特許第6838142号(P6838142)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6838142
(24)【登録日】2021年2月15日
(45)【発行日】2021年3月3日
(54)【発明の名称】リンク管理のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/08 20090101AFI20210222BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20210222BHJP
   H04W 36/30 20090101ALI20210222BHJP
【FI】
   H04W36/08
   H04W92/20
   H04W36/30
【請求項の数】13
【全頁数】32
(21)【出願番号】特願2019-515971(P2019-515971)
(86)(22)【出願日】2016年9月22日
(65)【公表番号】特表2019-534612(P2019-534612A)
(43)【公表日】2019年11月28日
(86)【国際出願番号】CN2016099772
(87)【国際公開番号】WO2018053770
(87)【国際公開日】20180329
【審査請求日】2019年9月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ニン
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ファ
【審査官】 石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】 特表2016−504885(JP,A)
【文献】 特開2012−120111(JP,A)
【文献】 特表2016−509791(JP,A)
【文献】 特開2008−028487(JP,A)
【文献】 Broadcom Corporation,Measurement report triggering for Dual Connectivity [online],3GPP TSG-RAN WG2♯86 R2-142128,2014年 5月 9日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_86/Docs/R2-142128.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 − 99/00
H04B 7/24 − 7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンク管理のための方法であって、
第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信することと、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することとを含み、
前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、
前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供し、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定する前に、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが第2リンク品質パラメータを取得することを含み、前記第2リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することを含む
ことを特徴とするリンク管理のための方法。
【請求項2】
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1リンク品質パラメータが第1閾値より大きく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第2閾値より小さい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することを含み、
又は、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1リンク品質パラメータが前記第2リンク品質パラメータと第3閾値との和より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することを含み、
又は、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定することを含む
ことを特徴とする請求項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項3】
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記方法は、さらに、
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリンク管理のための方法。
【請求項4】
前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を前記端末デバイスのリンク補助接続として追加することを含む
ことを特徴とする請求項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項5】
前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスのリンクを前記第2ネットワークデバイスに切り替えることを含む
ことを特徴とする請求項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項6】
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記方法は、さらに、
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除することを含む
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項7】
前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の信号受信強度、信号受信品質、リンクパスロスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項8】
前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに測定構成情報を送信することを含み、前記測定構成情報は、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定するように指示するために用いられ、
前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスの前記測定構成情報に基づいて送信した測定結果を受信することを含み、
前記測定結果には、測定されたビーム、セル、ネットワーク伝送ポイント、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つの前記第1リンク品質パラメータ及び前記端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報のうちの少なくとも1つが含まれる
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項9】
前記測定構成情報は、
測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報、測定量情報、測定結果報告条件、測定時間トリガ量、測定結果報告量、測定結果報告時間間隔、及び前記端末デバイスの送信時間基準情報を示すための指示要求情報の少なくとも1つを含み、
前記送信時間基準情報は、前記端末デバイスのデータ送信時間を示すために用いられる
ことを特徴とする請求項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項10】
前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに要求メッセージを送信することと、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスにより送信された基準信号の構成パラメータを受信することと、
前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記構成パラメータを送信することとを含み、
前記要求メッセージは、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスのために前記基準信号を構成するように要求するために用いられる
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項11】
前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを送信することを含む
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のリンク管理のための方法。
【請求項12】
前記構成パラメータは、前記基準信号の送信が占用するリソース位置、信号コードワード、ビーム情報、ネットワーク伝送ポイント、及び前記基準信号の送信に使用する送信電力のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項10又は11に記載のリンク管理のための方法。
【請求項13】
リンク管理のための装置であって、
第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信するように構成される取得ユニットと、
前記取得ユニットにより取得された前記第1リンク品質パラメータに基づいて、端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定するように構成される確定ユニットとを含み、
前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、
前記装置が前記端末デバイスに現在のサービスを提供し、
前記取得ユニットが第2リンク品質パラメータを取得し、前記第2リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記装置との間のリンク品質を示すために用いられ、
前記確定ユニットが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定するように構成される
ことを特徴とするリンク管理のための装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信分野に関し、具体的に、通信分野においてリンク管理のための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の無線通信システムにおいて、端末デバイスは、接続状態で移動する場合、それに現在のサービスを提供する元ネットワークデバイスの構成に応じて信号測定を行い、元ネットワークデバイスが要求する条件に応じて測定報告を行う必要がある。元ネットワークデバイスは、当該端末デバイスからの測定報告の結果を取得した後、当該測定報告の結果に基づいて、当該端末デバイスがハンドオーバを行う必要があるかどうかを判断する。ハンドオーバを行う必要がある場合、元ネットワークデバイスがターゲットネットワークデバイスにハンドオーバ要求メッセージを送信し、ターゲットネットワークデバイスが当該ハンドオーバ要求メッセージを受信した後、当該端末デバイスが使用する必要があるランダムアクセスリソースなどのハンドオーバ必要リソースを元ネットワークデバイスを介して当該端末デバイスに送信する。当該端末デバイスは、対応する構成メッセージを受信した後、ターゲットネットワークデバイスとの同期を確立し、ハンドオーバを完了する。
【0003】
上記の方法は、端末デバイスと元ネットワークデバイスとの間の信号品質のみを考え、且つ信号測定を行ってから端末デバイスが測定結果を報告する必要があるため、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドが無駄になる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施例は、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができるリンク管理のための方法及び装置を提供することができる。
【0005】
第1形態は、リンク管理のための方法を提供し、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信することと、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することとを含み、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0006】
具体的に、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を測定し、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを確定してから、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信することができる。なお、当該第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスとのインターフェースを介して当該第1リンク品質パラメータを送信してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0007】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための方法によれば、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを受信し、当該第1リンク品質パラメータに基づいて当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することで、当該端末デバイスへのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0008】
第1形態の第1実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定する前に、前記方法は、さらに、前記第1ネットワークデバイスが第2リンク品質パラメータを取得することを含み、前記第2リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することを含む。
【0009】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質パラメータ(即ち第1リンク品質パラメータ)とともに当該端末デバイスと当該第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質パラメータ(即ち第2リンク品質パラメータ)を取得し、当該第1リンク品質パラメータ及び当該第2リンク品質パラメータを総合して考えて、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することができる。
【0010】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第2実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、前記第1リンク品質パラメータが第1閾値より大きく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第2閾値より小さい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することを含む。
【0011】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第3実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、前記第1リンク品質パラメータが前記第2リンク品質パラメータと第3閾値との和より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することを含む。
【0012】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第4実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定することを含む。
【0013】
選択可能で、前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定する。
【0014】
選択可能で、前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定する。
【0015】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第5実現可能な形態において、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記方法は、さらに、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することを含む。
【0016】
選択可能で、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、当該第1ネットワークデバイスが何も操作しなくてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0017】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第6実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することは、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を前記端末デバイスのリンク補助接続として追加することを含む。
【0018】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を当該端末デバイスのリンク補助接続として設定し、当該第1ネットワークデバイスが依然として当該第2ネットワークデバイスの主の接続として当該端末デバイスにサービスを提供する。
【0019】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第7実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することは、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスのリンクを前記第2ネットワークデバイスに切り替えることを含む。
【0020】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスへのリンクを当該第2ネットワークデバイスに直接切り替え、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスにサービスを提供してもよい。
【0021】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第8実現可能な形態において、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記方法は、さらに、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除することを含む。
【0022】
なお、第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスに現在のサービスを提供し、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続も存在している場合、当該接続が当該端末デバイスのリンク補助接続であることは当然である。当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除した後、当該端末デバイスの接続がダブル接続からシングル接続に変更され、当該第1ネットワークデバイスのみにより当該端末デバイスにサービスを提供する。
【0023】
選択可能で、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ現在に当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、当該第1ネットワークデバイスが何も操作しなくてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0024】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第9実現可能な形態において、前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の信号受信強度、信号受信品質、リンクパスロスのうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第10実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法は、さらに、前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに測定構成情報を送信することを含み、前記測定構成情報は、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定するように指示するために用いられ、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信することは、前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスの前記測定構成情報に基づいて送信した測定結果を受信することを含み、前記測定結果には、測定されたビーム、セル、ネットワーク伝送ポイント、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つの前記第1リンク品質パラメータ及び前記端末デバイスの送信時間基準情報が含まれる。
【0026】
なお、前記第1リンク品質情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル及び周波数ポイントに対応するリンク品質情報を指す。
【0027】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第11実現可能な形態において、前記測定構成情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報、測定量情報、測定結果報告条件、測定時間トリガ量、測定結果報告量、測定結果報告時間間隔、及び前記端末デバイスの送信時間基準情報を示すための指示要求情報の少なくとも1つを含み、当該送信時間基準情報は、当該端末デバイスのデータ送信時間を示すために用いられる。
【0028】
さらに、端末デバイスの送信時間基準情報は、送信時間のアドバンス量情報であってもよい。
【0029】
なお、端末デバイスの送信時間基準情報は、端末の対応するネットワークデバイスのリンク上の送信時間基準情報を指す。
【0030】
なお、当該第1ネットワークデバイスが取得した第1リンク品質パラメータは、第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定して得られたのもであってもよい。当該第2ネットワークデバイスが基準信号により当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定することができる。当該基準信号の関連パラメータは、第2ネットワークデバイスにより構成されてもよいし、当該第1ネットワークデバイスにより構成されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0031】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第12実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法は、さらに、前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに要求メッセージを送信することと、前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスにより送信された前記基準信号の構成パラメータを受信することと、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記構成パラメータを送信することとを含み、前記要求メッセージは、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスのために基準信号を構成するように要求するために用いられる。
【0032】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第13実現可能な形態において、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法は、さらに、前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを送信することを含む。
【0033】
第1形態の上記の実現可能な形態を結合し、第1形態の第14実現可能な形態において、前記構成パラメータは、前記基準信号の送信が占用するリソース位置、信号コードワード、ビーム情報、ネットワーク伝送ポイント、及び前記基準信号の送信に使用する送信電力のうちの少なくとも1つを含む。
【0034】
第2形態は、リンク管理のための方法を提供し、第2ネットワークデバイスが第1リンク品質パラメータを確定することと、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することとを含み、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0035】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための方法によれば、第2ネットワークデバイスが端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを確定し、当該第1リンク品質パラメータを当該端末デバイスのために現在のサービスを提供する第1ネットワークデバイスに送信することで、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0036】
第2形態の第1実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信することは、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを周期的に送信することを含む。
【0037】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第2実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記方法は、さらに、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に接続が存在するかどうかを確定することを含み、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信することは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に前記接続を存在しなく、前記第1リンク品質パラメータが第6閾値より大きい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0038】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第3実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することは、第1時間帯において前記第1リンク品質パラメータがずっと前記第6閾値より大きい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0039】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第4実現可能な形態において、前記方法は、さらに、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に前記接続が存在し、前記第1リンク品質パラメータが第7閾値より小さい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0040】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第5実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することは、第2時間帯において前記第1リンク品質パラメータがずっと前記第7閾値より小さい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0041】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第6実現可能な形態において、前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の信号受信強度、信号受信品質、リンクパスロスのうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第7実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記方法は、さらに、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスにより送信された測定構成情報を受信することを含み、前記測定構成情報は、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定するように指示するために用いられ、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信することは、前記第2ネットワークデバイスが前記測定構成情報に基づいて前記第1ネットワークデバイスに測定結果を送信することを含み、前記測定結果には、測定されたビーム、セル、ネットワーク伝送ポイント、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つの前記第1リンク品質パラメータ及び前記端末デバイスの送信時間基準情報が含まれる。
【0043】
なお、前記第1リンク品質情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル及び周波数ポイントに対応するリンク品質情報を指す。
【0044】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第8実現可能な形態において、前記測定構成情報は、
測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報、測定量情報、測定結果報告条件、測定時間トリガ量、測定結果報告量、測定結果報告時間間隔、及び前記端末デバイスの送信時間基準情報を示すための指示要求情報の少なくとも1つを含み、当該送信時間基準情報は、当該端末デバイスのデータ送信時間を示すために用いられる。
【0045】
さらに、端末デバイスの送信時間基準情報は、送信時間のアドバンス量情報であってもよい。
【0046】
なお、端末デバイスの送信時間基準情報は、端末の対応するネットワークデバイスのリンク上の送信時間基準情報を指す。
【0047】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第9実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記方法は、さらに、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスにより送信された要求メッセージを受信することと、前記第2ネットワークデバイスが前記要求メッセージに基づいて前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを確定することと、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記構成パラメータを送信することとを含み、前記要求メッセージは、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスのために基準信号を構成するように要求するために用いられる。
【0048】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第10実現可能な形態において、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記方法は、さらに、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスにより送信された前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを受信することを含む。
【0049】
第2形態の上記の実現可能な形態を結合し、第2形態の第11実現可能な形態において、前記構成パラメータは、前記基準信号の送信が占用するリソース位置、信号コードワード、ビーム情報、ネットワーク伝送ポイント情報、及び前記基準信号の送信に使用する送信電力のうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
第3形態は、上記の第1形態又は第1形態のいかなる実現可能な形態の方法を実行するように構成されるリンク管理のための装置を提供する。具体的に、当該装置は、上記の第1形態又は第1形態のいかなる実現可能な形態の方法を実行するように構成されるユニットを含む。
【0051】
第4形態は、上記の第2形態又は第2形態のいかなる実現可能な形態の方法を実行するように構成されるリンク管理のための装置を提供する。具体的に、当該装置は、上記の第2形態又は第2形態のいかなる実現可能な形態の方法を実行するように構成されるユニットを含む。
【0052】
第5形態は、リンク管理のための装置を提供し、当該装置は、送信機、受信機、メモリー、プロセッサ及びバスシステムを含む。ここで、送信機、受信機、メモリー、プロセッサがバスシステムにより接続され、当該メモリーが命令を記憶し、当該プロセッサが当該メモリーに記憶された命令を実行して、送信機及び受信機の送受信を制御し、当該命令が実行される場合、当該プロセッサは、第1形態又は第1形態のいかなる実現可能な形態の方法を実行する。
【0053】
第6形態は、リンク管理のための装置を提供し、当該装置は、送信機、受信機、メモリー、プロセッサ及びバスシステムを含む。ここで、送信機、受信機、メモリー、プロセッサがバスシステムにより接続され、当該メモリーが命令を記憶し、当該プロセッサが当該メモリーに記憶された命令を実行して、送信機及び受信機の送受信を制御し、当該命令が実行される場合、当該プロセッサは、第2形態又は第2形態のいかなる実現可能な形態の方法を実行する。
【0054】
第7形態は、リンク管理のためのシステムを提供し、当該システムが上記の第3形態又は第3形態のいかなる実現可能な形態の装置及び上記の第4形態又は第4形態のいかなる実現可能な形態の装置を含み、又は、
上記の第5形態又は第5形態のいかなる実現可能な形態の装置及び上記の第6形態又は第6形態のいかなる実現可能な形態の装置を含む。
【0055】
第8形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶され、前記プログラムには第1形態又は第1形態のいかなる実現可能な方法を実現するための命令が含まれる。
【0056】
第9形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶され、前記プログラムには第2形態又は第2形態のいかなる実現可能な方法を実現するための命令が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
本開示の上記および他の特徴およびメリットは、添付の図面を参照して詳細に説明する例示的な実施形態により、より明らかになる。なお、以下の記載における図面はただ本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者の場合、創造的な労働を付与しない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
図1】本開示の実施例におけるリンク管理のための方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例におけるリンク管理のための方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例におけるリンク管理のための方法のフローチャートである。
図4】本開示の実施例におけるリンク管理のための装置のブロック図である。
図5】本開示の実施例におけるリンク管理のための装置のブロック図である。
図6】本開示の実施例におけるリンク管理のためのシステムのブロック図である。
図7】本開示の実施例におけるリンク管理のための装置のブロック図である。
図8】本開示の実施例におけるリンク管理のための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
本発明の実施例の技術的な解決策をより明確に説明するため、以下に実施例又は従来技術の記述において必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に記載する図面は本発明のいくつかの実施例だけであり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0059】
なお、本発明の実施例における技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバル移動体通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)汎用パケット無線サービス(GPRS:Genera1 Packet Radio Service)システム、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、及び将来の通信システムなどに応用されることができる。
【0060】
なお、本発明の実施例において、端末デバイスがユーザー装置(UE:User Equipment)、端末デバイス、移動台(MS:Mobile Station)、移動端末(Mobile Terminal)又は未来の5Gネットワークにおける端末デバイス等であってもよく、当該端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)を介して1つ以上のコアネットワークと通信することができ、例えば、端末は移動電話(「セルラ」電話とも言われる)、移動端末を備えるコンピュータであっても良いし、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵又は車載の移動装置であってもよく、これらは無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する。
【0061】
本開示の実施例におけるネットワークデバイスは端末デバイスと通信するためのデバイスであっても良く、例えばGSM(Global System of Mobile communication)システム又はCDMAにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)、LTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)であってよく、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)におけるワイヤレスコントローラであってもよく、又は該基地局は中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、又は将来進化型公衆移動通信網PLMNおけるネットワークデバイスなどであっても良い。
【0062】
図1は本開示の実施例におけるリンク管理のための方法100のフローチャートを示す。図1にリンク管理のための方法のステップや操作を示しているが、これらのステップや操作が例示的なものであり、本発明の実施例は、他の操作又は図1の各操作の変形を実行してもよく、当該方法100は、S110及びS120を含む。
【0063】
S110において、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信し、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、ここで、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0064】
S120において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定する。
【0065】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスに現在のサービスを提供し、当該第2ネットワークデバイスが当該第1ネットワークデバイスに隣接し、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質パラメータ、即ち第1リンク品質パラメータに基づいて、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうか確定することで、当該端末デバイスのリンクを管理する。
【0066】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための方法によれば、第1ネットワークデバイスは、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを取得し、当該第1リンク品質パラメータに基づいて当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することで、当該端末デバイスのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0067】
図2は本開示の実施例におけるリンク管理のための方法200のフローチャートである。図2にリンク管理のための方法のステップや操作を示しているが、これらのステップや操作が例示的なものであり、本発明の実施例は、他の操作又は図2の各操作の変形を実行してもよく、当該方法200は、S210及びS220を含む。
【0068】
S210において、第2ネットワークデバイスが第1リンク品質パラメータを確定し、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられる。
【0069】
S220において、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信し、ここで、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0070】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスに現在のサービスを提供し、当該第2ネットワークデバイスが当該第1ネットワークデバイスに隣接し、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質パラメータ、即ち第1リンク品質パラメータを確定し、当該第1リンク品質パラメータを第1ネットワークデバイスに送信することで、当該第1ネットワークデバイスが当該第1リンク品質パラメータに基づいて当該端末デバイスのリンクを管理する。
【0071】
当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を測定し、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを確定してから、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信することができる。なお、当該第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスとの間のインターフェースを介して当該第1リンク品質パラメータを送信してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0072】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための方法によれば、第2ネットワークデバイスが端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを確定し、当該第1リンク品質パラメータを当該端末デバイスのために現在のサービスを提供する第1ネットワークデバイスに送信することで、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0073】
1つの選択可能な実施例として、S120において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定する前に、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが第2リンク品質パラメータを取得することを含み、前記第2リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、
S120において、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することを含む。
【0074】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質パラメータ(即ち第1リンク品質パラメータ)とともに当該端末デバイスと当該第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質パラメータ(即ち第2リンク品質パラメータ)を取得し、当該第1リンク品質パラメータ及び当該第2リンク品質パラメータを総合して考え、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することができる。
【0075】
なお、S120において、当該第1ネットワークデバイスは、多種の方式で当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することができる。当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータに基づいて、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定してもいし、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータ及び当該端末デバイスと当該第1ネットワークデバイスとの間の第2リンク品質パラメータに基づいて、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを総合して確定してもよく、本開示の実施例はこれに限定しない。
【0076】
1つの選択可能な実施例として、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1リンク品質パラメータが第1閾値より大きく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第2閾値より小さい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することを含む。
【0077】
具体的に、当該第1リンク品質パラメータが第1閾値より大きく、且つ当該第2リンク品質パラメータが第2閾値より小さい場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質が当該端末デバイスと当該第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質より良いと考え、そして、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することができる。
【0078】
なお、上記の第1閾値と第2閾値は、予め設定された値であっても良いし、第1ネットワークデバイスが予め設定したものであってもよいが、本開示の実施例はこれに限定しない。
【0079】
1つの選択可能な実施例として、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1リンク品質パラメータが前記第2リンク品質パラメータと第3閾値との和より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することを含む。
【0080】
具体的に、当該第1リンク品質パラメータが当該第2リンク品質パラメータと第3閾値との和より大きく、即ち当該第1リンク品質パラメータが当該第2リンク品質パラメータのあるオフセット値より大きい場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質が当該端末デバイスと当該第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質より良いことを示し、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定することができる。
【0081】
なお、上記の第3閾値は、予め設定された値であっても良いし、第1ネットワークデバイスが予め設定したものであってもよいが、本開示の実施例はこれに限定しない。
【0082】
1つの選択可能な実施例として、前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することは、
前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定することを含む。
【0083】
選択可能で、前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定する。
【0084】
選択可能で、前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定する。
【0085】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さい場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定しても良いし、当該第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定しても良いし、当該第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく且つ当該第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0086】
なお、上記の第4閾値と第5閾値は、予め設定された値であっても良いし、第1ネットワークデバイスが予め設定したものであってもよいが、本開示の実施例はこれに限定しない。
【0087】
選択可能で、当該第4閾値が上記の第1閾値、当該第5閾値が上記の第2閾値であってもよい。
【0088】
1つの選択可能な実施例として、S120において、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記方法は、さらに、
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することを含む。
【0089】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、現在の接続状況に応じて、対応する操作を行うことができる。当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が現在存在しない場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することができる。
【0090】
選択可能で、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、当該第1ネットワークデバイスが何も操作しなくてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0091】
なお、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、当該第1ネットワークデバイスが多種の方式で当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することができる。
【0092】
1つの選択可能な実施例として、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を前記端末デバイスのリンク補助接続として追加することを含む。
【0093】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を当該端末デバイスのリンク補助接続として設定し、当該第1ネットワークデバイスが依然として当該第2ネットワークデバイスの主の接続として当該端末デバイスにサービスを提供する。
【0094】
なお、当該端末デバイスのリンク補助接続で伝送するデータと主の接続で伝送するデータとは、同じであっても良しい、相違してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0095】
1つの選択可能な実施例として、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスのリンクを前記第2ネットワークデバイスに切り替えることを含む。
【0096】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスへのリンクを当該第2ネットワークデバイスに直接切り替え、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスにサービスを提供してもよい。
【0097】
1つの実現の形態において、当該第1ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータに基づいて、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を主の接続又は補助接続として設定すると決定することができる。当該第1リンク品質パラメータは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質が良いことを示す場合、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を主の接続として設定してもよく、即ち、ネットワークデバイスへのハンドオーバを行う。当該第1リンク品質パラメータは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質が良いことを示し、且つ、第2リンク品質パラメータは、当該端末デバイスと当該第1ネットワークデバイスとの間のリンク品質も良いことを示す場合、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を補助接続として設定してもよい。
【0098】
1つの選択可能な実施例として、S120において、即ち、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が要するかどうかを確定した後、前記方法は、さらに、
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除することを含む。
【0099】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、現在の接続状況に応じて、対応する操作を行うことができる。当該第1ネットワークデバイスは、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が現在存在している場合、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除することができる。
【0100】
なお、第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスに現在のサービスを提供し、該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、当該接続が当該端末デバイスのリンク補助接続であることは当然である。当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除した後、当該端末デバイスの接続がダブル接続からシングル接続に変更され、当該第1ネットワークデバイスのみにより当該端末デバイスにサービスを提供する。
【0101】
選択可能で、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ現在に当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、当該第1ネットワークデバイスが何も操作しなくてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0102】
1つの選択可能な実施例として、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信することは、
前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを周期的に送信することを含む。
【0103】
具体的に、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1ネットワークデバイスに当該第1リンク品質パラメータを周期的に送信しても良いし、当該第1リンク品質パラメータが所定の条件を満たしている場合、当該第1ネットワークデバイスに当該第1リンク品質パラメータを送信してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0104】
1つの選択可能な実施例として、前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記方法は、さらに、
前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に接続が存在するかどうかを確定することを含み、
前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信することは、
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に前記接続を存在しなく、前記第1リンク品質パラメータが第6閾値より大きい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信する。
【0105】
具体的に、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータを確定した後、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間に接続が存在するかどうかを確定し、存在する場合、当該第1リンク品質パラメータが第6閾値より大きいかどうかをさらに判断し、当該第1リンク品質パラメータが当該第6閾値より大きい場合、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信する。
【0106】
このように、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しなく、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質が良い場合、第1リンク品質パラメータを送信して当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立することができ、そして、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータが第6閾値より大きい場合のみに第1ネットワークデバイスに当該第1リンク品質パラメータを送信することで、シグナリングオーバーヘッドを節約する。
【0107】
1つの選択可能な実施例として、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することは、
第1時間帯において前記第1リンク品質パラメータがずっと前記第6閾値より大きい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0108】
具体的に、当該第2ネットワークデバイスは、タイマーを起動し、第1時間帯において各時刻の第1リンク品質パラメータを検定し、当該第1時間帯において当該第1リンク品質パラメータがずっと6閾値より大きい場合、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信する。
【0109】
このように、第2ネットワークデバイスは、第1時間帯において第1リンク品質パラメータに対して統計や判断を行い、所定の条件を満たしている場合、当該第1リンク品質パラメータを第1ネットワークデバイスに送信することで、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質の不安定により第1ネットワークデバイスの当該端末デバイスへのリンク管理が正しくなくなることを回避し、シグナリングオーバーヘッドを節約する。
【0110】
1つの選択可能な実施例として、前記方法は、さらに、
前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に前記接続が存在し、前記第1リンク品質パラメータが第7閾値より小さい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0111】
具体的に、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータを確定した後、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間に接続が存在するかどうかを判断し、存在する場合、当該第1リンク品質パラメータが第7閾値より小さいかどうかをさらに判断し、当該第1リンク品質パラメータが当該第7閾値より小さい場合、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信する。
【0112】
選択可能で、当該第7閾値が上記の第6閾値より小さい。
【0113】
このように、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在し、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質が悪くなる場合、第1リンク品質パラメータを送信して当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除することができ、そして、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータが第7閾値より大きい場合のみに第1ネットワークデバイスに当該第1リンク品質パラメータを送信することで、シグナリングオーバーヘッドを節約する。
【0114】
1つの選択可能な実施例として、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することは、
第2時間帯において前記第1リンク品質パラメータがずっと前記第7閾値より小さい場合、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信することを含む。
【0115】
具体的に、当該第2ネットワークデバイスは、タイマーを起動し、第2時間帯において各時刻の第1リンク品質パラメータを検定し、当該第2時間帯において当該第1リンク品質パラメータがずっと第7閾値より小さい場合、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信する。
【0116】
このように、第2ネットワークデバイスは、第2時間帯において第1リンク品質パラメータに対して統計や判断を行い、所定の条件を満たしている場合、当該第1リンク品質パラメータを第1ネットワークデバイスに送信することで、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質の不安定により第1ネットワークデバイスの当該端末デバイスへのリンク管理が正しくなくなることを回避し、シグナリングオーバーヘッドを節約する。
【0117】
1つの選択可能な実施例として、前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の信号受信強度、信号受信品質又はリンクパスロスである。
【0118】
具体的に、当該リンクパスロスは、第2ネットワークデバイスが当該端末デバイス送信信号の電力値と信号受信強度との差によって計算されたのもであってもよく、当該端末デバイス送信信号の電力値は、当該第1ネットワークデバイスから当該第2ネットワークデバイスに送信したのもであってもよい。
【0119】
1つの選択可能な実施例として、S120において、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前に、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに測定構成情報を送信することを含み、前記測定構成情報は、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定するように指示するために用いられる。
【0120】
それに対応し、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスにより送信された測定構成情報を受信する。
【0121】
前記第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信することは、
前記第2ネットワークデバイスが前記測定構成情報に基づいて前記第1ネットワークデバイスに測定結果を送信することを含み、前記測定結果には、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つ前記第1リンク品質パラメータ及び送信時間基準情報が含まれる。
【0122】
なお、前記第1リンク品質情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル及び周波数ポイントに対応するリンク品質情報を指す。
【0123】
それに対応し、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信することは、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスの前記測定構成情報に基づいて送信した測定結果を受信することを含み、前記測定結果には、測定されたビーム、セル、ネットワーク伝送ポイント、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つ前記第1リンク品質パラメータ及び前記端末デバイスの送信時間基準情報が含まれる。
【0124】
なお、前記第1リンク品質情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル及び周波数ポイントに対応するリンク品質情報を指す。
【0125】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該第2ネットワークデバイスに測定構成情報を送信して、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定するように指示し、当該測定構成情報には、測定に関するパラメータが含まれる。当該第2ネットワークデバイスは、当該第1ネットワークデバイスにより送信された測定構成情報を受信した後、当該測定構成情報に含まれるパラメータに基づいて、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定することができる。当該第2ネットワークデバイスは、当該測定構成情報内の構成によって当該第1ネットワークデバイスに測定結果を送信し、当該測定結果には、当該第1リンク品質パラメータ及び測定されたセル又は周波数ポイント情報が含まれる。
【0126】
1つの選択可能な実施例として、前記測定構成情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報、測定量情報、測定結果報告条件、測定時間トリガ量、測定結果報告量、測定結果報告時間間隔、及び前記端末デバイスの送信時間基準情報を示すための指示要求情報の少なくとも1つを含み、当該送信時間基準情報は、当該端末デバイスのデータ送信時間を示すために用いられる。
【0127】
さらに、端末デバイスの送信時間基準情報は、送信時間のアドバンス量情報であってもよい。
【0128】
なお、端末デバイスの送信時間基準情報は、端末の対応するネットワークデバイスのリンク上の送信時間基準情報を指す。
【0129】
具体的に、測定量情報は、測定必要の量であり、具体的に、測定信号受信強度、測定パスロス、測定信号受信強度及びパスロス等を含む。測定結果報告条件は、周期報告又はイベントトリガ報告であり、周期報告について、当該測定結果報告条件に周期構成情報がさらに含まれ、イベントトリガ報告について、当該測定結果報告条件には対応するイベント、例えば、上記の当該第1リンク品質パラメータが第6閾値より大きいこと、又は当該第1リンク品質パラメータが第7閾値小さいことがさらに含まれ、タイマーを起動する場合、上記の第1時間帯及び第2時間帯も含まれる。測定イベントトリガ量は、上記のイベントをトリガする測定量を指し、信号受信強度であっても良いし、パスロスであっても良い。測定結果報告量は、測定量情報と同様に、測定量情報に基づいて測定の結果を報告する。測定結果報告の時間間隔は、前回の測定結果を報告した後、一定の時間を経過してから測定結果を再度報告することができ、これにより、リンク品質の突然の一時な変化を回避する。当該端末デバイスの時間アドバンス量は、当該端末デバイスがリンクを確立する必要がある場合、一定の時間前倒し行うために用いられ、例えば、当該端末デバイスに30ms又は50ms前倒しを通知し、本発明の実施例はこれを限定しない。端末デバイスは、第2ネットワークデバイスとリンクを確立する過程において、当該第2ネットワークデバイスと同期させる必要があるため、当該時間アドバンス量に基づいて、第2ネットワークデバイスにデータを送信し、当該端末デバイスの接続確立の遅延を減少させることができる。
【0130】
なお、当該第1ネットワークデバイスが取得した第1リンク品質パラメータは、第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定して得られたのもであってもよい。当該第2ネットワークデバイスが基準信号により当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定することができる。当該基準信号の関連パラメータは、第2ネットワークデバイスにより構成されたものであっても良いし、当該第1ネットワークデバイスにより構成されたものであっても良く、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0131】
1つの選択可能な実施例として、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前、前記方法において、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに要求メッセージを送信し、
それに対応し、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスにより送信された要求メッセージを受信し、
前記第2ネットワークデバイスが前記要求メッセージに基づいて前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを確定し、
前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに前記基準信号の構成パラメータを送信し、
それに対応し、前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスにより送信された前記基準信号の構成パラメータを受信し、
前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに前記構成パラメータを送信する。
【0132】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスは、当該第2ネットワークデバイスに要求メッセージを送信し、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスに基準信号を構成するように要求し、当該第2ネットワークデバイスが当該要求メッセージを受信した後、基準信号の構成パラメータを確定し、それを当該第1ネットワークデバイスに送信し、当該第1ネットワークデバイスが当該基準信号の構成パラメータを当該端末デバイスに送信し、当該端末デバイスが第2ネットワークデバイスからの構成パラメータに基づいて基準信号を送信する。
【0133】
1つの選択可能な実施例として、S110において、即ち、前記第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前に、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを送信することを含む。
【0134】
それに対応し、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスにより送信された前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを受信する。
【0135】
具体的に、当該第1ネットワークデバイスが当該基準信号の構成パラメータを確定してから当該第2ネットワークデバイスに送信し、当該第2ネットワークデバイスが当該基準信号の構成パラメータを受信し、構成パラメータに基づいて、対応するリソースにおいて当該端末デバイスにより送信された基準信号を直接受信して、当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のリンクを測定する。
【0136】
なお、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間の基準信号は、サウンディング基準信号(SRS:Sounding Reference Signal)、物理リンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)信号、物理リンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号で、又は他の信号であってもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0137】
1つの選択可能な実施例として、前記構成パラメータは、前記基準信号の送信が占用するリソース位置、信号コードワード、ビーム情報、ネットワーク伝送ポイント情報、及び前記基準信号の送信に使用する送信電力のうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
なお、上記のリンク管理方法は、アップリンクリンクとダウンリンクに適用され、特に、当該端末デバイスのアップリンク、ダウンリンクが対称特徴を有し又はアップリンクダウンリンクのパスロスが相当する場合に適用され、そして、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0139】
1つの選択可能な実施例として、上記の第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスは、基地局、伝送ポイント又はビームであってもよい。なお、第1ネットワークデバイスに対応するセル及び第2ネットワークデバイスに対応するセルは、基地局、伝送ポイント又はビームであってもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0140】
なお、本開示の実施例におけるリンク管理のための方法は、端末デバイスの一部又はすべてのベアリングの管理、端末デバイスの一部又はすべてのデータストリームの管理にも応用され、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0141】
図3は本開示の実施例におけるリンク管理のための方法300のフローチャートを示す。図3にリンク管理のための方法のステップや操作を示しているが、これらのステップや操作が例示的なものであり、本発明の実施例は、他の操作又は図3の各操作の変形を実行してもよく、当該方法300は、S301〜S312を含む。
【0142】
S301において、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスに要求メッセージ及び測定構成メッセージを送信し、当該要求メッセージは、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスにアップリンク基準信号を構成するように要求するために用いられ、当該測定構成メッセージは、当該第2ネットワークデバイスが当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間のアップリンクリンク品質を測定するように指示するために用いられ、当該測定構成情報には測定に関するパラメータが含まれる。
【0143】
S302において、当該第2ネットワークデバイスは、当該要求メッセージ及び当該測定構成メッセージを受信し、アップリンク基準信号を構成し、当該アップリンクの参照用の構成パラメータを確定する。
【0144】
S303において、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1ネットワークデバイスに応答メッセージを送信し、当該応答メッセージには当該アップリンク基準信号の構成パラメータが含まれる。
【0145】
S304において、当該第1ネットワークデバイスは、当該アップリンク基準信号の構成パラメータを当該端末デバイスに送信する。
【0146】
S305において、当該端末デバイスは、当該アップリンク基準信号の構成パラメータを受信し、アップリンク基準信号を構成し、当該第1ネットワークデバイスに再構成完了メッセージを送信する
S306において、当該端末デバイスは、当該第2ネットワークデバイスにアップリンク基準信号を送信する。
【0147】
S307において、当該第2ネットワークデバイスは、当該アップリンク基準信号を受信し、測定構成メッセージ内の構成パラメータに基づいてアップリンクリンク品質測定を行い、第1リンク品質パラメータを取得する。
【0148】
S308において、当該第1リンク品質パラメータが報告条件を満たしている場合、当該第2ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータを当該第1ネットワークデバイスに送信する。
【0149】
S309において、当該第1ネットワークデバイスは、端末デバイスと自分とのアップリンクリンク品質及び当該端末デバイスと第2ネットワークデバイスとのアップリンクリンク品質を結合し、当該端末デバイスのアップリンクリンクハンドオーバを当該第2ネットワークデバイスに切り替える必要があると確定する。
【0150】
S310において、当該第1ネットワークデバイスは、当該第2ネットワークデバイスに切替要求メッセージを送信する。
【0151】
S311において、当該第2ネットワークデバイスは、当該切替要求メッセージを受信じ、当該第1ネットワークデバイスに切替確認メッセージを送信する。
【0152】
S312において、当該第1ネットワークデバイスは、切替確認メッセージを受信した後、当該端末デバイスに切替命令を送信する。
【0153】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための方法によれば、第2ネットワークデバイスが端末デバイスと自分とのリンク品質を測定し、第1リンク品質パラメータを取得し第1ネットワークデバイスに送信し、さらに、当該第1ネットワークデバイスは、当該第1リンク品質パラメータ及び当該端末デバイスと第1ネットワークデバイスとの間の第2リンク品質パラメータに基づいて、当該端末デバイスの接続を第2ネットワークデバイスに切り替えるかどうかを確定することで、当該端末デバイスのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0154】
なお、本開示の実施例がアップリンクを例として説明するが、本発明の実施例はこれに限定しない。
【0155】
なお、本発明の各実施例において、上記各過程の番号が実行順番の前後を意味しなく、各過程の実行順番は、その機能及び組み込み論理に決定され、本発明の実施例の実行過程を限定しない。
【0156】
図4は本開示の実施例におけるリンク管理のための装置400のブロック図である。図4に示すように、当該装置400は、取得ユニット410及び取得ユニット410を含む。
【0157】
取得ユニット410は、前記第2ネットワークデバイスにより送信された前記第1リンク品質パラメータを受信するように構成され、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、前記装置が前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0158】
取得ユニット410は、前記取得ユニットにより取得された前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定するように構成される。
【0159】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための装置によって、第1ネットワークデバイスは、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを取得し、当該第1リンク品質パラメータに基づいて当該端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定することで、当該端末デバイスのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0160】
選択可能で、前記取得ユニット410は、さらに、前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定する前に、第2リンク品質パラメータを取得するように構成され、前記第2リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記装置との間のリンク品質を示すために用いられ、前記確定ユニット420は、具体的に、前記第1リンク品質パラメータ及び前記第2リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定するように構成される。
【0161】
選択可能で、前記確定ユニット420は、具体的に、前記第1リンク品質パラメータが第1閾値より大きく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第2閾値より小さい場合、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定するように構成される。
【0162】
選択可能で、前記確定ユニット420は、具体的に、前記第1リンク品質パラメータが前記第2リンク品質パラメータと第3閾値との和より大きい場合、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定するように構成される。
【0163】
選択可能で、前記確定ユニット420は、具体的に、前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく、且つ前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定するように構成される。
【0164】
選択可能で、前記第1リンク品質パラメータが第4閾値より小さく、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定する。
【0165】
選択可能で、前記第2リンク品質パラメータが第5閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定する。
【0166】
選択可能で、前記装置は、さらに、確立ユニットを含み、確立ユニットは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要すると確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在しない場合、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を確立するように構成される。
【0167】
選択可能で、前記確立ユニットは、具体的に、前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を前記端末デバイスのリンク補助接続として追加するように構成される。
【0168】
選択可能で、前記確立ユニットは、具体的に、前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスのリンクを前記第2ネットワークデバイスに切り替えるように構成される。
【0169】
選択可能で、前記装置は、さらに、削除ユニットを含み、削除ユニットは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定した後、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要しないと確定し、且つ前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続が存在している場合、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を削除するように構成される。
【0170】
選択可能で、前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の信号受信強度、信号受信品質、リンクパスロスのうちの少なくとも1つを含む。
【0171】
選択可能で、前記装置は、さらに、第1送信ユニットを含み、第1送信ユニットは、前記第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前に、前記第2ネットワークデバイスに測定構成情報を送信するように構成され、前記測定構成情報は、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を測定するように指示するために用いられる。
【0172】
前記取得ユニット410は、具体的に、前記第2ネットワークデバイスが前記測定構成情報により送信された測定結果を受信するように構成され、前記測定結果には、測定されたビーム、セル、ネットワーク伝送ポイント、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つの前記第1リンク品質パラメータ及び前記端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0173】
なお、前記第1リンク品質情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル及び周波数ポイントに対応するリンク品質情報を指す。
【0174】
選択可能で、前記測定構成情報は、
測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報、測定量情報、測定結果報告条件、測定時間トリガ量、測定結果報告量、測定結果報告時間間隔、及び前記端末デバイスの送信時間基準情報を示すための指示要求情報の少なくとも1つを含み、当該アップリンク送信時間基準情報は、当該端末デバイスのデータ送信時間を示すために用いられる。
【0175】
さらに、端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報は、アップリンク送信時間アドバンス量情報であってもよい。
【0176】
なお、端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報は、端末の対応するネットワークデバイスリンク上のアップリンク送信時間基準情報を指す。
【0177】
選択可能で、前記装置は、さらに、第2送信ユニットを含み、第2送信ユニットは、前記第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前に、前記第2ネットワークデバイスに要求メッセージを送信するように構成され、前記要求メッセージは、前記第2ネットワークデバイスが前記端末デバイスのために基準信号を構成するように要求するために用いられ、
前記取得ユニット410は、さらに、前記第2ネットワークデバイスにより送信された前記基準信号の構成パラメータを受信するように構成され、前記第2送信ユニットは、さらに、前記端末デバイスに前記構成パラメータを送信するように構成される。
【0178】
選択可能で、前記装置は、さらに、前記第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信する前に、前記第2ネットワークデバイスに前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを送信するように構成される。
【0179】
選択可能で、前記構成パラメータは、前記基準信号の送信が占用するリソース位置、信号コードワード、ビーム情報、ネットワーク伝送ポイント、及び前記基準信号の送信に使用する送信電力のうちの少なくとも1つを含む。
【0180】
なお、ここの装置400が機能モジュールにより体現される。ここの単語「モジュール」は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ(例えば共有プロセッサ、専有プロセッサ又はプロセッサセット等)、メモリ、結合論理回路及び/又は上記の機能をサポートする他の部品を指す。1つの選択可能な例において、当業者は、装置400が上記の実施例における第1ネットワークデバイスであり、上記の方法の実施例における第1ネットワークデバイスに対応する各プロセス及び/又はステップを実行することができると理解され、重複の説明を回避するために、ここで説明を省略する。
【0181】
図5は、本開示の実施例におけるリンク管理のための装置500のブロック図である。図5に示すように、当該装置500は、確定ユニット510及び送信ユニット520を含む。
【0182】
確定ユニット510は、第1リンク品質パラメータを確定するように構成される、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと前記装置との間のリンク品質を示すために用いられる。
【0183】
送信ユニット520は、第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信するように構成され、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0184】
そして、本開示の実施例におけるリンク管理のための装置によって、第2ネットワークデバイスが端末デバイスと当該第2ネットワークデバイスとの間の第1リンク品質パラメータを確定し、当該第1リンク品質パラメータを当該端末デバイスのためにサービスを現在提供する第1ネットワークデバイスに送信することで、当該第1ネットワークデバイスが当該端末デバイスのリンクを正しく管理し、端末デバイスのシグナリングオーバーヘッドを節約させることができ、ユーザーの体験を向上させることができる。
【0185】
選択可能で、前記送信ユニット520は、具体的に、前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを周期的に送信するように構成される。
【0186】
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、前記第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記端末デバイスと前記装置との間に接続が存在するかどうかを確定するように構成される。
【0187】
前記送信ユニット520は、具体的に、前記端末デバイスと前記装置との間に前記接続が存在しなく、前記第1リンク品質パラメータが第6閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信するように構成される。
【0188】
選択可能で、前記送信ユニット520は、さらに、第1時間帯において前記第1リンク品質パラメータがずっと前記第6閾値より大きい場合、前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信するように構成される。
【0189】
選択可能で、前記送信ユニット520は、さらに、前記端末デバイスと前記装置との間に前記接続が存在し、前記第1リンク品質パラメータが第7閾値より小さい場合、前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信するように構成される。
【0190】
選択可能で、前記送信ユニット520は、具体的に、第2時間帯において前記第1リンク品質パラメータがずっと前記第7閾値より小さい場合、前記第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信するように構成される。
【0191】
選択可能で、前記第1リンク品質パラメータは、前記端末デバイスと前記装置との間の信号受信強度、信号受信品質、リンクパスロスのうちの少なくとも1つを含む。
【0192】
選択可能で、前記装置は、さらに、第1受信ユニットを含み、第1受信ユニットは、前記向第1ネットワークデバイスが第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記第1ネットワークデバイスにより送信された測定構成情報を受信するように構成され、前記測定構成情報は、前記装置が前記端末デバイスと前記装置との間のリンク品質を測定するように指示するために用いられ、前記送信ユニット520は、具体的に、前記測定構成情報に基づいて前記第1ネットワークデバイスに測定結果を送信するように構成され、
前記測定結果には、測定されたビーム、セル、ネットワーク伝送ポイント、周波数ポイント情報のうちの少なくとも1つの前記第1リンク品質パラメータ及び前記端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0193】
なお、前記第1リンク品質情報は、測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル及び周波数ポインに対応するリンク品質情報を指す。
【0194】
選択可能で、前記測定構成情報は、
測定されたビーム、ネットワーク伝送ポイント、セル、周波数ポイント情報、測定量情報、測定結果報告条件、測定時間トリガ量、測定結果報告量、測定結果報告時間間隔、及び前記端末デバイスの送信時間基準情報を示すための指示要求情報の少なくとも1つを含み、当該アップリンク送信時間基準情報は、当該端末デバイスのデータ送信時間を示すために用いられる。
【0195】
さらに、端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報は、アップリンク送信時間アドバンス量情報であってもよい。
【0196】
なお、端末デバイスのアップリンク送信時間基準情報は、端末の対応するネットワークデバイスリンク上のアップリンク送信時間基準情報を指す。
【0197】
選択可能で、前記装置は、さらに、第2受信を含み、第2受信ユニットは、前記第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記第1ネットワークデバイスにより送信された要求メッセージを受信するように構成され、前記要求メッセージは、前記装置が前記端末デバイスのために基準信号を構成するように要求するために用いられ、前記確定ユニット510は、さらに、前記要求メッセージに基づいて前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを確定するように構成され、前記送信ユニット520は、さらに、前記第1ネットワークデバイスに前記構成パラメータを送信するように構成される。
【0198】
選択可能で、前記装置は、さらに、第3受信ユニットを含み、第3受信ユニットは、前記第1ネットワークデバイスに第1リンク品質パラメータを送信する前に、前記第1ネットワークデバイスにより送信された前記端末デバイスの基準信号の構成パラメータを受信するように構成される。
【0199】
選択可能で、前記構成パラメータは、前記基準信号の送信が占用するリソース位置、信号コードワード、ビーム情報、ネットワーク伝送ポイント、及び前記基準信号の送信に使用する送信電力のうちの少なくとも1つを含む。
【0200】
なお、ここの装置500が機能モジュールにより体現される。ここの単語「モジュール」は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサー(例えば共有プロセッサー、専有プロセッサー又はプロセッサーセット等)、メモリ、結合論理回路及び/又は上記の機能をサポートする他の部品を指す。1つの選択可能な例において、当業者は、装置500が上記の実施例における第2ネットワークデバイスであり、上記の方法の実施例における第2ネットワークデバイスに対応する各プロセス及び/又はステップを実行することができると理解され、重複の説明を回避するために、ここで説明を省略する。
【0201】
図6は本開示の実施例におけるリンク管理のためのシステム600のブロック図である。図6に示すように、当該リンク管理のためのシステム600は、装置400及び装置500を含む。
【0202】
ここで、装置400は、上記の方法の実施例内の第1ネットワークデバイスに対応する各プロセス及び/又はステップを実行し、装置500は、上記の方法の実施例内の第2ネットワークデバイスに対応する各プロセス及び/又はステップを実行し、重複の説明を回避するために、ここで説明を省略する。
【0203】
図7は本開示の実施例におけるリンク管理のための装置700を示し、当該装置700は、受信機710、プロセッサ720、送信機730、メモリ740及びバスシステム750を含む。ここで、受信機710、プロセッサ720、送信機730及びメモリ740は、バスシステム750により接続され、当該メモリ740は命令を記憶し、当該プロセッサ720は、当該メモリ740に記憶した命令を実行して、当該受信機710が信号を受信し当該送信機730が命令を送信するように制御する。
【0204】
ここで、当該受信機710は、前記第2ネットワークデバイスにより送信された第1リンク品質パラメータを受信するように構成され、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと第2ネットワークデバイスとの間のリンク品質を示すために用いられ、前記装置が前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0205】
当該プロセッサ720は、前記取得ユニットにより取得された前記第1リンク品質パラメータに基づいて、前記端末デバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間の接続を要するかどうかを確定するように構成される。
【0206】
なお、装置700が上記の実施例における第1ネットワークデバイスであってもよく、上記の方法の実施例において第1ネットワークデバイスに対応する各ステップ及び/又はプロセスを実行することができる。選択可能で、当該メモリ740が読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサに命令及びデータを提供する。メモリが不揮発性ランダムアクセスメモリを含む。例えば、メモリは、デイバスタイプの情報を記憶する。当該プロセッサ720がメモリに記憶した命令を実行し、当該プロセッサが当該命令を実行する場合、当該プロセッサが上記の方法の実施例における第1ネットワークデバイスに対応する各ステップを実行する。
【0207】
図8は本開示の実施例におけるリンク管理のための装置800を示し、当該装置800は、受信機810、プロセッサ820、送信機830、メモリ840及びバスシステム850を含む。ここで、受信機810、プロセッサ820、送信機830及びメモリ840は、バスシステム850により接続され、当該メモリ840は命令を記憶し、当該プロセッサ820は、当該メモリ840に記憶した命令を実行して、当該受信機810が信号を受信し当該送信機830が命令を送信するように制御する。
【0208】
ここで、当該プロセッサ820は、第1リンク品質パラメータを確定するように構成される、前記第1リンク品質パラメータは、端末デバイスと前記装置との間のリンク品質を示すために用いられる。
【0209】
当該送信機830は、第1ネットワークデバイスに前記第1リンク品質パラメータを送信するように構成される、前記第1ネットワークデバイスが前記端末デバイスに現在のサービスを提供する。
【0210】
なお、装置800が上記の実施例における第2ネットワークデバイスであってもよく、上記の方法の実施例において第2ネットワークデバイスに対応する各ステップ及び/又はプロセスを実行することができる。選択可能で、当該メモリ840が読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサに命令及びデータを提供する。メモリが不揮発性ランダムアクセスメモリを含む。例えば、メモリは、デイバスタイプの情報を記憶する。当該プロセッサ820がメモリに記憶した命令を実行し、当該プロセッサが当該命令を実行する場合、当該プロセッサが上記の方法の実施例における第2ネットワークデバイスに対応する各ステップを実行する。
【0211】
なお、本発明の実施例において、プロセッサが中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、いかなる通常のプロセッサ等であってもよい。
【0212】
なお、本明細書に記載される「及び/又は」、関連対象の関連関係を説明するものだけであり、以下の3つの関係を示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独存在すること、AとBが同時に存在すること、及びBが単独存在することそれぞれ示す。また、本明細書に記載される「/」は、通常に、前後の関連対象の「又は」の関係を示す。
【0213】
なお、本発明の各実施例において、上記各過程の番号が実行順番の前後を意味しなく、各過程の実行順番は、その機能及び組み込み論理に決定され、本発明の実施例の実行過程を限定しない。
【0214】
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップを結合し、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができると、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かそれともソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
【0215】
当業者は、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程が、上記の方法の実施例に対する過程を参照されると理解され、ここで説明を省略する。
【0216】
本発明に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。また、明示され、又は議論されている各構成部分の互い的なカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインターフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はその他の形式であっても良い。
【0217】
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
【0218】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。
【0219】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立な製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
【0220】
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8