特許第6837563号(P6837563)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000002
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000003
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000004
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000005
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000006
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000007
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000008
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000009
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000010
  • 特許6837563-フィードバック方法及びユーザ機器 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6837563
(24)【登録日】2021年2月12日
(45)【発行日】2021年3月3日
(54)【発明の名称】フィードバック方法及びユーザ機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20210222BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20210222BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20210222BHJP
   H04L 1/16 20060101ALI20210222BHJP
【FI】
   H04W72/04 136
   H04W92/18
   H04W28/04
   H04W72/04 131
   H04L1/16
【請求項の数】10
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2019-539803(P2019-539803)
(86)(22)【出願日】2017年12月25日
(65)【公表番号】特表2020-507264(P2020-507264A)
(43)【公表日】2020年3月5日
(86)【国際出願番号】CN2017118329
(87)【国際公開番号】WO2018137452
(87)【国際公開日】20180802
【審査請求日】2019年7月22日
(31)【優先権主張番号】201710060331.8
(32)【優先日】2017年1月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】リィウ,デェピン
(72)【発明者】
【氏名】リュ,ジェンウエイ
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,レイ
【審査官】 田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2016/076301(WO,A1)
【文献】 特表2013−535134(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/017356(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
H04L 1/16
DB名 3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィードバック方法であって、
第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するステップであって、前記フィードバックリソースは、前記第2のユーザ機器が送信した前記データを受信した後に、前記第1のユーザ機器が決定するリソースである、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するステップであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、ステップと、を含
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、専用の搬送波リソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルによって送信され、
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、基地局のアップリンクリソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルの一部によって送信される、
方法。
【請求項2】
第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって、前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定するステップであって、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含む、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
フィードバック方法であって、
第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するステップであって、前記フィードバックリソースは、前記第1のユーザ機器に前記データを送信した後に、前記第2のユーザ機器によって決定されるリソースである、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信するステップであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、ステップと、を含
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、専用の搬送波リソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルによって送信され、
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、基地局のアップリンクリソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルの一部によって送信される、
方法。
【請求項4】
第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器に送信された前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定するステップであって、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含む、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第1のユーザ機器であり、
第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記フィードバックリソースは、前記第2のユーザ機器が送信した前記データを受信した後に、当該ユーザ機器が決定するリソースである、処理ユニットと、
前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記フィードバック情報は、当該ユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、送信ユニットと、を含
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、専用の搬送波リソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルによって送信され、
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、基地局のアップリンクリソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルの一部によって送信される、
ユーザ機器。
【請求項6】
前記処理ユニットは、
前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する、ように構成される、請求項5に記載のユーザ機器。
【請求項7】
ユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第2のユーザ機器であり、
第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は当該ユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記フィードバックリソースは、前記第1のユーザ機器に前記データを送信した後に、当該ユーザ機器によって決定されるリソースである、処理ユニットと、
前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信するように構成される受信ユニットであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、受信ユニットと、を含
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、専用の搬送波リソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルによって送信され、
前記第1のユーザ機器と前記第2のユーザ機器との間の通信が、基地局のアップリンクリソースを使用するときに、前記フィードバック情報は、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルの一部によって送信される、
ユーザ機器。
【請求項8】
前記処理ユニットは、
前記第1のユーザ機器に送信された前記データが占有する前記物理リソース及び/又は当該ユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する、ように構成される、請求項7に記載のユーザ機器。
【請求項9】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納し、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行されると、請求項1乃至2のうちのいずれか1項に記載の方法を実装する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納し、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行されると、請求項3乃至4のうちのいずれか1項に記載の方法を実装する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
この出願は、2017年1月24日付で中国特許庁に出願された"フィードバック方法及びユーザ機器"と題する中国特許出願第201710060331.8号に基づく優先権を主張し、その内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
この出願は、通信技術に関し、特に、フィードバック方法及びユーザ機器に関する。
【背景技術】
【0003】
デバイストゥデバイス(Device to Device, D2D)は、エンドトゥエンドの直接通信技術である。従来のセルラー通信技術とは異なり、デバイストゥデバイス通信は、サイドリンクにおいて実行される。基地局による転送は、もはや要求されず、複数の端末の間で直接的に通信を実行することが可能である。基地局は、サイドリンクにおいて、リソース構成、スケジューリング、及び調整等を実行して、それらの端末が直接的な通信を実行するのを支援することが可能である。
【0004】
既存のD2D技術は、ユニキャストメカニズム及びマルチキャストメカニズムをサポートする。送信端は、受信端又は受信端のグループにデータを送信してもよい。送信端は、受信端に、1つのデータを4回にわたり継続して送信する。具体的にいうと、その送信端は、送信されるデータに、受信端識別子(ユニキャスト)又は受信端グループ識別子(マルチキャスト)を追加する。そのデータを受信した後に、その受信端は、そのデータを受信するべきであるか否かを決定する。具体的には、受信端識別子が受信端の識別子である場合、又は、受信端グループ識別子がその受信端が属しているグループの識別子である場合には、その受信端は、そのデータを受信し、或いは、受信端識別子が受信端の識別子ではなく、かつ、受信端グループ識別子がその受信端が属しているグループの識別子でもない場合には、その受信端は、そのデータを破棄する。
【0005】
しかしながら、従来技術によるユニキャストメカニズム及びマルチキャストメカニズムのいずれにおいても、フィードバックメカニズムを欠いているため、送信端が送信したデータを受信端が受信しているか否かに関わらず、その受信端は、その送信端にフィードバック情報を送信することはなく、その結果、その送信端は、そのデータの送信に成功したか否かを知ることは不可能である。結果として、D2D通信の信頼性が低下する。
【発明の概要】
【0006】
この出願は、フィードバック方法及びユーザ機器を提供して、サイドリンク通信の信頼性を改善する。
【0007】
第1の態様によれば、この出願は、フィードバック方法であって、
第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するステップであって、前記フィードバックリソースは、前記第2のユーザ機器が送信した前記データを受信した後に、前記第1のユーザ機器が決定するリソースであり、選択的に、前記フィードバックリソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソース等のリソースのうちの少なくとも1つを含み、選択的に、前記フィードバックリソースは、代替的に、スケジューリング割り当てSA情報を受信した後に、前記SA情報に基づいて前記第1のユーザ機器が決定するフィードバックリソースであってもよく、前記SA情報は、前記第2のユーザ機器が送信した前記データの状態情報を示すのに使用され、選択的に、前記第1のユーザ機器は、前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース、前記SA情報が占有する物理リソース、及び前記第2のユーザ機器の前記識別情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記フィードバックリソースを決定する、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するステップであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、ステップと、を含む、フィードバック方法を提供する。
【0008】
選択的に、第1のユーザ機器が、誤ってデータを受信するとき、又は、第1のユーザ機器が、SA情報に基づいて、データが受信されていないということを決定するときは、第1のユーザ機器は、フィードバック情報を送信しないか、又は、データの受信に失敗したということを示すのに使用されるフィードバック情報を送信する。第1のユーザ機器が、データを正しく受信するときは、第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器に、データの受信に成功したということを示すのに使用されるフィードバック情報を送信し、それによって、第2のユーザ機器は、データの送信に成功しているか否かを知ることが可能であり、その結果、データを再送信するべきであるか否かを決定し、それにより、エンドトゥエンドデータ伝送の信頼性を改善する。
【0009】
ある1つの可能な設計において、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで前記フィードバック情報を送信するステップを含む。
【0010】
最後のシンボルは、データ伝送のためには使用されないので、最後のシンボルを使用すると、フィードバック情報によるデータ伝送リソースの占有を回避し、それにより、データ伝送効率を改善し、さらに、システムパフォーマンスを改善する。
【0011】
ある1つの可能な設計において、第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって、前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定するステップであって、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、選択的に、前記リソースセットは、時間領域リソースセット、周波数領域リソースセット、及び符号領域リソースセットのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップと、を含む。
【0012】
ある1つの可能な設計において、前記データは、マルチキャストデータであり、前記第1のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップを含む。選択的に、第1のユーザ機器は、第1のユーザ機器の識別情報に対してモジュロ演算を実行し、モジュロ演算結果とリソースセットの中のリソースとの間のあらかじめ設定されたマッピング関係に基づいて、そのリソースセットからフィードバックリソースを決定する。
【0013】
第1のUE及び第2のUEは、第1のUEの識別子に基づいて、リソースセットからフィードバックリソースを決定し、それによって、マルチキャストの場合に、第2のUEは、複数の第1のUEがフィードバックするフィードバック情報を判別することが可能である。
【0014】
ある1つの可能な設計において、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第1のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である。
【0015】
ある1つの可能な設計において、前記データは、ユニキャストデータである。
【0016】
ある1つの可能な設計において、第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップの前に、当該方法は、
前記第1のユーザ機器によって、前記第2のユーザ機器の前記識別情報を取得するステップをさらに含み、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器のために構成される。
【0017】
ある1つの可能な設計において、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第2のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である。
【0018】
第2の態様によれば、この出願は、フィードバック方法であって、
第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するステップであって、前記フィードバックリソースは、前記第1のユーザ機器に前記データを送信した後に、前記第2のユーザ機器によって決定されるリソースである、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信するステップであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、ステップと、を含む、フィードバック方法を提供する。
【0019】
ある1つの可能な設計において、前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、前記第1のユーザ機器が送信した前記フィードバック情報を受信するステップを含む。
【0020】
ある1つの可能な設計において、第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器に送信された前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定するステップであって、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含む、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップと、を含む。
【0021】
ある1つの可能な設計において、前記データは、マルチキャストデータであり、前記第2のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記第1のリソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップを含む。
【0022】
ある1つの可能な設計において、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第1のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である。
【0023】
ある1つの可能な設計において、前記データは、ユニキャストデータである。
【0024】
ある1つの可能な設計において、前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記第1のリソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップの前に、当該方法は、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の前記識別情報を取得するステップをさらに含み、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器のために構成される。
【0025】
ある1つの可能な設計において、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第2のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である。
【0026】
第3の態様によれば、この出願は、ユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第1のユーザ機器であり、
第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記フィードバックリソースは、前記第2のユーザ機器が送信した前記データを受信した後に、前記第1のユーザ機器が決定するリソースである、処理ユニットと、
前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、送信ユニットと、を含む、ユーザ機器を提供する。
【0027】
ある1つの可能な設計において、前記送信ユニットは、特に、
前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、前記第2のユーザ機器に前記フィードバック情報を送信するように構成される。
【0028】
ある1つの可能な設計において、前記処理ユニットは、特に、
前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する、ように構成される。
【0029】
ある1つの可能な設計において、前記データは、マルチキャストデータであり、前記処理ユニットは、特に、
前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するようにさらに構成される。
【0030】
ある1つの可能な設計において、前記データは、ユニキャストデータである。
【0031】
ある1つの可能な設計において、当該ユーザ機器は、取得ユニットをさらに含み、
前記取得ユニットは、前記第2のユーザ機器の前記識別情報を取得するように構成され、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器のために構成される。
【0032】
第4の態様によれば、この出願は、ユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第2のユーザ機器であり、
第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記フィードバックリソースは、前記第1のユーザ機器に前記データを送信した後に、前記第2のユーザ機器によって決定されるリソースである、処理ユニットと、
前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信するように構成される受信ユニットであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、受信ユニットと、を含む、ユーザ機器を提供する。
【0033】
ある1つの可能な設計において、前記受信ユニットは、特に、
前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、前記第1のユーザ機器が送信した前記フィードバック情報を受信するように構成される。
【0034】
ある1つの可能な設計において、前記処理ユニットは、特に、
前記第1のユーザ機器に送信された前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する、ように構成される。
【0035】
ある1つの可能な設計において、前記データは、マルチキャストデータであり、前記処理ユニットは、特に、
前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記第1のリソースセットから前記フィードバックリソースを決定するようにさらに構成される。
【0036】
ある1つの可能な設計において、前記データは、ユニキャストデータである。
【0037】
ある1つの可能な設計において、当該ユーザ機器は、取得ユニットをさらに含み、
前記取得ユニットは、前記第1のユーザ機器の前記識別情報を取得するように構成され、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器のために構成される。
【0038】
第5の態様によれば、この出願は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含むユーザ機器であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能な命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリに格納されている前記コンピュータ実行可能な命令を実行し、それによって、当該ユーザ機器は、第1の態様及び第1の態様の複数の可能な設計にしたがったフィードバック方法を実行する、ユーザ機器を提供する。
【0039】
第6の態様によれば、この出願は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含むユーザ機器であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能な命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリに格納されている前記コンピュータ実行可能な命令を実行し、それによって、当該ユーザ機器は、第2の態様及び第2の態様の複数の可能な設計にしたがったフィードバック方法を実行する、ユーザ機器を提供する。
【0040】
第7の態様によれば、この出願は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。そのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納する。第1のユーザ機器の少なくとも1つのプロセッサが、そのコンピュータ実行可能な命令を実行するときに、第1のユーザ機器は、第1の態様及び第1の態様の複数の可能な設計にしたがったフィードバック方法を実行する。
【0041】
第8の態様によれば、この出願は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。そのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納する。第2のユーザ機器の少なくとも1つのプロセッサが、そのコンピュータ実行可能な命令を実行するときに、第2のユーザ機器は、第2の態様及び第2の態様の複数の可能な設計にしたがったフィードバック方法を実行する。
【0042】
第9の態様によれば、この出願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品が第1のユーザ機器で動作するときに、第1のユーザ機器は、第1の態様及び第1の態様の複数の可能な設計にしたがったフィードバック方法を実行する。
【0043】
第10の態様によれば、この出願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品が、その第2のユーザ機器で動作するときに、第2のユーザ機器は、第2の態様及び第2の態様の複数の可能な設計にしたがったフィードバック方法を実行する。
【0044】
この出願によって提供されるフィードバック方法及びユーザ機器によれば、そのフィードバック方法は、サイドリンクデータ伝送のために提供されるフィードバックメカニズムである。その方法によれば、第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器にデータを送信し、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器は、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する。第1のユーザ機器は、そのフィードバックリソースで、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信する。第2のユーザ機器が、そのフィードバックリソースで、データの受信に成功したということを示すのに使用されるとともに第1のユーザ機器が送信するフィードバック情報を受信した後に、第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器がデータの受信に成功したということを決定してもよい。第2のユーザ機器が、フィードバック情報を受信しない場合、又は、データの受信に失敗したということを示すのに使用されるフィードバック情報を受信する場合には、第2のユーザ機器は、データを再送信してもよく、それにより、サイドリンク通信の信頼性を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】この出願のある1つの実施形態にしたがった可能な且つ適用可能なネットワークアーキテクチャを示している。
図2】この出願のある1つの実施形態にしたがったフィードバック方法のシグナリングフローチャート1を示している。
図3】この出願のある1つの実施形態にしたがったD2Dサブフレームのある1つの可能な実装を示している。
図4】この出願のある1つの実施形態にしたがったV2Vサブフレームのある1つの可能な実装を示している。
図5】この出願のある1つの実施形態にしたがったフィードバック方法のフローチャートを示している。
図6】この出願のある1つの実施形態にしたがったマルチキャストシナリオの概略的な図を示している。
図7】この出願にしたがったフィードバック方法のシグナリングフローチャート2を示している。
図8】この出願にしたがった第1のユーザ機器の概略的な構成図を示している。
図9】この出願にしたがった第2のユーザ機器の概略的な構成図を示している。
図10】この出願にしたがったユーザ機器のハードウェアの概略的な構成図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0046】
この出願の複数の実施形態の中で説明されているネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、この出願のそれらの複数の実施形態の複数の技術的解決方法をより明確に説明するために使用されるにすぎず、この出願のそれらの複数の実施形態によって提供されるそれらの複数の技術的解決方法に対する制限を構成するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの発展及び新たなサービスシナリオの出現に伴って、この出願のそれらの複数の実施形態によって提供されるそれらの複数の技術的解決方法は、また、同様の技術的課題に対しても適用可能であるということを理解することが可能である。
【0047】
以下の記載は、図1を参照して、この出願のそれらの複数の実施形態のある1つの可能なネットワークアーキテクチャを説明する。図1は、この出願のある1つの実施形態にしたがったある1つの可能な且つ適用可能なネットワークアーキテクチャを示している。図1に示されているように、この実施形態によって提供されるネットワークアーキテクチャは、基地局01及びユーザ機器(User Equipment, UE)02を含む。この出願のこの実施形態におけるUEは、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、車載型デバイス、路側ユニット(Rode Side Unit, RSU)デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続される他の処理デバイス、及び、さまざまな形態の端末デバイス(terminal device)及び移動局(Mobile Station, MS)等の様々なデバイスを含んでもよい。説明を容易にするために、上記で説明されているデバイスは、集合的にUEと称される。この出願のこの実施形態における基地局(Base Station, BS)は、無線アクセスネットワークの中に配置されるとともに、UEのために無線通信機能を提供するように構成される装置である。基地局は、さまざまな形態のマクロ基地局、ミクロ基地局、中継局、及びアクセスポイント等を含んでもよい。
【0048】
この実施形態におけるUEが基地局との間で通信するときに、そのUEは、さらに、他のUEとの間でのデバイストゥデバイス(Device-to-device, D2D)通信を実行してもよい。そのUEが車載型デバイスであるときは、複数の車載型デバイスの間で、車両対車両(Vehicle to Vehicle, V2V)通信を実装してもよい。
【0049】
UEが基地局のセルカバレッジエリアの中に存在しているときに、そのUEは、基地局のみならず他のUEとの間でも通信することが可能である。その基地局は、複数のUEの間の通信に使用されるサイドリンクにおいてリソース構成、スケジューリング、及び調整等を実行して、それらの複数のUEの間の直接的な通信を支援してもよい。
【0050】
D2D及びV2V等の既存のシナリオに基づいて、UEが、他のUEが送信したデータを受信した後に、そのUEは、いかなるフィードバック情報も送信せず、結果として、信頼性の低い情報送信につながる。この実施形態は、フィードバック方法を提供して、データ伝送の信頼性を改善する。以下の記載は、複数の詳細な実施形態を使用して、この出願によって提供されるフィードバック方法を詳細に説明する。以下の複数の実施形態において、第1のユーザ機器(第1のUE)及び第2のユーザ機器(第2のUE)は、各々、上記のユーザ機器のいずれであってもよい。説明を簡単にするために、第1のユーザ機器は、データを受信するための受信端であり、第2のユーザ機器は、データを送信するための送信端である。
【0051】
図2は、この出願のある1つの実施形態にしたがったフィードバック方法のシグナリングフローチャート1を示す。図2に示されているように、その方法は、以下のステップを含む。
【0052】
S101. 第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器にデータを送信する。
【0053】
UEが基地局のカバレッジエリアの中に存在しているときは、その基地局は、UEがデータ及びサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information, SCI)を伝送するための送信リソースプール、すなわち、物理リソースのセットをそのUEに割り当てる。その基地局は、システムブロードキャスト又は専用シグナリングを使用することによって、例えば、サイドリンク制御情報伝送のために使用されるスケジューリング割り当て(Scheduling Assignment, SA)リソースプール及びデータ伝送のために使用されるデータ(data)リソースプール等の複数の異なるリソースプールを構成する。
【0054】
SCIは、また、SA情報と称されてもよい。SA情報は、送信端が送信するデータの状態情報を示すのに使用される。例えば、SA情報は、データの物理リソース、及び、変調及び符号化スキーム(Modulation and Coding Scheme, MCS)情報等を示してもよい。送信端は、SA情報に基づいて受信端にデータを送信する。受信端は、SA情報のその指標にしたがってそのデータを受信してもよい。
【0055】
この実施形態において、第2のUE、すなわち、送信端が、第1のUEにデータ及び/又はSA情報を送信するときに、その第2のUEは、送信されるデータ及び/又はSA情報が占有するリソースを2つの方式で決定する。1つの方式では、基地局は、端末がデータ及び/又はSA情報を伝送するために、各々のUEに、リソースプールの中の物理リソースを割り当てる。他の方式では、UEは、データ及び/又はSA情報を伝送するために、リソースプールからリソースを自律的に選択する。第2のUEが第1のUEに送信するデータは、ユニキャストデータ又はマルチキャストデータであってもよい。
【0056】
S102. 第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する。
【0057】
第1のUEは、第2のUEが第1のUEに送信するSA情報に基づいて、データが占有する物理リソースを取得してもよい。上記のことから、SA情報は、そのデータの物理リソースを示してもよいということを理解することが可能である。したがって、第1のUEは、SA情報に基づいて、そのデータが占有する物理リソースを取得してもよい。代替的に、第1のUEは、SA情報が占有する物理リソースに基づいて、そのデータが占有する物理リソースを取得してもよい。代替的に、第1のUEは、SA情報の指標及びそのSA情報が占有する物理リソースを参照して、そのデータが占有する物理リソースを取得してもよい。代替的に、第1のUEは、他の方式で、そのデータが占有する物理リソースを取得してもよい。ある特定の実装は、本明細書においては、この実施例において特に限定されない。
【0058】
この実施形態において、第2のUEが第1のUEに送信するデータが占有する物理リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソース等のリソースのうちの少なくとも1つを含む。時間領域リソースは、データが占有するサブフレームであってもよい。周波数領域リソースは、物理リソースブロック、サブキャリア、又はいくつかの物理リソースブロックが構成するサブチャネルであってもよく、又は、他の物理リソース粒度等であってもよい。符号領域リソースは、複数の異なるシーケンス、又は、同じシーケンスの複数の異なるサイクリックシフト等であってもよい。
【0059】
第1のUEは、複数の方式で第2のUEの識別情報を取得する。第2のUEの識別情報は、基地局、コアネットワーク、サーバ、又は第2のUEと同じグループの中に存在する他のUEによって割り当てられてもよく、又は、UEによって局所的にあらかじめ設定されていてもよい。選択的に、第2のUEの識別情報は、ネットワーク側が第1のUEに送信する。ネットワーク側デバイスは、例えば、基地局又はコアネットワークデバイスであってもよい。ネットワーク側デバイスは、第1のUEに第2のUEの識別情報を送信してもよい。代替的に、第2のUEの識別情報は、第2のUEが第1のUEに送信する情報であり、第2のUEは、第1のUEにデータを送信しながら、第1のUEに第2のUEの識別情報を送信してもよい。代替的に、第1のUE及び第2のUEは、他の対話プロセスを使用してもよく、それによって、第1のUEは、第2のUEの識別情報を事前に取得することが可能である。代替的に、第2のUEの識別情報は、第2のUEのために第1のUEが構成し、第1のUEは、第1のUEと対話する複数の第2のUEのために識別情報を個別に構成して、各々の第2のUEを識別してもよい。
【0060】
選択的に、第2のUEの識別情報は、例えば、UE識別(UE Identity, UE ID)、無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary identity, RNTI)、国際移動体加入者識別子(International Mobile Subscriber Identity, IMSI)、一時的移動体加入者識別子(Temporary Mobile Subscriber Identity, TMSI)、全地球的なかつ一意の一時的UE識別子(Globally Unique Temporary UE Identity, GUTI)、又はグループ識別であってもよい。例えば、基地局は、RNTIを割り当ててもよく、コアネットワークは、TMSI及びGUTIを割り当ててもよい。
【0061】
第1のUEは、受信したデータが占有する物理リソース、受信したSA情報が占有する物理リソース、及び、第2のUEの識別情報のうちの少なくとも1つに基づいて、フィードバックリソースを決定してもよい。フィードバックリソースは、SAリソースプールの中のリソース、データリソースプールの中のリソース、又は、現在のリソースプールの中にはない他のリソースであってもよい。フィードバックリソースがリソースプールに属するか否かは、この実施形態においては特に限定されない。
【0062】
この実施形態においては、フィードバックリソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソース等のリソースのうちの少なくとも1つを含む。
【0063】
ある1つの態様において、第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する時間領域リソースに基づいて、フィードバックリソースに対応する時間領域リソースを決定してもよい。例えば、データの時間領域リソースが、N番目のサブフレームであり、Nは、非負の整数である場合に、フィードバックリソースの時間領域リソースは、(N+K)番目のサブフレームであり、Kは、あらかじめ設定された正の整数であってもよい。周波数領域リソース及び符号領域リソースは、あらかじめ設定されているリソースであってもよい。
【0064】
第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する周波数領域リソースに基づいて、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソースを決定してもよい。例えば、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソースは、データが占有する周波数領域リソースと同じであってもよい。代替的に、第1のUEは、データが占有する周波数領域リソースの開始位置に基づいて、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソースの開始位置を決定し、その次に、その開始位置及びあらかじめ設定されたリソース長さに基づいて、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソースを決定する。当業者は、周波数領域リソースのシリアル番号又はシーケンス番号として、この出願における周波数領域リソースの開始位置を理解することが可能であるということを理解することが可能である。シリアル番号又はシーケンス番号は、同じ周波数領域リソースの粒度によるシリアル番号又はシーケンス番号であってもよい。例えば、物理リソースブロックの粒度では、周波数領域リソースの開始位置は、物理リソースブロックのシーケンス番号又はシリアル番号であり、サブキャリアの粒度では、周波数領域リソースの開始位置は、サブキャリアのシリアル番号又はシーケンス番号である。
【0065】
第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する周波数領域リソースに基づいて、フィードバックリソースに対応する符号領域リソースを決定してもよい。例えば、第1のUEは、(例えば、周波数領域リソースに番号が付けられている場合に、開始位置は、その周波数領域リソースのシーケンス番号であってもよいといったように)モジュロ演算を実行することによって、データが占有する周波数領域リソースの開始位置に基づくモジュロ結果を取得してもよく、そのモジュロ結果が示すシーケンス識別子に基づいて、フィードバックリソースに対応する符号領域リソースを決定してもよい。
【0066】
当業者は、上記の実装において、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソースのうちの1つ又は2つのみを決定してもよく、決定されていないリソースは、あらかじめ構成されたリソースであるということを理解することが可能である。例えば、時間領域リソースは、上記の実装において決定され、周波数領域リソース及び符号領域リソースは、あらかじめ構成されたリソースである。
【0067】
第1のUEは、さらに、第2のUEが送信するSA情報が占有する物理リソースに基づいて、フィードバックリソースを決定してもよい。ある1つの特定の決定方式は、第2のUEが送信するデータが占有する物理リソースに基づいて、第1のUEが、フィードバックリソースを決定する実装と同様である。本明細書においては、この実施形態において、詳細は繰り返しては説明されない。
【0068】
他の態様において、第1のUEは、第2のUEの識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定してもよい。第1のUEは、あらかじめ設定されたアルゴリズムを使用することによって、第2のUEの識別情報に対して演算を実行して、フィードバックリソースを決定してもよい。あらかじめ設定されたアルゴリズムは、例えば、モジュロ演算であってもよい。例えば、第2のUEの識別情報及びあらかじめ設定された番号に対してモジュロ演算を実行して、数値Lを取得してもよく、そのとき、時間領域リソースは、(N+L)番目のサブフレームであってもよく、周波数領域リソースは、数値Lに対応する周波数領域リソースであってもよく、符号領域リソースは、数値Lに対応する符号領域リソースであってもよく、Lは、非負の整数である。
【0069】
さらに別の態様において、第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する物理リソース及び第2のUEの識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定してもよい。例えば、第1のUEは、データが占有する物理リソースに基づいて、フィードバックリソースに対応する時間領域リソースを決定し、そして、第2のUEの識別子に基づいて、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソース又は符号領域リソース等を決定して、フィードバックリソースの中に含まれる時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソースを取得してもよい。代替的に、第1のUEは、データが占有する物理リソースに基づいて、フィードバックリソースに対応する時間領域リソース及び周波数領域リソースを決定し、そして、第2のUEの識別子に基づいて、フィードバックリソースに対応する符号領域リソース等を決定してもよい。代替的に、第1のUEは、第2のUEの識別子に基づいて、周波数領域の中のフィードバックリソースのオフセットを決定し、そして、そのデータが占有する周波数領域リソースに基づいて、そのオフセットを参照して、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソースを取得してもよい。代替的に、第1のUEは、第2のUEの識別子及び第2のUEが送信するデータが占有する時間領域リソースのシーケンス番号(又は第2のUEが送信するデータが占有する周波数領域リソースの中のシーケンスの最小シーケンス番号又は最大シーケンス番号)に基づいて、フィードバックリソースに対応する符号領域リソースを決定してもよい。例えば、符号領域リソースは、複数のシーケンスであり、それらの複数のシーケンスを合計することによって取得される数値とシーケンス識別子との間にある1つの対応関係が存在する。
【0070】
S103. 第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する。
【0071】
当業者は、S102とS103との間に厳密な時間的な順序関係が存在しないということを理解することが可能である。この実施形態において、第2のUEによるフィードバックリソースの決定の方式は、第1のUEによるフィードバックリソースの決定の方式と同じである。詳細については、上記の実施形態を参照すべきである。本明細書においては、この実施形態において、詳細は繰り返しては説明されない。
【0072】
S104. 第1のユーザ機器は、フィードバックリソースで、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信する。
【0073】
S105. 第2のユーザ機器は、フィードバック情報に基づいて、データの受信の結果を決定する。
【0074】
フィードバック情報は、第1のユーザ機器によるデータの受信の結果をフィードバックするのに使用される。
【0075】
当業者は、第2のUEが第1のUEにデータを送信した後に、第2のUEが、第1のUEが使用する方式と同じ方式で、第1のUEのフィードバックリソースを決定するということを理解することが可能である。言い換えると、第2のUEは、フィードバックリソースと第1のUEとの間の対応関係を取得することが可能である。
【0076】
第1のUEが、第2のUEが送信したデータを受信した後に、第1のUEは、フィードバックリソースを決定する。フィードバックリソースを決定した後に、第1のUEは、フィードバックリソースで、第2のUEに、例えば、ACK等のフィードバック情報を送信する。第2のUEがフィードバックリソースでフィードバック情報を受信した後に、第2のUEは、データの送信に成功したということを知ることが可能である。言い換えると、フィードバック情報は、第1のUEによるデータの受信の結果をフィードバックするのに使用され、その結果は、受信が成功したということである。
【0077】
第2のUEが第1のUEにデータを送信するが、第1のUEが第2のUEによって送信されたデータを受信しない場合に、その第1のUEは、フィードバックリソースを決定せず、第2のUEにフィードバック情報を送信しない。言い換えると、第2のUEは、データを送信した後に、フィードバックリソースで、いかなるフィードバック情報も受け取らない。この場合には、第2のUEは、データの送信に失敗したということを決定し、第2のUEは、データを再送信してもよい。代替的に、第1のUE、第2のUEが送信したSA情報を受信するが、その第1のUE、第2のUEが送信するとともにそのSA情報に対応するデータを受信しないか、又は、誤ってデータを受信した場合に、第1のUEは、データの受信に失敗したということを決定する。第1のUEは、フィードバックリソースを決定し、その次に、フィードバックリソースで、例えば、NACK等の、データの受信に失敗したということを示すのに使用されるフィードバック情報を送信する。
【0078】
この実施形態によって提供されるフィードバック方法は、サイドリンクデータ伝送のために提供されるフィードバックメカニズムである。その方法によれば、第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器にデータを送信し、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器は、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する。第1のユーザ機器は、そのフィードバックリソースで、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信する。第2のUEが、フィードバックリソースで、データの受信に成功したということを示すのに使用されるとともに第1のUEが送信する(例えば、ACK等の)フィードバック情報を受信した後に、その第2のUEは、第1のUEがデータの受信に成功したということを決定してもよい。第2のUEが、フィードバック情報を受信しないか、又は、データの受信に失敗したということを示すのに使用される(例えば、NACK等の)フィードバック情報を受信する場合には、第2のUEは、再送信を実行してもよく、それにより、サイドリンク通信の信頼性を改善する。
【0079】
選択的に、サイドリンクにおいて、UEは、半二重の問題点を有する。具体的には、受信及び送信を同時に実行することは不可能である。ある1つのサブフレームの中でフィードバック情報を送信する必要がある場合には、そのUEは、そのサブフレームの中では、他のUEが送信するデータを受信することは不可能である。結果として、システムパフォーマンスが低下し、より深刻なセキュリティ問題を引き起こす。
【0080】
選択的に、上記の実施形態に基づいて、第1のユーザ機器は、フィードバックリソースに対応するサブフレームの中の最後のシンボルで、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信する。以下の記載は、複数の特定の実施形態を参照して詳細な説明を提供する。
【0081】
図3は、この出願のある1つの実施形態にしたがったD2Dサブフレームのある1つの可能な実装を示している。図3を参照すると、D2Dにおいては、UEは、そのUEから基地局へのアップリンクリソースで、サイドリンク(SideLink, SL)伝送を実行する。UEは、サイドリンクタイミングとして、基地局のダウンリンクタイミングを使用する。そのダウンリンクタイミングに対応するサブフレームは、図3に示されているSLに対応するサブフレームである。基地局のアップリンク(UpLink, UL)タイミングに対応するサブフレームは、図3に示されているULに対応するサブフレームである。図3から、ダウンリンクタイミングは、基地局のアップリンクタイミングとは異なり、ダウンリンクタイミングとアップリンクタイミングとの間に偏差が存在するということを理解することが可能である。サイドリンクのサブフレームの最後のシンボルを使用することによって、その偏差に対処することが可能である。ある1つの特定の実装プロセスにおいては、そのシンボルは、サイドリンクデータ伝送のためには使用されず、タイミング調整のために使用される。例えば、そのシンボルは、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing, OFDM)シンボル又は単一搬送波周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access, SC-FDMA)シンボル又はLTEシステムにおける他のシンボルであってもよい。
【0082】
一方で、V2Vシナリオにおいては、サブフレームの最後のシンボルは、データ伝送のためには使用されない。加えて、基地局のアップリンクリソースの代わりに専用の搬送波リソースが、サイドリンクのために使用される。いずれのアップリンク送信も、専用の搬送波を使用して実行されないので、サブフレームの最後のシンボルは、タイミング調整のためには使用されない。したがって、最後のシンボルは、例えば、フィードバック情報等の情報を伝送するのに使用されてもよい。
【0083】
図4は、この出願のある1つの実施形態にしたがったV2Vサブフレームのある1つの可能な実装を示している。図4に示されているように、1つのサブフレームは、S0、S1、S2、…、及びS13の14個のシンボルを含む。サイドリンクにおけるサブフレームの最後のシンボル、すなわち、S13は、フィードバック情報を伝送するのに使用されてもよい。例えば、フィードバック情報を伝送するために、シンボルの一部又はシンボル全体を占有してもよい。
【0084】
当業者は、D2Dが専用の搬送波リソースを使用するときに、サブフレームの最後のシンボルは、また、フィードバック情報を伝送するのに使用されてもよいということを理解することが可能である。代替的に、D2Dが基地局のアップリンクリソースを使用するときに、D2Dのための最後のシンボルの一部は、タイミング調整のために使用され、その最後のシンボルの一部は、フィードバック情報の伝送のために使用される。
【0085】
この実施形態においては、サイドリンク伝送リソースに対応するサブフレームの最後のシンボルは、フィードバック情報を伝送するのに使用され、それにより、フィードバック情報の伝送がデータ伝送リソースを占有することを回避し、そして、システムパフォーマンスを改善する。
【0086】
当業者は、この実施形態において、フィードバック情報が、そのサブフレームの最後のシンボル全体を占有してもよいか、又は、そのシンボルの一部を占有してもよいということを理解することが可能である。ある1つの特定の占有方式は、本明細書においては、この実施形態において特に限定されない。
【0087】
この実施形態において、フィードバック情報は、サブフレームの最後のシンボルによって送信される。この最後のシンボルの使用は、サイドリンクデータの受信及び送信に影響を与えないのみならず、データ伝送に使用されるオリジナルのサイドリンクリソースに追加的なリソースオーバーヘッドを引き起こすこともない。
【0088】
図2の実施形態において、第2のユーザ機器が送信するデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを直接的に決定することが可能である。他の可能な実装においては、最初にリソースセットを決定し、その次に、そのリソースセットからフィードバックリソースを決定してもよい。以下の記載は、図5を参照して、ある1つの特定の実装プロセスを詳細に説明する。
【0089】
図5は、この出願のある1つの実施形態にしたがったフィードバック方法のフローチャートを示している。図5に示されているように、その方法は、以下のステップを含む。
【0090】
S201. 第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、そのリソースセットは、少なくとも1つのリソースを含む。
【0091】
S202. 第1のユーザ機器は、そのリソースセットからフィードバックリソースを決定する。
【0092】
この実施形態において、第2のUEが送信するデータが占有する物理リソース及び第2のユーザ機器の識別情報の複数の特定の実装については、図2に示されている実施形態を参照するべきである。本明細書においては、この実施形態において、詳細は繰り返しては説明されない。
【0093】
ある1つの態様において、第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する物理リソースに基づいて、リソースセットを決定してもよい。例えば、時間領域リソースの場合には、第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有するN番目のサブフレーム及びあらかじめ設定された数値Mに基づいて、時間領域リソースセットを決定してもよい。そのあらかじめ設定された数値Mは、特に、リソースセットの中のリソースの数であってもよく、Mは、0より大きい整数である。例えば、Nから開始して、サブフレームシーケンス番号は、リソースの数がMに達するまで漸次増加し、そして、最終的に取得される時間領域リソースセットは、(N+1)番目のサブフレーム、(N+2)番目のサブフレーム、…、及び(N+M)番目のサブフレームを含む。選択的に、時間領域間隔Pは、あらかじめ設定されていてもよい。例えば、P=4の場合に、フィードバックリソースに対応するサブフレームと第2のUEが送信するデータが占有するサブフレームとの間の時間領域間隔は4であり、時間領域リソースセットは、(N+4)番目のサブフレーム、(N+4+1)番目のサブフレーム、及び(N+4+M−1)番目のサブフレームを含む。選択的に、時間領域リソースセットは、ある時間領域リソースプールと関連して、上記の実施形態に基づいて選択されてもよい。したがって、その時間領域リソースセットの中のすべてのサブフレームは、その時間領域リソースプールの中のサブフレームとなる。上記の実施形態は、さらに、ある1つの例として使用される。(N+4)番目のサブフレームがその時間領域リソースプールの中に存在していない場合に、(N+4)番目のサブフレームは、その時間領域リソースセットに属さない。その次に、(N+5)番目のサブフレームがその時間領域リソースプールの中に存在しているか否かを決定する。(N+5)番目のサブフレームがその時間領域リソースプールの中に存在している場合には、(N+5)番目のサブフレームは、その時間領域リソースセットの開始位置であり、そして、次に、漸次増加したサブフレームシーケンス番号を有するサブフレームに対して、上記の決定プロセスが反復される。その決定プロセスは、その時間領域リソースセットの中のサブフレームの数がMに達したときに終了する。
【0094】
周波数領域リソースの場合には、周波数領域リソースセットは、第2のUEが送信するデータが占有する周波数領域リソースであってもよい。第1のUEは、そのデータが占有する周波数領域リソースの開始位置又は終了位置に基づいて、フィードバックリソースの開始位置を決定し、そして、その次に、その開始位置及びあらかじめ設定された長さに基づいて、周波数領域リソースセットとして連続的な周波数領域リソースを決定する。
【0095】
符号領域リソースの場合には、数値Qは、第2のUEが送信するデータが占有する(例えば、サブフレームシーケンス番号等の)時間領域リソースに基づいて決定されてもよい。数値Qは、符号領域リソースセットの中の最小シーケンス番号を有するシーケンスに対応する。あらかじめ設定された数及びその数値Qに基づいて、符号領域リソースは、順次選択されて、符号領域リソースセットを構成する。例えば、数値Qが2であり、且つ、あらかじめ設定された数が3である場合に、その符号領域リソースセットは、シーケンス2、シーケンス3、及びシーケンス4によって示されるシーケンスを含む。
【0096】
当業者は、時間領域リソースセットのみが決定されてもよく、周波数領域リソースセット又は符号領域リソースセットはあらかじめ設定されたリソースであるということを理解することが可能である。代替的に、決定された時間領域リソースセットに基づいて、周波数領域リソースセット及び/又は符号領域リソースセットは、上記の方法を使用することによって決定されてもよい。リソースセットは、時間領域リソースセット、周波数領域リソースセット、及び符号領域リソースセットのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0097】
他の態様において、第1のUEは、第2のUEの識別子に基づいて、リソースセットを決定してもよい。第1のUEは、あらかじめ設定されたアルゴリズムを使用することによって、第2のUEの識別情報に対して演算を実行して、フィードバックリソースセットを決定してもよい。そのあらかじめ設定されたアルゴリズムは、例えば、モジュロ演算であってもよい。例えば、第2のUEの識別情報及びあらかじめ設定された番号に対してそのモジュロ演算を実行して、数値Rを取得してもよく、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソースとその数値Rとの間の対応関係に基づいて、そのリソースセットを取得してもよい。ある1つの特定の例において、周波数領域リソースセットが例として使用される。第2の識別子に対してモジュロ演算を実行し、そして、周波数領域リソースセットの開始位置を取得してもよい。その次に、周波数領域リソースセットは、あらかじめ設定された長さを併用して、開始位置に基づいて決定されてもよい。
【0098】
さらに別の態様において、第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する物理リソース及び第2のUEの識別情報に基づいて、フィードバックリソースセットを決定してもよい。例えば、第1のUEは、そのデータが占有する物理リソースに基づいて、フィードバックリソースに対応する時間領域リソースセットを決定し、そして、第2のUEの識別子に基づいて、フィードバックリソースに対応する周波数領域リソースセット又は符号領域リソースセット等を決定して、リソースセットを取得してもよい。代替的に、第1のUEは、第2のUEが送信するデータが占有する物理リソースに基づいて、周波数領域リソースセットを決定し、その次に、第2のUEの識別子に基づいて、オフセットを決定し、そして、そのオフセットを併用して、周波数領域リソースセットに基づいて、フィードバックリソースセットに対応する周波数領域リソースセットを決定してもよい。時間領域リソースセット及び符号領域リソースセットは、同様の方法で決定されてもよい。
【0099】
リソースセットを決定した後に、第1のUEは、そのリソースセットからフィードバックリソースを選択する。例えば、リソースセットの中のリソースに番号が付けられていてもよい。ユニキャストデータの場合には、第1のUEは、その第1のUEの識別情報又は第2のUEの識別情報に基づいて、リソースセットからフィードバックリソースを決定してもよい。例えば、あらかじめ設定されたアルゴリズムを使用することによって、第1のUEの識別情報又は第2のUEの識別情報に対して演算を実行して、数値Sを取得することが可能であり、そして、フィードバックリソースとして、その数値Sに対応するシリアル番号を有するリソースを選択する。当業者は、ユニキャストデータの場合には、リソースセットは、1つのリソースのみを含んでもよいということを理解することが可能である。この場合には、そのリソースセットは、フィードバックリソースとしてそのまま使用されてもよい。
【0100】
上記の記載から、第2のUEは、また、フィードバックリソースを決定する必要があるということを理解することが可能である。この実施形態において、第2のUEによるフィードバックリソースの決定の方式は、第1のUEによるフィードバックリソースの決定の方式と同様である。本明細書においては、この実施形態において、詳細は繰り返しては説明されない。
【0101】
マルチキャストデータの場合には、リソースセットの中のリソースの数は、受信端の数以上となる。第1のUEは、その第1のUEの識別情報に基づいて、そのリソースセットからフィードバックリソースを決定してもよい。第2のUEは、また、第1のUEの識別情報に基づいて、そのリソースセットからフィードバックリソースを決定してもよい。第1のUEの識別情報は、ネットワーク側によって第2のUEに送信されるか、又は、第1のUEの識別情報は、第1のUEによって第2のUEに送信されるか、又は、第1のUEの識別情報は、第1のUEのために第2のUEによって構成される。第1のUEの識別情報の実装は、第2のUEの識別情報の実装と同様である。本明細書においては、この実施形態において、詳細は繰り返しては説明されない。
【0102】
図6は、この出願のある1つの実施形態にしたがったマルチキャストシナリオの概略的な図を示している。図6に示されているように、UE1は、送信端、すなわち、第2のUEであり、UE11、UE12、UE13は、受信端、すなわち、第1のUEである。この実施形態においては、データは、UE1によってUE11、UE12、及びUE 13に送信され、したがって、UE11、UE12、及びUE13は、各々、UE1にフィードバック情報を送信する必要がある。UE11、UE12、及びUE13の識別情報が異なっているため、UE11、UE 12、及びUE13がフィードバックするフィードバック情報をUE1が区別するために、UE1は、受信端の識別子に基づいて、フィードバックリソースを決定してもよい。言い換えると、第2のUEは、第1のUEの識別情報に基づいて、リソースセットからフィードバックリソースを決定する。加えて、第1のUEは、また、第1のUEの識別情報に基づいて、リソースセットからのフィードバックリソースを決定して、第2のUEがマルチキャストグループの中の複数の異なる第1のUEを区別することができるということを保証する必要がある。
【0103】
例えば、ある特定の実施形態において、第2のUEが送信するデータが占有するサブフレームは、N番目のサブフレームであり、第1のUEが送信するフィードバック情報が占有するサブフレームは、(N+K)番目のサブフレームである。周波数領域リソースは、例えば、物理リソースブロックの粒度で、周波数領域リソースの長さは、1つの物理リソースブロックに固定される。これに対応して、Kは、4、5、及び6の3つの異なる値を有し、それらの3つの異なる値は、0、1、及び2の番号が付けられている。そのとき、時間領域リソース、すなわち、第2のUEがデータを送信するのに使用するN番目のサブフレームに基づいて、第1のUEのフィードバック情報が、(N+4)番目のサブフレーム、(N+5)番目のサブフレーム、及び(N+6)番目のサブフレームの中の最後のシンボルによって送信されてもよいということを理解することが可能である。したがって、利用可能な時間領域リソースのすべては、時間領域リソースセットを構成する。周波数領域リソースの開始位置は、0、1、2、及び3の4つの値を有し、それらの4つの値は、0、1、2、及び3の番号が付けられている。そのとき、周波数領域リソースのすべては、周波数領域リソースセットを構成する。時間領域リソースセット及び周波数領域リソースセットは、リソースセットを構成する。
【0104】
第1のUEは、リソースセットからフィードバックリソースを選択する。ある1つの可能な方式においては、K及びAは、個別に決定される。例えば、第1のUEの識別情報が10である場合に、モジュロ演算mod (10,3)=1が実行され、Kは、1の番号を付された値、すなわち、値5に設定され、モジュロ演算mod (10,4)=2が実行され、Aは、2の番号を付された値、すなわち、値2に設定される必要がある。この場合、第1のUEのフィードバック情報は、(n+5)番目のサブフレームの最後のシンボルにおいて送信され、占有される周波数領域リソースの開始位置は、2の番号を付された物理リソースブロックであり、占有される周波数領域リソースの長さは、1つの物理リソースブロックである。他の可能な方式においては、K及びAは、一緒に決定される。例えば、Kの値及びAの値は、上記の方式におけるKの値及びAの値と同じであり、そのとき、(k,a2)は、合計で12個の異なる値の組み合わせを有し、それらの12個の異なる値の組み合わせは、それぞれ、連続番号0乃至11に対応している(4,0),(4,1),(4,2),(4,3),(5,0),(5,1),(5,2),(5,3),(6,0),(6,1),(6,2),及び(6,3)となる。第1のUEの識別情報が10であり、且つ、mod (10,12)=10である場合には、10の番号を付された値の組み合わせ、すなわち、(6,2)を使用する必要がある。この場合には、UE2のフィードバック情報は、(n+6)番目のサブフレームの最後のシンボルにおいて送信され、占有される周波数領域リソースの開始位置は、2の番号を付された物理リソースブロックであり、占有される周波数領域リソースの長さは、1つの物理リソースブロックである。
【0105】
この実施形態において、第1のUE及び第2のUEは、第1のUEの識別子に基づいて、リソースセットからフィードバックリソースを決定し、それによって、マルチキャストの場合は、第2のUEは、複数の第1のUEがフィードバックするフィードバック情報を区別することが可能である。
【0106】
この実施形態において、データがマルチキャストデータ又はユニキャストデータであるときは、受信端が、送信端が送信したデータを受信した後に、その受信端は、その送信端にフィードバック情報を送信する必要がある。データがブロードキャストデータであるときは、受信端が、送信端が送信したデータを受信した後に、その受信端は、フィードバック情報をフィードバックする必要がない。以下の記載は、説明のための複数の詳細な実施形態を使用する。
【0107】
図7は、この出願にしたがったフィードバック方法のシグナリングフローチャート2を示している。図7に示されているように、その方法は、以下のステップを含む。
【0108】
S301. 第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器にデータを送信し、そのデータは、宛先識別情報を搬送する。
【0109】
具体的には、第2のUEが第1のUEに送信するデータにおいて、第2のUEの識別情報及び宛先識別情報(Identity, ID)は、メディアアクセス制御(Medium Access Control, MAC)層に含まれる。マルチキャストの場合には、宛先IDは、第1のUEが属しているマルチキャストグループのグループIDであり、ユニキャストの場合には、宛先IDは、受信端末のID、すなわち、第1のUEの識別情報である。選択的に、ブロードキャストの場合には、宛先IDは、ブロードキャストIDである。
【0110】
S302. 第1のユーザ機器は、その宛先識別情報に基づいて、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信するべきであるか否かを決定し、決定の結果は、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信することである。
【0111】
データを正しく受信したときにのみ、第1のUEは、MAC層における宛先IDを知ることが可能であり、その宛先IDに基づいて、そのデータがユニキャストデータであるか、マルチキャストデータであるか、又は、ブロードキャストデータであるかを決定する。そのデータがユニキャストデータ又はマルチキャストデータである場合には、第1のUEは、フィードバックを送信するべきであるか否かを決定する。ある1つの可能な方式においては、第1のUEは、その宛先IDが、第1のUEの識別情報であるか、又は、第1のUEが属しているグループのグループIDであるかを決定し、その宛先IDが、第1のUEの識別情報であるか、又は、第1のUEが属しているグループのグループIDである場合には、第1のUEは、対応するフィードバックを送信する。受信側UEが誤ってデータを受信したときは、そのUEは、MAC層における宛先IDを知ることはできず、したがって、データの特定のサービスタイプ及びフィードバックを送信するべきであるか否かを決定することはできない。結果として、そのUEは、いかなるフィードバックも実行しない。
【0112】
第1のUEが誤ってデータを受信したということは、具体的には、第1のUEがいかなる対応するSA情報も受信しない場合、第1のUEが誤って対応するSA情報を受信する場合、第1のUEが対応するSA情報を正しく受信したが、誤ってデータを受信する場合等の場合を含む。結論として、第1のUEがデータを正しく受信し、MAC層における宛先IDに基づいて、フィードバックを送信することを決定するときにのみ、第1のUEは、フィードバック情報を送信する、すなわち、ACKをフィードバックする。第1のUEは、他の場合には、いかなるフィードバックも実行しない。
【0113】
S303. 第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信する。
【0114】
S304. 第2のユーザ機器は、フィードバック情報に基づいて、そのデータの受信の結果を決定する。
【0115】
第1のUEが第2のUEにフィードバック情報を送信することを決定するときは、第1のUEは、第2のUEにフィードバック情報を送信する。第2のUEは、そのフィードバック情報に基づいて、データの受信の結果が、受信に成功したということであるということを決定してもよい。
【0116】
当業者は、この実施形態において、フィードバックリソースを決定するのに上記の実施形態の方式を使用してもよく、その次に、そのフィードバックリソースでフィードバック情報を送信してもよいということを理解することが可能である。第2のUEが、そのフィードバックリソースで、例えば、第1のUEが送信するACK等のフィードバック情報を受信するときに、第2のUEがそのACKを受信した場合は、その第2のUEは、ユニキャストデータ又はマルチキャストデータが対応する第1のUEによって正しく受信されていると判断するか、又は、それ以外の場合には、その第2のUEは、ユニキャストデータ又はマルチキャストデータが対応する第1のUEによって正しく受信されていないと判断する。
【0117】
この実施形態において、他の方式でフィードバックリソースを決定してもよく、又は、他の方式でフィードバック情報を送信してもよい。この実施形態において、第1のUEによって第2のUEにフィードバック情報を送信する特定の実装は、本明細書においては特に限定されない。
【0118】
選択的に、第2のUEが第1のUEにデータを送信するときに、第2のUEは、対応するSA情報の中に、宛先ID全体又は宛先IDの一部を含めてもよい。具体的には、宛先IDは、SA情報の内容の中に直接的に含まれてもよく、又は、宛先IDは、SA情報をスクランブルするのに使用されてもよく、又は、宛先IDは、SA情報の中には直接的には含まれなくてもよいが、SA情報の巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check, CRC)コード等を計算するのにSA情報とともに使用される。特定の実装方法は限定されない。
【0119】
具体的には、第1のUEがSA情報を正しく受信した後に、第1のUEは、データがユニキャストデータであるか、マルチキャストデータであるか、又はブロードキャストデータであるか、及びフィードバックを送信するべきであるか否かを決定してもよい。第1のUEがデータを正しく受信するときは、第1のUEは、ACKをフィードバックするか、又は、第1のUEが誤ってデータを受信するときは、その第1のUEは、NACKをフィードバックする。第1のUEがSA情報を受信しないか又は誤ってSA情報を受信したときは、第1のUEは、いかなるフィードバックも実行しない。
【0120】
結論として、SA情報が宛先識別情報を含む実装において、第1のUEが、SA情報を正しく受信し、且つ、SA情報の宛先IDに基づいて、フィードバックを送信することを決定するときにのみ、第1のUEは、対応するデータの受信状態にしたがって、ACK又はNACKをフィードバックする。第1のUEは、他の場合には、いかなるフィードバックも実行しない。送信端、すなわち、第2のUEの場合には、フィードバック情報はより明確となる。
【0121】
上記の記載は、ユーザ機器が実装する複数の機能に関して、この出願の複数の実施形態によって提供される複数の解決方法を説明している。上記の複数の機能を実装するために、ユーザ機器は、それらの複数の機能を実行するための対応するハードウェア構成及び/又はソフトウェアモジュールを含むということを理解することが可能である。この出願において開示されているそれらの複数の実施形態において説明されている複数の例のユニット及びアルゴリズムステップを参照して、ハードウェアの形態で、又は、ハードウェア及びコンピュータソフトウェアの組み合わせの形態で、この出願のそれらの複数の実施形態を実装してもよい。ある機能が、ハードウェアによって実行されるか、又は、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決方法の特定の用途及び設計上の制約によって決まる。当業者は、複数の異なる方法を使用して、各々の特定の用途についてそれらの説明された機能を実装してもよいが、その実装が、この出願のそれらの複数の実施形態における技術的解決方法の範囲を超えると解釈されるべきではない。
【0122】
この出願の複数の実施形態において、上記の方法の例にしたがって、ユーザ機器の複数の機能的なモジュールの分割を実行してもよい。例えば、複数の対応する機能のために、複数の機能的なユニットを分割してもよく、2つ又はそれ以上の機能を一体化して、1つの処理ユニットとしてもよい。上記の一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、又は、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。この出願のそれらの複数の実施形態においては、ユニットの分割は、ある1つの例であり、論理的な機能の分割であるにすぎないということに留意すべきである。実際の実装においては、他の分割方式を使用してもよい。
【0123】
一体化されたユニットを使用する際に、図8は、この出願にしたがった第1のユーザ機器の概略的な構成図を示している。図8に示されているように、第1のユーザ機器10は、処理ユニット11及び送信ユニット12を含む。選択的に、第1のユーザ機器10は、取得ユニット13をさらに含む。
【0124】
処理ユニット11は、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成され、フィードバックリソースは、第2のユーザ機器が送信したデータを受信した後に、第1のユーザ機器が決定するリソースである。
【0125】
送信ユニット12は、第2のユーザ機器に、フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するように構成され、フィードバック情報は、第1のユーザ機器によるデータの受信の結果をフィードバックするのに使用される。
【0126】
選択的に、送信ユニット12は、特に、
フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、第2のユーザ機器にフィードバック情報を送信するように構成される。
【0127】
選択的に、処理ユニット11は、特に、
第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、そのリソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
そのリソースセットからフィードバックリソースを決定する、ように構成される。
【0128】
選択的に、データは、マルチキャストデータであり、処理ユニット11は、特に、
第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、リソースセットからフィードバックリソースを決定するようにさらに構成される。
【0129】
選択的に、データは、ユニキャストデータである。
【0130】
選択的に、取得ユニット13は、第2のユーザ機器の識別情報を取得するように構成され、第2のユーザ機器の識別情報は、ネットワーク側によって第1のユーザ機器に送信されるか、又は、第2のユーザ機器の識別情報は、第2のユーザ機器によって第1のユーザ機器に送信されるか、又は、第2のユーザ機器の識別情報は、第1のユーザ機器によって第2のユーザ機器のために構成される。
【0131】
この実施形態によって提供される第1のユーザ機器は、上記の方法の実施形態の技術的解決方法を実行することが可能である。この実施形態の実装原理及びその技術的効果は同様であり、本明細書においては、詳細はこの実施形態において繰り返しては記載されない。
【0132】
一体化されたユニットを使用する際に、図9は、この出願にしたがった第2のユーザ機器の概略的な構成図を示している。図9に示されているように、この実施形態によって提供される第2のユーザ機器20は、処理ユニット21及び受信ユニット22を含む。選択的に、第2のユーザ機器20は、取得ユニット23をさらに含む。
【0133】
処理ユニット21は、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成され、そのフィードバックリソースは、第1のユーザ機器にデータを送信した後に、第2のユーザ機器によって決定されるリソースである。
【0134】
受信ユニット22は、第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、フィードバックリソースで受信するように構成され、そのフィードバック情報は、第1のユーザ機器によるデータの受信の結果をフィードバックするのに使用される。
【0135】
選択的に、受信ユニット22は、特に、
フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を受信するように構成される。
【0136】
選択的に、処理ユニット21は、特に、
第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、そのリソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
そのリソースセットからフィードバックリソースを決定する、ように構成される。
【0137】
選択的に、データは、マルチキャストデータであり、処理ユニット21は、特に、
第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、第1のリソースセットからフィードバックリソースを決定するようにさらに構成される。
【0138】
選択的に、データは、ユニキャストデータである。
【0139】
選択的に、取得ユニット23は、第1のユーザ機器の識別情報を取得するように構成され、第1のユーザ機器の識別情報は、ネットワーク側によって第2のユーザ機器に送信されるか、又は、第1のユーザ機器の識別情報は、第1のユーザ機器によって第2のユーザ機器に送信されるか、又は、第1のユーザ機器の識別情報は、第2のユーザ機器によって第1のユーザ機器のために構成される。
【0140】
この実施形態によって提供される第2のユーザ機器は、上記の方法の実施形態の技術的解決方法を実行することが可能である。この実施形態の実装原理及びその技術的効果は同様であり、本明細書においては、詳細はこの実施形態において繰り返しては記載されない。
【0141】
第1のユーザ機器の特定の実装において、送信ユニット12は、送信機として実装されてもよく、取得ユニット13は、受信機として実装されてもよく、処理ユニット11は、プロセッサとして実装されてもよい。データ及びプログラムコードは、メモリに記憶されてもよく、対応するプログラム命令にしたがってプロセッサによって制御され及び実行される。
【0142】
第2のユーザ機器の特定の実装において、処理ユニット21は、プロセッサとして実装されてもよく、受信ユニット22及び取得ユニット23は、受信機として実装されてもよい。データ及びプログラムコードは、メモリに記憶されてもよく、対応するプログラム命令にしたがってプロセッサによって制御され及び実行される。
【0143】
図10は、この出願にしたがったユーザ機器のハードウェアの概略的な構成図を示している。この実施形態によって提供されるユーザ機器は、第1のユーザ機器であってもよく、又は、第2のユーザ機器であってもよい。図10に示されているように、この実施形態によって提供されるユーザ機器30は、少なくとも1つのプロセッサ31、メモリ32、送信機33、及び受信機34を含む。メモリ32は、コンピュータ実行可能な命令を格納している。少なくとも1つのプロセッサ31は、メモリ32の中に格納されているコンピュータ実行可能な命令を実行し、それによって、ユーザ機器30は、第1のユーザ機器及び第2のユーザ機器によって実行される方法の実施形態を実行することが可能である。
【0144】
追加的に、この出願のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納している。第1のユーザ機器の少なくとも1つのプロセッサがコンピュータ実行可能な命令を実行するときに、第1のユーザ機器は、上記の可能なフィードバック方法を実行する。
【0145】
この出願のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。そのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納している。第2のユーザ機器の少なくとも1つのプロセッサが、コンピュータ実行可能な命令を実行するときに、第2のユーザ機器は、上記の可能なフィードバック方法を実行する。
【0146】
加えて、この出願のある1つの実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品が第1のユーザ機器において実行されるときに、その第1のユーザ機器は、上記の可能なフィードバック方法を実行する。
【0147】
この出願のある1つの実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品が第2のユーザ機器において実行されるときに、その第2のユーザ機器は、上記の可能なフィードバック方法を実行する。
【0148】
本発明の一例にしたがって、本願は、さらに、以下の実施形態を提供する。
実施形態1: フィードバック方法であって、
第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するステップであって、前記フィードバックリソースは、前記第2のユーザ機器が送信した前記データを受信した後に、前記第1のユーザ機器が決定するリソースである、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するステップであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、ステップと、を含む、
方法。
実施形態2: 前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで前記フィードバック情報を送信するステップを含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3: 第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって、前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定するステップであって、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含む、ステップと、
前記第1のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップと、を含む、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態4: 前記データは、マルチキャストデータであり、前記第1のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第1のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップを含む、実施形態3に記載の方法。
実施形態5: 前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第1のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である、実施形態4に記載の方法。
実施形態6: 前記データは、ユニキャストデータである、実施形態1に記載の方法。
実施形態7: 第1のユーザ機器によって、第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップの前に、当該方法は、
前記第1のユーザ機器によって、前記第2のユーザ機器の前記識別情報を取得するステップをさらに含み、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器のために構成される、実施形態1乃至6のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態8: 前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第2のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である、実施形態1乃至7のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態9: フィードバック方法であって、
第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するステップであって、前記フィードバックリソースは、前記第1のユーザ機器に前記データを送信した後に、前記第2のユーザ機器によって決定されるリソースである、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信するステップであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、ステップと、を含む、
方法。
実施形態10: 前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、前記第1のユーザ機器が送信した前記フィードバック情報を受信するステップを含む、実施形態9に記載の方法。
実施形態11: 第2のユーザ機器によって、第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器に送信された前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定するステップであって、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含む、ステップと、
前記第2のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップと、を含む、実施形態9又は10に記載の方法。
実施形態12: 前記データは、マルチキャストデータであり、前記第2のユーザ機器によって、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する前記ステップは、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記第1のリソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップを含む、実施形態11に記載の方法。
実施形態13: 前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第1のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である、実施形態12に記載の方法。
実施形態14: 前記データは、ユニキャストデータである、実施形態9に記載の方法。
実施形態15: 前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記第1のリソースセットから前記フィードバックリソースを決定するステップの前に、当該方法は、
前記第2のユーザ機器によって、前記第1のユーザ機器の前記識別情報を取得するステップをさらに含み、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器のために構成される、実施形態9乃至14のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態16: 前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器のユーザ機器識別子又は前記第2のユーザ機器の無線ネットワーク一時識別子である、実施形態9乃至15のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態17: ユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第1のユーザ機器であり、
第2のユーザ機器が送信したデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記フィードバックリソースは、前記第2のユーザ機器が送信した前記データを受信した後に、前記第1のユーザ機器が決定するリソースである、処理ユニットと、
前記第2のユーザ機器に、前記フィードバックリソースでフィードバック情報を送信するように構成される送信ユニットであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、送信ユニットと、を含む、
ユーザ機器。
実施形態18: 前記送信ユニットは、特に、
前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、前記第2のユーザ機器に前記フィードバック情報を送信するように構成される、実施形態17に記載のユーザ機器。
実施形態19: 前記処理ユニットは、特に、
前記第2のユーザ機器が送信した前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する、ように構成される、実施形態17又は18に記載のユーザ機器。
実施形態20: 前記データは、マルチキャストデータであり、前記処理ユニットは、特に、
前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定するようにさらに構成される、実施形態19に記載のユーザ機器。
実施形態21: 前記データは、ユニキャストデータである、実施形態17に記載のユーザ機器。
実施形態22: 取得ユニットをさらに含み、
前記取得ユニットは、前記第2のユーザ機器の前記識別情報を取得するように構成され、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第2のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器のために構成される、実施形態17乃至21のうちのいずれか1つに記載のユーザ機器。
実施形態23: ユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第2のユーザ機器であり、
第1のユーザ機器に送信されたデータが占有する物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の識別情報に基づいて、フィードバックリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、前記フィードバックリソースは、前記第1のユーザ機器に前記データを送信した後に、前記第2のユーザ機器によって決定されるリソースである、処理ユニットと、
前記第1のユーザ機器が送信したフィードバック情報を、前記フィードバックリソースで受信するように構成される受信ユニットであって、前記フィードバック情報は、前記第1のユーザ機器による前記データの受信の結果をフィードバックするのに使用される、受信ユニットと、を含む、
ユーザ機器。
実施形態24: 前記受信ユニットは、特に、
前記フィードバックリソースに対応するサブフレームの最後のシンボルで、前記第1のユーザ機器が送信した前記フィードバック情報を受信するように構成される、実施形態23に記載のユーザ機器。
実施形態25: 前記処理ユニットは、特に、
前記第1のユーザ機器に送信された前記データが占有する前記物理リソース及び/又は前記第2のユーザ機器の前記識別情報に基づいて、リソースセットを決定し、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースを含み、そして、
前記リソースセットから前記フィードバックリソースを決定する、ように構成される、実施形態23又は24に記載のユーザ機器。
実施形態26: 前記データは、マルチキャストデータであり、前記処理ユニットは、特に、
前記第1のユーザ機器の識別情報に基づいて、前記第1のリソースセットから前記フィードバックリソースを決定するようにさらに構成される、実施形態25に記載のユーザ機器。
実施形態27: 前記データは、ユニキャストデータである、実施形態23に記載のユーザ機器。
実施形態28: 取得ユニットをさらに含み、
前記取得ユニットは、前記第1のユーザ機器の前記識別情報を取得するように構成され、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、ネットワーク側によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第1のユーザ機器によって前記第2のユーザ機器に送信されるか、又は、前記第1のユーザ機器の前記識別情報は、前記第2のユーザ機器によって前記第1のユーザ機器のために構成される、実施形態23乃至27のうちのいずれか1つに記載のユーザ機器。
実施形態29: 少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含むユーザ機器であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能な命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリに格納されている前記コンピュータ実行可能な命令を実行し、それによって、当該ユーザ機器は、実施形態1乃至8のうちのいずれか1つに記載のフィードバック方法を実行する、
ユーザ機器。
実施形態30: 少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含むユーザ機器であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能な命令を格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリに格納されている前記コンピュータ実行可能な命令を実行し、それによって、当該ユーザ機器は、実施形態9乃至16のうちのいずれか1つに記載のフィードバック方法を実行する、
ユーザ機器。
実施形態31: コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納し、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行されると、実施形態1乃至8のうちのいずれか1つに記載の方法を実装する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
実施形態32: コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令を格納し、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行されると、実施形態9乃至16のうちのいずれか1つに記載の方法を実装する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10