特許第6842359号(P6842359)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6842359
(24)【登録日】2021年2月24日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20210308BHJP
【FI】
   H01R12/71
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-93756(P2017-93756)
(22)【出願日】2017年5月10日
(65)【公開番号】特開2018-190642(P2018-190642A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2020年1月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】小野 洋樹
【審査官】 高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−195057(JP,A)
【文献】 特開2006−331679(JP,A)
【文献】 特開2016−146255(JP,A)
【文献】 特開2014−239001(JP,A)
【文献】 特開2013−251217(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0378007(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R12/00−12/91
H01R24/00−24/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)コネクタ本体と、該コネクタ本体に装填される端子と、前記コネクタ本体に装填される補強金具とを備えるコネクタであって、
(b)前記コネクタ本体は、相手方コネクタの相手方コネクタ本体と嵌合する凹部と、該凹部内の島部であって、前記相手方コネクタ本体の凹溝部と嵌合する島部とを含み、
(c)前記補強金具は、前記島部の長手方向の端部である島端部に装填される内側補強金具を含み、
(d)該内側補強金具は、前記島端部の上面に配設された本体部と、該本体部に接続され、前記島端部の端側面に配設された端板と、前記本体部の左右両端に接続され、前記島端部の左右側面に配設された一対の側板と、各側板の下端に接続され、コネクタ本体の左右外方に向いて延出する一対の接続脚部とを含むことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記接続脚部は、その先端がコネクタが実装される基板の表面に接続される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記接続脚部は、その下面の少なくとも一部がコネクタ本体の下面に露出する請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記内側補強金具は、少なくともその一部がコネクタ本体に埋込まれ、該コネクタ本体と一体化されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記コネクタ本体は、長手方向両端に形成された嵌合ガイド部であって、相手方コネクタの相手方コネクタ本体の長手方向両端に形成された相手方嵌合ガイド部と嵌合する嵌合ガイド部を含み、
前記補強金具は、前記嵌合ガイド部に装填される外側補強金具を含み、
該外側補強金具は、前記嵌合ガイド部の端壁部に配設された中央ガイド部と、前記嵌合ガイド部の左右の側壁部に配設された一対の接触腕部とを含み、
前記凹部が相手方コネクタの相手方コネクタ本体と嵌合すると、前記接触腕部が前記相手方コネクタ本体に装填された相手方補強金具と接触する請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一対の平行な回路基板同士を電気的に接続するために、基板対基板コネクタ等のコネクタが使用されている。このようなコネクタは、一対の回路基板における相互に対向する面の各々に取付けられ、互いに嵌合して導通するようになっている。また、両端部に取付けた補強金具をロック部材として機能させ、相手方コネクタとの嵌合状態を保持する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図7は従来のコネクタを示す斜視図である。
【0004】
図において、811は、図示されない第1回路基板に実装される第1コネクタのハウジングとしての第1ハウジングであり、911は、図示されない第2回路基板に実装される第2コネクタのハウジングとしての第2ハウジングである。前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合されることによって、第1回路基板と第2回路基板とが電気的に接続される。なお、図において、第1ハウジング811の嵌合面は上を向き、第2ハウジング911の嵌合面は下を向いており、このままの姿勢で、第1コネクタを第2コネクタに対して相対的に近接させて嵌合させることができる。
【0005】
前記第1ハウジング811は、第2ハウジング911が挿入される凹部812と、該凹部812の中央に形成された凸部813とを備える。また、前記第1ハウジング811には、複数の第1端子861が取付けられるとともに長手方向両端に外側補強金具851が取付けられ、さらに、前記凸部813の長手方向両端に内側補強金具871が取付けられている。
【0006】
一方、前記第2ハウジング911には複数の第2端子961が取付けられ、また、長手方向両端には補強金具951が取付けられている。
【0007】
そして、第1コネクタと第2コネクタとが嵌合すると、対応する第1端子861と第2端子961とが互いに接触する。これにより、第1回路基板と第2回路基板とが電気的に接続される。また、第2ハウジング911が第1ハウジング811の凹部812内に挿入され、補強金具951が外側補強金具851と係合する。なお、第2ハウジング911が第1ハウジング811の凹部812内に挿入される際に、補強金具951が凸部813の長手方向両端に衝突してしまう可能性があるが、内側補強金具871が取付けられているので、凸部813の長手方向両端の損傷は、防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2016−031842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、内側補強金具871が凸部813の長手方向端部における一方の側面側にしか存在せず、他方の側面側に存在していない。そのため、補強金具951の衝突によって強い力が斜め方向から付与された場合、内側補強金具871の取付位置や姿勢がずれて、凸部813の長手方向端部が損傷を受けてしまう可能性がある。
【0010】
ここでは、前記従来のコネクタの問題点を解決して、補強金具が堅牢であって位置や姿勢がずれることがなく、ハウジングの保護状態が確実に維持され、信頼性の高いコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そのために、コネクタにおいては、コネクタ本体と、該コネクタ本体に装填される端子と、前記コネクタ本体に装填される補強金具とを備えるコネクタであって、前記コネクタ本体は、相手方コネクタの相手方コネクタ本体と嵌合する凹部と、該凹部内の島部であって、前記相手方コネクタ本体の凹溝部と嵌合する島部とを含み、前記補強金具は、前記島部の長手方向の端部である島端部に装填される内側補強金具を含み、該内側補強金具は、前記島端部の上面に配設された本体部と、該本体部に接続され、前記島端部の端側面に配設された端板と、前記本体部の左右両端に接続され、前記島端部の左右側面に配設された一対の側板と、各側板の下端に接続され、コネクタ本体の幅方向外方に向いて延出する一対の接続脚部とを含む。
【0012】
他のコネクタにおいては、さらに、前記接続脚部は、その先端がコネクタが実装される基板の表面に接続される。
【0013】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記接続脚部は、その下面の少なくとも一部がコネクタ本体の下面に露出する。
【0014】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記内側補強金具は、少なくともその一部がコネクタ本体に埋込まれ、該コネクタ本体と一体化されている。
【0015】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記コネクタ本体は、長手方向両端に形成された嵌合ガイド部であって、相手方コネクタの相手方コネクタ本体の長手方向両端に形成された相手方嵌合ガイド部と嵌合する嵌合ガイド部を含み、前記補強金具は、前記嵌合ガイド部に装填される外側補強金具を含み、該外側補強金具は、前記嵌合ガイド部の端壁部に配設された中央ガイド部と、前記嵌合ガイド部の左右の側壁部に配設された一対の接触腕部とを含み、前記凹部が相手方コネクタの相手方コネクタ本体と嵌合すると、前記接触腕部が前記相手方コネクタ本体に装填された相手方補強金具と接触する。
【発明の効果】
【0016】
本開示によれば、コネクタは、補強金具が堅牢であって位置や姿勢がずれることがなく、ハウジングの保護状態が確実に維持され、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施の形態における第1コネクタの斜視図である。
図2】本実施の形態における第1コネクタの四面図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は前面図である。
図3】本実施の形態における第1コネクタの分解図である。
図4】本実施の形態における第1コネクタの断面図であって、(a)は図2(a)におけるA−A矢視断面図、(b)は図2(a)におけるB−B矢視断面図である。
図5】本実施の形態における第2コネクタの斜視図である。
図6】本実施の形態におけるコネクタの嵌合工程での第1コネクタと第2コネクタとの位置関係を示す斜視図である。
図7】従来のコネクタを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は本実施の形態における第1コネクタの斜視図、図2は本実施の形態における第1コネクタの四面図、図3は本実施の形態における第1コネクタの分解図、図4は本実施の形態における第1コネクタの断面図である。なお、図2において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は前面図であり、図4において、(a)は図2(a)におけるA−A矢視断面図、(b)は図2(a)におけるB−B矢視断面図である。
【0020】
図において、1は本実施の形態におけるコネクタであって、一対の基板対基板コネクタの一方としての第1コネクタである。該第1コネクタ1は、実装部材としての図示されない基板である第1基板の表面に実装される表面実装型のコネクタであって、後述される相手方コネクタとしての第2コネクタ101と互いに嵌合される。また、該第2コネクタ101は一対の基板対基板コネクタの他方であり、実装部材としての図示されない基板である第2基板の表面に実装される表面実装型のコネクタである。
【0021】
なお、本実施の形態における第1コネクタ1及び第2コネクタ101は、好適には、基板としての第1基板及び第2基板を電気的に接続するために使用するものであるが、他の部材を電気的に接続するためにも使用することができる。前記第1基板及び第2基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
【0022】
また、本実施の形態において、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
【0023】
そして、前記第1コネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたコネクタ本体としての第1ハウジング11を有する。該第1ハウジング11は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備え、第2コネクタ101が嵌入される側、すなわち、嵌合面11a側(Z軸正方向側)には、周囲が囲まれた概略長方形の凹部12であって、後述される第2ハウジング111と嵌合する凹部12が形成されている。そして、該凹部12内には後述される凹溝部113と嵌合する島部としての第1凸部13が第1ハウジング11と一体的に形成され、また、前記第1凸部13の両側(Y軸正方向側及び負方向側)には該第1凸部13と平行に延在する側壁部14が第1ハウジング11と一体的に形成されている。
【0024】
この場合、前記第1凸部13及び側壁部14は、凹部12の底面から上方(Z軸正方向)に向けて突出し、第1ハウジング11の長手方向に延在する。これにより、前記第1凸部13の両側には、凹部12の一部として、第1ハウジング11の長手方向(X軸方向)に延在する細長い凹部である凹溝部12aが形成される。
【0025】
ここで、前記第1凸部13の両側の側面には凹溝状の第1端子収容内側キャビティ15aが形成されている。また、前記側壁部14の内側の側面には凹溝状の第1端子収容外側キャビティ15bが形成されている。そして、前記第1端子収容内側キャビティ15aと第1端子収容外側キャビティ15bとは、凹溝部12aの底面において連結され互いに一体化しているので、第1端子収容内側キャビティ15aと第1端子収容外側キャビティ15bとを統合的に説明する場合には、第1端子収容キャビティ15として説明する。
【0026】
本実施の形態において、第1端子収容キャビティ15は、第1ハウジング11の長手方向に並んで該第1ハウジング11の幅方向(Y軸方向)両側に形成されている。具体的には、第1凸部13の両側に、所定のピッチで複数個ずつ形成されている。そして、第1端子収容キャビティ15の各々に収容されて第1ハウジング11に装填される端子としての第1端子61も、第1凸部13の両側に、同様のピッチで複数個ずつ配設されている。
【0027】
前記第1端子61は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部63と、該被保持部63の下端に接続されたテール部62と、前記被保持部63の上端に接続された上側接続部67と、該上側接続部67の内方端近傍に形成された第2接触部66と、該第2接触部66に接続された下側接続部64と、該下側接続部64の自由端近傍に形成された第1接触部65とを備える。
【0028】
そして、前記被保持部63は、上下方向(Z軸方向)、すなわち、第1ハウジング11の厚さ方向に延在し、前記第1端子収容外側キャビティ15bに嵌入されて保持される部分である。また、前記テール部62は、被保持部63に対して曲げて接続され、左右方向(Y軸方向)、すなわち、第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて延出し、第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、典型的には、信号ラインである。さらに、前記上側接続部67は、被保持部63に対して曲げて接続され、第1ハウジング11の幅方向の内方を向いて延出する。
【0029】
前記上側接続部67の内方端には、下方(Z軸負方向)に向けて曲げられ、かつ、第1ハウジング11の幅方向に内方を向いて突出する湾曲した第2接触部66が形成されている。また、前記下側接続部64は、前記第2接触部66の下端に接続されたU字状の側面形状を備える部分である。前記下側接続部64の自由端、すなわち、前記内方の上端近傍には、U字状に曲げられ、かつ、第1ハウジング11の幅方向に外方を向いて突出する湾曲した第1接触部65が形成されている。
【0030】
前記第1端子61は、第1ハウジング11の下面(Z軸負方向側の面)である実装面11bから、第1端子収容キャビティ15内に嵌入され、被保持部63が側壁部14の内側の側面に形成された第1端子収容外側キャビティ15bの側壁によって両側から挟持されることにより、第1ハウジング11に固定される。この状態、すなわち、第1端子61が第1ハウジング11に装填された状態において、前記第1接触部65と第2接触部66とは、凹溝部12aの左右両側に位置し、互いに向合っている。
【0031】
なお、第1端子61は、金属板に加工を施すことによって一体的に形成された部材であるので、ある程度の弾性を備える。そして、その形状から明らかなように、互いに向合う第1接触部65と第2接触部66との間隔は、弾性的に変化可能である。すなわち、第1接触部65と第2接触部66との間に第2コネクタ101が備える後述される第2端子161が挿入されると、それにより、第1接触部65と第2接触部66との間隔は弾性的に伸長する。
【0032】
また、前記第1ハウジング11の長手方向両端には嵌合ガイド部としての第1突出端部21が各々配設されている。各第1突出端部21には、前記凹部12の一部として嵌合凹部22が形成されている。該嵌合凹部22は、略長方形の凹部であり、各凹溝部12aの長手方向両端に接続されている。そして、前記嵌合凹部22内には、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、該第2コネクタ101が備える後述される第2突出端部122が挿入される。
【0033】
さらに、前記第1突出端部21は、側壁部14の長手方向両端から第1ハウジング11の長手方向に延出する第1突出端部21の側壁部としての側壁延長部21cと、第1ハウジング11の幅方向に延在し、両端が側壁延長部21cに接続された端壁部21bとを備える。各第1突出端部21において、端壁部21bとその両端に接続された側壁延長部21cとは、連続した略コ字状の側壁を形成し、略長方形の嵌合凹部22の三方を画定する。そして、前記端壁部21bにおける内側面には、第1凸部13に向けて突出する内端凸部25が形成されている。また、前記側壁延長部21cにおける外側面には、外方に向けて突出する外側凸部21dが形成されている。
【0034】
そして、前記第1突出端部21には、第1ハウジング11に装填される補強金具としての外側補強金具51が取付けられる。本実施の形態において、外側補強金具51は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第1ハウジング11の端壁部21bの外側を覆う本体部としての外側本体部52と、該外側本体部52の左右両端に接続された接続腕部53と、該接続腕部53に接続された接触腕部54と、前記外側本体部52の上端に接続された中央ガイド部57とを備える。
【0035】
前記外側本体部52は、全体的に第1ハウジング11の幅方向に延在する帯状の部材であるが、その左右両端には、前記外側本体部52に対して曲げて接続され、先端が第1ハウジング11の長手方向の内方を向いて延出するコーナ部52aが接続されている。したがって、両端のコーナ部52aを含む外側本体部52は、上方から観て、すなわち、平面視において略コ字状となっている。
【0036】
そして、前記コーナ部52aの先端に接続腕部53が接続されている。該接続腕部53は、第1ハウジング11の長手方向に延在する平板状の部分であり、その下端に、第1基板に接続される接続脚部56が接続されるとともに結合用凹部53aが形成され、その先端における上端に、接触腕部54が接続されている。
【0037】
前記接続脚部56は、上端近傍が、接続腕部53と同様に、上下方向に延在するが、途中から曲がり、先端が第1ハウジング11の幅方向の外方を向いており、X軸方向から観た形状が略L字状となっている。そして、前記接続脚部56は、その先端の下端が、第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続固定される。なお、前記導電トレースは、典型的には、電力ラインである。また、前記結合用凹部53aが外側凸部21dと嵌合することによって、外側補強金具51は、第1ハウジング11の第1突出端部21に固定される。
【0038】
さらに、前記接触腕部54は、基端が接続腕部53の上端に接続され、先端が下方を向くように、約180度湾曲した形状を備え、側壁延長部21cの上を跨ぐ上側覆部54aと、該上側覆部54aの先端に基端が接続され、下方を向いて延出し、側壁延長部21cの内側に配設される内側覆部54bとを備える。前記上側覆部54aは、図1に示すような外側補強金具51が第1突出端部21に取付けられた状態において、側壁延長部21cの一部の上面を覆うように形成されている。また、第1ハウジング11の幅方向の内方を向いて膨出する内側覆部54bは、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合した状態において、該第2コネクタ101の後述される第2補強金具151と接触する。
【0039】
なお、外側補強金具51は、金属板に加工を施すことによって一体的に形成された部材であるので、ある程度の弾性を備える。前記外側補強金具51の板厚は、全体に亘ってほぼ一定である。そして、その形状から明らかなように、互いに向合う左右の内側覆部54b同士の間隔は、弾性的に変化可能である。すなわち、左右の内側覆部54b同士の間に第2コネクタ101の第2補強金具151が挿入されると、それにより、左右の内側覆部54b同士の間隔は弾性的に伸長する。
【0040】
前記中央ガイド部57は、外側補強金具51が第1突出端部21に取付けられた状態において、端壁部21bの上面及び端壁部21bにおける内側面の少なくとも一部を覆う部材である。そして、前記中央ガイド部57は、基端が外側本体部52の上端に接続され、先端が斜め下方を向くように湾曲した形状の上側覆部57aと、該上側覆部57aの先端に基端が接続され、先端が下方を向いて延出する内側覆部57bとを備える。なお、該内側覆部57bの下端中央部には、内端凸部25を収容する凸部収容開口57cが形成され、これにより、外側補強金具51が第1突出端部21に取付けられた状態においても、内端凸部25の先端は嵌合凹部22内に露出する。また、前記凸部収容開口57cが内端凸部25と嵌合することによって、外側補強金具51の第1突出端部21に対する位置決めが行われる。
【0041】
本実施の形態においては、前記第1凸部13における第1ハウジング11の長手方向の端部である島端部17の各々に、第1ハウジング11に装填される補強金具としての内側補強金具71が取付けられている。該内側補強金具71は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第1ハウジング11の幅方向に延在する本体部としての内側本体部72と、該内側本体部72の左右両端にその上端が接続された上下方向に延在する側板74と、該側板74の下端に接続され、第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて延出する接続脚部76と、前記内側本体部72の左右の中心にその上端が接続された上下方向に延在する端板77とを備える。そして、前記内側本体部72は島端部17の上面(Z軸正方向側の面)に配設され、前記端板77は島端部17の端側面(端壁部21bと対向する面)に配設され、前記側板74は島端部17の左右側面(Y軸正方向側及び負方向側の面)に配設されている。なお、前記接続脚部76は、先端に位置する基板接続部76aの下端が、第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続固定される。
【0042】
図3においては、説明の都合上、内側補強金具71が第1ハウジング11から分離されているが、前記内側補強金具71は、オーバーモールド乃至インサート成形と称される成形方法によって第1ハウジング11と一体化されることが望ましい。すなわち、第1ハウジング11は、内側補強金具71をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に絶縁性材料を充填することによって成形されることが望ましい。これにより、内側補強金具71は、第1ハウジング11に一体的に取付けられ、内側本体部72、側板74及び端板77の表面が嵌合面11a側に露出し、接続脚部76の下面が実装面11b側に露出し、その他の部分が第1ハウジング11内に埋没した状態となる。そして、島端部17は、その上面、端側面における上半分の少なくとも一部、及び、左右両側の側面の少なくとも一部が、内側補強金具71によって覆われた状態となる。
【0043】
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
【0044】
図5は本実施の形態における第2コネクタの斜視図である。
【0045】
本実施の形態における相手方コネクタとしての第2コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された相手方コネクタ本体としての第2ハウジング111を有する。該第2ハウジング111は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備える。そして、第2ハウジング111の第1コネクタ1に嵌入される側、すなわち、嵌合面111a側(Z軸負方向側)には、第2ハウジング111の長手方向(X軸方向)に延在する細長い凹溝部113と、該凹溝部113の外側を画定するとともに、第2ハウジング111の長手方向に延在する細長い凸部としての第2凸部112とが一体的に形成されている。該第2凸部112は、凹溝部113の両側(Y軸正方向側及び負方向側)に沿って、かつ、第2ハウジング111の両側に沿って形成されている。
【0046】
また、各第2凸部112には、相手方端子としての第2端子161が配設されている。該第2端子161は、第1端子61に対応するピッチで、かつ、対応する数だけ配設されている。前記凹溝部113は、第2基板に実装される側、すなわち、実装面側(Z軸正方向側)が底板によって閉止されている。
【0047】
前記第2端子161は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、図示されない本体部と、該本体部の下端に接続されたテール部162と、前記本体部の上端に接続された第1接触部165と、該第1接触部165の上端に接続された接続部164と、該接続部164の外方端に接続された第2接触部166とを備える。
【0048】
そして、前記本体部は、第2ハウジング111に周囲を囲まれて保持される部分であり、図示されない部分である。また、前記テール部162は、本体部の左右方向、すなわち、第2ハウジング111の幅方向に延在する下端に接続され、第2ハウジング111の外方を向いて延出し、第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、典型的には、信号ラインである。
【0049】
前記第2端子161は、オーバーモールド乃至インサート成形と称される成形方法によって第2ハウジング111と一体化される。すなわち、第2ハウジング111は、第2端子161をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に絶縁性材料を充填することによって成形される。これにより、第2端子161は、本体部が第2ハウジング111内に埋没し、第1接触部165、接続部164及び第2接触部166の表面が第2凸部112の各側面及び嵌合面111aに露出した状態で、第2ハウジング111に一体的に取付けられる。
【0050】
そして、前記第2ハウジング111の長手方向両端には相手方嵌合ガイド部としての第2突出端部122が各々配設されている。該第2突出端部122は、第2ハウジング111の幅方向(Y軸方向)に延在し、両端が各第2凸部112の長手方向両端に接続された肉厚の部材であり、その上面は略長方形の形状を備える。そして、第2突出端部122は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、前記第1コネクタ1が備える第1突出端部21の嵌合凹部22に挿入される挿入凸部として機能する。また、前記第2突出端部122は、補強金具収容凹部122aを備える。そして、相手方補強金具としての第2補強金具151は、前記補強金具収容凹部122aに収容され、第2突出端部122に取付けられる。
【0051】
本実施の形態における第2補強金具151は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第2ハウジング111の幅方向に延在する第2本体部152と、該第2本体部152の上端に接続された中央覆部157と、該中央覆部157の左右両端に接続された側方覆部154と、該側方覆部154の一側縁に接続された接触側板部155と、該接触側板部155の下端に接続された基板接続部156とを備える。
【0052】
前記中央覆部157は、図5に示されるように、第2補強金具151が第2突出端部122に取付けられた状態において、該第2突出端部122の上面の大半を覆う程度の形状及び大きさに形成された部材である。また、前記側方覆部154は、中央覆部157の左右両端から第2ハウジング111の長手方向に延出し、第2凸部112の長手方向両端近傍の上面を覆う部材である。そして、前記接触側板部155は、第2凸部112の長手方向両端近傍の外側の側面を覆う部材である。なお、側方覆部154とその側縁に接続された接触側板部155とは、第2凸部112の長手方向両端近傍において、前記第2凸部112の上面及び第2凸部112の外側の側面に連続して跨るようにして形成されている。さらに、前記基板接続部156は、第2ハウジング111の外方を向いて延出し、第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続固定される。前記導電トレースは、典型的には、電力ラインである。
【0053】
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる動作について説明する。
【0054】
図6は本実施の形態におけるコネクタの嵌合工程での第1コネクタと第2コネクタとの位置関係を示す斜視図である。
【0055】
ここで、第1コネクタ1は、第1端子61のテール部62が図示されない第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続され、外側補強金具51の接続脚部56が第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続され、内側補強金具71の基板接続部76aが第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第1基板に表面実装されているものとする。なお、前記第1端子61のテール部62が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであり、前記外側補強金具51の接続脚部56が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、電力ラインであるものとする。
【0056】
同様に、第2コネクタ101は、第2端子161のテール部162が図示されない第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続され、第2補強金具151の基板接続部156が第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第2基板に表面実装されているものとする。なお、前記第2端子161のテール部162が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであり、前記第2補強金具151の基板接続部156が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、電力ラインであるものとする。
【0057】
まず、オペレータは、図6に示されるように、第1コネクタ1の第1ハウジング11の嵌合面11aと第2コネクタ101の第2ハウジング111の嵌合面111aとを対向させた状態とし、第2コネクタ101の第2凸部112の位置が第1コネクタ1の対応する凹溝部12aの位置と合致し、第2コネクタ101の第2突出端部122の位置が第1コネクタ1の対応する嵌合凹部22の位置と合致すると、第1コネクタ1と第2コネクタ101との位置合せが完了する。
【0058】
この状態で、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近する方向、すなわち、嵌合方向(Z軸方向)に移動させると、第2コネクタ101の第2凸部112及び第2突出端部122が第1コネクタ1の凹溝部12a及び嵌合凹部22内に挿入される。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了すると、第1端子61と第2端子161とが導通した状態となる。
【0059】
具体的には、各第1端子61の第1接触部65と第2接触部66との間に第2コネクタ101の第2端子161が挿入され、第1端子61の第1接触部65と第2端子161の第1接触部165とが接触し、第1端子61の第2接触部66と第2端子161の第2接触部166とが接触する。その結果、第1端子61のテール部62が接続された第1基板上の接続パッドに連結された導電トレースと、第2端子161のテール部162が接続された第2基板上の接続パッドに連結された導電トレースとが導通する。
【0060】
ところで、面積の広い第1基板及び第2基板に第1コネクタ1及び第2コネクタ101が各々実装されているので、オペレータは、第1コネクタ1の嵌合面と第2コネクタ101の嵌合面とを目視することができず、手探りで嵌合作業を行うこととなる。すると、手探りなので正確な位置合せをすることができず、第1コネクタ1の位置と第2コネクタ101の位置とがずれてしまうことがある。例えば、第1コネクタ1に対して第2コネクタ101が位置ずれした状態であって、かつ、第1コネクタ1の嵌合面に対して第2コネクタ101の嵌合面が傾斜した状態となることがある。
【0061】
このような状態で、オペレータが第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を嵌合方向に移動させると、第1コネクタ1の第1凸部13のいずれか一方の島端部17に、第2コネクタ101のいずれか一方の第2突出端部122が当接してしまい、前記島端部17は、第2突出端部122から嵌合方向又は嵌合方向に対して交差する方向の大きな押圧力を受けることとなる。しかも、島端部17は、比較的幅の狭い第1凸部13の端部であってX−Y軸方向の3つの側面が凹部12に囲まれているので、Z軸正方向を向いた上面のみならず、前記3つの側面、すなわち、第1突出端部21の端壁部21bに対向する側面、及び、側壁延長部21cに対向する2つの側面が押圧力を受ける可能性がある。
【0062】
しかし、本実施の形態においては、島端部17には内側補強金具71が取付けられ、島端部17における上面及び3つの側面の大半は、内側補強金具71の内側本体部72、側板74及び端板77によって覆われているので、第2突出端部122から大きな押圧力を受けても、該押圧力は、内側補強金具71の側板74から接続脚部76を介して第1基板に伝達され、島端部17の上面及び3つの側面にはほとんど伝達されることがない。したがって、島端部17の上面及び3つの側面が損傷を受けたり、破損したりしてしまうことがない。
【0063】
また、島端部17は、幅の狭い第1凸部13の端部なので、特にY軸方向の成分を含む押圧力を受けた場合に、島端部17自体がY軸方向に倒壊する可能性が考えられる。しかし、本実施の形態においては、内側補強金具71が島端部17に取付けられ、その内側本体部72のY軸方向両端に接続された側板74を介して接続された一対の接続脚部76がY軸方向の両側に延在し、その先端に位置する基板接続部76aが第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続固定されているので、島端部17のY軸方向への倒壊は、確実に防止される。
【0064】
さらに、第1突出端部21の端壁部21bの方向を向いた成分を含む押圧力を受けた場合に、内側補強金具71が端壁部21bに対してお辞儀をするような姿勢となり、特に端板77が島端部17における端壁部21bに対向する側面から離脱してしまう可能性が考えられる。しかし、本実施の形態においては、島端部17に取付けられた内側補強金具71が、内側本体部72のY軸方向両端に接続された側板74を介して接続された一対の接続脚部76がY軸方向の両側に延在し、その先端に位置する基板接続部76aが第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続固定されているので、島端部17がお辞儀をするような姿勢となって端板77が離脱してしまうことは、確実に防止される。
【0065】
一方、第1突出端部21には外側補強金具51が取付けられ、端壁部21bとその両端に接続された側壁延長部21cの上面(Z軸正方向側の面)の大半は、中央ガイド部57及び接触腕部54によって覆われているので、第2突出端部122から大きな押圧力を受けても、該押圧力は、外側補強金具51の外側本体部52及び接触腕部54から接続脚部56を介して第1基板に伝達され、端壁部21b及び側壁延長部21cにはほとんど伝達されることがない。したがって、前記端壁部21b及び側壁延長部21cが損傷を受けたり、破損したりしてしまうことがない。
【0066】
このように、本実施の形態においては、第1コネクタ1は、第1ハウジング11と、第1ハウジング11に装填される第1端子61と、第1ハウジング11に装填される補強金具とを備える。そして、第1ハウジング11は、第2コネクタ101の第2ハウジング111と嵌合する凹部12と、凹部12内の第1凸部13であって、第2ハウジング111の凹溝部113と嵌合する第1凸部13とを含み、補強金具は、第1凸部13の長手方向の端部である島端部17に装填される内側補強金具71を含み、内側補強金具71は、島端部17の上面に配設された内側本体部72と、内側本体部72に接続され、島端部17の端側面に配設された端板77と、内側本体部72の左右両端に接続され、島端部17の左右側面に配設された一対の側板74と、各側板74の下端に接続され、第1ハウジング11の幅方向外方に向いて延出する一対の接続脚部76とを含んでいる。
【0067】
これにより、嵌合作業中に第1ハウジング11における第1凸部13の長手方向の端部である島端部17は、内側補強金具71によって適切に保護されるので、損傷を受けたり、破損したりしてしまうことがない。また、内側補強金具71自体は、堅牢であって位置や姿勢がずれることがないので、島端部17を確実に保護することができる。したがって、第1ハウジング11の保護状態が確実に維持され、信頼性が向上する。
【0068】
また、接続脚部76は、その先端が第1コネクタ1が実装される第1基板の表面に接続される。したがって、内側補強金具71の位置や姿勢のずれが確実に防止される。
【0069】
さらに、接続脚部76は、その下面の少なくとも一部が第1ハウジング11の実装面11bに露出する。さらに、内側補強金具71は、少なくともその一部が第1ハウジング11に埋込まれ、第1ハウジング11と一体化されている。したがって、内側補強金具71の位置や姿勢のずれが、より確実に防止される。
【0070】
さらに、第1ハウジング11は、長手方向両端に形成された第1突出端部21であって、第2コネクタ101の第2ハウジング111の長手方向両端に形成された第2突出端部122と嵌合する第1突出端部21を含み、補強金具は、第1突出端部21に装填される外側補強金具51を含み、外側補強金具51は、第1突出端部21の端壁部21bに配設された中央ガイド部57と、第1突出端部21の左右の側壁延長部21cに配設された一対の接触腕部54とを含み、凹部12が第2コネクタ101の第2ハウジング111と嵌合すると、接触腕部54が第2ハウジング111に装填された第2補強金具151と接触する。これにより、嵌合作業中に第1ハウジング11の第1突出端部21は、外側補強金具51によって適切に保護されるので、損傷を受けたり、破損したりしてしまうことがない。また、外側補強金具51と第2補強金具151との係合状態を確実に維持することができ、外側補強金具51と第2補強金具151との導通状態を確実に維持することができ、信頼性を向上させることができる。
【0071】
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本開示は、コネクタに適用することができる。
【符号の説明】
【0073】
1 第1コネクタ
11、811 第1ハウジング
11a、111a 嵌合面
11b 実装面
12、812 凹部
12a、113 凹溝部
13 第1凸部
14 側壁部
15 第1端子収容キャビティ
15a 第1端子収容内側キャビティ
15b 第1端子収容外側キャビティ
17 島端部
21 第1突出端部
21b 端壁部
21c 側壁延長部
21d 外側凸部
22 嵌合凹部
25 内端凸部
51、851 外側補強金具
52 外側本体部
52a コーナ部
53 接続腕部
53a 結合用凹部
54 接触腕部
54a、57a 上側覆部
54b、57b 内側覆部
56、76 接続脚部
57 中央ガイド部
57c 凸部収容開口
61、861 第1端子
62、162 テール部
63 被保持部
64 下側接続部
65、165 第1接触部
66、166 第2接触部
67 上側接続部
71、871 内側補強金具
72 内側本体部
74 側板
76a、156 基板接続部
77 端板
101 第2コネクタ
111、911 第2ハウジング
112 第2凸部
122 第2突出端部
122a 補強金具収容凹部
151 第2補強金具
152 第2本体部
154 側方覆部
155 接触側板部
157 中央覆部
161、961 第2端子
164 接続部
813 凸部
951 補強金具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7