【文献】
Journal of Medicinal Chemistry,2004年,Vol.47, No.18,p.4494-4506
【文献】
European Journal of Medicinal Chemistry,2009年,Vol.44, No.11,p.4259-4265
【文献】
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2008年,Vol.18, No.6,p.1874-1879
【文献】
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2011年,Vol.21, No.5,p.1480-1483
【文献】
Journal of Medicinal Chemistry,2002年,Vol.45, No.8,p.1697-1711
【文献】
Journal of Medicinal Chemistry,2005年,Vol.48, No.7,p.2270-2273
【文献】
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2008年,Vol.18, No.1,p.179-183
【文献】
Journal of Medicinal Chemistry,2010年,Vol.53, No.18,p.6595-6602
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269019-56-8, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.13]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269107-46-1, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269360-27-1, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269047-90-6, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1348451-40-0, [online],2011年12月 4日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269093-62-0, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1350130-33-4, [online],2011年12月 7日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269027-84-0, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269211-80-4, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1269386-76-6, [online],2011年 3月21日,[Retrieved on 2019.11.27]
【文献】
DATABASE REGISTRY (STN) RN 1348983-82-3, [online],2011年12月 5日,[Retrieved on 2019.11.27]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
疾患または症状が、肺高血圧、慢性腎疾患、急性腎疾患、創傷治癒、関節炎、骨粗鬆症、腎疾患、鬱血性心不全、潰瘍、眼障害、角膜創傷、糖尿病性腎障害、神経機能障害、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、腹膜または皮下癒着、腎線維症、肺線維症、特発性肺線維症、肝線維症、B型肝炎、C型肝炎、アルコール誘発性肝炎、がん、血色素症、原発性胆汁性肝硬変、再狭窄、後腹膜線維症、腸間膜線維症、子宮内膜症、ケロイド、がん、骨機能障害、炎症性障害、皮膚の瘢痕化および光老化である、請求項11−14のいずれか一項に記載の治療剤。
疾患または症状が、脳、腎臓、肝臓、副腎、膀胱、乳、胃、胃腫瘍、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣または甲状腺の良性または悪性腫瘍、癌腫、肉腫、神経膠芽腫、多発性骨髄腫または消化管がん、結腸がんまたは結腸直腸がん、頸頭部腫瘍、上皮過増殖、黒色腫、乾癬、前立腺肥大、新生物、上皮形質の新生物、白血病、リンパ腫、乳がんまたは乳腺白血病である、請求項11−14のいずれか一項に記載の治療剤。
疾患または症状が、コーデン症候群、レルミット・デュクロ病、およびバナヤン−ゾナナ症候群、あるいはPI3K/PKB経路が異常に活性化される他の疾患である、請求項11−14のいずれか一項に記載の治療剤。
1または複数の化学療法剤が、抗代謝剤、アルキル化剤、共同作用性化合物、白金錯体、DNA連結化合物、転写酵素阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、タンパクキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、DNA小溝結合化合物、ビンカアルカロイド、タキサン、抗腫瘍抗生物質、ホルモン、アロマターゼ阻害剤、酵素、成長因子受容体抗体、サイトカイン、細胞表面マーカー抗体、HDAC阻害剤、HSP90阻害剤、BCL−2阻害剤、B−raf阻害剤、MEK阻害剤、mTOR阻害剤、プロテアソーム阻害剤およびモノクローナル抗体からなる群より独立して選択される、請求項18に記載の阻害剤。
1または複数の化学療法剤が、メクロレタミン、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、エチレンイミン、メチルメラミン、プロカルバジン、ダカルバジン、テモゾロミド、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、メトトレキサート、フルオロウラシル、カペシタビン、シタラビン、ゲムシタビン、シトシンアラビノシド、メカプトプリン、フルダラビン、クラドリビン、チオグアニン、アザチオプリン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、コルヒチン、アクチノマイシンD、ダウノルビシン、ブレオマイシン、L−アスパラギナーゼ、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、プレドニゾン、デキサメタゾン、アミノグルテチミド、ホルメスタン、アナストロゾール、ヒドロキシプロゲステロンカプロアート、メドロキシプロゲステロン、タモキシフェン、アムサクリン、ミトキサントロン、トポテカン、イリノテカン、カンプトテシン、アファチニブ、アキシチニブ、ボスチニブ、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、カボザンチニブ、セジラニブ、クリゾチニブ、ダサチニブ、ダブラフェニブ、エボロリムス、イブルチニブ、LDK378、LGX818、MEK162、レゴラフェニブ、ルキソリチニブ、セルメチニブ、ソラフェニブ、トラメチニブ、ベムラフェニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、レスタウルチニブ、ニロチニブ、パルボシクリブ、パゾパニブ、ポマチニブ、セマキサニブ、シロリムス、スニチニブ、テムシロリムス、バタラニブ、バンデタニブ、抗Her2抗体、インターフェロン−α、インターフェロン−γ、インターフェロン2、GM CSF、抗CTLA4抗体、リツキシマブ、抗CD33抗体、MGCD0103、ボリノスタット、17−AAG、タリドミド、レナリドミド、ラパマイシン、CCI−779、ドキソルビシン、ゲムシタビン、メルファラン、NPI052、ゲムツズマブ、アレムツズマブ、セツキシマブ、イブリツモマブ・チウキセタン、トシツモマブ、ヨウ素−131トシツモマブ、トラスツズマブ、アド−トラスツズマブ・エムタンシン、オビヌツズマブ、ベバシズマブ、リツキシマブ、および抗−TRAIL細胞死受容体抗体からなる群より独立して選択される、請求項19に記載の阻害剤。
【発明を実施するための形態】
【0018】
1の態様において、本発明はTGF−βを阻害する化合物を含む。
【0019】
この第1の態様の実施態様I°
1において、該化合物は、構造式(I°):
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
【0020】
[式中
Xは−S−または−N(R’)−であり;
R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々が、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1または−N(R
S1)C(O)R
S1であり、その各々が、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S1は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
あるいはR’とR
1は、それらの結合する原子と一緒に合わさって、5ないし8員の環を形成し;
Aは1ないし5個のR
2基で所望により置換されてもよいフェニルであり、ここで
R
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−C
1−C
6ハロアルコキシ、−NO
2、−N(R
S2)C(O)R
S2、−OR
S2、−C(O)NR
S22、−N(R
S2)S(O)
2R
S2、−S(O)
2R
S2、−(C
0−C
6アルキル)−Arまたは−CNであり、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは、各々独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR
S2、−SR
S2、−NR
S22、−C(O)OR
S2、−C(O)NR
S22、−C(O)R
S2、−S(O)R
S2、−S(O)
2R
S2、−S(O)OR
S2、−S(O)
2OR
S2、−S(O)NR
S22、−S(O)
2NR
S22、−OC(O)R
S2、−OC(O)OR
S2、−OC(O)NR
S22、−N(R
S2)C(O)R
S2、−N(R
S2)C(O)OR
S2、−N(R
S2)C(O)NR
S22、−N(R
S2)S(O)R
S2、−N(R
S2)S(O)
2R
S2、C
1−C
6アルキル、またはC
1−C
6ハロアルキルである1、2、3または4個の基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S2は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキルおよびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
Zは、式:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
(式中
環AはArまたは5員または6員のHetであり、
環Bは5または6員のHetである)
で示される縮合した二環式環であり、
ここで
Zは、1または2個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6アルケニル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Hca、−OR
S3、−SR
S3、−NR
S32、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−C(NR
S3)NR
S3OR
S3、−S(O)
2NR
S32、−S(O)
2R
S3、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3f)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)である、−R
Z基で所望により置換されてもよく、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは1または2個の−R
Z2基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S3は、各々独立して、水素、−NR
S32、−OR
S3、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルはC
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)NR
S42またはシアノで所望により置換されてもよく;および
−R
Z2は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S4、−SR
S4、−NR
S42、−C(O)R
S4、−C(O)OR
S4、−C(O)NR
S42、−S(O)
2NR
S42、−S(O)
2R
S4、−OC(O)R
S4、−N(R
S4)C(O)R
S4、−OC(O)OR
S4、−OC(O)NR
S42、−N(R
S4)C(O)OR
S4、−N(R
S4)C(O)NR
S42、−N(R
S4)S(O)
2R
S4、−OP(O)(OR
S4)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S4)であり;および
ここで、R
S4は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、1または2個のC
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい]
で示される化合物であり、
【0021】
あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物である。
【0022】
実施態様I°’において、該化合物は実施態様I°
1の化合物である:ただし、該化合物は、「BenzothiazoleBased Inhibitors of p38a MAP Kinase」Liu, C.ら、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters (2008), 18 (6), 1874-1879;国際公開番号WO2004014900A1;国際公開番号WO2002072576A1;または「Potent, Orally Active Heterocycle-Based Combretastatin A-4 Analogues: Synthesis, Structure-Activity Relationship」 Wang, L.ら、Journal of Medicinal Chemistry (2002), 45 (8), 1697-1711において明確に引用されるいずれの化合物でもないものとする。
【0023】
実施態様I°
2において、該化合物は実施態様I°
1の化合物である:ただし、該化合物は:
6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−メチル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1−イソプロピル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
N−ベンジル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−エチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
1−エチル−6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジメチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
N−イソプロピル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1−メチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−イソプロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
1−エチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジメチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−イソプロピル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−イソプロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−イソプロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
3−エチル−1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−エチル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−フェニル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−イソプロピル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−イソプロピル−1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−フェニル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−イソプロピル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(5−(2−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−N−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1,3−ジプロピル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジイソプロピル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−(m−トリル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロプロピル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(イソプロピルスルホニル)−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−(イソプロピルスルホニル)−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−シクロブチル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロヘキシル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−(o−トリル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−メチル−1−フェニル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロペンチル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
(R)−N−(sec−ブチル)−6−(5−(2−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(5−(3−メトキシフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロブチル−3−エチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロペンチル−3−エチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(3−クロロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(2−クロロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(5−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1,3−ビス(シクロプロピルメチル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(5−(2−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
3−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−(チオフェン−3−イル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
N−ベンジル−1−(イソプロピルスルホニル)−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
6−(5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
6−(5−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−(3,4−ジメトキシフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(イソプロピルスルホニル)−6−(4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
またはその医薬的に許容される塩以外の化合物である。
【0024】
実施態様I°
3において、該化合物は実施態様I°
1の化合物である:ただし、
(a)環AがArである場合、環Bはトリアゾリルまたはイミダゾリジン−2−オニル以外の基であり;および
(b)Zは
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
以外の基である。
【0025】
実施態様I°
4において、該化合物は実施態様I°
1の化合物である:ただし、
(a)環AがArである場合、環Bはトリアゾリルまたはイミダゾリジン−2−オニル以外の基であり;および
(b)Zは
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
以外の基である。
【0026】
実施態様I°
5において、該化合物は実施態様I°
1の化合物であり、ここで
Zは、
(a)式:
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
(1)環Aは−Arであり、および
環Bは6員のHetであるか;または
(2)環Aは6員のHetであり、および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であるか、または
(b)式:
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
zはCH、O、SまたはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)である;
ただし、zがNで、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基であり;
ここで、R
aは水素、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)OR、−C(O)NR
2、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)
2R、−S(O)OR、−S(O)
2OR、−S(O)NR
2、−S(O)
2NR
2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR
2であり;
ここで、Rは、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここで、Ar、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい]
で示される基であり;
ここで、Zは1または2個の−R
Z基で所望により置換されてもよい。
【0027】
実施態様I°
6において、該化合物は、実施態様I°
1の化合物であり、ここで
Zは、
(a)式:
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
(1)環Aは−Arであり、および
環Bは6員のHetであるか;または
(2)環Aは6員のHetであり、および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であるか、または
(b)式:
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
zはCH、O、SまたはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)である;
ただし、zがNで、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基であり;
ここで
Zは、1または2個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S3、−SR
S3、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−S(O)
2NR
S32、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)である、−R
Z基で所望により置換されてもよく、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは1または2個の−R
Z2基で所望により置換されてもよい。
【0028】
実施態様I°
7において、該化合物は、実施態様I
1−I
6またはI’のいずれか一つに記載に化合物であり、ここで
R’は水素またはC
1−C
6アルキルであり;および
R
1は水素またはC
1−C
6アルキルである。
【0029】
実施態様I
8において、該化合物は、実施態様I°
1−I°
6またはI°’のいずれか一つに記載の化合物であり、ここでXは−S−である。
【0030】
実施態様I°
8において、該化合物は、実施態様I°
1−I°
6またはI°’のいずれか一つに記載の化合物であり、ここでXは−N(R’)−である。
【0031】
この第1の態様の実施態様I
1において、該化合物は、構造式(I):
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
Xは−S−または−N(R’)−であり;
R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1であり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、R
S1は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
Aは、1ないし5個のR
2基で所望により置換されてもよいフェニルであり、ここで
R
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNであり、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは、1、2、3または4個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR
S2、−SR
S2、−NR
S22、−C(O)OR
S2、−C(O)NR
S22、−C(O)R
S2、−S(O)R
S2、−S(O)
2R
S2、−S(O)OR
S2、−S(O)
2OR
S2、−S(O)NR
S22、−S(O)
2NR
S22、−OC(O)R
S2、−OC(O)OR
S2、−OC(O)NR
S22、−N(R
S2)C(O)R
S2、−N(R
S2)C(O)OR
S2、−N(R
S2)C(O)NR
S22、−N(R
S2)S(O)R
S2、−N(R
S2)S(O)
2R
S2、C
1−C
6アルキル、またはC
1−C
6ハロアルキルである、基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S2は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
Zは、式:
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環AはArまたは5員または6員のHetであり、
環Bは5員または6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であり;
ここで
Zは、1または2個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S3、−SR
S3、−NR
S32、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−S(O)
2NR
S32、−S(O)
2R
S3、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3f)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)である−R
Z基で所望により置換されてもよく、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは1または2個の−R
Z2基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S3は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;および
−R
Z2は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S4、−SR
S4、−NR
S42、−C(O)R
S4、−C(O)OR
S4、−C(O)NR
S42、−S(O)
2NR
S42、−S(O)
2R
S4、−OC(O)R
S4、−N(R
S4)C(O)R
S4、−OC(O)OR
S4、−OC(O)NR
S42、−N(R
S4)C(O)OR
S4、−N(R
S4)C(O)NR
S42、−N(R
S4)S(O)
2R
S4、−OP(O)(OR
S4)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S4)であり;および
ここで、R
S4は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい]
で示されるか、あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物である。
【0032】
式(I°)および(I)のある実施態様において、R
S0、R
S1、R
S2、R
S3およびR
S4は、1個のC
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
【0033】
実施態様I’において、該化合物は実施態様I
1の化合物である:ただし、該化合物は、「BenzothiazoleBased Inhibitors of p38a MAP Kinase」Liu, C.ら、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters (2008), 18 (6), 1874-1879;国際公開番号WO2004014900A1;国際公開番号WO2002072576A1;または「Potent, Orally Active Heterocycle-Based Combretastatin A-4 Analogues: Synthesis, Structure-Activity Relationship」 Wang, L.ら、Journal of Medicinal Chemistry (2002), 45 (8), 1697-1711において明確に引用されるいずれの化合物でもないものとする。
【0034】
実施態様I
2において、該化合物は実施態様I
1の化合物である:ただし、その化合物は
6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−メチル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1−イソプロピル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
N−ベンジル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−エチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
1−エチル−6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジメチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
N−イソプロピル−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1−メチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−イソプロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
1−エチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジメチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−イソプロピル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−イソプロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−イソプロピル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール;
3−エチル−1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−エチル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−フェニル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−イソプロピル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−イソプロピル−1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−フェニル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−イソプロピル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(5−(2−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−N−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1,3−ジプロピル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジイソプロピル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−(m−トリル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロプロピル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(イソプロピルスルホニル)−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−(イソプロピルスルホニル)−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−シクロブチル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロヘキシル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−(o−トリル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−メチル−1−フェニル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロペンチル−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
(R)−N−(sec−ブチル)−6−(5−(2−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン;
1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1,3−ジエチル−5−(5−(3−メトキシフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロブチル−3−エチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−シクロペンチル−3−エチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(3−クロロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(2−クロロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(5−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1,3−ビス(シクロプロピルメチル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
6−(5−(2−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
3−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−1−(チオフェン−3−イル)−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
N−ベンジル−1−(イソプロピルスルホニル)−6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
6−(5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
6−(5−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル)−1−(イソプロピルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
1−(3,4−ジメトキシフェニル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン;
1−(イソプロピルスルホニル)−6−(4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン;
3−メチル−5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン
またはその医薬的に許容される塩以外の化合物である。
【0035】
実施態様I
3において、該化合物は実施態様I
1の化合物である:ただし、
(a) 環AがArである場合、環Bはトリアゾリルまたはイミダゾリジン−2−オニル以外の基であり;および
(b) Zは
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
以外の基である。
【0036】
実施態様I
4において、該化合物は実施態様I
1の化合物である:ただし、
(a) 環AがArである場合、環Bはトリアゾリルまたはイミダゾリジン−2−オニル;および
(b) Zは
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
以外の基である。
【0037】
実施態様I
5において、該化合物は実施態様I
1の化合物であり、ここで
Zは、
(a)式:
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
(1)環Aは−Arであり、および
環Bは6員のHetであるか;または
(2)環Aは6員のHetであり、および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であるか、あるいは
(b)式:
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
zはCH、O、SまたはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)である;
ただし、zがNであり、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基であり;
ここで、R
aは水素、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)OR、−C(O)NR
2、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)
2R、−S(O)OR、−S(O)
2OR、−S(O)NR
2、−S(O)
2NR
2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR
2であり;
ここで、Rは、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここで、Ar、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい]
で示される基であり;
ここで、Zは1または2個の−R
Z基で所望により置換されてもよい。
【0038】
実施態様I
6において、該化合物は実施態様I
1の化合物であり、ここで
Zは
(a)式:
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
(1)環Aは−Arであって、
環Bは6員のHetであるか;または
(2)環Aは6員のHetであって、
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であるか;あるいは
(b)式
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
zはCH、O、S、またはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)である;
ただし、zがNであり、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基である]
であり;
ここで
Zは、1または2個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S3、−SR
S3、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−S(O)
2NR
S32、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)である−R
Zで所望により置換されてもよく、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは1または2個の−R
Z2基で所望により置換されてもよい。
【0039】
実施態様I
7において、該化合物は実施態様I
1−I
6またはI’のいずれか1つに記載の化合物であり、ここで
R’は水素またはC
1−C
6アルキルであり;および
R
1は水素またはC
1−C
6アルキルである。
【0040】
実施態様I
8において、該化合物は実施態様I
1−I
6またはI’のいずれか1つに記載の化合物であり、ここでXは−S−である。
【0041】
実施態様I
8において、該化合物は実施態様I
1−I
6またはI’のいずれか1つに記載の化合物であり、ここでXは−N(R’)−である。
【0042】
本発明はさらには、構造式(I)中、A、Z、R’およびR
1が、後記されるいずれかの基、または基の組み合わせである、下位群の式(I)を含む(例えば、化合物が上記される実施態様のいずれかで定義される構造式(I)の化合物である時には、Aは1個のR
2基で所望により置換されてもよいフェニルであり、ここでR
2はハロゲンであるか;または該化合物が式(Ib)の化合物である時には、Aは群(1c)であり、Zは群(2b)であり、R’は群(3i)であり、R
1は群(4a)である)。
【0043】
式(I)の下位にある構造式(Ia)−(Ix):
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
【0044】
Aは以下の群(1a)−(1ddd)の1つから選択される:
(1a)Aは1ないし5個のR
2基で所望により置換されてもよいフェニルであり、ここで
R
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNであり、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは、1、2、3または4個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR
S2、 SR
S2、−NR
S22、−C(O)OR
S2、−C(O)NR
S22、−C(O)R
S2、−S(O)R
S2、−S(O)
2R
S2、−S(O)OR
S2、−S(O)
2OR
S2、−S(O)NR
S22、−S(O)
2NR
S22、−OC(O)R
S2、−OC(O)OR
S2、−OC(O)NR
S22、−N(R
S2)C(O)R
S2、−N(R
S2)C(O)OR
S2、−N(R
S2)C(O)NR
S22、−N(R
S2)S(O)R
S2、−N(R
S2)S(O)
2R
S2、C
1−C
6アルキル、またはC
1−C
6ハロアルキルである基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S2は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(1b)(1a)の群であって、その場合にはAが1ないし5個のR
2基で置換されるフェニルである。
(1c)(1a)の群であって、その場合にはAが1ないし3個のR
2基で置換されるフェニルである。
(1d)(1a)の群であって、その場合にはAが1または2個のR
2基で置換されるフェニルである。
(1e)(1a)の群であって、その場合にはAが1個のR
2基で置換されるフェニルである。
(1f)(1a)の群であって、その場合にはAが置換されていないフェニルである。 (1g)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNである。
(1h)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1i)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−NO
2または−CNである。
(1j)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1k)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルである。
(1l)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンである。
(1m)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、フルオロまたはクロロである。
(1n)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々、フルオロである。
(1o)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々、クロロである。
(1p)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルキルである。
(1q)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、メチル、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルである。
(1r)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、メチルまたはエチルである。
(1s)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々、メチルである。
(1t)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々、エチルである。
(1u)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルコキシである。
(1v)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、メトキシまたはエトキシである。
(1w)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々、メトキシである。
(1x)(1a)−(1e)のいずれかの群であって、その場合にはR
2は、各々、エトキシである。
(1y)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNである。
(1z)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1aa)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−NO
2または−CNである。
(1bb)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1cc)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルである。
(1dd)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンである。
(1ee)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルキルである。
(1ff)(1b)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルコキシである。
(1gg)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNである。
(1hh)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1ii)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−NO
2または−CNである。
(1jj)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1kk)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルである。
(1ll)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンである。
(1mm)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルキルである。
(1nn)(1c)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルコキシである。
(1oo)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNである。
(1pp)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1qq)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−NO
2または−CNである。
(1rr)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1ss)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルである。
(1tt)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンである。
(1uu)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルキルである。
(1vv)(1d)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルコキシである。
(1ww)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−NO
2または−CNである。
(1xx)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1yy)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−NO
2または−CNである。
(1zz)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲン、−C
1−C
6アルキルまたは−C
1−C
6アルコキシである。
(1aaa)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルである。
(1bbb)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、ハロゲンである。
(1ccc)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルキルである。
(1ddd)(1e)の群であって、その場合にはR
2は、各々独立して、−C
1−C
6アルコキシである。
【0045】
Zは、次の群(2a)−(2ccc)の1つより選択される:
(2a)Zは、式:
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環AはArまたは5員または6員のHetであり、
環Bは5員または6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であり、
ここで
Zは、1または2個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S3、−SR
S3、−NR
S32、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−S(O)
2NR
S32、−S(O)
2R
S3、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)である、−R
Z基により所望により置換されてもよく、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは、1または2個の−R
Z2基により所望により置換されてもよく;
ここで、R
S3は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであって、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキルおよびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;および
−R
Z2は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S4、−SR
S4、−NR
S42、−C(O)R
S4、−C(O)OR
S4、−C(O)NR
S42、−S(O)
2NR
S42、−S(O)
2R
S4、−OC(O)R
S4、−N(R
S4)C(O)R
S4、−OC(O)OR
S4、−OC(O)NR
S42、−N(R
S4)C(O)OR
S4、−N(R
S4)C(O)NR
S42、−N(R
S4)S(O)
2R
S4、−OP(O)(OR
S4)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S4)であり;
ここで、R
S4は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキルおよびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(2b) Zは(2a)に記載されるとおりである:ただし、Zは
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
またはその置換アナログ以外の基である。
(2c) Zは(2a)に記載されるとおりである:ただし、Zは
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
またはその置換アナログ以外の基である。
(2d) Zは(2a)に記載されるとおりである:ただし、Zは
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
またはその置換アナログ以外の基である。
(2e) Zは(2a)に記載されるとおりである:ただし、Zは
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
またはその置換アナログ以外の基であるか、または
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
以外の基であり、ここでXPは−N(H)−、−S−、または−N[S(O)
2iPr]−であり、RPはNH
2、−N(H)CH
2Ph、−N(H)iPrまたは−N(H)C(Me)Etである。
(2f) Zは(2a)に記載されるとおりである:ただし、Zは
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
以外の基であり、ここでXPは−N(H)−、−S−、または−N[S(O)
2iPr]−であり、RPは−NH
2、−N(H)CH
2Ph、−N(H)iPrまたは−N(H)C(Me)Etである。
(2g)Zは、式:
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環AはArまたは5員または6員のHetであり;
環Bは5員または6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2h)Zは、式:
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環AはArであり;および
環Bは5員または6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2i) Zは、式:
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環AはArであり;および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2j) Zは、式:
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環AはArであり;および
環Bは6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、 ここで
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2k) Zは、式:
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは5員のHetであり;および
環Bは5員または6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2l) Zは、式:
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは5員のHetであり;および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2m) Zは、式:
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは5員のHetであり;および
環Bは6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2n) Zは、式:
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは6員のHetであり;および
環Bは5員または6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2o) Zは、式:
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは6員のHetであり;および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2p) Zは、式:
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは6員のHetであり;および
環Bは6員のHetである]
で示される縮合した二環式環であって、
上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2q) Zは
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
ここで環AおよびBは(2a)において記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2r) Zは
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Bは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2s) Zは
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Aは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2t) Zは
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Bは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2u) Zは
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Aは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2v) Zは
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Aは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2w) Zは
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Aは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2x) Zは
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Aは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2y) Zは
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
であり,各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2z) Zは
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2aa) Zは
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここでR
Zは、各々独立して、水素または−C
1−C
6アルキルである。
(2bb) Zは
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2cc) Zは
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2dd) Zは
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2ee) Zは
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2ff) Zは
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここでR
Zは、各々独立して、水素または−C
1−C
6アルキルである。
(2gg) Zは
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2hh) Zは
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここでR
Zは、各々独立して、水素または−C
1−C
6アルキルである。
(2ii) Zは
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
であって、(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2jj) Zは
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2kk) Zは
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
であって、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2ll) Zは
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2mm) Zは
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
であって、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2nn) Zは
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2oo) Zは
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
であって、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2pp) Zは
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここでR
Zは、各々独立して、水素または−C
1−C
6アルキルである。
(2qq) Zは
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
であって、R
Zは、各々、メチルである。
(2rr) Zは
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2ss) Zは
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
であって、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2tt) Zは
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2uu) Zは
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここでR
Zは(2a)に記載されるとおりである。
(2vv) Zは
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
である。
(2ww) Zは
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここで環AおよびBは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2xx) Zは
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
であり、ここで環Bは(2a)に記載されるとおりであり、Zは上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2yy) Zは
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各々、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2zz) Zは
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
であって、上記の(2a)に記載されるように所望により置換されてもよい。
(2aaa) Zは
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここでR
Zは、水素、−C
1−C
6アルキル、シアノ、−C(O)NR
S32またはC
1−6アルキル−OR
S3である。
(2bbb) Zは
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここでR
Zはシアノ、−C(O)NR
S32またはC
1−6アルキル−OR
S3である。
(2ccc) Zは
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
であって、ここでR
Zはシアノ、−C(O)NH
2またはC
1−6アルキル−OHである。
【0046】
R’は次の群(3a)−(3kk)から選択される:
(3a) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分により所望により置換されてもよい。
(3b) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシであり、その各々は、1または2個の、各々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分により所望により置換されてもよい。
(3c) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシであり、その各々は、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(3d) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、ハロゲンまたはシアノである、部分により所望により置換されてもよい。
(3e) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシであり、その各々は、1ないし3個の、各ハロゲンである、部分で所望により置換されてもよい。
(3f) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキルまたはC
1−C
6アルキルオキシである。
(3g) R’は水素、C
1−C
6アルキルまたはC
1−C
6ハロアルキルである。
(3h) R’は水素、C
1−C
6アルキルまたはC
1−C
6アルキルオキシである。
(3i) R’は水素またはC
1−C
6アルキルである。
(3j) R’は水素である。
(3k) R’はC
1−C
6アルキルである。
(3l) R’は水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルである。
(3m) R’は水素またはメチルである。
(3n) R’は水素またはエチルである。
(3o) R’はメチルである。
(3p) R’はエチルである。
(3q) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであって、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく、
ここで、R
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(3r) R’はC
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、各R
S0は上記の(3a)に記載されるとおりである。
(3s) R’は水素、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、各R
S0は上記の(3q)に記載されるとおりである。
(3t) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであって、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、各R
S0は上記の(3q)に記載されるとおりである。
(3u) R’は水素、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、各R
S0は上記の(3q)に記載されるとおりである。
(3v) R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、各R
S0は上記の(3q)に記載されるとおりである。
(3w) R’は水素、C
1−C
6アルキルまたはC
1−C
6ハロアルキルであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、各R
S0は上記の(3q)に記載されるとおりである。
(3x) 群(3q)−(3w)のいずれかであって、その場合にはR
S0は、各々独立して、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは置換されていない。
(3y) 群(3q)−(3w)のいずれかであって、その場合にはR
S0は、各々独立して、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(3z) 群(3q)−(3w)のいずれかであって、その場合にはR
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでCak、Hcaおよびアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(3aa) 群(3q)−(3w)のいずれかであって、その場合にはR
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでCak、Hcaおよびアルキルは置換されていない。
(3bb) 群(3q)−(3w)のいずれかであって、その場合にはR
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキルまたはC
1−C
6ハロアルキルである。
(3cc) R’およびR
1は、それらが結合する原子と一緒に合わさって、5ないし8員環を形成する。
(3dd) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよい。
(3ee) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、1または2個の、各々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよい。
(3ff) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−OR
S0、C
1−C
6アルキル−OR
S0’、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02またはシアノで所望により置換されてもよい。
(3gg) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよい。
(3hh) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0または−C(O)NR
S02である、部分によって所望により置換されてもよい。
(3ii) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0、−C(O)NR
S02またはシアノで所望により置換されてもよい。
(3jj) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し、その各々は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)OR
S0、−C(O)R
S0または−C(O)NR
S02で所望により置換されてもよい。
(3kk) R’およびR
1は、それらが結合する原子と合わさって、置換されていない5ないし8員のHcaを形成する。
【0047】
R
1は以下の群(4a)−(4gg)より選択される:
(4a) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1であり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分によって所望により置換されてもよい。
(4b) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1であり、その各々は、1または2個の、各々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分によって所望により置換されてもよい。
(4c) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1であり、その各々は、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノによって所望により置換されてもよい。
(4d) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1であり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキルまたはハロゲンである、部分によって所望により置換されてもよい。
(4e) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1であり、その各々は、シアノによって所望により置換されてもよい。
(4f) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12または−SR
S1である。
(4g) R
1はC
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12または−SR
S1である。
(4h) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキルまたはC
1−C
6アルキルオキシである。
(4i) R
1はC
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキルまたはC
1−C
6アルキルオキシである。
(4j) R
1は水素、−OR
S1、−NR
S12または−SR
S1である。
(4k) R
1は−OR
S1、−NR
S12または−SR
S1である。
(4l) R
1は水素、C
1−C
6アルキルまたは−NR
S12である。
(4m) R
1はC
1−C
6アルキルまたは−NR
S12である。
(4n) R
1は水素、C
1−C
6アルキルまたは−OR
S1である。
(4o) R
1はC
1−C
6アルキルまたは−OR
S1である。
(4p) R
1は水素、C
1−C
6アルキルまたは−SR
S1である。
(4q) R
1はC
1−C
6アルキルまたは−SR
S1である。
(4r) R
1は水素またはC
1−C
6アルキルである。
(4s) R
1は水素または−NR
S12である。
(4t) R
1は−NR
S12である。
(4u) R
1は水素である。
(4v) R
1はC
1−C
6アルキルである。
(4w) R
1は水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルである。
(4x) R
1は水素またはメチルである。
(4y) R
1は水素またはエチルである。
(4z) R
1はメチルである。
(4aa) R
1はエチルである。
(4bb) R
1は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキルオキシ、−OR
S1、−NR
S12、−SR
S1または−N(R
S1’)C(O)R
S1’であり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノである、部分によって所望により置換されてもよい。
(4cc) (4a)−(4q)のいずれかの群であって、その場合にはR
S1は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(4dd) (4a)−(4q)のいずれかの群であって、その場合にはR
S1は、各々独立して、水素またはC
1−C
6アルキルである。
(4ee) (4a)−(4q)のいずれかの群であって、その場合にはR
S1は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは置換されていない。
(4ff) (4a)−(4q)のいずれかの群であって、その場合にはR
S1は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、またはC
1−C
6ハロアルキルであり、ここでアルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
(4gg) (4a)−(4q)のいずれかの群であって、その場合にはR
S1は、各々独立して、水素、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hcaおよびアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい。
本発明のこの態様の特定の実施態様は、式(I)、(I’)および(Ia)−(Ix)のいずれか1つで示される化合物(各々、以下の表中の各列に規定されるとおり)(あるいはその医薬的許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシド、またはその溶媒和物もしくは水和物)を含み、ここで各記入は上記の群番号であり(例えば、(4z)はR
1がメチルであることをいう)、およびダッシュ「−」は変数が実施態様I
1にて定義されるとおりであるか、あるいは適用可能な変数定義(1a)−(1ddd)、(2a)−(2ccc)、(3a)−(3kk)および(4a)−(4gg)のいずれか1つに従って定義されること[例えば、R
1がダッシュである場合、それは実施態様I
1−I
7のいずれか、または定義(4a)−(4gg)のいずれか1つで定義され得ること]を意味する。
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0048】
ある実施態様において、式(I)、(I’)または(Ia)−(Ix)の化合物は、以下の化合物(あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物)の一つである:
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【表18】
[この文献は図面を表示できません]
【表19】
[この文献は図面を表示できません]
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【表24】
[この文献は図面を表示できません]
【表25】
[この文献は図面を表示できません]
【表26】
[この文献は図面を表示できません]
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【表28】
[この文献は図面を表示できません]
【表29】
[この文献は図面を表示できません]
【表30】
[この文献は図面を表示できません]
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【表33】
[この文献は図面を表示できません]
【表34】
[この文献は図面を表示できません]
【表35】
[この文献は図面を表示できません]
【表36】
[この文献は図面を表示できません]
【表37】
[この文献は図面を表示できません]
【表38】
[この文献は図面を表示できません]
【表39】
[この文献は図面を表示できません]
【表40】
[この文献は図面を表示できません]
【表41】
[この文献は図面を表示できません]
【表42】
[この文献は図面を表示できません]
【表43】
[この文献は図面を表示できません]
【表44】
[この文献は図面を表示できません]
【表45】
[この文献は図面を表示できません]
【表46】
[この文献は図面を表示できません]
【表47】
[この文献は図面を表示できません]
【表48】
[この文献は図面を表示できません]
【表49】
[この文献は図面を表示できません]
【表50】
[この文献は図面を表示できません]
【表51】
[この文献は図面を表示できません]
【表52】
[この文献は図面を表示できません]
【表53】
[この文献は図面を表示できません]
【表54】
[この文献は図面を表示できません]
【表55】
[この文献は図面を表示できません]
【表56】
[この文献は図面を表示できません]
【表57】
[この文献は図面を表示できません]
【表58】
[この文献は図面を表示できません]
【表59】
[この文献は図面を表示できません]
【表60】
[この文献は図面を表示できません]
【表61】
[この文献は図面を表示できません]
【表62】
[この文献は図面を表示できません]
【表63】
[この文献は図面を表示できません]
【表64】
[この文献は図面を表示できません]
【表65】
[この文献は図面を表示できません]
【表66】
[この文献は図面を表示できません]
【表67】
[この文献は図面を表示できません]
【表68】
[この文献は図面を表示できません]
【表69】
[この文献は図面を表示できません]
【表70】
[この文献は図面を表示できません]
【表71】
[この文献は図面を表示できません]
【表72】
[この文献は図面を表示できません]
【表73】
[この文献は図面を表示できません]
【表74】
[この文献は図面を表示できません]
【表75】
[この文献は図面を表示できません]
【表76】
[この文献は図面を表示できません]
【表77】
[この文献は図面を表示できません]
【表78】
[この文献は図面を表示できません]
【表79】
[この文献は図面を表示できません]
【表80】
[この文献は図面を表示できません]
【表81】
[この文献は図面を表示できません]
【表82】
[この文献は図面を表示できません]
【表83】
[この文献は図面を表示できません]
【表84】
[この文献は図面を表示できません]
【表85】
[この文献は図面を表示できません]
【表86】
[この文献は図面を表示できません]
【表87】
[この文献は図面を表示できません]
【表88】
[この文献は図面を表示できません]
【表89】
[この文献は図面を表示できません]
【0049】
この態様の実施態様II°において、本発明は、構造式(II°):
[この文献は図面を表示できません]
[式中
R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキル−OR
S0、−OR
S0、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、R
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
R
1は水素またはC
1−C
6アルキルであるか;あるいは
R’とR
1が、それらの結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し; R
2は、各々独立して、水素、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル−OR
S2または−OR
S2であり;
Zは、式:
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
(式中
環Aは6員のHetであり、および
環Bは5員のHetである)
で示される縮合した二環式環であり;
Zは、1または2個の、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6アルケニル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Hca、−OR
S3、−SR
S3、−NR
S32、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−C(NR
S3)NR
S3OR
S3、−S(O)
2NR
S32、−S(O)
2R
S3、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3f)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)である、−R
Z基によって所望により置換されてもよく、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは、1または2個の−R
Z2基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S3は、各々独立して、水素、−NR
S32、−OR
S3、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)NR
S42またはシアノで所望により置換されてもよく;および
−R
Z2は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S4、−SR
S4、−NR
S42、−C(O)R
S4、−C(O)OR
S4、−C(O)NR
S42、−S(O)
2NR
S42、−S(O)
2R
S4、−OC(O)R
S4、−N(R
S4)C(O)R
S4、−OC(O)OR
S4、−OC(O)NR
S42、−N(R
S4)C(O)OR
S4、−N(R
S4)C(O)NR
S42、−N(R
S4)S(O)
2R
S4、−OP(O)(OR
S4)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S4)であり;および
ここで、R
S4は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、1または2個のC
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい]
で示される化合物、あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物を含む。
【0050】
この態様の実施態様II
1において、本発明は、構造式(II):
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
R’は水素またはC
1−C
6アルキルであり;
R
1は水素またはC
1−C
6アルキルであり;
R
2は、各々独立して、水素、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルであり;
Zは
(a)式:
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
(式中
環Aは6員のHetであり、および
環Bは5員のHetである)
で示される縮合した二環式環であるか、または
(b)式:
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
(式中
zはCH、O、SまたはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)である;
ただし、zがNであり、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基であり;
ここで、R
aは水素または−C
1−C
6アルキルである)
で示される基である]
で示される化合物、あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物を含む。
【0051】
この態様の実施態様II
2において、本発明は、
Zが、式:
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
環Aは6員のHetであり、および
環Bは5員のHetである]
で示される縮合した二環式環である、実施態様II
1の化合物を含む。
【0052】
この態様の実施態様II
3において、本発明は、
Zが、式
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
zはCH、O、SまたはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)であり;
ここで、R
aは水素または−C
1−C
6アルキルである;
ただし、zがNであり、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基である]
で示される、実施態様II
1の化合物を含む。
【0053】
実施態様II
4において、本発明の化合物は、式(IIa)−(IIj):
【表90】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、A、R
1、R
2、R’およびZは、上記の実施態様II°およびII
1−II
3において定義されるとおりである)
で示される化合物である。
【0054】
本発明のこの態様の特定の実施態様は、式(II°)、(II)および(IIa)−(IIj)のいずれか1つで示される化合物(各々、以下の表中の各列に規定されるとおり)(あるいはその医薬的許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシド、またはその溶媒和物もしくは水和物)を含み、ここで各記入は上記の群番号であり(例えば、(4z)はR
1がメチルであることをいう)、およびダッシュ「−」は変数が実施態様I
1にて定義されるとおりであるか、あるいは適用可能な変数定義(1a)−(1ddd)、(2a)−(2ccc)、(3a)−(3kk)および(4a)−(4gg)のいずれか1つに従って定義されること[例えば、R
1がダッシュである場合、それは実施態様II
1−II
4のいずれか、または適用可能な定義(4a)−(4gg)のいずれか1つで定義され得ること]を意味する。
【表91】
[この文献は図面を表示できません]
【表92】
[この文献は図面を表示できません]
【表93】
[この文献は図面を表示できません]
【表94】
[この文献は図面を表示できません]
【表95】
[この文献は図面を表示できません]
【表96】
[この文献は図面を表示できません]
【0055】
ある実施態様において、式(II)または(IIa)−(IIj)の化合物は、以下の化合物:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、15、16、17、18、22、23、24、25、27、28、31、32、33、34、41、42、48、60、61、62、63、64、71、98、99、102、104、108、125、126(あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物)の一つである。
【0056】
この態様の実施態様III°において、本発明は、式(III°):
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
R’は水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
12アルキル)−Cakまたは−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、その各々は、1ないし3個の、夫々独立して、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルキル−OR
S0、−OR
S0、−R
S0またはシアノである、部分によって所望により置換されてもよく;
ここで、R
S0は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、C
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよく;
R
1は水素またはC
1−C
6アルキルであるか;
あるいはR’とR
1は、それらが結合する原子と合わさって、5ないし8員のHcaを形成し;
R
2は、各々独立して、水素、ハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル−OR
S2または−OR
S2であり;および
R
Zはハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6アルケニル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Hca、−OR
S3、−SR
S3、−NR
S32、−C(O)R
S3、−C(O)OR
S3、−C(O)NR
S32、−C(NR
S3)NR
S3OR
S3、−S(O)
2NR
S32、−S(O)
2R
S3、−OC(O)R
S3、−N(R
S3)C(O)R
S3、−OC(O)OR
S3、−OC(O)NR
S32、−N(R
S3)C(O)OR
S3、−N(R
S3)C(O)NR
S32、−N(R
S3f)S(O)
2R
S3、−OP(O)(OR
S3)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S3)であり、ここで各アルキル、ハロアルキルおよびアルコキシは、1または2個の−R
Z2基で所望により置換されてもよく;
ここで、R
S3は、各々独立して、水素、−NR
S32、−OR
S3、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルはC
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−C(O)NR
S42またはシアノで所望により置換されてもよく;および
−R
Z2は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、−C
1−C
6アルコキシ、−OR
S4、−SR
S4、−NR
S42、−C(O)R
S4、−C(O)OR
S4、−C(O)NR
S42、−S(O)
2NR
S42、−S(O)
2R
S4、−OC(O)R
S4、−N(R
S4)C(O)R
S4、−OC(O)OR
S4、−OC(O)NR
S42、−N(R
S4)C(O)OR
S4、−N(R
S4)C(O)NR
S42、−N(R
S4)S(O)
2R
S4、−OP(O)(OR
S4)
2または−CH
2−OP(O)(OR
S4)であり;および
ここで、R
S4は、各々独立して、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、−(C
0−C
6アルキル)−Ar、−(C
0−C
6アルキル)−Het、−(C
0−C
6アルキル)−Cak、または−(C
0−C
6アルキル)−Hcaであり、ここでAr、Het、Cak、Hca、アルキル、およびハロアルキルは、1または2個のC
1−C
6アルキル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキルまたはシアノで所望により置換されてもよい]
で示される化合物、あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物を含む。
【0057】
この態様の実施態様III
1において、本発明は、構造式(III):
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
[式中
R’は水素またはC
1−C
6アルキルであり;
R
2は、各々独立して、水素、ハロゲンまたは−C
1−C
6アルキルであり;
zはCH、O、SまたはNであり;
yはCH、CH
2、またはNであり;および
xはCH、O、S、N(R
a)であって;
ここで、R
aは水素または−C
1−C
6アルキルである:
ただし、zがNで、xがN(R
a)である場合、yはN以外の基である]
で示される化合物、あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物を含む。
【0058】
実施態様III
2において、本発明の化合物は、式(IIIa)−(IIIj):
【表97】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
2、R’、x、y、zおよびR
aは、上記の実施態様III
1において定義されるとおりである)
で示される化合物である。
【0059】
本発明のこの態様の特定の実施態様は、式(III°)、(III)および(IIIa)−(IIIj)のいずれか1つで示される化合物(各々、以下の表中の各列に規定されるとおり)(あるいはその医薬的許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシド、またはその溶媒和物もしくは水和物)を含み、ここで各記入は上記の群番号であり(例えば、(3o)はR’がメチルであることをいう)、「X」は可変基が実施態様においてもう一つ別の基でにより定義される(例えば、下記の実施態様(3)−9において、Zは(IIIi)にて定義される)ことを意味し、およびダッシュ「−」は変数が実施態様I
1にて定義されるとおりであるか、あるいは適用可能な変数定義(1a)−(1ddd)、(2a)−(2ccc)、(3a)−(3kk)および(4a)−(4gg)のいずれか1つに従って定義されること[例えば、R’がダッシュである場合、それは実施態様III
1−III
2のいずれか、または適用可能な定義(3a)−(3kk)のいずれか1つで定義され得ること]を意味する。
【表98】
[この文献は図面を表示できません]
【表99】
[この文献は図面を表示できません]
【表100】
[この文献は図面を表示できません]
【表101】
[この文献は図面を表示できません]
【表102】
[この文献は図面を表示できません]
【0060】
ある実施態様において、式(I)、(Ia)−(Iv)、(II)、(IIa)−(IIi)、(III)および(IIIa)−(IIIj)の化合物は、以下の化合物:3、4、5、7、10、11、15、16、18、22、23、24、25、27、28、31、41、42、60、61、153、154、155、156、157、158、159、160、161(あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物)の一つである。
【0061】
ある実施態様において、式(III)または(IIIa)−(IIIj)の化合物は、以下の化合物:3、4、5、7、10、11、15、16、18、22、23、24、25、27、28、31、41、42、60、61(あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物)の一つである。
【0062】
ある実施態様において、式(III)または(IIIa)−(IIIj)の化合物は、以下の化合物:3、4、5、22、23、24(あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物)の一つである。
【0063】
ある実施態様において、式(I°)、(Iw)−(Ix)、(II°)、(IIj)および(III°)の化合物は、以下の化合物:2’、12’、14’、24’、32’、105’および204’(あるいはその医薬的に許容される塩、プロドラッグもしくはN−オキシドまたはそれらの溶媒和物もしくは水和物)の一つである。
【0064】
もう一つ別の態様において、本発明は、本発明の上記したいずれか1つの態様またはそのいずれかの実施態様に記載の化合物と、医薬的許容される賦形剤、希釈剤または担体とを含む医薬組成物を含む。
【0065】
もう一つ別の態様において、本発明は、本発明の上記したいずれか1つの態様またはそのいずれかの実施態様に記載の化合物をサイトカインのシグナル伝達を阻害することで利益を得る疾患または病態の治療のための医薬を調製することを含む。この態様にて予期される病態は本明細書に記載のすべての疾患および症状を包含する。
【0066】
上記した式(I°)、(I)、(Ia)−(Ix)、(II°)、(II)、(IIa)−(IIj)、(III°)、(III)および(IIIa)−(IIIj)の化合物は、キナーゼ阻害剤および/またはサイトカインシグナル伝達阻害剤として有用である。本発明にて開示される化合物により阻害される典型的なキナーゼは、ACVR1;ACVR1B(ALK−4);ACVR1C;ACVR2A;ACVR2B;ACVRL1;BMPR1A;BMPR1B;BMPR2;TGFBR1(ALK−5)、PI3KおよびMAP4K4(HGK)を包含するが、これに限定されない。本発明の化合物によりそのシグナル伝達が阻害される典型的なサイトカインは、TGF−βスーパファミリー(アクチビン(Activin)、ノダル(Nodal)、TGF−β1、およびGDF−8を含む)を包含するが、これに限定されない。1の態様にて、本発明の化合物は1または複数のキナーゼおよび/またはサイトカインシグナル伝達経路に対して選択的である。例えば、典型的な化合物はTGF−β1シグナル伝達系、GDF−8シグナル伝達系またはその両方を阻害する。1の態様において、本発明の化合物はTGF−β1シグナル伝達系と比べてGDF−8シグナル伝達系を優先的に阻害し、それでGDF−8シグナル伝達系は、少なくとも1.5倍以上強く、あるいは約1.1倍から約25倍以上強く阻害される。1の実施態様において、特定の化合物はGDF−8シグナル伝達系を、約8倍ないし約50倍のように少なくとも約5倍以上強く、または約15倍ないし約300倍以上のように少なくとも約10倍以上強く阻害する。
【0067】
特に、本発明の化合物は、肺高血圧、慢性腎疾患、急性腎疾患、創傷治癒、関節炎、骨粗鬆症、腎疾患、鬱血性心不全、潰瘍、眼障害、角膜創傷、糖尿病性腎障害、神経機能障害、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、腹膜および皮下癒着、腎線維症、特発性肺線維症を含む肺線維症および肝線維症、B型肝炎、C型肝炎、アルコール誘発性肝炎、がん、血色素症、原発性胆汁性肝硬変、再狭窄、後腹膜線維症、腸間膜線維症、子宮内膜症、ケロイド、がん、骨機能障害、炎症性障害、皮膚の瘢痕化および光老化などの障害を治療するのに使用され得る。
【0068】
本発明の化合物で治療され得る特定の増殖性疾患として、脳、腎臓、肝臓、副腎、膀胱、乳、胃、胃腫瘍、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣または甲状腺の良性または悪性腫瘍、癌腫、肉腫、神経膠芽腫、多発性骨髄腫または消化管がん、特に結腸がんまたは結腸直腸がんまたは頸頭部腫瘍、上皮過増殖、黒色腫、乾癬、前立腺肥大、新生物、上皮形質の新生物、白血病およびリンパ腫、乳がんまたは乳腺白血病より選択される疾患が挙げられる。他の疾患として、コーデン症候群、レルミット・デュクロ病、およびバナヤン−ゾナナ(Bannayan-Zonana)症候群、あるいはPI3K/PKB経路が異常に活性化される疾患が挙げられる。
【0069】
本明細書に記載の化合物はまた、1または複数の原子が自然界に一般的に見られる原子量と異なる原子量を有する同位体で標識された化合物も包含する。本明細書に開示の化合物に組み込まれ得る同位体の例として、
2H、
3H、
11C、
13C、
14C、
15N、
18O、
17O、
18F等が挙げられるが、これらに限定されない。かくして、その開示の化合物は、かかる同位体の天然存在度と比べて、1または複数のこれらの同位体に富んでいてもよい。当業者に公知であるように、かかる同位体に富む化合物は種々の目的に有用である。例えば、重水素(
2H)などの重い同位体と置き換えることで、代謝的安定性が大きいことに起因する特定の治療上の利点を得ることができる。
18Fなどの陽電子放出同位体で置換することで陽電子放出型断層撮影(PET)の研究に有用であり得る。例として、重水素(
2H)の天然存在度は約0.015%である。従って、自然界において存在する約6,500個の水素原子に1個の割合で重水素原子が存在する。具体的には、本明細書において1または複数の位置で重水素に富む化合物が予想される。かくして、その開示の重水素を含有する化合物は(場合によっては)1または複数の位置で重水素を0.015%よりも大きな存在度で有する。
【0070】
もう一つ別の態様にて、本発明は、前がん状態および悪性新生物の両方を含む、がんの治療のための併用療法を含む。この態様において、本発明は、本明細書に開示の化合物をがんの療法的治療剤と併せて対象に投与することを含むがんの治療方法を含む。本発明のある実施態様において、本明細書に開示の化合物はがんの標準治療の増殖抑制治療剤と併用して使用される。その併用療法に使用される本明細書に開示の化合物の量は、がん幹細胞の生存および/または分化を促進し、それにより療法的治療の効能を高める、TGF−βスーパーファミリーのメンバー(ノダルおよびアクチビンなど)によるシグナル伝達を阻害するのに十分な量である。かくして、本発明の化合物での治療はがん幹細胞の能力を遮断し、標準治療での処置により腫瘍の破壊を繰り返す。治療の効能は、例えば、腫瘍増殖の遅延、阻害または退行を含め、特定のがんを治療するのに汎用されるいずれかの分野にて認識された方法により決定され得る。
【0071】
本明細書に開示の化合物ともう一つ別の療法的治療剤と「併せて」用いる「併用療法」および治療への言及は、得られる治療効果がいずれか単独での治療よりも効果的であるように、該化合物および他の療法的治療剤を同時にまたは連続して投与し得ることを意味する。
【0072】
対象においてがんを治療する一の実施態様は、上記の量の本明細書に開示の化合物を治療的に効果的な量の1または複数の化学療法剤の投与と組み合わせてその必要な対象に投与することを含むものであり、ここでその1または複数の化学療法剤は、抗代謝剤、アルキル化剤、共同作用性化合物、白金錯体、DNA連結化合物、転写酵素阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、タンパクキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、DNA小溝結合化合物、ビンカアルカロイド、タキサン、抗腫瘍抗生物質、ホルモン、アロマターゼ阻害剤、酵素、成長因子受容体抗体、サイトカイン、細胞表面マーカー抗体、HDAC阻害剤、HSP90阻害剤、BCL−2阻害剤、B−raf阻害剤、MEK阻害剤、mTOR阻害剤、プロテアソーム阻害剤およびモノクローナル抗体からなる群より選択される。
【0073】
BCL−2阻害剤の中で、本発明において有用な阻害剤はABT−199である。
【0074】
対象を治療する方法のもう一つ別の実施態様は、対象に(上記される)一定量の本明細書に開示の化合物を、治療的に効果的な量の1または複数の化学療法剤と組み合わせて投与すること含むものであり、ここで1または複数の化学療法剤は、メクロレタミン、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、エチレンイミン、メチルメラミン、プロカルバジン、ダカルバジン、テモゾロミド、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、メトトレキサート、フルオロウラシル、カペシタビン、シタラビン、ゲムシタビン、シトシンアラビノシド、メカプトプリン、フルダラビン、クラドリビン、チオグアニン、アザチオプリン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、コルヒチン、アクチノマイシンD、ダウノルビシン、ブレオマイシン、L−アスパラギナーゼ、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、プレドニゾン、デキサメタゾン、アミノグルテチミド、ホルメスタン、アナストロゾール、ヒドロキシプロゲステロンカプロアート、メドロキシプロゲステロン、タモキシフェン、アムサクリン、ミトキサントロン、トポテカン、イリノテカン、カンプトテシン、アファチニブ、アキシチニブ、ボスチニブ、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、カボザンチニブ、セジラニブ、クリゾチニブ、ダサチニブ、ダブラフェニブ、エボロリムス、イブルチニブ、LDK378、LGX818、MEK162、レゴラフェニブ、ルキソリチニブ、セルメチニブ、ソラフェニブ、トラメチニブ、ベムラフェニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、レスタウルチニブ、ニロチニブ、パルボシクリブ、パゾパニブ、ポマチニブ、セマキサニブ、シロリムス、スニチニブ、テムシロリムス、バタラニブ、バンデタニブ、抗Her2抗体、インターフェロン−α、インターフェロン−γ、インターフェロン2、GM CSF、抗CTLA4抗体、リツキシマブ、抗CD33抗体、MGCD0103、ボリノスタット、17−AAG、タリドミド、レナリドミド、ラパマイシン、CCI−779、ドキソルビシン、ゲムシタビン、メルファラン、NPI052、ゲムツズマブ、アレムツズマブ、セツキシマブ、イブリツモマブ・チウキセタン、トシツモマブ、ヨウ素−131トシツモマブ、トラスツズマブ、アド−トラスツズマブ・エムタンシン、オビヌツズマブ、ベバシズマブ、リツキシマブ、および抗−TRAIL細胞死受容体抗体からなる群より独立して選択される。
【0075】
CTLA4抗体の中でも、本発明において使用され得る抗体は、ブリストル−マイヤーズ・スクイブ(Bristol-Myers Squibb)がヤーボイ(YERVOY)(登録商標)で市販するイピリムマブである。
【0076】
他の化学療法剤は、チェックポイント経路阻害剤、例えば、ニボルマブおよびラムブロリズマブなどのPD−1阻害剤、ペムブロリズマブ、MEDI−4736およびMPDL3280A/RG7446などのPD−L1阻害剤を包含する。本明細書に開示の化合物と組み合わせるためのさらなるチェックポイント阻害剤としてBMS−986016(MDX−1408)などの抗LAG−3剤が挙げられる。
【0077】
本明細書に開示のTGF−βシグナル伝達阻害剤と組み合わせるためのさらなる化学療法剤は、ヒト化モノクローナル抗体のエロツズマブ(BMS−901608)などの抗SLAMF7剤、抗KIRモノクローナル抗体のリリルマブ(BMS−986015)などの抗KIR剤、および完全ヒトモノクローナル抗体のウレルマブ(BMS−663513)などの抗CD137剤を包含する。
【0078】
次表は、本発明の併用療法にて治療可能な典型的ながん、および本明細書に開示の化合物と一緒に用いるための治療的薬物および/または他の治療法を表示する。
【表103】
[この文献は図面を表示できません]
【0079】
さらには、本発明の化合物を1または複数の免疫腫瘍剤と一緒に投与する治療方法が本明細書において提供される。がんの免疫療法としても知られる、本明細書にて使用される免疫腫瘍剤は、対象において免疫応答を亢進、刺激および/またはアップレギュレートするのに効果的である。1の態様において、本発明の化合物を免疫腫瘍剤と一緒に投与することは腫瘍増殖を阻害するにおいて相乗作用を有する。
【0080】
1の態様において、本発明の化合物は、免疫腫瘍剤を投与する前に、連続的に投与される。もう一つ別の態様において、本発明の化合物は免疫腫瘍剤と同時に投与される。さらにもう一つ別の態様において、本発明の化合物は、免疫腫瘍剤が投与された後に、連続的に投与される。
【0081】
もう一つ別の態様において、本発明の化合物は免疫腫瘍剤と共同処方(co-formulate)されてもよい。
【0082】
免疫腫瘍剤として、例えば、小分子薬、抗体、あるいは他の生体分子または小分子が挙げられる。生物学的免疫腫瘍剤の例として、限定されるものではないが、がんワクチン、抗体およびサイトカインが挙げられる。1の態様において、抗体はモノクローナル抗体である。もう一つ別の態様において、モノクローナル抗体はヒト化抗体である。
【0083】
1の態様において、免疫腫瘍剤は、(i)T細胞にある刺激(共刺激を含む)受容体のアゴニストまたは(ii)抑制(共抑制を含む)シグナルのアンタゴニストであり、それらは共に抗原特異的T細胞応答の増幅をもたらす(時に、免疫チェックポイントレギュレーターとも称される)。
【0084】
刺激および抑制分子のいくつかは免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)の構成員である。共刺激または共抑制受容体と結合する膜結合リガンドの一の重要なファミリーがB7ファミリーであり、それらはB7−1、B7−2、B7−H1(PD−L1)、B7−DC(PD−L2)、B7−H2(ICOS−L)、B7−H3、B7−H4、B7−H5(VISTA)およびB7−H6を包含する。共刺激または共抑制受容体と結合する膜結合リガンドのもう一つ別のファミリーが、関連したTNF受容体ファミリーの構成員と結合する分子のTNFファミリーであり、それらはCD40およびCD40L、OX−40、OX−40L、CD70、CD27L、CD30、CD30L、4−1BBL、CD137(4−1BB)、TRAIL/Apo2−L、TRAILR1/DR4、TRAILR2/DR5、TRAILR3、TRAILR4、OPG、RANK、RANKL、TWEAKR/Fn14、TWEAK、BAFFR、EDAR、XEDAR、TACI、APRIL、BCMA、LTβR、LIGHT、DcR3、HVEM、VEGI/TL1A、TRAMP/DR3、EDAR、EDA1、XEDAR、EDA2、TNFR1、リンホトキシンα/TNFβ、TNFR2、TNFα、LTβR、リンホトキシンα 1β2、FAS、FASL、RELT、DR6、TROY、NGFRを包含する。
【0085】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、T細胞の活性化を阻害するサイトカイン(例えば、IL−6、IL−10、TGF−β、VEGF、および他の免疫抑制性サイトカイン)あるいは免疫応答を刺激するのにT細胞の活性化を刺激するサイトカインである。
【0086】
1の態様において、T細胞応答は、本発明の化合物と、1または複数の(i)CTLA−4、PD−1、PD−L1、PD−L2、LAG−3、TIM−3、ガレクチン(Galectin)9、CEACAM−1、BTLA、CD69、ガレクチン−1、TIGIT、CD113、GPR56、VISTA、2B4、CD48、GARP、PD1H、LAIR1、TIM−1およびTIM−4などの、T細胞の活性化を阻害するタンパク質のアンタゴニスト(例、免疫チェックポイント阻害剤)、および(ii)B7−1、B7−2、CD28、4−1BB(CD137)、4−1BBL、ICOS、ICOS−L、OX40、OX40L、GITR、GITRL、CD70、CD27、CD40、DR3およびCD28Hなどの、T細胞の活性化を刺激するタンパク質のアゴニストとを組み合わせることにより刺激され得る。
【0087】
がんの治療のために本発明の化合物と組み合わせることのできる他の試剤は、NK細胞上にある抑制性受容体のアンタゴニスト、またはNK細胞上にある活性化受容体のアゴニストを包含する。例えば、本発明の化合物は、リリルマブなどのKIRのアンタゴニストと組み合わせることができる。
【0088】
併用療法のためのさらに別の試剤として、RG7155(WO11/70024、WO11/107553、WO11/131407、WO13/87699、WO13/119716、WO13/132044)またはFPA−008(WO11/140249;WO13169264;WO14/036357)を含むCSF−1Rアンタゴニスト抗体などのCSF−1Rアンタゴニストを含むが、これらに限定されない、マクロファージまたは単球を阻害または枯渇させる、試剤が挙げられる。
【0089】
もう一つ別の態様において、本発明の化合物は、1または複数の、ポジティブ共刺激受容体をライゲートするアゴニスト剤、抑制受容体、アンタゴニストを通してシグナル伝達を弱める遮断剤、ならびに1または複数の、抗腫瘍T細胞の発現頻度を組織的に増大させる試剤、腫瘍微小環境内にある別個の免疫抑制経路を克服する(例えば、抑制性受容体会合(例、PD−L1/PD−1相互作用)を遮断するか、Tregを(例、抗CD25モノクローナル抗体(例、ダクリズマブ)を用いて)またはエクスビボ抗CD25ビーズ枯渇により)枯渇または阻害するか、IDOなどの代謝性酵素を阻害するか、あるいはT細胞免疫不応答または消耗を逆転/防止する)試剤、および先天的免疫活性化および/または腫瘍部位での炎症を誘因する試剤と共に使用され得る。
【0090】
1の態様において、免疫腫瘍剤は、アンタゴニストCTLA−4抗体などのCTLA−4アンタゴニストである。適切なCTLA−4抗体として、例えば、YERVOY(イピリムマブ)またはトレメリムマブが挙げられる。
【0091】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アンタゴニストPD−1抗体などの、PD−1アンタゴニストである。適切なPD−1抗体は、例えば、OPDIVO(ニボルマブ)、KEYTRUDA(ペムブロリズマブ)またはMEDI−0680(AMP−514;WO2012/145493)を包含する。免疫腫瘍剤はまた、そのPD−1結合との特異性について問題はあるが、ピジリズマブ(CT−011)を包含する。PD−1受容体を標的とするもう一つ別の解決方法が、AMP−224と称される、IgG1のFc部分に融合したPD−L2(B7−DC)の細胞外ドメインからなる組換えタンパク質である。
【0092】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アンタゴニストPD−L1抗体などの、PD−L1アンタゴニストである。適切なPD−L1抗体は、例えば、MPDL3280A(RG7446;WO2010/077634)、ヅルバルマブ(MEDI4736)、BMS−936559(WO2007/005874)およびMSB0010718C(WO2013/79174)を包含する。
【0093】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アンタゴニストLAG−3抗体などの、LAG−3アンタゴニストである。適切なLAG3抗体は、例えば、BMS−986016(WO10/19570、WO14/08218)またはIMP−731またはIMP−321(WO08/132601、WO09/44273)を包含する。
【0094】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アゴニストCD137抗体などの、CD137(4−1BB)アゴニストである。適切なCD137抗体は、例えば、ウレルマブおよびPF−05082566(WO12/32433)を包含する。
【0095】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アゴニストGITR抗体などの、GITRアゴニストである。適切なGITR抗体は、例えば、BMS−986153、BMS−986156、TRX−518(WO06/105021、WO09/009116)およびMK−4166(WO11/028683)を包含する。
【0096】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤はIDOアンタゴニストである。適切なIDOアンタゴニストは、例えば、INCB−024360(WO2006/122150、WO07/75598、WO08/36653、WO08/36642)、インドキシモド、またはNLG−919(WO09/73620、WO09/1156652、WO11/56652、WO12/142237)を包含する。
【0097】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アゴニストOX40抗体などの、OX40アゴニストである。適切なOX40抗体は、例えば、MEDI−6383またはMEDI−6469を包含する。
【0098】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アンタゴニストOX40抗体などの、OX40Lアンタゴニストである。適切なOX40Lアンタゴニストは、例えば、RG−7888(WO06/029879)を包含する。
【0099】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アゴニストCD40抗体などの、CD40アゴニストである。さらにもう一つ別の実施態様において、免疫腫瘍剤は、アンタゴニストCD40抗体などのCD40アンタゴニストである。適切なCD40抗体は、例えば、ルカツムマブまたはダセツズマブを包含する。
【0100】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤は、アゴニストCD27抗体などの、CD27アゴニストである。適切なCD27抗体は、例えば、バルリルマブを包含する。
【0101】
もう一つ別の態様において、免疫腫瘍剤はMGA271(ないしB7−H3)(WO11/109400)である。
【0102】
もう一つ別の態様において、本発明は、がんに罹患した対象を治療する方法であって、該対象に治療的に効果的な量の:
a)TGF−ベータ阻害剤;および
b)プログラム死−1(Programmed Death-1)(PD−1)受容体と特異的に結合し、PD−1活性を阻害する、抗体またはその抗原結合部分である、抗がん剤
を投与することからなる、方法を含む。
【0103】
ある実施態様において、PD−1阻害剤は注入により投与される。
【0104】
ある実施態様において、抗−PD−1抗体はニボルマブである。
【0105】
もう一つ別の態様において、本発明は、がん、より具体的には腫瘍を同定するために、本明細書に開示の化合物の、ノダルおよびアクチビンなどのTGF−βスーパーファミリーのメンバーによるシグナル伝達系を阻害する能力を決定し、測定する方法を含む。1の実施態様において、かかる併用療法に感受的な新生物は、当業者に公知の技法、例えば、Leonardo,E.ら(2011)Cell Stem Cell 9, 433-446(出典明示によりその内容を本明細書の一部とする)に記載のアッセイを用いてノダルおよびアクチビンのシグナル伝達活性を試験することにより同定され得る。この実施態様にて任意ではあるが、試験化合物が、その試験された新生物にてノダルおよびアクチビンなどのTGF−βスーパーファミリーのメンバーのシグナル伝達系を阻害することが判明した場合、該化合物は本明細書に記載されるようにその新生物の治療用の併用療法にて続いて使用される。
【0106】
定義
本明細書で使用される用語は、シングルダッシュ「−」またはダブルダッシュ「=」の前方にあっても、および/または後方にあってもよく、指定された置換基とその親部分との間の結合の結合次数をいい;シングルダッシュは単結合をいい、ダブルダッシュは二重結合またはスピロ置換基の場合には単結合の対をいう。シングルダッシュまたはダブルダッシュのない時には、置換基とその親部分との間に単結合が形成されていると理解され;さらには、ダッシュが特記されない限り、置換基は「左から右に」読むものとする。例えば、アリールアルキル、アリールアルキル−、および−アルキルアリールは、同じ官能基を指す。
【0107】
簡潔にするために、化学的部分は、基本的には全体を通して、一価の化学的部分(例えば、アルキル、アリール等)をいうものと定義される。それにもかかわらず、かかる用語はまた、当業者に明らかな適当な構造の状況下で対応する多価の部分を伝えるのに使用される。例えば、「アルキル」部分は一価の基(例、CH
3−CH
2−)をいうことができるが、ある状況では二価の結合部分を「アルキル」とすることができ、その場合には、当業者はアルキルが二価の基(例、−CH
2−CH
2−)であり、「アルキレン」なる語と同等であると理解するであろう。(同様に、二価の部分を必要とし、そこに「アリール」であると記載されている状況では、当業者は「アリール」なる語が対応する二価の部分、アリーレンをいうものと理解するであろう。)すべての原子は結合形成のためにその正常数の原子価(すなわち、炭素では4、Nでは3、Oでは2、およびSではSの酸化状態に応じて2、4または6)を有すると解される。本明細書に開示の化合物中の窒素は超原子価の、例えばN−オキシドまたは四置換アンモニウム塩の状況であり得る。時に、部分は、例えば、(A)
a−B(ここでaは0または1である)と定義されてもよい。そのような状況では、aが0の場合、該部分はB−であり、aが1の場合、該部分はA−B−である。
【0108】
本明細書にて用いられる際の「アルキル」なる語は、炭素数1ないし6(すなわち、1および6を含む)、1ないし6個の炭素、1ないし3個の炭素、あるいは1、2、3、4、5または6個の炭素などの所定の数の炭素原子のアルキル、アルケニルおよびアルキニル基を包含する。「C
m−C
nアルキル」なる語は、炭素数mないしn(すなわち、mおよびnを含む)のアルキル基を意味する。「C
m−C
nアルキル」なる語は、mないしn個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例えば、「C
1−C
6アルキル」は1ないし6個の炭素原子を有するアルキル基である。アルキルおよびアルキル基は直鎖であっても分岐鎖であってもよく、文脈に応じて一価の基であっても、二価の基(すなわち、アルキレン基)であってもよい。炭素数が0のアルキルまたはアルキル基(すなわち、「C
0アルキル」)の場合には、その基が二価の基であるならば、それは単に一つの共有結合であり、あるいは一価の基であるならば、それは水素原子である。例えば、部分「−(C
0−C
6アルキル)−Ar」は、所望により置換されてもよいアリールが単結合または炭素数1ないし6のアルキレン架橋を介して結合することを意味する。「アルキル」の例として、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、iso-、sec-およびtert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、3−エチルブチル、3−ヘキセニルおよびプロパルギルが挙げられる。炭素原子の数が特定されていないなら、対象となる「アルキル」または「アルキル」部分は1ないし6個の炭素を有する。
【0109】
「ハロアルキル」なる語は、1または複数のハロゲン原子、例えば、F、Cl、BrおよびIで置換されるアルキル基をいう。より具体的な語、例えば、「フルオロアルキル」は1または複数のフッ素原子で置換されたアルキル基である。「フルオロアルキル」の例として、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘキサフルオロイソプロピル等が挙げられる。本明細書に開示の化合物の特定の実施態様において、ハロアルキルは、各々、フルオロアルキルである。
【0110】
「アリール」または「Ar」なる語は、単環(例えば、フェニル)が所望により他の芳香族炭化水素環または非芳香族炭化水素環に縮合してもよい、芳香族環系をいう。「アリール」は複数の縮合環を有する環系であって、その内の少なくとも1つが炭素環式の芳香族環(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ナフチル)である環系を包含する。アリール基の例として、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフチル、フルオレニル、テトラリニルおよび6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[a]シクロヘプテニルが挙げられる。ある例では、アリール基として第1の炭素環式芳香族環が芳香族または脂肪族ヘテロ環に縮合した基、例えば、2,3−ジヒドロベンゾフラニルが挙げられる。アリール基は、本明細書にて、置換されていなくても、あるいは「所望により置換されてもよい」と記載されている場合、特に明記しない限り、下記に示されるように、1または複数の置換可能な位置で種々の基で置換され得る。
【0111】
「ヘテロアリール」または「Het」なる語は、芳香族環中に窒素、酸素および硫黄より選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有する芳香族環系をいう。最も一般的には、ヘテロアリール基は1、2、3または4個のヘテロ原子を有するであろう。ヘテロアリールは1または複数の非芳香族環、例えば、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環に縮合してもよく、ここでシクロアルキル(Cak)およびヘテロシクロアルキル(Hca)環は本明細書に記載されるとおりである。本発明の化合物の1の実施態様において、ヘテロアリール基はヘテロアリール基の芳香族環にある原子を介して残りの構造物に結合する。もう一つ別の実施態様において、ヘテロアリール基は非芳香族環の原子を介して残りの構造物に結合する。ヘテロアリール基の例として、例えば、ピリジル、ピリミジニル、キノリニル、ベンゾチエニル、インドリル、インドリニル、ピリダジニル、ピラジニル、イソインドリル、イソキノリル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、イミダゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、インドリジニル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソチアゾリル、ナフチリジニル、イソクロマニル、クロマニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソインドリニル、イソベンゾテトラヒドロフラニル、イソベンゾテトラヒドロチエニル、イソベンゾチエニル、ベンゾキサゾリル、ピリドピリジニル、ベンゾテトラヒドロフラニル、ベンゾテトラヒドロチエニル、プリニル、ベンゾジオキソリル、トリアジニル、プテリジニル、ベンゾチアゾリル、イミダゾピリジニル、イミダゾチアゾリル、ジヒドロベンズイソキサジニル、ベンズイソキサジニル、ベンゾキサジニル、ジヒドロベンズイソチアジニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、クロモニル、クロマノニル、ピリジニル−N−オキシド、テトラヒドロキノリニル、ジヒドロキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、ジヒドロクマリニル、ジヒドロイソクマリニル、イソインドリノニル、ベンゾジオキサニル、ベンゾキサゾリノニル、ピロリル−N−オキシド、ピリミジニル−N−オキシド、ピリダジニル−N−オキシド、ピラジニル−N−オキシド、キノリニル−N−オキシド、インドリル−N−オキシド、インドリニル−N−オキシド、イソキノリル−N−オキシド、キナゾリニル−N−オキシド、キノキサリニル−N−オキシド、フタラジニル−N−オキシド、イミダゾリル−N−オキシド、イソキサゾリル−N−オキシド、オキサゾリル−N−オキシド、チアゾリル−N−オキシド、インドリジニル−N−オキシド、インダゾリル−N−オキシド、ベンゾチアゾリル−N−オキシド、ベンズイミダゾリル−N−オキシド、ピロリル−N−オキシド、オキサジアゾリル−N−オキシド、チアジアゾリル−N−オキシド、トリアゾリル−N−オキシド、テトラゾリル−N−オキシド、ベンゾチオピラニル−S−オキシド、ベンゾチオピラニル−S,S−ジオキシドが挙げられる。好ましいヘテロアリール基として、ピリジル、ピリミジル、キノリニル、インドリル、ピロリル、フラニル、チエニルおよびイミダゾリル、ピラゾリル、インダゾリル、チアゾリルおよびベンゾチアゾリルが挙げられる。特定の実施態様において、ヘテロアリールは、各々、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、イミダゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル−N−オキシド、ピロリル−N−オキシド、ピリミジニル−N−オキシド、ピリダジニル−N−オキシド、ピラジニル−N−オキシド、イミダゾリル−N−オキシド、イソキサゾリル−N−オキシド、オキサゾリル−N−オキシド、チアゾリル−N−オキシド、ピロリル−N−オキシド、オキサジアゾリル−N−オキシド、チアジアゾリル−N−オキシド、トリアゾリル−N−オキシド、およびテトラゾリル−N−オキシドより選択される。好ましいヘテロアリール基は、ピリジル、ピリミジル、キノリニル、インドリル、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、インダゾリル、チアゾリルおよびベンゾチアゾリルを包含する。ヘテロアリール基は、本明細書にて、置換されていなくても、あるいは「所望により置換されてもよい」と記載されている場合、特に明記しない限り、下記に示されるように、1または複数の置換可能な位置で種々の基で置換され得る。
【0112】
「ヘテロシクロアルキル」または「Hca」なる語は、好ましくは、窒素、酸素および硫黄より選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有する非芳香族環または環系をいい、ここで該ヘテロ原子は非芳香族環にある。ヘテロシクロアルキルは、1、2、3または4個のヘテロ原子を有してもよい。ヘテロシクロアルキルは飽和(すなわち、ヘテロシクロアルキル)であっても、部分的に不飽和(すなわち、ヘテロシクロアルケニル)であってもよい。ヘテロシクロアルキルは、3ないし8個の環原子の単環基、ならびに架橋および縮合系を含む二環式および多環式環系であって、各環が3ないし8個の環原子を含む環系を包含する。ヘテロシクロアルキル環は、所望により、別のヘテロシクロアルキル環および/または非芳香族炭化水素環および/またはフェニル環に縮合してもよい。ある実施態様において、ヘテロシクロアルキル基は単環中に3ないし7個の環原子を有する。別の実施態様において、ヘテロシクロアルキル基は単環中に5または6個の環原子を有する。ある実施態様において、ヘテロシクロアルキル基は単環中に3、4、5、6または7個の環原子を有する。ヘテロシクロアルキル基の例として、例えば、アザビシクロ[2.2.2]オクチル(その都度、「キヌクリジニル」またはキヌクリジン誘導体でもある)、アザビシクロ[3.2.1]オクチル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル S−オキシド、チオモルホリニル S,S−ジオキシド、2−オキサゾリドニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ピペラジノニル、ピロリジニル、アゼパニル、アゼチジニル、ピロリニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル、イソインドリンジオニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、ホモチオモルホリニル、ホモチオモルホリニル S,S−ジオキシド、オキサゾリジノニル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピロリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル、イミダゾリドニル、テトラヒドロチエニル S−オキシド、テトラヒドロチエニル S,S−ジオキシドおよびホモチオモルホリニル S−オキシドが挙げられる。特に望ましいヘテロシクロアルキル基として、モルホリニル、3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、アザビシクロ[2.2.2]オクチル、γ−ブチロラクトニル(すなわち、オキソ置換のテトラヒドロフラニル)、γ−ブチロラクタミル(すなわち、オキソ置換のピロリジン)、ピロリジニル、ピペラジニル、アゼパニル、アゼチジニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル S,S−ジオキシド、2−オキサゾリドニル、イミダゾリドニル、イソインドリンジオニル、ピペラジノニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基は、本明細書にて、置換されていなくても、あるいは「所望により置換されてもよい」と記載されている場合、特に明記しない限り、下記に示されるように、1または複数の置換可能な位置で種々の基で置換され得る。
【0113】
「シクロアルキル」または「Cak」なる語は、非芳香族炭素環式環または環系をいい、それは飽和(すなわち、シクロアルキル)であっても、部分的に不飽和(すなわち、シクロアルケニル)であってもよい。シクロアルキル環は、所望により、他のシクロアルキル環に縮合しても、さもなければ結合(例えば、架橋系)してもよい。開示の化合物中に存するある種のシクロアルキル基は、単環にて5または6個の環原子を有するなどの、単環にて3ないし7個の環原子を有する。ある実施態様において、シクロアルキル基は、単環にて3、4、5、6または7員の環原子を有する。シクロアルキル基の例として、例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、テトラヒドロナフチルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタンが挙げられる。シクロアルキル基は、本明細書にて、置換されていなくても、あるいは「所望により置換されてもよい」と記載されている場合、1または複数の置換可能な位置で種々の基で置換されてもよい。
【0114】
「環系」なる語は、単環、ならびに縮合および/または架橋多環を包含する。
【0115】
「オキサ」なる語は、鎖中にある二価の酸素基を意味し、時に−O−と表される。
【0116】
「オキソ」なる語は、二重結合の酸素を意味し、時に=Oと表されるか、あるいは例えばカルボニルの記載において、オキソ置換の炭素を示すのに「C(O)」が用いられてもよい。
【0117】
「電子求引基」なる語は、水素原子が結合した時よりも、同様にしてある基が結合した時に構造物から電子密度を引き寄せる基を意味する。例えば、電子求引基は、ハロ(例、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード)、シアノ、−(C
1−C
4フルオロアルキル)、−O(C
1−C
4フルオロアルキル)、−C(O)−(C
0−C
4アルキル)、−C(O)O(C
0−C
4アルキル)、−C(O)N(C
0−C
4アルキル)(C
0−C
4アルキル)、−S(O)
2O−(C
0−C
4アルキル)、NO
2および−C(O)−Hca(ここで、Hcaは−C(O)−が結合している窒素原子を含む)からなる群より選択することができ、ここでアルキル、フルオロアルキルまたはヘテロシクロアルキルはいずれも、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルを含有する基で置換されない。
【0118】
「置換」なる語は、特定の基を修飾するのに用いられる場合、特定の基の1または複数の水素原子が、相互に各々独立して、特に限定されない限り、以下に定義される同一または異なる置換基で置き換えられていることを意味する。
【0119】
特定の基での飽和炭素原子上で水素の代わりに使用される置換基は、特に限定されない限り、−R
60、ハロ、−O
−M
+、=O、−OR
70、−SR
70、−S
−M
+、=S、−NR
80R
80、=NR
70、=N−OR
70、トリハロメチル、−CF
3、−CN、−OCN、−SCN、−NO、−NO
2、=N
2、−N
3、−SO
2R
70、−SO
2O
−M
+、−SO
2OR
70、−OSO
2R
70、−OSO
2O
−M
+、−OSO
2OR
70、−P(O)(O
−)
2(M
+)
2、−P(O)(OR
70)O
−M
+、−P(O)(OR
70)
2、−C(O)R
70、−C(S)R
70、−C(NR
70)R
70、−C(O)O
−M
+、−C(O)OR
70、−C(S)OR
70、−C(O)NR
80R
80、−C(NR
70)NR
80R
80、−OC(O)R
70、−OC(S)R
70、−OC(O)O
−M
+、−OC(O)OR
70、−OC(S)OR
70、−NR
70C(O)R
70、−NR
70C(S)R
70、−NR
70CO
2−M
+、−NR
70CO
2R
70、−NR
70C(S)OR
70、−NR
70C(O)NR
80R
80、−NR
70C(NR
70)R
70および−NR
70C(NR
70)NR
80R
80である。R
60は、各々独立して、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群独立して選択され、その各々は、所望により、1、2、3、4または5個のハロ、−O
−M
+、=O、−OR
71、−SR
71、−S
−M
+、=S、−NR
81R
81、=NR
71、=N−OR
71、トリハロメチル、−CF
3、−CN、−OCN、−SCN、−NO、−NO
2、=N
2、−N
3、−SO
2R
71、−SO
2O
−M
+、−SO
2OR
71、−OSO
2R
71、−OSO
2O
−M
+、−OSO
2OR
71、−P(O)(O
−)
2(M
+)
2、−P(O)(OR
71)O
−M
+、−P(O)(OR
71)
2、−C(O)R
71、−C(S)R
71、−C(NR
71)R
71、−C(O)O
−M
+、−C(O)OR
71、−C(S)OR
71、−C(O)NR
81R
81、−C(NR
71)NR
81R
81、−OC(O)R
71、−OC(S)R
71、−OC(O)O
−M
+、−OC(O)OR
71、−OC(S)OR
71、−NR
71C(O)R
71、−NR
71C(S)R
71、−NR
71CO
2−M
+、−NR
71CO
2R
71、−NR
71C(S)OR
71、−NR
71C(O)NR
81R
81、−NR
71C(NR
71)R
71および−NR
71C(NR
71)NR
81R
81からなる群より選択される基で置換されてもよい。各R
70は独立して水素またはR
60であり;各R
80は独立してR
70であるか、あるいはまた2個のR
80が、それらの結合する窒素原子と一緒になって、O、NおよびSからなる群より選択される1ないし4個の同一または異なるさらなるヘテロ原子を所望により含んでもよい5、6または7員のヘテロシクロアルキルを形成し、その内のNは−HまたはC
1−C
3アルキル置換基を有してもよく;およびM
+は、各々、正味の単一正電荷を有する対イオンである。R
71は、各々独立して、水素またはR
61であり、ここでR
61はアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルであり、その各々は、1、2、3、4または5個の、ハロ、−O
−M
+、=O、−OR
72、−SR
72、−S
−M
+、=S、−NR
82R
82、=NR
72、=N−OR
72、トリハロメチル、−CF
3、−CN、−OCN、−SCN、−NO、−NO
2、=N
2、−N
3、−SO
2R
71、−SO
2O
−M
+、−SO
2OR
72、−OSO
2R
72、−OSO
2O
−M
+、−OSO
2OR
72、−P(O)(O
−)
2(M
+)
2、−P(O)(OR
72)O
−M
+、−P(O)(OR
72)
2、−C(O)R
72、−C(S)R
72、−C(NR
72)R
72、−C(O)O
−M
+、−C(O)OR
72、−C(S)OR
72、−C(O)NR
82R
82、−C(NR
72)NR
82R
82、−OC(O)R
72、−OC(S)R
72、−OC(O)O
−M
+、−OC(O)OR
72、−OC(S)OR
72、−NR
72C(O)R
72、−NR
72C(S)R
72、−NR
72CO
2−M
+、−NR
72CO
2R
72、−NR
72C(S)OR
72、−NR
72C(O)NR
82R
82、−NR
72C(NR
72)R
72および−NR
72C(NR
72)NR
82R
82からなる群より選択される基で所望により置換されてもよく;R
81は、各々独立して、R
71であるか、あるいはまた、2個のR
81が、その結合する窒素原子と一緒になって、O、NおよびSからなる群より選択される1ないし4個の同一または異なるさらなるヘテロ原子を所望により含んでもよい5、6または7員のヘテロシクロアルキルを形成し、その内のNは−HまたはC
1−C
3アルキル置換基を有してもよい。R
72は、各々独立して、水素、(C
1−C
6アルキル)または(C
1−C
6フルオロアルキル)であり;R
82は、各々独立して、R
72であるか、あるいはまた、2個のR
82が、その結合する窒素原子と一緒になって、O、NおよびSからなる群より選択される1、2、3または4個の同一または異なるさらなるヘテロ原子を所望により含んでもよい5、6または7員のヘテロシクロアルキルを形成し、その内のNは−HまたはC
1−C
3アルキル置換基を有してもよい。M
+は、各々独立して、例えば、K
+、Na
+、Li
+などのアルカリイオン;
+N(R
60)
4などのアンモニウムイオン;あるいは[Ca
2+]
0.5、[Mg
2+]
0.5、または[Ba
2+]
0.5などのアルカル土類金属イオン(「下付き文字の0.5」は、例えば、そのような二価のアルカリ土類の対イオンの一つが本明細書に開示の化合物のイオン化形態であり、他方がクロリドなどの典型的な対イオンであるか、または2個のイオン化された本発明の分子がそのような二価のアルカル土類金属イオンの対イオンとして供するか、または二重にイオン化された化合物がそのような二価のアルカル土類金属イオンの対イオンとして供しうることを意味する)であってもよい。具体例として、−NR
80R
80は、−NH
2、−NH−アルキル、N−ピロリジニル、N−ピペラジニル、4−メチル−ピペラジン−1−イルおよびN−モルホリニルを包含するものとする。
【0120】
「置換された」アルケン、アルキン、アリールおよびヘテロアリール基において、不飽和炭素原子での水素に代わる置換基は、特記されない限り、−R
60、ハロ、−O
−M
+、−OR
70、−SR
70、−S
−M
+、−NR
80R
80、トリハロメチル、−CF
3、−CN、−OCN、−SCN、−NO、−NO
2、−N
3、−SO
2R
70、−SO
3−M
+、−SO
3R
70、−OSO
2R
70、−OSO
3−M
+、−OSO
3R
70、−PO
3−2(M
+)
2、−P(O)(OR
70)O
−M
+、−P(O)(OR
70)
2、−C(O)R
70、−C(S)R
70、−C(NR
70)R
70、−CO
2−M
+、−CO
2R
70、−C(S)OR
70、−C(O)NR
80R
80、−C(NR
70)NR
80R
80、−OC(O)R
70、−OC(S)R
70、−OCO
2−M
+、−OCO
2R
70、−OC(S)OR
70、−NR
70C(O)R
70、−NR
70C(S)R
70、−NR
70CO
2−M
+、−NR
70CO
2R
70、−NR
70C(S)OR
70、−NR
70C(O)NR
80R
80、−NR
70C(NR
70)R
70および−NR
70C(NR
70)NR
80R
80であり、ここでR
60、R
70、R
80およびM
+は、上記されたとおりである。
【0121】
「置換された」ヘテロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基において、窒素原子での水素に代わる置換基は、特記されない限り、−R
60、−O
−M
+、−OR
70、−SR
70、−S
−M
+、−NR
80R
80、トリハロメチル、−CF
3、−CN、−NO、−NO
2、−S(O)
2R
70、−S(O)
2O
−M
+、−S(O)
2OR
70、−OS(O)
2R
70、−OS(O)
2O
−M
+、−OS(O)
2OR
70、−P(O)(O
−)
2(M
+)
2、−P(O)(OR
70)O
−M
+、−P(O)(OR
70)(OR
70)、−C(O)R
70、−C(S)R
70、−C(NR
70)R
70、−C(O)OR
70、−C(S)OR
70、−C(O)NR
80R
80、−C(NR
70)NR
80R
80、−OC(O)−R
70、−OC(S)R
70、−OC(O)OR
70、−OC(S)OR
70、−NR
70C(O)R
70、−NR
70C(S)R
70、−NR
70C(O)OR
70、−NR
70C(S)OR
70、−NR
70C(O)NR
80R
80、−NR
70C(NR
70)R
70および−NR
70C(NR
70)NR
80R
80であり、ここでR
60、R
70、R
80およびM
+は上記されたとおりである。
【0122】
本明細書に開示の化合物の特定の実施態様において、置換される基は、1、2、3または4個の置換基、1、2または3個の置換基、1または2個の置換基、あるいは1個の置換基を有する。
【0123】
ある実施態様において、「置換された」アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール基での置換基は、−ハロ、−OH、−O−(C
1−C
4アルキル)、−O−(C
1−C
4ハロアルキル)、−N(C
0−C
4アルキル)(C
0−C
4アルキル)、−SH、−S(O)
0−2−(C
1−C
4アルキル)、−(C
1−C
4アルキル)、−(C
1−C
4ハロアルキル)、−C(O)−(C
0−C
4アルキル)、−C(O)N(C
0−C
4アルキル)(C
0−C
4アルキル)、−N(C
0−C
4アルキル)C(O)(C
0−C
4アルキル)(C
0−C
4アルキル)、−C(O)O−(C
0−C
4アルキル)、−OC(O)−(C
0−C
4アルキル)、S(O)
2−O(C
0−C
4アルキル)および−NO
2であり、ここでアルキルはさらに置換されない。
【0124】
本明細書に開示の化合物はまた、医薬的に許容される塩として提供されてもよい。「医薬的に許容される塩」または「その医薬的に許容される塩」なる語は、無機酸および塩基および有機酸および塩基を含め、医薬的に許容される非毒性の酸または塩基より調製される塩をいう。化合物が塩基性である場合、塩は医薬的に許容される非毒性の酸より調製されてもよい。かかる塩は、例えば、少なくとも1つの以下の酸:ベンゼンスルホン酸、クエン酸、α−グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、マロン酸、マンデル酸、リン酸、プロパン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(d、lまたはdl)、トシル酸(tosic acid)(トルエンスルホン酸)、吉草酸、パルミチン酸、パモ酸、セバシン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、酢酸、アジピン酸、炭酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、エタンジスルホン酸、エチルコハク酸、フマル酸、ガラクタル酸(粘液酸)、D−グルクロン酸、2−オキソグルタル酸、グリセロリン酸、馬尿酸、イセチオン酸(エタノールスルホン酸)、ラクトビオン酸、マレイン酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、ピバリン酸、テレフタル酸、チオシアン酸、コール酸、n−ドデシル硫酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、アスコルビン酸、(+)−カンフル酸、d−カンフルスルホン酸、ジクロロ酢酸、エタンスルホン酸、ギ酸、ヨウ化水素酸、臭化水素酸塩、塩酸、メタンスルホン酸、ニコチン酸、硝酸、オロト酸、シュウ酸、ピクリン酸、L−ピログルタミン酸、サッカリン、サリチル酸、ゲンチジン酸、および/または4−アセトアミド安息香酸の酸付加塩であってもよい。
【0125】
本明細書に記載の化合物はまた、プロドラッグの形態でも提供され得る。「プロドラッグ」は、体内などの使用の条件下で変形して活性な薬物を放出する、活性な化合物(薬物)の誘導体をいう。プロドラッグは、必ずというわけではないが、高い頻度で、活性な薬物に変換されるまで薬理学的に不活性である。プロドラッグは、典型的には、プロ基を用いて活性に部分的に必要と思われる薬物における官能基をマスキングし、プロ部分を形成し、それを官能基の放出、すなわち活性な薬物の放出に使用される具体的な条件下で切断するなどの変形に供する。プロ部分の切断は、加水分解反応によるなどの方法で自発的に進行するか、あるいは酵素によるか、光によるか、酸によるか、または温度の変化などの物理的もしくは環境パラメーターへの暴露の変化によるかなどのもう一つ別の作用因子により触媒作用に供されるか、または誘発され得る。その作用因子は、プロドラッグが投与される細胞中に存在する酵素、または胃の酸性条件などの使用条件に内因的であるか、あるいは該因子は外因的に供給され得る。プロドラッグを生成するのに活性な薬物の官能基をマスキングするのに適する多種多様なプロ基ならびにその得られるプロ部分は当該分野にて周知である。例えば、ヒドロキシル官能基はスルホン酸エステルまたはカルボナートのプロ部分としてマスキングされ、それがインビボにて加水分解されてヒドロキシル基を提供し得る。アミノ官能基はアミド、カルバマート、イミン、尿素、ホスフェニル、ホスホリルまたはするフェニルのプロ部分としてマスキングされ、それがインビボにて加水分解されてアミノ基を提供し得る。カルボキシル基はエステル(シリルエステルおよびチオエステルを含む)、アミドまたはヒドラジドのプロ部分としてマスキングすることができ、それがインビボにて加水分解されてカルボキシル基を提供し得る。適切なプロ基およびその個々のプロ部分の具体例は当業者に明らかである。
【0126】
本明細書に開示の化合物はN−オキシドとしても提供され得る。
【0127】
本明細書に開示の化合物、塩、プロドラッグおよびN−オキシドは、例えば、溶媒和物または水和物の形態にて提供され得る。
【0128】
医薬品化学の分野の当業者にも、開示される構造が本発明の化合物を同位体に富む形態にて含まれるものとすることは明らかであろう。本明細書にて使用されるように、「同位体」は、原子番号は同じであるが、質量数の異なるそれらの原子を包含する。当業者にとって明らかなように、水素などのある原子は異なる同位体の形態にて存在する。例えば、水素は3種の形態、プロチウム、重水素および三重水素を包含する。本発明の化合物を考慮する際に当業者に明らかなように、ある化合物は、所定の位置でその位置にある原子の特定の同位体が濃縮され得る。例えば、フッ素原子を有する化合物は、放射性活性のフッ素の同位体
18Fに濃縮された形態にて合成され得る。同様に、化合物は、水素の重同位体:重水素および三重水素に富んでいてもよく;同様にして、
13Cなどの炭素の放射性同位体に濃縮することもできる。そのような同位体の可変化合物は異なる代謝経路を経て、例えば、疾患におけるユビキチン化経路およびその役割を研究するのに有用であり得る。
【0129】
本明細書にて用いられる場合の、「細胞」なる語は、インビトロ、エクスビボまたはインビボにある細胞をいうものとする。ある実施態様において、エクスビボ細胞は哺乳類などの有機体から摘出された組織試料の一部とすることができる。ある実施態様において、インビトロ細胞は細胞培養物にある細胞であり得る。ある実施態様において、インビボ細胞は哺乳類などの有機体にある細胞である。
【0130】
本明細書にて用いられる場合の、「接触させる」なる語は、指示される部分をインビトロ系またはインビボ系にて一つにすることをいう。例えば、酵素を化合物と「接触させる」とは、本明細書に記載の化合物をヒトなどの個体または患者に投与すること、ならびに、例えば、化合物を細胞含有の試料に、または酵素含有の精製調製物に導入することをいう。
【0131】
本明細書にて用いられる場合の、互換的に使用される「個体」、「患者」または「対象」なる語は、哺乳類、好ましくは、マウス、ラット、他のげっ歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、馬または霊長類、最も好ましくはヒトを含む、いずれの動物をもいう。
【0132】
本明細書にて用いられる場合の、「治療的に効果的な量」なる語は、研究者、獣医師、医師または他の臨床医によって組織、システム、動物、個体またはヒトにて求められる生物学または薬剤応答を誘発する活性な化合物または医薬の量をいう。
【0133】
ある実施態様において、治療的に効果的な量は、
(1)疾患を防止するのに適する;例えば、疾患、症状または障害に罹りやすいか、さもなければ感受的であり得るが、まだ該疾患の病状または症候を経験または発症していない、個体において該疾患、症状または障害を防止するのに適する量;
(2)疾患を阻害するのに適する;例えば、疾患、症状または障害の病状または症候を経験または発症している、個体において該疾患、症状または障害を阻害するのに適する量;または
(3)疾患(その徴候を含む)を改善するのに適する;例えば、疾患、症状または障害の病状または症候を経験または発症している、個体において該疾患、症状または障害の重度を軽減するなどの該疾患を改善する(すなわち、該病状または症候を反転させる)のに適する量であり得る。
【0134】
本明細書にて用いられる場合の、「治療」および「治療する」なる語は、(i)例えば、疾患またはその徴候の重度を軽減する等の、疾患、症状または障害の病状または症候を経験または発症している、個体において該疾患、症状または障害を改善する(すなわち、該病状および/または症候を反転または好転させる)などの、その言及される病態、症状または障害(あるいはその徴候)を改善すること;あるいは(ii)言及される生物学的効果を誘発すること(例えば、GDF−8またはTGF−β1を調節または阻害すること)を意味する。
【0135】
GDF−8またはTGF−β1を阻害することによって病態の改善が現れるには、がんの場合には抗腫瘍剤、あるいはウイルス疾患の場合には抗レトロウイルス剤などのさらなる治療剤を同時投与または連続投与する必要があるかもしれない。例えば、がんの治療でGDF−8およびTGF−β1阻害剤の投与は、それが単剤として用いられた場合には、必ずしも直接的な抗腫瘍作用をもたらすとは限らない。しかしながら、化学療法剤(抗腫瘍剤)と併用されると、その各々を単独で用いた効果を合計したよりも観察される抗腫瘍作用は大きい。
【0136】
本明細書にて用いられる場合の、「触媒ポケット」、「触媒部位」、「活性部位」なる語は、集合的かつおおまかに、基質結合(電荷、疎水性、立体障害)に関与するアミノ酸残基を含有し、かつプロトンのドナーまたはアクセプターとして作用するか、あるいは共同因子との結合に関与し、化学反応の触媒作用に関与する触媒性アミノ酸残基を含有する酵素の領域をいう。
【0137】
本明細書にて用いられる場合の、「医薬的に許容される塩」なる語は、医薬的に許容される酸および塩基付加塩と、溶媒和物の両方をいう。かかる医薬的に許容される塩は、塩酸、リン酸。臭化水素酸、硫酸、スルフィン酸、ギ酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硝酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、ヨウ化水素酸、アルカン酸、例えば、酢酸、HOOC(CH
2)
n−COOH(ここで、nは0−4)等などの酸の塩を包含する。非毒性の医薬的な塩基付加塩は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム等などの塩基の塩を包含する。当業者は多種多様な非毒性の医薬的に許容される付加塩を認識するであろう。
【0138】
医薬製剤および剤形
構造式(I)−(III)の化合物は、例えば、1または複数の医薬的許容される担体、希釈剤または賦形剤を含有する投与単位製剤にて、経口的、局所的、吸入剤または噴霧剤によって非経口的に、あるいは経直腸的に投与され得る。本明細書にて用いられる場合の「非経口的」なる語は、経皮的、皮下的、血管内(例えば、静脈内)、筋肉内、またはくも膜下への注射または注入技法等を包含する。
【0139】
医薬組成物は本発明に開示の化合物を用いて製造され得る。例えば、1の実施態様において、医薬組成物は、医薬的許容される担体、希釈剤または賦形剤、および構造式(I)−(III)に関連して上記される化合物を含む。
【0140】
本明細書に開示の医薬組成物において、構造式(I)−(III)の1または複数の化合物は、1または複数の医薬的に許容される担体、希釈剤または賦形剤と、必要とあれば、他の活性な成分と併せて配合されてもよい。構造式(I)−(III)の化合物を含有する医薬組成物は、例えば、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性または油性懸濁液、分散性散剤または顆粒、エマルジョン、ハードまたはソフトカプセル、あるいはシロップまたはエリキシルとして経口的に用いるのに適する形態であってもよい。
【0141】
経口使用を意図とする組成物は医薬組成物を製造するのに適するいずれかの方法に従って調製され、かかる組成物は、医薬的に洗練されて口当たりのよい調製物を提供するために、甘味剤、矯味矯臭剤、着色剤および保存剤からなる群より選択される1または複数の剤を含有してもよい。錠剤は、活性成分を、錠剤の製造に適する非毒性の医薬的に許容される賦形剤と合わさって含有する。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムなどの不活性な希釈剤;造粒剤および崩壊剤、例えば、トウモロコシ澱粉またはアルギン酸;結合剤、例えば、澱粉、ゼラチンまたはアカシア;および滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクであり得る。錠剤は、被覆されなくても、既知の方法で被覆されてもよい。ある場合には、かかる被覆を適切な技法により調製し、胃腸管での崩壊および吸収を遅らせ、それにより長期間にわたる徐放性作用を提供することができる。例えば、グリセリル・モノステアラートまたはグリセリル・ジステアラートなどの時間遅延材料が利用され得る。
【0142】
経口用製剤は、ハードゼラチンカプセル(ここで、活性成分は不活性な固形希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合される)として、あるいはソフトゼラチンカプセル(ここで、活性成分は水または油媒体、例えば、落花生油、流動パラフィンまたはオリーブ油と混合される)として提供され得る。
【0143】
経口用製剤はまた、ロゼンジとしても提供され得る。
【0144】
水性懸濁液は、活性材料を、水性懸濁液の製造に適する賦形剤と合わさって含有する。これらの賦形剤は、沈殿防止剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアカシアガム;天然に存するホスファチドなどの分散剤または湿潤剤、例えば、レシチン、または酸化アルキレンと脂肪酸との縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンステアラート、または酸化エチレンと長鎖脂肪族アルコールの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、または酸化エチレンと、ポリオキシエチレンソルビトール・モノオレアートなどの脂肪酸とヘキシトールより誘導される部分エステルとの縮合生成物、または酸化エチレンと、脂肪酸およびヘキシトール無水物から誘導される部分エステルとの縮合生成物、例えばポリエチレンソルビタン・モノオレアートであり得る。水性懸濁液はまた、1または複数の保存剤、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸エチルまたはn−プロピル、1または複数の着色剤、1または複数の矯味矯臭剤、およびシュークロースまたはサッカリンなどの1または複数の甘味剤を含有してもよい。
【0145】
油性懸濁液は、活性成分を植物油、例えば、アラキス油、オリーブ油、ゴマ油または落花生油、あるいは流動パラフィンなどの鉱油中に懸濁させることで処方され得る。油性懸濁液は、増粘剤、例えば、蜜ロウ、硬質パラフィンまたはセチルアルコールを含有してもよい。甘味剤および矯味矯臭剤を添加して口当たりのよい経口用製剤を提供してもよい。これらの組成物はアスコルビン酸などの酸化防止剤を添加することで保存されてもよい。
【0146】
水を添加することで水性懸濁液を調製するのに適する分散性散剤および顆粒は、活性成分を分散剤または湿潤剤、沈殿防止剤および1または複数の保存剤と混合して提供される。適切な分散または湿潤剤あるいは沈殿防止剤は上記に具体的に記載されるとおりである。さらなる賦形剤、例えば甘味剤、矯味矯臭剤および着色剤も配合され得る。
【0147】
医薬組成物は水中油型エマルジョンの形態とすることもできる。油相は植物油または鉱油あるいはこれらの混合油であり得る。適切な乳化剤は、天然に存するガム、例えばアカシアガムまたはトラガカントガム、天然に存するホスファチド、例えば大豆粉末、レシチン、および脂肪酸とヘキシトールとから誘導されるエステルまたは部分エステル、無水物、例えばソルビタン・モノオレアート、および該部分エステルと酸化エチレンとの縮合生成物、例えばポリオキシエチレンソルビトール・モノオレアートであり得る。エマルジョンもまた、甘味剤および矯味矯臭剤を含有し得る。
【0148】
ある実施態様において、医薬的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤は水以外の物質である。他の実施態様において、水が組成物の50%未満を占める。ある実施態様において、50%未満の水を含む組成物は、少なくとも1%、2%、3%、4%または5%の水を含む。他の実施態様において、組成物中の水分量は微量である。
【0149】
ある実施態様において、医薬的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤はアルコール以外の物質である。他の実施態様において、アルコールが組成物の50%未満を占める。ある実施態様において、50%未満のアルコールを含む組成物は、少なくとも1%、2%、3%、4%または5%のアルコールを含む。他の実施態様において、組成物中のアルコール含量は微量である。
【0150】
シロップおよびエリキシルは甘味剤、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、グルコースまたはシュークロースと一緒に処方され得る。かかる製剤はまた、粘滑剤、保存剤、矯味矯臭剤および着色剤を含有し得る。医薬組成物は滅菌注射可能な水性または油性懸濁液の形態とすることができる。この懸濁液は、上記されるような、それらの適切な分散または湿潤剤および沈殿防止剤を用いて既知の操作に従って処方され得る。その滅菌注射可能な製剤は非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌性の注射可能な溶液または懸濁液とすることもでき、例えば1,3−ブタンジオール中溶液として提供され得る。許容され得る媒体および溶媒の中で、利用され得るのは、水、リンガー溶液、および生理食塩液である。加えて、滅菌した固定油が溶媒または沈殿防止媒体として利用され得る。この目的には、合成モノまたはジグリセリドを含め、どのような口当たりのよい固定油も利用され得る。加えて、オレイン酸などの脂肪酸は注射剤の調製に有用であることが判明した。
【0151】
構造式(I)−(III)の化合物は、例えば、薬物を経直腸投与するための坐剤の形態にて投与され得る。これらの組成物は、化合物を、常温で固体であるが、直腸温度で液体であり、かくして直腸中で融解し、薬物を放出するであろう、適切な非刺激性の賦形剤と混合することにより調製され得る。かかる材料として、カカオ脂およびポリエチレングリコールが挙げられる。
【0152】
構造式(I)−(III)の化合物はまた、滅菌媒体中にて非経口的に投与され得る。薬物は、使用される媒体および濃度に応じて、媒体に懸濁または溶解させるかのいずれかとすることができる。有利には、局所麻酔剤、保存剤および緩衝剤などのアジュバントを媒体に溶かすことができる。
【0153】
組成物は、各剤形が約5〜約100mg、より一般的には約10〜約30mgの活性成分を含有する、単位剤形に処方され得る。「単位剤形」なる語は、各単位が適切な医薬品賦形剤と関連して所望の治療的効果をもたらすように計算された所定量の活性材料を含有する、ヒト対象および他の哺乳類用の単一の剤形として適する物理的に別々の単位をいう。
【0154】
活性な化合物は、広範な投与範囲にわたって効果的とすることができ、一般に、薬学的に効果的な量で投与される。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、通常は、治療される症状、選択される投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重および応答、患者の症候の重篤度等を含む、関連する状況に従って、医師により決定されることが認識されよう。
【0155】
錠剤などの固体組成物を調製するために、主成分としての活性成分を医薬品賦形剤と混合し、本明細書に記載の化合物の均質な混合物を含有する前処方の固形組成物を形成する。これらの前処方の組成物が均質と言われる時には、その活性成分は、典型的には、組成物全体を通して均一に分散しており、その結果、組成物は錠剤、ピルおよびカプセルなどの等しく効果的な単位剤形に容易に細分割され得る。次にこの固形前処方剤は、例えば、0.1〜約500mgの活性成分の本明細書に記載の化合物を含有する上記の型の単位剤形に細分割される。
【0156】
錠剤またはピルは被覆され、あるいは別の方法で混ぜ合わせて、持続性作用の利点を付与する剤形を提供することができる。例えば、錠剤またはピルは、内側投与成分と外側投与成分とから構成され、後者は前者を上から包む包装の形態とすることができる。2つの成分は、胃内での崩壊に耐えるのに供し、内側成分が無傷の状態で十二指腸に入るか、放出を遅らせることを可能とする腸溶層により分けることができる。かかる腸溶層または被覆用に種々の材料を用いることができ、そのような材料として多くのポリマー酸およびポリマー酸とセラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースなどの材料との混合物が挙げられる。
【0157】
患者に投与される化合物または組成物の量は、何が投与されるか、予防を目的とするか、または治療を目的とするかなどの投与の目的、患者の状態、投与方法等に応じて変化するであろう。治療で用いる場合には、組成物が、疾患およびその合併症を治癒または少なくとも部分的に阻むのに十分な量にて既にその疾患に罹患している患者に投与され得る。効果的な用量は、治療されるべき病態、ならびにその疾患の重篤度、患者の年齢、体重および全身状態などの要因に応じて担当医の判断によって決まるであろう。
【0158】
患者に投与される組成物は上記の医薬組成物の形態とすることができる。これらの組成物は、従来の滅菌技法により滅菌処理することができ、あるいは滅菌濾過に供されてもよい。水溶液をそのままで用いるのにパッケージするか、あるいは凍結乾燥させることができ、その凍結乾燥させた調製物は投与前に滅菌水性担体と合わせられる。その化合物の調製物のpHは、典型的には、3〜11、より好ましくは5〜9、最も好ましくは7〜8であろう。上記した特定の賦形剤、担体または安定化剤を用いることで、医薬的に許容される塩の形成がもたらされることが理解されよう。
【0159】
化合物の治療用量は、例えば、処理がなされるための特定の使用、化合物の投与方法、患者の健康状態、処方医師の判断に従って、変化し得る。本明細書に記載の化合物の医薬組成物中の割合または濃度は、投与量、化学特性(例えば、疎水性)および投与経路を含む、多数の要因に応じて変化し得る。例えば、本明細書に記載の化合物は、非経口投与では、約0.1〜約10%w/vの化合物を含有する生理緩衝水溶液にて提供され得る。ある典型的な用量範囲は、1日当たり体重1kgに付き約1μg〜約1gである。ある実施態様において、用量範囲は、1日当たり体重1kgに付き約0.01mg〜約100mgである。投与量は、疾患または障害の型および進行の程度、個々の患者の総合的な健康状態、選択された化合物の生物学的相対効率、賦形剤の処方、およびその投与経路などの変数によって決まる可能性が高い。効果的な用量は、インビトロまたは動物実験検査システムより誘導される用量応答曲線から推定され得る。
【0160】
本明細書に記載の化合物はまた、抗ウイルス剤、ワクチン、免疫促進剤、免疫抑制剤、抗炎症剤等などのいずれの医薬品をも含み得る、1または複数のさらなる活性成分と組み合わせて処方され得る。
【0161】
実施例
一般的合成方法
開示される化合物を合成するのに有用な周知の化学的合成スキームおよび条件を提供する多数の一般的な参考文献が利用可能である(例えば、SmithおよびMarch、March’s Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure, Fifth Edition, Wiley-Interscience, 2001;またはVogel、A Textbook of Practical Organic Chemistry, Including Qualitative Organic Analysis, Fourth Edition, New York:Longman, 1978を参照のこと)。
【0162】
本明細書に記載の化合物は、HPLC、プレパラティブ薄層クロマトグラフィー、フラッシュカラムクロマトグラフィーおよびイオン排除クロマトグラフィーなどのクロマトグラフィー手段を含む、当該分野にて公知のいずれかの手段により精製され得る。順相および逆相ならびにイオン樹脂を含む、適切ないずれかの固定相を用いることができる。最も典型的には、この開示の化合物はシリカゲルおよび/またはアルミナクロマトグラフィーを通して精製され得る。例えば、Introduction to Modern Liquid Chromatography, 2nd Edition, L.R.SnyderおよびJ. J. Kirkland編、John Wiley and Sons, 1979;およびThin Layer Chromatography, E.Stahl編, Springer-Verlag, New York, 1969を参照のこと。
【0163】
目的とする化合物を調製するいずれかの工程の間において、関連するいずれかの分子上の感受性または反応性に富む基を保護することが必要および/または望ましい可能性がある。このことは、J. F. W. McOmie、「有機化学の保護基(Protective Groups in Organic Chemistry)」、Plenum Press, London and New York 1973;T. W. GreeneおよびP. G. M. Wuts、「有機合成の保護基」、Third edition、Wiley, New York 1999;「ペプチド(The Peptides)」:Volume 3(E. GrossおよびJ. Meienhofer編), Academic Press, London and New York 1981;「有機化学の方法(Methoden der organischen Chemie)」, Houben-Weyl, 4.sup.th edition, Vol. 15/l、Georg Thieme Verlag, Stuttgart 1974;H.-D. JakubkeおよびH. Jescheit、「アミノ酸、ペプチド、タンパク質(Aminosauren, Peptide, Proteine)」 Verlag Chemie, Weinheim、Deerfield BeachおよびBasel 1982;および/またはJochen Lehmann、「炭水化物:単糖類および誘導体の化合物(Chemie der Kohlenhydrate: Monosaccharide and Derivate)」 Georg Thieme Verlag, Stuttgart 1974などの標準的な文献に記載されるように、通常の保護基を用いて達成され得る。保護基は、その後の都合のよい段階で当業者に公知の方法を用いて除去され得る。
【0164】
本明細書に開示の化合物は、当業者によく知られており、本明細書に記載されるような操作を用いて製造され得る。例えば、構造式(I)の化合物は、スキーム1−3または同様の合成スキームに従って調製され得る。
【0165】
当業者は、所望の標的分子に適合するように、スキーム1および2の反応式を適応させることができる。もちろん、ある状況において、当業者は異なる試薬を用いて、1または複数の個々の工程に作用させるか、あるいは特定の置換基の保護形態を用いるであろう。加えて、当業者は、構造式(I)−(III)の化合物が全く異なる経路を用いて合成され得ることを理解するであろう。
【0166】
本明細書に開示される医薬組成物にて用いるのに適する化合物として、上記の表Aの化合物が挙げられる。これらの化合物は、上記の一般的スキームに従って、例えば以下の実施例にて記載される操作と同様の操作を用いて製造され得る。
【0167】
以下の実施例は特定の実施態様をさらに説明するものとし、本明細書に開示される化合物の範囲を限定するものではない。
実施例1:合成および特徴付け
スキーム1:4,5−ジアリールイミダゾールの一般的合成
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
工程1:4−ブロモ−1H−イミダゾール(1.0g、6.8ミリモル)、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ボロン酸(1.1g、7.1ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.63g、0.55ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、4mL、8.0ミリモル)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、10mL)の混合液中溶液から気体を抜き、窒素を補充した(3サイクル)。次に、得られた反応混合物にマイクロ波を150℃で50分間照射し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得た。その残留物をMeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーに付して精製し、4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール(1.1g、92%)を得た。MS m/e:177(M+H)
+
【0169】
工程2:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール(1.1g、6.2ミリモル)のDMF(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.2g、6.7ミリモル)を室温で添加した。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、ついで氷水の攪拌溶液(50mL)に滴下して移した。得られた黄色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で一夜乾燥させ、5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール(1.2g、74%)を得た。MS m/e:255(M+H)
+
【0170】
工程3:5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール(50mg、0.2ミリモル)、インダゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(60mg,0.25ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)混合液中の脱気処理に付した溶液に、マイクロ波を150℃で50分間照射した。その反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾールを得た。MS m/e:293(M+H)
+
【0171】
スキーム2:1−メチル−4,5−ジアリールイミダゾールの一般的合成
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0172】
工程1:4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール(1.0g、6.2ミリモル)、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ボロン酸(1.0g、6.5ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.6g、0.52ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、4mL、8.0ミリモル)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、10mL)混合液中溶液から気体を抜き、ついで窒素を補充した(3サイクル)。ついで、得られた反応混合物にマイクロ波を150℃で50分間照射し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをMeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーに付して精製し、4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール(0.6g、51%)を得た。MS m/e:191(M+H)
+
【0173】
工程2:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール(0.6g、3.2ミリモル)のアセトニトリル(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.62g、3.5ミリモル)を室温で添加した。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、ついで氷水の攪拌溶液(50mL)に滴下して移した。ついで氷水の攪拌溶液(50mL)に滴下して移した。得られた黄色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で一夜乾燥させ、5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール(0.6g、71%)を得た。MS m/e:269(M+H)
+
【0174】
工程3:5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール(50mg、0.2ミリモル)、インダゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(60mg、0.25ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)混合液中の脱気処理に付した溶液に、マイクロ波を150℃で50分間照射した。その反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾールを得た。MS m/e:307(M+H)
+
【0175】
スキーム3:2−メチル−4,5−ジアリールイミダゾールの一般的合成
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−ブロモ−2−メチル−1H−イミダゾール(1.0g、6.2ミリモル)、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ボロン酸(1.1g、7.1ミリモル)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.33g、0.3ミリモル)のNa
2CO
3水溶液(2M、10mL、20ミリモル)およびトルエン(10mL)の混合液中溶液から気体を抜き、窒素を補充した(3サイクル)。得られた反応混合物を100℃で一夜攪拌させ、室温にまで冷却し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得た。MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーに付して精製し、4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール(1.1g、93%)を得た。MS m/e:191(M+H)
+
【0176】
工程2:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール(1.1g、5.8ミリモル)のアセトニトリル(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.62g、3.5ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、ついで氷水の攪拌溶液(50mL)に滴下して移した。得られた黄色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で一夜乾燥させ、5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール(0.89g、57%)を黄色の固体として得た。MS m/e:269(M+H)
+
【0177】
工程3:5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール(50mg、0.2ミリモル)、インダゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(60mg、0.25ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)の混合液中の脱気処理に付した溶液にマイクロ波を150℃で50分間照射した。次にその反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾールを得た。MS m/e:307(M+H)
+
【0178】
スキーム4:1,2−ジメチル−4,5−ジアリールイミダゾールの一般的合成
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(1.0g、5.7ミリモル)、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ボロン酸(0.92g、6.0ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.33g、0.3ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、10mL、20ミリモル)のトルエン(10 ml)中溶液から気体を抜き、次に窒素を補充した(3サイクル)。次に得られた反応混合物を100℃で一夜攪拌させ、室温にまで冷却し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得た。MeOH/DCMで溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーに付し、4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(0.88g、75%)を得た。MS m/e:205(M+H)
+
【0179】
工程2:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(0.88g、4.3ミリモル)のアセトニトリル(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.81g、4.5ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、ついで氷水の攪拌溶液(50mL)に滴下して移した。その得られた白色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で一夜乾燥させ、5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(0.94g、77%)を得た。MS m/e:283(M+H)
+
【0180】
工程3:5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(50mg、0.2ミリモル)、インダゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(60mg、0.25ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)混合液中の脱気処理に付した溶液に、マイクロ波を150℃で50分間照射した。次に反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾールを得た。MS m/e:321(M+H)
+
【0181】
スキーム5:2−エチル−4,5−ジアリールイミダゾールの一般的合成
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−ブロモ−2−エチル−1H−イミダゾール(1.0g、5.7ミリモル)、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ボロン酸(0.97g、6.3ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.33g、0.3ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、10mL、20ミリモル)のトルエン(10ml)中溶液から気体を抜き、窒素を補充した(3サイクル)。ついで得られた反応混合物を100℃で一夜攪拌させ、室温にまで冷却し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得た。MeOH/DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付し、2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾールを無色の油状物(0.95g、81%)として得た。MS m/e:205(M+H)
+
【0182】
工程2:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール(0.95g、4.7ミリモル)のアセトニトリル(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.87g、4.9ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、濃縮し、水(30mL)およびジクロロメタン(30mL)を添加した。次に有機層を分離し、水層をジクロロメタン(3x20mL)で抽出し、乾燥させ(MgSO
4)、MeOH/DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付し、5−ブロモ−2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール(0.34g、26%)を得た。MS m/e:283(M+H)
+
【0183】
工程3:5−ブロモ−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール(50mg、0.2ミリモル)、インダゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(60mg、0.25ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)混合液中の脱気処理に付した溶液にマイクロ波を150℃で50分間照射した。次に反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、5−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾールを得た。MS m/e:321(M+H)
+
【0184】
スキーム6:4,5−ジアリール−2−トリフルオロメチルイミダゾールの一般的合成
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−ブロモ−3’−フルオロアセトフェノン(1.0g、4.3ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、2,2,2−トリフルオロアセトイミダミド(3g、26.8ミリモル)の遊離塩基を添加した。得られた溶液を室温で4時間攪拌させ、その後で酢酸エチル(30mL)を添加した。次に得られた有機層を炭酸水素ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して精製し、4−(3−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(0.38g、36%)を得た、MS m/e:247(M+H)
+
【0185】
工程2:4−(3−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(0.38g、1.5ミリモル)のアセトニトリル(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.33g、1.9ミリモル)を加えた。その得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、濃縮し、水(30mL)およびジクロロメタン(30mL)を添加した。次に有機層を分離し、その水層をジクロロメタン(3x20mL)で抽出し、乾燥させ(MgSO
4)、MeOH/DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付し、5−ブロモ−4−(3−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(0.25g、50%)を得た。MS m/e:325(M+H)
+
【0186】
工程3:5−ブロモ−4−(3−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(35mg、0.1ミリモル)、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ−[1,5−a]ピリジン(32mg、0.13ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)混合液中の脱気処理に付した溶液にマイクロ波を100℃で30分間照射した。次に反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、6−(4−(3−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。MS m/e:364(M+H)
+
【0187】
スキーム7:4,5−ジアリール−2−イソプロピルイミダゾールの一般的合成
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−ブロモ−2−イソプロピル−1H−イミダゾール(1.0g、5.3ミリモル)、m−トリルボロン酸(1.2g、8.8ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.33g、0.3ミリモル)および水性Na
2CO
3(4M、10mL、40ミリモル)のトルエン(20ml)中溶液から気体を抜き、ついで窒素で補充した(3サイクル)。次に得られた反応混合物を100℃で一夜攪拌させ、室温にまで冷却し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得た。MeOH/DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付し、2−イソプロピル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール(0.43g、41%)を黄色の油状物として得た。MS m/e:201(M+H)
+
【0188】
工程2:2−イソプロピル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール(0.43g、2.1ミリモル)のアセトニトリル(10mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.42g、2.4ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌させ、濃縮し、水(30mL)およびジクロロメタン(30mL)を添加した。次に有機層を分離し、その水層をジクロロメタン(3x20mL)で抽出し、乾燥させ(MgSO
4)、MeOH/DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付し、5−ブロモ−2−イソプロピル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール(0.45g、75%)を得た。MS m/e:279(M+H)
+
【0189】
工程3:5−ブロモ−2−イソプロピル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール(50mg、0.18ミリモル)、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(55mg、0.22ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg、0.02ミリモル)および水性Na
2CO
3(2M、0.3mL)のDME/EtOH/H
2O(7:3:2、1.0mL)混合液中の脱気処理に付した溶液にマイクロ波を150℃で50分間照射した。次に反応混合物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して黒色の残留物を得、それをHPLCに付して精製し、6−(2−イソプロピル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。MS m/e:318(M+H)
+
【0190】
スキーム8:チアゾールの一般的合成
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2’,4’,5’−トリフルオロアセトフェノン(2.4g、14ミリモル)のジクロロメタン(16mL)中溶液に、臭素(2.2g、13.9ミリモル)のジクロロメタン(7mL)中溶液を室温で滴下して加えた。添加終了後に得られた溶液を室温で1時間攪拌した。次に氷水を反応フラスコに加え、その混合物を15分間攪拌した。有機層を分離し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して2−ブロモ−1−(2,4,5−トリフルオロフェニル)エタン−1−オン(3.0g、85%)を淡黄色の固体として得た。
【0191】
工程2:2−ブロモ−1−(3−クロロフェニル)エタン−1−オン(0.5g、2.1ミリモル)およびチオ尿素(0.2g、2.3ミリモル)の無水EtOH(5mL)中混合液を還流温度で1時間加熱した。その後で、溶媒を真空下で除去し、飽和水性NaHCO
3を添加した。次に該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して4−(3−クロロフェニル)チアゾール−2−アミン(0.4g、93%)を固体として得た。
【0192】
工程3:4−(3−クロロフェニル)チアゾール−2−アミン(0.4g、2.0ミリモル)の酢酸(2mL)中溶液に、臭素(0.1g、2.2ミリモル)を室温にて添加した。その混合物を室温で2分間攪拌し、固化させた。その混合物をNaHCO
3飽和水溶液で注意して塩基性にし、次にジクロロメタンで抽出した。有機層をあわせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を得、それを酢酸エチル/ヘキサン(1/4)で溶出するクロマトグラフィーに付して精製し、5−ブロモ−4−(3−クロロフェニル)チアゾール−2−アミン(0.5g、92%)を白色の固体として得た。
【0193】
工程4:5−ブロモ−4−(3−クロロフェニル)チアゾール−2−アミン(0.04g、0.14ミリモル)、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール(0.05g、0.18ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.02g、0.02ミリモル)、および2.0Mの水性Na
2CO
3(0.2mL)の1,2−ジメトキシエタン(1.4mL)、EtOH(0.6mL)および水(0.4mL)混合物にマイクロ波を150℃で0.5時間照射した。次にその混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、それを酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して精製し、5−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−4−(3−クロロフェニル)チアゾール−2−アミン(0.03g、55%)を淡白色の固体として得た。.
【0194】
工程5:5−ブロモ−4−(m−トリル)チアゾール−2−アミン(0.4g、1.6ミリモル)およびtert−ブチルニトリル(0.3g、2.4ミリモル)のTHF(15mL)中溶液を50℃で4時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を得、それを酢酸エチル/ヘキサン(1/9)で溶出するクロマトグラフィーに付して精製し、5−ブロモ−4−(m−トリル)チアゾール(0.13g、33%)を得た。
【0195】
化合物1:5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.01(d,J=1.0Hz,1H)、7.88(s,1H)、7.85(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、7.51(dt,J=8.7、1.0Hz,1H)、7.47−7.40(m,3H)、7.34−7.26(m,3H);MS m/e:261(M+H)
+
【0196】
化合物2:6−(4−フェニル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.02(d,J=1.0Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.71(dd,J=8.5、0.9Hz,1H)、7.62(q,J=1.1Hz,1H)、7.49−7.41(m,2H)、7.37−7.27(m,3H)、7.23(dd,J=8.4、1.4Hz,1H);MS m/e:261(M+H)
+
【0197】
化合物3:5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.03(d,J=1.0Hz,1H)、7.84(dd,J=1.5、0.9Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.52(dt,J=8.7、1.0Hz,1H)、7.42(dd,J=8.7、1.5Hz,1H)、7.33(dd,J=7.5、1.6Hz,1H)、7.24−7.18(m,1H)、6.96(dd,J=9.7、8.5Hz,1H)、2.20(d,J=1.9Hz,3H);MS m/e:293(M+H)
+
【0198】
化合物4:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.02(d,J=1.0Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.72(dd,J=8.5、0.9Hz,1H)、7.60(q,J=1.1Hz,1H)、7.34(dd,J=7.5、1.6Hz,1H)、7.28−7.18(m,2H)、6.99(dd,J=9.7、8.5Hz,1H)、2.21(d,J=1.9Hz,3H);MS m/e:293(M+H)
+
【0199】
化合物5:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.10(d,J=1.0Hz,1H)、7.79(dd,J=1.5、0.9Hz,1H)、7.76(s,1H)、7.65(dt,J=8.6、1.0Hz,1H)、7.33−7.27(m,2H)、7.12−7.07(m,1H)、6.79(dd,J=9.7、8.6Hz,1H)、3.55(s,3H)、2.10(d,J=1.9Hz,3H);MS m/e:307(M+H)
+
【0200】
化合物6:5−(4−(4−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.04(d,J=1.0Hz,1H)、7.84(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.54(dt,J=8.7、1.0Hz,1H)、7.44−7.40(m,3H)、7.29(dt,J=8.8、2.4、2.1Hz,2H);MS m/e:295(M+H)
+
【0201】
化合物7:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.50(s,1H)、8.16(d,J=1.0Hz,1H)、7.94(dd,J=8.3、0.9Hz,1H)、7.61(q,J=1.1Hz,1H)、7.29(dd,J=7.3、1.5Hz,1H)、7.15(dd,J=8.4、1.3Hz,1H)、7.15−7.09(m,1H)、6.91(t,J=9.1Hz,1H)、3.69(s,3H)、2.14(d,J=1.9Hz,3H);MS m/e:295(M+H)
+
【0202】
化合物8:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.23(s,1H)、7.89(s,1H)、7.78(dd,J=8.3、0.7Hz,1H)、7.60(dd,J=1.5、0.7Hz,1H)、7.30(dd,J=7.3、2.1Hz,1H)、7.26(dd,J=8.3、1.6Hz,1H)、7.13−7.03(m,1H)、6.80(t,J=9.1Hz,1H)、3.89(s,3H)、3.57(s,3H)、2.11(d,J=1.9Hz,3H);MS m/e:321(M+H)
+
【0203】
化合物9:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 9.33(s,1H)、8.17(dd,J=8.5、0.6Hz,1H)、8.11(dd,J=1.7、0.6Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.52(dd,J=8.4、1.7Hz,1H)、7.28(dd,J=7.6、2.3Hz,1H)、7.10−7.05(m,1H)、6.82(dd,J=9.7、8.6Hz,1H)、3.59(s,3H)、2.12(d,J=2.1Hz,3H);MS m/e:324(M+H)
+
【0204】
化合物10:5−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.03(d,J=1.0Hz,1H)、7.93(s,1H)、7.84(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、7.52(dt,J=8.7、1.0Hz,1H)、7.49−7.36(m,3H)、7.10−6.98(m,2H);MS m/e:279(M+H)
+
【0205】
化合物11:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.02(d,J=1.0Hz,1H)、7.88(s,1H)、7.72(dd,J=8.4、0.9Hz,1H)、7.60(q,J=1.1Hz,1H)、7.50−7.40(m,2H)、7.20(dd,J=8.4、1.4Hz,1H)、7.13−7.00(m,2H);MS m/e:279(M+H)
+
【0206】
化合物12:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.12(s,1H)、7.81(s,1H)、7.62(d,J=2.6Hz,1H)、7.60(d,J=3.5Hz,1H)、7.53−7.37(m,2H)、7.32(dd,J=8.5、1.5Hz,1H)、7.16−6.91(m,2H)、3.83(s,3H);MS m/e:293(M+H)
+
【0207】
化合物13:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 9.22(s,1H)、8.12(d,J=1.2Hz,1H)、8.00(d,J=8.5Hz,1H)、7.85(s,1H)、7.58(dd,J=8.5、1.7Hz,1H)、7.51−7.37(m,2H)、7.13−7.04(m,2H);MS m/e:296(M+H)
+
【0208】
化合物14:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.52(dd,J=1.7、1.0Hz,1H)、7.85(s,1H)、7.83(d,J=0.9Hz,1H)、7.58(d,J=1.4Hz,1H)、7.54−7.41(m,3H)、7.29(dd,J=9.4、1.7Hz,1H)、7.18−7.07(m,2H);MS m/e:279(M+H)
+
【0209】
化合物15:5−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.02(d,J=1.0Hz,1H)、7.93(s,1H)、7.86(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、7.51(dt,J=8.7、0.9Hz,1H)、7.44(dd,J=8.6、1.6Hz,1H)、7.31−7.28(m,1H)、7.23−7.15(m,2H)、7.13−7.09(m,1H)、2.27(s,3H);MS m/e:275(M+H)
+
【0210】
化合物16:6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.02(d,J=1.0Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.70(dd,J=8.4、0.9Hz,1H)、7.63(q,J=1.1Hz,1H)、7.32−7.28(m,1H)、7.26−7.19(m,3H)、7.16−7.08(m,1H)、2.29(s,3H);MS m/e:275(M+H)
+
【0211】
化合物17:1−メチル−6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.11(s,1H)、7.85(s,1H)、7.63(d,J=1.2Hz,1H)、7.58(d,J=8.5Hz,1H)、7.34(dd,J=8.5、1.8Hz,1H)、7.30(brs,1H)、7.21−7.17(m,2H)、7.13−7.07(m,1H)、3.81(s,3H)、2.27(s,3H);MS m/e:289(M+H)
+
【0212】
化合物18:6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:292(M+H)
+
【0213】
化合物19:6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.50(dd,J=1.7、1.0Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.80(d,J=0.6Hz,1H)、7.56(d,J=1.4Hz,1H)、7.46(d,J=9.4Hz,1H)、7.33−7.26(m,2H)、7.24−7.19(m,2H)、7.16−7.12(m,1H)、2.29(s,3H);MS m/e:275(M+H)
+
【0214】
化合物20:6−(4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.82(s,2H)、8.19(dd,J=1.8、0.7Hz,1H)、8.00(dd,J=8.8、0.7Hz,1H)、7.95(dd,J=8.9、1.8Hz,1H)、7.87(s,1H)、7.36−7.15(m,4H)、2.32(s,3H);MS m/e:287(M+H)
+
【0215】
化合物21:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.93(q,J=1.9Hz,2H)、8.17(d,J=8.8Hz,1H)、8.12(d,J=1.8Hz,1H)、7.86(s,1H)、7.78(dd,J=8.7、1.9Hz,1H)、7.30(dd,J=7.3、1.8Hz,1H)、7.09(ddd,J=7.6、4.9、2.3Hz,1H)、6.84(dd,J=9.5、8.6Hz,1H)、3.68(s,3H)、2.13(d,J=2.1Hz,3H);MS m/e:319(M+H)
+
【0216】
化合物22:5−(4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.04(d,J=1.0Hz,1H)、7.85(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.55(dt,J=8.8、1.0Hz,1H)、7.49−7.47(m,1H)、7.41(dd,J=8.7、1.6Hz,1H)、7.36−7.31(m,1H)、7.26−7.21(m,2H);MS m/e:295(M+H)
+
【0217】
化合物23:6−(4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.05(d,J=1.0Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.77(dd,J=8.4、0.7Hz,1H)、7.61(q,J=1.1Hz,1H)、7.51−7.47(m,1H)、7.38−7.33(m,1H)、7.29−7.26(m,2H)、7.21(dd,J=8.4、1.4Hz,1H);MS m/e:295(M+H)
+
【0218】
化合物24:6−(4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.15(s,1H)、7.84(s,1H)、7.65(d,J=7.6Hz,1H)、7.63(s,1H)、7.51−7.48(m,1H)、7.37−7.30(m,2H)、7.28−7.24(m,2H)、3.85(s,3H);MS m/e:309(M+H)
+
【0219】
化合物25:6−(4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 9.23(s,1H)、8.13(d,J=1.5Hz,1H)、8.07(d,J=8.5Hz,1H)、7.85(s,1H)、7.58(dd,J=8.5、1.7Hz,1H)、7.50−7.44(m,1H)、7.36−7.25(m,3H);MS m/e:312(M+H)
+
【0220】
化合物26:6−(4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.55(brs,1H)、7.87(s,1H)、7.86(s,1H)、7.60(d,J=0.9Hz,1H)、7.55(d,J=9.4Hz,1H)、7.51(t,J=1.5Hz,1H)、7.38−7.27(m,4H);MS m/e:295(M+H)
+
【0221】
化合物27:5−(4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:279(M+H)
+
【0222】
化合物28:6−(4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:279(M+H)
+
【0223】
化合物29:6−(4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.13(s,1H)、7.81(s,1H)、7.65−7.63(m,2H)、7.35−7.13(m,4H)、7.02−6.91(m,1H)、3.83(s,3H);MS m/e:293(M+H)
+
【0224】
化合物30:6−(4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 9.28(s,1H)、8.17(dd,J=1.7、0.6Hz,1H)、8.07(d,J=8.5Hz,1H)、7.88(s,1H)、7.63(dd,J=8.6、1.6Hz,1H)、7.32(dd,J=8.1、6.0Hz,1H)、7.26(dt,J=7.8、1.3Hz,1H)、7.24−7.19(m,1H)、7.09−7.02(m,1H);MS m/e:296(M+H)
+
【0225】
化合物31:5−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.06(d,J=1.0Hz,1H)、7.85(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、7.81(s,1H)、7.56(dt,J=8.7、1.0Hz,1H)、7.41(dd,J=8.7、1.6Hz,1H)、7.37−7.27(m,1H)、7.24−7.10(m,2H);MS m/e:297(M+H)
+
【0226】
化合物32:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.05(d,J=1.0Hz,1H)、7.84(s,1H)、7.77(dd,J=8.5、0.6Hz,1H)、7.60(q,J=1.1Hz,1H)、7.39−7.30(m,1H)、7.24−7.16(m,3H);MS m/e:297(M+H)
+
【0227】
化合物33:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.15(s,1H)、7.82(s,1H)、7.66(d,J=7.6Hz,1H)、7.63(dd,J=1.7、0.7Hz,1H)、7.38−7.29(m,2H)、7.25−7.10(m,2H)、3.86(s,3H);MS m/e:311(M+H)
+
【0228】
化合物34:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 9.25(s,1H)、8.13(dd,J=1.7、0.6Hz,1H)、8.05(dd,J=8.6、0.6Hz,1H)、7.84(s,1H)、7.58(dd,J=8.5、1.7Hz,1H)、7.39−7.28(m,1H)、7.25−7.16(m,2H);MS m/e:314(M+H)
+
【0229】
化合物35:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.55(dd,J=1.8、1.0Hz,1H)、7.89−7.83(m,2H)、7.59(d,J=1.4Hz,1H)、7.55(dt,J=9.4、0.9Hz,1H)、7.42−7.34(m,1H)、7.29(dd,J=9.4、1.6Hz,1H)、7.26−7.21(m,2H);MS m/e:297(M+H)
+
【0230】
化合物36:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.84(dd,J=4.4、1.7Hz,1H)、8.31(dd,J=8.5、0.9Hz,1H)、8.02(s,1H)、8.01(d,J=12.0Hz,1H)、7.88(s,1H)、7.79(dd,J=8.8、2.0Hz,1H)、7.54(dd,J=8.3、4.3Hz,1H)、7.41−7.32(m,1H)、7.26−7.19(m,2H);MS m/e:308(M+H)
+
【0231】
化合物37:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.91(dd,J=4.4、1.7Hz,1H)、8.38(dd,J=8.5、0.9Hz,1H)、8.11(d,J=8.8Hz,1H)、7.98(d,J=1.9Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.69(dd,J=8.7、2.0Hz,1H)、7.59(dd,J=8.3、4.3Hz,1H)、7.29(ddd,J=7.6、2.3、0.9Hz,1H)、7.10−7.05(m,1H)、6.81(dd,J=9.7、8.6Hz,1H)、3.62(s,3H)、2.10(d,J=1.9Hz,3H);MS m/e:318(M+H)
+
【0232】
化合物38:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.80(dd,J=4.3、1.7Hz,1H)、8.25(dd,J=8.5、0.9Hz,1H)、8.00(d,J=1.9Hz,1H)、7.95(d,J=8.8Hz,1H)、7.86(s,1H)、7.78(dd,J=8.8、2.0Hz,1H)、7.50(dd,J=8.4、4.4Hz,1H)、7.48−7.42(m,2H)、7.14−7.04(m,2H);MS m/e:290(M+H)
+
【0233】
化合物39:6−(4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.82(dd,J=4.3、1.7Hz,1H)、8.28(d,J=7.6Hz,1H)、8.02(d,J=2.0Hz,1H)、7.98(d,J=9.1Hz,1H)、7.88(s,1H)、7.78(dd,J=8.8、2.0Hz,1H)、7.56−7.46(m,3H)、7.34−7.28(m,2H);MS m/e:306(M+H)
+
【0234】
化合物40:6−(4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.82(dd,J=4.3、1.7Hz,1H)、8.29(d,J=8.5Hz,1H)、8.03(d,J=2.0Hz,1H)、7.98(d,J=8.8Hz,1H)、7.88(s,1H)、7.79(dd,J=8.8、2.0Hz,1H)、7.53(dd,J=8.3、4.3Hz,1H)、7.36−7.28(m,1H)、7.28−7.16(m,2H)、7.08−7.01(m,1H);MS m/e:290(M+H)
+
【0235】
化合物41:5−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.08(d,J=1.0Hz,1H)、7.80−7.73(m,2H)、7.63(dt,J=8.6、1.0Hz,1H)、7.30(dd,J=8.6、1.5Hz,1H)、7.27−7.24(m,1H)、7.12−7.05(m,1H)、7.04(dd,J=8.7、7.6Hz,1H)、6.96−6.91(m,1H)、3.54(s,3H)、2.16(s,3H);MS m/e:289(M+H)
+
【0236】
化合物42:6−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.15(d,J=1.0Hz,1H)、7.91(dd,J=8.4、0.9Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.54(q,J=1.1Hz,1H)、7.30−7.27(m,1H)、7.14(dd,J=8.3、1.3Hz,1H)、7.12−7.09(m,1H)、7.02(t,J=7.5Hz,1H)、7.00−6.95(m,1H)、3.61(s,3H)、2.21(s,3H);MS m/e:289(M+H)
+
【0237】
化合物43:1−メチル−6−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.23(s,1H)、7.81−7.78(m,2H)、7.59(dd,J=1.6、0.7Hz,1H)、7.32−7.29(m,1H)、7.27(dd,J=8.4、1.6Hz,1H)、7.12−7.07(m,1H)、7.02(t,J=7.5Hz,1H)、6.98−6.42(m,1H)、3.89(s,3H)、3.57(s,3H)、2.20(s,3H);MS m/e:303(M+H)
+
【0238】
化合物44:6−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 9.33(s,1H)、8.17(dd,J=8.4、0.6Hz,1H)、8.08(dd,J=1.7、0.6Hz,1H)、7.82(s,1H)、7.52(dd,J=8.4、1.7Hz,1H)、7.29−7.26(m,1H)、7.10−6.97(m,3H)、3.60(s,3H)、2.20(s,3H);MS m/e:306(M+H)
+
【0239】
化合物45:6−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:289(M+H)
+
【0240】
化合物46:6−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:300(M+H)
+
【0241】
化合物47:6−(1−メチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:301(M+H)
+
【0242】
化合物48:−(4−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:293(M+H)
+
【0243】
化合物49:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:293(M+H)
+
【0244】
化合物50:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:307(M+H)
+
【0245】
化合物51:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:310(M+H)
+
【0246】
化合物52:5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:321(M+H)
+
【0247】
化合物53:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:321(M+H)
+
【0248】
化合物54:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:335(M+H)
+
【0249】
化合物55:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:338(M+H)
+
【0250】
化合物56:5−(1,2−ジメチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:303(M+H)
+
【0251】
化合物57:6−(1,2−ジメチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:303(M+H)
+
【0252】
化合物58:6−(1,2−ジメチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:317(M+H)
+
【0253】
化合物59:6−(1,2−ジメチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:320(M+H)
+
【0254】
化合物60:5−(4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:309(M+H)
+
【0255】
化合物61:6−(4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:309(M+H)
+
【0256】
化合物62:6−(4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:323(M+H)
+
【0257】
化合物63:6−(4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:326(M+H)
+
【0258】
化合物64:5−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:311(M+H)
+
【0259】
化合物65:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:311(M+H)
+
【0260】
化合物66:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:325(M+H)
+
【0261】
化合物67:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:328(M+H)
+
【0262】
化合物68:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:323(M+H)
+
【0263】
化合物69:5−(4−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:305(M+H)
+
【0264】
化合物70:6−(4−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:305(M+H)
+
【0265】
化合物71:5−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:307(M+H)
+
【0266】
化合物72:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:307(M+H)
+
【0267】
化合物73:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:324(M+H)
+
【0268】
化合物74:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:307(M+H)
+
【0269】
化合物75:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.82(dd,J=4.4、1.7Hz,1H)、8.28(d,J=7.6Hz,1H)、8.02(d,J=1.9Hz,1H)、7.95(d,J=8.8Hz,1H)、7.80(dd,J=8.9、2.0Hz,1H)、7.54(dd,J=8.3、4.3Hz,1H)、7.35(dd,J=7.5、2.1Hz,1H)、7.27−7.22(m,1H)、7.03(dd,J=9.7、8.5Hz,1H)、2.50(s,3H)、2.25(d,J=1.5Hz,3H);MS m/e:318(M+H)
+
【0270】
化合物76:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:319(M+H)
+
【0271】
化合物77:5−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:293(M+H)
+
【0272】
化合物78:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:293(M+H)
+
【0273】
化合物79:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:307(M+H)
+
【0274】
化合物80:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:310(M+H)
+
【0275】
化合物81:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:293(M+H)
+
【0276】
化合物82:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:305(M+H)
+
【0277】
化合物83:5−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:311(M+H)
+
【0278】
化合物84:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:311(M+H)
+
【0279】
化合物85:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;MS m/e:325(M+H)
+
【0280】
化合物86:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:328(M+H)
+
【0281】
化合物87:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:311(M+H)
+
【0282】
化合物88:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:322(M+H)
+
【0283】
化合物89:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:323(M+H)
+
【0284】
化合物90:5−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:329(M+H)
+
【0285】
化合物91:6−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:329(M+H)
+
【0286】
化合物92:6−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:330(M+H)
+
【0287】
化合物93:6−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:346(M+H)
+
【0288】
化合物94:6−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:329(M+H)
+
【0289】
化合物95:6−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:340(M+H)
+
【0290】
化合物96:6−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:341(M+H)
+
【0291】
化合物97:5−(2−メチル−4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:329(M+H)
+
【0292】
化合物98:6−(2−メチル−4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:330(M+H)
+
【0293】
化合物99:6−(2−メチル−4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:346(M+H)
+
【0294】
化合物100:6−(2−メチル−4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:340(M+H)
+
【0295】
化合物101:5−(4−(3−クロロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:309(M+H)
+
【0296】
化合物102:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:309(M+H)
+
【0297】
化合物103:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:310(M+H)
+
【0298】
化合物104:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:309(M+H)
+
【0299】
化合物105:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:320(M+H)
+
【0300】
化合物106:5−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:321(M+H)
+
【0301】
化合物107:6−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:321(M+H)
+
【0302】
化合物108:6−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:322(M+H)
+
【0303】
化合物109:6−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:338(M+H)
+
【0304】
化合物110:6−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:321(M+H)
+
【0305】
化合物111:6−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:332(M+H)
+
【0306】
化合物112:6−(2−エチル−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:333(M+H)
+
【0307】
化合物113:5−(2−エチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:303(M+H)
+
【0308】
化合物114:6−(2−エチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:303(M+H)
+
【0309】
化合物115:6−(2−エチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) δ 8.82(dd,J=1.5、1.1Hz,1H)、8.40(s,1H)、7.77−7.67(m,2H)、7.33−7.31(m,1H)、7.29(d,J=7.0Hz,1H)、7.25−7.19(m,2H)、2.85(q,J=7.7Hz,2H)、2.35(s,3H)、1.41(t,J=7.7Hz,3H);MS m/e:304(M+H)
+
【0310】
化合物116:6−(2−エチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:320(M+H)
+
【0311】
化合物117:6−(2−エチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:303(M+H)
+
【0312】
化合物118:6−(2−エチル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:315(M+H)
+
【0313】
化合物119:5−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:307(M+H)
+
【0314】
化合物120:6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:307(M+H)
+
【0315】
化合物121:6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:308(M+H)
+
【0316】
化合物122:6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:324(M+H)
+
【0317】
化合物123:6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:307(M+H)
+
【0318】
化合物124:5−(4−(3−クロロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:323(M+H)
+
【0319】
化合物125:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:324(M+H)
+
【0320】
化合物126:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:340(M+H)
+
【0321】
化合物127:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:323(M+H)
+
【0322】
化合物128:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン;MS m/e:334(M+H)
+
【0323】
化合物129:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:335(M+H)
+
【0324】
化合物130:5−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:325(M+H)
+
【0325】
化合物131:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:325(M+H)
+
【0326】
化合物132:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:326(M+H)
+
【0327】
化合物133:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:342(M+H)
+
【0328】
化合物134:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:325(M+H)
+
【0329】
化合物135:6−(4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:337(M+H)
+
【0330】
化合物136:6−(2−エチル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:308(M+H)
+
【0331】
化合物137:6−(2−エチル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:324(M+H)
+
【0332】
化合物138:6−(2−エチル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:307(M+H)
+
【0333】
化合物139:5−(4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:341(M+H)
+
【0334】
化合物140:6−(4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:358(M+H)
+
【0335】
化合物141:6−(4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:353(M+H)
+
【0336】
化合物142:5−(2−エチル−4−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:321(M+H)
+
【0337】
化合物143:6−(2−エチル−4−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:321(M+H)
+
【0338】
化合物144:6−(2−エチル−4−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:322(M+H)
+
【0339】
化合物145:6−(2−エチル−4−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:338(M+H)
+
【0340】
化合物146:6−(2−エチル−4−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;MS m/e:321(M+H)
+
【0341】
化合物147:6−(2−エチル−4−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)キノキサリン;MS m/e:333(M+H)
+
【0342】
化合物148:5−(4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール;MS m/e:311(M+H)
+
【0343】
化合物149:6−(4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:342(M+H)
+
【0344】
化合物150:6−(4−(3−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:364(M+H)
+
【0345】
化合物151:6−(4−(4−フルオロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:348(M+H)
+
【0346】
化合物152:6−(2−イソプロピル−4−(m−トリル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;MS m/e:318(M+H)
+
【0347】
化合物153:5−(1H−インダゾール−6−イル)−4−(m−トリル)チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.04(m,1H)、8.05(m,1H)、7.73(m,1H)、7.51(m,1H)、7.32(m,1H)、7.12(m,4H)、2.24(s,3H)ppm;MS m/e:292(M+H)
+
【0348】
化合物154:5−(1H−インダゾール−5−イル)−4−(m−トリル)チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.98(m,1H)、8.03(m,1H)、7.79(m,1H)、7.50(m,1H)、7.29(m,2H)、7.15(m,3H)、2.23(s,3H)ppm;MS m/e:292(M+H)
+
【0349】
化合物155:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 8.54(m,1H)、7.89(m,1H)、7.55(m,1H)、7.42(m,2H)、7.18(bs,2H)、7.13(m,1H)、6.96(m,2H)、2.14(s,3H)ppm;MS m/e:325(M+H)
+
【0350】
化合物156:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(1H−インダゾール−5−イル)チアゾール;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 9.14(m,1H)、8.08(m,1H)、7.81(m,1H)、7.53(m,1H)、7.47(m,1H)、7.23(m,1H)、7.15(m,1H)、7.00(m,1H)、2.13(s,3H)ppm;MS m/e:310(M+H)
+
【0351】
化合物157:5−(1H−インダゾール−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン
【0353】
化合物158:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(キノキサリン−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.81(m,2H)、7.90(m,2H)、7.60(m,1H)、7.35(m,1H)、7.19(m,1H)、6.95(m,1H)、2.20(s,3H)ppm;MS m/e:337(M+H)
+
【0354】
化合物159:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(1H−インダゾール−6−イル)チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.26(m,1H)、9.06(m,1H)、8.06(m,1H)、8.01(m,1H)、7.47(m,1H)、7.37(m,1H)、7.20(m,1H)、6.93(m,1H)、2.17(s,3H)ppm;MS m/e:310(M+H)
+
【0355】
化合物160:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−アミン
【0356】
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 7.98(m,1H)、7.66(m,1H)、7.42(m,1H)、7.28(m,1H)、7.19(m,1H)、7.13(m,1H)、6.86(m,1H)、2.14(s,3H)ppm;MS m/e:325(M+H)
+
【0357】
化合物161:6−(4−(m−トリル)チアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.03(s,1H)、8.05(m,1H)、7.74(m,1H)、7.51(m,1H)、7.37(m,1H)、7.22(m,1H)、7.08(m,1H)、6.93(m,1H)、2.16(s,3H)ppm;MS m/e:309(M+H)
+
【0358】
化合物162:5−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 9.35(m,1H)、8.05(m,1H)、7.95(m,1H)、7.37(m,1H)、7.30(m,1H)、7.18(bs,2H)、7.08(m,1H)、6.96(m,1H)、2.13(s,3H)ppm;MS m/e:342(M+H)
+
【0359】
化合物163:5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン;MS m/e:323(M+H+)
【0360】
化合物164:4−(3−クロロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チアゾール−2−アミン;MS m/e:327(M+H)
+
【0361】
化合物165:6−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)チアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.27(m,1H)、9.06(m,1H)、8.08(m,1H)、8.02(m,1H)、7.47(m,1H)、7.32(m,1H)、7.16(m,2H)、2.24(s,3H)ppm;MS m/e:327(M+H)
+
【0362】
化合物166:5−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−4−(3−クロロフェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.28(m,1H)、8.03(m,2H)、7.35(m,5H)ppm;MS m/e:344(M+H)
+
【0363】
化合物167:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チアゾール;MS m/e:310(M+H)
+
【0364】
化合物168:4−(3−クロロフェニル)−5−(1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.00(m,1H)、7.69(m,1H)、7.45(m,2H)、7.21(m,4H)ppm;MS m/e:327(M+H)
+
【0365】
化合物169:4−(3−クロロフェニル)−5−(キノキサリン−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.82(m,2H)、7.93(m,2H)、7.61(m,1H)、7.48(m,1H)、7.30(m,3H)ppm;MS m/e:339(M+H)
+
【0366】
化合物170:4−(4−フルオロフェニル)−5−(キノキサリン−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.81(m,2H)、7.91(m,1H)、7.60(m,2H)、7.45(m,2H)、7.05(m,2H)ppm;MS m/e:323(M+H)
+
【0367】
化合物171:5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 8.61(m,1H)、7.90(m,1H)、7.82(m,1H)、7.57(m,3H)、7.47(m,2H)、7.31(bs,2H)、6.97(m,1H)ppm;MS m/e:361(M+H)
+
【0368】
化合物172:4−(3−クロロフェニル)−5−(1H−インダゾール−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.05(m,1H)、7.75(m,1H)、7.48(m,2H)、7.40(m,1H)、7.32(m,2H)、7.02(m,1H)ppm;MS m/e:327(M+H)
+
【0369】
化合物173:5−(1H−インダゾール−6−イル)−4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン;MS m/e:323(M+H)
+
【0370】
化合物174:4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−(1H−インダゾール−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 7.99(m,1H)、7.71(m,2H)、7.56(m,1H)、7.48(m,2H)、7.36(m,1H)、7.22(m,1H)ppm;MS m/e:325(M+H)
+
【0371】
化合物175:5−(1H−インダゾール−5−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.00(m,1H)、7.66(m,1H)、7.42(m,1H)、7.28(m,1H)、7.19(m,1H)、7.13(m,1H)、6.86(m,1H)、2.14(s,3H)ppm;MS m/e:361(M+H)
+
【0372】
化合物176:5−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.23(m,1H)、7.97(m,2H)、7.72(m,1H)、7.56(m,2H)、7.41(m,2H)ppm;MS m/e:378(M+H)
+
【0373】
化合物177:5−(1H−インダゾール−5−イル)−4−(3−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 13.1(s,1H)、8.02(s,1H)、7.66(m,1H)、7.45(m,1H)、7.15(m,1H)、7.08(m,3H)、6.93(m,2H)、6.74(m,1H)ppm;MS m/e:323(M+H)
+
【0374】
化合物178:5−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−4−(3−フルオロフェニル)チアゾール−2−アミン
【0375】
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 9.22(m,1H)、7.96(m,2H)、7.39(m,1H)、7.20(m,3H)、6.99(m,1H)ppm;MS m/e:328(M+H)
+
【0376】
化合物179:4−(3−フルオロフェニル)−5−(1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.05(m,1H)、7.79(m,1H)、7.52(m,1H)、7.36(m,1H)、7.23(m,1H)、7.17(m,3H)ppm;MS m/e:311(M+H)
+
【0377】
化合物180:5−(キノキサリン−6−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 8.89(m,2H)、7.97(m,1H)、7.90(m,1H)、7.79(m,1H)、7.62(m,3H)、7.48(m,1H)ppm;MS m/e:373(M+H)
+
【0378】
化合物181:6−(4−(4−フルオロフェニル)チアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;MS m/e:313(M+H)
+
【0379】
化合物182:4−(4−メトキシフェニル)−5−(キノキサリン−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.87(s,1H)、8.01(m,2H)、7.62(m,1H)、7.38(m,2H)、6.97(m,2H)、3.82(s,3H)ppm;MS m/e:335(M+H)
+
【0380】
化合物183:4−(3−フルオロフェニル)−5−(キノキサリン−6−イル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(DMSO−d
6、300MHz) 8.88(m,2H)、7.97(m,1H)、7.87(m,1H)、7.58(m,1H)、7.30(m,1H)、7.19(m,3H)ppm;MS m/e:323(M+H)
+
【0381】
化合物184:5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−(3−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン;MS m/e:323(M+H)
+
【0382】
化合物185:5−(1H−インダゾール−6−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−アミン;
1H NMR(CD
3OD、300MHz) 8.06(m,1H)、7.75(m,2H)、7.68(m,1H)、7.61(m,1H)、7.52(m,2H)、7.01(m,1H)ppm;MS m/e:361(M+H)
+
【0383】
化合物186:5−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−4−(3−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン;MS m/e:340(M+H)
+
【0384】
化合物187:4−(3−フルオロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チアゾール−2−アミン;MS m/e:311(M+H)
+
【0385】
化合物188:4−(4−フルオロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−N−メチルチアゾール−2−アミン;MS m/e:325(M+H)
+
【0386】
実施例2:アルファスクリーン(AlphaScreen)(登録商標)シュアファイア(SureFire)(登録商標)SMAD3(p‐Ser423/425)アッセイ
内在性細胞のp−SMAD−3(Ser423/425)の細胞溶解液中のリン酸化を測定するのに、受容体活性化の両方のモジュレータ(例えば、アゴニストおよびアンタゴニスト)ならびに上流の事象の小型分子の阻害剤などの細胞内で作用する試剤をスクリーニングするためのシステムである、p−SMAD−3(Ser423/425)シュアファイア(登録商標)アッセイが設計された。該アッセイはクローン化または内在性のいずれかの受容体によるp−SMAD−3(Ser423/425)の活性化を測定し、初代細胞に適用され得る。
【0387】
p−SMAD−3(Ser423/425)シュアファイア(登録商標)アッセイプロトコル
工程A:バッファの調製
1X溶解バッファ:5X溶解バッファ(1ml)を滅菌水(4ml)で希釈した。希釈した後に、余剰分の1X溶解バッファは活性を喪失することなく5回まで凍結と解凍を行うことができる。
【0388】
活性化バッファ:該バッファは37℃までゆっくりと加温処理に付され、それを静かに混合して再び懸濁させた。活性化バッファは活性を喪失することなく室温で貯蔵され得る。
【0389】
反応バッファ:該バッファは使用中において4℃に保持された。
【0390】
アルファスクリーン(登録商標)プロテインA IgGキット:該キットは4℃の暗所で貯蔵された。
【0391】
反応バッファ+活性化バッファ+アルファスクリーン(登録商標)アクセプタビーズ:反応バッファ(40部)、活性化バッファ(10部)およびアクセプタビーズ(1部)を混合し、その混合物を室温で貯蔵してその日のうちに用いた。混合物を384−ウェルプレートに加え、余分な混合物は廃棄した。
【0392】
希釈バッファ+アルファスクリーン(登録商標)ドナービーズ:希釈バッファ(20部)およびドナービーズ(1部)を混合し、その混合物を室温で貯蔵してその日のうちに用いた。余分な混合物は廃棄した。
【0393】
アッセイ対照サンプル:水(250μl)で復元した後、溶解物は−20℃で単回使用のアリコートにて保持された。
【0394】
工程B:サンプルおよび細胞の調製
293FTおよびRMS13接着細胞についての96ウェルアッセイプロトコルが、手動で、あるいは液体処理ロボットを用いてハイスループットにて実施され得る。
【0395】
細胞(96ウェルプレートに付き80μLの細胞)をコラーゲン被覆の組織培養プレート中のRPMIまたはフリースタイル(FreeStyle)培地(Invitrogen)に入れ、一夜インキュベートした。手分析では、GDF8について6枚のプレート、TGFβについて6枚のプレート、そして任意のAlk5ca(構成的に活性なAlk5)について6枚のプレートを用いた。
【0396】
化合物の希釈プレートは次のようにして調製された:DMSO(12μL)を96ウェルプレートの第1列に移し、DMSO(16μL)を96ウェルプレートの第2〜12列に移した。12μLの化合物の溶液をDMSO含有の96ウェルプレートの第1列に移した。DMSO含有の96ウェルプレートの第10列まで3倍希釈を行った。
【0397】
工程C:処理および解析
細胞含有のプレートを化合物で約10分間処理し、次にリガンドを加えた。GDF8またはTGFbをプレートに加えて刺激させた。293FL細胞を37℃で90分間刺激させ、RMS13細胞を37℃で60分間刺激させた。次に細胞から培地を取り除き、1X溶解バッファ(約25μL)を添加し、そのプレートをプレート振盪器で5−10分間静かに揺り動かした。
【0398】
溶解物(5μL)を384ウェルの浅いプレートに入れ、気泡の発生を回避した。これに、反応バッファ+活性化バッファ+アルファスクリーン(登録商標)アクセプタービーズの混合物(5μL)を加えた。該プレートを付着性カバーで密封し、光を(例えば、金属ホイルで)遮断し、プレート振盪器で2時間にわたって室温で静かに揺り動かした。
【0399】
次に、希釈バッファ+アルファスクリーン(登録商標)ドナービーズ(2μL)を加え、そのプレートをプレート振盪器上でさらに1.5時間インキュベートさせた。終了後、該プレートをシナジー(Synergy)−4またはエンスピアー(Enspire)プレートリーダーでアルファスクリーン(登録商標)pSMAD3(登録商標)セッティングを用いて読み取った。
【0400】
GDF8(データ=GDF pSMAD(MPC11)(μM))およびTGF−β(データ=TGF−β pSMAD(MPC−11)(μM))のシグナル伝達の阻害についての代表的結果を次の表に示す:
【表104】
[この文献は図面を表示できません]
【表105】
[この文献は図面を表示できません]
【表106】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
各実施例および中間体について報告される分析用LC−MS/HPLC保持時間は、次の一般的な分析用LC−MS/HPLC条件の一つを用いる:
【0402】
方法A:カラム:ウォーターズ・アクイティ(Waters Acquity)UPLC BEH C18、2.1x50mm、1.7μm 粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水+0.1% TFA;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+0.1% TFA;温度:50℃;勾配:3分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで0.75分間保持する;流速:1.0mL/分;検出:UV(220nm)
【0403】
方法B:カラム:ウォーターズ・アクイティ・UPLC BEH C18、2.1x50mm、1.7μm 粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水+10mM NH
4OAc;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+10mM NH
4OAc;温度:50℃;勾配:3分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで0.75分間保持する;流速:1.0mL/分;検出:UV(220nm)
【0404】
方法C:カラム:ウォーターズ・アクイティ・UPLC BEH C18、2.1x50mm、1.7μm 粒子;移動相A:アセトニトリル+0.05%TFA;移動相B:水+0.05%TFA;温度:50℃;勾配:1.5分間にわたって2−98%Bとし、次に100%Bで0.1分間保持する;流速:0.8mL/分;検出:UV(220nm)
【0405】
方法D:カラム:フェノメネックス(Phenomenex)ルナ(LUNA)C18、30x2、3μm 粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水+10mM NH
4OAc;移動相B:95:5 アセトニトリル:水+10mM NH
4OAc;温度:50℃;勾配:3分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで0.75分間保持する;流速:1.0mL/分;検出:UV(220nm)
【0406】
方法E:フェノメネックス・ルナ(Phenomenex Luna)
2.0x50mM 3μmカラム;移動相A:10:90 メタノール:水+0.1%TFA;移動相B:90:10 メタノール:水+0.1%TFA;温度:50℃;勾配:4分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで1.0分間保持する;流速0.8mL/分;検出:UV(220nm)
【0407】
方法F:カラム:ウォーターズ・アクイティ・UPLC BEH C18(2.1x50mm)、1.7μ;移動相A:水中0.1%TFA;移動相B:0.1%TFA/アセトニトリル;勾配=1.1分間にわたって20−90%Bとし、次に90%Bで0.6分間保持する;温度:50℃;流速:0.7mL/分;検出:UV(220nm)
【0408】
方法G:カラム:ウォーターズ・アクイティ・UPLC BEH C18(2.1x50mm)、1.7μ、移動相A:10mM NH
4OAc/水:アセトニトリル(95:5);移動相B:10mM NH
4OAc/水:アセトニトリル(5:95)、勾配=1.1分間にわたって20−90%Bとし、次に90%Bで0.6分間保持する;温度:50℃;流速:0.7mL/分;検出:UV(220nm)
【0409】
方法H:カラム:アズセンティス・エクスプレス(Ascentis Express)C18(2.1x50mm)、2.7μ;移動相A:10mM NH
4OAc/水:アセトニトリル(95:5)、移動相B:10mM NH
4OAc/水:アセトニトリル(5:95)、勾配=3分間にわたって0−100%Bとする;温度:50℃;流速:1.1mL/分;検出:UV(220nm)
【0410】
方法I:カラム:アズセンティス・エクスプレス C18(50x2.1)mm、2.7μ;移動相A:水中0.1%TFA:アセトニトリル(95:5)、移動相B:水中0.1%TFA:アセトニトリル(5:95)、勾配=3分間にわたって0−100%Bとする;温度:50℃;流速:1.1mL/分;検出:UV(220nm)
【0411】
方法J:カラム:キネテックス(Kinetex)XB−C18(75x3mm) 2.6μ;移動相A:10mM HCO
2NH
4/水:アセトニトリル(98:2)、移動相B:10mM HCO
2NH
4/水:アセトニトリル(2:98)、勾配=4分間にわたって20−100%Bとし、次に100%Bで0.6分間保持する;温度:27℃;流速:1.0mL/分;検出:UV(220nm)
【0412】
方法K:カラム:ゾルバックス(ZORBAX)−SBC18(50x4.6mm) 5μ;移動相A:10mM HCO
2NH
4/水:アセトニトリル(98:2)、移動相B:10mM HCO
2NH
4/水:アセトニトリル(2:98)、勾配=4分間にわたって20−100%Bとし、次に100%Bで0.6分間保持する;温度:27℃;流速:1.5mL/分;検出:UV(220nm)
【0413】
方法L:カラム:ウォーターズ・エックス・ブリッジ(Waters X-Bridge)C18、19x150mm、5μ;移動相A:水中0.1%TFA;移動相B:アセトニトリル;勾配:25分間にわたって10−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:15mL/分
【0414】
方法M:カラム:イナートシル(Inertsil)ODS、250x20mm ID、5μ;移動相A:10mM NH
4OAc/水;移動相B:メタノール;勾配:25分間にわたって10−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:17mL/分
【0415】
方法N:カラム:イナートシル・ODS、150x4.6mm、5μ;移動相A:10mM NH
4OAc/水;移動相B:アセトニトリル;勾配:18分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:17mL/分
【0416】
方法O:カラム:サンファイア(Sunfire)C18、150x19mm ID、5μ;移動相A:10mM NH
4OAc/水;移動相B:アセトニトリル;勾配:18分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:17mL/分
【0417】
方法P:カラム:ウォーターズ・エックス・ブリッジC18、19x150mm、5μ;移動相A:10mM NH
4OAc/水;移動相B:アセトニトリル;勾配:18分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:17mL/分
【0418】
方法Q:カラム:イナートシル・ODS、250x20mm ID、5μ;移動相A:水中0.1%TFA;移動相B:アセトニトリル;勾配:25分間にわたって10−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:17mL/分
【0419】
方法R:カラム:シンメトリー(Symmetry) C8、300x19mm ID、7μ;移動相A:10mM NH
4OAc/水;移動相B:アセトニトリル;勾配:18分間にわたって0−100%Bとし、次に100%Bで5分間保持する;流速:17mL/分
スキーム1
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1A’:N’−(6−クロロピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチルホルムイミダミド
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
6−クロロピリダジン−3−アミン(7.3g、56ミリモル)の1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタナミン(7.9g、62ミリモル)中懸濁液を105℃で2時間加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、濃縮して
1A’(10.3g、100%)を黄褐色の固体として得た。MS(ES):m/z=185/187[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.38分間(HPLC方法C)
【0421】
中間体1B’:6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
1A’(10.3g、56ミリモル)のアセトニトリル(75mL)中懸濁液に、ブロモアセトニトリル(10.2g、80.5ミリモル)を添加した。その反応混合物を85℃で6時間加熱した。その懸濁液は溶液となり、次に再び懸濁液(HBr塩)となった。反応混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物をDCMで希釈し、ヒューニッヒ塩基(19.64mL、112ミリモル)で処理し、得られた溶液を室温で1時間攪拌し、濃縮した。その残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(220gレジセップ(RediSep)(登録商標)カラム、ヘキサン中0−55%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
1B’(10.2g、収率50.8%)を淡褐色の粉末として得た。MS(ES):m/z=179/181[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.63分間(HPLC方法C)
【0422】
中間体1C’:6−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
圧力ボトルに、トリブチル(ビニル)スタンナン(11.63g、36.7ミリモル)、
1B’(2.2g、12.22ミリモル)およびトルエン(15mL)に添加した。該溶液に窒素を2分間パージし、Pd(Ph
3P)
4(1.41g、1.222ミリモル)を加えた。反応混合物を105℃で一夜加熱し、室温に冷却し、真空下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(80gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中0−85%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
1C’(1.34g、収率64.4%)を淡褐色の粉末として得た。MS(ES):m/z=171[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.66分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.23(s,1H)、8.05(d,J=9.5Hz,1H)、7.54(d,J=9.5Hz,1H)、6.95(dd,J=17.8、11.0Hz,1H)、6.28(d,J=17.8Hz,1H)、5.85(d,J=11.0Hz,1H)
【0423】
中間体1D’:6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1C’(290mg、1.704ミリモル)の1,4−ジオキサン(12mL)および水(4mL)中溶液に、2,6−ルチジン(0.397mL、3.41ミリモル)、過ヨウ素酸ナトリウム(1458mg、6.82ミリモル)および4%四酸化オスミウム水溶液(0.401mL、0.051ミリモル)を添加した。該反応混合物を室温で4時間攪拌し、水およびDCMで希釈した。層を分離した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(80gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中15−65%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
1D’(210mg、収率71.6%)を得た。MS(ES):m/z=357.2;HPLC 保持時間 2.711(HPLC方法E);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 10.18(d,J=1.0Hz,1H)、8.44(s,1H)、8.27(dd,J=9.4、0.9Hz,1H)、7.92(d,J=9.3Hz,1H)
【0424】
中間体1E’:6−(((2,2−ジフルオロエチル)イミノ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1D’(210mg、1.22ミリモル)のDCM(10mL)中溶液に、無水硫酸マグネシウム(1175mg、9.76ミリモル)および2,2−ジフルオロエタナミン(109mg、1.342ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で4時間攪拌して濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物を精製することなく次の工程に用いた。MS(ES):m/z=236[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.43分間(HPLC方法D);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.55(s,1H)、8.31(s,1H)、8.18−8.02(m,2H)、6.19(t,J=4.3Hz,1H)、4.13(ddd,J=14.9、4.3、1.5Hz,2H)
【0425】
実施例1’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1E’(26mg、0.111ミリモル)のDMF(1mL)中溶液に、1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(32mg、0.111ミリモル)および炭酸カリウム(20mg、1.44ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し、EtOAcおよび水で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を濃縮した。その粗生成物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCを介して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
1’(18.1mg、収率44%)を得た。MS(ES):m/z=369[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.322および1.532分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.29(s,1H)、7.93(d,J=9.5Hz,1H)、7.83(s,1H)、7.56−7.47(m,2H)、7.18−7.04(m,3H)、6.38(t,J=3.8Hz,1H)、4.71(dd,J=13.9、3.6Hz,2H)
【0426】
スキーム2
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
中間体2A’:6−(((シス−3−ヒドロキシシクロブチル)イミノ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1D’(280mg、1.627ミリモル)のエタノール(10mL)中溶液に、シス−3−アミノシクロブタノール・塩酸塩(220mg、1.780ミリモル)およびTEA(340μL、2.440ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で6時間攪拌した。それは2時間後に懸濁液となった。該反応混合物を濃縮して残留物を得、それをさらに精製することなく次の工程に用いた。MS(ES):m/z=242[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.20分間(HPLC方法D);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.38(d,J=1.3Hz,1H)、8.28(s,1H)、8.16−8.02(m,2H)、4.29(t,J=7.3Hz,1H)、4.00−3.84(m,1H)、2.96−2.78(m,2H)、2.28−2.14(m,2H)
【0427】
実施例2’:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−シス−3−ヒドロキシシクロブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
2A’(200mg、0.829ミリモル)のDMF(2mL)中溶液に、1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(240mg、0.829ミリモル)および炭酸カリウム(115mg、0.829ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し、EtOAcおよび水で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。その濾液を濃縮し、その粗生成物をプレパラティブHPLCを介して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
2’(152mg、収率49%)を得た。MS(ES):m/z=375.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.997および1.218分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.64(s,1H)、8.32(d,J=9.2Hz,1H)、8.25(s,1H)、7.52(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.30(d,J=9.2Hz,1H)、7.14(t,J=8.8Hz,2H)、4.30(t,J=7.7Hz,1H)、3.90(d,J=5.9Hz,1H)、2.85−2.73(m,2H)、2.38−2.18(m,3H)
【0428】
表1に示される化合物は、仮にアミンが遊離塩基であるならば、実施例
1’と同様の方法にて調製され、アミンがHCl塩であるならば、中間体
1D’および1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンを用いて実施例
2’と同様の方法にて調製された。
【表107】
[この文献は図面を表示できません]
【表108】
[この文献は図面を表示できません]
【表109】
[この文献は図面を表示できません]
【表110】
[この文献は図面を表示できません]
【表111】
[この文献は図面を表示できません]
【表112】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
スキーム3
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
中間体32A’:4−メチルベンゼンスルフィン酸
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
4−メチルベンゼンスルフィン酸ナトリウム(25g、140ミリモル)を水(175mL)に溶かし、20分間攪拌した。その溶液をMTBE(15mL)で希釈し、濃HCl(11.69mL、140ミリモル)で処理した。得られた混合物を20分間攪拌し、2層を分離した。トルエン(約150mL)を有機層に加え、その有機層を大部分の溶媒が除去されるまで濃縮した(水浴温度<35℃)。次にヘプタン(約100mL)をその残留物に加え、白色の固体を沈降させた。固体を濾過し、濾過ケーキを適量のさらなるヘプタンで洗浄し、高真空下で乾燥させ、中間体
32A’(12.9g、収率58.9%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 12.38(brs,1H)、7.63−7.51(m,2H)、7.45−7.32(m,J=7.8Hz,2H)、2.38(s,3H)
【0430】
中間体32B’:N−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(トシル)メチル)ホルムアミド
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
3−クロロ−4−フルオロベンズアルデヒド(7.0mL、59.6ミリモル)のトルエン(27.4mL)およびアセトニトリル(27.4mL)中溶液に、ホルムアミド(5.93mL、149ミリモル)、TMS−Cl(8.38mL、65.6ミリモル)および中間体
32A’(12.66g、81ミリモル)を添加した。その反応混合物を油浴にて50℃で16時間加熱し、室温に冷却し、水(約20mL)を添加することでクエンチさせ、沈殿物を生成した。次に該混合物にMTBE(約15mL)を加え、該混合物を数分間攪拌し、濾過した。濾過ケーキを水で洗浄し、次に風乾させた。それをシリカゲルクロマトグラフィー(220gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中5−90%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
32B’(12.9g、収率63.3%)を白色の固体として得た。MS(ES):m/z=341.9[M+H]
+;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.75(d,J=10.8Hz,1H)、7.98(d,J=1.0Hz,1H)、7.91−7.81(m,1H)、7.79−7.69(m,2H)、7.67−7.58(m,1H)、7.53−7.41(m,3H)、6.55(d,J=10.5Hz,1H)、2.46−2.39(m,3H)
【0431】
中間体32C’:2−クロロ−1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
32B’(12.58g、36.8ミリモル)のTHF(184mL)中溶液に、POCl
3(8.58mL、92ミリモル)を室温で添加した。その反応混合物を30分間攪拌し、0℃に冷却し、2,6−ルチジン(27.9mL、239ミリモル)で処理した。得られた混合物を0℃で1時間、ついで室温で16時間攪拌した。反応物を氷冷したNaHCO
3水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した(3x125mL)。有機層を合わせ、1N水性HClで、つづいてNaHCO
3飽和水溶液、水およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して固体を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(120gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中0−25%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
32C’(8.5g、収率71.3%)を淡黄色の固体として得た。MS(ES):m/z=322.2[M−H]
+;HPLC 保持時間 2.67分間(HPLC方法D);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 7.71(d,J=8.3Hz,3H)、7.66−7.55(m,3H)、7.51(dd,J=6.9、2.1Hz,1H)、7.40(dt,J=4.3、2.0Hz,1H)、2.48(s,3H)
【0432】
中間体32D’:6−(((2−ヒドロキシエチル)イミノ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
2−アミノエタノール(0.257mL、4.25ミリモル)のエタノール(19.3mL)およびDCM(19.3mL)中溶液に、中間体
1D’(0.665g、3.86ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で16時間攪拌し、減圧下で濃縮乾固させ(水浴温度<25℃)、中間体
32D’(0.84g、粗製物)を得た。MS(ES):m/z=216.04[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.46分間(HPLC方法D)。中間体は、さらに精製することなく、次の工程に直接的に使用するのに十分に純粋であった。
【0433】
実施例32’:6−(4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
32D’(0.84g、粗製物)に、炭酸カリウム(0.694g、5.02ミリモル)および中間体
32C’(1.25g、3.86ミリモル)のDMF(約10mL)中溶液を添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。次に得られた沈殿物を濾過し、濾過ケーキをDCMで濯いだ。濾液を合わせ、減圧下で濃縮して粗シロップを得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(120gレジセップ(登録商標)カラム、EtOAc中1−5%勾配のMeOHで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを蒸発させて実施例
32’(1.4g、収率94%)を淡黄色の固体として得た。MS(ES):m/z=383.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.27分間および1.36分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.65(s,1H)、8.33(d,J=9.3Hz,1H)、8.00(s,1H)、7.75(dd,J=7.3、2.3Hz,1H)、7.46−7.28(m,3H)、4.84(t,J=5.4Hz,1H)、4.40−4.15(m,3H)、3.45(dd,J=7.0、5.3Hz,1H)
【0434】
表2に示される化合物は、仮にアミンが遊離塩基であるならば、実施例
1’と同様の方法にて調製され、アミンがHCl塩であるならば、中間体
1D’および
32C’を用いて実施例
2’と同様にして調製された。
【表113】
[この文献は図面を表示できません]
【表114】
[この文献は図面を表示できません]
【表115】
[この文献は図面を表示できません]
【表116】
[この文献は図面を表示できません]
【表117】
[この文献は図面を表示できません]
【表118】
[この文献は図面を表示できません]
【表119】
[この文献は図面を表示できません]
【表120】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
スキーム4
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
中間体65A’:N’−(5−ブロモピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムイミダミド
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
5−ブロモピリジン−2−アミン(12g、69.4ミリモル)および1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタナミン(12.84mL、90ミリモル)のMeOH(72.2mL)中溶液を油浴中70℃で16時間加熱した。反応混合物を減圧下で略乾固するまで蒸発させて油状物を得た。その油状物をヘキサンに溶かし、その溶液を蒸発乾固させ、中間体
65A’(15.66g、収率>99%)を固体として得た。MS(ES):m/z=228/230.0[M+H]
+。その固体をさらに精製することなく環化工程にて直接的に用いた。
【0436】
中間体65B’:6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
65A’(12.0g、52.6ミリモル)および重炭酸ナトリウム(13.26g、158ミリモル)の2−プロパノール(133mL)中懸濁液に、2−ブロモアセトニトリル(9.46mL、132ミリモル)を添加した。反応混合物を油浴中にて100℃で12時間加熱した。次に該反応物を水(約250mL)中に注ぎ、該混合物を室温で1時間攪拌した。固体を濾過し、その濾過ケーキを濾液の色が明黄色となるまで水で洗浄した。該固体を高真空下で乾燥させ、中間体
65B’(8.0g、収率68.5%)を暗色の固体として得た。MS(ES):m/z=222/224.0[M+H]
+
【0437】
中間体65C’:6−ビニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
65C’は、中間体
65B’をトリブチル(ビニル)スタンナンとカップリングさせることにより中間体
1C’と同様にして合成された。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(120gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中10−60%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
65C’(1.625g、収率82%)を得た。MS(ES):m/z=170.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.74(s,1H)、8.44(s,1H)、7.93(dd,J=9.4、1.6Hz,1H)、7.84(d,J=9.5Hz,1H)、6.92(dd,J=17.8、11.0Hz,1H)、6.05(d,J=17.6Hz,1H)、5.45(d,J=11.0Hz,1H)
【0438】
中間体65D’:6−ホルミルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
65D’は、中間体
65C’をOsO
4/NaIO
4で処理することにより中間体1D’と同様にして調製された。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中40−60%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
65D’(0.24g、収率95%)を得た。MS(ES):m/z=172.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 10.14(d,J=0.8Hz,1H)、9.52(dd,J=1.6、0.9Hz,1H)、8.63(s,1H)、8.01−7.92(m,1H)、7.91−7.82(m,1H)
【0439】
実施例65’:6−(1−シクロブチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
65’は、中間体
65D’をシクロブタンアミンで処理して、まずイミン中間体
65E’を形成し、つづいて中間体
65E’を1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンと反応させることにより、実施例
1’(スキーム1)と同様にして合成された。その粗生成物はプレパラティブHPLCを介して精製された。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
65’(56.2mg、収率63.15%)を得た。MS(ES):m/z=358.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.099分間および1.666分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.18(s,1H)、8.88(s,1H)、8.57(s,1H)、7.98(d,J=9.5Hz,1H)、7.57−7.41(m,3H)、7.31−7.12(m,2H)、4.69(t,J=8.3Hz,1H)、2.46(d,J=9.9Hz,2H)、2.26−2.12(m,2H)、1.82−1.65(m,2H)
【0440】
表3に示される化合物は、仮にアミンが遊離塩基であるならば、実施例
1’と同様の方法にて調製され、アミンがHCl塩であるならば、アルデヒド中間体
65D’および1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンを用いて実施例
2’と同様の方法にて調製された。
【表121】
[この文献は図面を表示できません]
【表122】
[この文献は図面を表示できません]
【表123】
[この文献は図面を表示できません]
【表124】
[この文献は図面を表示できません]
【表125】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
表4に示される化合物は、仮にアミンが遊離塩基であるならば、実施例
1’と同様の方法にて調製され、アミンがHCl塩であるならば、中間体アルデヒド
65D’および
32C’を用いて実施例
2’と同様の方法にて調製された。
【表126】
[この文献は図面を表示できません]
【表127】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
スキーム5
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
実施例102’:6−(1−(3−フルオロシクロブチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
2’(144mg、0.385ミリモル)のDCM(10mL)中溶液に、DAST(0.203mL、1.539ミリモル)を−78℃の窒素下で添加した。反応混合物を一夜にわたって徐々に室温まで加温させ、NaHCO
3飽和水溶液でゆっくりとクエンチさせた。該混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCを通して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
102’(31.5mg、収率21%)を得た。MS(ES):m/z=377.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.186分間および1.524分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.64(s,1H)、8.40−8.22(m,2H)、7.53(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.26(d,J=9.2Hz,1H)、7.16(t,J=8.8Hz,2H)、5.52−5.29(m,1H)、5.16(t,J=7.7Hz,1H)、3.03−2.84(m,2H)、2.84−2.68(m,2H)
【0443】
表5に示される化合物はDASTを用いて実施例
102’と同様の方法にて調製された。実施例
103’は実施例
6’より、実施例
104’は実施例
39’より合成された。
【表128】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
スキーム6
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
実施例105’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシアミド
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
バイアルに、TFA(0.063mL、0.815ミリモル)および濃硫酸(0.014mL、0.272ミリモル)を添加した。得られた混合物を5分間攪拌させ、つづいて実施例
1’(25mg、0.068ミリモル)のTFA(0.5mL)中溶液を添加した。反応混合物を85℃で2時間加熱した。その反応混合物を室温に冷却して濃縮した。残留物NaHCO
3飽和水溶液で中和し、DCMで希釈した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮した。その粗生成物をDMFおよびメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
105’(9mg、収率34%)を得た。MS(ES):m/z=387.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.679分間および1.763分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.58(s,1H)、8.06(d,J=9.5Hz,1H)、7.84(s,1H)、7.56−7.42(m,2H)、7.18−6.89(m,3H)、6.07(t,J=3.0Hz,1H)、5.93(t,J=3.0Hz,1H)、4.61(dd,J=14.8、3.0Hz,2H)
【0445】
表6に示される化合物は対応するシアノ化合物をTFAおよび硫酸と一緒に加熱することにより実施例
105’と同様の方法にて調製された。
【表129】
[この文献は図面を表示できません]
【表130】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
表7に示される化合物は対応するシアノ化合物をTFAおよび硫酸と一緒に加熱することにより実施例
105’と同様の方法にて調製された。
【表131】
[この文献は図面を表示できません]
【表132】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
表8に示される化合物は対応するシアノ化合物をTFAおよび硫酸と一緒に加熱することにより実施例
105’と同様の方法にて調製された。
【表133】
[この文献は図面を表示できません]
【0448】
スキーム7
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
実施例123’:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−シス−3−ヒドロキシシクロブチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシアミド
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
2’(50mg、0.134ミリモル)のMeOH(1mL)およびTHF(1mL)中溶液に、KOHの4M溶液(2滴)およびH
2O
2の30%水溶液(0.041mL、1.336ミリモル)を滴下して加えた。該反応混合物を室温で1時間攪拌し、1N HClの1N溶液で中和し、DCMで希釈した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を濃縮した。その粗生成物をDMFとメタノールとの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例123’(12.5mg、収率24%)を得た。MS(ES):m/z=393.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.954分間および1.096分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.35(s,1H)、8.30(d,J=9.5Hz,1H)、8.02(s,1H)、7.85(s,2H)、7.49(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.25(d,J=9.5Hz,1H)、7.13(t,J=8.8Hz,2H)、4.30−4.19(m,2H)、1.72−1.52(m,2H)、0.96(s,6H)
【0449】
表9に示される化合物は、水酸化カリウム、過酸化水素および対応するシアノ化合物を用いて、実施例
123’と同様の方法にて調製された。
【表134】
[この文献は図面を表示できません]
【表135】
[この文献は図面を表示できません]
【表136】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
表10に示される化合物は、水酸化カリウム、過酸化水素および対応するシアノ化合物を用いて、実施例
123’と同様の方法にて調製された。
【表137】
[この文献は図面を表示できません]
【表138】
[この文献は図面を表示できません]
【表139】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
表11に示される化合物は、水酸化カリウム、過酸化水素および対応するシアノ化合物を用いて、実施例
123’と同様の方法にて調製された。
【表140】
[この文献は図面を表示できません]
【表141】
[この文献は図面を表示できません]
【表142】
[この文献は図面を表示できません]
【表143】
[この文献は図面を表示できません]
【表144】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
表12に示される化合物は、仮にアミンが遊離塩基であるならば、実施例
2’と同様の方法にて調製され、アミンがHCl塩であるならば、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルバルデヒドおよび中間体
32C’を用いて調製された。
【表145】
[この文献は図面を表示できません]
【表146】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
スキーム8
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
中間体188A’:1−((2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)アミノ)シクロプロパンカルボニトリル
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(3.0g、13.82ミリモル)およびDIPEA(7.24mL、41.5ミリモル)のNMP(55.3mL)中溶液に、1−アミノシクロプロパンカルボニトリル・HCl(1.859g、15.20ミリモル)を加え、反応混合物を室温で一夜攪拌した。出発物質の消費が完全でないため、その混合物を油浴にて70℃で1時間加熱し、室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した(2x50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下(水浴温度約25℃)で濃縮し、その残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、30%EtOAc/ヘキサンで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
188A’(1.66g、収率54.97%)を油状物として得た。MS(ES):m/z=219.15[M+H]
+;HPLC 保持時間 2.903分間(HPLC方法E)
【0454】
中間体188B’:N−(1−シアノシクロプロピル)−N−(2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)ホルムアミド
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
酢酸ギ酸無水物(参考文献:Journal of Organic Chemistry, 2007, 72(16), 6135-6142):無水酢酸(37.0mL)およびギ酸(18.07mL)を油浴(浴温度 55℃)にて2時間加熱し、酢酸ギ酸無水物を形成させ、それを何ら精製または解析することなく、反応に用いた。
【0455】
上記の酢酸ギ酸無水物を中間体
188A’(1.66g、7.61ミリモル)に加え、得られた反応混合物の加熱を55−60℃で14時間続けた。次に該混合物を氷浴中で冷却し、NaHCO
3飽和水溶液で細心の注意を払ってpHを約8の塩基性にし、EtOAcで抽出した(3x50mL)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、中間体
188B’(1.787g、収率95%、粗製物)を半固体として得た。MS(ES):m/z=269.1[M+Na]
+;HPLC 保持時間 2.575分間(HPLC方法E);それをさらに精製することなく次の工程に直接用いた。
【0456】
中間体188C’:1−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)シクロプロパンカルボニトリル
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
188B’(1.787g、7.26ミリモル)およびNH
4OAc(5.65g、72.6ミリモル)のキシレン(72.6mL)中溶液を、密封した試験管中、油浴にて140℃で2時間加熱した。溶媒の体積を1/2に濃縮し、濃縮した反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、40%EtOAc/DCMで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
188C’(0.97g、収率58.8%)を褐色の固体として得た。MS(ES):m/z=228.12[M+H]
+;HPLC 保持時間 2.503分間(HPLC方法E)
【0457】
中間体188D’:1−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)シクロプロパンカルボニトリル
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
188C’(0.125g、0.550ミリモル)のDCM(5.50mL)中溶液に、NBS(0.109g、0.605ミリモル)を添加した。該反応混合物を室温で45分間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、20%EtOAc/DCMで溶出)に付して精製し、中間体
188D’(0.146g、収率87%)を固体として得た。MS(ES):m/z=306/308[M+H]
+;HPLC 保持時間 3.445分間(HPLC方法E)
【0458】
実施例188’:1−(4−(4−フルオロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−1H−イミダゾール−1−イル)シクロプロパンカルボニトリル
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
188D’(0.03g、0.098ミリモル)および6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(参考文献:US2015/0038506A1)(0.048g、0.196ミリモル)のK
3PO
4の2M水溶液(0.147mL、0.294ミリモル)および1,4−ジオキサン(1.0mL)中の脱気処理に付した懸濁液に、PdCl
2(dppf)(7.17mg、9.80マイクロモル)を添加した。該混合物を2分間再び脱気処理に供し、次に油浴中にて85℃で16時間加熱した。該反応混合物を減圧下で濃縮乾固させ、残留物をDCMで抽出した(3x5mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、その粗残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ実施例
188’(0.026g、収率64.4%)を得た。MS(ES):m/z=345.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.01分間および1.374分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.40(brs,1H)、8.29(s,1H)、8.20(d,J=7.3Hz,1H)、7.95(brs,1H)、7.51(dd,J=8.6、5.7Hz,2H)、7.18(t,J=9.0Hz,2H)、7.10(d,J=7.7Hz,1H)、1.85−1.70(m,4H)
【0459】
スキーム9
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
中間体189A’:1−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)シクロプロパンカルバルデヒド・2TFA
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
188C’(0.65g、2.86ミリモル)の−78℃でのトルエン(22.88mL)中溶液に、DIBAL−H(5.72mL、5.72ミリモル、THF中1M溶液)を滴下して加えた。該反応混合物をその温度で30分間攪拌し、次に室温で1時間攪拌した。反応物をMeOHおよびNa
2SO
4飽和水溶液でクエンチさせた。得られた混合物を30分間攪拌させ、その無機物を濾過した。濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を合わせ、分離漏斗に移し、2層を分離した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、その残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
189A’(0.368g、収率28.1%)をビス−TFA塩として得た。MS(ES):m/z=231.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 3.053分間(HPLC方法D)
【0460】
中間体189B’:1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
189A’(0.343g、0.748ミリモル)のDCM(7.5mL)中溶液に、DAST(0.3mL、2.245ミリモル)を添加し、該反応混合物を室温で4時間攪拌した。その混合物をいくらかの氷水でクエンチさせた。2層を分離し、水層をDCMで抽出した。有機層を合わせ、NaHCO
3飽和水溶液(2x10mL)およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(24gレジセップ(登録商標)カラム、30−50%の勾配のEtOAc/DCMで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
189B’(0.15g、収率79%)を無色の油状物として得た。MS(ES):m/z=253.09[M+H]
+;HPLC 保持時間 2.548分間(HPLC方法E)
【0461】
中間体189C’:5−ブロモ−1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
189B’(0.15g、0.595ミリモル)のDCM(5.95mL)中溶液に、NBS(0.118g、0.654ミリモル)を添加し、その反応混合物を室温で一夜攪拌した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、25%EtOAc/DCMで溶出)に直に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
189C’(0.158g、収率80%)を無色の油状物として得た。MS(ES):m/z=331/333[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.97分間(HPLC方法C)
【0462】
実施例189’:6−(1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
189’が、中間体189C’と6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イルイミダゾ[1,2−b]ピリダジンとの間のスズキカップリングを通して、実施例
188’と同様にして合成された。残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
189’(0.007g、収率16.91%)を得た。MS(ES):m/z=370.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.116分間および1.551分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.41(s,1H)、8.15(d,J=9.5Hz,1H)、8.09(s,1H)、7.88(d,J=0.7Hz,1H)、7.45(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.15(t,J=8.8Hz,2H)、7.07(d,J=9.5Hz,1H)、6.28(s,1H)、1.39(brs,2H)、1.30−1.21(m,2H)
【0463】
スキーム10
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
中間体190A’:tert−ブチル 3−(((3−シアノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)メチrエン)アミノ)アゼチジン−1−カルボキシラート
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1D’(0.81g、4.71ミリモル)のDCM(30mL)中溶液に、硫酸マグネシウム(5.66g、47.1ミリモル)およびtert−ブチル 3−アミノアゼチジン−1−カルボキシラート(0.851g、4.94ミリモル)を加えた。その懸濁液を室温で一夜攪拌し、濾過し、DCMで洗浄した。濾液を合わせ、濃縮してその粗生成物を精製することなく次の工程において直に用いた。MS(ES):m/z=325.2[M−H]
+;HPLC 保持時間 1.573分間(HPLC方法D)
【0464】
中間体190B’:tert−ブチル 3−(5−(3−シアノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190A’(1.52g、4.7ミリモル)のDMF(10mL)中溶液に、炭酸カリウム(0.780g、5.65ミリモル)および1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(1.361g、4.71ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し、EtOAcおよび水で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(80gレジセップ(登録商標)カラム、DCM中10−100%勾配のBで溶出(B:DCM中10%))に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
190B’(1.1g、収率51%)を得た。MS(ES):m/z=460.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.78分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.30(s,1H)、8.11(s,1H)、7.92(d,J=9.5Hz,1H)、7.53−7.43(m,2H)、7.20−7.03(m,3H)、5.40(ddd,J=7.8、5.1、2.6Hz,1H)、4.56(t,J=8.7Hz,2H)、4.25(dd,J=9.8、5.0Hz,2H)、1.50(s,9H)
【0465】
中間体190C’:6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190B’(500mg、1.008ミリモル)のDCM中溶液に、TFA(2mL)を添加した。その反応混合物を室温で一夜攪拌し、濃縮した。残留物をDCMおよびNaHCO
3飽和水溶液で希釈した。層を分離し、水層をDCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物を次の工程に用いた。少量のその粗材料をプレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させ、実施例
190C’を得た。MS(ES):m/z=360.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.076分間および1.092分間(各々、HPLC方法AおよびB)
【0466】
実施例190’:メチル 3−(5−(3−シアノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
190C’(45mg、0.114ミリモル)およびヒューニッヒ塩基(0.060mL、0.341ミリモル)のTHF(4mL)中溶液に、メチル カルボノクロリダート(12.89mg、0.136ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し て濃縮した。残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
190’(15.8mg、収率33%)を得た。MS(ES):m/z=418.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.26分間および1.404分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.64(s,1H)、8.53(s,1H)、8.32(d,J=9.5Hz,1H)、7.54(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.27(d,J=9.5Hz,1H)、7.16(t,J=8.8Hz,2H)、5.28(t,J=7.0Hz,1H)、4.36(brs,4H)、3.59(s,3H)
【0467】
実施例191’:6−(1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190C’(45mg、0.064ミリモル)のTHF中溶液に、ピリジン(31.1μL、0.385ミリモル)および塩化アセチル(15.11mg、0.192ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し、次に濃縮した。残留物をDMFとメタノールとの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
191’(10.5mg、収率39%)を得た。MS(ES):m/z=402.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.066分間および1.244分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.65(s,1H)、8.52(s,1H)、8.32(d,J=9.2Hz,1H)、7.55(dd,J=8.6、5.7Hz,2H)、7.27(d,J=9.5Hz,1H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、5.27(t,J=5.9Hz,1H)、4.65−4.51(m,2H)、4.35−4.24(m,2H)、1.81(s,3H)
【0468】
実施例192’:6−(1−(1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190C’(45mg、0.125ミリモル)のTHF(5mL)中溶液に、ピリジン(0.051mL、0.626ミリモル)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(13.09mg、0.125ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で一夜攪拌し、次に濃縮した。その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
192’(10.5mg、収率39%)を得た。MS(ES):m/z=428.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.186分間および1.402分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.65(s,1H)、8.54(s,1H)、8.33(d,J=9.5Hz,1H)、7.55(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.29(d,J=9.5Hz,1H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、5.34(t,J=7.5Hz,1H)、4.81−4.70(m,1H)、4.66(brs,1H)、4.32(brs,2H)、1.63−1.47(m,1H)、0.81−0.64(m,4H)
【0469】
実施例193’:N−(tert−ブチル)−3−(5−(3−シアノイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシアミド
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190C’(40mg、0.101ミリモル)のDMF(1mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.053mL、0.303ミリモル)および2−イソシアナト−2−メチルプロパン(15.03mg、0.152ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌した。その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
193’(21.4mg、収率46%)を得た。MS(ES):m/z=459.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.4分間および1.576分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.65(s,1H)、8.41(s,1H)、8.33(d,J=9.5Hz,1H)、7.55(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.28(d,J=9.5Hz,1H)、7.17(t,J=9.0Hz,2H)、5.19(t,J=5.5Hz,1H)、4.23(t,J=8.4Hz,2H)、4.10(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、1.24(s,9H)
【0470】
実施例194’:6−(1−(1−(シアノメチル)アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190C’(45mg、0.125ミリモル)のDMF中溶液に、2−ブロモアセトニトリル(45.1mg、0.376ミリモル)および炭酸カリウム(34.6mg、0.250ミリモル)を加えた。その反応混合物を室温で一夜攪拌し、濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を濃縮し、その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
194’(25.6mg、収率51%)を得た。MS(ES):m/z=399.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.12分間および1.384分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.64(s,1H)、8.38(s,1H)、8.31(d,J=9.5Hz,1H)、7.54(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.27(d,J=9.2Hz,1H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、5.03(t,J=6.6Hz,1H)、3.88−3.71(m,2H)、3.77(s,2H)、3.71−3.52(m,2H)
【0471】
スキーム11
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
中間体195A’:tert−ブチル 3−(5−(3−カルバモイルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
190B’(300mg、0.653ミリモル)のMeOH(10mL)およびTHF(10mL)中溶液に、水酸化カリウムの4M溶液(0.326mL、1.306ミリモル)およびH
2O
2の30%溶液(0.667mL、6.53ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌して濃縮した。その残留物を1N HClで注意してpH7に中和し、DCMおよびNaHCO
3飽和水溶液で希釈した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
195A’(248mg、収率79%)を得た。MS(ES):m/z=478.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.162分間および1.387分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.47(s,1H)、8.36(s,1H)、8.30(d,J=9.2Hz,1H)、7.83(brs,2H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.22(d,J=9.2Hz,1H)、5.27(t,J=7.0Hz,1H)、4.22(d,J=8.1Hz,4H)、1.38(s,9H)
【0472】
中間体195B’:6−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシアミド
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
195A’(248mg、0.52ミリモル)のDCM(12mL)中溶液に、TFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌して濃縮した。その粗材料をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
195B’(248mg、収率79%)を得た。MS(ES):m/z=378.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.825分間および0.962分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.36(s,1H)、8.38(s,1H)、8.30(d,J=9.2Hz,1H)、7.88(brs,2H、NH
2)、7.81(brs,1H、NH)、7.54−7.45(m,2H)、7.21(d,J=9.5Hz,1H)、7.18−7.08(m,2H)、5.24−5.12(m,1H)、3.87−3.76(m,2H)、3.76−3.60(m,2H)
【0473】
実施例195’:6−(1−(1−(tert−ブチルカルバモイル)アゼチジン−3−イル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシアミド
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
195B’(30mg、0.042ミリモル)のDMF(1mL)中溶液に、TEA(5.81μL、0.042ミリモル)および2−イソシアナト−2−メチルプロパン(4.13mg、0.042ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
195’(15.7mg、収率79%)を得た。MS(ES):m/z=477.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.058分間および1.252分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.36(d,J=2.2Hz,2H)、8.30(d,J=9.2Hz,1H)、7.83(s,2H)、7.51(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.23(d,J=9.5Hz,1H)、7.15(t,J=8.8Hz,2H)、5.24(s,1H)、4.22−4.07(m,2H)、4.02(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、1.28−1.13(m,9H)
【0474】
スキーム12
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
中間体196A’:(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メタナミン
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
1’(110mg、0.299ミリモル)のMeOH(60mL)中懸濁液(MeOH中2M NH
3溶液)に、窒素下にてラニーニッケルを添加した。反応混合物を室温にて50psi水素に一夜曝した。反応混合物をセライト(登録商標)のパッドに通し、MeOHで洗浄した。濾液を濃縮し、その粗材料をMeOHに溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて中間体
196A’を得た。MS(ES):m/z=373.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.926分間および1.103分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.13−7.97(m,2H)、7.75(brs,1H)、7.50(dd,J=8.4、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=8.8Hz,2H)、6.93(d,J=8.4Hz,1H)、6.41(t,J=14.7Hz,1H)、4.77(t,J=14.7Hz,2H)、4.11(brs,2H)
【0475】
実施例196’:(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メタナミン
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
196A’(35mg、0.072ミリモル)のギ酸エチル(267mg、3.60ミリモル)中溶液を70℃で6時間加熱し、室温に冷却して濃縮した。その残留物をTHF(5mL)に溶かした。BH
3−ジメチルスルフィド(0.014mL、0.144ミリモル)を加え、その反応混合物を70℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、MeOHで注意してクエンチした。反応混合物を室温で1時間攪拌し、ついで濃縮した。その粗材料をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
196’(10.4mg、収率37%)を得た。MS(ES):m/z=387.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.952分間および1.063分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.09−7.98(m,2H)、7.86−7.72(m,1H)、7.49(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、6.96(d,J=9.5Hz,1H)、6.41(m,1H)、4.85−4.67(m,2H)、4.07(s,1H)、3.1(s,3H)
【0476】
実施例197’:N−((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)アセトアミド
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
196A’(30mg、0.081ミリモル)のTHF(5mL)中溶液に、ピリジン(0.014mL、0.177ミリモル)および無水酢酸(9.87mg、0.097ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し、MeOHでクエンチさせて濃縮した。残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
197’(19.8mg、収率59%)を得た。MS(ES):m/z=415.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.982分間および1.247分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.04(s,1H)、7.77(s,1H)、7.56−7.45(m,2H)、7.18(t,J=8.8Hz,2H)、6.95(d,J=9.5Hz,1H)、6.39(m,1H)、4.90−4.74(m,2H)、4.66(d,J=5.1Hz,2H)、1.86(s,3H)
【0477】
実施例198’:N−((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシアミド
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
196A’(30mg、0.081ミリモル)のTHF(5mL)中溶液に、ピリジン(0.014mL、0.177ミリモル)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(10.11mg、0.097ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で2時間攪拌し、MeOHでクエンチして濃縮した。その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
198’(25mg、収率70%)を得た。MS(ES):m/z=441.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.066分間および1.378分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.04(s,1H)、7.77(s,1H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=8.8Hz,2H)、6.96(d,J=9.5Hz,1H)、6.35(m,1H)、4.88−4.74(m,2H)、4.70(d,J=5.5Hz,2H)、1.65−1.51(m,1H)、0.73−0.63(m,4H)
【0478】
実施例199’:1−(tert−ブチル)−3−((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)尿素
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
196A’(25mg、0.067ミリモル)のTHF(3mL)中溶液に、2−イソシアナト−2−メチルプロパン(6.66mg、0.067ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で30分間攪拌し、MeOHでクエンチさせて濃縮した。その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
199’(14.4mg、収率45%)を得た。MS(ES):m/z=472.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.203分間および1.515分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.13−7.96(m,2H)、7.70(s,1H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=8.8Hz,2H)、6.94(d,J=9.5Hz,1H)、6.39(m,1H)、6.18(t,J=5.9Hz,1H)、5.76(s,1H)、4.89−4.72(m,2H)、4.59(d,J=5.5Hz,2H)、1.21(s,9H)
【0479】
実施例200’:メチル ((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)カルバマート
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0480】
中間体
196A’(30mg、0.081ミリモル)のTHF(1mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.028mL、0.161ミリモル)およびメチル カルボノクロリダート(11.42mg、0.121ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で1時間攪拌して濃縮した。残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させ、実施例
200’(21.2mg、収率60%)を得た。MS(ES):m/z=431.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.046分間および1.362分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.14−7.96(m,2H)、7.82−7.66(m,2H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=8.8Hz,2H)、6.95(d,J=9.5Hz,1H)、6.37(m,1H)、4.88−4.72(m,2H)、4.62(d,J=5.5Hz,2H)、2.55(s,3H)
【0481】
実施例201’:イソプロピル ((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)カルバマート
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
196A’(30mg、0.081ミリモル)のTHF(1mL)中溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.028mL、0.161ミリモル)およびイソプロピル カルボノクロリダート(0.121mL、0.121ミリモル、トルエン中1M溶液)を添加した。該反応混合物を室温で一夜攪拌し、MeOHでクエンチさせて濃縮した。その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて、実施例
201’(25.6mg、収率69%)を得た。MS(ES):m/z=459.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.223分間および1.568分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.14−7.92(m,2H)、7.73(s,1H)、7.60(brs,1H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=9.0Hz,2H)、6.95(d,J=9.5Hz,1H)、6.38(m,1H)、4.89−4.73(m,3H)、4.60(d,J=5.5Hz,2H)、3.39(d,J=7.0Hz,1H)、1.15(d,J=6.2Hz,6H)
【0482】
実施例202’:N−((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)ピバラミド
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
196A’(30mg、0.081ミリモル)のCH
2Cl
2(5mL)中溶液に、ピリジン(0.013mL、0.161ミリモル)および塩化ピバロイル(14.57mg、0.121ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、MeOHでクエンチさせて濃縮した。その残留物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
202’(22.5mg、収率61%)を得た。MS(ES):m/z=457.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.21分間および1.579分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.09(d,J=9.5Hz,1H)、8.05−7.96(m,2H)、7.68(s,1H)、7.48(dd,J=8.6、5.7Hz,2H)、7.18(t,J=9.0Hz,2H)、6.95(d,J=9.2Hz,1H)、4.79(d,J=3.3Hz,2H)、4.68(d,J=5.5Hz,2H)、1.11(s,9H)
【0483】
スキーム13
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
実施例203’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−N−ヒドロキシイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシイミダミド
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
1’(0.045g、0.122ミリモル)のEtOH(1.2mL)中懸濁液に、TEA(0.026mL、0.183ミリモル)およびヒドロキシルアミン・塩酸塩(9.34mg、0.134ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で18時間攪拌し、次にプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
203’(0.043g、収率83%)を得た。MS(ES):m/z=402.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.943分間および1.269分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.13(d,J=9.2Hz,1H)、8.04(d,J=8.4Hz,2H)、7.51(dd,J =8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=8.8Hz,2H)、7.00(d,J=9.5Hz,1H)、6.46(s,1H)、6.02(s,2H)、4.76(t,J=15.2Hz,2H)
【0484】
スキーム14
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
中間体204A’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸・3TFA
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
1’(1.145g、3.11ミリモル)の濃HCl(0.77mL、9.33ミリモル)中溶液を油浴中100℃で1時間加熱した。次にその反応混合物を室温に冷却し、水性アセトニトリルで希釈し、逆相カラムクロマトグラフィー(240g逆相コモディテヒ(Commodity)(登録商標)カラム、0.1%TFAを含有する0−50%勾配のアセトニトリル/水で溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
204A’(1.29g、収率57%)を得た。MS(ES):m/z=388.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.032分間(HPLC方法A)
【0485】
中間体204B’:メチル 6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシラート
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
204A’(0.1g、0.258ミリモル)のDCM(1.3mL)およびMeOH(1.3mL)中懸濁液に、TMS−ジアゾメタン(0.775mL、1.549ミリモル、ヘキサン中2M溶液)を添加した。添加の間に、気泡の発生が観察され、反応混合物が均一になった。その反応混合物を室温で16時間攪拌し、次に減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(12gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中96−100%EtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
204B’(0.063g、収率61%)を淡黄色の固体として得た。MS(ES):m/z=402.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.72分間(HPLC方法C)
【0486】
実施例204’:2−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)プロパン−2−オール
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
204B’(0.045g、0.112ミリモル)の−78℃でのTHF(1.12mL)中溶液に、臭化メチルマグネシウム(0.187mL、0.561ミリモル、Et2O中3M溶液)を滴下して加えた。その反応混合物を徐々に室温までの加温に供し、18時間攪拌し、NH
4Cl飽和水溶液でクエンチさせた。得られた2層を分離し、その水層をEtOAcで逆抽出した(2x10mL)。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して油状物を得、それをプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
204’(0.03g、収率71.6%)を得た。MS(ES):m/z=402.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.064分間および1.386分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.08(d,J=9.2Hz,1H)、8.03(s,1H)、7.71(s,1H)、7.53−7.43(m,2H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、6.98(d,J=9.5Hz,1H)、6.38(s,1H)、4.85−4.70(m,2H)、1.65(s,6H)
【0487】
スキーム15
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
実施例205’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボヒドラジド
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
204A’(0.045g、0.062ミリモル)、ヒドラジン塩酸塩(8.45mg、0.123ミリモル)、HATU(0.047g、0.123ミリモル)およびDIPEA(0.065mL、0.370ミリモル)のDMF(0.62mL)中溶液を室温で1時間攪拌した。ついでその混合物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
205’(0.011g、収率41.8%)を得た。MS(ES):m/z=402.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.978分間および1.204分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.30(s,1H)、8.22(d,J=9.5Hz,1H)、8.05(s,1H)、7.52(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.22−7.08(m,3H)、4.86−4.68(m,2H)、4.04(s,2H)
【0488】
表13に示される化合物は、中間体
204A’と対応するアミンとの間のアミド結合カップリングによって、実施例
205’に同様にして合成された。
【表147】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
スキーム16
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
実施例210’:(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メタノール
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
204B’(0.133g、0.331ミリモル)の0℃でのDCM(3.31mL)中溶液に、DIBAL−H(1.16mL、1.16ミリモル、ヘキサン中1M溶液)を添加した。その反応物を室温で16時間攪拌させ、酒石酸ナトリウムカリウム飽和水溶液を用いて室温でクエンチさせた。該混合物を10分間攪拌させた後、それをDCMで抽出した(2x10mL)。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、その残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
210’(0.018g、収率51.4%)を得た。MS(ES):m/z=374.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.007分間および1.340分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.09(d,J=9.2Hz,1H)、8.04(s,1H)、7.80(s,1H)、7.51(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=9.0Hz,2H)、6.96(d,J=9.5Hz,1H)、6.44(s,1H)、4.88(d,J=3.7Hz,2H)、4.83−4.71(m,2H)
【0490】
スキーム17
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
実施例211’:メチル(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)カルバマート
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
中間体211A’:tert−ブチル (6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)カルバマート
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
204A’(0.37g、0.507ミリモル)およびTEA(0.32mL、2.283ミリモル)のトルエン(3mL)およびt−BuOH(3mL)中溶液に、3Åモレキュラーシーブ(0.6g)を、つづいてDPPA(0.492mL、2.283ミリモル)を添加した。該反応混合物を油浴中110℃で18時間還流させ、室温に冷却して濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をNaHCO
3飽和水溶液に懸濁させ、DCM中5%MeOH溶液(3x15mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して油状物を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(24gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中80−100%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
211A’(0.23g、収率99%)を山吹色の固体として得た。MS(ES):m/z=459.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.73分間(HPLC方法C)
【0491】
中間体211B’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−アミン
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
211A’(0.03g、0.065ミリモル)のDCM(1.3mL)中溶液に、TFA(0.050mL、0.654ミリモル)を添加し、その反応物を室温で1時間攪拌した。揮発性物質を減圧下で濃縮して残留物を得、それをNaHCO
3飽和水溶液で塩基性にし、DCM中5%MeOH溶液(2x10mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して油状物を得た。該油状物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
211B’(0.023g、収率96%)を山吹色の固体として得た。MS(ES):m/z=359.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.966分間および1.260分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.00(s,1H)、7.85(d,J=9.2Hz,1H)、7.49(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.22−7.09(m,3H)、6.60(d,J=9.2Hz,1H)、6.45(s,1H)、5.63(s,2H)、4.82−4.69(m,2H)
【0492】
実施例211’:メチル (6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)カルバマート
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
211B’(0.03g、0.084ミリモル)およびDIPEA(0.044mL、0.251ミリモル)のDMF(0.8mL)中溶液に、メチル カルボノクロリダート(0.016mL、0.209ミリモル)を添加した。反応物を室温で1時間攪拌し、次にプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
211’(0.007g、収率17%)を得た。MS(ES):m/z=417.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.092分間および1.418分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.11−7.97(m,2H)、7.76(s,1H)、7.49(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=9.0Hz,2H)、6.93(d,J=9.2Hz,1H)、4.80(t,J=15.2Hz,2H)、3.72(brs,1H)、2.55(s,3H)
【0493】
実施例212’:N−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)アセトアミド
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
211B’(0.03g、0.084ミリモル)およびDIPEA(0.058mL、0.335ミリモル)のDMF(0.84mL)中溶液に、塩化アセチル(0.209mL、0.209ミリモル、DCM中1M溶液)を加えた。該反応物を室温で1時間攪拌し、プレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
212’(0.007g、収率21.8%)を得た。MS(ES):m/z=401.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.972分間および1.290分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 10.45(s,1H)、8.13−7.97(m,2H)、7.88(s,1H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、6.91(d,J=9.2Hz,1H)、6.39(s,1H)、4.86−4.69(m,2H)、2.19(s,3H)
【0494】
スキーム18
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
中間体213A’:6−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(7.1g、45.3ミリモル)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(16.18mL、91ミリモル)およびXPhos(6.48g、13.59ミリモル)の2M水性K
3PO
4(68.0mL、136ミリモル)および1,4−ジオキサン(227mL)中の脱気処理に付した溶液に、Pd(OAc)
2(1.017g、4.53ミリモル)を添加した。反応混合物を再び2分間脱気処理に供し、試験管を密封し、油浴中にて100℃で16時間加熱した。ついで該反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮して残留物を得、それを水に懸濁させ、DCM中5%MeOH溶液(3x100mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して固体を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(220gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中10−90%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
213A’(5.38g、収率82%)を淡黄色の固体として得た。MS(ES):m/z=146.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.28−8.21(m,1H)、8.11(d,J=9.5Hz,1H)、7.76(d,J=1.0Hz,1H)、7.60(d,J=9.5Hz,1H)、6.83(dd,J=17.8、11.0Hz,1H)、6.32(d,J=17.8Hz,1H)、5.76(d,J=2.0Hz,1H)
【0495】
中間体213B’:イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルバルデヒド
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213B’は、中間体
213A’をNaIO
4/OsO
4と反応させることにより、中間体
1D’(スキーム1)と同様にして合成された。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(220gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中10−90%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
213B’(3.85g、収率70.6%)を黄色の固体として得た。MS(ES):m/z=148.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.972分間および1.232分間(HPLC方法D);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.99(s,1H)、8.55(s,1H)、8.31(d,J=9.3Hz,1H)、8.03(d,J=1.3Hz,1H)、7.62(d,J=9.5Hz,1H)
【0496】
中間体213C’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213C’は、中間体
213B’を2,2−ジフルオロエタナミンで処理することにより、最初に対応するイミンを形成し、つづいてその中間体のイミンを商業的に利用可能な1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンと反応させることにより、実施例
1’(スキーム1)と同様にして合成された。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(120gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中20−100%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
213C’(2.98g、収率88%)を半固体として得た。MS(ES):m/z=344.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.56分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.40(s,1H)、8.12(dd,J=9.5、0.5Hz,1H)、8.03(s,1H)、7.87(d,J=1.3Hz,1H)、7.55−7.44(m,2H)、7.24−7.11(m,2H)、6.99(d,J=9.5Hz,1H)、6.38(t,J=3.4Hz,1H)、4.73(dd,J=15.5、3.1Hz,2H)
【0497】
中間体213D’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−ヨードイミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213C’(2.4g、6.99ミリモル)のDCM(46mL)およびMeOH(23mL)中溶液に、NIS(1.651g、7.34ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で12時間攪拌し、濃縮して乾固させ、その残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(120gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中60−100%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
213D’(2.21g、収率67.4%)を黄色の固体として得た。MS(ES):m/z=469.9[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.77分間(HPLC方法C)
【0498】
中間体213E’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213D’(2.622g、5.59ミリモル)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.954mL、11.18ミリモル)およびXPhos(0.799g、1.676ミリモル)の2M水性K
3PO
4(8.38mL、16.76ミリモル)および1,4−ジオキサン(27.9mL)中の脱気処理に供した溶液に、Pd(OAc)
2(0.125g、0.559ミリモル)を添加した。その混合物を2分間再び脱気処理に付し、試験管を密封し、油浴中にて100℃で16時間加熱した。該反応物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。その残留物を水中に懸濁させ、DCM中5%MeOH溶液(3x25mL)で抽出した。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(80gレジセップ(登録商標)カラム、100%EtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
213E’(1.127g、収率54.6%)を黄色がかった半固体として得た。MS(ES):m/z=370.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 2.283分間(HPLC方法D)
【0499】
中間体213F’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルバルデヒド
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213E’(1.126g、3.05ミリモル)の1,4−ジオキサン(21.8mL)および水(7.3mL)中溶液に、2,6−ルチジン(0.71mL、6.10ミリモル)、過ヨウ素酸ナトリウム(2.61g、12.19ミリモル)およびOsO
4の4%水溶液(0.72mL、0.091ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した(3x30mL)。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(80gレジセップ(登録商標)カラム、100%EtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
213F’(0.793g、収率70.1%)を褐色の固体として得た。MS(ES):m/z=372.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.68分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 10.22(s,1H)、8.60(s,1H)、8.29(d,J=9.5Hz,1H)、8.08(s,1H)、7.61−7.49(m,2H)、7.27(d,J=9.5Hz,1H)、7.19(t,J=8.9Hz,2H)、6.65(t,J=3.8Hz,1H)、4.82(dd,J=14.8、3.5Hz,2H)
【0500】
実施例213’:1−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノール
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213F’(0.04g、0.108ミリモル)のTHF(1.0mL)中の氷冷した溶液に、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(0.024mL、0.162ミリモル)を添加した。ついで反応混合物を室温で2時間攪拌し、溶媒を蒸発させ、次に残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
213’(0.016g、収率33.0%)を固体として得た。MS(ES):m/z=442.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.211分間および1.470分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.17(d,J=9.5Hz,1H)、8.06(s,1H)、7.94(s,1H)、7.50(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.18(t,J=9.0Hz,2H)、7.05(d,J=9.2Hz,1H)、5.84(q,J=7.1Hz,1H)、4.86−4.71(m,2H)
【0501】
実施例214’:1−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)エタノール
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213F’(0.05g、0.135ミリモル)のTHF(1.35mL)中の氷冷した溶液に、臭化メチルマグネシウム(0.090mL、0.269ミリモル、Et2O中3M溶液)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で3時間攪拌し、NH
4Cl飽和水溶液でクエンチさせ、EtOAcで希釈した。2層を分離し、水層をEtOAcで逆抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
214’(0.045g、収率87%)を固体として得た。MS(ES):m/z=388.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.988分間および1.298分間(各々、HPLC方法AおよびB)
【0502】
実施例215’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(ジフルオロメチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213F’(0.04g、0.108ミリモル)のDCM(1.2mL)中での補油例した溶液に、DAST(0.043mL、0.323ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、NaHCO
3飽和水溶液で注意してクエンチした。2層を分離し、水層をDCM中5%MeOH溶液(2x10mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
215’(0.037g、収率88.1%)を固体として得た。MS(ES):m/z=394.05[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.04分間および1.081分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.21(d,J=9.5Hz,1H)、8.16(s,1H)、8.06(s,1H)、7.60(s,1H)、7.58−7.45(m,2H)、7.19(t,J=8.8Hz,2H)、7.12(d,J=9.5Hz,1H)、6.40(s,1H)、4.87−4.71(m,2H)
【0503】
実施例216’:5−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)オキサゾール
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213F’(0.04g、0.108ミリモル)、TosMIC(0.024g、0.124ミリモル)および炭酸カリウム(0.017g、0.124ミリモル)のMeOH(1.08mL)中懸濁液を油浴中にて4時間還流させた。メタノールを減圧下で蒸発させ、残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
216’(0.036g、収率81.36%)を得た。MS(ES):m/z=411.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.339分間(HPLC方法B);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ 8.60(s,1H)、8.32−8.22(m,2H)、8.08(s,1H)、7.74(s,1H)、7.52(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.26−7.08(m,3H)、6.30(s,1H)、4.91−4.72(m,2H)
【0504】
スキーム19
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
実施例217’:2−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)エタノール
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
213E’(20mg、0.054ミリモル)のTHF(5mL)中攪拌溶液に、9−BBN(0.217mL、0.108ミリモル、THF中0.5M溶液)を添加した。反応混合物を80℃で14時間加熱し、室温に冷却した。NaOHの3M溶液(0.108mL、0.325ミリモル)およびH
2O
2の30%水溶液(0.111mL、1.083ミリモル)を連続的に投与した後、その得られた混合物を室温でさらに14時間攪拌した。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、得られた残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2x5mL)。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をプレパラティブHPLCに付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
217’(1.2mg、収率5.72%)を固体として得た。MS(ES):m/z=388.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.018分間および1.336分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.11−7.97(m,2H)、7.72(s,1H)、7.49(dd,J=8.6、5.7Hz,2H)、7.17(t,J=8.8Hz,2H)、6.92(d,J=9.2Hz,1H)、4.92−4.81(m,1H)、4.81−4.69(m,2H)、3.84−3.74(m,2H)、3.15(t,J=6.6Hz,2H)
【0505】
スキーム20
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
中間体218A’:4,5−ジブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−イミダゾール
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
4,5−ジブロモ−1H−イミダゾール(0.37g、1.64ミリモル)のアセトニトリル(15mL)中溶液に、1,1−ジフルオロ−2−ヨードエタン(0.47g、2.46ミリモル)および炭酸セシウム(0.64g、1.97ミリモル)を添加した。その懸濁液を70℃で一夜加熱し、ついで室温にまで冷却させた。反応混合物をセライト(登録商標)のパッドを通し、EtOAcで洗浄した。濾液を合わせ、濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(80gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中10−65%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
218A’(0.34g、収率72%)を得た。MS(ES):m/z=288/290[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.68分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 7.61(s,1H)、6.00(t,J=3.9Hz,1H)、4.36(dd,J=13.7、3.9Hz,2H)
【0506】
中間体218B’:6−(4−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
バイアルに、中間体
218A’(104mg、0.359ミリモル)、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルボロン酸(58.1mg、0.359ミリモル)、炭酸カリウム(149mg、1.076ミリモル)、THF(3mL)および水(1mL)を加えた。その反応混合物を窒素でパージし、Pd(Ph
3P)
4(41.5mg、0.036ミリモル)を添加した。その反応混合物を70℃で2日間加熱し、室温に冷却し、水で希釈してDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(24gレジセップ(登録商標)カラム、DCM中10−80%勾配のBで溶出(B:DCM中10%MeOH))に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
218B’(65mg、0.199ミリモル、収率55.4%)を得た。MS(ES):m/z=327/329[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.34分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.33−8.18(m,1H)、7.81−7.66(m,3H)、7.63(s,1H)、7.07(dd,J=9.3、1.8Hz,1H)、5.90(t,J=3.3Hz,1H)、4.27(dd,J=14.7、3.3Hz,2H)
【0507】
実施例218’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
バイアルに、中間体
218B’(25mg、0.076ミリモル)、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(16.04mg、0.115ミリモル)、K
3PO
4の2M水溶液(48.7mg、0.229ミリモル)および1,4−ジオキサン(2mL)を加えた。反応混合物を窒素でパージし、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2アダクツ(62.4mg、0.076ミリモル)を添加した。反応物を85℃で4時間加熱した後、その暗色混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)のパッドを通し、濾過ケーキをDCMで洗浄した。濾液を合わせ、減圧下で濃縮した。その粗生成物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
218’(17.7mg、収率67%)を得た。MS(ES):m/z=343.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.920分間および1.342分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.67(s,1H)、7.98(s,1H)、7.93(s,1H)、7.76−7.63(m,2H)、7.46(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.22−7.02(m,3H)、6.23(s,1H)、4.52−4.31(m,2H)
【0508】
表14に示される化合物は、中間体
218B’と対応するボロン酸とを用い、実施例
218’と同様の方法にて調製された。
【表148】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
スキーム21
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
中間体224A’:6−(4−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
圧力ボトルに、中間体
218A’(420mg、1.449ミリモル)、(3−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)ボロン酸(271mg、1.449ミリモル)、炭酸カリウム(601mg、4.35ミリモル)、THF(12mL)および水(4mL)を添加した。反応混合物に窒素をパージし、Pd(Ph
3P)
4(167mg、0.145ミリモル)を添加した。該混合物を窒素で再びパージした後、反応物を70℃で36時間加熱し、室温に冷却し、DCMおよび水で希釈した。層を分離した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、DCM中40−100%勾配のEtOAc、DCM中50−100%勾配のB(B:10%MeOH/DCM)で溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて
224A’(220mg、0.625ミリモル、収率43.1%);MS(ES)を得た。m/z=353.9[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.68分間(HPLC方法C);
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm 8.50−8.40(m,1H)、8.28(s,1H)、7.97−7.87(m,1H)、7.70(s,1H)、7.43(dd,J=9.3、1.5Hz,1H)、5.95(t,J=3.0Hz,1H)、4.30(dd,J=14.8、3.0Hz,2H)
【0510】
実施例224’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
バイアルに、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(14.9mg、0.106ミリモル)、中間体
224A’(25mg、0.07ミリモル)、K
3PO
4の2M水溶液(0.1mL、0.213ミリモル)および1,4−ジオキサン(1mL)を加えた。反応混合物を窒素で2分間パージし、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2アダクツ(10.67mg、0.013ミリモル)を加えた。その反応混合物を85℃で6時間加熱した。暗色の反応混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)のパッドを通し、DCMで洗浄し、真空下で濃縮した。その粗生成物をDMFとメタノールの混合液に溶かし、プレパラティブHPLCに付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、真空下で乾燥させて実施例
224’(44.4mg、0.100ミリモル、収率63%)を得た。MS(ES):m/z=368.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.233分間および1.408分間(各々、HPLC方法AおよびB);
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.77(s,1H)、8.54(s,1H)、8.02−7.83(m,2H)、7.47(dd,J=8.8、5.5Hz,2H)、7.39(dd,J=9.2、1.5Hz,1H)、7.08(t,J=9.0Hz,2H)、6.20(m,1H)、4.59−4.37(m,2H)
【0512】
表15に示される化合物は、中間体
224A’と対応するボロン酸とを用い、実施例
224’と同様の方法にて調製された。
【表149】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
表16に示される化合物は、対応するシアノ化合物をTFAおよび硫酸と一緒に加熱することにより、実施例
105’(スキーム6)と同様の方法にて調製された。
【表150】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
スキーム22
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
中間体236A’:6−(オキサゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1D’(1g、5.81ミリモル)のDMF(10mL)中溶液に、DIPEA(2.029mL、11.62ミリモル)およびTosMIC(1.701g、8.71ミリモル)を添加した。該反応混合物を80℃で2時間加熱し、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗残渣を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(40g、コンビフラッシュ(CombiFlash)(登録商標)カラム、石油エーテル中40−100%勾配のEtOAcで溶出)を用いて精製し、中間体
236A’(0.6g、収率30.8%)を得た。LCMS:m/z=212.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.67分間(HPLC方法F)
【0515】
中間体236B’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
236A’(400mg、1.894ミリモル)の1,2−ジクロロベンゼン(3mL)中溶液に、2,2−ジフルオロエタナミン(0.267mL、3.79ミリモル)およびTFA(432mg、3.79ミリモル)を添加した。反応混合物をマイクロ波装置にて200℃で2時間加熱した。反応混合物を10%水性NaOH溶液でクエンチさせ、DCM中10%メタノール溶液で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(120gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、DCM中0−20%勾配のMeOHで溶出)に付して精製し、中間体
236B’(180mg、収率32.9%)を得た。LCMS:m/z=275.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.75分間(HPLC方法G)
【0516】
中間体236C’:6−(4−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
236B’(250mg、0.912ミリモル)のDMF(5mL)中溶液に、NBS(195mg、1.094ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で18時間攪拌し、水と酢酸エチルとの間に分配した。水層を酢酸エチルで逆抽出した(2x30mL)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して中間体
236C’(280mg、収率34.8%)を得た。LCMS:m/z=352.9[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.75分間(HPLC方法F)
【0517】
実施例236’:6−(4−(3−シアノフェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
236C’(30mg、0.085ミリモル)の1,4−ジオキサン(1mL)、エタノール(0.5mL)および水(0.5mL)中溶液に、3−シアノフェニルボロン酸(18mg、0.127ミリモル)およびK
3PO
4(54.1mg、0.255ミリモル)を添加した。該反応混合物をアルゴンで5分間脱気処理に付し、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(6.22mg、8.50マイクロモル)を添加した。反応混合物をマイクロ波装置にて100℃で1時間加熱した。反応混合物を濃縮し、その残留物を水と酢酸エチルとの間に分配した。水層を酢酸エチルでの逆抽出に付した(2x20mL)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ、実施例
236’(8.5mg、収率26.65%)を得た。LCMS:m/z=376.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.329分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.66(s,1H)、8.35(d,J=9.54Hz,1H)、8.14(s,1H)、7.98(t,J=1.51Hz,1H)、7.81(ddd,J=1.13、7.91、19.95Hz,2H)、7.54(t,J=7.78Hz,1H)、7.32(d,J=9.54Hz,1H)、6.27−6.59(m,1H)、4.80(dt,J=3.51、15.31Hz,2H)
【0518】
表17に示される化合物は、中間体
236C’と種々のアリールボロン酸/エステルとの間のスズキカップリングにより、実施例
236C’と同様の方法にて調製された。
【表151】
[この文献は図面を表示できません]
【表152】
[この文献は図面を表示できません]
【表153】
[この文献は図面を表示できません]
【表154】
[この文献は図面を表示できません]
【表155】
[この文献は図面を表示できません]
【表156】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
スキーム23
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
中間体267A’:6−(((1−シアノシクロプロピル)イミノ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
1D’(100mg、0.581ミリモル)のTHF(10mL)中溶液に、1−アミノシクロプロパンカルボニトリル・HCl(83mg、0.697ミリモル)およびチタン(IV)イソプロポキシド(0.187mL、0.639ミリモル)を室温で添加し、該混合物を2時間攪拌した。次に、該反応混合物に水を添加し、酢酸エチルで抽出した(2x30mL)。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮して、中間体
267A’(60mg、収率39.4%)を得、それをさらに精製することなく次の工程に用いた。LCMS:m/z=237.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.96分間(HPLC方法G);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.68(s,1H)、8.58(s,1H)、8.43(d,J=9.54Hz,1H)、7.89(d,J=9.54Hz,1H)、1.96−2.03(m,2H)、1.73−1.81(m,2H)
【0520】
実施例267’:6−(1−(1−シアノシクロプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル・TFA
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
中間体267A’(200mg、0.847ミリモル)のDMF(5mL)中懸濁液に、炭酸カリウム(176mg、1.270ミリモル)および1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼン(294mg、1.016ミリモル)を室温で添加した。該反応混合物をその同じ温度で16時間攪拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2x20mL)。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、その粗生成物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製し、実施例
267’(1.2mg、収率0.290%)をTFA塩として得た。LCMS:m/z=370.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.53分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.68(s,1H)、8.32−8.42(m,2H)、7.58(dd,J=5.50、8.44Hz,2H)、7.31(d,J=9.54Hz,1H)、7.19(t,J=8.80Hz,2H)、1.84(d,J=7.83Hz,4H)
【0521】
表18に示される化合物は、中間体
1D’、種々のアミンおよび1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンを用い、実施例
267’と同様の方法にて、調製された。
【表157】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
スキーム24
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
中間体270A’:6−(1−ネオペンチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
270A’は、中間体
236A’を2,2−ジメチルプロパン−1−アミンで処理することにより、そしてスキーム22において中間体
236B’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィー(24gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、5%MeOH/CHCl
3で溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
270A’(160mg、収率60.3%)を得た。LCMS:m/z=281.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 2.11分間(HPLC方法J)
【0523】
中間体270B’:6−(4−ブロモ−1−ネオペンチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
270B’は、中間体
270A’をNBSで処理し、そしてスキーム21において中間体
236C’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。中間体270B’(195mg);LCMS:m/z=361.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.28分間(HPLC 方法G)
【0524】
実施例270’:6−(4−(4−フルオロフェニル)−1−ネオペンチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
270B’(100mg、0.278ミリモル)および(4−フルオロフェニル)ボロン酸(58.4mg、0.418ミリモル)の1,4−ジオキサン(4mL)およびH
2O(0.2mL)中溶液に、炭酸ナトリウム(73.8mg、0.696ミリモル)を添加し、その混合物を5分間脱気処理に付し、次にPdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2アダクツ(22.73mg、0.028ミリモル)も添加した。該反応混合物を再び脱気処理に付し、100℃で12時間加熱した。揮発性成分を減圧下で除去した。粗固体を酢酸エチルに溶かし、H
2Oで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出に付した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して褐色の固体(250mg)を得た。粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製し、実施例
270’(11.7mg、0.030ミリモル、収率21.8%)を得た。LCMS:m/z=375.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.69分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.65(s,1H)、8.31(d,J=9.6Hz,1H)、7.99(s,1H)、7.50−7.53(m,2H)、7.30(d,J=9.6Hz,1H)、7.12−7.16(m,2H)、4.17(s,2H)、0.73(s,9H)ppm
【0525】
スキーム25
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
中間体271A’:1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール(参考文献:WO 2014100533A1)(0.35g、1.986ミリモル)のTHF(5mL)中溶液に、TEA(0.554mL、3.97ミリモル)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、2,2−ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート(0.4mL、2.98ミリモル)を滴下して加えた。該反応物を室温で2時間攪拌し、減圧下で濃縮し、得られた残留物を水と酢酸エチルとの間に分配した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(24gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、CHCl
3中4%勾配のMeOHで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
271A’(0.3g、収率62.9%)を黄色の固体として得た。LCMS m/z=241.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.731分間(HPLC方法J)
【0526】
中間体271B’:5−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
271A’(0.27g、1.124ミリモル)の0℃でのDCM(5mL)中溶液に、NBS(0.220g、1.236ミリモル)を少しずつ添加した。該反応混合物を室温で15分間攪拌した。水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して中間体
271B’(0.3g、収率84%)を白色の固体として得た。LCMS:m/z=321.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.19分間(HPLC方法G)
【0527】
実施例271’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
271B’(0.16g、0.501ミリモル)の1,4−ジオキサン(2mL)中溶液に、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルボロン酸(参考文献:CN103275112A)(0.162g、1.003ミリモル)およびK
3PO
4(0.752mL、1.504ミリモル)を加え、該混合物をアルゴンで5分間脱気処理に付した。次にPd(Ph
3P)
4(0.058g、0.050ミリモル)を加え、該反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗化合物を得、それをプレパラティブHPLC(条件N)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、実施例
271’(19mg、収率11%)を得た。LCMS m/z=357.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.387分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.26(s,1H)、7.96(s,1H)、7.69−7.65(m,2H)、7.41(q,J=16.00Hz,2H)、7.13−7.03(m,3H)、6.32−6.05(m,1H)、4.36−4.29(m,2H)、2.45−2.4(m,3H)
【0528】
スキーム26
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
中間体272A’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
272A’は、中間体
271B’を6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル(参考文献:WO 2014/055955A1)と反応させ、そしてスキーム25において実施例
271’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
272A’(150mg、収率78%)を得た。LCMS:m/z=382.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.52分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.71(s,1H)、8.52(s,1H)、7.92−7.89(m,1H)、7.44−7.39(m,3H)、7.06−7.01(m,2H)、6.28−6.01(m,1H)、4.44−4.37(m,2H)、2.46(m,3H)
【0529】
実施例272’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアミド
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
272A’(0.1g、0.262ミリモル)のH
2SO
4(0.063ml、1.180ミリモル)およびTFA(0.263mL、3.41ミリモル)中溶液を85℃で2時間加熱した。該反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、蒸発させて粗化合物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ、実施例
272’(2mg、収率2%)を得た。LCMS:m/z=400.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.35分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.44(s,1H)、8.40(s,1H)、8.0(bs,1H)、7.84(d,J=12.00Hz,1H)、7.41−7.36(m,4H)、7.06−7.01(m,2H)、6.31−6.04(m,1H)、4.38−4.25(m,2H)、2.45(m,3H)
【0530】
スキーム27
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
実施例273’:5−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−インダゾール
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
273’は、中間体
271B’を(1H−インダゾール−5−イル)ボロン酸(参考文献:WO 2012/078777A1)と反応させ、そしてスキーム25において実施例
271’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
273’(5.1mg、収率5%)を得た。LCMS:m/z=357.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.533分間(HPLC方法H);
1H NMR 400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 13.27(s,1H)、8.14(s,1H)、7.77(s,1H)、7.71−7.60(m,1H)、7.33−7.23(m,3H)、6.99−6.95(m,2H)、6.25−5.97(m,1H)、4.26−4.10(m,2H)、2.45(s,3H)
【0531】
スキーム28
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
中間体274A’:1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274A’は、4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾールを2,2−ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナートと反応させ、そしてスキーム25において中間体
271A’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、CHCl
3中3%勾配のMeOHで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
274A’(3.0g、収率71.7%)を褐色の油状物として得た。LCMS:m/z=227.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.89分間(HPLC方法J)
【0532】
中間体274B’:5−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274B’は、中間体
274A’をNBSと反応させ、そしてスキーム25において中間体
271B’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。中間体
274B’(3.5g、収率86%)を褐色の油状物として得た。LCMS:m/z=307.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 2.395分間(HPLC方法J)
【0533】
中間体274C’:エチル 6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシラート
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a] ピリジン−3−カルボキシラート(参考文献:WO 2013033203A1)(1.554g、4.92ミリモル)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液に、中間体
274B’(1g、3.28ミリモル)およびK
2CO
3(4.92mL、9.83ミリモル)を添加した。その混合物をアルゴンで5分間脱気処理に付し、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2アダクツ(0.268g、0.328ミリモル)を添加した。反応混合物を100℃で4時間加熱し、水で希釈し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗化合物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ、中間体
274C’(815mg、収率60%)を得た。LCMS:m/z=415.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.72分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.21−9.15(m,1H)、8.37(s,1H)、7.98−7.90(m,2H)、7.51−7.41(m,3H)、7.12−7.02(m,2H)、6.40−6.07(m,1H)、4.48−4.29(m,4H)、1.30(s,3H)
【0534】
中間体274D’:(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノール
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274C’(0.1g、0.241ミリモル)の0℃でのMeOH(1.5mL)およびTHF(2.5mL)中溶液に、NaBH
4(10.96mg、0.290ミリモル)を添加した。該反応混合物を室温で1時間攪拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して粗化合物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
274D’(6.4mg、収率7.12%)を得た。LCMS:m/z=373.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.19分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.52−8.49(m,1H)、7.95−7.93(m,1H)、7.73−7.66(m,1H)、7.61−7.57(m,1H)、7.51−7.44(m,2H)、7.16−7.04(m,3H)、6.37−6.05(m,1H)、5.23−5.16(m,1H)、4.82−4.77(m,2H)、4.47−4.34(m,2H)
【0535】
中間体274E’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274D’(0.2g、0.537ミリモル)の0℃でのDCM(1mL)中溶液に、DMP(0.342g、0.806ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、水で希釈し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過し、濾液を減圧下で濃縮して中間体274E’(0.2g、粗製物)を得た。LCMS:m/z=371.4[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.97分間(HPLC方法G)
【0536】
実施例274’:1−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)エタノール
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274E’(0.1g、0.270ミリモル)の0℃でのTHF(2mL)中溶液に、塩化メチルマグネシウム(0.900mL、2.70ミリモル、THF中3M溶液)を添加した。その反応混合物を室温で2時間攪拌し、NH
4Cl水溶液でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
274’(5.2mg、収率4.98%)を得た。LCMS:m/z=387.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.33分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 1.52−1.59(m,3H)、4.33−4.46(m,2H) 5.08−5.16(m,1H) 5.32−5.37(m,1H)、6.05−6.38(m,1H)、7.03−7.19(m,3H)、7.43−7.50(m,2H)、7.56−7.63(m,1H)、7.67−7.72(m,1H)、7.92−7.96(m,1H)、8.51−8.56(m,1H)
【0537】
スキーム29
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
実施例275’:N−((6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル)−2,2−ジフルオロエタナミン
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274E’(0.1g、0.270ミリモル)のTHF(1mL)およびMeOH(1mL)中溶液に、2,2−ジフルオロエタナミン(0.024g、0.297ミリモル)および酢酸(0.015mL、0.270ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応物を0℃に冷却した後、NaCNBH
3(0.051g、0.810ミリモル)を加え、その混合物を室温で5時間攪拌した。該反応混合物を水性NaHCO
3でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
275’(6.0mg、収率5.10%)を得た。LCMS:m/z=436.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.59分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 2.8−2.9(m,2H)、4.18(s,2H)、4.38−4.46(m,2H) 5.77−6.36(m,2H)、7.08(t,J=8.83Hz,2H)、7.17(d,J=9.17Hz,1H)、7.49(dd,J=8.56、5.75Hz,2H)、7.65(s,1H)、7.71(d,J=9.23Hz,1H)、7.96(s,1H)、8.65(s,1H)
【0538】
表19に示される化合物は、中間体
274E’、アミンおよびNaCNBH
3を用い、実施例
275’と同様の方法にて調製された。
【表158】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
スキーム30
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
実施例277’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−(ジフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274E’(0.1g、0.270ミリモル)の0℃でのDCM(2mL)中溶液に、DAST(0.071mL、0.540ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、NaHCO
3水溶液でクエンチさせ、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブHPLC(条件L)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
277’(0.026g、収率24.54%)を得た。LCMS m/z=393.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.65分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.64−8.68(m,1H)、8.04−8.11(m,2H)、7.83−7.88(m,1H)、7.39−7.49(m,2H)、6.92−7.23(m,4H)、6.07−6.39(m,1H)、4.36−4.50(m,2H)
【0540】
スキーム31
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
実施例278’:1−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)エタノール
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274C’(0.1g、0.241ミリモル)の0℃でのTHF(2mL)中溶液に、塩化メチルマグネシウム(0.804mL、2.413ミリモル;THF中3M溶液)を添加した。該反応物を室温への加温に供し、2時間攪拌し、NH
4Cl水溶液でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブHPLC(条件N)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
278’(4.2mg、収率4.35%)を得た。LCMS:m/z=401.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.35分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.07−9.01(m,1H)、8.10−7.99(m,3H)、7.79−7.72(m,1H)、7.51−7.42(m,2H)、7.14−7.04(m,2H)、6.43−6.09(m,1H)、5.7(s,1H)、4.50−4.36(m,2H)、1.64−1.59(m,6H)
【0541】
スキーム32
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
中間体279A’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
274C’(0.2g、0.483ミリモル)のTHF(4mL)およびMeOH(2mL)中溶液に、LiOHの2M水溶液(0.724mL、1.448ミリモル)を添加した。該反応混合物を室温で16時間攪拌して濃縮乾固させ、その得られた残留物を水に懸濁させ、1.5N水性HClで酸性にした。沈降した固体を濾過し、乾燥させて中間体
279A’(0.15g、収率80%)を淡黄色の固体として得た。LCMS:m/z=387.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.87分間(HPLC方法J)
【0542】
実施例279’:N−シクロプロピル−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアミド
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
279A’(0.05g、0.129ミリモル)のDMF(1mL)中溶液に、シクロプロパンアミン(0.011g、0.194ミリモル)、DIPEA(0.068mL、0.388ミリモル)およびHATU(0.098g、0.259ミリモル)を添加した。その反応混合物を室温で16時間攪拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブHPLC(条件L)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
279’(0.015g、収率27.2%)を得た。LCMS:m/z=426.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.29分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.53(d,J=0.79Hz,1H)、8.6−8.61(m,1H)、8.41(s,1H)、8.29(s,1H)、7.86−7.91(m,1H)、7.42−7.48(m,3H)、7.08−7.15(m,2H)、6.09−6.41(m,1H)、4.39−4.52(m,2H)、2.76−2.87(m,1H)、0.71−0.77(m,2H)、0.53−0.60(m,2H)
【0543】
表20に示される化合物は、中間体
279A’とアミンとの間でアミド結合カップリングに供することにより、実施例279’と同様の方法にて調製された。
【表159】
[この文献は図面を表示できません]
【0544】
スキーム33
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
実施例281’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
281’は、中間体
281A’(参考文献:WO2013086397A1)を中間体
274B’と反応させ、そしてスキーム25において中間体
271’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件O)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
281’(0.02g、0.058ミリモル、収率17.77%)を得た。LCMS m/z=344.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.13分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.26(s,1H)、8.68(s,1H)、7.94(s,2H)、7.52−7.43(m,2H)、7.26−7.18(m,1H)、7.09(s,2H)、6.38−6.05(m,1H)、4.51−4.37(m,2H)
【0545】
スキーム34
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
実施例282’:7−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
282’は、中間体
282A’(参考文献:WO 2013086397A1)を中間体
274B’と反応させ、そしてスキーム25において中間体
271’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件O)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
282’(0.023g、収率20.44%)を得た。LCMS:m/z=344.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.31分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.04(d,J=6.8Hz,1H)、8.60(s,1H)、7.97(s,2H)、7.43(dd,J=8.8、5.6Hz,2H)、7.09(t,J=8.9Hz,3H)、6.38−6.05(m,1H)、4.54−4.41(m,2H)
【0546】
スキーム35
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
中間体283B’:6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
化合物
283’は、スキーム25において実施例
271’について記載される実験的操作を利用し、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル(参考文献:WO 2014/055955A1)を中間体
283A’(参考文献:WO 2014100533A1)と反応させることにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
283B’(156mg、収率64.57%)を得た。LCMS m/z=344.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.139分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.72(s,1H)、8.50(s,1H)、7.87−7.89(m,1H)、7.48−7.52(m,2H)、7.43−7.45(m,1H)、7.10(t,J=16.00Hz,2H)、4.03(t,J=12.00Hz,2H)、2.88(t,J=16.00Hz,2H)、2.55−2.61(m,2H)
【0547】
化合物283’:6−(2−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアミド
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
283B’(0.2g、0.582ミリモル)のDMSO(1mL)中溶液に、K
2CO
3(0.282g、2.039ミリモル)を添加した。該混合物を0℃に冷却し、H
2O
2の30%水溶液(0.535mL、17.47ミリモル)を加えた。該反応混合物を室温で2時間攪拌した。次にそれを水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その粗液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、それをプレパラティブHPLC(条件N)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
283’(9mg、収率4.28%)を得た。LCMS:m/z=362.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.256分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.53−9.57(m,1H)、8.35−8.39(m,1H)、8.0(bs,1H)、7.73−7.80(m,1H)、7.45−7.52(m,2H)、7.36−7.41(m,2H)、7.04−7.12(m,2H)、3.92−3.99(m,2H)、2.82−2.91(m,2H)、2.54−2.60(m,2H)
【0548】
スキーム36
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
中間体284B’:N−(tert−ブチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミン
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
284A’(参考文献:WO2013/64984A1)(1.2g、4.48ミリモル)のジオキサン(10mL)中溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3−ジオキソラン)(1.136g、4.48ミリモル)、K
3PO
4(1.318g、13.43ミリモル)およびPdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2アダクツ(0.110g、0.134ミリモル)を添加した。アルゴンで脱気処理に付した後、該反応混合物を90℃で16時間加熱した。該反応混合物をセライト(登録商標)パッドを通して濾過し、該パッドをDCM(500mL)で洗浄した。濾液を合わせ、減圧下で濃縮して
284B’を暗褐色の油状物として得、それをさらに精製することなく次の工程に用いた。LCMS:m/z=316.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.82分間(HPLC方法G)
【0549】
中間体284C’:N−(tert−ブチル)−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミン
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
284C’は中間体
284B’を中間体
274B’と反応させ、そしてスキーム25において中間体
271’について記載される実験的操作を利用することにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
284C’(305mg、収率45%)を得た。LCMS:m/z=414.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.60分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.35−8.41(m,1H)、7.90−7.97(m,1H)、7.59−7.66(m,1H)、7.40−7.47(m,2H)、7.27−7.32(m,1H)、7.02−7.16(m,3H)、6.05−6.37(m,1H)、4.57−4.60(m,1H)、4.31−4.44(m,2H)、1.06−1.10(m,9H)
【0550】
中間体284D’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミン
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
284C’(0.2g、0.484ミリモル)の濃HCl水溶液(1.2mL、4.84ミリモル)中溶液を70℃で1時間攪拌した。その反応混合物を10%NaOH溶液を用いて塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して中間体
284D’(0.1g、収率57.9%)を赤色の油状物として得た。LCMS:m/z=358.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.87分間(HPLC方法G)
【0551】
実施例284’:メチル(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)カルバマート
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
284D’のDCM(1mL)中溶液に、TEA(0.047mL、0.336ミリモル)を添加した。その反応混合物を0℃に冷却し、クロロギ酸メチル(8.67μL、0.112ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、NaHCO
3水溶液でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して粗化合物を得、それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
284’(6.0mg、収率13%)を得た。LCMS:m/z=416.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.26分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.6(bs,1H)、8.31−8.36(m,1H)、7.94(s,1H)、7.65−7.70(m,1H)、7.52(s,3H)、7.06−7.14(m,3H)、6.06−6.39(m,1H)、4.32−4.45(m,2H)、3.64−3.70(m,3H)
【0552】
スキーム37
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
中間体285A’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
285A’は、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(参考文献:CN103275112A)を中間体
274B’と反応させ、そしてスキーム25において実施例
271’について記載される実験的操作を利用して合成された。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、CHCl
3中4%勾配のMeOHで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
285A’(0.4g、収率35.7%)を淡黄色の固体として得た。LCMS:m/z=343.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.345分間(HPLC方法J)
【0553】
中間体285B’:3−ブロモ−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
285B’は、スキーム22において中間体
236C’について記載される実験的操作を利用し、実施例
285A’をNBSと反応させることにより合成された。中間体
285B’は褐色の油状物として得られた。LCMS:m/z=423.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.08分間(HPLC方法G)
【0554】
実施例285’:3−シクロプロピル−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
285’は、スキーム25において実施例
271’について記載される実験的操作を利用し、中間体
285B’とシクロプロピルボロン酸との間でスズキカップリング反応に供することにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件N)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
285’(5mg、収率3.67%)を得た。LCMS:m/z=383.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.49分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.54(dd,J=1.51、1.00Hz,1H)、7.95(s,1H)、7.66(dd,J=9.22、0.88Hz,1H)、7.50(dd,J=9.00、5.62Hz,2H)、7.42(d,J=0.88Hz,1H)、7.05−7.17(m,3H)、6.08−6.41(m,1H)、4.37−4.49(m,2H)、1.95−2.04(m,1H)、0.96(dd,J=8.16、2.13Hz,2H)、0.66(dd,J=5.05、2.10Hz,2H)
【0555】
スキーム38
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
中間体286B’:エチル 6−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシラート
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
286A’(参考文献:WO 2015026574A1)(3.0g、13.30ミリモル)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液に、トリブチル(ビニル)スズ(4.68mL、15.96ミリモル)を添加した。その混合物をアルゴンで5分間脱気処理に付し、Pd(PPh
3)
4(0.768g、0.665ミリモル)を加えた。その反応混合物を100℃で12時間加熱し、減圧下で濃縮して粗残留物を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(80gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、石油エーテル中20−30%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
286B’(3.0g、8.98ミリモル、収率67.5%)を淡黄色の固体として得た。LCMS:m/z=218.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.528分間(HPLC方法J)
【0556】
中間体286C’:エチル 6−ホルミルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシラート
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
286B’(2.0g 、18.41ミリモル)のジオキサン(60mL)および水(17.4mL)中溶液に、2,6−ルチジン(2.145mL、18.41ミリモル)、過ヨウ素酸ナトリウム(7.88g、36.8ミリモル)および四酸化オスミウムの4%水溶液(2.312mL、0.184ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で4時間攪拌し、水およびDCMで希釈した。層を分離した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を濃縮し、その残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(40gレジセップ(登録商標)カラム、ヘキサン中40−50%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。生成物含有のフラクションを合わせ、蒸発させて
286C’(1.2g、5.47ミリモル、収率59.5%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6) δ ppm 10.02(d,J=0.8Hz,1H)、8.58(s,1H)、8.47(dd,J=9.4、0.8Hz,1H)、7.83(d,J=9.4Hz,1H)、4.40(q,J=7.2Hz,2H)、1.37(t,J=7.2Hz,3H)
【0557】
中間体286D’:エチル 6−((エチルイミノ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシラート
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
286D’は、スキーム1における中間体
1Eについて記載される実験的操作を利用することにより、中間体
286C’およびエチルアミンより合成された。中間体
286D’(0.2g、収率80%)はオフホワイト色の固体として得られた。LCMS:m/z=247.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.98分間(HPLC方法G)
【0558】
中間体286E’:エチル 6−(1−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシラート
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
286E’は、スキーム1における実施例
1’について記載される実験的操作を利用し、
286D’を1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンと反応させることにより合成された。中間体
286E’(154mg、収率33.0%);LCMS:m/z=380.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.10分間(HPLC方法G)
【0559】
実施例286’:2−(6−(1−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)プロパン−2−オール
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
286’は、スキーム31におけ実施例
278’について記載される実験的操作を利用することにより、中間体
286E’より合成された。その粗残渣をプレパラティブHPLC(条件L)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
286’(48.8mg、収率38.6%)を得た。LCMS:m/z=366.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.397分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.11(d,J=9.5Hz,1H)、8.04(s,1H)、7.72(s,1H)、7.48−7.41(m,2H)、7.17−7.09(m,2H)、7.04(d,J=9.5Hz,1H)、5.38(brs,1H)、4.19(q,J=7.2Hz,2H)、1.63(s,6H)、1.24(t,J=7.1Hz,3H)
【0560】
表21に示される化合物は、中間体
286C’、シクロプロピルアミン、1−フルオロ−4−(イソシアノ(トシル)メチル)ベンゼンを用い、実施例
286’と同様の方法にし、次にMeMgBrと反応させることにより調製された。
【表160】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
スキーム39
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
中間体288A’:6−ブロモ−3−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン(0.1g、0.508ミリモル)の0℃でのTHF(10mL)中溶液に、NaH(0.018g、0.750ミリモル、鉱油中60%)を添加した。反応混合物を室温で30分間攪拌し、それにセレクトフロール(Selectfluor)(登録商標)(0.387g、1.092ミリモル)/アセトニトリル(5mL)を添加した。反応混合物を室温で18時間攪拌し、NH
4Cl飽和水溶液でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過してその濾液を減圧下で濃縮して中間体
288A’(110mg、収率40.3%)を得た。LCMS:m/z=215.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.06分間(HPLC方法G)
【0562】
中間体288B’:3−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
288B’は、スキーム36における中間体284B’について記載される実験的操作を利用し、中間体288A’を4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3−ジオキソラン)と反応させることにより合成された。中間体
288B’(230mg、収率75%);LCMS:m/z=263.4[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.28分間(HPLC方法G)
【0563】
実施例288’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)−3−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
288’は、スキーム28における中間体
274C’について記載される実験的操作を利用し、中間体
288B’を中間体
274B’と反応させることにより合成された。その粗残渣をプレパラティブHPLC(条件O)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
288’を得た。LCMS:m/z=361.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.55分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.45(s,1H)、7.92(s,1H)、7.65−7.59(m,1H)、7.51−7.41(m,3H)、7.13−7.01(m,3H)、6.38−6.01(m,1H)、4.43(dd,J=16.0、3.1Hz,1H)
【0564】
スキーム40
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
中間体289B’:4−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)モルホリン
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
289B’は、スキーム36における中間体
284B’について記載される実験的操作を利用し、中間体
289A’(参考文献:J.Med.Chem. 2011, 54, 2455-2466)を4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3−ジオキソラン)と反応させることにより合成された。LCMS:m/z=330.5[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.13分間(HPLC方法G)
【0565】
実施例289’:4−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)モルホリン
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
289’は、スキーム25における
271’について記載される実験的操作を利用し、中間体
299B’を中間体
274B’と反応させることにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
289’を得た。LCMS:m/z=428.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.586分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.23(s,1H)、7.93(s,1H)、7.62(d,J=9.29Hz,1H)、7.45(dd,J=5.62、8.80Hz,2H)、7.37(s,1H)、7.00−7.15(m,3H)、6.03−6.42(m,1H)、4.32−4.45(m,2H)、3.69−3.77(m,4H)、2.90−3.01(m,4H)
【0566】
スキーム41
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
中間体290B’:tert−ブチル 3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
290B’は、スキーム22において中間体236C’について記載される実験的操作を利用し、中間体290A’(参考文献:WO 2014100533A1)をNBSと反応させることにより合成され、中間体
290B’を黄色の固体として得た。LCMS:m/z=398.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 3.21分間(HPLC方法J)
【0567】
中間体290C’:tert−ブチル 3−(3−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
290C’は、スキーム25における実施例
271’について記載される実験的操作を利用し、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル(参考文献:WO 2014/055955A1)を中間体
290B’と反応させることにより合成された。その粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、石油エーテル中60−100%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
290C’を褐色の固体として得た。LCMS:m/z=459.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.25分間(HPLC方法G)
【0568】
中間体290D’:6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
[この文献は図面を表示できません]
中間体
290C’(30mg、0.065ミリモル)のDCM(2mL)中溶液に、TFA(0.1mL、1.298ミリモル)を添加し、その反応混合物を室温で15時間攪拌し、次に濃縮して粗残留物を得た。それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
290D’を得た。LCMS:m/z=359.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.37分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.73−8.75(m,1H)、8.52(s,1H)、7.92(dd,J=9.29、0.98Hz,1H)、7.43−7.49(m,3H)、7.02−7.09(m,2H)、3.97(s,2H)、3.73(t,J=5.26Hz,2H)、3.06(t,J=5.26Hz,2H)
【0569】
実施例290’:6−(2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアミド
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
290’は、スキーム35における実施例
283’について記載される実験的操作を利用し、中間体
290D’をK
2CO
3/H
2O
2と反応させることにより合成された。その粗残渣をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ実施例
290’を得た。LCMS:m/z=377.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.049分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.49(dd,J=1.71、0.98Hz,1H)、8.40(s,1H)、8.02(brs,1H)、7.82(dd,J=9.29、0.98Hz,1H)、7.39−7.47(m,3H)、7.02−7.08(m,2H)、3.95(s,2H)、3.65(t,J=5.26Hz,2H)、3.05(t,J=5.26Hz,2H)
【0570】
スキーム42
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
中間体291A’:メチル 3−(3−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
291A’は、スキーム36における実施例
284’について記載される実験的操作を利用し、中間体
290D’より合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
291A’を得た。LCMS:m/z=417.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.539分間(HPLC方法H)
【0571】
実施例291’:メチル 3−(3−カルバモイルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボキシラート
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
291’は、スキーム35における実施例
283’について記載される実験的操作を利用し、中間体
291A’より合成された。この粗化合物をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ、実施例
291’を得た。LCMS:m/z=435.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.280分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.49(dd,J=1.71、0.98Hz,1H)、8.40(s,1H)、8.01(brs,1H)、7.84(dd,J=9.29、0.98Hz,1H)、7.42−7.48(m,3H)、7.04−7.10(m,2H)、4.71(s,2H)、3.80(brs,4H)、3.69(s,3H)
【0572】
表22に示される化合物は、中間体
291A’、塩化アセチルを用いて実施例
291’と同様にし、次にシアノ基をK
2CO
3/H
2O
2で酸化して調製された。
【表161】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
スキーム43
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
中間体293A’:6−(2−(4−フルオロフェニル)−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
290D’(50mg、0.140ミリモル)の0℃でのメタノール(5mL)中溶液に、ホルムアルデヒド(0.021mL、0.279ミリモル、37%水溶液)、TEA(0.039mL、0.279ミリモル)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(17.54mg、0.279ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次に水とDCMの間に分配した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得た。それをプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
293A’(2.1mg、5.6マイクロモル、収率3.1%)を得た。LCMS:m/z=373.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.213分間(HPLC方法I);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.12(s,1H)、8.81(s,1H)、8.21(d,J=9.05Hz,1H)、7.68−7.78(m,3H)、6.95−7.20(m,4H)、7.22(s,1H)、4.02(brs,4H)、2.91−2.95(m,2H)、2.26(s,3H)
【0574】
実施例293’:6−(2−(4−フルオロフェニル)−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアミド
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
293’は、スキーム35における実施例
283’について記載される実験的操作を利用し、中間体293A’をH
2O
2/K
2CO
3と反応させることにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件Q)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
293’を得た。LCMS:m/z=391.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.982分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.49(s,1H)、8.40(s,1H)、8.01(brs,1H)、7.85(d,J=9.54Hz,1H)、7.43−7.47(m,3H)、7.07(t,J=9.05Hz,2H)、3.78(brs,4H)、2.86(brs,2H)、2.6(s,3H)
【0575】
スキーム44
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
中間体294A’:6−(7−(2,2−ジフルオロエチル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
294A’は、スキーム25における中間体
271A’について記載される実験的操作を利用し、中間体
290D’を2,2−ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナートと反応させることにより合成された。その粗残渣をプレパラティブHPLC(条件P)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
294A’を得た。LCMS:m/z=423.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.731分間;(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.84(s,1H)、8.51(s,1H)、7.92(d,J=9.29Hz,1H)、7.44−7.48(m,3H)、7.06(t,J=8.93Hz,2H)、6.12−6.39(m,1H)、3.91(s,2H)、3.85(t,J=5.26Hz,2H)、2.99−3.08(m,4H)
【0576】
実施例294’:6−(7−(2,2−ジフルオロエチル)−2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアミド
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
294’は、スキーム35における実施例
283’について記載される実験的操作を利用し、中間体
294A’をH
2O
2/K
2CO
3と反応させることにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件Q)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ、実施例
294’を得た。LCMS:m/z=441.3[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.160分間(HPLC方法I);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.49(dd,J=1.71、0.98Hz,1H)、8.40(s,1H)、8.01(brs,1H)、7.83(dd,J=9.17、0.86Hz,1H)、7.42−7.50(m,3H)、7.03−7.10(m,2H)、6.09−6.41(m,1H)、3.92(s,2H)、3.77(t,J=5.38Hz,2H)、2.98−3.09(m,4H)
【0577】
スキーム45
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
中間体295A’:N−(4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)アセトアミド
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−(4−フルオロフェニル)エタノン(5.0g、23.04ミリモル)のDMF(50mL)中溶液に、N−カルバミミドイルアセトアミド(6.99g、69.1ミリモル)を加えた。該反応混合物にマイクロ波オーブンにて100℃で20分間放射線を照射した。反応混合物を濃縮し、水を該残留物に添加した。こうして得られた固体を濾過し、吸引乾燥させ、中間体295A’(4.0g、収率79%)を得た。LCMS:m/z=220.2[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.396分間(HPLC方法J)
【0578】
中間体295B’:N−(5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)アセトアミド
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
中間体295B’は、スキーム22における中間体
236C’について記載される実験的操作を利用し、中間体
295A’をNBSと反応させることにより合成された。LCMS:m/z=300.0[M+2H]
+;HPLC 保持時間 0.99分間(HPLC方法G)
【0579】
実施例295’:N−(4−(4−フルオロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)アセトアミド
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
実施例
295’は、スキーム25における実施例
271’について記載される実験的操作を利用し、中間体
295B’を6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(参考文献:CN103275112A)と反応させることにより合成された。その粗残渣をプレパラティブHPLC(条件R)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
295’(2.2mg、収率1.88%)を得た。LCMS:m/z=336.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.345分間;(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.63(brs,1H)、7.96(s,1H)、7.57(brs,1H)、7.54−7.46(m,3H)、7.23−7.09(m,3H)、2.10(s,3H)
【0580】
スキーム46
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
中間体296A’:N−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)アセトアミド
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
296A’(800mg、3.65ミリモル)の0℃での無水THF(20mL)中溶液に、LiHMDS(7.30mL、7.30ミリモル、THF中1M溶液)を滴下して加えた。反応混合物を0℃で15分間攪拌し、2,2−ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート(0.485mL、3.65ミリモル)を添加した。該混合物を0℃でさらに2時間攪拌し、NH
4Cl飽和水溶液でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。その濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(24gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、石油エーテル中30−50%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
296A’(600mg、収率58.0%)を得た。LCMS:m/z=282.0[M−H]
+;HPLC 保持時間 1.410分間(HPLC方法J)
【0581】
中間体296B’:N−(5−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)アセトアミド
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
中間体29
6B’は、スキーム22における中間体
236C’について記載される実験的操作を利用し、中間体
296A’をNBSと反応させることにより合成された。LCMS:m/z=362.0[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.988分間(HPLC方法J)
【0582】
中間体296C’:N−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)アセトアミド
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
296C’は、スキーム22における実施例
236’について記載される実験的操作を利用し、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(参考文献:CN103275112A)を中間体
296B’と反応させることにより合成された。その粗化合物をプレパラティブHPLC(条件R)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
296C’(20mg、収率18.14%)を得た。LCMS:m/z=400.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.257分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.97(s,1H)、7.95(s,1H)、7.75(d,J=9.3Hz,1H)、7.62(s,1H)、7.32−7.42(m,2H)、7.12−7.22(m,3H)、5.98−6.26(m,1H)、4.24(t,J=14.7Hz,2H)、2.37(s,3H)
【0583】
実施例296’:1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−イミダゾール−2−アミン・2HCl
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
296C’(45mg、0.113ミリモル)およびHCl(0.2mL、6.58ミリモル)のMeOH(10mL)中溶液を80℃で5時間加熱した。その反応混合物を濃縮して粗残留物を得、それをプレパラティブHPLC(HPLC方法O)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
296’(15.4mg、収率31.8%)を得た。(実施例
296’のHCl塩の調製:2mLの1M HClを中間体
296C’に加え、ジンバック(Genevac)に供して濃縮し、その分析データはビスHCl塩として記録された)。LCMS:m/z=358.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.092分間;(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 9.08(s,1H)、8.34(d,J=2.01Hz,1H)、8.15−8.22(m,1H)、8.04(d,J=9.04Hz,1H)、7.75(d,J=10.04Hz,1H)、7.37−7.43(m,2H)、7.34(s,1H)、7.17−7.23(m,2H)、7.09(s,1H)、6.03−6.33(m,1H)、4.36−4.47(m,2H)
【0584】
表23に示される化合物は、中間体
296B’および6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリルを用い、中間体
296C’と同様の方法にて調製された。
【表162】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
スキーム47
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
中間体298B’:5−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−2−ニトロ−1H−イミダゾール
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
298A’(参考文献:Organic and Bio-Organic Chemistry (1972-1999), 1989, 95-99)(1.0g、3.69ミリモル)のTHF(150mL)中溶液に、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(1.033g、7.38ミリモル)およびK
2CO
3(10mLの水中に0.510g、3.69ミリモル)を添加した。反応混合物をアルゴンで5分間脱気処理に付し、Pd(PPh
3)
4(0.213g、0.185ミリモル)を添加した。該反応混合物を80℃で15時間加熱した。次に溶媒を蒸発させ、残留物を水と酢酸エチルの間に分配した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得、それを逆相シリカクロマトグラフィー(移動相A:10mM NH
4OAc:アセトニトリル(95:5)、移動相B:10mM NH
4OAc:アセトニトリル(5:95)、20−90%勾配のBで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
298B’(500mg、収率23.67%)を得た。LCMS:m/z=286.1[M−H]
+;HPLC 保持時間 0.86分間(HPLC方法G)
【0586】
中間体298C’:5−ブロモ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−ニトロ−1H−イミダゾール
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
298C’は、スキーム22における中間体
236C’について記載される実験的操作を利用することにより、中間体
298B’をNBSと反応させることにより合成された。その粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(12gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、石油エーテル中25−50%勾配のEtOAcで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて中間体
298C’を得た。LCMS:m/z=352.0[M+2H]
+;HPLC 保持時間 2.520分間(HPLC方法J)
【0587】
中間体298D’:6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−2−ニトロ−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
298D’は、スキーム25における実施例
271’について記載される実験的操作を利用し、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル(参考文献:WO 2014/055955A1)を中間体
298C’と反応させることにより合成された。その粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィー(12gコンビフラッシュ(登録商標)カラム、CHCl
3中5−10%勾配のMeOHで溶出)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させ、中間体
298D’(60mg、収率25.5%)を得た。LCMS:m/z=413.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 0.91分間(HPLC方法F)
【0588】
実施例298’:6−(2−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
中間体
298D’(25mg、0.061ミリモル)のメタノール(2.5mL)中溶液に、塩化アンモニウム(6.49mg、0.121ミリモル)および亜鉛(39.6mg、0.606ミリモル)を添加した。反応混合物を80℃で1時間攪拌し、セライト(登録商標)パッドを通して濾過し、そのパッドをDCMで洗浄した。濾液を合わせ、蒸発させて粗残留物を得、それをプレパラティブHPLC(HPLC方法M)に付して精製した。所望の生成物を含有するフラクションを合わせ、蒸発させて実施例
298’(4.8mg、収率20.71%)を得た。LCMS:m/z=383.1[M+H]
+;HPLC 保持時間 1.451分間(HPLC方法H);
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ ppm 8.61(s,1H)、8.50(s,1H)、7.88(d,J=9.05Hz,1H)、7.30−7.41(m,3H)、7.00(t,J=8.93Hz,2H)、5.86−6.28(m,3H)、4.12−4.27(m,2H)
【0589】
実施例4:生物学的アッセイ
下記に報告される化合物についてのアッセイを1536−ウェルプレートで行い、HIS−TGF−βR1 T204DまたはHIS−TGF−βR2 WT、抗−HIS検出抗体、標識小分子プローブ(K
d=<100nM;k
off=<0.001s
−1)および試験化合物をアッセイバッファー(20mM HEPES pH7.4、10mM MgCl
2、0.015%Briji35、4mM DTT、および0.05mg/ml BSA)に添加することで反応体(2mL)を調製した。その反応体を室温で1時間インキュベートし、エンビジョン(Envision)プレートレコーダー(Ex:340nm;Em:520nm/495nm)でHTRFシグナルを測定した。100%阻害について酵素不含の対照反応と、0%阻害のベヒクルだけの反応とを比較することで阻害データを算定した。該アッセイにおける試薬の最終濃度は、1nMのHIS−TGF−βR1 T204DまたはHIS−TGF−βR2 WT、0.2nM抗−HIS検出抗体、標識小分子プローブ(K
dでの)および0.5%DMSOである。用量応答曲線を作成し、50%のキナーゼ活性の阻害に必要とされる濃度(IC
50)を決定した。化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に10mMで溶かし、11種の濃度で評価した。非線形回帰分析によりIC
50値を誘導した。
【表163】
[この文献は図面を表示できません]
【表164】
[この文献は図面を表示できません]
【表165】
[この文献は図面を表示できません]