【課題を解決するための手段】
【0008】
一形態において、最も広い形態のみであるか、又は実際に最も広い形態である必要はないが、本発明は、電解プロセスのための電極に属し、同電極は、
導電棒と、
導電棒に取り付けられるプレートと、を含み、
導電棒は、同導電棒の導電率を増大させるために当該導電棒に取り付けられる導電部材を備える。
【0009】
好ましくは、電極はカソードである。より好ましくは、カソードは、銅の生産の電解プロセスのために使用され得る。
好ましくは、電解プロセスは銅の生産の電解プロセス、例えば、銅の電解精製又は銅の電解採取である。
【0010】
好ましくは、導電棒はステンレス鋼から形成される。代替的に、導電棒は例えば、チタンのような別の適切な金属又は合金から形成されてもよい。導電棒は、懸吊棒として参照され得ることが理解されるであろう。好ましくは、導電部材は、溶接によって導電棒に取り付けられる。導電棒は、好ましくは内面を有する。好ましくは、導電棒は中空である。より好ましくは、導電棒はロール成形によって形成される管の形状を有する。
【0011】
ロール成形は、典型的には連続した曲げ加工操作であり、同操作において金属の長いシート状ストリップを、連続したスタンドに取り付けられた複数のローラ対の間を通過させ、所望の断面プロファイルが得られるまで各対が曲げ加工の漸進的な(incremental)部分のみを実施する。ロール成形操作において使用されるロールの設計は、典型的にはフラワー形成(flower formation)から始められ、それは、各スタンドのロールが一つのプロファイルであるプロファイル断面の連続体(sequence)である。
【0012】
好ましくは、導電部材は銅又は銅合金から形成される。代替的に、導電部材は、低抵抗率を有する別の適切な金属又は合金から形成されていてもよい。典型的には、導電部材は導電棒の内面に溶接される。好ましくは、導電部材は、導電棒が形成される前に同導電棒の内面に溶接される。例えば、導電部材は、シート又はプレートに溶接され、その後、ロール成形されて導電棒となる。
【0013】
好ましくは、プレートはステンレス鋼から形成される。代替的に、プレートはチタンのような別の適切な金属又は合金から形成されていてもよい。
好ましくは、導電棒はプレートと同じ材料から形成される。より好ましくは、導電棒及びプレートは、ステンレス鋼から形成される。典型的には、プレートは導電棒に溶接される。代替的に、プレートは導電棒と一体的に形成され得る。
【0014】
一実施形態において、導電棒は、軸方向にほぼ整列されている第1及び第2の部分と、同第1及び第2の部分から軸方向にオフセットされた第3の部分と、第1及び第3の部分の間に配置された第4の部分と、第2及び第3の部分の間に配置された第5の部分と、を有していてもよい。典型的には、プレートは第3の部分に取り付けられる。好ましくは、第3の部分の軸は、第1及び第2の部分の軸の基準位置(level)の下側にある。このような構成の利点は、プレートのより多くの部分が、電解液と接触可能となる点にある。好ましくは、導電棒はそのような形状にロール成形される。
【0015】
別の形態において、本発明は、電極を製造する方法に属し、同方法は:
導電棒の内面に導電部材を取り付ける工程と、
プレートを導電棒に取り付ける工程と、を含む。
【0016】
好ましくは、導電棒の内面に導電部材を取り付ける工程は、導電棒に導電部材を溶接することを含む。
好ましくは、プレートを導電棒に取り付ける工程は、導電棒にプレートを溶接することを含む。
【0017】
好ましくは、方法は、導電棒を中空の形状及び/又は管状の形状に形成することを含む。好ましくは、導電棒を中空の形状及び/又は管状の形状に形成することは、導電棒をロール成形することを含む。
【0018】
好ましくは、方法は、第1及び第2の部分が軸方向にほぼ整列し、第3の部分が同第1及び第2の部分から軸方向にオフセットされており、第4の部分が第1及び第3の部分の間に配置され、第5の部分が第2及び第3の部分の間に配置されるように導電棒を形成することを含む。好ましくは、導電棒をそのような形態に形成する工程は、導電棒をロール成形することを含む。より好ましくは、方法は、第1及び第2の部分が軸方向にほぼ整列し、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とが第1及び第2の部分の間に配置されるように導電棒を形成することを含み、この構成では第3の傾斜部分の軸及び第4の傾斜部分との軸が第1の部分の軸及び第2の部分の軸に対して角度をなしている。好ましくは、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは鈍角を形成する。代替的に、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは直角又は鋭角を形成する。好ましくは、第3の傾斜部分は第4の傾斜部分に隣接している。
【0019】
更なる形態において、本発明は、電解プロセスのための電極に属し、同電極は:
導電棒と、
導電棒に取り付けられるプレートと、を含み、導電棒の少なくとも一部はプレートの上縁より下に延びている(dip)。
【0020】
好ましくは、少なくとも導電棒の頂部はプレートの上縁より下に延びている。好ましくは、導電棒は、軸方向にほぼ整列している第1及び第2の部分と、第1の部分及び第2の部分の間に配置される第3の傾斜部分と第4の傾斜部分と、を有し、第3の傾斜部分の軸及び第4の傾斜部分の軸が第1の部分の軸及び第2の部分の軸に対して角度をなしている。好ましくは、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは鈍角を形成する。代替的に、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは直角又は鋭角を形成する。好ましくは、第3の傾斜部分は第4の傾斜部分に隣接している。好ましくは、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは、プレートの上縁に対して内向きに延びている。
【0021】
好ましくは、プレートは少なくとも一つの切り欠き部を含む。好ましくは、少なくとも一つの切り欠き部は、プレートの上縁によって画定された面と、導電棒の最下部によって画定された面と、の間に配置される。
【0022】
好ましくは、導電棒は、本明細書に開示されているような導電棒である。代替的に、導電棒は銅及び/又は銅合金から形成されてもよい。
別の形態において、本発明は電極のための中空の導電棒に属し、同導電棒は導電棒の内面に取り付けられた導電部材を有する。
【0023】
好ましくは、導電棒はステンレス鋼から形成される。代替的に、導電棒は例えば、チタンのような別の適切な金属又は合金から形成されてもよい。好ましくは、導電部材は、溶接によって導電棒に取り付けられる。
【0024】
好ましくは、導電部材は、銅又は銅合金から形成される。代替的に、導電部材は、低抵抗率を有する別の適切な金属又は合金から形成されていてもよい。好ましくは、導電部材は、導電棒が形成される前に同導電棒の内面に溶接される。例えば、導電部材は、シート又はプレートに溶接され、その後、ロール成形されて導電棒となる。
【0025】
好ましくは、導電棒は、軸方向にほぼ整列されている第1及び第2の部分と、同第1及び第2の部分から軸方向にオフセットされた第3の部分と、第1及び第3の部分の間に配置された第4の部分と、第2及び第3の部分の間に配置された第5の部分と、を有していてもよい。
【0026】
より好ましくは、導電棒は、軸方向にほぼ整列されている第1及び第2の部分と、第1の部分及び第2の部分の間に配置される第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とを有し、第3の傾斜部分の軸及び第4の傾斜部分の軸が第1の部分の軸及び第2の部分の軸に対して角度をなしている。好ましくは、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは鈍角を形成する。代替的に、第3の傾斜部分と第4の傾斜部分とは直角又は鋭角を形成する。好ましくは、第3の傾斜部分は第4の傾斜部分に隣接している。