【実施例】
【0044】
以下、本発明につき実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。
【0045】
合成例1 1,2−シクロヘキサンジカルボン酸モノコレステリルの合成
攪拌機、温度計、ガス導入管、冷却管を備えた500mLの反応器に、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸無水物30.0g(0.19モル)、コレステロール62.7g(0.16モル)および溶媒としてトルエン200gを仕込み、窒素気流中110〜120℃に加熱し、8時間反応させた。反応後、メチルエチルケトン14.8gおよび精製水59.1gを加え、50〜60℃にて有機層を水洗した。さらに水層が中性になるまで水洗を繰り返した後、有機層を濃縮した。次に濃縮物にヘプタンを加えて溶解させ、5℃まで冷却して晶析、ろ過を実施した。得られた結晶を冷ヘプタンにてリンスし、25℃にて一昼夜減圧乾燥して、目的物である1,2−シクロヘキサン酸ジカルボン酸モノコレステリル63.5gを白色結晶として得た(収率72.4%)。
【0046】
保湿性評価
表1の組成で、合成例1で得られた本発明のモノエステルを配合した乳液を作製した。また、比較として本発明のモノエステル未配合の乳液を作製した(比較例1)。パネラー5名の前腕内側部を測定部位とし、実施例1又は比較例1の乳液を2×2cmの範囲に一定量塗布した。塗布前、及び、塗布部の1hr後、2hr後、4hr後、8hr後に角層水分量(コンダクタンス)をSKICON−200EX((株)ヤヨイ社製)にて測定した。なお、塗布及び測定はパネラーを20℃、湿度50%の環境下に20分以上順応させてから行った。結果は塗布前を100%した相対値とし、パネラー5名の平均値で示した。得られた結果は表1に併記した。表1の結果より、本発明のモノエステルは、本発明のモノエステル未配合の乳液に比較して、有意に高い角層水分量を示した。したがって、本発明のモノエステルは、化粧料に配合することで保湿効果を付与するものであると考えられた。
【0047】
【表1】
【0048】
安定性評価
合成例1で得られた本発明のモノエステル、および比較としてコハク酸モノコレステリルを、20mLスクリュー管にそれぞれ0.5g秤量し、さらに精製水0.5gを添加し含水させた。得られた含水物を50℃で保管し、2週間および4週間後に、さらに精製水9.5gを加えて5%水分散液とし、水分散液のpHを測定した。結果は表2に示した。表2の結果より、本発明のモノエステルは、加水分解安定性に優れるため、pHの低下が小さく、化粧料中での安定性に優れることが分かった。
【0049】
【表2】
【0050】
本発明のモノエステルを用いて、以下に記載の化粧料を作製した。得られた化粧料は、保湿性に優れるものであった。
【0051】
実施例2 乳液
本発明のモノエステルを用いて、下記処方の乳液を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
グリセリン 3.0
ジグリセリン 1.0
BG 7.0
水添レシチン、フィトステロールズ、セラミド2、セラミド3、
セラミド6II(Phytocompo−C:日本精化) 1.0
水添リゾレシチン(LP70H:日本精化) 0.1
合成例1の化合物 0.5
B部
トリエチルヘキサノイン(IOTG:日本精化) 3.0
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
(LUSPLAN SR−DM4:日本精化) 0.5
水添ポリイソブテン 3.5
イソドデカン 1.5
セトステアリルアルコール 1.0
アラキルアルコール 0.1
ホホバアルコール 3.0
キミルアルコール 0.3
セラキルアルコール 0.1
ヘキシルデカノール 0.5
C部
アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイル
ジメチルタウリンNa)コポリマー 0.2
シロキクラゲ多糖体
(Tremoist−TP:日本精化) 0.03
カルボマー 0.1
精製水 20.0
D部
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10、グリセリン
(Neosolue−AquaS:日本精化) 0.5
ポリクオタニウム−51 1.0
アスコルビルグルコシド 1.0
水酸化カリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部、D部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。C部を混合し、攪拌して粘性の液とした。A部をホモディスパーにて攪拌しながらB部を加えた後、D部を加えて乳化した。冷却し約50℃にて、C部を加え、攪拌して約40℃まで冷却した。
【0052】
実施例3 乳液
本発明のモノエステルを用いて、下記処方の乳液を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
水添レシチン、フィトステロールズ、BG、グリセリン
(Phytocompo−SP:日本精化) 8.0
リゾリン脂質(LP70H:日本精化) 0.1
合成例1の化合物 0.3
B部
スクワラン 4.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
(Neosolue−MCT:日本精化) 4.0
α−オレフィンオリゴマー 2.5
シクロペンタシロキサン 3.5
セタノール 1.5
ステアリン酸グリセリル 1.0
C部
ヒドロキシプロリン 0.05
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
アルブチン(日本精化) 3.0
フェノキシエタノール 0.3
メチルパラベン 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1
水酸化K 0.1
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部〜C部をそれぞれとり、約70℃に加温し、それぞれ均一に混合した。A部にB部をホモディスパーで攪拌しながら徐々に加えた後、約70℃でC部を加え乳化した。その後約40℃まで冷却した。
【0053】
実施例4 スキンケアクリーム
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のクリームを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
グリセリン 12.0
BG 6.0
水添レシチン、フィトステロールズ
(Phytocompo−PP:日本精化) 2.5
合成例1の化合物 0.5
B部
オリーブ果実油 3.0
オリーブ油 1.5
シア脂 1.0
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル
(NS−408:日本精化) 3.0
ステアリン酸スクロース 0.8
セテアリルグルコシド 1.2
ベヘニルアルコール 1.5
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 7.0
ラウロイルサルコシンイソプロピル 2.0
水添ココグリセリル 3.0
セタノール 2.5
ステアリン酸ソルビタン 0.8
C部
キサンタンガム 0.05
シロキクラゲ多糖体(Tremoist−SL:日本精化) 1.0
チューベロース多糖体 0.01
水溶性コラーゲン 0.05
加水分解コラーゲン 0.5
ピロ亜硫酸Na 0.03
アルブチン(日本精化) 1.0
トラネキサム酸(日本精化) 1.0
D部
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
(Neosolue−Aqulio:日本精化) 1.0
プロパンジオール 3.0
メチルパラベン 0.1
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部、D部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。C部を混合し、攪拌して粘性の液とした。A部をホモディスパーにて攪拌しながらB部を加えた後、D部を加えて乳化した。冷却し約50℃にて、C部を加え、攪拌して約40℃まで冷却した。
【0054】
実施例5 スキンケアクリーム
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のクリームを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
合成例1の化合物 10.0
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル
(Plandool−MAS:日本精化) 2.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)
(Plandool−LG1:日本精化) 1.0
パラフィンワックス 3.0
シアバター 3.0
スクワラン 8.0
セタノール 1.8
水添ココグリセリル 0.8
ステアリン酸グリセリル 1.0
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.3
ベヘニルアルコール 1.5
ステアリン酸ソルビタン 1.0
セスキステアリン酸メチルグルコース 1.5
B部
キサンタンガム 0.1
ヒドロキシエチルセルロース 0.1
結晶セルロース末 0.3
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
精製水 20.0
C部
グリセリン 8.0
DPG 5.0
ソルビトール 2.0
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、C部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部をホモミキサーにて攪拌しながらA部を加えて乳化した。冷却し約50℃にて、B部を加え、攪拌して約40℃まで冷却した。
【0055】
実施例6 ハンドクリーム
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のハンドクリームを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
合成例1の化合物 2.0
ラノリン脂肪酸コレステリル
(YOFCO CLE−S:日本精化) 5.0
LUSPLAN SR−DM4(日本精化) 0.1
スクワラン 8.0
マカデミアナッツ油 0.5
ローズヒップ油 1.0
メドウフォーム油 1.0
ワセリン 15.0
マイクロクリスタリンワックス 2.0
ステアリン酸グリセリル 2.0
セタノール 2.0
リン酸セチル 1.0
ミツロウ 3.0
プロピルパラベン 0.1
トコフェロール 0.05
パーフルオロポリエーテル 1.0
B部
グリセリン 8.0
プロパンジオール 5.0
メチルパラベン 0.1
エチルヘキシルグリセリン 0.5
フェノキシエタノール 0.3
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 0.1
水酸化Na 0.5
水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
B部を約70℃に加温し溶解させた。別の容器にA部をとり、約80℃に加温し溶解させた。B部にA部をホモミキサーで攪拌しながら添加し乳化した。乳化後、約40℃まで冷却した。
【0056】
実施例7 化粧水
本発明のモノエステルを用いて、下記処方の化粧水を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
合成例1の化合物 0.02
水添レシチン 0.30
PEG−60水添ヒマシ油 0.10
フィトステロール 0.02
1,3−ブチレングリコール 6.00
1,2−ペンタンジオール 2.00
グリセリン 2.00
B部
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約80℃に加温し、溶解させた。別容器にてB部を約80℃に加温し、均一に溶解させた。A部にB部を加え、ホモミキサーにて乳化させた後、40℃まで冷却した。
【0057】
実施例8 ジェル化粧水
本発明のモノエステルを用いて、下記処方の化粧水を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
Phytocompo−PP(日本精化) 0.5
グリセリン 5.0
ソルビトール液(70%) 5.0
ベヘン酸グリセリル 0.8
合成例1の化合物 0.5
ステアリン酸 0.3
PEG−20水添ヒマシ油 0.1
オレイン酸ポリグリセリル−10 0.1
B部
フェノキシエタノール 0.3
プルラン 0.2
エチルヘキシルグリセリン 0.2
ポリHEMAグルコシド 0.05
ポリメタクリロイルリシン 0.05
結晶セルロース末 0.1
ローカストビーンガム 0.03
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
ヒアルロン酸Na 0.01
カルボマー 0.06
水酸化K 0.05
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温し、均一に分散させた。B部を混合、よく攪拌し、均一にしたのち約70℃に加温した。A部にB部を加え、約70℃でホモミキサーを用い撹拌し、約40℃まで冷却した。
【0058】
実施例9 ボディシャンプー
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のボディシャンプーを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合成例1の化合物 0.1
ココイルメチルタウリンNa 10.0
ラウロイル加水分解シルクNa 6.0
ラウロイルメチルアラニンNa 10.0
ココアンホ酢酸Na(30%) 4.0
コカミドプロピルベタイン(30%) 10.0
オレフィン(C14−16)スルホン酸Na 5.0
ポリクオタニウム−10 1.3
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.8
アセチルヒアルロン酸Na 0.02
コカミドDEA 3.0
グリセリン 5.0
メチルパラベン 0.2
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
全成分を約80℃で加温して均一に攪拌混合した。
【0059】
実施例10 シャンプー
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のシャンプーを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合成例1の化合物 0.1
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル)
(Plandool−LG2:日本精化) 0.03
Neosolue−AquaS(日本精化) 0.1
Tremoist−SL(日本精化) 0.5
ラウレス−4カルボン酸Na(28%) 10.0
ラウレス−6カルボン酸 4.0
コカミドプロピルベタイン(30%) 10.0
ラウロイルメチルアラニンNa(30%) 5.0
コカミドメチルMEA 3.0
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 5.0
水酸化Na 1%液 0.5
ポリクオタニウム−10 0.8
ジステアリン酸グリコール 0.5
ポリクオタニウム−7 0.5
EDTA−2Na 0.05
メチルパラベン 0.2
フェノキシエタノール 0.4
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
全成分を約80℃で加温して均一に攪拌混合した。
【0060】
実施例11 ヘアトリートメント
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
合成例1の化合物 0.5
ドデカン 1.5
Neosolue−Aqulio(日本精化) 0.2
キャンデリラワックス 0.2
セチルエステルズ 0.3
エチルへキサン酸ステアリル 1.0
セテアリルアルコール 3.5
PEG−200 0.5
ヒドロキシエチルセルロース 0.4
セトリモニウムクロリド(30%) 1.0
ベヘントリモニウムクロリド(80%) 1.0
トリデセス−6 0.3
BHT 0.03
B部
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.05
精製水 合計で100となる量
C部
PPG−3ミリスチル 0.5
ネオペンタン酸イソデシル(DUB VCI−10:日本精化) 1.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
B部を約80℃に加温し溶解させた。別容器にA部を加え、加温し、溶解させた。A部にB部を徐々に加え、均一に混合した。約50℃でC部を攪拌しながら添加し、均一にした。
【0061】
実施例12 口紅
本発明のモノエステルを用いて、下記処方の口紅を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合成例1の化合物 1.0
フェニルトリメチコン 2.0
Neosolue−MCT(日本精化) 12.0
イソノナン酸イソトリデシル 8.0
マイクロクリスタリンワックス 5.0
ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス 10.0
パラフィンワックス 3.0
ミツロウ 1.5
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル
/フィトステリル)(Plandool−G:日本精化) 5.0
Plandool−LG2(日本精化) 6.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)
(Plandool−LG3:日本精化) 3.0
Plandool−MAS(日本精化) 1.0
リンゴ酸ジイソステアリル 合計で100となる量
水添ポリイソブテン 6.0
イソステアリン酸ソルビタン 0.1
炭酸Ca 5.0
硫酸Ba 0.5
水酸化Al 0.5
メチルパラベン 0.1
BHT 適量
酸化チタン 0.8
赤202 10.0
酸化鉄 6.6
イソヘキサデカン 5.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
全成分を約80℃で攪拌しながら均一に混合した後、急冷した。
【0062】
実施例13 ファンデーション
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のファンデーションを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
合成例1の化合物 5.0
シクロペンタシロキサン 4.0
ミネラルオイル 4.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 3.0
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/
ステアリル/ベヘニル)(Plandool−H:日本精化) 1.0
Plandool−G(日本精化) 1.0
Plandool−MAS(日本精化) 1.0
ワセリン 1.0
フェニルトリメチコン 2.0
イソステアリン酸ソルビタン 1.5
トリベヘニン 0.5
(アクリル酸ブチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、シリカ、
(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー混合物
2.0
窒化ホウ素 1.0
PEG/PPG−19/19ジメチコン、シクロペンタシロキサン混合物
4.0
ジステアルジモニウムヘクトライト(20%) 2.5
ポリプロピルシルセスキオキサン、シクロペンタシロキサン混合物 1.0
マイカ 15.0
タルク 4.0
酸化亜鉛 5.0
酸化チタン 10.0
酸化鉄 1.5
B部
水 合計で100となる量
DPG 4.0
マルチトール(75%液) 1.0
Neosolue−Aqua(日本精化) 0.4
塩化Na 1.0
BG 1.0
Tremoist−SL(日本精化) 1.0
ヒアルロン酸(1%液) 0.1
フェノキシエタノール 0.3
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温、よく攪拌し均一に分散させた。B部を約70℃に加温、均一にしたのちA部にB部を加え、約70℃で撹拌、乳化し、約40℃まで冷却した。
【0063】
実施例14 クリーム
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のクリームを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ミネラルオイル 7.8
ワセリン 7.0
スクワラン 0.2
ホホバ油 0.15
マイクロクリスタリンワックス 2.4
パラフィンワックス 2.0
ジステアリン酸Al 0.9
水添ポリイソブテン 2.8
ラノリンアルコール
(Ecolano AL−E:日本精化) 2.3
オクチルドデカノール 3.0
合成例1の化合物 1.0
B部
硫酸Mg 0.5
安息香酸Na 0.1
濃グリセリン 3.5
精製水 合計で100となる量
C部
ステアリン酸Mg 0.9
シクロメチコン 2.5
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を加温溶解し、均一に分散する。A部にB部を徐々に添加し乳化する。分散したC部を配合し、攪拌しながら冷却する。
【0064】
実施例15 リップクリーム
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のリップクリームを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
液状ラノリン(日本精化) 合計で100となる量
Neosolue−MCT(日本精化) 20.0
キャンデリラロウ 10.0
精製ラノリン(日本精化) 5.0
ミツロウ 3.0
合成例1の化合物 1.0
ステアリン酸 1.0
オリーブ油 1.0
スクワラン 1.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
全成分を加熱溶融し、均一に混合した。
【0065】
実施例16 サンスクリーン化粧料
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のサンスクリーン化粧料を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
Phytocompo−PP(日本精化) 1.0
BG 10.0
グリセリン 9.0
B部
オクトクリレン 4.0
サリチル酸オクチル 4.0
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.25
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 1.0
セバシン酸ジエチルヘキシル
(Neosolue−EHS:日本精化) 3.0
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル
(NS−408:日本精化) 2.0
セバシン酸ジイソプロピル(IPSE:日本精化) 1.0
合成例1の化合物 1.0
ベヘニルアルコール 2.0
セテアリルアルコール 2.0
Plandool−MAS(日本精化) 1.0
トコフェロール 0.05
C部
Neosolue−AquaS(日本精化) 1.0
メチルパラベン 適量
水 合計で100となる量
D部
キサンタンガム(2%) 5.0
Tremoist−SL(日本精化) 10.0
水分散酸化チタン 5.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を均一に分散する。B部、C部をそれぞれ約70℃に加温溶解する。A部にB部を徐々に添加後、C部を徐々に添加し、乳化する。攪拌しながら冷却し、45℃でD部を加え攪拌する。
【0066】
実施例17 サンスクリーン化粧料
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のサンスクリーン化粧料を調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
シクロメチコン 22.0
イソドデカン 10.0
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 5.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5.0
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 5.0
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー
5.0
Neosolue−EHS(日本精化) 3.0
IPSE(日本精化) 3.0
NS−408(日本精化) 3.0
シリコーン処理酸化亜鉛 3.0
シリコーン処理酸化チタン 3.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 3.0
オクトクリレン 3.0
セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコン
1.0
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
1.0
Plandool−MAS(日本精化) 1.0
PEG/PPG−19/19ジメチコン、シクロペンタシロキサン
1.0
Neosolue−MP(日本精化) 0.5
合成例1の化合物 0.5
B部
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
BG 9.0
Tremoist−SL(日本精化) 0.5
VCエチル(日本精化) 0.1
クエン酸Na、クエン酸 適量
水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を加温溶解し、均一に分散する。A部にB部を徐々に添加し乳化する。攪拌しながら冷却する。
【0067】
実施例18 ファンデーション
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のファンデーションを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
イソステアリン酸フィトステリル
(Plandool-ISS:日本精化) 4.0
Plandool-G(日本精化) 8.0
NS-408(日本精化) 5.0
ミリスチン酸イソプロピル
(Neosolue−IPM:日本精化) 2.0
IOTG(日本精化) 合計で100となる量
イソステアリン酸 10.0
合成例1の化合物 1.0
ワセリン 0.2
スクワラン 0.2
ジメチコン 3.0
ミツロウ 21.0
タルク 10.0
トコフェロール 0.1
酸化チタン 1.5
黄酸化鉄 0.3
ベンガラ 0.03
黒酸化鉄 0.03
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
各成分を混合、高速攪拌し、均一に混合した。
【0068】
実施例19 ファンデーション
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のファンデーションを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル
(Plandool−SUN:日本精化) 1.0
Plandool−LG1(日本精化) 0.3
シクロメチコン 3.5
ジメチコン(5cs) 2.0
トリメチルシロキシケイ酸 1.5
メトキシケイヒ酸オクチル 1.0
合成例1の化合物 0.5
フェノキシエタノール 0.4
トコフェロール 0.1
パルミチン酸アスコルビル 0.1
マイカ 合計で100となる量
タルク 24.0
酸化チタン 20.0
酸化鉄 1.9
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
各成分を混合、高速攪拌し、均一に混合した。
【0069】
実施例20 固形粉末状ファンデーション
本発明のモノエステルを用いて、下記処方の固形粉末状ファンデーションを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
Plandool−H(日本精化) 2.0
マカダミアナッツ油脂肪酸コレステリル
(YOFCO MAC:日本精化) 0.1
Plandool−LG1(日本精化) 0.1
Plandool−LG2(日本精化) 0.1
Plandool−LG3(日本精化) 0.1
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)
(Plandool−LG4:日本精化) 0.1
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(LUSPLAN PI−DA:日本精化) 3.0
エチルヘキサン酸セチル(NS−CIO:日本精化) 3.0
ミネラルオイル 1.6
B部
レシチン処理セリサイト 20.0
窒化ホウ素 10.0
合成例1の化合物 0.5
マイカ 3.0
シリカ 2.0
ジメチコン 3.0
ナイロン−12 3.0
タルク 10.0
酸化チタン 10.0
酸化鉄 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を加温混合する。別容器にB部をとり、混合分散する。B部にA部を加え、均一に混合する。
【0070】
実施例21 リップグロス
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のリップグロスを調製した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
トリメリト酸トリエチルヘキシル 20.0
トリエチルヘキサン酸グリセリル(IOTG:日本精化) 3.0
ジメチルシリル化シリカ 3.2
合成例1の化合物 0.1
メチルパラベン 0.1
BHT 0.01
B部
リンゴ酸ジイソステアリル 合計で100となる量
NS−408(日本精化) 15.0
パルミチン酸デキストリン 1.0
マイクロクリスタリンワックス 1.0
ミツロウ 1.0
C部
パルミチン酸エチルヘキシル
(Neosolue−IOP:日本精化) 1.6
Plandool−G(日本精化) 1.0
Plandool−MAS(日本精化) 2.0
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(LUSPLAN DD−DA7:日本精化) 20.0
シア脂 1.0
酸化鉄 0.1
黄4 0.2
酸化チタン 0.5
赤202 0.03
グンジョウ 0.1
ホウケイ酸(Ca/Al)、酸化チタン、シリカ、酸化スズ 2.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合、分散した。B部を約120℃に加温し均一に混合した。C部を練り混ぜ均一にし、B部と共にA部に混合、均一にした。
【0071】
実施例22 マスカラ
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のマスカラを製造した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
酸化鉄(黒) 10.0
ポリアクリル酸エステルエマルション 30.0
精製水 合計で100となる量
B部
セレシン 6.0
ミツロウ 2.0
Plandool−ISS(日本精化) 0.5
Plandool−G(日本精化) 0.5
セスキオレイン酸ソルビタン 4.0
合成例1の化合物 0.05
防腐剤 適量
香料 適量
水添ポリイソブテン 30.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部をホモミキサーで分散したのち、加熱して70℃に保った。B部を混合し、加熱して70℃に保った。B部にA部を加えホモミキサーで均一に乳化分散して目的のマスカラを得た。
【0072】
実施例23 アイシャドウ
本発明のモノエステルを用いて、下記処方のアイシャドウを製造した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
タルク 10.0
カオリン 2.0
顔科 5.0
合成例1の化合物 0.05
B部
Plandool−ISS(日本精化) 0.5
Plandool−SUN(日本精化) 0.5
ステアリン酸 3.0
Neosolue−IPM(日本精化) 5.0
流動パラフィン 5.0
モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0
BHT 適量
C部
BG 5.00
グリセリン 1.0
メチルパラベン 適量
トリエタノールアミン 1.20
EDTA−2Na 0.2
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部をブレンダーで混合後、粉砕器で処理した。C部を70〜75℃で加熱溶解させた。B部を70〜80℃で加熱溶解させた(油相部)。A部をC部に加え、撹拌混合した。これにB部を撹拌しながら加え、ホモミキサーにより分散、室温まで撹拌冷却し、目的のアイシャドウを得た。