(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに信号を送信することをさらに備え、前記信号は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つに割り当てられる少なくとも1つの活動を示す、請求項1に記載の方法。
前記移動ルートを決定すること、前記1組の活動を決定すること、および前記1組の活動の少なくとも前記一部を割り当てることは、前記第1のモバイルデバイスによって実行される、請求項1に記載の方法。
前記移動ルートを決定すること、前記1組の活動を決定すること、および前記1組の活動の少なくとも前記一部を割り当てることは、少なくとも前記第1のモバイルデバイスと通信しているリモートコンピューティングデバイスによって実行される、請求項1に記載の方法。
前記移動ルートに関連付けられる1つまたは複数の変化を検出することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の変化は、新たな移動ルート、環境条件の変化、または前記移動ルートに沿った速さまたは速度の変化のうちの1つまたは複数を含む、
前記1つまたは複数の変化に関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することと、
前記第1のモバイルデバイス内の前記第1の組のサブシステムおよび前記第2のモバイルデバイス内の前記第2の組のサブシステムの間で前記新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに関連する1つまたは複数の条件の変化を検出することと、ここにおいて、前記条件は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つのモバイルデバイスの電池レベル、活動レベルまたは利用可能性のうちの1つまたは複数を含む、
前記1つまたは複数の条件の前記検出された変化に関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することと、
前記第1のモバイルデバイス内の前記第1の組のサブシステムおよび前記第2のモバイルデバイス内の前記第2の組のサブシステムの間で前記新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記少なくとも1つの活動が割り当てられる前記モバイルデバイスが前記移動ルート上の点のしきい値距離内に配置されるという決定に基づいて、前記1組の活動の少なくとも前記一部の少なくとも1つの活動を実行することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[0015]たとえば、数例を挙げると、ユーザの人に、一群の人々の中に、またはその近くに、1つまたは複数が人またはグループ上の1つまたは複数のモバイルデバイスの近くにある機械または車両の一部とすることができる場合、などの互いに近くに位置する2つ以上のモバイルデバイス間で活動(たとえば、タスク、能力、構成要素、サブシステムなど)を管理するためのシステムおよび方法が開示される。一態様が、移動開始前にユーザのための移動ルートを決定し(たとえば、そのような移動ルートは、計画されるか、または予測される移動ルート、または別の方法で推定されるか、または起こり得る方角または軌道などに対応することができる)、そのルートに関連付けられる1組の活動を決定し、2つ以上のモバイルデバイスのうちの第1のモバイルデバイス内の第1の組のサブシステムおよび2つ以上のモバイルデバイスの第2のモバイルデバイス内の第2の組のサブシステムの中で1組の活動をスケジューリングする。いくつかの実装形態において、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスは、互いに直接、または間接的に(たとえば、1つまたは複数の他のデバイスを介して)通信するように構成され得る。いくつかの事例では、第1の組のサブシステムおよび第2の組のサブシステムは、異なる少なくとも1つのサブシステムを有することができる。
【0012】
[0016]本開示のこれらの態様および他の態様が、本開示の具体的な実施形態を対象とする以下の説明および関連する図面において開示される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替的な実施形態が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
【0013】
[0017]「例示的」という単語は、本明細書において例、事例、または例示の働きをすることを意味するために使用される。本明細書において「例示的」として説明されるいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の実施形態」という用語は、本開示のすべての実施形態が、論じられる特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
【0014】
[0018]本明細書において使用される用語は、特定の実施形態について説明するためのものにすぎず、本発明の実施形態を限定するものではない。本明細書において使用されるとき、単数形「1つの」(「a」、「an」)および「その」(「the」)は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。さらに、本明細書で使用する「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことは理解されよう。
【0015】
[0019]さらに、多くの実施形態が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されることになる一連の動作に関して説明される。本明細書において説明される種々の動作は、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実行され得ることは認識されよう。さらに、本明細書において説明されるこれらの一連の動作は、実行されると、本明細書において説明される機能を関連するプロセッサに実行させることになる、対応する1組のコンピュータ命令を記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内で全体として具現されるものと見なされ得る。したがって、本開示の種々の態様は、すべてが特許請求される主題の範囲内に入ることが意図されているいくつかの異なる形態において具現され得る。さらに、本明細書において説明された実施形態の各々について、任意のそのような実施形態の対応する形態が、本明細書では、たとえば、説明される動作を実行する「ように構成されたロジック」として説明される場合がある。
【0016】
例示的な態様が、2つ以上のデバイスの中の1組の活動を管理するように構成されるコントローラまたはマネージャに関連する。より具体的には、活動は、種々の位置決め機能、アプリケーションおよび/または能力に関連する場合がある。たとえば、一態様が、それぞれがその中に集積されるか、または別の方法で設けられるそれぞれの1組のサブシステム/構成要素を有する場合がある第1のデバイス(たとえば、スマートフォン、ラップトップなど)と第2のデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートフォン、ナビゲーションデバイスなど)との間の1組の活動を管理するように構成されるコントローラに関連することができる。たとえば、これらのサブシステム/構成要素は、1つまたは複数のセンサ、1つまたは複数の通信モジュール、1つまたは複数の処理システムなどを含むことができ、そのうちの1つまたは複数が位置決めを提供するか、またはサポートするために使用され得る。スマートフォンおよびスマートウォッチ上の活動を協調的に管理することによって、リソースの割振りおよび/または使用法がより最適化される場合があり、性能が改善される場合があり、冗長処理が削減されるか、回避されるか、または別の方法で抑制される場合がある。たとえば、スマートフォン(第1のデバイス)の第1の組のサブシステム上で実行されることになる1組の活動を割り振り、スマートウォッチ(第2のデバイス)の第2の組のサブシステム上で同じまたは関連する活動を繰り返し実行するのを回避することによって、スマートウォッチのサブシステムは、(たとえば、電力消費量を削減するために)無効化され得るか、または電源を切られ得る。したがって、第1および組のサブシステムの間で少なくとも1つの活動を割り当てるか、または割り振ることは、第1の組のサブシステム内の1つまたは複数のサブシステムを無効化すること、第2の組のサブシステム内の1つまたは複数のサブシステムを無効化すること、またはその両方を伴う場合がある。さらに、いくつかのモバイルデバイスは、異なる仕様を有するサブシステムで構成される場合があり、それゆえ、コントローラが、特定の活動のために、2つ以上のデバイスにわたって利用可能なサブシステムの中から選択できる場合がある。このようにして、性能が改善される場合がある。
【0017】
[0020]例示的なコントローラが、特定の機能、アプリケーションおよび/または能力のために実行されることになる1組の活動を予測的に決定するシステム、デバイス、方法および他の実装形態を含むことができる。位置決めのアプリケーションの場合、これらの活動のうちのいくつかは、移動ルートに沿って実行されることになる活動を備えることができる(たとえば、人がモバイルデバイスを携帯するか、または別の方法でモバイルデバイスとともに輸送される場合)。そのような活動は、たとえば、モバイルデバイスがどこにあるかに応じてセンサまたは受信機のようないくつかのサブシステムを起動または停止すること、モバイルデバイスが特定のエリアに到着する前に移動しているそのエリアのための地図情報を入手することなどを含む。たとえば、移動ルートが平坦な表面または同じ高度、たとえば、建物の1つの階にとどまると予想される場合には、圧力センサ(たとえば、気圧計)は必要とされない場合がある。別の例において、移動ルートが屋内のままであると予想される場合には、GNSS受信機が必要とされない場合がある。別の例において、モバイルデバイスが屋内環境から屋外環境に移行するとき、おそらく、モバイルデバイスが依然として屋内にある間に、いくつかの位置決めモジュールが、位置決めのための付加的な補助データを入手するように構成され得る。したがって、いくつかの位置決め活動は特定のサブシステムまたは構成要素を必要とする場合があり、それに応じて、対応する活動がコントローラによって適用可能なモバイルデバイスに割り当てられるか、または割り振られるか否かによって、関連するサブシステムまたは構成要素がオンまたはオフに切り替えられ得るか、または別の方法で何らかの態様において影響を及ぼされ得る。
【0018】
[0021]さらに、ルーティングまたはナビゲーション機構を伴う場合があるいくつかの機能/能力の場合、位置決めに具体的に関連する活動以外の活動が実行される場合がある。たとえば、いくつかの健康およびフィットネス関連能力は、心拍数監視、脈拍数監視などのバイオメトリック機能を伴うことができる。ユーザのフィットネス活動(たとえば、ランニング、スイミング、サイクリングなど)中にその場でモバイルデバイスのユーザにバイオメトリック測定値、ならびに/または目標追跡および将来分析のためのこれらの測定値の記録を提供するために、そのような活動が位置決めに関連付けられる場合がある。
【0019】
[0022]したがって、本開示において、位置決め機能に関連する1組の例示的な活動は、ルートに沿ったユーザの進行を追跡すること、またはナビゲーション支援または他の有用な情報をユーザに提供することとともに実行される場合がある、任意のそのようなルーティング活動、ナビゲーション活動、ロケーション活動、バイオメトリック機能などを総称している。例示的な態様において、これらの活動は、コントローラによって、2つ以上のモバイルデバイスの中で協調して、および/または分散してスケジューリングされるか、割り当てられか、または実行される場合があり、それにより、性能全体を改善し、活動の実行中に消費される電力を最小限に抑えることができる。
【0020】
[0023]その場合に、例示的な活動を管理することは、2つ以上のデバイスのうちの1つまたは複数に含まれる場合がある複数組のサブシステムのうちの1つまたは複数のサブシステムまたは構成要素を起動すること、および/または無効化することを伴うことができる。これらのサブシステムは、数例を挙げると、センサ(たとえば、位置決めセンサ、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計、圧力センサなど)、特定用途向けプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、汎用プロセッサ、メモリシステム、ディスプレイシステム、アンテナ、受信機、送信機を含む通信システム、心拍数モニタ、血圧モニタなどのモニタなどを含むことができる。いくつかの実装形態において、例示的なコントローラ(2つ以上のモバイルデバイスのうちの少なくとも1つにおいて、および/または1つまたは複数の個別のリモートコンピューティングデバイスにおいて全体として、または部分的に動作している場合がある)が、これらの種々のサブシステムにおいて実行されることになる活動のリストまたは1組の活動を生成、または作成するように構成され得る。各デバイスは、その上に統合される自らの固有の1組のサブシステムを有する場合があり、さらに、各モバイルデバイス上の類似のサブシステムが異なる仕様を有する場合がある。例示的な態様において、コントローラは、リスト、スケジュール、計画などの形において1組の活動を生成することができ、1組の活動は、特定の移動ルートと、2つ以上のモバイルデバイスにわたって存在するサブシステムとに基づくことができる。また、コントローラは、活動をスケジューリングし、割り当て、および/または管理するために、どのサブシステムが利用可能な場合があるか、およびどのサブシステムが利用不可能な場合があるか(たとえば、モバイルデバイス上で実行されている場合がある他のアプリケーションによって必要とされる場合があるため)を知っている場合もある。
【0021】
[0024]例示的な態様が、2つ以上のモバイルデバイスが、異なるか、または共通でない少なくとも1つのサブシステムまたは構成要素を有する場合に特に適用され得る。例示的な態様が、1つのモバイルデバイスが、マルチメディアおよび計算アプリケーションのために使用され得るスマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)などであり、別のモバイルデバイスがスマートウォッチのようなウェアラブル電子デバイスである場合に関連する。したがって、これら2つのデバイスはいくつかの類似のサブシステムを有する場合があるが、これら2つのモバイルデバイスの異なる用途および要件に基づいて違いがある可能性がある。さらに、例示的な態様において、2つ以上のモバイルデバイスは、ユーザの人が所持している場合があるか、またはそれらのデバイスがユーザの人がいるところに存在する場合があり、それはモバイルデバイスが互いに非常に近接しており、したがって、同じ位置に併置されると見なされ得ることを示すことができる。したがって、これらの2つ以上のモバイルデバイスにわたって、移動ルートに沿って活動を協調してスケジューリングすることが可能な場合がある。
【0022】
[0025]いくつかの態様において、2つ以上のモバイルデバイスは、単一のユーザが所持していないか、単一のユーザの制御下にないか、または単一のユーザによって操作されていない場合であっても、併置された場合がある。たとえば、本開示において、2つ以上の併置されたモバイルデバイスが互いに非常に近接している範囲内に存在する場合があり、1人または複数の人および/または1つまたは複数の物体に関連する場合がある。例示的なシナリオにおいて、第1のモバイルデバイス(たとえば、スマートフォン)は第1のユーザによって携帯される場合があり、第2のモバイルデバイス(たとえば、別のスマートフォン、スマートウォッチまたはラップトップ)が第2のユーザによって携帯される場合があり、第1のユーザおよび第2のユーザは、同じ自動車において移動しているか、または同じ経路に沿って一緒に歩行しているように、互いに非常に近接しながら、共通の移動ルートを共有することがわかっている。そのようなシナリオにおいて、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスは、併置されたモバイルデバイスとして取り扱われる場合があり、コントローラが、2つのモバイルデバイス間で活動を協調して管理することができる。別のシナリオにおいて、スマートフォンを携帯しているユーザがナビゲーションシステムを備える自動車において移動する場合があり、ユーザのスマートフォンおよび自動車のナビゲーションシステムが、実行されることになる活動を協調して管理および制御するための併置されたモバイルデバイスとして取り扱われる場合がある。たとえば、自動車のナビゲーションシステムがこれらの活動を実行できる場合があるので、ユーザのスマートフォン上で、移動ルートをナビゲートするための位置決め活動が非活動化される場合がある。このようにして、ユーザのスマートフォン上の電池寿命が保存され得る。
【0023】
[0026]例示的な態様において、移動ルートおよび関連する活動が決定された時点において、2つ以上のモバイルデバイスが併置されたと決定され得る。しかしながら、場合によっては、既存の移動ルートに沿って1つまたは複数のモバイルデバイスが発見される場合がある。たとえば、第2のモバイルデバイスを携帯している第2のユーザが、上記の例において、ナビゲーションシステムを備える自動車内の第1のモバイルデバイスを携帯している第1のユーザと合流することになった場合には、コントローラによって第2のモバイルデバイスが発見される場合があり、それにより、コントローラは、第1のモバイルデバイス、第2のモバイルデバイスおよび自動車のナビゲーションシステムの中で、共通の移動ルートに関連する活動を管理することができる。
【0024】
[0027]したがって、併置されたモバイルデバイスの詳細な検討が、2つ以上のモバイルデバイスが同じユーザの人が所持しているか、またはその人のいるところに存在する事例に関して提供されることになるが、単一のユーザ上に存在する必要がない異なるタイプの併置されたモバイルデバイス上の活動が、共通の移動ルートの場合に制御および管理され得ることは理解されよう。
【0025】
[0028]
図1を参照すると、モバイルデバイス108および109(併置され得る)が動作する例示的なシステム100および種々の環境の概略図が示される。(ワイヤレスデバイスまたは移動局とも呼ばれる)モバイルデバイスは、屋内通信のためのWLAN、フェムトセル、ブルートゥース(登録商標)ベースのトランシーバ、および他のタイプの屋内通信ネットワークノードなどのローカルエリアネットワークデバイス、ワイドエリアワイヤレスネットワークノード、衛星通信システムなどの、ローカルエリアネットワークデバイス(またはノード)を含む、複数のタイプの他の通信システム/デバイスとともに動作し、それらとやりとりするように構成される場合があり、したがって、モバイルデバイス108および109は、種々のタイプの通信システムと通信するための1つまたは複数のインターフェースを含む場合がある。本明細書において使用されるとき、モバイルデバイス108および109が通信できる通信システム/デバイスは、アクセスポイント(AP)とも呼ばれる。本明細書において使用されるとき、「ワイヤレスデバイス」という用語は、ネットワークを介して情報を転送し、さらに、位置決定および/またはナビゲーション機能も有することができる任意のタイプのワイヤレス通信デバイスを指すことがある。モバイルデバイスはワイヤレスデバイスとして構成される場合があり、(いくつかの非限定的な例として)、セルラーモバイル端末、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス、ラップトップ、携帯情報端末、並びにスマートウォッチ、眼鏡、ブレスレット、リングなどのウェアラブル電子デバイスを含む、当該技術分野において知られている場合があるデバイス、および衛星信号を含む場合があるワイヤレス信号を受信し、処理することができる任意の他の適切なモバイルデバイスを含む場合がある。
【0026】
[0029]より詳細には、システム100は、1つまたは複数の異なるタイプのワイヤレス通信システムおよび/またはワイヤレス位置決めシステムを含む場合がある。グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ソース102a〜102b(たとえば、衛星)からのワイヤレス信号が、モバイルデバイス108および109のマルチラテレーション(multi-lateration)のために使用され得る。(いくつかの非限定的な例として)セルラー基地局、ワイドエリアネットワークワイヤレスアクセスポイント(WAN−WAP)、ワイドエリアワイヤレスネットワーク(WWAN)、WiMAX(登録商標)(たとえば、802.16)などの1つまたは複数の地上ソース(terrestrial sources)が、ワイヤレス音声および/またはデータ通信のための使用され得るソース104a〜cとして、およびモバイルデバイス108のための位置情報の別のソースとして示される。104a〜104cは、固定位置から動作し、大都市エリアおよび/または地方エリアにわたるネットワークカバレッジを与えることができる。ローカルエリアネットワークワイヤレスアクセスポイント(LAN−WAP)、WLAN、Wi−Fi(登録商標)ネットワーク(802.11x)、セルラーピコネットおよび/またはフェムトセル、ブルートゥースネットワークなど(いくつかの非限定的な例として)のような1つまたは複数の他のワイヤレス信号源が、ワイヤレス音声および/またはデータ通信のために使用され得るソース106a〜106eとして、および位置決めデータのためのさらに別のソースとして示される。ソース106a〜106eは、建物を含む環境内で動作することができ、たとえば、WWANより小さい地理的領域にわたって通信を実行することができる。モバイルデバイス108は、ソース102a〜102b、104a〜104cおよび/または106a〜106eのうちの任意の1つまたは複数から任意の適切な組合せにおいて位置情報を導出することができる。さらに、複数の実施形態が、擬似衛星または地上トランシーバを利用する他のタイプの位置決めシステムに準拠することができる。位置を導出するとき、モバイルデバイス108および109は、場合によっては、ネットワーク112を通してモバイルデバイス108と通信することができる位置決めサーバ110の支援を受けて、到着時刻技法などを利用することができる。
図1には示されないが、地上系電子デバイス(たとえば、104、110および106)のうちのいくつかは、1つまたは複数の電線/ファイバを介して、またはおそらく1つまたは複数のネットワークおよび/または他の同様のデバイス、サービスなどを含む、他の同様のバックホール通信能力を介して互いに動作可能に結合され得ることは理解されたい。
【0027】
[0030]
図1において、モバイルデバイス108はスマートフォンとして典型的に示され、モバイルデバイス109はスマートウォッチとして典型的に示されるが、これらの表現は例にすぎず、限定されないことは理解されよう。例示的な態様は、システム100のような例示的な環境と適合する任意の他の1組の2つ以上のモバイルデバイスに同じく適用可能であり、特に、モバイルデバイスが併置されたか、または互いに非常に近接した範囲内にある(ユーザの人が所持している、その衣服、バッグの中にあるなど)場合、そのような活動はこれらのモバイルデバイスの中で共有され得るか、または協調的にスケジューリングされ得る。いくつかの事例では、人に関連付けられるのではなく、そのような併置されたモバイルデバイスは、動物、機械またはその何らかの組合せの別の形に関連付けられる場合がある。いくつかの実装形態において、モバイルデバイス108および109は、たとえば、ブルートゥース接続、WiFi(登録商標)、超広帯域、ZigBee(登録商標)、ワイヤレスUSBなどのワイヤレスネットワーキング技術を介して、および/またはシステム100内で可能なワイヤレス通信の任意の他の組合せを通して、互いに直接、または間接的に通信することもできる。いくつかの態様において、有線通信、たとえば、電線または互換性があるユニバーサル同期バス(USB:universal synchronous bus)ケーブルを通しての通信もまた、モバイルデバイス108と109との間で、特にモバイルデバイス108および109が併置されたか、またはユーザの人が所持している場合のように、互いに非常に近接した範囲内にある場合に可能であり得る。
【0028】
[0031]その場合に、コントローラ(たとえば、モバイルデバイス108、109のうちの少なくとも1つ上に統合されるか、モバイルデバイス108、109のうちの少なくとも1つと通信するリモートサーバまたは他の同様のリモートコンピューティングデバイス上に統合される)が、モバイルデバイス108、109の一方または両方の場合に決定された予測または予想移動ルートに基づいて、実行されることになる活動のリストまたは1組の活動を生成するように構成され得る。そのような予想/予測移動ルートは、モバイルデバイス108、109および/またはリモートサーバ(たとえば、位置決めサーバ110)のうちの少なくとも1つにおいて利用可能な地図データに基づいて、(ユーザによって与えられ得る)出発点と行先点との間のルートを計算することによって決定され得る。出発点と行先点との間の2つ以上の移動ルートが可能または利用可能である状況では、選択された移動ルートは、いくつかの所定の基準(たとえば、最短ルート、最速ルートなど)を満たすルートとすることができる。言及されたように、生成された1組の活動は、移動ルートに沿って実行されることになる、ナビゲーション活動、バイオメトリック機能などに関連する場合がある。さらに、たとえば、シーケンスまたはタイムテーブルを生成された活動リストに関連付けることによって、活動リストのためのスケジュールが作成され得る。活動のスケジュールは、モバイルデバイス108および109が移動ルートに沿ったいくつかの点に接近しつつあるか、またはそれらの点の何らかの近接した範囲内にあるとの決定に基づくこともできる。いくつかの態様において、コントローラは、環境および/または移動ルートの変化に適応するように、活動のスケジュールおよび/またはリストを動的に変更するように構成され得る。
【0029】
[0032]たとえば、GNSS受信機を起動することに関連する活動が、屋内環境から屋外環境への移行に近い場所に関連付けられる場合がある。同様に、特定のエリアまたは領域に対応する支援データ(たとえば、地図データを含む)を入手すること、迅速な位置決定を容易にする支援データを所与のエリア内で入手可能な場合がある衛星信号において入手すること、WiFiトランシーバを停止することなどの活動も、場合によって同じ、または異なる環境を有する1つの領域から別の領域への移行に近いモバイルデバイスの位置に関連付けられる場合もある。一方、屋外環境(1つのタイプの領域)から屋内環境(別のタイプの領域)への移行を知らせる位置は、屋内領域またはその中の特定の領域のための対応する範囲に関連する1つまたは複数のWiFiアクセスポイントのための無線信号強度および/または伝搬時間、ヒートマップ、フロアマップ、処理利得、送信電力、RTTターンアラウンド補償関数のようなアクセスポイント関連パラメータを入手することのような関連する活動を有することができる。さらに、バイオメトリック機能のために使用されるモニタおよびセンサを起動または停止することに関連する活動が、急勾配または高度が変化するエリア(たとえば、階段、上り坂経路)に関連する位置、異なる移動モード(たとえば、トライアスロンにおいて生じる場合がある)などの特定の予想される位置に関連付けられる場合がある。
【0030】
[0033]
図2は、例示的なモバイルデバイス200の種々の構成要素を示すブロック図である。モバイルデバイス108および109は、各モバイルデバイス108および109がモバイルデバイス200と比べて少ない、多くの、または異なる構成要素を有する場合があることに留意しながら、例示的なモバイルデバイス200に関して図示および説明された全体的な枠組みに従って構成され得る。特定の実施形態において、モバイルデバイス108および109は、互いに異なる少なくとも1つの構成要素を有する場合がある。
【0031】
[0034]ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ204が、ソース104a〜104cに信号を通信し、および/またはソース104a〜104cからの信号を検出するために1つまたは複数のアンテナ202に接続され得る。ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ206が、ソース106a〜106eに信号を通信し、および/またはおソース106a〜106eからの信号を検出するために1つまたは複数のアンテナ202に接続され得る。GNSS受信機208が、衛星信号を受信するために1つまたは複数のアンテナ202に接続され得る。GNSS受信機208が図示されるが、モバイルデバイス200は、位置決めのために使用され得る衛星信号のさらなる受信機を含むことができる。特定の例示的な実装形態において、通信インターフェース203によって
図2の例において表される通信インターフェースの一部として、1つまたは複数の受信機、送信機、トランシーバなど、またはその何らかの組合せがモバイルデバイス200内(および/または同様に他の電子デバイス、コンピューティングデバイス内など)に設けられる場合がある。
【0032】
[0035]さらに、モバイルデバイス108は、1つまたは複数の運動センサ212を備えることができ、運動センサは、同じくプロセッサ210に接続されるWANトランシーバ204、WLANトランシーバ206およびGNSS受信機208から導出される運動データから独立している移動および/または方位情報を与えるためにプロセッサ210に結合され得る。例として、運動センサ212は、加速度計(たとえば、MEMSデバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサ(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサのような運動センサを利用することができる。例示的な実施形態において、運動センサ212は、歩数計(たとえば、歩数を検出するために、加速度計から導出される)、運動分類器または運動モード検出器(たとえば、後にさらに詳細に論じられることになる、静止、ランニング中、運転中などの運動モードを分類/検出する)のような、運動センサから導出される1つまたは複数の成分または特徴を利用することができる。さらに、運動センサ212は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、運動情報を提供するためにそれらの出力を合成することができる。たとえば、動きセンサ212は、2Dおよび/または3D座標系における位置を計算する能力を与えるために、多軸加速度計と方位センサとの組合せを使用することができる。プロセッサ210は、処理機能ならびに他の計算および制御の機能を与える1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、および/または、デジタルシグナルプロセッサを含むことができる。プロセッサ210はメモリ214に結合される場合があり、メモリは、ワイヤレスベース位置決めモジュール216、アプリケーションモジュール218、位置決めモジュール228、パラメータデータベース224および位置/運動データモジュール226に関連する情報を含むことができ、および/または別の方法で受信することができ、それらの機能は、当業者によって認識可能であり、これらの詳細な説明は、簡潔にするために本明細書において回避される。
【0033】
[0036]プロセッサ210は、少なくとも本明細書において提供される技法を実行するのに適した任意の形のロジック(ハードウェアベース、またはハードウェアおよびソフトウェアベースの組合せ)を含むことができる。たとえば、プロセッサ210は、モバイルデバイスの他の部分において使用するための運動データを活用する1つまたは複数のルーチンを選択的に開始するために、メモリ214内の命令に基づいて動作可能に(operatively)構成可能な場合がある。モバイルデバイス200は、モバイルデバイス108とユーザがやりとりできるようにするマイクロフォン/スピーカ252、キーパッド254、およびディスプレイ256などの任意の適切なインターフェースシステムを提供するユーザインターフェースモジュール250を含むことができる。モバイルデバイス200は、1つまたは複数の通信デバイスまたはネットワークから送信されたワイヤレス信号を取り込み、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスまたはネットワークにワイヤレス信号を送信するように構成可能な場合がある。
【0034】
[0037]さらに、図示されるように、モバイルデバイス200は、少なくとも1つの他のモバイルデバイスと協調して活動を管理するためのロジックを含むことができる、プロセッサ210と通信するコントローラ211も含む。コントローラ211は、本明細書において説明される活動のための管理、スケジューリング、割当てなどに関連する機能を実行するように構成されるロジックを含むことができる。コントローラ211は、プロセッサ210とは別に示されてきたが、コントローラ211の特定の機能は同様に、プロセッサ210の機能を適切に向上させることによってプロセッサ210に組み込まれ得る。さらに、先に説明されたように、モバイルデバイス200(たとえば、モバイルデバイス108、109など)のすべての例示においてコントローラ211が存在する必要があるとは限らず、したがって、コントローラ211は、1つまたは複数の他のモバイルデバイス上の活動の管理を制御するか、または別の方法で指示することができるようにしながら、モバイルデバイスのうちの1つまたは複数上に全体として、または部分的に存在することができる。コントローラ211に関連する機能は、加えて、または代わりに、場合によっては1つまたは複数の他のデバイス(たとえば、1つまたは複数のリモートサーバ、または他の同様のコンピューティングデバイスなど)上に全体として、または部分的に存在することもできる。具体的な実装形態にかかわらず、コントローラ211は、活動が実行されることになる1つまたは複数のモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス108、109など)それぞれの動作モード/条件、構成要素、機能および能力を知っている場合がある。コントローラ211は、モバイルデバイス200の場所に関連する情報、センサおよび受信機からの読み値、ユーザ入力などを、図示されるようにプロセッサ210を通して入手することができる。また、コントローラ211は、モバイルデバイス200の種々の構成要素、並びにコントローラ211が管理する1つまたは複数の他のモバイルデバイスと、プロセッサ210を通して通信することもできる。再び、本開示の範囲から逸脱することなく、代替の実施形態が可能である。
【0035】
[0038]本開示の態様によれば、モバイルデバイス200を構成する、
図2に示される種々のブロックはそれぞれ、部分的に、完全に、または他の部分との組合せにおいて、サブシステムを構成することができる。したがって、第1のモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス108)は、第1の組のサブシステムを有する場合があり、第2のモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス109)は、第2の組のサブシステムを有する場合がある。コントローラ211は、生成された1組の活動を実行するための第1の組および第2の組の1つまたは複数のサブシステムを選択的に制御するか、活動化するか、または非活動化するように構成され得る。たとえば、コントローラ211は、各モバイルデバイスの状態(たとえば、オン、オフ、スリープ、条件、モードなど)、各モバイルデバイスのサブシステムの状態(たとえば、ビジー、利用可能、要求された活動をすでに実行中であり、利用可能である、電力レベル/バジェットなど)、場所決定における精度の所望のレベル、GNSS位置を入手する所望の位置決定時間などの所望のルートベースアプリケーションのためのパラメータ、バイオメトリック監視またはセンンサ読み値の結果が入手される必要がある頻度などを考慮することができる。このようにして、コントローラ211は、第1の組および第2の組内のサブシステムの利用可能性および欠如、並びに第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスに関連する電池残量および他のリアルタイムデータに基づいて、電力使用量を管理し、冗長処理および起こり得る電力浪費を削減し、活動をインテリジェントにスケジューリングし、活動のためのスケジュールを修正し、および/または活動そのものを修正することができる。
【0036】
[0039]いくつかの態様において、第1のモバイルデバイスはマスターデバイスとすることができ、そこに統合されるコントローラ211を含む。第2のモバイルデバイスは、マスターデバイスから受信される命令またはコマンドに基づいて活動を実行するスレーブデバイスとすることができる。マスターデバイスがモバイル電話であり、スレーブデバイスがスマートウォッチである場合、2つのデバイスは、異なるセンサ能力を有する場合があり、コントローラ211は、これら2つのデバイスの具体的な能力を知っている場合がある。たとえば、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスが同じ製造業者またはブランドによって作製される場合には、コントローラ211は、その製造業者からスレーブデバイスの仕様を入手できる場合がある。しかしながら、ハンドシェイク機構またはその間に確立されるリンクを通して仕様を通信できる場合があるので、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスが共通のブランドまたは製造業者を共有するという要件はない。たとえば、スレーブデバイスはブルートゥース技術を用いてマスターデバイスと対にされるか、またはマスターデバイスにティザリングされる場合があり、その後、マスターデバイス上に位置するコントローラ211が、リンクを通して、スレーブデバイス上に位置する第2の組のサブシステムに関する要求仕様および情報を入手することができる。スレーブデバイスの種々のサブシステムの状態についてのリアルタイム情報を入力するための継続中の通信が存在する場合がある。コントローラ211は、スレーブデバイスから所望の情報および状態メッセージを要求し、受信するために、必要応じて、情報交換プロトコル、レート、フォーマットなどを通信するための機能を実行または調整できる場合がある。ここで、コントローラ211によって第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイス間で活動を協調的にスケジューリングし、管理するためのいくつかのシナリオが説明されることになる。
【0037】
[0040]先に言及されたように、コントローラ211は、計算された、またはあらかじめ決定された移動ルートに沿った1つまたは複数の点への近接に基づいて、特定のアプリケーションのために実行されることになる1組の活動を生成することができる。コントローラ211の例示的な動作を示すために、ユーザ302がモバイルデバイス308および309とともに移動する例示的な屋内/屋外環境300の図を示す
図3が参照される。モバイルデバイス308は先に説明されたモバイルデバイス108に類似とすることができ、モバイルデバイス308は、第1の組のサブシステムを含むことができ、
図2のモバイルデバイス200の枠組みに従って構成され得る。モバイルデバイス308はマスターデバイス(たとえば、スマートフォン)とすることができ、コントローラ211(この図には示されない)のようなコントローラを含むことができる。モバイルデバイス309は、モバイルデバイス109に類似とすることができる。モバイルデバイス309は第2の組のサブシステムを含むことができる。モバイルデバイス309は、例示的な態様においてスレーブデバイスとすることができ、マスターデバイスまたはモバイルデバイス308に比べて、異なる、そして場合によっては、少ない1組のサブシステムを含むことができる。モバイルデバイス309は、ユーザ302の人が所持しているスマートウォッチまたは他のウェアラブル電子デバイスとすることができる。モバイルデバイス308および309は、任意の有線またはワイヤレス技術に基づいて、互いに通信することができる。
【0038】
[0041]図示されるように、ユーザ302は、屋内構造物310(たとえば、オフィスビル、ショッピングモールなど)内の現在の場所から屋外の場所に移動することを望む場合がある。「位置」および「場所」という用語は、本明細書において互換的に使用されることに留意されたい。屋内構造物310の外部に移動するというユーザの意図は、
図2に関して示された例示的なモバイルデバイス200の、ユーザインターフェースモジュール250などに類似のユーザインターフェースを介して通信され得る。たとえば、ユーザは、テキストデータ、音声データなどを、ユーザの意図された目的地ロケーションを示すそのユーザ情報を受信するアプリケーションプログラムに与え得る。目的地ロケーションは、地名、(モバイルデバイスのスクリーン上に表示される)マップ上のポイント、番地、地理座標などとして指定され得る。いくつかの実施形態において、出発場所は、モバイルデバイス308および309の一方または両方上で、または
図3に示されたリモートサーバ312などのリモートサーバまたはリモートコンピューティングデバイスにおいて遠隔操作によって実施され得る位置決定手順によって決定される場合があるような、ユーザの現在の場所であると仮定され得る。代替的には、いくつかの実施形態において、出発場所は、(音声インターフェース、キーパッド、またはいくつかの他のインターフェースを通してユーザによって与えられる)地名、(モバイルデバイスのスクリーン上に表示される)地図上の点、住所、地理的座標などとして指定され得る。屋内環境内に位置する間、衛星信号は制限されるか、または利用不可能な場合があり、モバイルデバイス308および309の場所は、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントから受信される信号から決定され得る。
図3の例において、モバイルデバイス308および309のうちの一方または両方が、アクセスポイント306a、306bおよび306c(たとえば、WiFiベースアクセスポイント、ブルートゥーストランシーバ、セルラーアクセスポイントなど)と通信している場合がある。アクセスポイント306a〜306cはまた、(アクセスポイントに直接結合され得るか、または、
図3に示されるように、トランシーバ/アクセスポイント314を介してそれらのアクセスポイントとワイヤレスに通信することができる)リモートサーバ312と通信している場合がある。
【0039】
[0042]いくつかの態様において、モバイルデバイス308および/または309の場所は、たとえば、対応するモバイルデバイスによって決定された、RSSIおよび/またはRTTのようなメトリックに基づいて決定され得る。一般に、1つまたは複数のアクセスポイントから受信された信号の測定値に対応する、決定されたRSSIおよび/またはRTTは、デバイスの場所の推定値を決定するために使用され得る。たとえば、地理的位置がわかっている複数のアクセスポイントに関する地理的場所、電力プロファイルおよびRTTを含むデータベースが、現時点で決定されているRSSI値および/またはRTT値と比較される場合がある。これらの既知の位置を使用して、アクセスポイントまでのモバイルデバイス308および309の相対距離が決定される場合があり、(たとえば、三辺測量手順などのマルチラテレーション手順を使用して)デバイスの地理的場所が計算/導出される場合がある。モバイルデバイス308および309の現在の場所を決定するための他の既知の方法および技法が使用される場合もある。
【0040】
[0043]モバイルデバイス308および/または309の決定された現在の場所と、選択された行先場所とに基づいて、ユーザ302によって(転じて、ユーザが携帯しているモバイルデバイス308および309によって)横断されることになる、
図3に示される移動ルート320などの移動ルートが、モバイルデバイス308および309のうちの一方または両方によって実施されるプロセスによって、またはリモートサーバによって実施されるプロセスによって決定される。いずれの状況においても、現在の場所から行先の場所へのユーザ302のための少なくとも1つの移動ルート320が決定される。
【0041】
[0044]決定された移動ルート320に基づいて、その移動ルートに沿って実行されることになる1組の活動が生成され得る。1組の活動は、1つの図示される例では、モバイルデバイス308上に位置するコントローラ211によって決定され得る。代替的には、1組の活動は、リモートサーバ312のようなリモートサーバによって決定され、モバイルデバイス308に与えられ得る。
【0042】
[0045]1組の活動を決定する際に、移動ルート320に沿った特定の点が特定され得る。これらの点は、モバイルデバイス308および309が移動している環境の変化が予想される地理的場所に対応する点を含むことができる。これらの環境変化は、変化する動作環境において利用可能な通信能力の変化、および/または、屋内環境から屋外環境への移行のような、実際の地理的環境の変化を含むことができる、動作環境の変化を含む。モバイルデバイス308または309のうちの少なくとも1つが移動ルート上の特定の点のしきい値距離に、またはその範囲内に配置されるという決定に基づいて、1組の活動のうちの少なくとも一部が実行される必要があり、それゆえ、モバイルデバイス308および309に割り当てられ得る。さらに、場合によっては、移動ルートに従っている間に、1組の活動のうちの少なくとも一部のみが実行される。以下のセクションにおいて論じられるように、元の、またはあらかじめ計画された移動ルートから逸脱する結果として、逸脱によって引き起こされた新たな移動ルートに基づいて、新たな、または修正された1組の活動が実行される場合がある。
【0043】
[0046]
図3の例示的な図において、4つの点、すなわち、A、B、C、およびDが示される。点A、B、C、Dは、モバイルデバイス308および309が異なる地理的環境に、および/または異なる動作環境に移動する場合がある予想移行点とすることができる。したがって、1つまたは複数の活動がこれらの移行点に関連付けられる場合があり、それらの活動は、モバイルデバイス308/309のうちの少なくとも1つがこれらの点のうちの少なくとも1つから所定のしきい値距離内にあるときに実行されることが必要な場合がある。
【0044】
[0047]たとえば、点Aは、ユーザ302(それゆえ、モバイルデバイス308および309)が屋内構造物310の上階フロア(top floor)から中階フロア(middle floor)に移動することになる点に先行する点である。コントローラ211は、現在の場所から点Aまでの移動ルート320に沿って、そして場合によっては、特に点Aにおいて、協調して、モバイルデバイス308および309において1組の活動を割り当て、および/またはスケジューリングすることができる。これらの活動は、モバイルデバイス308および309上に位置する1つまたは複数のサブシステムによって実行され得る。しかしながら、モバイルデバイス308および309の両方が、点Aにおいて同じまたは類似の結果を得るために同じまたは類似の活動を実行しているときに冗長性がある場合がある。この余分な電力浪費を回避し、性能を改善するために、コントローラ211は、それぞれモバイルデバイス308および309上の2組のサブシステムの間で、点Aにおける活動を分散させることができる。
【0045】
[0048]たとえば、屋内構造物310の中階フロアのためのフロアマップを入手することに関連する活動が、点Aにおいてコントローラ211によって特定され得る。両方のモバイルデバイス308および309にこの活動を実行させるのではなく、コントローラ211は、実行されることになるこの活動をモバイルデバイス308においてのみ割り当てるか、またはスケジューリングすることができ、更新されたフロアマップを入手するためにモバイルデバイス309によって使用されている場合がある任意の関連するサブシステムを非活動化することができる。同様に、点Aにおけるさらなる活動が、複数のセンサ、受信機、モニタなどの起動に関連する場合がある。たとえば、ルートが上階フロアのような同じ階にとどまる場合には、圧力センサが必要とされない場合がある。しかしながら、点Aにおいて、圧力センサが活動化されることが必要な場合がある。コントローラ211は、点Aにおいて、モバイルデバイス308上の圧力センサを非活動化したまま、モバイルデバイス309上の圧力センサを活動化することができ、その結果、モバイルデバイス308は、その電力を他の活動に費やすことができるか、または電池寿命を保存することができる。さらに、活動を協調して行うことが可能な場合があり、モバイルデバイス308が圧力センサをまったく欠いている場合があるが、モバイルデバイス309が圧力センサを有する場合がある。したがって、モバイルデバイス308の機能は、モバイルデバイス309から得られる圧力センサデータを使用することによって拡張され得る。異なる例において、点Aが、強い衛星信号が存在する窓または出口に近い場合であっても、点Aが屋内構造物310の内部にある限り、両方のモバイルデバイス308および309においてGNSS受信機は非活動化されたままである場合がある。他の例では、高度の変化が生じることになる場合、コントローラ211が、点Aにおいてユーザ302のバイオメトリック情報を監視することに関連する活動を特定することができる。コントローラ211は、モバイルデバイス309上の対応するセンサおよびモニタを起動することによって、モバイルデバイス309上で実行されることになるこれらの活動を割り当てるか、またはスケジューリングすることができる。ユーザ302の手首に着けられるスマートウォッチである場合があるモバイルデバイス309は、ユーザ302の脈拍数に関連する測定値を得るために装着するのにより好都合な場合があり、その場合、これらの活動は、モバイルデバイス309に割り当てられ得るか、またはモバイルデバイス309上でスケジューリングされ得る。
【0046】
[0049]コントローラ211による、点Aに関する活動の決定および管理と同じようにして、点B、CおよびDに関する活動、並びにこれらの具体的に特定された点間のさらなる点に関する活動が決定され得る。点Bは点Aに類似であり、屋内構造物310の中階フロアから下階フロアへの移行を表す。点Aの場合に先に説明されたのと同様の機能が、点Bにおいて、コントローラ211によって実行され得る。点Cは、ユーザ302が屋内環境から屋外環境に移行しようとしている場所に対応する。点Cにおいて、コントローラ211は、信号捕捉支援データ(衛星位置決め支援データ)を要求および/または計算すること、
図2のモバイルデバイス200のGNSS受信機208のような衛星受信機を起動すること、屋外エリアに関する支援データ(たとえば、地図データ)を入手することなどに関連する活動を特定することができる。コントローラ211は、モバイルデバイス308および309によって協調して実行されることになるこれらの活動を管理することができる。たとえば、点Cにおいて、先に特定された活動を実行するのに、モバイルデバイス308がより適している場合があり、それゆえ、これらの活動を実行できる場合があるモバイルデバイス309上の任意のサブシステムが電源を切られる場合がある。支援データは、モバイルデバイス308によって入手されると、たとえば、モバイルデバイス309と共有され得る。
【0047】
[0050]また、コントローラ211は、ユーザ302が屋外エリアに移行し、点Dに達するときに実行されることになる活動も特定することができる。これらの活動は、たとえば、捕捉中の衛星信号を有効にすること、モバイルデバイス308および309が屋内を移動していたときに必要とされる場合があった任意のセンサ(たとえば、モバイルデバイスの高度を決定できるようにするために動作している場合があった圧力センサまたは高度計)を停止することなどを含むことができる。コントローラ211は、点Dにおけるこれらの活動を実行するためにモバイルデバイス308および309内のサブシステムの起動および/または停止を適切にスケジューリングすることができる。
【0048】
[0051]ときには、ユーザ302に関して予測された条件、またはあらかじめ計画された条件からの逸脱または変化が生じる場合がある。コントローラ211は、これらの変化に応答し、実行されることになる活動のリスト、および/またはモバイルデバイス308および309のサブシステムの間の活動の割振りを動的に変更するように構成され得る。そのような逸脱または変化は、モバイルデバイス308、309のうちの1つまたは複数に関連付けられるあらかじめ計画された移動ルートおよび/または条件などに関連する場合がある。起こり得る条件の潜在的変化およびコントローラ211がこれらの変化に応答することができる方法のうちのいくつかが、以下に論じられる。
【0049】
[0052]言及されたように、いくつかの態様において、その変化は、あらかじめ計画された移動ルートからの逸脱の観点から生じる可能性がある。その逸脱は、その経路に沿って生じるか、または起こる場合がある、元の経路からの逸脱、および/または環境変化、速さ/速度の変化などの条件の変化の観点から生じる場合がある。たとえば、ユーザ302は、先に論じられたあらかじめ計画された移動ルート320から逸脱する経路をとる場合がある。それに加えて、またはその代わりに、たとえば、モバイルデバイス308/309のマルチラテレーションのために使用される信号の変化または劣化に起因して位置決め機能に影響を及ぼす可能性がある環境変化(たとえば、雨、嵐、雲など)がある場合がある。場合によっては、あらかじめ計画された移動ルートからの逸脱が、新たな移動ルート内のモバイルデバイス308/309のマルチラテレーションのために使用される信号に影響を及ぼす可能性があるトンネルまたは他の構造物を導入する場合がある。場合によっては、移動ルート320に沿った移動の速さ/速度に変化がある場合があり、ユーザ302が予想されるより速く/遅く進行する場合があり、それも位置決め機能に影響を及ぼす可能性がある。
【0050】
[0053]コントローラ211は、移動ルートに関連するこれらの予想外の変化にいくつかの方法において適応または応答するように構成され得る。たとえば、変化が代替の経路をもたらす場合には、コントローラ211は、当初に生成された活動リストを動的に変更し、新たな移動ルートに関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することができる。コントローラ211は、モバイルデバイス308および309のサブシステムの間で、新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることができる。したがって、ユーザが移動ルートから逸脱したという決定は、結果として、デバイス308および309の1つまたは複数のサブシステムの起動または停止を生じる場合がある。たとえば、ユーザ302が移動ルート320から逸脱したと決定される場合には、ユーザ302の現在の位置により近い場合があるアクセスポイントとの通信リンクを確立しようと試みるために、1つまたは複数の以前に動作していないトランシーバが活動化されることが必要な場合がある。信号損失が生じる場合がある態様において、コントローラ211は、位置決め機能を、低下した信号条件下で、より強いトランシーバを有し、および/または位置決め機能のためのより良好な能力を有する可能性が高い、モバイルデバイス308および309の中のデバイスに切り替えるか、割り当てることができる。コントローラ211がやがて起こる信号劣化または損失に気づく(たとえば、新たな移動ルートが、元のルートが伴わなかったトンネルの通過を伴うことがある)場合には、コントローラ211は、新たな1組の活動を変更し、利用不可能であるか、または低下した衛星信号を無用に探索し、受信しようと試みるのではなく、電池寿命を保存するために、たとえば、モバイルデバイス308、309のうちの一方または両方のいくつかのトランシーバをオフに切り替えることができる。移動ルートに沿って速さ/速度に予想外の変化がある場合には、コントローラ211は、変更された速さ/速度において位置決め機能を取り扱うのにデバイスのうちのどのデバイスが適することになるかに基づいて、モバイルデバイス308および309の間の活動の割振りを変更することができる。コントローラ211は、それに応じて、移動ルートに関連する種々の変化から生じる新たな、または修正された1組の活動に基づいて、活動の割振りの変化、およびモバイルデバイス308および309上のサブシステムの起動/停止を管理することができる。
【0051】
[0054]移動ルートに必ずしも関連しないいくつかの変化が起こる場合もある。たとえば、電池寿命、充電状態、一時的な起動/停止(たとえば、一方または両方のデバイスがスリープモードにある場合がある)、活動レベル(たとえば、活動量が極めて多い/ビジー、活動量が少なく、新たな活動を受け入れるために利用可能である)などに関連するモバイルデバイス308、309の条件の変化が生じる場合がある。場合によっては、1つまたは複数の新たなデバイスが利用可能になる場合もあり、および/または1つまたは複数の既存のデバイスがもはや利用できない場合があり、および/またはコントローラ211によって検出される/検出可能である場合がある。コントローラ211は、新たな1組の活動を動的に作成し、および/または既存の1組の活動を変更し、そのような場合に利用可能なモバイルデバイスの間でこれらを動的に割り振る/再度割り振るように構成され得る。たとえば、モバイルデバイス308および309の電池寿命、活動レベル、利用可能性などに基づいて、コントローラ211は、一方または両方のデバイスのサブシステムを活動化/非活動化することができる。他の例において、これらの活動に関連する、活動の組および時間、持続時間またはスケジュールを決定することは、特定の時間期間ごとに実行されることが必要な場合があるセンサ較正活動、デバイスメンテナンスおよび更新動作など、モバイルデバイスが、先に論じられたような場所に基づく、またはルートに基づく活動が実行されることになる何らかのあからじめ指定された場所に到着したか否かのような、モバイルデバイス308および309の他の態様を含む場合もある。場合によっては、コントローラ211は、モバイルデバイス308および309の電池寿命を考慮することもできる。モバイルデバイス309は、たとえば、自らの電池の状態、または充電レベルが少なくなっていることをコントローラ211に通信することができ、それにより、コントローラ211は、モバイルデバイス309に関する任意のあらかじめスケジューリングされた活動を修正し(たとえば、開始/停止の時刻、活動の持続時間などを修正し)、および/またはモバイルデバイス309に関してスケジューリングされた活動をモバイルデバイス308に移転させることができる(モバイルデバイス308が、移転した活動を実行するための増加負荷を取り扱うのに十分な電池寿命を有すると仮定する)。したがって、いくつかの態様において、これらのさらなる活動または修正された活動をスケジューリングすることは、ユーザの移動ルートの種々の点において、および/または移動中の種々の時点において行われる可能性があるが、これらの活動はルート内の場所または時点に直接関連しない場合がある。
【0052】
[0055]先に言及された種々の変化に応答するために、コントローラ211は、あらかじめ計画された条件(それは移動ルートに特有である場合があるか、特有でない場合がある)の変化を検出し、新たな1組の活動を生成し、および/または元の1組の活動を修正することによってこれらの変化に適応する機能を含むことができる。コントローラ211は、先に論じられた、モバイルデバイス308および309のような2つ以上の併置されたモバイルデバイスの中で新たな、および/または修正された1組の活動を管理し、割り当てる機能を含むことができる。
図5に示され、以下にさらに論じられるモジュール502、503、504および506はそのような機能を含むことができる。
【0053】
[0056]実施形態が、本明細書において開示されるプロセス、機能および/またはアルゴリズムを実行するための種々の方法を含むことは理解されよう。たとえば、
図4において、例示的な態様が、2つ以上の併置されたモバイルデバイス間で活動を管理する際に使用するための方法400を含むことができ示される。ブロック402において、その方法は、移動開始前に、2つ以上の併置されたモバイルデバイス(たとえば、308、309)に対応する移動ルート(たとえば、320)を決定することを含む。先に説明されたように、2つ以上のモバイルデバイス(308または309)のうちの少なくとも1つが、(たとえば、
図2の250、252、254、256などの入力インターフェースを介して)ユーザ302からユーザの所望の行先を示す情報を受信することができる(たとえば、ユーザは、モバイルデバイスの画面上に表示された地図上に行先のピンポイントの場所を与えることができるか、あるいは、ユーザは住所を与えるかまたは地名を指定することができる、など)。その後、(たとえば、ローカルデバイスにおいて、または現在の場所および行先の場所が通信されたリモートサーバにおいて記憶される場合がある、地図データを含む)支援データに基づいて、現在の場所から行先の場所までの1つまたは複数の取り得るルートを決定するために、行先の場所および出発点の場所(マルチラテレーションプロセス、プロファイル一致技法などを通して決定されるような、ユーザの現在の場所とすることができる)が使用され得る。言及されたように、ルート決定は、2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つと(たとえば、アクセスポイント314を通して)通信するサーバまたはリモートコンピューティングデバイス(たとえば、リモートサーバ312)において、および/または2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの1つにおいて実行され得る。2つ以上の取り得る移動ルートが利用可能である場合、何らかの基準(たとえば、最短ルートまたは最速ルート)を最もよく満たすルートが、選択されるルートになり得る。
【0054】
[0057]ブロック404において、方法400は、移動ルートに少なくとも部分的に基づいて、移動開始後に2つ以上の併置されたモバイルデバイスによって実行されることになる1組の活動を決定することを含む。より詳細には、ブロック402において決定された移動ルートに基づいて、1組の活動(位置決め活動、バイオメトリック活動、デバイスメンテナンス活動などを含む)が移動ルートに関連付けられた。いくつかの態様において、1組の活動は、種々の活動が実行されることが必要な場合があるルートに沿った点を特定することによって得られる。特定された点は、たとえば、ユーザが、1つの地理的環境および/または動作環境から別の地理的環境および/または動作環境に移行することになる点を含むことができる。ユーザがその中で移動している動作環境の変化は、たとえば、変化しつつある動作環境において利用可能な通信能力の変化を含む場合があり、実際の地理的環境の変化は、たとえば、屋内環境から屋外環境に移行することを含む場合がある。2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに関連付けられる移動ルートおよび/または条件に関連する変化がある場合には、これらの変化に基づいて、新たな、または修正された1組の活動が決定される。
【0055】
[0058]ブロック406において、方法400は、第1のモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス308)内の第1の組のサブシステムおよび第2のモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス309)内の第2の組のサブシステムの間で活動(場合によって、元の1組の活動または新たな/修正された1組の活動のいずれか)の少なくとも一部を割り当てることを含み、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイスは、互いに通信するように構成され、第1の組および第2の組は、異なる少なくとも1つのサブシステムを有する。たとえば、決定された1組の活動に従って、活動のうちの1つまたは複数が、モバイルデバイス308(たとえば、スマートフォンまたはマスターデバイス)のサブシステムおよびモバイルデバイス309(たとえば、スマートウォッチまたはスレーブデバイス)のサブシステムにスケジューリングされ得る。2つのモバイルデバイスは、少なくとも1つの異なるサブシステムを有することができる。たとえば、モバイルデバイス308は圧力センサを有しない場合があるのに対して、モバイルデバイス309は圧力センサを有する場合がある。別の例において、モバイルデバイス309は、モバイルデバイス308内のプロセッサと同じ能力または性能レベルのプロセッサを有しない場合がある。また、2つのモバイルデバイスは、異なる受信機、センサ、アンテナ、入力/出力デバイス、構成、能力などを有する場合がある。したがって、コントローラ211のようなコントローラが、各デバイスの能力、特定のタスクに関する要件、および各デバイスの電池レベルのような付加的な検討事項に基づいて、モバイルデバイス308および309の中で活動をスケジューリングすることができる。2つのモバイルデバイスの中でスケジューリングされることになる例示的なナビゲーション活動は、モバイルデバイスが屋内環境から屋外環境に移行しようとしているときに、1つまたは複数のユニット(たとえば、センサ、受信機、トランシーバ、他のモジュール)の活動を制御すること、支援データを入手すること、衛星信号捕捉を容易にする信号捕捉支援データを入手(たとえば、計算)すること、アクセスポイントとの通信リンクを確立すること、デバイスの1つまたは複数の位置決めモードの起動を制御することなどに関連することができる。バイオメトリック機能に関連する例示的な活動は、モバイルデバイスが高度の変化を通して移行する、屋内環境から屋外環境に移行するなどの時点に基づいて、たとえば、ユーザのバイオメトリック状態を入手するために、モニタ、センサなどを起動/停止することを含むことができる。
【0056】
[0059]
図5は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される例示的なモバイルデバイス装置500を示す。モジュール502は、移動開始前に、2つ以上の併置されたモバイルデバイス(それは、モバイルデバイス装置500と、モバイルデバイス装置500と併置された1つまたは複数の他のモバイルデバイスとを含む場合がある)に対応する移動ルートを決定するための機能を含むことができる。モジュール502は、少なくともいくつかの態様において、本明細書において論じられたように、
図2においてワイヤレスベース位置決めモジュール216と併用されるプロセッサ210のような、位置決めデータと併用される処理システムに対応することができる。
【0057】
[0060]先に言及されたように、装置500は機能モジュール503も含むことができ、モジュール503は、移動ルートに関連するあらかじめ計画された条件の変化、および/または併置されたデバイスのうちの1つまたは複数のデバイスの条件の変化を検出するための機能を含むことができる。たとえば、モジュール503は、移動ルートに関連付けられる1つまたは複数の変化を検出するための機能を含むことができ、1つまたは複数の変化は、新たな移動ルート、環境条件の変化、または移動ルートに沿った速さまたは速度の変化のうちの1つまたは複数を含む。また、モジュール503は、2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに関連する1つまたは複数の条件の変化を検出するための機能も含むことができ、条件は、2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つのモバイルデバイスの電池レベル、活動レベルまたは利用可能性のうちの1つまたは複数を含む。また、モジュール503は、少なくともいくつかの態様において、たとえば、本明細書において論じられたように、
図2のワイヤレスベース位置決めモジュール216と併用されるプロセッサ210のような、位置決めデータと併用される処理システムに対応することができる。
【0058】
[0061]モジュール504は、移動ルートに少なくとも部分的に基づいて、移動開始後に2つ以上の併置されたモバイルデバイスによって実行されることになる1組の活動(モジュール502から入手可能な情報に基づく元の1組の活動および/またはモジュール503から入手可能な情報に基づく新たなまたは修正された1組の活動のいずれか)を決定するための機能を含むことができる。モジュール504は、少なくともいくつかの態様において、たとえば、本明細書において論じられたように、
図2のプロセッサ210と併用されるコントローラ211のような、プロセッサと併用されるコントローラに対応することができる。
【0059】
[0062]2つ以上のモバイルデバイスのうちの第1のモバイルデバイス内の第1の組のサブシステムおよび2つ以上のモバイルデバイスのうちの第2のモバイルデバイス内の第2の組のサブシステムの間で1組の活動(たとえば、元の1組の活動および/または新たな、または修正された1組の活動)の少なくとも一部を割り当てるためのモジュール506は、少なくともいくつかの態様において、たとえば、本明細書において論じられたように、
図2のプロセッサ210と併用されるコントローラ211のような、プロセッサと併用されるコントローラに対応することができる。
【0060】
[0063]さらに、いくつかの事例では、モジュール502、503、504および/または506のうちの1つまたは複数が、少なくともいくつかの態様において、
図2の通信インターフェース203のすべてまたは一部に対応することができる。いくつかの事例では、たとえば、活動を割り当てる行為の一部として、および/またはその後に種々のデバイス間の通信の一部として、2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに1つまたは複数の信号が送信される場合がある。プロセッサ、たとえば、
図2のプロセッサ210が、2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに1つまたは複数の信号の送信を開始するように構成され得る。送信される信号は、併置されたモバイルデバイスの中の少なくとも1つの受信側モバイルデバイスに割り当てられる場合がある少なくとも1つの活動を示すことができる。いくつかの事例では、1つまたは複数の活動は条件付きとすることができる。たとえば、1つまたは複数の活動は、併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つが移動ルート上の点のしきい値距離内に配置されると推定されるとの決定に基づいて、実行される場合がある。いくつかの事例では、いくつかの活動は、特定の移動ルートに従ってきたか、または従っていると決定される間にのみ実行され得る。
【0061】
[0064]
図5のモジュールの機能は、本明細書の教示に一致する種々の方法において実現され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気的構成要素として実現され得る。いくつかの設計では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実現され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実現され得る。本明細書において論じられるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関係する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。したがって、異なるモジュールの機能は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして、1組のソフトウェアモジュールの異なるサブセットとして、またはそれらの組合せとして実現され得る。また、(たとえば、集積回路のおよび/または1組のソフトウェアモジュールの)所与のサブセットは、機能の少なくとも一部分を2つ以上のモジュールに与え得ることは理解されよう。
【0062】
[0065]さらに、
図5によって表される構成要素および機能ならびに本明細書において説明される他の構成要素および機能は、任意の好適な手段を使用して実現され得る。そのような手段はまた、少なくとも部分的に、本明細書において教示される対応する構造を使用して実現され得る。たとえば、
図5の「〜のためのモジュール」構成要素に関連して先に説明された構成要素は、同様に指定された「〜のための手段」機能に対応することもできる。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、本明細書において教示されるプロセッサ構成要素、集積回路、または他の適切な構造のうちの1つまたは複数を使用して実現され得る。
【0063】
[0066]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0064】
[0067]さらに、本明細書において開示される実施形態に関連して説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実現され得ることを、当業者は理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、種々の例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これまで概してそれらの機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実現されるか、ソフトウェアとして実現されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課された設計制約によって決まる。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに種々の方法において実現し得るが、そのような実装形態の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0065】
[0068]本明細書において開示される実施形態に関して説明される方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実現されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実現されるか、またはそれらの2つの組合せで実現され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在することがある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替形態において、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。
【0066】
[0069]したがって、本開示の一実施形態は、2つ以上の併置されたモバイルデバイス間で活動を管理するためにプロセッサによって実行可能な命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体を備えることができる物品を含むことができる。したがって、本発明は、図示される例に限定されず、本明細書において説明された機能を実施するための任意の手段が本開示の実施形態に含まれる。
【0067】
[0070]上記の開示は本開示の例示的な実施形態を示すが、添付の特許請求の範囲によって規定されるような本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において種々の変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書において説明された本開示の実施形態による方法クレームの機能、ステップおよび/または動作は、特定の順序において実行される必要はない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または特許請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が意図される。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
2つ以上の併置されたモバイルデバイス間で活動を管理する際に使用するための方法であって、
移動開始前に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスに対応する移動ルートを決定することと、
前記移動ルートに少なくとも部分的に基づいて、前記移動開始後に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスによって実行されることになる1組の活動を決定することと、 前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第1のモバイルデバイス内の第1の組のサブシステムおよび前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第2のモバイルデバイス内の第2の組のサブシステムの間で前記1組の活動の少なくとも一部を割り当てることとを備え、
前記第1のモバイルデバイスおよび前記第2のモバイルデバイスは互いに通信するように構成され、前記第1の組のサブシステムおよび前記第2の組のサブシステムは、異なる少なくとも1つのサブシステムを有する、方法。
[C2]
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに信号を送信することをさらに備え、前記信号は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つに割り当てられる少なくとも1つの活動を示す、C1に記載の方法。
[C3]
前記1組の活動の少なくとも前記一部を前記割り当てることは、
前記第1の組のサブシステム内の1つまたは複数のサブシステムを無効化すること、 前記第2の組のサブシステム内の1つまたは複数のサブシステムを無効化すること、または
その両方を備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記移動ルートを決定すること、前記1組の活動を決定すること、および前記1組の活動の少なくとも前記一部を割り当てることは、前記第1のモバイルデバイスによって実行される、C1に記載の方法。
[C5]
前記第1のモバイルデバイスはマスターデバイスを備え、前記第2のモバイルデバイスはスレーブデバイスを備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記移動ルートを決定すること、前記1組の活動を決定すること、および前記1組の活動の少なくとも前記一部を割り当てることは、少なくとも前記第1のモバイルデバイスと通信しているリモートコンピューティングデバイスによって実行される、C1に記載の方法。
[C7]
前記第1のモバイルデバイスはモバイル電話を備え、前記第2のモバイルデバイスはウェアラブル電子デバイスを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記1組の活動のうちの少なくとも1つの活動は位置決め機能に対応する、C1に記載の方法。
[C9]
前記1組の活動のうちの少なくとも1つの活動はバイオメトリック機能に対応する、C1に記載の方法。
[C10]
前記移動ルートに関連付けられる1つまたは複数の変化を検出することと、ここにおいて、1つまたは複数の変化は、新たな移動ルート、環境条件の変化、または前記移動ルートに沿った速さ/速度の変化のうちの1つまたは複数を含む、
前記1つまたは複数の変化に関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することと、
前記第1のモバイルデバイス内の前記第1の組のサブシステムおよび前記第2のモバイルデバイス内の前記第2の組のサブシステムの間で前記新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに関連する1つまたは複数の条件の変化を検出することと、ここにおいて、前記条件は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つのモバイルデバイスの電池レベル、活動レベルまたは利用可能性のうちの1つまたは複数を含む、
前記1つまたは複数の条件の前記検出された変化に関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することと、
前記第1のモバイルデバイス内の前記第1の組のサブシステムおよび前記第2のモバイルデバイス内の前記第2の組のサブシステムの間で前記新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つが前記移動ルート上の点のしきい値距離内に配置されるという決定に基づいて、前記1組の活動の少なくとも前記一部からの少なくとも1つの活動を実行することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C13]
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つがユーザの人に位置する、C1に記載の方法。
[C14]
2つ以上の併置されたモバイルデバイス間で活動を管理するように構成される装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
移動開始前に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスに対応する移動ルートを決定することと、
前記移動ルートに少なくとも部分的に基づいて、前記移動開始後に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスによって実行されることになる1組の活動を決定することと、 前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第1のモバイルデバイス内の第1の組のサブシステムおよび前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第2のモバイルデバイス内の第2の組のサブシステムの間で前記1組の活動の少なくとも一部を割り当てることとを行うように構成されるプロセッサとを備え、
前記第1のモバイルデバイスおよび前記第2のモバイルデバイスは互いに通信するように構成され、前記第1の組のサブシステムおよび前記第2の組のサブシステムは、異なる少なくとも1つのサブシステムを有する、装置。
[C15]
前記プロセッサはさらに、前記併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つへの信号の送信を開始するように構成され、前記信号は、前記併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つに割り当てられる少なくとも1つの活動を示す、C14に記載の装置。
[C16]
前記プロセッサがさらに、
前記第1の組のサブシステム内の1つまたは複数のサブシステムを無効化することと 前記第2の組のサブシステム内の1つまたは複数のサブシステムを無効化すること、または
その両方を行うように構成される、C14に記載の装置。
[C17]
前記第1のモバイルデバイス内に設けられる、C14に記載の装置。
[C18]
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つがユーザの人に位置する、C14に記載の装置。
[C19]
少なくとも前記第1のモバイルデバイスと通信しているリモートコンピューティングデバイスを備える、C14に記載の装置。
[C20]
前記第1のモバイルデバイスはモバイル電話を備え、前記第2のモバイルデバイスはウェアラブル電子デバイスを備える、C14に記載の装置。
[C21]
前記1組の活動のうちの少なくとも1つの活動は位置決め機能に対応する、C14に記載の装置。
[C22]
前記1組の活動のうちの少なくとも1つの活動はバイオメトリック機能に対応する、C14に記載の装置。
[C23]
前記プロセッサはさらに、
前記移動ルートに関連付けられる1つまたは複数の変化を検出することと、ここにおいて、1つまたは複数の変化は、新たな移動ルート、環境条件の変化、または前記移動ルートに沿った速さ/速度の変化のうちの1つまたは複数を含む、
前記1つまたは複数の検出された変化に関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することと、
前記第1のモバイルデバイス内の前記第1の組のサブシステムおよび前記第2のモバイルデバイス内の前記第2の組のサブシステムの間で前記新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることとを行うように構成される、C14に記載の装置。
[C24]
前記プロセッサはさらに、
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに関連する1つまたは複数の条件の変化を検出することと、ここにおいて、前記条件は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つのモバイルデバイスの電池レベル、活動レベルまたは利用可能性のうちの1つまたは複数を含む、
前記1つまたは複数の条件の前記検出された変化に関連付けられる新たな、または修正された1組の活動を決定することと、
前記第1のモバイルデバイス内の前記第1の組のサブシステムおよび前記第2のモバイルデバイス内の前記第2の組のサブシステムの間で前記新たな、または修正された1組の活動の少なくとも一部を割り当てることとを行うように構成される、C14に記載の装置。
[C25]
前記プロセッサはさらに、
前記併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つが前記移動ルート上の点のしきい値距離内に配置されるという決定に基づいて、前記1組の活動の少なくとも前記一部からの少なくとも1つの活動を実行するように構成される、C14に記載の装置。
[C26]
2つ以上の併置されたモバイルデバイス間で活動を管理するためのシステムであって、 移動開始前に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスに対応する移動ルートを決定するための手段と、
前記移動ルートに少なくとも部分的に基づいて、前記移動開始後に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスによって実行されることになる1組の活動を決定するための手段と、
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第1のモバイルデバイス内の第1の組のサブシステムおよび前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第2のモバイルデバイス内の第2の組のサブシステムの間で前記1組の活動の少なくとも一部を割り当てるための手段とを備え、
前記第1のモバイルデバイスおよび前記第2のモバイルデバイスは互いに通信するように構成され、前記第1の組のサブシステムおよび前記第2の組のサブシステムは、異なる少なくとも1つのサブシステムを有する、システム。
[C27]
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つに信号を送信するための手段をさらに備え、前記信号は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つに割り当てられる少なくとも1つの活動を示す、C26に記載の装置。
[C28]
前記装置は、前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つモバイルデバイス内に少なくとも部分的に設けられる、C26に記載の装置。
[C29]
2つ以上の併置されたモバイルデバイス間で活動を管理する際に使用するための物品であって、
移動開始前に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスに対応する移動ルートを決定し、
前記移動ルートに少なくとも部分的に基づいて、前記移動開始後に前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスによって実行されることになる1組の活動を決定し、
前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第1のモバイルデバイス内の第1の組のサブシステムおよび前記2つ以上の併置されたモバイルデバイスのうちの第2のモバイルデバイス内の第2の組のサブシステムの間で前記1組の活動の少なくとも一部を割り当てるためにプロセッサによって実行可能な命令を記憶している非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、
前記第1のモバイルデバイスおよび前記第2のモバイルデバイスは互いに通信するように構成され、前記第1の組のサブシステムおよび前記第2の組のサブシステムは、異なる少なくとも1つのサブシステムを有する、物品。
[C30]
前記命令はさらに、
前記併置されたモバイルデバイスのうちの少なくとも1つへの信号の送信を開始するように前記プロセッサによって実行可能であり、前記信号は、前記併置されたモバイルデバイスのうちの前記少なくとも1つに割り当てられる少なくとも1つの活動を示す、C29に記載の物品。