特許第6836639号(P6836639)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6836639
(24)【登録日】2021年2月9日
(45)【発行日】2021年3月3日
(54)【発明の名称】袋保持具
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/14 20060101AFI20210222BHJP
   B65F 1/00 20060101ALI20210222BHJP
【FI】
   B65F1/14 A
   B65F1/14 B
   B65F1/00 L
【請求項の数】3
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-201125(P2019-201125)
(22)【出願日】2019年11月6日
【審査請求日】2019年11月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】519395802
【氏名又は名称】鈴木 主樹
(74)【代理人】
【識別番号】100216736
【弁理士】
【氏名又は名称】竹井 啓
(74)【代理人】
【識別番号】100202706
【弁理士】
【氏名又は名称】長野 克彦
(74)【代理人】
【識別番号】100082913
【弁理士】
【氏名又は名称】長野 光宏
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 主樹
【審査官】 柿沼 善一
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭43−026155(JP,Y1)
【文献】 実開平07−013804(JP,U)
【文献】 特開平11−322005(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3032866(JP,U)
【文献】 実開昭52−011981(JP,U)
【文献】 特公昭44−020585(JP,B1)
【文献】 実開昭59−175005(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 1/00−1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋を保持する袋保持具であって、
前記袋の外側の表面である第1外表面に接合する第1接合部材と、
前記袋の外側の表面である第2外表面に接合する、前記第1接合部材と水平方向に対向する第2接合部材と、
前記第1接合部材と前記第2接合部材とが対向する方向に、前記第1接合部材と前記第2接合部材とを近接及び離隔させることができる接合部移動機構と
前記第1接合部材が臨む方向を変えるための第1接合方向変更機構、及び前記第2接合部材が臨む方向を変えるための第2接合方向変更機構、のうち少なくとも1つと、
前記第1接合部材の垂直方向における下方に位置する、前記第1外表面に接合する第3接合部材と、
前記第2接合部材の垂直方向における下方に位置する、前記第2外表面に接合する第4接合部材と、
を備え、
前記第3接合部材及び前記第4接合部材は、垂直方向に移動可能である、
袋保持具。
【請求項2】
袋を保持する袋保持具であって、
前記袋の外側の表面である第1外表面に接合する第1接合部材と、
前記袋の外側の表面である第2外表面に接合する、前記第1接合部材と水平方向に対向する第2接合部材と、
前記第1接合部材と前記第2接合部材とが対向する方向に、前記第1接合部材と前記第2接合部材とを近接及び離隔させることができる接合部移動機構と、
前記接合部移動機構は、垂直方向に外力が加わることで、前記第1接合部材と前記第2接合部材とを前記第1接合部材と前記第2接合部材とが対向する方向に近接及び離隔させることができる垂直移動機構と、
を備える袋保持具。
【請求項3】
前記垂直移動機構の一部は、前記第1接合部材及び第2接合部材より垂直方向における上方に位置する、請求項2に記載の袋保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、袋保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開平11−322005号公報(特許文献1)がある。この公報には、「開口部を有する箱本体と、該箱本体内に収納されるゴミ袋群とからなり、上記ゴミ袋群は、個々の袋体が切り離し可能に連続してなり、上記箱本体は、底部が内側底板と外側底板との二重底に構成されて内側底板と外側底板との間に上記ゴミ袋群を収納する収納部が形成され、かつ内側底板に袋体引き出し口が設けられていることを特徴とするゴミ箱」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−322005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、袋を効率よく袋保持具に設置できないおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、袋を効率よく設置できる袋保持具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
袋を保持する袋保持具であって、
前記袋の外側の表面である第1外表面に接合する第1接合部材と、
前記袋の外側の表面である第2外表面に接合する、前記第1接合部材と水平方向に対向する第2接合部材と、
前記第1接合部材と前記第2接合部材とが対向する方向に、前記第1接合部材と前記第2接合部材とを近接及び離隔させることができる接合部移動機構と、を備える袋保持具。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、袋を効率よく設置できる袋保持具を提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1接合部材と第2接合部材とが離隔した袋保持具の例である。
図2】袋保持具の第1接合方向変更機構及び第2接合方向変更機構の機能を説明する図である。
図3】第1接合部材2と第2接合部材3とが近接した袋保持具の例である。
図4】袋保持具の底部材の例を説明する図である。
図5】袋保持具の使用方法の例を説明する第1の図である。
図6】袋保持具の使用方法の例を説明する第2の図である。
図7】袋保持具の使用方法の例を説明する第3の図である。
図8】袋保持具の使用方法の例を説明する第4の図である。
図9】他の実施形態における袋保持具の例である。
図10】他の実施形態における袋保持具の例である。
図11図10における袋保持具の使用方法の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態では、袋を効率よく設置できる、袋を保持する袋保持具の例を説明する。ここで袋とは、例えば合成樹脂製、布製又は不織布でもよい。袋保持具は袋のみでなく袋の内部に投入された投入物をも保持することができる。
図1は、第1接合部材と第2接合部材とが離隔した袋保持具の例である。
【0010】
本実施形態の袋保持具1は、接合部移動機構4、底部材7、及び2つの接合部保持部材8を備える。
接合部移動機構4は、第1接合部材2、第2接合部材3、第1接合方向変更機構、及び第2接合方向変更機構を有する。
底部材7は、天板71、及び収容部72を有する。天板71は、開口部711を含む。
【0011】
底部材7は、袋保持具1における垂直方向(図におけるy軸方向である。)の下端部に位置している。
2つの接合部保持部材8における下端部は、底部材7の天板71のx軸方向における両端部かつz軸方向の一方端部にそれぞれ接続されている。
接合部移動機構4の一部は接合部保持部材8の垂直方向の上端部に接続されている。すなわち、接合部移動機構4ひいては第1接合部材2及び第2接合部材3は2つの接合部保持部材8に保持されている。
本実施形態における袋保持具1は、第1接合部材2及び第2接合部材3に袋を接合させることで、袋を保持できる。
【0012】
本実施形態における接合部移動機構について説明する。
接合部移動機構4は、第1接合部材2と第2接合部材3とが対向する方向(以下、接合部対向方向とする場合があり、図におけるz軸方向である。)に、第1接合部材2と第2接合部材3とを近接及び離隔させることができる機構である。
本実施形態における接合部移動機構4は、2つの枠状部材を組み合わせものである。より具体的には、接合部移動機構4は、一方の枠状部材(第1枠状部材)の開口部に他方の枠状部材(第2枠状部材)を挿入し、第1枠状部材のうちの垂直方向に並行して延びる2つの部材における垂直方向のそれぞれの中央部と、第2枠状部材のうちの垂直方向に並行して延びる2つの部材における垂直方向のそれぞれの中央部とを、枠状部材が回転可能となるように、係合させた構造である。
【0013】
第1接合部材2は、接合部取付板22と接合部21とを含む。
接合部取付板22は、水平方向(x軸方向)に延びる第1上端部材41(第1枠状部材の上端に位置する水平方向に延びる部材)に設けられている。第1上端部材41の水平方向(x軸方向)における両端部はそれぞれ接合部保持部材8の上端部(位置H)に接続されている。
図1において、接合部取付板22は第1上端部材41から垂直方向下方に突出して第1上端部材41に設けられている。
接合部取付板22は、図1においては接合部対向方向を臨んでいる。
【0014】
接合部21は、接合部取付板22に設けられており、図1においては第2接合部材3が位置する方向(袋が設置される方向であり以下で内側とする場合がある。)を臨んでいる。本実施形態においては、水平方向(x軸方向)に並んで3つの接合部21が接合部取付板22に設けられている。
接合部21は、接合部対向方向における両面に接合面を有している。接合面には接着材が設けられている。
【0015】
一方側の接合面は接合部取付板22に接合される。接合部取付板22側の接合面に設けられた接着剤は、接合部21を接合部取付板22から容易に剥がせる材料からなる接着材であってもよい。
他方側の接合面には袋が接合される。袋と接着する側の接合面に設けられた接着材は、袋を接合部21から容易に剥がせる材料からなる接着剤であってもよい。
【0016】
なお、接合部取付板22から接合部21を剥離させるために必要となる力より、接合部21から袋を剥離させるために必要なる力が、小さくなるように、各接着剤を採用することができる。すなわち、これにより、接合部21から袋を剥離させるに際して、接合部21が接合部取付板22から剥離することを抑制できる。
【0017】
なお、図示していないが、複数の接合部が積み重なっていてもよい。これにより、袋を臨む側(内側)の接合面の接着力が低下した場合に、接着力が低下した当該接合部を取り除くことで、新たな接合部を利用することができる。
【0018】
第2接合部材3は、接合部取付板32と接合部31とを含む。
接合部取付板32は、水平方向(図におけるx軸方向である。)に延びる、第1上端部材41と水平方向に対向する第2上端部材42(第2枠状部材の上端に位置する水平方向に延びる部材)に設けられている。
第2接合部材3の接合部31は、図1においては第1接合部材2が位置する方向(袋が設置される方向であり、内側である。)を臨んでいる。
その他の第2接合部材3の接合部取付板32及び接合部31の構造は、第1接合部材2の接合部取付板22及び接合部21と同じ構造であるため説明を省略する。
【0019】
第1上端部材41は、水平方向(x軸方向)に延びる当該第1上端部材41を軸として回転可能に構成されている(第1接合方向変更機構)。当該構造により、第1上端部材41に設けられた第1接合部材2が臨む方向を変えることができる。
【0020】
第2上端部材42は、水平方向(x軸方向)に延びる当該第2上端部材42を軸として回転可能に構成されている(第2接合方向変更機構)。当該構造により、第2上端部材42に設けられた第2接合部材3が臨む方向を変えることができる。
【0021】
図2は、袋保持具の第1接合方向変更機構及び第2接合方向変更機構の機能を説明する図である。
図2で示す袋保持具の第1上端部材41は、第1接合部材2が内側へ入り込むよう(内回り)に図1における第1上端部材41を180度回転させた状態である。言い換えれば、水平方向かつ内側を臨む第1接合部材2(0度回転された状態)が垂直方向の上方を臨んだ後(90度回転された状態)、水平方向かつ外側を臨んだ(180度回転された状態)状態である。なお、本実施形態における第1上端部材41は少なくとも360度回転可能である。
【0022】
図2で示す袋保持具の第2上端部材42は、第2接合部材3が内側へ入り込むよう(内回り)に図1における第2上端部材42を180度回転させた状態である。言い換えれば、水平方向かつ内側を臨む第2接合部材3(0度回転された状態)が垂直方向の上方を臨んだ後(90度回転された状態)、水平方向かつ外側を臨んだ(180度回転された状態)状態である。なお、本実施形態における第2上端部材42は少なくとも360度回転可能である。
【0023】
袋保持具1は、垂直方向に外力が加わることで、第1接合部材2と第2接合部材3とを接合部対向方向に近接及び離隔させることができる機構(以下、垂直移動機構とする場合がある。)を有する。具体的には、第2枠状部材の下端において水平方向(x軸方向)に延びる垂直移動部材411(第1上端部材41の直下に位置するx軸方向に延びる部材)を垂直方向に移動させることで、第1接合部材2と第2接合部材3とを接合部対向方向に近接及び離隔させることができる。
【0024】
なお、垂直移動部材411は接合部保持部材8の内側の側部と接しており(固定はされていない)、接合部保持部材8より外側へは垂直移動部材411が位置することはない。
【0025】
図1及び図2で示す袋保持具においては第1上端部材41(第1接合部材2)と第2上端部材42(第2接合部材3)とが離隔した状態(2つの枠状部材が垂直方向に対して大きく傾斜した状態)である。
【0026】
図3は、第1接合部材2と第2接合部材3とが近接した袋保持具の例である。
図3で示す袋保持具においては第1上端部材41(第1接合部材2)と第2上端部材42(第2接合部材3)とが近接した状態(2つの枠状部材が垂直方向に対して小さく傾斜した状態)である。
【0027】
図4は、袋保持具の底部材の例を説明する図である。図4で示す底部材は一部が切り欠かれている。
本実施形態における底部材7について説明する。
本実施形態における底部材7は箱状部材であり、箱状部材のうちの水平方向(x軸方向)における一端の側面が開口している。
箱状部材である底部材7の内部(収容部72)には、複数の袋が連続して連結した、ロール状の袋群10が収容されている。
開口している側面と対向する側面の内部には、ロール状の袋群10の中心軸として機能する棒状部材721が設けられている。
【0028】
箱状部材である底部材7の水平方向に延びる上面(天板71)には収容部72に収容された袋を取り出すための開口部711を含む。言い換えれば、収容部72は天板71の垂直方向における下方に位置する。
開口部711からロール状の袋群10の一端の袋を上方に取り出すことができる。
なお、収容部72に収容される袋群10はロール状でなくてもよく、例えば、連続して連結した複数の袋を平積みに折り畳んだ袋群であってもよい。
【0029】
以下で、本実施形態における袋保持具の使用方法を説明する。
図5は、袋保持具の使用方法の例を説明する第1の図である。
図6は、袋保持具の使用方法の例を説明する第2の図である。
図7は、袋保持具の使用方法の例を説明する第3の図である。
図8は、袋保持具の使用方法の例を説明する第4の図である。
【0030】
図5で示す袋保持具1は、第1接合部材2と第2接合部材3とが離隔した状態の袋保持具である。
図5で示す袋保持具1は、袋101の外側の表面(第1外側表面)が第1接合部材2に接合し、第1外側表面と反対側の、袋101の外側の表面(第2外側表面)が第2接合部材3に接合することで、袋101を保持している。この状態において、第1接合部材2及び第2接合部材3はそれぞれ内側を臨んでいる。
【0031】
図6で示す袋保持具1は、図5で示す袋保持具の第1接合部材2(第1上端部材41)及び第2接合部材3(第2上端部材42)を内回りに360度回転させた状態を図示している。すなわち、図6で示す袋保持具1は、開口する袋101の上端部を外側に折り返した状態で、当該袋101を保持する。これにより、接合部より上方に位置する袋の一部が内側に折り返されてしまい、利用者の手が比較的触れる袋の開口部上端の外側表面が袋に投入される物に触れて汚れることを抑制できる。
袋保持具1の利用者は、第1接合部材2が設けられた第1上端部材41及び第2接合部材3が設けられた第2上端部材42を内回りに回転させることで、開口する袋101の上端部を外側に折り返した状態にできる。
【0032】
袋保持具1の利用者は、図6で示す袋保持具1の状態において、袋101の内部に物を投入することができる。
投入物は袋101の内側かつ天板71の上に置かれるため、天板71の縁部に開口部711が位置することが好ましい。この構造により、天板71の中央部に開口部711が位置する場合に比して、開口部711の直上に位置する、天板71に支持されていない部分に投入物が置かれて袋が破れることを抑制できる。
ここで、縁部とは、天板71の中央に、天板71と同じ形状(矩形の場合には同じアスペクト比)かつ天板71の面積の30%の面積である仮想領域を区画した場合における、当該仮想領域外に位置する部分である。
また、天板71の開口部711を袋の底面が覆っていないことがより好ましい。
【0033】
なお、図示していないが、天板71の開口部711の開口位置は、天板71の開口部711以外の部分より垂直方向における上方に位置していてもよい。当該構成より、袋が破れて内部の流体が漏れ出した場合に、開口部711に当該流体が流れ込むことを抑制できる。
【0034】
図7で示す袋保持具1は、図6で示す袋保持具1の状態から第1接合部材2(第1上端部材41)及び第2接合部材3(第2上端部材42)を外回り(上記内回りと反対回り)に360度回転させ(図5で示す袋保持具1の状態に戻し)、袋101を第1接合部材2及び第2接合部材3から引き離し、袋101を上方(図7における矢印A方向)に引き出し、袋101の下方に連続して連結する袋102の上端部を両側から挟み込むように第1接合部材2と第2接合部材3とを近接(図7における矢印B方向に第2接合部材3を移動)させて、袋102と第1接合部材2及び第2接合部材3とを接合させた状態を図示している。
【0035】
図8で示す袋保持具1は、第1接合部材2と第2接合部材3とが離隔した状態の袋保持具である。
袋保持具1の利用者は、図7で示す袋101と袋102との連結を解消させた後、第1接合部材2と第2接合部材3とを離隔(図8における矢印C方向に第2接合部材3を移動)させることで、図8で示すように袋102の上端を開口させることができる。
【0036】
図9は、他の実施形態における袋保持具の例である。
図9で示す袋保持具1′は、第3接合部材5及び第4接合部材6をさらに備える。
第3接合部材5は、第1接合部材2の垂直方向における下方に位置しており、袋の第1外表面と接合する。
第4接合部材6は、第2接合部材3の垂直方向における下方に位置しており、袋の第2外表面と接合する。
【0037】
より詳細には、図9における袋保持具1′は、第3接合部材5を保持する2つの第3接合部保持部材51を備える。第3接合部保持部材51は垂直方向に延びている。第3接合部保持部材51の上端が第1枠状部材における第1上端部材41に接続され、第3接合部保持部材51の下端が第2枠状部材の下端において水平方向(x軸方向)に延びる垂直移動部材411(第1上端部材の直下に位置するx軸方向に延びる部材)に接続されている。
第3接合部保持部材51は、垂直方向に伸縮可能な構造である。
【0038】
第3接合部材5は、水平方向(x軸方向)に延びる支軸と、袋が設置される側(内側)を臨む接合部を含む接合部取付板と、を含む。接合部取付板は支軸に設けられている。
支軸の両端は第3接合部保持部材51に接続されて保持されている。
第3接合部材5(支軸)は、垂直方向に移動可能に第3接合部保持部材51に接続されている。
図9における袋の第2外表面と接合する第4接合部材6は、第3接合部材5と同じ構造で、第3接合部材5と対向する位置に設けられており、第4接合部材6(支軸)は、垂直方向に移動可能に第4接合部保持部材61に接続されている。
【0039】
図9における袋保持具1′の構造により、袋の下方部分も十分に開口させることができる。また、第3接合部材5及び第4接合部材6が垂直方向に移動可能であるため、第1接合方向変更機構及び第2接合方向変更機構により、袋の上端を外側に折り返した場合(袋が垂直方向に移動した場合)であっても袋を保持することができる。
【0040】
図10は、他の実施形態における袋保持具の例である。
図10で示す袋保持具1′′は、垂直移動部材411から、接合部対向方向かつ外側方向(袋から遠ざかる方向)に延びる突出板412を備える。突出板412は、垂直移動部材411に設けられ、2つの接合部保持部材8の間に位置する。当該袋保持具1′′の利用者は突出板412を下方に押し下げることにより垂直移動部材411を下方に下げることができ、ひいては第1接合部材2と第2接合部材3とを近接させることができる。
【0041】
また、図10で示す袋保持具1′′は、下端が垂直移動部材411に接続され、接合部保持部材8に沿って垂直方向に延びる柱状部材413を備える。柱状部材413の下端は垂直移動部材411に取付られているところ、接合部保持部材8に設けられた、柱状部材413を取り囲むガイド部82により、柱状部材413は垂直方向に延びて立つことができる。
柱状部材413の上端は第1接合部材2及び第2接合部材3より上方に位置する。この構造により、利用者は柱状部材413の上端に垂直方向に力を加えることで、第1接合部材2と第2接合部材3とを近接又は離隔させることができる。
【0042】
図10で示す袋保持具1′′は、第1接合部材2と第2接合部材3とが離隔した状態を維持するための離隔維持部材45を4つ備える。離隔維持部材45はゴムなどの弾性材料で作製されている。2つの離隔維持部材45のそれぞれは上端が第1上端部材41に接続され、下端が垂直移動部材411に接続されている。また他の2つの離隔維持部材45のそれぞれは上端が第2上端部材42に接続され、下端が第1枠状部材の下端において水平方向(x軸方向)に延びる部材421(第2上端部材42の直下に位置するx軸方向に延びる部材)に接続されている。各離隔維持部材45はx軸方向における両端部付近に位置する。
【0043】
図10で示す離隔維持部材45には自重以外の何らの外力も加えられていない状態である。
外力が加えられて第1接合部材2と第2接合部材3とが近接している場合(図3で示すような場合)には、第1上端部材41と垂直移動部材411とがより離れることとなり、離隔維持部材45が垂直方向に引っ張られることとなる。その後、当該外力が加えられなければ、離隔維持部材45の収縮力により、第1上端部材41と垂直移動部材411との距離が近くなり、すなわち、第1接合部材2と第2接合部材3とが離隔している状態(図10の状態)へと遷移する。
【0044】
図11は、図10における袋保持具の使用方法の例を説明する図である。
図11の袋保持具1′′は、自重以外の外力が加えられた状態であり、図10で示す袋保持具1′′の第1接合部材2と第2接合部材3とをさらに離隔した状態を示している。当該状態においては、離隔維持部材45はそれ以上収縮することができずに撓んだ状態となっている。利用者は、第1上端部材41と第2上端部材42とを水平方向に離隔させること、又は柱状部材413を上方に引き上げることで、図11の状態とできる。
図11で示す状態とすることで、利用者は袋に触れることなく、袋を第1接合部材2と第2接合部材3とから引き離すことが可能となる。
【0045】
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 :袋保持具
1′ :袋保持具
2 :第1接合部材
3 :第2接合部材
4 :接合部移動機構
5 :第3接合部材
6 :第4接合部材
7 :底部材
71 :天板
72 :収容部
8 :接合部保持部材
10 :袋

【要約】
【課題】 袋を効率よく設置できる袋保持具を提供する。
【解決手段】
袋を保持する袋保持具であって、
袋の外側の表面である第1外表面に接合する第1接合部材と、
袋の外側の表面である第2外表面に接合する、第1接合部材と水平方向に対向する第2接合部材と、
第1接合部材と第2接合部材とが対向する方向に、第1接合部材と第2接合部材とを近接及び離隔させることができる接合部移動機構と、を備える袋保持具。
本発明によれば、袋を効率よく設置できる袋保持具を提供できる。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11