(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
空間に架け渡された梁又は空間に設けられた柱等に、専用の取り付け器具が用意されてない照明機器、監視カメラそして警告灯等や収納箱、棚そして展示棚等の製品を取り付けようとした場合、市販の取り付け金具を選んで使かって取り付けるか、これら製品をタッピングネジ等で直接取り付けてしまうのが一般的な取り付け方と思われる。
【0006】
しかし取り付けたこれらの製品が後日撤去されることが決まっている時など梁又は柱等に、タッピングネジ等を使って取り付けた穴跡が残るのを嫌い、取り付けた穴跡が残らない方法がないか等と考える。
【0007】
又は、取り付けたこれらの製品を増設などのため後日少し移動する必要があることがわかりタッピングネジ等を取り外しそしてこれらの製品を移動しタッピングネジ等で再度の取り付けを行う時など何とかスムーズに移動ができタッピングネジ等の取り付け穴跡が残らない取り付け方法がないか等と考える。
【0008】
それから、梁又は柱そしてポール等の形状が極端に細い場合や、円筒形等の場合そして材質が非常に硬い等のためこれらの製品を梁又は柱そしてポール等に止められずそして適切な市販取り付け金具等を入手できないため止められないと思う場合など、梁又は柱そしてポール等にこれらの製品を括り付ける方法がないか等と考える。
【0009】
そのためこれらの製品を梁又は柱等にネジ穴跡を付けることなく取り付けることができ、これらの製品を梁又は柱そしてポール等に取り付けた後でも多少の移動が容易にできるものであり、そして梁又は柱そしてポール等の材質や形状がこれらの製品の取れ付けを左右することが少なくない取り付け器具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
照明機器、監視カメラそして警告灯等の製品を梁又は柱そしてポール等に取り付けようとした時、極めて製品としての使い方が限定的で決まっているもの以外、重力の影響などを考えれば水平面の板に製品を取り付けるのがより容易いである取り付けと思われる。当然、製品を水平面の板に取り付けるには穴を開けたり、タッピングネジ等で止めたり、そして接着等したりすることが必要かもしれない。
【0011】
この水平面の板に製品を取り付けた状態において根元土台の部分を箱等の形で切り取ったものを製品が台座に適切に取り付けができているものとして製品と製品の台座の箱状のものと呼ぶ事にする。
【0012】
この製品と製品の台座の箱状のものに課題を解決するための手段を施す場合と、それから、収納箱、棚そして展示棚等を梁又は柱そしてポール等に取り付けようとした時、これら、収納箱、棚そして展示棚等の製品について使用する向き、強度等を考えてこれらの製品に直接課題を解決するための手段を施す場合とが、 それぞれあると思われる。
【0013】
製品と製品の台座の箱状のものに、またはこれらの製品に直接それぞれの課題を解決するための手段を施す手段は、同じ手段であるため課題を解決するための手段として製品と製品の台座の箱状のものに対する手段を示す。
【0014】
例として
図2アルミ棒単一品でできた細長いものの様に又は、
図3ワイヤー単一でできた細長いものの様に単一品でできた細長いものが母体となる梁又は柱そしてポール等に少しの隙間を持って巻き付けられている状態等を、又は例として
図4アルミ棒とアルミL字アングルの複合品でできた細長いものの様に複合品でできた細いものが母体となる梁又は柱そしてポール等に少しの隙間を持って沿わせてある状態等をそれぞれに示す。
【0015】
そして、これらの細長いものは、後で説明するところの
図5本発明の取り付け器具の原理構造図における移動可能板3とホルダー上部部分5とで、細長いものを挟み込んだ様子24の様に細長いものの取り付ける所の一部部分か又は全部の場所で挟み込むことが可能な太さになっている細長いもの20である。
【0016】
移動可能板3とホルダー上部部分5とで、細長いものの取り付ける場所の一部部分か又は全部の場所で挟み込こむことが可能な太さになっている細長いもの20で、母体となる梁又は柱そしてポール等の母体面に平行に横たえていて
図2の様に又は、
図3の様に少しの隙間を持って巻き付ける等している又は
図4の様に少しの隙間を持って沿わせる等している細長いもの等を、これからは細長いもの20と呼ぶことにする。
【0017】
図5に示す細長いもの20は、これら製品を取り付けようとする個所に移動可能板3を挿入できる少しの隙間を持っていて何らかの方法で母体28に確りと十二分に強固に取り付けてあるものである。
【0018】
ここでは、母体28として梁又は柱そしてポール等を例として挙げ、細長いもの20を母体28である梁又は柱そしてポール等の外周に少しの隙間を持って巻き付けるか又は外周に少しの隙間を持って沿わせるかして母体28にしっかりと十二分に強固に取り付けてある細長いもの20を使って課題を解決するための手段を示す。
【0019】
照明機器、監視カメラそして警告灯等の製品19と製品の台座の箱状のもの26に後で説明するところの本発明の取り付け器具を適切に取り付けたものを製品と台座を含む箱状のものの例として
図6製品と台座を含む箱状のものを示す。今後、
図6に示すものを製品と台座を含む箱状のもの53と呼ぶ。
【0020】
単一品でできた又は複合品でできた細長いもの20等は、取り付けられる製品と台座を含む箱状のもの53の重量よりもはるかに大きな力で引っ張ってもちぎれることもなく十二分に製品と台座を含む箱状のもの53を支えるのに耐えられるものである。
【0021】
製品と製品の台座の箱状のもの26に適切に取り付けてある本発明の取り付け器具25のわかりやすく動作説明行うための図を
図5本発明の取り付け器具の原理構造図に示す。
【0022】
本発明の取り付け器具25には、
図5の図に示す様に取れ付けホルダーにはホルダー上部部分5とホルダー脇部部分1があり、ホルダー脇部部分1で製品と製品の台座の箱状のもの26と適切に取り付けている。
【0023】
ホルダー上部部分5には雄ネジ4の軸の径より少し大きな径の穴で雄ネジの頭21が決して抜け出ることのない穴が開けられている。そして、ホルダー上部部分5の母体28側にこの雄ネジ4に合う雌ネジの穴を持つ移動可能板3があり雄ネジ4はホルダー上部部分5の雄ネジ4の軸の径より少し大きな径の穴で雄ネジの頭21が決して抜け出ることのない穴を通ってから移動可能板3の雌ネジの穴を通って製品の台座の箱状のものの底面29の位置より少し下まで達する様にし、雄ネジの先端23が母体28にほぼ垂直に達する様に設定してある。
【0024】
雄ネジの頭21を右回しに締めると移動可能板3はホルダー上部部分5の方に移動し、雄ネジの頭21を左回しに緩めると移動可能板3は製品の台座の箱状のものの底面29の位置の方に動く。そしてこの移動可能板3の位置を製品の台座の箱状のものの底面29の位置により近くに設定しておく。この雄ネジ4と移動可能板3の関係は、ネジ軸とトラベリングナットの関係でネジジャッキを形成している。
【0025】
図5において、細長いもの20が母体28となる梁又は柱そしてポール等に少しの隙間を持って巻き付けて又は少しの隙間を持ち沿って付つけてあり、製品の台座の箱状のものの底面29の位置により近くに設定してある本発明の取り付け器具25の移動可能板3をこの少しの隙間に挿入させ細長いもの20を移動可能板3に乗せ、そして雄ネジの頭21を締めて移動可能板3をホルダー上部部分5の方に移動させ、母体28としての梁又は柱そしてポール等から細長いもの20を引き離している状態である。
【0026】
そしてこの母体28としての梁又は柱そしてポール等から細長いもの20を引き離する力に対して細長いもの20が引き離されまいとする力により発生した張力で雄ネジ4が通っている雌ネジの穴を持つ移動可能板3が雄ネジの頭21を締める前の位置に戻らないため雄ネジの先端23が母体28としての梁又は柱そしてポール等にほぼ垂直に押し付けられた状態になっている。
【0027】
もしも雄ネジの頭21から雄ネジの先端23までの長さがホルダー上部部分5から製品の台座の箱状のものの底面29までの長さより短く、雄ネジの先端23が製品の台座の箱状のものの底面29の下まで達しない場合は、製品の台座の箱状のものの底面29が母体28となる梁又は柱そしてポール等に押し付けられる様になる。これはホルダー上部部分5の穴が雄ネジの頭21を通さないため、雄ネジの頭21を締められることは、細長いもの20を乗せている移動可能板3とホルダー上部部分5の距離が短くなっていることである。
【0028】
このことは、細長いもの20について考えると細長いもの20と製品の台座の箱状のものの底面29との距離が長くなっている事であり、母体28としての梁又は柱そしてポール等から細長いもの20が引き離なされていることである。当然そのため、細長いもの20はが引き離されまいとする力により発生した張力で雄ネジ21を締め付ける前の位置に戻ろうとしても、雄ネジ21についている移動可能板3が元に戻らないため製品の台座の箱状のものの底面29が押し付けられる様になる。
【0029】
製品と製品の台座の箱状のもの26のどの位置に本発明の取り付け器具25を取り付けるか又は雄ネジ4の長さをどの様に選ぶかにより製品の台座の箱状のものの底面29を母体28に押し付けるのか又は、雄ネジの先端23を押し付けるのか等を設定することができる。また、設定をすることにより、設置するところの母体28の形状が大きく雄ネジの先端23が必ず設置できる時には雄ネジの先端23が押し付けられるようになり、母体28の形状が円柱で径が小さいため雄ネジの先端23が必ず設置できない時には、製品の台座の箱状のものの底面29を母体28に押し付ける様にすることも出来る。
【0030】
図5に示す状況で移動可能板3を細長いもの20の少しの隙間に挿入し細長いもの20を乗せ、ホルダーの上部部分5の方に少し動かした時よりホルダー上部部分5の方により近くまでより大きな移動をした方が、雄ネジの先端23が母体28に押し付ける力は大きくなる。
【0031】
隙間の大きさは、雄ネジの頭21を締めたり、緩めたり調節して母体の近くまで移動させた移動可能板3を挿入できる少しの隙間であり、移動可能板3の挿入位置からホルダー上部部分5の方に移動させた時の移動可能板3から製品の台座の箱状のものの底面29までの距離は細長いもの20が発生する張力が雄ネジの先端23又は製品の台座の箱状のものの底面29を母体に押し付ける力に比例する。
【0032】
これらの事は、雄ネジの頭21を締めたり、緩めたり又は、雄ネジの長さをそして製品と製品の台座の箱状のもの26おける本発明の取り付け器具の取り付け位置等を調節設定することにより雄ネジの先端23を又は、製品の台座の箱状のものの底面29等を母体28に押し付ける力の量を調節することができるため、デリケートな母体、例えば植木とか発泡スチロールなどの造形品等に適した押し付ける力の量を選ぶことができる。このため、通常の取り付け方で、よりデリケートな母体28に障害を与えることなく製品と台座を含む箱状のもの53を固定し設置できる可能性がある。
【0033】
ホルダー上部部分5と雄ネジの頭21との関係は、ホルダー上部部分5に雄ネジ4の軸の径より少し大きな穴で雄ネジの頭21が決して抜け出ることのない穴を雄ネジ4のネジ軸は通っているだけである。そのためホルダー上部部分5のこの雄ネジ4の軸の径より少し大きな穴は移動可能板3の雌ネジの穴を通している移動可能板3を雄ネジ4のネジ軸に沿って移動させるのに何ら邪魔にはならない。
【0034】
それにより、移動可能板3に雌ネジの穴を複数作ってこれに対応したホルダー上部部分5にこの雄ネジ4の軸の径より少し大きな穴を複数作り、その穴それぞれに雄ネジの頭21を締めたり、緩めたりすることによりそれぞれの雄ネジ4が移動可能板3をそれぞれの雄ネジ4のネジ軸に沿ってそれぞれ移動させることが可能である。このことは、一枚の移動可能板3に複数のネジジャッキを形成できることである。
【0035】
雄ネジの頭21を締め付け細長いもの20が持つ剛性力及び張力が許す限り母体面に平行に横たえている細長いもの20を移動可能板3で母体28から引き離し雄ネジの頭21がホルダー上部部分5を強く押さえ、ホルダー上部部分5と移動可能板3とで細長いもの20を強く挟み込み固定することは、細長いもの20の張力を雄ネジの先端23等ですべて受け雄ネジの先端23が安定してほぼ垂直に母体28を押し付けて固定していることである。
【0036】
雄ネジの先端23等が母体28を押し付けて固定され、安定して雄ネジの先端23が母体28に取り付いている状態を崩す要因は、雄ネジの先端23等が母体28に押し付けられている状態を保つことができる母体28との角度の範囲を超えて雄ネジ4が傾いてしまうこと、それから、何かのショックで移動可能板3に乗っている細長いもの20が移動可能板3から外れてしまうことなどが挙げられる。
【0037】
しかしこれらの崩す要因は、
図5からもわかる様に本発明の取り付け器具25のホルダー脇部部分1を通して製品と製品の台座の箱状のもの26が取り付いているため製品の台座の箱状のものの底面29が母体面と近接して平行である限り異常な角度になることは考え難い、それから雄ネジと移動可能板とは、ネジジャッキを形成している内容で雄ネジ4が雌ネジの穴を通されている移動可能板3のある程度の面積と雄ネジの頭21で強く押さえられているホルダー上部部分5のある程度の面積とで細長いもの20を、強く挟み込み固定している状況で単なる一時的ショックで移動可能板3から細長いもの20が外れることは考え難いと考える。
【0038】
これらのことより移動可能板3、移動可能板3を通しての雄ネジ4、細長いもの20、ホルダー上部部分5とホルダー脇部部分1、製品と製品の台座の箱状のもの26、そして母体が安定的に一体化されていると考える。この事は、製品と製品の台座の箱状のもの26が細長いもの20と本発明の取り付け器具25によって母体28にしっかり取り付けられていると言える。
【0039】
そして雄ネジの頭21とホルダー上部部分5と移動可能板3で挟み込み強く固定されている状態を、さらに強く補強しようとするならば、細長いもの20のほぼ真上の位置のホルダー上部部分5に、止めネジ用雌ネジ穴6を開けているので、その止めネジ用雌ネジ穴6に止めネジを入れて強く締め固定しさらに一体化が強化することができる。
【0040】
また、細長いもの20の剛性力及び張力が許さなかったため又は、雄ネジの先端23の母体28に押し付ける力の量を制御するため等に細長いもの20を移動可能板3とホルダー上部部分5で強く挟み込み固定できなかった場合、雄ネジの頭21でホルダー上部部分5を強く押さえる様に締めこんだ状態でホルダー上部部分5が直接押さえる代わりに、細長いもの20のほぼ真上の位置のホルダー上部部分5に止めネジ用雌ネジ穴を開けているので、その止めネジ用雌ネジ穴に止めネジを入れて強く締め固定する。
【0041】
この事は、止めネジを通したホルダー上部部分5と雄ネジを通した雌ネジの穴を持つ移動可能板3とで細長いもの20を強く挟み込み固定することになる。このことによって雄ネジの頭21でホルダー上部部分5を強く押すことと同じになり、ホルダー上部部分と細長いもの20の関係は止めネジを使うことにより一体化される。これは、製品と製品の台座の箱状のもの26は、母体にしっかり取り付けられたと言うことだと考える。
【0042】
雄ネジの頭21、移動可能板3とホルダー上部部分5とで細長いもの20を挟み込み固定することができることは、本発明の取り付け器具25を使うことにより母体のどの面でも細長いもの20に張力を発生させられれば母体28に雄ネジの先端23又は製品の台座の箱状のものの底面29等を押し付けられることができる。そしてホルダー上部部分5と移動可能板3により細長いもの20を挟み込み固定できているため製品と台座を含む箱状のものの重さを母体28のどの面でも細長いもの20により支えられる。このため母体28である梁又は柱そしてポール等のどの面でも細長いもの20と本発明である取り付け器具25を使うことにより製品と製品の台座の箱状のもの26を母体28のどの面にも固定し設置することができる。
【0043】
これらのことは、タッピングネジ等を使用していないため製品と台座を含む箱状のものを母体28である柱、梁そしてポール等のどの面においてもネジ穴跡を付けることなく取り付けられることである。
【0044】
また、細長いもの20が少しの隙間を持って巻き付けられ又は沿わせられているため製品と台座を含む箱状のもの53を本発明の取り付け器具25の移動可能板3を隙間に挿入させたところまで下げることにより雄ネジの先端23又は製品の台座の箱状のものの底面等が母体28である梁または柱そしてポール等に押し付ける力が無くなるため取り付けた後でもそのまま母体28に沿って多少の移動が容易にできる。
【0045】
そして製品と台座を含む箱状のもの53を母体28である柱、梁そしてポール等に穴を開けたりする加工をしないで巻き付けた又は沿わせた細長いもの20を移動可能板3が母体28から引き離し張力を発生させそして雄ネジの先端23が母体28を押し付け母体28に固定し設置できる。そして母体28の面積が小さく雄ネジの先端23が安定して母体を押し付けられない時、又は母体がデリケートである時、製品の台座の箱状のものの底面を母体28に押し付けて尚且つ押し付ける力も調整した状態で母体28に固定し設置できるため、母体の材質や形状が製品と台座を含む箱状のもの53を母体28に固定し設置することを左右する範囲は市販の取り付け器具に比べて少ないと考える。
【0046】
以上これらのことより、細長いもの20を使った本発明の取り付け器具25は、照明機器、監視カメラそして警告灯等の製品の形状、重さを支える台座の大半のものを母体28に固定し設置できると考える。また、収納箱、棚そして展示棚等の製品についても本発明の取り付け器具25を適切な箇所に適切に直接取り付けて細長いもの20を使って使えば、大半のものを母体28に固定し設置できると考える。
【発明の効果】
【0047】
細長いもの20と本発明の取り付け器具25を使かって張力を発生させられれば、母体28である梁又は柱そしてポール等のどの面にも製品と台座を含む箱状のもの53を取り付け設置できる。
【0048】
ホルダー上部部分5と移動可能板3で金属の棒又はワイヤー等を強く挟み込み固定でき、止めネジを使うことにより更に強く補強した状態にできるので、金属の棒又はワイヤー等が単独で空間に架け渡され縦又は横に張られている場合でも金属の棒又はワイヤー等に製品と台座を含む箱状のものを強く固定し設置できる。
【0049】
母体28である梁又は柱そしてポール等に細長いもの20と本発明の取り付け器具25使って製品と製品の台座の箱状のもの26を固定し設置できるためタッピングネジ等を使わないので固定し設置できるのでネジ穴を母体に設けることはない。
【0050】
製品と台座を含む箱状のもの53が取り付いている状態で細長いもの20が少しの隙間を持って巻き付けられ又は沿わせられているための本発明の取り付け器具25の雄ネジの頭21を緩めて雄ネジの先端23等の母体への押し付けが無くなる様にすることで取り付けた後でもそのまま母体28にそって製品と台座を含む箱状のもの53の多少の移動が容易にできる。
【0051】
設定をすることにより、設置するところの母体28の形状が大きく雄ネジの先端23が必ず設置できる時には雄ネジの先端23が押し付けられるようになり、母体28の形状が円柱で径が小さいため雄ネジの先端23が必ず設置できない時には、製品の台座の箱状のものの底面29が母体28に押し付けられる様にすることも出来る。このため母体28の材質や形状により母体28に固定し設置できなくなる条件の範囲は狭い。
【0052】
この細長いもの20をこの母体28である梁又は柱そしてポール等に
図2、
図3の様に少し隙間を持って巻き付ける又は
図3の様に沿わせることを行うことは、さほど難しいものではなく、
図6製品と台座を含む箱状のものの様に本発明の取り付け器具25の移動可能板を少しの隙間に挿入させることは易いであり、その後の作業も既定の単純作業であるため本発明の取り付け器具25の取り付け作業は簡単であると言える。
【0053】
製品と製品の台座の箱状のもの26のどの位置に本発明の取り付け器具25を取り付けるか又は本発明の取り付け器具25の雄ネジ21の長さを選べば細長いもの20による張力を制御でき雄ネジの先端23等に加わる力の度合も選べる。そのため今まで簡単にできなかったデリケートな母体等に製品と台座を含む箱状のもの26を簡単に固定し設置できる可能性が高い。
【0054】
母体28である梁又は柱そしてポール等の取り付け面に段差があったとしても本発明の取り付け器具25の雄ネジ21の長さを選べば、母体28である梁又は柱そしてポール等の段差のある取り付け面を雄ネジの長さで調節して設定した平行面で安定に固定した設置ができる。
【0055】
本発明の取り付け器具25を2個
図7本発明の取り付け器具2つを直接接続したものの様に直接接続して
図8本発明の取り付け器具2つを直接接続したものの使用例に示す様に一方の本発明の取り付け器具32には例えば梁に梁の細長いもの27を使って取り付けもう一方の本発明の取り付け器具32にはこれも棚の細長いもの31を巻き付けてある棚33を取り付ければ振り子運動又はゆるみ等なしで安定してそれでいて簡単にしっかり取り付けられる。この様に組み合わせ方と使い方等を考えれば使い方の応用範囲は広くなる。
【発明を実施するための形態】
【0057】
ここでは、発明を実施するための数多くの形態の中の一例を取って説明するものである。本発明を実施する一例として、
図1の様な本発明の取り付け器具例に示すものを用意する。本発明の取り付け器具25は、金属等の材質でできているコの字型部分のホルダーと移動可能板3そして雄ネジ4 4本からできている。
【0058】
図1に示す様にホルダー上部部分5とホルダー低部部分2の間には、4本の雄ネジ4により支えられ上下に移動する移動可能板部分3がある。
【0059】
図1に示す様にホルダーをコの字型にしてあるのは、雄ネジ4のネジ軸が通るホルダー上部部分5の穴は雄ネジのネジ軸の径より少し大きい径に成っている。ホルダー上部部分5だけに穴がありこの穴だけが雄ネジ4のネジ軸受けと成っている場合、移動可動板3を移動させ細長いもの20が移動可能板3に極端に傾いて当たる当たり方をした時等、又は製品取り付け台座に異常な力がかかって全体が一瞬移動した時等、移動可能板に予期せぬ方向の力がかかりホルダー上部部分5を又は、移動可能板3を破損してしまう可能性がある。そして、また、
図1のホルダー底部部分2ない状態のために雄ネジ4を横に曲げようとする何らかの力が直接雄ネジ4に加わってしまって雄ネジが曲がってしまい移動可能板が動けなくなる等の可能性もある。
【0060】
そのためホルダーをコの字型にして雄ネジ4のネジ軸がホルダー上部部分5とホルダー底部部分2に雄ネジのネジ軸の径より少し大きい径の穴を対向して開け、このそれぞれの穴が移動可能板3を挟む様に配置し、雄ネジのネジ軸受け穴を一対の2か所にし、移動可能板に予期せぬ方向の力が掛っても雄ネジのネジ軸のズレを最小限に成る様にし、できるだけ破損から本発明の取り付け器具を保護する様にした。
【0061】
雄ネジ4本使用しているのは、この雄ネジ1本と移動可能板の関係は、ネジ軸とトラベリングナットの関係で1か所のネジジャッキを形成している。そのため移動可能板一枚に対して雄ネジ4本であるから移動可能板の細長いもの20を母体28から引き離す力は単純に考えて雄ネジ一本に対するものの4倍の力を発生させることができることになる。又そのことは移動可能板の雌ネジの穴1個所における負荷の軽減にもなり、細長いもの20をホルダー上部部分5と移動可能板3で挟み込む加圧力の向上にもなっている。
【0062】
4本の雄ネジ4の長さは、細長いもの20の剛性力及び張力は雄ネジの先端23等への押し付け力を制御するための大きな手段である。ここでは雄ネジの長さをコの字型部分の平行に対峙するホルダー上部部分とホルダー低部部分の間の距離より少し長く設定してし、ホルダー上部部分に雄ネジの頭を接触させた時ホルダー低部部分から下に雄ネジの先端が少しはみ出る様にしている。
【0063】
この雄ネジの頭21を右に回して締めると移動可能板は取り付けホルダー上部部分の方に移動し、雄ネジの頭21を左に回して緩めると移動可能板はホルダー低部部分の方に移動させることができる。
【0064】
さらに
図1に示すようにホルダー上部部分5に止めネジをはめ込こむための止めネジ用雌ネジ穴6を3か所設けてある。これらの止めネジ用雌ネジ穴6は、コの字部分の奥の雄ネジと手前の雄ネジと向かい合う雄ネジの内間隔を4分割するように設けてある。
【実施例1】
【0065】
実施例1として本発明の取り付け器具による数多くの取り付ける場所に、数多くの取り付けるものを数多くの取り付け方で取り付けることができるが、ここでは
図9に示す様に製品と台座を含む箱状のもの53を梁16にアルミ棒14とLアングル13を使って取り付ける例を示す。
【0066】
両端に雄ネジの溝が切られているアルミ棒を梁に少し隙間を持たせ折り曲げて沿わせられるものと雄ネジ溝を持つアルミ棒を差し込むことができる穴を持つアルミLアングルとで梁を囲みボルトで締めて動かない様にした。折り曲げたアルミ棒とアルミLアングルの複合品を組み合わせられる様にした。そして梁に沿い滑らせ少し動かせる様にボルト15の締めを調節して梁に取り付けた。
【0067】
図9本発明の取り付け器具のための複合品でできた細長いものに示す様にアルミ棒14とアルミLアングル13とを組み合わせ梁に沿い少し動かせる様にしたものを複合品でできた細長いもの36と呼ぶ事にする。その複合品でできた細長いもの36を梁に2本取り付けた。
【0068】
図10製品の台座の箱状のものに本発明の取り付け器具を取り付け図の様に製品と製品の台座となる箱状のもの26に
図1に示す本発明の取り付け器具25を必要と思われるところ2か所に
図10の様にそれぞれ2本のボルト34とナット35で取り付けた。次にそれぞれの本発明の取り付け器具の移動可能板を動かす4本雄ネジの内コの字型のホルダーの開いている側の雄ネジ2本取り外し22、それぞれの移動可能板3をコの字型のホルダー底部部分2に重なる様に下げた。
【0069】
図11細長いものにガイド用洗濯バサミ等を取り付けた様子の様に2本の複合品でできた細長いもの36に製品と台座を含む箱状のもの26に取り付けてある本発明の取り付け器具25を取り付けようとするところの下方にそれぞれガイド用洗濯バサミ等37を取り付けた。
【0070】
図12複合品でできた細長いものに製品と台座を含む箱状のものの取り付け図に示す様に複合品でできた細長いもの36に隙間があるので片方の製品と台座を含む箱状のもの53の本発明の取り付け器具25の移動可能板3がホルダー底部部分2に重なっているところの部分をガイド用洗濯バサミ等37に上方に乗せる様に横から差し込む、今度はもう一つの本発明の取り付け器具25ための複合品でできた細長いもの36をずらし動かしながらもう片方の製品と台座を含む箱状のもの53の本発明の取り付け器具25の移動可能板3がホルダー底部部分に重なっているところの部分にもう一方のガイド用洗濯バサミ等37の上方に乗せるようにして横から差し込んで
図12に示す状態にした。
【0071】
複合品でできた細長いもの36を移動可能板3でそれぞれ挟み込める状態にして製品と台座を含む箱状のもの53の両方の本発明の取り付け器具25において先に行ったコの字の開いている側の雄ネジ2本取り外した22ところにそれぞれの雄ネジ2本を再び差し込み戻し再び締めた。
【0072】
それから製品と台座を含む箱状のもの53の両方の本発明の取り付け器具25におけるコの字の開いている側そして閉じている側の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4をそれぞれ均等に締め続けた。
【0073】
製品と台座を含む箱状のもの53の両方の本発明の取り付け器具25における4本の雄ネジ4をそれぞれ均等に締め切ったところで、止めネジを今回は取り付けようと思ったので、それぞれの本発明の取り付け器具25の中央の止めネジ用雌ネジ穴6に止めネジ30を入れ強く締め取り付け本発明の取り付け器具25にて複合品でできた細長いもの36を押さえた。
【0074】
そして先に複合品でできた細長いもの36に付けた2か所のガイド用洗濯バサミ等37を外し取り去って一連の取り付け作業を終了し、そして製品と台座を含む箱状のもの53が非常にがっちりと梁16に取り付けられていることを確認できた。
【0075】
製品と台座を含む箱状のもの53に取り付けてある本発明の取り付け器具25を使って取り付けた状態で梁16に沿って少し移動させるために、製品と台座を含む箱状のもの53に取り付けてある本発明の取り付け器具25の側面下それぞれの複合品でできた細長いもの36の2か所にガイド用洗濯バサミ等37を取り付けた。
【0076】
そして複合品でできた細長いもの36を梁16に沿って移動させるため、2本の複合品でできた細長いもの36に製品と台座を含む箱状のもの53の本発明の取り付け器具25が取り付けてあるところの下方にそれぞれガイド用洗濯バサミ等37を再度、取り付けた。
複合品でできた細長いもの36を本発明の取り付け器具25の止めネジ30を締め付けて押さえているので、締め付けている止めネジ30を外した。そして製品と台座を含む箱状のもの53に取り付けてある両方の本発明の取り付け器具25のそれぞれの移動可能板3を支える4本の雄ネジ4が梁面に掛らないようになるまで、それぞれの4本の雄ネジ4を緩め、緩め終わったら、それぞれの本発明の取り付け器具25が取り付けてある複合品でできた細長いもの36をそれぞれ手で持って梁に沿って移動させた。
【0077】
移動し終わったら再度、両方の本発明の取り付け器具25のそれぞれの移動可能板3を支える4本のそれぞれの雄ネジ4を締め止まりするまで締め、そして止めネジが必要と思ったので、製品と台座を含む箱状のもの53の本発明の取り付け器具25にそれぞれの止めネジ30を再度中央の同じ止めネジ用雌ネジ穴6へ入れ強く締めて取り付け、本発明の取り付け器具25のための複合品でできた細長いもの36をそれぞれ押さえた。
【0078】
そして先に本発明の取り付け器具25のための複合品でできた細長いもの36に付けた2か所のガイド用洗濯バサミ等37を外して一連の移動作業は終了し、そして製品と台座を含む箱状のもの53が非常にがっちりと梁16取り付けられていることを確認できた。
【実施例2】
【0079】
実施例2として本発明の取り付け器具による数多くの取り付ける場所に、数多くの取り付けるものを数多くの取り付け方で取り付けることができるが、ここでは製品と台座を含む箱状のもの53を柱8等にアルミ棒の細長いもの7を使って取り付ける例を示す。
【0080】
図13アルミ棒の細長いものの表側と裏側に示す様に、柱8の上側と下側に2本のアルミ棒の細長いもの7をそれぞれ繋ぎ金具9を使って柱8に巻き付け固定した。このアルミ棒をこの繋ぎ金具9を使い柱に巻き付け取り付けたものをアルミ棒の細長いもの7と呼び、柱にてアルミ棒の細長いもの7のこの繋ぎ金具9がある方をアルミ棒の細長いもの7の裏側とし、裏側の反対側であるアルミ棒の細長いもの7のこの繋ぎ金具9が無い方をアルミ棒の細長いもの7の表側とした。
アルミ棒の両端に雄ネジを切ってあり柱の断面寸法に合わせて曲げたアルミ棒の細長いもの7を2本繋ぎ金具9を使い柱8に巻き付け固定した。
【0081】
繋ぎ金具9の構造と使い方の例として柱とアルミ棒の細長いもの7を使って説明する。
図15繋ぎ金具に示す様にL字の垂直面部とL字の底面部に成っており、L字の垂直面部39にネジ溝が切られたアルミ棒の細長いもの7の径より少し大きな径にした2つの穴を開けてある。
図14アルミ棒繋ぎ金具締め付け方に示す様にまずアルミ棒の細長いもの7の先端A41の雄ネジの奥までをナットX43を締めてそれを
図14の様に繋ぎ金具9の片方の穴を通し更にナットY44でこの繋ぎ金具9を挟むように締め付けてアルミ棒の細長いもの7の先端A41に繋ぎ金具9を固定した。
【0082】
図15に示す様にこの繋ぎ金具9は、繋ぐために加わる色々な力に対する補強のため、そして繋ぎ金具9としてアルミ棒の細長いもの7が巻き付けられている柱8に対して座りがよく成る様にL字の底面部40が柱8の面に接する様にした。母体28の断面の形に沿って折り曲げているアルミ棒の細長いもの7を少し巻戻して母体にハメ、先端B42を繋ぎ金具9の片方に開いている穴にL字の底面部40の方から通し、そしてその後先端B42をナットZ45で締め付け柱8に固定する。この例に示す様にこの繋ぎ金具9は小型、製作するのに非常に簡単で、安価にすることができた。
【0083】
先端A41に繋ぎ金具9をナットX43とナットY44で固定し後で移動可能板3を挿入できる様少し隙間を取るようにして柱の断面の形に沿って折り曲げているアルミ棒の細長いもの7を少し巻戻して柱8にハメ、先端B42を繋ぎ金具9の片方の開いている穴にL字の底面部の方から通した。そしてその後先端B42をナットZ45で少し締めた。柱の断面寸法に合わせて先に曲げてあるアルミ棒の両端に雄ネジを切る範囲は先端AにてナットX43、ナットY44によって固定される繋ぎ金具9を基準に先端BのナットZ45の締める量、緩める量を考えて雄ネジを切る範囲を決めた。そしてアルミ棒の細長いもの7が母体28に対して巻き付けられている巻き付きを強くするときは、ナットZ45を締めつけ、巻き付きを弱くするときは緩める様にして巻き付きの度合をナットZ45で調節できる様にした。
【0084】
繋ぎ金具の穴を通しナットZ45で少し締める程度にして柱に沿って移動しようとすれば移動できる状態にしておき、製品と台座を含む箱状のもの53を取り付けようとするところの上側と下側にそれぞれアルミ棒の細長いもの7を作り製品と台座を含む箱状のも53をアルミ棒の細長いもの7の表側に取り付けることにした。
【0085】
そこで
図6製品と台座を含む箱状のものに示す様に上下一対本発明の取り付け器具を取り付けてあるところの製品と台座を含む箱状のもの53を用意し、それぞれの移動可能板3をホルダー底部部分2に重なる様にして、上下それぞれ本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4の中でコの字型の開いている側のそれぞれの雄ネジ2本取り外した22。
【0086】
そして
図13の裏側の繋ぎ金具9のナットZ45を十分に締めてもアルミ棒の細長いもの7の持つ剛性力により繋ぎ金具9取り付け位置の裏側つまり
図13の表側のアルミ棒の細長いもの7の柱8に沿ったところの少しの隙間には、さほど影響なくそのまま少しの隙間は保てることを確認していた。
【0087】
そのため本体を柱8に設置しようとする場所で製品と台座を含む箱状のもの53の下側の本発明の取り付け器具25が来るところまで下側のアルミ棒の細長いもの7を柱に沿って移動させ繋ぎ金具9の
図14のナットZ45を強く締めて柱にアルミ棒の細長いもの7を確り固定した。
【0088】
又もう一本の上側の巻き付けてあるアルミ棒の細長いもの7を
図6の本体を取り付けるのに邪魔にならないように柱8に沿って上げて
図14のナットZ45を軽く締め柱に止めた。
【0089】
下側のアルミ棒の細長いもの7の表側に
図6に示す製品と台座を含む箱状のもの53の下側の本発明の取り付け器具の移動可能板がホルダー底部部分2に重なっているところの部分を下側の巻き付けてあるアルミ棒の細長いもの7の隙間に差し込み、そして、上側のアルミ棒の細長いもの7を上側の本発明の取り付け器具25の移動可能板がホルダー底部部分2に重なっているところの部分のところに下げて差し込んだ。それから上側のアルミ棒の細長いもの7の繋ぎ金具の
図14のナットZ45を強く締め確り固定した。
【0090】
製品と台座を含む箱状のもの53の本発明の取り付け器具25のそれぞれの先に雄ネジ2本取り外した22雄ネジ4を再び差し込み締め、上下それぞれの本発明の取り付け器具25におけるコの字型の開いている側そして閉じている側の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4をそれぞれ均等に締め続けた。
【0091】
取り付けようとしている製品と台座を含む箱状のもの53の上下の本発明の取り付け器具25において4本の雄ネジ4をそれぞれ均等に締め切ったところで、止めネジ30が必要と思われたので、上下それぞれの本発明の取り付け器具25におけるホルダー上部部分の中央のそれぞれの止めネジ用雌ネジ穴6に止めネジ30を取り付けアルミ棒の細長いもの7をそれぞれ押さえて一連の取り付け作業は終了した。そして製品と台座を含む箱状のもの53が非常にがっちりと柱8に取り付けられていることを確認できた。
【0092】
製品と台座を含む箱状のもの53に上下一対の本発明の取り付け器具25を取り付けてあるものを取り付けた状態で柱8に沿って少し移動させるために、
図6に示す製品と台座を含む箱状のもの53の上下一対の本発明の取り付け器具25でそれぞれ止めネジ30でそれぞれのアルミ棒の細長いもの7を押さえていたため、これらの止めネジ30を外した。
【0093】
上下それぞれの本発明の取り付け器具25の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4を柱面に掛らないようになるまで緩め、緩め終わったら上下両側にアルミ棒の細長いもの7の繋ぎ金具9の
図14のナットZ45をそれぞれ緩め上下両側のアルミ棒の細長いもの7を持って柱8に沿って移動させた。
【0094】
移動し終わったら下側のアルミ棒の細長いもの7繋ぎ締め金具9のナットZ45を強く締め次に上側のアルミ棒の細長いもの7の繋ぎ締め金具9の
図14のナットZ45を強く締め上下両側のアルミ棒の細長いもの7が動かないことを確認し再度、上下それぞれの本発明の取り付け器具25の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4をそれぞれ締め止まりするまで締め、止めネジ30がそれぞれ必要と思われたので、上下の本発明の取り付け器具25のホルダー上部部分5の中央の止めネジ用雌ネジ穴6それぞれに止めネジ30を取り付け締めてアルミ棒の細長いもの7を押さえた。
【0095】
これにて一連の取り付け作業は終了し、そして製品と台座を含む箱状のもの53が非常にがっちりと柱8に取り付けられていることを確認できた。
【実施例3】
【0096】
実施例3として本発明の取り付け器具による数多くの取り付ける場所に、数多くの取り付けるものを数多くの取り付け方で取り付けることができるが、ここでは
図6に示す製品と台座を含む箱状のもの53を金属のポール12にワイヤー等を巻き付けて取り付ける例を示す。
【0097】
まず
図6の製品と台座を含む箱状のもの53を金属のポール12に取り付けるために使用するワイヤー等をワイヤーの細長いもの10と呼ぶ事にする。
図6の製品と台座を含む箱状のもの53で使われている本発明の取り付け器具25の移動可能板3上に2本以上乗せられるワイヤーの細長いもの10の径でこの金属のポール12の円周の3倍以上の適切な長さのワイヤーの細長いもの10を2本切り出す。
【0098】
このワイヤーの細長いもの10は製品と台座を含む箱状のもの53の総重量をはるかに超えた重さに耐うる強度を持つものを選んだ。ワイヤーの細長いもの10の先端が作業者を傷つけないためと、本発明の取り付け器具25からの抜け止めのため切り出したワイヤーの両端にアルミ管をそれぞれ圧着した。
【0099】
次にワイヤーの細長いもの10を曲げたりするとその跳ね返り力が強くどうしても扱いにくいことが問題となった。このためこの問題を解消するために
図16ワイヤー組み込み治具に示すワイヤー組み込み治具52を用意した。
【0100】
このワイヤー組み込み治具52は
図16に示す様に本発明の取り付け器具25とほぼ同じ高さ49でコの字型の形をしている。そして本発明の取り付け器具の幅より少し広い46本発明の取り付け器具25が全部十分に収まる長さ47、本発明の取り付け器具の移動可能板の幅とほぼ同じ50そしてワイヤーの反発力に十分に耐えられる剛性力を持つ材料48を包み差し込むことができるような構造にしいる。
【0101】
これにより、
図3に示す様にワイヤーの細長いもの10を金属のポール12に巻き付け
図16のワイヤー組み込み治具52に
図17ワイヤー組み込み治具にワイヤーを組み込んだ状態に示す様にワイヤーの細長いもの10の両端をワイヤー組み込み治具52の溝にはめ込んだ。ワイヤーの細長いもの10を金属のポール12に巻き付け溝にはめ込んだ様子を
図18金属のポールに巻き付けたワイヤーとワイヤー組み込み治具の様子を示す。
【0102】
図17に示す様にワイヤー組み込み治具52には、本発明の取り付け器具25の移動可能板3をホルダー底部部分2に重なる様に下げコの字型の開いている側の雄ネジ2本外した22ところに移動可能板3に2本分のワイヤーを挿入し乗せられるように、挿入させるワイヤーの径より少し幅が太い溝51をワイヤー組み込み治具52に作っておき
図17に示す様にワイヤーの細長いもの10の両端をワイヤー組み込み治具52に組み込む、そして本発明の取り付け器具25の移動可能板3とホルダー底部部分2に重なった部分が挿入できる様に母体28となる金属のポール12から少しの隙間ができる様にしている。
【0103】
そこに、
図6に示す製品と台座を含む箱状のもの53に上側と下側に取り付けてある本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4をそれぞれ緩め移動可能板3をホルダー底部部分2に重なる様押し下げる。それからコの字の開いている側の上側と下側の本発明の取り付け器具25ついてそれぞれ雄ネジ2本取り外した22。
【0104】
本体の上側の本発明の取り付け器具25の移動可能板3とホルダー底部部分2が重なっているところを
図17に示す様にワイヤー組み込み治具52により作られた少しの隙間に
図18に示す差し込む方向54の様に下から上の方に差し込んだ。
【0105】
そして先に雄ネジ2本取り外した22ネジを再び差し込み締める。それから差し込まれている4本の雄ネジを少しずつ均等になるようそれぞれ甘く締めた状態にしておき
図18に示す双方のワイヤー10の端の圧着されたアルミ管11付近を2か所、両手でそれぞれ持ちワイヤー10を両側に引き締める。ワイヤー10を強く締めた後、本発明の取り付け器具25のそれぞれの4本の雄ネジ4をある程度強く締めた。
【0106】
ワイヤー組み込み治具52に組み込まれたワイヤー10をそれぞれ両手で持ち両側に引き締めた後、手を持ち替えて4本の雄ネジ4をある程度強く締める。この作業を何度か行なった。
【0107】
本来なら手を次の作業のため持ち替え時、ワイヤーの細長いもの10の引き締め戻りがあっても良いはずなのであるが、ワイヤーの細長いもの10から手を放しても両側に引き締めたワイヤーの細長いもの10の戻りは殆ど発生しなかった。これは、ワイヤー組み込み治具52の形状と材料そして材料の厚みが程よく適合したためだと思われる。そのためワイヤー組み込み治具52の溝によるワイヤーの細長いもの10の引き締めにかかる力の感触と引き締め戻りが出ない引っかかりは程よかった。
【0108】
ワイヤー組み込み治具52は、本発明の取り付け器具25へのワイヤーの細長いもの10の組み込み作業を容易にするとともに、ワイヤーの引き締め戻りを防ぐ有用な治具である。
【0109】
又、金属のポール12へのワイヤー10の巻き方については、金属のポール12とワイヤー10との接触部分を多くし、かつワイヤーを両手で引き締めた時の力がワイヤー全体に良く伝わり、ワイヤーの張りが均一になる様に、ポールの径と製品と台座を含む箱状のもの53の大きさをも考慮して
図3に示す様な巻き方を今回は行った。
【0110】
その後、
図18に示すワイヤー組み込み治具52を抜き、ワイヤーの細長いものの圧着したアルミ管11付近を2か所、両手で持ちワイヤーの細長いもの10を再度両側に強く引き締め、これ以上引き締められない程度まで締めた。
【0111】
ただ、あまり締めることだけを考えて締めると製品と台座を含む箱状のもの53の下側の本発明の取り付け器具25の部分が金属のポール12より浮いて傾いてしまうため、本体が金属のポール12にぴったり着く様にした状態でワイヤーの細長いもの10締めるのは一時やめ上側の本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4をそれぞれ再度締めた。
【0112】
さらに下側の本発明の取り付け器具25が金属のポール12にぴったり着いている状態を確認しながらワイヤーの細長いもの10の引き締めを更に行いそして本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4を更に締めた。
【0113】
ワイヤー10の引き締める作業と4本の雄ネジ4を締める作業を交互に行なって締め止まりになるまで行なった。
【0114】
次に下側の本発明の取り付け器具25の方に取り掛かった。上側の本発明の取り付け器具25の時は製品と台座を含む箱状なもの53の上側の本発明の取り付け器具25をワイヤー組み込み治具52で作ったワイヤー10の隙間に下から上に入れたが下側の本発明の取り付け器具25の場合は、下側の本発明の取り付け器具25に
図19ワイヤー組み込み治具で作ったワイヤーの隙間を差し込む様子で示す様にワイヤー組み込み治具52で作ったワイヤーの細長のもの10の隙間を
図19に示す差し込む方向の様に下から上に動かして差し込む様にした。
【0115】
そして下側の本発明の取り付け器具25の先に雄ネジ2本取り外した22雄ネジ4を再び差し込み緩く締め、最後まで締め付けない状態にしておき
図19に示すワイヤーの細長いもの10の圧着されたアルミ管11の付近を2か所、両手で持ちワイヤーの細長いもの10を両側に引きワイヤーの細長いもの10を締める。ある程度締めた後、下側の本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4をそれぞれ同程度締め付けた。
【0116】
この作業を何度か行ない、そして
図19に示すワイヤー組み込み治具52を抜き、ワイヤー10の圧着されたアルミ管11の付近を2か所、両手で持ちワイヤーの細長いもの10を再度両側に引きワイヤーの細長いもの10を強く締め、これ以上引き締められない程度まで締める作業を行った。それから本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4を十分に締める作業を行った。これらの作業を交互に行なった。そしてワイヤーの細長いもの10の引き締めも本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4締めもこれ以上できないところまで行った。
【0117】
それから止めネジ30をそれぞれ上側と下側の本発明の取り付け器具25に付けようと思ったので、上側と下側の本発明の取り付け器具25のホルダー上部部分の中央以外の両脇の2個の止めネジ用雌ネジ穴6にそれぞれ止めネジ30をねじ込みワイヤーの細長いもの10を確実に押さえるようにして一連の作業は終了した。そして製品と台座を含む箱状のもの53が非常にがっちりと取り付けられていることを確認できた。
【0118】
金属のポール12に製品と台座を含む箱状のものを53本発明の取り付け器具25にて取り付けた状態で金属のポール12に沿って少し移動しようと思ったので、
図6に示す製品と台座を含む箱状のもの53に付けてある上側と下側の本発明の取り付け器具25の止めネジ30でワイヤーを押さえているので、付いている止めネジ30をすべて外し、上側と下側の本発明の取り付け器具25の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4を金属のポール12面に掛らないようになるまで、又はワイヤーの細長いもの10の両端の抜け止めの圧着されたアルミ管11が通り抜けできない程度に上側と下側との本発明の取り付け器具25の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4を緩め、緩め終わったら
図6に示す製品と台座を含む箱状のもの53を手で持ち、もう一方の手でワイヤー10を直接触れてワイヤー10自体の締め付けを解きながら金属のポール12に沿わせて移動させた。
【0119】
移動させることができたので、上側の本発明の取り付け器具25の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4をそれぞれ少し狭めに締めそして、ワイヤーの圧着されたアルミ管11付近を2か所、両手で持ちワイヤー10を両側に引きワイヤー10を締めこれ以上引き締められない程度まで締めた。それから本発明の取り付け器具25の4本の雄ネジ4を十分に締めた。そしてワイヤー10の引き締める作業と4本の雄ネジ4を締める作業を交互に行なって締め止まりになるまで行なった。
【0120】
それから下側の本発明の取り付け器具25についても同じように下側の本発明の取り付け器具25の移動可能板3を支える4本の雄ネジ4をそれぞれ少し狭めに締めそして、ワイヤー10の圧着されたアルミ管11付近を2か所、両手で持ちワイヤー10を両側に引きワイヤーを締めこれ以上引き締められない程度まで締めた。そしてワイヤー10の引き締めることと4本の雄ネジ4を締めることを交互に行なって締め止まりになるまで行なった。
【0121】
それから止めネジ30を取り付け様と思ったので、上側と下側の本発明の取り付け器具25のホルダー上部部分の中央以外の両脇の2個の止めネジ用雌ネジ穴6それぞれ止めネジをねじ込みワイヤーの細長いもの10を確実に押さえるようにして一連の作業を終了した。そして製品と台座を含む箱状のもの53が非常にがっちりと取り付けられていることを確認できた。