特許第6842002号(P6842002)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6842002
(24)【登録日】2021年2月24日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】砂とオイルの分離に用いる抽出装置
(51)【国際特許分類】
   B01D 36/00 20060101AFI20210308BHJP
   B01D 35/02 20060101ALI20210308BHJP
   B02C 2/04 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
   B01D36/00
   B01D35/02 E
   B02C2/04 C
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-51569(P2020-51569)
(22)【出願日】2020年3月23日
【審査請求日】2020年7月19日
(31)【優先権主張番号】201911184666.6
(32)【優先日】2019年11月27日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519322532
【氏名又は名称】烟台檀芸工芸品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王偉
【審査官】 瀧 恭子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2018/066495(WO,A1)
【文献】 特開昭59−033387(JP,A)
【文献】 特開平09−192531(JP,A)
【文献】 特開2002−003859(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第106007209(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 24/00−35/04、35/08−37/08
B02C 1/00−7/18、15/00−17/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の最下には四つの支持ブロックが設置され、前記本体の上部には油砂入れ空間が設置され、前記油砂入れ空間の左右内壁には左固定ブロック及び右固定ブロックが設置され、前記油砂入れ空間の中には破砕ヘッドが設置され、前記油砂入れ空間の底壁には油砂落下空間が設置され、前記油砂入れ空間の底壁には前記油砂落下空間の右側に位置する斜歯歯車空間が設置され、
前記斜歯歯車空間の下方には伝動空間が設置され、前記油砂落下空間の下方にはオイル出し空間が設置され、前記伝動空間の下方には歯車空間が設置され、前記歯車空間の下方にはモータが設置され、前記歯車空間の下方にはベルト空間が設置され、前記ベルト空間の上方には分離空間が設置され、前記破砕ヘッドの下方には上斜歯歯車が固定的に連結され、前記上斜歯歯車が破砕軸に固定的に装着され、前記破砕軸の下端が前記斜歯歯車空間の下内壁に回転可能に装着され、前記上斜歯歯車の右下方には下斜歯歯車が設置され、前記下斜歯歯車が前記上斜歯歯車と噛み合っており、前記下斜歯歯車が連結軸に固定的に装着され、前記連結軸の右端が前記斜歯歯車空間の右内壁に回転可能に装着され、前記下斜歯歯車の右側には上伝動斜歯歯車が設置され、
前記上伝動斜歯歯車が前記連結軸に固定的に装着され、前記上伝動斜歯歯車の下端には下伝動斜歯歯車が噛み合っており、前記下伝動斜歯歯車が伝動軸に固定的に装着され、前記伝動軸が前記伝動空間と前記斜歯歯車空間の間に回転可能に装着され、前記下伝動斜歯歯車の下方には左伝動歯車が設置され、前記左伝動歯車が前記伝動軸に固定的に装着され、前記左伝動歯車の右側には右伝動歯車が噛み合っており、前記右伝動歯車が回転軸に固定的に装着され、
前記回転軸が前記伝動空間と前記歯車空間の間に回転可能に装着され、且つ前記回転軸が下方へ前記歯車空間の底壁に固定的に装着された前記モータと伝動可能に連結され、前記右伝動歯車の下方には右連結歯車が設置され、前記右連結歯車が前記回転軸に固定的に装着され且つ前記歯車空間の中に位置し、前記右連結歯車の左側には左連結歯車が設置され、前記右連結歯車が前記左連結歯車と噛み合っており、前記左連結歯車が固定軸に固定的に装着され、前記固定軸の上下端がそれぞれ前記歯車空間の上下内壁に回転可能に装着され、前記左連結歯車の左側には連動歯車が設置され、前記連動歯車が下連動軸に固定的に装着され、前記下連動軸の下端が前記ベルト空間の下内壁に回転可能に装着され、前記下連動軸の上方には分離部品が設置され、前記連動歯車の下方には右プーリが設置され、前記右プーリが前記下連動軸に固定的に装着され、前記右プーリの左側には油水分離部品が設置され、
前記分離部品は親ねじを含み、前記親ねじの下端が前記下連動軸に固定的に装着され、前記親ねじの上端は上連動軸に固定的に装着され、前記連動歯車の上方には移動ねじ山ブロックが設置され、前記移動ねじ山ブロックが前記親ねじにねじ山により連結され、前記移動ねじ山ブロックの左側には右靭性ブロックが設置され、前記右靭性ブロックの左側には妨害ブロックが設置され、前記妨害ブロックが前記歯車空間の左内壁に固定的に装着され、前記妨害ブロックの右側には左靭性ブロックが設置され、前記移動ねじ山ブロックの上方には閉鎖ブロックが設置され、前記閉鎖ブロックの右側には突起ブロックが設置され、前記閉鎖ブロックの上方には砂分離空間が設置され、前記砂分離空間が前記オイル出し空間の中に位置し、前記上連動軸には均一に配列された十個の凹溝が形成され、前記上連動軸にある前記凹溝の中に油砂分離機構があり、前記油砂分離機構は転軸を含み、前記転軸が前記上連動軸にある前記凹溝の中に回転可能に装着され、前記転軸にはさらにコンロッドが回転可能に連結され、前記コンロッドには砂分離ブロックが固定的に装着され、前記砂分離ブロックの下方には引き棒が設置され、前記砂分離ブロックの左側にはふるい板が設置され、前記ふるい板の下方には前記閉鎖ブロックにある突起ブロックとサイズが揃う引掛り溝が形成され、前記ふるい板の上端が前記オイル出し空間の上内壁に固定的に装着され、前記油砂落下空間の下端が前記ふるい板の内壁内部に回転可能に装着され、前記オイル出し空間の左側にはオイル出口が設置され、前記オイル出口が前記油水分離部品に連結され、
前記油水分離部品は左プーリを含み、前記左プーリが前記ベルト空間の中に位置し且つ前記右プーリの左側に位置し、前記左プーリと前記右プーリがベルトによって連結され、前記左プーリが分離軸に固定的に装着され、前記分離軸が前記ベルト空間と前記分離空間の間に回転可能に装着され、前記分離軸の中には支持空間が設置され、前記支持空間が支持ブロックを貫通しており、前記支持ブロックの下方には支持棒が固定的に装着され、前記支持棒の下方が前記ベルト空間の下内壁に固定的に装着され、前記左プーリの上方には分離歯車が設置され、前記分離歯車が前記分離軸に固定的に装着され、前記分離歯車にはラチェットが固定的に装着され、前記支持ブロックの左側には網状板が回転可能に装着され、前記支持ブロックの右側には蓋板が回転可能に装着され、前記蓋板と前記網状板の下方にはラチェット軸が固定的に装着され、前記ラチェット軸には前記ラチェットと協働できる回転挟持爪が固定的に装着され、前記支持ブロックの上方には油水分離箱が設置され、前記油水分離箱の中には隔離板が設置され、前記隔離板の左下方にはばねブロックが設置され、前記ばねブロックの左側にはオイル載置板が固定的に装着され、前記油水分離箱の左下方にはオイル排出管が前記油水分離箱と連通になるように設置され、前記油水分離箱と前記オイル排出管の連通部が前記オイル載置板によって遮断され、前記オイル排出管の左側にはオイル貯蔵箱が前記オイル排出管と連通になるように設置され、前記オイル貯蔵箱が前記本体の左端に固定的に装着され、前記油水分離箱の右下方には排出物空間が設置され、前記排出物空間の右側が前記閉鎖ブロックの左側に位置し、前記排出物空間の右開口が最下まで下降した前記閉鎖ブロックの上端と面一になり、前記排出物空間の下方が前記本体を貫通して排出物収容箱に延在し、
前記隔離板はオイルより密度が大きく、水より密度が小さいことを特徴とする砂とオイルの分離に用いる抽出装置


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はオイル抽出分野を取り上げて、具体的には砂とオイルの分離に用いる抽出装置である。
【背景技術】
【0002】
石油およびガス資源の不足の深刻化に伴い、オイルシェールや重質原油、オイルサンド、超重質原油などは、世界のエネルギー安全保障に強力な支持を提供できると、国際エネルギー機関によって認定される。オイルサンドの採掘と、オイルサンドに対するオイル抽出は、国のエネルギー政策に準拠して行うべきである。
中国のオイルサンド資源は世界で5番目にランクされており、また、中国のオイルサンド鉱石は一般に約10%から15%のオイル含有量を持ち、その埋蔵量が非常に豊富であるため、オイルサンドからオイルを効果的かつ迅速に抽出することが差し迫っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106007209号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は砂とオイルの分離に用いる抽出装置を提供し、現有設備における複雑な操作や分離されたオイルの低品質、含水量の不合格などの問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランを通じて実現する。
【0006】
本願発明の砂とオイルの分離に用いる抽出装置は、本体を含み、前記本体の最下には四つの支持ブロックが設置され、前記本体の上部には油砂入れ空間が設置され、前記油砂入れ空間の左右内壁には左固定ブロック及び右固定ブロックが設置され、前記油砂入れ空間の中には破砕ヘッドが設置され、前記油砂入れ空間の底壁には油砂落下空間が設置され、前記油砂入れ空間の底壁には前記油砂落下空間の右側に位置する斜歯歯車空間が設置され、
前記斜歯歯車空間の下方には伝動空間が設置され、前記油砂落下空間の下方にはオイル出し空間が設置され、前記伝動空間の下方には歯車空間が設置され、前記歯車空間の下方にはモータが設置され、前記歯車空間の下方にはベルト空間が設置され、前記ベルト空間の上方には分離空間が設置され、前記破砕ヘッドの下方には上斜歯歯車が固定的に連結され、前記上斜歯歯車が破砕軸に固定的に装着され、前記破砕軸の下端が前記斜歯歯車空間の下内壁に回転可能に装着され、前記上斜歯歯車の右下方には下斜歯歯車が設置され、前記下斜歯歯車が前記上斜歯歯車と噛み合っており、前記下斜歯歯車が連結軸に固定的に装着され、前記連結軸の右端が前記斜歯歯車空間の右内壁に回転可能に装着され、前記下斜歯歯車の右側には上伝動斜歯歯車が設置され、
前記上伝動斜歯歯車が前記連結軸に固定的に装着され、前記上伝動斜歯歯車の下端には下伝動斜歯歯車が噛み合っており、前記下伝動斜歯歯車が伝動軸に固定的に装着され、前記伝動軸が前記伝動空間と前記斜歯歯車空間の間に回転可能に装着され、前記下伝動斜歯歯車の下方には左伝動歯車が設置され、前記左伝動歯車が前記伝動軸に固定的に装着され、前記左伝動歯車の右側には右伝動歯車が噛み合っており、前記右伝動歯車が回転軸に固定的に装着されている。
【0007】
さらに、前記回転軸が前記伝動空間と前記歯車空間の間に回転可能に装着され、且つ前記回転軸が下方へ前記歯車空間の底壁に固定的に装着された前記モータと伝動可能に連結され、前記右伝動歯車の下方には右連結歯車が設置され、前記右連結歯車が前記回転軸に固定的に装着され且つ前記歯車空間の中に位置し、前記右連結歯車の左側には左連結歯車が設置され、前記右連結歯車が前記左連結歯車と噛み合っており、前記左連結歯車が固定軸に固定的に装着され、前記固定軸の上下端がそれぞれ前記歯車空間の上下内壁に回転可能に装着され、前記左連結歯車の左側には連動歯車が設置され、前記連動歯車が下連動軸に固定的に装着され、前記下連動軸の下端が前記ベルト空間の下内壁に回転可能に装着され、前記下連動軸の上方には分離部品が設置され、前記連動歯車の下方には右プーリが設置され、前記右プーリが前記下連動軸に固定的に装着され、前記右プーリの左側には油水分離部品が設置されている。
【0008】
さらに、前記分離部品は親ねじを含み、前記親ねじの下端が前記下連動軸に固定的に装着され、前記親ねじの上端は上連動軸に固定的に装着され、前記連動歯車の上方には移動ねじ山ブロックが設置され、前記移動ねじ山ブロックが前記親ねじにねじ山により連結され、前記移動ねじ山ブロックの左側には右靭性ブロックが設置され、前記右靭性ブロックの左側には妨害ブロックが設置され、前記妨害ブロックが前記歯車空間の左内壁に固定的に装着され、前記妨害ブロックの右側には左靭性ブロックが設置され、前記移動ねじ山ブロックの上方には閉鎖ブロックが設置され、前記閉鎖ブロックの右側には突起ブロックが設置され、前記閉鎖ブロックの上方には砂分離空間が設置され、前記砂分離空間が前記オイル出し空間の中に位置し、前記上連動軸には均一に配列された十個の凹溝が形成され、前記上連動軸にある前記凹溝の中に油砂分離機構があり、前記油砂分離機構は転軸を含み、前記転軸が前記上連動軸にある前記凹溝の中に回転可能に装着され、前記転軸にはさらにコンロッドが回転可能に連結され、前記コンロッドには砂分離ブロックが固定的に装着され、前記砂分離ブロックの下方には引き棒が設置され、前記砂分離ブロックの左側にはふるい板が設置され、前記ふるい板の下方には前記閉鎖ブロックにある突起ブロックとサイズが揃う引掛り溝が形成され、前記ふるい板の上端が前記オイル出し空間の上内壁に固定的に装着され、前記油砂落下空間の下端が前記ふるい板の内壁内部に回転可能に装着され、前記オイル出し空間の左側にはオイル出口が設置され、前記オイル出口が前記油水分離部品に連結されている。
【0009】
さらに、前記油水分離部品は左プーリを含み、前記左プーリが前記ベルト空間の中に位置し且つ前記右プーリの左側に位置し、前記左プーリと前記右プーリがベルトによって連結され、前記左プーリが分離軸に固定的に装着され、前記分離軸が前記ベルト空間と前記分離空間の間に回転可能に装着され、前記分離軸の中には支持空間が設置され、前記支持空間が支持ブロックを貫通しており、前記支持ブロックの下方には支持棒が固定的に装着され、前記支持棒の下方が前記ベルト空間の下内壁に固定的に装着され、前記左プーリの上方には分離歯車が設置され、前記分離歯車が前記分離軸に固定的に装着され、前記分離歯車にはラチェットが固定的に装着され、前記支持ブロックの左側には網状板が回転可能に装着され、前記支持ブロックの右側には蓋板が回転可能に装着され、前記蓋板と前記網状板の下方にはラチェット軸が固定的に装着され、前記ラチェット軸には前記ラチェットと協働できる回転挟持爪が固定的に装着され、前記支持ブロックの上方には油水分離箱が設置され、前記油水分離箱の中には隔離板が設置され、前記隔離板の左下方にはばねブロックが設置され、前記ばねブロックの左側にはオイル載置板が固定的に装着され、前記油水分離箱の左下方にはオイル排出管が前記油水分離箱と連通になるように設置され、前記油水分離箱と前記オイル排出管の連通部が前記オイル載置板によって遮断され、前記オイル排出管の左側にはオイル貯蔵箱が前記オイル排出管と連通になるように設置され、前記オイル貯蔵箱が前記本体の左端に固定的に装着され、前記油水分離箱の右下方には排出物空間が設置され、前記排出物空間の右側が前記閉鎖ブロックの左側に位置し、前記排出物空間の右開口が最下まで下降した前記閉鎖ブロックの上端と面一になり、前記排出物空間の下方が前記本体を貫通して排出物収容箱に延在する。
【0010】
さらに、前記隔離板はオイルより密度が大きく、水より密度が小さい。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は構造及び操作が簡単で、自動化レベルが高く、コンパクトな設計により一体性があり、また、実用性が高いため、幅広く応用でき、砂とオイルを分離した後、オイルに含まれた水もオイルから抽出できるため、オイルの質を上げられる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の構成模式図
図2図2図1におけるA―Aの模式図
図3図3図1におけるB部の構成拡大模式図
図4図4図1におけるC部の構成拡大模式図
図5図5図1におけるD部の構成拡大模式図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜5を参照し、本願発明の砂とオイルの分離に用いる抽出装置は、本体28を含み、前記本体28の最下には四つの支持ブロック89が設置され、前記本体28の上部には油砂入れ空間26が設置され、前記油砂入れ空間26の左右内壁には左固定ブロック27及び右固定ブロック24が設置され、前記油砂入れ空間26の中には破砕ヘッド25が設置され、前記油砂入れ空間26の底壁には油砂落下空間29が設置され、前記油砂入れ空間26の底壁には前記油砂落下空間29の右側に位置する斜歯歯車空間30が設置され、前記斜歯歯車空間30の下方には伝動空間16が設置され、前記油砂落下空間29の下方にはオイル出し空間35が設置され、前記伝動空間16の下方には歯車空間14が設置され、前記歯車空間14の下方にはモータ12が設置され、前記歯車空間14の下方にはベルト空間5が設置され、前記ベルト空間5の上方には分離空間78が設置され、前記破砕ヘッド25の下方には上斜歯歯車23が固定的に連結され、前記上斜歯歯車23が破砕軸31に固定的に装着され、前記破砕軸31の下端が前記斜歯歯車空間30の下内壁に回転可能に装着され、前記上斜歯歯車23の右下方には下斜歯歯車22が設置され、前記下斜歯歯車22が前記上斜歯歯車23と噛み合っており、前記下斜歯歯車22が連結軸20に固定的に装着され、前記連結軸20の右端が前記斜歯歯車空間30の右内壁に回転可能に装着され、前記下斜歯歯車22の右側には上伝動斜歯歯車21が設置され、前記上伝動斜歯歯車21が前記連結軸20に固定的に装着され、前記上伝動斜歯歯車21の下端には下伝動斜歯歯車75が噛み合っており、前記下伝動斜歯歯車75が伝動軸19に固定的に装着され、前記伝動軸19が前記伝動空間16と前記斜歯歯車空間30の間に回転可能に装着され、前記下伝動斜歯歯車75の下方には左伝動歯車17が設置され、前記左伝動歯車17が前記伝動軸19に固定的に装着され、前記左伝動歯車17の右側には右伝動歯車18が噛み合っており、前記右伝動歯車18が回転軸15に固定的に装着されている。
【0015】
有益的には、前記回転軸15が前記伝動空間16と前記歯車空間14の間に回転可能に装着され、且つ前記回転軸15が下方へ前記歯車空間14の底壁に固定的に装着された前記モータ12と伝動可能に連結され、前記右伝動歯車18の下方には右連結歯車13が設置され、前記右連結歯車13が前記回転軸15に固定的に装着され且つ前記歯車空間14の中に位置し、前記右連結歯車13の左側には左連結歯車11が設置され、前記右連結歯車13が前記左連結歯車11と噛み合っており、前記左連結歯車11が固定軸10に固定的に装着され、前記固定軸10の上下端がそれぞれ前記歯車空間14の上下内壁に回転可能に装着され、前記左連結歯車11の左側には連動歯車9が設置され、前記連動歯車9が下連動軸7に固定的に装着され、前記下連動軸7の下端が前記ベルト空間5の下内壁に回転可能に装着され、前記下連動軸7の上方には分離部品が設置され、前記連動歯車9の下方には右プーリ8が設置され、前記右プーリ9が前記下連動軸7に固定的に装着され、前記右プーリ8の左側には油水分離部品が設置されている。
【0016】
有益的には、前記分離部品は親ねじ61を含み、前記親ねじ61の下端が前記下連動軸7に固定的に装着され、前記親ねじ61の上端は上連動軸51に固定的に装着され、前記連動歯車9の上方には移動ねじ山ブロック60が設置され、前記移動ねじ山ブロック60が前記親ねじ61にねじ山により連結され、前記移動ねじ山ブロック60の左側には右靭性ブロック53が設置され、前記右靭性ブロック53の左側には妨害ブロック55が設置され、前記妨害ブロック55が前記歯車空間14の左内壁に固定的に装着され、前記妨害ブロック55の右側には左靭性ブロック54が設置され、前記移動ねじ山ブロック60の上方には閉鎖ブロック62が設置され、前記閉鎖ブロック62の右側には突起ブロックが設置され、前記閉鎖ブロック62の上方には砂分離空間45が設置され、前記砂分離空間45が前記オイル出し空間35の中に位置し、前記上連動軸51には均一に配列された十個の凹溝52が形成され、前記上連動軸51にある前記凹溝52の中に油砂分離機構があり、前記油砂分離機構は転軸50を含み、前記転軸50が前記上連動軸51にある前記凹溝52の中に回転可能に装着され、前記転軸50にはさらにコンロッド49が回転可能に連結され、前記コンロッド49には砂分離ブロック48が固定的に装着され、前記砂分離ブロック48の下方には引き棒47が設置され、前記砂分離ブロック48の左側にはふるい板34が設置され、前記ふるい板34の下方には前記閉鎖ブロック62にある突起ブロックとサイズが揃う引掛り溝が形成され、前記ふるい板34の上端が前記オイル出し空間35の上内壁に固定的に装着され、前記油砂落下空間29の下端が前記ふるい板34の内壁内部に回転可能に装着され、前記オイル出し空間35の左側にはオイル出口が設置され、前記オイル出口が前記油水分離部品に連結されている。
【0017】
有益的には、前記油水分離部品は左プーリ4を含み、前記左プーリ4が前記ベルト空間5の中に位置し且つ前記右プーリ8の左側に位置し、前記左プーリ4と前記右プーリ8がベルト6によって連結され、前記左プーリ4が分離軸1に固定的に装着され、前記分離軸1が前記ベルト空間5と前記分離空間78の間に回転可能に装着され、前記分離軸1の中には支持空間2が設置され、前記支持空間2が支持ブロック65を貫通しており、前記支持ブロック65の下方には支持棒3が固定的に装着され、前記支持棒3の下方が前記ベルト空間5の下内壁に固定的に装着され、前記左プーリ4の上方には分離歯車44が設置され、前記分離歯車44が前記分離軸1に固定的に装着され、前記分離歯車44にはラチェット81が固定的に装着され、前記支持ブロック65の左側には網状板40が回転可能に装着され、前記支持ブロック65の右側には蓋板39が回転可能に装着され、前記蓋板39と前記網状板40の下方にはラチェット軸41が固定的に装着され、前記ラチェット軸41には前記ラチェット81と協働できる回転挟持爪43が固定的に装着され、前記支持ブロック65の上方には油水分離箱37が設置され、前記油水分離箱37の中には隔離板38が設置され、前記隔離板38の左下方にはばねブロック73が設置され、前記ばねブロック73の左側にはオイル載置板74が固定的に装着され、前記油水分離箱37の左下方にはオイル排出管63が前記油水分離箱37と連通になるように設置され、前記油水分離箱37と前記オイル排出管63の連通部が前記オイル載置板74によって遮断され、前記オイル排出管63の左側にはオイル貯蔵箱42が前記オイル排出管63と連通になるように設置され、前記オイル貯蔵箱42が前記本体28の左端に固定的に装着され、前記油水分離箱37の右下方には排出物空間69が設置され、前記排出物空間69の右側が前記閉鎖ブロック62の左側に位置し、前記排出物空間69の右開口が最下まで下降した前記閉鎖ブロック62の上端と面一になり、前記排出物空間69の下方が前記本体28を貫通して排出物収容箱88に延在する。
【0018】
有益的には、前記隔離板38はオイルより密度が大きく、水より密度が小さい。
【0019】
初期状態において、前記油水分離箱37の下方には前記蓋板39があるため、前記蓋板39が前記油水分離箱37の下方の出口を閉鎖しており、前記ばねブロック73が自然状態にあり、前記オイル載置板74が前記オイル排出管63と前記油水分離箱37の左下方にある出口の間に位置する。
【0020】
本願発明の作動手順は以下の通りである。
1、 まずモータ12を正回転させて作動させ、油砂の塊を油砂入れ空間26の中に入れ、モータ12が回転軸15を回転させ、回転軸15が右連結歯車13と右伝動歯車18とを同時に回転させ、そして右伝動歯車18が回転して右伝動歯車18と噛み合った左伝動歯車17を回転させ、左伝動歯車17が伝動軸19に固定的に装着されたため、伝動軸19が左伝動歯車17につれて回転し、下伝動斜歯歯車75を回転させ、下伝動斜歯歯車75が回転して下伝動斜歯歯車75と噛み合った上伝動斜歯歯車21を回転させ、上伝動斜歯歯車21が回転して連結軸20を回転させ、連結軸20が回転して下斜歯歯車22を回転させ、下斜歯歯車22が回転して上斜歯歯車23を回転させ、上斜歯歯車23が回転して破砕軸31を回転させ、破砕軸31が回転して破砕ヘッド25を回転させ、破砕ヘッド25と破砕軸31とが同じ軸心に位置していないため、破砕ヘッド25が油砂入れ空間26の中で左右に移動し、油砂入れ空間26に入れられた油砂の塊を粉砕し、粉砕された油砂の塊が油砂落下空間29から砂分離空間45を経由して砂分離ブロック48に落下する。
2、 右連結歯車13が回転すると左連結歯車11を回転させ、左連結歯車11が左連結歯車11と噛み合った連動歯車9を回転させ、連動歯車9が回転して下連動軸7を回転させ、下連動軸7が回転して親ねじ61を回転させ、親ねじ61が回転して移動ねじ山ブロック60を回転させ、移動ねじ山ブロック60の左側にある右靭性ブロック53が回転する時に左靭性ブロック54に妨害されるため、移動ねじ山ブロック60は回転できなくなるが上昇し始め、移動ねじ山ブロック60が上昇して閉鎖ブロック62を砂分離空間45の下開口を閉鎖するまで上昇させ、また、閉鎖ブロック62の突起ブロックがふるい板34にある引掛り溝に引っかかることで位置制限を行い、左靭性ブロック54からの抵抗力が移動ねじ山ブロック60の回転力より弱いため、移動ねじ山ブロック60が親ねじ61につれて回転し、親ねじ61が回転して上連動軸51を回転させ、上連動軸51が回転してコンロッド49を回転させ、コンロッド49が回転して砂分離ブロック48を回転させ、砂分離ブロック48が回転して砂分離ブロック48にある油砂を回転させ、オイル、砂及び水は密度が違うため、水及びオイルがふるい板34に送られ、ふるい板34を通してオイル出し空間35に入り、そしてオイル出し空間35から油水分離箱37に入る。
3、 下連動軸7が回転すると同時に右プーリを回転させ、右プーリ8がベルト6により左プーリ4を回転させ、左プーリ4が回転して分離軸1を回転させ、分離軸1が回転して分離歯車44を回転させ、分離歯車44が回転してラチェット81を回転させ、ラチェット81の中にある回転挟持爪43がラチェット81と反対に噛み合っているため、ラチェット81が回転する時に回転挟持爪43はラチェット81の中で空回りし、また、油水分離箱37の中のオイルと水は密度が違うため、オイルが水の上に浮き、隔離板38がオイルと水の間に位置することで、オイルと水を分離する。
4、 砂とオイルの分離が終わった後、モータ12を逆回転させて作動させ、モータ12が右連結歯車13及び左連結歯車11により下連動軸7を逆回転させ、さらに親ねじ61を逆回転させ、親ねじ61が逆回転して移動ねじ山ブロック60を下降させ、閉鎖ブロック62を下降させ、閉鎖ブロック62が下降して引き棒47を引いて下降させることで、砂分離ブロック48が転軸50で回転し、砂分離ブロック48を斜めに向け、そして砂分離ブロック48にある砂が閉鎖ブロック62の上方に落下し、排出物空間69を経由して排出物収容箱88の中に入る。
5、 下連動軸7が逆回転して右プーリ8及び左プーリ4によりラチェット軸41を逆回転させ、分離歯車44を逆回転させ、そしてラチェット81が連動して逆回転し、回転挟持爪43を回転させ、ラチェット軸41を回転させることで、網状板40と蓋板39とが位置を交換し、油水分離箱37が網状板40により排出物空間69に落下して排出物収容箱88の中に入り、水を全部排出した時、隔離板38が上方のオイルの重量により下降し、ばねブロック73を圧縮し、オイル載置板74が連動して下降し、オイルがオイル排出管63からオイル貯蔵箱42に入り、オイルが全部出された後、圧縮されたばねブロック73が伸び、オイル載置板74を復帰させ、そしてモータ12を正回転させることで、移動ねじ山ブロック60が上昇し、閉鎖ブロック62が再び砂分離空間45の開口を閉鎖し、即ち本願発明は復帰を完了とする。
【0021】
以上の方式により、当該分野の従業員は本願発明の範囲内で作業状況に応じて様々な改変を加えることができる。
【要約】
【課題】本願は砂とオイルの分離に用いる抽出装置を開示した。
【解決手段】
本願発明の砂とオイルの分離に用いる抽出装置は、本体を含み、前記本体の最下には四つの支持ブロックが設置され、前記本体の上部には油砂入れ空間が設置され、前記油砂入れ空間の左右内壁には左固定ブロック及び右固定ブロックが設置され、前記油砂入れ空間の中には破砕ヘッドが設置され、前記油砂入れ空間の底壁には油砂落下空間が設置され、本願発明は構造及び操作が簡単で、自動化レベルが高く、コンパクトな設計により一体性があり、また、実用性が高いため、幅広く応用でき、砂とオイルを分離した後、オイルに含まれた水もオイルから抽出できるため、オイルの質を上げられる。
【選択図】図1
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図5