【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ここで適用される。したがって、本発明の目的は、先行技術に比べて改善されたポールハンドルのための手保持デバイスを提供することである。これは、特に、ウォーキングポール、トレッキングポール、高山用ポール、クロスカントリーポール、及びノルディックウォーキングポール用のポールハンドル、特に上方から握られるのに適したドーム形ハンドル頭部を有するポールハンドルに連結するための手保持デバイスを改善することを含む。さらなる目的は、とりわけ、必ずしも必要ではないが、このような手保持デバイスを用いて使用できるポールハンドルを提供することである。
【0005】
本目的は、とりわけ、請求項1〜7のいずれかに記載の手保持デバイスにより達成される。本発明に係る手保持デバイスは、ポールハンドルへの締着、好ましくは、例えば、欧州特許第2168641号に記載されるような、スキーポール、ノルディックウォーキングポール、クロスカントリーポール、又はハイキングポールのために特に好ましい、請求項8〜14のいずれかに記載のポールハンドルへの締着に役立つ。本発明に係る手保持デバイスは、下でさらに記述される請求項8〜14のいずれかに記載のポールハンドルへの締着に特に好適であるが、下で記述されるポールハンドルとは独立してそれ自体が発明であり、結果として、さまざまに開発されたポールハンドルへの締着に使用することもできる。国際公開第2006/066423号及び国際公開第2006/066424号は、ポールハンドル又は自動ロック式機構を有するポールハンドルへの連結に好適な手保持デバイスを開示する。まず第一に、これは、例えば欧州特許第2168641号に記載されるような、上方及び側方の両方から握ることができるポールハンドルにこのような連結機構を利用することが可能でないと思われるが、これは保持マンドレルと手保持デバイスとの間の連結要素により画定される短い距離によって使用者は上方からポメルを握ることができないからである。しかしながら、ここで提案される手保持デバイス又はここで提案されるポールハンドルは、対応する適合を含み、驚くほど実用的かつ効率的な方法でこのことを可能にする。
【0006】
手保持デバイスは、手のための挿入開口部と、手の甲のための第1の出口開口部と、親指のための第2の出口開口部とを備え、さらに、親指と他の指との間にガイドされる第1のストリップを備え、第1のストリップには、ポールハンドル内の、及び/又はポールハンドル上の解放可能機構に自動ロック式で締着できる連結要素が設けられる。本発明の核心は、第1のストリップが、少なくとも部分的に弾性であるように実現されることである。連結要素が締着される第1のストリップの弾性によって、使用者は、ポールハンドルに手保持デバイスが締着されている状態でさえポールのハンドル頭部を上方から握ることができる、すなわち、地形又は歩行移動が何を必要とするかに応じて、ハンドル本体を側方から握る位置から、ハンドル頭部穴を上方及び後部から握る位置へと変えることができる。第1のストリップは、好ましくは、手の外面の側における手保持デバイスの領域、すなわち、手の上部表面の側における連結要素から延在する領域が弾性である。対照的に、連結要素から手の内面の側における手保持デバイスの領域まで延在する第1のストリップの領域が、非弾性であるように、例えば、第1のストリップの当該非弾性領域を形成するか、又は手の内面の側における領域で第1のストリップに縫い付けられる単層若しくは多層ベルトの形態で実現される場合が好ましい。手を引っ張ると、ハンドストラップに、特に手の内面の側におけるハンドストラップの領域でのひずみは下方に向かい、手を動かすと、特に手の外面の側の領域においてひずみは上方に向かう。結果として、手を下方に動かすと、第1のストリップの長さは大きくならないか又はほとんど大きくならないのに対し、手を上方に動かす(例えば、ハンドル頭部の周りを上方からから握った場合)と、第1のストリップの長さは、ハンドル頭部を上方から快適に握ることができるようにかなり大きくなることが望ましい。
【0007】
10Nの力が印加されると、長さ5cmのストリップは、当該力では、少なくとも3mm、好ましくは、少なくとも5mm、10mm、又はさらには15mm、又は20mmの長さの変化を受ける場合に弾性であると明示される。これとは対照的に、当該発明の文脈において「非弾性」とは、前述の10Nの力が同じ長さのストリップに印加されたとき、3mm未満、好ましくは2mm未満、特に好ましくは1mm又は0.5mm未満の伸びが生じることを意味する。
【0008】
好ましい実施形態によると、手保持デバイスは、親指と他の指の間、すなわち、手の甲のための第1の出口開口部と親指のための第2の出口開口部との間において、手の外面の側における手保持デバイスの領域と手の内面の側における手保持デバイスの領域とを、好ましくは一体的に接続する第2のストリップを備える。この場合、第1のストリップが第2のストリップに重なり合うことによって空間が形成される。当該間隙又は分離は、ハンドル頭部が上方から握られたときに、ハンドストラップが手に正常に適合したままである一方、これとは独立して、第1のストリップの長さがその弾性の結果伸びることができ、結果的に、連結要素と手との距離が大きくなることができるために必要である。ストリップは両方とも、ハンドルの頭部を握ることができるように、締着要素の下の領域に緩やかに配置される。第2のストリップのその後の延伸の際、第2のストリップは、目的とされる応力の方向における張力を吸収することができるように、手の内表面の側において手保持デバイスに締着される。
【0009】
さらなる好ましい実施形態によると、第2のストリップは、手の外面の側における領域で多層であり、すなわち、少なくとも2つの好ましくは非弾性材料層から実現され、第1の弾性ストリップは、手の外面の側における第2のストリップのこのような2つの材料層間の領域に延在する。その結果、第1の弾性ストリップは、好ましくは手の外面の側における領域の、第2のストリップから形成されるトンネル又はチャネルを通ってある程度ガイドされる。この場合、非延伸状態の第1の弾性ストリップがトンネルから突出していないか、又はわずかしか突出しないことと、使用者の手がポールハンドルを上方から握る場合にのみトンネルから突出する、すなわち、第1の弾性ストリップが作用を受けるか又は延伸していることが有利であり得る。
【0010】
この場合、手保持デバイスは、ハンドストラップとして、又はグローブの形態で実現され得る。グローブの場合、連結要素は、ストリップ又はグローブ部分と重なり合い、親指と人差し指の間を進む第1のストリップに配置される。この場合、親指と人差し指の間を進み、グローブの一部を成すストリップは第2のストリップとして理解されるべきである。
【0011】
第1のストリップは、好ましくは、手保持デバイスに締着され、弾性又は可撓性の、好ましくはゴム弾性材料製の第1の領域に少なくとも形成されるストリップである。例えば、弾性ストリップの第1の弾性領域は、弾性バンド若しくはゴムバンド又は弾性及び非弾性の領域及び/又は構成要素を有する不織布状織物材料から形成することができる。第1の弾性領域は、好ましくは、手の外面の側における領域に配置される。第1のストリップ全体が弾性バンドから実現されることもまた考えられるが、非弾性領域、例えば、手の内面の側におけるハンドストラップの領域の場合には、弾性バンドが当該非弾性領域において非弾性ベルトに縫い付けられる。
【0012】
特に有利な実施形態において、第1のストリップは、手の外面の側における手保持デバイスの領域を手の内面の側における手保持デバイスの領域と接続するか、又は第2のストリップに加えて当該2つの領域間にさらなる接続を提供する。第1のストリップは、好ましくは縫い付けの結果として、手の外面の側におけるその第1の端部と、手の内面の側におけるその第2の端部とにおいて手保持デバイスに締着される。
【0013】
この場合、手保持デバイスが部分的に、手の外面の側における領域が多層で実現される場合が特に好ましい。このような場合、第1のストリップは、好ましくは手の外面の側におけるその第1の端部においてそして第1の材料層と第2の材料層との間において手保持デバイスに締着、好ましくは、縫い付けられ、これは、手の上部表面又は手の外面における手のための挿入開口部を向く。この場合、シームは、手保持デバイスの材料層すべてを通って飛び出ることができる。この場合、手の外面の側における手保持デバイスの領域がスロット又は挿入開口部を備え、そのスロット又は挿入開口部を通って、第1のストリップ又は第1のストリップの弾性領域が、2つの材料層間の「トンネル」にあるかのように、進入し、その締着部までガイドされ得る場合、有利である。連結要素からスロット又は挿入開口部に入る第1のストリップの進入部までを測った、トンネル外部に配置された第1のストリップの弾性領域の部分は、好ましくは、手の外面の側における手保持デバイスの領域の上部材料層の下を進むトンネル状部分よりも小さい。
【0014】
第1のストリップ、又は手の外面の側におけるその端部が、手の外面の側における手保持デバイスの領域にある手のための挿入開口部の近くに締着される場合特に有利である。その結果、第1のストリップの弾性領域の長さは最大になり、したがって、ハンドル頭部を上方から握る最大位置は、弾性ストリップの弾性復元力が不快だと感じられることなく、又は復元力が使用者の手を、側方から握る位置へと戻すように引っ張ることなく、可能になる。この場合、締着部又はシームと、手のための挿入開口部に隣接する手保持デバイスの縁部との間の距離は、最大0.5〜5cm、好ましくは最大0.5〜3cmである。特に、当該締着部は、当該手のための挿入開口部から1.5〜2.5cmの距離である。連結要素と手の外面の側における領域の第1のストリップの締着部との間の距離は、好ましくは、連結要素と手の内面の側における手保持デバイスの領域の第1のストリップの締着部との間の距離よりも大きい。
【0015】
手の外面の側におけるその第1の端部の手の外面の側における手保持デバイスの領域のその締着部と、手の内面の側におけるその第2の端部の手の内面の側における手保持デバイスの領域のその締着部との間の領域にある第1のストリップは、好ましくは、手保持デバイスに、好ましくは少なくとも連結要素の領域又はその付近には締着されない。その結果、第1のストリップは、第2のストリップと重なり合い、手の内面の側における領域を手の外面の側における手保持デバイスの領域と一体的に接続することにより空間を形成する領域で、手保持デバイスの本体から突出している。第2のストリップが、手の外面の側における領域で多層で実現され、かつ、第1の弾性ストリップが、第2のストリップのこのような2つの材料層間の手の外面の側における領域に延在するさらに上述された実施形態において、当該空間は、最小に限定され得、すなわち、第1のストリップと第2のストリップとが互いに、おそらくは複数領域の当該重なり合う領域で接触するが、少なくとも当該重なり合う領域では接続されていないか、又は当該重なり合う領域で2つの別個の要素として実現されるか、又は互いに対して変位可能である。
【0016】
連結要素は、例えば、鋸歯状剛性要素として、フック状デバイス、又は好ましくは可撓性のストラップ形状/リング形状又は鳩目形状のデバイスとして実現され得、連結要素は、特に好ましくは、可撓性のストラップ又は鳩目として実現され、また低伸縮性で、適用可能な場合編組された材料から、又は編まれた若しくはコーティングされたワイヤ状材料から本質的に製造される。ストラップ又は鳩目は、好ましくは、固有の剛性を有するケーブル又はスターラップ又は可撓性プラスチック材料コードからなる。ストラップ又は鳩目の場合、手保持デバイスは、ハンドストラップが連結可能なフック状デバイスを備えるため、請求項8〜14のうちいずれか一項に記載のポールハンドルへの締着に特に好適である。
【0017】
手保持デバイスは、好ましくは、手のための挿入開口部と手の甲のための第1の出口開口部との間の領域に、例えば2つの相補的なベルクロ領域によって可変であるように固定可能な第1の締着デバイスを備える。
【0018】
また、さらに、本発明の目的は、手保持デバイスの締着のためのフック状デバイスを有する改善されたポールハンドルを提供することである。当該目的は、特に、請求項8〜14のうちいずれか一項に記載のポールハンドルにより達成される。本発明によるポールハンドルは、ポール、特に好ましくはスキーポール、ノルディックウォーキングポール、クロスカントリーポール、又はハイキングポールに好適であり、ハンドル本体と、特にハンドストラップ又はグローブの形態の手保持デバイスの締着のための、特に請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の手保持デバイスの締着のための、フック状デバイスを有するハンドル頭部とを備える。本発明に係るポールハンドルは、上記手保持デバイスからは独立してそれ自体が発明である。本発明に係るポールハンドルは、本発明に係るハンドストラップと組み合わせて使用することができるが、ストラップ形状又は鳩目形状のデバイスを有するその他の手保持デバイスも当該ポールハンドルに連結できる。ハンドル頭部は、好ましくは、上部ハンドル本体領域に一体成形されるが、ポールチューブの中央凹みを形成するチューブに一体成形されても、又は上部ハンドル本体領域若しくはチューブに嵌め込まれても、又はチューブ内に挿入されてもよい。この場合、フック状デバイスは、別個のロックモジュールに締着されるか、又はその一部を成す。ロックモジュールは、片方の手の側から及び/又は上方からアクセス可能である凹み、特に、軸方向において上方からアクセス可能なハンドル頭部の凹みに挿入可能であり、ハンドル頭部内及び/又はハンドル頭部上に締着可能である。ストラップ形状、リング形状、又は鳩目形状のデバイスとして実現される連結要素が、上方からフック状デバイス内に本質的に押し込まれ、手保持デバイス上に設けられ、フック状デバイス内又はフック状デバイス上に、及びロックモジュールに自動ロック式で固定されるように、回転可能な又は変位可能なロック手段はロックモジュール内及び/又はロックモジュール上に配置される。
【0019】
ロックモジュールは、好ましくは、ポールハンドルの長手軸を横切るように配置された少なくとも1つの第1のクロスピンによってハンドル頭部に締着される。好ましい実施形態によると、ロックモジュールは、第2のクロスピンによってハンドル頭部にさらに締着される。ハンドル頭部がカバーを備える場合、クロスピンのうち少なくとも1つは好ましくは、同時に、後述のようにハンドル頭部にカバーを締着するのに役立つ。
【0020】
次の好ましい実施形態によると、ハンドル頭部は、その上部表面に配置され、特に好ましい実施形態によると凸状に実現されるカバーを備え、補強のために、可能な支柱及び/若しくは肩部ならびに/又はさらなる補強及び/若しくはガイド構造を備えることができる。カバーは好ましくは、着脱可能であるように実現される。この目的を達成するために、カバーは、例えば、掛止突起を備えることができる。掛止突起は、頭部領域の内部へと突出し、そこで、この目的のために設けられた構造に自動ロック式で固定可能である。これに代えて、ハンドル頭部は、カバーが取り付けられているときにカバーの切り込み部分に留まるか又は掛止できる掛止突起を備えることもできる。その後部端部が走行方向と反対の方向を向くカバーは、好ましくは、静止位置においてポールハンドルの長手軸又はポール長手軸に実質的に平行に延在する2つの脚部を備える。当該脚部は、それぞれ凹みを備えることができる。第2のクロスピン又は軸方向ピンは、この凹みを通って、ポール長手軸及び走行方向を横切って、好ましくは、ハンドル頭部の横断軸に平行にガイドされ得る。この場合、脚部の2つの凹みは、好ましくは、ハンドル頭部の2つの凹みと位置合わせされる。カバーは、頭部領域に締着することができ、同時に、ロックモジュールは、第2の、実質的に水平に配置されたクロスピンによって、ハンドストラップの締着のためにハンドル頭部に締着することもできる。この場合、第2のクロスピンは、好ましくは、ポール長手軸を横切って、かつ走行方向及びカバーの2つの脚部を横切ってハンドル頭部を貫通する。ロックモジュールは、好ましくは、変位可能及び/又は回転可能であるように取り付けられる掛止ブロックを備え、その上又は中に掛止手段が配置される。
【0021】
特に好ましい実施形態について言えば、ロックモジュールは、掛止ブロックに締着され、ばね力に抗して外側から傾斜されて自動ロックを解除できる作動要素をさらに備える。
【0022】
作動要素又はその解放ボタンは、好ましくはハンドル頭部の上部表面及び/又は手保持デバイスに向けられた手の側においてその上部表面を有する輪郭を成すように少なくとも部分的に展開される。静止位置において、ハンドル頭部の上部表面における作動要素の上部表面は、少なくとも部分的に、又は特にほぼ完全にハンドル頭部の外側輪郭に統合されており、これは、作動要素又は解放ボタンの作動運動中もそのままである。この場合、ハンドル頭部の外側輪郭は、ハンドル頭部の先端からハンドル頭部とハンドル本体との間の手の側における境界まで実質的に半円状又は弓状に延在する。
【0023】
ロックモジュールがハンドル本体の空洞内に配置された軸方向渦巻きばねを有し、緊急解除のために下方に事前に張力がかけられ、その張力は、好ましくは調節ナットによって調節することができる場合、特に有利である。
【0024】
掛止手段は、好ましくは、フック状デバイスの開口の方向における正常な使用時の力を超える応力が生じた場合に、ストラップ形状、リング形状、又は鳩目形状のデバイスの緊急解放が実施されるように実現される。
【0025】
掛止手段は好ましくは、保持突起の形態で実現され、保持突起は、好ましくは、挿入方向上方に傾斜した側面を有し、フック状デバイスに対して張力がかけられる位置においては、力に対して制限される、好ましくは調節可能であるストラップ形状、リング形状、又は鳩目形状のデバイスのための掛止領域を下方に画定する。特に好ましい実施形態によると、保持突起は、好ましくは、ばね荷重掛止ピンに一体的に接続されるか、又はその一部を成す。
【0026】
この場合、保持突起は、好ましくは、変位可能であるように取り付けられる。変位により、規定された、好ましくは調節可能な力に対して制限された掛止領域の上方への解放が行われ、好ましくは、力は、ばね又は弾性要素によって確保される。保持突起は、好ましくは、渦巻きばね、又はこれに代えて、エラストマーばね若しくはねじりばねを用いて、掛止領域を閉鎖する変位位置まで張力がかけられる。当該張力は、安全な解放が50〜250Nを超える力でのみ行われるように調節可能である。当該設計は、その結果、ロックモジュール全体のための調節可能な緊急解放の利点を備える。解放力は、例えば、ロックモジュールがハンドル頭部から取り外され、調節ナットが対応するツールを使用して必要条件に対応するように調節されることによって、非常に簡単な方法で調節することができる。渦巻きばねを使用した結果、当該安全な解放は、最も多様な温度条件下でも保証され、加えて、渦巻きばねは、ポールハンドルの内部において、汚染、着氷等が防止できるように十分に隠蔽される。
【0027】
さらなる好ましい実施形態によると、ロックモジュールは、フック状デバイスが配置された固定要素と、掛止手段が配置され、アンカー要素によってポールハンドルの長手軸の方向下方にハンドル本体に取り付けられた掛止ブロックとを備える。当該ロックモジュールは、好ましくは、自動ロックの解放のために実現される回転可能な及び/又は傾斜可能な作動要素をさらに備える。掛止ブロック及び作動要素は、固定要素によって周りが係合され、かつ/又は少なくとも部分的に固定要素に受容される。
【0028】
本発明の特に有利な実施形態は、請求項1〜7のいずれかに記載の手保持デバイスを有する請求項8〜14のいずれかに記載のポールハンドル、又は請求項8〜14のいずれかに記載のポールハンドルを有するポール、特に、スキーポール、ノルディックウォーキングポール、クロスカントリーポール、若しくはハイキングポールを含み、請求項1〜7のいずれかに記載の手保持デバイスは、ポールハンドルに締着されるか又は締着可能である。
【0029】
当該モジュール設計の実質的な利点は、ユニット全体として製造されるロックモジュールの簡略化された取り付けである。ロックモジュールのモジュール設計の結果、ロックモジュールは、個々のアセンブリとして製造可能であり、ハンドル頭部又はハンドル本体に挿入可能である。加えて、ロックモジュールがハンドル頭部の凹みに受容された結果として、保持マンドレル又はフック状デバイスはポールハンドルの外側輪郭に最適なように埋め込まれるため、邪魔だと感じられない。
【0030】
さらなる例示的実施形態は従属クレームに記述される。