(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記メインリンク(600)の前端が突出され、回転自在に切開部(801)が形成され、前記支持台(500)及び前記角度調節手段(700)を覆い包むように、前記スライディング部材(300)の下部に装着されるカバー部材(800)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のギア構造を採用した天井型ディスプレイ位置調節装置。
前記リードスクリュー(410)が挿入されるように、中空状に形成され、一側は、前記昇降ユニット(420)に装着され、他側は、前記スライディング部材(300)の下部に装着され、前記昇降ユニット(420)と共に昇降運動しながら、前記昇降ユニット(420)の下部に突出された前記リードスクリュー(410)を覆い包む保護管(440)をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のギア構造を採用した天井型ディスプレイ位置調節装置。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ディスプレイは、すなわち、TVは、室内のいずれか一ヵ所に配置し、視聴を行うことになる。
【0003】
そのようなディスプレイは、視聴を行っても行わなくとも、空間のある一部分を占めることになる。
【0004】
最近では、空間活用度を最大限高めることができ、高めるために、ディスプレイを、壁や天井などに設置して使用することになった。
【0005】
特に、天井に設置することができる天井掛け用ディスプレイ固定装置が開発されている。
【0006】
図1は、従来の天井掛け用ディスプレイ固定装置の構成図である。
【0007】
図1に図示されているように、従来の天井掛け用ディスプレイ固定装置は、天井付着ブラケット12と、前記天井付着ブラケットの下端に設置され、長さが可変される支持棒16,18と、前記支持棒に連結され、左右角度調節される調節ブラケット22と、前記調節ブラケットに結合されるディスプレイ装置付着ブラケット24と、前記付着ブラケットの所定位置に付着される1対のブラケット連結板26と、前記ブラケット連結板に結合される角度調節ねじ用ブラケット32と、前記ブラケット連結板に形成され、前記角度調節ねじ用ブラケットの外周に接するように設置される角度調節板30と、前記角度調節板を密着させ、角度調節板を角度調節ねじ用ブラケットに加圧する角度調節ねじ34と、から構成される。
【0008】
しかし、従来のそのような天井掛け用ディスプレイ固定装置は、ディスプレイの位置を調節したり、視聴角度を手動で調節したりしなければならないという問題点があり、さらに、ディスプレイが常時室内に露出されているという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述のような問題点を解決するためのものであり、ディスプレイを視聴しないときには、天井上にあって、視聴を行うときには、自動的に天井下に降りてきて、視聴することができるようにし、自動的にディスプレイの視聴角度を調節することができるギア構造を採用した天井型ディスプレイ位置調節装置を提供するところにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明のギア構造を採用した天井型ディスプレイ位置調節装置は、下部が開放された中空状に形成され、天井上に配置される本体と、前記本体を固定する固定ブラケットと、前記本体の内部に装着され、前記天井下部方向にスライディングされるスライディング部材と、前記スライディング部材を、前記本体の下部にスライディング移動させる昇降手段と、前記スライディング部材の下部に左右両側に結合される支持台と、後方は、前記支持台間にヒンジ軸によって回転自在に結合されれば、前方には、ディスプレイが装着されるメインリンクと、前記メインリンクを前記ヒンジ軸を中心に回転させ、前記ディスプレイの角度を調節する角度調節手段と、を含むが、前記昇降手段は、前記本体から、前記スライディング部材を上下方向にスライディング移動させ、前記ディスプレイを、前記天井を基準に、上部または下部に移動させ、前記角度調節手段は、前記昇降手段により、前記天井の下部に移動された前記メインリンクを回転させ、前記ディスプレイの視聴角度を調節することを特徴とする。
【0011】
また、前記角度調節手段は、回転モータと、前記回転モータによって回転するウォームと、前記ウォームに噛み合うウォームギアと、前記ウォームギアと共に回転されるように、同一軸上に装着される主動ギアと、前記主動ギアと噛み合うように、前記支持台にヒンジ結合される後方外周縁に装着される従動ギアと、を含むが、前記角度調節手段は、前記天井下部に突出された前記ディスプレイは、前記回転モータが回転すれば、前記ウォームと前記ウォームギアとにより、前記主動ギアの回転比が減速されて噛み合う前記従動ギアが回転しながら、前記メインリンクの後方を、前記回転軸を中心に回転させ、前記メインリンクの前方に装着された前記ディスプレイの角度を調節することを特徴とする。
【0012】
また、前記メインリンクの前端が突出され、回転自在に切開部が形成され、前記支持台及び前記角度調節手段を覆い包むように、前記スライディング部材の下部に装着されるカバー部材をさらに含むことを特徴とする。
【0013】
また、前記昇降手段は、前記本体内部に、上端が回転自在に結合されるリードスクリューと、前記スライディング部材の上端に結合され、前記リードスクリューの回転により、上下方向に昇降運動する昇降ユニットと、前記リードスクリューを回転させるメインモータと、を含むが、前記メインモータが回転すれば、前記リードスクリューが回転しながら、前記昇降ユニットが、前記リードスクリューに従って昇降運動しながら、前記スライディング部材を上下方向にスライディングさせ、前記ディスプレイを、前記天井を基準に、上部または下部に移動させることを特徴とする。
【0014】
また、前記リードスクリューが挿入されるように、中空状に形成され、一側は、前記昇降ユニットに装着され、他側は、前記スライディング部材の下部に装着され、前記昇降ユニットと共に昇降運動しながら、前記昇降ユニットの下部に突出された前記リードスクリューを覆い包む保護管をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
また、前記本体内側には、上下方向に、多数個のスライディング溝が形成され、前記スライディング部材には、前記スライディング溝に沿い、多数個の結合孔が形成され、それぞれの前記結合孔に挿入結合され、前記スライディング溝に沿ってスライディングされるスライディング突起をさらに含むが、前記スライディング突起は、前記スライディング部材から突出され、前記スライディング溝に沿ってスライディングされ、外周縁には、外面から内側に傾いた傾斜面が形成されたスライディング部と、前記結合孔に結合されるように、前記スライディング部から突設され、端には、前記結合孔に挿入され、前記結合孔の外周縁にかかる係止爪が形成された結合部と、からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
以上で説明したような本発明のギア構造を採用した天井型ディスプレイ位置調節装置によれば、次のような効果がある。
【0017】
第一に、前記昇降手段と前記角度調節手段とにより、ディスプレイを視聴しないときには、天井上にあって、視聴を行うときには、自動的に天井下に降りてきて、視聴することができるようにし、自動的にディスプレイの視聴角度を調節することができる効果がある。
【0018】
第二に、前記ウォームと前記ウォームギアとによって構成された前記角度調節手段により、前記回転モータの回転速度を低減させ、徐々に動くようにしながら、前記ディスプレイの荷重によって逆行に回転、すなわち、前記回転モータが止まったとき、前記ディスプレイの視聴角度の変化を防止する効果がある。
【0019】
第三に、前記カバー部材を構成することにより、内部に構成される前記角度調節手段、前記支持台及び前記メインリンクの後端を露出させず、美観を損なわないようにしながら、異物が入ることを最小化させる効果がある。
【0020】
第四に、前記リードスクリュー、前記昇降ユニット及び前記メインモータで構成された昇降手段を構成することにより、容易であって簡単に設置が可能でありながら、前記ディスプレイを天井上または天井下に手軽に移動させることができる効果がある。
【0021】
第五に、前記保護管が、前記昇降ユニットの下部に突出された前記リードスクリューを覆い包むことにより、前記リードスクリューに塗布された潤滑油が外部に落ちることを防止しながら、異物がたまることを防止する効果がある。
【0022】
第六に、前記スライディング部と前記結合部とからなる前記スライディング突起を構成することにより、前記スライディング突起が多数個によってなっているために、前記スライディング部材がスライディングするとき、摩擦による抵抗を最小化させることができ、前記スライディング突起の前記スライディング部が摩擦によって摩耗されたとき、前記結合部によって手軽に交換を行うことができる効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の一実施形態によるギア構造を採用した天井型ディスプレイ位置調節装置は、ディスプレイを視聴しないときには、天井上にあって、視聴を行うときには、自動的に天井下に降りてきて、視聴することができるようにし、自動的にディスプレイの視聴角度を調節することができる。
【0025】
図2ないし
図11に図示されているように、本発明の一実施形態による突出型ディスプレイT位置調節装置は、本体100、固定ブラケット200、スライディング部材300、昇降手段400、支持台500、メインリンク600、角度調節手段700、カバー部材800及びスライディング部材900を含む。
【0026】
前記本体100は、下部が開放された中空状に形成され、
図4に図示されているように、天井P上に配置される。
【0027】
すなわち、前記本体100は、室内空間の上、天井Pに配置される。
【0028】
そのような前記本体100は、
図3に図示されているように、後述する構成要素が装着される。
【0029】
前記固定ブラケット200は、
図4に図示されているように、前記本体100を固定する。
【0030】
すなわち、前記固定ブラケット200は、前記本体100を前記天井P上部に固定させ、動いたり落ちたりしないようにする。
【0031】
前記スライディング部材300は、前記本体100の内部に装着される。
【0032】
そのような前記スライディング部材300は、
図3に図示されているように、後述する前記昇降手段により、前記本体100内部において、上下方向にスライディングされながら、ディスプレイTを視聴しないときには、天井Pの上に上昇させ、視聴するときには、天井Pの下に移動させる。
【0033】
前記スライディング部材300が、前記本体100において、スライディングされる詳細な説明は、後述する。
【0034】
前記昇降手段400は、前記スライディング部材300を、前記本体100においてスライディング移動させる。
【0035】
すなわち、前記昇降手段400は、前記スライディング部材300を、前記本体100内部または前記本体100下部に移動させ、前記ディスプレイTが天井Pの上または下に位置するようにする。
【0036】
そのような前記昇降手段400は、リードスクリュー410、昇降ユニット420、メインモータ430及び保護管440を含む。
【0037】
前記リードスクリュー410は、前記本体100内部に、上端が回転自在に結合される。
【0038】
すなわち、前記リードスクリュー410は、
図3に図示されているように、前記本体100の内部に上下方向に配置され、前記本体100内部に挿入されてスライディングされる前記スライディング部材300の内部に配置されるように、上端が前記本体100の上端に回転自在に結合される。
【0039】
前記昇降ユニット420は、前記スライディング部材300の上端に結合されながら、前記リードスクリュー410の回転により、
図3に図示されているように、上下方向に昇降運動する。
【0040】
さらに詳細には、前記昇降ユニット420は、前記リードスクリュー410とは螺合されながら、前記スライディング部材300の上端に結合され、前記リードスクリュー410に沿って上下方向に昇降運動を行うことになる。
【0041】
そのような前記昇降ユニット420は、前記リードスクリュー410の回転により、
図3(a)に図示されているように、前記スライディング部材300を上昇させ、
図4(a)に図示されているように、前記ディスプレイTが天井Pの上に配置されるようにするか、あるいは
図3(b)に図示されているように、前記スライディング部材300を下降させ、
図4(b)に図示されているように、前記ディスプレイTが天井Pの下に配置されるようにする。
【0042】
前記メインモータ430は、前記リードスクリュー410を回転させる。
【0043】
すなわち、前記メインモータ430は、
図3に図示されているように、前記本体100の上部に回転自在に結合された前記リードスクリュー410の上端に結合され、前記リードスクリュー410を回転させ、前記昇降手段400が上下方向に昇降運動を行うようにする。
【0044】
そのような前記昇降手段400は、前記メインモータ430の回転により、前記リードスクリュー410が回転しながら、前記昇降ユニット420が、前記リードスクリュー410に沿って昇降運動することになり、それにより、前記スライディング部材300が上下方向にスライディング移動しながら、前記ディスプレイTを、前記天井Pを基準に、上部または下部に移動させる。
【0045】
そのように、前記リードスクリュー410、前記昇降ユニット420及び前記メインモータ430で構成された昇降手段400を構成することにより、容易であって簡単に設置が可能でありつつ、前記ディスプレイTを天井Pの上または下に手軽に移動させることができる。
【0046】
本実施形態においては、前記昇降手段400を、前記リードスクリュー410、前記昇降ユニット420及び前記メインモータ430で構成したが、本実施形態とは異なり、前記スライディング部材300をスライディング移動させることができるものであるならば、他の構成によってなってもよい。
【0047】
一方、前記保護管440は、
図3に図示されているように、前記リードスクリュー410が挿入されるように、中空状に形成され、一側は、前記昇降ユニット420に装着され、他側は、前記スライディング部材300の下部に装着される。
【0048】
そのような前記保護管440は、前記スライディング部材300及び前記昇降ユニット420と共に昇降運動しながら、前記昇降ユニット420の下部に突出された前記リードスクリュー410を覆い包む。
【0049】
そのように、前記保護管440が、前記昇降ユニット420の下部に突出された前記リードスクリュー410を覆い包むことにより、前記リードスクリュー410に塗布された潤滑油が外部に落ちることを防止しながら、異物がたまることを防止する。
【0050】
前記支持台500は、
図3、
図6及び
図7に図示されているように、前記スライディング部材300の下部に左右両側に結合される。
【0051】
そのような前記支持台500は、
図3に図示されているように、後述する前記角度調節手段700と前記メインリンク600とが結合され、前記メインリンク600を回転させ、前記メインリンク600に結合される前記ディスプレイTの視聴角度を調節することができるように支持する。
【0052】
前記メインリンク600は、後方は、前記支持台500間に、ヒンジ軸601によって回転自在に結合され、前方には、前記ディスプレイTが装着される。
【0053】
すなわち、前記メインリンク600は、
図6及び
図7に図示されているように、後方が前記ヒンジ軸601により、前記支持台500間に回転自在に、前記ヒンジ軸601によって結合され、前方が前記ヒンジ軸601を中心に上下方向に回転しながら、前方に装着された前記ディスプレイTの視聴角度を調節することができるようにする。
【0054】
前記角度調節手段700は、前記メインリンク600を、前記ヒンジ軸601を中心に回転させ、前記メインリンク600の前方に装着された前記ディスプレイTの角度を調節する。
【0055】
すなわち、前記角度調節手段700は、
図8(b)に図示されているように、前記昇降手段400により、前記天井Pの下部に移動された前記メインリンク600を回転させ、前記ディスプレイTの視聴角度を調節する。
【0056】
そのような前記角度調節手段700は、回転モータ710、ウォーム720、ウォームギア730、主動ギア740及び従動ギア750を含む。
【0057】
前記回転モータ710は、
図6及び
図7に図示されているように、前記支持台500間に装着される。
【0058】
そして、前記ウォーム720は、前記回転モータ710の回転軸に連結されて回転する。
【0059】
そして、前記ウォームギア730は、前記ウォーム720と噛み合うように結合される。
【0060】
そのような前記ウォーム720と前記ウォームギア730とにより、前記回転モータ710の回転比は、低減することになる。
【0061】
そして、前記ウォーム720と前記ウォームギア730とにより、後述するように、前記ディスプレイTの荷重によって逆方向に回転することを防止することになる。
【0062】
前記主動ギア740は、前記ウォームギア730と共に回転されるように、同一軸上に装着される。
【0063】
すなわち、前記主動ギア740は、前記ウォーム720と前記ウォームギア730とにより、回転速度が低減された状態で回転されるように、前記ウォームギア730と同一軸上で回転する。
【0064】
前記従動ギア750は、前記主動ギア740と噛み合うように、前記支持台500にヒンジ結合される後方外周縁に装着される。
【0065】
すなわち、前記従動ギア750は、前記支持台500間に、前記ヒンジ軸601によってヒンジ結合された前記メインリンク600の後方を、前記ヒンジ軸601を中心に回転させるように、前記メインリンク600の後方に装着される。
【0066】
そのような前記角度調節手段700は、
図8(a)に図示されているように、前述の前記昇降手段400により、前記スライディング部材300が下降し、前記ディスプレイTが前記天井P下部に突出されれば、
図8(b)に図示されているように回転させ、視聴角度を調節する。
【0067】
すなわち、前記角度調節手段700は、
図7(a)に図示されているように、前記回転モータ710が回転すれば、前記ウォーム720と前記ウォームギア730とにより、前記主動ギア740の回転比が減速されて噛み合う前記従動ギア750が回転しながら、
図6(b)に図示されているように、前記メインリンク600の後方を、前記回転軸を中心に回転させ、前記メインリンク600の前方に装着された前記ディスプレイTの角度を調節する。
【0068】
そのように、前記ウォーム720と前記ウォームギア730とによって構成された前記角度調節手段700により、前記回転モータ710の回転速度を低減させ、徐々に動くようにしながら、前記ディスプレイTの荷重によって逆行に回転、すなわち、前記回転モータ710が止まったとき、前記ディスプレイTの視聴角度の変化を防止する。
【0069】
前記カバー部材800は、
図2、
図5、
図6及び
図9に図示されているように、前記支持台500及び前記角度調節手段700を覆い包むように、前記スライディング部材300の下部に装着される。
【0070】
そのような前記カバー部材800には、前記メインリンク600の前端が突出され、回転自在に、すなわち、前記メインリンク600の前方が上下方向に動くことができるように、切開部801が形成される。
【0071】
そのように、前記カバー部材800を構成することにより、内部に構成される前記角度調節手段700、前記支持台500及び前記メインリンク600の後端を露出させず、美観を損なわないようにしながら、異物が入ることを最小化させる。
【0072】
一方、
図10(a)及び
図11に図示されているように、前記本体100内側には、上下方向に、多数個のスライディング溝101が形成され、前記スライディング部材300には、前記スライディング溝101に沿い、多数個の結合孔301が形成される。
【0073】
そして、前記スライディング突起900は、それぞれの前記結合孔301に挿入結合され、前記スライディング溝101に沿ってスライディングされる。
【0074】
すなわち、前記スライディング突起900は、前述の前記本体100から、前記スライディング部材300がスライディングが良好になされるように、前記本体100に形成された前記スライディング溝101に沿い、多数個が前記結合孔301に結合されてスライディングされる。
【0075】
そのような前記スライディング突起900は、
図10及び
図11に図示されているように、スライディング部910と結合部920とからなる。
【0076】
前記スライディング部910は、
図10(a)及び
図11に図示されているように、前記スライディング部材300から突出され、前記スライディング溝101に沿ってスライディングされる。
【0077】
そのような前記スライディング部910の外周縁には、
図10及び
図11に図示されているように、外面から内側に傾いた傾斜面911が形成される。
【0078】
そのような前記傾斜面911は、多数個によってなる前記スライディング突起900が、
図2に図示されているように、前記スライディング部材300が、前記本体100からスライディングされて降りていて上昇するとき、前記スライディング部910が前記スライディング溝101にかからないように挿入され、スライディングがなされるようにする。
【0079】
そして、前記結合部920は、
図10及び
図11に図示されているように、前記結合孔301に結合されるように、前記スライディング部910から突設される。
【0080】
そのような前記結合部920の端には、
図10(b)及び
図11に図示されているように、前記結合孔301に挿入され、前記結合孔301の内側外周縁にかかる係止爪921が形成される。
【0081】
そのような前記係止爪921は、前記結合孔301に結合された前記スライディング突起900が任意に抜けないように結合させる。
【0082】
そのように、前記スライディング部910と前記結合部920とからなる前記スライディング突起900を構成することにより、前記スライディング突起900が多数個によってなっているために、前記スライディング部材900がスライディングするとき、摩擦による抵抗を最小化させることができ、前記スライディング突起900の前記スライディング部910が摩擦によって摩耗されたとき、前記結合部920によって手軽に交換を行うことができる。
【0083】
そのような構成によってなる本発明の一実施形態による天井突出型ディスプレイ位置調節装置の作動過程について説明する。
【0084】
まず、
図4(a)に図示されているように、天井Pの上にディスプレイTが位置するように、前記本体100に、前記スライディング部材300がスライディングされて上がった状態に装着される。
【0085】
その後、ディスプレイTを視聴するときには、
図3に図示されているように、前記メインモータ430が回転すれば、前記昇降ユニット420が、前記リードスクリュー410に沿って降りながら、前記スライディング部材を下降させ、前記スライディング部材の下部に配置されるディスプレイTが、
図4(b)に図示されているように、天井Pの下に降りてきて、視野に入ることになる。
【0086】
そのように、前記ディスプレイTが天井P下に降りてくれば、
図7に図示されているように、前記角度調節手段700により、前記メインリンク600を回転させ、
図8(b)に図示されているように、前記ディスプレイTの角度を調節し、ディスプレイT視聴を容易にする。
【0087】
一方、反対に視聴が終われば、前述の内容と反対になされながら、前記ディスプレイTは、前記天井Pの上に入り、室内空間から見えなくなる。
【0088】
そのように、前記昇降手段400と前記角度調節手段700とにより、ディスプレイTを視聴しないときには、天井Pの上にあり、視聴を行うときには、自動的に天井P下に降りてきて、視聴することができるようにし、自動的にディスプレイTの視聴角度を調節することができるようになる。
【0089】
本発明の天井突出型ディスプレイ位置調節装置は、前述の実施形態に局限されず、本発明の技術思想が許容される範囲内において、多様に変形して実施することができる。