(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6842003
(24)【登録日】2021年2月24日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置
(51)【国際特許分類】
G07B 15/00 20110101AFI20210308BHJP
E05B 49/00 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
G07B15/00 L
E05B49/00 R
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2020-58575(P2020-58575)
(22)【出願日】2020年3月27日
【審査請求日】2020年7月19日
(31)【優先権主張番号】201911176137.1
(32)【優先日】2019年11月26日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520258507
【氏名又は名称】濱州方新電脳有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】馬文体
【審査官】
毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開平07−239958(JP,A)
【文献】
特開昭51−080296(JP,A)
【文献】
実開昭54−073785(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07B 15/00−15/06
G07C 9/00− 9/38
E05B 49/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下箱体を含み、前記下箱体の左部頂壁には上方に開口した踏み板溝が形成され、前記踏み板溝の底壁には踏み板ばねが固定的に連結され、前記踏み板ばねの頂端には前記踏み板溝とスライドできるように連結された踏み板が固定的に連結され、前記踏み板溝の底壁には上方に開口したU形溝が前後対称に形成され、前記U形溝の左側溝の中には踏み板ブロックがスライドできるように連結され、後側の前記踏み板ブロックの左端壁にはカウント機構が設置され、前後前記U形溝の底部溝の中は液圧液で満たされており、前後前記U形溝の右側溝の中には伝動ブロックがスライドできるように連結され、前後の前記U形溝の右側溝の頂壁には電磁石が固定的に設置され、前後前記U形溝の右側溝の右端壁には上方に開口した下歯車溝が形成され、前後前記下歯車溝の外端壁には前記下箱体と回転できるように連結された第一歯車軸が設置され、前後の前記第一歯車軸の内端には第一歯車が連結され、前後の前記第一歯車は、前記第一歯車の左側に位置し且つ伝動ブロックの右端壁に固定的に設置されたラックと噛み合うことができ、前後前記下歯車溝の前後壁の間には第二歯車軸が回転できるように連結され、前後の前記第二歯車軸の外部には前記第一歯車の右側に位置し且つ前記第一歯車と噛み合った第二歯車が連結され、前後の前記第二歯車軸には前記第二歯車の内側に位置した第二プーリーが連結され、前記下箱体の頂壁には上箱体が前後対称に固定的に設置され、前後の前記上箱体の底壁には下方に開口した中歯車溝が形成され、前記中歯車溝が前記下歯車溝の上方に位置しており、前後の前記中歯車溝の頂端の前後壁の間には第三歯車軸が回転できるように連結され、前後の前記第三歯車軸の外部には第三プーリーが連結され、前後の前記第三プーリーと前記第二プーリーが第一ベルトにより連結され、前後の前記第三歯車軸の内部には第三歯車が連結され、前後の前記中歯車溝の頂壁には左右に連通したスライドブロック溝が形成され、前後の前記スライドブロック溝の内部にはスライドブロックがスライドできるように連結され、前後の前記第三歯車は、前記第三歯車の上方に位置し且つ前記スライドブロックの底壁に固定的に設置されたラックと噛み合っており、前後の前記スライドブロックの右端にはドア機構が設置され、後側の前記スライドブロック溝の頂壁には顔認識機構が設置されていることを特徴とする人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【請求項2】
前記カウント機構は、後側の前記踏み板ブロックの左端壁に形成され且つ右方に開口したカウント溝を含み、後側の前記踏み板ブロックの左端には前記踏み板ブロックの左端壁に固定的に設置されたラックと噛み合った第四歯車と設置され、前記第四歯車が第四歯車軸と連結され、前記第四歯車軸が前記下箱体と回転できるように連結され、前記第四歯車が前記第四歯車の左側に位置した第五歯車と噛み合っており、前記第五歯車が第五歯車軸と連結され、前記第五歯車軸が前記下箱体と回転できるように連結され、前記カウント溝の後端壁には前記第五歯車の後方に位置したねじりばねブロックが固定的に連結され、前記ねじりばねブロックの後端内壁にはねじりばねが固定的に連結され、前記ねじりばねのもう一端が前記第五歯車に固定的に連結され、前記第五歯車が前記第五歯車の左側に位置した第六歯車と噛み合っており、前記第六歯車が第六歯車軸と連結され、前記第六歯車軸が前記下箱体と回転できるように連結され、前記第六歯車の前端壁には前方に開口したラチェット溝が形成され、前記ラチェット溝の壁には前記第六歯車と回転できるように連結されたつめが設置され、前記ラチェット溝の後端壁にはラチェット軸が回転できるように連結され、前記ラチェット軸の中部にはラチェットが連結され、前記ラチェット軸の前端には第一プーリーが連結され、前記カウント溝の左部には前記下箱体と回転できるように連結された第一プーリー軸が設置され、前記第一プーリー軸の中部には第四プーリーが連結され、前記第四プーリーと前記第四プーリーの右側に位置した第一プーリーとが第二ベルトにより連結され、前記第一プーリー軸の前端には前記第四プーリーの前方に位置した第五プーリーが連結され、前記カウント溝の左端頂壁には上下に連通した投影溝が形成され、前記投影溝の中には投影機構が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【請求項3】
前記投影機構は、前記投影溝の中に設置され且つ前記第五プーリーの上方に位置した第六プーリーを含み、前記第六プーリーと前記第五プーリーとが第三ベルトにより連結され、前記第六プーリーの前端壁には左フィルム巻取り器が固定的に連結され、前記投影溝の右端壁には投影フィルム箱が設置され、前記投影フィルム箱の中には投影フィルム空間が設置され、前記投影フィルム空間の後端壁には右フィルム巻取り器が回転できるように設置され、前記右フィルム巻取り器と前記左フィルム巻取り器が投影フィルム棒により連結され、前記投影フィルム空間の左端壁には左右に連通した出口溝が形成され、前記出口溝が投影フィルム棒とスライドできるように連結され、前記投影フィルム箱左端壁の底部にはライト板が固定的に連結され、前記ライト板の頂壁には投影ライトが固定的に連結され、前記投影溝の頂端には投影スクリーンが設置されていることを特徴とする請求項2に記載の人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【請求項4】
前記ドア機構は、前後の前記上箱体の右端壁に形成され且つ右方に開口したドア溝を含み、前後の前記ドア溝の上下壁の間には前記上箱体と回転できるように連結されたドア軸が設置され、前後の前記ドア軸がドアと回転できるように連結され、前後の前記ドアの内壁の中部にはドアブロックが固定的に連結され、前後の前記ドアブロックの左端壁にはドア引き紐が固定的に連結され、前後の前記ドア引き紐の左端が前記スライドブロックの右端壁に固定的に連結され、前後の前記ドア溝の左端壁の外部にはドア板が固定的に連結され、前後の前記ドア板の内壁の右端にはドアばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【請求項5】
前記顔認識機構は、後側の前記スライドブロック溝の頂壁に形成され且つ下方に開口した上歯車溝を含み、前記上歯車溝の中には前記スライドブロックの頂壁に設置されたラックと噛み合った第七歯車が設置され、前記第七歯車が第七歯車軸と連結され、前記第七歯車軸が前記上箱体と回転できるように連結され、前記第七歯車軸の後端には前傘歯車が連結され、前記前傘歯車が前記前傘歯車の後方の後傘歯車と噛み合っており、前記後傘歯車が第八歯車軸と連結され、前記第八歯車軸が前記上箱体と回転できるように連結され、前記第八歯車軸の左端には第八歯車が連結され、前記スライドブロック溝の上方には前方に開口した顔認識溝が形成され、前記顔認識溝が前記上歯車溝の左側に位置しており、前記第八歯車が前記顔認識溝の中に位置しており、前記第八歯車は、前記第八歯車の上方に位置し且つ前記顔認識溝とスライドできるように連結された上スライドブロックの底壁に設置されたラックと噛み合っており、前記上スライドブロックの頂壁には顔認識器が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【請求項6】
前記踏み板ブロックが下方へスライドするときラチェットが回転しなく、前記踏み板ブロックが上方へスライドするときラチェットが回転することを特徴とする請求項2に記載の人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【請求項7】
投影フィルム棒には数字投影フィルムがあることを特徴とする請求項3に記載の人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はセキュリティ分野を取り上げて、具体的には人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置である。
【背景技術】
【0002】
セキュリティとは平安や安全を指し、現在、各国の警察は重要な人物や活動を保護することをセキュリティと呼んでおり、現在ではよく多くの人がセキュリティ意識を持つことになり、、防犯を強化するためにあらゆる場所でセキュリティが必要になり、
現在、ほとんどの工場、ビルなどには人の流れが多く、入る人が多すぎるため、人力で人数を数えることはしにくく、出入りする人の数をリアルタイムで監視できず、また、従業員以外の人が入ると大きな安全性リスクをもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第 100394454号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明が解決しようとする技術問題は人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置を提供し、人が多すぎるとリアルタイムで監視できず、従業員以外の人が入ることなどの問題を克服し、工場、ビルがより安全になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを通じて実現する。
【0006】
人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置は、下箱体を含み、前記下箱体の左部頂壁には上方に開口した踏み板溝が形成され、前記踏み板溝の底壁には踏み板ばねが固定的に連結され、前記踏み板ばねの頂端には前記踏み板溝とスライドできるように連結された踏み板が固定的に連結され、前記踏み板溝の底壁には上方に開口したU形溝が前後対称に形成され、前記U形溝の左側溝の中には踏み板ブロックがスライドできるように連結され、後側の前記踏み板ブロックの左端壁にはカウント機構が設置され、前後前記U形溝の底部溝の中は液圧液で満たされており、前後前記U形溝の右側溝の中には伝動ブロックがスライドできるように連結され、前後の前記U形溝の右側溝の頂壁には電磁石が固定的に設置され、前後前記U形溝の右側溝の右端壁には上方に開口した下歯車溝が形成され、前後前記下歯車溝の外端壁には前記下箱体と回転できるように連結された第一歯車軸が設置され、前後の前記第一歯車軸の内端には第一歯車が連結され、前後の前記第一歯車は、前記第一歯車の左側に位置し且つ伝動ブロックの右端壁に固定的に設置されたラックと噛み合うことができ、前後前記下歯車溝の前後壁の間には第二歯車軸が回転できるように連結され、前後の前記第二歯車軸の外部には前記第一歯車の右側に位置し且つ前記第一歯車と噛み合った第二歯車が連結され、前後の前記第二歯車軸には前記第二歯車の内側に位置した第二プーリーが連結され、前記下箱体の頂壁には上箱体が前後対称に固定的に設置され、前後の前記上箱体の底壁には下方に開口した中歯車溝が形成され、前記中歯車溝が前記下歯車溝の上方に位置しており、前後の前記中歯車溝の頂端の前後壁の間には第三歯車軸が回転できるように連結され、前後の前記第三歯車軸の外部には第三プーリーが連結され、前後の前記第三プーリーと前記第二プーリーが第一ベルトにより連結され、前後の前記第三歯車軸の内部には第三歯車が連結され、前後の前記中歯車溝の頂壁には左右に連通したスライドブロック溝が形成され、前後の前記スライドブロック溝の内部にはスライドブロックがスライドできるように連結され、前後の前記第三歯車は、前記第三歯車の上方に位置し且つ前記スライドブロックの底壁に固定的に設置されたラックと噛み合っており、前後の前記スライドブロックの右端にはドア機構が設置され、後側の前記スライドブロック溝の頂壁には顔認識機構が設置されている。
【0007】
優選的には、前記カウント機構は、後側の前記踏み板ブロックの左端壁に形成され且つ右方に開口したカウント溝を含み、後側の前記踏み板ブロックの左端には前記踏み板ブロックの左端壁に固定的に設置されたラックと噛み合った第四歯車と設置され、前記第四歯車が第四歯車軸と連結され、前記第四歯車軸が前記下箱体と回転できるように連結され、前記第四歯車が前記第四歯車の左側に位置した第五歯車と噛み合っており、前記第五歯車が第五歯車軸と連結され、前記第五歯車軸が前記下箱体と回転できるように連結され、前記カウント溝の後端壁には前記第五歯車の後方に位置したねじりばねブロックが固定的に連結され、前記ねじりばねブロックの後端内壁にはねじりばねが固定的に連結され、前記ねじりばねのもう一端が前記第五歯車に固定的に連結され、前記第五歯車が前記第五歯車の左側に位置した第六歯車と噛み合っており、前記第六歯車が第六歯車軸と連結され、前記第六歯車軸が前記下箱体と回転できるように連結され、前記第六歯車の前端壁には前方に開口したラチェット溝が形成され、前記ラチェット溝の壁には前記第六歯車と回転できるように連結されたつめが設置され、前記ラチェット溝の後端壁にはラチェット軸が回転できるように連結され、前記ラチェット軸の中部にはラチェットが連結され、前記ラチェット軸の前端には第一プーリーが連結され、前記カウント溝の左部には前記下箱体と回転できるように連結された第一プーリー軸が設置され、前記第一プーリー軸の中部には第四プーリーが連結され、前記第四プーリーと前記第四プーリーの右側に位置した第一プーリーとが第二ベルトにより連結され、前記第一プーリー軸の前端には前記第四プーリーの前方に位置した第五プーリーが連結され、前記カウント溝の左端頂壁には上下に連通した投影溝が形成され、前記投影溝の中には投影機構が設置されている。
【0008】
優選的には、前記投影機構は、前記投影溝の中に設置され且つ前記第五プーリーの上方に位置した第六プーリーを含み、前記第六プーリーと前記第五プーリーとが第三ベルトにより連結され、前記第六プーリーの前端壁には左フィルム巻取り器が固定的に連結され、前記投影溝の右端壁には投影フィルム箱が設置され、前記投影フィルム箱の中には投影フィルム空間が設置され、前記投影フィルム空間の後端壁には右フィルム巻取り器が回転できるように設置され、前記右フィルム巻取り器と前記左フィルム巻取り器が投影フィルム棒により連結され、前記投影フィルム空間の左端壁には左右に連通した出口溝が形成され、前記出口溝が投影フィルム棒とスライドできるように連結され、前記投影フィルム箱左端壁の底部にはライト板が固定的に連結され、前記ライト板の頂壁には投影ライトが固定的に連結され、前記投影溝の頂端には投影スクリーンが設置されている。
【0009】
優選的には、前記ドア機構は、前後の前記上箱体の右端壁に形成され且つ右方に開口したドア溝を含み、前後の前記ドア溝の上下壁の間には前記上箱体と回転できるように連結されたドア軸が設置され、前後の前記ドア軸がドアと回転できるように連結され、前後の前記ドアの内壁の中部にはドアブロックが固定的に連結され、前後の前記ドアブロックの左端壁にはドア引き紐が固定的に連結され、前後の前記ドア引き紐の左端が前記スライドブロックの右端壁に固定的に連結され、前後の前記ドア溝の左端壁の外部にはドア板が固定的に連結され、前後の前記ドア板の内壁の右端にはドアばねが固定的に連結されている。
【0010】
優選的には、前記顔認識機構は、後側の前記スライドブロック溝の頂壁に形成され且つ下方に開口した上歯車溝を含み、前記上歯車溝の中には前記スライドブロックの頂壁に設置されたラックと噛み合った第七歯車が設置され、前記第七歯車が第七歯車軸と連結され、前記第七歯車軸が前記上箱体と回転できるように連結され、前記第七歯車軸の後端には前傘歯車が連結され、前記前傘歯車が前記前傘歯車の後方の後傘歯車と噛み合っており、前記後傘歯車が第八歯車軸と連結され、前記第八歯車軸が前記上箱体と回転できるように連結され、前記第八歯車軸の左端には第八歯車が連結され、前記スライドブロック溝の上方には前方に開口した顔認識溝が形成され、前記顔認識溝が前記上歯車溝の左側に位置しており、前記第八歯車が前記顔認識溝の中に位置しており、前記第八歯車は、前記第八歯車の上方に位置し且つ前記顔認識溝とスライドできるように連結された上スライドブロックの底壁に設置されたラックと噛み合っており、前記上スライドブロックの頂壁には顔認識器が固定的に連結されている。
【0011】
優選的には、前記踏み板ブロックが下方へスライドするときラチェットが回転しなく、前記踏み板ブロックが上方へスライドするときラチェットが回転する。
【0012】
優選的には、投影フィルム棒には数字投影フィルムがある。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の有益的な効果は:本願発明は構造が簡単であり、操作が便利であり、モータが必要なく、人員が入るとき自動的にカウントおよび識別でき、その日の人員に対する安全検査に有利であり、カウント機構は、入り口を入る人員をカウントでき、人数が異常な場合は、数字で直感的にわかり、セキュリティ対策が強化され、顔認識機構は入場時に人の顔を識別し、誰も通過しないときに収納されて防塵でき、入り口セキュリティをより安全で信頼できるものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜6を参照し、人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置は、下箱体2を含み、前記下箱体2の左部頂壁には上方に開口した踏み板溝19が形成され、前記踏み板溝19の底壁には踏み板ばね20が固定的に連結され、前記踏み板ばね20の頂端には前記踏み板溝19とスライドできるように連結された踏み板3が固定的に連結され、前記踏み板溝19の底壁には上方に開口したU形溝32が前後対称に形成され、前記U形溝32の左側溝の中には踏み板ブロック31がスライドできるように連結され、後側の前記踏み板ブロック31の左端壁にはカウント機構が設置され、前後前記U形溝32の底部溝の中は液圧液で満たされており、前後前記U形溝32の右側溝の中には伝動ブロック33がスライドできるように連結され、前後の前記U形溝32の右側溝の頂壁には電磁石21が固定的に設置され、前後前記U形溝32の右側溝の右端壁には上方に開口した下歯車溝30が形成され、前後前記下歯車溝30の外端壁には前記下箱体2と回転できるように連結された第一歯車軸35が設置され、前後の前記第一歯車軸35の内端には第一歯車34が連結され、前後の前記第一歯車34は、前記第一歯車34の左側に位置し且つ伝動ブロックの右端壁に固定的に設置されたラックと噛み合うことができ、前後前記下歯車溝30の前後壁の間には第二歯車軸4が回転できるように連結され、前後の前記第二歯車軸4の外部には前記第一歯車34の右側に位置し且つ前記第一歯車34と噛み合った第二歯車36が連結され、前後の前記第二歯車軸4には前記第二歯車36の内側に位置した第二プーリー37が連結され、前記下箱体2の頂壁には上箱体10が前後対称に固定的に設置され、前後の前記上箱体10の底壁には下方に開口した中歯車溝12が形成され、前記中歯車溝12が前記下歯車溝30の上方に位置しており、前後の前記中歯車溝12の頂端の前後壁の間には第三歯車軸14が回転できるように連結され、前後の前記第三歯車軸14の外部には第三プーリー15が連結され、前後の前記第三プーリー15と前記第二プーリー37が第一ベルト27により連結され、前後の前記第三歯車軸14の内部には第三歯車13が連結され、前後の前記中歯車溝12の頂壁には左右に連通したスライドブロック溝11が形成され、前後の前記スライドブロック溝11の内部にはスライドブロック16がスライドできるように連結され、前後の前記第三歯車13は、前記第三歯車13の上方に位置し且つ前記スライドブロック16の底壁に固定的に設置されたラックと噛み合っており、前後の前記スライドブロック16の右端にはドア機構が設置され、後側の前記スライドブロック溝11の頂壁には顔認識機構が設置されている。
【0017】
有益的には、前記カウント機構は、後側の前記踏み板ブロック31の左端壁に形成され且つ右方に開口したカウント溝45を含み、後側の前記踏み板ブロック31の左端には前記踏み板ブロック31の左端壁に固定的に設置されたラックと噛み合った第四歯車56と設置され、前記第四歯車56が第四歯車軸55と連結され、前記第四歯車軸55が前記下箱体2と回転できるように連結され、前記第四歯車56が前記第四歯車56の左側に位置した第五歯車57と噛み合っており、前記第五歯車57が第五歯車軸58と連結され、前記第五歯車軸58が前記下箱体2と回転できるように連結され、前記カウント溝45の後端壁には前記第五歯車57の後方に位置したねじりばねブロック60が固定的に連結され、前記ねじりばねブロック60の後端内壁にはねじりばね59が固定的に連結され、前記ねじりばね59のもう一端が前記第五歯車57に固定的に連結され、前記第五歯車57が前記第五歯車57の左側に位置した第六歯車50と噛み合っており、前記第六歯車50が第六歯車軸80と連結され、前記第六歯車軸80が前記下箱体2と回転できるように連結され、前記第六歯車50の前端壁には前方に開口したラチェット溝67が形成され、前記ラチェット溝67の壁には前記第六歯車50と回転できるように連結されたつめ68が設置され、前記ラチェット溝67の後端壁にはラチェット軸53が回転できるように連結され、前記ラチェット軸53の中部にはラチェット51が連結され、前記ラチェット軸53の前端には第一プーリー52が連結され、前記カウント溝45の左部には前記下箱体2と回転できるように連結された第一プーリー軸47が設置され、前記第一プーリー軸47の中部には第四プーリー48が連結され、前記第四プーリー48と前記第四プーリー48の右側に位置した第一プーリー52とが第二ベルト49により連結され、前記第一プーリー軸47の前端には前記第四プーリー48の前方に位置した第五プーリー46が連結され、前記カウント溝45の左端頂壁には上下に連通した投影溝44が形成され、前記投影溝44の中には投影機構が設置されている。
【0018】
有益的には、前記投影機構は、前記投影溝44の中に設置され且つ前記第五プーリー46の上方に位置した第六プーリー42を含み、前記第六プーリー42と前記第五プーリー46とが第三ベルト43により連結され、前記第六プーリー42の前端壁には左フィルム巻取り器41が固定的に連結され、前記投影溝44の右端壁には投影フィルム箱62が設置され、前記投影フィルム箱62の中には投影フィルム空間70が設置され、前記投影フィルム空間70の後端壁には右フィルム巻取り器61が回転できるように設置され、前記右フィルム巻取り器61と前記左フィルム巻取り器41が投影フィルム棒40により連結され、前記投影フィルム空間70の左端壁には左右に連通した出口溝69が形成され、前記出口溝69が投影フィルム棒40とスライドできるように連結され、前記投影フィルム箱62左端壁の底部にはライト板63が固定的に連結され、前記ライト板63の頂壁には投影ライト64が固定的に連結され、前記投影溝44の頂端には投影スクリーン39が設置されている。
【0019】
有益的には、前記ドア機構は、前後の前記上箱体10の右端壁に形成され且つ右方に開口したドア溝17を含み、前後の前記ドア溝17の上下壁の間には前記上箱体10と回転できるように連結されたドア軸5が設置され、前後の前記ドア軸5がドア7と回転できるように連結され、前後の前記ドア7の内壁の中部にはドアブロック8が固定的に連結され、前後の前記ドアブロック8の左端壁にはドア引き紐18が固定的に連結され、前後の前記ドア引き紐18の左端が前記スライドブロック16の右端壁に固定的に連結され、前後の前記ドア溝17の左端壁の外部にはドア板6が固定的に連結され、前後の前記ドア板6の内壁の右端にはドアばね9が固定的に連結されている。
【0020】
有益的には、前記顔認識機構は、後側の前記スライドブロック溝11の頂壁に形成され且つ下方に開口した上歯車溝28を含み、前記上歯車溝28の中には前記スライドブロック16の頂壁に設置されたラックと噛み合った第七歯車29が設置され、前記第七歯車29が第七歯車軸30と連結され、前記第七歯車軸30が前記上箱体10と回転できるように連結され、前記第七歯車軸30の後端には前傘歯車65が連結され、前記前傘歯車65が前記前傘歯車65の後方の後傘歯車66と噛み合っており、前記後傘歯車66が第八歯車軸22と連結され、前記第八歯車軸22が前記上箱体10と回転できるように連結され、前記第八歯車軸22の左端には第八歯車23が連結され、前記スライドブロック溝11の上方には前方に開口した顔認識溝26が形成され、前記顔認識溝26が前記上歯車溝28の左側に位置しており、前記第八歯車23が前記顔認識溝26の中に位置しており、前記第八歯車23は、前記第八歯車23の上方に位置し且つ前記顔認識溝26とスライドできるように連結された上スライドブロック24の底壁に設置されたラックと噛み合っており、前記上スライドブロック24の頂壁には顔認識器25が固定的に連結されている。
【0021】
有益的には、前記踏み板ブロック31が下方へスライドするときラチェットが回転しなく、前記踏み板ブロック31が上方へスライドするときラチェットが回転する。
【0022】
有益的には、投影フィルム棒40には数字投影フィルムがある。
【0023】
初期状態では、前記踏み板ばね20と、前記ねじりばね59及び前記ドアばね9がいずれも自然状態にあり、前記踏み板ブロック31が一番上端にあり、前記伝動ブロック33が一番下端にあり、前記スライドブロック16が最右端にあり、前記上スライドブロック24が最後端にある。
【0024】
本願発明全体の機械動作の流れ:
1.人が踏み板3を踏み、踏み板3が重力作用により下方へスライドし、これにより踏み板ブロック31を下方へスライドさせ、これにより第四歯車56を回転させ、これにより第五歯車57を回転させ、これによりねじりばね59をねじり、踏み板ブロック31が下方へスライドして伝動ブロック33を上方へスライドさせ、これにより第一歯車34を回転させ、これにより第二歯車36を回転させ、これにより第二歯車軸4を回転させ、これにより第二プーリー37を回転させ、これにより第一ベルト27を伝動させ、これにより第三プーリー15を回転させ、これにより第三歯車軸14を回転させ、これにより第三歯車13を回転させ、これによりスライドブロック16を左方へスライドさせ、これによりドア引き紐18を左方へ移動させ、これによりドア7がドア軸5を中心として回転し、これにより前後の二つのドア7を閉める。
2.後側のスライドブロック16が左方へスライドし、これにより第七歯車29を回転させ、これにより第七歯車軸30を回転させ、これにより前傘歯車65を回転させ、これにより後傘歯車66を回転させ、これにより第八歯車軸22を回転させ、これにより第八歯車23を回転させ、これにより上スライドブロック24を前方へスライドさせ、これにより顔認識器25を上箱体10から離れるように前方へ移動させて顔を認識させ、認識できない場合は電磁石21を通電させてドア7の閉め状態を維持し、認識できる場合は続けて後の動作を行う。
3.人が踏み板3から離れ、これにより踏み板3が踏み板ばね20の復帰作用により上方へスライドし、これにより踏み板ブロック31を上方へスライドさせ、これにより第四歯車56を反転させ、これにより第五歯車57がねじりばね59の復帰作用により逆回転して第六歯車50を逆回転させ、これによりつめ68がラチェット51を回転させ、これによりラチェット軸53を回転させ、これにより第一プーリー52を回転させ、これにより第二ベルト49を伝動させ、これにより第四プーリー48を回転させ、これにより第一プーリー軸47を回転させ、これにより第五プーリー46を回転させ、これにより第三ベルト43を伝動させ、これにより第六プーリー42を回転させ、これにより左フィルム巻取り器41を回転させ、これにより投影フィルム棒40を左方へスライドさせて一つの数字を増加させ、これにより投影ライト64が投影フィルムを投影スクリーン39に投影し表示する。
4.本願発明を復帰させるとき、人が踏み板3から離れ、これにより踏み板3が踏み板ばね20の復帰作用により上方へスライドし、これにより踏み板ブロック31を上方へスライドさせ、これにより伝動ブロック33を下方へスライドさせ、これにより第一歯車34を反転させ、これにより第二歯車36を反転させ、これにより第二歯車軸4を反転させ、これにより第二プーリー37を反転させ、これにより第一ベルト27を伝動させ、これにより第三プーリー15を反転させ、これにより第三歯車軸14を反転させ、これにより第三歯車13を反転させ、これによりスライドブロック16を右方へスライドさせ、これによりドア引き紐18を緩め、これによりドア7がドアばね9の復帰作用によりドア軸5を中心として反転し、これにより前後二つのドア7を開け、後側のスライドブロック16が右方へスライドし、これにより第七歯車29を反転させ、これにより第七歯車軸30を反転させ、これにより前傘歯車65を反転させ、これにより後傘歯車66を反転させ、これにより第八歯車軸22を反転させ、これにより第八歯車23を反転させ、これにより上スライドブロック24を後ろへスライドさせ、これにより顔認識器25が後ろへ移動して上箱体10の中に戻り、本願発明が復帰を完成する。
【0025】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、しかし本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】 (修正有)
【課題】本発明は人が入ることを識別及びカウントするセキュリティ装置を提供する。
【解決手段】下箱体を含み、前記下箱体2の左部頂壁には上方に開口した踏み板溝19が形成され、踏み板溝19の底壁には踏み板ばね20が固定的に連結され、踏み板ばね20の頂端には踏み板溝19とスライドできるように連結された踏み板3が固定的に連結され、踏み板溝19の底壁には上方に開口したU形溝32が前後対称に形成され、U形溝32の左側溝の中には踏み板ブロック31がスライドできるように連結され、後側の踏み板ブロック31の左端壁にはカウント機構が設置され、U形溝32の底部溝の中は液圧液で満たされており、U形溝32の右側溝の中には伝動ブロック33がスライドできるように連結されている。
【選択図】
図2