(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
実施例は、センシングマグネットとセンシングプレートの結合力を高めるセンシングマグネット組立体、ロータ位置感知装置およびこれを含むモータを提供する。
【0012】
実施例は、センシングマグネット組立体に形成された空気誘導部を含むことによって、マグネットとプレートの間の接着力を向上させ得るモータを提供する。
【0013】
また、前記プレートに形成されたリブを利用してマグネットの離脱を防止できるモータを提供する。
【0014】
実施例が解決しようとする課題は以上で言及された課題に限定されず、ここで言及されていないさらに他の課題は下記の記載から当業者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題は実施例により、プレート;前記プレート上に配置されるマグネット;および前記プレートと前記マグネットの間に配置されて前記マグネットを前記プレートに固定させる接着テープを含み、前記プレートは前記接着テープが配置される本体を含み、前記本体は装着面と複数個の溝またはホールを含み、前記接着テープの一面は前記装着面に配置されるセンシングマグネット組立体によって達成される。
【0016】
ここで、前記ホールは前記本体を軸方向に貫通して形成され、前記ホールの一側は前記装着面に配置され得る。
【0017】
また、前記溝は前記装着面に下側方向に凹むように形成され、前記本体の中心から半径方向に形成され得る。
【0018】
この時、前記溝の一側は前記本体の外周面まで延長され得る。
【0019】
一方、前記センシングマグネット組立体の前記プレートは、前記本体の外周面から上方に突出するリブをさらに含むことができる。
【0020】
この時、前記装着面を基準として前記リブの高さは前記マグネットの高さより小さくてもよい。
【0021】
そして、前記センシングマグネット組立体の前記プレートは、前記装着面の内周面から軸方向に突出した突出部をさらに含み、前記装着面を基準として前記突出部の高さは前記リブの高さより小さくてもよい。
【0022】
また、前記リブは円周方向に沿って互いに離隔するように配置される複数個の突起で提供され得る。
【0023】
一方、前記プレートは、前記本体の外周面から上方に延びるリブをさらに含み、前記リブは円周方向に沿って互いに離隔するように配置される複数個の突起で提供され、前記本体の外周面まで延びた前記溝の一側は前記突起の間に配置され得る。
【0024】
また、前記溝またはホールと前記接着テープの間に空気層が形成され得る。
【0025】
また、前記溝またはホールは前記接着テープと前記装着面の間に配置される空気層を除去するための溝またはホールであり得る。
【0026】
前記課題は実施例により、プレート;前記プレートに配置されるマグネット;および前記プレートと前記マグネットの間に配置されて前記マグネットを前記プレートに固定させる接着テープを含み、前記プレートは突出部を含む第1領域と前記第1領域から延長され、前記接着テープが配置される第2領域を含み、前記プレートの第2領域は2個以上のホールまたは溝を含み、前記ホールまたは溝は前記プレートの中心Cを基準として回転対称となるセンシングマグネット組立体によって達成される。
【0027】
前記課題は実施例により、シャフト;前記シャフトの外側に配置されるロータ;前記ロータの外側に配置されるステータ;前記ステータの上部に配置されるセンシングマグネット組立体;および前記センシングマグネット組立体の上部に配置されるセンサ部を含み、前記センシングマグネット組立体は、プレート;前記プレート上に配置されるマグネット;および前記プレートと前記マグネットの間に配置されて前記マグネットを前記プレートに固定させる接着テープを含み、前記プレートは前記接着テープが配置される本体を含み、前記本体は装着面と複数個の溝またはホールを含み、前記接着テープの一面は前記装着面に配置されるモータによって達成される。
【0028】
ここで、前記ホールは前記本体を軸方向に貫通して形成され、前記ホールの一側は前記装着面に配置され得る。
【0029】
また、前記溝は前記装着面に下側方向に凹むように形成され、前記本体の中心から半径方向に形成され得る。
【0030】
この時、前記溝の一側は前記本体の外周面まで延長され得る。
【0031】
一方、前記モータは前記本体の外周面から上方に突出するリブをさらに含むことができる。
【0032】
前記課題を達成するための実施例は、センシングプレートと、前記センシングプレートの上面に配置されるセンシングマグネットおよび前記センシングマグネットの上側に配置される基板を含み、前記センシングマグネットを囲むように前記センシングマグネットに結合し、前記センシングプレートに結合する缶部材をさらに含むロータ位置感知装置を提供することができる。
【0033】
好ましくは、前記缶部材は、前記センシングマグネットの内周面と接触する第1面と、前記センシンマグネッの上面と接触する第2面と、前記センシングマグネットの外周面と前記センシングプレートの外周面と接触する第3面を含むことができる。
【0034】
好ましくは、前記缶部材は前記センシングプレートの下面と接触する第4面を含むことができる。
【0035】
好ましくは、前記センシングプレートは前記センシングプレートの下面に凹むように形成される結合溝を含み、前記第4面の突出部が位置する結合溝に配置され得る。
【0036】
好ましくは、前記センシングプレートは前記センシングプレートの上面で凹むように形成される装着部を含み、前記センシングマグネットが前記装着部に配置され得る。
【0037】
好ましくは、前記第2面を基準として前記第1面の高さは前記センシングマグネットの厚さより小さくてもよい。
【0038】
好ましくは、前記第1面の高さは前記装着部で前記センシングプレートの上面の高さより小さくてもよい、
【0039】
好ましくは、前記センシングプレートは内側にホールが配置された円筒状の軸結合部を含むことができる。
【0040】
好ましくは、前記第2面を基準として前記第3面の高さは、前記センシングマグネットの厚さおよび前記装着部の厚さの合計より大きく、前記センシングプレートの下面から前記軸結合部の上端までの高さより小さくてもよい。
【0041】
好ましくは、前記センシングマグネットはメインマグネットとサブマグネットとを含み、前記基板は第1センサおよび第2センサを含み、前記第1センサは前記センシングマグネットの半径方向を基準として前記メインマグネットと対応するように配置され、前記第2センサは前記センシングマグネットの半径方向を基準として前記サブマグネットと対応するように配置され得る。
【0042】
前記課題を達成するための他の実施例は、シャフトと、前記シャフトが配置されるホールを含むロータと、前記ロータの外側に配置されるステータおよび前記ロータの上側に配置されるロータ位置感知装置を含み、前記ロータ位置感知装置は前記シャフトに結合するセンシングプレートと、前記センシングプレートの上面に配置されるセンシングマグネットおよび前記センシングマグネットの上側に配置される基板を含み、前記センシングマグネットを囲むように前記センシングマグネットに結合し、前記センシングプレートに結合する缶部材をさらに含むモータを提供することができる。
【発明の効果】
【0043】
実施例によると、センシングマグネットとセンシングプレートの結合力を高める有利な効果を提供する。
【0044】
実施例に係るモータは、センシングマグネット組立体のプレートにホールまたは溝を形成してマグネットとプレートの間に空気層が形成されることを防止することができる。それにより、マグネットとプレートの間の接着力を向上させることができる。
【0045】
また、前記プレートに形成されたリブを利用してマグネットの離脱を防止することができる。
【0046】
実施例に係るモータは、センシングマグネットを覆う缶部材がセンシングプレートにコーキングを通じて結合されることによって、センシングマグネットとセンシングプレートの結合力をさらに高める有利な効果を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本発明は多様な変更を加えることができ、多様な実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示して説明しようとする。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術的範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0049】
第2、第1等のように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われ得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されはしない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。例えば、本発明の技術的範囲を逸脱することなく第2構成要素は第1構成要素と命名され得、同様に第1構成要素も第2構成要素と命名され得る。および/またはこれという用語は複数の関連した記載された項目の組み合わせまたは複数の関連した記載された項目のうちいずれかの項目を含む。
【0050】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているかまたは接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0051】
実施例の説明において、いずれか一つの構成要素が他の構成要素の「上(うえ)または下(した)(on or under)」に形成されると記載される場合において、上(うえ)または下(した)(on or under)は二つの構成要素が互いに直接(directly)接触するか一つ以上の他の構成要素が前記二つの構成要素の間に配置されて(indirectly)形成されることをすべて含む。また「上(うえ)または下(した)(on or under)」で表現される場合、一つの構成要素を基準として上側方向だけでなく下側方向の意味も含み得る。
【0052】
本出願で使った用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なることを意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。
【0053】
異なって定義されない限り、技術的または科学的な用語を含んでここで使われるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味に解釈されない。
【0054】
以下、添付された図面を参照して実施例を詳細に説明するものの、図面符号にかかわらず、同一または対応する構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0056】
図1は、第1実施例に係るモータを示す図面である。
【0057】
図1を参照すると、第1実施例に係るモータ1は、一側に開口が形成されたハウジング1100、ハウジング1100の上部に配置されるカバー1200、ハウジング1100の内部に配置されるステータ1300、ステータ1300の内側に配置されるロータ1400、ロータ1400とともに回転するシャフト1500、ステータ1300の上部に配置されるバスバー1600、ロータ1400およびシャフト1500の回転を感知するセンサ部1700および実施例に係るセンシングマグネット組立体1800を含むことができる。ここで、センサ部1700およびセンシングマグネット組立体1800はロータ位置感知装置と呼称され得る。
【0058】
このような、前記モータ1はEPSに使われるモータであり得る。EPS(Electronic Power Steering System)とは、モータの駆動力で操向力を補助することによって、旋回安定性を保証し、迅速な復原力を提供して運転者に安全な走行を可能とさせる。
【0059】
ハウジング1100とカバー1200は前記モータ1の外形を形成することができる。そして、ハウジング1100とカバー1200の結合によって収容空間が形成され得る。それにより、前記収容空間には、
図1に図示された通り、ステータ1300、ロータ1400、シャフト1500、バスバー1600、センサ部1700およびセンシングマグネット組立体1800等が配置され得る。この時、シャフト1500は前記収容空間に回転可能に配置される。前記モータ1はシャフト1500の上部と下部にそれぞれ配置されるベアリング10をさらに含むことができる。
【0060】
ハウジング1100は円筒状に形成され得る。この時、ハウジング1100の形状や材質は多様に変形され得る。例えば、ハウジング1100は高温でもよく耐え得る金属材質で形成され得る。
【0061】
カバー1200はハウジング1100の前記開口を覆うように、ハウジング1100の開口面、すなわちハウジング1100の上部に配置され得る。
【0062】
ステータ1300はハウジング1100の内部に収容され得る。そして、ステータ1300はロータ1400と電気的な相互作用を誘発する。この時、ステータ1300は半径方向を基準としてロータ1400の外側に配置され得る。
【0063】
図1を参照すると、ステータ1300は、ステータコア1310、ステータコア1310に配置されるインシュレータ1320およびインシュレータ1320に卷回されるコイル1330を含むことができる。
【0064】
ステータコア1310は、リング状に形成された一体型のコアであるかまたは複数個の分割コアが結合されたコアであり得る。例えば、ステータコア1310は円形の薄い鋼板の形態の複数個のプレートが積層された形状に実施されるかまたは一つの筒状に実施されてもよい。
【0065】
インシュレータ1320は、ステータコア1310に配置されてステータコア1310とコイル1330を絶縁させることができる。ここで、インシュレータ1320は樹脂材質で形成され得る。
【0066】
コイル1330はインシュレータ1320に巻線され得る。そして、コイル1330は電源の供給によって回転磁界を形成することができる。
【0067】
ここで、インシュレータ1320に巻線されたコイル1330の端部は、上部側に露出するように配置され得る。そして、前記コイル1330の端部はバスバー1600と結合され得る。
【0068】
ロータ1400はステータ1300の内側に配置され得、中心部にシャフト1500が結合され得る。ここで、ロータ1400はステータ1300に回転可能に配置され得る。
【0069】
ロータ1400はロータコアとマグネットを含むことができる。ロータコアは円形の薄い鋼板の形態の複数個のプレートが積層された形状に実施されるかまたは一つの筒状に実施され得る。ロータコアの中心にはシャフト1500が結合するホールが形成され得る。ロータコアの外周面にはマグネットをガイドする突起が突出し得る。マグネットはロータコアの外周面に付着され得る。複数個のマグネットは一定の間隔でロータコアの周りに沿って配置され得る。また、ロータ1400はマグネットがロータコアのポケットに挿入されるタイプで構成されてもよい。
【0070】
したがって、コイル1330と前記マグネットの電気的な相互作用によってロータ1400が回転し、ロータ1400が回転するとシャフト1500が回転して駆動力を発生させる。
【0071】
一方、ロータ1400は前記マグネットを囲むように配置される缶部材をさらに含むことができる。前記缶部材は前記マグネットが前記ロータコアから離脱しないように固定させる。また、前記缶部材は前記マグネットが外部に露出することを防止することができる。
【0072】
シャフト1500はベアリング10によりハウジング1100の内部で回転可能に配置され得る。
【0073】
バスバー1600はステータ1300の上部に配置され得る。
【0074】
そして、バスバー1600はステータ1300のコイル1330と電気的に連結され得る。
【0075】
バスバー1600は、バスバー本体と前記バスバー本体の内部に配置されるターミナルを含むことができる。ここで、前記バスバー本体は射出成形を通じて形成されたモールド物であり得る。そして、前記ターミナルの一側はコイル1330と電気的に連結され得る。
【0076】
センサ部1700は、ロータ1400と回転連動可能に設置されたセンシングマグネット組立体1800の磁気力を感知してロータ1400の現在の位置を把握することによって、シャフト1500の回転を感知することができる。
【0077】
センサ部1700はセンシングマグネット組立体1800の上部に配置され得る。
【0078】
センサ部1700は印刷回路基板(PCB、図示されず)とセンサ(図示されず)を含むことができる。
【0079】
前記印刷回路基板には前記センサが配置され得る。前記センサはセンシングマグネット組立体1800に配置されるマグネットの磁気力を感知する。この時、前記センサはホールIC(Hall IC)で提供され得る。そして、前記センサはセンシングマグネット組立体1800に配置されるマグネットのN極とS極の変化を感知してセンシングシグナルを生成することができる。
【0080】
図2は第1実施例に係るモータのセンシングマグネット組立体を示す斜視図であり、
図3は第1実施例に係るモータのセンシングマグネット組立体を示す分解斜視図であり、
図4は第1実施例に係るモータのセンシングマグネット組立体を示す平面図であり、
図5は第1実施例に係るモータのセンシングマグネット組立体を示す断面図である。
【0081】
図2〜
図5を参照すると、センシングマグネット組立体1800は、マグネット1810、接着テープ1820およびプレート1830を含むことができる。ここで、マグネット1810はセンシングマグネットと呼称され得る。そして、プレート1830はセンシングプレートと呼称され得る。
【0082】
前記プレートとしては第1実施例に係るプレート1830が配置されたものをその例にしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、センシングマグネット組立体1800は、第1実施例に係るプレート1830の代わりに配置される第2および第3実施例に係るプレート1830a、1830bを含んでもよい。
【0083】
マグネット1810は接着テープ1820によりプレート1830の上部に固定され得る。マグネット1810はシャフト1500と連動してプレート1830が回転するにつれて回転する。この時、マグネット1810は前記センサ部1700の前記センサと離隔するように配置され得る。それにより、前記センサはマグネット1810の磁束の変化を感知してロータ1400の回転角度を計算することができる。
【0084】
マグネット1810はプレート1830の形状と対応する円板状に形成され、中央に配置されるメインマグネット1811と縁に配置されるサブマグネット1812を含むことができる。メインマグネット1811とサブマグネット1812の間には磁性を帯びないダミー領域が形成され得、それによりメインマグネット1811とサブマグネット1812はダミー領域の幅だけ離隔するように形成され得る。そして、マグネット1810はメインマグネット1811の中央に形成される挿入ホール1813を含む。
【0085】
メインマグネット1811はリング状に形成され得る。この時、メインマグネット1811は複数個の分割マグネットで提供され得る。メインマグネット1811が分割マグネットで形成される場合、前記分割マグネットの個数(極数)はロータ1400に配置されるマグネットの個数(極数)と同一に配置されてロータの回転が検出できるように構成され得る。
【0086】
サブマグネット1812は、メインマグネット1811の外側に配置されてメインマグネット1811より多くの個数(極数)を含むことができる。それにより、メインマグネット1811の一つの極(分割マグネット)をさらに細分化して分解する。したがって、ロータ1400の回転量の検出をさらに精密に測定することができる。メインマグネット1811とサブマグネット1812の間には磁性を帯びないダミー領域が形成され得、それによりメインマグネット1811とサブマグネット1812はダービ領域の幅だけ離隔するように形成され得る。
【0087】
挿入ホール1813はメインマグネット1811の中央に形成され得る。そして、挿入ホール1813にはプレート1830の突出部1833が配置され得る。この時、挿入ホール1813の形状は突出部1833に対応する形状に形成される。それにより、マグネット1810は円周方向を基準としてプレート1830に固定され得る。
【0088】
一方、マグネット1810としてはフェライトラバーが利用され得る。
【0089】
接着テープ1820はマグネット1810をプレート1830に固定させる。接着テープ1820はマグネット1810とプレート1830の間に配置される。この時、接着テープ1820としては両面テープが利用され得る。そして、接着テープ1820の一面は前記プレート1830の装着面1831aに接着されるように配置され得る。
【0090】
接着テープ1820が装着面1831aに接着時に空気層が形成され得るところ、センシングマグネット組立体1800は空気誘導部として提供されるホール1832または溝1832aを利用して前記空気層を除去することができる。
【0091】
以下、ホール1832または溝1832aが形成されたセンシングマグネット組立体1800のプレート1830、1830a、1830bについて詳察する。
【0092】
図6は、第1実施例に係るモータに配置されるプレートの第1実施例を示す図面である。
【0093】
図6を参照して第1実施例に係るプレート1830を詳察すると、プレート1830は、本体1831、ホール1832、突出部1833およびスリーブ1834を含むことができる。そして、プレート1830はリブ1835をさらに含むことができる。ここで、プレート1830はセンシングプレートと呼称され得る。
【0094】
本体1831、ホール1832、突出部1833、スリーブ1834およびリブ1835は一体に形成され得る。この時、プレート1830は電気メッキ鋼板で形成され得る。
【0095】
本体1831は円板状に形成され得る。この時、本体1831の装着面1831aには接着テープ1820が配置され得る。
【0096】
そして、装着面1831aの内周面から軸方向に延びた突出部1833が形成される。この時、突出部1833の上面は装着面1831aより高く配置され得る。ここで、軸方向とはシャフト1500の長さ方向であり得る。
【0097】
一例として、突出部1833は3個の側面と角を有する三角柱状に形成され得る。この時、前記角は加工容易性および衝撃による破損防止のために所定の曲率を有するラウンド状に形成され得る。ここで、突出部1833は三角柱状をその例にしているが、必ずしもこれに限定されず、四角、五角、六角、八角柱などのように複数個の辺(side)と複数個の角を有する形状に形成されてもよい。
【0098】
突出部1833の中央には、厚さ方向に貫通形成されてシャフト1500が挿入されるホールが形成される。前記ホールの内側にはシャフト1500が挿入されるため、シャフト1500とセンシングマグネット組立体1800は一体に回転することができる。
【0099】
図5および
図6に図示された通り、シャフト1500に対するセンシングマグネット組立体1800の結合力を向上させるためにスリーブ1834が配置され得る。ここで、スリーブ1834は円筒状に形成されて突出部1833の内側に一体に形成され得る。そして、スリーブ1834の内周面には複数個の突起(図示されず)が形成されてシャフト1500とセンシングマグネット組立体1800の結合力をさらに向上させることもできる。
【0100】
ホール1832は突出部1833とリブ1835の間に配置され得る。
【0101】
接着テープ1820が装着面1831aに配置時、ホール1832は空気が抜け出ることができる通路としての役割を遂行する。
【0102】
図6に図示された通り、ホール1832は本体1831を軸方向に貫通するように複数個が形成され得る。例えば、前記ホール1832の一側は装着面1831aに配置され、他側は本体1831の下部に配置される。
【0103】
それにより、接着テープ1820が装着面1831aに配置される時に形成される空気層の空気は、前記ホール1832を通じて外部に抜け出ることができる。一方、前記ホール1832はマグネット1810の付着力テスト時に利用されてもよい。
【0104】
ここで、前記ホール1832は突出部1833とリブ1835の間に配置され得る。そして、前記ホール1832は接着テープ1820の下部に配置され得る。この時、前記ホール1832は3個が中心Cを基準として120度間隔で離隔するように形成されたものをその例にしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0105】
リブ1835はマグネット1810が離脱することを防止する。例えば、センシングマグネット組立体1800が回転するにつれて、リブ1835はマグネット1810が遠心力によって離脱することを防止する。ひいては、マグネット1810に破損が発生して一部が壊れる現象が発生しても、リブ1835は接着テープ1820とともにマグネット1810の外周面を支持するため、マグネット1810の一部が遠心力によって離脱することを防止する。
【0106】
リブ1835は突出部1833と同じ軸方向に突出し得る。この時、リブ1835は本体1831の縁から上方に突出し得る。詳細には、リブ1835は本体1831の外周面1831bから上方に突出し得る。それにより、前記センシングマグネット組立体1800の性能はリブ1835により向上し得る。
【0107】
図6に図示された通り、プレート1830に突出部1833とリブ1835が形成された場合であれば、接着テープ1820の接着時に発生する空気が半径方向に抜け出ることが難しい構造となる。しかし、ホール1832により空気は容易に外部に抜け出ることができる。
【0108】
図5に図示された通り、マグネット1810を感知する前記センサのセンシング力を考慮して、装着面1831aを基準としてリブ1835の高さH1はマグネット1810の高さH2より小さく形成され得る。この時、突出部1833の高さH3はリブ1835の高さH1より小さい。
【0109】
図7は第1実施例に係るモータに配置されるプレートの第2実施例を示す図面である。
【0110】
図7を参照して第2実施例に係るプレート1830aを説明するにおいて、第1実施例に係るプレート1830と同じ構成要素は同じ図面番号で記載されるところ、これに対する具体的な説明は省略する。
【0111】
図7を参照すると、前記プレート1830aは、本体1831、溝1832a、突出部1833およびスリーブ1834を含むことができる。そして、プレート1830はリブ1835をさらに含むことができる。
【0112】
図7を参照して第2実施例に係るプレート1830aを第1実施例に係るプレート1830と比較すると、第2実施例に係るプレート1830aは溝1832aにおいて差がある。
【0113】
前記プレート1830aの溝1832aは突出部1833とリブ1835の間に配置され得る。
【0114】
溝1832aは複数個で提供され得る。そして、前記溝1832aは接着テープ1820の下部に配置され得る。
【0115】
図7に図示された通り、前記溝1832aは半径方向に凹むように装着面1831aに形成され得る。そして、前記溝1832aは所定の間隔で離隔するように配置され得る。それにより、空気は前記溝1832aに収容され得る。また、前記溝1832aは弧の形状のように円周方向に沿って凹むように装着面1831aに形成されてもよい。
【0116】
したがって、接着テープ1820が装着面1831aに配置時、溝1832aは空気が収容され得るキャビティとしての役割を遂行する。
【0117】
この時、前記溝1832aは4個か中心Cを基準として90度間隔で離隔するように形成されたものをその例にしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0118】
図7に図示された通り、プレート1830に突出部1833とリブ1835が形成された場合であれば、接着テープ1820の接着時に発生する空気が半径方向に抜け出ることが難しい構造となる。それにより、前記溝1832aに空気が収容されて接着テープ1820の浮き現象を防止することができる。それにより、接着テープ1820の接着力を向上させることができる。
【0119】
図8は、第1実施例に係るモータに配置されるプレートの第3実施例を示す図面である。
【0120】
図8を参照して第3実施例に係るプレート1830bを説明するにおいて、第1および第2実施例に係るプレート1830、1830aと同じ構成要素は同じ図面番号で記載されるところ、これに対する具体的な説明は省略する。
【0121】
図8を参照すると、前記プレート1830bは、本体1831、溝1832a、突出部1833およびスリーブ1834を含むことができる。そして、プレート1830bはリブ1835aをさらに含むことができる。
【0122】
図8を参照して第3実施例に係るプレート1830bを第2実施例に係るプレート1830aと比較すると、第3実施例に係るプレート1830bは溝1832aが本体1831の外周面1831bまで延びる点およびリブ1835aが複数個の突起で提供される点において差がある。
【0123】
前記プレート1830bの溝1832aは突出部1833と本体1831の外周面1831bの間に配置され得る。この時、溝1832aは複数個で提供され得る。そして、前記溝1832aは接着テープ1820の下部に配置され得る。
【0124】
図8に図示された通り、前記溝1832aは半径方向に凹むように装着面1831aに形成され得る。そして、前記溝1832aは所定の間隔で離隔するように配置され得る。この時、第3実施例に係るプレート1830bの溝1832aは本体1831の外周面1831bまで一側が延長され得る。それにより、空気は前記溝1832aを通じて外部に誘導され得る。
【0125】
したがって、接着テープ1820が装着面1831aに配置時、前記プレート1830bの溝1832aは空気を外部に誘導するチャネルとしての役割を遂行する。
【0126】
この時、前記溝1832aは4個か中心Cを基準として90度間隔で離隔するように形成されたものをその例にしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0127】
図7に図示された通り、プレート1830aにリブ1835が円筒状またはリング状に形成された場合であれば、接着テープ1820の接着時に発生する空気が半径方向に抜け出ることが難しい構造となる。
【0128】
しかし、前記プレート1830bは、
図8に図示された通り、前記溝1832aの一側が本体1831の外周面1831bまで延びるため、効果的に前記空気を外部に抜け出るようにすることができる。
【0129】
一方、リブ1835aは円周方向に沿って互いに離隔するように配置される複数個の突起で提供され得る。
【0130】
この時、前記突起は本体1831の外周面1831bから上方に突出するように形成され得る。それにより、接着テープ1820の接着時に発生する空気は前記突起の間の空間に抜け出ることができるため、接着テープ1820の接着力は向上し得る。
【0131】
図8に図示された通り、前記溝1832aの一側は前記突起の間に配置され得る。
【0132】
一方、前記センシングマグネット組立体1800は、前述された通り、プレート1830、1830a、1830b、前記プレート1830に配置されるマグネット1810および前記プレートと前記マグネット1810の間に配置されて前記マグネット1810を前記プレート1830、1830a、1830bに固定させる接着テープ1820を含むことができる。
【0133】
この時、前記プレート1830、1830a、1830bは第1領域と第2領域を含むことができる。ここで、前記第1領域と前記第2領域は本体1831と突出部1833を基準として区分され得る。例えば、突出部1833を含む領域を第1領域とし、接着テープ1820が配置される本体1831の領域を第2領域とする。
【0134】
したがって、前記第2領域は前記第1領域から外側に延びるように形成され得る。この時、前記第2領域にホール1832または溝1832aが形成され得る。
【0135】
そして、前記ホール1832または溝1832aは中心Cを基準として回転対称となるように配置され得る。それにより、前記センシングマグネット組立体1800の回転時、回転に対する前記センシングマグネット組立体1800の均衡性および信頼性が向上し得る。
【0137】
図9は、第2実施例に係るモータの概念図である。
図9を参照すると、第2実施例に係るモータ2は、シャフト2100と、ロータ2200と、ステータ2300と、ロータ位置感知装置2400を含むことができる。
【0138】
シャフト2100はロータ2200に結合され得る。電流の供給を通じてロータ2200とステータ2300に電磁気的な相互作用が発生するとロータ2200が回転し、これに連動してシャフト2100が回転する。シャフト2100は車両の操向軸と連結されて操向軸に動力を伝達することができる。シャフト2100はベアリングによって支持され得る。
【0139】
ロータ2200はステータ2300と電気的な相互作用を通じて回転する。
【0140】
ロータ2200はロータコア2210と、マグネット2220を含むことができる。ロータコア2210は円形の薄い鋼板の形態の複数個のプレートが積層された形状に実施されるかまたは一つの筒状に実施され得る。ロータコア2210の中心にはシャフト2100が結合するホールが形成され得る。ロータコア2210の外周面にはマグネット2220をガイドする突起が突出し得る。マグネット2220はロータコア2210の外周面に付着され得る。複数個のマグネット2220は一定の間隔でロータコア2210の周りに沿って配置され得る。ロータ2200はマグネット2220を囲んでマグネット2220がロータコア2210から離脱しないように固定させ、マグネット2220が露出することを防止する缶部材を含むことができる。
【0141】
ステータ2300にはロータ2200と電気的な相互作用を誘発するためにコイルが巻かれ得る。コイルを巻くためのステータ2300の具体的な構成は次の通りである。ステータ2300は複数個のティースを含むステータコアを含むことができる。ステータコアは環状のヨーク部分が設けられ、ヨークから中心方向にコイルが巻かれるティースが設けられ得る。ティースはヨーク部分の外周面に沿って一定の間隔で設けられ得る。一方、ステータコアは薄い鋼板の形態の複数個のプレートが相互積層されて構成され得る。また、ステータコアは複数個の分割コアが互いに結合されるか連結されて構成され得る。
【0142】
ロータ位置感知装置2400は、センシングプレート2410と、センシングマグネット2420と、基板2430を含むことができる。ロータ位置感知装置2400のセンシングプレート2410とセンシングマグネット2420の代わりに第1実施例に係るモータ1のセンシングマグネット組立体1800が配置されてもよい。
【0143】
ハウジング2500は円筒状に形成されて内部にステータ2300とロータ2200が装着され得る空間が設けられる。この時、ハウジング2500の形状や材質は多様に変形され得るが、高温でもよく耐え得る金属材質が選択され得る。ハウジング2500の開放された上部はカバー2600が覆う。
【0144】
図10は、第2実施例に係るモータのセンシングマグネットと、センシングプレートおよび缶部材を図示した図面である。
【0145】
図9および
図10を参照すると、センシングプレート2410は円板状に形成される。そして、センシングプレート2410の中心にシャフト2100が結合される。センシングマグネット2420はセンシングプレート2410の上面に配置される。そして、センシングマグネット2420はメインマグネット2421と、サブマグネット2422を含むことができる。相対的に、メインマグネット2421は内側に配置される。そして、サブマグネット2422は外側に配置されてセンシングプレート2410の縁に配置され得る。
【0146】
メインマグネット2421はロータ2200のマグネット2220と対応する。換言すると、ロータ2200のマグネット2220の極数とメインマグネット2421の極数は同じである。例えば、ロータ2200のマグネット2220が6極の場合、メインマグネット2421も6極である。また、ロータ2200のマグネット2220とメインマグネット2421は極分割領域が整列されて、メインマグネット2421の位置がロータ2200のマグネット2220の位置を示し得る。このようなメインマグネット2421はロータ2200の初期位置を把握するのに利用される。
【0147】
サブマグネット2422はロータ2200の細部的な位置を精密に把握するのに利用される。例えば、サブマグネット2422は72極であり得る。
【0148】
図11は、第2実施例に係るモータの基板とセンサを図示した図面である。
【0149】
図10および
図11を参照すると、基板2430はセンシングマグネット2420の上側に配置され得る。基板2430は第1センサ2431と、第2センサ2432を含むことができる。第1センサ2431はメインマグネット2421による磁束の変化を感知する。そして、第2センサ2432はサブマグネット2422による磁束の変化を感知する。第1センサ2431と第2センサ2432はそれぞれ複数個のホールセンサ(Hall IC)で構成され得る。
【0150】
図12は、第2実施例に係るモータのセンシングシグナルを図示した図面である。
【0151】
図11および
図12を参照すると、第1センサ2431はメインマグネット2421のN極とS極の変化を感知して3個のセンシングシグナルT1、T2、T3を感知することができる。そしてさらに、第2センサ2432はサブマグネット2422の磁束の変化を感知して2個のセンシングシグナルE1、E2を感知することができる。
【0152】
前述したように、メインマグネット2421はロータ2200に結合されたマグネットがそのまま模写されているため、メインマグネット2421を基準とする磁束の変化を感知してロータ400の位置を感知することができる。このようなセンシングシグナルS1、S2、S3はモータの初期駆動に使われ得るものであって、それぞれU、V、W相の情報をフィードバックすることができる。
【0153】
図13は、第2実施例に係るモータのセンシングマグネットを覆う缶部材を図示した図面である。
【0154】
図13で図示した通り、センシングプレート2410は装着部2411と、軸結合部2412を含むことができる。装着部2411はセンシングプレート2410の上面2413で凹むように配置される。装着部2411にはセンシングマグネット2420が装着される。装着部2411とセンシングマグネット2420の間には接着剤が塗布され得る。軸結合部2412は円筒状である。そして軸結合部2412はセンシングプレート2410の中心部に配置され、内側にシャフト2100が圧入されるホールが配置される。
【0155】
図10および
図13を参照すると、缶部材2440はセンシングマグネット2420をセンシングプレート2410に固定させる役割をする。このような缶部材2440は中心部にシャフト2100が貫通するホール2440Aが配置され得る。そして、缶部材2440は全体として環状の部材であり得る。センシングマグネット2420は缶部材2440に圧入される。そして缶部材2440はセンシングプレート2410に結合される。
【0156】
図14は、第2実施例に係るモータの缶部材を図示した断面図である。
【0157】
図14を参照すると、缶部材2440は、第1面2441と、第2面2442と、第3面2443と第4面2444を含むことができる。第1面2441はセンシングマグネット2420の内周面と接触する。そして第2面2442はセンシングマグネット2420の上面と接触する。そして第3面2443はセンシングマグネット2420の外周面およびセンシングプレート2410の外周面と接触する。そして第4面2444はセンシングプレート2410の下面2414と接触する。
【0158】
図15は、第2実施例に係るモータの缶部材の大きさを図示した図面である。
【0159】
図14および
図15を参照すると、センシングマグネット2420は第1面2441と第2面2442と第3面2443がなす収容空間に圧入される。
【0160】
第2面2442を基準として第1面2441の高さh1はセンシングマグネット2420の厚さt1より小さくてもよい。併せて、第2面2442を基準として、第1面2441の高さh1はセンシングプレート2410の装着部2411からセンシングプレート2410の上面2413までの高さh2より小さくてもよい。
【0161】
第2面2442を基準として、第3面2443の高さh3はセンシングマグネット2420の厚さt1と装着部2411の厚さt2の合計より大きくてもよい。また、第2面2442を基準として、第3面2443の高さh3はセンシングマグネット2420の厚さt1と装着部2411の厚さt2の合計と同じでもよい。
【0162】
併せて、第2面2442を基準として、第3面2443の高さh3はセンシングプレート2410の下面2414から軸結合部2412の上端までの距離h4より小さくてもよい。
【0163】
図16は、第2実施例に係るモータの缶部材とセンシングプレートのコーキング結合部分を図示した断面図である。
【0164】
図16を参照すると、センシングプレート2410の下面2414には凹むように形成された結合溝2414aが配置され得る。缶部材2440の第4面2444は結合溝2414aに圧入され得る。結合溝2414aは缶部材2440の第4面2444とセンシングプレート2410の下面2414にコーキング結合を通じて形成され得る。
【0165】
センシングマグネット2420は一次的に、缶部材2440に圧入されて一次的に固定される。そしてセンシングマグネット2420はセンシングプレート2410の装着部2411に接着剤を通じて固定される。この後、缶部材2440の第4面2444がセンシングプレート2410の下面2414にコーキング結合されることによって、センシングマグネット2420はセンシングプレート2410に結合される。このようなロータ位置感知装置は、高温、高湿または低温条件でもセンシングマグネット2420とセンシングプレート2410の結合力を高める利点がある。
【0166】
前記では本発明の実施例を参照して説明したが、該当技術分野の通常の知識を有する者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更できることが理解できるはずである。そして、このような修正と変更に関係した差異点を添付された特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。