【実施例】
【0088】
実施例1.合成
概論
1H及び
13CのNMRスペクトルは、Bruker AVANCE III 500スペクトロメーター上で300Kで記録した(
1Hは500MHz、
13CのNMRは125MHz)。
1H及び
13CのNMRスペクトルは、残りの非重水素化溶媒(またはテトラメチルシラン)の
1Hシグナル、及び重水素化溶媒の
13Cシグナルをそれぞれ標準とした。AB SCIEX TripleTOF(登録商標)5600質量分析計上で高分解能質量スペクトルを記録し、ESIを用いて全ての試料のイオン化を行った。化合物の純度を分析HPLCによって決定したところ、95%を上回っていた。CBM−20A通信バスモジュール、DGU−20A
5R脱気ユニット、LC−20AD液体クロマトグラフポンプ、SIL−20A
HTオートサンプラー、SPD−M20A光ダイオードアレイ検出器、CTO−20Aカラムオーブン、及びPhenomenex Kinetex 5u C18 100A 250mm×4.60mmカラムを装備したShimadzu Prominence UFLC(UltraFast Liquid Chromatograph)システム上で、方法A(7分にわたって0.1%FAを含有する5〜95%のMeOH勾配、続いて、1mL/分の流速で13分間にわたって0.1%FAを含有する95%のMeOH)、方法B(7分間にわたって0.1%FAを含有する5〜95%のMeCN勾配、続いて、1mL/分の流速で13分間にわたって0.1%FAを含有する95%のMeCN)を用いて、分析HPLCを行った。
【0089】
1−(4−(6−((4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(1)
【0090】
DMSO(10mL)中のアセチルピペラジン(5.00g、39.0mmol)及び5−ブロモ−2−ニトロピリジン(5.00g、24.6mmol)の溶液に、トリエチルアミン(10.2mL、73.9mmol)を加えた。反応混合物を120℃で16時間加熱し、室温まで冷却し、EtOAcで研和した。形成された固体を濾過し、EtOAc(10mL)及びH
2O(30mL)で洗浄し、1−(4−(6−ニトロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンの第1の部分を黄色固体として得た。濾液と洗浄液を併せ、DCMで抽出した(3×100mL)。有機抽出物を併せ、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、1−(4−(6−ニトロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンの第2の部分を得た。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.16(s,3H)、3.47(t,2H,J 5.5)、3.52(t,2H,J 5.5)、3.71(t,2H,J 5.5)、3.83(t,2H,J 5.5)、7.23(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.14(d,1H,J 3.0)、8.20(d,1H,J 9.0)。HRMS(ESI) 251.1130([M+H]
+);C
11H
15N
4O
3+([M+H]
+)に対する計算値251.1139。
【0091】
MeOH(200mL)中の1−(4−(6−ニトロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンの懸濁液(2.51g、10.0mmol)に、10%Pd/C(107mg、0.100mmol、1mol%)を加えた。室温で、反応混合物をH
2で5時間バブリングし、Celite(登録商標)のパッドを通して濾過した。固体をMeOH(50mL)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、減圧下かつ真空で濃縮し、1−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンを褐色がかった固体として得(2.20g、100%)、精製せずに次のステップに使用した。HRMS(ESI):m/z 221.1390[M+H]
+;C
11H
17N
4O
+[M+H]
+に対する計算値221.1397。
【0092】
氷浴上のDCM(100mL)中の1−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(2.21g、10.0mmol)、N,N′−ビス−Boc−S−メチルイソチオウレア(3.50g、12.0mmol)、及びトリエチルアミンの溶液(4.90mL、35.1mmol)に、HgCl
2(5.45g、20.1mmol)を加えた。氷浴上で0.5時間撹拌した後、反応混合物を室温まで加温し、12時間撹拌し、Celite(登録商標)のパッドを通して濾過した。固体をDCM(50mL)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5から90:10への勾配)、1−アセチル−4−(6−(2,3−ビス(tert−ブトキシカルボニル)グアニジノ)ピリジン−3−イル)ピペラジンを淡黄色固体として得た(3.82g、82%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.53(s,18 H)、2.14(s,3H)、3.13(t,2H,J 5.5)、3.18(t,2H,J 5.5)、3.63(t,2H,J 5.5)、3.78(t,2H,J 5.5)、7.29(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.87(d,1H,J 7.5)、7.99(d,1H,J 2.5)、10.90(br s,1H)、11.58(br s,1H)。HRMS(ESI):m/z 463.2668[M+H]
+;C
22H
35N
6O
5+[M+H]
+に対する計算値463.2663。
【0093】
DCM(5mL)中の1−アセチル−4−(6−(2,3−ビス(tert−ブトキシカルボニル)グアニジノ)ピリジン−3−イル)ピペラジンの溶液(724mg、1.56mmol)に、TFA(5mL)を加えた。反応混合物を16時間還流加熱し、減圧下で濃縮した。残渣をMeOH(50mL)に再溶解し、MeOH(50mL)中の過剰なAmbersep(登録商標)900樹脂の懸濁液(H
2Oで30分間、及びMeOHで30分間、予め膨潤させた水酸化物形態)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌して濾過し、固体をMeOH(50mL)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、減圧下で濃縮し、1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンをベージュ色の固体として得(410mg、100%)、さらに精製せずに次のステップに直接使用した。MS(ESI):m/z 263.2[M−TFA+H]
+。
【0094】
2−メトキシエタノール(6mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(1.08g、4.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(420mg、2.00mmol)の混合物に、NaOH(160mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、化合物1を黄色固体として得た(100mg、12%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.09(s,3H)、2.64(s,3H)、2.65(s,3H)、3.20(m,4H)、3.58(t,2H,J 5.0)、3.74(t,2H,J 5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.31(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 2.5)、8.14(s,1H)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.42(s,1H,J 5.5)。
13C NMR(CDCl
3)
δ 18.3,19.6,21.5,41.4,46.3,50.2,50.5,109.4,113.2,127.4,131.4,137.5,142.5,146.9,152.6,158.7,159.0,159.1,167.1,169.1。HRMS(ESI):m/z 410.1763[M+H]
+;C
20H
24N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値410.1758。分析RP−HPLC 方法A:t
R8.22分、純度>99%、方法B:t
R2.81分、純度>99%。
【0095】
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(2)
【0096】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1の懸濁液(71.0mg、0.17mmol)に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH)=90:10:1までのDCM勾配)、2を黄色固体として得た(49mg、77%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.63(s,3H)、2.65(s,3H)、3.11(t,4H,J 5.5)、3.26(t,4H,J 4.5)、7.11(d,1H,J 5.0)、7.49(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.10(d,1H,J 9.0)、8.53(d,1H,J 5.5)、9.70(br,1H)。HRMS(ESI):m/z 368.1653[M+H]
+;C
18H
22N
7S
+[M+H]
+に対する計算値368.1652。分析RP−HPLC 方法A:t
R8.00分、純度>98%、方法B:t
R2.88分、純度>96%。
【0097】
以下の化合物は、類似の経路によって合成した。
【0098】
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(3)
【0099】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(210mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、2を黄色固体として得た(119mg、31%)。融点183〜184℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.36(s,3H)、2.60(t,4H,J 5.0)、2.70(s,3H)、2.71(s,3H)、3.19(t,4H,J 5.0)、6.95(d,1H,J 5.0)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 2.5)、8.23(br,1H)、8.27(d,1H,J 9.0)、8.48(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 382.1788[M+H]
+;C
19H
24N
7S
+[M+H]
+に対する計算値382.1808。分析RP−HPLC 方法A:t
R8.54分、純度>99%、方法B:t
R3.23分、純度>99%。
【0100】
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(4)
【0101】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニル)アクリロニトリル(235mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、4を黄色固体として得た(90mg、23%)。融点110〜113℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.91(s,4H,チアゾール−CH
3 & ピペラジン−NH
)、3.11(s,3H)、3.27(t,4H,J 4.5)、3.48(t,4H,J 4.0)、7.84(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.31(d,1H,J 9.0)、8.48(d,1H,J 2.0)、9.33(s,1H)、11.13(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 393.1597[M+H]
+;C
19H
21N
8S
+[M+H]
+に対する計算値393.1604。分析RP−HPLC 方法A:t
R9.18分、純度>95%;方法B:t
R7.68分、純度>96%。
【0102】
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(5)
【0103】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニル)アクリロニトリル(235mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、5を褐色固体として得た(114mg、28%)。融点112〜114℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.37(s,3H)、2.60(t,4H,J 5.0)、2.63(s,3H)、2.76(s,3H)、3.21(t,4H,J 5.0)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.13(s,1H)、8.20(d,1H,J 9.0)、8.76(s,1H)、8.76(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 407.1772[M+H]
+;C
19H
21N
8S
+[M+H]
+に対する計算値407.1761。分析RP−HPLC 方法A:t
R9.58分、純度100%;方法B:t
R8.18分、純度100%。
【0104】
2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(6)
【0105】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニル)アクリロニトリル(235mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、6を黄色固体として得た(150mg、34%)。融点99〜101℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.79(s,3H)、2.25(s,3H)、2.45(s,3H)、2.85(d,2H,J 4.0)、2.92(s,2H)、3.33(d,4H,J 4.0)、7.22(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.67(d,1H,J 9.0)、7.85(d,1H,J 2.5)、8.68(s,1H)、10.47(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 435.1700[M+H]
+;C
22H
29N
8S
+[M+H]
+に対する計算値435.1710。分析RP−HPLC 方法A:tR10.92分、純度>97%;方法B:t
R8.69分、純度>96%。
【0106】
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(7)
【0107】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、7を黄色固体として得た(35mg、9%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.32(t,3H,J 7.5)、2.65(s,3H)、2.98(q,2H,J 7.5)、3.26(t,4H,J 2.5)、3.34(app s,4H)、7.13(d,1H,J 5.0)、7.52(dd,1H,J 9.5 & 3.5)、8.07(d,1H,J 3.0)、)、8.11(d,1H,J 9.0)、8.53(d,1H,J 5.5)、8.66(s,1H)、9.65(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 382.1810[M+H]
+;C
19H
24N
7S
+[M+H]
+に対する計算値382.1808。分析RP−HPLC 方法A:tR12.55分、純度>99%;方法B:t
R3.71分、純度>98%。
【0108】
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(8)
【0109】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、8を黄色固体として得た(50mg、13%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.41(t,3H,J 7.5)、2.34(s,3H)、2.58(t,4H,J 5.0)、2.69(s,3H)、3.00(q,2H,J 7.5)、3.18(t,4H,J 5.0)、6.93(d,1H,J 5.0)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.12(d,1H,J 3.0)、)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.52(d,1H,J 5.5)、8.97(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 396.1980[M+H]
+;C
19H
24N
7S
+[M+H]
+に対する計算値396.1965。分析RP−HPLC 方法A:tR12.58分、純度>99%;方法B:tR3.86分、純度>96%。
【0110】
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(9)
【0111】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(497mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、9を黄色固体として得た(51mg、13%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.13(t,3H,J 7.5) 1.42(t,3H,J 7.5)、2.49(q,2H,J 7.0)、2.63(t,4H,J 5.0)、2.70(s,3H)、3.02(q,2H,J 8.0
3)、3.20(t,4H,J 5.0)、6.95(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.07(d,1H,J 3.0)、)、8.28(d,1H,J 9.5)、8.40(s,1H)、8.49(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 410.2129[M+H]
+;C
21H
28N
7S
+[M+H]
+に対する計算値410.2121。分析RP−HPLC 方法A:tR12.61分、純度>99%;方法B:tR3.82分、純度>94%。
【0112】
1−(4−(6−((4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(10)
【0113】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、10を黄色固体として得た(175mg、41%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.43(t,3H,J 7.5)、2.15(s,3H)、2.71(d,3H,J 2.5)、3.03(q,2H,J 8.0)、3.12(t,2H,J 5.0)、3.15(t,2H,J 5.0)、3.65(s,6H)、3.80(t,2H,J 5.0)、3.78(t,2H,J 5.0)、6.98(d,J 5.5,1H)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 3.0)、8.05(s,1H)、8.32(d,1H,J 9.0)、8.48(d,J 5.5,1H)。HRMS(ESI):m/z 424.1932[M+H]
+;C
21H
26N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値424.1914。方法A: tR14.52分、純度100%;方法B:tR10.33分、純度100%。
【0114】
1−(4−(6−((5−クロロ−4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(11)
【0115】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−2−クロロ−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(259mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、11を黄色固体として得た(30mg、7%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.44(t,3H,J 7.5)、2.15(s,3H)、2.54(s,3H)、3.05(q,2H,J 7.5)、3.10(t,2H,J 5.0)、3.13(t,2H,J 5.0)、3.64(t,2H,J 4.5)、3.79(t,2H,J 5.0)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 2.5)、8.22(d,1H,J 9.0)、8.31(d,J 5.5,1H)、8.49(s,1H,NH)。HRMS(ESI):m/z 458.1525[M+H]
+;C
21H
25ClN
7OS
+[M+H]
+に対する計算値458.1524。分析RP−HPLC 方法A:tR11.26分、純度>99%;方法B:tR8.76分、純度>98%。
【0116】
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(12)
【0117】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、12を黄色固体として得た(61mg、16%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.43(t,3H,J 7.5)、2.71(d,3H,J 2.5)、3.03(q,2H,J 7.5)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.89(t,4H,J 5.0)、6.97(d,J 5.0,1H)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.99(s,1H)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.30(d,1H,J 9.0)、8.47(d,J 5.5,1H)。HRMS(ESI):m/z 383.1656[M+H]
+;C
19H
23N
6OS
+[M+H]
+に対する計算値383.1649。分析RP−HPLC 方法A:tR14.71分、純度>98%;方法B:tR10.48分、純度>97%。
【0118】
4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(13)
【0119】
メタノールHCl(32%、3mL)中のN−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(150mg、0.34mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩顆粒した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH)=90:10:1までのDCM勾配)、13を黄色固体として得た(108mg、80%)。R
F(DCM:MeOH=9:1+10滴の32%アンモニア水)0.10。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.43(d,6H,J 7.0)、1.65(br,1H)、2.71(s,3H)、3.07(t,4H,J 2.0)、3.11(t,4H,J 3.0)、3.30(m,1H)、6.96(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(s,1H)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.46(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 396.1961[M+H]
+;C
20H
26N
7S
+[M+H]
+に対する計算値396.1965。分析RP−HPLC 方法A:tR9.08分、純度>98%;方法B:tR7.44分、純度100%。
【0120】
4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(14)
【0121】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、14を黄色固体として得た(200mg、48.9)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.34(d,6H,J 7)、2.21(s,1H)、2.45(t,4H,J 5)、2.63(s,3H)、3.11(t,4H,J 4.5)、3.25(m,1H)、7.09(d,1H,J 5.5)、7.44(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.07(d,1H,J 9.5)、8.52(d,1H,J 5.5)、9.66(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 410.121[M+H]
+;C
21H
28N
7S
+[M+H]
+に対する計算値410.2121。分析RP−HPLC 方法A:tR9.14分、純度>97%;方法B:tR7.53分、純度100%。
【0122】
N−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(15)
【0123】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(496.6mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、15を淡黄色固体として得た(178mg、42%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.14(t,3H,J 7.0)、1.43(d,6H,J 7.0)、2.50(q,3H,J 7.0)、2.64(t,4H,J 5.0)、2.71(s,3H)、3.20(t,4H,J 5.0)、3.30(m,1H)、6.96(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.05(d,1H,J 2.5)、8.17(s,1H)、8.33(d,1H,J 9.5)、8.47(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 424.2298[M+H]
+;C
22H
30N
7S
+[M+H]
+に対する計算値424.2278。分析RP−HPLC 方法A:tR9.18分、純度>99%;方法B:tR7.15分、純度>98%。
【0124】
1−(4−(6−((4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(16)
【0125】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、16を黄色固体として得た(360mg、42%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.41(d,6H,J 7)、2.13(s,1H)、2.9(s,3H)、3.11(app m,4H)、3.28(m,1H)、3.62(t,2H,J 5.0)、3.78(t,2H,J 5.0)、6.96(d,1H,J 5.5)、7.35(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.14(d,1H,J 2.5)、8.33(d,1H,J 9.5)、8.55(d,1H,J 5.0)、9.24(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 438.2088[M+H]
+;C
22H
28N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値438.2071。分析RP−HPLC 方法A:tR10.50分、純度>98%;方法B:tR8.45分、純度>98%。
【0126】
4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(17)
【0127】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(331.7mg、1.50mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(60.0mg、1.50mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=97:3までのDCM勾配)、17を白色固体として得た(238mg、60%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.43(d,6H,J 7.0)、2.71(s,3H)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.32(m,1H)、3.89(t,4H,J 5.0)、6.97(d,1H,J 5.0)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.09(d,1H,J 3.0)、8.10(s,1H)、8.31(d,1H,J 9)、8.46(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 397.1797[M+H]
+;C
20H
25N
6OS
+[M+H]
+に対する計算値397.1805。分析RP−HPLC 方法A:tR10.97分、純度>99%;方法B:tR8.68分、純度100%。
【0128】
N−(5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(18)
【0129】
ジオキサン(3mL)中の1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−エチルピペラジン(341mg、1.20mmol)及び4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(234.3mg、1.00mmol)の混合物に、Pd
2dba
3(45.8mg、0.05mmol)、キサントホス(57.9mg、0.1mmol)、及びt−BuONa(144.2mg、1.50mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間150℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=98:2までのDCM勾配、18を白色固体として得た(210mg、48%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 0.97(t,3H,J 7.5)、1.36(d,6H,J 7.0)、2.28(q,2H,,J 7.5)、2.36(s br,8H)、2.67(s,3H)、3.24−3.30(m,1H)、3.42(s,1H)、7.17(d,1H,J 5.5)、7.70(dd,1H,J 8.5 & 2.0)、8.20(d,1H,J 2.0)、8.22(d,1H,J 8.5)、8.58(d,2H,J 5.5)、9.92(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 438.2435[M+H]
+;C
23H
32N
7S
+[M+H]
+に対する計算値438.2434。分析RP−HPLC 方法A:tR9.43分、純度>97%;方法B:tR8.66分、純度>98%。
【0130】
4−(2−メトキシ−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(19)
【0131】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(374mg、1.60mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−メトキシ−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(183mg、0.80mmol)の混合物に、NaOH(64.0mg、1.60mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、19を黄色固体として得た(52mg、13%)。融点190〜192℃。
1H NMR(CDCl
3) 2.37(s,3H)、2.58(s,3H)、2.60(t,4H,J 5.0)、3.19(t,4H,J 5.0)、3.37(s,3H)、6.73(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(s,1H)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.21(d,1H,J 9.0)、9.40(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 398.1779[M+H]
+;C
19H
24N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値398.1758。分析RP−HPLC 方法A:tR8.36分、純度>97%;方法B:tR3.59分、純度>99%。
【0132】
4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(20)
【0133】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.23mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH)=90:10:1までのDCM勾配)、20を黄色固体として得た(77mg、85%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.64(s,3H)、2.74(s,3H)、3.23(t,2H,J 5.5)、3.36(app s,4H)、7.12(d,1H,J 5.5)、7.54(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.06(d,1H,J 3.0)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.53(s,1H,J 5.5)、8.82(s,1H)、9.69(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 400.1390[M+H]
+;C
18H
22N
7S
2+[M+H]
+に対する計算値400.1373。分析RP−HPLC 方法A:tR8.85分、純度>98%,方法B:tR7.44分、純度>99%。
【0134】
4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(21)
【0135】
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(242mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、21を黄色固体として得た(200mg、48%)。融点206〜207℃。
1H NMR(CDCl
3) 2.37(s,3H)、2.61(t,4H,J 5.0)、2.69(s,3H)、2.73(s,3H)、3.19(t,4H,J 5.0)、6.93(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.20(s,1H)、8.24(d,1H,J 9.0)、8.46(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 414.1552[M+H]
+;C
19H
24N
7S
2+[M+H]
+に対する計算値414.1529。分析RP−HPLC 方法A:tR9.36分、純度>99%;方法B:tR7.83分、純度>99%。
【0136】
1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(22)
【0137】
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(242mg、1.00mmol)の混合物に混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、22を黄色固体として得た(141mg、32%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.15(s,3H)、2.69(s,3H)、2.73(s,3H)、3.13(app m,4H)、3.64(t,2H,J 5.0)、3.80(t,2H,J 5.0)、6.95(d,1H,J 5.5)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.08(d,1H,J 3.0)、8.29(d,1H,J 9.0)、8.49(s,1H,J 5.0)、8.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 442.1478[M+H]
+;C
20H
24N
7OS
2+[M+H]
+に対する計算値442.1486。分析RP−HPLC 方法A:tR8.23分、純度>97%,方法B:tR2.81分、純度100%。
【0138】
4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(23)
【0139】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.21mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH)=90:10:1までのDCM勾配)、23を黄色固体として得た(82mg、90%)。
1H NMR(CDCl
3) 1.47(s,3H)、1.48(s,3H)、2. 7(s,3H)、3.06(t,4H,J 4.5)、3.13(t,4H,J 5.0)、3.89(m,1H)、6.94(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 3.0)、8.04(s,1H)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.46(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 428.1696[M+H]
+;C
20H
26N
7S
2+[M+H]
+に対する計算値428.1686。分析RP−HPLC 方法A:tR9.86分、純度>93%;方法B:tR7.96分、純度>96%。
【0140】
4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(24)
【0141】
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.0mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(270mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、24を黄色固体として得た(97mg、22%)。融点198〜200℃。
1H NMR(CDCl
3) 1.46(s,3H)、1.47(s,3H)、2.37(s,3H)、2.61(t,4H,J 5.0)、2.69(s,3H)、3.19(t,4H,J 5.0)、3.88(m,1H)、6.93(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.08(s,1H)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.49(d,1H,J 5.0)、8.62(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 442.1865[M+H]
+;C
21H
28N
7S
2+[M+H]
+に対する計算値442.1842。分析RP−HPLC 方法A:tR10.34分、純度>96%;方法B:tR8.36分、純度>98%。
【0142】
1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(25)
【0143】
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(270mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、25を黄色固体として得た(193mg、41%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.47(s,3H)、1.48(s,3H)、2.15(s,3H)、2.70(s,3H)、,3.13(app m,4H)、3.65(t,2H,J 5.0)、3.80(t,2H,J 5.0)、3.89(m,1H)、6.95(d,1H,J 5.5)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.29(app br d,2H)、8.48(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 470.1787[M+H]
+;C
22H
28N
7OS
2+[M+H]
+に対する計算値470.1791。分析RP−HPLC 方法A:tR8.23分、純度>93%,方法B:tR2.81分、純度>95%。
【0144】
N,4−ジメチル−5−(2−((5−ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(26)
【0145】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(264mg、1.20mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(225mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、クロロホルム:MeOH=91:9までのクロロホルム勾配、32%アンモニア水を最大10%まで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、26を淡黄色固体として得た(94.0mg、24%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.47(s,3H)、2.83(t,4H,J 5.0)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.01(t,4H,J,5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.38(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(d,1H,J 3.0)、8.04−8.07(m,2H)、8.33(d,1H,J 4.0)、9.25(s,1H)。MS(ESI):m/z 383.1674[M+H]
+;C
18H
23N
8S
+[M+H]
+に対する計算値383.1761。分析RP−HPLC 方法A:tR8.37分、純度>99%;方法B:tR7.10分、純度>99%。
【0146】
4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(27)
【0147】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(264mg、1.20mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、クロロホルム:MeOH=91:9までのクロロホルム勾配、32%アンモニア水を最大3mLまで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、27を淡黄色固体として得た(131mg、32%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.41(s,3H)、2.88−2.89(m,7H)、3.07(t,4H,J 5.5)、7.41(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.88(d,1H,J 9.0)、8.03(d,1H,J 3.0)、8.26(q,1H,J 4.5)、8.75(s,1H)、10.30(s,1H)。MS(ESI):m/z 408.1660[M+H]
+;C
19H
22N
9S
+[M+H]
+に対する計算値408.1713。
【0148】
5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(28)
【0149】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((5−フルオロ−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(200mg、0.45mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、EtOAc:MeOH:NH
4OH)=90:10:1までのDCM勾配)、28を黄色固体として得た(140mg、77%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.47(d,3H,J 2.0)、2.83(t,4H,J 4.5)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.00(t,4H,J 5.0)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.94(d,1H,J 9.0)、7.96(d,1H,J 3.0)、8.11(app d,1H,J 4.5)、8.41(d,1H,J 3.0)、9.48(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 401.1678[M+H]
+;C
18H
22FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値401.1667。分析RP−HPLC 方法A:tR8.14分、純度>95%;方法B:tR2.80分、純度100%。
【0150】
N,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(29)
【0151】
2−メトキシエタノール(4.0mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(200mg、0.854mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン及びNaOH(58.1mg、1.71mmol)を加えた。反応混合物を30分間160℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、29を淡黄色固体として得た(91.0mg、27%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H)、2.45−2.47(m,7H)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.11(t,4H,J 5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.40(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.06−8.08(m,2H)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.24(s,1H)。MS(ESI):m/z 397.1958[M+H]
+;C
20H
25N
7S
+[M+H]
+に対する計算値397.1917。分析RP−HPLC 方法A:tR8.27分、純度>90%;方法B:tR7.09分、純度>94%。
【0152】
4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(30)
【0153】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(136mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物を60分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、30を淡黄色固体として得た(363mg、43%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.43(s,3H)、2.74(s,3H)、2.89(d,4H,J 5.0),3.17(d,4H,J 5.0),7.50(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(d,1H,J 9.0)、8.11(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 4.5)、8.77(s,1H)、10.39(s,1H)。MS(ESI):m/z 422.1808[M+H]
+;C
20H
24N
9S
+[M+H]
+に対する計算値422.1870。分析RP−HPLC 方法A:tR8.72分、純度>99%;方法B:tR7.36分、純度>99%。
【0154】
5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(31)
【0155】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物を60分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=92:8:1までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、31を赤褐色固体として得た(124mg、30%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H)、2.45(t,4H,J 4.5)、2.47(app d,3H,J 2)、2.87(d,3H,J 5)、3.10(t,4H,J 5)、7.40(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.95(d,1H,J 9.0)、7.97(d,1H,J 3.0)、8.11(q,1H,J 4.5)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 415.1846[M+H]
+;C
19H
24FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値415.1823。分析RP−HPLC 方法A:tR8.09分、純度>95%;方法B:tR2.83分、純度99%。
【0156】
5−(2−((5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(32)
【0157】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(496.6mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物を60分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、32を黄色固体として得た(146mg、34%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.03(t,3H,J 7.0)、2.36(q,3H,J 7.0)、2.48(app d,3H,J 2.0)、2.50(br,4H)、2.87(d,3H,J 5.0)、3.10(t,4H,J 5.0)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(d,1H,J 9.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.13(q,1H,J 4.5)、8.43(d,1H,J 3.5)、9.55(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 429.1982[M+H]
+;C
20H
26FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値429.1980。分析RP−HPLC 方法A:tR8.30分、純度100%;方法B:tR2.80分、純度100%。
【0158】
1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(33)
【0159】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(225mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配+0.5mLの32%アンモニア)、33を黄色固体として得た(100mg、24%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.15(s,3H)、2.56(s,3H)、3.05(s,3H)、3.10(t,2H,J 4.5)、3.14(t,2H,J 4.5)、3.64(t,2H,J 4.5)、3.79(t,2H,J 4.5)、5.73(s,1H)、6.88(d,1H,J 5.5)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.89(s,1H)、8.01(d,1H,J 2.0)、8.31(d,1H,J 9.0)、8.35(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 425.1878[M+H]
+;C
20H
25N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値425.1867。分析RP−HPLC 方法A:tR9.92分、純度100%;方法B:tR8.00分、純度100%。
【0160】
2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(34)
【0161】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(315mg、1.20mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、32%アンモニア水を最大3%まで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、34を淡黄色固体として得た(157mg、35%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.04(s,3H)、2.40(s,3H)、2.87(s,3H)、3.10(t,2H,J 5.0)、3.16(t,2H,J 5.0)、3.58(t,4H,J 5.0)、7.46(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、7.90(d,1H,J 9.0)、8.06(d,1H,J 3.0)、8.26(q,1H,J 3.0)、8.75(s,1H)、10.33(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 450.1844[M+H]
+;C
21H
24N
9OS
+[M+H]
+に対する計算値450.1819。分析RP−HPLC 方法A:tR10.34分、純度>97%;方法B:tR8.769分、純度>98%。
【0162】
1−(4−(6−((5−フルオロ−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(35)
【0163】
2−メトキシエタノール(6mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(1.08g、2.06mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(500mg、2.06mmol)及びNaOH(164.4mg、4.11mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で150分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、32%アンモニア水を最大1%まで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、35を赤褐色固体として得た(400mg、44%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.04(s,3H,)、2.47(d,3H,J 2.5)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.05(t,2H,J 5.0)、3.11(t,2H,J 5.0)、3.58(app q,4H,J 6.0)、7.43(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 9.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.12(q,1H,J 4.5)、8.43(d,1H,J 3.5)、9.59(s,1H)。HRMS(ESI) m/z 443.1800[M+H]
+;C
20H
24FN
8OS
+[M+H]
+に対する計算値443.1772。分析RP−HPLC 方法A:tR9.75分、純度>95%;方法B:tR7.77分、純度>95%。
【0164】
N,4−ジメチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(36)
【0165】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(266mg、1.20mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(225mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、36を淡黄色固体として得た(69.0mg、18%)。
1H NMR ,DMSO−d
6) δ2 .47(s,3H)、2.86(d,2H,J 5.0)、3.08(t,4H,J 5.0)、3.74(t,4H,J 5.0)、6.92(d,1H,J 5.0)、7.41(dd,1H,J 9.0 &3.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.06(q,1H,J 5.0 & 4.5)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.0)、9.26(s,1H)。MS(ESI):m/z 384.1674[M+H]
+;C
18H
21N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値384.1601。分析RP−HPLC 方法A:tR10.08分、純度>99%;方法B:tR7.98分、純度>99%。
【0166】
4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)−2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(37)
【0167】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(222mg、1.00mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(68.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=97:3までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、37を黄色固体として得た(126mg、31%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.42(s,3H)、2.89(d,3H,J 4.5)、3.12(t,4H,J 5.0)、3.75(t,4H,J 5.0)、7.42(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(d,1H,J 9.0)、8.04(d,1H,J 3.0)、8.23(dd,1H,J 9.0 & 4.5)、8.73(s,1H)、10.28(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 409.1549[M+H]
+;C
19H
20N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値409.1554。分析RP−HPLC 方法A:tR10.88分、純度>98%;方法B:tR8.60分、純度>97%。
【0168】
5−(5−フルオロ−2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(38)
【0169】
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(332mg、1.5mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(60.0mg、1.5mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、38を紫色の固体として得た(138mg、34%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.48(d,3H,J 2.0)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.08(t,4H,J 5)、3.75(t,4H,J 5.0)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(d,1H,J 9.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.12(q,1H,J 4.5)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.52(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 402.1524[M+H]
+;C
18H
21FN
7OS
+[M+H]
+に対する計算値402.1507。分析RP−HPLC 方法A:tR9.95分、純度100%;方法B:tR7.97分、純度100%。
【0170】
5−(2−((5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(39)
【0171】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテートトリフルオロアセテート(640mg、≦0.999mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(390mg、1.20mmol)及びNaOH(80.0mg、2.03mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で45分間140℃で加熱した。室温まで冷却し、濾過した。固体をMeOH(15mL)及びDCM(30mL)で洗浄し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、39を黄色固体として得た(64.0mg、14%、2段階での全収率)。融点275〜276℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.46(s,3H)、2.52(t,4H,J 4.0)、2.86(d,3H,J 4.0)、3.12(t,4H,J 3.6)、3.53(s,2H)、6.91(d,1H,J 4.4)、7.24−7.28(m,1H)、7.33−7.36(m,4H)、7.38(dd,1H,J 7.2 & 2.4)、7.96(d,1H,J 2.4)、8.03(q,1H,J 4.0)、8.06(d,1H,J 7.6)、8.32(d,1H,J 4.4)、9.18(s,1H)。HRMS(ESI):473.2252([M+H]
+);C
25H
29N
8S
+([M+H]
+)に対する計算値473.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR7.51分、純度>99%;方法B:tR6.26分、純度>99%。
【0172】
2−((5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(40)
【0173】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(640mg、≦0.999mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、0.999mmol)及びNaOH(80.0mg、2.03mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下45分間140℃で加熱した。室温まで冷却し、濾過した。固体をMeOH(15mL)及びDCM(30mL)で洗浄し、クロマトグラフィーにより濾過し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、40を黄色固体として得た(177mg、36%、2段階での全収率であり、6に基づいて算出した)。融点255〜256℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.40(s,3H)、2.51(t,4H,J 3.6)、2.87(d,3H,J 3.2)、3.14(t,4H,J 3.6)、3.51(s,2H)、7.23−7.28(m,1H)、7.32−7.35(m,4H)、7.40(dd,1H,J 7.2 & 2.4)、7.87(d,1H,J 7.2)、8.03(d,1H,J 2.4)、8.23(q,1H,J 3.2)、8.73(s,1H)、10.29(s,1H)。HRMS(ESI):498.2188[M+H]
+;C
26H
28N
9S
+[M+H]
+に対する計算値498.2183。分析RP−HPLC 方法A:tR8.38分、純度>95%;方法B:tR6.75分、純度>96%。
【0174】
5−(2−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(41)
【0175】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)グアニジントリフルオロアセテート(530mg、≦1.71mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(200mg、0.888mmol)及びNaOH(73.0mg、1.82mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で30分間160℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、41を黄色固体として得た(60.0mg、14%)。融点212〜213℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H)、2.50(t,4H,J 4.0)、2.85(d,3H,J 3.6)、3.05(t,4H,J 4.0)、3.51(s,2H)、6.81(d,1H,J 4.4)、6.85(d,2H,J 7.6)、7.23−7.29(m,1H)、7.31−7.35(m,4H)、7.57(d,2H,J 7.2)、7.98(q,1H,J 4.0)、8.26(d,1H,J 4.4)、9.13(s,1H)。HRMS(ESI):472.2295[M+H]
+;C
26H
30N
7S
+[M+H]
+に対する計算値472.2278。分析RP−HPLC 方法A:tR8.11分、純度>99%;方法B:tR6.62分、純度>99%。
【0176】
2−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(42)
【0177】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)グアニジントリフルオロアセテート(353mg、≦1.14mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(200mg、0.571mmol)及びNaOH(45.7mg、1.14mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で30分間160℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:EtOAc=1:3までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、42を黄色固体として得た(80.0mg、28%)。融点220〜221℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.34(s,3H)、2.50(t,4H,J 4.0)、2.86(d,3H,J 3.6)、3.08(t,4H,J 4.0)、3.51(s,2H)、6.89(d,2H,J 7.2)、7.23−7.29(m,1H)、7.31−7.35(m,4H)、7.48(d,2H,J 6.4)、8.17(q,1H,J 3.6)、8.67(d,1H,J 4.0)、10.03(s,1H)。HRMS(ESI):497.2206[M+H]
+;C
27H
29N
8S
+[M+H]
+に対する計算値497.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR8.36分、純度>96%;方法B:tR10.18分、純度>95%。
【0178】
N,N,4−トリメチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(43)
【0179】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.23mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、EtOAc:MeOH:NH
4OH)=90:10:1までのDCM勾配)、43を黄色固体として得た(83mg、92%)。融点210〜211℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.74(br,1H)、2.57(s,3H)、3.06(t,4H,J 5.5)、3.11(t,4H,J 3.5)、3.18(s,6H
2)、6.84(d,1H,J 5.5)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.79(s,1H)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 9.5)、8.31(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 397.1925[M+H]
+;C
19H
25N
8S
+[M+H]
+に対する計算値397.1917。分析RP−HPLC 方法A:tR8.39分、純度>95%;方法B:tR7.42分、純度100%。
【0180】
5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン(44)
【0181】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−5−フルオロピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.22mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=90:10:1までのDCM勾配)、44を黄色固体として得た(45.4mg、50%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.58(d,3H,J 2.0,)、3.05(t,4H,J 6.0)、3.09(t,4H,J 6.0)、3.17(s,6H)、7.30(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(br s,1H)、8.00(s,1H)、8.19(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 1.5)。HRMS(ESI):m/z 415.1821[M+H]
+;C
19H
24FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値415.1823。分析RP−HPLC 方法A:tR9.00分、純度>98%;方法B:tR7.30分、純度>99%。
【0182】
N,N,4−トリメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(45)
【0183】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(239mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、45を黄色固体として得た(40.0mg、10%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.36(s,3H)、2.57(s,3H)、2.59(t,4H,J 5.0)、3.17(br s,10H)、6.84(d,1H,J 5.5)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(s,1H)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 411.2048[M+H]
+;C
20H
27N
8S
+[M+H]
+に対する計算値411.2074。分析RP−HPLC 方法A:tR8.77分、純度>99%;方法B:tR3.24分、純度>95%。
【0184】
5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン(46)
【0185】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(257mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、46を赤褐色固体として得た(61.0mg、14%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.36(s,3H)、2.57(d,3H,J 2.5)、2.59(t,4H,J 5.0)、3.17(s,10H)、7.30(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.33(d,1H,J 2.0)、8.18(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 3.5)。HRMS(ESI):m/z 429.1981[M+H]
+;C
20H
26FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値429.1980。分析RP−HPLC 方法A:tR8.99分、純度>96%;方法B:tR7.30分、純度>98%。
【0186】
5−(2−((5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(47)
【0187】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、47を褐色固体として得た(76mg、17.2%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.50(q,2H,J 11.0)、1.84(d,3H,J 11.0)、2.21(s,7H)、2.47(s,3H,チアゾール−CH
3)、2.64(t,2H,J 11.0)、2.86(t,3H,J 3.5)、3.63(d,1H,J 11.0)、7.39(app d,1H,J 7.0)、7.92(d,1H,J 9.0)、7.98(s,1H)、8.10( 1H,J 4.0)、8.41(s,1H)、9.43(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 443.2136[M+H]
+;C
21H
28FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値443.2133。分析RP−HPLC 方法A:tR9.12分、純度>95%;方法B:tR2.84分、>99%。
【0188】
1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(48)
【0189】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(239mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、PE:EtOAc=100%までのEtOAc勾配)、48を黄色固体として得た(100mg、10%)。融点234〜235℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.12(s,3H)、2.55(s,3H)、3.08(t,2H,J 5.0)、3.11(t,2H,J 5.0)、3.15(s,6H)、3.61(t,2H,J 5.0)、3.77(t,2H,J 4.5)、6.83(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.08(d,1H,J 3.0)、8.32(d,1H,J 9.0)、8.37(d,1H,J 5.5)、8.73(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 439.2040[M+H]
+;C
21H
27N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値439.2023。分析RP−HPLC 方法A:tR10.06分、純度>97%;方法B:tR8.62分、純度>96%。
【0190】
1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−5−フルオロピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(49)
【0191】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(257mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、49を赤褐色固体として得た(148mg、32%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.14(s,3H)、2.57(d,3H,J 2.5)、3.08(t,2H,J 10.0)、3.11(t,2H,J 10.0)、3.17(s,6H)、3.63(t,2H,J 10.0)、3.78(t,2H,J 10.0)、7.31(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.04(d,1H,J 3.0)、8.23(d,1H,J 9.0)、8.25(app d,J 3.0,1H)、8.31(s,1H,NH)。HRMS(ESI):m/z 457.1925[M+H]
+;C
21H
26FNOS
+[M+H]
+に対する計算値457.1929。分析RP−HPLC 方法A:tR10.43分、純度>95%;方法B:tR8.29分、純度>95%。
【0192】
5−(5−フルオロ−2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン(50)
【0193】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテートトリフルオロアセテート(443mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(257mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、50を赤褐色固体として得た(166mg、40%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.58(s,3H)、3.11(t,4H,J 5.0)、3.17(s,6H)、3.89(t,4H,J 4.5)、7.29(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.05(s,1H)、8.21(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 3.5)。HRMS(ESI):m/z 416.1665[M+H]
+;C
19H
23FN
7OS
+[M+H]
+に対する計算値416.1663。分析RP−HPLC 方法A:tR10.60分、純度>95%;方法B:tR8.52分、純度>97%。
【0194】
5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(51)
【0195】
、2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(439mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、51を赤褐色固体として得た(66mg、17%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.52(m,2H)、1.63(m,4H)、2.47(s,3H)、2.87(d,3H,J 5.0)、3.07(t,4H,J 5.0)、7.38(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.93(d,1H,J 9.0)、7.97(d,1H,J 2.5)、8.10(d,1H,J 5.0)、8.41(d,1H,J 3.5)、9.45(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 400.1710[M+H]
+;C
19H
23FN
7S
+[M+H]
+に対する計算値400.1714。分析RP−HPLC 方法A:tR12.08分、純度>95%;方法B:tR8.70分、>98%。
【0196】
5−(5−フルオロ−2−((5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(52)
【0197】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(596mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、52を赤褐色固体として得た(29mg、6%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.88(d,3H,J 4.5)、2.94(s,3H)、3.23(t,4H,J 5.0)、3.27(t,4H,J 5.5)、3.33(s,3H)、7.52(app d,1H,J 8.0)、7.6(d,1H,J 9.0)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.15(d,1H,J 4.5)、8.44(d,1H,J 3.5)、9.69(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 479.1441[M+H]
+;C
19H
24FN
8O
2S
+[M+H]
+に対する計算値479.1442。分析RP−HPLC 方法A:tR10.60分、純度>94%;方法B:tR8.08分、>97%。
【0198】
5−(2−((5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(53)
【0199】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンジ(2,2,2−トリフルオロアセテート)(469mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、53を橙色固体として得た(40mg、10%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.75−1.80(m,2H)、2.45(d,3H,J 2.0)、2.62(t,2H,J 6.0)、2.85(t,2H,J 5.5)、3.45(t,2H,J 5.0)、3.53(t,2H,J 6.0)、7.13(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.78(s,1H)、7.79(d,1H,J 4.5)、8.08(q,1H,J 4.5)、8.37(d,1H,J 3.5)、9.21(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 415.1821[M+H]
+;C
19H
24FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値415.1823。分析RP−HPLC 方法A:tR8.72分、純度>98%;方法B:tR2.84分、100%。
【0200】
5−(5−フルオロ−2−(ピリジン−2−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(54)
【0201】
2−メトキシエタノール(8mL)中の粗1−(ピリジン−2−イル)グアニジン2,2,2−トリフルオロアセテート(409mg、3.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(487mg、2.00mmol)及びNaOH(160mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=98:2までのDCM勾配)、54を橙色固体として得た(70mg、22%)。
1H NMR(DMSO−d
6) 2.89(d,3H,J 4.5)、3.34(s,1H)、6.99(m,2H)、7.75(t,1H,J 7.5)、8.14(m,2H)、8.29(d,1H,J 3.0)、8.50(d,1H,J 3.0)、9.79(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 317.0989[M+H]
+;C
14H
14FN
6S
+[M+H]
+に対する計算値317.0979。分析RP−HPLC 方法A:tR10.45分、純度>97%;方法B:tR9.24分、純度>98%。
【0202】
N−イソプロピル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(55)
【0203】
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(143mg、0.32mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=90:10:1までのDCM勾配)、55を黄色固体として得た(120mg、92%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.19(d,6H,J 6.5,CH(CH
3)
2)、2.46(s,3H)、2.87(t,4H,J 5.0)、3.03(t,4H,J 5.5)、3.80−3.87(m,1H,CH)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.05(d,2H,J 7.5)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.29(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 411.2072[M+H]
+;C
20H
27N
8S
+[M+H]
+に対する計算値411.2074。分析RP−HPLC 方法A:tR8.43分、純度>96%;方法B:tR7.61分、純度99%。
【0204】
N−イソプロピル−4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(56)
【0205】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、56を黄色固体として得た(131mg、31%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.19(d,6H,J 6.5,)、2.22(s,3H)、2.46(s br,7H)、3.11(t,4H,J 5.0)、3.81−3.85(m,1H)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.38(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.04(d,2H,J 7.5)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.34(d,1H,J 5.5)、9.32(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 425.2235[M+H]
+;C
21H
29N
8S
+[M+H]
+に対する計算値425.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR8.563分、純度100%;方法B:tR7.73分、純度100%。
【0206】
1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(57)
【0207】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、57を橙色固体として得た(80mg、18%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.19(d,6H,J 6.5)、2.05(s,3H)、2.46(s,3H)、3.06(t,2H,J 5.0)、3.13(t,2H,J 5.0)、3.59(q,4H,J 5.5)、3.81−3.85(m,1H)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.40(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.05(m,2H,J 7.5)、8.10(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.31(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 453.2187[M+H]
+;C
22H
29N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値453.2180。分析RP−HPLC 方法A:tR10.03分、純度100%;方法B:tR8.85分、純度>99%。
【0208】
N−イソプロピル−4−メチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(58)
【0209】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(443mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、58を黄色固体として得た(200mg、48%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.19(d,6H,J 6.5)、2.45(s,3H)、3.09(t,4H,J 4.0)、3.76(t,4H,J 4.0)、3.81−3.85(m,1H)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.01(d,1H,J 2.5)、8.05(d,2H,J 7.5)、8.10(d,1H,J 9.0)、8.34(d,1H,J 5.5)、9.33(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 412.1912[M+H]
+;C
20H
26N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値412.1914。分析RP−HPLC 方法A:tR10.21分、純度100%;方法B:tR9.08分、純度>99%。
【0210】
5−(2−((5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−イソプロピル−4−メチルチアゾール−2−アミン(59)
【0211】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンジ(2,2,2−トリフルオロアセテート)(469mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、59を橙色固体として得た(114mg、34%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.19(d,6H,J 6.5)、2.04−2.09(m,2H)、2.47(s,3H)、3.16(s,1H,J 5.5)、3.27(s,2H,J 5.0)、3.50(d,2H,J 6.0)、3.70(t,2H,J 5.0)、3.80−3.86(m,1H)、6.87(d,1H,J 5.5)、7.24(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.89(d,1H,J 3.0)、8.03(d,2H,J 5.5)、8.05(d,1H,J 4.0)、8.31(d,1H,J 5.5)、8.75(s,1H)。9.15(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 425.2231[M+H]
+;C
21H
29N
8S
+[M+H]
+に対する計算値425.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR8.48分、純度>95%;方法B:tR7.69分、>98%。
【0212】
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(60)
【0213】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、60を暗黄色固体として得た(70.0mg、16%)。融点210〜213℃。
1H NMR(DMSO−d
6) 1.49−1.68(m,7H)、1.89−1.94(m,2H)、2.46(s,3H)、2.85(t,4H,J 4.5)、3.02(t,4H,J 5.0)、3.98(m,1H)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 3.0)、8.07(d,1H,J 9.0)、8.18(d,1H,J 7.0)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.33(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 437.2222[M+H]
+;C
22H
29N
8S
+[M+H]
+に対する計算値437.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR10.10分、純度>99%;方法B:tR7.78分、純度>99%。
【0214】
N−シクロペンチル−5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(61)
【0215】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び((E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=90:10:1までのDCM勾配)、61を黄色固体として得た(101mg、22%)。
1H NMR(DMSO−d
6) 1.54−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.92−1.95(m,2H)、2.47(s,3H)、3.26(t,4H,J 2.5)、3.31(t,4H,J 2.5)、3.95(m,1H,cyclopentane−CH)、7.46(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,J 9.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.25(d,1H,J 7.0)、8.42(d,1H,J 3.5)、8.84(d,1H,J 3.5)、9.57(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 455.2139[M+H]
+;C
22H
28FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値455.2136。分析RP−HPLC 方法A:tR9.55分、純度100%;方法B:tR7.86分、純度100%。
【0216】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(62)
【0217】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(333mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=90:10:1までのDCM勾配)、62を橙色固体として得た(260mg、53%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.50−1.59(m,4H)、1.65−1.70(m,2H)、1.92−1.97(m,2H)、2.26(s,1H)、2.84(t,4H,J 5.0)、3.02(t,4H,J 5.0)、3.96(m,1H)、6.96(d,1H,J 6.0)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,,J 4.0)、7.99(d,1H,J 1.0)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 6.5)、9.59(s,1H,)。HRMS(ESI):m/z 491.1952[M+H]
+;C
22H
26F
3N
8S
+[M+H]
+に対する計算値491.1948。分析RP−HPLC 方法A:tR10.31分、純度100%;方法B:tR8.30分、>98%。
【0218】
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(63)
【0219】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、63を黄色固体として得た(100mg、22%)。融点202〜205℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.51−1.71(m,6H)、1.99−2.05(m,2H)、2.35(s,3H)、2.48(s,3H)、2.62(t,4H,J 5.0)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.79(br,1H)、)、6.03(br,1H)、6.78(d,1H,J 5.0)、7.27(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(d,1H,J 3.0)、8.10(s,1H)、8.21(d,1H,J 9.0)、8.29(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 451.2396[M+H]
+;C
23H
31N
8S
+[M+H]
+に対する計算値451.2387。分析RP−HPLC 方法A:tR9.56分、純度>99%;方法B:tR9.50分、純度>98%。
【0220】
N−シクロペンチル−5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(64)
【0221】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(234mg、1.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(148mg、0.50mmol)の混合物に、NaOH(40.0mg、1.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=94:6:0.5までのDCM勾配)、Et
2Oで再結晶化し、64を暗褐色固体として得た(100mg、5%)。融点207〜209℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.52−1.79(m,6H)、1.06−2.12(m,2H)、2.38(s,3H)、2.55(s,3H)、2.63(t,4H,J 5.0)、3.18(t,4H,J 5.0)、3.84(m,1H)、5.56(d,J 6.0,1H)、7.31(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.82(s,1H)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.18(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 3.5)。HRMS(ESI):m/z 469.2287[M+H]
+;C
23H
30FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値469.2293。分析RP−HPLC 方法A:tR10.37分、純度>97%;方法B:tR8.42分、純度>98%。
【0222】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(65)
【0223】
2−メトキシエタノール(3mL)の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(148mg、0.50mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、65を褐色固体として得た(30mg、6%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.56−1.59(m,4H)、1.67−1.69(m,2H)、1.93−1.97(m,2H)、2.21(s,1H)、2.46(t,4H,J 5.0)、3.12(t,4H,J 5.0)、3.96(m,1H)、6.96(d,1H,J 6.0)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,,J 9.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 7.0)、9.62(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 505.2103[M+H]
+;C
23H
28F
3N
8S
+[M+H]
+に対する計算値505.2104。分析RP−HPLC 方法A:tR10.49分、純度96%;方法B:tR9.46分、>97%。
【0224】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(66)
【0225】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(496mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、MeOHから再結晶化し、66を黄色固体として得た(117mg、25%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.14(t,3H,J 7.0)、1.56−1.76(m,6H)、2.06−2.12(m,2H)、2.49(q,2H,J 7.5)、2.54(s,3H)、2.64(s,3H)、3.19(t,4H,J 4.5)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.86(app s,1H)、5.77(s,1H)、6.84(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.94(d,1H,J 3.0)、7.94(s,1H)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.26(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 465.2541[M+H]
+;C
24H
33N
8S
+[M+H]
+に対する計算値465.2543。分析RP−HPLC 方法A:tR13.24分、純度>98%;方法B:tR8.96分、純度100%。
【0226】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(67)
【0227】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(497mg、2.00mmol)及び((E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、67を黄色固体として得た(74mg、15%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.03(t,3H,J 7.0)、1.50−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.90−1.95(m,2H)、2.37(q,2H,J 7.0)、2.46(d,3H,J 2.5)、3.11(t,4H,J 5.0)、3.32(s,4H)、3.96(app s,1H)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.94(d,1H,J 9.0)、7.97(d,1H,J 3.0)、8.23(d,1H,J 7.0)、8.40(d,1H,J 3.5)、9.44(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 483.2442[M+H]
+;C
24H
32FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値483.2449。分析RP−HPLC 方法A:tR9.78分、純度>98%;方法B:tR7.88分、純度100%。
【0228】
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(68)
【0229】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィーを用いることにより残渣を精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、68を淡黄色固体として得た(153mg、32%)。融点207〜210℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.57−1.75(m,6H)、2.05−2.11(m,2H)、2.14(s,3H)、2.54(s,3H)、3.08−3.14(m,4H)、3.63(t,2H,J 5.0)、3.79(t,2H,J 5.0)、3.87(m,1H)、5.70(s,1H)、6.86(d,1H,J 5.0)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 2.0)、8.19(br s,1H,)、8.31(d,1H,J 9.0)、8.35(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 479.2340[M+H]
+;C
24H
31N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値479.2336。分析RP−HPLC 方法A:tR10.86分、純度>99%.;方法B:tR8.51分、純度>98%。
【0230】
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−5−フルオロピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(69)
【0231】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィーを用いることにより残渣を精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、69を淡黄色固体として得た(153mg、32%)。黄色固体(53mg、11%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.51−1.75(m,4H)、1.66−1.68(m,2H)、1.92−1.95(m,2H)、2.04(s,3H)、2.47(d,3H,J 2.0)、3.06(t,2H,J 5.0)、3.12(t,2H,J 5.0)、3.58(t,4H,J 5.0)、3.96(t,1H)、7.43(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 9.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.24(d,1H,J 7.0)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.51(br s,1H)。HRMS(ESI):m/z 497.2245[M+H]
+;C
24H
30FN
8OS
+[M+H]
+に対する計算値497.2242。分析RP−HPLC 方法A:tR11.02分、純度>97%.;方法B:tR9.91分、純度>96%。
【0232】
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(70)
【0233】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(333mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィーを用いることにより残渣を精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、70を褐色固体として得た(50mg、9%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.53−1.59(m,4H)、1.67−1.69(m,2H,)、1.94−1.97(m,2H)、2.05(s,3H)、3.08(t,2H,J 4.5)、3.14(t,2H,J 4.5)、3.59(app d,4H,J 4.5)、3.95(m,1H)、6.97(d,1H,J 5.0)、7.43(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(s,1H)、8.04(d,1H,J 3.0)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 6.5)、9.66(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 533.2053[M+H]
+;C
24H
27F
3N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値533.2058。分析RP−HPLC 方法A: tR12.56分、純度>97%;方法B:tR9.39分、>95%。
【0234】
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(71)
【0235】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、Et
2Oで再結晶化し、71を暗褐色固体として得た(130mg、30%)。融点262〜263℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.57−1.74(m,6H)、2.06−2.12(m,2H)、2.55(s,3H)、3.13(t,4H,J 4.5)、3.88(t,4H,J 4.5)、5.67(d,J 4.5,1H)、6.85(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.16(s,1H)、8.30(d,1H,J 9.5)、8.35(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 438.2088[M+H]
+;C
22H
28N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値438.2071。分析RP−HPLC 方法A:tR10.92分、純度100%;方法B:tR9.51分、純度>99%。
【0236】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(72)
【0237】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、72を褐色固体として得た(120mg、26%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.50−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.90−1.95(m,2H)、2.47(d,1H,J 2.5)、3.09(t,4H,J 5.0)、3.75(t,4H,J 5.0)、3.96(m,1H)、7.42(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(d,1H,,J 9.0)、7.98(d,1H,J 3.0)、8.24(d,1H,J 7.0)、8.41(d,1H,J 7.0)、9.52(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 456.1976[M+H]
+;C
22H
25F
3N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値456.1967。分析RP−HPLC 方法A:tR11.28分、純度96%;方法B:tR8.93分、100%。
【0238】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(73)
【0239】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(333mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、PE:EtOAc=60:40までのPE勾配)、73を橙色固体として得た(200mg、41%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.52−1.59(m,4H)、1.64−1.69(m,2H)、1.92−1.99(m,2H)、3.09(t,4H,J 4.5)、3.75(t,4H,J 4.5)、3.95(m,1H)、6.97(d,1H,J 5.0)、7.41(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.01(s,1H)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.51(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 6.5)、9.64(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 492.1786[M+H]
+;C
22H
24F
3N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値498.1788。分析RP−HPLC 方法A:tR12.90分、純度>97%;方法B:tR9.69分、>99%。
【0240】
5−(2−((5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(74)
【0241】
2−メトキシエタノール(5mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(702mg、3.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(558mg、2.00mmol)の混合物に、NaOH(160.0mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で2時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:MH
4OH=90:10:1までのDCM勾配)、n−ヘキサン及びDCMで再結晶化し、74を暗黄色固体として得た(90mg、10%)。融点185〜186℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.50−1.77(m,10H)、1.95(d,2H,J 10.5)、2.07−2.13(m,2H)、2.54(s,3H)、2.75−2.85(m,3H)、3.53−3.56(m,2H)、3.85−3.91(m,1H)、5.43(d,J 5.0,1H)、6.84(d,1H,J 5.5)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.75(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.32(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 451.2415[M+H]
+;C
23H
31N
8S
+[M+H]
+に対する計算値451.2387。分析RP−HPLC 方法A:tR9.34分、純度>95%;方法B:tR8.06分、純度>95%。
【0242】
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(75)
【0243】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(439mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、75を黄色固体として得た(250mg、57%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.53(s br,6H)、1.64(s br,6H)、1.93(s br,2H)、2.46(s,3H)、3.07(t,4H,J 10.0)、3.98(s br,H)、6.89(d,1H,J 5.0)、7.37(app d,1H,J 9.0)、7.99(s,1H)、8.06(d,1H,J 9.0)、8.18(s,1H)、8.33(d,1H,J 5.0)、9.26(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 436.2280[M+H]
+;C
23H
30N
7S
+[M+H]
+に対する計算値436.2278。分析RP−HPLC 方法A:tR12.08分、純度>99%;方法B:tR9.36分、>99%。
【0244】
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−(ピリジン−2−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(78)
【0245】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(ピリジン−2−イル)グアニジン2,2,2−トリフルオロアセテート(272mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=97:3までのDCM勾配)、78を橙色固体として得た(150mg、43%)。
1H NMR(DMSO−d
6) 1.50−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.91−1.95(m,2H)、2.48(s,3H)、3.98(m,1H)、6.99(m,2H)、7.74(m,1H)、8.23(d,1H,J 7.0)、8.26(d,1H,J 8.5)、8.29(m,1H)、8.39(d,1H,J 5.5)、9.59(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 353.1555[M+H]
+;C
18H
21N
6S
+[M+H]
+に対する計算値353.1543。分析RP−HPLC 方法A:tR10.45分、純度>97%;方法B:tR9.24分、純度>98%。
【0246】
4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−カルバルデヒド(79)
【0247】
化合物79を、N−シクロペンチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミンを合成及び精製するプロセスにおけるベージュ色の固体副産物として得た(25mg、7%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.53−1.59(m,4H)、1.67−1.69(m,2H)、1.94−1.97(m,2H)、3.08(t,2H,J 5.0)、3.14(t,2H,J 5.0)、3.59(m,4H)、3.96(m,1H)、6.97(d,1H,J 4.5)、7.45(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,,J 9.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.09(s,1H)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 7.0)、9.67(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 519.1897[M+H]
+;C
23H
26F
3N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値519.1906。分析RP−HPLC 方法A:tR11.57分、純度>91%;方法B:tR9.39分、>95%。
【0248】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(80)
【0249】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH4OH=90:10:1までのDCM勾配)、80を黄色固体として得た(134mg、27%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.49−1.56(m,6H)、1.64−1.70(m,2H)、1.84(d,3H,J 11.5)、1.90−1.96(m,2H)、2.20(s,7H)、2.46(s,3H)、2.65(t,2H,J 11.0)、3.63(d,1H,J 12.0)、3.92−3.99(m,1H)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(d,1H,J 9.0)、7.98(d,1H,J 2.5)、8.23( 1H,J 7.0)、8.40(d,1H,J 3.0)、9.41(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 497.2608[M+H]
+;C
25H
34FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値97.2606。分析RP−HPLC 方法A:tR9.81分、純度>95%;方法B:tR8.75分、>99%。
【0250】
5−(2−((5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(81)
【0251】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンジ(2,2,2−トリフルオロアセテート)(469mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、81を黄色固体として得た(100mg、21%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 1.49−1.59(m,4H)、1.64−1.72(m,2H)、1.92−1.95(m,2H)、2.05−2.09(m,2H)、2.47(d,3H,J 2.0)、2.55(s,1H)、3.16(s br,2H)、3.27(d,2H,J 4.0)、3.70(t,2H,J 5.0)、3.94−3.98(m,1H)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.87(d,1H,J 2.5)、7.89(d,1H,J 3.0)、8.27(d,1H,J 7.0)、8.40(d,1H,J 3.5)、8.9(s br,1H)、9.54(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 469.2297[M+H]
+;C
23H
30FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値469.2293。分析RP−HPLC 方法A:tR9.53分、純度>97%;方法B:tR8.53分、100%。
【0252】
N−シクロペンチル−5−(5−フルオロ−2−((5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(82)
【0253】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(596mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、82を黄色固体として得た(53mg、10%)。
1H NMR(DMSO−d
6) 1.51−1.57(m,4H)、1.66−1.68(m,2H)、1.91−1.95(m,2H)、2.47(s,3H)、2.94(s,3H)、3.22(t,4H,J 5.0)、3.26(t,4H,J 5.0)、3.95−3.97(m,1H)、7.46(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.98(d,1H,J 9.0)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.24(d,1H,J 7.0)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.57(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 533.1916[M+H]
+;C
23H
30FN
8O
2S
2+[M+H]
+に対する計算値533.1912。分析RP−HPLC 方法A:tR10.96分、純度>99%;方法B:tR10.25分、純度>98%。
【0254】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(83)
【0255】
ジオキサン(3mL)中の5−(2−アミノピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(275mg、1.00mmol)の溶液に、1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−エチルピペラジン(341mg、1.2mmol)、Pd
2dba
3(45.8mg、0.05mmol)、キサントホス(58mg、0.1mmol)、及びt−BuONa(144mg、1.5mmol)を加え、マイクロ波照射下で1時間150℃で加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=9:1:0.3までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、83を白色固体として得た(200mg、42%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.09(t,3H,J 7.0)、1.58−1.76(m,6H)、2.08−2.14(m,2H)、2.43(q,2H,J 7.0,CH
2CH
3)、2.55(s br,11H)、3.48(s,2H)、3.86−3.92(m,1H)、5.42(d,2H,J 7.0)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.68(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.89(s,1H)、8.19(d,1H,J 2.0)、8.35−8.38(m,2H)。HRMS(ESI):m/z 479.2703[M+H]
+;C
25H
35N
8S
+[M+H]
+に対する計算値479.2700。分析RP−HPLC 方法A:tR9.89分、純度>96%;方法B:tR8.66分、純度>96%。
【0256】
N−シクロペンチル−5−(2−((5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(84)
【0257】
ジオキサン(3mL)中の5−(2−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(200mg、0.68mmol)の溶液に、1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−エチルピペラジン(233.mg、0.82mmol)、Pd2dba3(31mg、0.034mmol)、キサントホス(41mg、0.07mmol)、及びt−BuONa(98mg、1.02mmol)を加え、マイクロ波照射下で1時間150℃で加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、84を橙色固体として得た(100mg、29%)。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 0.99(t,3H,J 7.0)、1.49−1.59(m,4H)、1.64−1.72(m,2H)、1.90−1.97(m,2H)、2.38(s br,10H)、2.48(d,3H,J 2.5)、3.42(s,2H)、3.95−3.98(m,1H)、7.64(dd,1H,J 8.5 & 2.0)、8.10(d,1H,J 8.5)、8.16(d,1H,J 2.0)、8.27(d,1H,J 7.0)、8.46(d,1H,J 3.5)、9.77(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 497.2601[M+H]
+;C
25H
34FN
8S
+[M+H]
+に対する計算値497.2606。分析RP−HPLC 方法A:tR9.89分、純度>96%;方法B:tR8.66分、純度>96%。
【0258】
N−シクロペンチル−N,4−ジメチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(85)
【0259】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(319mg、1.45mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(250mg、0.85mmol)の混合物に、NaOH(68.0mg、1.70mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、ヘキサンで再結晶化し、85を赤褐色固体として得た(113mg、25%)。融点166〜169℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.58−1.79(m,6H)、1.96−2.02(m,2H)、2.11(br,1H)、2.56(s,3H)、3.01(s,3H)、3.06(t,4H,J 6.)、3.10(t,4H,J 6.0)、4.55(m,1H)、6.82(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.13(br,1H)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.32(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 451.2387[M+H]
+;C
23H
31N
8S
+[M+H]
+に対する計算値451.2387。分析RP−HPLC 方法A:tR10.28分、純度>95%;方法B:tR8.69分、純度>95%。
【0260】
N−シクロペンチル−N,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(86)
【0261】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(293mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=93:7:0.5までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、86を黄色固体として得た(149mg、32%)。融点169〜170℃、
1H NMR(CDCl
3) δ 1.65−1.76(m,6H)、1.99−2.02(m,2H)、2.56(s,3H)、2.75(s,3H)、2.75(s,3H)、3.16(br,4H)、3.47(t,4H,J 5.0)、4.58(m,1H)、6.86(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.07(s,1H)、8.32(d,1H,J 5.5)、8.35(d,1H,J 9.0)。HRMS(ESI):m/z 465.2530[M+H]
+;C
24H
33N
8S
+[M+H]
+に対する計算値465.2543。分析RP−HPLC 方法A:tR10.15分、純度>96%;方法B:tR8.47分、純度>96%。
【0262】
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(87)
【0263】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(293mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、Et
2Oで再結晶化し、87を黄色固体として得た(300mg、61%)。融点153〜154℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.61−1.76(m,6H)、1.97−2.02(m,2H)、2.15(s,3H)、2.57(s,3H)、3.01(s,3H)、3.09(t,2H,J 5.0)、3.13(t,2H,J 5.0)、3.63(t,2H,J 5.0)、3.79(t,2H,J 5.0)、4.56(m,1H)、6.85(d,1H,J 5.5)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.31(s,1H)、8.32(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 493.2482[M+H]
+;C
25H
33N
8OS
+[M+H]
+に対する計算値493.2493。分析RP−HPLC 方法A:tR11.55分、純度>96%;方法B:tR9.57分、純度>96%。
【0264】
N,N−ジシクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(88)
【0265】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(ジシクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(200mg、0.58mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で2時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、88を黄色固体として得た(60mg、21%)。
1H NMR(CDCl
3) 1.53−1.59(m,8H)、1.74−1.76(m,4H)、1.85−1.89(m,2H)、1.91−1.98(m,2H)、2.42−2.47(m,1H)、2.58(s,3H)、3.05(t,4H,J 3.0)、3.10(t,4H,J 3.0)、3.41−3.44(m,1H)、4.47−4.54(m,1H)、6.61(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.70(s,1H)、7.98(d,1H,J 3.0)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.28(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 505.2873[M+H]
+;C
27H
37N
8S
+[M+H]
+に対する計算値505.2856。分析RP−HPLC 方法A:tR8.57分、純度>98%;方法B:tR7.33分、純度>96%。
【0266】
4−メチル−N−フェニル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(89)
【0267】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(フェニルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(287mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=90:10:0.5までのDCM勾配)、89を淡黄色固体として得た(178mg、40%)。融点228〜230℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.58(s,4H
)、2.86(t,4H,J 4.5)、3.03(t,4H,J 4)、7.00(m,2H)、7.35(m,3H)、7.65(d,2H,J 8.0)、8.00(d,1H,J 2.5)、8.06(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.0)、9.46(s,1H)、10.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 445.1918[M+H]
+;C
23H
25N
8S
+[M+H]
+に対する計算値445.1917。分析RP−HPLC 方法A:tR10.01分、純度100%;方法B:tR8.17分、純度100%.
【0268】
4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−フェニルチアゾール−2−アミン(90)
【0269】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(フェニルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(287mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:8までのDCM勾配)、DCMで再結晶化し90を淡黄色として得た(220mg、48%)。融点210〜211℃。
1H NMR(DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H)、2.58(s,3H)、3.12(br,4H)、3.38(t,4H)、7.00(m,2H)、7.37(m,3H)、7.65(d,2H,J 8.0)、8.01(d,1H,J 2.0)、8.07(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.0)、9.46(s,1H)、10.54(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 459.2063[M+H]
+;C
24H
27N
8S
+[M+H]
+に対する計算値459.2074。分析RP−HPLC 方法A:tR9.93分、純度100%;方法B:tR9.17分、純度100%。
【0270】
N,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−フェニルチアゾール−2−アミン(91)
【0271】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチル(フェニル)アミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(301mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、ヘキサンで再結晶化し、91を赤褐色固体として得た(184mg、39%)。融点212〜215℃。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.36(s,3H)、2.59(app br,7H)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.57(s,3H)、6.80(d,1H,J 5.5)、7.19(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.32(m,1H)、7.44(m,4H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.04(s,1H)、8.16(d,1H,J 9.0)、8.32(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 473.2220[M+H]
+;C
25H
29N
8S
+[M+H]
+に対する計算値473.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR9.57分、純度>98%;方法B:tR7.90分、純度>98%。
【0272】
4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(92)
【0273】
化合物92を、4−(2−メトキシ−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを合成及び精製するプロセスにおいて灰色の固体副産物として得た(31mg、10%)。融点228〜230℃。
1H NMR(DMSO−d
6) 2.23(s,3H)、2.42(s,3H)、2.47(t,4H,J 4.5)、3.12(t,4H,J 4.5)、6.90(d,1H,J 5.0)、7.45(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.02(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.0)、9.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 384.1596[M+H]
+;C
18H
22N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値384.1601。分析RP−HPLC 方法A:tR8.59分、純度>97%;方法B:tR3.59分、純度>99%。
【0274】
3,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(93)
【0275】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−5−(3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−3,4−ジメチルチアゾール−2(3H)−オン(226mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH
4OH=94:6:0.5までのDCM勾配)、ヘキサンで再結晶化し、93を黄色固体として得た(72mg、18%)。融点243〜244℃。
1H NMR(CDCl
3) 2.37(s,3H)、2.59(s,3H)、2.61(t,4H,J 4.0)、3.19(t,4H,J 4.0)、3.37(s,3H)、6.73(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.87(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.21(d,1H,J 9.0)、8.406(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 398.1769[M+H]
+;C
19H
24N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値398.1758。分析RP−HPLC 方法A:tR8.25分、純度100%;方法B:tR3.31分、純度100%。
【0276】
3−エチル−4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(94)
【0277】
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−5−(3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−3−エチル−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(240mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、94を黄色固体として得た(108mg、26%)。融点181〜182℃。
1H NMR(CDCl
3) 1.31(t,3H,J 7.0)、2.37(s,3H)、2.59(s,3H)、2.61(t,4H,J 5.0)、3.19(t,4H,J 5.0)、3.87(q,3H,J 7.0)、6.73(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(s,1H)、8.22(s,1H)、8.22(d,1H,J 9.0)、8.40(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 412.1888[M+H]
+;C
20H
26N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値412.1914。分析RP−HPLC 方法A:tR8.36分、純度>99%;方法B:tR3.23分、純度>95%。
【0278】
5−(2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(95)
【0279】
化合物95を、1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンを合成及び精製するプロセスにおいて、褐色の固体副産物として得た(30mg、7%)。
1H NMR(DMSO−d
6) 2.04(s,3H)、2.42(s,3H)、3.07(t,2H,J 5.0)、3.14(t,2H,J 5.0)、3.58(app m,4H)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.50(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.05(d,1H,J 9.0)、8.42(d,1H,J 5.0)、9.56(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 412.1560[M+H]
+;C
19H
22N
7O
2S
+[M+H]
+に対する計算値412.1550。分析RP−HPLC 方法A:tR9.03分、純度>99%;方法B:tR7.58分、純度100%。
【0280】
3−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(96)
【0281】
メタノールHCl(32%、3mL)中の5−(2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−3−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(100mg、0.21mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、FlashMaster Personal
+クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH)=9:1までのDCM勾配)、96を黄色固体として得た(73mg、80%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 1.61−1.64(m,2H)、1.90−1.99(m,4H)、2.26−2.30(m,2H)、2.58(s,3H)、3.07(t,4H,J 2.5)、3.11(t,4H,J 3.0)、4.43(m,1H)、6.70(d,1H,J 5.5)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.90(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.22(d,1H,J 9.0)、8.39(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 438.2073[M+H]
+;C
22H
28N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値438.2071。分析RP−HPLC 方法A:tR13.52分、純度>94%,方法B:tR10.0分、純度>99%。
【0282】
4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(97)
【0283】
メタノールHCl(32%、3mL)中の5−(2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(50mg、0.13mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、FlashMaster Personal
+クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH: NH
4OH)=9:1:1までのDCM勾配)、97を灰色固体として得た(41mg、91%)。
1H NMR(DMSO−d
6) 2.42(s,3H)、3.00(t,4H,J 5.0)、3.16(t,4H,J 5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.47(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.04(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.5)、9.54(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 370.1433[M+H]
+;C
17H
20N
7OS
+[M+H]
+に対する計算値370.1445。分析RP−HPLC 方法A:tR7.42分、純度>97%;方法B:tR3.59分、純度>99%。
【0284】
実施例2.生物学的活性
キナーゼアッセイ
Eurofins Pharma Discovery or Reaction Biology Corporation Kinase Profilerのサービスを使用して、放射測定アッセイによりCDK及び他のキナーゼの阻害を測定した。CDK4/D1、CDK6/D3、及びCDK9/T1の阻害は、ADP Glo Kinase Assays(Promega Corporation,Madison,USA)を使用して社内でも判定した。端的に述べると、キナーゼ反応緩衝液(40nM Trisベース、pH7.5、20mM mgCl2、0.4mM DTT)、0.1mg/mlのBSA、及びRB−CTF基質(網膜芽細胞腫結合タンパク質1のC末端画分)を用いて、CDK4/D1及びCDK6/D3に対するキナーゼ反応を行った。CDK9/サイクリンT1の場合、標準アッセイ緩衝液、ならびにKinase Dilution Buffer、及びRBER−IRStide基質を用いてキナーゼ反応を行った。10種類の濃度の試験化合物(10μM〜0.5nM)のために1:3の段階希釈液を調製した。キナーゼ反応をATPの添加により開始し、37℃で40分間インキュベートし、次いで10μLのADP Glo試薬を加えることにより停止した。暗所において室温で40分間インキュベーションした後、ウェル当たり20μLのキナーゼ検出試薬を加え、40分間インキュベートした。EnVision Multilabelプレートリーダー(PerkinElmer,Buckinghamshire,UK)を使用して発光を測定した。陽性対照及び陰性対照を、それぞれCDKキナーゼの存在下及び非存在下で行った。半数阻害濃度(IC
50)値は、Graphpad prism(Version 6.0)を用いて、4パラメータロジスティック非線形回帰モデルを使用して算出した。見かけの阻害定数(K
i)値は、それぞれのキナーゼのK
m(ATP)及びIC
50値から算出した。その結果を表2に示す。
【0285】
細胞生存アッセイ
実施例1からの化合物を、以前に記載されたように(Wang S et al.,J Med Chem 47:1662−1675,2004及びDiab S.et al.CheMedChem 9:962−972,2014)、固形腫瘍細胞株及び白血病細胞株の標準MTTアッセイ(3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド)及びレサズリンアッセイにそれぞれ供した。細胞成長の50%を阻害するために必要な化合物濃度(GI
50)を、非線形回帰分析を用いて算出した。その結果を表3及び4に示す。
【0286】
細胞周期分析及びアポトーシス
細胞周期分析及びアポトーシス試験を、以前に記載されたように行った(Diab S.et al.CheMedChem 9:962−972,2014;Teo T.,et al.Cancer Letters,357(2):612−623,2015)。端的に述べると、ヒト急性骨髄性白血病MV4−11細胞(1×10
5)を播種し、37℃及び5%CO
2で一晩インキュベートした。阻害剤を用いて処理してから、細胞を300×gで5分間遠心分離した。細胞ペレットを回収し、氷上の70%エタノールで15分間固定し、続いて300×gで5分間遠心分離した。回収したペレットを染色溶液(50μg/mL PI、0.1mg/mLリボヌクレアーゼA、0.05%Triton X−100)とともに37℃で1時間インキュベートし、Galliosフローサイトメーターで分析した。1×10
5の残りの細胞を、次いでAnnexin V−FITC Apoptosis Detection Kitを用いたアポトーシスアッセイに使用した。染色の1時間以内にFACSにより試料を分析した。データはKaluza v1.2を使用して分析した。
【0287】
図1に示す例では、示される濃度の化合物60でMV4−11細胞を24時間処理した。化合物60は、細胞周期のG1期で細胞を用量依存的様式で停止させたことが明らかとなり、細胞のCDK4/6に対するその阻害活性が確認された。化合物を用いた癌細胞の処理は、初期(アネクシン−V+/PI−)及び後期(アネクシン−V+/PI+)アポトーシスの合計によって表されるように、アポトーシスを引き起こした。代表的な例を
図2に示す。
【0288】
実施例3.薬物動態
薬物動態測定のために、健康な成獣Balb/C雄マウス(体重20〜25g)またはWistarラット(体重250〜350g)を、群当たり3匹の体重をマッチさせた群に分割した。尾静脈を介したIV(マウスの場合は2mg/kg、ラットの場合は5mg/kg)によって、または強制経口投与(20mg/kg)によって、化合物を投与した。血液試料は、ゼロ時に、及び24時間まで間隔を置いて、頸静脈カニューレによって(ラット)、または麻酔下で心穿刺によって(マウス)動物から採取した。採取した血液を7000×Gで2分間遠心分離し、血漿を吸引し、分析まで−20℃で凍結させた。血漿中の化合物の定量分析は、LC−MS/MS法を用いて行った。薬物動態データは、Phoenix WinNonlin 6.4(登録商標)ノンコンパートメント分析を用いて得た。経口バイオアベイラビリティ(%F)は、経口からの用量正規化AUC値対非経口(IV)投与の比を用いて算出した。例示的化合物の薬物動態プロファイルを表5に示す。
【0289】
本明細書及びそれに続く特許請求の範囲全体を通して、文脈上別段の必要性がない限り、「含む(comprise)」及び「含有する(include)」という語句ならびに「含んでいる(comprising)」及び「含み(including)」等の変形は、記載される整数または整数の群を包含するが、いかなる他の整数または整数の群も排除しないことを意味するものと理解されたい。
【0290】
本明細書における任意の従来技術への言及は、そのような従来技術が共通の一般的知識の一部を形成するという何らかの形態の示唆を承認するものではなく、またそのように解釈されるべきではない。
【0291】
本発明が記載される特定の用途に対するその使用に限定されないことは、当業者によって理解されよう。また本発明も、本明細書に記載されるまたは示される特定の要素及び/または特徴に関して、その好ましい実施形態に限定されるものではない。本発明は、開示される単数または複数の実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲によって記載及び定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多数の再構成、変更、及び代替が可能であることを理解されたい。
【0292】
以下の特許請求の範囲は、暫定的な請求に過ぎず、考えられる請求項の例として提供されるのであって、本出願に基づく任意の将来の特許出願において請求され得る範囲を限定することを意図するものではないことに留意されたい。本発明をさらに定義または再定義するように、後日、例示的な請求項に整数が加えられてもよいか、またはそこから削除されてもよい。