(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
2以上の住居を有する集合住宅の図を構成するための情報であり、2以上の各住居の相対的な位置を示す集合住宅の図を構成するための情報である集合住宅図情報を格納し得る集合住宅図情報格納部と、
前記2以上の各住居の情報であり、各住居の価格に関する情報である価格情報を有する情報である2以上の住居情報を格納し得る住居情報格納部と、
前記集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、前記住居情報格納部の2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付けて出力する出力部とを具備し、
前記住居情報格納部の2以上の各住居情報は、住居の1以上の属性値を有し、
一の集合住宅内の2以上の住居の2以上の各住居情報の1以上の属性値を用いて、集合住宅図情報を生成する集合住宅図情報生成部をさらに具備し、
前記集合住宅図情報格納部の集合住宅図情報は、前記集合住宅図情報生成部が生成した集合住宅図情報であり、
前記集合住宅図情報生成部は、
前記住居の1以上の属性値の中の住居の階数を示す階数情報を用いて、住居の階数を示す位置に各住居の領域の情報を配置し、住居の階数を図面上で認識可能な態様の集合住宅図情報を生成する第一の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の住居の広さを示す広さ情報に応じて、異なる面積の住居の領域となる集合住宅図情報を生成する第二の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の号室情報が示す号数の順に住居の領域を配置する第三の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の方角情報が示す方角に対応する位置に各住居の領域を配置し、集合住宅図情報を生成する第四の集合住宅図生成処理のうちの1以上の集合住宅図生成処理を行う、不動産情報処理装置。
2以上の住居を有する集合住宅の図を構成するための情報であり、2以上の各住居の相対的な位置を示す集合住宅の図を構成するための情報である集合住宅図情報を格納し得る集合住宅図情報格納部と、前記2以上の各住居の情報であり、各住居の価格に関する情報である価格情報を有する情報である2以上の住居情報を格納し得る住居情報格納部と、出力部と、集合住宅図情報生成部とを具備する不動産情報処理装置により実現される情報処理方法であって、
前記出力部が、前記集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、前記住居情報格納部の2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付けて出力する出力ステップを具備し、
前記住居情報格納部の2以上の各住居情報は、住居の1以上の属性値を有し、
前記集合住宅図情報生成部が、一の集合住宅内の2以上の住居の2以上の各住居情報の1以上の属性値を用いて、集合住宅図情報を生成する集合住宅図情報生成ステップをさらに具備し、
前記集合住宅図情報格納部の集合住宅図情報は、前記集合住宅図情報生成ステップで生成された集合住宅図情報であり、
前記集合住宅図情報生成ステップにおいて、
前記住居の1以上の属性値の中の住居の階数を示す階数情報を用いて、住居の階数を示す位置に各住居の領域の情報を配置し、住居の階数を図面上で認識可能な態様の集合住宅図情報を生成する第一の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の住居の広さを示す広さ情報に応じて、異なる面積の住居の領域となる集合住宅図情報を生成する第二の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の号室情報が示す号数の順に住居の領域を配置する第三の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の方角情報が示す方角に対応する位置に各住居の領域を配置し、集合住宅図情報を生成する第四の集合住宅図生成処理のうちの1以上の集合住宅図生成処理を行う、情報処理方法。
2以上の住居を有する集合住宅の図を構成するための情報であり、2以上の各住居の相対的な位置を示す集合住宅の図を構成するための情報である集合住宅図情報を格納し得る集合住宅図情報格納部と、前記2以上の各住居の情報であり、各住居の価格に関する情報である価格情報を有する情報である2以上の住居情報を格納し得る住居情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
前記集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、前記住居情報格納部の2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付けて出力する出力部として機能させるためのプログラムであり、
前記住居情報格納部の2以上の各住居情報は、住居の1以上の属性値を有し、
前記コンピュータを、
一の集合住宅内の2以上の住居の2以上の各住居情報の1以上の属性値を用いて、集合住宅図情報を生成する集合住宅図情報生成部として機能させるためのプログラムであり、
前記集合住宅図情報格納部の集合住宅図情報は、前記集合住宅図情報生成部が生成した集合住宅図情報であり、
前記集合住宅図情報生成部は、
前記住居の1以上の属性値の中の住居の階数を示す階数情報を用いて、住居の階数を示す位置に各住居の領域の情報を配置し、住居の階数を図面上で認識可能な態様の集合住宅図情報を生成する第一の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の住居の広さを示す広さ情報に応じて、異なる面積の住居の領域となる集合住宅図情報を生成する第二の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の号室情報が示す号数の順に住居の領域を配置する第三の集合住宅図生成処理、または前記住居の1以上の属性値の中の方角情報が示す方角に対応する位置に各住居の領域を配置し、集合住宅図情報を生成する第四の集合住宅図生成処理のうちの1以上の集合住宅図生成処理を行う、プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、不動産情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0026】
(実施の形態1)
本実施の形態において、集合住宅の中の2以上の各住居の価格を含む住居情報を、集合住宅内の住居に対応付けて出力できる不動産情報処理システムについて説明する。
【0027】
また、本実施の形態において、販売中でない住居の価格情報も出力できる不動産情報処理システムについて説明する。なお、本不動産情報処理システムは、販売中と非販売中の住居とを視覚的に区別可能にして、査定価格等を出力できる不動産情報処理システムである。
【0028】
また、本実施の形態において、集合住宅図情報を生成できる不動産情報処理システムについて説明する。
【0029】
また、本実施の形態において、後述する住所正規化処理を行える不動産情報処理システムについて説明する。
【0030】
さらに、本実施の形態において、後述する建物名の名寄せ処理を行える不動産情報処理システムについて説明する。
【0031】
図1は、本実施の形態における不動産情報処理システムの概念図である。不動産情報処理システムは、不動産情報処理装置1、1または2以上のサーバ装置2、および1または2以上の端末装置3を備える。不動産情報処理装置1は、不動産情報を処理する装置であり、いわゆるクラウドサーバ、サーバ装置など、装置の種類は問わない。サーバ装置2は、ウェブ上のサーバであり、装置の種類は問わない。端末装置3は、不動産情報を閲覧等するユーザが使用する端末であり、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等、装置の種類は問わない。
【0032】
図2は、本実施の形態における不動産情報処理システムのブロック図である。
図3は、不動産情報処理システムを構成する不動産情報処理装置1のブロック図である。
【0033】
不動産情報処理システムを構成する不動産情報処理装置1は、格納部11、受信部12、受付部13、処理部14、および出力部15を備える。
【0034】
格納部11は、集合住宅図情報格納部111、および住居情報格納部112を備える。
【0035】
受付部13は、住居情報受付部131を備える。
【0036】
処理部14は、集合住宅図情報生成部141、住居情報収集部142、住所正規化処理部143、および建物名寄処理部144を備える。
【0037】
サーバ装置2は、サーバ格納部21、サーバ受信部22、およびサーバ送信部23を備える。
【0038】
端末装置3は、端末格納部31、端末受付部32、端末処理部33、端末送信部34、端末受信部35、および端末出力部36を備える。
【0039】
不動産情報処理装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する集合住宅図情報、住居情報などである。
【0040】
集合住宅図情報格納部111は、1または2以上の集合住宅図情報を格納し得る。集合住宅図情報は、2以上の住居を有する集合住宅の図を構成するための情報である。集合住宅図情報は、2以上の各住居の相対的な位置を示す情報を含む。集合住宅図情報は、集合住宅の図を構成するための情報である。集合住宅図情報は、2以上の後述する住居情報の一部または全部を含んでも良い。なお、住居情報を含む集合住宅図情報を、住居情報込み集合住宅図情報と言っても良い。また、集合住宅とは、マンション、アパートなど、その形式は問わない。また、集合住宅図情報とは、ビットマップでも良いし、ベクターデータでも良いし、HTML、XML等で記載されている情報でも良いし、これらの組み合わせからなる情報等でも良い。つまり、集合住宅図情報のデータ構造やデータ形式は問わない。
【0041】
住居情報格納部112は、2以上の住居情報を格納し得る。住居情報は、集合住宅内の住居の情報である。住居情報は、住居の価格に関する情報である価格情報を有する。価格情報は、通常、査定価格を示す情報であるが、販売結果の価格を示す情報等でも良い。また、住居情報は、通常、住所を示す住所情報、広さを示す広さ情報(例えば、80m
2)、間取りに関する情報である間取り情報(例えば、3LDK、2K等)、住居の向きに関する情報である方角情報(例えば、南向き、南西向き等)を有する。住居情報は、その他、販売時の価格を示す販売時価格情報などを有しても良い。また、住所情報は、集合住宅の建物の名称を示す建物名称情報(マンション名など)、号室情報などを有することは好適である。なお、号室情報とは、501号、103号などの、住居の号数を示す情報である。また、住居情報は、販売中であるか否かの販売状態を示す状態フラグを有することは好適である。
【0042】
受信部12は、サーバ装置2、または端末装置3から指示や情報等を受信する。指示や情報等とは、例えば、サーバ装置2から受信する住居情報の全部または一部である。また、指示や情報等とは、例えば、端末装置3から受信する集合住宅図情報の出力指示である。集合住宅図情報の出力指示とは、集合住宅図情報の出力の指示である。集合住宅図情報の出力指示は、通常、集合住宅を識別する集合住宅識別子を有する。集合住宅識別子は、例えば、ID、集合住宅名(例えば、マンション名、アパート名など)である。また、指示や情報等とは、例えば、端末装置3から受信する住居情報の出力指示である。住居情報の出力指示は、一の住居情報の出力の指示である。
【0043】
受付部13は、指示や情報等を受け付ける。受け付ける指示や情報等とは、例えば、住居情報の全部または一部である。
【0044】
住居情報受付部131は、1または2以上の住居の住居情報の全部または一部を受け付ける。
【0045】
指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部13は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0046】
なお、ここでの受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0047】
処理部14は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、集合住宅図情報生成部141、住居情報収集部142、住所正規化処理部143、建物名寄処理部144等が行う処理である。
【0048】
集合住宅図情報生成部141は、一の集合住宅内の2以上の住居の2以上の各住居情報の1以上の属性値を用いて、集合住宅図情報を生成する。ここで、生成とは、集合住宅図情報の一部の生成でも良いし、全部の生成でも良い。
【0049】
集合住宅図情報生成部141は、例えば、各住居情報が有する階数情報を用いて、住居の階数が視覚的に判断可能な態様の集合住宅図情報を生成する。ここで、住居の階数が視覚的に判断可能な態様とは、例えば、階数が表示されていることである。また、住居の階数が視覚的に判断可能な態様とは、例えば、複数階の住居を表示している場合に、階数を示す位置に住居図情報を配置することなどである。住居図情報とは、各住居の領域の情報である。住居図情報は、通常、他の住居との境を示す線に関する情報を有する。線に関する情報とは、線でも良いし、住居の領域を示す点(通常、矩形を構成する4点)の情報でも良い。
【0050】
集合住宅図情報生成部141は、例えば、各住居情報が有する広さ情報に応じた住居の広さを視覚的に示す態様の集合住宅図情報を生成する。ここで、住居の広さを視覚的に示す態様とは、例えば、住居の広さに応じた住居の領域の広さで、各住居の住居情報を表示することである。また、住居の広さを視覚的に示す態様の集合住宅図情報とは、住居情報が有する広さ情報に応じて、異なる面積の住居の領域となるように、各住居の領域を示している集合住宅図情報である。
【0051】
集合住宅図情報生成部141は、例えば、各住居情報が有する号室情報を用いて、各住居の領域を配置し、集合住宅図情報を生成する。集合住宅図情報生成部141は、例えば、各住居情報が有する号室情報が示す号数の順に各住居図情報(住居の領域)を配置する。
【0052】
集合住宅図情報生成部141は、例えば、各住居情報が有する方角情報を用いて、各住居の領域を配置し、集合住宅図情報を生成する。集合住宅図情報生成部141は、例えば、同一の方角情報を有する住居情報に対応する各住居の領域をまとめた態様となるように、各住居図情報を配置し、集合住宅図情報を生成する。また、集合住宅図情報生成部141は、例えば、各住居情報の方角情報が示す方角に対応する位置に、各住居図情報を配置し、集合住宅図情報を生成する。
【0053】
住居情報収集部142は、ウェブ上の1または2以上のサーバ装置2から、1または2以上の住居の住居情報の全部または一部を取得する。住居情報収集部142は、通常、予め決められた1または2以上のウェブページから、予め決められたパターンに合致する情報や予め決められた文字列を含む住居情報の全部または一部を取得する。住居情報収集部142は、通常、ウェブ上をクローリングすることにより、1または2以上の住居の住居情報の全部または一部を取得する。
【0054】
住居情報収集部142は、1または2以上のサーバ装置2から、1または2以上の住居の住居情報の全部または一部を受信しても良い。また、住居情報収集部142は、1または2以上のサーバ装置2から、1以上のウェブページを受信し、当該受信した1以上のウェブページから、予め決められたパターンに合致する情報や予め決められた文字列を含む住居情報の全部または一部を抽出しても良い。
【0055】
なお、予め決められたパターンとは、例えば、タグパターン情報が示すタグのパターン、または文字列パターン情報が示す文字列のパターンである。
【0056】
住所正規化処理部143は、2以上の住所情報に対して、住所正規化処理を行う。住所正規化処理とは、住居情報格納部112に格納されている2以上の住居情報が有する2以上の住所情報が予め決められた条件を満たす場合に、2以上の住所情報を同一の住所を示す情報とする処理である。同一の住所を示す情報とする処理とは、同一の住所となるように、例えば、同一と判断され得る2以上の住所を示す文字列を統一するように、文字列を置き換える処理、同一と判断され得る2以上の住所の間にリンクを張る処理、同一と判断され得る2以上の住所の表記のゆらぎのデータベース(情報群)を構成する処理などである。
【0057】
ここで、予め決められた条件とは、例えば、アラビア数字と対応する漢数字とは同じと見なした上で同一の文字列となることである。また、決められた条件とは、例えば、半角数字と、当該半角数字と同一の全角数字とは同じと見なした上で同一の文字列となることである。また、決められた条件とは、例えば、「丁目」と「番地」と「号」とを示す数字の間の文字(例えば、「−」「の」「丁目」など)を同じと見なした上で同一の文字列となることである。つまり、「丁・番地・号」の「1−2−3」「1丁目2−3」「1丁目2番3号」「1丁目2番3」「1の2の3」は、それぞれ同じとみなす。
【0058】
また、予め決められた条件とは、1以上の文字の置き換えルールを適用した後に、同一の文字列となることでも良い。文字の置き換えルールとは、例えば、漢数字はアラビア数字に置き換えるというルール、半角文字は全角文字に置き換えるというルール、「丁目」と「番地」と「号」とは「−」に置き換えるというルールなどである。
【0059】
建物名寄処理部144は、2以上の建物名称情報に対して、建物名寄処理を行う。建物名称情報とは、マンションやアパート等の集合住宅の建物の名称を示す情報である。建物名寄処理とは、住居情報格納部112に格納されている2以上の住居情報が有する2以上の建物名称情報が予め決められた条件を満たす場合に、2以上の建物名称情報を同一の建物名称を示す情報とする処理である。同一の建物名称を示す情報とする処理とは、同一の建物名称となるように、例えば、同一と判断され得る2以上の建物名称情報を統一するように、文字列を置き換える処理、同一と判断され得る2以上の建物名称情報の間にリンクを張る処理、同一と判断され得る2以上の建物名称情報の表記のゆらぎのデータベース(情報群)を構成する処理などである。
【0060】
また、ここでの予め決められた条件とは、例えば、「ェ」と「エ」、または「ブ」と「ヴ」、または「ゥ」と「ウ」等を同じ文字であるとした場合に、同一の文字列となることである。また、予め決められた条件とは、例えば、文字列の最後の「ー」を除いた場合に、同一の文字列となることである。
【0061】
出力部15は、集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、住居情報格納部112の2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付けて出力する。つまり、出力部15は、2以上の各住居の領域の中に価格情報等の情報を有するように、集合住宅図情報を出力する。出力部15が出力する集合住宅図情報の中の各住居の領域に、階数情報が示す階数、号室情報が有する号数、方角情報が示す方角、広さ情報が示す広さのうち、1以上の情報が視覚的に分かる態様で含まれていることは好適である。
【0062】
出力部15は、集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、当該集合住宅図情報に対応する2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付けて出力する。
【0063】
出力部15は、状態フラグを用いて、2以上の各住居情報に対応する住居の販売状態が視覚的に分かるように、集合住宅図情報を出力する。販売状態が視覚的に分かるとは、状態フラグに応じて、例えば、住居情報を表示する領域の背景を変えること、住居情報の文字色を変えること等である。
【0064】
ここで、出力とは、通常、端末装置3への送信である。ただし、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0065】
サーバ装置2を構成するサーバ格納部21は、1または2以上のウェブページを格納し得る。ウェブページは、通常、1以上の住居情報の全部または一部を含む。なお、ウェブページにおける住居情報の定義形式等は問わない。
【0066】
サーバ受信部22は、不動産情報処理装置1から住居情報の全部または一部の送信指示を受信する。また、サーバ受信部22は、不動産情報処理装置1からウェブページの送信指示を受信しても良い。
【0067】
サーバ送信部23は、サーバ格納部21に格納されている1以上の住居情報の全部または一部を不動産情報処理装置1に送信する。サーバ受信部22は、サーバ格納部21に格納されている1または2以上のウェブページを不動産情報処理装置1に送信しても良い。サーバ受信部22がウェブページを不動産情報処理装置1に送信する場合、不動産情報処理装置1の処理部14が、当該ウェブページから1以上の住居情報の全部または一部を抽出する。
【0068】
端末装置3を構成する端末格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、端末識別子である。端末識別子とは、端末装置3を識別する情報、または端末装置3のユーザを識別する情報である。
【0069】
端末受付部32は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、住居情報の全部または一部の送信指示、集合住宅図情報の送信指示、ウェブページの送信指示などである。
【0070】
指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部32は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0071】
端末処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、端末受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にすることである。
【0072】
端末送信部34は、各種の指示や情報等を不動産情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等は、例えば、集合住宅図情報の送信指示である。
【0073】
端末受信部35は、不動産情報処理装置1から、2以上の住居情報と集合住宅図情報とを受信する。なお、2以上の住居情報と集合住宅図情報とを、適宜、住居情報込み集合住宅図情報という。
【0074】
端末出力部36は、端末受信部35が受信した住居情報込み集合住宅図情報を出力する。端末出力部36は、通常、集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付ける態様で出力する。ここでの出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0075】
格納部11、集合住宅図情報格納部111、住居情報格納部112、サーバ格納部21、および端末格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0076】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0077】
処理部14、集合住宅図情報生成部141、住居情報収集部142、住所正規化処理部143、建物名寄処理部144、および端末処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部14等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0078】
出力部15、サーバ送信部23、および端末送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0079】
受信部12、サーバ受信部22、および端末受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0080】
端末出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部36は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0081】
次に、不動産情報処理システムを構成する不動産情報処理装置1の動作について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0082】
(ステップS401)住居情報受付部131は、住居情報の全部または一部を、受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合はステップS402に行き、受け付けない場合はステップS403に行く。
【0083】
(ステップS402)処理部14は、ステップS401で受け付けられた住居情報の全部または一部を、住居情報格納部112に蓄積する。ステップS401に戻る。なお、住居情報は集合住宅を識別する集合住宅識別子に対応付けて蓄積されることは好適である。
【0084】
(ステップS403)住居情報収集部142は、住居情報を収集するためのクローリングのタイミングであるか否かを判断する。クローリングのタイミングであればステップS404に行き、クローリングのタイミングでなければステップS405に行く。
【0085】
(ステップS404)住居情報収集部142は、住居情報を収集する。ステップS401に戻る。住居情報収集処理について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0086】
(ステップS405)受信部12は、端末装置3から集合住宅図情報の出力指示を受信したか否かを判断する。集合住宅図情報の出力指示を受信した場合はステップS406に行き、集合住宅図情報の出力指示を受信しない場合はステップS401に戻る。
【0087】
(ステップS406)集合住宅図情報生成部141は、集合住宅図情報の出力指示に対応する集合住宅の集合住宅図情報を生成する。集合住宅図情報生成処理について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0088】
(ステップS407)出力部15は、ステップS406で生成された集合住宅図情報を、集合住宅図情報の出力指示を送信してきた端末装置3に送信する。ステップS401に戻る。
【0089】
なお、
図4のフローチャートにおいて、受信された集合住宅図情報の出力指示に応じて、集合住宅図情報生成部141は集合住宅図情報を生成した。しかし、集合住宅図情報生成部141は、1以上の集合住宅図情報を予め生成して、集合住宅図情報格納部111に蓄積していても良い。かかる場合、集合住宅図情報は、集合住宅識別子に対応づいていることは好適である。
【0090】
また、
図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0091】
次に、ステップS404の住居情報収集処理について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0092】
(ステップS501)住居情報収集部142は、カウンタiに1を代入する。
【0093】
(ステップS502)住居情報収集部142は、住居情報を収集すべきi番目のウェブページが存在するか否かを判断する。i番目のウェブページが存在すればステップS503に行き、i番目のウェブページが存在しなければステップS510に行く。なお、i番目のウェブページが存在すか否かは、例えば、格納部11に、i番目のURLが存在するか否かにより判断される。また、住居情報収集部142は、住居情報を収集すべきi番目のウェブサイトが存在するか否かを判断しても良い。
【0094】
(ステップS503)住居情報収集部142は、i番目のウェブページを取得する。
【0095】
(ステップS504)住居情報収集部142は、カウンタjに1を代入する。
【0096】
(ステップS505)住居情報収集部142は、住居情報を収集するためのj番目のルールが存在するか否かを判断する。j番目のルールが存在すればステップS506に行き、j番目のルールが存在しなければステップS509に行く。
【0097】
なお、住居情報を収集するための1以上のルールは、通常、格納部11に格納されている。なお、格納部11に格納されている1以上のルールは、プログラムに埋め込まれていても良いことは言うまでもない。また、1以上の各ルールは、住居情報を収集すべきウェブページのURLに対応付けて、管理されていることは好適である。さらに、ルールは、例えば、HTMLまたはXML等の記述言語のタグの出現パターン、住居情報が有する住所情報の文字列のパターン(例えば、「.*'都|道|府|県'.*'町'[1−9]'丁目|−|の|ノ' [1−9][0−9]*'番|−|の|ノ' [1−9][0−9]*'号|−|の|ノ'」)などである。
【0098】
(ステップS506)住居情報収集部142は、i番目のウェブページから、j番目のルールに合致する情報をすべて取得する。なお、この取得された情報は、通常、住居情報の全部または一部の情報である。
【0099】
(ステップS507)住居情報収集部142は、ステップS506で取得できた情報を、住居情報格納部112に蓄積する。なお、住居情報収集部142は、集合住宅識別子に対応付けて、ステップS506で取得できた情報を、住居情報格納部112に蓄積することは好適である。
【0100】
(ステップS508)住居情報収集部142は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS505に戻る。
【0101】
(ステップS509)住居情報収集部142は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
【0102】
(ステップS510)住居情報収集部142は、住居情報の集約処理を行う。なお、集約処理について、
図6のフローチャートを用いて説明する。また、集約処理とは、同じ住居の複数の住居情報を一つ住居情報として取り扱えるようにする処理である。
【0103】
次に、ステップS510の集約処理について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0104】
(ステップS601)住所正規化処理部143は、カウンタiに1を代入する。
【0105】
(ステップS602)住所正規化処理部143は、新たに収集した住居情報または住居情報格納部112に、i番目の住居情報が存在するか否かを判断する。i番目の住居情報が存在する場合はステップS603に行き、i番目の住居情報が存在しない場合はステップS605に行く。
【0106】
(ステップS603)住所正規化処理部143は、1以上の文字の置き換えルールに従って、i番目の住居情報の住所情報の中の置き換えるべき文字を、置き換える。
【0107】
(ステップS604)住所正規化処理部143は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
【0108】
(ステップS605)住所正規化処理部143は、カウンタiに1を代入する。
【0109】
(ステップS606)住所正規化処理部143は、新たに収集した住居情報または住居情報格納部112に、i番目の未処理の住居情報が存在するか否かを判断する。i番目の未処理の住居情報が存在する場合はステップS607に行き、i番目の未処理の住居情報が存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0110】
(ステップS607)住所正規化処理部143は、i番目の未処理の住居情報と、予め決められた条件を満たすほど近似する住所情報を有する他の住居情報を検索する。
【0111】
(ステップS608)住所正規化処理部143は、カウンタjに1を代入する。
【0112】
(ステップS609)住所正規化処理部143は、ステップS607で取得した他の住居情報の中で、j番目の他の住居情報が存在するか否かを判断する。j番目の他の住居情報が存在する場合はステップS610に行き、存在しない場合はステップS610に行く。
【0113】
(ステップS610)建物名寄処理部144は、j番目の他の住居情報とi番目の未処理の住居情報とが建物名を有する場合、j番目の他の住居情報、またはi番目の未処理の住居情報、または両方の住居情報の建物名寄処理を行う。建物名寄処理は、ここでは、例えば、文字の置き換えルールに従って、建物名を構成する文字を置き換える処理である。
【0114】
(ステップS611)住所正規化処理部143は、i番目の未処理の住居情報が有する住所情報とj番目の他の住居情報が有する住所情報とが同一の住所の情報であるか否かを判断する。同一の住所の情報であればステップS612に行き、同一の住所の情報でなければステップS613に行く。
【0115】
(ステップS612)住所正規化処理部143は、i番目の未処理の住居情報とj番目の他の住居情報とを集約する処理を行う。
【0116】
(ステップS613)住所正規化処理部143は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS609に戻る。
【0117】
(ステップS614)住所正規化処理部143は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS606に戻る。
【0118】
次に、ステップS406の集合住宅図情報生成処理について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0119】
(ステップS701)集合住宅図情報生成部141は、カウンタiに1を代入する。
【0120】
(ステップS702)集合住宅図情報生成部141は、i番目の集合住宅が存在するか否かを判断する。i番目の集合住宅が存在すればステップS703に行き、i番目の集合住宅が存在しなければ上位処理にリターンする。集合住宅図情報生成部141は、例えば、住居情報格納部112に、i番目の集合住宅識別子が存在するか否かにより、i番目の集合住宅が存在するか否かを判断する。
【0121】
(ステップS703)集合住宅図情報生成部141は、i番目の集合住宅のすべての住居情報を住居情報格納部112から取得する。なお、集合住宅図情報生成部141は、例えば、i番目の集合住宅識別子に対応するすべての住居情報を住居情報格納部112から取得する。
【0122】
(ステップS704)集合住宅図情報生成部141は、カウンタjに1を代入する。
【0123】
(ステップS705)集合住宅図情報生成部141は、i番目の集合住宅にj階が存在するか否かを判断する。j階が存在すればステップS706に行き、j階が存在しなければステップS714に行く。
【0124】
(ステップS706)集合住宅図情報生成部141は、i番目の集合住宅に対応する各住所情報の中の階数に対応する情報を検査し、j階の1以上の住所情報を取得する。そして、集合住宅図情報生成部141は、j階の1以上の住所情報をソートする。なお、ソートは、住居の号室に対応する数字列を用いて、昇順または降順に住居情報をソートする。
【0125】
(ステップS707)集合住宅図情報生成部141は、カウンタkに1を代入する。
【0126】
(ステップS708)集合住宅図情報生成部141は、j階のk番目の住居情報が存在するか否かを判断する。j階のk番目の住居情報が存在する場合はステップS709に行き、j階のk番目の住居情報が存在しない場合はステップS711に行く。
【0127】
(ステップS709)集合住宅図情報生成部141は、j階のk番目の住居情報が有する広さ情報に応じた広さの領域を有する住居図情報を生成する。集合住宅図情報生成部141は、j階のk番目の住居情報が有する価格情報を住居図情報に付加する。また、集合住宅図情報生成部141は、j階のk番目の住居情報が有する状態フラグを視覚的に示せるような住居図情報を生成する。ステップS712に行く。
【0128】
(ステップS710)集合住宅図情報生成部141は、j階の未処理の住居情報が存在するか否かを判断する。j階の未処理の住居情報が存在する場合はステップS712に行き、存在しない場合はステップS715に行く。
【0129】
(ステップS711)集合住宅図情報生成部141は、ダミーの住居図情報を取得する。ステップS710に行く。ダミーの住居図情報は、情報が存在しないことを示す住居情報である。ダミーの住居図情報は、格納部11に予め格納されていても良い。また、集合住宅図情報生成部141は、j階のk番目に対応する数字列であり、号数を示す数字列を生成し、ダミーの住居図情報に付加しても良い。
【0130】
(ステップS712)集合住宅図情報生成部141は、ステップS709で生成した住居図情報を、集合住宅図情報の中の位置であり、j階のk番目に応じた位置に配置する。j階のk番目に応じた位置への配置とは、例えば、住居図情報に対応する領域が配置されている位置が、j階のk番目(k番目の号数)を示す位置になっていることである。
【0131】
(ステップS713)集合住宅図情報生成部141は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS708に戻る。
【0132】
(ステップS714)集合住宅図情報生成部141は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0133】
(ステップS715)集合住宅図情報生成部141は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS705に戻る。
【0134】
なお、
図7のフローチャートにおいて、集合住宅図情報生成部141は、住居情報が有する階数情報、間取り情報、方角情報等をも用いて、集合住宅図情報を生成しても良い。
次に、サーバ装置2の動作について説明する。サーバ装置2のサーバ受信部22は、不動産情報処理装置1からウェブページの送信指示を受信する。そして、サーバ送信部23は、サーバ格納部21に格納されているウェブページを不動産情報処理装置1に送信する
次に、端末装置3の動作について説明する。端末装置3の端末受付部32は、指示や情報等を受け付ける。次に、端末処理部33は、端末受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にする。端末送信部34は、各種の指示や情報等を不動産情報処理装置1に送信する。
端末受信部35は、不動産情報処理装置1から、1または2以上の住居情報を受信する。または、端末受信部35は、不動産情報処理装置1から、2以上の住居情報と集合住宅図情報とを受信する。そして、端末出力部36は、端末受信部35が受信した1以上の住居情報、または住居情報込み集合住宅図情報を出力する。なお、住居情報込み集合住宅図情報は、2以上の住居情報を有する集合住宅図情報である。
【0135】
以下、本実施の形態における不動産情報処理システムの具体的な動作について説明する。不動産情報処理システムの概念図は
図1である。
【0136】
今、不動産情報処理装置1の格納部11は、
図8に示す住居情報収集ルール管理表を保持している。住居情報収集ルール管理表は、ウェブサイトまたはウェブページごとの住居情報の収集ルールを管理している。住居情報収集ルール管理表は、「ID」「URL」「項目」「収集ルール情報」を有するレコードを1以上、格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「URL」は、クローリングするウェブページを示す。「項目」は、住居情報を構成する情報である。「収集ルール情報」は、住居情報を構成する情報(項目)を収集するためのルールを示す情報である。
【0137】
「収集ルール情報」は、タグパターン情報、または文字列パターン情報、またはタグパターン情報と文字列パターン情報である。タグパターン情報は、HTMLまたはXML等の記述言語のタグのパターンを示す。なお、タグパターン情報の中の「$」は変数を示し、取得する文字列を示す。つまり、「ID=1」の項目「住所」は、ウェブページの中の「<DL><DT>所在地</DT><DD>$</DD></DL>」にマッチする箇所の中の<DD>と</DD>とに囲まれた文字列を取得することを示す。
【0138】
文字列パターン情報は、文字列のパターンを示す。「ID=2」の項目「住所」の文字列パターン情報「.*[都|道|府|県].*」は、'都'または'道' または'府' または'県'を含む文字列であることを示す。つまり、「ID=2」の項目「住所」は、ウェブページの中の「<DD>$</DD>」にマッチする箇所の中の<DD>と</DD>とに囲まれた文字列であり、'都'または'道' または'府' または'県'を含む文字列を取得することを示す。また、「ID=2」の項目「専有面積」の文字列パターン情報「[1-9][0-9]*'m
2'」は、「1」から「9」の間の数字に続き、「0」から「9」の間の1以上の数字が続き、その後に文字列「m
2」が続く場合にマッチすることを示す。
【0139】
また、格納部11は、
図9に示す住所正規化ルール管理表を格納している。住所正規化ルール管理表は、1以上の住所正規化ルールを管理する。住所正規化ルール管理表は、「ID」「住所正規化ルール情報」を有するレコードを、1以上管理している。「住所正規化ルール情報」は、「入力」「出力」を有する。「住所正規化ルール情報」は、「入力」で示されるパターンを、「出力」で示されるパターンに変換する、というルールを示す情報である。
図9の「ID=1」のレコードは、例えば、文字列「3丁目」は文字列「3-」に変更することを示す。また、「ID=6」のレコードは、建物名は削除することを示す。なお、建物名は、例えば、住所(例えば、「3-1-26」)の後の文字列である、とする。また、「ID=9」のレコードは、特定の文字列である「大字」は削除することを示す。また、「ID=10」のレコードは、重複文字列は削除することを示し、当該住所正規化ルールを適用すれば、例えば、文字列「埼玉県鶴ヶ島市鶴ケ丘鶴ケ島市大字鶴ケ丘74-1」は文字列「埼玉県鶴ヶ島市鶴ヶ丘74-1」になる。さらに、「ID=11」のレコードは、京都市の住所であり、「〜町」と「数字」との間に、数字以外の文字列が存在する場合、当該文字列を消去することを示す。この住所正規化ルールを適用すれば、例えば、「京都府京都市東山区林下町新橋通大和大路東入3-433」は「京都府京都市東山区林下町3-433」になる。
【0140】
また、格納部11は、
図10に示す名寄せルール管理表を格納している。名寄せルール管理表は、建物名の名寄せのためのルールを示す情報である1以上の名寄せルールを管理する。名寄せルール管理表は、「ID」「名寄せルール情報」を有するレコードを1以上格納している。「名寄せルール情報」は、「入力」で示されるパターンまたは文字列を、「出力」で示されるパターンまたは文字列に変換する、というルールを示す情報である。
【0141】
以上の状況において、ユーザは、不動産情報処理装置1に対して、住居情報の収集の指示を入力した、とする。
【0142】
次に、不動産情報処理装置1は、かかる指示を受け付け、住居情報収集部142は、住居情報を収集するためのクローリングのタイミングであると判断する。
【0143】
次に、住居情報収集部142は、以下のように住居情報を収集する。つまり、住居情報収集部142は、
図8のURL「URL1」を用いて、1番目のウェブページを取得する。そして、
図8の「ID=1」のタグパターン情報を用いて、住居情報を構成する「住所」「専有面積」などを取得する。なお、住居情報収集部142は、項目「住所」「専有面積」などに対応するタグパターン情報を1番目のウェブページに適用し、隣接する「住所」「専有面積」などを、一の住居情報を構成する「住所」「専有面積」等であるとして、一つの住居情報を取得する。次に、住居情報収集部142は、
図8のURL「URL2」を用いて、2番目のウェブページを取得する。そして、
図8の「ID=2」の収集ルール情報を用いて、住居情報を構成する「住所」「専有面積」などを取得する。以後、住居情報収集部142は、
図8の3番目以降のレコードを同様に用いて、ウェブ上から多数の住居情報を収集する。
【0144】
次に、住所正規化処理部143は、住居情報の集約処理を行う。具体的には、住所正規化処理部143は、
図9の住所正規化ルール管理表を用いて、住居情報の住所情報を構成する文字列の正規化を行う。正規化とは、文字のゆらぎを統一する処理である。そして、例えば、住所正規化処理部143は、
図9の住所正規化ルール情報を用いて、住所情報「東京都豊島区池袋二丁目39-12」を「東京都豊島区池袋2-39-12」に変換する。また、例えば、住所正規化処理部143は、
図9の住所正規化ルール情報を用いて、住所情報「東京都西東京市保谷町4丁目2ー33 テラスエルフ」を住所情報「東京都西東京市保谷町4-2-33」に変換する。また、例えば、住所正規化処理部143は、住所情報「京都府京都市中京区観音町二条通柳馬場西入85-1」を住所情報「京都府京都市中京区観音町85-1」に変換する。また、例えば、住所正規化処理部143は、住所情報「埼玉県川口市芝大字芝6856-1」を「埼玉県川口市芝6856-1」に変換する。さらに、例えば、「埼玉県東松山市高坂304-1高坂304−1」を「埼玉県東松山市高坂304-1」に変換する。
【0145】
次に、建物名寄処理部144は、
図10の名寄せルール管理表を用いて、同一の建物名の表記を統一する。建物名寄処理部144は、例えば、住居情報収集部142が収集した情報から一つの建物名を取得し、当該建物名に、
図10の名寄せルール管理表のすべての値寄せルールを適用し、当該建物名から考えられる建物名を全て生成し、当該生成した建物名に合致する建物名を。最初に取得した一の建物名に置き換える。その結果、建物名寄処理部144は、「グローリア初穂相模原」と「グロリア初穂相模原」「グローリアハツホ相模原」「グロリアハツホ相模原」「グローリア初穂サガミハラ」「グロリア初穂サガミハラ」「グローリアハツホサガミハラ」「グロリアハツホサガミハラ」は同一の建物名であるとして、すべて「グローリア初穂相模原」に統一される。
【0146】
以上の結果、住居情報収集部142は、
図11に示す多数の住居情報を、住居情報格納部112に蓄積した、とする。なお、住居情報格納部112の住居情報は、ユーザの手入力により、蓄積されても良いことは言うまでもない。
【0147】
次に、不動産情報処理装置1は、集合住宅図情報の生成タイミングである、と判断した、とする。
【0148】
そして、集合住宅図情報生成部141は、以下のように、
図11に示す多数の住居情報を用いて、集合住宅図情報を生成する。なお、ここでは、建物名称情報「ABCマンション」に対応する集合住宅図情報を生成する場合について説明する。また、生成される集合住宅図情報は、住居情報込み集合住宅図情報である。
【0149】
まず、集合住宅図情報生成部141は、建物名称情報「ABCマンション」に対応するすべての住居情報を、
図11の住居情報管理表から取得する。
【0150】
次に、集合住宅図情報生成部141は、号数「101」から「105」を含む住居情報から1階の集合住宅図情報を生成する。なお、号数は、上述した号室情報である。また、ここで、集合住宅図情報生成部141は、号数の順に住居情報をソートする。また、集合住宅図情報生成部141は、住居情報が有する広さ情報に応じた広さの領域を有する住居図情報を生成する。ここで、住居図情報は矩形を有する。また、集合住宅図情報生成部141は、1階の各住居情報が有する「号数」「価格情報」「広さ情報」を住居図情報の予め決められた領域に付加する。なお、「価格情報」が存在しない場合、「価格情報」は住居図情報に付加されないことは言うまでもない。また、集合住宅図情報生成部141は、1階の住居情報が有する状態フラグを視覚的に示せるような住居図情報を生成する。ここで、状態フラグ「0」が示す「未販売」の住居に対しては、背景をグレーとする。そして、状態フラグ「1」が示す「販売中」の住居に対しては、背景を白とする。さらに、集合住宅図情報生成部141は、1階の住居情報が有する方角情報を用いて、同一の方角情報の住居の住居図情報は一まとめにし、異なる方角情報の住居の住居図情報は分離して配置するように、集合住宅図情報を生成する。
【0151】
また、集合住宅図情報生成部141は、2階以上の住居情報も、各階ごとに、1階と同様の処理し、集合住宅図情報を生成する。
【0152】
以上の処理により、集合住宅図情報生成部141は、最終的な集合住宅図情報(住居情報込み集合住宅図情報)を、集合住宅識別子「ABCマンション」に対応付けて、集合住宅図情報格納部111に蓄積する。
【0153】
以上の状況において、ユーザは、端末装置3に対して、「ABCマンション」を含む、集合住宅図情報の出力指示を入力した、とする。すると、端末装置3の端末受付部32は、当該集合住宅図情報の出力指示を受け付ける。
【0154】
次に、端末送信部34は、当該集合住宅図情報の出力指示を不動産情報処理装置1に送信する。
【0155】
次に、不動産情報処理装置1の受信部12は、「ABCマンション」を含む集合住宅図情報の出力指示を受信する。
【0156】
次に、出力部15は、「ABCマンション」に対応する集合住宅図情報を集合住宅図情報格納部111から取得し、当該集合住宅図情報を、集合住宅図情報の出力指示を送信してきた端末装置3に送信する。
【0157】
次に、端末装置3の端末受信部35は、住居情報込み集合住宅図情報を受信する。そして、端末出力部36は、端末受信部35が受信した住居情報込み集合住宅図情報を出力する。かかる出力例は、
図12である。
図12において、集合住宅図情報が有する各住居の領域は、各住居情報の広さ情報、方角情報、状態フラグ等を反映した態様である。
【0158】
なお、集合住宅図情報生成部141は、各階ごとに、集合住宅図情報を生成しても良い。かかる場合、集合住宅図情報生成部141は、例えば、「ABCマンション」の1階の集合住宅図情報を、
図13のように生成する。そして、集合住宅図情報生成部141は、「ABCマンション」および「1階」という情報に対応付けて、生成した集合住宅図情報を、集合住宅図情報格納部111に蓄積する。
【0159】
なお、ここでは、集合住宅図情報生成部141は、例えば、号数の順に住居情報をソートする。また、住居情報が有する広さ情報に応じた広さの領域を有する住居図情報を生成する。また、集合住宅図情報生成部141は、1階の各住居情報が有する「号数」「価格情報」「広さ情報」を住居図情報の予め決められた領域に付加する。なお、「価格情報」が存在しない場合、「価格情報」は住居図情報に付加されないことは言うまでもない。また、集合住宅図情報生成部141は、1階の住居情報が有する状態フラグを視覚的に示せるような住居図情報を生成する。ここで、状態フラグ「0」が示す「未販売」の住居に対しては、背景をグレーとする。そして、状態フラグ「1」が示す「販売中」の住居に対しては、背景を白とする。さらに、集合住宅図情報生成部141は、1階の住居情報が有する方角情報を用いて、同一の方角情報の住居の住居図情報は一まとめにし、異なる方角情報の住居の住居図情報は分離して配置するように、集合住宅図情報を生成する。ここでは、集合住宅図情報生成部141は、各住居図情報を、方角情報が示す方角に従って配置する。
【0160】
そして、ユーザが、例えば、「ABCマンション」の「1階」の住居情報群の出力指示を端末装置3に入力した、とする。すると、端末装置3の端末受付部32は、当該出力指示を受け付ける。次に、端末送信部34は、当該出力指示を不動産情報処理装置1に送信する。
【0161】
次に、不動産情報処理装置1の受信部12は、「ABCマンション」の「1階」を含む集合住宅図情報の出力指示を受信する。
【0162】
そして、出力部15は、「ABCマンション」および「1階」に対応する集合住宅図情報を集合住宅図情報格納部111から取得し、当該集合住宅図情報を、集合住宅図情報の出力指示を送信してきた端末装置3に送信する。
【0163】
次に、端末装置3の端末受信部35は、住居情報込み集合住宅図情報を受信する。そして、端末出力部36は、端末受信部35が受信した住居情報込み集合住宅図情報を出力する。かかる出力例は、
図13である。
【0164】
以上、本実施の形態によれば、集合住宅の中の2以上の各住居の価格を含む住居情報を、集合住宅内の住居に対応付けて出力できる。
【0165】
また、本実施の形態によれば、集合住宅の中の2以上の各住居の住居情報を、販売中か非販売中かを視覚的に区別可能なように出力できる。
【0166】
また、本実施の形態によれば、一の集合住宅の2以上の各住居の住居情報から、集合住宅図情報の少なくとも一部を生成できる。なお、本実施の形態によれば、2以上の各住居の住居情報から、2以上の住居の配置関係を示す態様で、集合住宅図情報を生成できる。
【0167】
また、本実施の形態によれば、一の集合住宅の2以上の各住居の住居情報が有する広さ情報が示す広さに対応する住居の領域を含む集合住宅図情報の少なくとも一部を生成できる。
【0168】
また、本実施の形態によれば、ウェブ上の1以上のサーバ装置から、住居情報を自動的に収集できる。
【0169】
また、本実施の形態によれば、実質的に同一の住所情報を集約できる。さらに、本実施の形態によれば、実質的に同一の建物の名称を集約できる。
【0170】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における不動産情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
2以上の住居を有する集合住宅の図を構成するための情報であり、2以上の各住居の相対的な位置を示す集合住宅の図を構成するための情報である集合住宅図情報を格納し得る集合住宅図情報格納部と、
前記2以上の各住居の情報であり、各住居の価格に関する情報である価格情報を有する情報である2以上の住居情報を格納し得る住居情報格納部とを具備し、コンピュータを、
前記集合住宅図情報が示す集合住宅の図の中に、前記住居情報格納部の2以上の各住居情報が有する価格情報を、各住居情報に対応する各住居に対応付けて出力する出力部として、機能させるためのプログラムである。
【0171】
また、上記プログラムにおいて、前記住居情報は、販売中であるか否かの販売状態を示す状態フラグを有し、前記出力部は、前記状態フラグを用いて、前記2以上の各住居情報に対応する住居の販売状態が視覚的に分かるように、前記集合住宅図情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0172】
また、上記プログラムにおいて、前記住居情報格納部の2以上の各住居情報は、住居の1以上の属性値を有し、コンピュータを、一の集合住宅内の2以上の住居の2以上の各住居情報の1以上の属性値を用いて、集合住宅図情報を生成する集合住宅図情報生成部としてさらに機能させ、前記集合住宅図情報格納部の集合住宅図情報は、前記集合住宅図情報生成部が生成した集合住宅図情報であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0173】
また、上記プログラムにおいて、前記住居の1以上の属性値の中のいずれかの属性値は、住居の階数を示す階数情報であり、前記集合住宅図情報生成部は、前記階数情報を用いて、住居の階数が視覚的に判断可能な態様の集合住宅図情報を生成するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0174】
また、上記プログラムにおいて、前記住居の1以上の属性値の中のいずれかの属性値は、住居の広さを示す広さ情報であり、前記集合住宅図情報生成部は、前記広さ情報に応じた住居の広さを視覚的に示す態様の集合住宅図情報を生成するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0175】
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、ウェブ上の1または2以上のサーバ装置から、1または2以上の住居の住居情報の全部または一部を取得する住居情報収集部としてさらに機能させ、前記住居情報格納部の2以上の住居情報のうちの1以上の住居情報の全部または一部は、前記住居情報収集部が取得した情報であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0176】
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、1または2以上の住居の住居情報の全部または一部を受け付ける住居情報受付部としてさらに機能させ、前記住居情報格納部の2以上の住居情報のうちの1以上の住居情報の全部または一部は、前記住居情報受付部が受け付けた情報であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0177】
また、上記プログラムにおいて、前記住居情報は、住所に関する住所情報を有し、コンピュータを、前記住居情報格納部に格納されている2以上の住居情報が有する2以上の住所情報が予め決められた条件を満たす場合に、当該2以上の住所情報を同一の住所を示す情報とする処理である住所正規化処理を行う住所正規化処理部としてさらに機能させるプログラムであることは好適である。
【0178】
さらに、上記プログラムにおいて、前記住居情報は、集合住宅の建物の名称を示す建物名称情報を有し、コンピュータを、前記住居情報格納部に格納されている2以上の住居情報が有する2以上の建物名称情報が予め決められた条件を満たす場合に、当該2以上の建物名称情報を同一の建物名称を示す情報とする処理である建物名寄処理を行う建物名寄処理部としてさらに機能させるプログラムであることは好適である。
【0179】
また、
図14は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の不動産情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図14は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図15は、システム300のブロック図である。
【0180】
図14において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0181】
図15において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0182】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の不動産情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0183】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の不動産情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0184】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0185】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0186】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0187】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0188】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。