(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の理解を深めるための多様な特定の実施形態を含むが、これらは単に例示的なものである。したがって、当業者には、本明細書に記載された多様な実施形態の多様な変更及び修正が、本発明の技術範囲及び思想から逸脱しない範囲内でなされ得ることが理解される。また、明瞭性及び簡潔性を図るため、既知の機能及び構成に関する説明は省略する。
【0010】
以下の詳細な説明で用いられる用語及び単語は、書誌的意味に限定されず、本明細書の明確かつ一貫した理解を可能にするため、単に発明者によって用いられる。したがって、本発明の多様な実施形態に関する以下の説明は、単に例示のためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0011】
単数形態の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明確に指示をしない限り、複数の対象を含む。したがって、例えば、「構成要素表面(a component surface)」との記載は、一つ以上の表面を含む。
【0012】
本明細書で用いられる「有する」、「有してもよい」、「含む」及び「なる」、又は「含んでもよい」及び「なってもよい」という表現は、対応する特徴(例えば、機能、動作、又は構成要素)を意味するが、追加的な特徴の存在を除外しない。
【0013】
本明細書において、「A又はB」、「A及び/又はBのうちの少なくとも一つ」、又は「A及び/又はBのうちの一つ以上」などの表現は、任意の一つ以上の関連したリスト項目の全ての組み合わせを含む。例えば、「A又はB」、「A及びBのうちの少なくとも一つ」、又は「A又はBのうちの少なくとも一つ」との用語は、(1)少なくとも一つのAが含まれた場合、(2)少なくとも一つのBが含まれた場合、又は(3)少なくとも一つのAと少なくとも一つのBが含まれた場合の全てを含む。
【0014】
本明細書で用いられる「第1」、「第2」などの用語は、多様な実施形態の多様な要素を指すが、要素を限定しない。また、これらの用語は、一つの要素を他の要素と区別するために用いる。例えば、「第1使用者デバイス」及び「第2使用者デバイス」は、その手順又は優先順位にかかわらず異なる使用者デバイスを示す。例えば、「第1使用者装置」及び「第2使用者装置」は異なる使用者装置を示す。
【0015】
エレメント(例えば、第1エレメント)が異なるエレメント(例えば、第2エレメント)と「(動作可能に又は通信可能に)結合されるか」又は「連結される」と記載されるとき、他の構成要素に直接結合されるか、結合されるか、又は介在される構成要素(例えば、第3構成要素)が存在する。対照的に、エレメント(例えば、第1エレメント)が他のエレメント(例えば、第2エレメント)と「直接結合」又は「直接連結」と記載されるとき、介在されるエレメント(例えば、第3要素)はない。
【0016】
本明細書で用いられる「構成された」との表現は、例えば、「適合された」、「収容された」、「設計された」、「適応された」、「作られた」などの表現で用いられるか、又は「capable of」を意味する。「構成された」との用語は、ハードウェアで「特別に設計された」ことを意味しない。その代わりに、「構成された装置」との表現は、当該装置が他の装置又は他の構成要素と共に「動作」することを意味する。例えば、「A、B、及びCを遂行するように構成されたプロセッサ」は、対応動作を遂行するための専用プロセッサ(例えば、内蔵型プロセッサ)又は汎用プロセッサ(例えば、CPU又はアプリケーションプロセッサ)によって実行され、これらはメモリーデバイスに保存された一つ以上のソフトウェアプログラムを実行することで対応する動作を行う。
【0017】
本明細書に用いられる用語は、特定の実施形態を説明するために用いられ、本発明の技術範囲を限定するものではない。単数形態の用語は、特に明示しない限り複数の形態を含む。本明細書で特に定義しない限り、技術用語又は科学用語を含む全ての用語は、当業者により一般的に理解されるものと同一の意味を有する。また、事前に定義されて一般的に用いられる用語は、関連する技術分野で通常的なものとして解釈され、現在の多様な実施形態において、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は形式的過ぎる意味に解釈されない。場合によっては、用語が本明細書で定義された用語であっても、本発明の実施形態を排除するものとして解釈されない。図面全体にわたって、同一の参照番号は、同一であるか類似の要素、特徴、及び構造を示す。
【0018】
本発明の多様な実施形態による電子機器は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、携帯電話、画像電話、電子書籍リーダー、デスクトップPC、ノートパソコンPC、ネットブックコンピューター、ワークステーション、PDA、PMP、MPEG−1オーディオ(MP3)プレーヤー、モバイル医療機器、カメラ、ウェアラブル機器(例:ヘッドマウントディスプレイのようなHMD)、電子衣類、電子ブレスレット、電子ネックレス、電子アクセサリー、電子タトゥー、スマートウォッチなどを含む。
【0019】
他の実施形態において、電子装置は家電製品である。家電製品は、テレビ(TV)、DVDプレーヤー、オーディオ、冷蔵庫、エアコン、クリーナー、オーブン、電子レンジ、洗濯機、エアークリーナー、セットトップボックス、ホームオートメーション制御パネル、保安制御パネル、TVボックス(例:Samsung Home Sync(登録商標)、Apple TV(登録商標)
、又はGoogle TV(登録商標))、ゲームコンソール(例:Xbox(登録商標)又はPlay Station(登録商標))、電子辞書、電子キー、カムコーダ、デジタルフォトフレームのような機器を含む。
【0020】
本発明の一実施形態による撮影装置は、医療機器(例えば、多様な携帯用の医療用測定器(例えば、血糖測定器、心拍測定器、血圧測定器、体温計(MRA))、磁気共鳴映像(MRI)、コンピューター断層撮影(CT)、スキャナ及び超音波装置)、ナビゲーション装置、GPS受信機(global positioning system)イベントデータレコーダー(EDR)、航空データレコーダー(FDR)、車載インフォテーンメント装置、船舶用電子装備(例:ナビゲーションシステム及びジャイロコンパス)、航空電子装置、保安装置、車両ヘッドユニット、産業用又は家庭用ロボット、現金自動預払機(ATM)、販売時点管理システム(POS)又はモノのインターネット(IoT)(例:電球、多様なセンサー、電気又はガスメートル、スプリングクラー装置、火災警報器、自動温度調節器、街灯、トースター、運動器具の温水タンク、ヒーター、ボイラーなど)を含む。
【0021】
また他の実施形態において、電子装置は、家具又は建物/構造物の部分、電子ボード、電子署名受信装置、プロジェクター、又は多様な測定装置(例:水道メーター、電気メーター、ガスメーター、又はウェブメーターなど)を含む。多様な実施形態において、電子装置は上述した多様な装置のうちの一つ又はこれらの組合であってもよい。一実施形態による電子装置は、可撓性装置である。また、一実施形態による電子機器は、上述した電子機器に限定されず、技術の発展によって他の電子機器及び新たな電子機器を含む。
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明の多様な実施形態による電子機器を説明する。本明細書で用いられる「使用者」の用語は、電子装置を用いる人又は電子装置を用いる装置(例:人工知能電子装置)を意味する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態による電子装置の多様な角度での外観の一例を示す図であり、
図2は、本発明の一実施形態による電子装置の前面及び後面の外観の一例を示す図である。
【0024】
図1及び
図2を参照すると、電子装置100は、概略的にディスプレイ130(例:フレキシブルディスプレイ)、ハウジング110、及びヒンジ部120(例:ヒンジ又はヒンジパート)を含む。
【0025】
ディスプレイ130は、少なくとも一部が撓むこと(曲がること)が可能なフレキシブルディスプレイで構成される。これに関して、ディスプレイ130は、曲がることが可能な少なくとも一つのピクセル及び信号ラインを含む。ディスプレイ130は、第1表示領域131、第2表示領域132、及びヒンジ表示領域133を含む。第1表示領域131、ヒンジ表示領域133、及び第2表示領域132は、一つに連結される。例えば、第1表示領域131の一側はヒンジ表示領域133の一側に連結され、ヒンジ表示領域133の他側は第2表示領域132の一側に連結される。
【0026】
ディスプレイ130は、置かれる方向により、第1表示領域131が前面に配置されるか又は第2表示領域132が前面に配置される。例えば、電子装置100が第1状態(例:ディスプレイ130が外側から観察されるように折り畳まれた状態)において、第1表示領域131と第2表示領域132とは互いに反対の方向に配置される。第1状態で、ヒンジ表示領域133は、第1表示領域131と第2表示領域132との間に配置されて、側面方向から観察される。電子装置100が第2状態(例:ハウジング110が開かれた状態)において、第1表示領域131、ヒンジ表示領域133、及び第2表示領域132は、水平方向に対して同一の方向に向く。電子装置100が第3状態(例:ハウジング110が特定の角度に曲げられた状態)において、第1表示領域131と第2表示領域132とは、水平方向に対して互いに異なる角度の方向を向く。第1表示領域131の大きさ及び第2表示領域132の大きさは、同一又は互いに異なる大きさに設けられる。
図1では、第1状態において、第1方向に配置された第1表示領域131の大きさが、第2方向(例:第1方向と反対方向)に配置された第2表示領域132の大きさよりも小さい形態を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1表示領域131及び第2表示領域132は互いに同一の大きさを有するように設けられてもよい。
【0027】
ハウジング110は、ディスプレイ130の少なくとも一部の領域が外側から観察されるようにディスプレイ130の縁部を覆って配置される。ハウジング110の内部には、ディスプレイ130の駆動に関する多様な装置要素(例:ディスプレイ130の駆動に関する駆動回路、アプリケーションプロセッサ、印刷回路基板、バッテリーなど)が内蔵される。ハウジング110の少なくとも一側には、使用者機能に関する多様な構成要素が配置される。ハウジング110は、ディスプレイ130が配置された領域に対応して第1ハウジング101及び第2ハウジング111を含む。一実施形態において、ディスプレイ130の駆動に関する多様な装置要素(例:ディスプレイ130の駆動に関する駆動回路、アプリケーションプロセッサ、印刷回路基板、バッテリーなど)は、第1ハウジング101及び第2ハウジング111のうちの少なくとも一つに配置される。
【0028】
第1ハウジング101は、第1面及び第1面とは反対側の第2面を含み、第1面と第2面との間に配置される3つの側面を含む。第1面と第2面との間の一面に、ヒンジ部120の一側面が配置される。第1面には、例えば、ディスプレイ130の第1表示領域が配置される。第2ハウジング111は、第3面及び第3面とは反対側の第4面を含み、第3面と第4面との間に配置される3つの側面を含む。第3面と第4面との間の一面に、ヒンジ部120の他側面が配置される。電子装置100の状態によって、上記の面は多様な配置状態を有する。例えば、電子装置100が開かれた状態で、第1面及び第3面、又は第2面及び第4面は同一方向に配置される。電子装置100が折り畳まれた状態で、第1面と第3面とは互いに反対向きに配置され、第2面と第4面とは互いに向き合う。上述の電子装置100は、第2面と第4面とが互いに対向する鋭角方向に折り畳まれて、平行状態(例:180度)まで回転される。
【0029】
ディスプレイ130の第1表示領域131は、第1ハウジング101の中央部全体にわたって配置される。第1ハウジング101のうち、第1表示領域131以外の領域(例:第1表示領域131の上端前面領域又は下端前面領域)には、例えば、カメラ103、レシーバー104、センサー105、ホームボタン106などが配置される。第1ハウジング101の一側面領域(例:上端側面領域又は下端側面領域)には、コネクター107が配置される。また、第1ハウジング101の他側面領域(例:下端側面領域)には、スピーカーホール1011、ホールドボタン108、及びイヤホンコネクター109が配置される。第1ハウジング101は、ヒンジ部120を介して第2ハウジング111と連結される。
【0030】
第2ハウジング111は、第2表示領域132が配置され、第2表示領域132の縁部を覆うように設けられる。第2ハウジング111の内部には、例えば、ディスプレイ130の駆動に関する装置要素の少なくとも一部が含まれる。第2表示領域132が第1表示領域131よりも大きく形成される場合、
図1に示すように、第1状態において、第2ハウジング111の背面の一側が第1表示領域131の方向に露出される。第2ハウジング111の背面の一側(例:縁部の一側)には、例えば、補助ディスプレイ139が配置される。補助ディスプレイ139の領域は、一つ以上の仮想キーボタン(114、115a、115b、115c、115d)を含む。第2ハウジング111の側面領域には、例えば、電源ボタン116又はボリュームボタン117が配置される。電源ボタン116又はボリュームボタン117は、例えば、第1ハウジング101の側面領域に配置されてもよい。
【0031】
ヒンジ部120は、例えば、ヒンジ軸125、スライディング部127、及びマルチバー123を含む。ヒンジ軸125は、第1ハウジング101とスライディング部127とをヒンジ方式で固定する。ヒンジ軸125は、第1ハウジング101に対して、スライディング部127が特定の角度に回転された状態(例:0度から180度以内)を有するように、スライディング部127及びスライディング部127に連結された第2ハウジング111のヒンジ動作を支持する。ヒンジ軸125は、第1ハウジング101と第2ハウジング111との間の境界に沿って延長される。
【0032】
ヒンジ部120は、第5面及び第6面を含む。第5面には、マルチバー123が配置される。第5面は、例えば、電子装置100のヒンジ動作により、少なくとも一部が湾曲するか又は平坦である。第5面は、第1面と第3面との間に配置される。一実施形態において、第5面は、第1面と第3面とを連結する。第5面上には、ディスプレイ130の少なくとも一部が配置される。第6面には、スライディング部127が配置され、電子装置100のヒンジ状態により、スライディング部127は、第2ハウジング111の内側に少なくとも一部が挿入されるか又は第2ハウジング111から少なくとも一部が引き出される。一実施形態において、スライディング部127は、第2ハウジング111の外側に少なくとも一部が移動し、その後、第2ハウジング111の外側から少なくとも一部が引き出される形態に配置される。第6面は、第2面と第4面との間に配置される。
【0033】
マルチバー123は、ディスプレイ130の背面のヒンジ表示領域133の下部に配置される。マルチバー123は、外圧によって平坦な形態に連続して配列されるか、又は特定の角度に曲げられる。スライディング部127は、電子装置100の折り畳まれた状態に応じて、第2ハウジング111の内側にスライディングされるか又は外側に露出される。例えば、スライディング部127は、電子装置100が第1状態(例:折り畳まれた状態)の場合、第2ハウジング111の内側に挿入された状態を維持する。電子装置100が第2状態(例:開かれた状態)にある場合、第2ハウジング111の内側に挿入されるスライディング部127の領域は最小化される。電子装置100が第3状態(例:特定の角度を有する状態であって、例えば、0度超過180度未満の状態)において、第2ハウジング111の内側にスライディング部127の一部の領域が挿入される。
【0034】
図3は、本発明の一実施形態による電子装置の第1ハウジング及びディスプレイを概略的に示す図である。
【0035】
図3を参照すると、本実施形態による第1ハウジング101は、右側上端カバー101a及び右側後面ケース101bを含み、装置要素として、例えば、カメラ103、カメラブラケット147、レシーバー144、SIM PCB(subscriber identification module printed circuit board)143、メインPCB140、シールドカン(shield can)145、バッテリー141、バッテリー連結ライン150、コネクターケース149、第1サブPCB(sub PCB)142、ホームボタン148、バッテリー連結ライン150のうちの少なくとも一つを内蔵する。第1ハウジング101内部に内蔵される装置要素のうちの少なくとも一つは、外部に少なくとも一部が露出される。例えば、カメラ103、レシーバー144、コネクターケース149、ホームボタン148などは少なくとも一部が右側上端カバー101aに設けられたホールなどを介して露出される。
【0036】
カメラブラケット147は、カメラ103を取付け可能なデッキと、カメラ103に信号を供給し、カメラ103が獲得した信号を保存するイメージセンサーなどを含む。レシーバー144は、電子装置100の通話連結音又は通話音などを出力する。SIM PCB143は、SIMカードを含み、SIMカードの読み書きに関する駆動回路を含む。SIM PCB143は、メインPCB140に電気的に連結され、メインPCB140に配置されたアプリケーションプロセッサ(又はプロセッサ)の制御に対応してSIM情報を提供する。バッテリー141は、電子装置100の動作に関する電力を供給する。バッテリー141は、バッテリー連結ライン150を介して第1サブPCB(sub PCB)142に連結され、コネクターケース149を介して外部に連結された充電器から電力を受信して充電される。バッテリー連結ライン150は、例えば、FPCB(field programmable circuit board(又は、Flexible printed circuit board))で形成される。バッテリー連結ライン150は、バッテリー141と第1サブPCB142とを連結する。第1サブPCB142は、コネクターケース149の一側に取付けられる。第1サブPCB142には、例えば、スピーカーやマイクなどが連結される。第1サブPCB142は、メインPCB140に連結され、スピーカー及びマイクに関する信号を送受信する。ホームボタン148は、一側が右側上端カバー101aに設けられたホールを介して露出される。ホームボタン148は、第1サブPCB142に電気的に連結されるか又はメインPCB140に直接連結される。
【0037】
右側上端カバー101aは、例えば、ディスプレイ130の第1表示領域131が配置される第1取付け部101a_1、第1取付け部101a_1の上端に配置された右側上端領域101a_2、及び下端に配置された右側下端領域101a_3を含む。右側上端カバー101aの右側上端領域101a_2には、カメラ103、レシーバー144などが配置される。右側上端カバー101aの右側下端領域101a_3には、ホームボタン148、コネクターケース149などが配置される。第1ハウジング101内部に配置される装置要素は、例示的なものであって、電子装置100の設計意図に応じて変更される。例えば、ホームボタン148は、物理ボタンの形態で例示したが、タッチパッド方式に代替してもよい。また、カメラ103及びカメラブラケット147は、装置要素から除いてもよい。
【0038】
図4は、本発明の一実施形態による第2ハウジングの一例を示す図である。
【0039】
図4を参照すると、本実施形態による第2ハウジング111は、左側上端カバー111a及び左側後面ケース111bを含む。第2ハウジング111は、スライドシート183、ボトムケース184、接着部材181、補助バッテリー186、第1磁石部材182、補助ディスプレイ139、側面ボタン190(例:電源ボタン116又はボリュームボタン117)、スライダー185などを含む。また、第2ハウジング111は、振動モジュール187、アンテナシート188、並びに側面ボタン190及び補助ディスプレイ139に電気的に連結されて側面ボタン190及び補助ディスプレイ139の動作に関する信号処理を行う第2サブPCB189を含む。
【0040】
左側上端カバー111aは、例えば、ディスプレイの一面が配置される第2取付け部111a_1と、第2取付け部111a_1の上端及び下端にそれぞれ配置された左側上端領域111a_2及び左側下端領域111a_3を含む。第2取付け部111a_1は、例えば、第2表示領域132の中央部が配置される平坦な領域と、第2表示領域132の縁部領域が配置される湾曲領域を含む。ディスプレイ130は、電子装置100が曲げられるのに対応して、湾曲領域に配置された一部領域に移動する。例えば、電子装置100が第1状態(例:折り畳まれた状態)において、ディスプレイ130は第2取付け部111a_1の湾曲領域の縁部から平坦な領域の方に特定長さだけ移動する。電子装置100が第2状態(例:開かれた状態)において、ディスプレイ130は第2取付け部111a_1の湾曲領域の縁部に向かって移動する。左側上端領域111a_2及び左側下端領域111a_3は、例えば、第2ハウジング111がヒンジ部120を基準に特定の方向へ移動するように、少なくとも一部が空いた形態で設けられる。左側上端領域111a_2及び左側下端領域111a_3の内側にはヒンジ部120が設けられ、第2ハウジング111のスライディングを支持するレール支持部164が移動される。
【0041】
スライドシート183は、第2ハウジング111のスライディング機能を向上させることで、第2ハウジング111がスライディングする間に繰り返し発生する摩擦力を減らす。スライドシート183は、例えば、表面の少なくとも一部の摩擦係数が相対的に低い(又は特定の値以下である)材質で設けられる。ボトムケース184は、左側下端領域111a_3(又は左側上端領域111a_2)の内側に配置され、ヒンジ部120のレール支持部164をガイドする。接着部材181は、左側上端カバー111aと左側後面ケース111bとを接着する。接着部材181は、左側上端カバー111aの縁部と左側後面ケース111bの縁部とを接着する。補助バッテリー186は、電子装置100の電力を供給する。補助バッテリー186は、第1ハウジング101に配置されたバッテリー141の充電完了後、プロセッサの制御に応じて充電されるか又はバッテリー141と並列的に(又は共に、又は同時に)充電される。第1磁石部材182は、電子装置100の第1状態(例:折り畳まれた状態)を維持するために用いられる。補助ディスプレイ139は、左側上端カバー111aの縁部(例:湾曲領域の下部)に配置され、プロセッサの制御に応じて指定された情報を出力する。一実施形態において、補助ディスプレイ139はタッチスクリーン機能を含み、これに基づいて入力手段として用いられる。
【0042】
アンテナシート188は、例えば、無線充電又はNFC(near field communication)機能などを行う。これに関し、アンテナシート188には、無線充電用アンテナ又はNFCアンテナ、充電回路、及びNFC制御ICのうちの少なくとも一つが配置される。側面ボタン190は、例えば、ボリュームキー又は電源キーなどを含む。振動モジュール187(例:振動モーター)は、プロセッサの制御により、指定されたパターンの振動を発生させる。第2サブPCB189は、補助ディスプレイ139の制御に関する信号処理を行う。また、第2サブPCB189は、側面ボタン190の押下による使用者入力を処理するか又は受信した使用者入力をメインPCB140に伝達する。スライダー185は、ヒンジ部120に配置されたレール支持部の拘束部に結合され、第2ハウジング111のスライディングを行う左側上端領域111a_2又は左側下端領域111a_3の内部に拘束部を固定する。これにより、ヒンジ部120の拘束部がレール支持部を移動する間に、第2ハウジング111がヒンジ部120から遠くなるか又は近くなるスライディング動作が行われる。一方、一例として、上述した第2ハウジング111内に含まれる装置要素の少なくとも一部は省略されるか、又は多様な他の構成要素が第2ハウジング111内に配置される。
【0043】
図5は、本発明の一実施形態によるヒンジ部の一例を示す図である。
【0044】
図6は、本発明の一実施形態によるヒンジ部の一例を示す分解斜視図である。
【0045】
図7は、本発明の一実施形態によるマルチバーの前面及び後面の一例を示す図である。
【0046】
図8は、本発明の一実施形態によるマルチバーの一部領域をより詳細に示す図である。
【0047】
図9は、本発明の一実施形態によるマルチバーとヒンジブラケットとの結合状態を示す図である。
【0048】
図10は、本発明の一実施形態による電子装置の側面の一部の一例を示す図である。
【0049】
図5及び
図6を参照すると、本実施形態によるヒンジ部120は、マルチバー123、第2磁石部材161、磁石支持部材168、プレート166、支持カバー163、レール支持部164、拘束部165、ヒンジブラケット162a、回転ガイド162b、及び支持板169のうちの少なくとも一つを含む。このような構造のヒンジ部120は、ヒンジ部120の中心が分岐するように(又は少なくとも一部が分離されるように)設計される。例えば、磁石支持部材168は、互いに当接する面を基準に一対に設けられ、一対の磁石支持部材168の一方はプレート166に固定され、一対の磁石支持部材168の他方は支持カバー163に固定される。一対の第2磁石部材161は、それぞれ磁石支持部材168の内部に分けて配置される。このとき、第2磁石部材161のうちの一つは磁石支持部材168の一側に配置され、第2磁石部材161のうちの他の一つは磁石支持部材168の他側に配置される。これにより、電子装置100が第1状態(例:折り畳まれた状態)において、磁石支持部材168及び第2磁石部材161は互いに離隔され、特定の間隔を有して上下に並んで配置される。電子装置100が第2状態(例:開かれた状態)において、磁石支持部材168及び第2磁石部材161は互いに対向するように配置されて、磁力を介して結合される。
【0050】
第2磁石部材161は、例えば、対をなす複数の磁石を含む。また、第2磁石部材161は対をなして、少なくとも一方が磁石からなり、他方が磁石の磁力に感応する磁性体からなってもよい。第2磁石部材161は、対をなす磁石支持部材168にそれぞれ配置される。第2磁石部材161の形状を棒形状で例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2磁石部材161は、円筒状や多角形などの形状で設けられてもよい。
【0051】
磁石支持部材168は、少なくとも片面が互いに当接するように配置された対でなる。このような磁石支持部材168の少なくとも一側には、第2磁石部材161が固定される。一実施形態において、対をなす磁石支持部材168のうちの一方に第2磁石部材161の一方が挿入され、第2磁石部材161の一面が外部に露出する。また、対をなす磁石支持部材168のうちの他の一方も第2磁石部材161の他の一方が挿入され、挿入された第2磁石部材161の片面が露出して、他の一方に対向する。対をなす磁石支持部材168のそれぞれは、プレート166及び支持カバー163にそれぞれ固定され、プレート166と支持カバー163との間の離隔又は整列に対応して、互いに対向する面が当接するか又は離隔される。磁石支持部材168の対がそれぞれ分離されるか又は結合されることにより、磁石支持部材168の一側に固定された第2磁石部材161の対がそれぞれ分離されるか又は磁力に基づいて結合される(又は接触状態を維持する)。
【0052】
プレート166は、軸方向に特定の長さ(例:電子装置100の縦の長さと同一又は類似の長さ)を有して配置される。プレート166の表面には、少なくとも一つの第1連結部166a(例:雌ネジ山を有するボス(boss))が配置される。プレート166に配置された第1連結部166aには対をなす磁石支持部材168の一方が固定され、磁石支持部材168には対をなす第2磁石部材161の一方が固定される。さらに、プレート166の一側には少なくとも一つのヒンジブラケット162a(例:一部のヒンジブラケット162aなど)が固定される。プレート166は、支持カバー163と平行に配置される。
【0053】
支持カバー163は、軸方向に特定の長さ(例:プレート166と実質的に同一の長さ)を有して、特定の幅(例:プレート166よりも広い指定された幅)を有する。支持カバー163の一側(例:プレート166と平行に配置されるとき、プレート166に隣接する領域)に少なくとも一つの第2連結部163a(例:雌ネジ山を有するボス)が配置される。支持カバー163に配置される第2連結部163aは、プレート166に配置される第1連結部166aと整列するように配置される。支持カバー163の上部には、対をなす磁石支持部材168(対をなす第2磁石部材161の一方が固定された)の一方が固定される。一実施形態において、支持カバー163の一側には、レール支持部164が固定される。支持カバー163とレール支持部164との間には支持板169が配置される。支持カバー163は、電子装置100が第2状態(例:開かれた状態)において、プレート166と平行に配置される。または、支持カバー163は、電子装置100が第1状態(例:折り畳まれた状態)において、プレート166と上下に整列される。支持カバー163は、一側の縁部にヒンジ軸125が取付けられる取付け溝167を含む。例えば、取付け溝167は、支持カバー163の縦軸方向に延びて配置される。取付け溝167に挿入されるヒンジ軸125は、例えば、磁石支持部材及びヒンジブラケットにより取付け溝167内で回転する。
【0054】
レール支持部164は、支持カバー163の一側(例:上端側及び下端側)に配置される。レール支持部164の一部は、磁石支持部材168と類似の形態を有し、他の一部は、一軸が他軸に比べ相対的に長いリング形状を有する。リング形状の輪は、第2ハウジング111の方向に配置される。レール支持部164の一側(例:輪の内側)に拘束部165が配置される。
【0055】
拘束部165は、例えば、一軸が他軸に比べて相対的に長い楕円形又は角がラウンディングされた矩形状に設けられる。拘束部165は、レール支持部164の輪の内側に配置される。このとき、拘束部165は、レール支持部164の内側で一方向(例:輪の長軸方向)に移動する。拘束部165は、例えば、第2ハウジング111の一側に固定される。これにより、電子装置100が第1状態又は第2状態にある間、第2ハウジング111が移動して、拘束部165は、レール支持部164の内側で左右(又は前後)に移動する。拘束部165は、第2ハウジング111との結合のために、少なくとも一つの第3連結部165a(例:雌ネジ山が形成されたホール)を含む。
【0056】
ヒンジブラケット162aは、矩形状に設けられ、一方の終端が曲って、他の領域が平坦な形状に設けられる。ヒンジブラケット162aの一側には、プレート166又は支持カバー163と結合するための少なくとも一つの第4連結部162a_1(例:雌ネジ山が形成されたホール)が配置される。ヒンジブラケット162aは、複数が備えられる。複数のヒンジブラケット162aのうちの一部はプレート166に結合され、残りの一部は支持カバー163に結合される。ヒンジブラケット162aは、電子装置100が第1状態又は第2状態にある間、マルチバー123を固定させる役割を果たす。これに関し、ヒンジブラケット162aは、マルチバー123に形成された溝に挿入される。
【0057】
回転ガイド162bは、平坦な領域と、平坦な領域に続く湾曲領域を含む。平坦な領域は、回転ガイド162bをプレート166に固定する少なくとも一つの固定ホールを含む。回転ガイド162bの湾曲領域の終端面は、電子装置100が開かれた状態で支持カバー163の前面に対向する。上述した回転ガイド162bは、電子装置100が曲げられた状態(例:第1ハウジング101と第2ハウジング111とが特定の角度、例えば、30度、60度、90度、120度などの特定角度を有する状態)又は折り畳まれた状態(第1ハウジング101と第2ハウジング111とが上下に平行に配置される状態又は第1ハウジング101と第2ハウジング111とのなす角度が0度である状態)に変更される間、マルチバー123の回転を支持する。
【0058】
支持板169は、例えば、矩形状に設けられ、支持カバー163とレール支持部164との間に配置されて、レール支持部164を支持する役割を果たす。一実施形態において、支持板169は、レール支持部164の内側に配置される拘束部165の下部で拘束部165の一面に対向するように配置されて、拘束部165が第2ハウジング111の回転によって移動する間、拘束部165を支持する。
【0059】
マルチバー123は、ヒンジ部120の軸方向における上面の少なくとも一部が平坦で、中央部と縁部との間に段差が付けられた形態の複数の柱部が機械的に結合される。マルチバー123の上部面(例:ディスプレイ130が配置される方向の面)の中央の底部23にはディスプレイ130の背面が取付けられ、マルチバー123の縁部及び段差部21は、ディスプレイ130の側面を保護し、ディスプレイがスライドする時にディスプレイ130の側面をガイドする。
【0060】
上述したように、本発明の一実施形態による電子装置100は、第1ハウジング101と第2ハウジング111とのヒンジ動作時に、対で設けられた第2磁石部材161の磁石の結合又は分離に基づいて第2状態(例:開かれた状態)をより堅固に支持する。
【0061】
図7を参照すると、マルチバー123は、複数の柱部123aが連続的に連結された形態で設けられる。マルチバー123のうちの一つの柱部123aの上部の一部、例えば底部23の上端(例:トップ面)の少なくとも一部は平坦に設けられ、中央部の両側終端には底部23よりも特定の高さだけ高い段差が付けられた段差部21が配置される。柱部123aの下部は下方に延びた一つ以上の突起25を含む。突起25は、一定間隔で離隔して配置される。柱部123aの両側終端の段差部21には、下端方向に形成されたコーン状の突起、例えば、三角突起27(又は多角形の突起)が配置される。三角突起27は、隣接する他の柱部の三角突起27に連接(連続して接触)されて、外側から電子装置100の内部が観察されないようにシールド(shield)する役割を果たす。
【0062】
図8を参照すると、柱部123aは、突起25の少なくとも一つの側壁から、突起25とは異なる角度で設けられた一つ以上の連結突起29を含む。柱部123aは、連結突起29が形成された突起25の反対面に配置されて、連結突起29が挿入される少なくとも一つの突起溝28を含む。突起溝28は、電子装置100が折り畳まれるか否かにより、他の柱部の連結突起が挿入された状態を有するか、又は他の柱部の連結突起の少なくとも一部が抜けた状態を有する。
【0063】
図9を参照すると、複数の柱部123aが連続して配置されたマルチバー123は、上述した突起25が水平面に対し連続して配置されることによって形成された特定の長さの溝901を含む。溝901には、上述したヒンジブラケット162aが挿入される。溝901に挿入されたヒンジブラケット162aは、電子装置100の折り畳まれた状態又は開かれた状態に対応して、溝901の内壁に沿って移動しながら、マルチバー123の各柱部を支持する。また、ヒンジブラケット162aは、柱部123aが離脱しないように柱部123aを固定することにより、マルチバー123の形態を維持する。溝901は、ヒンジブラケット162aが挿入された後、容易に離脱しないように特定の形態(例:T字状)に設けられる。これに関し、ヒンジブラケット162aは、上端の幅が下端の幅よりも広く形成される形状(例:T字状)を有する。
【0064】
図10を参照すると、電子装置100の第2ハウジング111は、ヒンジ部120に連結される。ヒンジ部120には、例えば、先に説明した複数の柱部123aが連続して配列され、電子装置100の開かれた状態に対応して、柱部123aの上端面が互いに連続するように配置される。これにより、上端よりも下端の断面が小さい(例:断面が三角形である)柱部123aの下端は、状態1001に示すように凹凸状に配置される。凹凸状の柱部123aからなるマルチバー123の側面を覆うために、ヒンジ部120は状態1005に示すように側面カバー1010を含む。ヒンジ部120に結合された側面カバー1010は、電子装置100の折り畳まれた状態又は開かれた状態に応じて、第2ハウジング111の内側に第1幅(例:折り畳まれた状態で第2ハウジング111に挿入される幅)ほど挿入されるか、又は第1幅よりも大きい第2幅(例:開かれた状態で第2ハウジング111に挿入される幅)ほど挿入される。ヒンジ部120の他側は、例えば、第1ハウジング101に連結される。第1ハウジング101の一側には、ヒンジ軸125が配置される。取付け溝167に挿入されたヒンジ軸125を中心にヒンジ部120がヒンジ動作を行いながら回転し、ヒンジ部120の終端に連結された第2ハウジング111がヒンジ部120の回転によって特定の角度に配置される。この動作において、ヒンジ部120に設けられた支持カバー163及びヒンジ部120の側面を支持する側面カバー1010は、第2ハウジング111の内側にスライディング動作を行う。
【0065】
図11は、本発明の一実施形態による電子装置の結合された状態の一例を示す図である。
【0066】
図12aは、本発明の一実施形態による電子装置の結合手順の一例を示す図である。
【0067】
図11及び
図12aを参照すると、電子装置100は、先に説明したように、第1ハウジング101、第2ハウジング111、及びヒンジ部120を含む。第1ハウジング101には、ディスプレイの第1表示領域が露出するように配置され、電子装置100の駆動に関する少なくとも一つの装置要素が配置される。第1ハウジング101の内部に配置される装置要素は、例えば、バッテリー、マイク、カメラ、メモリー、SIMカード、結合用第1磁石部材、スピーカー、コネクター、イヤホンジャックコネクターのうちの少なくとも一つを含む。第2ハウジング111の内部に配置される装置要素は、例えば、補助バッテリー、振動モジュール、結合用磁石部材、側面ボタンなどを含む。
【0068】
上述した電子装置100は、状態1201に示すように、第1ハウジング101の右側上端カバー101a及び第2ハウジング111の左側上端カバー111aが平行に配置され、右側上端カバー101aと左側上端カバー111aとの間にヒンジ部120が結合される。さらに、右側上端カバー101a内側には、先に説明した第1ハウジング101の内部に配置される装置要素が配置され、左側上端カバー111aの内側には、先に説明した第2ハウジング111の内部に配置される装置要素が配置される。
【0069】
状態1203に示すように、電子装置100の前面にディスプレイ130が配置される。これに関し、第1ハウジング101の右側上端カバー101a及び第2ハウジング111の左側上端カバー111aの中央部には、ディスプレイ130が取付けられる取付け面が配置される。ヒンジ部120のうち、ディスプレイ130(例:プラスチックOLEDディスプレイ(POLED))が配置される面は、取付け面に対応する特定領域の凹部(例:柱部123aの中央の底部領域)が両側終端に比べて下に段差が付けられた形態を有する。上述したように、右側上端カバー101a、ヒンジ部120の上端中央の底部、及び左側上端カバー111aの上には、一つのフレキシブルなディスプレイ130が配置される。ディスプレイ130は、右側上端カバー101aの一側に配置されたホールを介して右側上端カバー101aの内側に配置されるメインカバーに電気的に連結される。
【0070】
状態1205に示すように、電子装置100の右側後面ケース101b及び左側後面ケース111bが、それぞれ右側上端カバー101a及び左側上端カバー111aの背面を覆う。このとき、左側上端カバー111aと左側後面ケース111bとは、ヒンジ部120に配置されたレール支持部164のスライディングが可能になるように結合される。
【0071】
図12bは、本発明の一実施形態による電子装置のヒンジ動作時の内部構造物の状態の一例を示す図である。
【0072】
図12bを参照すると、状態1211に示すように、電子装置100は開かれた状態を有する。電子装置100の第1ハウジング101、第2ハウジング111、及びヒンジ部120は、互いに平行な状態である。この動作において、ヒンジブラケット162aの平坦な領域は、第1ハウジング101の前面と平行に配置される。回転ガイド162bは、プレート及び支持カバーの開かれた状態を支持する。
【0073】
ヒンジ軸125は、第1ハウジング101の右側後面ケース101bとヒンジ部120との間に配置される。ヒンジ軸125は、外部に突出しないか又は突出する量が少ないように、断面が半円形状に設けられ、ヒンジ軸125の突出する部分が第1ハウジング101の右側後面ケース101bから右側上端カバー101aの方向に向かって配置される。電子装置100が開かれた状態であるとき、マルチバー123は水平状態に配置される。図示された図では、ヒンジ部120の説明のために、ディスプレイ130の中央部の領域を切開した形態で示したものである。
【0074】
状態1213に示すように、電子装置100は、第1ハウジング101と第2ハウジング111とが特定の角度に配置された曲げられた状態を有する。この状態で、ヒンジ部120に配置されたヒンジブラケット162aの平坦な領域は、第2ハウジング111の上端面と平行に配置されつつ、第2ハウジング111の上端面とは特定の角度をなす。電子装置100が曲げられた状態を有する間、ヒンジ部120のマルチバー123は少なくとも一部が屈曲した状態を有する。ヒンジ部120のヒンジ動作により、ヒンジ部120の支持カバー163は、第2ハウジング111の内側にスライディングする。これと共に、ヒンジ部120のレール支持部164は、拘束部165を軸としてスライディングする。
【0075】
状態1215に示すように、電子装置100は、第1ハウジング101と第2ハウジング111とが平行に配置された折り畳まれた状態を有する。この場合、ヒンジ軸125に対して、第1ハウジング101の背面はヒンジ部120の背面及び第2ハウジング111の背面と対向する。ヒンジブラケット162aの平坦な領域は、第1ハウジング101の上端面と並行に配置される。
【0076】
図13は、本発明の一実施形態による電子装置の据え置き(ホールド)状態の多様な例を示す図である。
【0077】
図14は、本発明の一実施形態による電子装置の開かれた状態でのヒンジ部の状態の一例を示す図である。
【0078】
図15は、本発明の一実施形態による電子装置の曲げられた状態でのヒンジ部の状態の一例を示す図である。
【0079】
図16は、本発明の一実施形態による電子装置の折り畳まれた状態でのヒンジ部の状態の一例を示す図である。
【0080】
図13を参照すると、本実施形態による電子装置100は、状態1301に示すように、開かれた状態を有する。開かれた状態は、例えば、第1ハウジング101、ヒンジ部120、及び第2ハウジング111が互いに平行に配置された状態を含む。これにより、ヒンジ部120のマルチバー123は、図示されたように柱部123aの上部面が隣接する他の柱部の上部面と当接する。マルチバー123の上端面は、平坦な面を形成し、平坦な面にはディスプレイ130が平坦に配置される。断面が逆三角形状である柱部123aの上部面が平坦な面をなしつつ、マルチバー123の下部は凹凸状をなす。
【0081】
電子装置100は、状態1303に示すように、曲げられた状態を有する。図示された例では、第1ハウジング101と第2ハウジング111とが90度の角度をなす状態を示したが、本発明はこれに限定されない。図示されたように、第1ハウジング101と第2ハウジング111とが特定の角度をなすように配置される間、ヒンジ部120のマルチバー123のうちの少なくとも一部は凹凸の間隙がないように配置され、マルチバー123の他の一部は、凹凸の間隙を維持する形態で配置される。例えば、曲げられた状態で、マルチバー123のうちの第2ハウジング111と並行に配置される第1柱部123a_1は、上部面が平坦な面をなすように配置され、下部は凹凸状を維持する。マルチバー123のうちの屈曲した領域に配置される第2柱部123a_2は、下部の斜辺が隣接する他の柱部の斜辺と対向する。これにより、マルチバー123の上部面は平坦な形状を維持しつつ、下部はヒンジ軸125を基準に互いに隣接するか又は集められた形態を有する。これにより、ディスプレイ130は、第1ハウジング101上に平坦に配置された領域、第1ハウジング101に特定の角度(例:直角)をなしつつ平坦に配置された領域、及びヒンジ部120上に配置された湾曲領域(円の1/4弧状)を含む。
【0082】
電子装置100は、状態1305に示すように、折り畳まれた状態を有する。例えば、第1ハウジング101と第2ハウジング111とが互いに平行に配置される。このとき、第1ハウジング101の背面と第2ハウジング111の背面とが互いに対向する。これに関し、ヒンジ部120のマルチバー123は、半円形(又はヒンジ軸125に対して180度)形態に配置される。半円形に配置されたマルチバー123は、柱部123aの下部斜辺が隣接する他の柱部の下部斜辺と接触又は対向するように配置された状態を有する。また、マルチバー123の柱部123aの頂点は、ヒンジ軸125に集まる。マルチバー123の上部には、マルチバー123の屈曲した形態に対応してディスプレイ130が曲がって配置される。これにより、ディスプレイ130は、第1ハウジング101上に平坦に配置された領域と、第1ハウジング101に平行に配置されつつ第1ハウジング101内に平坦に配置された領域、及びヒンジ部120上に配置された湾曲領域(半円形状)を含む。また、柱部123aは、凹凸状以外の形状を有するが、これに限定されない。例えば、柱部123aの形状が、凹凸状に圧縮され得る弾性圧縮可能な材料で製造される場合、
図13の状態1303で第1ハウジング101及び/又は第2ハウジング111が123_1と類似のヒンジ軸125を中心に回転するとき、柱部123aは、中空の内部を有するか又は有さない形状の立方形又は円筒形である。
【0083】
図14を参照すると、電子装置100は、ヒンジ部120に配置されたマルチバー123が平坦に配置された形態を有する。例えば、状態1401に示すように、電子装置100が開かれた状態を有する場合、ヒンジ部120は、状態1402に示すように、マルチバー123を構成する複数の柱部123aが平行に配置されて、平坦な面を形成しつつ互いに面接触する。一実施形態において、状態1403に示すように、ヒンジ部120を構成する柱部123aの下部は、鋸歯状(又は凹凸状)に配置される。柱部123aの上部は、状態1404に示すように、上側に段差が付けられた形状に設けられる。状態1405又は状態1406に示すように、柱部123aの終端に配置された段差部は、隣接する柱部の段差部と密接に隣接することで隙間が発生しない。柱部123aの中央側に配置された底部は、隣接する柱部の底部に平行に配置され、特定の間隔(例:S103)を有して配置される。段差部と底部との間の段差は、例えば、ディスプレイの厚さ(例:S104)に対応する高さを有する。または、段差の高さはディスプレイ130保護のために、ディスプレイ130の厚さよりも大きい値を有する。
【0084】
図15を参照すると、電子装置100は、ヒンジ部120に配置されたマルチバー123が特定の曲げ角度(例:30度〜120度、例えば、90度)を有する。一実施形態において、状態1501及び状態1502に示すように、第1ハウジング101と第2ハウジング111との間に配置されたヒンジ部120のマルチバー123を構成する複数の柱部123aのうちの一部の第1柱部123a_1は、曲面を形成するように配置され、他の一部の第2柱部123a_2は、平面を形成する。曲面が形成された領域において、ディスプレイ130は湾曲した状態を有する。
【0085】
電子装置100が特定の角度に曲げられる場合、状態1503、1504、及び1505に示すように、マルチバー123を構成する複数の柱部123aの配置状態が変更される。例えば、曲面を形成する第1柱部123a_1は、段差部21との間に特定の間隔を有しつつ他の柱部に隣接するように配置される。曲面を形成する第1柱部123a_1の底部23は、隣接する他の柱部の底部と別の隙間が発生しないように密接に接触して配置される。曲面を形成する第1柱部123a_1の下部側壁は、隣接する他の柱部の下部側壁に密接に接触して配置される。平面を形成する第2柱部123a_2の段差部21は、実質的な隙間なく隣接する柱部の段差部に密接に配置される。平面を形成する第2柱部123a_2の底部23は、特定の間隔を有しつつ隣接する他の柱部の底部と並行に配置される。平面を形成する第2柱部123a_2の下部側壁は、
図14に示すように鋸歯状(又は凹凸状)をなして配置される。
【0086】
図16を参照すると、電子装置100は、第1ハウジング101及び第2ハウジング111が折り畳まれた状態に配置される。例えば、状態1601、状態1603、及び状態1605に示すように、ヒンジ部120に含まれたマルチバー123を構成する複数の柱部123aの上端部は、曲面(例:半円形)を形成する。これに関し、断面が逆三角形状に配置される柱部123aの下部側壁は、隣接する他の柱部の下部側壁と密接に隣接又は接触して配置される。それぞれの柱部123aの中心線は、例えば、ヒンジ軸125の中心の方向に向く。
【0087】
また、状態1602、状態1604、状態1606、及び状態1607に示すように、ヒンジ部120に配置されたマルチバー123を構成する複数の柱部123aの段差部21は、隣接する他の柱部の段差部と特定の間隔を有しつつ離れて配置される。柱部123aの底部23は、隣接する他の柱部の底部と密接に接触して配置される。このとき、柱部123aの上端は、図示のように、特定の角度だけ互いに離れた外側段差部21aと、隣接する柱部と密接に接触して隙間が発生しない内側段差部21bとを含む。外側段差部21aと内側段差部21bとは、柱部の上端を意味の上で分離したものであり、一つの本体として設けらる。
【0088】
ディスプレイ130の厚さ及び素材を考慮して、ディスプレイ130の中立面の位置を決定する。但し、このような中立面は、ディスプレイ130の上面(top)から底面(bottom)までの範囲のうちの特定の範囲に対応する。中立面が底面(bottom)を基準に適用される場合、図示された領域S003の寸法が0(ゼロ)になることで図示された領域S002の角度は増加し、ディスプレイ130を支える部分は電子装置が完全に開かれたときにも隙間(又はgap)が存在しない設計を維持できる。逆に中立面が上面(Top)を基準に適用される場合には、図示された領域S003の寸法が当該面まで上がるようになることで図示された領域S002の寸法は減少し、電子装置が開かれた時にディスプレイ130を支える柱部123aの底面の隙間は一定量存在するようになるが、ディスプレイ130の厚さが薄いため、底面の隙間の量は無視できるほど少なくなる。中立面が中央位置に適用される場合には、電子装置が完全に開かれたときにディスプレイ130を支える柱部123aの隙間が特定の距離(例:0.1mm)に維持され、外部に露出される柱部123aは隙間なく互いに面接触される。
【0089】
図17は、本発明の一実施形態による電子装置の折り畳まれた状態でのヒンジ部の内部の一例を示す図である。
【0090】
図17を参照すると、状態1701及び状態1703に示すように、電子装置100のヒンジ部120は、第1ハウジング101と第2ハウジング111とが上下に並んで配置された状態で、折り畳まれた形態に配置される。これに関し、ヒンジ部120のマルチバー123に含まれた柱部123aのうちの段差部21は、隣接する柱部の段差部から特定の間隔で離隔される。柱部123aの底部23は、隣接する柱部の底部と密接に接触され、柱部123aは全体として丸く配置される。この状態で、柱部123aは、ヒンジ軸125を基準に湾曲部を形成する。ヒンジ部120が湾曲部を形成する間、ヒンジ部120内に配置された対をなす第2磁石部材161及び第2磁石部材161を含む磁石支持部材168は、それぞれ上下に並んで配置される。対をなす第2磁石部材161及び対をなす磁石支持部材168のうちの一方は、プレート166に配置され、他の一方は支持カバー163に配置される。
【0091】
上述した多様な実施形態による電子装置(又は携帯用電子装置)は、第1面及び第1面とは反対側の第2面を含む第1ハウジング、第3面及び第3面とは反対側の第4面を含む第2ハウジング、第5面及び第6面を含んで第1ハウジングと第2ハウジングとを連結するヒンジ部、第1面、第5面、及び第3面上に配置されたフレキシブルディスプレイ、及びフレキシブルディスプレイに電気的に連結されて第1ハウジング又は第2ハウジングのうちの少なくとも一つに配置されたプロセッサを含み、ヒンジ部は、第1方向に延長されたヒンジ軸の周辺で撓み、ヒンジ軸は、第1面上からみると、第1ハウジングと第2ハウジングとの間の境界に沿って延長され、ヒンジ部が曲げられる前の状態で第1面及び第3面は同一方向に配置され、ヒンジ部が実質的に完全に折り畳まれると、第2面と第4面とは互いに対向し、ヒンジ部は第1方向に延長されて、第5面上に共に配置される複数の柱部を含むことを特徴とする。
【0092】
一実施形態において、複数の柱部の少なくとも一つは、第5面の少なくとも一部に配置される上面、上面に反対側の第6面の方向に位置する底面、上面と底面との間に位置する第1側面及び第2側面を含み、第1側面及び第2側面の少なくとも一方の幅が、上面から底面の方向に徐々に減る形状に設けられる。
【0093】
一実施形態において、ヒンジ部は第6面に形成された第1構造物(例:マルチバー)をさらに含み、第1構造物は第1方向に垂直な可変幅を含み、ヒンジ部が曲げられていない状態で、可変幅はヒンジ部が実質的に完全に折り畳まれた状態よりもさらに長く形成される。
【0094】
一実施形態において、第1構造物は、可変幅の提供により第2ハウジングから又は第2ハウジングに移動可能に設けられた第1手段(例:スライディング部)を含む。
【0095】
一実施形態において、第1手段は第2ハウジング内に形成された開口部にスライディングされる。
【0096】
上述した一実施形態による携帯用電子装置は、第1面及び第1面とは反対側の第2面を含む第1ハウジング、第3面及び第3面とは反対側の第4面を含む第2ハウジング、第1ハウジングと第2ハウジングとを連結して、第2ハウジングの第4面が第1ハウジングの第1面と対向する方向に回転するように設けられたヒンジ部を含み、ヒンジ部は、第1ハウジングの一側の縁部に配置されたヒンジ軸、第2ハウジングのヒンジ動作に対応して少なくとも一部が第2ハウジングの内側にスライディングして進入するか、又は第2ハウジングの内側からスライディングして排出されるスライディング部、第1面と第4面との間に配置され、第2ハウジングのヒンジ動作に対応して開かれるか折り畳まれる複数のユニット(例:柱部)を有するマルチバーを含むことを特徴とする。
【0097】
一実施形態において、第1ハウジングの厚さ及び第2ハウジングの厚さは、実質的に同一又は類似に形成される。
【0098】
一実施形態において、第1ハウジングの幅及び第2ハウジングの幅は、実質的に同一又は類似に形成される。
【0099】
一実施形態において、第1ハウジング又は第2ハウジングの幅が第2ハウジング又は第1ハウジングの幅よりも特定の大きさだけ大きく形成される。
【0100】
一実施形態において、電子装置は、第1ハウジングと第2ハウジングとが折り畳まれた状態で外部に露出される第2ハウジングの第4面の一部に配置される補助ディスプレイをさらに含む。
【0101】
一実施形態において、マルチバーは、ヒンジ軸方向に配置された複数の柱部を含む。
【0102】
一実施形態において、柱部は平坦に形成された底部、底部の上端及び下端に配置されて底部よりも高く段差付けられた段差部を含む。
【0103】
一実施形態において、複数の柱部の底部は、第1ハウジングの第1面と第2ハウジングの第3面とが同一方向に配置される間、隣接する底部と密接に面接触して平坦な面を形成するように配置される。
【0104】
一実施形態において、複数の柱部の底部は、第1ハウジングの第2面と第2ハウジングの第4面とが対向する間、隣接する底部と密接に面接触されて湾曲部を形成するように配置される。
【0105】
一実施形態において、複数の柱部の段差部は、第1ハウジングの第1面と第2ハウジングの第3面とが同一方向に配置される間、隣接する段差部と密接に面接触されて平坦な面を形成するように配置される。
【0106】
一実施形態において、複数の柱部の段差部は、第1ハウジングの第2面と第2ハウジングの第4面とが対向する間、隣接する段差部と指定された隙間を形成しつつ湾曲部を形成するように配置される。
【0107】
一実施形態において、複数の柱部のうちの一部の柱部は、第1ハウジングの第2面と第2ハウジングの第4面とが鋭角の範囲内で特定の角度を形成する間、隣接する他の柱部と連接して湾曲部を形成し、残りの柱部は隣接する他の柱部と連接して平坦な面を形成する。
【0108】
一実施形態において、湾曲部を形成する柱部の段差部は、連接された柱部の段差部と特定の隙間を形成して配置され、平坦な面を形成する柱部の段差部は、連接された柱部の段差部と密接に面接触するように配置される。
【0109】
一実施形態において、柱部は段差部の縁部から下部の方向に延長され、上部から下部の方向に行くほど幅が徐々に減る三角突起をさらに含む。一実施形態において、複数の柱部に配置される突起のうちの少なくとも一部は、第1ハウジングと第2ハウジングとが鋭角の範囲内で曲げられた間、隣接する他の突起(例:三角突起)の側壁と面接触するように配置される。
【0110】
ヒンジ部は、第1ハウジングに固定されるプレート、第2ハウジングに固定される支持カバー、プレートと支持カバーとにそれぞれ固定される一対の磁石部材を含み、磁石部材は、第1ハウジングの第1面と第2ハウジングの第3面とが同一方向に配置される間、磁石結合される。
【0111】
上述した一実施形態による携帯用電子装置は、第1面及び第1面とは反対側の第2面を含む第1ハウジング、第3面及び第3面とは反対側の第4面を含む第2ハウジング、第1ハウジングと第2ハウジングとを連結して、第2ハウジングの第4面が第1ハウジングの第1面と対向する方向に回転するように設けられたヒンジ部を含み、ヒンジ部は、第1ハウジングの一側に配置されて第2ハウジングのヒンジ動作を支持するヒンジ軸、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に配置されてヒンジ動作時に湾曲部を形成するように配置される複数の柱部を含み、第1ハウジングと第2ハウジングとが上下に並んで配置される間、複数の柱部はヒンジ軸を基準として一方の方向に配置される。
【0112】
一実施形態において、複数の柱部は、ヒンジ軸を基準に半円形状に配置される。
【0113】
一実施形態において、複数の柱部は、ヒンジ軸から分離した形態に配置される。
【0114】
図18は、本発明の一実施形態による電子装置の多様な形態の一例を示す図である。
【0115】
図18を参照すると、電子装置は、例えば、第1表示領域131と第2表示領域132との比率が特定の比率(例:5:5、7:3、3:7)になっている。
【0116】
状態1801に示すように、本発明の一実施形態による電子装置100は、第1ハウジング101_1に配置される第1表示領域131_1及び第2ハウジング111_1に配置される第2表示領域132_1の大きさが同一又は類似する。これにより、第1表示領域131_1及び第2表示領域132_1は、電子装置100が折り畳まれた状態を有するようにヒンジ部120_1が湾曲部を形成する間、上下に揃った長さで対向する。第1表示領域131_1と第2表示領域132_1との間にはヒンジ表示領域133_1が配置される。ヒンジ表示領域133_1はヒンジ部120_1上に配置される。
【0117】
状態1803に示すように、本発明の一実施形態による電子装置100は、第1ハウジング101_2に配置される第1表示領域131_2の大きさが第2ハウジング111_2に配置される第2表示領域132_2の大きさよりも相対的に小さい。第1表示領域131_2と第2表示領域132_2との間には、ヒンジ部120_2上に配置されるヒンジ表示領域133_2が配置される。
【0118】
電子装置100が折り畳まれた状態に配置される間、第1表示領域131_2は第2表示領域132_2上に置かれて第2表示領域132_2の少なくとも一部領域が外部に露出される。外部に露出される第2表示領域132_2の一部領域には、例えば、補助ディスプレイ139が配置される。補助ディスプレイ139が配置される領域には、例えば、物理キー圧力センサー、ディスプレイタッチセンサーなどが配置される。第1ハウジング101_2の側部又は第2ハウジング111_2の側部には、例えば側面キーが配置される。
【0119】
状態1805に示すように、本発明の一実施形態による電子装置100は、第1ハウジング101_3上に配置される第1表示領域131_3の大きさが第2ハウジング111_3上に配置される第2表示領域132_3の大きさよりも大きい。この場合、第1表示領域131_3の背面の一部領域に第2表示領域132_3の背面が置かれて第1表示領域131_3の一部領域が外部に露出される。第1表示領域131_3及び第2表示領域132_3の間には、ヒンジ部120_3上にヒンジ表示領域133_3が配置される。
【0120】
上述した本発明のフレキシブルディスプレイ装置は、折り畳まれたときの使用性と開かれたときの使用性を同時に確保できる。このようなフレキシブルディスプレイ装置は、第1ハウジング101と第2ハウジング111との折り畳み動作又は開く動作で必要な変位量をヒンジ部120が吸収する。
【0121】
一実施形態において、フレキシブルディスプレイ装置は、折り畳まれた状態で第1ハウジング101に配置される第1表示領域131又は第2ハウジング111に配置される第2表示領域132のみがターンオンされる。セルフカメラ撮影機能が実行中の場合、フレキシブルディスプレイ装置は前面方向のディスプレイ領域(例:第1表示領域131)がターンオンされる。被写体撮影時には折り畳まれた状態で、第2表示領域132がターンオンされるか又は第1表示領域131及び第2表示領域132がターンオンされる。カメラ撮影時、ヒンジ部120の領域に配置されたヒンジ表示領域133はターンオフ状態を維持する。
【0122】
フレキシブルディスプレイ装置は、折り畳まれた状態から開かれた状態に転換される場合、自動でディスプレイ130(例:第1表示領域131、第2表示領域132、ヒンジ表示領域133)をターンオンする。そして、フレキシブルディスプレイ装置は、少なくとも一部が特定の角度に折り畳まれた場合、ディスプレイ130の少なくとも一部をターンオフ(例:表示領域全体をターンオフするか、第2表示領域132をターンオフ)する。
【0123】
上述したように、本発明によれば、ディスプレイの大きさを拡大させつつ、ディスプレイの携帯性を維持できる。また、本発明によれば、ディスプレイ領域は、フレキシブル表示装置が折り畳まれた状態に応じて、多様な形態で使用でき、また、ヒンジ動作によって折り畳まれた部分で発生するディスプレイの曲げ疲労を改善できる。
【0124】
本明細書に開示された実施形態は、開示された技術内容の説明及び理解のために提示されたものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。したがって、本明細書の記載範囲は、本発明の技術的思想に基づく全ての変更又は多様な他の実施形態を含む。