(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱と、の頂部を覆うか、または、垂直方向にあって前記ゲート導体層の上端位置に、その下端を有して、前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱と、の側面に接し、且つ繋がった、ドナーまたはアクセプタ不純物を含んだ半導体層を、エピタキシャル成長法により形成する、
ことを特徴とする請求項6に記載の柱状半導体装置の製造方法。
前記第1の帯状半導体柱と、前記第2の帯状半導体柱と、前記第3の帯状半導体柱の外周部に、その上面位置が、前記第1のマスク材料層の上面位置にある第5の材料層を形成する工程と、
前記第1のマスク材料層と、前記第3のマスク材料層と、前記第5の材料層と、の上に、頂部上に第5のマスク材料層を有し、且つ前記第1の帯状半導体柱と、平面視において直交した第3の帯状材料柱を形成する工程と、
前記第3の帯状材料柱の一方側に、頂部上に第6のマスク材料層を有した第4の帯状材料柱を形成し、他方側に、頂部上に第7のマスク材料層を有した第5の帯状材料柱を形成する工程と、
前記第5のマスク材料層と、前記第3の帯状材料柱と、を除去する工程と、
前記第6のマスク材料層と、前記第4の帯状材料柱との、一方または両方を、マスクにして前記第1の帯状半導体柱と、前記第2の帯状半導体柱と、前記第3の帯状半導体柱と、をエッチングして、前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱と、を形成し、
同時に前記第7のマスク材料層と、前記第5の帯状材料柱との、一方または両方を、マスクにして前記第1の帯状半導体柱と、前記第2の帯状半導体柱と、前記第3の帯状半導体柱と、をエッチングして、平面視において、前記第7のマスク材料層と前記第1の帯状半導体柱と、前記第2の帯状半導体柱と、前記第3の帯状半導体柱と、の交差領域に第4の半導体柱と、第5の半導体柱と、第6の半導体柱と、を形成する工程とを、有し、
平面視において、前記第6のマスク材料層と、前記第7のマスク材料層と、が等幅である、
ことを特徴とする請求項1に記載の柱状半導体装置の製造方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態に係る、柱状半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(第1実施形態)
以下、
図1A〜
図1Uを参照しながら、本発明の第1実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置としてSRAMセル回路の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図を示す。
【0021】
図1Aに示すように、P層基板1上にN層2をエピタキシャル結晶成長法により形成する。そして、N層2の表層にN
+層3、5とP
+層4をイオン注入法により形成する。そして、i層(真性型Si層)7を形成する。そして、例えば、SiO
2層、酸化アルミニウム(Al
2O
3)層、SiO
2層よりなるマスク材料層6を形成する。なお、i層7はドナーまたはアクセプタ不純物を少量に含むN型、またはP型のSiで形成されてもよい。
【0022】
次に
図1Bに示すように、リソグラフィ法とマスク材料層6のエッチングにより、平面視においてY方向に伸延したマスク材料層6aを形成する。そして、マスク材料層6aをエッチングマスクにしてi層7とN
+層3、5とP
+層4の表層をエッチングして、帯状Si柱8を形成する。N層2上にN
+層3a、5aとP
+層4aが形成される。
【0023】
次に、
図1Cに示すように、ALD(Atomic Layer Deposition)法によりSiGe層10を帯状Si柱8と、N
+層3a、5a、P
+層4aとを覆って形成する。
【0024】
次に、
図1Dに示すように、全体を、例えばフローCVD(Flow Chemical Vapor Deposition)法によるSiO
2層(図示せず)で覆い、そして、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、上表面位置がマスク材料層6a上表面位置になるようにSiO
2層と、SiGe層10を研磨して、SiO
2層11、SiGe層10a、10bを形成する。この場合、SiGe層10a、10bの頂部側面は垂直であることが望ましい。このためには、SiO
2層と、SiGe層10の研磨工程において、
図1CにおけるSiGe層10頂部の丸み部Rが除去されていることが望ましい。
【0025】
次に、
図1Eに示すように、SiO
2層11、マスク材料層6aをマスクにして、SiGe層10a、10bの頂部をエッチングして凹部12a、12bを形成する。この凹部12a、12bの底部位置は、マスク材料層6aの下部位置にあるように、SiGe層10a、10bの頂部のエッチングがなされることが望ましい。SiO
2層と、SiGe層10の研磨工程において、
図1CにおけるSiGe層10頂部の丸み部Rが除去されたことにより、外周側面が垂直な凹部12a、12bが形成される。
【0026】
次に、
図1Fに示すように、全体にSiN層(図示せず)を被覆し、全体をCMP法により、上表面位置がマスク材料層6a上表面位置になるようにSiN層を研磨する。そして、平面視において、SiGe層10a、10bの外側にあるSiO
2層11を除去する。これにより、マスク材料層6aと帯状Si柱8の両側に、平面視においてSiGe層10a、10bの頂部形状と同じ形状を有するSiN層13a、13bが形成される。
【0027】
次に、
図1Gに示すように、SiN層13a、13bをマスクにして、平面視において、SiN層13a、13bの外側にあるSiGe層10a、10bをエッチングする。これにより、帯状Si柱8の両側に、平面視において、等幅の帯状SiGe層10aa、10bbを形成する。
【0028】
次に、
図1Hに示すように、SiのALD法により、全体を覆ってi層15を形成する。なお、i層15は僅かなドナー、またはアクセプタ不純物を含んだ層であってもよい。
【0029】
次に、i層15を覆ってSiO
2層(図示せず)を形成する。そして、このSiO
2層と、i層15と、の上表面位置が、マスク材料層6aの上面位置と同じくなるように研磨して、SiO
2層11a、Si層15a、15bを形成する。そして、
図1Iに示すように、マスク材料層6a、13a、13b、SiO
2層11aをマスクにして、Si層15a、15bの頂部をエッチングして、帯状の凹部12c、12dを形成する。
【0030】
次に、
図1Jに示すように、凹部12c、12dを埋めた帯状SiO
2層16a、16bを形成する。これにより、SiN層13a、13bと帯状SiGe層10aa、10bbとの両側に、平面視において等幅の帯状SiO
2層16a、16bと、この帯状SiO
2層16a、16b下にあり、且つN
+層3a、5a上に拡がったSi層15a、15bを形成される。
【0031】
次に、
図1Kに示すように、SiO
2層11aを除去する。
【0032】
次に、
図1Lに示すように、SiO
2層よりなるマスク材料層16a、16bをマスクにして、Si層15a、15bをエッチングして帯状Si柱15aa、15bbを形成する。このSi層15a、15bのエッチングは、エッチングの終端が、N
+層3a、5aの上表面であることが望ましい。そして、Si
柱8の外側にあるSiN層13a、13b、SiGe層10aa、10bbを除去する。これにより、帯状Si柱8の両側に、同じ間隔で離れ、且つ同じ幅の帯状Si柱15aa、15bbが形成される。帯状Si柱15aa、15bb上にはマスク材料層16a、16bが残される。
【0033】
次に、
図1Mに示すように、全体にALD法により、SiO
2層とSiN層よりなる薄い保護材料層18を形成する。そして、全体にSiO
2層(図示せず)を被覆し、CMP法により上表面位置がマスク材料層6a、マスク材料層16a、16b上の保護材料層18上表面位置まで研磨して帯状Si柱8、15aa、15bbの外周部にSiO
2層19を形成する。全体にSiN層とSiO
2層よりなるマスク材料層(図示せず)を均一に形成する。そして、リソグラフィ法とマスク材料層のエッチングにより、マスク材料層6aとマスク材料層16a、16bとSiO
2層19との上に、平面視においてマスク材料層6aの帯状に延びる方向と直交した方向に、帯状マスク材料層20a、20bを形成する。
【0034】
次に、
図1Nに示すように、マスク材料層20a、20bをマスクにして、SiO
2層19、保護材料層18、マスク材料層6a、16a、16b、帯状Si柱8、15aa、15bbをエッチングする。これにより、N
+層3a上にSi柱22a、22dが形成され、P
+層4a上にSi柱22b、22eが形成され、N
+層5a上にSi柱22c、22fが形成される。そして、Si柱22a上にマスク材料層16aaが形成され、Si柱22b上にマスク材料層6aaが形成され、Si柱22c上にマスク材料層16baが形成され、Si柱22d上にマスク材料層16ab(図示せず)が形成され、Si柱22e上にマスク材料層6abが形成され、Si柱22f上にマスク材料層16bb(図示せず)が形成される。そして、平面視において、帯状マスク材料層20aの下にあり、且つSi柱22a、22b、22cの頂部と、側面を覆い、且つN
+層3a、P
+層4a、N
+層5a上面に繋がった保護材料層18aと、平面視において、帯状マスク材料層20bの下にあり、且つSi柱22d、22e、22f頂部と、側面を覆い、且つN
+層3a、P
+層4a、N
+層5a上面に繋がった保護材料層18bと、が形成される。そして、平面視において、帯状マスク材料層20aの下にあり、且つSi柱22a、22b、22cの外側にあり、且つ保護材料層18aを覆ってSiO
2層19aが形成される。同様に、平面視において、帯状マスク材料層20bの下にあり、且つSi柱22d、22e、22fの外側にあり、且つ保護材料層18bを覆ってSiO
2層19b(図示せず)が形成される。
【0035】
次に、
図1Oに示すように、帯状マスク材料層20a、20b、SiO
2層19a、19b、保護材料層18a、18bを除去する。そして、等方性の酸化を行い、Si柱22a〜22fの側面にSiO
2層(図示せず)を形成する。そして、このSiO
2層を除去する。これにより、平面視において、Si柱22a〜22fの断面は、円形状になる。
【0036】
次に、
図1Pに示すように、マスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6ab、16bbの側面を囲んだSiN層25a、25b、25c、25d(図示せず)、25e、25f(図示せず)と、Si柱22a〜22fの側面を囲んだSiO
2層28a、28b、28c、28d(図示せず)、28e、28f(図示せず)を形成する。そして、全体にSiO
2層(図示せず)を被覆し、CMP法により上表面位置がマスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6ab、16bbの上表面位置になるように研磨する。そして、その上に、平面視においてSi柱22a、22bに繋がったSiN層とSiO
2層からなるマスク材料層26aと、Si柱22b、22cに繋がったマスク材料層26bと、Si柱22d、22eに繋がったマスク材料層26cと、Si柱22e、22fに繋がったマスク材料層26dと、を形成する。そして、マスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6ab、16bbと、SiN層25a〜25fと、SiO
2層28a〜28fをマスクにして、
SiO2層、N
+層3a、P
+層4a、N
+層5aとN層2、と
P層基板1の表層をエッチングする。これにより、Si柱22a、22b、22cの底部がN
+層3aa、P
+層4aa、N
+層5aaで繋がる。そして、N
+層3aa、P
+層4aa、N
+層5aaの下にN層2aが形成される。同様に、Si柱22c、22d、22eの底部がN
+層3ab、P
+層4ab、N
+層5abで繋がる。そして、N
+層3ab(図示せず)、P
+層4ab、N
+層5ab(図示せず)の下にN層2bが形成される。そして、マスク材料層26a〜26dの下にSiO
2層27a、27b、27c(図示せず)、27d(図示せず)が形成される。
【0037】
次に、
図1Qに示すように、マスク材料層26a〜26dを除去する。SiO
2層27a〜27dを除去する。そして、N
+層3aa,5aa、3ab、5ab、P
+層4aa、4ab、N層2a、2bの外周部と、P層基板1上にSiO
2層30を形成する。そして、ALD法により、全体を覆って、HfO
2層31、TiN層32を形成する。そして、CVD法により、全体を覆って、SiO
2層(図示せず)を形成する。そして、CMP法により、上表面位置がTiN層32の上表面位置になるように、SiO
2層を研磨して、SiO
2層33を形成する。
【0038】
次に、
図1Rに示すように、全体にW層を被覆する。そして、CMP法により、上表面位置がHfO
2層31の上表面位置になるように研磨してW層34を形成する。そして、TiN層32の頂部を、上表面位置がマスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6ab、16bbの底部位置になるようにエッチングして、TiN層32aを形成する。そして、全体にSiN層(図示せず)を被覆する。そして、CMP法により上表面位置がHfO
2層31の上表面位置になるようにSiN層を研磨して、SiN層35a、35b、35c、35d(図示せず)、35e、35f(図示せず)を形成する。そして、平面視において、Si柱22a、22bに繋がるSiN層よりなるマスク材料層36aを形成する。同様に、平面視において、Si柱22cに繋がるマスク材料層36b、Si柱22dに繋がるマスク材料層36c、Si柱22e、22fに繋がるマスク材料層36dを形成する。
【0039】
次に、
図1Sに示すように、SiN層35a〜35f、マスク材料層16aa、6aa、16ba、16ba,6ab、16bb、36a〜36dをマスクにして、W層34と、TiN層32aをエッチングする。これにより、平面視において、マスク材料層36aの下にW層34aを形成する。同様に、
マスク材料層36bの下にW層34bを、マスク材料層36cの下にW層34c(図示せず)を、マスク材料層36dの下にW層34d(図示せず)を形成する。そして、平面視において、Si柱22a、22bの外周と、マスク材料層36aと重なったTiN層32aaと、Si柱22cの外周と、マスク材料層36bと重なったTiN層32abと、Si柱22dの外周と、マスク材料層36cと重なったTiN層32baと、Si柱22e、22fの外周と、マスク材料層36dと重なったTiN層32bbと、を形成する。
【0040】
次に、
図1Tに示すように、全体をSiO
2層(図示せず)で覆い、その後にCMP法により、SiO
2層を上表面位置がHfO
2層31の頂部の上表面位置になるように研磨する。そして、SiN層
35a〜35fを除去する。そして、SiO
2層の上部をRIE法により、その上表面位置がSi柱22a〜22fの頂部より下方の位置まで、エッチングする。そして、マスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6abを覆ったHfO
2層31aと、マスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6abと、を除去する。そして、Si柱22a〜22fの頂部外周部にSiN層39を形成する。そして、Si柱22b、22eの頂部をSiO
2層(図示せず)で覆いた後、選択エピタキシャル結晶成長法によりドナー不純物を含んだN
+層41aをSi柱22aの頂部を覆って形成する。同時にSi柱22cの頂部を覆ったN
+層41cと、Si柱22dの頂部を覆ったN
+層41d(図示せず)と、Si柱22fの頂部を覆ったN
+層41f(図示せず)を形成する。そして、Si柱22b、22eの頂部を覆ったSiO
2層を除去した後、N
+層41a、41c、41d、41fをSiO
2層(図示せず)で覆う。そして、選択エピタキシャル結晶成長法により、Si柱22b、22e頂部を覆ってP
+層41b、41eを形成する。そして、N
+層41a、41c、41d、41fを覆っているSiO
2層を除去する。そして、熱処理により、N
+層41a、41c、41d、41fのドナー不純物をSi柱22a、22c、22d、22fの頂部に拡散させて、N
+層40a、40c、40d(Si柱22dの頂部、図示せず)、40f(Si柱22fの頂部、図示せず)を形成する。同時に、P
+層41b、41eのアクセプタ不純物をSi柱22b、22eの頂部に拡散させて、P
+層40b、40eを形成する。
【0041】
次に、
図1Uに示すように、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層43を形成する。そして、N
+層41a、41f上に形成したコンタクトホール44a、44dを介してグランド
配線層VSS1、VSS2と、TiN層32Ba、32Ab上に形成したコンタクトホール44b、44cを介して、ワード
配線層WLを形成する。そして、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層47を形成する。そして、P
+層41b、41e上に形成したコンタクトホール46a、46bを介して電源
配線層VDDを形成する。そして、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層48を形成する。そして、N
+層41c、41d上に形成したコンタクトホール49a、49bを介してビット出力
配線層BL,反転ビット出力配線層RBLを形成する。これにより、P層基板1上にSRAMセル回路が形成される。
【0042】
第1実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
1.帯状Si柱8はリソグラフィ法を用いて形成されたマスク材料層6aをエッチングマスクにて、i層7をエッチングして形成されている。この帯状Si柱8からSi柱22b、22eが形成される。一方、Si柱22a、22c、22d、22fは、
図1Hに示した、帯状Si柱8、帯状SiGe柱10aa、10bb、マスク材料層6a、13a、13bの全体を覆って、SiのALD法により形成したi層15内に形成される。そして、帯状Si柱8、15aa、15bbの間隔は、同じくALD法にて、帯状Si柱8の両側に等幅で形成したSiGe層10aa、10bbの厚さになっている。このように、本実施形態では、帯状Si柱8形成のみにリソグラフィ法が用いられる。そして、帯状Si柱15aa、8、15bbのX―X’方向での間隔は、ALD法によるSiGe層10aa、10bbにより、リソグラフィ法でのパターンニング最小寸法より小さくできる。これにより、本実施形態では、X−X’方向において、更なるSRAMセルの高密度化が図れる。なお、SiGe層10、Si層15の形成はALD法でなく分子線堆積(Molecular beam deposition )法などの他の方法によりなされてもよい。
2.本実施形態では、帯状Si柱8の両側に帯状Si柱15aa、15bbを形成した。これにより、X方向に3個並んだSi柱22a、22b、22cと、同じくSi柱22d、22e、22fを形成した。これに対して、
図1Kの工程の後、帯状Si柱15aa、15bbを形成し、さらに2個の帯状SiGe層と、2個の帯状Si層を、平面視において、帯状Si柱15aa、15bbの外側に形成することができる。これにより、X方向に5個並んだSi柱を形成される。更に、この工程を繰り返すことにより、さらにX方向に多く並んだSi柱を形成することができる。また、回路設計上、不要なSi柱は、Si柱22a〜22fの形成後、除去するか、マスク材料層6a、16a、16bのいずれかを、形成しないか、形成後に除去することにより、除去できる。これらにより、回路設計に対応した、Si柱を高密度に形成することができる。
3.本実施形態は、X方向に3個並んだSi柱22a、22b、22cと、同じくSi柱22d、22e、22fを高密度に配列した例を用いて説明した。これに対して、同じ製造方法を用いて、Y方向に高密度にSi柱を形成することができる。そして、本実施形態が提供する製造方法により、同時に回路領域によりXまたはY方向に高密度のSi柱を形成することができる。これにより、高密度の回路形成が図れる。
4.本実施形態では、Si柱22b、22eの両側に、Si柱22a、22dとSi柱22c、22fを形成する場合を例に説明した。これに対し、
図1Hにおいて、Si層15に替えて、他の半導体材料層で形成してもよい。これにより、Si柱22a、22dと、Si柱22c、22fと、は他の半導体材料層で形成することができる。本発明により、異なる半導体材料からなる半導体柱を形成することができる。これにより、回路設計の自由度が向上でき、回路の高性能化が図れる。
5.本実施形態では、帯状マスク材料層16a、16bのX方向の幅は、ALD法により帯状SiGe柱10aa、10bbの側面に形成されたSi層15の幅になる。これはSi層15のALD堆積時間により、帯状マスク材料層16a、16bのX方向の幅を変えることができることを示している。これにより、Si柱22a、22c、22d、22fの、平面視におけるX方向の幅を、回路設計からの要求に応じて、Si柱22b、22eの幅と変えることができる。これにより回路の高性能化が図れる。
【0043】
(第2実施形態)
以下、
図2A〜
図2Cを参照しながら、本発明の第2実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。本第2実施形態の製造方法は、以下に説明する相違点を除き、第1実施形態で示した工程と同様である。
【0044】
図2Aに示すように、
図1Aにおける、平面視において、帯状N
+層3,5とP
+層4とに替えて、互いに交差させて配置したP
+層50a、50bと、N
+層51a、51bと、を形成する。
【0045】
次に、
図2Bに示すように、
図1B〜
図1Mと同じ工程を行って、平面視において、P
+層50a、N
+層51b上に繋がった帯状Si柱15aaと、N
+層51aとN
+層51bとに繋がった帯状Si柱8と、N
+層51aとP
+層50bとに繋がった帯状Si柱15bbとを形成する。そして、帯状Si柱15aa上にはマスク材料層16aが形成されており、帯状Si柱8にはマスク材料層6aが形成されており、帯状Si柱15bbはマスク材料層16b形成されている。
【0046】
次に、
図1N〜
図1Sと同じ工程を行なう。これにより、
図2Cに示すように、Si柱22a〜22fを囲んだHfO
2層31aと、HfO
2層31aを囲み、Si柱22a、22bの外周部を囲んだTiN層32AAと、Si柱22cの外周部を囲んだTiN層32ABと、Si柱22d、22eの外周部を囲んだTiN層32BA(図示せず)と、Si柱22fの外周部を囲んだTiN層32BBと、を形成する。そして、Si柱22a〜22fの頂部の外周部にSiN層39を形成する。そして、Si柱22aの上部にP
+層40A、Si柱22bの上部にN
+層40Bを、Si柱22cの上部にN
+層40Cを、Si柱22dの上部にN
+層40D(図示せず)を、Si柱22eの上部にN
+層40Eを、Si柱22fの上部にP
+層40F(図示せず)を形成する。そして、P
+層40A,40Fを覆って、選択エピタキシャル結晶成長法により、P
+層41A、41F(図示せず)を形成する。同じく、N
+層40B、40C、40D、40Eを覆って、選択エピタキシャル結晶成長法によりN
+層41B、41C(図示せず),41D,41Eを形成する。N
+層41A、41F上に形成したコンタクトホール44a、44dを介して電源
配線層Vdd1、Vdd2と、TiN層32AB、32BA上に形成したコンタクトホール44b、44cを介して、ワード
配線層WLを形成する。そして、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層47を形成する。そして、P
+層41B、41E上に形成したコンタクトホール46a、46bを介してグランド
配線層Vssを形成する。そして、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層48を形成する。そして、N
+層41C、41D上に形成したコンタクトホール49a、49bを介してビット出力
配線層BL,反転ビット出力配線層RBLを形成する。これにより、P層基板1上にSRAMセル回路が形成される。
【0047】
本実施形態のSGTを有する柱状半導体装置の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
1. 本実施形態によれば、Si柱22b、22eは結晶性がよいi層7から形成されるSGTは、ALD法で形成されるi層15に形成されるSi柱22a、22c、22d、22fに形成されるSGTと比べて、大きいオン電流が得られる。このため、本SRAMセルでは、Si柱22b、22eに大きい駆動電流を必要とする駆動用SGTが形成される。これにより、高密度で、高性能のSRAMセルが形成される。
【0048】
(第3実施形態)
以下、
図3A〜
図3Dを参照しながら、本発明の第3実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。本第3実施形態の製造方法は、以下に説明する相違点を除き、第1実施形態で示した工程と同様である。
【0049】
図1Aにおける、N
+層3、5、P
+層4に替えて、全面にP
+層(図示せず)を形成し、
図1A〜
図1Mまでの工程を行う。そして、
図3Aに示すように、帯状マスク材料層20a、20bに替えて、平面視において、帯状Si柱15aa、8、15bbと
直交する帯状マスク材料層56を形成する。なお、帯状Si柱15aa、8、15bbの底部に繋がってP
+層55が形成される。
【0050】
次に、
図1N、
図1Oの工程を行う。これにより、
図3Bに示すように、P
+層55上にSi柱58a、58b、58cが形成される。そして、Si柱58a、58b、58c上には、マスク材料層57a、57b、57cが形成されている。
【0051】
次に、
図1P〜
図1Sの工程を行う。これにより、
図3Cに示すように、P層
基板1の上に、下からN層2bと、P
+層55aが形成される。そして、P
+層55a上にSi柱58a、58b、58cが形成される。そして、Si柱58a、58b、58cの底部を囲んでSiO
2層30aを形成する。そして、Si柱58a、58b、58cの外周とSiO
2層30a上にHfO
2層60を形成する。そして、Si柱58a、58b、58cの側面にあるHfO
2層60を囲んでTiN層61と、平面視において、Si柱58a、58b、58cに繋がったW層62を形成する。このTiN層61、W層62は、マスク材料層63、マスク材料層57a、57b、57c、SiN層34aa、34bb、34ccをマスクにしたエッチングにより形成される。
【0052】
次に、
図1TのSiN層39を形成するまでの工程を行う。そして、
図3Dに示すように、選択エピタキシャル成長法によりアクセプタ不純物を含んだP
+層66a、66b、66cをSi柱58a、58b、58cの頂部を覆って形成する。そして、熱処理によりSi柱58a、58b、58cの頂部にP
+層65a、65b、65cを形成する。そして、全体を覆って、SiO
2層67を形成する。そして、P
+層66a、66b、66c上に形成したコンタクトホール68a、68c、68eを介してドレイン
配線層Vdを形成する。同様に、P
+層55a上に形成したコンタクトホール68bを介して、ソース
配線層Vsを形成する。同様に、TiN層61に繋がったW層62上に形成したコンタクトホール68dを介して、ゲート
配線層Vgを形成する。これにより、3個のSGTが並列に接続されたPチャネル型SGTがP層基板1上に形成される。
【0053】
本実施形態のSGTを有する柱状半導体装置の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
2. 本実施形態におけるSi柱58a、58b、58cの形成は、
図3Aまでの工程を、第1実施形態における
図1A〜
図1Kで示された工程と同じに行い、
図3Aにおけるマスク材料層56の平面視における形状を、第1実施形態における
図1Kで示したマスク材料層20a、20bの形状を違えることによって行っている。これにより、同じP層基板1上に、高密度のSRAMセルと、高密度に3個のSGTが並列に接続されたSGTを、同時に形成することができる。
【0054】
(第4実施形態)
以下、
図4A、
図4Bを参照しながら、本発明の第4実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。本第4実施形態の製造方法は、以下に説明する相違点を除き、第3実施形態で示した工程と同様である。
【0055】
図4Aに示すように、
図3Aにおけるマスク材料層56に替えて、平面視において、Y方向の幅がマスク材料層56よりも広いマスク材料層70を形成する。
【0056】
次に、第3実施形態と同じ工程を行い、
図4Bに示すように、P
+層55b上に3個の帯状Si柱71a、71b、71cを形成する。そして、帯状Si柱71a、71b、71cの底部を囲んでSiO
2層30bを形成する。そして、帯状Si柱71a、71b、71cの外周とSiO
2層30b上にHfO
2層60aを形成する。そして、Si柱71a、71b、71cの側面にあるHfO
2層60aを囲んでTiN層61aと、平面視において、帯状Si柱71a、71b、71cに繋がったW層62aを形成する。次に、帯状Si柱71a、71b、71cの外周を囲んだSiO
2層63aと、SiO
2層63aの上にSiN層64を形成する。次に選択エピタキシャル成長法によりアクセプタ不純物を含んだP
+層74a、74b、74cをSi柱71a、71b、71cの頂部を覆って形成する。そして、熱処理によりSi柱71a、71b、71cの頂部にP
+層73a、73b、73cを形成する。そして、全体を覆って、SiO
2層67aを形成する。そして、P
+層74a、74b、74c上に形成したコンタクトホール75a、75b、75cを介してドレイン
配線層VDDを形成する。同様に、P
+層55b上に形成したコンタクトホール75bを介して、ソース
配線層VSSを形成する。同様に、TiN層61aに繋がったW層62a上に形成したコンタクトホール75cを介して、ゲート
配線層VGGを形成する。これにより、3個のSGTが並列に接続されたPチャネル型SGTがP層基板1上に形成される。
【0057】
本実施形態のSGTを有する柱状半導体装置の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
3. 本実施形態によれば、帯状Si柱71a、71b、71cの平面視における断面面積が、第3実施形態におけるSi柱58a、58b、58cより大きくなる。これにより、本実施形態のSGTは、第3実施形態のSGTと比べて大きい駆動電流を得ることができる。
4. 本実施形態では、帯状Si柱71a、71b、71cの平面視におけるY方向の長さを変えることにより、簡単に所望の駆動電流を得るSGTを形成することができる。
【0058】
(第5実施形態)
以下、
図5A〜
図5Cを参照しながら、本発明の第5実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。本第5実施形態の製造方法は、以下に説明する相違点を除き、第4実施形態で示した工程と同様である。
【0059】
図5Aに示すように、P
+層4a上に、第4実施形態と同じく帯状Si柱71を形成する。そして、全体を覆ってSiGe層10Aを、第4実施形態の場合より薄く、ALD法により形成する。このALD法では、SiGe原子層を1原子層ずつ制御して積層することが出来るので、薄いSiGe層10Aを形成することができる。
【0060】
次に、第4実施形態と同じ工程を行って、
図5Bに示すように、帯状Si柱71baの両側に帯状Si柱71aa、71caを形成する。これにより、帯状Si柱71aa、71ba、71caの間隔を、第4実施形態における帯状Si柱71a、71b、71cより短く形成される。
【0061】
次に、第4実施形態と同じ工程を行って、
図5Cに示すように、帯状Si柱71aa、71ba、71caの底部を囲んでSiO
2層30cを形成する。そして、帯状Si柱71aa、71ba、71caの外周とSiO
2層30c上にHfO
2層72aを形成する。そして、HfO
2層72aを囲んでTiN層61bを形成する。TiN層61bは帯状Si柱71aa、71ba、71ca間を埋めるように形成する。次に、帯状Si柱71a、71b、71cの外周を囲んだSiO
2層63bと、SiO
2層63bの上にSiN層64bを形成する。次に選択エピタキシャル成長法によりアクセプタ不純物を含んだP
+層80を帯状Si柱71aa、71ba、71caの頂部を覆い、且つ繋がるように形成する。そして、熱処理によりSi柱71aa、71ba、71caの頂部にP
+層73aa、73ba、73caを形成する。そして、全体を覆って、SiO
2層67bを形成する。そして、P
+層80上に形成したコンタクトホール81bを介してドレイン
配線層Vdを形成する。同様に、P
+層55aaに形成したコンタクトホール81aを介して、ソース
配線層Vsを形成する。同様に、TiN層61b上に形成したコンタクトホール81cを介して、ゲート
配線層Vgを形成する。これにより、3個のSGTが並列に接続されたPチャネル型SGTがP層基板1上に形成される。
【0062】
本実施形態のSGTを有する柱状半導体装置の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
5. 本実施形態では、ゲート電極材料TiN層61bが帯状Si柱71aa、71ba、71ca間を埋めるように、帯状Si柱71aa、71ba、71ca間の距離を狭めている。TiN層61bは、ゲート絶縁層60bの外周を覆っているので、正常なSGTトランジスタ動作がなされる。これにより、3個のSGTが並列に接続されたSGT回路の高密度化が図れる。
本実施形態では、選択エピタキシャル成長により形成されたP
+層80が帯状Si柱71aa、71ba、71ca頂部のP
+層73aa、73ba、73ca間で繋がって形成される。これよりP
+層80上に形成するコンタクトホール81bを平面視において大きく形成することができる。これはコンタクトホール81b形成が容易に、高精度に形成できる。
【0063】
(第6実施形態)
以下、
図6A〜
図6Eを参照しながら、本発明の第6実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0064】
図6Aに示すように、第1実施形態における
図1Lまでの工程を行った後、全面にSiGe層(図示せず)と、SiN層、Al
2O
3層、SiO
2層よりなる材料層(図示せず)と、を形成する。そして、リソグラフィ法と、RIE法と、により、水平方向に伸びた、SiN層、Al
2O
3層、SiO
2層よりなる帯状マスク材料層85を形成する。そして、マスク材料層85をマスクにSiGe層をエッチングして、帯状SiGe層86を形成する。
【0065】
次に、ALD法により全体をSiN層(図示せず)で覆う。そして、全体をSiO
2層(図示せず)で覆う。そして、CMP法により、全体の上面位置がマスク材料層85の上表面位置になるように研磨する。そして、SiN層上部をエッチングして、その底部位置がマスク材料層85の底部位置となるように凹部を形成する。そして、全体にAl
2O
3層を覆う。そして、Al
2O
3層を上表面位置がマスク材料層85の上表面位置になるように研磨して、帯状マスク材料層85の両側に、Al
2O
3層よりなるマスク材料層87a、87bを形成する。そして、SiGe層86、マスク材料層87a、87bの外側にあるSiO
2層を除去する。そして、マスク材料層85、87a、87bをマスクにSiN層をエッチングして、帯状SiGe層86の両側に帯状SiN層88a、88bを形成する。
【0066】
次に、
図6Cに示すように、帯状マスク材料層85、帯状SiGe層86をエッチングにより除去する。
【0067】
次に、
図6Dに示すように、マスク材料層87a、87b、SiN層88a、88bをマスクにして、保護材料層18、マスク材料層6a、帯状Si柱8、15aa、15bbをエッチングする。これにより、Si柱22a、22b、22c、22d、22e、22fが形成される。このエッチングにより、Si柱22a上にマスク材料層16aaと、保護材料層18aと、帯状SiN層88aと、帯状マスク材料層87aとが、そして、Si柱22b上にマスク材料層6aaと、保護材料層18aと、帯状SiN層88aと、帯状マスク材料層87aとが、そして、Si柱22c上にマスク材料層16baと、保護材料層18aと、帯状SiN層88aと、帯状マスク材料層87aとが、そして、Si柱22d上にマスク材料層16ab(図示せず)と、保護材料層18aと、帯状SiN層88bと、帯状マスク材料層87bとが、そして、Si柱22e上にマスク材料層6bbと、保護材料層18bと、帯状SiN層88bと、帯状マスク材料層87bとが、Si柱22f上にマスク材料層16bbと、保護材料層18bと、帯状SiN層88bと、帯状マスク材料層87bと、が形成される。そして、帯状SiN層88a下にあり、且つSi柱22a、22b、22cの間、及び外側にSiO
2層19aが形成される。同様に、帯状SiN層88b下にあり、且つSi柱22d、22e、22fの間、及び外側にSiO
2層19b(図示せず)が形成される。
【0068】
次に、マスク材料層87a、87b、SiN層88a、88b、SiO
2層19a、19b、保護材料層18a、18b、帯状SiN層88a、88b、帯状マスク材料層87a、87bを除去する。これにより、
図6Eに示すように、N
+層3a、3b、5a、5b、P
+層4a、4b上に、Si柱22a〜22fと、Si柱22a〜22fの頂部にマスク材料層16aa、16ba、16ab、16bb、6aa、6bbが残される。その後、第1実施形態における
図1P〜
図1Uまでの工程を行うことにより、P層基板1上にSRAMセルを形成することができる。
【0069】
本実施形態のSGTを有する柱状半導体装置の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
1.本実施形態では、第1実施形態におけるX方向でSi柱22a〜22fを高密度に配置できるだけでなく、Y方向でもSi柱22a〜22fを高密度に配置できる。これにより、SRAMセルの高密度化が図れる。
2.本実施形態では、最初に帯状SiGe層86を形成した後に、この帯状SiGe層86の両側にSiN層88a、88bを形成した、これにより、Y方向に2列のSi柱22a〜22fを高密度に形成することができた。そして、平面視において、SiN層88a、88bの外側に帯状SiGe層と、帯状SiN層を形成することにより、Y方向に4列のSi柱を高密度に形成することができる。この工程を繰り返すことにより、Y方向に更に4列以上の偶数列のSi柱を形成することができる。
3.本実施形態では、最初に帯状SiGe層86を形成した後に、この帯状SiGe層86の両側にSiN層88a、88bを形成した。これに対し、最初にSiN層を形成した後に、この帯状SiN層の両側にSiGe層を形成する方法により、Y方向に3列のSi柱を形成することができる。そして、この工程を繰り返すことにより、Y方向に更に3列以上の奇数列のSi柱を高密度に形成することができる。
【0070】
なお、本発明に係る実施形態では、SRAM回路と、3個のSGTを並列に接続した回路を例として説明したが、SGTを用いたほかの回路形成においても本発明を適用することができる。
【0071】
また、本発明に係る実施形態では、1つの半導体柱に1個のSGTを形成したが、2個以上を形成する回路形成においても、本発明を適用できる。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0072】
また、第1実施形態において、Si柱22a〜22fの頂部にドナー及びアクセプタ不純物を含んだN
+層40a、40c、40d、40f、P
+層40b、40eを形成しなくても、SGTのソースまたはドレインの役割は、N
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b、41eが行うことができる。また、N
+層40a、40c、40d、40f、P
+層40b、40eをSi柱22a〜22fの頂部の側面に形成しても、SGTのソースまたはドレインとなる。また、Si柱22a〜22fの上部位置をゲートTiN層32Aa、32Abの上端位置になるように形成し、Si柱22a〜22fの頂部上にN
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b、41eを形成しても良い。また、N
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b、41eは、例えばWなどの金属、または合金層であってもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0073】
また、第1実施形態では、
図1Aに示したように、SiO
2層/Al
2O
3層/SiO
2層よりなるマスク材料層6をエッチングマスクとして用いた。その目的が得られるものであれば、単層または複数層よりなる他の組み合わせの材料層であってもよい。これら材料層は無機、または有機材料層であってもよい。このことは他のマスク材料層6a、6aa、6ab、16a、16b、16aa、16bb、16ab、16ba、20a、20b、26a〜26dについても同様である。そして、このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0074】
また、第1実施形態において、マスク材料層6、6a、6b、6aa、6bb、16aa、16ba、16bbが同じ厚さとしていたが、工程が進むと共に、表層がエッチングされて薄くなる。したがって、マスク材料層6、6a、6b、6aa、6bb、16aa、16ba、16bbの構成材料の選択、およびそれぞれの厚さは、それぞれの工程により、所定のマスク材料層としての役割を行うように設定される。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0075】
また、第1実施形態では、
図1Cに示したように、ALD法によりSiGe層10を帯状Si柱8を覆って形成した。SiGe層10の形成はALD法でなく分子線堆積(Molecular beam deposition )法などの他の方法によりなされてもよい。また、SiGe層10に替えて、帯状Si柱8の側面に同じ厚さで形成でき、且つ、帯状Si柱15aa、15bbを形成した後、除去できるものであれば、他の材料層を用いても良い。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0076】
また、第1実施形態では、P層基板1上にSGTを形成したが、P層基板1の代わりにSOI(Silicon On Insulator)基板を用いてもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0077】
また、第1実施形態では、
図1Cに示すように、露出した帯状Si柱8側面と、N
+層3a、5aとP
+層4aの表層上に、直接SiGe層10を形成したが、SiGe層10形成の前に、帯状Si柱8側面と、N
+層3a、5aとP
+層4aの表層に薄いSiO
2層を形成してもよい。SiGe層10a、10b外周のN
+層3a、5a上のSiO
2層はSi層15の形成前に、帯状Si柱8側面のSiO
2層は、ゲート絶縁HfO
2層18形成前に除去すれば、よい。また、SiO
2層以外の単層、または複数層よりなる材料層であってもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0078】
また、第1実施形態では、
図1O、
図1Pに示したように、等方性の酸化を行い、Si柱22a〜22fの側面にSiO
2層(図示せず)を形成し、そして、このSiO
2層を除去するにより、平面視において、Si柱22a〜22fの断面を、円形状にした。この円形状にした理由は、Si柱22a〜22f断面内の電位分布を出来るだけ同心状にするためである。要求性能上、円形状にする必要がなければ、この等方性の酸化は必要ない。また、Si柱22a〜22fの円形状断面は、円形状のマスク材料層16aa、6aa、16ba、16ab、6ab、16bbを形成して行っても良い。また、円形状の形状は楕円状であってもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0079】
第1実施形態では、ゲート絶縁層として、HfO
2層31、ゲート材料層としてTiN層32を用いたが、それぞれを単層または複数層よりなる他の材料層を用いてもよい。同様にW層34についても、単層または複数層よりなる他の材料層を用いてもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0080】
また、第1実施形態では、
図1Tに示した、N
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b、41eの形成を選択エピタキシャル結晶成長法により行った。このN
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b41e形成は、CVD法に限らず、例えば分子線堆積(Molecular beam deposition )、ALD法、液相エピタキシャル法など、選択エピタキシャル結晶成長できるほかの方法を用いても良い。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0081】
また、第1実施形態では、
図1Tに示した、N
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b、41eの形成を選択エピタキシャル結晶成長法により行った。これらN
+層41a、41c、41d、41f、P
+層41b、41eの形成を、通常のエピタキシャル結晶成長法を行い、その後にリソグラフィ法とエッチングにより形成してもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0082】
また、第1実施形態における、
図1Uに示すように、N
+層40a、40c、40d、40f、P
+層40b、40eの下端の垂直方向における位置は、ゲート導体層であるTiN層32Aa、32Ab、32Ba、32Bbの上端になるように形成した。N
+層40a、40c、40d、40f、P
+層40b、40eの下端の底部の位置は、ゲートTiN層32Aa、32Ab、32Ba、32Bbの上端位置にあるのが望ましいが、SGTの動作に不都合を生じさえなければ、ゲートTiN層32Aa、32Ab、32Ba、32Bbの上端より少し上にあっても、少し下にあってもよい。N
+層3aa、5aa、3ab、5ab、P
+層4aa、4abとゲートTiN層32Aa、32Ab、32Ba、32Bbとの関係も同様である。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0083】
また、第1実施形態では、Si柱22b、22eの両側に、Si柱22a、22dとSi柱22c、22fを形成する場合を例に説明した。これに対し、本実施形態の製造方法を用いて、Si柱22a、22dとSi柱22c、22fの両方の外側に、新たなSi柱を形成することが出来る。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0084】
また、第1実施形態では、Si柱22b、22eの両側に、Si柱22a、22dとSi柱22c、22fを形成する場合を例に説明した。これに対し、回路設計に合わせて、形成したSi柱22a〜22fのいずれかを、リソグラフィ法と、エッチングにより除去してもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0085】
また、第1実施形態では、Si柱22a〜22fの上下に、同じ極性の導電性を有するN
+層40a、40c、40d、40f、P
+層40b、40eとN
+層3aa、5aa、3ab、5ab、P
+層4aa、4abを用いて、ソース、ドレインを構成するSGTについて説明したが、極性が異なるソース、ドレインを有するトンネル型SGTに対しても、本発明が適用できる。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0086】
また、上記各実施形態では、半導体柱におけるチャネル、ソース、ドレインなどの半導体領域としてSi(シリコン)を用いた例について説明した。しかしこれに限られず、本発明の技術思想は、SiGeのようにSiを含んだ半導体材料、またはSi以外の半導体材料を用いた、SGTを有する半導体装置にも適用可能である。
【0087】
また、縦型NAND型フラッシュメモリ回路では、半導体柱をチャネルにして、この半導体柱を囲んだトンネル酸化層、電荷蓄積層、層間絶縁層、制御導体層から構成されるメモリセルが複数段、垂直方向に形成される。これらメモリセルの両端の半導体柱には、ソースに対応するソース線不純物層と、ドレインに対応するビット線不純物層がある。また、1つのメモリセルに対して、その両側のメモリセルの一方がソースならば、他方がドレインの役割を行う。このように、縦型NAND型フラッシュメモリ回路はSGT回路の1つである。従って、本発明はNAND型フラッシュメモリ回路に対しても適用することができる。
【0088】
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。上記実施例及び変形例は任意に組み合わせることができる。さらに、必要に応じて上記実施形態の構成要件の一部を除いても本発明の技術思想の範囲内となる。