mg、35%)。MS:m/z=542.5[M+H]
【0288】
実施例32c
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化242】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例32a)のChiralpak AD(ヘプタン/エタノール=60:40)のクロマトグラフィーは、標記化合物を明褐色の油状物として生成した(27.8mg、27%)。MS:m/z=542.5[M+H]
【0289】
実施例33
(−)−8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化243】
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【0290】
a) エチル 2−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ペンタノアート
【化244】
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150mlの丸底フラスコ中で、エチル 2−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)アセタート(CAS 144632−97−3、5.30g、17.7mmol)を、ジメチルホルムアミド(45ml)と合わせて、無色の溶液を与えた。反応混合物を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(770mg、17.7mmol)を少量ずつ加えた。反応混合物を0℃で20分間、次に室温で20分間撹拌した。次に、ジメチルホルムアミド(45ml)中の2−(3−ブロモプロポキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(3.94g、2.99ml、17.7mmol)を、室温で滴下し、撹拌を3時間続けた。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液50mlに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明黄色の液体として生成した(8.31g、定量)。MS:m/z=443.2[M+H]
【0291】
b) 2−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ペンタンヒドラジド
【化245】
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150mlの丸底フラスコ中で、エチル 2−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ペンタノアート(8.2g、18.5mmol)及びヒドラジン水和物(12.1g、11.9ml、371mmol)を、メタノール(50ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。混合物を80℃に一晩加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、水(25ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明黄色の粘性油状物として生成した(7.53g、95%)。MS:m/z=429.2[M+H]
【0292】
c) 5−(1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン
【化246】
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マイクロ波管中で、2−プロパノール(12ml)中、2−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ペンタンヒドラジド(2.00g、4.67mmol)、メチル カルバムイミドチオアートヘミスルファート(methyl carbamimidothioate hemisulfate)(650mg、2.33mmol)及びトリエチルアミン(1.42g、1.95ml、14mmol)を合わせた。混合物を油浴中、130℃で16時間撹拌した。反応混合物を水100mlに注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、ジクロロメタン/メタノール=100:0〜90:10)により精製した。標記化合物を黄色の粘性油状物として得た(1.91g、90%)。MS:m/z=453.1[M+H]
【0293】
d) 4−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ブタン−1−オール
【化247】
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250mlの丸底フラスコ中で、亜硝酸tert−ブチル(380mg、438μl、3.32mmol)及び臭化銅(II)(741mg、3.32mmol)を、アセトニトリル(100ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に、アセトニトリル(5ml)中の5−(1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン(1.00g、2.21mmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間加熱した。塩酸水溶液(2N、5ml)を加え、撹拌を30分間続けた。粗反応混合物を真空下で濃縮し、塩酸水溶液(1N、15ml)に注いで、酢酸エチルで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜100:0)は、標記化合物を黄色の粘性油状物として生成した(451mg、47%)。MS:m/z=432.0及び433.9[M+H]
【0294】
e) 8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−2−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化248】
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25mlの丸底フラスコ中で、4−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ブタン−1−オール(440mg、1.02mmol)を、テトラヒドロフラン(15ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。2−(トリメチルホスホラニリデン)アセトニトリル(テトラヒドロフラン中0.5M、2.44ml、1.22mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。2−(トリメチルホスホラニリデン)アセトニトリル(テトラヒドロフラン中0.5M、2.44ml、1.22mmol)を再び加え、反応混合物を60℃で5時間加熱した。反応混合物を水(20ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(74mg、18%)。MS:m/z=414.9+415.9[M+H]
【0295】
f) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化249】
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アルゴン下でのマイクロ波バイアル中で、ジオキサン(4ml)中、(8−エンド)−tert−ブチル 8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(40.2mg、177μmol)、8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−2−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(70mg、169μmol)、1,2,3,4,5−ペンタフェニル−1’−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン(Q−Phos、19.2mg、27μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(14mg、13.5μmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(34.1mg、355μmol)を合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で75分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、12g、酢酸エチル/ヘプタン=0:100〜50:50)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(55mg、58%)。MS:m/z=560.4[M+H]
【0296】
g) 8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化250】
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25mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(55mg、98.3μmol)を、ジクロロメタン(5ml)と合わせて、無色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(112mg、75.7μl、983μmol)を加え、撹拌を3時間続けた。粗反応混合物を真空下で濃縮し、エタノール(5ml)に取った。2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(17.6mg、108μmol)及びトリエチルアミン(49.7mg、68.5μl、491μmol)を加え、混合物を密閉マイクロ波バイアル中で、130℃で週末にかけて撹拌した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(38mg、71%)。MS:m/z=542.2[M+H]
【0297】
(−)−8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化251】
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ラセミの8−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例33g)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=60:40)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(8.0mg、24%)。MS:m/z=540.3[M+H]。(更に対応する(+)−エナンチオマーを単離した、8mg、24%,MS:m/z=540.3[M+H])。
【0298】
実施例34a
N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化252】
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【0299】
a) 5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化253】
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100mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(2.00g、7.12mmol)、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(1.35g、7.12mmol)及び炭酸セシウム(4.64g、14.2mmol)を、ジオキサン(40ml)及び水(4ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。アルゴン下、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(521mg、712μmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(2.4g、97%)。MS:m/z=347.0[M+H]
【0300】
b) 2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化254】
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100mlの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(2.32g、10.4mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(1.07g、1.24ml、10.4mmol)を、アセトニトリル(30ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(2.40g、6.93mmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜50:50)は、標記化合物を明褐色の油状物として生成した(2.48g、87%)。MS:m/z=410.0及び412.0[M+H]
【0301】
c) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化255】
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マイクロ波バイアル中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(1.35g、5.97mmol)、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(2.45g、5.97mmol)、キサントホス(553mg、956μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(495mg、478μmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(1.21g、12.5mmol)を、ジオキサン(47ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル /ヘプタン=30:70〜70:30)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.85g、56%)。MS:m/z=554.3[M−H]
【0302】
e) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化256】
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100mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(1.80g、3.24mmol)を、ジクロロメタン(30ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(3.69g、2.5ml、32.4mmol)を加え、撹拌を室温で3時間続けた。反応混合物を水(20ml)に注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化して、ジクロロメタンで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明黄色の固体として生成した(1.23g、83%)。MS:m/z=456.2[M+H]
【0303】
f) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化257】
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N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.23g、2.7mmol)、Pd−C(287mg、2.7mmol)及び塩酸(1N、2.7ml、2.7mmol)の脱気した懸濁液を、水素雰囲気下、60℃及び80バールで週末にかけて水素化した。触媒をガラス繊維紙で濾別し、有機相を真空下で濃縮した。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液(4M、25ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.19g、86%)。MS:m/z=460.2[M+H]
【0304】
g) N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化258】
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マイクロ波バイアルに、エタノール(7ml)中のN−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(120mg、261μmol)、トリエチルアミン(132mg、182μl、1.31mmol)及び2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(46.8mg、287μmol)を加えた。バイアルにキャップをし、油浴中で、130℃で3時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、4g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(130mg、92%)。MS:m/z=542.3[M+H]
【0305】
実施例34b
(+)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化259】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例34a、130mg、240μmol)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=70:30)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(48mg、37%)。MS:m/z=542.2[M+H]
【0306】
実施例34c
(−)−N−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化260】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例34a、130mg、240μmol)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=70:30)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(31mg、24%)。MS:m/z=542.2[M+H]
【0307】
実施例35a
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化261】
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【0308】
a) 5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化262】
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25mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(400mg、1.42mmol)、(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(270mg、1.42mmol)及び炭酸セシウム(927mg、2.85mmol)を、ジオキサン(10ml)及び水(1ml)と合わせて、明褐色の溶液を与えた。アルゴン下、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(104mg、142μmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(270mg、1.42mmol)を再び加え、撹拌を一晩続けた。(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(270mg、1.42mmol)をもう一度加え、撹拌を更に3時間続けた。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物を明褐色の油状物として生成した(286mg、55%)。MS:m/z=347.2[M+H]
【0309】
b) 2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化263】
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25mlの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(277mg、1.24mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(128mg、147μl、1.24mmol)を、アセトニトリル(5ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、次に5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(286mg、826μmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=20:80〜50:50)は、標記化合物を固体として生成した(399mg、定量、純度85%)。MS:m/z=410.1及び412.1[M+H]
【0310】
c) (8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化264】
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マイクロ波バイアルに、(8−エンド)−tert−ブチル 8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(220mg、973μmol)、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(399mg、973μmol)、キサントホス(90.1mg、156μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(80.6mg、77.8μmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(196mg、2.04mmol)を、ジオキサン(8ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜70:30)は、標記化合物を褐色の固体として生成した(339mg、63%)。MS:m/z=556.5[M+H]
【0311】
d) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化265】
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25mlの丸底フラスコ中で、(8−エンド)−tert−ブチル 8−((5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(300mg、540μmol)を、ジクロロメタン(10ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(1.48g、1ml、13mmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。反応混合物を水(5ml)に注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化して、ジクロロメタンで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、12g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明黄色の固体として生成した(129mg、53%)。MS:m/z=456.2[M+H]
【0312】
e) N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化266】
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N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(100mg、220μmol)、Pd−C(23.4mg、220μmol)及び塩酸(1N、220μl、220μmol)の脱気した懸濁液を、水素雰囲気下、60℃及び80バールで18時間水素化した。次に、Pd−C(51.4mg、483μmol)を再び加え、水素化を80℃及び80バールで20時間続けた。触媒をガラス繊維紙で濾別し、有機相を真空下で濃縮した。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液(4M、2ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(93mg、92%)。MS:m/z=460.2[M+H]
【0313】
f) N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化267】
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25mlの丸底フラスコ中で、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(100mg、218μmol)及び重炭酸ナトリウム(20.1mg、239μmol)を、エタノール(5ml)と合わせて、オフホワイトの懸濁液を与えた。臭化シアン(25.4mg、239μmol)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を焼結ガラスで濾過し、真空下で乾燥させ、エタノール(5ml)に取った。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(19.3mg、261μmol)、次いで塩化亜鉛(35.6mg、261μmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。塩酸水溶液(37%、54.4μl、653μmol)を加え、反応混合物を60℃で15時間加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(25ml)に注いで、ジクロロメタンで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、12g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(67mg、57%)。MS:m/z=542.4[M+H]
【0314】
実施例35b
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化268】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例35a、62mg、114μmol)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=80:20)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(20mg、32%)。MS:m/z=542.3[M+H]
【0315】
実施例35c
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化269】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例35a、62mg、114μmol)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=80:20)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(20mg、32%)。MS:m/z=542.2[M+H]
【0316】
実施例36a
N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化270】
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25mLの丸底フラスコに、N−((8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(200mg、435μmol)及び重炭酸ナトリウム(40.2mg、479μmol)を、エタノール(10ml)と合わせて、オフホワイトの懸濁液を与えた。臭化シアン(50.7mg、479μmol)を加え、撹拌を室温で4時間続けた。反応混合物を焼結ガラスで濾過し、真空下で乾燥させて、エタノール(10ml)に取った。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(38.7mg、522μmol)、次いで塩化亜鉛(71.2mg、522μmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。塩酸水溶液(37%、109μl、1.31mmol)を加え、反応混合物を60℃で5時間加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(25ml)に注いで、ジクロロメタンで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、12g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(153mg、65%)。MS:m/z=542.4[M+H]
【0317】
実施例36b
(+)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化271】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例36a、147mg、271μmol)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=80:20)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(61mg、42%)。MS:m/z=542.4[M+H]
【0318】
実施例36c
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化272】
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ラセミのN−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例36a、147mg、271μmol)の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=80:20)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(48mg、33%)。MS:m/z=542.4[M+H]
【0319】
実施例37
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化273】
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【0320】
a) 6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化274】
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250mlの丸底フラスコ中で、8−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(CAS 1257705−46−6、2.05g、7.29mmol)、(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボロン酸(1.28g、7.29mmol)及び炭酸セシウム(4.75g、14.6mmol)を、ジオキサン(150ml)及び水(15ml)と合わせて、明褐色の懸濁液を与えた。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(534mg、729μmol)を加えた。反応混合物を80℃で一晩加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(1.98g、74%)。MS:m/z=333.0[M+H]
【0321】
b) 2−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化275】
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100mlの丸底フラスコ中で、臭化銅(II)(1.8g、8.05mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(830mg、957μl、8.05mmol)を、アセトニトリル(200ml)と合わせて、黒色の溶液を与えた。反応混合物を60℃に加熱し、6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.98g、5.36mmol)を少量ずつ加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(1.71g、81%)。MS:m/z=395.9及び397.9[M+H]
【0322】
c) (エンド)−tert−ブチル−8−((6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化276】
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マイクロ波バイアル中で、(エンド)−tert−ブチル−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(868mg、3.84mmol)、2−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(1.52g、3.84mmol)、キサントホス(355mg、614μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(318mg、307μmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(774mg、8.06mmol)を、ジオキサン(30ml)と合わせて、黒色の懸濁液を与えた。バイアルにキャップをし、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。クロマトグラフィー(シリカゲル、12g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜100:0)は、標記化合物を明褐色の固体として生成した(729mg、35%)。MS:m/z=540.2[M−H]
【0323】
d) (エンド)−tert−ブチル−8−((6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート
【化277】
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250mlの丸底フラスコ中で、(エンド)−tert−ブチル−8−((6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(520mg、960μmol)、マグネシウム(187mg、7.68mmol)及びヨウ素(2.44mg、9.6μmol)を、メタノール(90ml)及びテトラヒドロフラン(45ml)と合わせて、褐色の懸濁液を与えた。反応混合物を60℃で一晩加熱した。ヨウ素(2.44mg、9.6μmol)を再び加え、撹拌を60℃で1時間続けた。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜50:50)は、標記化合物を明黄色の固体として生成した(338mg、65%)。MS:m/z=546.3[M+H]
【0324】
e) N−((エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化278】
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50mlの丸底フラスコ中で、(エンド)−tert−ブチル−8−((6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシラート(335mg、614μmol)を、ジクロロメタン(23ml)と合わせて、明黄色の溶液を与えた。トリフルオロ酢酸(1.40g、946μl、12.3mmol)を加え、撹拌を室温で3時間続けた。反応混合物を水(5ml)に注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化して、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、真空下で乾燥させて、標記化合物を明褐色の固体として生成した(200mg、74%)。MS:m/z=446.2[M+H]
【0325】
f) N−((エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化279】
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25mlの丸底フラスコ中で、N−((エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(200mg、449μmol)及び重炭酸ナトリウム(41.5mg、494μmol)を、エタノール(10ml)と合わせて、オフホワイトの懸濁液を与えた。臭化シアン(52.3mg、494μmol)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を焼結ガラスで濾過し、真空下で乾燥させて、エタノール(10ml)に取った。(E)−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(39.9mg、539μmol)、次いで塩化亜鉛(73.4mg、539μmol)を加え、撹拌を室温で一晩続けた。塩酸水溶液(37%、112μl、1.35mmol)を加え、反応混合物を60℃で15時間加熱した。粗反応混合物を真空下で濃縮し、重炭酸ナトリウム水溶液(25ml)に注いで、ジクロロメタンで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、12g、酢酸エチル/ヘプタン=30:70〜100:0)は、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(115mg、49%)。MS:m/z=528.2[M+H]
【0326】
(−)−N−((8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化280】
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N−((エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−6−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例37f、109mg、207μmol)のジアステレオマー混合物の、Reprosil Chiral NR(ヘプタン/エタノール=70:30)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(19mg、17%)。MS:m/z=528.3[M+H]。[更に、標記化合物の(+)−エナンチオマー(24mg、22%、MS:m/z=528.3[M+H])ならびに第二のジアステレオ異性体の(−)−エナンチオマー(10mg、9%,MS:m/z=528.3[M+H])及び(+)−エナンチオマー(12mg、11%、MS:m/z=528.3[M+H])をオフホワイトの固体として得た]。
【0327】
実施例38
(−)−N−((エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化281】
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【0328】
a) N−((エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化282】
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25mlの三口フラスコ中で、N−((エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例29g、1.00g、2.25mmol)、ヨウ化銅(I)(42.8mg、225μmol)、リン酸三カリウム(953mg、4.49mmol)及びN,N−ジエチルサリチルアミド(130mg、674μmol)を、ジメチルホルムアミド(20ml)と合わせて、明緑色の溶液を与えた。反応混合物を−20℃に冷却し、5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(563mg、2.69mmol)を加え、混合物を−20℃で4時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=10:90〜100:0)は、標記化合物(81mg、7%)を明黄色の油状物として生成した。MS:m/z=527.5[M+H]
【0329】
b) (−)−N−((エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化283】
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ラセミのN−((エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例38a)の、Reprosil Chiral NR(エタノール/ヘプタン=20:80)でのクロマトグラフィーは、標記化合物をオフホワイトの固体として生成した(20mg、26%)。MS:m/z=527.6[M+H]。更に、標記化合物の(+)−エナンチオマー(20mg、26%,MS:m/z=527.6[M+H])をオフホワイトの固体として得た。