(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記連結部材の上面が天側のとき、前記第1のスナップフィット部と前記第1の嵌込部とが対応し、かつ、前記第2のスナップフィット部と前記第2の嵌込部とが対応しており、
前記連結部材の上面が地側のとき、前記第1のスナップフィット部と前記第2の嵌込部とが対応し、かつ、前記第2のスナップフィット部と前記第1の嵌込部とが対応しており、
前記第1のスナップフィット部は、前記第1のスナップフィット部の基端に第1のブロック部を備え、
前記第2のスナップフィット部は、前記第2のスナップフィット部の基端に第2のブロック部を備え、
前記連結部材の上面が地側のとき、前記第1のブロック部は、前記第2の嵌込部の入口に当接し、前記第1のスナップフィット部が前記第2の嵌込部に嵌め込まれるのを阻止し、前記第2のブロック部は、前記第1の嵌込部の入口に当接し、前記第2のスナップフィット部が前記第1の嵌込部に嵌め込まれるのを阻止する、請求項7に記載のフィンガーガード部材連結構造体。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合にはハイフンを省略した参照符号で示し(例えば、ローラ31)、個別の構成を指す場合にはハイフンを付した参照符号で示す(例えば、ローラ31−1〜31−3)。
【0011】
図1Aは、実施形態に係るフィンガーガード部材1の正面斜視図である。
図1Bは、フィンガーガード部材1の背面斜視図である。
図1Cは、フィンガーガード部材1の正面図である。
図1Dは、
図1Cにおいて、位置決め部14が取り外された状態のフィンガーガード部材1の正面図である。
【0012】
図2A〜
図2Fは、フィンガーガード部材1の六面図である。
図2Aは、フィンガーガード部材1の正面図である。
図2Bは、フィンガーガード部材1の上面図である。
図2Cは、フィンガーガード部材1の下面図である。
図2Dは、フィンガーガード部材1の左側面図である。
図2Eは、フィンガーガード部材1の右側面図である。
図2Fは、フィンガーガード部材1の背面図である。
【0013】
図3は、ローラコンベヤ3に備えられるローラ31のうち、三つのローラ31−1〜31−3の一方端部311付近の模式図である。
図4Aは、フィンガーガード部材1がローラコンベヤ3に設置されていない状態において、三つのローラ31−1〜31−3の一方端部311付近の平面図である。
図4Bは、フィンガーガード部材1がローラコンベヤ3に設置されている状態において、三つのローラ31−1〜31−3の一方端部311付近の平面図である。
【0014】
図3、
図4Aおよび
図4Bを参照して、ローラ31は、モータローラまたはフリーローラのいずれかである。ローラ31−2の両隣に、それぞれローラ31−1、ローラ31−3が配置されている。ローラ31の長手方向D1の一方端部311には、ベルト32が巻き掛けられている。詳しくは、ベルト32−1は、ローラ31−1の一方端部311とローラ31−2の一方端部311に巻き掛けられている。ベルト32−2は、ローラ31−2の一方端部311とローラ31−3の一方端部311に巻き掛けられている。
【0015】
ローラ31は、一方端部311より、長手方向D1の外側に位置する固定軸315を備える。一方端部311を含むローラ31は、固定軸315を軸にして、回転することができる。固定軸315より、長手方向D1の外側に、ローラコンベヤ3のフレーム33−1が配置されている。ローラ31は、一方端部311側に配置されたフレーム33−1と他方端部側に配置されたフレーム(不図示)によって回転可能に支持されている。詳しく説明する。固定軸315の軸径が、第1の軸径(例えば、12mm)と、第1の軸径より大きい第2の軸径(例えば、17mm)とで、支持の仕方が異なる。第1の軸径の場合、固定軸315は、フレーム33−1に形成された貫通穴(不図示)に通されており、固定軸315の先端部が貫通穴から突き出した状態にされている。固定軸315は、貫通穴の縁で支持されており、フレーム33−1に固定されていない。ローラ31の他方端部側の固定軸(不図示)が、他方端部側に配置されたフレームに固定されている。
図3は、第1の軸径の場合を示している。これに対して、第2の軸径の場合、第2の軸径がフレーム33−1に形成された貫通穴より大きいので、固定軸315を貫通穴に通すことができない。よって、貫通穴の縁で固定軸315を支持することができない。そこで、貫通穴に通されたボルト(不図示)を、固定軸315に形成されたタップ(不図示)に締めることにより、固定軸315が支持される。
【0016】
フィンガーガード部材1は、ローラコンベヤ3に設置されている。詳しくは、固定軸315において、一方端部311とフレーム33−1との間の箇所に、フィンガーガード部材1が設置されている。
【0017】
図1A〜
図1Dおよび
図3を参照して、フィンガーガード部材1について説明する。なお、
図1A〜
図1Dの理解を助けるために、必要に応じて、
図2A〜
図2Fが参照される。フィンガーガード部材1は、第1の面11と、第2の面12と、第3の面13と、位置決め部14と、嵌込部15と、を備える。フィンガーガード部材1は、金型成形または三次元プリンタにより作製される。フィンガーガード部材1のこれらの構成要素は、一体的に形成されている。
【0018】
第2の面12をフィンガーガード部材1の正面としたとき、第3の面13はフィンガーガード部材1の側面となる。フィンガーガード部材1の背面側には面がない。フィンガーガード部材1の上面側は、上面の両側部を残して開口16が形成されている。両側部が第1の面11−1,11−2となる。フィンガーガード部材1の下面側は、下面の両側部を残して開口17が形成されている。両側部が第1の面11−3,11−4となる。第1の面11、第2の面12および第3の面13により、ローラ31の一方端部311が収容される空間18が形成されている。
【0019】
第3の面13−1には、嵌込部15−1(第1の嵌込部)が形成されている。第3の面13−2には、嵌込部15−2(第2の嵌込部)が形成されている。嵌込部15は、隣り合うフィンガーガード部材1の連結に用いられる。
【0020】
第2の面12の中央には、切り欠き121が形成されている。詳しくは、切り欠き121は、アーチ形状を有する。切り欠き121の先端部(アーチの先端)の形状は、円弧状である。切り欠き121の幅は、固定軸315の軸径より大きい。
【0021】
フィンガーガード部材1が一方端部311に設置(言い換えれば、フィンガーガード部材1がローラコンベヤ3に設置)されたとき、フィンガーガード部材1は固定軸315を利用して位置決めされる。ここでは、ローラ31の長手方向D1(言い換えれば、固定軸315の軸方向)と直交する二方向(言い換えれば、ローラ31が並ぶ方向およびフィンガーガード部材1の上下方向)に対して、フィンガーガード部材1は位置決めがされる。固定軸315の軸径が、第1の軸径と、第1の軸径より大きい第2の軸径とで、位置決めの仕方が異なる。第1の軸径の場合、位置決め部14が用いられる。
【0022】
位置決め部14は、第2の面12と一体的に形成されており、切り欠き121の内側に配置されている。固定軸315が第1の軸径を有するとき、位置決め部14が固定軸315の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材1は位置決めがされる。詳しく説明する。
図5は、固定軸315が第1の軸径を有するときに、一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。
図5も参照して、位置決め部14(
図1C)は、円弧状部141と、ガイド部142,143と、リブ部144〜147と、を備える。円弧状部141が示す円弧は、半円より大きい。円弧状部141は、固定軸315が第1の軸径を有するとき、固定軸315の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材1は位置決めがされる。
【0023】
円弧状部141の半径の2倍は、第1の軸径とほぼ同じである。これにより、第1の軸径のとき、固定軸315が円弧状部141に嵌められた状態で、フィンガーガード部材1は位置決めされる。円弧状部141の両端の距離は、第1の軸径より小さい。これにより、フィンガーガード部材1が位置決めされた状態で、フィンガーガード部材1が固定軸315から簡単に抜けてしまうことを防止できる。
【0024】
ガイド部142(第1のガイド部)の先端は、円弧状部141の両端の一方とつながり、ガイド部142は、固定軸315を円弧状部141へガイドする。ガイド部143(第2のガイド部)の先端は、円弧状部141の両端の他方とつながり、ガイド部143は、固定軸315を円弧状部141へガイドする。ガイド部142の基端は、アーチ形状を有する切り欠き121の下部において、アーチの一方の側部(切り欠き121の縁)につながっており、ガイド部143の基端は、アーチ形状を有する切り欠き121の下部において、アーチの他方の側部(切り欠き121の縁)につながっている。
【0025】
固定軸315は、ガイド部142とガイド部143によってガイドされて、円弧状部141に嵌め込まれる。ガイド部142とガイド部143との間隔は、円弧状部141へ向かうに従って短くされているので、円弧状部141の両端の距離が、第1の軸径より小さくても、固定軸315を容易に円弧状部141に嵌めることができる。
【0026】
第2の面12を正面視したとき、切り欠き121の左側と円弧状部141との間にリブ部144,145が配置されており、切り欠き121の右側と円弧状部141との間にリブ部146,147が配置されている。リブ部144は、円弧状部141の両端の一方と切り欠き121の縁とをつないでいる。リブ部146は、円弧状部141の両端の他方と切り欠き121の縁とをつないでいる。リブ部145,147は、リブ部144とリブ部146との間に位置している。リブ部145は、切り欠き121の左側において、円弧状部141と切り欠き121の縁とをつないでいる。リブ部147は、切り欠き121の右側において、円弧状部141と切り欠き121の縁とをつないでいる。
【0027】
円弧状部141は、固定軸315の端面の形状が、六角形、D形、小判形、丸形のいずれについても適用することができる。
図6Aは、六角形の固定軸315が第1の軸径を有するときに、一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。
図6Bは、D形の固定軸315が第1の軸径を有するときに、一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。
図6Cは、小判形の固定軸315が第1の軸径を有するときに、一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。
図6Dは、丸形の固定軸315が第1の軸径を有するときに、一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。小判形とは、対向する二つの円弧部と、対向する二つの直線部とで規定される形状である。小判形の場合、二つの円弧部のうち、上側の円弧部で円弧状部141が支持されている。二つの直線部では円弧状部141は支持されていない。
【0028】
固定軸315が第2の軸径を有するとき、軸径のサイズが大きすぎて、固定軸315は、位置決め部14の円弧状部141に嵌めることができない。そこで、リブ部144〜147およびガイド部142,143の基端を切断することにより、
図1Dに示すように、位置決め部14を第2の面12から取り外すことができる。すなわち、位置決め部14が第2の面12に無い状態にすることができる。
【0029】
図7は、固定軸315が第2の軸径を有するときに、一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。
図1Dおよび
図7を参照して、切り欠き121の縁(切り欠き121の先端部の縁)が固定軸315の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材1は位置決めがされる。
【0030】
このように、実施形態に係るフィンガーガード部材1では、第1の軸径を有する固定軸315を備えるローラ31と第2の軸径を有する固定軸315を備えるローラ31に対して、フィンガーガード部材1を共通化することができる。従って、実施形態によれば、フィンガーガード部材1のコストを下げることができる。
【0031】
図8Aは、フィンガーガード部材1が設置されたローラコンベヤ3の一部分の斜視図である。
図8Bは、その一部分の平面図である。
図8Cは、その一部分の側面図である。
図8Dは、ローラ31の一方端部311付近の平面図である。フィンガーガード部材1は、ローラ31の一方端部311に設置されている。
図9は、ローラ31の一方端部311に設置されたフィンガーガード部材1の正面図である。第2の面12、切り欠き121およびフレーム33−1は、省略されている。
【0032】
図8A〜
図8Dを参照して、並列に並べられた複数のローラ31(5本のローラ31)は、一方端部311側に配置されたフレーム33−1と他方端部側に配置されたフレーム33−2によって回転可能に支持されている。複数のローラ31のそれぞれの一方端部311において、隣り合うローラ31の一方端部311にベルト32が巻き掛けられている。
【0033】
図8Dおよび
図9を参照して、第1の面11は、一方端部311とベルト32とで形成される空間に配置されている。言い換えれば、第1の面11は、一方端部311とベルト32との間に配置されている。ベルト32−1は、第1の面11−1の上を通り、第1の面11−3の下を通る。ベルト32−2は、第1の面11−2の上を通り、第1の面11−4の下を通る。
【0034】
第1の面11は、一方端部311とベルト32との間にあり、第1の面11はベルト32の近くに配置される。これにより、第1の面11とベルト32との隙間は、小さくすることができ、指が通らないサイズにすることができる。よって、指がベルト32に触れることにより、指がベルト32と同じ方向に引っ張られても、指は、第1の面11とベルト32との隙間の手前で止まる。従って、ローラ31の一方端部311とベルト32との間に指が巻き込まれることを防止することができる。
【0035】
別の表現を用いて説明する。ローラ31(
図8B)が並ぶ方向に沿って、一方端部311を中央部と両端部とに分けるとする。第1の面11−1、第3の面13−1および第1の面11−3で形成される囲み部によって、一方端部311の両端の一方が囲まれている。第1の面11−2、第3の面13−2および第1の面11−4で形成される囲み部によって、一方端部311の両端の他方が囲まれている。よって、指がベルト32に触れることにより、指がベルト32と同じ方向に引っ張られても、指は、囲み部に当たり、止まる。従って、一方端部311とベルト32との間に指が巻き込まれることを防止することができる。
【0036】
隣り合うフィンガーガード部材1は、連結部材2によって連結される。
図10は、連結部材2と、隣り合うフィンガーガード部材1の嵌込部15付近との関係を示す平面図である。
図11Aは、連結部材2の斜視図である。
図11Bは、連結部材2の上面図である。
図11Cは、連結部材2の側面図である。連結部材2の左側面図と右側面図とは同じである。
図11Dは、連結部材2の下面図である。
【0037】
図11A〜
図11Dを参照して、連結部材2は、スナップフィット部22−1(第1のスナップフィット部)と、スナップフィット部22−2(第2のスナップフィット部)と、支持部24とを、備える。連結部材2は、金型成形または三次元プリンタにより作製される。連結部材2のこれらの構成要素は、一体的に形成されている。支持部24は、矩形形状を有しており、支持部24の一端にスナップフィット部22−1が形成されており、支持部24の他端にスナップフィット部22−2が形成されている。連結部材2を平面視したとき、スナップフィット部22−1,22−2は、支持部24の長手方向に対して、直角方向に延びている。
【0038】
スナップフィット部22−1,22−2は、同じ構造を有する。詳しく説明する。スナップフィット部22−1,22−2は、それぞれ、片持ちはり型であり、先端にフック部21−1,21−2を備える。連結部材2の上面が天側のとき、フック部21−1,21−2は天側を向き(
図11B)、連結部材2の上面が地側のとき、フック部21−1,21−2は地側を向く(
図11D)。
【0039】
スナップフィット部22−1,22−2が延びる方向が水平方向としたとき、スナップフィット部22−1,22−2の基端の鉛直方向サイズは、基端以外の部分の鉛直方向サイズよりも大きい。スナップフィット部22−1の基端の側面のうち、スナップフィット部22−2の基端と対向する側面に、ブロック部23−1が形成されている。同様に、スナップフィット部22−2の基端の側面のうち、スナップフィット部22−1の基端と対向する側面に、ブロック部23−2が形成されている。
【0040】
図12は、嵌込部15の側面図である。嵌込部15−1,15−2は同じ構造をしており、これらを嵌込部15として説明する。嵌込部15は、上側部151と下側部152とを備える。上側部151と下側部152により、嵌込部15の貫通穴153が形成されている。上側部151は、フィンガーガード部材1の正面から見ると(
図1C)、横方向に延び、下へ向けて直角に屈曲している。下側部152は、フィンガーガード部材1の正面から見ると、横方向に延び、上へ向けて直角に屈曲している。
【0041】
上側部151は、側面部分1511と側面部分1512により構成される側面を備える。側面部分1511は、フィンガーガード部材1の背面側に位置している。側面部分1512は、フィンガーガード部材1の正面側に位置している。側面部分1511の上下方向のサイズは、側面部分1512の上下方向のサイズより小さい。これにより、側面部分1511と側面部分1512とで段差が形成されている。
【0042】
下側部152は、側面部分1521と側面部分1522により構成される側面を備える。側面部分1521は、フィンガーガード部材1の背面側に位置している。側面部分1522は、フィンガーガード部材1の正面側に位置している。側面部分1521の上下方向のサイズは、側面部分1522の上下方向のサイズより小さい。これにより、側面部分1521と側面部分1522とで段差が形成されている。
【0043】
側面部分1511と側面部分1521とは対向している。側面部分1512と側面部分1522とは対向している。側面部分1511と側面部分1521の間隔は、側面部分1512と側面部分1522の間隔より大きい。
【0044】
図10および
図12を参照して、隣り合うフィンガーガード部材1の一方をフィンガーガード部材1−1とし、他方をフィンガーガード部材1−2とする。連結部材2の上面が天側のとき(
図11B)、スナップフィット部22−1(第1のスナップフィット部)と嵌込部15−1(第1の嵌込部)とが対応し、かつ、スナップフィット部22−2(第2のスナップフィット部)と嵌込部15−2(第2の嵌込部)とが対応している。連結部材2の上面が地側のとき(
図11D)、スナップフィット部22−1(第1のスナップフィット部)と嵌込部15−2(第2の嵌込部)とが対応し、かつ、スナップフィット部22−2(第2のスナップフィット部)と嵌込部15−1(第1の嵌込部)とが対応している。
【0045】
連結部材2の上面を天側にして、フィンガーガード部材1の背面側から、スナップフィット部22が嵌込部15の貫通穴153に嵌め込まれる。詳しく説明する。スナップフィット部22−1のフック部21−1を先頭にして、フィンガーガード部材1−1に備えられる嵌込部15−1の貫通穴153に、スナップフィット部22−1が嵌め込まれる。同様に、スナップフィット部22−2のフック部21−2を先頭にして、フィンガーガード部材1−2に備えられる嵌込部15−2の貫通穴153に、スナップフィット部22−2が嵌め込まれる。
【0046】
図13は、スナップフィット部22が嵌込部15へ嵌め込みが完了した状態を示す斜視図である。フック部21が貫通穴153の出口の上端に引っ掛かっている。これにより、連結部材2を引っ張っても、スナップフィット部22は、嵌込部15から引き抜きことができない。フック部21を上から押した状態で、連結部材2を引っ張ると、スナップフィット部22を嵌込部15から引き抜くことができる。
【0047】
ブロック部23は、側面部分1511と側面部分1521で規定される空間(隙間)に嵌め込まれている。ブロック部23の機能について説明する。
図14Aは、連結部材2の上面が天側にされている状態で、スナップフィット部22が嵌込部15に嵌め込まれようとしている状態を説明する説明図である。
図14Bは、連結部材2の上面が地側にされている状態で、スナップフィット部22が嵌込部15に嵌め込まれようとしている状態を説明する説明図である。
【0048】
図14Aを参照して、連結部材2の上面が天側のとき、ブロック部23は、側面部分1511と側面部分1521とで形成される空間に入ることができ、スナップフィット部を嵌込部15に嵌め込むことができる。しかし、
図14Bを参照して、連結部材2の上面が地側のとき、ブロック部23は、嵌込部15(貫通穴153)の入口に当接するので、側面部分1511と側面部分1521とで形成される空間に入ることができない。これにより、スナップフィット部22が嵌込部15に嵌め込まれることが阻止される。
【0049】
図10を参照して、スナップフィット部22−1は嵌込部15−1に嵌め込み可能に設計されており、スナップフィット部22−2は嵌込部15−2に嵌め込み可能に設計されている。連結部材2が天地逆(上下逆)であり、スナップフィット部22−1が嵌込部15−2に嵌め込まれ、かつ、スナップフィット部22−2が嵌込部15−1に嵌め込まれた場合、スナップフィット部22−1、スナップフィット部22−2を、それぞれ、嵌込部15−2、嵌込部15−1からスムーズに抜くことができなくなるおそれ、または、抜くことができなくなるおそれがある。上述したように、実施形態によれば、このようなことを防止できる。
【0050】
図4Bおよび
図10を参照して、ローラ31が並べられるピッチに応じて、支持部24の長手方向のサイズが異なる。このため、連結部材2は、ピッチに応じて、複数種類用意される。例えば、ピッチが大小の二種類があるとする。
図10に示す連結部材2は、ピッチが大きい場合に用いられる。ピッチが小さい場合、
図15A〜
図15Dに示す連結部材2が用いられる。
図15Aは、連結部材2の斜視図である。
図15Bは、連結部材2の上面図である。
図15Cは、連結部材2の側面図である。連結部材2の左側面図と右側面図とは同じである。
図15Dは、連結部材2の下面図である。
図15A〜
図15Dに示す連結部材2は、
図11A〜
図11Dに示す連結部材2と異なる点は、支持部24の長手方向のサイズである。
図15A〜
図15Dに示す連結部材2は、ピッチが小さい場合に用いられるので、
図11A〜
図11Dに示す連結部材2よりも、支持部24の長手方向のサイズが小さい。
【0051】
図16Aは、実施形態に係るフィンガーガード部材連結構造体4の正面図である。ローラコンベヤ3は、多数のローラ31を備えるが、
図16Aでは、3つのローラ31が示されている。
図4Bおよび
図16Aを参照して、フィンガーガード部材連結構造体4について説明する。
図16Aでは、固定軸315(
図4A)が固定されるフレーム33−1が省略されている。3個(複数)のフィンガーガード部材1が一列に並べられており、各フィンガーガード部材1は、各ローラ31の一方端部311(
図4A)に設置されている。隣り合うフィンガーガード部材1は、連結部材2によって連結されている。
【0052】
図16Bは、
図16Aの円Bで示す箇所を拡大した拡大図である。円Bで示す箇所は、ベルト32−1と第1の面11−3(
図1B)の付近を示している。
図16Cは、
図16Aの円Cで示す箇所を拡大した拡大図である。円Cで示す箇所は、ベルト32−1と第1の面11−1(
図1B)の付近を示している。ベルト32−1と第1の面11−3の隙間、および、ベルト32−1と第1の面11−1の隙間は小さいので、ローラ31−2の一方端部311(
図4A)とベルト32−1との間に指が巻き込まれることを防止することができる。
【0053】
フィンガーガード部材1が固定軸315の周面で支持されているだけでは、一点支持であり、フィンガーガード部材1を安定した設置にできない。実施形態に係るフィンガーガード部材連結構造体4によれば、隣り合うフィンガーガード部材1を連結することにより、フィンガーガード部材連結構造体4が多点支持されることになる。これにより、各フィンガーガード部材1を安定した設置にすることができる。
【0054】
第2の面12の上端に2つのフック(不図示)を間隔をあけて形成し、これらのフックをフレーム33−1(
図8C)の上縁に引っ掛けることによっても(言い換えれば、フィンガーガード部材1をフレーム33−1に吊す)、フィンガーガード部材1を安定した設置にすることが可能となる。この場合、それらのフックがフレーム33−1の上縁に引っ掛けられた状態で、切り欠き121内に固定軸315が配置されるように、それらのフックと切り欠き121の先端部との距離を適切に設計しなければならない(この距離が大きすぎると、固定軸315の周面で円弧状部141(
図1C)が支持されたとき、それらのフックは、フレーム33−1の上縁から浮いてしまう。)。この距離は、フレーム33−1の高さ(言い換えれば、フレーム33−1の上下方向のサイズ)に応じて決まる。従って、高さが異なるフレーム33−1が数種類ある場合、フレーム33−1の種類毎にフィンガーガード部材1を製作する必要があり、フィンガーガード部材1を共通化できない。実施形態に係るフィンガーガード部材連結構造体4によれば、隣り合うフィンガーガード部材1を連結することにより、各フィンガーガード1部材を安定した設置にしており、このような問題は生じない。
【0055】
位置決め部14の変形例について説明する。
図17Aは、変形例に係る位置決め部14aを備えるフィンガーガード部材1aの正面図である。
図17Bは、
図17Aにおいて、フィンガーガード部材1aから位置決め部14aが取り外された状態の正面図である。フィンガーガード部材1aが実施形態に係るフィンガーガード部材1と異なる点は、位置決め部14aである。
【0056】
図18Aは、変形例に係る位置決め部14aの正面図である。
図18Bは、変形例に係る位置決め部14aの上面図である。
図18Cは、変形例に係る位置決め部14aの下面図である。
図18Dは、変形例に係る位置決め部14aの側面図である。位置決め部14aは、円弧形状を有しており、位置決め部14aの側部に沿って溝部149が形成されている。溝部149が切り欠き121の先端部に嵌め込まれることにより、位置決め部14aは、フィンガーガード部材1aに取り付けられる。固定軸315が第1の軸径を有するとき、位置決め部14aはフィンガーガード部材1aに取り付けられる(
図17A)。固定軸315が第2の軸径を有するとき、位置決め部14aはフィンガーガード部材1aから取り外される(
図17B)。
【0057】
連結部材2の変形例を説明する。
図19Aは、変形例に係る連結部材2aと、隣り合うフィンガーガード部材1bの挿入部19付近との関係を示す正面図である。
図19Bは、
図19Aにおいて、隣り合うフィンガーガード部材1bが、変形例に係る連結部材2aで連結された状態を示す正面図である。フィンガーガード部材1bが実施形態に係るフィンガーガード部材1と異なる点は、嵌込部15の換わりに挿入部19−1,19−2を備える点である。
【0058】
連結部材2aは、片持ちはり部27−1,27−2と支持部28とを備える。連結部材2aは、金型成形または三次元プリンタにより作製される。連結部材2aのこれらの構成要素は、一体的に形成されている。支持部28は、矩形形状を有しており、支持部28の一端に片持ちはり部27−1が形成されており、支持部28の他端に片持ちはり部27−2が形成されている。連結部材2aを平面視したとき、片持ちはり部27−1,27−2は、支持部28の長手方向に対して、直角方向に延びている。
【0059】
挿入部19−1,19−2は同じ構造を有しており、貫通穴191が形成されている。挿入部19−1は、第3の面13−1に形成されている。挿入部19−2は、第3の面13−2に形成されている。片持ちはり部27−1が挿入部19−1の貫通穴191に挿入され、片持ちはり部27−2が挿入部19−2の貫通穴191に挿入されることにより、隣り合うフィンガーガード部材1bが連結部材2aにより連結される。
【0060】
(実施形態の纏め)
実施形態に係るフィンガーガード部材は、ローラコンベヤ用のフィンガーガード部材であって、前記ローラコンベヤに備えられるローラの一方端部と、前記一方端部に巻き掛けられたベルトとの間に配置される第1の面と、前記一方端部より、前記ローラの長手方向の外側に位置する、前記ローラの固定軸に対して、前記固定軸の軸径より大きい幅を有する切り欠きが形成された第2の面と、前記切り欠きの内側に配置される位置決め部と、を備え、前記固定軸が第1の軸径を有するとき、前記位置決め部が前記固定軸の周面によって支持されることにより、前記フィンガーガード部材は位置決めがされ、前記固定軸が前記第1の軸径より大きい第2の軸径を有するとき、前記位置決め部が前記第2の面に無い状態で、前記切り欠きの縁が前記固定軸の周面によって支持されることにより、前記フィンガーガード部材は位置決めがされる。
【0061】
第1の面は、ローラの一方端部とベルトとの間にあり、第1の面はベルトの近くに配置される。これにより、第1の面とベルトとの隙間は、小さくすることができ、指が通らないサイズにすることができる。よって、指がベルトに触れることにより、指がベルトと同じ方向に引っ張られても、指は、第1の面とベルトとの隙間の手前で止まる。従って、ローラの一方端部とベルトとの間に指が巻き込まれることを防止することができる。
【0062】
フィンガーガード部材は、ローラの固定軸を利用して位置決めがされる。ここでは、ローラの長手方向(言い換えれば、固定軸の軸方向)と直交する二方向(言い換えれば、ローラが並ぶ方向およびフィンガーガード部材の上下方向)に対して、フィンガーガード部材は位置決めがされる。
【0063】
固定軸が第1の軸径を有するとき、切り欠きの内側に配置された位置決め部が固定軸の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材は位置決めがされる。これに対して、固定軸が第1の軸径より大きい第2の軸径を有するとき、位置決め部が第2の面に無い状態で、切り欠きの縁が固定軸の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材は位置決めがされる。
【0064】
具体的に説明する。切り欠きがアーチ形状を有しており、位置決め部が円弧状部を備えるとする。第1の軸径のとき、円弧状部が固定軸の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材は位置決めがされる。これに対して、第2の軸径のとき、アーチ形状を有する切り欠きの先端部の縁が固定軸の周面によって支持されることにより、フィンガーガード部材は位置決めがされる。
【0065】
このように、実施形態に係るフィンガーガード部材では、第1の軸径を有する固定軸を備えるローラと第2の軸径を有する固定軸を備えるローラに対して、フィンガーガード部材を共通化することができる。従って、実施形態に係るフィンガーガード部材によれば、フィンガーガード部材のコストを下げることができる。
【0066】
上記構成において、前記第1の軸径のとき、前記固定軸が前記円弧状部に嵌められた状態で、前記フィンガーガード部材は位置決めされており、前記円弧状部の両端の距離は、前記第1の軸径より小さい。
【0067】
第1の軸径のとき、固定軸が円弧状部に嵌められた状態で、フィンガーガード部材は位置決めされている。円弧状部の両端の距離は、第1の軸径より小さいので、フィンガーガード部材が位置決めされた状態で、フィンガーガード部材が固定軸から簡単に抜けてしまうことを防止できる。
【0068】
上記構成において、前記位置決め部は、前記両端の一方とつながり、前記固定軸を前記円弧状部へガイドする第1のガイド部と、前記両端の他方とつながり、前記固定軸を前記円弧状部へガイドする第2のガイド部と、をさらに備え、前記第1のガイド部と前記第2のガイド部との間隔は、前記円弧状部へ向かうに従って短くされている。
【0069】
固定軸は、第1のガイド部と第2のガイド部によってガイドされて、円弧状部に嵌め込まれる。第1のガイド部と第2のガイド部との間隔は、円弧状部へ向かうに従って短くされているので、円弧状部の両端の距離が、第1の軸径より小さくても、固定軸を容易に円弧状部に嵌めることができる。
【0070】
上記構成において、前記位置決め部は、前記切り欠きの縁とつながるリブ部をさらに備える。
【0071】
第2の軸径のとき、位置決め部が第2の面に無い状態にする必要がある。この構成によれば、リブ部を切断することにより、位置決め部を第2の面から取り外すことができる(すなわち、位置決め部が第2の面に無い状態にすることができる)。
【0072】
実施形態に係るフィンガーガード部材連結構造体は、一列に並べられた、実施形態に係る複数のフィンガーガード部材と、隣り合う前記フィンガーガード部材のそれぞれを連結する複数の連結部材と、を備える。
【0073】
フィンガーガード部材が固定軸の周面で支持されているだけでは、一点支持であり、フィンガーガード部材を安定した設置にできない。本発明に係るフィンガーガード部材連結構造体によれば、隣り合うフィンガーガード部材を連結することにより、フィンガーガード部材連結構造体が多点支持されることになる。これにより、各フィンガーガード部材を安定した設置にすることができる。
【0074】
上記構成において、隣り合う前記フィンガーガード部材の一方は、第1の嵌込部を備え、隣り合う前記フィンガーガード部材の他方は、第2の嵌込部を備え、前記連結部材は、第1のフック部を含み、前記第1の嵌込部に嵌め込み可能な片持ちはり型の第1のスナップフィット部と、第2のフック部を含み、前記第2の嵌込部に嵌め込み可能な片持ちはり型の第2のスナップフィット部と、を備え、前記第1のスナップフィット部が前記第1の嵌込部に嵌め込まれた状態で前記第1のフック部が上から押されることにより、前記第1のスナップフィット部は、前記第1の嵌込部から抜くことが可能であり、前記第2のスナップフィット部が前記第2の嵌込部に嵌め込まれた状態で前記第2のフック部が上から押されることにより、前記第2のスナップフィット部は、前記第2の嵌込部から抜くことが可能である。
【0075】
この構成は、連結部材の具体例である。連結部材の第1のスナップフィット部が、一方のフィンガーガード部材の第1の嵌込部に嵌め込まれることにより、連結部材と一方のフィンガーガード部材とが固定される。連結部材の第2のスナップフィット部が、他方のフィンガーガード部材の第2の嵌込部に嵌め込まれることにより、連結部材と他方のフィンガーガード部材とが固定される。これらにより、隣り合うフィンガーガード部材が連結される。
【0076】
上記構成において、前記連結部材の上面が天側のとき、前記第1のスナップフィット部と前記第1の嵌込部とが対応し、かつ、前記第2のスナップフィット部と前記第2の嵌込部とが対応しており、前記連結部材の上面が地側のとき、前記第1のスナップフィット部と前記第2の嵌込部とが対応し、かつ、前記第2のスナップフィット部と前記第1の嵌込部とが対応しており、前記第1のスナップフィット部は、前記第1のスナップフィット部の基端に第1のブロック部を備え、前記第2のスナップフィット部は、前記第2のスナップフィット部の基端に第2のブロック部を備え、前記連結部材の上面が地側のとき、前記第1のブロック部は、前記第2の嵌込部の入口に当接し、前記第1のスナップフィット部が前記第2の嵌込部に嵌め込まれるのを阻止し、前記第2のブロック部は、前記第1の嵌込部の入口に当接し、前記第2のスナップフィット部が前記第1の嵌込部に嵌め込まれるのを阻止する。
【0077】
第1のスナップフィット部は第1の嵌込部に嵌め込み可能に設計されており、第2のスナップフィット部は第2の嵌込部に嵌め込み可能に設計されている。連結部材が天地逆(上下逆)であり、第1のスナップフィット部が第2の嵌込部に嵌め込まれ、かつ、第2のスナップフィット部が第1の嵌込部に嵌め込まれた場合、第1のスナップフィット部、第2のスナップフィット部を、第2の嵌込部、第1の嵌込部からスムーズに抜くことができなくなるおそれ、または、抜くことができなくなるおそれがある。
【0078】
この構成によれば、連結部材が天地逆(上下逆)であれば、第1のブロック部によって、第1のスナップフィット部が第2の嵌込部に嵌め込まれることが阻止され、第2のブロック部によって、第2のスナップフィット部が第1の嵌込部に嵌め込まれることが阻止される。
【0079】
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。