(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザの心電(ECG)特性を検出するように構成されたセンサを更に備え、前記背面カバーは、前記センサに動作可能に接続された電極を含む、請求項1に記載のウォッチ筐体。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に述べる詳細な説明は、本願の技術の様々な構成の説明として意図されており、本願の技術を実施できる唯一の構成を表すことを意図するものではない。添付の図面は、本明細書に組み込まれ、詳細な説明の一部を構成する。詳細な説明は、本願の技術の完全な理解を提供するために特定の詳細を含む。しかし、本願の技術は、本明細書において説明されている具体的詳細に限定されず、これらの具体的詳細なしに実施され得ることが当業者には明確であり、明らかであろう。いくつかの場合には、本願の技術のコンセプトを不明瞭にすることを回避するために、周知の構造体及び構成要素はブロック図の形態で示されている。
【0018】
ウォッチなどのウェアラブル電子デバイスは、電子デバイスの一部とインタフェースをとる取り外し可能なモジュールを接続及び解放するための取り付けシステムを備えることができる。例えば、ウォッチは、ウォッチ筐体に接続しウォッチ筐体をユーザの手首に固定するウォッチバンドを含むことができる。ウォッチバンドは、ウォッチ筐体の関連又は対応するモジュール、凹部、孔部、又は構成要素と係合する。
【0019】
そのようなモジュール用の取り付けシステムは、確実な保持、解放の容易さ、及び美的品質を提供することが所望される。例えば、ウォッチ用の取り付けシステムは、ウォッチの外観及び感触に悪影響を及ぼすことなく、ウォッチバンドを保持し、選択的に解放することが望ましい。そのようなシステム用の部品が小さいことがあるため、部品がユーザによる操作に応答するように、小さな公差を有する精密な製造が好ましい。
【0020】
ボタンは、ウォッチバンドの取り付けユニットをウォッチ筐体の溝に保持しそれから解放するために設けることができる。ボタンが複数の部品から製造される場合、製造の複雑さ及びコストは、相対的に高いことがある。いくつかの設計では、ボタンの複数の部品は、ウォッチ筐体内に組み立てられなければならず、これは、欠陥のある組立のリスクをもたらす追加の工程である。部品間の相互接続(例えば、スナップ嵌め)は、1つの部品の作動が他の部品に不適切に転換されることがあるため、性能不良をまねくことがある。更に、複数の部品は、互いに対して移動することがあり、それにより、ウォッチ筐体に対する表面位置合わせなどの美的特徴は、精密に実現することが困難であることがある。
【0021】
本開示の実施形態は、ウォッチバンドの取り付けユニットをウォッチ筐体の溝に保持しそれから解放するためのユニボディーボタンを提供する。ボタンは、ウォッチ筐体と、ボタンが付勢される背面カバーとの間に移動可能に収容される。ユニボディー構成により、ボタンは、小さな公差で製造することができる。小型ユニボディー部品の製造は、複数の構成部品よりも簡単かつ安価である。部品の総数は低減され、それによって、組立を簡単にする。ボタンの構成部品間のインタフェースを排除することにより、ボタンの1つの部分における動作(例えば、力、付勢、及び係合)は、ボタンの他の部分に直接転換する。周囲表面に対するボタンの組立公差及びその後の外見の変動は、ボタン組立要件の排除により低減される。
【0022】
図1は、本開示の1つ以上の実施形態に係る、取り付けシステムの取り付けユニット12とともに使用可能なウォッチ筐体30を含むウォッチ10を示す。ウォッチに関する教示は、ウェアラブル及び/又はポータブルコンピューティングデバイスを含む他の電子デバイスに適用することができることが理解されよう。例としては、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、計時デバイス、コンピュータ化メガネ及びその他のウェラブルデバイス ナビゲーションデバイス、スポーツデバイス、アクセサリデバイス、健康監視デバイス、医療デバイス、リストバンド、ブレスレット、宝飾品、及び/又は同様のものが挙げられる。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、ウォッチ10に含まれる構成要素の1つは、1つ以上のI/Oシステムとすることができる。例えば、ウォッチ10は、ウォッチ10に関する様々な情報を出力するように構成されたタッチスクリーン20を含むことができる。ウォッチ10のタッチスクリーン20は、入力を受け取るように構成することもできる。ウォッチ10はまた、他の入力及び出力メカニズムを有することができる。例えば、ウォッチ10は、1つ以上のボタン、クラウン、キー、ダイヤル、トラックパッド、マイクロフォンなどを含む、又はそれらとインタフェースすることができる。
【0024】
ウォッチ10は、ウォッチ筐体30と、ウォッチ筐体30の本体部14に取り外し可能に結合することができる1つ以上の取り付けユニット12とを含むことができる。ウォッチ筐体30は、ウォッチ10の周辺領域を囲むとともに、ウォッチ10の内部構成要素をそれらの組み立てられた位置に支持するように機能する。例えば、ウォッチ筐体30は、様々な内部構成要素(例えば、集積回路チップ、プロセッサ、メモリデバイス、及び他の回路を含む)を取り囲んで支持して、ウォッチ10に計算動作及び機能的動作を提供する。
【0025】
ウォッチ10は、ウォッチ10を手首に取り付けるためのウォッチバンド18を利用することができる。例えば、
図1に示すように、ウォッチバンド18は、ウォッチ10の第1の取り付けユニット12に取り付けられた第1のバンドストラップ62、及びウォッチ10の第2の取り付けユニット12に取り付けられた第2のバンドストラップ64を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1のバンドストラップ62及び第2のバンドストラップ64の自由端は、ループを形成するように、留め金66又は他の取り付け機構を使用して、互いに解放可能に取り付けられる又は固定されるように構成されてもよい。次に、このループを使用して、ウォッチ10をユーザの手首に取り付けることができる。
【0026】
単一の取り付けユニット12を本明細書で説明しているが、複数の取り付けユニット12を、ウォッチ筐体30に結合することができる。複数の取り付けユニット12が使用される場合、
図1に示すように、ウォッチ筐体30は、本体部14の第1の側部及び第2の側部上にバンド保持機構(例えば、溝16、ラッチ、クリップ、凹部、係止、又は他のそのような結合節点)を有することができる。
図1のバンド保持機構は溝として示されているが、他の保持機構を適用することができることが理解されるであろう。ウォッチ筐体30の本体部14の第1の側部上の溝16は、取り付けユニット12のうちの1つを受け入れることができ、ウォッチ筐体30の本体部14の第2の側部上の溝16は、別の取り付けユニット12を受け入れることができる。取り付けユニット12は、同じ若しくは異なるサイズ及び/又は形状を有することができ、サイズ及び/又は形状は、対応する溝16のサイズ及び/又は形状に対応する。
【0027】
いくつかの実施形態によれば、例えば、
図2に示すように、本体部14は、対応する取り付けユニット12に機械的に係合する1つ以上の溝16を含む。本体部14上の溝16は、開口部を含み、一方、取り付けユニット12は、開口部内に嵌合するラグを含む。開口部は、様々な異なる形状及び向きに構成することができる。更に、開口部は、以下に詳細に説明するようになど、ラグを取り外し可能に受け入れるように構成される。
【0028】
図2に更に示すように、ウォッチ10は、ユーザと対話することを含む様々な機能を実行するための構成要素を含むことができる。例えば、ウォッチ10は、ユーザと対話するための構成要素を含むことができる。タッチスクリーン20は、ウォッチ10に視覚(例えば、画像又はビデオ)出力を提供することができる。タッチスクリーン20はまた、タッチ感知デバイス、力感知デバイス、温度感知デバイス、及び/又は指紋センサなどの1つ以上のタッチ入力デバイスに対する入力面を提供することができる。タッチスクリーン20は、ウォッチ10の筐体内に少なくとも部分的に含めるのに適した任意のサイズとすることができ、ウォッチ10の実質的にどこにでも配置することができる。
【0029】
ウォッチ10は、ユーザからの入力を受け取る及び/又はユーザに出力を提供するための1つ以上の他のユーザインタフェース76を更に含むことができる。例えば、ユーザから入力を受け取るために、1つ以上のボタン、ダイヤル、クラウン、スイッチ、又は他のデバイスを提供することができる。ユーザインタフェース76は、スピーカ、マイクロフォン、及び/又は触覚デバイスを含むことができる。触覚デバイスは、力フィードバック、振動フィードバック、触感などを提供するように構成された任意の好適なデバイスとして実装することができる。例えば、一実施形態では、触覚デバイスは、タップ又はノックなどの断続触覚フィードバックを提供するように構成されたリニアアクチュエータとして実装することができる。
【0030】
図2に更に示すように、ウォッチ10は、その上に記憶された命令を有するメモリを含む又はメモリにアクセスするように構成された、1つ以上の処理ユニット72を含む。命令又はコンピュータプログラムは、ウォッチ10に関して説明する動作又は機能のうちの1つ以上を実行するように構成されてもよい。データ又は命令の処理、受信、又は送信が可能な任意の電子デバイスとして処理ユニット72を実装することができる。例えば、処理ユニット72は、マイクロプロセッサ、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、又はそのようなデバイスの組み合わせのうちの1つ以上を含んでもよい。本明細書に記載する場合、用語「プロセッサ」とは、単一のプロセッサ若しくは処理ユニット、複数のプロセッサ若しくは複数の処理ユニット、他の適切に構成されたコンピューティング要素(単数又は複数)を包含することを意図するものである。メモリは、ウォッチ10によって使用され得る電子データを記憶することができる。例えば、メモリは、例えば、オーディオ及びビデオファイル、文書及びアプリケーション、デバイス設定及びユーザプリファレンス、様々なモジュールのためのタイミング及び制御信号又はデータ、データ構造又はデータベースなどの、電気データ又はコンテンツを記憶することができる。メモリは、任意の種類のメモリとして構成することができる。単なる例示であるが、メモリは、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、フラッシュメモリ、取り外し可能メモリ、若しくは他の種類の記憶素子、又はそのようなデバイスの組み合わせとして実装されてもよい。
【0031】
図2に更に示すように、ウォッチ10は、標準又は独自プロトコルにわたって他の電子デバイスへの若しくは他の電子デバイスからのデータ及び/又は電力の伝送を容易にする通信構成要素74を含んでもよい。例えば、通信構成要素74は、無線及び/又は有線ネットワーク接続を介して電子信号を送信することができる。無線及び有線のネットワーク接続の例としては、セルラー、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線、RFID、及びイーサネットが挙げられるが、これらに限定されない。
【0032】
図2に更に示すように、ウォッチ10はまた、バイオセンサなどの、ウォッチ10上の実質的にどこにでも配置される1つ以上のセンサ78を含むことができる。1つ以上のセンサ78は、画像、圧力、光、タッチ、力、温度、位置、動きなどだがこれらに限定されない、実質的に任意の種類の特性を感知するように構成されてもよい。例えば、センサ(単数又は複数)78は、光検出器、温度センサ、光又は光学センサ、気圧センサ、湿度センサ、磁石、ジャイロスコープ、加速度計などでもよい。他の実施例では、ウォッチ10は、1つ以上の健康センサを含んでもよい。いくつかの実施例では、健康センサは、背面カバー22付近などのウォッチ10の筐体の底面上に配置することができる。1つ以上のセンサ78は、1つ以上のバイオメトリック特性を計算するために使用することができる光学及び/又は電子バイオメトリックセンサを含むことができる。センサ78は、フォトプレチスモグラフィ(photoplethysmography)(PPG)センサを形成するように光源及び光検出器を含むことができる。光は、センサ78からユーザに伝達され、センサ78に戻ることができる。例えば、本体部14及び/又は背面カバー22は、センサ78への及び/又はセンサ78からの光を透過するように、1つ以上の窓90(例えば、開口部、透過媒体、及び/又はレンズ)を提供することができる。光(例えば、PPG)センサ(単数又は複数)が、心拍数、呼吸速度、血中酸素濃度、血液量推定、血圧、又はこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、様々なバイオメトリック特性の計算に使用されてよい。センサ78のうちの1つ以上はまた、1つ以上の電極を使用して電気測定を実行するように構成されてもよい。電気センサ(単数又は複数)を使用して、ユーザの身体の心電(electrocardiographic)(ECG)特性、電気皮膚抵抗、及び他の電気特性を測定することができる。加えて又は代わりに、センサ78は、体温、紫外線への曝露、及び他の健康関連情報を測定するように構成することができる。
【0033】
図2に更に示すように、ウォッチ10は、ウォッチ10の他の構成要素に対する電力を貯蔵し供給するために使用される電池80を含むことができる。電池80は、ウォッチ10に電力を供給するように構成された再充電式電源であってもよい。ウォッチ10はまた、無線充電システムを用いて電池80を再充電するように構成することができる。
【0034】
図3は、本開示の1つ以上の実施形態に係る、
図1のウォッチ10の底面図を示す。背面カバー22又は複数の背面カバーが、本体部14の一部分の上に設けられてもよい。ボタン34は、本体部14の下面上に配置することができる。代わりに又は加えて、ボタン34は、本体部14の上面に配置する又は位置することができる。背面カバー22は、1つ以上のボタン34の少なくとも一部分を囲むことができる。いくつかの実施形態によれば、ボタン34は、取り付けユニット12のロック機構を溝16から解放するために使用することができる。ボタン34の作動により、取り付けユニット12を解放し、これにより、取り付けユニット12を溝16から取り外すことができる。
【0035】
背面カバー22は、ウォッチ10の本体部14の実質的な部分を覆うことができる。例えば、背面カバー22は、本体部14の1つの側上の本体部14の大部分(例えば、本体部14の1つの側上の表面積の50%、60%、70%、80%、若しくは90%より多く、又は最大100%)を覆うことができる。背面カバー22は、おおよそ、ともに本体部14内にある1つの溝から別の溝まで延びることができる。背面カバー22は、ウォッチ10が装着されるとユーザの手首によって接触される筐体の表面の全部を提供することができる。
【0036】
背面カバー22は、背面カバー22上で又は背面カバー22を介して通信、アクセス、又は機能を提供する1つ以上の構成要素88を含むことができる。構成要素88は、1つ以上の窓90、1つ以上の電極92、及び/又は1つ以上のモジュール94を含むことができる。
図3の構成要素88は格子パターンに整列された正方形として表されているが、構成要素88は、任意のサイズ、形状、及び/又は配置とすることができることが理解されるであろう。例えば、構成要素88は、正方形、矩形、多角形、輪状、曲線状、弓状、円形、半円形、平坦、又は別の形状とすることができる。構成要素88(例えば、窓90、電極92、及び/又はモジュール94)は、同じサイズ、異なるサイズ、同じ形状、又は異なる形状とすることができる。構成要素88(例えば、窓90、電極92、及び/又はモジュール94)は、背面カバー22の表面に沿ってパターン又は別の配置に分布することができる。1つの種類の構成要素88の少なくとも一対(例えば、窓90、電極92、及びモジュール94)は、別の種類の構成要素88によって互いに分離することができる。構成要素88(例えば、窓90、電極92、及び/又はモジュール94)のうちの1つ以上は、構成要素88(例えば、窓90、電極92、及び/又はモジュール94)のうちの別の1つ以上を部分的に又は完全に囲むことができる。例えば、電極92の少なくとも一部は、窓90及び/又はモジュール94のうちの1つ以上を部分的又は完全に囲むことができる。窓90の少なくとも一部は、1つ以上の他の窓90を部分的に又は完全に囲むことができる。例えば、1つ以上の中央の窓90を使用して、光を1つの方向に透過させることができ、他の周囲の窓90を使用して、別の方向に光を透過させることができる。加えて又は代わりに、窓90は、電極92及び/又はモジュール94のうちの1つ以上を部分的に又は完全に囲むことができる。構成要素88は、背面カバー22の内面及び/若しくは外面に沿って延びることができ、並びに/又は背面カバー22の幅の中に若しくはそれを通って(例えば、背面カバー22の両側の間及びそれに対して)延びることができる。
【0037】
背面カバー22は、本体部14内のセンサへの及び/又はセンサからの光を透過するように、光学経路を形成する1つ以上の窓90を提供することができる。窓90を透過する光により、光(例えば、PPG)センサ(単数又は複数)が、心拍数、呼吸速度、血中酸素濃度、血液量推定、血圧、又はこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、様々なバイオメトリック特性の計算に使用されてよい。窓90は、開口部、透過媒体、光学フィルタ、及び/又はレンズを形成することができる。任意の数の窓90を提供することができることが理解されるであろう。1つ以上の窓90は、本体部14内の発光デバイスからの光の透過を提供することができる。1つ以上の窓90は、本体部14内の光検出デバイス(例えば、センサ)への光の透過を提供することができる。窓90は、任意のサイズ、形状、及び配置とすることができる。例えば、窓90は、ウォッチがユーザによって着用されたときに、センサ及び/又はユーザの標的領域(単数又は複数)と整列するように配置することができる。
【0038】
背面カバー22は、背面カバー22を通して又は背面カバー22に沿って導電性経路を提供するように、1つ以上の電極92を提供することができる。電極92は、電気測定を実行するように動作して、例えば、ユーザの身体及び/又は環境の心電(ECG)特性、電気皮膚抵抗、及び他の電気特性を測定することができる。任意の数の電極92を提供することができることが理解されるであろう。各電極92は、他の電極92及び/又はウォッチの他の構成要素から絶縁することができる。1つ以上の電極92は、第1の端子として動作することができ、1つ以上の電極92は、追加の端子として動作することができる。電極92は、任意のサイズ、形状、及び配置とすることができる。例えば、電極92は、ウォッチがユーザによって着用されたときに、ユーザの標的領域(単数又は複数)と整列するように配置することができる。
【0039】
背面カバー22は、追加の機能を提供する1つ以上のモジュール94を提供することができる。1つ以上のモジュール94は、体温、紫外線への曝露、及び他の健康関連情報の測定を提供する又は容易にすることができる。1つ以上のモジュール94は、体温、紫外線への曝露、及び他の健康関連情報の測定を提供する又は容易にすることができる。1つ以上のモジュール94は、画像、圧力、光、タッチ、力、温度、位置、動きなどの検出を提供又は容易にするように構成することができる。1つ以上のモジュール94は、温度センサ、光又は光学センサ、気圧センサ、湿度センサ、磁石、ジャイロスコープ、加速度計などを含む、又はそれらの動作を容易にすることができる。1つ以上のモジュール94は、例えば、測定のために外部環境への露出を提供するために、背面カバー22を部分的に又は完全に通って延びる開口部を含むことができる。
【0040】
図4は、本開示の1つ以上の実施形態に係る、
図1のウォッチ10の分解斜視図を示す。ボタン34は、背面カバー22と本体部14との間に配置することができる。ボタン34の両側上に背面カバー22及び本体部14を設けることにより、ボタン34を収容するようにウォッチ10を組み立てることができる。そのように、ボタン34は、ウォッチ10内に組み立てられる部品の組立体ではなく、ユニボディー構造体とすることができる。本明細書で使用するとき、ユニボディー構造体は、単一部品から一体的に形成されるものである。例えば、ボタン34は、一体構造の構造体であってもよい。ユニボディーボタン34を提供することにより、ボタン34は、組み立てられた部品内で生じる寸法変化を含まない。したがって、ユニボディーボタン34を、より正確かつ一貫した寸法に製造することができる。これにより、ユニボディーボタン34は、ユニボディーボタン34が配置される本体部14及び背面カバー22の寸法とより正確に一致することができる。
【0041】
いくつかの実施形態によれば、ボタン34は、本体部14の筐体開口部26と位置合わせされる。筐体開口部26は、本体部14を貫通して少なくとも溝16まで延びる。いくつかの実施形態では、筐体開口部26は、取り付けユニット12の面が本体部14の溝16及び/又は1つ以上の側壁に対して同一平面又は実質的に同一平面である場合に、取り付けユニット12のロック機構が筐体開口部26と位置合わせされるように、溝16内に配置される。例えば、本体部14の溝16は、取り付けユニット12の近位端又は遠位端のいずれかを受け入れるように構成される。取り付けユニット12の近位端又は遠位端のいずれかが溝16によって受け入れられると、取り付けユニット12は、取り付けユニット12のロック機構が本体部14内に含まれた筐体開口部26に延びる、係合する、又は別の方法で入るまで、溝16内を摺動する又は移動することができる。
【0042】
いくつかの実施形態によれば、ボタン34は、背面カバー22のカバー開口部24と位置合わせされる。カバー開口部24は、背面カバー22を貫通してその反対側の表面に延びる。背面カバー22は、ボタン34が筐体開口部26及びカバー開口部24内に固定されるように、本体部14上に配置することができる。ユーザは、背面カバー22のカバー開口部24でボタン34にアクセスすることができる。ボタン34は、カバー開口部24及び筐体開口部26の少なくとも一部を通って移動可能とすることができ、一方で、背面カバー22は、本体部14に固着される。
【0043】
筐体開口部26及びカバー開口部24は、ボタン34の一部分を収容するように、様々な形状及びサイズのうちの1つ以上を提供することができる。例えば、筐体開口部26及びカバー開口部24の形状及び/又はサイズは、ボタン34の対応する部分を補完することができる。筐体開口部26及び/又はカバー開口部24は、円形、矩形、楕円形、菱形形状、及び/又は多角形の断面形状を有することができる。筐体開口部26及びカバー開口部24は、同じ若しくは異なる形状及び/又はサイズを有することができる。いくつかの実施形態によれば、カバー開口部24は、ボタン34を作動させる指の爪及び/又は工具に対応するように、筐体開口部26より大きい。所与の本体部14の別個の筐体開口部26は、同じ若しくは異なる形状及び/又はサイズを有することができる。所与の背面カバー22の別個のカバー開口部24は、同じ若しくは異なる形状及び/又はサイズを有することができる。任意の所与の筐体開口部26又はカバー開口部24に対して、断面形状及び/又はサイズは、その深さに沿って同じ又は異なることができる。
【0044】
いくつかの実施形態によれば、例えば、
図5に示すように、取り付けユニット12は、ウォッチ10の本体部14に横方向に挿入することができる。そのように、取り付けユニット12は、ウォッチ10の本体部14に対して摺動するように構成することができる。代わりに又は加えて、取り付けユニット12は、本体部14の溝16に押圧する、スナップ嵌めする、又は別の方法で前方に挿入することができる。挿入されると、取り付けユニット12は、本体14内にロックする、又は別の方法で固定することができる。例えば、ロック機構(例えば、ラグ)は、溝16内の少なくとも筐体開口部26に係合することができる。
【0045】
図6は、本開示の1つ以上の実施形態に係る、
図1のウォッチ10の断面図を示す。取り付けユニット12は、本体部14の部分を互いに分離する溝16内に示されている。いくつかの実施形態によれば、例えば、
図6に示すように、ボタンは、互いに結合された背面カバー22と本体部14との間に移動可能に収容されている。背面カバー22のカバー開口部24は、本体部14の筐体開口部26から横断して設けられ、それにより、溝16から背面カバー22の外面に連続的な開口部が設けられている。取り付けユニット12のロック機構(例えば、ラグ8)は、筐体開口部26と位置合わせされるとその中に係合する。この位置では、取り付けユニット12は、ラグ8が筐体開口部26から解放されるまで、溝16内で移動することができない、又は溝16から取り外すことができない。
【0046】
いくつかの実施形態によれば、ボタン34は、様々な領域を含む。ボタン34の領域は、明確に分離可能ではなく、むしろユニボディー構造体の複数の領域である。ボタン34は、カバー開口部24を少なくとも部分的に通って延びることができる背面部分40を含む。背面部分40は、作動のためにユーザによってアクセスすることができる。静止位置(例えば、ユーザによって作動されていないとき)では、背面部分40は、背面カバー22の表面と同一平面とすることができる。背面部分40は、背面カバー22内にスプラインを形成することができ、それにより、背面部分40の表面は、背面カバー22の表面と連続している。背面部分40は、背面カバー22の表面の輪郭と一致する輪郭を有する。ボタン34は、筐体開口部26を少なくとも部分的に通って延びることができる溝部分44を更に含む。溝部分44は、ボタン34が作動されると、取り付けユニット12のラグ8に係合することができる。背面部分40と溝部分44との間に、ボタン34は、他の構造体と係合するためのフランジ42を含む。
【0047】
いくつかの実施形態によれば、ボタン34の背面部分40は、キャップ(図示せず)を含む又はそれに結合することができる。キャップは、異なる材料とする、及び/又は背面部分40とは異なる装飾的特徴を有することができる。例えば、キャップは、背面カバー22の表面と装飾的に適合することができる。キャップの少なくとも一部は、カバー開口部24に向かって、又はカバー開口部24を通って外向きに延びる。
【0048】
ボタン34は、静止位置に付勢される。いくつかの実施形態によれば、ボタン34は、フランジ42が背面カバー22に押圧されるように付勢される。1つ以上のばね要素46は、ボタン34(例えば、フランジ42)と本体部14との間に設けることができる。いくつかの実施形態によれば、ばね要素46は、コイルばね、圧縮ばね、板ばね、トーションばね、カンチレバーバネ、又は弾性材料の構造体を含むことができる。
【0049】
ばね要素は、カバー開口部24内に又は背面カバー22にボタン34を付勢することができる。バネ要素46はまた、本体部14、筐体開口部26、及び/又は取り付けユニット12のラグ8から離れるようにボタン34を付勢することができる。バネ要素46は、少なくともユーザによってボタン34が押圧されると、ボタン34に力を印加する。この力は、カバー開口部24に対して垂直とすることができ、それにより、ボタン34は、その片側に偏向されるのではなく、カバー開口部24内で半径方向に位置合わせされる。バネ要素46は、押圧されていない場合にボタン34に力を印加し続けることができるため、ボタンは、ラグ8から離れる方向に維持される。ボタン34はユニボディー構造体であるため、バネ要素46が作用してフランジ42を背面カバー22に押圧している場合に、ボタン34の全ての部分の位置は予測可能である。例えば、フランジ42の移動及び位置は、ばね要素46の付勢及び背面カバー22によって提供される限界に基づいて制御される。したがって、背面部分40及び溝部分44は、全ての部分がユニボディー構造体であるフランジ42に直接関係して移動され、位置決めされる。この結果、ボタン34全体は、複数の組み立てられた部品のボタンで必要とされる公差よりも小さい公差で本体部14及び背面カバー22に対して嵌合するような、サイズ及び成形を有することができる。
【0050】
図7は、本開示の1つ以上の実施形態に係る、ボタンがユーザによって作動された状態の、
図6のウォッチ10の断面図を示す。取り付けユニット12を溝16から解放するために、ボタン34が作動されている。作動されると、ボタン34は、ボタン34の溝部分44が筐体開口部26に向かってかつそれを部分的に通って移動するように、移動することができる。ボタン34の作動により、ラグ8を筐体開口部26から排出する。
図8に示すように、これにより、取り付けユニット12が、本体部14の溝16内で再び自由に移動若しくは摺動する、又は溝16の前面から引き出されることも可能になる。例えば、作動されると、ボタン34は、溝部分44が溝16の表面と同一平面になるように、移動することができる。溝部分44は、本体部14内にスプラインを形成することができ、それにより、溝部分44の表面は、溝16の表面と連続している。溝部分44は、溝16の表面の輪郭と一致する輪郭を有する。解放されると、ボタン34は、ばね要素46の作用によって静止位置に戻ることができる。
【0051】
いくつかの実施形態によれば、例えば、
図9に示すように、ボタン34は、様々なばね要素のうちの1つ以上により付勢される。例えば、1つ以上の延長アーム52は、ボタン34から本体部14に向かって延びることができる。延長アーム52は、連続構造体の一部とすることができる。延長アーム52は、例えば、溶接又はオーバーモールディングによって、ボタン34に一体化することができる。延長アーム52のそれぞれは、本体部14に取り付けられた対応する保持部材54に固定される。延長アーム52は、弾性とすることができ、これにより、保持部材54に対して押圧し、ボタン34を背面カバー22に対して付勢するのに役立つ。
【0052】
ボタン34を背面カバー22に対して付勢するための他の構成が想到される。例えば、ボタン34は、ボタン34及び背面カバー22に接続されたばね要素により背面カバー22に対して付勢することができる。ばね要素は、ボタンが押圧されると伸びて、ボタンに対して張力を加えボタンを背面カバー22に付勢する、ボタン34と背面カバー22との間の引張りばねを含むことができる。バネ要素は、ボタン34と背面カバー22との間でなくてもよい。例えば、バネ要素は、溝16に向いたボタン34の面をボタン34の周辺部の外側の背面カバー22の一部分に接続することができる。
【0053】
いくつかの実施形態によれば、例えば、
図10に示すように、ボタン34及びカバー開口部24は、カバー開口部24内のボタンの半径方向の位置合わせを容易にする相補的な形状を有する。
図10に示すように、ボタン34の背面部分40は、その深さに沿ってテーパ状の断面寸法を有することができる。カバー開口部24も、その深さに沿ってテーパ状の断面寸法を有することができる。いずれかに対する形状は、例えば、錐台(例えば、円錐台形など)を形成することができる。この形状は、カバー開口部24内に軸方向に移動することによって、ボタン34がカバー開口部24内で半径方向に位置合わせされるように、相補的とすることができる。半径方向の偏芯が生じる場合、カバー開口部24内に再度入ることにより、適切な位置合わせを回復することができる。更に、ボタン34の表面が背面カバー22の表面と同一平面にあるとき、ボタン34とカバー開口部24との間の係合を行なうことができる。
【0054】
したがって、本開示の実施形態は、ウォッチバンドの取り付けユニットをウォッチ筐体の溝に保持しそれから解放するためのボタン(例えば、ユニボディーボタン)を提供する。ボタンは、ウォッチ筐体と、ボタンが付勢される背面カバーとの間に移動可能に収容される。ユニボディー構成により、ボタンは、小さな公差で製造することができる。小型ユニボディー部品の製造は、複数の構成部品よりも簡単かつ安価である。部品の総数は低減され、それによって、組立を簡単にする。ボタンの構成部品間のインタフェースを排除することにより、ボタンの1つの部分における動作(例えば、力、付勢、及び係合)は、ボタンの他の部分に直接転換する。周囲表面に対するボタンの組立公差及びその後の外見の変動は、ボタン組立要件の排除により低減される。
【0055】
単数形のエレメントへの言及は、具体的に述べられていない限り、1つ及び唯一のものを意味するものではなく、むしろ1つ以上を意味することを意図している。例えば、「a」モジュールは、1つ以上のモジュールを指すことができる。「a」、「an」、「the」、又は「said」によって続けられたエレメントは、更なる制約なしに、追加の同じエレメントの存在を排除しない。
【0056】
もしあれば、見出し及び小見出しは、便宜上のみに使用され、発明を限定しない。例示的という単語は、例又は例示として働くことを意味するために使用される。含む、有するなどの用語が使用される限りにおいて、そのような用語は、備えるが特許請求の範囲において移行語として使用されるときに解釈されるように、備えるという用語と同様の方法で包括的であることを意図する。第1及び第2などの関係的な用語は、そのようなエンティティ又はアクション間の実際のそのような関係又は順序を必ずしも要求又は示唆することなく、あるエンティティ又はアクションを別のエンティティ又はアクションから区別するために使用され得る。
【0057】
1つの態様、その態様、別の態様、いくつかの態様、1つ以上の態様、1つの実装形態、その実装形態、別の実装形態、いくつかの実装形態、1つ以上の実装形態、1つの実施形態、その実施形態、別の実施形態、いくつかの実施形態、1つ以上の実施形態、1つの構成、その構成、別の構成、いくつかの構成、1つ以上の構成、主題の技術、開示、本開示、それらの他の変形、及び同様のフレーズは、便宜上のものであり、そのようなフレーズ(単数又は複数)に関する開示が主題の技術に不可欠であること、又はそのような開示が主題の技術の全ての構成に適用されること、の意味を含むものではない。そのようなフレーズ(単数又は複数)に関する開示は、全ての構成、又は1つ以上の構成に適用することができる。そのようなフレーズ(単数又は複数)に関する開示は、1つ以上の例を提供することができる。態様又はいくつかの態様などのフレーズは、1つ以上の態様を指すことができ、その逆も同様であり、これは他の前述のフレーズと同様に適用される。
【0058】
本明細書で使用する、一連の項目に先行する「少なくとも1つ」というフレーズは、項目のいずれかを分離する「及び」又は「又は」という用語とともに、リストの各要素ではなく、全体としてリストを修飾する。「少なくとも1つ」というフレーズは、各項目の少なくとも1つの選択を必要とはせず、むしろ、そのフレーズは、項目のうちのいずれか1つの少なくとも1つ、及び/又は項目の任意の組み合わせのうちの少なくとも1つ、及び/又は項目のそれぞれのうちの少なくとも1つ、を含む意味を可能にする。例として、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、それぞれが、Aのみ、Bのみ、又はCのみ、A、B、及びCの任意の組み合わせ、並びに/又は、A、B、及びCのそれぞれのうちの少なくとも1つを指す。
【0059】
開示されたステップ、操作、又は工程の特定の順序又は階層は、例示的なアプローチの一例であることが理解されよう。特に明記しない限り、ステップ、操作、又は工程の特定の順序又は階層は、異なる順序で実行されてもよいことが理解されよう。一部のステップ、操作、又は工程のいくつかは、同時に実行されてもよい。もしあれば、付随する方法の特許請求の範囲は、サンプル順序での様々なステップ、操作、又は工程のエレメントを提示し、提示された特定の順序又は階層に限定されることを意味しない。これらは、連続的に、直線的に、並行して、又は異なる順序で実行されてもよい。説明された命令、操作、及びシステムは、一般に、単一のソフトウェア/ハードウェア製品に一緒に統合され得るか、又は複数のソフトウェア/ハードウェア製品にパッケージ化され得ることが理解されるべきである。
【0060】
一つの態様では、結合された、などの用語は、直接的に結合されていることを指すことがある。別の態様では、結合された、などの用語は、間接的に結合されていることを指すことがある。
【0061】
頂部、底部、前部、後部、側部、水平、垂直などの用語は、通常の重力基準フレームではなく、任意の基準フレームを指す。したがって、このような用語は、重力基準フレームにおいて、上方、下方、斜め、又は水平に延在することができる。
【0062】
本開示は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施することを可能にするために提供される。一部の例では、主題技術の概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造体及び構成要素がブロック図の形式で示されている。本開示は、主題技術の様々な例を提供するものであり、主題技術はこれらの例に限定されない。これらの態様に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で説明される原理は、他の態様にも適用することができる。
【0063】
当業者に知られているか又は後に知られるようになる、本開示を通じて説明される様々な態様のエレメントに対する全ての構造的及び機能的な均等物は、参照により明示的に本明細書に組み込まれ、かつ、特許請求の範囲に包含されるものと意図する。更に、本明細書で開示されたいかなるものも、そのような開示が特許請求の範囲に明白に列挙されているかどうかにかかわらず、公共に捧げられることを意図しない。いかなる特許請求の範囲のエレメントも、エレメントがフレーズ「手段(means for)」を使用して明示的に列挙するか、又は方法の請求項の場合には、エレメントがフレーズ「ステップ(step for)」を使用して列挙しない限り、米国特許法第35条112項第6パラグラフの規定に基づいて解釈されるべきではない。
【0064】
発明の名称、背景、図面の簡単な説明、要約、及び図面は、これによって本開示に組み込まれ、限定的な説明ではなく、本開示の用例として提供される。それらは、請求項の範囲又は意味を制限するために使用されないことを理解して提出されている。加えて、詳細な説明では、説明が用例を提供し、様々な特徴が開示を合理化する目的で様々な実装形態において一緒にグループ化されていることが分かり得るであろう。開示された方法は、特許請求された主題が、それぞれの請求項において明示的に列挙されているよりも多くの特長を必要とするという意図を表すものと、解釈してはならない。むしろ、特許請求の範囲が表すように、本発明の主題は、単一の開示された構成又は動作の全ての特徴よりも少ない。特許請求の範囲は、これによって詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別々に請求される主題として独立して存在している。
【0065】
特許請求の範囲は、本明細書に記載される態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する全ての範囲が与えられ、全ての法的等価物を包含するものとする。それにもかかわらず、請求項のいずれも、適用され得る特許法の要件を満たし損なう主題を包含することを意図するものではなく、そのように解釈されるべきでもない。