【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2019年2月19日 ウェブサイト https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41451380Z10C19A2X35000/ 2019年2月19日 放送番組「ゆうがたサテライト」での放送 2019年2月19日 ウェブサイト https://www.tv−tokyo.co.jp/mv/you/news/post_171898/ 2019年2月19日 ウェブサイト https://japanese.engadget.com/2019/02/18/smartphone/ 2019年2月20日 ウェブサイト https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/1902/20/news037.html ウェブサイト https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/1902/20/news037_2.html 2019年2月20日 ウェブサイト https://response.jp/article/2019/02/20/319301.html 2019年2月19日 ウェブサイト https://k−tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1170357.html 2019年2月19日 ウェブサイト https://www.meltec.co.jp/press/190219.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記携帯端末は、前記乗場側ビーコン装置から電波を受信した際に、呼び登録システムアプリケーションが起動しており、表示部において呼び登録システムアプリケーションの操作画面を操作できる状態である場合に、呼び登録システムアプリケーションにおいて予め設定された呼びの要求を自動で送信しない請求項1に記載のエレベーターの自動呼び登録システム。
前記携帯端末は、前記乗場側ビーコン装置から電波を受信した際に、呼び登録システムアプリケーションが起動しており、表示部において呼び登録システムアプリケーションの操作画面を操作できない状態である場合に、呼び登録システムアプリケーションにおいて予め設定された呼びの要求を自動で送信する請求項1に記載のエレベーターの自動呼び登録システム。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの構成図である。
【
図2】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末にインストールされたアプリケーションの操作画面の正面図である。
【
図3】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末にインストールされたアプリケーションの操作画面の正面図である。
【
図4】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末にインストールされたアプリケーションの操作画面の正面図である。
【
図5】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【
図6】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末15とのブロック図である。
【
図7】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられるビーコン設置のテーブルを示す図である。
【
図8】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられる呼びパターンのテーブルを示す図である。
【
図9】実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末との動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【
図10】実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【
図11】実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。
【
図12】実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末15の動作の概要の第1例を説明するためのフローチャートである。
【
図13】実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末15の動作の概要の第2例を説明するためのフローチャートである。
【
図14】実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部構成図である。
【
図15】実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。
【
図16】実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられる非利用時間のテーブルを示す図である。
【
図17】実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【
図18】実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【
図19】実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。
【
図20】実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられる利用時間のテーブルを示す図である。
【
図21】実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【
図22】実施の形態5におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【
図23】実施の形態5におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。
【
図24】実施の形態5におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末との動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【
図25】実施の形態6におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの構成図である。
【0011】
図1のエレベーターにおいて、昇降路1は、図示されない建築物の各階を貫く。機械室2は、昇降路1の直上に設けられる。複数の乗場3の各々は、建築物の各階に設けられる。複数の乗場3の各々は、昇降路1に対向する。
【0012】
巻上機4は、機械室2に設けられる。巻上機4は、図示されないブレーキ等を備える。主ロープ5は、巻上機4に巻き掛けられる。
【0013】
かご6は、昇降路1の内部に設けられる。かご6は、主ロープ5の一側に支持される。釣合おもり7は、昇降路1の内部に設けられる。釣合おもり7は、主ロープ5の他側に支持される。
【0014】
複数の乗場ドア8の各々は、複数の乗場3の各々の出入口に設けられる。かごドア9は、かご6の出入口に設けられる。かご6の出入口近傍には、かご6の出入口を介してかご6へ出入りする物体を検出し得るようにセンサ10が設けられる。例えば、センサ10は赤外線センサ、光電センサ、超音波センサ等である。例えば、センサ10は、かごドア9に設けられる。例えば、センサ10は、かご6の出入口柱に設けられてもよい。かご6には、かご6にかかる荷重を検知し得るように秤装置11が設けられる。例えば、秤装置11は、かご6の床面の直下に設けられる。例えば、秤装置11は、主ロープ5とかご6との接続部に設けられてもよい。
【0015】
複数の乗場側ビーコン装置12の各々は、複数の乗場3の各々の壁面に設けられる。
【0016】
制御装置13は、機械室2に設けられる。制御装置13は、エレベーターを全体的に制御し得るように設けられる。
【0017】
基地局14は、建築物とは離れた個所に設けられる。携帯端末15は、利用者に所持される。例えば、携帯端末15は、スマートフォンである。本システムでは、利用者は、携帯端末15を利用してエレベーターの呼びを手動または自動で要求することができる。携帯端末15を利用した呼び登録を行うためには、携帯端末15に、特定の呼び登録システムアプリケーションが予めインストールされている必要がある。例えば、利用者は、エレベーターの管理を行う保守会社のホームページに携帯端末15からアクセスすることにより、携帯端末15に呼び登録システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールを行うことができる。以下の説明では、呼び登録システムアプリケーションは、単に「アプリケーション」と表記される。
【0018】
次に、
図2から
図4を用いて、アプリケーションの操作画面を説明する。
図2から
図4は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末にインストールされたアプリケーションの操作画面の正面図である。
【0019】
図2はエレベーターが設けられた建築物としてのビルを登録する際の操作画面である。
図2において、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信すると、操作画面には、乗場側ビーコン装置12に対応したビルの登録を促すダイアログまたは通知メッセージが表示される。この状態において、利用者が操作画面の「OK」の領域に触れると、乗場側ビーコン装置12に対応したビルが登録される。
【0020】
図3はエレベーターの呼びを手動で要求する際の操作画面である。
図3において、登録済みのビルが選択されると、呼び登録画面が表示される。利用者は、携帯端末15の呼び登録画面を操作することで、手動で呼びを要求することができる。例えば、利用者は、「現在階」として「1」を選択し、「行先階」として「4」を選択した後、「呼ぶ」の領域に触れることで、1階の乗場UP呼びと4階のかご呼びを要求することができる。その後、利用者は、「閉じる」の領域に触れることで、呼び登録画面を閉じることができる。
【0021】
図4はエレベーターの呼びを自動で要求する際の操作画面である。
図4において、歯車アイコンの領域が触れられると、設定画面が表示される。利用者は、携帯端末15の設定画面を操作することで、自動で呼びを要求する設定とすることができる。例えば、利用者は、ハンズフリー設定スイッチをONにすることで階床選択画面を表示させた後、二つの階として、「1」、「8」を選択し、「OK」の領域に触れることで、1階の乗場UP呼びと8階のかご呼び、もしくは8階の乗場DOWN呼びと1階のかご呼びとを自動で要求する設定とすることができる。この場合、1階において乗場側ビーコン装置12に近づくと、1階の乗場UP呼びと8階のかご呼びとが自動で要求される。また、8階において乗場側ビーコン装置12に近づくと、8階の乗場DOWN呼びと1階のかご呼びとが自動で要求される。
【0022】
次に、
図5を用いて、エレベーターの呼びの自動登録方法を説明する。
図5は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【0023】
図5に示されるように、乗場側ビーコン装置12は、乗場3に向けて電波を送信する。携帯端末15は、当該電波を受信した際にエレベーターの呼びを要求する情報を制御装置13に向けて電波で送信する。当該情報は、基地局14とインターネット網とを介して制御装置13に受信される。
【0024】
制御装置13は、当該情報に基づいてエレベーターの呼びを登録する。例えば、制御装置13は、当該情報に基づいて当該乗場3に対応した乗場呼びを登録する。例えば、制御装置13は、当該情報に基づいて当該乗場3に対応した乗場呼びとかご呼びとを登録する。
【0025】
次に、
図6を用いて、制御装置13と携帯端末15とを説明する。
図6は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。
【0026】
図6に示されるように、制御装置13は、外部通信部13aとセンサ通信部13bと巻上機通信部13cと呼び要求受信部13dと出入り検出部13eとかご呼び可否判定部13fと運行管理部13gと制御部13hとを備える。
【0027】
外部通信部13aは、インターネット網を介して外部の機器と通信し得るように設けられる。センサ通信部13bは、センサ10からの情報を受信し得るように設けられる。巻上機通信部13cは、巻上機4に情報を送信し得るように設けられる。呼び要求受信部13dは、外部通信部13aを介して呼びを要求する情報を受信し得るように設けられる。出入り検出部13eは、センサ通信部13bに受信された情報に基づいて利用者のかご6の出入りを検出し得るように設けられる。運行管理部13gは、呼び要求受信部13dから呼びを要求する情報を受け、制御部13hに乗場呼びの登録要求とかご呼びの登録要求を送信し得るように設けられる。かご呼び可否判定部13fは、呼び要求受信部13dに受信されたかご呼びを要求する情報と出入り検出部13eに検出された利用者のかご6の出入りとに基づいてかご呼びを登録するか否かを判定し判定結果を運行管理部13gに送信し得るように設けられる。制御部13hは、運行管理部13gから送信された呼びの登録要求に基づいて呼び登録を行い巻上機4を制御し得るように設けられる。また、外部通信部13a、呼び要求受信部13d、出入り検出部13e、かご呼び可否判定部13f、運行管理部13gは、制御装置13とは別に設けてもよい。例えば、エレベーターの運行状態を監視する監視装置に設けてもよい。
【0028】
例えば、呼び要求受信部13dと出入り検出部13eとかご呼び可否判定部13fと運行管理部13gと制御部13hとの機能は、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0029】
携帯端末15は、外部通信部15aとビーコン通信部15bと呼びパターン記憶部15cと呼び要求作成部15dと呼び要求送信部15eとを備える。
【0030】
外部通信部15aは、
図5においては図示されない基地局14を介して外部の機器と通信し得るように設けられる。ビーコン通信部15bは、乗場側ビーコン装置12からの電波を受信し得るように設けられる。呼びパターン記憶部15cは、乗場呼びパターンの情報とかご呼びパターンの情報とを記憶し得るように設けられる。呼び要求作成部15dは、ビーコン通信部15bに受信された電波の情報と呼びパターン記憶部15cに記憶された情報とに基づいて呼びの情報を作成し得るように設けられる。呼び要求送信部15eは、呼び要求作成部15dに作成された呼びを要求する情報を外部通信部15aに送信させ得るように設けられる。
【0031】
例えば、呼び要求作成部15dと呼び要求送信部15eとの機能は、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0032】
次に、
図7を用いて、ビーコン設置のテーブルを説明する。
図7は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられるビーコン設置のテーブルを示す図である。
【0033】
図7に示されるように、ビーコン設置のテーブルにおいては、ビーコン情報と物件IDとエレベーターIDとビーコン設置階の情報が対応付けられる。
【0034】
ビーコン情報は、乗場側ビーコン装置12の識別情報である。例えば、ビーコンがiBeacon(登録商標)であれば、UUID、Major、Minorと呼ぶデータ列の組で識別子を構成する。物件IDは、エレベーターが設けられた建築物の識別情報である。エレベーターIDは、エレベーターを識別し得る情報である。設置階は、当該ビーコンを設置する階の識別情報である。
【0035】
次に、
図8を用いて、呼びパターンのテーブルを説明する。
図8は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられる呼びパターンのテーブルを示す図である。
【0036】
図8に示されるように、呼びパターンのテーブルにおいては、ビーコン情報と物件IDとエレベーターIDと階1と階2との情報が対応付けられる。
【0037】
ビーコン情報は、乗場側ビーコン装置12の識別情報である。物件IDは、エレベーターが設けられた建築物の識別情報である。エレベーターIDは、エレベーターを識別し得る情報である。階1は、利用者がかご6に乗る階もしくはかご6から降りる階の識別情報である。階2は、利用者がかご6から降りる階もしくはかご6に乗る階の識別情報である。
【0038】
次に、
図9を用いて、制御装置13と携帯端末15との動作の概要を説明する。
図9は実施の形態1におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末との動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【0039】
ステップS1では、携帯端末15は、乗場側ビーコン装置12からの電波を受信した際にアプリケーションを起動する。その後、携帯端末15は、ステップS2の動作を行う。ステップS2では、携帯端末15は、乗場呼びおよびかご呼びを要求する情報を送信する。ビーコンの識別子を受信した携帯端末15の呼び要求作成部15dは、ビーコン設置のテーブルによって、ビーコン情報に対応する物件ID、エレベーターID、設置階を得る。次に、呼びパターンのテーブルにより、ビーコン識別子から得た物件IDとエレベーターIDと一致し、さらに設置階が階1もしくは階2に一致する階1および階2を得る。階1と階2とが得られた場合、階1と階2のうち設置階と一致する階が乗場呼び階と決定され、もう一つの階がかご呼び階と決定される。最後に、乗場呼び階とかご呼び階とが比較され、乗場呼びの方向(UPもしくはDOWN)が決定される。
【0040】
その後、制御装置13は、ステップS3の動作を行う。ステップS3では、制御装置13は、携帯端末15からの情報に基づいて乗場呼びを登録する。その後、制御装置13は、ステップS4の動作を行う。ステップS4では、制御装置13は、乗場呼びに対応した乗場3にかご6を到着させた後に戸開させる。
【0041】
その後、制御装置13は、ステップS5の動作を行う。ステップS5では、制御装置13は、かご6の戸閉までに利用者の出入りを検出したか否かを判定する。
【0042】
ステップS5で利用者の出入りが検出されない場合、制御装置13は、動作を終了する。
【0043】
ステップS5で利用者の出入りが検出された場合、制御装置13は、ステップS6の動作を行う。ステップS6では、制御装置13は、携帯端末15からの情報に基づいてかご呼びを登録する。その後、制御装置13は、動作を終了する。
【0044】
以上で説明した実施の形態1によれば、制御装置13は、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信した際に携帯端末15を所持した利用者の位置に基づいて呼びを登録するか否かを判定する。このため、利用者が意図しない呼びの登録を抑制することができる。その結果、エレベーターの運行効率の低下を抑制することができる。
【0045】
具体的には、乗場呼びの登録の後、利用者の出入りが検出されなければ、かご呼びは登録されない。このため、かご6が当該かご呼びに対応した目的階に無用に移動することを抑制できる。
【0046】
なお、秤装置11の検出結果に基づいて利用者の出入りを検出してもよい。この際、秤装置11にかかる荷重が増加しない場合にかご呼びを登録しない設定とすれば、無用なかご呼びが登録されることをより確実に抑制することができる。
【0047】
また、かご6の内部を撮影するカメラの画像に基づいて利用者の出入りを検出してもよい。この際、カメラの画像に基づいて利用者がかご6の内部に乗り込んだことが検出されない場合にかご呼びを登録しない設定とすれば、無用なかご呼びが登録されることをより確実に抑制することができる。
【0048】
また、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信した際に、アプリケーションが起動しており、表示部においてアプリケーションの操作画面を操作できる状態である場合に、アプリケーションにおいて予め設定された呼びの要求を自動で送信しなくてもよい。この場合、利用者が手動で呼びを要求したり目的階を変更したりする可能性がある場合に呼びの要求が無用になされることを抑制できる。
【0049】
また、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信した際に、アプリケーションが起動しており、表示部においてアプリケーションの操作画面を操作できない状態にある場合に、アプリケーションにおいて予め設定された呼びの要求を自動で送信してもよい。例えば、アプリケーションが起動しており、携帯端末15の画面がロックされている場合に、アプリケーションにおいて予め設定された呼びの要求を自動で送信してもよい。例えば、アプリケーションが起動しており、アプリケーションの画面が表示されていない場合に、アプリケーションにおいて予め設定された呼びの要求を自動で送信してもよい。これらの場合、利用者が手動で呼びを要求したり目的階を変更したりする可能性がない場合に、即座に呼びを要求することができる。
【0050】
また、アプリケーションの画面において、戸開ボタンと戸閉ボタンとを表示してもよい。例えば、戸開ボタンの領域が触れられた際に、携帯端末15から基地局14とインターネット網とを介してエレベーターの戸開の要求を制御装置13に送信してもよい。例えば、戸閉ボタンの領域が触れられた際に、携帯端末15から基地局14とインターネット網とを介してエレベーターの戸閉の要求を制御装置13に送信してもよい。これらの場合、乗場3から少し離れた位置においても、エレベーターの戸開閉時間を調整することができる。なお、本実施の形態1において、携帯端末15がエレベーターの呼びを要求する情報を制御装置13に向けて電波で送信する際に、基地局14とインターネット網とを介して制御装置13に送信する構成とした。例えば、乗場3に制御装置13に接続された無線LANを構築するアクセスポイントを設置し、携帯端末15がエレベーターの呼びを要求する情報を制御装置13に向けて電波で送信する際に、アクセスポイントを介して制御装置13に送信するようにしてもよい。また、例えば、乗場側ビーコン装置12がアクセスボイント機能を備えることで、携帯端末15がエレベーターの呼びを要求する情報を制御装置13に向けて電波で送信する際に、乗場側ビーコン装置12を介して制御装置13に送信するようにしてもよい。
【0051】
実施の形態2.
図10は実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
図11は実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0052】
図10に示されるように、かご側ビーコン装置16は、かご6の内部に設けられる。かご側ビーコン装置16はかご上に設置してもよい。かご側ビーコンは、かご6の内部に向けて電波を送信する。
図11に示されるように、携帯端末15において、ビーコン通信部15bは、乗場側ビーコン装置12およびかご側ビーコン装置16からの電波を受信し得るように設けられる。乗降判定部15fは、ビーコン通信部15bからの情報に基づいて利用者のかご6の乗降を検出し得るように設けられる。
【0053】
次に、
図12を用いて、携帯端末15の動作の概要の第1例を説明する。
図12は実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末の動作の概要の第1例を説明するためのフローチャートである。
【0054】
ステップS11では、携帯端末15は、乗場側ビーコン装置12またはかご側ビーコン装置16から電波を受信した際にアプリケーションを起動する。その後、携帯端末15は、ステップS12の動作を行う。ステップS12では、携帯端末15は、当該電波を発信したビーコン装置が乗場側ビーコン装置12であるか否かを判定する。
【0055】
ステップS12で当該電波を発信したビーコン装置が乗場側ビーコン装置12である場合、携帯端末15は、ステップS13の動作を行う。ステップS13では、携帯端末15は、乗場呼びおよびかご呼びを要求する情報を送信する。その後、携帯端末15は、ステップS14の動作を行う。ステップS14では、携帯端末15は、一定時間の間に新たに電波を受信しても呼びの登録を要求する情報を送信しない。その後、携帯端末15は、ステップS15の動作を行う。ステップS15では、携帯端末15は、一定時間が経過した際にアプリケーションを終了する。その後、携帯端末15は、動作を終了する。
【0056】
ステップS12で当該電波を発信したビーコン装置が乗場側ビーコン装置12でない場合、携帯端末15は、ステップS16の動作を行う。ステップS16では、携帯端末15は、かご側ビーコン装置16からの電波を検出するか否かを判定する。
【0057】
ステップS16でかご側ビーコン装置16からの電波が検出される場合、携帯端末15は、ステップS16の動作を行う。ステップS16でかご側ビーコン装置16からの電波が検出されない場合、携帯端末15は、ステップS14の動作を行う。ビーコン装置の電波検出においては、受信した電波の強度に対する検出閾値を設け、この閾値を超えるか否かで検出、非検出が判定される。この閾値は、乗場側ビーコン装置12とかご側ビーコン装置16で同じ値でもよいし、異なる値を用いることもできる。この閾値を変更することで、建物やエレベーターの異なる構造に応じて最適な乗降判定を行うことができる。
【0058】
次に、
図13を用いて、携帯端末15の動作の概要の第2例を説明する。
図13は実施の形態2におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末の動作の概要の第2例を説明するためのフローチャートである。
【0059】
ステップS21からステップS25は、
図12のステップS11からステップS15と同じである。ステップS22で当該電波を発信したビーコン装置が乗場側ビーコン装置12でない場合、携帯端末15は、ステップS24の動作を行う。
【0060】
以上で説明した実施の形態2によれば、制御装置13は、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信して呼びを要求した際に、携帯端末15がかご側ビーコン装置16からの電波を受信しなくなってから一定時間が経過していない場合に呼びを登録しない。このため、利用者が意図しない呼びの登録を抑制することができる。
【0061】
具体的には、携帯端末15は、かご側ビーコン装置16からの電波を受信した場合に一定期間、呼びの要求の自動送信を抑止する。このため、かご6の走行中に呼びが登録されることを抑制できる。実施の形態2では、ステップS22で乗場側ビーコン装置12を検出していない場合、この時検出したビーコン装置の電波はかご側ビーコン装置16の電波であり、携帯端末15はステップS24の動作を行うこととしているが、かご側ビーコン装置16の電波を検出してから一定期間乗場側ビーコン装置12の電波の検出がないことを確認してからステップS24の動作を行うようにしてもよい。一定期間内に乗場側ビーコン装置12の電波を検出した場合、ステップS23の動作を行うようにしてもよい。このような動作とすることで、かご6が乗車階に止まっているなど、携帯端末15で受信したかご側ビーコン装置16の電波と乗場側ビーコン装置12の電波との強度に差がない場合に、乗場側ビーコン装置12よりも先にかご側ビーコン装置16が検出されていても、最適な乗降判定を行うことができる。
【0062】
実施の形態3.
図14は実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部構成図である。
図15は実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0063】
図14と
図15とに示されるように、携帯端末15は、加速度検出部15gと利用判定部15hと非利用時間記憶部15iと非利用時間判定部15jとを備える。
【0064】
加速度検出部15gは、携帯端末15の加速度を検出し得るように設けられる。利用判定部15hは、加速度検出部15gの検出結果に基づいて利用者がかご6を利用しているか否かを判定し得るように設けられる。例えば、利用判定部15hは、加速度検出部15gがかご6の走行に伴う加速度変化を検出したときに利用者がかご6を利用していると判定する。非利用時間記憶部15iは、非利用時間帯の情報を記憶し得るように設けられる。非利用時間判定部15jは、非利用時間記憶部15iに記憶された情報に基づいて現時刻が非利用時間帯であるか否かを判定し得るように設けられる。
【0065】
次に、
図16を用いて、非利用時間のテーブルを説明する。
図16は実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられる非利用時間のテーブルを示す図である。
【0066】
図16に示されるように、非利用時間のテーブルにおいては、ビーコン情報と物件IDとエレベーターIDと乗車階と移動方向と非利用時間の情報が対応付けられる。
【0067】
ビーコン情報は、乗場側ビーコン装置12の識別情報である。物件IDは、エレベーターが設けられた建築物の識別情報である。エレベーターIDは、エレベーターを識別し得る情報である。乗車階は、利用者がかご6に乗る階の識別情報である。移動方向は、かご6の移動方向の識別情報である。非利用時間は、かご6を利用しない時間帯の識別情報である。
【0068】
次に、
図17を用いて、携帯端末15の動作の概要を説明する。
図17は実施の形態3におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【0069】
ステップS31では、携帯端末15は、乗場側ビーコン装置12からの電波を受信した際にアプリケーションを起動する。その後、携帯端末15は、ステップS32の動作を行う。ステップS32では、携帯端末15は、現時刻が非利用時間帯であるか否かを判定する。
【0070】
ステップS32では、現時刻が非利用時間帯である場合、携帯端末15は、動作が終了する。
【0071】
ステップS32では、現時刻が非利用時間帯でない場合、携帯端末15は、ステップS33の動作を行う。ステップS33では、携帯端末15は、乗場呼びおよびかご呼びを要求する情報を送信する。
【0072】
その後、携帯端末15は、ステップS34の動作を行う。ステップS34では、携帯端末15は、利用者がかご6を利用しているか否かを判定する。
【0073】
ステップS34で利用者がかご6を利用している場合、携帯端末15は、動作を終了する。
【0074】
ステップS34で利用者がかご6を利用していない場合、携帯端末15は、ステップS35の動作を行う。ステップS35では、携帯端末15は、現時刻に対応した時間帯を非利用時間帯に指定する。その後、携帯端末15は、動作を終了する。
【0075】
以上で説明した実施の形態3によれば、制御装置13は、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信した際の時刻が非利用時間帯である場合は呼びの要求を受けない。このため、制御装置13は、呼びを登録しない。その結果、利用者が意図しない呼びの登録を抑制することができる。
【0076】
なお、センサ10の検出結果、秤装置11の検出結果、かご側ビーコン装置16の受信状況等に基づいて、利用者がかご6を利用しているか否かの判定を行ってもよい。
【0077】
また、利用者がかご6を利用してなかった通算回数、呼びを登録した回数に対する利用者がかご6を利用してなかった回数の割合等に基づいて、呼びを登録しない条件を設定してもよい。
【0078】
実施の形態4.
図18は実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
図19は実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0079】
図18と
図19とに示されるように、携帯端末15は、操作部15kと利用履歴記憶部15lと利用時間記憶部15mと利用時間判定部15nとを備える。
【0080】
操作部15kは、外部からの操作を受け付け得るように設けられる。利用履歴記憶部15lは、操作部15kに対する手動操作に基づいた呼びの要求履歴の情報を記憶し得るように設けられる。利用時間記憶部15mは、利用時間帯の情報を記憶し得るように設けられる。利用時間判定部15nは、利用時間記憶部15mに記憶された情報に基づいて現時刻が利用時間帯であるか否かを判定し得るように設けられる。
【0081】
次に、
図20を用いて、利用時間のテーブルを説明する。
図20は実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムに用いられる利用時間のテーブルを示す図である。
【0082】
図20に示されるように、利用時間のテーブルにおいては、ビーコン情報と物件IDとエレベーターIDと乗車階と移動方向と利用時間の情報が対応付けられる。
【0083】
ビーコン情報は、乗場側ビーコン装置12の識別情報である。物件IDは、エレベーターが設けられた建築物の識別情報である。エレベーターIDは、エレベーターを識別し得る情報である。乗車階は、利用者がかご6に乗る階の識別情報である。移動方向は、かご6の移動方向の識別情報である。利用時間は、かご6を利用する時間帯の識別情報である。
【0084】
次に、
図21を用いて、携帯端末15の動作の概要を説明する。
図21は実施の形態4におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用される携帯端末の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【0085】
ステップS41では、携帯端末15は、乗場側ビーコン装置12からの電波を受信した際にアプリケーションを起動する。その後、携帯端末15は、ステップS42の動作を行う。ステップS42では、携帯端末15は、現時刻が利用時間帯であるか否かを判定する。
【0086】
ステップS42で現時刻が利用時間帯である場合、携帯端末15は、ステップS43の動作を行う。ステップS43では、携帯端末15は、乗場呼びおよびかご呼びを要求する情報を送信する。その後、携帯端末15は、動作を終了する。
【0087】
ステップS42で現時刻が利用時間帯でない場合、携帯端末15は、ステップS44の動作を行う。ステップS44では、携帯端末15は、手動で呼びが要求されたか否かを判定する。
【0088】
ステップS44で手動で呼びが要求されない場合、携帯端末15は、動作を終了する。
【0089】
ステップS44で手動で呼びが要求された場合、携帯端末15は、ステップS45の動作を行う。ステップS45では、携帯端末15は、現時刻に対応した時間帯を利用時間帯に指定する。その後、携帯端末15は、ステップS43の動作を行う。
【0090】
以上で説明した実施の形態4によれば、制御装置13は、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信した際の時刻が過去に手動で呼びを要求した時刻に対応した時間帯である場合は呼びの要求を受ける。このため、制御装置13は、呼びを登録する。その結果、実施の形態3において非利用時間帯となっている時刻でも手動で利用時間帯に再指定することができる。
【0091】
なお、手動での呼びの要求の通算回数等に基づいて、呼びを登録する条件を設定してもよい。
【0092】
実施の形態5.
図22は実施の形態5におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
図23は実施の形態5におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末とのブロック図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0093】
図22に示されるように、ドアセンサ17は、かごドア9の上方に設けられる。ドアセンサ17は、かごドア9の開閉状態を検出し得るように設けられる。
図23に示されるように、制御装置13は、現在階取得部13iと戸開閉判定部13jとを備える。現在階取得部13iは、かご6が存在する階の情報を取得し得るように設けられる。戸開閉判定部13jは、ドアセンサ17の検出結果に基づいてかごドア9の開閉状態を判定し得るように設けられる。
【0094】
次に、
図24を用いて、制御装置13と携帯端末15との動作の概要を説明する。
図24は実施の形態5におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの制御装置と携帯端末との動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【0095】
ステップS51では、携帯端末15は、乗場側ビーコン装置12からの電波を受信した際にアプリケーションを起動する。その後、携帯端末15は、ステップS52の動作を行う。ステップS52では、携帯端末15は、乗場呼びおよびかご呼びを要求する情報を送信する。
【0096】
その後、制御装置13は、ステップS53の動作を行う。ステップS53では、制御装置13は、かご6が当該乗場呼びに対応した階において戸開しているか否かを判定する。
【0097】
ステップS53でかご6が当該乗場呼びに対応した階において戸開していない場合、制御装置13は、ステップS54の動作を行う。ステップS54では、制御装置13は、当該乗場呼びを登録する。その後、制御装置13は、動作を終了する。
【0098】
ステップS53でかご6が当該乗場呼びに対応した階において戸開している場合、制御装置13は、動作を終了する。
【0099】
以上で説明した実施の形態5によれば、制御装置13は、携帯端末15が乗場側ビーコン装置12から電波を受信して乗場呼びを要求した際に、当該乗場3においてかご6が戸開している場合は、乗場呼びを登録しない。このため、かご6の戸閉時間が無用に延長されることを抑制できる。
【0100】
実施の形態6.
図25は実施の形態6におけるエレベーターの自動呼び登録システムが適用されるエレベーターの要部の構成図である。
【0101】
実施の形態6において、携帯端末15は、乗場側ビーコン装置12からの電波を受信した際にアプリケーションにおいて予め設定されたエレベーターと乗車階と携帯端末15とを特定するための第1信号を自動で送信する。監視装置19は、エレベーターの運行状態を監視し異常が発生した際に、図示しない監視センターに通報を行う。監視装置19は、実施の形態1で説明された外部通信部13a、呼び要求受信部13d、出入り検出部13e、かご呼び可否判定部13f、運行管理部13gを備える。
【0102】
サーバ18は、当該第1信号に基づいて当該携帯端末15に対応付けられた目的階を特定する。サーバ18は、当該乗車階と当該目的階との情報を含む第2信号を当該エレベーターに向けて送信する。
【0103】
当該エレベーターにおいて、監視装置19は、前記サーバ18から第2信号を受信した際に、当該第2信号に基づいて乗場呼びとかご呼びとの要求を把握する。監視装置19は、実施の形態1から実施の形態3の制御装置13と同様に乗場呼びおよびかご呼びを登録するか否かを判定する。
【0104】
例えば、監視装置19は、当該第2信号に基づいて当該乗車階に対応した乗場呼びの登録要求を制御装置13に送信する。例えば、制御装置13は、かご6が当該乗車階に対応した乗場3に到着して戸開した後にセンサ10が物体を検出した場合は、当該目的階に対応したかご呼びの登録要求を制御装置13に送信する。例えば、制御装置13は、かご6が当該乗車階に対応した乗場3に到着して戸開した後にセンサ10が物体を検出しない場合は、当該目的階に対応したかご呼びの登録要求を制御装置13に送信しない。
【0105】
以上で説明した実施の形態6によれば、サーバ18は、当該第1信号に基づいて当該携帯端末15に対応付けられた目的階を特定する。サーバ18は、当該乗車階と当該目的階との情報を含む第2信号を当該エレベーターに向けて送信する。このため、エレベーターと乗車階と目的階と携帯端末15とを特定するための情報をサーバ18に登録しておけば、その後は、携帯端末15から目的階の情報を送信しなくても、乗場呼びおよびかご呼びを自動で登録することができる。